今年のMWCはiPhone Xのそっくりさんだらけ、最優秀賞をAsusのZenfone 5に進呈しよう

たしかにAppleは今年のMWCでどんな種類のプレゼンスもなかったけど、今週はまさにiPhone Xの週でもあった。同社のその最高級旗艦機(iPhone X)はMWCの会場で、あらゆる競合機のデザインに影響を与えていた。単にノッチの味方に加わっただけのもあれば、もっと露骨なモノマネもあった。

HuaweiのP20がまだ出てない今は、AsusのZenfone 5がこのショウにおける最大かつ、おそらく最良のPhone Xそっくりさんだ。近年スマートフォンは、どれもこれも同じに見えてきたから、互いに似ることも否定できないが、でも多くのユーザーにとって、それはどうでもいいことだ。

Android世界で、昨年もっともホットだった安価なスマートフォンはなんだろう(ヘッドホーンジャックのことはこの際忘れて)? それがZ5だ。主にSnapdragon 845を使っていることが理由で、それはハイエンドバージョンのハンドセットであり、お値段は499ドルからだ。すごく安いとは言えないが、そのインスピレーションの元となった機種〔iPhone X〕の半額だし、標準仕様のGalaxy S9より100ドル安い。

“ノッチが市民権を得た”と言えるのか、それは分からないが、会場ではそんな声が多く聞かれた。でも誰かが、スクリーンとカメラの同居という難問を解決するまでは、それで我慢するしかない。フロントカメラをやめて自撮りができないようにする、という案もある。

ぼくは、それでもよい。完全に正直に言えば、フロントカメラなしで一向に構わない。

でもそれは、ありえないだろう。似たような名前のZenfone 5 Lite(アメリカ市場では5Q) は前面カメラが二つもあり、ひとつは広角だ。上部ベゼルはしっかりとある。

Z5のもうひとつの大きなセールスポイントが、言うまでもなく、AIだ。それはLG V30S ThinQのようなAIで、これから撮る被写体の状態に応じて撮影条件を自動調節する。

これがアメリカでも発売されるのか、それはまだ分からない。

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Apple Watchのさまざまなスキーアプリで楽しさと実力をアップ

スキーヤーよ、喜べ!

あなたが雪山で何をどうしたか、これからは正確に分かるようになる。

Apple Watchがアップデートされ、GPSと高度計を組み合わせて利用できるようになり、これからのスキーアプリはパフォーマンスを定量化できる。消費カロリーや滑降速度が分かるだけでなく、ほかにもいろんなデータを知ることができる。

その新しい機能は今日から使える。そこで、Ski Tracks, Slopes, Snocru, Snoww, そしてSquaw Valleyなどのスキー関連アプリがどれもアップデートされた。それらの多くは、Apple Watch Series 3およびOSのアップデートwatchOS 4.2と互換性がある。

本誌TechCrunchは、いくつかのアプリを試す機会があった:

Slopes

Slopesは私たちのお気に入りのひとつだ。高度差、距離、心拍を教え、また列に並んだりリフトに乗ったりの時間を除いた正味のスキーした時間も分かる。スキーだけでなく、スノーボードでもよい。トップスピードと平均スピードも教える。行程の地図も表示する。アイドル状態を自動的に検出するので、毎回停止/リスタートする必要がない。アプリは無料だが、年会費19ドル99セントを払って“Season Pass”にアップグレードすると、地形図や衛星地図などをもらえる。

Snoww

Snowwは、パフォーマンスを計るのによい。友だちと接続して競争する機能もある。最新のアップデートで、友だちのいる場所を見つけたり、ハンズフリー状態でSiriからアプリにアクセスする機能が加わった。後者は、凍(こご)えるほど寒いときに便利だろう。各回の滑走距離、成績などを一覧する表も作る。それらのデータを友だちなどと比較することもできる。そして優勝者は、仮想トロフィーをもらう。自己ベストなら、いつも自分が勝者気分かもね。

Squaw

スキーならタホ湖、という人は、今度行くときSquaw Valley(スクォーヴァリー)のアプリを持って行こう。あの山は1960年の冬季オリンピックの会場で、現代的なスキー体験の提供を心がけている。そしてこのアプリは、待ち時間やリフトの閉鎖情報などがリアルタイムでアップデートされる。友だちが今チェアリフトのどのへんにいるかも分かる。アプリからリフトのチケットを買ったり、グループにメッセージを送れる。平均スピードや高度差など、練習時のデータや成績も分かる。

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どこかの政府ご愛用のCellebriteに頼めばiOS 11が動くiPhoneをアンロックできる

Forbesの記事によると、イスラエルの企業Cellebriteが今や最新機種のiPhoneをアンロックできるそうだ。Cellebriteは、警察の捜査目的などのために、ロックされているモバイルデバイスからデータを取り出す科学捜査ツールを売っていることで有名な企業だ。

iOSの初期のバージョンはあまり安全ではなかったが、近年それは大きく変わった。今売られているiOSデバイスはすべて安全な隔離領域があり、パスコードを使っていればデータはすべて暗号化され、ブート時やデバイスの使用時には何段階ものセキュリティチェックが行われる。

だから、パスコードを知らない人がデバイス上のデータに触ろうとしても、それは難しい。しかし多くの企業が、モバイルデバイスをアンロックする脆弱性を見つけようと努力している。諜報機関などが、そんな捜査ツールの企業にお金を払ってモバイルデバイスをアンロックしようとするから、それはかなり儲かる商売でもある。

そんな捜査ツールが、後れをとることもある。たとえばiOS 8が動いているiPhone 6をアンロックするデバイスは、簡単に見つかる。しかしForbesの記事とCellebriteのWebサイトが正しければ、政府機関などはCellebriteにお金を払って、iOS 11の動くiPhone 8をアンロックできる。なお、Cellebriteは最近のAndroidデバイスもアンロックできる

最新バージョンのiOS 11(11.2.6)でもアンロックできるのか、それとも昨年の9月の11.0だけか、そこは不明だ。すべてのiOSデバイスなのか、一部のデバイスだけか、それも分からない。Forbesが見つけた記事によると、iPhone XもCellebriteによってアンロックされたようだ。

これは、猫と鼠の追いかけっこゲームだ。Appleの技術者たちは今ごろ、すべての脆弱性を塞ごうと躍起になっているだろう。とにかく、自分のスマートフォンから個人情報を読まれたくなかったら、デバイス…ハードウェアもOSも…を最新に保つべきだ。

新しい機能があることに加えて、当てられているセキュリティパッチの数も最新機/最新OSでは多い。ハッカーは前と同じ手口を使おうとして、行き詰まるだろう。

[Edward Snowden: オープンで安価な製品を買わずにiPhoneを買う唯一の理由は、Appleの厳しいプライバシー保護とセキュリティだ。でもこの記事と、ForbesのCellebriteに関する記事は、iPhoneの価値の核心を脅かす。]

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AppleはiCloudのデータをGoogle CloudとAmazon S3に保存している

AppleがiCloudのためにサードパーティーのクラウドサービスを利用していることはよく知られている。そしてCNBCは、Apple自身の文書に興味深い情報があることを発見した。現在Appleは、iCloudデータの保存にAmazon S3およびGoogle Cloudのストレージサービスを使っている。

去る2016年、CRNはAppleがクラウドストレージに関してGoogleと契約を結んだことを報じた。しかし、Appleの文書は初めてこの関係を正式に認めた。

この情報は2018年1月発行のApple iOS 11セキュリティー・ガイドに書かれている。そこにはユーザーのファイルが小さな断片に分割かつ暗号化されて保管されていると説明されている。暗号化キーとメタデータ情報はAppleの自社サーバーに保管される。しかし、暗号化されたファイル自身はサードパーティーのサービスに保管される。

ユーザーは、AmazonやGoogleが自分のiCloudデータを管理しているとは思いもよらないだろうが、暗号化キーがなければAmazonとGoogleはこれらのファイルをどうすることもできない。つまり、AmazonやGoogleにデータを見られる可能性は極めて低い。

「暗号化されたファイルの断片にユーザーを特定できる情報は含まれておらず、S3、Google Cloud Platformなどのサードパーティー製ストレージサービスを利用して保存される」と文書に書かれている。

かつてAppleは、Microsoft Azureとの提携関係に言及したことがある。文書の文言はいまひとつ明確ではない。Appleは名前を出さずに他のサービスも使っているかもしれない。

いずれにせよ、これはいわゆる「非対称競争」の好例だ。AppleとGoogleはスマートフォン市場のシェア争いで非常に激しい戦いを繰り広げているが、AppleはGoogleの顧客でもある。AppleはAmazonやMicrosoftとも別の分野で競合している。したがってAppleがライバルとの関係を完全に断ち切るためには、クラウドホスティングをいっそう強化する必要がありそうだ。

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Apple、オーバーザイヤー型ヘッドホンを今年中に発売か?

KGIのアナリスト、Ming-Chi Kuoによると、Appleは今年中に新しいワイヤレスヘッドホンを発売するらしいとApple Insiderは伝えている。AppleはすでにBeatsブランドをもっているが、今度のオーバーザイヤー型ヘッドホンはAppleブランドで売り出されることも考えられる。

どうやらAirPodsは成功しているようで、Appleはこの市場に力を入れるつもりらしい。新しいヘッドホンは、AirPodsの利便性を備えつつ、よりよい音質を提供する。Appleはこれを2018年Q4のホリデーシーズンに間に合う時期に発売すると思われる。

耳の形状にあわないためにAirPodsを使えないユーザーもいる。新しいヘッドホンはこの問題も解決するはずだ。通常ヘッドホンはワイヤレスイヤホンより高価なので、こんどの新アクセサリーも159ドルより高くなる可能性が高い。

Kuoが掴んだ情報によると、Appleは金属射出成形のSZSと共同開発しているらしい。おそらくKDIがこのプロジェクトを知ったのもその筋からだろう。Beatsブランドのワイヤレスヘッドホンとどう違うものになるのかはわかっていない。

ちなみに現在販売されているヘッドホンのBeats Solo3はAppleのワイヤレスチップ W1を使っていて、これはAirPodsで使われているものと同じだ。

しかし、今日の噂をこれまでの噂と組み合わせると、Appleは今年中に新しいワイヤレスアクセサリーのラインアップを披露するのかもしれない。常時待機型 “Hey Siri” を搭載した新しいAirPodsも、新ヘッドホンと一緒に登場する可能性がある。こちらも同じ改善されたWチップを使用する。

Appleは、今のAirPods向けのワイヤレス充電ケースも発表している。ゆっくりだが確実に、オーディオアクセサリーの製品ラインアップを整えようとしている。

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Apple、中国ユーザーのiCloud暗号化キーを中国サーバーに移行

AppleはReutersに対して、同社が中国当局の要請に従ってiCloudのデータを中国のデータセンターに移行しなければならなかったことを伝えた。全ユーザーのデータが中国に移管されるのではない。中国本土在住で、かつAppleアカウントを作るときの国登録を中国にしたユーザーのみが対象だ(香港、マカオ、台湾は対象外)。

中国政府はiCloudデータへのアクセスをずっと容易に要求できるようになる。人権用擁護活動家らは、民主主義支持者の逮捕につながることを懸念している。

この変更以前、暗号化キーはすべて米国内に保管されていた。これは、iCloudに保存されているユーザーデータを中国当局がアクセスするためには、米国の法制度を経由する必要があったことを意味している。Appleは中国企業と提携して中国のデータセンターを運用している。

Appleは、米国内ではすでにiCloudデータの提出要求に応じている。サンバーナーディーノの射撃犯のiPhone 5cを巡り、AppleがFBIと争った件を思い出すかもしれない。しかし、あのときはFBIがiCloudのデータだけでなくiPhone本体のデータをアクセスするためにiPhoneのバックドアを要求したものであり、今回とは事情が異なる

Appleは、iCloudデータの暗号化キーを常に保管してきた。これは、Appleのサーバー上のデータは暗号化されているが、Appleはこのデータを復号する方法をもっていることを意味する。たとえばユーザーがパスワードを忘れた時でもAppleがデータを復活させることができるので便利だ

もしあなたがiMessageのことを心配しているのなら、そのメッセージプロトコルは、メッセージが送信者の端末で暗号化され、復号化は受信者の端末で行われるように作られている。Appleがメッセージを読むことはできない。

ただし、ユーザーがiPhoneを使い始めるときにiCloudを有効にすると、iPhoneデータのバックアップをiCloudにアップロードする、というのが標準設定だ。このバックアップには、削除していないiMessageの全会話のデータベースが含まれている。Appleは、iCloudサーバー上にiMessageデータを保存する際、エンドツーエンドの暗号化を施す準備を進めているが、まだ実現していない。

Appleは中国ユーザーに対して、今回の変更についてしばらく前から通知を送ってきた。おそらくAppleは、機微な情報をもつユーザーは、移行前にiCloudへのバックアップとiCloudとのデータ同期を無効にしておくことを願っているのだろう。

これで中国当局は、Appleの現地パートナーに対して、中国の法手続きに沿ってユーザーデータの引き渡しを要求できるようになった。現地パートナーは(Appleも)この命令に従うほかはない。

Appleの声明は示唆的だ。「iCloudがこうした法の対象になることにわれわれは反対したが、最終的には成功しなかった」と同社はReutersに言った。

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Apple、コバルトを採掘会社から直接購入か

コバルトは次なる石油だ。自動車メーカーもバッテリー製造会社も、リチウムイオン電池のために採掘会社と複数年契約を競って結んでいる。Bloombergの記事によると、Appleも長期的供給源を確保すべくこのゲームに参入しようとしている。

この会社がコバルトに関してこうした動きを見せたことはこれまでなかった。Appleは自社デバイスの部品を膨大な数の供給元に頼っている ?? バッテリーもその一つ。しかし、コバルトの価格は過去18カ月で3倍になった。Appleは、バッテリー製造会社よりも簡単に契約を取れる可能性が高い。

Apple Watchのバッテリーは、自動車で使われるバッテリーよりも桁違いに小さいが、Appleは毎年膨大な数のデバイスを売っている。iPhoneとMacのバッテリーは相当量のコバルトを消費している。

しかし問題は、自動車メーカーがコバルトのサプライヤーに多大な圧力をかけていることだ。BMWとVolkswagenもサプライチェーンを確保すべく複数年契約を結ぼうとしている。おそらく他の自動車メーカーもコバルトの価格に目を光らせている。

コバルトを採掘会社から直接購入することで、サプライチェーンの管理が容易になるという副次効果がある。第三者からバッテリーを購入する場合、そこで使われているコバルトがどこから来るのかを知ることは難しい。そして、それは大きな問題になりかねない。

Amnesty Internationalが2016年1月に発行したコバルト鉱石に関する報告書によると、IT企業も自動車メーカーも、コンゴ民主共和国の児童労働を防止する努力が十分ではないと指摘している。コンゴ民主共和国は世界のコバルト生産量の50パーセントを産出している。

そして数カ月前、Amnesty Internationalはレポートを更新し、Appleは他のメーカーより透明性が高いと報告した。現在同社はコバルト供給源のリストを公開している。しかし、採掘会社が基本的人権を守っていることを確かめる道はまだ長い。

しかし、正直に言って今回のケースでは、Appleの主な目的は今後の製品で使う十分な量のコバルトを適正価格で買うことだろう。そしてこの会社はこの手の取引に必要な資金を十分にもっている。

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iOSとmacOSがユニコード文字の爆弾対策を完了、今日からダウンロードできる

先週本誌が報じた、特定のユニコード文字でAppleのオペレーティングシステムがクラッシュするという問題を今日(米国時間2/19)Appleは、iOS 11.2.6とmacOS 10.13.3でフィックスした。どちらも今日からダウンロードできる。

Aloha Browserが通常の開発過程で見つけたこの問題は、英語以外の文字の取り扱いがお粗末だった、というバグだ。われわれもiOSとmacOSのさまざまなアプリで、それらが直ちにクラッシュすることを確認した。この脆弱性は、CVE-2018-4124という名前でMITREに載っているから、興味のある方はご覧いただきたい。

Appleは先週本誌に、フィックスを近く提供する、と述べた。実際にはそれは、ベータではすでにフィックスされていた。しかしプロダクションバージョンのパッチは、ほんの数分前にリリースされたようだ(iOSmacOS)。Appleはその魔の文字を、“ヒープの破損”に導く“悪意ある人工的文字列”〔たまたまの自然発生ではない〕、と呼んでいる。macOSの10.13.3より前にはないようだから、古いバージョンのユーザーは安心だ。

iOSのパッチは、“一部のサードパーティアプリが外部アクセサリに接続できない問題”もフィックスしているが、これはテキスト爆弾問題とは無関係だ。

どちらのアップデートも、今すぐダウンロードできるはずだ。なまけると、またいたずらに遭うかもしれない。

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iPhoneやMacのアプリがクラッシュするユニコード文字のバグ、Twitter上でいたずらが急増

【抄訳】
昨日(米国時間2/15)本誌TechCrunchが報じたユニコードのバグを悪用して、iPhoneやMacの上で動いているアプリを一瞬でクラッシュさせる馬鹿たちが急増している。その様子は昔のAlt+F4のいたずらや、スクリプト坊やの愚行に近いが、結果は、迷惑行為ですむものから、デバイスが使用不能になるのまで、さまざまだ。

そのバグは、南インドのテルグ語の二つの文字を表示しようとすると多くのiOSやMacのアプリ/アプリケーションをクラッシュさせる。その文字を見ないようにすればいいのだが、誰か悪意のあるやつがメールや通知などで送ってくると避けられない。

大量のTwitterユーザーが昨日(きのう)からその文字に、“read this to log off instantly”(これを読めば一瞬でログオフできる)とか“retweet this to crash anyone using an Apple device”(これをリツイートすればAppleのデバイスを使っている誰でもクラッシュする)、などのメッセージをつけてツイートしている。しかし幸運にも、彼らのフォロワーは少ない。でも、@のリプライや、ツイートをいいねした誰かのハンドルにその文字があれば、今開いているアプリは即死する(MotherboardのライターJoseph Coxが、自分の痛い体験からこのことを学んだ)。本誌が知ったかぎりでは、アプリは最初から再インストールしないと正常に動作しない。何度も何度もやられているときは、再インストールに時間がかかってたいへんだ。

Twitter上では、あるセキュリティ研究家が自分のUberのハンドルにその文字を加えて実験をした〔下図〕。“スマートフォンがクラッシュすると次のドライバーに回されるが、それもまたクラッシュする。まるでUberのルーティング・ワームのように”、と彼は書いている。今Uberに問い合わせているので、返事があったらこの記事をアップデートしたい。

【中略】
〔このバグを起こす文字は二文字よりももっと多い…Mozillaの技術者の実験より〕

Appleは、もうすぐ“マイナーアップデート”(小数点以下のバージョンナンバーのアップデート)をリリースすることを確認した。ただしそれがiOS 11.2.6になる、とは言わなかった。なお、iOS, tvOS, macOS, watchOSの現在のバージョンでは、このバグは解消しているそうだ。

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Apple本社で社員が「ガラスの壁」に衝突する被害が出ている

ガラス張りオフィスというのはモダンだが注意を要する点もある。ガラスの壁に衝突する可能性は十分ある。Bloombergによれば、クパチーノの4億2700万ドルのApple新本社で従業員が壁にぶつかって痛い思いをする例が多数出ているという。

「事情に通じた関係者」が明かしたところによれば、事故の正確は数は不明だが、いつも社員が手にしたスマートフォンを見ながら歩いているような環境ではガラスの壁は明らかに不利益をもたらしているという。事故を防止するために、特に危険な部分には、ポストイットを貼っておくという自衛手段に出ている社員もいるそうだ。かなり原始的な拡張現実といえる。

私自身、始終ガラス壁にぶつかっているので断言するが、こうした場合、悪いのは人間ではなくガラス壁だ。にもかかわらず衝突した人間は痛い目にあった上にばつの悪い思いをしがちだ。記事も指摘しているとおり、今のところOHSHA(労働安全衛生局)の介入を必要とするような重大な事故は起きていない。しかし問題の解決にあたっては「透明性への配慮」が重要だろう。

これらはAppleに特に深刻なダメージを与えるような話ではないだろうが、この件は2012年にAppleが訴えられた事件を思い出させる。これは83歳の女性がAppleストアのガラス壁に衝突して怪我をした件でAppleを訴えたもので、原告は「Appleには透明なガラスのドアないし壁を設置するにあたって必要な危険防止の措置を取ることを怠った過失がある」と主張した。.訴訟は法廷外の和解で終了した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

HomePod用の革製コースター、20ドルで買えます

昨日(米国時間2/14)報じられたHomePodが木製塗装面に大きな痕を残すというニュースは、Appleのスマートスピーカーにとって大打撃だったが、ある非常に限られた特定製品カテゴリーにとってはまたとないチャンスになりそうだ。この記事が公開されるや否や似たような売り込みが50件は寄せられるに違いないが、Pad&Quillのサイトオーナー、Brian Holmesは誰よりも早くこの20ドルのレザー製コースターの予約販売を始めたことを知らせてきた。

私はこれを買うべきだと言っているわけではないが —— むしろ、おそらく買うべきではない —— もし欲しい人がいれば買うことができる。そして、事実これを使えばHomePodのシリコン製の底面が木材塗装面に円形の痕を残すのを防ぐことができる。これは、必要な製品ではない —— 苦労して稼いだ20ドルだけでなく、申し分なく美しい革の無駄遣いとさえ言えるかもしれない。

とはいえ、これは消費者のごく小さな隙間需要に対して、ミネアポリスでデザインされ熟練した職人が手作りした「最新技術の表面保護」で答えようという、アメリカ人の創意工夫と資本主義のマジックの証に違いない。決して人に見られることはないが、いつもそこにいてオーナーと塗装面のためにがんばっていることをあなたは知っている。つまるところ、そこが一番大切なところなのではないだろうか。

事実、もしハンドクラフトのHomePod用コースターに20ドル払うつもりなら、おそらく誰にも見られないようにしたほうがいい。出荷は来週からなので、それまではHomePodを安全な場所にしまっておくのがよいだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

あるUNICODE文字がAppleデバイス上でアプリを破壊する――iOS、Mac、Watchの主要ソフトすべてに影響

TechCrunchはAppleのデバイスに深刻なバグがあることをつかんだ。

モバイルブラウザを提供しているAloha Browserの開発チームは多言語対応のニュースフィードを開発中に特定のUNICODE文字がAppleのアプリをクラッシュさせることを発見した。これはAppleのデフォールトのSan Franciscoフォントを利用している場合に発生した。アプリのクラッシュは英語以外のUNICODEの2文字によって引き起こされ、iPhone、iPad、Macの各機種のアプリばかりでなく、WatchOSでテキストを表示する場合にも影響する。

これらの2文字がアプリ内で表示されるとそのアプリは即座にクラッシュする。多くの場合、アプリは再起動できず、再インストールが必要になる。 TechCrunchは旧バージョンのiOSを搭載したiPhone、2台とiOS 11.2.5を搭載したiPhone、High Sierra搭載のMacBook Proそれぞれ1台ででこの現象を再現することができた。

このバグによってクラッシュするソフトウェアにはMail、Twitter、Messages、Slack、Instagram、Facebookなどメジャーなアプリが含まれる。われわれのテストではMac向けコピー&ペースト・プラグインのJumpcutもクラッシュした。当初、 Mac向けChromeは影響を受けないかと思われたが、やはりクラッシュした。Chromeも問題の文字を表示したアプリもその後起動せず、アンインストールと再インストールを必要とした。OSがクラッシュし、リスタートする場合もあった。

TechCrunchはAppleにバグフィックスのスケジュールを問い合わせている。新しい情報があればアップデートする予定だ。Aloha Browserのチームによれば、Appleもこのバグを認識しているという。Alohaのチーム以外からもバグ報告が上がっているもようだ。

Appleがテキストに含まれる文字が原因でアプリがクラッシュする「テキスト・ボム」現象に悩まされるのは今年に入ってこれで2度目だ。最初は1月にソフトウェア専門家のAbraham Masriが発見したiOSのバグで、特定のURLを含むテキストメッセージを送りつけられるとすべてのiPhoneがクラッシュした。これより前、2016年には、 ユーザーがCrashSafari.comのURLをクリックするとiPhoneやSafariがクラッシュした。2015年にはUnicode of Deathと呼ばれる現象が起きている。これはUNICODEのアラビア語の文字一部がiPhoneのメモリを占有して障害を起こすバグだった。今回われわれは「死のUNICODE 2.0」に遭遇しているようだ。

今回のテキスト・ボムは主要なアプリすべてに影響するため、原因となるUNICODE文字がソーシャルメディアその他のチャンネルを通じて広く拡散されると個人や組織を狙ったメールやテキスト・メッセージによって大混乱が引き起こされる可能性がある。バグは大部分のAppleのデバイスの上で作動する大部分の主要アプリをクラッシュさせる。早急にバグフィックスが提供されないと大問題になりそうだ。

[アップデート: Appleは早急にバグフィックスを提供することを確認した。このバグは現在のバージョンに影響しているものの、iOS、tvOS、macOS、 watchOSのそれぞれベータ版ではすでに修正されている。]

画像: Bryce Durbin

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Apple、NBAケビン・デュラントの生い立ちに基づく番組を制作

現在ウォリアーズはNBAウェスタン・カンファレンスのトップを走っているが、どうやらケビン・デュラントはコートの外でもひっぱりだこの様子だ。一月ほど前YouTubeは、このスター・スモールフォワードのビデオ会社と提携して、オリジナルのスポーツ番組を提供すると発表した。そしてこのほどAppleも、行動に移した。

本日(米国時間2/13)Appleは、デュラントのビデオ会社、Thirty Five MediaおよびImagine Mediaと提携して、新しいスクリプテッド・シリーズを制作すると発表した。レギー・ロック・バイザウッド(「ノートリアス・BIG」、「ゲット・オン・ザ・バス」)が脚本と監督を務める新作Swaggerは、デュランの若き日の人生に基づいている。

「Imagine Entertainmentとともにこのプロジェクトに取り組めることは、われわれThirty Five Mediaにとってまたとないチャンスだ」とデュラントが発表リリースで語った。「この会社は業界で大変尊敬されている存在であり実績も申し分ない。バイザウッド監督と組むことで、このアイデアに息を吹き込むすばらしい仕事をしてくれるだろう」

デュランにとって今月2度目の大物メディアとの契約となるが、Appleのアプローチは、スポーツとドキュメンタリーの短編を中心とするYouTubeとの提携とは大きく異なっている

また、これは台本のあるオリジナルコンテンツを最近積極的に推進しているAppleによる、最近の一連の発表に続くものだ。ほかにはリース・ウィザースプーンをプロデューサーに迎えた2作品や、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督のシリーズ作品、スティーブン・スピルバーグ監督の80年代の名作「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のリブート版などがある。

もちろん上記のいずれもまだ放映されていないが —— そしてAppleは、NetflixやHuluにどう立ち向かうつもりかをまだ明らかにしていない —— 、「カープール・カラオケ」や「Planet of the Apps – アプリケーションの世界」のあとだけに、およそどんなものでも正しい方向への一歩に思えてくる。

果たして同じNBAプレーヤーのレブロン・ジェームズがプロデュースした「ハウス・パーティー」のリメイクとどんな勝負になるか注目したい。このウォリアーズ/キャバリアーズのライバル対決はこれからヒートアップするところだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple HomePodの予約販売はローンチ前日で売り切れ…生産量を抑えたか?

HomePodは、Appleが大ヒットをねらった製品ではない。たしかに良い音質のスマートスピーカーは売れるようだが、Appleは参戦がやや遅くて、AmazonやGoogleに水をあけられていた。また同社は、ローンチ時のSiriの機能が少ないことを、批判されていた。

しかし、ある測度に関しては、Appleの最初のアシスタント専用デバイスは文句なしだったようだ。お客様に大感謝か、あるいは少なくとも、同社の予想は間違っていなかったのだ。すなわちAppleのサイトでは、予約販売用に用意した在庫がローンチの前日に完売となった

でも、そのほかのお店にはまだ在庫があるようだから、明日大急ぎでApple Storeへ行けば、場所によっては買えるかもしれない。ただしこれは、製品の予想外の人気を示しているのか、それとも用意した在庫が少なめだったのか、どっちだろう?

しかも同社は、製品が最終的に完成してから2か月近く、リリースが遅れた。そのために、初代の製品のスタート時点の生産能力が結果的に低すぎた、ということになったのだろう。

ポジティブなレビューが多かったことも、ローンチ前のHomePodの人気に貢献しただろう。本誌TechCrunchのレビューなんか、“メジャー系のスマートスピーカーとしては文句なしに最高の音質”、と激賞している。ただし349ドルという値段の高さや、iOSとApple Musicに限定されるという弱点も、指摘していたのだけど。

運良く買えた人は、今ごろ、発送は(米国時間)2月9日という通知を受け取っているだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

GithubにアップされたiOSのソースコードは本物――ただしiOS 9版のブートローダーで大きな危険はなし

今週に入ってGitHubにiOSのソースコードの一部がアップロードされ、悪意あるハッカーが脆弱性を探すのに使われるのではないかという懸念が広がっていた。TechCrunchの取材に対し、Appleはこれが事実iOSのソースコードであることを確認した。ただし問題のソースコードはiOSの古いバージョンを作動させるソフトの一部だったという。

AppleがGithubに対しDMCAによる著作権違反通告を行ったため問題のファイルはすでに削除されている。しかしAppleが秘密保持に関してきわめてガードが固い企業として知られてきただけに、この件は精査に値するだろう。現在は削除されているとはいえ、ソースコードが本物であれば、すでに被害は発生してしまったのではないか?

iBootと名付けられたソースコードに最初に気づいたMotherboardなどが、iOSに関して著作がある専門家、Jonathan Levinに取材した。Levinはこれが本物らしいと認め、「大問題だ」と述べた。このソースコードは非常に短かいもので、おそらくiOSにおけるBIOSないしブートローダーと思われるが、Appleの手の内を知る手がかりになることは間違いない、という。

AppleはTechCrunchに対するコメント中で「3年前の古いソースコードがリークしたが、われわれのセキュリティーはソースコードを秘密にすることに依存するデザインではない。Appleのプロダクトには内容を保護するために多数のハードウェア、ソフトウェアのレイヤーが設けられている。効果的にこうした保護を受けるために、ユーザーは常にソフトウェアを最新の状態に保つことが推奨されている」と述べた。

事実、このソースコードが3年半前にリリースされたiOS 9に関するものらしいと判明してセキュリティー上の懸念は薄らいだ。Appleはその後、間違いなくソースコードを書き換えているはずだ。またApple自身の統計によれば、ほとんどのユーザー(93%)はiOS 10かそれ以降のリリースのOSを利用している。そうであっても、リークされたソースコードには最新のバージョンとの共通点が残っている恐れがある。これがiPhoneのセキュリティーに関してネガティブな影響を与える可能性はなかったのだろうか。

セキュリティー専門家のWill StrafachはTechCrunchの取材に対し「このソースコードはハッカーがiOSのブートローダーの働きを理解するために役立つだろう」と述べた。またAppleは知財権保護の観点からこのリークを苦々しく思っているはずだとした(DMCA通告についてはわれわれも上で触れた)。ただしStrafachはリークはiPhoneユーザーのセキュリティーに深刻な影響を与えるものではないとしてメールで以下のように述べた。

ユーザーに関していえば、このリークは特に利益も不利益も与えるものではない。Appleも述べているとおり、iOSのセキュリティーはソースコードを秘密にすることで守られているわけではない。iOSのブートローダー部分が人間に読みやすい形で記述されているというだけで、格別大きなリスクを含む部分はない。エンドユーザー・デバイスの内部はパスワードで保護され、暗号化されており、悪意の有無を問わず保護を迂回してアクセスすることは不可能だ

つまりiOSのセキュリティー守るためAppleは多数の保護レイヤーを設けるアプローチを採用しており、Githubにアップロードされたようなソースコードだけでそれを破るのは不可能だというわけだ。もちろんStrafachも適切に指摘しているとおり、Appleにとってこうしたリークは、公開されていた時間がごく短いとはいえ、大いに不快だっただろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

iOS 11.3 ベータ2「バッテリー管理機能」の詳細が判明。電池劣化iPhoneが遅くならない設定を追加

eng-logo-2015iOS 11.3に追加が約束されていた「Battery Health」(バッテリーの健康状態)機能の詳細が明らかとなりました。2月6日(米現地時間)に開発者向けにリリースされたiOS 11.3ベータ2にて、設定内に追加された新たな画面が報じられています。

Battery Healthの主な機能は二つにわかれます。一つは新品状態と比較した場合のバッテリーの最大容量(劣化状態)の診断、そしてもう一つはピーク負荷時にスピードを抑える機能をオフにでき、予期せぬシャットダウンのリスクと引き換えに低速化を無効にできるというものです。

バッテリーが劣化したiPhoneが意図的に低速化されていることが2017年末に発覚して以来、アップルは信用回復のために対応策を打ち出してきました。

すでにiPhone 6以降の端末につきバッテリー交換を79ドル(日本では8800円)から29ドル(同3200円)に期間限定で改定する措置は取られていましたが、今回は「iOSにバッテリー管理の新機能を追加する」という公約を着実に実行する格好となっています。

新しいバッテリー管理機能は「設定」~「バッテリー」~ 「Battery Health」を選択すれば利用できます。まず上部のセクション「Maximum Capacity(最大容量)」は、新品の初期状態と比べたバッテリーの容量を表示。つまりバッテリーの劣化状況が診断できます。

その下にある2つ目のセクションは「Peak Performance Capability(ピーク時のパフォーマンス管理機能)」。iOS 11.3ベータ2へのアップグレード直後の初期状態では、管理機能、つまりiPhoneの低速化設定は無効になっているとのこと。

そして、もし予期せぬシャットダウンが起きた場合、パフォーマンス管理は自動的に有効となり、ピーク時のスピードを抑えるようになります。この場合、ユーザーは青文字の「Disable(無効化)」リンクをタップすれば、ふたたびオフにできます。

パフォーマンス管理機能を無効にすると、つぎにデバイスの予期せぬシャットダウンが発生するまでは、手動でオンに切り替えることはできません。そして、再び想定外シャットダウンが起きた場合は、自動的にパフォーマンス管理機能は有効になります。

つまり、一度パフォーマンス管理機能をオフにしても、永続的にそれが無効のままにはならないということ。その都度、Battery Health画面に戻って設定しなおす必要があります。

バッテリーをフル充電したときの容量が新品の80%を下回るほど劣化が進んでいる場合も、パフォーマンス管理機能をオフにすることはできます。その場合は正規サービスプロバイダでバッテリー交換を勧める通知をしたうえで、各種のサービスオプションを提示する予定とのこと。

こうしたパフォーマンス管理機能の無効化は、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusのみが対象。iPhone 8とiPhone Xはまだ発売されて日が浅く、バッテリー劣化が進んでいないため対象外です。

Engadget 日本版からの転載。

Apple HomePodを買うべきか迷ってる人のために

AppleのHomePodについて大量の言葉を読みたい人には、あれこれなどがおすすめだ。もちろん、苦労して稼いだお金を最初の世代の製品に350ドルも投げ出すつもりでいる方はぜひそうすべきだが、しかし長くても短くても結論は同じだ。Appleはとっても良いスピーカーを作った…このクラスではベストの製品だろう。

でも、ご用心。Appleはいつものように、もっとも基本的なデバイスを作っただけだから、購入を検討する前に各自がチェックすべき問題がいくつかある。

そのチェックのためのフローチャートを、ご覧いただこう。

〔図の訳〕

HomePodを買うべきか?

スピーカーに払える349ドルを持っているか?

HomePodを買うな   iOSデバイスを持っているか?

高価なAirPlayスピーカーを欲しくなければHomePodを買うな   Apple Musicの会員か?

HomePodを買うな   スマートアシスタントを使う気があるか?

Google Home MaxやAmazon Echoを検討したか?   Siriを使う気があるか?

おめでとう。あなたはHomePodの購入を真剣に検討すべきだ。文句なしに、今市場にあるメジャーなスマートスピーカーの中では最高の音質だ。

チャートのデザイン: Bryce Durbin

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

iPhone 5cの16GBモデルを修理に出すと32GBに交換してもらえる?

eng-logo-2015アップルが正規サービスプロバイダに、修理に出されたiPhone 5c(16GB)の一部をiPhone 5c(32GB)に交換するよう通知したとの噂が報じられています。

アップル関連の情報サイトMacRumorsが入手したメモによると、全てのiPhone 5c(16GB)が32GBにアップグレードされるわけではないとのこと。特定の原因で故障したモデルのみが対象となるとされています。

iPhone 5cは2013年秋、iPhone 5sと同時期に発売された廉価モデル。カラフルなプラスティックの筐体を持つ、唯一の4インチiPhoneです。

2014年9月にはほとんどの国で16GBおよび32GBモデルの販売は中止された一方で、同じ年にヨーロッパ、オーストラリア、中国などで8GB版を販売スタート。そしてインドで2016年2月に販売終了になったのを最後に、完全に販売は終わっています。

iPhone 5cはiOS 11にも更新できず、ポケモンGOもアプリのアップデートにより起動しなくなりました。現在では、iOS 11以降は動かなくなった32bitアプリを楽しむ以外には用途が見出し難い「過去の存在」となっています。

iPhone 5cの16GB版を32GBモデルに交換する理由につき、アップルは説明していないとのこと。もっとも、修理に出したiPhone 6 PlusがiPhone 6s Plusに交換してもらえる可能性があるとの噂が出たときと同様に、「交換品の在庫がない」と推測できそうです。

前回の「iPhone 6 PlusからiPhone 6s Plus」よりもオトク感は薄くありますが、iPhone 5cは「32bitアプリを動かせる環境」としては数少ない選択肢です。愛着あるツールやゲームアプリがある人は、少し期待してもいいのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

iPhone Xの着信時にディスプレイ表示が遅延、「電話が取れない」との報告が多数。アップルは調査中

eng-logo-2015iPhone Xに電話がかかってきた着信音のあと、ディスプレイ表示が最大10秒遅延して応答できないとの報告が、アップルの公式サポートコミュニティにて複数、投稿されています。

こうした書き込みに対しては同意する反応も数多くあり、何百ものユーザーが同じ問題を抱えていることを裏付けています。英フィナンシャル・タイムズの問い合わせに対して、アップルは「これらの報告を調査中です」と回答したとのこと。

iPhone Xのディスプレイ反応に関する問題は今回が初めてではなく、2017年11月にも「寒い場所に出たときにタッチ操作不能になる」との声が寄せられていました。これについては、アップルはiOS 11.1.2をリリースすることで対応済みです。

今回は「着信があっても取れない」という、気温や地域差とは関係のないトラブル。「iPhone Xで電話がかかってくると着信音が鳴りますが、ディスプレイ表示は6〜8秒は遅れます」など、類似の報告が公式サポートコミュニティに多数ありました。

ディスプレイが表示されない、つまり着信時の「拒否」ないし「応答」ボタンが表示されないため、タップ操作できないことを意味します。

着信音があるのに、ディスプレイに表示されないんだ!」という問い合わせに対して、アップルはiPhone Xの再起動ないし、バックアップした上で最新のアップデートを再インストールしてくださいと回答。

そうした一般的なトラブルシューティングを行ったあと、2、3日は正常動作したものの、その後に症状は再発したとの報告もあり、現在のところ、根本的な解決手段は見つかっていないようです。

「かかってきた電話を取る」ことは、スマートフォンの機能以前の「電話」としての最低ラインであり、「フォン」の存在意義が問われる事態です。アップルには速やかに原因を究明し、現象の解決が望まれるところです。

Engadget 日本版からの転載。

一部のiPhone 7sが正常なのに“No Service”を表示する、Appleは無料で修理する

iPhone 7を使っていて、信号は強力なのに“No Service”と表示されること、ない? 実はそれは、あなたの錯覚でも間違いでもない、iPhone側の問題なのだ。

iPhone 7sの“No Service”バグに関する報道や噂は1年以上も前から浮遊しているが、今日(米国時間2/2)の午後、Appleはその問題を認めた。

同社によると、“ごく一部の”iPhone 7sが、サービスが可利用であってもno serviceを主張することが分かった。

悪いニュースは: 簡単な直し方がない。今回はソフトウェアのアップデートでは直らない。Appleによると問題の原因はロジックボードの不良にあるので、それを物理的に修理するしかない。

ややましなニュース: Appleは修理を無料で行う。Genius Barですでにお金を払った人には、返金される。詳しい情報はここにある。画面が壊れている場合は、お金を払ってそれを直してから内部の修理をしてもらうこと。

Appleによると、2016年9月から2018年2月までに製造されたデバイスが対象だ。つまりそれは、iPhone 7のこれまでの存命期間である。そしてそれらが売られた場所は、アメリカ、中国、日本、香港、またはマカオだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa