アマゾンのFire TVでもAlexa定型アクションが利用可能に

米国時間11月18日、Amazon(アマゾン)はユーザーが複数のアクションを組み合わせてオリジナルのAlexaショートカットを作れる機能であるAlexa定型アクションを、Fire TVプラットフォームに導入すると発表した。同日から、テレビの電源のオン / オフ、Fire TVアプリを開く、Fire TVのコンテンツの再生、一時停止、再開など、Fire TVのコマンドをAlexa定型アクションに含めることができるようになる。

例えば、映画を観る夜のためのAlexa定型アクションを作ることが考えられる。おやつ休憩のために映画を一時停止して部屋の明かりをつけ、休憩が終わったら再び部屋を暗くして映画の再生を再開するというアクションだ。あるいは、睡眠のルーティンにFire TVを組み込むこともできる。テレビの電源をオフにして部屋を暗くし、朝のアラームで電源をオンにするといった具合だ。テレビを見ながら寝落ちするのが好きな人には便利だろう。

「Alexa, I’m getting a snack(Alexa、おやつをとってくるよ)」「Alexa, I’m back(Alexa、戻ってきたよ)」というように、定型アクションをオリジナルの音声コマンドにすることもできる。

アマゾンによれば、前述した2つの利用例は米国ですでに一般的になっている行動に対応するものだという。これはアマゾンが調査会社のMorning Consultに依頼した調査でわかったもので、この調査によれば米国の消費者の75%はテレビ番組や映画を1晩に1回以上は一時停止しておやつや飲み物を取りにいく。また32%は映画やテレビ番組を観ながら寝落ちすることが2020年には前年よりも増えたと回答している。

さらに、他の人にも役立ちそうな定型アクションを作ったら、アマゾンが2020年9月に導入した共有用URL(Amazonリリース)で友人や家族と共有することもできる。

この新しい「エンターテインメント定型アクション」は米国時間11月18日に、Fire TV EditionのスマートテレビやFire TV Cubeを含むFire TVの全デバイスに対して公開される。Fire TV Stickを使っている場合、定型アクションとしてテレビの電源をオン / オフするにはCEC(Consumer Electronics Control)準拠のテレビが必要となる。

アマゾンは、今後この機能は全世界で有効になるとしている。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:AmazonAmazon AlexaFire TV

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(翻訳:Kaori Koyama)

アマゾンから新「Fire TV Stick」と低価格「Fire TV Stick Lite」が登場、双方向ビデオ通話やZoom対応も視野に

Amazon(アマゾン)は米国時間9月24日、Fire TV Stickの更新と新価格のFire TV Stick Liteとともに、新たなFire TV体験について発表した。Alexa対応のスマートTVプラットフォームのための更新されたインターフェイスは、サポートビデオ通話やビデオチャットをする方法としてFire TVを使用するための他のオプションを含む新機能が加わる。ビデオ会議システム「Zoom」に対応した機能も搭載する。

Fire TVのソフトウェア体験の全体的なデザインも改善される。更新されたFire TVのデザインには、より素早くお気に入りのコンテンツやアプリにたどり着けるようになる、パーソナライズされたホームページが含まれる。最近導入された、1世帯最大6人のユーザープロファイルもちろんサポート。このプロファイルにより、ユーザーは視聴中の番組を追跡できるほか、自分の興味に合わせたお勧めの番組を見ることができる。

Fire TVのナビゲーションもシンプルになった。画面上部にある長いタブの列をクリックして移動する必要はない。代わりに、ナビゲーションはあなたのプロフィールアイコンの横にあるページの下に移動し、お気に入りのアプリケーションの列と一緒に「ホーム」「検索」「ライブ」「ライブラリ」のタブが表示されるようになる。

一方で画面の上部は、アマゾン自身のコンテンツの大きな広告を表示するために開放された。これは当然のデザイン選択だが、Fire TVがRokuのようにホーム画面広告スペースをサードパーティーに販売したり、新しいサービスやアプリを紹介したりするような中立的なプラットフォームではなくなることを意味する。

Fire TVに搭載されたAlexaハブは、テレビ番組と一緒にスマートカメラを見るためのピクチャーインピクチャーモードなど、Alexaでできることを示すのに役立つだろう。そして、Alexaに質問するときにフルスクリーンを引き継ぐことはなくなった。これはiOS 14のSiriの体験をアップルが最近アップデートしたことを思い出させる微調整だ。

しかしより大きなニュースは同社は、Fire TVについてコミュニケーションデバイスとして構想を持っていることだ。

「Fire TVのようなデバイスを使って家庭でテレビを見る人が増えており、現在では1億台以上が売れた」とAmazonのエンターテインメントデバイスおよびサービス担当バイスプレジデントであるMarc Whitten(マーク・ウィッテン)氏は述べている。「利用者は毎月何十億時間ものエンターテイメントコンテンツを観ています。また、これまでにない新しい用途にも使用しています」と同氏は付け加えた。

「Fire TVのようなデバイスを使って家庭でテレビを見る人が増えており、今日では1億台以上が売れた。」とAmazonのエンターテインメントデバイスおよびサービス担当バイスプレジデントであるMarc Whitten氏は述べた。「彼らは毎月何十億時間ものエンターテイメントを見ている。また、これまでにない新しい用途にも使用しています」と同氏は付け加えた。

アマゾンはFire TVにビデオ通話機能を導入した。この新機能により、自宅のテレビ画面などにビデオ通話を表示できるようになる。当初は、Logitech(日本法人はロジクール)のUSBウェブカメラをFire TV Cubeに接続して、Alexaを使った双方向ビデオ通話が可能になる。その後、Zoomのサポートを追加するが、発売日については明らかにしなかった。

現時点では言及されていないが、同社が将来的にウェブカメラ内蔵の新しいFire TVセットを発表する可能性が高いのは明らか。しかし、なぜ本日の大きなイベントでローンチする準備ができていなかったのかは不明だ。

なお、Fire TVのハードウェアに関しては、本日の発表はFire TV Stickに限られていた。同社によると、Fire TV Stickはアマゾンのベストセラー製品の1つであり、Amazon.com全体で初めて視聴率が25万人を超えたという。今ではどの商品よりも5つ星の評価が高い。

