スマートファイヤウォールのCujoにペアレンタルコントロールが加わり親たちの安心を支える

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家庭用スマートファイヤウォールのCujoがDisruptのステージに登場したのは今年の5月だったが、今から考えるとそれはまさに、正しい製品が正しいタイミングで現れた、という感じだった。なぜなら、そのころからIoTデバイスへの攻撃が急激に増え始め、各種のスマートホーム器具の普及とともに、家庭内のホームセキュリティの弱点も、ひとつ、またひとつと増えていったからだ。

その後同社はクラウドファンディングで資金を集め、その可愛らしくて小さなスマートファイヤウォール(上図)が世に出たときには多くの好評が寄せられた。まだ生後6か月の製品だからCESで重要なアップデートが発表されることはないだろうが、いくつかの新しい機能は加わるようだ。

まずソフトウェアのアップデートにより、ペアレンタルコントロール(parental controls, 親による管理)が加わり、メッシュデバイスのLumaやEeroで見たように、子どもが良からぬWebサイトやアプリにアクセスできないように管理できる。アクセスのコントロールはデバイス別やコンテンツ別に設定でき、また一日の画面on時間の設定、夕食の食卓ではタブレットの使用不可、怪しげなコンテンツのブロック、などの設定もできる。

これらの新しい機能は、来週からのCESで披露されるだろう。

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Bluetooth 5はスピード、到達圏域、容量が大幅アップしてIoTに照準

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Bluetooth Special Interest Group(SIG)が今週、Bluetooth 5に青信号を点灯した。Bluetoothのこの新しい仕様は、先代に比べて抜本的な性能アップが行われている、とこの団体は述べている。

この、今や至るところにあるワイヤレス技術の最新バージョンは、スピードが2倍、到達域が4倍、ブロードキャストされるメッセージの容量が8倍、と言われている。これだけの性能アップの狙いは、将来性の大きいコネクテッドホーム(諸機器がインターネットに接続された家)において、自分が標準技術になることだ。また、他のワイヤレス技術との干渉を最小化する改良も行われた。

オーディオは、今回あまり重視されていない。スマートフォンは今後もますます、ワイヤレスヘッドフォンが主流になるから、これはちょっと意外だ。ジャックがないことが、iPhone 7だけの特異現象ではなくなるだろう。

逆にニューバージョンが重視しているのが、物のインターネットだ。公式リリースの声明文には、“Bluetoothは今後も引き続き技術の進歩にしっかり対応し、とくにIoTの無限の可能性を推し進めていく”、とある。

同団体によると、今週採択されたということは、Bluetooth 5の最初の実装機が出まわるのが2〜6か月後になる、という。

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Kwiksetのスマートロックコンバーターが予約販売を開始、簡易で安価なスマートロック機能を提供

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KwiksetがKevo Convertを発表したのはずっと前、昨年のCESだったが、早くもCES 2017があと1か月に迫っている(そうだよね?)。そしてこの時期に同社は、同社のスマートロック改造キットの予約販売をやっと開始した。そのシステムは、標準的な正面ドアロックの内側をリプレースするもので、鍵全体を取り替えるものではない。

ところで、なぜ半分なのか? まず、お値段149ドルは、この夏ローンチした標準の第二世代Kwikset Kevo(229ドル)よりも相当安い。また、ドアの前面(外観)の美学で悩まなくてよい。それがあなたのお気に入りなら、なおさらだ。

そのほかの点では、標準的なスマートロックの機能のほとんどがある。Kevo ConvertはBluetoothでアンロックし、アンロックしてから30秒後にオートロックする。ゲストには、電子キーを送れる。アップグレードされたKevo Plusで、どこからでもロック(施錠)/アンロック(解錠)できる。また、ドアベルのRingや、サーモスタットのNest Learningなど、他のスマートホームデバイスを操作できる。

今現在はHome Depoだけで予約を受け付けている。同じくCESでローンチしたHomekit互換のKwikset Premisについては、まだ何も発表されていない。

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Vivaldiブラウザーがv.1.5にアップデート、IoTとの統合を目指してまずスマート電球の色とWebを同期

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言い過ぎかもしれないが、いまどき、一般大衆に新しいブラウザーの登場に気づいてもらうのは、おそらくすごく難しい。今ではインターネットユーザーの多くが、自分のやり方というものを持っている。ほかに良いものがいろいろあっても、自分好みのやり方にはまっている人たちにとっては、いまさら別のものに変えるのはしんどい。

昨年、元OperaのCEOだった人が立ち上げたVivaldiは、今あるブラウザーよりもっと強力なコントロールとカスタム化ができるブラウザーを求めているパワーユーザーが、ターゲットだ。たしかに、この生まれたての赤ちゃんのようなブラウザーには、楽しい技(わざ)がいろいろある。訪ねたサイトに関するノート(注記)を書いて保存できること、検索欄をカスタマイズできること、タブの閲覧をいろいろコントロールできること、などなど。

しかし、何がどうであれ、これまで無関心だった一般大衆ユーザーにとって気になるのは、今度の新しい機能ではないだろうか、どこかの店内で、横目でちらっと見ただけも。そう、バージョン1.5のVivaldiは、ホームオートメーションとの連携を望んでいる。Philips Hueの明かりを、ブラウザーと同期できるのだ。

今回新たにPhilips Hue Theme Integration機能(Philips Hueのテーマを統合)により、Philipsのスマートライトの色とユーザーが訪れたサイトの色を同じにする。しかもこれは、同社が今後導入する機能の実験でもあるらしい。現時点では、ちょっと風変わりな機能に過ぎないようだが、今後はもっと有意義な機能に変身するらしい。たぶん、ね。

上述の、元Opera CEO、Jon von Tetzchnerはこう言ってる:

これはまだ第一歩にすぎないが、たとえばメールやWebの通知が明かりの変化で来ることを想像してみてほしい。Vivaldiはあらゆるもののカスタム化と柔軟性(自由性)を目指す。Philips HueのようなIoTデバイスの統合で、Vivaldiがあなたとあなたの毎日の生活に適応していけるのだ。

そう、まさに、想像、イマジンです。ボスが近くにやってきたら、ストロボやサイレンで通知するように、できるのかな?

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新たな音楽配信サービスElectric Jukeboxがデビュー、年間169ポンドで聞き放題

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定額制の音楽配信サービスは、まだかつての物理的な記憶媒体(CDやレコードなど)ほど一般には普及していない。しかしその主な原因はプロダクトマーケットフィットで、音楽配信サービスの多くが、気軽に音楽を聞くような一般層ではなく、少数のコアな音楽ファンを想定していると主張する人もいる。

そんな音楽配信の分野に、Electric Jukeboxと呼ばれる新製品が登場し、このギャップを埋めようとしている。まずイギリスで販売開始予定のElectric Jukeboxは、デバイスと音楽サービスが一体になった製品で、価格は初年度が169ポンド、そして2年目以降は52ポンド(週1ポンド)に設定されている。

SelfridgesやArgos、Amazonといった小売企業とのパートナーシップを通じて販売を行うほか、Electric Jukeboxは「大手テレビ局」とも販売提携している。さらには、Cheryl Crow(冒頭の写真)やRobbie Williams、Alesha Dixon、Stephen Fryといったセレブとタイアップし、彼らは製品の宣伝以外にも、プラットフォーム上で自分たちの”ミックステープ”を公開している。

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地元のバーやレストランに置いてあるバカでかいジュークボックスのように、ユーザーはElectric Jukebox上で自分の好きな曲を再生することができ、選べる曲はローンチ時点で既に2900万(アルバム200万枚以上に相当)種類も準備されていると製造元のMegic Mediaは話す。さらに同社によれば、楽曲はUniversal Music Group、Sony Music Entertainment、Warner Music Group、Merlin、PIAS、Believe Digital、InGroovesなどから提供される。

場所をとる昔のジュークボックスとは違い、Electric Jukeboxは手におさまるくらいの大きさに作られている。

販売が開始された初代バージョンは、ふたつのパーツで構成されている。ひとつはテレビの背面に接続するドングルで、もうひとつがボタンと音声インターフェースが搭載された、Wiiリモコンにちょっと似たコントローラーだ。

HDMI端子があるテレビ(=ほぼ全ての薄型テレビ)とそこに接続されているスピーカー、WiFiがあれば、それぞれがElectric Jukeboxの”スクリーン”、オーディオアウトプット、ネットワークになり、これだけで音楽を楽しめるようになっている。

Electric Jukeboxは、どこでも音楽が聞けるサービスではなく、家の中心となるようなテレビの置いてある部屋で音楽が楽しめる環境を提供しようとしているのだ。

ファウンダーのRob Lewisは「私たちはSpotifyのユーザーを奪うつもりはありません」とインタビュー中に話していた。さらに彼は、楽曲のライセンス契約も、他のサービスと競合するのではなく、利用者層を拡大することを前提としていると語った。

「現在定額制の音楽配信サービスを利用していない、消費者の90%にあたる層を私はターゲットにしています。彼らは高齢かもしれないし、たくさんデバイスを持っていないかもしれない上、テクノロジーにも詳しくないかもしれません。多くの一般消費者にとって、リビングや寝室においてある大きいテレビが、彼らの家にある唯一の家電製品です。私たちはそんな消費者のために、テレビに接続できる製品を販売しています」とLewisは話す。

確かにYouGovの最近の調査によれば、ストリーミングサービスが比較的普及しているイギリスでさえ、人口の約8%しかデジタル音楽サービスに加入していない。

そういう意味では、1番大きな課題は依然として、レイトアダプターにあたる一般消費者にとにかくどの企業のものであれ、音楽サービス自体の利用を促すことのようだ。

このようなマクロなトレンドが存在する一方で、競合企業や彼らの製品・サービスが全て左を向く中、Electric Jukeboxだけが右を向いているようなサービス内容には疑問が残る。広い世界の中で、利用できる場所を一か所に限定し、初めからモバイル要素のないサービスを提供するというのは、デジタルメディア界の大きなトレンドに逆行している。

しかし同時にLewisの洞察力は無視できない。連続起業家である彼は、過去にテックブログSilicon.com(後にCBS Interactiveが買収)を開設し、その後には音楽配信サービスの草分け的存在であるOmnifoneを設立した。Omnifoneは、自社のサービスを広めたいと考えていた携帯電話メーカーやキャリア、音楽レーベルと次々に契約を結んでいったが、最終的には類似企業がサービスを停止するのと時期を同じくして倒産し、SpotifyやPandora、Appleがその後勢力を伸ばしていった。

なお、TechCrunchでは、昨夜そのOmnifoneの資産の一部(従業員含む)を、Appleが吸収していたことを突き止めた。

その一方で、Electric Jukeboxを運営する、設立間もないスタートアップのMagic Worksは、これまでに既に何度か苦難を経験してきた。同社は2度(2015年のクリスマスと2016年のイースター)もローンチ日を逃してきたのだ。

ついに市場へ製品を出せることになった同社は、これまでに投資会社のYolo Leisureや、実業家兼スポーツチームオーナーのNigel Wrayを含む投資家から700万ポンドを調達している。

さらにElectric Jukeboxの価格面での競争力は高い。他のサービスを使って同じようなことをしようとすると、以下のようになるとMagic Worksは話す。

Apple Music:637.88ポンド
(内訳)
Apple Music利用料: 119.88ポンド
Apple TV: 139ポンド
iPad Air 2: 379ポンド
合計 637.88ポンド

Google:468.88ポンド
(内訳)
Google Play Music利用料: 119.88ポンド
Chromecast: 30ポンド
Nexus 9: 319ポンド
合計 468.88ポンド

Spotify:269.87ポンド
(内訳)
Spotify利用料: 119.88ポンド
Amazon Echo: 149.99ポンド
合計 269.87ポンド

まずはイギリスでサービスが開始されるが、Eletric Jukeboxのライセンスは全世界で有効なため、今後数ヶ月のうちに他のヨーロッパ各国、そして世界中へとサービスを展開していく予定だとLewisは話す。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Apple版スマートホームを見学してみた


ディズニーのSmart Houseを1999年に観て以来、自分で掃除をする家や、朝食、昼食、夕食を作ってくれる家をずっと夢に見て来た。まだそこには辿り着いていないものの、AppleのHomeKitとHomeアプリは、その夢に私(たち?)を少しだけ近づけてくれる。

Appleは、スマートホームを採用する世帯の拡大に努力しているAmazonやGoogleに対して、競争を挑んでいる。AmazonやGoogleとは異なり、Appleは独自のデバイスを製造していない – ハブとして機能するApple TVを除いて。その代わりに、Appleは主にサードパーティーの製造業者がHomeKitシステム互換デバイスを供給してくれることを期待している、そしてそれらのデバイスをHomeアプリを介してiOSと深く統合し、一体化させるのだ。

先週、私はカリフォルニア州アラメダの住宅建設会社Lennarによって建てられた究極のApple HomeKit仕様の家を見学する機会に恵まれた。その家の中では100以上のHomeKitデバイスが接続されていた。例えばLutron Serenaのスマートシェード、Honeywell Lyric RoundのWi-Fiサーモスタット、そしてSchlage Senseのドアロックなどだ。

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AppleのHomeアプリは、家庭内の全てのスマートなインターネット接続機器を、1つのアプリから簡単にコントロールすることを目指している。いくつかのHomeKitデバイスをグループにまとめ、新しいシーンを作成し編集することができる。そうすることで、1つのコマンドで複数のデバイスを動作させることができるようになる – 画面タップまたはSiriのいずれかを介して。

上に示したように、自分好みの「シーン」にすることができたり、あるいは最も頻繁に利用するモードにすることができたりする。シーンとは、夕食時にどのような照明の設定にしたいのか、といったものから、家に帰ってきたときにどのプロダクトのスイッチを入れたいのかといったものまでが含まれている。例えば、「ただいま」シーンでは、ドアが解錠され、ライトが灯り、サーモスタットが動作する。

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Apple TVはHomeKitのハブとして働き、家への遠隔アクセスを行わせ、例えば車庫のドアを閉めたり、ドアカメラに映るものを見せたりする。完全なプライバシーとセキュリティを確保するために、AppleはすべてのHomeKit認定デバイスに、高度な暗号とセットアップのためのデバイスへの物理的なアクセスを要求する。

とはいえHomeを使った私の体験は極めて簡単なものだった – 私が到着する前に、Appleは既ににデバイスやシーンのすべてを設定していたのだ。万一私が全てを自分で行うとしたら、100個以上のデバイスを設定することはない、だって私の家は2階建てじゃないので。自分で借りているわけじゃない3ベッドルームのアパートに住んでいるので、正確に言えばその空間に対してやってみたいことは何もできないのだけれど。とはいえ、少しくらいのことならやることができる。

Appleは私に、私がスマートホームスターターキットと呼ぶようになったものを紹介してくれた。それがsmart plugだ、これを使えばHomeアプリからランプ、ヒーター、ファンその他のデバイスをコントロールすることができる。より正確に言えば、このiHome smart plugは、他にNest、Amazon Alexa、そしてSmart Thingsとも互換性がある。Apple版スマートホームに住むことが、どのような感じになるのかを垣間見るには、このページの一番上のビデオをちらりと観て欲しい。

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(翻訳:Sako)

空飛ぶホームセキュリティのSunflower Labsが210万ドルを調達

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この10年間で家庭のブロードバンド、モーションセンサー、高精細度ビデオなどが誕生したことにより、ホームセキュリティという分野はもう一度息を吹き返した。

しかし、Sunflower Labsの共同創業者兼CEOであるSlex Pachikovと、同CTOのChris Eheimは、ホームセキュリティにはまだ重要な問題が残っていると話す。固定されたカメラでは、ある人物が家に近づくか、あるいは実際に建物に侵入しようとするまで、その人物が侵入者だと検知することができないのだ。

Palo Altoを拠点とするSunflower Labsは、シードラウンドで210万ドルを調達したことを発表した。彼らが提供するのは、玄関よりずっと先まで監視でき、しかも導入するのが簡単な「家庭用の監視システム」だ。

家庭のセキュリティを強化する製品としては、NestやLogitech、Ring、Canary、Ocoなどから販売されているスマートカメラやスマート玄関ベルなどの製品がある。しかし、これらの製品が監視するのは玄関だけであり、しかも取り付けられた後は固定されていて動かない。

Sunflowerのシステムは、これとは異なるアプローチを採用している。このシステムで使われているのは、Smart LightとSmart Cameraと呼ばれるデバイスだ。

Smart Lightにはセンサーが搭載されており、太陽光から電力を供給するようになっている。家の周りを照らしてくれるだけでなく、周囲の不審な動き、音、振動などを感知してくれるライトだ。
そのSmart Lightと通信するのが、カメラを搭載したドローンのSmart Cameraだ。ライトによって不審な動きが感知されると、ドローンがその場所まで飛んで行き、ビデオを撮影する。撮影されたビデオはクラウドに保存される仕組みだ。

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Sunflower SystemのFlying CameraとSmart Light

Sunflower Systemを利用するユーザーは、自宅で不審な動きが感知されるとスマートフォンで通知を受け取れるようになっている。このアプリには徐々に学習していく機能も備わっており、毎回発生するルーティン化した動きと、そうでない不審な動きとの区別ができるようになる。

配偶者が駐車している、子どもがバスケットボールで遊んでいるなど、ルーティーン化された動きに対するアラートを無視することができる一方、不審な動きに対するアラートがあれば、撮影されたビデオをチェックすることが可能だ。

「不審な動きだけを感知し、危険が玄関まで到達する前にそれを察知するというアイデアです」とPachikovは語る。「それと同時に、ユーザーのプライバシーも保護したいと考えました。それを可能にするために、毎日24時間監視するカメラを使わない方法を考えだしたのです」。

今回のシードラウンドでリード投資家を務めたのはGeneral Catalystだ。

Evernoteの創業者であり、現在はGeneral CatalystでManaging Directorを務めるPhil Libinは、今回の投資に踏み切った理由の1つは、彼がSunflowerの創業者をよく知っているからだと話す。Pachkov自身もEvernoteで10年以上働いた経験があり、Sunflowerの他の社員にもEvernote出身の者がいる。

しかし、LibinはSunflower Systemのコンセプト自体にも興味があった。

「ホームセキュリティという分野は、製品が消費者の期待に応えられていない業界の1つです。敷地全体を監視するという現状のシステムでは、家庭で味合う楽しみを増すことができないばかりか、被害妄想を生みかねません。スマートなセンサー、ドローン、人工知能を組み合わせることによって、家自身が自己管理する仕組みをつくり、ユーザーは自分の家の周りで起こっていることをこれまで以上によく知ることができるのです」とLibinは話す。

General Catalystによれば、Sunflower Labsは今回調達した資金を利用して、同社のテクノロジーがもつ可能性を実証していくとのこと。

Pachikovによれば、同社のプロダクトはオンラインで直接顧客に販売される予定であり、2017年には家電量販店などを通じた販売も開始する予定だ。

Sunflower Systemはオンラインで購入予約を受け付けており、価格は25ドルだ。ハードウェアの販売により利益をあげるのではなく、サービスの月額料金によって利益を上げていく戦略である。

[原文]

(翻訳:木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

AlexaがLogitech Harmonyのスキルを導入、ホームシアターの音声コントロールはまるで未来の世界

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ホームシアターのセットアップを声でコントロールすることが、相当容易になった。Alexaは今やLogitech Harmonyのスキルを公式に持ちまして、単純に“Alexa, turn on the TV”とか“Alexa, turn on Netflix”と言うだけでHarmonyがそれらをやってくれます。いちいちサードパーティのスキルをやるよりも簡単、それらからHarmonyをコントロールできる場合もあるが、でも面倒くさいフレーズが多い。

今度のLogitech Harmonyスキルは、Harmony Hubに登録したどんなことでもスタートできる。たとえばHue電球のようなスマートホームアクセサリのコントロールもできる。AlexaアプリにSmart Homeというところがあり、そこで‘Harmony’を検索すればよい。もちろんHarmony Hub対応のリモートデバイスが必要だが、でも既存のユーザーにとっては無料で新しい機能が増えたような感じになる。今のところアメリカだけだが、Harmonyによると、イギリスも数か月後には、ということだ。

ぼくの経験では、サードパーティ製の面倒なソリューションでも相当便利だけど、EchoやEcho DotsにHarmonyのスキルがあればよいなぁ、と前から思っていた。簡単なフレーズで、明かりを暗くしたり、プロジェクターやApple TVをonにして夜のホームシアターを楽しめるのは、ちょっと未来的な感じすらするね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ハンズオン:Google Homeの第一印象

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Google Homeは、音声技術を搭載したAmazonのEchoに対するGoogleの答えだ。今年の春に行われた開発者向けカンファレンスGoogle I/OにてGoogle Homeは発表され、本日遂にGoogleはその価格(129ドル)と出荷日(11月4日)を、毎年サンフランシスコで行われている同社のハードウェアイベントで発表した。もっと大事なことかもしれないが、このイベントで初めてHomeに触れることができた。

Homeには、Googleの音声検索およびGoogle Nowの技術がリブランドされた、Google Assistantが搭載されている。Google Assistantは以前の技術に比べて、よりスマートで会話形式のコミュニケーションに長けているが、Google Assistantが提供する情報の大部分は、現状のスマートフォンに「OK Google」と話しかけて得られる情報と変わりない。(かつ、声を使ってOpenTable経由でレストランを予約できるような機能はGoogle Assistantには備わっていない。)現状のGoogle製音声アシスタントと異なる点として、HomeはSpotifyやPandoraといった音楽アプリにも対応している。近いうちに、Homeを使って、Cromecastが接続されているテレビにNetflixの動画をキャストできるようにもなる予定だ。

しかしHomeの情報処理に関わる部分は、全てクラウド上に存在する。ハードウェアに関して言えば、Homeにとって最も重要なのは、どのくらいユーザーの声を上手く認識し、どのくらい頑丈にできているかということだ。良いニュースとして、Homeにはマイクが2つしか搭載されていない(Amazon Echoは7個)にも関わらず、本日行われたGoogleのキーノート直後の騒がしいデモ環境下でも、しっかりその役割を果たしていた。私が横に立って質問するとHomeはいとも簡単にそれを理解し、周りが大きな声で話をする中、それにかき消されないくらい大きな声がスピーカーから返ってきた。周りが静かになってから、3メートル程離れて「OK Google」のコマンドを発したところ、こちらについてもHomeは問題なく反応した。ここから、Echoよりもマイクの数が少ないというのは、あまり問題ではないように感じられるが、本当の家で試してみないと実際のところはまだ分からない。

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ハードウェアはとてもしっかりしており、見た目よりも確実に重い。その重量のほとんどがおそらくスピーカーだ。デバイスの底部に設置されたスピーカーは、2つの磁石でデバイスの上半分にくっついている交換可能なクレードル(小売価格20ドル)の中に収まっている。

Homeに搭載されたGoogle Assistantはどのくらい上手く機能しているか?短い時間ではあるものの実際に触った感想を基にすると、現時点での答えは「かなり良い」だ。通常のGoogle検索のようなクエリは全て問題なく処理できるほか、音楽再生においてもその力が発揮されていた。私が流行りの音楽をかけてほしいとお願いすると喜んで応じてくれた上、バンド毎の曲を再生するのにも問題なかった。Googleはさらに、Philips Hueの電灯やNestのサーモスタットとの連携デモを行い、全て期待通り機能していた。

しかし、たったひとつだけ私が気になったのは、「OK Google」というフレーズ無しにGoogle Assistantと会話することができないということだ。Homeとの会話をはじめるのには全く問題ないが、関連する質問を後に続けるとだんだん面倒になってくる。「OK Google、アメリカの大統領は誰?」「アメリカの大統領はバラク・オバマです。」「OK Google、彼は何歳?」「バラク・オバマは55歳です。」「OK Google、彼の出生地はどこ?」といった具合だ。

それ以外は特に問題はなく、Homeは、Googleにとってのスマートホーム市場参入への道を築いていくことができるだろう。ひとたびGoogleが(Amazonが既にそうしているように)Assistantをサードパーティ開発者に公開すれば、機能面は競合製品とほぼ同じ水準に達することになる。そうなれば、全てはGoogleがいかにユーザーのクエリを上手く処理するかということにかかってくる。大手テック企業の多くが自分たちのAIサービスを強く売り込む中、この分野では、Googleがほとんどの競合と互角に戦う(そして上回る)力を持っていることが既に知られている。

Google Homeの価格は129ドルで、現在予約受付中。11月4日から出荷開始予定だ。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

パーソナルアシスタントを搭載したGoogle Homeは129ドル、11月4日に出荷開始

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Google HomeはAmazonのEchoに対するGoogleの対抗馬だ。Google Homeは今年開催された Google I/O 開発者カンファレンスで正式にデビューした。 だがそれ以後、音声で起動するパーソナルアシスタントに関してあまり発表がされてこなかった。本日Googleは、同社が年に1回開催するハードウェアのイベントで、ついにHomeの詳細を明かした。

Google Homeの価格は129ドル(YouTube redの6ヶ月分が付いてくる)で、今日からGoogleのオンラインストアで予約することができる。11月4日から出荷予定だ。

GoogleのMario Queirozは、私たちの自宅は他の環境とは異なると主張する。そこでEchoのようにGoogle Homeはワイヤレススピーカーといくつかのマイクを組み合わせ、ユーザーの声による指示を聞き取ることができるという。Homeにはミュートボタン、そして4つのLEDがデバイスの上部に付いているので、端末がユーザーの声を聞き取っているかどうかを知ることができる。これ以外に物理的なボタンはない。

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Googleは、ユーザーがHomeをリビングルームに置くことを想定している。そのため、ユーザーが自宅のインテリアデザインに合わせられるよう、端末のベースの部分の色を数種類用意した(端末自体のデザインはパロアルトにあるEichlerがデザインしたミッドセンチュリーのリビングルームに最も合う印象だ)。端末のデザインはワインボトルやキャンドルをイメージしたものとGoogleは伝え、Homeは全部で7色展開するという。

Google Homeの重要な機能はGoogle Assistantを搭載している点だ。Google Assistantは、現在私たちが知っているGoogle Nowが次世代型に進化し、会話をベースとしたバージョンだ。Google Homeで提供するGoogle Assistantが、Google Alloのテキストを中心としたAssisantのサービスに似ているなら、ユーザーは快適さ(指示が正しく認識され場合)とかなりのストレス(指示が認識されない場合)の両方を味わうことになるだろう。Googleの新しいAlloのチャットアプリが示すように、今の所Google Assistantはユーザーの質問の大部分に答えることはできない。画面越しであれば、Googleはリンクを提示することになるが、Homeの場合、検索結果のスニペットを読み上げる形式になる。

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Googleは本日のイベントで、ユーザーにとって「それぞれにぴったりのGoogle」が体験できるよう、サービスをパーソナライズすることを目指すとした。Homeに搭載されたGoogle Assistantはまさにそれを実現するためにある。

新しいAssistantの機能には「My Day」があり、ユーザーに朝、現在の気温、通勤時間、本日の予定の概要(ユーザーがオプトインすることを前提に)をお知らせする。

この分野にGoogleが出遅れていることは公然の事実だ。Echo端末を出すAmazonは、こういったデバイスを求めるアーリーアダプターを獲得している。この分野でリードしているということは、Amazon Echoの端末は多くのスマートホームガジェットにもすでに対応してるということだ。例えば、NestのサーモスタットやPhilips Hueの電気などだ(Amazonはさらに、そういったサードパーティーデバイスと一緒にEchoを販売している)。

これに驚きはないが、GoogleはNest、Phillips、Samsung、IFTTTとパートナーシップを組み、パートナーが提供するスマートホーム端末に対応すると発表した。パートナーの数は多くないが、IFTTT自体、すでに多くの端末と対応しているので、Googleはそれに便乗する形だろう。


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音楽に関して、Google HomeはGoogle Play Music、Spotify、Pandoraなどのサービスと最初から対応している。デフォルトで使用する音楽サービスを設定することもできるので、Googleに対していちいち「Spotifyの曲を再生」と指示しなくとも良い。さらにHomeの音楽検索はGoogle検索が担うため、比較的複雑なクエリでも理解することができるとGoogleはいう。Google HomeのMusic機能は、ポッドキャスの視聴にも対応している。HomeはCast端末であることから、他のCast対応端末から音楽をストリームすることができる。

HomeはGoogleのChromcast、Cast対応テレビと直接連携させることができる。これは今の所YouTube動画を視聴する用途が主だが、Googleは近いうちにNetflixにも対応するとしている。

ここ数年、Googleは主にスマートホーム端末用のプロトコルの開発に取り組んできた。そしてNestの買収により、この市場で主要なプレイヤーとなる意図があることを示した。しかし Googleの傘下でNestは停滞していた。ChromecastのヒットやEchoの有力な対抗製品として機能するはずだったOnHubルーターをローンチしたにも関わらず、提供サービスには突き抜けるものがないように感じられた。

Homeをローンチすることで、その潮流は変わるかもしれない。Google Homeはようやく、Echoのようにリビングルームに据える、各製品のハブとなる端末を提供することができる。その知的機能はクラウドに集約されているため、未来の変化にも対応できるだろう。Castのプロトコルがあることで、Homeは他の端末とも連携することができる。それには圧倒的な成功を収めたChromecastのシリーズも含まれる。

今後はハードウェア、特にマイクがうまく機能することが重要となってくるだろう。それに関してはHomeを実際にしばらく使用してみないと何とも言えない。Googleは、搭載しているマイクは「最良品」で、スピーカーの音も豊かなベース音を含め全音域を届けることができると主張している。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

AppleがAmazon Echoの競合製品を開発中との噂

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iOS 10の登場で、Appleはスマートホーム界にその名を刻むこととなった。サードパーティ製品に対して、Homekitの機能を提供することで下準備を進めていた同社は、シンプルな名前のHomeアプリという形で、ようやくセントラルハブを確立した。Homeアプリを使うことで、ユーザーはスマートデバイスごとのアプリをインストールしなくても、コントロールパネルからデバイスをモニタリングしたり、操作したりできるようになった。

もちろん、同アプリの成功は、全てAppleのハードウェアの普及度合いにかかっている。理想的には、Homeユーザーは2つもしくは3つのデバイスを持っていれば、その機能を最大限利用することができる。まず、自宅にいるときに様々なデバイスをコントロールするためのiPhoneがひとつ、そして、ユーザーの位置に応じてON・OFF切り替えを行う電灯やエアコンのように、ジオフェンシングを利用してスマート家電を操作するデバイスがふたつめにあたる。

その一方で、常に待機状態にあるApple TVがホームハブとして機能することで、ユーザーは家にいなくとも家電を操作することができる。これこそ、スマートホームというコンセプトの最大の売りだ。しかし、家に置いておけるApple TVや予備のiPadを持っていない人についてはどうだろうか?

噂によれば、AmazonがAlexaを利用して実現したように、AppleはSiriをスマートホーム戦略の中心におき、Amazon Echoの対抗馬にあたる、先進的な音声認識テクノロジーを使ったスマートホームハブの開発にあたっているという。TechCrunchのiPhone 7レビューで触れられていた通り、Appleは最近明らかにSiri周りの戦略を強化しようとしており、数年前にNuanceとの協力をやめて社内のチームを拡大し、もっと強固なSiriを開発しようとしている。

このようなデバイスが完成すれば、Appleが長年あたためてきた音声アシスタントの魅力を増大させることができるだけでなく、公の場で自分の携帯電話に話しかけることを気にとめるような、自意識過剰なユーザーをも巻き込むことに寄与するだろう。そして、ユーザーは、メールの読み上げや天気予報のチェックなど、通常のスマートアシスタンス機能はもちろん、スマートホームデバイスまで音声操作できるようになると思われる。

Bloombergによれば、Appleのスマートホームハブプロジェクトは、数年前からスタートしており、ようやくR&Dからプロトタイプの段階へと移ろうとしている。Appleは、Amazonの種々の製品や、同じ名前のGoogle製品との差別化のため、最新のスピーカーやマイクを搭載しようとしているようだ。さらに同社は、顔認識を含む、デバイスとのインタラクションの方法についても色々と試しているようだ。しかし、その他の点も合わせ、現時点では実際の製品がどのようなものになるかは分からない。

また、どうやらAppleは、機能の一部を直接Apple TVの新しいバージョンへ組み込むことも考えているようだ。これにより、昨年販売が開始された、リモコンに音声操作機能を組み込んだモデルがようやく見捨てられることになるかもしれない。

もしも噂が本当で、実際に製品が市場に出れば、Appleにとっては久しぶりの新しい主要製品ラインの誕生となる。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

スマホ周辺機器でおなじみのAnkerが家電に参入、新ブランド「eufy」を発表

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Ankerは本日、記者発表会を開催し、新家電ブランド「eufy(ユーフィー)」をお披露目した。先日、本家TechCrunchでも取り上げた内容ではあるが、この記事ではもう少し踏み込んだ製品情報やAnkerの今後の戦略についてお伝えしたい。

ご存知の読者も多いかと思うが、まずは改めてAnkerを紹介したいと思う。2009年、Googeでサーチエンジニアを務めていたファウンダーがAnkerを創業した。Ankerは、主に充電バッテリーやケーブルといったスマホの周辺機器を扱うブランドで、その目標はメーカー純正品とノンブランドの隔たり埋めることだ。メーカー純正品の保証は手厚いが高額で、一方のノンブランド製品は安価だが品質にばらつきがある。Ankerは、その溝を埋められる高品質で安価な製品を提供することを目指す。

Ankerの特徴はインターネット経由でカスタマーにプロダクトを販売している点だ。仲介業者や小売店を挟まないことで、流通コストを削減した。そのために低価格でプロダクトを提供し、スケールメリットを享受することでAnkerは急成長できたとアンカー・ジャパンの代表取締役井戸義経氏は話す。

Ankerの本社は長沙にあり、現在世界40カ国でプロダクトを展開している。2015年には売上高が3億ドルを達成し、2016年は5億ドルの売上を見込んでいるという。

スマホ周辺機器から家電に参入

Ankerは、これまでモバイルバッテリーやケーブルなど、自宅やオフィス外での活動をサポートするブランドだ。一方、今回立ち上げる新ブランドeufyは「家庭での快適な暮らしを創造する」ことを目的としたブランドと井戸氏は言う。Anker同様、eufyでも低価格で高品質なプロダクトを提供していくという。

ここから「eufy」ブランドの第一弾新商品である、ロボット掃除機、LEDデスクライト、そして超音波加湿器をそれぞれ紹介したい。

自動掃除機ロボット

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Eufy RoboVac 20 
超音波センサーや落下感知センサーなどのスマートセンサーを搭載する自動掃除機ロボット。部屋に合わせて7つの掃除モードから選択できる。スケジュール設定で留守の時も自動で掃除をすることが可能だ。6700mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載していることで、100平米の部屋でも一回の充電で掃除を完了できる。価格は29800円で10月5日発売予定だ。

LEDデスクライト

Anker Eufy Lumos E1

左からEufy Lumos E1、Eufy Lumos A4

Eufy Lumos E1とEufy Lumos A4
エネルギー効率の高いライトを搭載し、5万時間の寿命を実現した。カラーを5段階、照度を6段階で変更できる。上位モデルのE1には、本体の背面にUSB充電ポートが2つあるので、照明を使いながらもスマホやタブレットなどを充電することが可能だ。机の上の煩雑になりがちな充電ケーブル類を多少すっきりさせることができるだろう。価格は5980円で11月中旬発売予定。

Eufy Lumos A4も5万時間の寿命を実現したLEDライト搭載。4色カラーモード、5段階での照度変更が可能。価格は3480円で10月5日発売予定。

超音波加湿器

Anker Eufy Humos Air

Eufy Humos Air
コンピューターより静かな38dBの動作音を実現した超音波加湿器。最大26時間連続使用が可能。3段階のミストレベルが選択可能で、アロマオイルを入れるソケットもあり、オイルディフューザーとしても使用できる。価格は4980円で11月上旬発売予定。

この他に、Ankerブランドで販売していたスティック型掃除機をeufyブランドに統合する。

eufy alexa

スマートホーム実現に向けて

Ankerは、単に既存の製品を置き換えるプロダクトを手がける会社に留まるつもりではないと会見の最後に井戸氏は話した。Ankerは将来的に、各家電製品をインターネットでつなげてコントロールできるようにするスマートホームの実現を視野に入れていると話す。具体的にはまず、2017年にプロダクトをAmazonの音声アシスタント「Alexa」に対応させていく計画だという。

ただ、これはグローバルでの戦略なのだろう。日本ではまだAlexaを使用できるAmazon Echoといった端末は入手できないし、コンシューマーが音声でスマート家電をコントロールするというコンセプトが馴染むまで、まだ時間がかかるかもしれない。また、Alexa以外にもAppleのHomeKitなど、他にもスマートホーム領域を狙う競合がある。Ankerはこれに対し、Alexaに限らず、他のスマートホームのプラットフォームにも対応することも検討していると話していた。

IoTの普及によるプライバシー侵害の脅威

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【編集部注】執筆者のChristine Bannanは、2016年度のEdelson PC Consumer Privacy Scholarship奨学生で、ノートルダム大学ロースクールの第三学年に所属。Electronic Frontier Foundationリーガルインターン。

モノのインターネット(IoT)が普及する中、消費者は企業による監視やデータ漏えいに屈しないためにも、セキュリティや個人情報保護対策の改善を訴えなければならない。しかし、変化を訴える前に消費者はまず現状を知る必要があり、そのためには各企業の透明性の向上が必要になってくる。

IoTの最も危険な部分は、消費者がどんなデータがどのような経路で集められているかわからないため、気付かないうちに少しずつ個人情報をさらけ出してしまっているということだ。モバイルアプリやウェアラブルデバイス、その他のWi-Fiに接続された製品が市場の「スマートじゃない」デバイスを代替していくにつれ、消費者は自分たちを監視する機能を備えた製品しか購入できなくなってしまっている。消費者にとって家電をアップグレードすること自体は普通のことだが、新しいデバイスが自分たちを監視することになるとは気付かないことがほとんどだ。

先日、電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation、EFF)に所属する活動家が、Samsung製Smart TVのプライバシーポリシーとジョージ・オーウェルの「1984」内の一節との不安になるような類似点をツイート上で指摘した。Samsungのプライバシーポリシーには、消費者に対して製品の近くで公にできないような内容の会話をしないようにという注意書きがされていたため批判が殺到し、Samsungは問題となったプライバシーポリシーを変更の上、Smart TVのデータ収集方法について明らかにしなければならなかった

しかし、ほとんどの人が購入したデバイスやダウンロードしたアプリのプライバシーポリシーを読まないばかりか、もし読もうとしてもポリシーのほとんどが法律用語で構成されているので、普通の消費者には理解できないようになっている。同様に理解不可能な利用規約がデバイスには通常同梱されていて、そこには消費者が製品で損害を被ったとしても裁判所で争うことができないように強制的仲裁条項が含まれているのだ。その結果、消費者のプライバシーは損なわれ、本当の意味での改善策もない状態で放置されてしまっている。

企業の透明性の向上は急を要する課題であり、IoTを利用する消費者のプライバシー向上のための施策の基礎となってくるだろう。そして企業の透明性の向上は、業界の自主規制か政府による規制にもとづいて、各企業がデータを収集する前に消費者から十分な情報提供に基づいた同意を得なければならないようにすることで実現できるだろう。

消費者はどのようなデータが集められ、それがどのように利用されているかという情報を要求しなければいけない。

ほとんどの場合、消費者がプライバシーの向上を求めれば業界団体がそれに応じるだろう。例えば、新車購入者がスマートカーのセキュリティや個人情報の扱いに不安を抱いているという調査結果への対応として、自動車工業会(Alliance of Automobile Manufacturers:自動車メーカー12社から成る業界団体)はプライバシーに関する基本原則をつくり、各社が従うことになった。

企業は業界全体で通用するサイバーセキュリティや保有データの最小化に関するベストプラクティスを構築し採択することで自己規制を行うことができる。ユーザーデータを収集するのであれば、収集する側の企業がデータ保護の責任を負わなければならない。逆に言えば、データ保護の責務を負いたくないのであれば、最初からデータを集めなければいいのだ。

Fitbitのように、自社のテクノロジーとプライバシー情報が密接に絡み合った企業も存在する。業界毎の自己規制を導入する利点は、顧客のニーズや集めるデータの敏感さに基づいた各業界の基準を設定できることにある。

多層構造のプライバシーポリシーこそ多くの企業で採択されるべきベストプラクティスで、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスがその良いモデルとなり得る。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、「法典」レイヤー、「一般人が理解できる」レイヤー、「機械が理解できる」レイヤーの3つの層から構成されている。

「法典」レイヤーは、実際のポリシーとして弁護士によって制定され、裁判官が参照することになるもの。「一般人が理解できる」レイヤーは、平均的な消費者が理解できるように、プライバシーポリシーを平易な文章で簡潔にまとめたもの。そして「機械が理解できる」レイヤーは、ソフトウェアやサーチエンジン、その他のテクノロジーが理解できるようなコードを指し、消費者が許可した情報にのみアクセスできるように設定されたものになるだろう。

このようなベストプラクティスは、消費者のプライバシーを保護する上で大きな進歩となるだろうが、それでも十分とは言えない。さらに企業が消費者との約束に法的責任を負うようにならなければいけないのだ。多くの業界で、利用規約に紛争前の強制的仲裁条項を含むのが一般的になっている。この条項によって、消費者は裁判で賠償を求めることができなくなってしまうものの、このような条項は判読できないほど小さく印刷されており、消費者はそれに気付かない場合がほとんどだ。

また、消費者金融保護局(Consumer Financial Protection Bureau)によって、集団訴訟を禁じた仲裁条項がさらに公益を害していることが判明した。というのも、裁判を通じて企業で何が行われているかを知るようになることが多いため、訴訟無しでは消費者がそのような情報を手に入れることができないのだ。そのため当局は、大方の消費者向け金融商品やサービスについて強制仲裁条項を禁じることを提案した

教育省も私立の教育機関に対して、紛争前強制的仲裁契約の利用を禁止し、彼らの食い物にされてしまっている生徒に学校を訴える権利を与える制度を提議した。連邦取引委員会も、IoT製品を扱う企業による紛争前強制的仲裁契約の利用を禁じるような制度の発案を検討すべきだ。

この問題は無数の業界に関係し、様々なプライバシー問題に示唆を与えるとても複雑なものであるため、有効な解決策を考案するにあたって、消費者、企業、政府の3者が協力し合わなければならない。消費者はどのようなデータが集められ、それがどのように利用されているかという情報を要求しなければいけないし、企業は消費者の期待に沿ったベストプラクティスを構築する必要がある。

そして連邦取引委員会は、自社で策定したプライバシーポリシーに反する企業に対して、不正を正し、消費者への説明責任を果たさせるような法的措置をとるべきだ。さらにはプライバシーが侵されたときに消費者が訴因を持てるよう、紛争前強制的仲裁条項の禁止についての検討を行うことにも期待したい。

しかしそれよりも前に、消費者はIoTデバイスがどのようなデータを集めているのかについて知ろうとしなければならない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

電気式給湯装置のISI Technologyが500万ドルを調達

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本日(現地時間7月15日)、ISI TechnologyがWave EquityがリードするシリーズAで500万ドルを調達したことを発表した。ISIはHeatworksという電気式の給湯装置を製造する企業だ。

アメリカの一般家庭では毎朝このような光景が見られる。蛇口をひねって水をだし、Eメールのチェックをする。そして歯を磨くか、もしくはお湯が出てくるまで洗面台の前をふらふらして数分過ごす。その間に無駄にしてしまう水の量は約22~44リットルかそれ以上にもなる。アメリカ中の家庭全体で無駄にされている水の量を考えれば、それは膨大な量だ。

お湯が出てくるまでに時間差がでてしまうのは、水を温めるための現状の方法に問題があるからだ。それは冷水がコンテナの中に注がれた後、その中にある発熱体が水を加熱するという方式だ。この方法では水が温まるまでに時間がかかってしまうだけでなく、正確な温度調節ができないという欠点がある。さらに、水を温める発熱体が度重なる加熱によって故障してしまうこともしばしばだ。

2014年、ISI Technologyはニューヨークで開催されたDisruptでHeatworks Model1を発表した。Model1は現存する給湯装置とは違い、水の電気抵抗を利用して水を温める。そのため、コンテナ本体の温度を上げることなしに水を温めることが可能になり、シャワーや蛇口から瞬時にお湯を出すことができるのだ。

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2014年以降、Model1を商品化したISIは、Kickstarterや同社のウェブサイト、そして彼らにとって最大のリテール・パートナーであるLowe’sを通して数千ユニットを販売した。ISI Technology創業者は、Blue Rhinoの創業者でもあるJerry Callahanだ。彼によれば、同社の製品を買い求める人のほとんどは、家を改修する個人や、省スペースでより効率的な家族向けの住宅の開発を目指す建築業者だという。

今年4月、米国エネルギー省はNational Appliance Energy Conservation Act(NAECA)の一部であるNAECA3を承認した。これは家庭の消費電力について新しい省エネ基準を定義したもので、その基準は厳しく、おもなターゲットは給湯装置だ。その結果、給湯装置の容量がこれまでの80ガロン(約363リットル)から50ガロン(約227リットル)に制限されることとなった。

ISIはそれに対応し、Model1xと呼ばれる新製品を開発した。Model1xは現在のスタンダードとなった50リットルのタンクに接続するようにデザインされており、気温には左右されるものの、これまでの1.5倍から2倍のお湯を給湯できるようになった。

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Model1とModel1xともに、Google傘下のNest Labsが提供するスマートホーム・プラットホームの”Works With Nest”に接続できるようになっている。ISIは今後、流通網の拡大を目指すと同時に、より軽量で安価な給湯装置を製品ラインナップに加えることを目指している。それに加えて、Heatworksを洗濯機や食器洗浄機などの他の家電にも導入するための新しいパートナーシップとライセンスの機会を模索中だ。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Twitter /Facebook

家庭のスマートデバイスをコントロールする超簡単なタップ装置KnockiがKickstarterで大ヒット

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どの基準に照らしても、KnockiKickstarterキャンペーンは特大ホームランだ。目標額35000ドルに対して、なんと110万ドル集まったのだ。

でもCEOのJake Boshernitzanは、締め切りぎりぎり(東部時間土曜日の午前3時)までもっと伸ばしたい、と期待しているようだ。彼によると、キャンペーンの目標額はわざと低くした、なぜなら同社はすでにシード資金を獲得しているからだ。

“大量生産できるぐらいの資金とリソースはすでにある”、とBoshernitzanは語る。“キャンペーンの目標は、実際の受注量を大きくするためだ。5万台は無理でも、1万台、1万5千台、2万5千台ぐらいあれば、企業を維持できる”。

ところで、Knockiとは何なのか。それは、壁やテーブルなどの表面にくっつける小さなワイヤレスデバイスだ。そしてその面をタップすると、照明やサーモスタットなどのスマートデバイスをコントロールできる。キャッチフレーズは、“どんな表面でもスマートな表面にする”だ。

そんなアイデアは前からある。しかしBoshernitzanが主張するのは、Knockiがとてもシンプルなことだ。彼によると、インターネットに接続されたデバイスと対話するいちばんシンプルの方法が、タップだそうだ。

今は音声によるコントロールに関心が集まっていることを彼も認めるが、彼によると音声はあくまでもKnockiを補完するものであり、大音量の場所など、音声は使えないところもある。これから寝るので灯りを消したり、サーモスタットを下げたり、目覚ましをセットするようなことに、いちいち声を出すのは大げさだ。単純にタップするだけのKnockiの方が、生活になじむ。

そのビジョンはいいと思ったし、キャンペーンの前にBoshernitzanが見せてくれたデモにも感心した。ただし、ふつうの消費者がそんなに多くのスマートデバイスを持っているだろうか。

“Knockiを買ったけどNestのサーモスタットもPhilips Hueの電球もない…スマートデバイスなんかどこにもなくても、家にWi-Fiとスマートフォンがあるだけでいろんなことができる”、とBoshernitzanは語る。

たとえばKnockiをテーブルにつけておいて、タップすると自分のスマートフォンが今どこにあるか分かる。ドアに付けておくと、誰かが来たことが分かる。

KnockiのKickstarterキャンペーンはこのページだ。今(ぼくが本稿を書いてる時点)なら一番安く、79ドルで買える。発売は12月の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Roostの新製品は水道の漏水や凍結を検出してスマホのアプリに警報を送り家計の節約を助ける

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Roostが、インターネットに接続する電池から火災報知機に飛躍したときは、Nestと正面衝突か、と思われたが、でも同社の今度の新製品は、一風変わっている。そのSmart Water & Freeze Detectorは、火災報知機やサーモスタットほど気になる存在ではないかもしれないが、いずれにしても、家の所有者にとってはとても便利な装置だ。

同社のCMO David Henryは、次のように語る: “家な中でのプレゼンスをもっと広げて、家の中の安心を提供するRoostというイメージを確立したかった。Smart Waterは漏水検出装置で、湿度と温度のセンサーを使っているし、これまでのうちの製品である9ボルト電池による火災報知機機能も組み合わさっている。これで、家の中の重要な情報はすべて検知できる、と言えるだろう”。

同社のスマートホームプラットホームのベースは、あくまでも最初の製品、電池を兼ねた火災報知機だ。そして49ドルの今回の新製品はそれに付加される装置で、水漏れと凍結と温度や湿度の変化を感知して警報する。いずれも、知らなければ大きな被害に結びつくかもしれないし、電気代や水道料金の高騰を招くだろう。

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この報知器はWiFiでユーザーのスマホ上のアプリに警報を送る。アプリは、火災報知機用のものと同じだ。Roostは、セットアップは簡単で、電池寿命は3年、と言っている。いったん設置したら、しばらくは、そのことを忘れていられるだろう。発売は、今年の秋の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SecurifiのAlmond 3はWi-Fiルータであると同時に多芸なスマートホームハブ、プログラミングもできる

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Securifiが今日(米国時間1/5)発表したAlmond 3は、最新のタッチスクリーン式ワイヤレスルーターだが、ユーザのスマートホームの中核になることもねらっている。発売は来月で、定価は120ドルだ。

基本的には、Securifiのこの新しいデバイスは要するにワイヤレスルーターで、モデムに接続すれば家中のワイヤレス対応デバイスをWi-Fiネットワークで結びつける。ただしコンピュータの画面から構成する必要はなく、上図のように、ちょっとかっこいい小さなタッチスクリーンが製品にすでについている。たとえばこのタッチスクリーンを使って複数のAlmondルーターのメッシュネットワークを作り、ネットワークの範囲を広げることもできる。

しかしAlmond 3はZigBeeの無線チップを内蔵しているので、スマートホームデバイスとも対話できる。Z-WaveとBluetoothデバイスもサポートしている。つまりAlmond 3があれば、Philips Hueのハブとかそのほかのいろんなハブは要らない。さらにNestデバイスとも対話できる。

プログラマブルなサイレンを内蔵しているから、接続されているデバイスからのアラームに対応して、Almond 3側でサイレンを鳴らせる。またデバイスのリストを作っておき、それら特定のスマートフォンからアラームを解除できる。

全体としてAlmond 3は、Securifiの前の製品よりずっと良い。スピードも、前より4倍は速いだろう。このデバイス上に、”if this then that”的なプログラムを作れるのだ。たとえば、室内に動きを感じたらライトを点けるとか。というわけでこいつは、そこらの単なるルーターではない。

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  2. almond-3_view-rule.png

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

SamsungのスマートテレビがSmartThingsを統合化、テレビがホームオートメーションのハブになる

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SamsungとSmartThingsの提携で、テレビから家の中のいろんなものをコントロールできるようになる。

今やインターネットに接続されたデバイスが世の中に氾濫している。標準的なセキュリティシステムもあれば、“電脳照明”があり、やかんまでネットに接続されている。でも現状ではまだ、これらの“電脳XXX”を一箇所でコントロールできる共通の統一言語がない。製品ごとに、機種ごとに、それぞれ専用の制御インタフェイスを使わざるをえない。そんな現状の中でSmartThingsは、ホームオートメーションないしホームインテリジェンスのインタフェイスの統一化・共通化を目指している。最初はまずAmazon Echoとパートナーし、そして次はSamsungのスマートテレビ(Smart TV)が、そのSmartThingsをサポートする。

今回のパートナーシップにより、2016年製以降のSamsung SUHD TVから、今およそ200あまりあるSmartThings対応デバイスをコントロールできる。

この統合により、SmartThingsのアプリケーションには両社が共同開発したテレビ用のインタフェイスが存在することになり、テレビ画面上のそのインタフェイスから、部屋の明かりのon/off、ホームシアターのコントロール、屋外に設置したセキュリティカメラからの信号の受信や表示、などなどができるようになる。

IoTの今の最大の問題は、完成度の高い製品種類が少ないことではない。インタフェイス言語が統一されていないから、いろんなIoT製品〜ホームオートメーション製品を買うたびに、別々のコントロールアプリを使うことだ。一つ二つなら我慢できるが、五つ十となると、もう人間の手にも頭にも負えない。またSmartThingsのような統一言語でも、家の中の対応機種のコントロールは一箇所から簡単にできることが望ましい。たとえばAmazon Echoから、あるいはスマートテレビから…。

Amazon EchoがSmartThingsを統合したことによって、さまざまなデバイスを音声でコントロールできるようになったが、でもテレビは依然としてアメリカの家庭の中心的な存在だから、スマートテレビとの統合によってホームオートメーション/ホームインテリジェンスのコントロールはなお一層便利になるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Amazon EchoがSmartThingsのホームオートメーションをサポート

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AmazonはホームオートメーションのSmartThingsとパートナーして、そのさまざまな自動化技術を、Amazonの音声によるパーソナルアシスタントデバイスAmazon Echoからコントロールさせたいらしい。

SmartThingsのブログの、なぜかGoogleのキャッシュでしか見られない記事によると、近くAmazon Echoは、Alexaに声をかけてやるだけで、SmartThings互換デバイスを動かせるようになる。それは、ふつうの家電器具などをSmartThingsのPower Outletにつないだものでもよいし、また同社のスイッチやライトでもよい。

デモビデオも今はプライベートになっているが、パスワードを見つけるのは簡単だった。”Alexa”だ。それによると、そこらにAmazon EchoとSmartThingsデバイスの両方があれば、Alexaに命じるだけでそれらのon/offができる。照明の、明るさ調整すらできる。

ブログ記事はSmartThingsのサイトからは消えているから、いつ何が公式になるのか、よく分からない。

Amazon Echoは2014年11月にデビューし、招待を希望したPrimeユーザだけに提供された。形はやや細いペーパータオルみたいだが、電源を入れてWiFiに接続すると、家の中のどんなことにも答えてくれる。

中にはマイクロフォンがあり、人間ユーザがそれに向かって”Alexa”と呼びかけると、コマンド待機モードになる。Googleの検索みたいに質問に答えるだけでなく、Amazonの買い物カゴに品物を加えたり、ジョークを言ったりする。

今年の6月からEchoは合衆国なら誰もが179ドルで買えるようになり、その後、デベロッパのためのAlexa APIも公開された。いろんなIoTデバイスが、音声でEchoを利用できるようになるのだ。実際の用途は、ちょっと今、思いつかないけど。

Amazon Echoがスマートホームとの結婚を夢見たのは今回が初めてではなく、最初はWinkとくっついて、Wink Hubとその互換デバイスを操作しようとした〔ほとんど電球のon/offのみ〕。

SmartThingsが隠してしまったブログ記事によるとAmazonは、Echoによるスマートホームコントロールを、もっと幅広く考えたいらしい。

そのブログ記事には、こう書いてあった:

SmartThingsがAmazon Echoと仲良しになりました!

Amazon Echoはインターネットに接続されたスピーカーで、人間の命令や質問に反応します。背が高くてハンサムな黒人のパーソナルアシスタント、を想像してください。

彼に“Alexa”と声をかけ、質問や命令を続けます。すると彼は、音楽をかけてくれたり、ニュースを読んでくれたり、天気予報を教えてくれたり、…そしてこれからはSmartThingsのライトやスイッチ、そしてSmartThings Power Outletから電源をとっているどんな器具でも、コントロールできます。

[出典: ZatzNotFunny]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

自分の家/部屋の空気の質を詳細に監視できる空気モニタAwairが予約販売を開始

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2月にアクセラレータのR/GAから巣立ったBitfinderが、同社のメインの製品、空気監視システムAwairの予約販売を開始した。

Awairは室内用の空気モニタで、複数のセンサが、気温、湿度、二酸化炭素(CO2)、微粒子粉塵(PM2.5)、揮発性有機化合物(VOC)(主に毒性有機溶剤)などを検出する。情報は同社のアプリケーションにセキュアに送られ、分析結果が報告される。

またAwairはチップ化されてもいるので、そのほかのデバイス(加湿器、空気清浄機など)に組み込むことも可能だ。Philips Hue(スマート電球)やMisfit Shine(アクティビティモニタ)とも統合でき、今後はNestやIFTTTなどにも対応する予定だ。究極的には、家中のあらゆるものにAwairが内蔵されていて、空気の質を監視してくれるようになるかもしれない。

Awairからのセンサデータを受け取ったBitfinderは、ユーザの空気に関する好みと一般的なアルゴリズムに基づいてAwair Scoreと名づけた評価点を計算する。一律的機械的でなく、ある程度の状況知(例:ここは寝室だから〜〜)が加わるのが、本製品の特長だ。

Awairは、ご覧のようにスピーカーのような形をしていて、協同ファウンダのRonald Roによると、Bluetoothスピーカーを置けるようなところならどこにでも置ける。本物の木でできており、意図的に昔ふうのデザインだ。状況や目的によっては、複数のAwairをひとつの部屋のあちこちに置いて、空気の質を監視することもできる(例: 窓際はどうか)。

予約価格は149ドルで、発売は今秋を予定している。実売価格は、149ドルよりも高くなるそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa