Amazonのセットトップボックスは、Chromecastと同じくスティック型らしい

Amazonは独自のゲームコンソール/セットトップボックスを準備中で、本誌は複数の情報源から、そのデバイスがLab126制作のガジェットであり、形状はChromecastに似ている、即ち、スティックあるいはドングル型で、Apple TVのようなものではないと聞いている。さらに、ある情報源によると、PCゲームタイトルのストリーミングをサポートし、XboxやPlayStation等のゲーム機と競合可能であり、Androidベースのリビンクルーム用ゲーム機ではないともいう。

スティック型のフォームファクターは驚きではない。Rokuが先日同じデザインのデバイスを発表したばかりであり、Chromcastも消費者に評判がいい。しかし注目すべきは、このガジェットのゲームへのアプローチだ。PCゲームのストリーミングは、以前Amazon周辺でささやかれていた話と一致しており、同社がPCやMacのタイトルをダウンロード販売していることを考えれば理にかなっている。

こうしたストリーミング方式は、OnLiveが提供するリモートゲームサービスに近く、NvidiaがAndroidゲーム機のShieldやNvidiaベースのゲームPCで行っているものとは異なる。タイトルはトップ人気のゲームだと言われており、Amazonから30fps(殆どのオンラインビデオと同等)でストリーミングされると、本誌の筋は言っている。

OnLiveはLauder Partnersに買収された。財務問題からの救済が目的だった。同社は運営において多額の負債を抱えていた。サービス提供のために全国に大容量のサーバーを設置する必要があることが、コスト高の一因たった。Amazonは大きくスタートダッシュを切ることができる。すでに同社のデジタルコンテンツおよびクラウドサービス用に、巨大なサーバー群が用意されている。

ストリーミング・ゲームの提供は、セットトップボックス業界の大小ライバルに対する膨大な優位点になる。そしてOnLiveの失敗は、需要のなさが理由ではなく、運用コストの高さとスケーリング能力が欠如していたためだ。そして、もしこれがAmazon Primeのメンバー特典に加えられれば、Eコマースの巨人がユーザーをプレミアムサービスに引き込む新たなインセンティブになる。さらにこれは、最近リークされたAmazonのゲームコントローラーにも接続するかもしれない。ただし、同デバイスはどのセットトップボックスとも独立に販売され、Kindle Fireタブレットとも互換性があると言われている。

われわれは、Amazonのセットトップボックスに何が含まれるかについて相応れない情報を聞いているが、同社がこれを使ってAmazon Instant VideoとAmazon MP3のストリーミングサービスを販売促進しようとしていることは確かだ。ゲーム機能は、ライバルプラットフォームに対する大きな優位性であり、AmazonはSteamや主要ゲームコンソールメーカーとのとの直接競合に直面するだろう。しかし、デバイスは未だにテスト段階なので、最終バージョンにどんな機能が入るのかは、その時を待つしかない。

Photo courtesy flickr user iannnnnn

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Project Tangoの詳細スペックが公開, 一台のスマホがカメラを4基使う

GoogleのProject Tangoスマートフォンは、3D環境を感知するハードウェアの実験的な実装で、本当は今日あたりデベロッパの手に渡るはずだった。しかし実際には今日(米国時間3/14)、Chromeのイシュートラッカーでそのスペックの一部が公開
され、それをいち早くMyceが見つけて報じた。これらのスペックを見ると、Googleが実際にどうやて3Dのコンテキスト感知というマジックをやっているのか、が分かる。

その仕事をする主役は、通常の4mpのカラーカメラにプラスして搭載されている3台のカメラだ。一台は前方120度の広角で視界を撮り、別の一台は後方を180度の視野角で撮る。そしてあとひとつ、320×180という低解像度のカメラが奥行き(depth)を感知する。カメラだらけのデバイスだが、しかしデモを見たかぎりでは、画面5インチのふつうのスマートフォンのサイズに、すべてが無理なく収まっているようだ。

Tangoを生み出したGoogleのAdvanced Technology And Projects(ATAP)グループは、元々はGoogleが買収したMotorola Mobilityにあったもので、MMをLenovoに売ったときも、Googleはこのグループを手元に残した。この特殊な研究開発部門はDARPA出身者などから成る高度な技術者集団で、モジュール構造のスマートフォンProject Ara(関連記事(1)(2))もここのプロジェクトだ。そのほか、刺青を利用する認証システムや、薬剤投与方法なんかも研究している。

スマートフォンを利用する有視界ロボットは、一般的に、まだまだこれからの研究開発課題だが、Tangoはそれを大きく前進させる力の一つになるだろう。すごいことのできるモバイル製品がやがて登場する、という予感を与えてくれるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS 8はNotification Centerを単純化, アプリ間通信を改良, Game Centerを廃止

9to5Macの最新の記事が、iOS 8の細かな特徴を詳細に報じている。これらがすべて最終的にiOS 8に載るとは限らない、と断ってはいるが、でもこれらの新機軸が実際に今後のiPhoneなどに導入されたら、ユーザ体験が大きく変わりそうだ。

9to5MacのMark Gurmanが書く記事はだいたいいつも信頼性が高いが、今回は、iOS 8をより使いやすくし、またリソース効率を良くするために、何かを取り去るとか、単純化する、という話が多い。それらはいずれも、これまでのデバイスでそれなりの効果を発揮していた機能だ。

まず、Notification Centerから”Missed”タブがなくなる。タブはiOS 7で”Missed”と”All”と”Today”の三つになったばかりだ。しかしユーザから混乱を招くと苦情が殺到したため、”Missed”を特別扱いする必要はない、という結論に達したようだ。

Voice Memosはインタフェイスが整理されて、必要なコントロールを見つけやすくなった。またメッセージに1か月または1年という有効期限をつけると、期限が来たら自動的に削除される。そして、ストレージの空き容量が増える。これまで機種のバージョンアップのたびに、同じバックアップを使い続けてきた人には、このストレージ大掃除機能がありがたいだろう。

Game Centerもリストラの対象になる。すなわちiOSとOS Xからこのアプリを削除し、Game Centerの機能を(それをサポートしたい)ゲーム本体に含める。ぼくみたいに、最近Game Centerをまったく使わないユーザは、ホーム画面がすっきりして、気持ちもすっきりするだろう。しかも、機能そのものは生き残るのだから。

人間社会と同じく、去りゆく者があれば、新たに生まれる者もある。まず、複数のiOSアプリ間のデータ転送や通信の機能が改良され、たとえばコンテンツを編集してそれをほかのアプリへプッシュして使わせることができる。今でもそれは、iOSの”Open in…”機能である程度できるが、今度の新しいAPIはずっと本格的なもののようだ。

さらに、AppleはCarPlayをWiFi対応にする、という噂もある。Lightningのケーブルに依存しなくなるのだ。でも実は、Volvoのパンフレットにはすでに、WiFi接続が予告されている。iOS 8でそれが実際に実現すれば、車に乗った途端にCarPlayが使える状態になるのだから、ユーザ体験の大幅向上だ。

9to5Macの一連のiOS 8記事は、これまでも本誌で取り上げてきた。これらがすべて事実なら、AppleがiOS 7で築いた土台の上に、見事な建物が建つことになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Googleのスマートウォッチの仕様がリーク―LGのOEMでハードの能力はGalaxy Gear 2レベル

GoogleとNexusでもGoogleのハードウェアのパートナーを務めるLGが準備中のスマートウォッチについてさらに情報が入ってきた。

情報源は@evleaksだ。この情報源はこれまでにも未発表のデバイスについて何度も正しい情報をつかんだ実績がある。われわれがGoogleのスマートウォッチの開発が進んでいるという記事を掲載したすぐ後で@evleaksはOMEはLGで、発表はGoogleのI/Oデベロッパー・カンファレンスになるだろうとツイートした。

@evleaksによれば、ハードウェアの仕様は1.65インチ・ディスプレイ、画素は280×280、つまり240ppiで、RAMは512MB、ストレージは4GBだという。これはローエンドのスマートフォンのスペックに近い。プロセッサは不明だが、ディスプレイ解像度がやや低いものの、その他の仕様ではSamsung Galaxy Gear 2にほぼ匹敵する。

各種のリーク情報を総合するとGoogleブランドのスマートウォッチの登場は近いようだ。手首を舞台にしたウェアラブル・デバイス戦争が本格的に始まろうとしている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


注目の「ソフトロボティクス」。MITは本物そっくりに泳ぐ魚ロボットを開発

Video: Melanie Gonick, MIT News

ソフトロボティクスという分野が急速に注目を集めつつあり、MITは専門のジャーナルの刊行も開始している。その第一号には柔軟なボディを利用して、まるで本物のように素早い方向転換なども行える魚ロボットが掲載されている。

この魚ロボットには硬い素材でできた部分(「ブレイン」と呼ぶパーツ群が内蔵される部分)と、炭酸ガスを送り込んで水の中をまるで生きているかのように動かすための柔らかい部分で構成される。この魚ロボットは、柔軟性を活かして「ハイパフォーマンス」なアクションを行うことができ、そしてまた制御パーツなども完全に内蔵している点で、画期的な存在として注目されている(これまではコントロールパーツは本体外に用意するものが多かった)。

Photo credit: M. Scott Brauer for MIT News

ピラニア型魚ロボットなどを開発すれば、大金持ちがペットとして購入するようになるかもしれない。そういう方面の可能性は取り敢えずおいておいても、確かに用途によっては「ソフト」なロボットが適している場面もある。たとえば動きまわって何かにぶつかったりしても相手を傷つけたりする可能性は少ないわけで、そうした場面での有効性は間違いのないところだ。

また、バイオミミクリー(生物模倣)を通じて、逆に生物学分野に寄与する成果を挙げることも期待される。自然界にある動作をロボットに模倣させる中で、動物が実際にどのような仕組みで動作を行っているのかが明らかになることがあるのだ。

将来に向けては、ペットロボットの可能性ももちろん広がっていくのだろう。但し今のところは動力源の問題などからしても非現実的だ。MITのロボットは、ひとつの動作毎に炭酸ガスを20ないし30の方向に送り出して動作するため、少し泳ぐだけですぐにに炭酸ガスがなくなってしまう。現在開発中の新しいロボットでは、炭酸ガスでなく水を高圧で流すことで動力源として、30分ほど連続して泳ぐことができるようになるそうだ。しかしそれでも、たとえばシーワールドなどで魚ロボットが泳ぐのを見ることができるようになるには、まだ十年ほどの時間が必要になりそうに思われる。

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(翻訳:Maeda, H


Threes!で10125点を取ったよ!(本題は「中毒間違いなしのThrees!、Android版が登場」)

数独(Sudoku)のような数字組合せ形ゲームのThrees!がAndroidにやってきた。組み合わせてマスを消していくという意味ではBejeweled(あるいは最近の人にはCandy Crush Sagaの方が通りが良いかもしれない)のように感覚で遊ぶものだ。「それで?」と思う人もいるかもしれないが、そう思う人はきっとAndroidデバイスしか触ったことのない人だろう。iOS利用者の人はみんな、このThreesに夢中になっているのだ。

Threes!をリリースしているのは、やはり熱狂的ファンを持つPuzzlejuiceをリリースしているSirvo LLCだ(訳注:PuzzlejuiceはiOS版のみ)。イラストレーションはRidiculous Fishingを手がけたGreg Wohlwendが担当している。音楽はMass Effect 2を担当したのと同じ人物だ。こうした情報からも、このThreesの「血筋」をご理解いただけるのではないかと思う。ちなみにこのThreesは有料アプリケーションだ。面白いものでも無料でリリースされることの多い昨今では、少々珍しいことかもしれない。但し期間限定で3割ほど安い$1.99(205円)で提供されている。心配する方のために情報提供しておくと、一旦購入してしまえば、アイテムの購入等、アプリケーション内で何かを追加購入する必要はない。

参考のためというかなんというか、ちょっとぼくのスコアを貼っておこうと思う。

Top image by Bryce Durbin

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(翻訳:Maeda, H


Android版Instagramの最新版はパフォーマンスを向上してマルチデバイス対応を強化

新たにリリースされたInstagramの最新版(バージョン5.1)は既に試してみただろうか。パフォーマンスが大幅に改善し、かなり軽いアプリケーションとなっているようだ。オフィシャルブログの記事によると、たとえばプロフィールページはこれまでの半分ほどの時間で開くことが出来るようになった。アプリケーションのサイズも半分ほどになったのだそうだ。

デザイン面でも新しくなり、ビジュアルはシンプルになっているとのこと。使い方もシンプルになって、これまで以上に便利に使えるようになったそうだ。全体的にいえば、Android本体やOEMメーカーなどが推進しているフラットデザイン化が進んだと言うことができよう。

デザイン変更は見栄えや動作の軽快化のみを目指したものではない。ローエンドのスマートフォン(Instagramブログの表現を借りればAndroidを搭載したフィーチャーフォン)から、ますます広がりを見せつつあるファブレットの大画面にてもより快適に使えるようにとの配慮がなされている。

Instagramの最新版はこちらよりダウンロードすることができる。

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(翻訳:Maeda, H


なぜ新型HTC Oneには背面にカメラが二つもあるのか…ピント後決めや3D効果など

HTC Oneの新型機All New Oneは今シーズン最悪の、‘秘密が保持されなかった’スマートフォンだ。リーク情報が溢れ、また同社の予告ビデオすら、そのまだ発表されていない製品について、先走りすぎと思われる情報を漏らす始末。そしてGSMArenaによると、今日(米国時間3/11)はこのややこしいジグソーパズルのさらにもう一片が、オーストラリアのキャリアTelstraの印刷広告に登場した。それは、このスマートフォンの背面にカメラが二つある理由だ。

この”Duo Camera”と呼ばれる二台のカメラには、いろんな利点があるという。暗いところで良い写真が撮れる、写真を撮った後で焦点を決められる、ハイライトを指定できる、背景をぼかせる、3D効果を出せる、などなど。ピント後決めはLytro的機能だが、最大のライバルGalaxy S5も導入している。いちばん強調しているのは撮影後の編集機能のようだが、それは今、そのほかのOEMたちもいちばん大きく訴求していることだから、驚くには当たらない。

たとえばSamsungはGalaxy S5でこれと同様のカメラ機能を発表しているし、Qualcommも同社の最新のプロセッサやSoCに関してこの種の能力を謳っている。今のAndroid旗艦機では、カメラの可変焦点と高度な写真編集機能が市場への必須の入場券である、と言わんばかりだ。そしてそれプラスHTCは、Duo Cameraによる画像のクォリティで売り込もうとする。

この広告はそのほか、今のOneにもある前面スピーカーBoomSound(All New Oneで改良か?)、5インチ1080pのディスプレイ、ダブルタップで起動するSenseなどを取り上げている。

この、おかしな名前のつけられた新型HTC Oneが正式に発表されるのは3月25日だが、良い製品であることは確かだろう。どこが、どれだけ良いのか、それは実物を見るまでのお楽しみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ドイツの産業用ロボットがプロ・ピンポン選手と互角(?)に戦う驚きのビデオ

高度な視覚的判断と高速精密な動作制御を必要とする分野で最近のロボットが薄気味悪いほど能力を向上させていることがこのビデオを見ればはっきり分かる。ドイツの産業ロボットメーカーKUKAは、同社のロボットとプロのピンポン・チャンピオン、TimoBollが試合をするプロモーションビデオを製作した(Slate)。このロボットのピンポンの能力はご覧のとおり、驚くべきものだ。

ただしネタバレになるが、KUKA KR AGILUSは人間のチャンピオンには勝てなかった! 激しい点の取り合いの末、人間が11対9で勝った―というか、実はこれは真剣勝負ではなく、ハリウッド映画顔負けのシナリオが予め用意されていた。

上にそのメイキングのビデオもエンベッドしておいた。ロボットとTimo Boll選手のラリーは本物だと証言されている。Boll選手はこのドイツのロボットは毎回1センチの狂いもなく同じところにボールを打ってくると驚いている。正確にいってどこまでが演出なのはKUKAは明らかにしていないが、正式の試合ならBoll選手が勝つことは疑いない。

最近中国で大規模にKukaのロボットを導入した工場がオープンしたのを期にこのビデオを作成したという。お祝いに免じて多少の演出は許容範囲だろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Apple、iOS 8でマップを大きく改良へ―新しいデータと乗り換え案内を追加

AppleはiOS 7.1でいくつかの機能を追加し、古い機種でのパフォーマンスを相当に改善した。一方でiOS 8のリリースへ向けての準備が進んでいるようだ。Apple情報については実績のあるブログ、9to5Macに今日(米国時間3/11)、Appleの次世代iOSではマップが大幅に改良されるという記事が掲載された。

iOSマップの波乱の物語はOS 6でAppleがGoogleマップの標準搭載を止め、独自の地図アプリを搭載することにしたときに始まった。しかしユーザーの反応は良好とは言えなかった。ビジュアルデザインは良いが、データの正確性ではGoogleマップに大きく劣っていた。地図アプリではGoogleが何年も先行していたのだからこれは止むをえないことだった。だが9to5Macの記事によると、iOS 8でそのギャップは縮まることになるそうだ。

BroadMap、Embark、HopStopなど地図専門企業を買収し、iOSの地図情報データベースを根本的に作り直したことで大きく信頼性を向上させるのに成功したのだという。

iOS 8のマップでは正確性と同時、データの種類や表現も向上している。新しいスポットの追加、地名や通りの名前の表示の改良、その他ビジュアル・デザインの向上などが図られている。2年前に独自マップをスタートさせて以来、公共交通機関の乗り換え案内が欠けていることが弱点として指摘されてきたが、iOS 8ではいよいよ乗り換え案内が登場する。これは上記の地図企業の買収の成果だ。特にEmbarkとHopStopは乗り換え案内で長年の実績があるから、われわれはiOS 8の乗り換え案内の質については大いに期待してよいだろう。

iOS 8では鉄道、地下鉄、バスがサポートされる他に主要な空港については「さらに詳しい情報」も得られるという。これはシャトルバスなどの交通手段を意味しているのかもしれない。新しいマップはアメリカの主要都市についてまず公開され、順次世界に広げられているということだ。新しいマップではユーザーの位置の近くの駅やバス停がはっきり目立つように表示される。また乗り換え案内では現在より後の時刻を指定できる。このときは運行終了時刻などが当然考慮される。

iOS 8で健康管理アプリ‘Healthbook’が準備されているという9to5Macの以前の記事と合わせて考えるとiOS 8はメジャー・アップデートになりそうだ。デザインががらりと変わったiOS 7のときほどドラマチックではないかもしれないが、機能や利用体験の面ではそれを上回る改良になるようだ。

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Apple、iOS 7.1をリリース―CarPlayサポート、デザイン、Siri、カレンダーなどが改良

Appleは先ほど、iOS 7.1をリリースした。これは昨年9月にiOS 7が発表されて以来、最初のメジャーアップデートとなる。今回のアップデートはしばらく前からデベロッパー向けには公開されていた。CarPlayのサポートが目玉だが、それ以外にもビジュアル・デザインの変更その他いろいろと興味深いマイナーチェンジが見られる。

CarPlayは最近ジュネーブのオートショーで実車が展示されて大きな話題になっている。CarPlayをサポートしたニューモデルを発売するのはボルボ、フェラーリ、メルセデス・ベンツなどだ。

Appleは珍しくOS 7.1アップデートの内容を詳しく紹介するページを公開している。

CarPlay以外の改良点には、ホームボタンによってSiriの聞き取りをマニュアルでコントロールする機能がサポートされたことも注目だ。ホームボタンを押してながら話しかけ、話し終わるとボタンを離すことによってSiriに会話の区切りを正しく伝えることができるようになった。Siriの話す音声も中国語、イギリス英語、オーストラリア英語、日本語でより自然なものになった。

デザイン面では、ソフトキーボードのシフトキーなど文字以外のキーが灰色に白抜きに変更された。また着信応答、ロックスクリーンなどのアイコンが改良された。

カレンダーでは、月を表示した画面でイベントリストが表示されるようになった。この機能がないのが不便だという声が強かったので多くのユーザーに歓迎されるだろう。

iTunes Radioラジオでは簡単に放送局が設定できるようになり、iOSデバイス内から直接広告なしのiTunes Matchを購読できるようになった。

アクセシビリティーについても多くの点が改善された。アニメーションを減らすオプションが天気、メッセージ、マルチタスク・スクリーンで適用できるようなった。パララックス効果は気分が悪くなると一部のユーザーから不評だった。

また指紋認証機能に不具合を訴えるユーザーも出ていたが、TouchIDの動作も改良された。今回のアップデートはiPhone 4のパフォーマンスも改善するという。

ホームスクリーンが繰り返しクラッシュして再起動するバグも修正された。FaceTimeの着信通知は全デバイスで同期するようになり、別のデバイスで応答した場合、着信通知は自動的に消去されるようになった。iCloudのキーチェーンのサポートが受けられる国が拡大された。iPhone 5sのカメラには「自動的にHDRにする」という設定オプションが加わった。

ユーザーはデバイスの設定/ソフトウェアのアップデート」から、あるいはiTunesから iOS 7.1をインストールすることができる。

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Thirdshelfが紹介する未来のiBeaconストア

今年のDx3 デジタルビジネスEXPOで、モントリオール拠点のThirdshelfが、iBeaconの近距離ベース・ショッピングカスタマイズを利用した小売店の、フル機能デモを披露した。デモ店舗には、同技術の可能性について聞かされていたことの多くが、Thirdshelfのホワイトレーベル店内システムと、EstimoteのBluetooth LEを利用したハードウェア・ビーコンを使って実現されていた。

ThirdshelfのSaaSソリーションは、高級ブティックストアのLXR & Co.、POSソフトウェアのLightspeed、およびEコマースのShopifyとの協業によって作られている。店にはEstimoteのハードウェアが疑似店内レイアウト全体に散在し、近づいてきたユーザーの端末と通信し、iPadベースの顧客対面ディスプレイの表示をカスタマイズすると共に、カスタマーサービス画面にも店内にいる顧客の情報をリアルタイムで送り込む。

「顧客が近づくと、パーソナライズドモードのブラウズが可能になり、ウィッシュリストやおすすめ商品がついて回る」、とThirdshelfのCEO Antoine Azarは説明する。「店員にも今起きていることが伝えられ、例えば店内にいる客の人数を忠誠度別に知ることができる。さらに、個々の買い物客を掘り下げて、ウィッシュリストやおすすめやプロフィールの確認も可能だ。

店頭のPOSソフトウェアとも連動しているので、トランザクション情報や購入履歴を顧客にひも付けして、おすすめ商品の選択や通知に利用できる。顧客アプリのデザインや機能は、小売店ごとにカスタマイズして、特定の店舗またはチェーン向けのブランディングが可能だ。Thirdshelfは、現在中小規模の店舗をターゲットにしているが、いずれは大型小売業者にもこの種のシステムを提供する大きなチャンスがあると考えている。

Azarによると、Thirdshelfは客の習慣や店内レイアウトに関する意味のあるデータを中小店向きに収集したり、協力して顧客に店舗を横断した忠誠インセンティブを与えることも提案している。

現在プロジェクトはベータ版で料金は未定だが、いずれは事業規模に応じた月額料金が課されることになるだろう。Thirdshelfは経験ある起業家らが自己資金で立ち上げたスタートアップで、今後数ヵ月間でこのベータプロジェクトを拡大していく考えだ。








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Indiegogoプロジェクトのウェアラブル・ライフログカメラ、ParaShootが169ドルで予約開始

ウェララブルカメラのParaShootはKickstarterでは十分な支援を集めることに失敗したが、Indiegogoでは15万ドル以上の出資を集めることに成功した。近くいよいよ量産モデルが出荷の運びとなるが、当初のプロトタイプから大きく改良されているので支援者は目を疑うかもしれない。ブレ防止機能が組み込まれた筐体は長方形になり、ユニークなデザインのカスタム・スキンも用意されている。

その他にもParaShootの改良点は多い。ビデオ録画はプロトタイプの720pからフルHDの1080pになり、バッテリー容量も700mAhから825mAhに拡大された。また重量も1オンス(28g)とプロトタイプの2オンス程度から半分近くに軽量化された。

カスタマイズのためのスキンのデザインは相当に派手で、常時オンで利用するウェアラブル・カメラを目立たせないようとするよりむしろその反対にユーザーの自己主張を助ける。

プロトタイプから変わっていないのはライフログ・カメラとしての機能だ。ParaShootはユーザーが指定した一定の間隔で自動的に静止画ないし動画を撮影し、常に過去5分間分が記録されているので、ワンタッチでその間に撮影した画像を保存することができる。ループ録画方式なので、放っておけば5分より前の画像は上書きされて消えていく。ParaShootはAndroidまたはiOSデバイスの専用アプリとWiFiで接続し、ライブで画像を見たり、保存された画像を再生したりできる。

ParaShoot HD Luckと呼ばれるこの新モデルは現在、169ドルでParaShootのサイトで予約受け付け中だ。出荷の第一陣はIndiegogoで500ドル以上出資したプレミア支援者向けで、その後、今月中に予約者に順次出荷されるという。派手なスキンは一般的な消費者すべてに好まれるとは思えないが、最近のライフログ・ハードウェアが総じて地味なデザインであるのに対してたしかに一つに行き方ではあるだろう。

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Microsoftの仮想アシスタントCortanaのリーク情報第二弾: 女性アバターはいない, ユーザをニックネームで呼ぶ

Microsoftの仮想アシスタントCortanaがWindows Phone 8.1のモバイルデバイスにやってくる。画面のリーク画像がThe Vergeに載ったけど、それを見るとこのSiriクローンの概要がわかる。当然ながらMicrosoftは、ホログラフ的な女性のアバター(HaloのCortanaとか)をこのソフトウェアのシンボルとして使うことはせず、小さな円のアニメを使っている。

Cortanaの設定メニューなどを見ると、ユーザに示唆することはSiriみたいに呼べば答えるタイプばかりでなく、ユーザが何かほかのことをしているときでも勝手に通知してくることもある。またユーザのメールから情報をつかんで、そろそろ出かけねぇと予約したヒコーキに乗り遅れるぜ、なんて親切に言ってくれる。

この前のリーク情報にもあったが、Cortanaの差別化要因は透明性で、彼の(彼女の?)“手帳(Notebook)”を見ると、利用している情報がすべてわかる。使わせたくない情報に関して、これは使うなっ!、と指示することもできる。今回のリーク画面からわかるのは、Cortanaにはユーザをニックネームで呼ぶオプションがある。名前を呼ぶことを完全になしにするオプションもある。

CortanaとWindows Phone 8.1が使えるのはこの春からだ。仮想アシスタントを提供するとMicrosoftのモバイル環境は競合相手のiOSなどに肩を並べることになるが、もちろん、どれだけの能力のあるアシスタントかは、実際に使ってみるまではわからない。

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ジュネーブ・モーターショーでAppleの車載iOSシステム発表―自動車がiPhone アクセサリーになる

自動車のエンタテインメントとコミュニケーションをiOSでコントロールするCarPlay iOS in the Carを改名)はAppleのモバイル・エコシステムを新段階に拡張するものだ。これによっていわば自動車がiPhoneのアクセサリーの一つになる。

CarPlayシステムは今日(米国時間3/3)、ジュネーブで開催中のモーターショーで発表された。パートナーのフェラーリ、メルセデス・ベンツ、ボルボは、いずれもCarPlay搭載車を今週から出荷すると発表した。2014年中にCarPlay採用メーカーはホンダ、ヒュンダイ、ジャガーに拡大する。さらにBMW、シボレー、フォード、キア、ランドローバー、三菱、日産、オペル、プジョー・シトロエン、スバル、スズキ、トヨタも参加予定だ。

フィアット、米国クライスラー、フォルクスワーゲン・グループなどまだ動向を明らかにしていないメーカーもいくつかある。近く世界で昨年1500万台の新車が販売されたが、Appleは近くその大部分のダッシュボードにiOSデバイスを据え付けることに成功する可能性があるわけだ。

iPhoneとの接続はLightningポートを使うので、CarPlayで利用できるのはiPhone 5、iPhone 5s、iPhone 5cのみとなる。

【後略】

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Apple TV: 2013年の売上台数は1000万, コンテンツを合わせると売上額は$1Bを超す

Appleのテレビ事業といえば、いまだにOTTタイプのストリーミングメディアボックスだけで、長らく噂があるにもかかわらずテレビ受像機本体はない。でもその小さなボックスは、実は侮(あなど)れない。昨年だけでも推定1000万台売れた、とAppleのCEO Tim Cookが今日行われた毎年恒例の株主集会で述べた。

2013年のApple TVデバイスと関連コンテンツの売上は10億ドルを超えたから、AsymcoのHorace Dediuの説ではApple TVの売上台数は約1000万台と推定されるのだそうだ。2012年は5000万台あまりだったから、なんと、Appleの全製品中、売上伸び率トップの主席優等生がApple TVなのだ。つまり前年比成長率は約80%である。

Apple TVの成長には、いくつかの要因がある。昨年はハードウェアの大型バージョンアップはなかったけど、提携メディア企業が増えたためにコンテンツが一挙に豊富になった。Apple TVはNetflixを見るために買う人が多いのだが、Netflixそのものも昨年は会員が大幅に増えた。

まだテレビ受像機を出してないAppleだが、別の観測筋によるとApple TVの売上台数はすでに、フラットパネル型テレビ受像機の全売上台数のほぼ1/4に達している。だから、今更この小さな市場に参入したってしょうがない、とAppleは思っているのかもしれない。

噂ではこの春、Apple TVハードウェアのリニューアルが行われるらしい。3月5日までにApple TVを買った人には25ドルのiTunesギフトカードがおまけでつくという売り出しも始まったから、これは新製品準備のための在庫一掃努力なのかもしれない。ストリーミングボックスの性能がアップして、しかもいろんなサービスが増えれば、2014年のApple TVはさらに大きく成長するかもしれない。

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電弧が直接空気を振動させるプラズマスピーカーARC, Kickstarterで早くも目標突破

音楽をどうやって聴いてる? ヘッドフォンかな? AirplayやBluetoothスピーカーのこともある? それも、まあ、クールだけどさ、ぼくは今や、プラズマで聴くね。二つの電極のあいだでスパークが飛ぶとき、少量のオゾンが発生する。それだけのことだけど、クールな人たちはそれで音を出すんだ。

実は、ぼく自身はそうやって音楽を聴いてるわけではない。KickstarterでARC Plasma Speakerに出資したらそうなる、ということさ。まだ、出てから24時間経っていないけど、すでの目標の1万ドルを突破している。今でも増加中だ。きわめて特殊な人たちしか魅力を感じないプロジェクトだと思うし、また意外性のある科学的プロジェクトや物理の実験をDIYするのが好きな人たち向けだと思うけど、今回は全員がそうなったみたい。

ARCは、電弧というものの性質をうまく利用している。それは電極間の空気をイオン化して圧縮するが、そのときに音、つまり空気の振動が発生する。ふつうのスピーカーに使用されている、磁力の変化で振動する振動板、コーン紙のようなものは要らない。ARCは木製のケースに収納され、それを手作りするためのキットが、Kickstarterの支援者には89ドルで提供される。木製じゃなくて、内部が見える透明アクリルなら119ドルだ。完成品なら225ドル。発売は、7月の予定だ。

Kickstarterには、前にもプラズマスピーカーが登場したことを、覚えておられる方もいるかもしれない。それは今回とは別のグループで、目標額は達成したけど続かなかった。今回のARCプロジェクトは、そのときのチームにいた二名が作った。ただしデザインなどはずいぶん良くなったから、今度こそ長寿かもしれない。

その二名、Matt ChapmanとDavid Stoyanovが作ったシアトルのExcelPhysicsが、ARCの会社だ。同社は、DIYの放射能測定器なども作っている。同社の目標は、クールな物理学的プロジェクトを、世の中にお安く提供することだ。

ARCへの入力は、これまでのふつうのスピーカーへの入力と同じでよい。だから今使ってるスピーカーと交換するのも簡単。また、ハンドルがついてるから可搬性もある。もっとふつうの、商品らしいデザインでもよかったのでは、と思うが、でも物理学ギークの友だちをビックリさせるためには、今の方が良いだろうね。

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Google、モジュール入れ替え型スマートフォンの実現を目指すProject Araディベロッパー・カンファレンスを開催

Googleは、Motorolaによって展開されていたスマートフォンデザインの実験的プロジェクトを捨ててしまったわけではなかったようだ。Motorolaからの研究成果をATAP(Advanced Technology and Projects)にてProject Araにて進化・熟成させてきていた様子。ATAPはつい先日、3Dセンサーを活用するシステムであるTangoをリリースしたばかりだ。そのATAPが、今度はProject Ara関連のディベロッパー・カンファレンスを4月15日および16日に開催する旨のアナウンスを行った。開催場所はマウンテンビューのComputer History Museumだ。

ちなみにAraはモジュール組み込み型のスマートフォンで、自分で搭載パーツを入れ替えることで別種のセンサーや、性能の良いカメラを搭載したり、あるいはより大容量のバッテリーを利用するようにしたりといったことができるようにするものだ。Play Storeでアプリケーションを購入するような感覚で、新たなモジュールを入手して搭載モジュールと入れ替えて、より自分のニーズにあったスマートフォンに作り変えていくことができる。そうした仕組みを取り入れることで、わずかの期間のうちに、一部の機能アップデートが必要だからと新しいスマートフォンに買い直すといったことは必要無くなり、新しい機能をもったパーツ部分のみをアップデートしていくことが可能になるわけだ。

Googleによれば、年内に何度かAraディベロッパー・カンファレンスを開催していく予定だとのこと。今回は、4月にウェブ上でも公開する予定となっているAra Module Developers’ Kit(MDK)の紹介を主目的とするものだとのことだ。誰でも無料で使うことのできるプラットフォームであり、これを使って「なんでも必要なモジュール」を使うことができるようになる。カンファレンスはオンラインでも開催されるが、現地参加者も募集中だ。参加費用は100ドル(学生は25ドル)で、食事および現地でのセッション参加費用が含まれている。申し込み時に記す動機(application)にて出席の可否が決まるようだ。積極的に、熱意ある申込書を書く必要がありそうだ。

Araは、ひとつのデバイス上でモジュールをいろいろと入れ替えることで、すべてのニーズにこたえられるようにしたいとするものだ。あまりに壮大過ぎる目標だとも思えるが、ATAPとしては、あらゆるリスクを考慮しても利用者のニーズに答えていきたいということなのだそうだ。「壮大過ぎる」と言われるのは、むしろ「望むところ」であるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


航空機のBoeingが超セキュアなスマートフォンBlackをFCCに申請, お役所でBlackBerryの座を奪うか

BlackBerryは今でも官公庁ご愛用の座を捨てていないが、でも航空機メーカーのBoeingが発売するAndroid製品にその座を脅かされるかもしれない。この大手航空機メーカーは昨年、セキュアなスマートフォンを開発していることをついに自白したが、Myceによると、今やその”Boeing Black”と呼ばれる機種がFCCに申請されているのだ。

Boeing Blackは“主に政府省庁と、国防や国土安全保障に関わる政府契約企業に売られる”。そしてその際、“低レベルの技術情報や操作情報は一般に公開されない”。FCCに提出された申請書類には、そう書いてある。だからこれは、Silent CircleとGeeksphoneが共同開発し、一般消費者向けにプライバシーの保護を強化したBlackphoneとは、全然異なるものだ。

でも、これがBlackBerryの合衆国における残存シェアの、横っ腹に刺さるナイフであることは、間違いない。このカナダのスマートフォンメーカーは、国防総省の職員に1月31日以降8万台のBlackBerryフォーンを提供する、というペンタゴンとのおいしい契約を結んだばかりだ。だから今でもBlack Berryは、セキュリティを重視するお役所でいちばん多く選ばれている機種だといえる。

Samsungもこの市場をこじ開けようとして、BYOD専用を謳うKNOXソフトウェアとそのマーケットプレースを打ち出してきた。でもそれは今のところ、BlackBerryほどロバストな(堅固な)製品ではないようで、また、Boeingが提供しようとしている、デュアルSIMでLTE対応の超守秘機種には遠く及ばない。でもSamsungに、官公庁需要という大きな市場を諦める気配はなく、製品の進化を今後も続けていくようだ。

今のところBlackBerryは、機密性を重視する大企業やお役所などで筆頭に選ばれているスマートフォンだが、でもおそらく、今後もっと事業を多様化しないかぎり、続かないだろう。同社がこれまで得意としてきた、セキュリティを重視する市場も、BoeingのBlackが荒らしてしまうかもしれないし、もしかしたら首位の座をBlackBerryから奪うかもしれない。

それではここで、上で言及した3つの新しいスマートフォンプラットホームを、簡単に比較しておこう:

  • KNOX: デバイスを二台持ちたくない(国家機密などとはとくに関係のない)大企業ユーザがBYODでセキュリティを確保できる。
  • Blackphone: 心配性の消費者のためのスマートフォン。プライバシーを守るためなら、すこしお金がかかってもよい、と思っている人用。Snowdenに影響された人用。
  • Boeing Black: ジェームズ・ボンドが使う、自己破壊するスマートフォン。コミュニケーションはできるが、スパイは入り込めない。これもSnowdenに影響された製品だが、ただし心配の方向が上とは180度逆。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Samsung Galaxy S5のユーザー事前登録が48時間で10万を超える―T-Mobileの新記録

T-Mobileの最高マーケティング責任者、Mike SievertはSamsungが先ごろ発表したスマートフォンの新フラグシップモデル、Galaxy S5について今朝(米国時間2/26)ツイートした。 それによると、Samsungの発表から48時間以内にT-Mobileに寄せられた事前登録が10万件を突破したという。これは同社にとって新記録だ。

事前登録は、実際の購入予約ではなく、ユーザーがその新製品に関心があることを示すものに過ぎない。それでもSievertは「Samsungの新スマートフォンは大ヒットになりそうだ」と別のツイートで述べている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+