フェイスブックがGIFアニメのGIPHYを430億円相当で買収

Axiosによると、Facebook(フェイスブック)は米国時間5月15日に、ウェブ上のアニメGIFの検索エンジンでプラットフォームプロバイダーであるGIPHYを約4億ドル(約428億円)で買収することを確認した。その具体的な条件は公表されていない。GIPHYは現在、共有可能でエンゲージメントの高いコンテンツの中心的な発信源に成長しており、そのアニメーション化されたGIFは、フェイスブックのプラットフォームだけでなくウェブ上のその他のソーシャルアプリやサービスで幅広く利用されている。

特にGIPHYはInstagramに検索機能とステッカー機能を提供しており、今後もその機能を維持していずれはInstagramのチームの一部になるものと思われる。そしてGIPHYは既に行われた統合と今後の統合により、フェイスブックのその他のアプリでも利用できるようになるだろう。人びとは引き続き自分のGIFをアップロードすることが可能で、フェイスブックはGIPHYを自社ブランドで運営し、外部のデベロッパーもGIPHYを利用できるようにするだろう。

フェイスブックによると、同社はGIPHYの技術開発にも追加投資し、コンテンツとエンドポイント開発者レベルの両方で新たな関係を構築していくという。また、GIPHYが受信するトラフィックの50%はInstagram、Messenger、フェイスブック本体、WhatsAppなどフェイスブックのアプリからのものとのことだ。

GIPHYは2013年に創業され、最初は単なるGIFの検索エンジンだった。このウェブサイトの最初の重要な拡張がフェイスブック経由の共有を可能にする機能で、この機能は同社の創業年の後半に導入された。そしてその後すぐに第2の統合としてTwitterでも共有が可能になった。Crunchbaseの最新データによると、GIPHYはこれまでに5回のラウンドで1億5090万ドル(約162億円)を調達している。投資家はDFJ Growth、Lightspeed、Betaworks、GV、Lerer Hippeauなどだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ハイテク業界の醜悪な真実を明らかにしたTechCrunch2019年調査レポートトップ10

Facebookがティーンエージャーをスパイしていたこと、Twitterアカウントがテロリストに乗っ取られたこと、そして児童性的虐待の画像がBingとGiphyで発見されたことなどが、2019年のTechCrunchの調査レポートで明らかになったもののなかでも、とりわけ醜悪な真実たちだ。安全性の欠陥や力の濫用が及ぼす影響が、ますます大きくなる中で、ハイテク業界はこれまで以上に多くの監視の目を必要としている。原因が悪意、無知、あるいは貪欲のいずれであろうとも、そこには嗅ぎつけられた数多くの不正行為があった。

TechCrunchは、セキュリティエキスパートであるZack Whittaker(ザック・ウィテカー)記者に率いられて、増大する問題に対処するために、より長期にわたる調査を実施してきた。実際、資金調達、製品発売、そしてすばらしいエグジットなどに関する私たちの記事は、物語の半分しか語っていないのだ。おそらくスタートアップ(と彼らのその後)に特化した、最大かつ最も長期間にわたって運営されているニュースソースである私たちは、そうした企業たちが誠実であり続けることや、技術に対するより倫理的で透明なアプローチを推進していくことに対して責任を負っている。

調査に値する潜在的なヒントがある場合は、TechCrunch(tips@techcrunch.com)に連絡するか、匿名のフォームから教えて欲しい。

画像: Bryce Durbin/TechCrunch

2019年に行われた調査レポートの上位10件と、その影響を紹介しよう。

1. Facebookはティーンエージャーたちのデータを覗き見するために、金を渡している。

Josh Constine(ジョシュ・コンスティン)記者の画期的な調査によって明らかになったことは、Facebookがティーンエージャーや成人に対して月額20ドル(約2200円)のギフトカードを支払い、VPNをインストールさせて、市場調査の名目ですべての機密モバイルデータをFacebookに送信させていたことだ。Facebook Researchが抱えていた問題として挙げられたのは、たとえば18万7000人のユーザーに「Project Atlas」に登録するまでデータがFacebookに送られることを通知しなかったこと、4300人以上の未成年者から適切な保護者の同意を受け取っていなかったこと、同プログラムに関して公言した場合、ユーザーに対して法的措置をとると圧力をかけたことなどだ。また、このプログラムは、App Storeのレビュープロセスを回避するために、企業内で従業員だけを対象にアプリを配布するためにデザインされた、Appleのエンタープライズ証明書プログラムを悪用していた。

影響は甚大だった。議員たちはFacebookに対して怒りの書簡 を送った。ほどなくTechCrunchは、同様の市場調査を行うScreenwise Meterと呼ばれるGoogle製のプログラムを発見した。Googleは直ちに同プログラムを中止した。Appleは、すべての従業員専用アプリを丸1日シャットダウンすることでGoogleとFacebookの双方を罰した。このことで、Facebookの従業員はシャトルスケジュールやランチメニューにアクセスできず、オフィスが混乱した。Facebookは、このプログラムが公明正大なものだと主張しようとしたが、最終的には反発に屈し、Facebook Researchと18歳未満のユーザー向けのすべての有料データ収集プログラムを中止した。最も重要なことは、この調査レポートによって、FacebookがそのOnavoアプリをシャットダウンしたことだ。このアプリはVPNを提供するという触れ込みだったのだが、実際はどのライバルを模倣すればよいかを知るために、大量のモバイル利用データを吸い上げるものだったのだ。Onavoは、FacebookがメッセージングのライバルであるWhatsAppを190億ドル(約2兆1000億円)で買収する必要があることをFacebookに認識させたものであったが、いまや同社に対する反トラスト調査の中心となっている。TechCrunchのレポートは、Facebookの搾取的な市場監視を弱め、技術の巨人同士を競わせ、データ収集に対する透明性と倫理の水準を引き上げた。

2. WannaCryキルスイッチの擁護

急速に広がるWannaCryランサムウェアから、インターネットを保護したヒーローたちのプロフィールを描いたザック・ウィテカー記者の記事は、サイバーセキュリティの不安定な性質を明らかにしている。WannaCryのキルスイッチ(停止スイッチ)を確立したMarcus Hutchins(マーカス・ハッチンズ)氏の善意の仕事を描いた魅力的な記事は、別件のティーンエイジャーでマルウェアを作成したという罪で彼を10年の刑務所送りにするのではなく、わずか1年の保護観察付きで釈放となった判決に、影響を与えた可能性がある。

3. イーロン・マスク氏のトンネルの危険性

TechCrunchの寄稿者であるMark Harris(マーク・ハリス)記者の調査レポートは、ワシントンDCからボルチモアへのトンネルを掘るという Elon Musk(イーロン・マスク)氏のBoring Companyの計画の中に、不適切な非常口やその他の問題があることを明らかにした。火災安全およびトンネルエンジニアリングの専門家たちに相談し、ハリス記者は、州および地方政府に対して、公共インフラに近道を導入しようとする破壊的テクノロジーに対して懐疑的であるべきだという強い証拠を提示した。

4. Bingの画像検索は児童虐待で溢れている

ジョシュ・コンスティン記者の調査は、Bingの画像検索結果が、子供の性的虐待画像がどのように表示されているかを示すと同時に、何も意識していないユーザーが、そうした違法コンテンツを呼び出しかねない検索ワードも示唆した。コンスティン記者の示したヒントは、反児童虐待スタートアップAntiToxin(現在はL1ght)によるレポートへと繋がり、Microsoftは英国の規制当局に対してこれを防ぐための大幅な変更の約束を強いられた。だが、TechCrunchのレポートを引用したNew York Timesによる追跡レポートによれば、Bingがほとんど改善されていないことが明らかになった。

ザック・ウィテカー記者の調査が、その追放に疑問があったタフツ大学の学生、Tiffany Filler(ティファニー・フィラー)氏による、成績改ざん疑惑の中にある矛盾した証拠を明らかにした。記事は告発そのものに大きな疑念を投げかけ、学生自身が将来の学術的または専門的努力を狙う際の、助けになる可能性がある。

6. 教育用ノートPCの発火

Natasha Lomas(ナターシャ・ロマス)記者は教育用コンピューターハードウェアスタートアップであるpi-topのトラブル報告を行った。記事には米国のある生徒を負傷させたデバイスの誤動作が含まれていた。分解できるように設計されたpi-top 3ノートPCによって、その生徒が「非常に厄介な指の火傷」を負っていたことを内部電子メールは明らかにした。信頼性が大きく問われ、レイオフが続いた。このレポートは、生徒のような特に傷つきやすい者たちを中心に置き物理的な世界で事業を展開するスタートアップたちは、いかに安全を最優先にしなければならないかということを強調している。

7.Giphyは児童虐待画像をブロックできない

Sarah Perez(サラ・ペレス)記者とザック・ウィテカー記者は、児童保護のスタートアップL1ghtと協力して、性的虐待画像のブロックに対するGiphyの怠慢を暴露した。このレポートは、犯罪者たちが違法な画像を共有するためにサイトをどのように使用し、それが検索エンジンによって、誤ってインデックスされたかを明らかにした。TechCrunchの調査が明らかにしたのは、自らのコンテンツに対してもっと警戒する必要があるのは、公的な技術の巨人たちだけではないということだ。

8.Airbnbの反差別に対する弱み

Megan Rose Dickey(ミーガン・ローズ・ディッキー)記者は、盲目で耳が不自由な旅行者の予約が盲導犬を連れていたためにキャンセルされた際の、Airbnbによる差別的ポリシーが現れたケースを調査した。ディッキー記者のレポートが1カ月の営業停止のきっかけになるまで、Airbnb は差別行為によって告発されたホストを単に「教育」しようとしただけだった。調査は、Airbnbが収益を生み出すホストを保護するためにどんなこと、そしてポリシーの問題によりIPOを損なう可能性があることを明らかにした。

9.期限切れのメールがテロリストたちにプロパガンダをツイートさせる

ザック・ウィテカー記者は、乗っ取られたTwitterアカウントを通じて過激派組織IS(イスラミック・ステート)のプロパガンダが拡散されていることを発見した。彼の調査により、Twitterアカウントに関連付けられたメールアドレスの有効期限が切れると、攻撃者はそれを再登録してアクセスし、Twitterから送信されたパスワードリセットを受信できることが明らかになった。記事は、ビッグテクノロジーのセキュリティ上の欠点を悪用する、巧妙だが決して高度ではないテロリストグループの手段を明らかにしただけでなく、すべてのサイトがふさぐべき危険な抜け穴を特定した。

10.ポルノとギャンブルのアプリがAppleを出し抜く

ジョシュ・コンスティン記者は、数十におよぶポルノおよびリアルマネーのギャンブルアプリが、Appleのルールを破りながらエンタープライズ証明書プログラムを悪用することでApp Storeのレビューを回避していることを発見した。それらのアプリの多くが中国を拠点にしたものだ。このレポートは、企業証明書が脆弱で簡単に詐取される要件を明らかにした。7カ月後、Apple は中国からのポルノおよびギャンブルアプリの削除リクエストが急増していることを明らかにした。この調査は、Appleが企業証明書ポリシーを厳しくする後押しをすることになり、さらにCEOのティム・クック氏が日頃他の技術大手のポリシーに対して頻繁にジャブを繰り出しているにもかかわらず、同社自身にも対処すべき問題がたくさんあることを証明した。

ボーナス:HQ Triviaの従業員たちがCEOを解任しようとして解雇された

『ゲーム・オブ・スローンズ』にも負けない物語は、その影響がすべてのスタートアップエグゼクティブへの警告であるにしても、除外するには興味深いものだった。ジョシュ・コンスティン記者は、ゲームスタートアップ、HQ Triviaの業績が急降下した際に、CEOの無能さと不作為に対して従業員たちが起こした反乱の物語を明らかにした。CEOを解任するために、取締役会への請願を組織した従業員は解雇され、さらなる人材の離職と停滞につながった。調査レポートは、スタートアップの幹部たちに、(団結したり離職することで力を発揮する)従業員たちに対する責任があることを思い出させるのに役立った。

ジョシュ・コンスティン記者へのタレコミ情報がある場合には、暗号化されたSignalアプリ、米国(585)750-5674へのSMS、joshc at TechCrunch dot com、あるいはTwitter DMを介して連絡することができる。

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(翻訳:sako)

ベイビー・ヨーダのミームが復活、Giphyが著作権理由のコンテンツ削除を撤回

「ベイビー・ヨーダ」(あるいはヨーダ・ベイビー)が、Disney+の新シリーズ「The Mandalorian」でデビューするやいなや、インターネット上には無数のミームが生まれた。しかし、この画像がオンライン上のあらゆる場所で見られるようになったのとほぼ同時に、不思議なことに画像が削除されてしまった。

当初、数多くのベイビー・ヨーダの画像を掲載していたVultureのようなメディアは、人気のスター・ウォーズキャラクターが消えたことに対して、Disney(ディズニー)社が過剰な警告を発していると非難した。しかし、ヨーダ・ベイビーが消えたのは驚くことに、Disneyのせいではないことがわかった。

最初にBBCが報じたように、この卑劣な行為の背後にいたのはミーム世代で中心的な役割を果たしているGiphy(ギフィー)だった。Giphyは声明にて「先週、Giphyにアップロードされた特定のコンテンツに関する混乱があり、状況が確認できるまで一時的にこれらのGIFを削除した」と述べた。「DisneyとVultureに迷惑をかけたことを詫びるとともに、再びGIFがGiphy上で公開されることに喜んでいる」。

これは、コーポレートブランディングの時代における知的財産と著作権を取り巻く、企業倫理とミームの難しさの対比を示す最新の例だ。TechCrunchは少なくとも10年前から、著作権の主張とフェアユースを重視してきた。しかしながら過去10年以上、インターネットの強みであるはずのリミックス文化は、つまらない人間によって台無しにされてきた。一部のTwitterユーザーが指摘してきたように、企業は手加減をするべきだ。それは巡り巡って、企業の利益へとつながるだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Giphyには禁止されている自傷やヘイト、児童性虐待のコンテンツがある

画像検索エンジンのGiphyは、アニメーションGIFを検索したり作ったりするための「楽しくて安全な方法」のプロバイダーと自らを称している。しかし有害なコンテンツを禁止しているにもかかわらず、TechCrunchが確認したところではGiphyのサイトには自傷や児童性虐待の画像が散見される。

オンライン上での児童保護を行なっているイスラエルのスタートアップ L1ght(以前はAntiToxin Technologiesという名称だった)は、人気のGIF共有コミュニティ内に隠されている多くの有害なコンテンツを発見した。ここには、違法の児童虐待コンテンツやレイプの描写、その他白人至上主義やヘイトスピーチのようなものに関連する有害な画像が含まれている。TechCrunchと共有されたレポートではまた、視聴者に不健康なダイエットを勧めたり、摂食障害を賞賛するようなコンテンツの存在も指摘されている。

TechCrunchは特定のキーワードでGiphyサイトを検索し、L1ghtの主張を部分的に確認した。(我々は児童性虐待コンテンツの表示につながりえる文言では検索していない。それは違法となる)。Giphyは好ましくない検索結果につながるような多くのハッシュタグや検索の文言をブロックしているが、GoogleやBingのような検索エンジンはいまだに特定のキーワードでヒットする画像を蓄えている。

違法なコンテンツに関連するいくつかの言葉を使ってテストしてみたところ、Giphyはときどき、自前の検索結果のコンテンツを表示した。Giphyでは禁止されているマテリアルが示されなかったとき、他の検索エンジンでは往々にして禁止対象となる一連のコンテンツが表示された。

L1ghtは、オンライン上の有害なものを排除するより高度なソリューションの開発を行っている。同社のテストを通じて、違法な1回の検索で1ページ目だけで195枚の写真がヒットした。L1ghtのチームは1つのアイテムから次のものとへとタグを追って行くにつれ、違法または不正なコンテンツのネットワークを発見した。タグそのものはユーザーが検知から逃れるために無害なものだが、不正マテリアルへのゲートウェーのような働きをしていた。

自傷コンテンツの禁止にもかかわらず、研究者らは禁止コンテンツを見つける多くのキーワードや検索文言を発見した。このグラフィック図はTechCrunchがぼかした

児童性虐待の画像などを含め、かなり過激なコンテンツの多くは、児童搾取サイトと関係のあるキーワードを使ってタグ付けされてきたと言われている。

我々はコンテンツにアクセスするのに使ったハッシュタグや検索の文言、サイトなどを公開はしない。しかし、児童搾取を撲滅するために議会によって設立された非営利団体「行方不明・搾取被害児童のためのナショナルセンター」に情報を提供した。

Giphyのオーディエンス責任者であるSimon Gibson(サイモン・ギブソン)氏はTechCrunchに対し、同社にとってコンテンツの安全性は「最も重要なもの」であり、「かなりのモデレーションプロトコル」を展開している、と述べた。彼はまた、違法コンテンツが見つかった場合、同社は当局に通報し、削除するとも話した。

ギブソン氏はさらに、L1ghtがまず最初にGiphyに連絡を取ってこなかったことに不満を示した。L1ghtは、Giphyがコンテンツモデレーションの問題にすでに気づいている、と指摘した。

ギブソン氏は「Giphyのモデレーションシステムは画像テクノロジーと人間による確認の組み合わせで展開されている。ここには、ユーザーがGiphyの検索可能なインデックスに自分のコンテンツが表示されるようにするために認証を申し込まなければならないというプロセスも含まれる。コンテンツはそれから人間のモデレーターによってレビューされる」と話した。「もしモデレーターの間での評価が一致しなければ、あるいはモデレーターの決断がやや頼りない場合は、コンテンツはGiphy内部の信用・安全チームに回され、さらなるレビューを受けることになる」と語った。

「Giphyはまた、我々のポリシーに反するようなコンテンツを見つけて削除するために、検索インデックスの内外でプロアクティブなキーワード検索を行なっている」とも説明した。

L1ghtの研究者たちは、違法で攻撃的なコンテンツを見つけるために人工知能エンジンを活用した。このプラットフォームを活用することで研究者たちは関連する他のコンテンツを発見することができる。そうでもしなければ見つけることはできなかったであろう、違法で禁止されたかなりの量のコンテンツを見つけることができるのだ。

この手の有害なコンテンツはオンラインプラットフォームで広がる。しかしアルゴリズムは対策の一部にすぎない。サイトをクリーンに保つためには、人間によるモデレーションが必須であると、テック企業は気づきつつある。しかしこれまで、FacebookやInstagram、YouTube、Twitterといった業界大手に注意の大半がいっていた。