アップデートされたFire TV Stickは、従来日50%強力なプロセッサーにアップデートされ、HDR互換とフルHDストリーミングのDolby Atmosサポートをサポートしている。しかし、消費電力は前モデルより50%少ないと同社は述べている。Alexaリモコンには、専用の音量ボタン、電源ボタン、消音ボタンが備わっており、テレビ、サウンドバー、AV機器を制御できる。同デバイスは年内に39.99ドル(約4200円)で発売される予定だ。

アマゾンはまた、より手ごろな価格の「Fire TV Stick Lite」 も発表した。これらのバージョンはそれほど強力ではないが、HDRによるフルHDストリーミングをサポートしており、Alexa Voice Remote Liteが付属している。Fire TV Stick Liteは今月中に29.99ドル(約3200円)で発売される。

Amazon Hardware Event

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:TechCrunch Japan)

米国のAmazon Fire TVに無料コンテンツのタブが登場

ストリーミングプラットフォームのRokuには、映画やテレビ番組を無料で楽しめることで人気のThe Roku Channelがある。AmazonのFire TVプラットフォームにも、これに対抗するサービスが登場した。米国時間5月13日、AmazonはFire TVの「無料」タブを米国で公開した。利用者はここから無料の映画、テレビ番組、ニュースなどのコンテンツを簡単に見つけられる。このタブには、AmazonのIMDb TVやTwitchのほか、TUBI、Pluto TV、Crackle、The CWといった他社のアプリも表示される。

このタブでは、Red Bull、PBS、PBS Kidsなど、無料コンテンツを提供しているほかのアプリも紹介されている。

Fire TVの無料タブの使い勝手は、The Roku Channelとは少し異なる。The Roku Channelは無料でストリーミングできるコンテンツだけに絞られているのに対し、Fire TVの無料タブの一番上には「注目のアプリ」がある。そしてAmazonのアプリであるIMDb TVが先頭に表示されて目立っている。

その後には、コンテンツがテーマごとに整理されて横方向に並ぶ。ここでは新作、トレンド、人気といったカテゴリーで、無料の映画やテレビ番組を利用者に合わせておすすめする。AmazonのFire TV用ニュースアプリの行もある。Amazonによれば、無料タブのコンテンツのほとんどはAmazonのものではなく他社が提供しているものだという。

無料タブにはさらに別のタイプのコンテンツもある。複数のストリーミングサービスから制限が解除されて公開されているコンテンツや、プライムビデオから無料で提供するキッズ&ファミリー向け番組などだ。

Amazonは、IMDb TV、Pluto TV、TUBIなどのアプリを通じてFire TV全体で2万本以上の映画とテレビ番組を無料で視聴できると説明している。ただし無料タブはコンテンツをすべて表示するものではなく、厳選したものだけを表示するという。

無料タブの登場は、AmazonがRokuの無料チャンネルを意識していることの現れだ。Rokuの無料チャンネルはトップクラスの人気チャンネルに成長し、ユーザーにRokuをアピールしている。Rokuは2020年第1四半期の収益報告で、3月末時点で3980万人のアクティブユーザーがいると述べた。一方のAmazonは、1月時点でFire TVのアクティブユーザーは4000万人以上と発表した。つまり両社は、ユーザー数では互角の戦いをしている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Amazonのゲームストリーミング「Twitch」視聴者は2021年に4000万人超との予測

米国時間2月20日に公表されたeMarketerの最新の予測によると、Amazonが提供するゲーマー向けストリーミングサービスのTwitchは、来年には月間アクティブ視聴者が4000万人を超える見込みだという。2023年には4700万人に達すると予測されている。eMarketerは、現時点で月に1回以上視聴する米国内の人数は3750万人と推計している。

Twitchは公式サイトで、月間アクティブクリエイターは300万人以上、視聴者は1日平均1500万人以上と発表している。しかし同社は分単位の視聴時間や同時視聴者数を重視して、規模と成長を表現している。

Twitchは米国で新規視聴者を増やしているが、今回発表された予測ではYouTube、MicrosoftのMixer、Facebook Gamingなどの競合が厳しくなった影響で成長が鈍化しているとされる。このことは先月発表された別のレポートでも裏付けられている。それによればTwitchから人気ストリーマーが流出し、2019年第4四半期にはこのことが視聴時間やストリーミング配信時間に影響を与え始めているという。

流出によってTwitchがナンバー1の座を明け渡したわけではないが、主要な数値を見ると成長のスピードは落ち始めている。

例えば昨年、トップストリーマーのTyler “Ninja” Blevins(タイラー「ニンジャ」ブレヴィンス)とMichael “Shroud” Grzesiek(マイケル「シュラウド」グゼシェック)がTwitchからMixerへ流出した。Jack “CouRage” Dunlop(ジャック「カーリッジ」ダンロップ)はYouTubeに、Jeremy “Disguised Toast” Wang(ジェレミー「ディスガイズド・トースト」ワン)とGonzalo “ZeRo” Barrios(ゴンザロ「ゼロ」バリオス)はFacebook Gamingに流出した。人気ユーチューバーDavid Dobrik(デイヴィット・ドブリック)のビデオに登場するチーム「Vlog Squad」のメンバーの1人、Corinna Kopf(コリナ・コップ)も12月末にTwitchからFacebookに移籍した

流出は2020年第1四半期も続き、Ronda Rousey(ロンダ・ラウジー)が2月はじめにFacebook Gamingと独占契約を交わした

このように流出が続いているにもかかわらず、eMarketerは2020年にTwitchが米国で前年比14.3%増と2桁成長を見せると予測している。ただし、2018年から2019年の成長が23.5%増だったのと比べると、成長の度合いは少ない。そして今後は成長の鈍化が続き、2023年には6.3%増にまで低下すると予測している。

eMarketerのレポートでは、ライバル各社が人気ストリーマーに好条件で移籍を働きかけているが、Twitchは流出を防ぐ必要があると強調している。またゲーム以外に広げていくための投資を続ける可能性もある。2019年はゲーム以外のトラフィックが相当多く視聴されたからだ。例えばStreamElementsによると、Twitchの「雑談」カテゴリーは、12月にはあらゆるゲームを上回って最も多く視聴され、1月も第2位だった。

eMarketerの予測アナリストのPeter Vahle(ピーター・ヴァール)氏は「(Twitchの)プラットフォームはライブストリーミングビデオ、そしてストリーマーと視聴者の交流を意図して作られている。こうした特徴は、ゲーム以外のコンテンツクリエイターにとって間違いなく興味をひかれるものだ」と指摘する。

調査会社がTwitchを定期的に見ている人数を推計したのは初めてだ。これは、Twitchが大きく成長しているという判断に基づくものだろう。

ヴァール氏は次のように述べている。「Twitchは大きくなりすぎて、インターネットの巨大企業にとって無視できない存在になった。Facebook、Google、Microsoftなどの巨大プラットフォームが、人気ストリーマーやeスポーツのリーグとの大型契約をめぐって争っている。魅力のある選択肢が増えてきた今となっては、Twitchはストリーマー、そして視聴者と広告主が自社のプラットフォームを使い続けてくれるように働きかけていく必要があるだろう」。

Twitchが視聴者数を増やす方策がもうひとつ考えられる。eMarketerのレポートでは触れられていないが、親会社であるAmazonとの協業だ。

AmazonのFire TV責任者、Marc Whitten(マーク・ウィッテン)氏は1月にTechCrunchに対し、Fire TVの2020年の計画に関する話の中で「Fire TVでのTwitchの視聴は、2019年にこれまでで最大の成長を見せた」と語った。

AmazonはTwitchとFire TVをさらに効果的に統合する方法を検討している。Fire TVのホームページにライブコンテンツが統合され、Twitchはライブストリーミングサービスだ。Fire TVの月間ユーザーは今や4000万人を超え、Amazonはちょっと方針を変えれば多くの視聴者を簡単にTwitchに送り込めるだろう。

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(翻訳:Kaori Koyama)

AmazonのFire TVが月間アクティブ4000万人突破でRokuをリード

Amazonは米国時間1月6日、同社のFire TVプラットフォームに現在、4000万人以上ものユーザーがいることを発表した。2019年5月に発表した3400万人から増加しており、Rokuが昨年11月に2019年Q3決算で報告したアクティブ・アカウント3230万人を上回っている。

Rokuの「アクティブ・アカウント」は、過去30日間に一度でもストリーミングしたユーザーを指すが、1つのアカウントは同じ世帯で複数の人数が共有している場合もあるとRokuは言う。しかし同じことはFire TVにも言える。Fire TVもRokuも、異なるアカウントに切り替えてパーソナライズされたホーム画面やウォッチリストを作ることは容易ではない。

2019年にFire TVが3400万ユーザーを喧伝したとき、Rokuをアクティブ・アカウントで500万人リードしていた。月間4000万アクティブとなった現在、その差は770万人へと広がった。しかし両社は常に僅差でユーザー数を争っており、Rokuの決算が発表されるとAmazonのリードは縮まる。おそらくその時点でRokuは数百万ユーザー上乗せしてくると思われ、両プラットフォームの激しい戦いは続く。

RokuとFire TVのライバル関係は激しく、Rokuが無料の映画とTVハブのThe Rock Channelを出せば、Amazonは子会社のIMDbが無料のストリーミングサービス、IMDb TVをFire TVの機能として提供している。Rokuは独自のボイスコントロールプラットフォームを開発中であり、Fire TVがバーチャルアシスタント、Alexaを使ってつながるTVを制御できるというAmazonの優位性に対抗しようとしている。

また、Rokuがどのストリーミングサービスにもアクセスできる中立プラットフォームとして好評を得ているのに対して、Amazonもライバルのストリーミングサービスのサポートを充実しつつあり、最近ではYouTubeYouTube TVApple TVアプリが加わった。

Fire TVの月間アクティブユーザー4000万人は、新しいニュースだったが、Amazonが米国時間1月6日に発表したAlexaの利用状況はそうではなかった。現在10万個以上のAlexa互換スマートホーム製品があり、9500ものブランドから発売されている。Alexaデベロッパーの作ったスキルは10万件を超え、何百という製品がAlexaを内蔵している。こうしたデータは毎年恒例となっている2019年秋に行われたAmazonのAlexaイベントで詳しく発表された。

CES 2020 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonのFire TV Blasterはサウンドバーやケーブルボックスも制御

すでにAmazonは、音声リモコンやEchoスピーカーをFire TVとつなぐことでAlexaのボイスコントロールをテレビ利用者に提供している。新発売のFire TV Blasterは、同じハンズフリーのボイスコントロールを、テレビだけでなくサウンドバーやケーブルTVボックス、AVレシーバーなどの周辺機器にも拡張する。

つまり利用者は「アレクサ、テレビを消して」とか「アレクサ、テレビをHDMI 1に切り替えて」などと言うことができる。ボリューム調節や再生もできる。

そして、ほかのテレビ接続機器を持っている人は、「アレクサ、サウンドバーのボリュームを上げて」「アレクサ、ケーブルTVでESPNをつけて」などと言ってこれも手を使わずに制御できる。

Fire TV Blasterは、EchoとFire TVをセットで使っている人が追加して使うことを想定して作られている。どんな組み合わせでもあらゆるデバイスをハンズフリーでコントロールできるというのがコンセプトだ。

Amazonによると、人はリモコンのボタンを押さなくて済むときのほうがAlexaをよく使う。例えば、ハンズフリーのボイスコントロールが使えるFire TV Cubeを使っているユーザーは、(ボタンを押す必要のあるリモコンより)Alexaを8倍よく使う。しかしFire TV Cubeは高価な上にかさばって誰もがリビングルームに置きたくなる美観ではない。加えて、多くの顧客はすでにiFire TV StickなどのFire TVデバイスを持っているのでやりたいのは機能を拡張することだけだ。

そこでFire TV Blasterの出番だ。新デバイスは、Amazon Fire TVがメディアプレーヤー(あるいはTV OS)として戦う相手がRokuだけではなく、リビングルーム全体のコントロールを奪い合う状況の中で登場した。最近Rokuはスマート・サウンドバーとワイヤレスサブウーファーさまざまな価格帯で発売するなど市場拡大に力を入れている。Amazonも自社のサウンドバーを発売して対抗している。

多くの消費者がデバイスはすべて同じブランドのものを買いたいと思っている。相互にうまく動くように作られていることがわかっているからだ。HomePodとApple TV、Echo StudioとFire TV、Rokuとその専用スピーカーのように。

しかし、一方にはさまざまなメーカーのデバイスを寄せ集めて使っている人たちもたくさんいる。全部を入れ替えなくても、Fire TV Blasterは他社製品ともきちんと一緒に動きながら、そのユーザーをAmazonファミリーに取り込む。

Fire TV Blasterには電源ケーブル(microUSB)、外付け赤外線センサー、IEEE802.11 a/b/g/n 2.4 GHz/5 GHz Wi-Fiがついてくる。対応機種は、Fire TV Stick(第2世代)、w/Alexaボイスリモコン(第1、第2世代)、Fire TV Stick 4K、Fire TV(第3世代)、Fire TV Cube(第1、第2世代)、およびEchoスピーカーまたはスマートディスプレイ全機種。

価格は34.99ドル(約3800円)で、米国、カナダ、英国、およびドイツで12月11日から発売する予定だ。Fire TV 4K、Echo Dotとのバンドルセット、79.99ドル(約8700円)もある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonのFire TVとタブレットにニュースまとめアプリが登場

米国時間10月22日からAmazon(アマゾン)は、米国のFire TVユーザーにニュースまとめアプリを提供する。このアプリは、さまざまなニュース媒体からのニュースをカスタマイズ可能な形でサービスする。それらはCBSやロイター、Sports Illustrated、HuffPost(ハフィントンポスト)などの大手を含めて20社近いが、一部はYahoo系だ。以下が、そのニュースソース。

  • CBS News
  • Reuters(ロイター)
  • Huffington Post(ハフィントンポスト)
  • Bloomberg(ブルームバーグ)
  • Yahoo News
  • Yahoo Finance
  • Yahoo Sports
  • Yahoo Entertainment
  • AOL News
  • Al Jazeera(アルジャジーラ)
  • People
  • Entertainment Weekly
  • Sports Illustrated
  • Cheddar
  • Newsy
  • Wochit

いくつかの大手が欠けている。The New York Times(ニューヨークタイムズ)、The Wall Street Journal(ウォールストリート・ジャーナル)、NPR、CNNなどなどだ。でも、このようなコンテンツの契約は難しい。一部に有料のコンテンツもあるし、速報ニュースなどをスマートアシスタントにどうやって送るのかという問題もある。でもAmazonは「今後はニュースコンテンツの選択の幅をもっと広げる」と言っている。

ユーザーは好みのニュースソースを選び、Alexaにニュースを頼む。Alexa対応のFireタブレットにも、近くこのアプリが載る予定だ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

YouTube TVがアマゾンのFire TVデバイスに対応

2019年4月、Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)は、競争を抑止し消費者を無視した長年にわたる争いの末に、それぞれのストリーミングビデオアプリをお互いのプラットフォームに対応させることで合意に達した。まずFire TVデバイス向けのYouTube公式アプリが登場し、プライム・ビデオがChromecastとAndroid TVで見られるようになった。そして米国時間9月30日、AmazonはYouTube TVがFire TV対応テレビを含むFire TVデバイスに対応したと発表した。

Amazonはブログで、Fire TV Stick(第2世代)、Fire TV Stick 4K、新しいFire TV Cube、さらにFire TVに対応した東芝、Insignia、Element、Westinghouseのスマートテレビ向けのYouTube TV公式アプリを公開すると発表した。Fire TV Cube(第1世代)、Fire TV(第2世代)、Fire TV(第3世代、ペンダントデザイン)など、一部の旧世代のFire TVデバイスにも対応する。

YouTube TV公式アプリは、第1世代のFire TVやFire TV Stickでは動作しない。

YouTube TVはGoogleのライブTVストリーミングサービスで、Sling TV、Hulu Live TV、PlayStation Vue、DirecTV Now(8月に「AT&T TV NOW」と名称変更)などと競合している。ディスカバリーチャンネル、TNT、CNN、ESPN、FXやオンデマンドの番組など70以上のチャンネルがあり、無制限でクラウドDVR(デジタルビデオレコーダー)に録画もできる。今年はMLBの試合の一部も独占放送された。

AmazonとGoogleは長年にわたって争いを続け、エンドユーザーに不便を強いてきた。AmazonのショッピングサイトではGoogleのハードウェアがほとんど排除されていた。2017年にはAmazonがGoogleに許可を得ずにEcho ShowにYouTubeプレーヤーを実装したことでも争いになった。YouTubeはAmazonからのアクセスを拒否し、AmazonはEchoのユーザーにYouTubeのホームページを送信することでこの問題を回避した。

両社が争えば、消費者は不利益を被る。そしてAmazonとGoogleのような企業の場合、顧客層が重なっている。Chromecastのユーザーはプライム・ビデオを見たいし、AmazonからGoogle製品を購入したい。Fire TVのユーザーはYouTubeを見たい。

こうした成り行きから、米国では中立的なRokuが最も人気のストリーミングプラットフォームになった。

AmazonとGoogleは合意に達した時点で、将来的にはYouTube KidsなどのYouTubeのサービスがFire TVで利用できるようになると述べていた。今回の対応で、Fire TVで利用できないYouTubeのビデオアプリは、YouTube Kidsだけになった。YouTubeはすでにAmazonのハードウェアで利用でき、YouTube TVも米国時間9月30日から公開が開始されている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

今年のAmazonプライムデーもベストセラーはEcho DotとFire TV Stickか

【抄訳】
Amazonプライム今年もまた、プライムデーでEcho DotやAlexaリモコン付きFire TV Stickのようなロスリーダー(採算度外視の目玉商品)に殺到した。Alexaスマートスピーカーの入門機であるEcho Dotは、3年連続でプライムデーのベストセラーになった。Fire TV Stickも昨年に続いて上位で、この製品はデビューした2016年以来、プライムデーにはグローバルでよく売れている。

Amazonはプライムデーの具体的な数字を挙げないが、Echo DotとFire TV Stickを合わせて、売り出し初日の月曜日には世界中の顧客に「数百万台売れた」と主張している

昨年は、Fire TV Stickだけで「数百万」という言い方をしていた。

このリテイラーは米国時間7月16日、米国の買い物客は月曜日の売り出しで「数百万ドル」を節約した、と言っている。それはEcho DotとThe Fire TV Stickの安売りだけを指すのではなく、そのほかの売上上位である、Instant Pot DUO Plus 60 6 QtやLifeStraw Personal Water Filter、Crest 3D White Professional Effects Whitening Stripsなども含んでいる。この中でInstant PotとLifeStrawフィルターは、昨年のプライムデーでもAmazon以外の製品で上位入りした2つだった。

Echoは7月15日の売り出し品目には入っていなかったが、しかしすでにプライムデーの前から定価の半額24ドル99セントに値下げされていて、プライムデーではさらに、再び22ドルに下げられた。

echo show 5

本日もEcho Dotは22ドルだが、黒(チャコール)は売り切れで、やや明るい色のサンドストーンしかない。

2日目のそのほかの売れ線

  • 画面付きAlexaスピーカーの小型改良版Echo Show 5が49ドル99セント
  • Fire TVエディションのスマートテレビが最安で140ドル
  • Alexaリモコン付きFire TV Stickが14ドル99セント
  • キッズエディションのFire 7タブレットが59ドル99セント(2つで99ドル98セント)
  • Ring Video Doorbell 2が139ドル

プライムデー2日目の値下げ品目一覧表をもある。

【後略】

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

朗報! YouTubeがFire TVに、AmazonプライムビデオがChromecastとAndroid TVに相互乗り入れ

なんであれ皆が小異を捨て、力を合わせてサービスを改善するのはいいことだ。競争が激しいことで知られるテクノロジー業界にちょうどそういう珍しい現象が起きた。ストリーミングビジネスで冷戦状態が続いていたGoogleとAmazonだが、 YouTubeがFire TV、プライムビデオがChromecastとAndroid TVにやって来ることが発表された。

Amazonnの各種第2世代Fireテレビ、Fire TV Stick、Fire TV Stick 4K、Fire TV Cube、Fire TV Stick Basic Editionに加えてサードパーティーのメーカーがFire TV機能を内蔵したスマートテレビが全世界9で正式にYouTubeアプリのサポートを開始する。AmazonはYouTubeをサポートするハードウェアをさらに拡大する計画だ。YouTube TV、YouTube Kidsも近くAmazon Fire TVでサポートされる。

Google側ではGoogle自身のChromecastデバイスに加えてChromecast、Android TV機能を内蔵するサードパーティーのスマートテレビがプライムビデオをサポートする。さらにChromecast Ultraのオーナーは追加料金を支払うことなく、Prime Videoの4000本のビデオを見ることができる。これは今までAmazonプライムのメンバーだけの特典だった。

現在すでに一部のAndroid TVデバイスではプライムビデオを見ることができるが、今後はサポートするデバイスが拡大される。

このストリーミングの相互乗り入れは以前から要望されていた。正確にいえば何年も前からだ。しかし両社の小競り合いは最近まで続いていたが、この5月には消費者の便益を優先していさかいを棚上げすることに合意したという発表が行われた。今回の進展は5月の合意が実行に移された結果だ。

ストリーミングよ、永遠なれ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アマゾンのFire TVのユーザーが3400万人に達した

アマゾンのFire TVは、ライバルのストリーミングプラットフォーム、Rokuとの差を広げている。1月にラスベガスで開催されたCESでアマゾンは、Rokuのアクティブユーザーが2700万人であるのに対しFire TVのユーザーは3000万人を「優に超えた」と発表した。それからおよそ4カ月経った今週、Fire TVのアクティブユーザーは3400万人と発表された。一方のRoku今月発表した収益報告書によると、2019年第1四半期にアカウントベースで200万増えて、アクティブアカウントは2910万だという。

アマゾンのFire TVに関する最新の数字は、米国時間5月14日にFire TVのGM兼マーケティング・成長・エンゲージメントのグローバルヘッドであるJen Prenner氏が「リビングルームの覇権争い。スティック、ボックス、スマートTVプラットフォーム」と題したPay TV Showのパネルディスカッションで明らかにしたものだ。

アマゾンは、Fire TVは米国、英国、ドイツ、インド、日本で売り上げが加速し、ストリーミングメディアプレイヤーのプラットフォームのトップになったとも主張している。

アマゾンがCESでユーザー数を発表したときには、その数字の根拠に疑問があった。Rokuは通常、過去30日間に同社のプラットフォームでストリーミングを利用した「アクティブ」なアカウントを数えている。一方アマゾンはCESの時点で「アクティブ」の定義は示さず、一般的な言い方でユーザー数を語っていた。

これに対し、今回のコメントでアマゾンは「アクティブユーザー」について言及した。これはユーザー数の合計ではないという。

Rokuは、同社のアクティブアカウントは複数の人(つまり複数のユーザー)が家族として1アカウントに数えられている可能性があるとしている。これは、Fire TVの最新の数字を見る上で注目すべきポイントだ。Fire TVデバイスには、アマゾンの1人のユーザーのアカウント情報が登録されている。セットアップ後に複数の人がそのデバイスを使う可能性はもちろんある。複数の人がいちいちプロファイルを切り替えるのでない限り、Rokuと同様にアマゾンも各人のデータを追跡することはできない。アマゾンは、Rokuが「アカウント」を測定しているのとまったく同じ方法で「ユーザー」を測定していると認めた。

昨年、Rokuは米国のストリーミングプレイヤー市場をリードしていたが、Fire TVは世界的に成長しているようだ。現在、Fire TVは世界中多くの国で販売され、プライムビデオのコンテンツをストリーミングで楽しむことができる。一方のRokuが販売されているのは米国、カナダ、英国、フランス、ラテンアメリカの一部の国などに限られている。しかも昨年、Rokuではメキシコで海賊版のコンテンツにアクセスできてしまうという問題があり、それが10月に解決されるまで販売を停止せざるを得なかった。

Fire TVの成長の背景には、アマゾンがハードウェアデバイスをしょっちゅう大幅に割引して販売しているということもある。年末商戦でFire TV Stickはベストセラー商品になっていた。デバイスを低価格で販売すれば市場を獲得できる。しかも最近では、Alexaを最も低価格で利用できるデバイスとしてFire TVを購入するケースもあるようだ。

今年、アマゾンはFire TVで利用できるコンテンツとAlexaの機能の拡充に取り組んでいる。コンテンツに関しては、まずYouTube、その後YouTube TVとYouTube KidsをFire TVで利用できるようにすることで4月にグーグルとついに合意した。同社は、今年後半にはDisney+とApple TV+にも対応する予定であるとしている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

見逃し番組配信アプリ「TVer」のテレビ版が登場、ソニーのブラビアやFire TVで視聴できる

民放公式テレビポータルの「TVer」(ティーバー)は4月8日、「TVerテレビアプリ」を4月15日に公開することを発表した。これにより、家庭用テレビで民放各局のドラマやバラエティーといった番組を好きな日時に楽しめるようになる。アプリは無料でダウンロードでき、利用料もかからない。

対応するのはAndroid TVとFire TVで、Apple TVには非対応。具体的な対応機種は、2015年以降に発売されたAndroid TV機能を搭載するソニーのブラビアとAmazon Fire TVシリーズとなる。

「TVer」は、在京民放5社の日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビが共同運営するテレビ番組のネット配信アプリ、現在は在阪民放5社の毎日放送、朝日放送テレビ、テレビ大阪、関西テレビ、読売テレビを含めた10社が参加しており、約200番組を広告付きで無償配信している。

日本のテレビ局は欧米に比べるとネット配信においては後手に回っており、これまで視聴者が見たいときに見られるという環境をあまり整えてこなかった。ネット前提の時代にもかかわらず、注目スポーツの中継をライブ放映せずに、ゴールデンタイムに録画放映するという暴挙に出る局もある。

これまでTVerは、スマートフォンやタブレット端末では専用アプリ(iOSAndroid)で、PCではウェブサイト経由で視聴できたが、今回のAndroid TVやFire TVへの対応で、リビングにいながら家族や友人と見逃したテレビ番組を好きな時間に視聴する環境が整ったことは一歩前進だ。

Apple TV+

残念なのはApple TVのtvOS用アプリが配布されない点。アップルは、今秋に日本を含む世界各国で「Apple TV+」アプリの配布を予定しているので、ぜひともTVerのtvOS版の配布、もしくはApple TV+アプリ内のサービスとして対応してほしいところだ。ちなみに、TverだけでなくApple TV+アプリの対応機種に入っているFire TVは、国内で今後さらに存在感が高まるだろう。

Apple MusicがAmazon Fire TVにやってくる

米国では米国時間3月13日から、Apple TVをFire TVで利用できるようになる。Amazon Echoシリーズのスマートスピーカーでは昨年12月から対応していた。このニュースは、Apple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏が2017年にAmazonとの合意を発表して以来、両ライバル間の緊張が和らいでいることを示す新たな事例としての意味がある。この契約によって、Apple TVのAmazonプライムビデオアプリが公開され、Amazon.comにはApple製品が戻ってきた。

それ以来、両社はこの合意に沿った動きをいくつも見せている。

例えば昨年、AmazonはApple製品の品揃えを拡大して、Apple TV以外にもiPad、iPhone、Apple Watch、Beatsヘッドホンなどの商品を販売開始した。さらにAmazonは同社のアプリFreeTime UnlimitedをiOS用に提供した。そして最近では、Apple MusicがEchoにやってきた。

そして今回、Amazon Fire TVにもやってきた。

これでApple Musicの定期購読者は5000万曲のストリーミング音楽をAlexaに頼んで聞くことができる。ユーザーは楽曲、アーティスト、プレイレスト、アルバムなどを「Alexa, play today’s hits on Apple Music」とか「Alexa, play music by [アーティスト名]on Apple Music」などと言ってリクエストできる。

Fire TV Cubeでは、複数の部屋にわたるミュージックグループの中でApple Musicをストリーミングすることもできる。

Fire TVでApple Musicを使うためには、Apple Musicスキルを有効にしてから自分のAppleアカウントにリンクする必要がある(Echoスピーカーで聞くために設定した人は再び設定する必要はない)。

Appleのサブスクリプション・サービスへと焦点を移動する決断(音楽のストリーミングに続いて近々ビデオのストリーミングサービスも)の恩恵に預かっているのはAmazonだけではない。

最近Appleは、Samsung(サムスン)との提携によって専用アプリを使ってSamsungのスマートTVにiTunesコンテンツを持ち込み、VizioLGなどのテレビメーカーとはAirPlay対応で同様の契約を結んでいる。RokuのAirPlay対応についても検討していると言われている。

Apple Musicは3月13日から米国のFire TVユーザーに提供開始される。Amazonは、数週間後には英国のFire TVおよびEchoユーザー向けにもApple Music対応機能が提供されると言っている。

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AmazonのFire TV CubeはEchoを内蔵したセットトップボックスだ

Amazonが今日(米国時間6/7)、そのますます混雑してきたリビングルーム向け製品群にまた一つ加えた。消費者は混乱すると思うが、今度のCubeはFire TVとEchoのギャップを橋渡しすることがその差別化要因だ。これまでのセットトップ製品にもAlexaのコントロールはあったが、今度のCubeはスマートスピーカーEchoの機能を完全に実装している。

というより、Cubeは大きな立方形のEcho Dotみたいだ。たしかにルックス的には平凡だが、上部の4つのEchoボタンや、Alexaが聴いていることを示すブルーのライトなど、おなじみの要素が揃っている。

この、正式名Fire TV Cubeは、GoogleがI/Oカンファレンスで発表したJBL Link Barを見倣っている。それはChromecastを内蔵して、不使用時にはGoogle Homeそのものだが、Amazonの場合はスピーカーはEchoのような機能のためだけにある。ホームシアター的なものは、完全にユーザーにおまかせだ。

そのためお値段は120ドルとお手頃だ。これには、IR延長ケーブルとEthernetアダプターが含まれる。しかもあと二日間の予約購入者には90ドルになる。200ドル出すと、Amazon Cloud Camとのセットになる。いよいよ、家中、Amazonのハードウェアだらけだ。

セットアップもかなり簡単だ。これをテレビに接続すると、機種を判定する(ユーザーが手入力してもよい)。最初に、テレビの音について質問するから、それに答えてオーディオをセットアップする。それから、ケーブルのプロバイダーやzipコードを指定し、使用を開始する。ケーブルや衛星テレビの事業者は、その90%に対応している。

もちろん、今ではAlexaによるテレビのコントロールもできるし、8つの遠方界マイクがついているので、ほかのEchoデバイスとコミュニケーションできる。

Fire TV Cubeは6月21日発売だ。

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AmazonがBest BuyのストアブランドでFire TV/Alexa内蔵スマートテレビを(実店舗で)売る

Amazonは同社のFire TV Editionのスマートテレビを大型店で売ろうとしている。しかしそれは、幸いにもWhole Foodsではない。Amazonがねらっているのは、Amazonがこれまで苦しめてきた実店舗の代表格Best Buyで、同社のストアブランドのスマートテレビをFire TV内蔵にしたいのだ。

Best BuyのInsigniaブランドに、Amazonと独占提携した4KとHDの、東芝製ディスプレイを使った機種(計10機種以上)が登場し、この夏から各店舗で売られる。

AmazonのCEO Jeff Bezosは声明文で、“AmazonとBest Buyには長年の協働の歴史があり、そして今日は私たちのパートナーシップを新しいレベルに高める”、と述べている。

Best Buyの店ではすでにさまざまなスマートテレビが売られているが、AmazonのFire TV製品はそれらにできることなら何でもできる。しかしその大きなセールスポイントはAlexaの直接統合であり、しかもそれを通常のリモコンで使えることだ。

テレビを買うことは、今でも実際にお店まで足を運ぶ必要のある買い物の、数少ない例のひとつだ。ネット上のレビューも役に立つけど、解像度が高くなって4Kともなれば、実物を見ないと納得できない。大型画面の機種が安くなってる今でもBest Buyは、店内のかなりのスペースをテレビの実物展示に捧げている。

Amazonの成長はここ数年よく報道されているが、Best Buyもウォール街では以外に人気が高い。過去2年間で、株価は倍以上になった。

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AmazonはFire TVのYouTubeアプリをアップデートしてユーザーをWebブラウザーに誘導

AmazonとGoogleの確執はしつこく続いている。今日(米国時間12/28)は、もともとGoogleが、YouTubeを取り去るのは2018年の1月だと言っていたFire TVから、早くもYouTubeが消えた。しかしFire TVのオーナーの多くが気づいたと思うが、今日そのYouTubeアプリを立ち上げようとすると、Webブラウザーを使えば“YouTubeやそのほかの何百万ものWebサイト”を見ることを選べる、というお知らせが出る(下図)。そしてボタンをクリックすれば、AmazonのSilkブラウザーかまたはFirefoxのどちらかを選べる。

消費者に迷惑をかけている両社間の不和は、数年前にさかのぼる。

Googleは、Amazonの反競争的な性格が気に入らない。Amazonは、スマートスピーカーやメディアプレーヤーなど、自社製品と競合するハードウェアをAmazonのネットショップ上で売ってくれないのだ。つまり、自社製品と競合するデバイスは、1台たりとも在庫を持とうとしない。それらは、Apple TV, Chromecast, Google Home,などなどだ。Amazonは、自社のEchoスピーカーやFire TVを売りたいからだ。

ただしAmazonとAppleは最近協議して、Apple TVをAmazonに復帰させ、そしてAmazonのPrime VideoアプリをApple TVに載せた

一方AmazonとGoogleの議論は今月初めに快方に向かい、ChromecastとChromecast Ultraが Amazon.comに再登場した。が、それもまた、今では降ろされている。

ほかにも今係争中の問題としては、Amazonが同社のEcho ShowデバイスにAmazon独自のYouTubeプレイヤーを搭載し、Googleに無断でその主な機能のいくつかを省略した。この件での両社のやり合いとしては、まずGoogleがそのプレイヤーからのYouTubeアクセスを拒否し、するとAmazonはひそかに、YouTubeのWebバージョンをEcho Showに載せた

これに対してGoogleは今月、Fire TVも含むAmazonのハードウェア製品から全面的にYouTubeへのアクセスができないようにする、と宣言した。Echo Showのその新しいプレーヤーはただちにYouTubeアクセスが不能になったが、しかしFire TVは2017年年内にかぎりYouTubeの視聴が許された。

しかし今日みたいに、Googleが自分が決めた締め切りすら守らないのは異常だ。どうやら、ユーザーにはYouTubeをWebブラウザーから見てもらう、という変化は、Googleの主導というより、Amazon自身が率先したようだ。

そのことを傍証するかのように、AFTVNews.comの記事やRedditのコメントによると、今Fire TVにYouTubeアプリをロードしようとすると、相変わらず警告メッセージが表示される(下図)。

上図: 警告画面; 画像提供 – AFTVNews.com

Googleのスケジュールに先駆けてYouTubeユーザーをWebブラウザーにリダイレクトするAmazonの方針が、全ユーザーに行き渡ったのか、それは分からない。Cord Cutter Newsの記事によると、ブラウザーをFire TVにインストールしている人しかブラウザー選択(Silk/Firefox)画面(下図)は出ない、という。しかしアプリのコードをデコンパイルした人によると、ブラウザーをインストールしていなくてもWebブラウザーが指示されるようになったそうだ。

本誌編集部には新旧両世代のFire TVが計2台あるが、ブラウザー選択画面は今日初めて見た。世界中のユーザーの多くが、同じことをツイートしている:

AmazonとGoogleにコメントを求めたが、Googleは無言、Amazonはこんな声明をくれた:

“FirefoxやSilkのようなWebブラウザーを使ってYouTubeとそのほかの何百万ものWebサイトにアクセスできることを、確言できます”。

アメリカではRokuが、ストリーミングデバイスのトップセラーだ。こんなややこしい話は、Rokuにはないからね。

競合する二社の、リーズナブルな解をいつまでも見つけられない、この時間的に長過ぎる無能ぶりに、消費者が翻弄されるのはもうたくさんだ。疎外されっぱなしの顧客の多くは、いずれRokuの方へ行っちゃうだろうから、両社の係争は彼ら自身を傷つけているだけだ。

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FirefoxがAmazonのFire TVに搭載、Amazonの製品上でYouTubeを見られる!

AmazonのFire TVを持ってる方は、今度から同機上でFirefoxを使えるので、テレビでWebを閲覧できる。MozillaとAmazonの今日の発表によると、FirefoxはFire TV上でAmazon自身のSilkブラウザーと連結し、ユーザーのどのような閲覧ニーズにも対応する

FirefoxのSVP Mark Mayoは、今日の発表でこう述べている: “FirefoxがFire TVに加われば、Firefoxの活躍の場が増えるとともに、すべてのユーザーに完全なWeb体験をお届けできる。Firefoxは以前から、ユーザーのデバイスが何であってもWebにダイレクトにアクセスできることを、使命としてきた。今日からはFirefoxがWebの多様なコンテンツをお届けすることによって、すでにグレートなFire TV体験がなお一層すばらしい体験になる”。

Amazon自身のプレスリリースは、SilkブラウザーがFire TVとFire TVリモコン向けに最適化されていることを自慢しているが、今日の発表ではMozillaのブラウザーにあまり触れていない。でも、少なくとも言えるのは、FirefoxブラウザーをFire TVのリモコンとアプリに統合するのは、Mozillaにとってたいへんな仕事だっただろうな、ということだ。


・YouTubeなどの人気サイトを容易に見られる
・YouTubeなどのサイトにFirefoxから直接行けて、それをFire TVのホーム画面で見れる
・AmazonのFire TVのリモコンとアプリでWebをナビゲートできる
・Fire TVから直接、検索や閲覧ができる

それに、Amazon vs. Googleの係争により、Amazonのデバイスの上では1月からYouTubeを見られなくなるから、上図のようにMozillaが、FirefoxでYouTubeのビデオを見られることを強調しているのも当然だ。Amazonは今日の発表でYouTubeにいっさい触れていないが、MozillaにとってはFirefoxのユーザーを拡大する絶好のチャンスだ。

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Amazonの新製品発表イベントに4K Fire TVも――日本でも8980円で予約受付開始

AmazonはこのごろFire TV(ChromecastやApple TVのライバル(を放置しているのではないかと感じていたかもしれない。実際、このセットトップボックスに大型アップグレードが来たのは2015年が最後だった。

しかしとうとう今日(米国時間9/27)、新製品が発表された!

Amazonは現在シアトルで招待オンリーのイベントを開催し、Echoを始めとする主力製品のアップデートを次々に発表しているが、その中にFire TVが含まれていた。

これまでに判明した事実:

  • 4KとHDRをサポート。解像度は最高2160p、60fps
  • 音声はDolby Atmosをサポート
  • Wi-Fiは802.11ac
  • 1.5GHz クオドコアCPU
  • Alexaを搭載し音声認識可能なリモコン。室内のEchoからも操作できる。

出荷は今年中で価格は70ドル、Echo Dotバンドル版は80ドル。この価格は現行Fire TVより20ドル安い。4KのAppleTVに比べると100ドル以上安く、Google Chromecast Ultraとほぼ同価格だ。ただしChromecast Ultraには専用リモコンは付属していない。スティック版のFire TVにEcho Dotをバンドルしたモデルは60ドルだ。場所を取らないこの形式が好みなら便利だ。Amazonは強力なマーケティングを開始したもようだ。

Fire TVの出荷は10月25日以降となるが、Amazonのサイトでは予約受け付けを開始している。

〔日本版〕Amazonの日本サイトでも4K、HDR対応のFire TVの予約を受付中。価格は8980円。GoogleのChromecast UItraも日本で購入可能(9720円)。4K Apple TVは1万9800円から。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


【以上】

家庭のテレビをスマートホームのモニタシステムにしたいAmazonの野心、まずささやかにFire TVのリモコンの完全音声化から

AmazonのFire TVはすでに音声でテレビをコントロールできるが、そのためにはリモコンを手に持つ必要がある。そこで今回AmazonのセットトップボックスはEchoの助けを借りて、ユーザーが自分の腕や指を動かさなくてもリモートコントロールができる方法を身につけた。

今日(米国時間8/1)からユーザーは、AmazonのスマートホームハブAlexa/Echoに命じるだけで、番組を選んだり、チャンネルを変えたり、ボリュームを調節したり、アプリを開いたりできる。二つのAmazonデバイスをそうやってリンクするやり方も簡単で、Fire TVにやらせたいアクションをEchoに言うだけだ。するとリンクが自動的に成立する。

言うまでもなくこの機能は、今ちょっと手を離せない!というときに便利だ。たとえば夕食の支度をしているとき、ハンバーグ用の挽肉でべちょべちょになった手でリモコンに触りたくないだろう。

それはAmazonのFar-Field通信を使うので、マイクロフォンは至近のAlexa対応デバイスへとデフォルトされる。だから別の部屋からでもチャンネルを切り替えたりできる。ただし、複雑な機械の複雑なインタフェイスを、すべて音声でコントロールするのは無理だ。たとえば、たかがテレビでも、いわゆる“チャンネルサーフィン”を、あなたは自分の音声でできるだろうか?

家庭用としていちばん強力、と思われる機能は、目下開発中だ。それは、防犯カメラのコントロール。それができるようになると、August, Netgear Arlo, Ringなどの製品のフィードをテレビで見られるようになる。ある意味でこの統合は、Fire TVの受像機を大型のEcho Showに変えてしまう。今その機能は、“近日封切”に挙がっている。

そしてAmazonは今、Alexaの音声機能をサードパーティのテレビ受像機にも載せようとしている。つまりSony, Logitech, DishなどのテレビがAlexaのスキルを持つのだ。今のところ、Echoに対応しているテレビはFire TV, Fire TV Stick, そしてFireOSを内蔵しているスマートテレビだけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、Fire TV内蔵の低価格4Kテレビを発売

90ドルのFire TV、40ドルのFire TV Stickに続いて、Amazonは差し込みデバイス嫌いの人たち向けに、ストリーミングビデオ機能を内蔵した同社初のテレビ受像機を販売する。現在予約受付中で、インターネットで最も強力な広告塔、Amazon自身のホームページでデビューを飾った。Amazon Fire TV Editionというシンプルな名前のこの製品は、サウスカロライナ州拠点のElement Electronicsが製造し、価格は43インチモデルの449ドルから。

求めやすいこの金額は、同社が長年続けてきたライバルを蹴落とす価格モデルに沿っている。プラグイン方式の先行製品と合わせて、Amazonが4Kテレビをリビングルームに自社メディアを送り込むためのパイプと考えていることは間違いない。

今やAmazonビデオには、30万本を超えるテレビ番組や映画がAmazon、Netflix、HBO、Showtime、Hulu、Sling TVなどから提供され、Alexaの親切な音声リモコンで操作できる。この新しいテレビによって、Amazonはリビングルームに自社製スマートアシスタントを潜入させる方法をまたひとつ開拓した。

449ドルという価格は、Amazonの既存のスタンドアロン・メディアプレーヤーを買うのと比べてかなり高価ではあるが、外部入力が可能であるなど独自の利点もある。しかし、安い価格と引き換えに、セットトップボックスより買い替えサイクルのずっと長い受像機にスマートテレビ機能が組み込まれているという弱点を抱えることになる。

これはAmazonにとって実に明快な戦略の製品だ ―― Amazonは再びRokuを直接迎え撃つ。そしてこれを皮切りに同社のサービスを内蔵したサードパーティ製品がいくつも出てくるに違いない ―― ただしAmazonブランド製品ほど大きな扱いは受けないだろうが。

Fire TV Editionは、6月からリアル店舗にも購入が可能だ。価格は最高で65インチ機の899ドル ―― ただしAmazonから直接購入すると、15ドルのHDアンテナが期間限定でついてくる。もちろんプライムメンバーなら送料は無料だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook