ソーシャルネットワークの全盛期でフォーラムは衰退か?–ProBoardsはvupしてノー!と言う

オンラインフォーラム(“掲示板”)で、まだ何か新しいことができるだろうか? ProBoardsのファウンダPatrick Clingerによれば、答はイエスだ。彼は今日(米国時間4/29)、同社のフォーラム構築ソフトウェアの新バージョンをローンチした。

Clingerによると、今日のローンチは2008年の大規模アップデート以来だ。創業は2000年で、当時のProBoardsは“最高のソフトウェアだった”が、年月とともに他社に抜かれてしまった(たとえば最近発表されたDiscourseなどだ)。

“この世界はなんというか、追いつけ追い越せのゲームみたいだよ”、とClingerは言う。今度のProBoards 5.0では、ProBoardsがまた先頭走者になったそうだ(これまでは公開ベータでテストしていた)。

彼がいちばん自慢したいのは、新たに導入した“ライブ検索”機能だ。ユーザのキーボード入力行為と並行して結果が出る。そんなにすごいことではない、とぼくなんか思うが、Clingerに言わせると、“フォーラムの今最大の問題の一つが検索である”、ということだ。検索がお粗末だとユーザは、自分が見たい、あるいは関わりたい、会話を見つけることが困難なのだ。

またフォーラムソフトが個々のユーザのダッシュボードを設けたことも、新しい。そのダッシュボードの上でユーザは、たとえば複数のフォーラムの上での自分の発言等を追跡できる。またフォーラムのアドミンは、自分のフォーラムのルックスをカスタマイズできる。ユーザに提供されるエディタはWYSIWYG方式なので、ポストする前に自分の記事のルックスをチェックできる。自分が参加しているスレッドに新たなポストがあったら、通知が来る。またソーシャルネットワークでおなじみの”@USERNAME”形式のタグを使って、自分への言及があったことを通知してもらえる。

Clingerに尋ねてみた: ソーシャルネットワークのおかげで、フォーラムはあまり要らなくなったんじゃない? 彼は、確かにそういう一面もあるが、でもFacebookやTwitterなどに行ってしまったものは友だち同士などの一般的な会話だ。そのおかげでフォーラムは、話題の絞られた、夾雑物(ごみ)のない、引き締まった会話の場になった、と彼は言う。ソーシャルネットワークのおかげで、フォーラムは良くなった、と。

これまで、ProBoardsで作られたフォーラムはなんと350万もある。そのうち、約120万は今でもアクティブだ。つまり、それらの上では、今でもページビューが多かれ少なかれ発生している。

なお、今日のアップデートによって、これから新たにProBoardsで作られるフォーラムはすべて、バージョン5で動くようになる。またアドミンが申し込めば、既存のフォーラムのアップデートにも対応する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ソーシャルネットワークにスケジュール投稿を行うBuffer、月刊売り上げが10万ドルとなり、利用者数60万を達成

ソーシャルネットワークへの投稿をスケジューリングするBufferの成長が止まらない。毎月10万ドルを売り上げ、年間で100万ドルに達する勢いとなっている。今月段階での利用者数は60万人で、有料利用者数は1万人超を数える。2012年12月時点での利用者数は40万で、Bufferを利用した当時の投稿数は現在の3分の1という規模だった。

スケジュールに従った投稿が簡単に行える点が人気の秘密となっている。TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが、ブランドにとって非常に重要なツールとなっているので尚更のことだ。ソーシャルメディアを利用する人の層はどんどん広がっており、利用者とコミュニケートするためのツールとして、なくてはならないものとなっているのだ。Bufferの共同ファウンダーのLeo Widrichと話をする機会を得た。ちなみにBufferのチームは昨年、ビザ関連のトラブルがあって一時的にオーストリアに戻らざるを得なくなっていたが、今はまたサンフランシスコで活動を続けている。尋ねてみたのはBufferの利用者層の変化についてだ。

Widrich曰く利用者数は増加の一途を辿っており、またソーシャルメディア上で活動をしたいと考える企業も増え続けているとのことだ。そうした中、Bufferのスケジュール投稿機能は大いに人気を集めているのだ。また最近はFeedlyとの連携機能も提供している。集めたRSSフィードの標準共有ツールのひとつとしてFeedlyで利用されるようになっているのだ。FeedlyがGoogle Readerの代替サービスとして評判を集める中、もちろんBufferにも多くの注目が集まることとなった。これにより新たな利用者もどんどん増えている様子。

ところで最近、ボストン・マラソンの事件の際に、TwitterやFacebookにブランド発の宣伝系メッセージが流れて、悪い意味で注目を集めてしまうというようなことがあった。そうした発言は予め定められたスケジュールに則って投稿されたものだった。もちろん大事件のおりに投稿されるスケジュール投稿は的外れで無神経なものとなってしまうことが多い。Buffer側もそうした状況に対して何らかの対策を練るべきだと考えているようだ。

「全予定実行停止スイッチのようなものを実装すべきかもしれないと考えているのです」とWidrichは述べている。「システム的な対応はともかく、まずは利用者の方々にスケジュールの実行を停止する方法について連絡をしています。おかげで不適切な投稿をせずに済んだとおっしゃる方も多いようです。しかしより包括的な対策をとるべきだろうと考えてはいます」とのこと。

そのようなわけで、簡単にスケジュール投稿を停止する機能は実現に向けて作業中だ。但しWidrich曰く、周囲の状況に適さない投稿を行なってしまった際に効果的なのは、ともかく自らの作業範囲の中で発生した不適切な事象に付き謝罪することだとのこと。何かおかしなことをしてしまった場合、責任者が適切な説明を行うことで、利用者からの理解が得られることが多いのだそうだ。

直近の状況としてはそういう新機能の実現に向けて忙しく動いているところだ。もう少し長いスパンで見ると、Bufferの状況は「非常にうまくいっている」ということになるらしい。2011年におけるシードラウンドでの調達額は40万ドルと比較的少額であったが、Widrichによれば、ほとんどが銀行に残っているのだとのこと。十分な売り上げを得て、現在のところはさらなる資金調達も必要でなく、なかなか理想的な環境で業務を進めているところなのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)


リンジー・ローハンもはまっているソーシャル・カラオケ・アプリのJust Sing Itが100万ドルを調達

Just Sing Itの開発チームは先ほど100万ドルの資金を調達したことを発表した。

私は今月、このアプリがリリースされたときに記事を書いたが、そのときの取材でCEOのAlec Andronikovは「ユーザーが本当にやみつきになるような体験を提供したい」と語っていた。このアプリではユーザーが単にカラオケのパフォーマンスを共有するだけでなく、他のユーザーが歌っている曲名を当ててバーチャル・コインを獲得したりできるようなゲーム化がなされている。Andronikovによれば、「カラオケをきっかけにして幅広いソーシャル体験のプラットフォームにしていきたい」ということだ。

ローンチ後の2週間でアプリは8万回インストールされ、App Storeの音楽カテゴリーで1位になった。ユーザーの実際のりようも極めて活発で50万曲が歌われている。おさわがせセレブのリンジー・ローハンもハマっているらしい。

投資したのはTribeca Venture Partners、Lerer Ventures、m8 Capital、Eniac Ventures、Institutional Venture PartnersのDennis Phelps、Redwood Technology VenturesのBob Geimanだ。Just Sing Itはこn資金をさらなるアプリの開発のために使うとしている。

Just SIng Itの開発元はAnyoneGameという会社だが、Just Sing Itというブランドに集中するために社名を変更するらしい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


企業が製品の消費者評価を知るためのプラットホームSwippがセルフサービス型ツールSwipp Plusをリリース

カリフォルニア州Mountain ViewのSwippは今年の初めにソーシャルインタレストプラットホーム(social interest platform, 社会的関心のプラットホーム)なるものをローンチした。それは、消費者が特定の人や場所や物についてどう思っているかを知るサービスだが、今日(米国時間4/22)はその自然な延長として、同社のオピニオングラフ(意見グラフ)が生成する消費者データを企業自身が自分で調べるためのツールSwipp Plusの提供を開始した。またこの新製品立ち上げのための資金として200万ドルの機関投資を得たと発表した。これは、この前Old Willow Partnersから調達した350万ドルに次ぐ資金調達である。

SwippによるとSwipp Plusは“顧客との対話を増やし、製品やブランドやサービスに対する顧客の見方をリアルタイムで提供する”。またHootsuiteなどの消費者のオピニオンをモニタするツールが提供するソーシャルな情報を集めてマーケターに提供する。ただし、Swippが独自に構築したソーシャルセンチメント(sentiment,感情)プラットホームと、そのほかのオピニオン調査ツールの両方を併用して情報をまとめる。Swippには“定量化センチメントレイヤ(quantifiable sentiment layer)”なるものがあって、ユーザ数はFacebookやTwitterほど大きくはなくても、企業の喉から手が出ているような、消費者のナマの声に基づく市場調査データを提供できる。

Facebookなどのソーシャルネットワークから消費者の感想や意見を集めることも可能だが、それを企業自身がやるのはたいへんで、しかもSwippは、意見などのコメントを集めて話題別に整理するだけでなく、それらのデータから人/場所/物などの評価を“定量化”する、すなわち「得点」を付ける。この定量化によって、消費者の評価の時系列的な変化もよく分かるようになる。またユーザの位置も分かるから、都市別地方別などで、消費者評価の違いを知ることもできる。

Swippが意見感想データを集めている消費者の数はもちろん、Facebookの総ユーザ数ほど膨大ではないだろう。だから利用する企業は、その点に注意した方がよいと思われる。でも、このたび、Swipp Plusという無料のセルフサービス型ツールが出たことによって、企業ユーザの利用に弾みが付きそうだ。Swippにはまた、大企業向けにオーダーメイドされるSwipp Enterpriseという有料サービスもある。

Swipp Plusには、一定期間継続して調べる機能や、埋め込み可能なウィジェットを作る機能、話題別製品別ブランド別に消費者の感情を計る機能などがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Vineは思い出の悲しいブラックホール?!

Vineほどに、私を悲しい気持ちにさせるアプリケーションを他に見たことがない。ここで言うVineはもちろんTwitterの提供している6秒動画作成ツールのことだ。ムービーを撮影して、どういうタイトルを付けたものかなどと考えていると、いつの間にやらアプリケーションが終了してしまっていることがあるのだ。もちろんもう撮影した動画を投稿することはできない。せっかく撮影した思い出は失われてしまったのだ。Vineが大好きではある。しかしこうして強引に大切な思い出を奪い去っていくのは度し難いことだと思う。

ムービーを撮影して、タイトルなどを付けて、そして並行して投稿するソーシャルネットワークを決めて、投稿を済ませるというのがVineの基本的な使い方だ。しかし投稿せずにアプリケーションを閉じたり、あるいはアプリケーションがクラッシュすると、撮影した動画は失われてしまう。

非常にラッキーな場合には、Vineを再度立ち上げると編集画面に先ほど撮影した動画が表示されていることもある。しかし何事もなかったかのようにホーム画面が表示されることの方が多い。なるほど、撮影した動画はカメラロールには保存される。しかしVineにはインポート機能がない。動画は常にVineアプリケーションで撮影する必要があるのだ。カメラロールに残った動画をVineに投稿することはできない。もはや手軽に共有することもできないのだ。また、クラッシュ時にはカメラロールにも何も残っていないことも多い。個人的には、撮影した動画の半分ほどが時空の彼方に失われてしまった印象を持っている。

他にもVineにはさまざまな不具合がある。もちろん登場からわずか4ヵ月のアプリケーションであり、まだバージョンも1.0.7であってみれば、不具合があるのも致し方ないこととも言える。ただ、頻繁にアップロードできなかったり、フィードの読み込みがうまくいかなかったり、プライベート共有のオプションがなかったり、そして撮影時にしばしばクラッシュするという状況はひどすぎるように思う。

そもそも、Vineのようなアプリケーションを使うというのは、「ライブ」と引き換えに「思い出」を得ようとしているわけだ。リアルタイムに体験することを諦めて、その代わりに記録を残そうと考えている。ところが「ライブ」を諦めて使ったはずのVineは、しばしば「思い出」さえも消し去ってしまう。これはあまりに暴力的で、深く失望してしまう。記録に残したいものを見ても、なかなかiPhoneに手が伸びなくなってしまう。

それはそれで良いじゃないかと言う人もいるかもしれない。私たちは記録に残すことに慣れすぎて、単純に美しさ、楽しさ、スペクタクルなどを楽しむことができなくなっているという人もいる。iPhoneに手が伸びなくなれば、シンプルに「今」を楽しむことが出来るようになるのかもしれない。しかし、それでも「ずっと残しておきたい」瞬間もあるはずだ。そういう時にはやはりきちんと記録に残したい。「ライブ」も「思い出」も永遠に失われてしまうことになるかもしれないなどという恐怖は感じたくないのだ。VineはSnapchatではない。一瞬で消え去ってしまうことなど、誰も期待していないはずなのだ。

Vineはしばらく前に、種々の不具合がありながらもAppStoreの無料部門でトップになった。これはコンセプトに優れ、使いやすくわかりやすいデザインを採用しているおかげだろう。しかしそろそろ利用者の声を聞いて欲しいのだ。次のことを切に希望したい。「全てが失われるバグをなんとかして欲しい。撮影した動画は撮影終了時直ちに保存するようにして欲しい。アプリケーションとしての信頼性を身に着けて欲しい。アプリケーションを使いながら、無情な喪失感などを味わいたいと思う人はいないのだ。そんな悲しさは現実の世界だけで十分だ」。

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(翻訳:Maeda, H)


Pocketに「Send To Friend」メニューが追加。月間3500万アイテムの保存に利用されているサービスの意識する「個人間シェア」

後で消化するためにコンテンツを保存しておくサービスを展開しているPocketが、アプリケーション内から簡単に知り合いと情報を共有することのできる「Send To Friend」を実装している。実装方法として利用しているのは、IT原始時代から存在する方法だ。すなわち電子メールを利用しているのだ。但し、その原始的方法をアプリケーション内から、プッシュ通知式で、さらに送信履歴もきちんとキープしつつ利用している点は、なかなか新しい。

Send to Friendという機能は、2人の間でのコミュニケーションの一環としての情報共有を企図したものだ。FacebookやTwitterのように、1対多での情報共有を狙うものではない。Pocketのファウンダー兼CEOのNate Weinerは、メールこそもっとも広く用いられている情報共有の手段だと思いますと述べている。それでメールを使った機能を実現してみたくなったのだそうだ。

「情報の消費行為は個人的なものです。消費自体は誰かのために行うようなものではありません。しかし『個人』としての消費行為が完了すると、誰かに伝えたくなったりすることが多いものです」と彼は言う。「Pocketでは、みなさんの個人的情報消費に役立つサービスを提供できていると思っています。その経験を踏まえつつ、今回は『個人』の枠を超えたサービスの提供を考えてみたわけです。Pocketの利用スタイルや、情報共有のあり方をみたとき、Pocketではメールを使って共有機能を実現するのが最適だろうと判断しました」。

Weinerによれば、メールでの情報共有頻度というのはTwitter、Facebook、ないし他のソーシャルメディアを合わせたものよりも多いらしい。価値のある情報だと認知した場合、当該情報に興味を持っていると思われる人と情報を共有したがる傾向があるのだとのことだ。そのような中Pocketも、限定的な枠の中で、面白そうな情報を簡単にシェアすることを目指しているのだそうだ。

共有ボタンをタップすると、他の共有ツールと一緒にメールで共有するためのメニューも表示されるようになっている。ここから友だちや家族など、日常生活でも情報の共有をしている人と、デジタルな情報でも共有できるようになったわけだ。また、これによって情報の共有を行う場合、ただコンテンツを送りつけるだけではなく、なぜコンテンツを共有したいと思ったのかというメモをプッシュ通知付きで送れるようにもなっている。すなわち、どういう点が面白そうなのかという情報も送ることができるわけで、これは情報共有を一層円滑に行わせてくれるものとも言えよう。

今回、Pocketに個人間共有機能が導入されたのは、たとえばWhatsAppが「アクティブ利用者数ではTwitterを上回っている」と発表したようなこととも関連する動きなのだろうか。

Weinerは「個人的な情報交換というのは、外部からはその規模がわかりにくいものです。そのせいもあってか、こうしたプライベートな世界が少々軽んじられてきたとは感じています」と述べている。「しかし実のところは非常に重要であり、共有される情報のボリュームもますます増加していくだろうと思っています。そういう意味で、プライベートな情報共有機能は一層重要になっていくだろうと考えています。利用者の方も、プライベート共有とでもいう行為をますます経験するようになっていくのではないでしょうか」。

Pocketには現在、毎月3500万のコンテンツが保管されているのだそうだ。ころえは年間合計の保存アイテム数が2億4000万だった2012年を圧倒的に上回るペースだ。今回の共有機能の追加により、面白そうなコンテンツの流通量が増加していくことも考えられ、さらにPocketの利用件数が増加していくことになるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H)


Twitterがツイート内容に連動するキーワード広告をローンチ

今日(米国時間4/17)、Twitterは今年の売上が10億ドルに達すると予測されている広告事業をさらに一歩前進させる新広告を発表した。このキーワード・ターゲティング広告では、企業やブランドはユーザーのツイートに含まれる特定の単語をベースに広告を表示することができる。

Twitterの説明によれば、この新広告は、デスクトップ、モバイルを含むすべての既存の広告ネットワーク上で現在順次公開中だという。またTwitter広告が運用されている15ヶ国語すべてがサポートされる。「ただし、新広告によって今までより広告が増えるわけではない」とTwitterでは念を押している。広告のボリュームは今までと変わらず、ただユーザーが使ってキーワードを利用することで広告主は今までよりも効果的に広告を表示できるようになったということだ。

Twitterは公式ブログ記事で「新広告でおそらくもっとも重要な特長は広告の対象を精密にターゲットできることだろう」として次のように書いている。

たとえばユーザーがあるバンドのファンで、その最新アルバムを聴いているとツイートしたとしよう。たまたまそのバンドがユーザーの地元で近くコンサートを開く予定があったとする。コンサートの主催者は地域を指定するだけでなく、ツイート中にそのバンドの名前が含まれるユーザーにコンサートのチケット販売サイトへのリンクを含めた広告ツイートを表示させることができる。ユーザーが好きなバンドの新しいアルバムについてツイートするとやがてタイムラインに近所のコンサートの広告が表示されるというわけだ。

Twitterの初期テスト協力者、Everything Everywhere、日本マイクロソフト、Walgreensはみなキーワード連動方式によるプロモート・ツイートが他の方式に比べてはっきりと効果が高かったと報告しているという。

eMarketerによるTwitterの今年の売上予測はやや控えめだ。これによると、2013年の全世界ベースの売上は5億8280万ドルで10億ドルに近づくのは2014年だという。2012年の世界での売上は2億8830万ドルだった。そのうち83%はアメリカ市場によるもとeMarketerでは推定している。各種の広告方式が世界でリリースされた結果、今年は外国市場の比重が高まるかもしれない。eMarketerは2015年には外国での広告売上が3億1900万ドルに上ると予測している。

Twitterを訪問はするが自分ではめったにツイートしない人々が膨大な数に上る。キーワード連動方式の欠点はこういう人々を対象にできないところだ。もうひとつの問題はタイミングだ。ツイートが投稿されてから長い時間が経ってからそれに関連した広告が表示されても有効ではないだろう。そのときそのときの関心を140文字で次々に語っていくというTwitterの本質を考えると、たとえ自分のツイートであってもその中に含まれるキーワードを長く記憶している場合は少ないかもしれない。ユーザー自身がすっかり忘れてしまった後でターゲット広告が表示されれば古臭い話題と思われるか、あるいは気味悪がられかねない。

キーワード・ターゲット広告を作成するツールはTwitter AdsのダッシュボードでもAPI経由でも利用できる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


「WhatsAppの月間アクティブ・ユーザーは2億人超、Twitterより大きい」とCEOが発表―毎日受信80億通、発信120億通

スマートフォン向けメッセンジャーのWhatsAppのCEO、Jan Koumが今日(米国時間4/16)、ニューヨークで開催中のAllThingsD Dive Into Mobileカンファレンスに登壇し、「われわれのアプリは月刊アクティブ・ユーザー数でTwitterを抜いた」と語った。ただし「2億人以上」というだけで具体的な数字は明らかにしなかった。

Koumはまたこのアプリが毎日受信するメッセージは80億通、発信するメッセージは120億通だと述べた〔原文には「1200万通」とあるが誤植〕。 Whatsappのエンジニアは50人で、常勤エンジニア1人あたりのアクティブのユーザーの数としてはあらゆるテクノロジー企業中で最高だという。

Twitterは去年の12月に、月間アクティブ・ユーザー数を2億人と発表している。一方、WhatsAppは今年の1月に毎日70億通のメッセージを受信していると発表した。この2つの数字を比べるのはリンゴとミカンを比べるようなきらいがあった。しかし最近の調査によると、若い世代はFacebookやTwitterなど既成のソーシャル・ツールに関心を失いつつあり、代わりにWhatsAppのようなリアルタイム・メディアが人気を得ている。

Koumは「最近、年間料金0.99の有料化に踏み切ったにもかかわらず、ユーザー数やユーザーの活動に落ち込みは一切見られなかった」と述べた。つまり現在のところWhatsAppはユーザー数、ユーザー活動、売上すべてが増大するという理想的な状態にある。Koumは「買収提案を受け入れることはまったく考えていない」と断言した。この状況ではそれも当然だろう。〔日本語Android版、日本語iOS版

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Android向けFacebook Home国際版リリースへ(日本語版は公開済み)

読者がアメリカ以外の国に居住していて、高機能スマートフォンを所有しており、どうしてもFacebook Homeを試してみたいと熱望しているなら、今日はラッキーな日だ! ニューヨークで開催中のAllThingsDのDive Into Mobileカンファレンスで、Facebookのモバイル・エンジニアリング担当副社長、コリー・オンドレイカが「Facebook Homeはこの後、今日中に国際版がリリースされる」と述べた(日本版はすでにGoogle Playストアからダウンロード可能)。

オンドレイカは「アメリカ以外の世界各地向けのHomeは今日公開される。われわれは残っていたバグを全て退治したかったのでまずアメリカで公開した」と語った。

オンドレイカはどんなバグが残っていたのが具体的には明らかにしなかったが、Homeをめぐる大騒ぎに参加できなかった海外ユーザーにとっては朗報だろう。Facebookが標準のホームスクリーンを独自のものに置き換えた点についての当初の反応はどちらかといえば批判的だ。The Next Webが指摘しているように、Google Playストアのユーザー評価では1つ星がえらく多い。

Homeを公式にサポートしているのはHTC One X/X+、Samsung Galaxy S III、Samsung Galaxy Note IIだけだが、他の機種でもなんとか作動させる非公式な方法が存在する。

一方でHomeのiOS版の登場を待ち望んでいたユーザーには悪い知らせがあった。オンドレイカによれば「Chat HeadsはiOSの Facebookアプリに次回のアップデートで追加されるが、Homeそのものについては、当分iOS版が公開される予定はない」ということだ。

〔日本版〕Facebook HomeはGoogle playで日本語版が公開中。FacebookとFacebookメッセンジャー最新版が必要。

Homeを起動すると「ホーム選択」窓がポップアップするのでFacebook Homeを選ぶ。「この操作の標準として使用」にチェックを入れれば以後Homeがデフォールトで適用される。変更するには「設定」でホームを変更する。チェックを入れないとホームボタンを押すたびに「ホーム選択」が表示される(スリープからの復帰の場合は表示されない)。試用するだけなら、チェックをいれないほうが便利だろう。 

Homeを起動すると添付写真を背景に友だちの投稿が1件ずつ表示され、中央に最近の投稿5件が表示される。画面下部にユーザー本人のアバター写真の丸いボタンが表示される。長押しすると「メッセンジャー、アプリ、システム」の3つのアイコンが表示されるのでアバターをドラグして選択する。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


恐怖のツイートも生々しく―ボストマラソンのゴール地点で爆発、死傷者多数

先ほどボストン・マラソンのゴール地点付近で爆発があった。多数の死傷者が出ているもようだ。画像を含む最初の情報はTwitterなどソーシャル・メディアを通じて入ってきた。Boston Globeによれば、少なくとも数十人が重傷という。下にその情報を掲げた。ショッキングな画像もあるので注意。


負傷者のもよう

爆発の瞬間のビデオ。

Googleはパーソン・ファインダーを開設し、下記のように告知したた。


redditのコミュニティはライブアップデートを提供している。入ってくる情報が膨大でredditはダウンした(現在は回復)。

TwitterのCEO、Dick Costoloはマサチューセッツ州赤十字へのリンクをいち早くRTした。付近にいて被害を受けなかった人はこうしたサービスを通じて無事であることを知らせてほしい。また義捐金も受け付けている。

ホットライン。

大混乱の最中にも勇敢な市民は危険を顧みず同胞を助けた。邪悪な人々が存在する世界だが善い人々も確実に存在する。

ロイターズのライブフィード

原注:われわれは普段利用しているソーシャルメディアで情報をモニタ中だ。コメントはこのニュースに直接関係した情報に限っていただきたい。

〔日本版:原文にはツイート引用多数。ロイターズによれば死者は少なくとも2名とのこと。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Vineの6秒ビデオを集めてミュージックビデオを生み出すVineTune。Vineの適用可能性はますます拡大?!

Twitterの肝いりでスタートしたVineだが、当初よりマーケッターやメディアから「広告のフロンティア」として注目されている。マーケティングの世界ではUGC(User Generated Content)はいろいろと注目を集めてきたし、ソーシャルメディアも既に保守的な広告エージェンシーにも活用されるようになっている。そしてVineが動画という、広告に馴染むスタイルのもとに一切を統合したと考えることができるのだ。

ただ、登場から3ヵ月が過ぎて、まだVineを活用した革新的な広告プラットフォームというのが登場してきていない。ようやくその萌芽が見えるかどうかといった段階だ。そんな中で、新たな可能性を探っているもののひとつがVineTuneだ(職場での閲覧には適さないかもしれない)(訳注:仕組みから当然かもしれませんが、読み込みには少々時間がかかります)。ロンドンの広告エージェンシーであるBeattie McGuinness Bungayが提案するサービスだ。Twitterを検索して収集したVineビデオを利用して、歌詞とビデオを結びつけたコラージュ風の音楽ビデオを作成するというものだ。

製作過程は次のような感じだ。

まず、VineTuneチームが月初めに、あまり有名でないアーティストをひと組セレクトする。そしてVineTuneシステムを使って音楽ビデオを作成するのだ。最初の作品で使われている曲はFlexinというもので、Masters Of Franceによるものだ。楽曲のセレクションが済めば、あとはわかりやすい作業を進めていくことになる。各センテンスから特定の単語を選択して、その単語をハッシュタグとして使っているVineビデオをTwitterで検索するのだ。そして見つかったビデオを音楽クリップ上で流すようにする。

流されるミュージックビデオは、見る度に異なったものとなることが予想される。指定したキーワードをハッシュタグとして使うビデオを、別のものと切り替えて表示するようになっているからだ。

自分でもミュージックビデオに参加してみたいという人も多いことだろう。もちろんそれも可能だ。

参加するにはVineTuneページの下にある「add a vine」ボタンをクリックする。すると作成するビデオで採用すべきハッシュタグが指定される(そのハッシュタグに関連するビデオを作ることになる)。たとえばこちらで試したときは「#sheというハッシュタグが指定された)。指定されたそのタグと、#Vinetuneというハッシュタグを加えて投稿すれば登録作業は完了だ。

登録を行えば、投稿したVineビデオがミュージックビデオの一部に採用されるという仕組みになっている。

VineTune、さまざまなジャンルで面白いコンテンツを生み出すのに利用できそうだ。斬新な音楽ビデオを格安に作るのにも利用できそうだし、ミュージシャンたちのプロモーションツールとしても活用できそうに思う。

但しVineTuneは、広告の世界も主な活躍の場所として考えているようだ。

「新しいツールの使い道というのには誰もが興味を持っているものです」と、VineTuneのファウンダーは述べる。「多くの人がVineを使った広告の方向性を模索しています。非営利組織からもいろいろな動きが出てくるとおもいます」。

広告費などがあまり出せない非営利組織でも、Vineを使った実験的な広告手法が模索されることとなる。そしてそのような成果を見据えつつ、より大きなブランドにもVine活用の動きが広がっていくわけだ。

VineTuneチームはもちろんウルヴァリンを意識している。Vineを使ったトゥイーザー広告を展開しているからだ。「Vineを活用して、従来の広告手法に全く新しい展開が生まれるということもあり得ます」とのこと。

単純にかんがえても、たとえばVineなどの短いコンテンツをVineTuneなどのように長尺化するものもあるだろうし、また従来型の予告編のような長いコンテンツを6秒に縮めるという方向性がある。さまざまなサービスやブランドが頭をひねっているところなのだろう。

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(翻訳:Maeda, H)


Facebook HomeをほとんどすべてのAndroidデバイスで動かすためのハック–SMSが送れないけど秀作

まず、知らなかった人のために言うと、昨日(米国時間4/11)は大騒動だったんだ。FacebookがFacebook HomeのランチャをGoogle Playストアに置いたんだけど、対応機種がごく限られていた。そのアプリは、機能も性能も完璧のようだったけど、でも正しい機種を持っていない人はいくらHomeを試してみたくてもだめだった。

もう一度言うよ。試してみたくてもだめだった。過去形だ。MoDaCoのファウンダPaul O’Brienが、Facebook HomeをどのAndroidデバイスでも動かせる、とっても簡単な方法を見つけた。長い話を短く言うと、彼はあるバージョンのHomeアプリにパッチを当てて、自分がロードされたデバイスをチェックしないようにした。機種不対応のエラー画面も出ない。

やるべきことはただ一つ、Androidデバイスの設定画面を出して、『セキュリティ』のところにある「提供元不明のアプリ」「提供元がPlayストアではないアプリのインストールを許可する」のところにチェックを入れる。それからFacebook Homeアプリの彼がパッチを当てたバージョンをダウンロードしてインストールする。ついでに同じく彼がパッチを当てたバージョンのFacebookアプリとFacebook Messengerアプリもダウンロード/インストールする。この二つのアプリをすでにインストールしている人は、まずそれらをアンインストールしてから、O’Brienが料理したバージョンをロードする。それは、あなたのデバイスの上でHomeが正しく動くためだ。

ここで、疑問を感じる人もいるかもしれない。メーカーがFacebookアプリをプレインストールしているデバイス(HTC Oneなど)では、そのデバイスのrootユーザになってFacebookアプリを自力で削除しないと、このパッチバージョンのHomeアプリは使えない。幸いにもほとんどの人気機種で、rootになるのは前より容易になっているが、びびりの人はまずここで宿題をやってからにしよう。

O’Brienの作品を試すために、ぼくは二つのFacebook Home非対応機…MotorolaのDroid RAZR HDとSamsungのタブレットGalaxy Note 8.0…にそれをインストールしてみた。インストールにはどちらも、2分弱しかかからなかったし、Facebook Homeはだいたいまともに動く。メッセージが出るまでに一瞬の間があるが、Facebookの新しいチャットのインタフェイスはどちらの機種にも出る。友だちが金曜の夜何をしてるかも分かる(ぼく自身は家にいて携帯電話で遊んでいる)。Homeの、スワイプして見るストリームに、友だち全員のニューズフィードのアップデートは出ないが、それは公式にサポートされている機種でも同じだ。

唯一の重要な欠陥は、どちらの機種でもMessengerアプリからSMSを送れないこと。O’Brienのバージョンを使うほとんどの人が、これにはがっくりするだろう。でも、100%完璧なハックでなくても、そのうちFacebookがAndroidの全機種に公式対応するまで、Facebook Homeに慣れておくためのアプリとしては上出来だと思う。もちろん中には、SMSができないなら要らない、という人もいるかもしれないけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ストリーム内決済を実現したRibbon、サービス提供開始から1時間でTwitterによりサービス停止へ

Ribbonというスタートアップが、Twitterを使った「ストリーム内課金」サービスを開始したという記事を掲載した。Twitter.comのサイトから離れることなく、ツイートに付加されているボタンをクリックすることで支払いを行えるという仕組みだ。しかし記事掲載から数時間、Twitterはこの機能を使えなくしてしまっている。リリースとほぼ同時にシャットダウンされるという事態となった。

Ribbonの共同ファウンダーであるHany RashwanもTwitterがサービスを停止してしまったことを確認している。同社は現在Twitterとの話し合いの場を設けようとしているところなのだそうだ。TechCrunchもまた、Twitterに対して質問を投げかけているところだ。返信があれば記事をアップデートしたい。

もしかするとRibbonによるTwitter Cards(Player Card)を使った支払いシステムの実装方法に、何らかの規約違反があったということなのかもしれない。詳細はまだわからないが、Twitterのリアクションの速さには少々驚きを感じた。Twitterは、どのようにして違反行為ないし問題点を認知し、そしてそれに基づく行動を発動する仕組みになっているのだろうか。それはそれで興味深いところだ。

少しRibbonの内容を振り返っておこう。簡単に言うと「bit.lyの支払いシステム版」というような感じだ。これまではTwitter上にリンクを掲載して、クリックすると別ページに飛んで、そこで簡単に決済を行うことができるようになっていた。しかしこの度、Twitter Cardの機能を使って、Twitter.com内で決済プロセスが完了するように進化したのだった。

すなわちツイートを「開いた」状態で「Buy Now」をクリックすると、その場に決済画面(カード)が表示されるようになっていたのだ。メールアドレス、クレジットカード情報を入力して「Pay」ボタンをクリックすれば、その場で支払を完了することができた。PayPalでは、別のサイトに飛んで決済を行うことになるが、その手間を省いたエクスペリエンスを提供していたわけだ。売り手側のコンバージョンレートを上げることを狙いに開発されたものだ。

しかしTwitterによるサービス停止を受け、現在は「view on web」というボタンが表示され、Ribbon.coのサイトに飛ばされて、そこで決済を行うようになっている。双方の違いを示すスクリーンショットを以下に貼っておこう。

サービス稼働中:

サービス停止後:

アップデート 1:20 pm PT:Ribbonがブログ記事を投稿している。

11:00 AM PSTにTwitterのストリーム内で支払い処理を行うことのできるサービス提供を開始しました。TechCrunch、Mashable、GigaOM、The Next Web、その他の有名メディアでも取り上げていただきました。さらにニュースを読んだ方からも何百件もツイートを頂くこととなりました。多くの方に、面白そうなサービスであると期待してもらえたようでした。

しかし12:24 PM PSTになって、事前の通知もなく、Twitter Cardsを用いてストリーム内で提供していた機能が停止されてしまいました。RibbonのリンクはRibbon.coにリダイレクトされることとなってしまい、Twitter.com内での支払い完了ができなくなってしまっています。

本機能のリリース前にはTwitter Cardによる機能実装(下にスクリーンショットを掲載しています)が利用規約に違反していないことを何度も確認したつもりです。すべて条件をクリアしていると判断しました。事前にTwitter側とも話をしています。ぜひまた私たちの実装した機能を使えるようにしたいと考えています。利用できるようになれば、Twitterおよび世界中のTwitter利用者の方々にとっても有益なサービスになるはずと確信しています。

サービスを提供できるよう、現在鋭意調整中です。

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(翻訳:Maeda, H)


Facebookが依然トップだが、ティーンの間で既存ソーシャル・メディアの人気は退潮ぎみ(Piper Jaffray調べ)

十代の若者は依然としてFacebookが好きだ。その点は変わっていない。有力投資銀行のPiper Jaffrayの調査によれば,、調査対象の5200人のティーンエージャーの33%がFacebookを「自分にとってもっとも重要なソーシャルネットワーク」だと答えている。2位はTwitterで30%、Instagramという回答が17%で3位だった。

しかし興味深いのは、ティーンの間でのFacebookに対する関心が急速に低下していることだ。なるほどティーンはソーシャルネットワークとしてはFacebookを依然重視しているが、Piper Jaffrayのレポートによれば、ソーシャルなウェブサイトとしてのFacebookに対する興味は減退している。

過去1年でFacebookがもっとも重要なソーシャル・メディア・サイトだと回答したティーンの割合は30%から20%をやや上回るレベルまで低下した。しかしこれはFacebookだけに限った現象ではない。ほとんどの既存ソーシャル・メディアが退潮、または頭打ちとなっている。

YouTubeはもうすぐFacebookを抜いてもっとも重要なソーシャル・メディア・サイトとなりそうだが、YouTube自身も重要性の割合を落としている。YouTubeは現在22%だ。ただし関心の減少の割合はFacebookに比べれば少ない。


逆にInstagramとTwitterの重要性は増加している。これはおそらく春になってティーンの活動が活発になったせいもあるだろう。

しかしいかにも気まぐれなティーンらしく5200人の対象の多くは「もっとも重要」なソーシャル・サイトをトップのリスト外から選んだ。レポートによるとWanelo、Vine、Snapchat、Kik、4chanの順で人気.があったという。

Vineは登場してから数ヶ月しかたたないのにApp Storeのトップに立っている。毎日2000万枚アップされている写真の大半がティーンからのものだということを考えるとSnapchatの人気もうなずける。

FacebookにとってはTwitterも脅威だが、それに劣らずこうした新興ソーシャル・サイトもライバルとなるだろう。

新しく発表されたFacebook Home(Facebook専用のAndroidスキン)はティーンの興味をつなぎ止めるのに有効かもしれない。Facebookの機能を常にユーザーの前に表示するだけでなく、どのユーザーがいつどのようにさまざまなアプリを使用したかモニタすることができるのでライバルの動向についてリアルタイムで深い知識を得られるわけだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook、 近況アップデートに「今何してる?」をワンクリックで投稿できるエモーティコンを導入中

これで自分の感情を表現するのがもっと簡単になるかもしれない。現実の複雑な状況や感情を単純化しすぎるものだという批判も出るだろう。

今日(米国時間4/9)、Facebookは自分が現在やっていることやムードをアイコン(エモーティコン)で表現するオプションを近況アップデート窓に追加した。ドロップダウン・メニューからさまざまなエモーティコンが選択できる。

Facebookがこのオプションをテストし始めたのは今年の1月だが、これまではスクリーンショットしか公開情報がなかった。現在アメリカで一般ユーザーへの公開が始まっているが、おそらく他の地域にも拡大されるのだろう。[アップデート:Facebookは私の問い合わせに対して「われわれはこの機能をアメリカで一般ユーザーに公開中だ」と確認した。] この件に関するネットへの投稿はほとんどはアメリカ居住者からで、昔のMyspaceのムード共有機能に似ているという声が多い。

この機能が公開されたユーザーの場合、デスクトップでもモバイルでも、「写真を追加」と「プライバシー設定」のアイコンの間にニコチャン・マークのアイコンが表示される。

このエモーティコンは「今のどんな気分? 何を見ている? 聴いている? 飲んでいる? 食べている?」から選べる。それぞれクレリックするとサブメニューが開く。自分で補足入力もできる。共有するとそのエモーティコンが投稿に表示される。あるいはゲームをしているならそのページへのリンクが表示される。

エモーティコンを利用すると小さいポップアップが開き、「この機能を利用した情報はプロフィールその他のFacebookのページにも表示されます」という注意書が表示される。つまりFacebookページの推薦やグラフ検索、そしてFacebook広告として公開される可能性があるということだ。この機能のビジネスの側面についてはこの機能が一般ユーザーに広く公開されてから研究することにしたい。


Facebookがわれれわれの感情まで正確に把握できるようになれば、悲しいときやコーヒーを飲んでいるときに、それに応じてアルゴリズが調整されてティッシュペーパーの広告が表示されるようになるかもしれない。しかし同時に、この機能はソーシャルメディアにおけるコミュケーションに2つの側面で重要な影響を与えそうだ。われわれは今自分が何をしているか語るのが好きだ。どんな音楽を聴いているか、どんなテレビ番組を視ているか、どんな場所で酔っ払っているか、等々だ。そういった情報を分類しタグづけして簡単に共有できるようになれば、ソーシャルな会話はいっそう緊密になるだろう。

最近の私のお気に入りのミュージシャンはRobert Delongだが、いちいちその名前で検索しないでも、「今何を聴いている」のドロップダウンから自動補完で簡単に共有できる。私の友達はこの投稿をクリックしてDelongのFacebookプロフィールページを訪問し、再生ボタンをクリックすれば好みのストリーミング・サービスで楽曲の再生が始まる。いちいち検索してYouTubeのリンクを投稿にコピペする必要がない。すべて近況アップデート窓の中だけですむ。


感情のエモーティコンはやや微妙な問題をはらんでいるかもしれない。感嘆符や罵り言葉を多用するタイプのユーザーにとって感情ははっきりしている。 ワンクリックで感情が表現できるのはこういうユーザーにとっては便利だろう。しかし表現するのが難しい感情を持つ場合も多々ある。退屈しているのでなければびっくり仰天しているといった2分法が不適当な場面も多いだろう。

しかし事前に用意されたエモーティコンがあれば、以前より感情の表現が容易になる場合もある。Facebookにとってはそれで十分ということだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Instagram写真をシート型磁石にするInstantgram.Me。世界の冷蔵庫を埋め尽くせるか?!

Instagramに投稿した写真を印刷するサービスは数多く登場している。今では印刷する素材も多岐にわたる。Post-itサイズに印刷するところもあれば、キャンバスの上に印刷するサービスもある。変わったところでは木やグラスファイバーに印刷してくれるサービスもある。ほとんど何にでも印刷できるという状況のようだ。

今回紹介するのも、やはり「素材」面に新しさのあるサービスで、名前をInstantgram.meという。こちらはInstagram写真をシート型の磁石にしてくれるというサービスだ。5cm x 5cmのシート型マグネットを17ドルで作成してくれる。おまけに送料は世界中どこでも無料となっている。

もちろん価格的にはいずれも同じくらいのものであり、とくに目新しさはないかもしれない。しかし「磁石」というのはなかなか良い目に付け所なのではなかろうか。たいていの場合、Instagramの写真というのは、壁の上に永久的に飾っておくようなクオリティではないことが多いだろう。綺麗に印刷して目立つところに置いておくというようなものでもないだろう。しかし磁石であれば簡単に付け外しができるし移動も簡単だ。新鮮味がなくなれば、すぐに他の写真と取り替えてみることもできるわけだ。

ちなみにInstantgram.meでは、磁石でなく、普通の紙に印刷するメニューも用意している。プロダクト名をSquareといい、5″ x 5″なら24枚、2.5″ x 2.5″なら48枚を、やはり17ドルで提供している。マグネット版にせよ、このSquare版にせよ、オーダー時にはとくに気に入っている写真の枚数を簡単に変更することができるようになっているのも嬉しい。何枚も印刷しておいて、ちょっとした機会に人にプレゼントしたりもできるわけだ。

考えてみれば、こうした多くのビジネスが完全にInstagramに依存した形で展開しているのも面白い。Instagram自身は、Facebookに10億ドルで買収されるまでは、売り上げなどなかったのだ。しかしそのInstagramを利用して、印刷サービスやクローンサービスなどが展開されているのだ。

Instagram上に構築されたサービスで、誰でも知っているサービスにまで成長したものはまだ存在しないと言って良いだろう。しかし急成長して多くの人が使うようになるサービスが生まれないと限ったものでもないだろう。

Instantgram.meはCanvasPopPrinstagram、あるいはKanvessInstaThisないしはInstacanvasなどと同様に、なかなか面白いサービスではある。これらの中から、抜きん出るサービスが生まれてくるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H)


Android版Twitterアプリケーション、「アカウント」タブを開けないバグをフィックス

先週リリースされたTwitterのAndroid版アプリケーションにバグがあったことにはお気づきになっていただろうか。主な問題点は「アカウント」(Me)タブ部分にあり、開こうとしてもいつまでも読込中になってしまうというものだった。

「アカウント」タブを開けないことで、DMを読んだりアカウントの切り替えができなくなってしまっている等、不満の声はTwitter上にも多く見られた。自分自身を検索して、表示されたアバターをクリックすればプロフィールを表示することができたが、そんなハッキング風の手順を誰もが知っていたわけではない。多くの人は接続状態が悪いのだと判断して、延々と、いつまでも、読み込みが完了するのを待っていたのだった。

今日になって、ようやくこのバグに対応するアップデートがリリースされた。日本語ページには「その他いくつかの不具合の修正」とあるだけだが、英語ページでは次のように記されている。

v4.0.1
- Fixes “Me” tab loading issues
- Improved UI on Honeycomb devices

「アカウント」タブが読めないというバグに遭遇していた何人かの人に確認したところ、今回のアップデートで確かに問題は解決しているとのことだ。確かに「アカウント」タブをクリックすると、すぐに画面が切り替わる。ちなみに今回の問題はすべてのAndroid利用者に影響していたというわけではないようだ。但し、影響のあった人はTwitter上で不満の声を表明していた。

たとえばこんな具合だ。

Twitterは、ネイティブアプリケーションなども含めて、Twitterエクスペリエンスの統一化を志している。バグで問題になった前回のアップデートは新しいTwitter Cardsをモバイル環境で提供するためのものだった。

ただ、Android版ではスワイプ動作によってタブの切替ができるようにしたのだが、その際にバグが紛れ込んでしまったようだ。

対応版のリリースで、ようやく当初の狙い通りの動作が行えるようになったわけだ。スワイプすることで、4つのタブをいずれも切り替えて利用できるようになっている。

[Photo credit: Flickr]

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(翻訳:Maeda, H)


ソーシャル・ログイン市場は依然Facebookが46%を占めてトップ―Googleも2四半期連続で差を詰める

今年に入ってすぐ、GoogleがGoogle+によるサービス開始したので、ソーシャル・ログイン市場は再び激戦区となった。ログイン・プロバイダーのJanrainが発表したところによると、Facebookは依然としてソーシャル・ログイン市場のシェアでトップを占めているが、Googleに追い上げられている兆しがあるという。

JanrainやGigyaなどは、ユーザーがウェブサイトにサイン・インする手続きを簡単にし、同時にウェブサイトにはさらに豊富なユーザー情報を提供するサービスだ。こうしたサービスはユーザーの身元確認にさまざまな方法を用意している。Facebook、Google、Yahoo、LinkedIn、Twitterなどがポピュラーなオプションだ。しかしニッチなウェブサイト向けにSoundCloudやTumblrなどもそれなりのユーザーを得ている。Janrain Engageは25のネットワークをサポートしている。

現在JanrainのソーシャルログインではFacebookが46%を占めてトップ、Googleが34%でこれに続いている。ただしFacebookについては2012年第4四半期と比較して3%の減少で、同時期にGoogleのシェアは逆にちょうど3%増加している。これで2期続いてFacebookとGoogleの差が縮まった。Janrainは「Googleのサービスが信頼性、親近性を増している表れだろう」という。Googleは自らの既存の各サービスへのログインにGoogle+を使わせることでこのソーシャル・ネットワークへのトラフィックの増大を図っている。JanrainはGoogle+ログインを最近になってサポートしたので今回発表された数字には含まれていない。次期のレポートの結果が楽しみだ。

Janrainのレポートによれば、ソーシャル・ログインに用いられるネットワークには地域によって大きな差があるという。たとえばオランダでは地元のソーシャル・ネットワークのHyvesが好まれ、ブラジルとインドでは依然GoogleのOrkutが人気だという。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebook HomeのChat Headがもたらす真のマルチタスキング。今後の「標準」はここにあり!

モバイル環境においては、シングルタスク式のやり方が一般的だった。しかしFacebook Homeの登場で、Google、Yelp、地図などのアプリケーションを使いながら、オーバーレイ式のドロップダウンウィンドウでチャットができるようになる。これはデスクトップの効率性を小さなデバイスにも持ち込むことになるものだ。Homeで実現されたカバーフィードやレスポンシブデザインの完成度の高さは確かにすばらしい。しかし言ってみればそれは「当たり前」のことでもある。ところがチャットをマルチタスキング化するというのはすなわち、コンピューティングとコミュニケーションを融合するという意味で、携帯デバイスの新次元を切り開くものであると言えるだろう。

ちなみにイノベーションというのは、誰も思いつかなかったアイデアを生み出さなければならないというものでもない。問題解決のための、新たな方法を提供するものをイノベーションと称するわけだ。これまで、モバイル環境でメッセージのやり取りをする際には、コンテクストの切り替え作業が必要だった。すなわち、誰かとメッセージをやり取りするか、「あるいは」アプリケーションを使うかであったわけだ。この両者を「同時に」行うことはできなかった。AndroidもiOSも「マルチタスク」をうたってはいたが、いずれも「タスクスイッチング」であり、「同時に」作業できるわけではなかったのだ。確かに通知機能があって、他の作業をしていても送られてきたメッセージに気づくことはできた。しかし返信を行うためには作業を中断する必要があった。作業を切り替えるにあたっては、「意識の中断」も生じることになっていた。

こうしたコンテクストの切り替え作業は不自然であり、不便なものだ。私たちはしばしば、今まさにコンピュータ画面で行なっていることについてコミュニケーションを行う。たとえば画面で示される疑問に答えようとしたり、同じ資料を見ながら共通認識を持つために会話をしたり、あるいは特定の場所に道案内をしたり、何か面白いものを見つけて、それについて意見を言い合うというような形でコミュニケーションを行なっているのだ。会話している友人に細々とした物事を正確に伝えたり、複雑に絡み合った事象を説明するには、SMSないしFacebook Messenger画面と、他のアプリケーション画面を行ったり来たりしなければならなくなる。これは非常にストレスを感じることだ。スピーカーフォンモードにして音声通話をするのがベストかもしれないが、場合によってそうした方法が取れないこともある。

デジタルワールドをいろいろと見て回りながら会話をするというやり方は、モバイル時代以前には当然のことだった。デジタル以前についても、何かをしながら会話するというのは当たり前過ぎる行為だった。IRCや(TechCrunchの親会社である)AOLのインスタントメッセンジャーでも、画面を見ながら同時にチャットを行うことができていた。それがモバイル時代になってからは不可能となり、これまでは単純に画面サイズのせいで行えないのだと納得して(させられて)きた。Galaxy Note IIのような大画面ファブレットや、iPadのようなタブレットなら可能かもしれないが、スマートフォンのような画面では無理だと考えてきたわけだ。

しかしFacebookのデザイナーに、「そうではないのだ」と考える人がいたわけだ。デザインチームは、人びとの「実際の生活」の様子に注意をはらってデザインプロセスを進めている。たとえば既読通知機能なども、そうした流れから導入されたものだ。面と向かって話をしているときには、話が聞こえればそれを態度で示すものだ。Facebookメッセージにも同様の仕組みが必要であると考えたわけだ。発表当時、FacebookのProduct部門ディレクターのPeter Dengに話を聞いた。相手に読まれたかどうかを示す仕組みは絶対に必要だと考えたのだそうだ。

技術というのは、私たちの手伝いをするために存在するのです。強引にやり方を変えさせたり、複雑な手順に従わせるというようなものであってはならないと思います。たとえば私たちは、人間同士の「会話」を模するための仕組みを作りました。何千年もの間、慣れ親しんできた実際の「会話」に着目するところから始めたのです。面と向かって行う会話と同じような効果を出すことを心がけました。今回導入した既読通知機能は、今後に向けての第一歩なのです。

Facebook Homeで実現するマルチタスクチャットも、そうした流れの一環であるということができる。誰かがメッセージを送ってくれば、現在使っているアプリケーションの上に送信相手の顔アイコンがポップアップ表示される。そして送られてきたメッセージの最初の方の文字がアイコン横に表示されるようにもなっている。従来型のアプリケーションであれば、ここで送信相手の顔をタップすると、使用中のアプリケーションを閉じてFacebookメッセージ画面に遷移することとなるだろう。しかしFacebook Homeでは利用中のアプリケーションが見えるままの状態で、オーバーレイ式のメッセージウィンドウが表示されるようになるのだ。チャット画面上の顔アイコンを再度タップすると、メッセージウィンドウが小さくなって元の画面に戻ることになる。これにより、メッセージのやり取りをする際に何をやっていたか見失ってしまうようなことはなくなる。発表イベントでデモに触れてみることができた。モバイル機器を操作しながら、シームレスにメッセージ送受信が行えるのは非常に快適なエクスペリエンスだった。この仕組みならばチャットも「邪魔するもの」ではなく、「相補的なもの」として利用することができそうだ。

ここで実現しているチャットシステムこそ、他のモバイルエクスペリエンスと「同時に」楽しむことができるものだ。ただ、オーバーレイ画面を表示したままで、下に表示されている別アプリケーションをスクロールしてみたりすることができないのが残念ではある。HTC Firstの画面や、標準的なサイズのAndroidデバイスには、そうした操作を有効に行うための広さが足りないということなのだろう。しかしそれでも操作できれば便利だろうと思うのだ。最近は画面サイズが拡大する傾向にあるようなので、サイズ的な制約は今後消えていくことにもなるだろう。

Facebook Homeのハンズオンビデオを見た人や、説明を聞いた人は皆、このチャット機能に導入されたマルチタスクに拘りを見せる。「Chat Heads」(頭部のアイコンが表示されるからそう呼ぶらしい)という妙な名前ながら、機能的に大いに注目を集めているわけだ。ワシントンDCで27歳の非テック系の女性にも紹介ビデオを見てもらった。ここでも人気を集めたのはやはりChat Headだった。「欲しい」という声や「ぜひHTC Firstを買いたい」とも言っていた。

きっと、ここから新しい時代が切り拓かれていくことになるに違いない。他のアプリケーションでも同様の仕組みを実装し、あるいはさらに進化させていくに違いない。たとえばAppleのiMessageの新版が、が同様のマルチタスク機能を備えていなければ非常にがっかりすることになるだろうと思う。もちろんこれは近々の登場が噂されているGoogleの統合メッセージングシステムについても同じ事が言える。真の「マルチタスク」はもちろん、さらなる進化を見せて貰いたいと思っているのだがどうだろうか。

少なくともしばらくのうちは、このChat Headsの魅力によってFacebook Homeのダウンロード数は伸びるだろうし、HTC Firstを購入するという人もでてくることだろう。メッセージングの重要性については、改めて各開発者が再認識している段階でもある。メッセージのやり取りから、ここからさまざまなコミュニケーションが始まっているのだ。非同期のメッセージングシステムのおかげで、安心してネットから離れる時間を持つことができるようにもなっているのだ。そしてメッセージングアプリケーションはさまざまな進歩を遂げてきた。そのような中でスマートフォンが広まり、利用者としてはさらなる進歩を期待するようになってきているのだ。

Facebook Homeの今後について、少なくともしばらくのうちは注意しておくべきだろう。

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(翻訳:Maeda, H)


シンプルさの中に「狙い」を詰め込んだFacebook Home。その動きをビデオでチェック

Facebook Homeのニュースは既にご覧になったことだろう。Android上で新たなエクスペリエンスを実現するものだ。文字による説明はきっと十分だと思うので、ここではキャリアパートナーのAT&Tが公式YouTubeチャネルに公開したビデオをご紹介しようと思う。ビデオで紹介しているのはカバーフィード(Cover Feed)、通知(Notifications)、そしてChat Headsと呼ばれる機能だ。ひとつひとつが、オリジナルのAndroidにはない面白いエクスペリエンスを提供している。

いずれの機能も、結局のところ非常に単純なものではある。しかし「人との繋がり」を前面に押し出したいFacebookとして、まさ狙い通りの機能を実現していると言えるのではなかろうか。いったん導入すれば学習カーブのことなど気にする必要もない。少なくとも初期リリース版を見る限り、誰もがすぐに利用できるように、可能な限りシンプルな作りを心がけているようだ。

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(翻訳:Maeda, H)