例えば、Facebookは賃金の安い請負業者のチームにモデレーションを委託していることで常に批判されてきた。そうした請負業者は監視しなければならないものの対応に苦慮していて、業務に伴うトラウマ後にストレスのような症状に悩まされすらする。一方、GoogleのYouTubeは今年、オンライン性的虐待の徒党の温床になっていることが明らかになった。犯罪者が侵略的な発言をしながらコメント欄を使ってビデオを観るよう次から次へと案内していた。

Giphyと比較的小規模なプラットフォームは過去数年間、注意の対象からほとんど外れていた。しかしL1ghtの新たな発見はこの手の問題の影響を受けないプラットフォームはないことを示している。

L1ghtは、この種のコンテンツを共有するGiphyユーザーが、外部の人やGiphyそのものに簡単に検索されないようアカウントをプライベートにしている、と指摘する。しかしプライベートアカウントであっても、誹謗するコンテンツはGoogleやBing、Yandexのような検索エンジンでひっかかり、これにより発見しやすくなっている。L1ghtは、小児性愛者が互いにマテリアル交換するのを含め、オンラインでマテリアルを拡散する手段としてGiphyを使っていることも突き止めた。小児性愛者たちは連絡を取り合うためにGiphyのタグシステムを使っているだけではない。彼らはまた、テキストオーバーレイを通じて画像にタグ付けするという、より高度な技術も使っている。

同じようなプロセスが、白人至上主義やいじめ、児童虐待などと関連するコミュニティでも使われていた。

Giphyがサイト上のコンテンツで非難されるのはこれが初めてではない。昨年、The VergeはGiphyが違法の禁止コンテンツの追放に苦労していると報道した。そしてGiphyは昨年、人種差別的なコンテンツを扱っているとしてInstagramから追い出された。

この問題はGiphyだけが抱えるものではない。しかし、正しく対応していない企業の最新例となった。TechCrunchは今年初め、Microsoftの検索エンジンBing上での児童性虐待画像問題の調査を当時のAntiToxinに委託した。イスラエルの当局による緻密な管理のもと、TechCrunchは特定のキーワードでの検索で大量の違法画像が結果に含まれることを発見した。このTechCrunchの報道をフォローした記事をNew York Timesが先週出したが、児童性虐待のコンテンツが検索結果に現れないようするために与えられた数カ月の間、Bingがほぼ何もしてこなかったと報じた。

Bingは写真検知ツールのPhotoDNAを開拓していたが、検索結果に児童虐待が表示されるのを防ぐためのBingの取り組みは非難を免れられないものだ。このツールは、児童虐待コンテンツの膨大なデータベースにもとづく違法画像を特定するために、ソフトウェア大企業のMicrosoftが10年前に構築したものだ。

Giphyのギブソン氏は、同社はMicrosoftのPhotoDNAの使用を「つい最近許可された」と話したが、現在使用しているかどうかについては語らなかった。

資力があり、規模も大きく、リソースをふんだんに持つテック企業がプラットフォームから違法コンテンツを排除できていない一方で、スタートアップはコンテンツモデレーションのギャップを埋めつつある。

この分野に商業的関心を持つL1ghtは、オンライン侵略者、いじめ、ヘイトスピーチ、スキャムなどとの戦いをサポートするために1年前に設立された。

L1ghtを創業したのはAmobeeの前CEO、Zohar Levkovitz氏とサイバーセキュリティ専門家Ron Porat氏だ。Porat氏は広告ブロッカーShineの創業者であり、Porat氏の息子はオンラインゲームMinecraftでオンラインいじめを経験した。L1ghtは、こうしたプラットフォームの問題は、自身を守ろうとするユーザーの能力を超えたものであり、そうしたユーザーを助けるためにテクノロジーが必要とされているとの認識に至った。

L1ghtは、ほぼリアルタイムにオンライン上の有害なものを特定・分析・予想するために、Giphyでとった方法と同じテクノロジーを活用している。

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Mizoguchi)

NASA、GIF公開のためGiphyにNASA公式チャネルを開設

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NASAの仕事は太陽系を探索したり、地球についてさまざま重要な研究を行うにとどまらない。宇宙の様子を多くの人に伝えることも彼らのミッションのひとつだ。その中でビジュアルな「動き」を伝えるにはGIFが最適ツールのひとつだろう。NASAもそれに同意するようで、GiphyのNASAチャネルができた。過去のものから最新のものまで、数百ものGIFが掲載されている。

過去のアーカイブといえば、まずこうしたものが頭に浮かぶだろう。


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あるいは「魅惑的」という言葉はきっとこういう写真のためにあるのだと思う。


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NASAはもちろんお堅いばかりではない。


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出典となる科学情報ないしニュースへのリンクのついたものも多い。GIFを眺めながらお勉強までできてしまうことになる。

現在のところは500枚程度が公開されているようだ。もちろんこれは増えていくことになるのだろう。ソーシャルメディアなどで共有しようとする場合、#nasagifというタグを使っている人が多いようだ。

参考までにお伝えしておくと、Pinterest上にもNASAページがある。

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(翻訳:Maeda, H

NFL、各チームによるSNS投稿ポリシーを緩和

OAKLAND, CA - NOVEMBER 27:  Derek Carr #4 of the Oakland Raiders celebrates after a touchdown by Latavius Murray #28 against the Carolina Panthers during their NFL game on November 27, 2016 in Oakland, California.  (Photo by Lachlan Cunningham/Getty Images)

2ヵ月ほど前、NFLはチームによるゲーム中のソーシャルメディア投稿を厳しく制限するルールを定めた。当然のことながら、反対意見が相次いだ。チームはもちろんファンも、ソーシャルメディアの有効性を否定するかのような決定に不満をつのらせていた。NFLとしては、視聴率の低迷をなんとかしたいという判断で行ったものだった。

しかしどうやら、NFLは制限を緩和する方向に転換することとしたようだ。Yahoo Financeが入手した各チーム宛のメモには、ファンとの交流にソーシャルメディアを使うことを制限付きで認める旨が記されている。

以下にNFLのソーシャルメディア・ポリシーの変更点を記しておこう。これも先述のYahoo Financeが入手した情報によるものだ。

  • 各チームは試合中にも「non-highlight」ビデオをソーシャルメディアに投稿することができる。これまでは、試合中にはいかなるビデオ投稿も行うことができなかった。「non-highlight」とは、プレイの様子を映したものはNGであるという意味だ。ただ、ハーフタイムショーの様子や、ファンの姿などは投稿できるようになったわけだ。
  • 試合中に投稿できるビデオは、各ソーシャルメディア・プラットフォーム毎に16件ずつとなった。これまでは最大8投稿までとなっていたのが倍増したことになる。
  • 試合中であっても、独自のGIF画像を投稿できるようになった(プレイの様子を映したものは投稿できない)。これまではゲーム中の様子を示すいかなるGIFも投稿することができなかった。どうしてもGIFを投稿したい場合には、特定の試合に関連しないGIFを投稿することになっていた。
  • Snapchatへの投稿は、試合中5件まで認められることとなった。これまでは、ゲーム中の投稿は一切認められていなかったのが緩和されることとなる。これにどのような意味があるのかはまだわからないが、テレビおよびNFLの公式投稿以外では、Snapchatが唯一ゲームの様子を見られるメディアということになる。
  • ルール違反に対する巨額の罰金は継続される。すなわちプレイの様子をライブでソーシャルメディアに投稿するようなケースでは、10万ドルもの罰金を課される可能性がある。

なお、Yahoo Financeが入手したというメモにはGiphyとの「試験運用の同意」についても触れられている。NFLゲームの公式や、過去の名シーンのGIFなどを提供していく予定なのだとのこと。

この件についてはGiphyに詳細を確認しているところだ。NFLが制作したGIFを公開するプラットフォームとなるようで、新たにゲーム中の様子をGIF化して公開/保存するというわけではないようだ。

今回の新しいルールでも、各チームは試合中の様子をGIF化して公開するようなことはできない。ゲームの様子をソーシャルメディアに投稿するには、NFLが制作したものを投稿するしかない。NFLが「公式」コンテンツを投稿するまで各チームは何のアクションも取れないわけで、これは依然としてチームの不満をよぶ要素ではある。

NFLも1試合しかないような場合には、即座にゲームの様子をGIF化する努力を行なってはいる。しかし試合が8つも重なるような場合にはGIF動画をつくるのにも時間がかかる。また、チームが公開したいと思う場面が、NFLの意向と一致しないケースも多い。そのような場合には、NFLに依頼して作ってもらう必要がある。当然ながら時間がかかることとなるわけだ。

とにもかくにも、ルール変更により各チームはこれまでより多くの情報をソーシャルメディアに投稿できるようになった。今後の話し合い次第では、プレイの様子を投稿できるようにもなるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

ご自分のVinesの死を拒否したい人のためにGiphyがそれらをGIFに変換してくれる

rip-vine

Vineの死はそれほど予想外でもないが、でもやはり悲しい。しかし幸いにも、GIFの何でも屋Giphyに、その6秒ビデオをアーカイブして永久に保存する方法がある。

Mediumに載った短いポストでGiphyは説明している: 同社は、ループするものなら何でも愛しているので、あなたのVine(s)をダウンロードして永久に保存でき、あるいは、Giphyに置いておけるためのツールを今作っている

Giphyの代表者がぼくに語ったところによると、昨日(きのう)ある技術者が思いついてこのツールを作った。理由は、彼が“ループ ”だから。

Giphyのアカウントのある人なら、個々のVineだけでなく、その人の全VinesをGIFに変換できる。

今、あなたはこう思ってるかもしれない: “でもGIFには音がないじゃん”。当然それは取材のときにも質問した。答は、ビデオはGiphyの高忠実度技術によりGIFで保存され、音は別に保存される、だ。共有化できるのはGIFだけだが、それは今後変わるかもしれない、と。ぜひそう願いたいね。音がないとあまり意味のないビデオも、あるからね。

このツールはまだ公開されていないが、近くここに登場するだろう。そのときは、この記事をアップデートしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

「GIFアニメのGoogle」、Giphyは評価額3億ドルで5500万ドルのラウンド完了

2016-02-17-giphyseriesc

GiphyはいわばGIFアニメの世界のGoogleだ。今日(米国時間2/16)、Giphyは5500万ドルのシリーズCラウンドを完了した。資金調達後(post-money)の会社評価額は3億ドルに上った。

今回のラウンドをリードしたのはLightspeed Venture Partnersで、General Catalyst Partners、RRE、Betaworks、Lerer Hippeau Ventures、CAA他、既存のGiphyへの投資家も参加した。

Giphyが正式にローンチしたのは2013年で、その目標は、Google風に表現すれば「世界中のすべてのGIFファイルを検索し、発見し、共有する」ことだった。実際、Giphyは多くの点でGoogleを見習っており、このシステムではユーザーはタグを付してGIFファイルをウェブにアップロードすることでGiphyから検索可能になる。またGiphyには検索機能をもつネーティブ・モバイル・アプリも存在する。

Giphyはスタート以來、飛躍的に成長してきた。これにはGiphyがメディア、サイトの運営者向けに提供する「ライブGIF化」ツールの力も大きい。このツールを使えば独自のコンテンツを簡単にアニメにできる。メディアではライブ中継(グラミー賞、エミー賞など)の際にリアルタイムで共有可能なGIF画像を作るなどしてきた。このような大イベントで検索可能なGIF画像ライブラリーを生成するにあたってはGiphyチームの全員が協力したという。

しかしなんといっても最大の話題はGiphyがSlackやFacebook Messengerといった主要なチャット・プラットフォームにアニメ化テクノロジーを提供したことだろう。

驚いたことに、 Giphyはまだ収益化されていない。それでもビジネスの現状をみれば3億ドルの評価額は納得できる。Giphyには多額の収入を産み出すに足るさまざまな技術とユーザーベースがある。

いちばん明白な収益化の道はアニメの「アドワーズ」となることだろう。Giphyで検索するとアニメ化ファイルが発見されると同時にスポンサーの広告も表示されるシステムだ。われわれはファウンダー、CEOのAlex Chungに電話でインタビューしたが、「Googleが〔アドワーズで〕あれほどうまくやっているなら、Giphyでもうまく行かないはずはないというのがChungの考えだった。Giphyが収益化に路線を切り替えたとき、この検索連動広告が売上の大きな部分を占めることになりそうだ。

しかしGiphyはさらに革新的な収益化の方法をいくつも考えている。

たとえば、もともと収益化が難しいメッセージ・アプリの世界でGiphyが初めて収益化に成功する企業になるかもしれない。

Giphyは現在SlackにTranslateツールを提供しており、Slack,で /giphy (プラス、キーワード)と入力すると驚くようなGIFファイルを発見できる。そこで、たとえば“/giphy hungry”とタイプしてメッセージを共有するとMcDonaldのハンバーガーのGIFのCMが表示される、あるいは“/giphy monday morning”で Starbucksのアニメが表示されるというような応用が考えられる。

こうした手法はGiphyにとって収益化のひとつの手段であるだけでなく、SlackやFacebookにとってもメッセージ・アプリの面白さを高め、利用を増やすという効果があるだろう。ここでGiphyが追求してきたユーザー制作になるGIFファイルを検索可能にするテクノロジーが生きるかもしれない。

Giphy Camは同社として最初のGIF生成アプリだが、たとえばStar Wars、Zoolander、 X-Filesなどの人気ブランドは簡単に多数のGIFアニメを制作してアプリに追加できるようになる。現在のところGiphyはこうした方面から収益を上げようとはしておらず、できるだけ多数の有力なパートナーを得て足元を固めようとしている。

しかしあらゆる人気ブランドにGiphyによるアニメと生成されたアニメを簡単に共有できるフィルターが装備されるようになれば、これをベースにGiphyがなんらかの方法で多額のキャッシュを得るようになるというシナリオは想像に難くない。

Giphyの今回の資金調達は数ヶ月後に予想される収益化の準備のために重要な役割を果たすことになりそうだ。ただしでChungは、われわれとのインタビューでも具体的なスケジュールを明らかにすることは避けた。

Giphyのサイトはこちら

〔日本版〕現在Giphyでhungryを検索すると腹ペコだったり何かを食べていたりするGIFアニメが即座に表示される。こちらはmonday morningで苦しんでいるありさま。GIFが動かない場合、マウスオーバーで再開すると思われる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Giphy、ビデオをGIFに変換する超簡単お手軽ツールをリリース

mario-gif

今月頭に、GiphyのCOOであるAdam Leibsohnは、簡単にGIFを作れるツールをいくつかリリースする予定だと述べていた。その第一弾となるGIF Makerがリリースされた。YouTubeはもちろん、手元のビデオファイルから簡単にGIFを生成できるサービスだ。

個人的にはこれまで、Macで利用できるGifGrabberを使ってビデオをのGIF化を行なっていた。これも十分簡単で使い安かった。しかし今回リリースされたGIF Makerはさらに簡単に操作でき、またMac以外からも利用できるのが便利だ。またGifGrabberの共同ファウンダーであるAndy HinがGiphyのシニアエンジニアとなっており、GifGrabberの良い点はそのままGIF Makerに受け継がれているとも言える。

サイトの見た目は以下のような感じだ。

gif maker giphy

ちなみにGiphyは1ヶ月ほど前に自分で写真撮影を行なってそれをGIF化するGiphyCamもリリースしている。これはGIF関連のポータル(閲覧・検索・作成など)として機能しようとするGiphyの戦略のあらわれであるということができよう。

「私たちはGIFの発見、共有、保管、製作まですべてを提供するワンストップサービスでありたいと思っているのです」と、Andy Hinは述べていた。

Giphyはベータワークス傘下で2013年にスタートしたサービスで、8000万ドルの評価額にて1700万ドルの資金を調達している。

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(翻訳:Maeda, H

Google画像検索の結果のアニメGIFが実際にアニメするChromeエクステンションgoogle-gifs-chrome

chip

Giphy は大好きだけど、日常的にはGoogleの画像検索で楽しい画像、とくにアニメGIFを探すことが多い。問題はGoogleの場合、検索結果の画像がアニメしていないことだ。

どんだけ見つめても、動きません。

Screen Shot 2015-10-02 at 2.07.48 PM

典型的な第一世界問題*だろうけど、結果の画像をクリックしてみないと、アニメであるか・ないかが分からないのだ。ときには、アニメGIFから取り出した静止画像のこともある。困るよね。〔*: First world problem, 第三世界の問題と違って、‘贅沢な悩み’。〕

しかしこのChromeエクステンションを使うと、世界が変わる。検索をすると、じゃーん、アニメの花盛りだ:

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これだけたくさんのアニメGIFがあれば、週末も悪いことをせずにすむ。そうだよね、諸君。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

毎日腹立つ電子メールが癒やしのメールに変わるGiphyのGmailエクステンション

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世界中の人が、人生で最悪のものは電子メールである、と感じている。たしかにそれは郵便を陳腐化し、テキストによる通信のスピードをそれまでの20万倍速くしたが、その代償として多くの人が広告宣伝やニューズレターの洪水で溺れそうになっている。でも、親愛なる友よ、まだ希望はある。今や人気最高のGIF検索共有サービスGiphyを、Gmailの作成ウィンドウから使えるのだ。

そう、その小さなChromeエクステンションを使えば、Gmailの新規メッセージや返信のウィンドウで直接、Giphyを使える。

“GIFをもっと簡単に使えるようにしてほしい、という要望がいろんな会社からあったのよ”、とGiphyのキラキラ爆弾女王様(queen glitter bomb at Giphy)を自称するNutmegのファウンダJulie Loganが説明する。“今回は、InboxのSDKを使って、GiphyをGmailの作成ウィンドウにぶち込んだのよ”。

テキストをフォーマットするための正規のアイコンの横に、おなじみの虹色のGiphyアイコンが出現する。そのアイコンをクリックすると、今人気上位のGIFがいくつか並んだミニウィンドウがポップアップする。そこから検索して、選んで、クリックすると、そのGIFがメールと一緒に送信される。

Giphyはほかにも、いろんなアプリとの統合をやってきた。たとえば、Slackには、メッセージングが手間取る原因の一つである翻訳(Translate)を統合した。

GiphyのGmailエクステンションをダウンロードしたい人は、ここでどうぞ。スラムダンクみたいに、一瞬よ!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa