もうTwitchは要らない。今日(米国時間10/28)Google Play Gamesが、ゲームプレイを録画して共有できる機能を発表した。それは長時間のストリーミングが目的ではなくて、難しいレベルをクリアしたとか、ハイスコアを更新したときなどに、それを自慢することが目的だ。それをYouTube Gamingにポストして、ビューを稼いだり、売上を得ることもできる。
今日(米国時間9/21)のDisrupt SF Startup Battlefieldに登場したArtomatixは、データからヴィジュアル関連の情報を読み取り、ゲームアートを自動的に描く、という人工知能アプリケーションだ。これを使って、没入型ゲームの(背景、シーン等の)デザインに投じられるお金とマンアワーを大幅に減らす、という。
Artomatixの使用料は、それをスタジオが負担する場合はその規模によって異なる。またこのSaaSをインディーデベロッパ個人が利用する場合は、ArtomatixのCTO Dr. Eric Risserによると、月額30ドルだ。大手のスタジオがArtomatixを自分たちの工程に組み入れる場合には、ライセンス料が年額10万ドルに達することもある。
とくに、ユーザの状態を時系列でチェックできるPlayer Time Series Explorer機能を使うと、ゲームの重要な時点でプレイヤーが何をしているかを理解できる。とくに重要なのが、プレイの最初の数分だ。その間(かん)にユーザは、そのゲームが難しすぎるか、やさしすぎるか、ちょうど良いかを判断する。この、今度導入された時系列レポートにより、デベロッパはその最初の時間帯に何が起きているかを知ることができ、ユーザの引き止め率(retention)を高めるためにゲームを改作したりできる。最初の数分間だけでなく、ほかの時点のレポートも得られる。
しかし、ランキング上位につけて何百万ものダウンロード数を数えても、それだけではだめなのだ。Angry Birds 2は、既にランキングを落としつつある。Angry Birdsで採用するフリーミアムモデルも、十分な利益を産み出すにはいたっていない様子。アメリカマーケットにてAngry Birds 2はリリース後すぐに全体のランキングで42位となった。確かにこれも立派な成績ではあるが、しかしGame of War(#1)、Clash of Clans(#2)、Candy Crush Saga(#4)、あるいはCandy Crush Soda Saga(#7)の動きとは大きく異なってしまっている。これらのゲームは数ヶ月にわたってランキング上位を位置しているのだ。
RetroPieはすでにRaspberry Pi界隈のベストセラーの一つだ。このソフトウェアは、小さなシングルボードコンピュータ(Pi)をレトロなゲームエンジンに変える。すでに、CupCadeのようなすばらしいプロジェクトでも利用されている。RetroPieには、Atari 2600からGame Boy Advanceまでの、いろんなゲームをプレイするためのエミュレータがある。
今度出たニューバージョン3.0は、ここでダウンロードできるが、多くの改良が盛り込まれている: スマートフォンを使う仮想ゲームパッド、Emulationステーションからアクセスできるさまざまな構成ツール(WiFiのセットアップ、構成エディタ、ファイルマネージャ、オーディオの設定、などなど)。デフォルトのゲームとしてSuper Mario Warが含まれている。
このゲームはスーパーマリオブラザーズの設定を用いて新しい障害物コースを作るというもの。Facebookの社員チームは最高のコースづくりに奮闘した。おそろしく難しいコースもあれば、Facebookの「バウザーのタイムライン」テーマにしたユーモラスなもの、「すばやく動いて、ものを壊せ」というFacebookのモットーを取り入れたMove Fast And Brick Thingsというキュートなものもあった。
Nintendoはユーザーが自由に新しいSuper Marioゲームをデザインできるツール、Super Mario Makerを発表した。リリースは今年の9月11日になるという。このツールではSuper Mario Brothersの8ビット版グラフィックスを用いている(もっと新しい3Dスタイルにもできるが、エンジンは同一だ)。作ったゲームはただちにプレイできる。
任天堂はロサンゼルスで開催されたE3 2015カンファレンスでかなり詳しくSuper Mario Makerのプレビューをデモした。任天堂によれば、本格的なゲームづくりを目指すユーザーもまずこのSuper Mario Makerで練習してみるといいだろうという。
Super Mario MakerはNFC内蔵のゲームキャラクターフィギュアのAmiiboをサポートしており、Amiiboフィギュアをタップしてスペシャル・コスチュームのMarioをデザインすることができる。任天堂はこれを機に下の写真にあるような8ビット版MarioのAmiiboフィギュアもお披露目した。
ゲームデザインツールでは任天堂Nintendoはソニー(LittleBigPlanet)とMicrosoft(Spark、今度はMinecraft)に遅れていたが、今回発表されたSuper Mario Makerはまったく経験のないユーザーでも複雑なゲームをデザインできる洗練されたUIとノスタルジックなグラフィックスで初心者からベテラン・ゲーマーまで広くファンを作れそうだ。私も試してみるのが楽しみだ。