Fordが自動運転パトカーで特許を申請

Black Mirrorのシーズン4に驚かなかった人も、これにはびっくり!

Fordが、自動運転パトカーの特許を申請した。実際に特許が下りるかどうかは、まだ分からないが、そこに盛られているアイデアはちょいとおそろしい。

Motor1が見つけたそのパテントは、ほかの車が行った違反行為を検出できる自動運転パトカーを記述している。違反の発見は、自分の視覚系だけでなく、監視カメラや路側のセンサー経由でも行われる。

そのとき、このAIを装備したパトカーは、リモートで召喚命令を発したり、その車を追跡したりする。あるいは(ここからが怖いところだが)、“その方法にはさらに、システムがその車に対して一つまたは複数のアクションをリモートで執行することも含まれる”、と書かれている。

言い換えると、その自動運転パトカーは違反車にワイヤレスで接続して、乗員の身元確認をしたり、召喚令状を発行したりする。

Fordの特許申請書類には、機械学習のアルゴリズムが、その車の違反行為が警告ですむものか、それとも召喚を要するかを判定し、その結果を運転者に伝える、とある。

このパテントはまた、自動運転パトカーに乗っている警察官がその車のコントロールを運転者から取り上げたり、あるいはワイヤレスの接続を利用して各種のデータベースから違反者に関するさらなる情報を得る方法を記述している。

再度言うと、パテントに書かれていることが実際に製品として実現するとはかぎらない。私たちがロボットカーに拘引されるようになるとしても、それはまだ何年も先だ。しかしそれでも、パトロールの警官が自動化の時代の犠牲者になってしまうことは、すでに可能性の範囲内に入っている。

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FordのMustang GT 2018年モデルは、0~60マイル加速で4秒を切る


Fordの Mustang GT最新モデルは史上最高速だ ―― 新たに搭載されたDrag Stripモードを使うと、0~60 mph(96 k/h)までわずか4秒で到達する。これはPorsche 911を始めとする多くのスポーツカーよりも速い。Drag Stripモードは、最新の加速を実現するために最適なトルクとトランスミッションを設定するもので、ミシュランのPilot Sport 4 Sタイヤを装着してこの4秒を切るタイムを達成した。

この新たなスピード記録には、Mustangの10速オートマチックトランスミッション、SelectShiftの新型も貢献している。Mustangのチーフエンジニア、Carl Widmannが言うように、「ギアをシフトすればタイムが犠牲になる」からだ。

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この車のエンジンはV8 5.0 L、460馬力、最大トルクは569 N・mで、Fordがこの2018年型Mustangのために一から再設計した。Drag Stripモードは新モデルでドライバーが利用できる5つのモードのうちの1つで、ほかにも様々な運転シナリオに応じたモードが用意されている。

新型Mustangのオプションや価格については、Fordのウェブサイトで明日から公開され、車は今秋からショウルームで見ることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

フォードの自転車共有、GoBikeスタートへ――年末までにシリコンバレー周辺に7000台配置

フォードの自転車共有プロジェクト、GoBikeが明日からスタートする。これは各ステーションのドックと呼ばれるデバイスに自転車を固定する仕組みで、ベイエリア〔サンフランシスコ周辺〕で6月28日から利用可能となる。

フォード自動車は自転車共有ネットワークのプロバイダー、Motivateの共同プロジェクトと共同でこの夏の終わりまでにサンフランシスコ周辺からサンノゼにかけて3500台の自転車を配置するという。今年の末までにドック・ステーション546カ所、自転車7000台と大幅に増強される予定。自転車共有ネットワークの規模としてアメリカ最大となる。

Ford GoBikeは昨年9月のイベントで発表され、その直後に「単なる実験ではなく、サンフランシスコ、オークランド、バークレー、エメリーヴィル、サンノゼの各地区を含む本格的な事業となる」というニュースが流れた。

フォードによれば、このプロジェクトは人口の密集度がますます高まる都市において住民の交通手段に対する多様な需要を満たすためのものだという。GoBikeプログラムはChariotコミューター・バス・プロジェクトと平行して計画された。Chariotはもとともサンフランシスコをベースにしたスタートアップだったが、昨年フォードが買収し、シアトルですでに運営を開始している。

画像: Lora Kolodny/Lora Kolodny

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Teslaの時価総額がFordを抜いた―投資家の電気自動車への期待は高い

Teslaの時価総額がフォードを追い越した。

Google Financeによれば、今日(米国時間4/3)のTeslaの株式時価総額は474.6億ドル〔日本時間4/4 AM5:00現在487.7億ドル〕となった。Teslaより創業がちょうど100年早いアメリカを代表する自動車メーカー、フォードの株価は下落し、時価総額は448.9億ドル〔同453.1億ドル〕をつけた。GMの時価総額は510億ドルで、もはや射程圏内だ。

この株価の乱高下はTeslaに良いニュースが出て、反対にフォードには悪いニュースが出たことによる。第1四半期のTeslaの生産、出荷台数がアナリストの予測を上回って上昇したのに対し、フォードは主力商品の一角であるF-150ピックアップ・トラックの一部のリコールを発表した。また先月のアメリカ市場での売上が7%下落した。

Teslaの株価は2016年の後半以来、右肩上がりだ。株価は2016年12月の181ドルから大きくアップし、現在の291.54ドル〔同298.52ドル〕は新高値だ。しかし時価総額は話の一部にすぎない。

昨年、Teslaは7万6000台を出荷したにとどまり、負債も巨額だった。この間、フォード始め他の自動車メーカーはそれぞれ数百万台を売った。バランスシートも創業13年のTeslaよりはるかに健全だった。Teslaの強みは「世界最良の電気自動車を提供する」というプロモーションにある。この株価は将来の自動車エコシステムにおいてTeslaがカギとなる地位を占めることを投資家が期待していることを示すものだ。

画像: Darrell Etherington

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Fordのコンセプト、自動運転バンは配達ドローンの移動基地

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Fordが新たに発表した“Autolivery”バンのコンセプトは、名前はひどいが中身は興味深いアイデアでいっぱいだ。このバンはFordの社内チャレンジプロジェクト “last mile mobility” の成果の一つだ。電動自動運転バンに無人ドローンを積み、顧客の戸口まで最後の何メートルかの配達を受け持つ。

Fordのこのバンはまだ全くのコンセプトであり、 Mercedesの物理的コンセプトや2月に発表されたUPSの配達ドローンよりもリアルに遠い。現在はどう動くかを見られるのはVRだけで、しかもバルセロナのMWCに行かなくてはならない。それでもこのアイデアは多くの自動車メーカーや運送会社にとって大きな意味があるだろう。

技術的には間違いなく興味深いし、コストや効率についても理にかなっているが、この種のしくみが実現するためには多くの規制をクリアしなければならない。それでも自動運転トラックは渋滞で待たされてもイライラしないし、自動飛行ドローンは、シフトの終りが近いからとか工事車両で通行止めだからとか言って配達を諦めたりしない。

Fordは2021年までに自動運転車を市場に投入する計画もあるので、仕事の半分はそれで完了する。車載ドローンがそこから飛び立てるようになるのは時間の問題だろう。

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新築のワールド・トレード・センターのモールにFordが交通の未来をテーマに展示スペースをオープン

Fordが、新しいワールド・トレード・センターのショッピング・モール、Westfield World Trade Centerに、FordHubと呼ばれる区画をオープンした。でもそこでは、車を一台も買えない。

その代わりこの区画には、ニューヨークの観光名所へ行くためのいろんな方法(自転車、地下鉄、ほか)を紹介する巨大なスクリーンや、交通渋滞の発生原因を説明する簡単な力学モデル、未来の交通を表すいくつかのコンセプトの展示などがある。なんと、未来には、道路が自分で自分を修復するのだ。

Fordのかんじんのビジネスである自動車に関しては、このハブの壁に5000台のミニチュア・モデルが埋め込まれているだけだ。FordのAndrew Birkicによると、この展示施設は“消費者と接するための機会”であり、“自動車会社から自動車と移動に関する企業への”Fordの変身を強調することが目的だ。

たしかに、とくにニューヨークのような大都市では、移動手段は車だけではない。そしてFordは、交通のそのほかの形でも、役割を発揮したいのだ。たとえば昨年の秋には、Ford Smart MobilityがシャトルとライドシェアのスタートアップChariotを買収した

Birkicによると、FordHubはほかの都市にも開設したい。次は、サンフランシスコが候補だ。ではとりあえず、上のビデオでその概要をご覧いただこう。

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Ford、車載の自動撮影カメラの特許を申請―なんとSNS向けらしい

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Fordが車載カメラの特許を申請していた―と聞けば自動運転車関連と思うだろうが、そうではなかった。スピード、移動方向その他のデータを自動車から取得して「いちばんいい写真を撮る」のに使うのだという。

Ford特許は2015年に申請されたもので、Patent Yogiが発見した。記事によると、このシステムは人々が自動車の走行中に(多くの場合、自分が運転しているにもかかわらず)スマートフォンや通常のカメラで周囲の写真やビデオを撮ろうとする問題を解決するという。フォードの新システムはドライバーの操作、介入を必要とせず、自動的に撮影が行われる。このカメラは可動式で車外に装着されるが運転者の視界を妨げず、運転操作の障害にもならないという。

Fordのシステムではユーザーはどのような種類の写真、ビデオの撮影を望んでいるかを事前にシステムに教えておくことができる(おそらくはドライバーの見渡せる視界が対象となるのだろう)。しかし実際にシャッターを切るのはシステムが自動的に行う。これは撮りたい写真を指定しつつドライバーが撮影に気を取られないようにするのに良いアイディアだ。

大企業は常に大量の特許を申請するものだ。実際の製品に搭載されるようになるのはそのうちごく一部だ、しかしこの特許が面白いのは、メーカーはすでに自社の多くの自動車ですでに車外にカメラを搭載しているという点だ。これはもちろん自動運転ないし高度な運転補助のためだ。また自動車産業はモバイルデバイスの普及にともなって走行の安全性を確保する必要に迫られている。

自動車が「つながった」デバイスになるに従い、周囲の景色をインターネットを通じてソーシャル・メディアにアップしたいという欲求は強まっている。これが自動的かつ安全に行われるなら便利だろう。しかし同時にわれわれはいったい人生のどれほどの部分を「つながって」過ごしたいのかという疑問も呼び起こす。このシステムはまだ特許申請の段階ではあるものの、自動車メーカーがモバイル・デバイスがドライバーの注意をそらす危険性を認識していることを示すものとして興味深い。

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そこらの観光案内等にはない詳細な都市情報をAPIで提供するSpatial、誰もがそこの住民なみの物知りに

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民族誌学者のLyden Foustは、企業のために世界中を旅している。一つの都市で数か月生活し、いろんなことを知り、それを彼を雇った人たちに報告する。“人びとは、研究者としてのぼくに語るよりもずっと多くのことをソーシャルメディアで語っていることに、気づいた”、とFoustは言う。そこで彼は、ジェットエンジンのソフトウェアエンジニアとして大量のデータを扱い慣れていた友だちのWill Kiesslingとパートナーし、Spatialを創った。

Spatialは“大量のソーシャルソース”からデータを拾う、とFoustは言う。それらのデータをすべて使って、ユーザーが都市を、そこの住人と同じぐらい知ってるようにする。今Spatialは30あまりのソースからデータを取り出している: Instagram, Twitter, Facebook, Flickr, Tinderなどなど。いろんなアプリ/アプリケーションも見ていく。たとえばStravaでは、人びとがどこで自転車に乗っているか、暑い日、雨の日、雪の日などにはどうしているか、などが分かる。Focusは言う: “「理解」はできないけど、それらのデータを全体として見れば、雨の日にはInstagramがどんな傾向になるか、分かる。そこから、人びとの行動も分かる”。

Foustによると、人びとをA地点からB地点へ連れて行くアプリは山ほどある、車のナビゲーションシステムもそうだし、YelpのようなWebサイトもだ〔広義の旅行サイトも〕。“その市場はエンドレスだ”、と彼は言う。だからそれ的なアプリをまた一つ作ってもしょうがない。そこでSpatialは、アプリのメーカーや自動車企業などがライセンスを買って利用するAPIだ。2016年にSpatialは、Techstars Mobility Acceleratorプログラムに参加し、そのデモデーに、Fordとの契約を発表した。

“中華料理店はどこにある?なんて質問に答えられるアプリなら、たくさんある。でも、もっといろんな条件のつく質問なら、Googleを相手に1時間を過ごさなければならない”、とFoustは言う。Spatialは何十ものソースからデータを取り出して、海の向こうに沈む夕日を見られるバーはどこか、クリスマスのライトアップがいちばん美しい地域はどこか、といった質問にも答えられる。

Spatialはデトロイトの企業だが、“テクノロジー企業が資金を調達しにくい都市だ”、とFoustは言う。そこで、サービスやアプリケーションではなく、APIで企業に直接売ることにした。今のところ、それはうまくいっているようだ。最大の顧客であるFordは、同社のお客様歴がすでに9か月にもなる。Spatialは来週、200万ドルのシードラウンドの完了を予定している。

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フォードの次世代運転支援システムには、後退時の自動ブレーキと衝突回避操舵支援がある

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Fordは、同社の運転支援システムで今後2年以内に実現予定の新機能について詳細を発表した。新たに加わったのは、車の後方にいる人や物体を検知して、後退時に運転者が警告を無視した際に自動的にブレーキをかける機能。および、それが事故を防ぐ唯一の方法である場合に、運転手のハンドル操作に介入して衝突を回避する機能だ。

他には、ダッシュボード内画面で後方の視界を向上するための広角後方カメラや、ボタン一つで縦列および直角駐車(私が決してやらないバックでの駐車を含む)を支援する機能も加わる。

既存のFord車も、車線維持やクルーズコントロール等、様々な支援機能を既に提供しているが、新たな機能は今より一歩先を行っている。

新機能は、事故を防ごうとする運転者の反応が間に合わない状況下で、車が制御できる範囲を広げる。現在の支援機能がどちらかというと運転手の腕をつつく程度で、制御を取って代わることがないのに対し、いっそう踏み込んだ支援を行う。

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新たなブレーキ支援システムは、警告が無視された時に運転者に代わって行動を起こすもので、後退する車の走路で運転者の見えない位置に入ってきた障害物との衝突を、実際にブレーキをかけることで回避する。

Fordは「衝突回避操舵支援」と呼ばれる技術も導入しようとしている。前方で停止あるいは低速走行している車をブレーキでは避けることができない場合に、運転手がハンドル操作で回避するのを助ける。これは実に理にかなっている。運転者はそのような状況で過剰に反応する傾向があり、路肩に乗り上げたり転倒したりしかねないからだ。

新機能の中には、逆行警告システムもある。運転者が道路を逆方向に走り始めると、音声と視覚の両方で警告する。開発しているのはドイツのアーヘンにあるFordのResearch and Innovation Centerで、数年のうちに実用化される見込みだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

BlackBerryがFordとパートナーして、同社のまれな孝行息子QNXの多方面的車載利用を推進

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BlackBerryのQNX部門は、このカナダの企業の希少な明るい材料だ。このソフトウェア制作部門が作っているオペレーティングシステムQNXは、多くの自動車メーカーが車載インフォテインメントシステムの中核として採用している。BlackBerryによると、現在、6000万台あまりの自動車の上でQNXが動いており、そして今度からそれは、Fordのインターネット接続車にとって、さらに重要な存在になる。

FordとBlackBerryがこのほど署名した協定によると、FordはBlackBerryのQNXとセキュリティソフトウェアの、インターネット接続車における利用を拡大する。それまでFordは、車載インフォテインメントシステムSYNC 3のOSとしてQNXを使用し、広く欠陥が批判されているMicrosoftの最初のSyncとその後継システムをはねつけていた。

BlackBerryによると、同社は今後、Ford専任チームを設けて、FordによるQNXの多方面的利用を支えていく。ただしその具体的な内容や費用等は、非公開だ。

この契約により、少なくともFordとQNXは直接的な関係になり、あいだに入る業者等はありえなくなる。これでBlackBerryはFordの第一層サプライヤーになるが、それまでは直接ではなく、Fordに納めている機器等のメーカー、たとえばPanasonicなどが、相手だった。

プレスリリースは自動運転車には触れていないが、QNXのソフトウェアは自動運転車への適合条件をクリアしている。そしてFordは自動運転技術の追究に熱心だ。だからBlackBerryのソフトウェア(QNXほか)がそれらの計画に関与することも、十分ありえる。

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Uberの自動運転車をサンフランシスコの路上で発見

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昨日(米国時間9/21)サンフランシスコの市街地で、自動運転のUber車が何人かに目撃され、近く同社がベイエリアで自動運転車の商業利用を始めるのではという憶測に油を注いだ。

Mattermarkの編集長、Alex Wilhelmがモンゴメリー通りとパシフィック通りの交差点に止まっているFord Fusionをカメラに収めた。

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また、Business Insiderが最初に報じたところによると、Mercury Public Affairsの副社長、Drew Olanoffはマーケット通りをエンバカデロ付近で左折する黒の自動運転車を捕えた

他のスタートアップ社員もダウンタウン地区で見たという情報をソーシャルメディアに投稿しており、これが単発のテストではないという憶測を深めた。

サンフランシスコで見つかった自動運転車は、Uberがピッツバーグの自動運転パイロットプログラムで使用している車と同じに見える。最近Uberは、レーダー、カメラ、およびカーネギーメロン大学のロボティクスセンターで開発されたセンサー機器を塔載したFord Fusionを14台導入した。

ピッツバーグのUber利用者は、市内を走るこの14台の自動運転車を選んで乗車することができる。しかしUber広報がTechCrunchに伝えたところによると、サンフランシスコで見つかった自動運転車に関してそれは当てはまらないという。

「現在ベイエリアでは、ドライバーの安全支援や自動運転のための高度な技術を塔載した車が数台走っている。これは社内の研究目的にのみ利用される。テストドライバーが乗っており相乗りサービスは行っていない。様々な環境でテストすることは、この技術が成功するための重要な鍵であり、道路の安全を劇的に改善するだろう」とUberは言った。

サンフランシスコでもUberの自動運転車を選べるようになるのはいつのことだろうか?Uberによると、具体的な日程は決まっていないが、変化があり次第連絡をくれるということだった。もちろん、情報が入ったらすぐにお知らせする。

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Airbusは、無人飛行タクシーを本気で考えている

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Fordは自動運転車によるオンデマンドタクシーを2021年までにスタートさせたいようだが、それもAirbusに基準に照らせばスケールが小さい ― この航空機メーカーは、都市部の高まる交通渋滞問題を解決すべく、無人〈飛行〉タクシーを現実のものにしようとしている。

2021年までに空飛ぶタクシーを拾うことはおそらくできないだろうが、Airbusは2017年中にプロトタイプを飛ばそうとしている。シリコンバレーにあるAirbusのイノベーションに特化した開発部門 A3では、コードネーム “Vahana”(名前の由来はこちら)という自動操縦飛行機を開発している。乗客、貨物いずれも塔載可能で、Amazon等の最終配達手段(ラストマイル・プロバイダー)としても利用できる。

Airubus A3グループのプロジェクトリーダー、Rodin Lyasoffは、2017年までにVahanaを飛ばすことは実現可能である、なぜならバッテリー、モーター、航空電子工学的基礎技術等の必要な技術要素は「ほぼ揃っている」からだと同社広報誌に書いている。現在チームが直面している最大の技術的課題は、総合的な障害物回避システムの開発だ。Googleの無人走行車が道路を走るためのものと似ているが、空飛ぶ乗り物用に最適化する必要がある。

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自動飛行による旅客・貨物輸送機の需要が高まれば、最終的に全世界で「数百万機」が導入される可能性がある、とLyasoffは言う。しかし、現実世界でテスト飛行を行うためには巨大な障壁がある。この種の飛行隊を都市部で運行するために必要なリモート飛行は、どの国でも許されていないからだ。それでも、Airbusが運行するドローン配達サービスをシンガポールの国立大学キャンパスで2017年にテストすることが許可されれており、将来のテスト飛行への道は開かれている。

Vahanaの長期的ゴールは、Airbusが “CityAirbus” と呼ぶ、相乗り無人旅客機の基盤を作ることだ。このサービスの利用者はスマートフォンで予約した後、近くのヘリポートへ行き、他の乗客と共に無人飛行機に乗り込む。複数の乗客が相乗りすることで料金を下げることが可能になり、現在の公共交通機関に近い、お手頃価格のサービスにできるとAirbusは言っている。

これは、約束されていた空飛ぶ車が本当になるかもしれないことを意味しているのだと私は思っている。

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Ford、ハンドルもブレーキもアクセルもない自動運転車を2021年までに発売

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Fordは2021年までに自動運転車を発売する ― そして量産されるその車は、ハンドルもブレーキもアクセルペダルもなく、人間ドライバーを必要としないレベル4フル仕様の自動運転機能を提供する。今日(米国時間8/17)カリフォルニア州パロアルトで行われた記者会見で発表した。

これまで自動運転車の提供について一切発表してこなかったのは、発表レースに参加したくなかったからだとFordは語った。しかし、顧客体験と乗客の安全面に利益をもたらす自動運転車の発売は、同社にとって優先課題であることは強調した。

「私たちはもはや自動車を作るだけの会社ではなく、モビリティーカンパニーでもある」とFordのCEO Mark Fieldsが記者会見で語った。同氏は自動運転サービスの開発を行う子会社、Ford Mobility Solutionsについて話した後、そう宣言した。


Fordはシリコンバレー事業所の拡大についても、テクノロジーセンターの要員を300名に倍増し、パロアルトの事務所と研究所を拡張することを発表した。

2021年までに自動運転車の量産を計画しているものの、Fordは5年の間にこれが個人の移動手段を置き換えるとは考えていない。むしろ、この種の車は主に都市部で公共交通機関を補完するために使用され、個人の自動車オーナーは、運転者支援機能を備えながらも最終的には人間が制御する車を今後も重視していくと同社は予想している。

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FordがテキーラのJose Cuervoとパートナーして竜舌蘭の繊維を車の部品に利用

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メキシコ生まれの銘酒テキーラのブランドと自動車企業の結婚が、単純にマーケティングの天国で行われるとは言いがたい。では、Ford とJose Cuervoを結びつけたものは、何なのか?

火曜日(米国時間7/12)に両社は、テキーラ製造の廃棄物である竜舌蘭(りゅうぜつらん)の繊維を、より持続可能なバイオプラスチックとして自動車の部品に利用していくための共同研究でパートナーした、と発表した。その応用部品としての当面の研究対象は、配線を束ねるハーネス、空調設備、そして荷物入れなどだ。

最初のパイロット事業のフィードバックとしては、竜舌蘭の繊維は丈夫で美観もあるので、車のインテリアやエクステリアに好適、という声が得られた。繊維が車の標準部品でいろいろ使われるようになると、車重を減らし、燃費を向上させる、との声もあった。

しかも、原料の不足はない。Jose Cuervo社だけでも毎日、200トンから300トンの竜舌蘭を収穫している。

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Fordの持続可能性研究部の上級技術長Debbie Mielewskiは曰く、〔竜舌蘭の根元のパイナップル状の部分を〕“刻んですりつぶしてジュースを取るけど、廃棄物の繊維はこれまで何にも利用されていない。彼らがちょっと処理した繊維が送られてきたけど、それらを切り刻んでプラスチックに混ぜることができたわ”。

Mielewskiによると、竜舌蘭の使用は、“環境にやさしい植物素材”できるかぎり使うというFordのプラスチックグリーン化方針の一環だ。2008年にFordは、代表車種Mustangのクッションやヘッドレスト用に、石油系素材に代えてsoy foam(大豆油から作ったクッション材)を使った。今では北米地区で売られている全車種で、シートのクッションとヘッドレストにsoy foamを使っている。そのためにFordは、年間500万ポンドあまりの大豆油を使っている。

その経験が、グリーンな植物素材は使える、という学習機会になった。その後Fordは、カナダのオークビル市で作っているFlex SUV用のプラスチック製物入れに小麦の麦わら(ストロー)で強化したプラスチックを使った。

竜舌蘭もパイロットの結果が良好なら、この植物の繊維がsoy foamやストロー、ひまし油、ケナフ繊維、セルローズ、木、ココナツの繊維、もみがら、などの仲間入りをする。Fordは今では8種類の、持続可能素材を車の部品に使用している。

Mielewskiによると同社は今、竹や藻類のような成長の早い植物をプラスチック部品に利用することを検討している。Fordは、二酸化炭素そのものについても、研究している。

彼女曰く、“二酸化炭素を環境や温室効果ガス中に放出するのでなくて、それからポリマーを作る研究だ。良質なクッション素材は作れたが、まだ生産はしていない。その原料の50%が、二酸化炭素だ。二酸化炭素を環境に放出せずに、車のためのいろんなプラスチックを作れるようになったら、ビューティフルだと思わない?”。

Fordによると、ふつうの自動車一台が400ポンドのプラスチックを使用している。だから、竜舌蘭のような持続可能素材が使える余地は、一台の車にまだまだあるのだ。

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FordとDJIがドローンと自動車のコミュニケーションシステムで賞金10万ドルの懸賞

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ドローンが車と対話できたら、どうだろう? そんなことは考えたこともない人が多いと思うが、たとえばもしもあなたが国連などの救難機関にいて、ピックアップトラックの床からドローンを発進したいとき、どうするか?

Fordと世界最大のドローンメーカーと言われるDJIが今日(米国時間1/4)、FordのAppLinkやOpenXCでドローンと車両がコミュニケーションする技術の開発で、賞金10万ドルの懸賞を発表した。

FordのResearch and Advanced Engineering部門のVP、Ken Washingtonは、声明文の中でこう述べている: “Fordはその事業のあらゆる部分で、人間の生活を快適便利にするためのイノベーションに取り組んでいる。このたびはDJIと国連とのパートナーシップにより、人間の乗り物とドローンが共通の目的に向かって協働する、これまでにない新しい技術に挑戦しようとしている”。

懸賞の対象は、Ford F-150のタッチスクリーンから運転者がドローンを発進できるシステムで、スマートフォンのアプリにもリンクしていること。

Fordはこう説明している: “運転者のスマートフォンを使ってF-150は、ドローンとトラックとクラウドとのリアルタイムのリンクを確立し、車両のデータを共有できるようにする。データはドローンに中継され、運転手は次々と行くべき目的地を見つける。ドローンはトラックに追いつき、トラックとドッキングできる”。

Fordはこの懸賞によって、デベロッパ受けの良い企業になろうとしている。今週同社は、車とモバイルアプリが通信するための同社独自のソフトウェアAppLinkのオープンソースバージョンSmartDeviceLinkを発表したが、これをトヨタなど多くの自動車メーカーが採用して、AppleのCarPlayやAndroid Autoに代わるものまたはそれらとの併用をねらっている。Fordはさらに、そのプラットホームのデベロッパ知名度の向上を願っており、DJIとの協働や、ドローンという人気の高いトピックに取り組むことが、その願いの実現に貢献するだろう。

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GoogleとFordが自動運転車の開発と生産で提携か…とくに“生産”をFordが担当するらしい

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Yahoo Autosの記事によると、GoogleFordがジョイントベンチャーで自動運転車を開発し生産する、そしてそのことを、来月ラスベガスで行われるConsumer Electronics Showで発表するそうだ。テクノロジ業界と自動車業界、両世界の大物同士のパートナーシップだ。

Googleのスポークスパーソンは、同社のコメントは何もない、と述べた。今、Fordにも問い合わせ中だ。

Yahoo Autosの記事では、GoogleはFord一社に縛られるわけではなく、自動運転車の技術に関心のあるほかの自動車メーカーと協働してもよいらしい。

でもGoogleとの提携を最初に発表したFordには、それなりの先行利益があるのだろう。Mercedes-BenzやBMW、Volvo、Teslaなどのライバルはいずれも独自に、自動運転車を売り出そうとしている。2014年の1月のCESでFordのCEO Mark Fieldsは、どこかが最初に自律的な自動車を5年以内には発売するだろう、と述べた。

上記記事によるとこのジョイントベンチャーは、Fordから完全に独立の企業体とし、自動運転車が事故などを起こしたときに責任がFordに及ばないようにする、という。今現在は、自律的自動車に関して法律も規制も何もないから、このあたりが、前から厄介な問題なのだ。でも、VolvoとMercedes-BenzとGoogleの三社は、それぞれ別々に、自律的自動車の事故に関して責任を負う、と明言している。

一方Googleは、Fordとのパートナーシップで、自律的自動車の実際の生産に関する費用やもろもろの面倒から解放される。個人や運輸交通企業が導入するときの法的手続きなどなども、Fordの方が得意だろう。Googleの協同ファウンダSergey Brinは、トップクラスのOEMたちと提携したい、と言っていた。何もかもGoogleがやるのではなく、生産に関してはパートナーを見つける、という意味だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

君も人類史上初の宇宙撮影ポルノ(マジ)に出資してみないか?!

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面白いものが出てくる時代になった。ポルノビデオ撮影のための資金をあつめるべくクラウドファンディングが行われているのだが、その額がなんと300万ドルなのだ。これはもちろんただのポルノではなく、なんと宇宙にて撮影を行うものだとのこと。この初めての宇宙ポルノのためのキャンペーンページはこちらだ。プロジェクトのタイトルは「SEXPLORATION」と名付けられている。俳優と、おそらくはカメラクルーを宇宙に送り込み、そして本格宇宙ポルノを撮影する予定であるとのこと。

「ポルノ!」「宇宙!」「クラウドファンディング!」、「本格的ポルノ!」なんて言葉を並べれば、いかにもうさんくさい。しかし単なる宣伝文句としてでなく、実際に宇宙での撮影に成功すれば、それはなかなか面白いことかもしれない。もちろん史上最高予算のポルノビデオとなるのも間違いないだろう。関係者は以下のように述べている。

歴史上に、偉大な冒険を志す人がいなかったなら、この世界はいまとは全く異なったものとなっていたことでしょう。冒険精神のおかげで新世界を発見し、産業および文化の進化もそこに端を発したのでした。冒険家の勇気が、世界の在り方や、あるいは私たちの過ごし方を根本から変えたのです。名前をあげるならコロンブス、ガリレオ、ダ・ヴィンチ、エジソン、あるいはフォードなどの名前を挙げることができるでしょう。彼らの存在があってこそ、わたしたちのホームプラネットである地球の今があるのです。

今、「わたしたちのホームプラネット」と言いましたが、現代になって、この「ホームプラネット」を飛び出すようなアイデアもいろいろと登場してきています。たとえば火星を植民地化する計画があったり、あるいは2050年までに宇宙エレベーターを建築するというプランもあります。そうした時代にあって、宇宙における生活の在り方についても注目があつまっています。もちろん、その中でも大きな存在が「セックス」です。

そうした中、PornhubはDigital Playgroundと組み、アームストロングやガガーリンにならって重力に挑戦しながら世界初の宇宙ポルノを撮影し、新世界/新時代のセックスを表現しようと立ち上がったのです。これはアダルト業界に新しいジャンルが生まれるというだけのことではありません。人類にとって大事な振る舞いを宇宙空間にて行う、全人類史的に大きな出来事となるのです。

十分な資金が得られなければ、出資を表明した額は返金されることになる。また関係者曰く、無重力空間におけるセックスは可能なものであり、決して不可能なことを行うとして金を奪う詐欺行為ではないと述べている。

なかなか興味深いキャンペーンだが、希望額を手に入れるのはなかなか難しいのかもしれない。たとえば1ドルの出資で「参加証明」(Certificate of Endorsement)が得られ、また15万ドルを出資すれば、俳優が着用した宇宙服(および下着)を入手できる。しかしこれを手に入れて自慢したいと考える人は少数かもしれない。また、NASAの協力が得にくいであろうことも難点だ。しかしElon Muskも言うように、宇宙探検の将来は「個人的なもの」となってきており、あるいはこのプロジェクトが嚆矢となることもあるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

フォードの新車載IT、Sync 3はすぐれもの―OSはMicrosoft AutoからBlackberry QNXに乗り換え

フォード・モーターは今日(米国時間12/11)、次世代の車載情報システムを発表した。Sync 3と呼ばれるこのシステムは旧版に比べてはるかに高速で使いやすく、機能豊富なものに仕上がっている。しかしわれわれにとって最大の驚きは、OSがMicrosoft AutoからBlackBerry QNXことだ。

フォードがSyncの初代を発表したのは大昔で、2.0にアップデートされてからも数年経つ。Sync 3はSync 2に比べてあらゆる面で劇的な改良となった。

以前のSyncはひどいもので、タッチスクリーンとスマートフォンの機能がごたまざにしたコントロールは遅く、わかりにくく、反応するまではっきりわかるタイムラグがあった。コンシューマー・リポート誌に「車載ITがひどすぎるからフォード車は買うな」と書かれたほどだった。

本社敷地の奥深くで小人数のジャーナリストのインタビューを受けたフォードの副社長、CTOのRaj Nairは「Sync 3はフォード車の歴史中、もっとも深く研究されたプロダクトだ」と述べた。開発には18ヶ月かけ、フォード車のオーナー、2万2000人にベータテストを依頼したという。その結果、前のバージョンとは共通点がほぼゼロとなった。

Microsoft Autoプラットフォームの代わりにBlackBerry QNX OSが採用され、ハードウェアはTexas Instruments製だ。残念ながらSync 3は以前のSyncとは完全に別物のなので私の車を含め、既存の車種には後付けできない。

新しいプラットフォームのメリットは即座に感じられた。Sync 3は遅れなしにきびきびと反応する。UIはわかりやすくデザインはスマートだ。メニュー、画面切り替えも直感的に素早くできる。

Nairによれば、Fordの開発チームは最新のスマートフォンとタブレットをユーザー体験の目標としたという。そこでピンチによるズーム、スムーズなスクロール、画面の下部に常に表示されるメニューバーなどが実装された。

事実、新しいSyncはタブレットに近い操作感覚だ。スクリーン下部に「オーディオ、空調、電話、ナビ、アプリ、設定」と6つボタンが常に表示される(カーナビ・モードの場合のみ地図を広く表示するために一時下に沈んで隠される)。

アプリメニューからはPandoraのようなスマートフォンアプリが利用できる。フォードはオーナーの8%がスマートフォンを持っていることを知り、特にスマートフォン・アプリとの連動に力をいれたという。そのためフォードは有力なアプリ・デベロッパーと提携しており、Sync 3が新車に搭載されるときには、Spotify、Pandora、Stitcher、NPR One、SiriusXM Radio、iHeartRadio Autoが利用可能となる。



カーナビの検索機能も大きな改良点だ。ユーザーがWと入力すると先読み予測でWalmart、Walgreenなどの候補が表示される。検索用データはTelnavの提供で、地図の画像データと共にデバイス内にローカルに保存される(地図の利用は有料となるもよう)。ソフトウェアのアップデートはWiFi経由だ。

Fordの高級車ブランドであるリンカーンもこのシステムが搭載されるが、カラースキームを別バージョンになるようだ。

ただしフォードはAndroid Auto、Apple CarPlayの搭載を完全に断念したわけではなく、依然研究中ということだ。

Sync 3はSync 2とまったくご完成がなく、実際に消費者の手にわたるのは来年発売される新型車からとなる。私がSync 3に触れることができたのはほんの数分だったが、非常に大きな改良が行われたことは確認できた。Sync 3はAudiやBMWのシステムほど派手ではないし、Chrysler Uconnectとくらべても地味だ。しかしほとんどの消費者の要求に十分に答えられる水準に仕上がっている感じた。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Fordの前CEOでMSのCEO候補と噂されたAlan MulallyがGoogleの取締役に就任

これは早かった。Ford Motor Companyの前社長、CEOが退職してすぐにGoogleの社員駐車場に空きを見つけたようだ。

Googleは先ほど、Alan Mulallyを取締役と監査委員会の委員に任命したことを発表した。任期は2014年7月9日からとなっている。

MulallyはFordとBoeingでCEOとして連続して成功を収めてきた。特にFordの場合、アメリカ自動車産業を襲った危機の最中に就任し、同社をハイテクに対応させた。Mulallyは何度かCESに登場しており、TechCrunchは 2011年のCESでビデオ・インタビューしている

またMulallyはSteve Ballmerの後任CEOの最有力候補として繰り返し名前が上がった。今年の1月にはMulallyは「MicrosoftのCEOを引き受けるつもりはない。Fordに2014年いっぱいとどまる」と公式に声明を発表した。半年たたないうちにFordを辞めてGoogleに移ったのだから、この点ではMulallyは計画を変えたようだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


フォード、AppleのCarPlayとMicrosoftの関係について官僚的発言

車載iOSがついに現実のものになった。その名はCarPlay。Appleは、自動車メーカー数社と共に今日(米国時間3/3)のジュネーブ・モーターショウに先立ちこのプラットフォームを発表した。パートナーのフェラーリ、メルセデス・ベンツ、およびボルボはいずれもCarPlay対応車を今週にも提供開始すると発表した。

Appleは、他にも同プラットフォームに対応予定の自動車メーカーをいくつか発表し、その中には以前からMicrosoftの車載システムを熱烈に支持してきたフォードも含まれている。しかしフォードは、今後もApple同様、Microsoftとも協力していくと私に語った。

フォードはAppleのCarPlayを統合すべく開発を進めている。われわれはApple、Microsoft、他多数のIT企業と協力して車内連携システムの改善を続けていくつもりだ。SYNCのすばらしい点の一つは、デバイスに依存せず、AppleのiOSやGoogleのAndroidを含め、事実上あらゆるモバイルOSと互換性があることだ。

フォードは実質的に選択の自由を残している。最近の噂によると、フォードは同社のSYNC情報システムをMicrosoftのプラットフォームからBlackBerryのQNXに乗り換えることを検討しているという。同社はこの噂を否定し、様々なメーカーの提案を受ける姿勢であることを表明した。

フォードのSYNCは2007年に提供開始された。Microsoftが設計しWindows Embedded Automotive OSが走るこのプラットフォームは、発売以来数多くのアップデートや改善を繰り返してきた。早期からサードパーティーアプリもサポートしていた。これは、最初のスマート・インフォテイメント・システムと言ってよいものだが、改訂後も基本的なUI問題が解決されていない。最新のMyFord Touchは使用に耐えない。

ボルボによるCarPlayのデモが何らかの兆候だとすれば、新システムは既存の車載インフォテイメント・システムの上で動作する。CarPlayは、理論的にはMicrosoft SYNC上でも走る。しかし、iOSをWindows変種の上で動かすことは、フェラーリ F138のF1エンジンをスプリントカップ出場車に塔載するがごとき冒涜に思える。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook