蜂のインターネット(Internet of Bees)で蜂のコロニーの健康をモニタする

今や周知の事実として、全世界の蜂の生息数は、何かを警報するかのように、急速に減りつつある。しかもわれわれ世間の一般人と違って養蜂家は、彼らの巣箱をつねに注意深く監視しなければならない。でも、何千という巣箱を抱える大規模養蜂家にとっては、巣箱のモニタリングは容易でない仕事だ。そこでカナダの研究者が開発したモニタリングシステムは、蜂たちの羽音を聴いて健康状態などをチェックする。

サイモンフレーザー大学の大学院生Oldooz Pooyanfarが作ったデータ収集デバイスは、今後の改良により、今多くの蜂たちを見舞っている謎のような苦境、蜂のコロニーの崩壊という異状の原因究明に役立つ、と期待されている。

そのデバイスは、マイクロフォンと温度センサーと湿度センサーを使用し、最終的には加速度計も含める予定だ。それを巣箱に取り付けると、コロニーの動態がまるでドローンで遠隔データを収集したときのように、手に取るように分かる。

“このモニタリングシステムでは、蜂たちが今‘何を言っているのか’というデータを、リアルタイムで集めることができる。彼らの、食糧調達の状況や、群飛の様子、女王蜂の存在もしくは不在なども分かる”、Pooyanfarはニュースリリースでこう述べている。

今後デバイスの台数が増えて、大量のデータがリアルタイムで集まるようになれば、ニューラルネットワークを訓練して問題を突き止められるようになるだろう。Pooyanfarが今執筆している学位論文は、研究開発のこの部分を扱っている。

現状では一般市販の部品の寄せ集めなので、必要以上に大きいし、費用も高い。しかし専用のセンサーパッケージを大量に特注できるようになれば、かなり安上がりになるだろう。彼女は今、地元の養蜂家たちと協働してハードウェアとソフトウェアを開発している。養蜂家たちも、かなりの関心を示しているそうだ。

Pooyanfarのこの研究開発は、Mitacs Accelerate事業が資金を提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

鉢植え植物の健康状態をWi-Fiで通知するHelloPlant、Kickstarterで資金募集中

[あなたの植物はのどが渇いています! やぁ、ぼくだよ、オスカーだよ。水をすこし欲しいんだけど。]

植物も人間と同じく、食べ物と水とビールとテレビが必要だ。植物が、おなかをすかせている、喉が渇いている、退屈している、などを知るための最良の方法は、植木鉢の中に住むちっちゃなデバイスが、不足を通知してくれることだ。そしてそのために、HelloPlantがある。

このシステムを使うときは、まず植物に名前をつけ、その成長を見守る。土が乾きすぎていると通知が来るし、また植物に光が十分に当たっているかも分かる。植物の種類によって通知も変わるから、ユーザーは本を読んで植物の育児を勉強しなくてもよい。

この、おちびデバイスの初期のバージョンを試してみたが、なかなか良い。でも植物のために通知をするシステムとしては、もっといろんな機能があってもよいのではないか。たとえば自動灌水システムと連動していれば、わが家の葉緑素でできたお友だちのことを忘れて外出しても、大丈夫だ。でもこの、Wi-Fiに接続する小さなデバイスはわずか26ドルだから、現状でもそれほど不満はない。次の次ぐらいのバージョンでは、植物が好む電解液を、ロードデンドロンの根っこに注いでくれるだろう。

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iPhone 8のカメラはシーンに応じて自動的に設定を変える

先週、Apple のスピーカー、HomePodのファームウェアの早期ビルドが、Appleのデベロッパー向けウェブサイトで公開された。Guilherme Ramboが次期iPhoneのヒントを見つけようと、ライブラリーファイル内の文字列を調べ上げた。その結果わかったこと。次のiPhoneは撮影しようとしているシーンのタイプを検出し、カメラ設定を自動的に調節する。

私もこのスピーカー・ファームウェアの文字列を探索したところ、RamboがTwitterに書いていたのと同じく、自動カメラ設定への参照が複数個所見つかった。

思えばスマートカメラ設定というのはまったく新しいというわけではない。iPhoneをしばらく使った人なら、明るいシーンの一部に暗い要素がある時HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)が自動的に有効になるのを知っているだろう。ソースコードにあった “BrightStage” という文字列はこのHDR機能と関係がありそうだ。

しかしほかの文字列を見ると、Appleが様々なシーンや対象物を認識できるようになったことがうかがわれる。例えば以下のような文字列を参照している:baby、beach、concert、fireworks、foliage、forest、mountains、ocean、pet、sky、snow、sport、starry、sunset および sunrise。新しいカメラ機能は文書QRコードも検出できる。Appleはこの2つについてWWDCカンファレンスで言及している。しかし、AppleがQRコードと文書以外にも何かを追加しようとしていることは興味深い。

噂によるとAppleは3種類のiPhoneモデルを開発中だという。9月初めにはパワフルになったiPhone 7sと7s Plusに加えて、まったく新しいスーパープレミアム機種が発表されるに違いない。この噂の”iPhone 8″は、縦長の画面が上部のスピーカーとカメラ、センサー以外、端末前面のほぼ全体を占めると言われている。

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Ikeaがソーラーパネルと家庭用バッテリーの販売をイギリスで開始

Ikeaがイギリスで家庭用太陽光発電と蓄電の市場に進出し、ソーラーパネルと家庭用蓄電システムを発売する。パネルはイギリスのソーラー企業Solarcenturyの屋根用製品で、パネル本体は25年保証となっている。据付工事や関連のハードウェアは6年保証だ。

Ikeaとはいっても、お値段は自分で組み立てるコーヒーテーブル並とは行かない。据付工事の費用だけで、4000ドル弱ぐらいからだ。蓄電部位はIkeaとSolarcenturyが提供するパネルだけでなく、既存の家庭用ソーラーでも使える。Ikeaによると、これらのバッテリーによって、イギリスの家庭の総エネルギー消費量の中でソーラーが占める比率を、やや上げることができる。また電池があることによって、太陽光の利用効率が80%近くに上がる。

Ikeaは太陽光発電に進出して、Teslaなどの専業企業の仲間入りをする。後者は買収した子会社SolarCityにより、発電と蓄電のソリューションを提供している。家庭用バッテリーシステムは、Tesla Powerwallというブランドだ。

家具と違ってIkeaは、ソーラーに関してDIYは提供しないかもしれないが、ものごとの単純化という全社的ミッションは貫くのだろう。ソーラーに関して同社はとくに、契約から据え付け完了までの関連作業(家屋調査など)や書類手続き(見積もりなど)を簡素化し、迅速にする、と言っている。

イギリスでうまくいけば、もちろん世界のほかの店でも展開するだろう。そうなると各地各国の業者とパートナーすることになり、各国の家庭用ソーラー市場の成長にも寄与するはずだ。

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有機太陽電池を使ってソーラーサングラスを作る

ここ数年、ソーラー発電サングラスのコンセプトが現われては消えていくのを見てきたが、何かの理由で顔にソーラーパネルをつける夢は未だに捕らえどころがなかった ―― 今日までは。ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)の天才エンジニアたちが、有機太陽電池を使ったサングラスを作ることに成功した。しかも太陽を直接見つめなくても動作する。

このレンズは通常のガラスまたはプラスチックレンズと同じように、市販のフレームに合わせて切ることができる。有機太陽電池の効率は必ずしも高くないが、柔軟で多用途なため、硬質で不透明なソーラーセルが使えない状況でも利用できる。

「私たちが開発したソーラーサングラスは、一般の太陽電池が利用できない場面で有機ソーラーセルを使う実例のひとつだ」とKITの大学院生でプロジェクトに参加したDomink Landererが同大学のニュースリリースで語った。

サングラスの左右の蔓(つる)には電流を変換するためのカスタム基盤が内蔵されていて、今回の装置では温度と明るさを表示するために使用されている。なぜ、明るさを知るための表示が必要なのかわからないが、まあこれは研究プロジェクトなので」。

ソーラーセルが発電した電力は、表示に使用したあとでも200 ミリワットほど余っている。これは携帯電話で使えるほどではないが、歩数計や無線発信機、小型スピーカーなどの低消費電力デバイスを駆動したりささやかに充電したりするのに使える。家や事務所などのほのかな明かりの下でも使える。実験ではバッテリーを組み込んでいない ―― リアルタイムに収集したエネルギーだけを使っている。

テクノロジーと製造技術が進歩すればもっと面白い応用ができると研究者らは期待している。研究成果はEnergy Technology誌に掲載されている。

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家庭のテレビをスマートホームのモニタシステムにしたいAmazonの野心、まずささやかにFire TVのリモコンの完全音声化から

AmazonのFire TVはすでに音声でテレビをコントロールできるが、そのためにはリモコンを手に持つ必要がある。そこで今回AmazonのセットトップボックスはEchoの助けを借りて、ユーザーが自分の腕や指を動かさなくてもリモートコントロールができる方法を身につけた。

今日(米国時間8/1)からユーザーは、AmazonのスマートホームハブAlexa/Echoに命じるだけで、番組を選んだり、チャンネルを変えたり、ボリュームを調節したり、アプリを開いたりできる。二つのAmazonデバイスをそうやってリンクするやり方も簡単で、Fire TVにやらせたいアクションをEchoに言うだけだ。するとリンクが自動的に成立する。

言うまでもなくこの機能は、今ちょっと手を離せない!というときに便利だ。たとえば夕食の支度をしているとき、ハンバーグ用の挽肉でべちょべちょになった手でリモコンに触りたくないだろう。

それはAmazonのFar-Field通信を使うので、マイクロフォンは至近のAlexa対応デバイスへとデフォルトされる。だから別の部屋からでもチャンネルを切り替えたりできる。ただし、複雑な機械の複雑なインタフェイスを、すべて音声でコントロールするのは無理だ。たとえば、たかがテレビでも、いわゆる“チャンネルサーフィン”を、あなたは自分の音声でできるだろうか?

家庭用としていちばん強力、と思われる機能は、目下開発中だ。それは、防犯カメラのコントロール。それができるようになると、August, Netgear Arlo, Ringなどの製品のフィードをテレビで見られるようになる。ある意味でこの統合は、Fire TVの受像機を大型のEcho Showに変えてしまう。今その機能は、“近日封切”に挙がっている。

そしてAmazonは今、Alexaの音声機能をサードパーティのテレビ受像機にも載せようとしている。つまりSony, Logitech, DishなどのテレビがAlexaのスキルを持つのだ。今のところ、Echoに対応しているテレビはFire TV, Fire TV Stick, そしてFireOSを内蔵しているスマートテレビだけだ。

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Appleと豪コクレア社が提携して、初のiPhone対応人口内耳を提供

Appleは、オーストラリア拠点の補聴器メーカー、Cochlearと提携して、初のiPhone対応人口内耳(インプラント)を提供する。

6月に米国食品医薬品局(FDA)の認可を得たCochlearのNucleus 7 Sound Processorは、対応するiPhone、iPad、iPod touchの音を補聴器に直接送り込めるようになった。

本システムは、体内に埋め込まれた人口内耳でも、iPhoneの音を制御、カスタマイズして聞くことができる。

iOSアプリで音声やその他の機能を制御できるインプラントや補聴器は他社からも出ていて、Nucleusにも同様の機能を持つ専用アプリがある。しかし、Cochlearの最新機種はiPhoneそのもので制御が可能で、アプリをダウンロードする必要がない。

アメリカ人の5000万人以上が、何らかの原因である種の聴覚損失を経験している。Appleはこの聴覚損失問題にいち早く着目し、数年にわたり社内で補聴器プログラムの開発を続けてきた。

Appleはすぐにプロトコルを開発し、補聴器やインプラントのメーカーが製品に利用できるように無料で提供した。

「世界中どこででも使えるものを提供したかった」とAppleの国際アクセシビリティポリシー&イニシャティブ担当シニアマネージャー、Sarah Herrlingerが本誌に語った。「当社のテクノロジーを使う人全員が『私のiPhoneはこれまで使った中で最高のテクノロジー製品だ』と言ってくれることを願っている。毎回のOSアップデートの目標は、新しいアクセシビリティ機能を追加して、世界中の人たちに届けられるサポートを拡大していくことだ」。

Cochlearインプラントの制御機能を利用する方法は比較的簡単だ。この新しいNucleus 7 Sound Processorを始めとするiPhone対応補聴器の利用者は、iPhoneの設定アプリで「一般」「アクセシビリティ」をタップする。下方にスクロールしていくと「ヒアリングデバイス」があるのでタップすると対応するデバイスがBluetooth設定画面と同じように表示される。これで補聴器はiPhoneとペアリングされる。

ヘッドホンやその他のBluetooth対応機器とまったく同じように、インプラントがペアリングされると、iPhoneの音量コントロールを通じて制御できるようになる。たとえば、電話がかかってくれば、インプラントに設定した音量で声が聞こえる。

新しいNucleus 7は、バッテリー寿命が長くかつ小さく、前機種のNucleus 6 Sound Processorより24%軽くなったので、聴覚損失のある小さな子供にも最適だ。

「Nucleaus 7 Sound Processorが認可されたことは、聴覚損失のある人々にとってのターニングポイントです。電話をかけ、高音質のステレオサウンドで音楽を聞き、ビデオを見てFaceTimeでつながる。そのすべてが直接Cochlearインプラントを通じてできるようになります」とCochlear CEO Chris Smithが声明で言った。「この新しいSound Processorは、聴覚損失のある人たちが世界とつながり充実した生活を送る手助けをするという、当社の長年の公約に基づくものです」。

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LightのL16は16基のカメラモジュールを載せた1台のカメラ、DSLRキラーとなるか?

LightのL16が、2015年の10月に登場したときはラジカルなデザインだったが、その後そのコンセプトが現実になり、今では最初の生産ロットを予約のお客に発送している。最終デザインは当時のコンセプトとほとんど同じで、小さな変更はいくつかあるが、これまでの歩みが順調ではなかったにも関わらず、みんなこの革新的な“撮影機”の実物をを手にしてコーフンしていることだろう。

Light L16という名前は、カメラモジュールが16あることに由来している。そして複数のモジュールからの画像を一度に組み合わせて、深度も明るさも細部や色の再現も、このちょっと厚めのスマートフォンぐらいの大きさのカメラで撮ったとは思えないほど、超ハイクォリティの画像が得られる。L16のサンプル画像は被写界深度もピントのシャープさも、そんじょそこらのDSLRに大差をつけている。だいたいそもそも、これを得るために、1台のカメラをマルチモジュールの配列にしたのだからな。

そのためにLightは、独自のASICを作らざるを得なかった。70mmと150mmのカメラモジュールも、需要の圧倒的に多いスマホ用の広角レンズを作っているサプライヤーからは得られないので、自作だ。

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複数の画像を融合させるアルゴリズムも自家製だ。これにより、一見ばらばらな16の画像が一つにまとまる。しかも瞬間的に素早いオートフォーカスで。カメラを操作するためのAndroidアプリも、やはり自家製だ(同社のOSのベースがAndroidだ)。撮影後に被写界深度をコントロールするWindowsとMac用アプリケーションも、同社自身が作った。

同社は、新しい顧客のための品質保証がたいへん、と言っていたから、出荷は遅れると思っていた。でも一部の初期ユーザーはやっと自分の手でL16を握り、この新しい写真デバイスの印象を共有できるのだ。

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日本版SNES Classicは見た目もゲームセレクションもちょっと違う

誰もがSNES Classic Editionの90年代風ルックスと魅力的なゲームのラインアップに興奮している。しかし、NESの本家日本版のClassic Miniは見た目も中身も大きく違っている。両者の違いを見ていこう。

まず明白なのはゲーム機本体で、SNESではなくスーパーファミコンのミニチュア版だ。この2~30年SNESのがっちりしたスタイルに慣れていた私には、このバージョンは奇妙に感じるが、もちろん日本のゲーマーにとってはその反対だ。

私がいちばんうらやましいのは、キャンディーカラーのABXYボタンだ ―― われわれの紫とラベンダーのカラースキームは、上品かもしれないが、少々退屈だと常々思っていた。しかも、このカラーコーディングを利用しているゲームもある!このオシャレでカラフルなモデルの輸入市場があるのではないかと私は想像している。

しかしこれはいずれも美的な変更にすぎない。ゲームのセレクションの方がずっと重大だ。 “Nintendo Classic Mini: Super Famicom”(これがフルネーム)には、日本での知名度の方が明らかに高いゲームが入っている:Panel de Pon(対戦テトリス型ゲーム)、Super Soccer、Legend of the Mystical Ninja[がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻]の3本だ。

ただし、その代償はある。Castlevania IV[悪魔城ドラキュラ]、Punch-Out![パンチアウト!”]、Kirby’s Dream Course[カービィボウル]の3本が消えている。

何よりも重要なのは、どちらにもStar Fox 2が入っていることだ。ついにこのゲームをプレイできることに私はものすごくワクワクしている。

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元Appleエンジニアたちとスコット・フォーストールが、iPhoneの創造について語る

昨夜(米国時間6/20)Computer History Museum[コンピューター歴史博物館(カリフォルニア州マウンテンビュー)]でNew York TimesのJohn Markoff記者が、2007年1月に発表された初代iPhoneの開発に関わったエンジニアたちをインタビューした。Hugo Fiennes、Nitin Ganatra、Scott Herzの3人がこの驚くべきプロジェクトで働いたそれぞれの経験について語った。その後Scott Forstallが、ソフトウェア開発部門を率いていたころの思い出を話した。

Scott Forstallは2012年にiOS 6をリリースした後会社を去った。その1年足らず後、AppleはiOSにとって最大のデザイン変更となるiOS 7を公開した。このバージョンで、Appleはよく知られたスキューモーフィックデザインを捨て、「白っぽいデザイン」とわかりやすいユーザーインターフェース要素を強調したフラットデザインに切り替えた。

Forstallは自らの退社やiOS 7についてほとんど語らなかったが、iPhoneの創成期について彼の話が聞けることは実に感慨深い(そうそう、彼が昨日のインタビューで来ていたシャツは、上の写真にある2012年WWDCのプレゼンで着ていたのと同じものと思われる)。

エンジニア3人による最初のインタビューでは、当時彼らが知っていたのはiPhoneのごく一部についてだけで、iPhoneを特別なものにした数多くのものごとを発見したのは、ステージでスティーブ・ジョブズが初めて使うのを見たときだった、という話に驚かされた。

数時間余裕のある人は下のビデオでイベントの様子を見ることができる。

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Swatch、カスタムデザインシステムのSwatch X Youを公開

大衆のためのファッションウォッチ、Swatchが、オンライン「時計工場」、Swatch X Youを作った。文字盤、ベルト、その他のアクセサリーを選んで65~85ドルで真にカスタマイズされた時計を作る。サービスはすでに公開中で文字盤のサイズは34 mmと41 mmの2種類。

私はSwatchグループにコメントを求めた。基本的に私が知りたいのは、今どき空港で暇を持て余した人以外に誰がSwatchを買うのかということなのだが、返事をもらうまでの間、このプロジェクトを詳細に見てみよう。

まず、様々な色からなる5種類のごく基本的なウォッチ本体を選ぶ。次にベルトや小さな宝石など特別な時や個人の嗜好にあわせたアクセサリーを組み合わせる。価格は約65ドルからでアクセサリーによっては100ドルを超えることもある。

SwatchはEmersyaと提携してこのシステムを作った。時計は3次元で回転させて作品の威厳を確認することができる。Swatchがそれに基づいて時計を作り発送する。

この種のサービスはSwatchにとって初めてだ。長年にわたり、価値の上がる「デザイナー」製品にこだわってきた同社にとって、完全なカスタマイズは待望されていたものであり非常に重要だ。Blancierを始めとするサイトが以前からカスタムウォッチを比較的求めやすい価格で提供してきている。新たにこの市場に参入するSwatchは、従来からのSwatchユーザーだけでなく、たまにしか買わない人々 ―― 子供の卒業祝いや誕生日にカスタムウォッチを買う親など ―― や時計を純粋にファッションアクセサリーとしか見ていない人たちにアピールしていく必要がある。いずれにせよ、失うものがたくさんある会社にとって、これは賢明で重要な行動だ。

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イーロン・マスク曰く、ロサンゼルス市長はトンネルネットワーク構想に前向き

Elon Muskは、ロサンゼルス市の地下を走り地上の交通に邪魔されない高速輸送ネットワークの構想について、エリック・ガルセッティ市長と「発展的な議論」ができたと語った。これはMuskが最近設立したThe Boring Companyが実現を試みている構想で、今年バンクーバーのTEDカンファレンスでMuskが発表したコンセプトビデオに描かれている。

ガルセッティー氏はロサンゼルスのABC系列局ABC 7のインタビューでMuskの名前を挙げた。市長はMuskが開発中のものを含めトンネル掘削技術が進歩したことによって、LAの地上交通の主要ハブであるユニオン駅とLA空港を結ぶ高速路線の可能性を示唆した。

[車、自転車、歩行者を運ぶトンネルネットワークについて、@MayorOfLAと発展的な議論ができた。テクノロジーより認可が大変。]

Muskはツイートの中で、市や規制当局が要求する認可は、地下をトンネルでつなぐネットワークを実現する上でおそらくもっとも難しい部分だろうと語った。テクノロジーの実現は認可よりやさしいのでこのごく初期段階にあってさえ規制当局との議論は非常に重要だという。

去る5月にMuskは、The Boring Comanyが掘削するトンネルの初期区間を紹介する短い動画をInstagramに投稿した。路線はLA空港からカルバーシティー、サンタモニカ、ウェストウッド、およびシャーマンオークスの各都市をつなぐ計画だ。最終的にMuskはロサンゼルス全体を覆うトンネルネットワークを作りたいと考えている。The Boring Companyが作成したコンセプトビデオ通りの最終形態になるとすれば、トンネルを利用するのは個人の乗用車を始めとする地上車両で、トンネルネットワーク内のレールを走る電動スレッド(そり)に乗って地下を高速で移動する。

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HTC ViveのE3出場は今年で二年目、メジャーはまだ遠いけどトリプルAには来たか

HTCが、ゲームの万博E3に、その二年生として戻ってきた。一年生の昨年は、VRヘッドセットViveの消費者向けローンチの直後だった。HTCのVR担当VP Dan O’Brienに、今年のE3の会場で話を聞いた。同社はその市場をどう見ているのか。そこでの同社の役割とVRの現況は、必ずしも新人ではなくなった今年、どうなるのか。

大型ゲームがどんどんVR化することが重要、という点で彼とぼくの意見は一致した。たとえばBethesdaのDoom and FalloutのVRバージョンのように。Mario Kartも、Vive対応が東京のゲーセンに登場するらしい…これも重要だ。Viveの出だしの人気ではインディーたちのサポートに感謝しているO’Brienも、今後の本格的な普及となると、メジャーなゲームのVR化と、それに伴うゲーマーたちの‘VR意識革命’に期待するしかない。今ゲーマーは、VRについて、‘様子見’という段階だ。

Viveは、ハードウェアとしても進化した。O’Brienがとくに挙げるのは、新しいDeluxe Audio StrapとIntelの次期製品WiGigワイヤレスアダプターキットだ。これらはE3の会場で試すことができる。またVive Trackerは、ゲームの世界にほかのものを持ち込むが、これも一部のゲームに統合した形で展示されている。ヘッドセットそのものは昨年と変わっていないが、ユーザー体験の部分では、ハードウェアとソフトウェアの両方で大きく充実したようだ。

VRはまだ、大ヒットには遠いが、PS VRのようなゲーム専用機と結びつくことによって、その敷居はViveなどよりも低くなっている。でもO’Brienは、決して現状を肯定することなく、まだまだやるべきことが多いことを自覚している。たとえば最近のGoogleなどとのパートナーシップが示すように、VRの普及には多面的なアプローチが必要なのだ。

HTCの二度目のE3におけるViveのキーノートでも、派手な発表は何もなくて、でもSonyやBethesda、Nintendoからのビッグな発表には、HTCがしっかりと相乗りしている。弱冠二年生にしては、悪くないね。



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MicrosoftのXbox One Xを間近で見てきた

今日(米国時間6/12)MicrosoftはXbox One X を世界に向けて発表し、同社がXを最高の文字だと考えていることを証明した。新しいゲームコンソールは、ほぼXbox Oneだが、4K HDR出力とDolby Atmosのサラウンドサウンド機能を内蔵している。しかし外見上興味深いのは、Xbox One XがXbox Oneシリーズ中もっとも小さく、かつもっとも強力であることだ。

発表直後にOne Xを近くで見る機会を得たので、その外観や仕上げ、ポートなどを確認した。都合よくXbox One Sと並んでいたので、姉妹機と比べてどれほどコンパクトなのかがよくわかる。デザインはいっそう落ち着いている ―― 質実剛健な黒いボックスの中には最も意欲的なゲーミングパワーが潜んでいる。

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前面にはXboxのロゴと、便利な前面USBポートがある(背面にあと2つある)。ポートの横にはペアリングボタンが、反対側にはイジェクトボタン、ディスクスロット、および赤外線受光部が設置されている。右側面には、”Hello from Seattle ― Xbox One X” というメッセージの刻印と換気グリルが見える。そして背面にはUSBポート2基とHDMI inとout、光デジタルオーディオ、赤外線出力ポート、イーサーネット、および電源ケーブルポートがある。

小さくすっきりとした黒い直方体で、ここからMicrosoftがステージで見せたあの数々のビジュアルが生まれるのだと思うと驚きだ。もうすぐ新型コンソールで初めてプレイする時間が来るので、続報を期待されたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

【ポッドキャスト】Future of Sexの作者Bryony Coleがセックスロボットの未来と初めてのセックステック・ハッカソンについて語る

ポッドキャストFuture of Sex(セックスの未来)を作ったBryony Coleが、未来のセックスや、リモートセックス(teledilonics)、セックスロボットなどについて語る今回のTechnotopiaポッドキャストは、意外にもNSFWではなく立派なSFWになった。世間やメディアがセックスロボットという話題をタブー視していることに飽きたらないColeは、2047年には私たちの多くがロボットとセックスしており、子どもたちの多くもロボットとセックスの初体験をしてから人とセックスするだろう、と言う。

Coleは6月10日にニューヨークで、初めてのセックステック・ハッカソンを開催する。会場はThoughtWorks office, 99 Madison Ave, 15階だ。登録はここで

セックスとテクノロジーについて公平率直に語ることは困難だが、Bryonyはそれを楽しいものにしている。ぜひ、彼女の話を聴いてみるべきだ。

TechnotopiaはJohn Biggsによる、より良き未来に関するポッドキャストだ。StitcheriTunesで会員になってもよいし、あるいはMP3をここでダウンロードできる

原文末尾にこのポッドキャストへのリンクがあります。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

意外な展開:MacBook Airはまだ生きている

MacBook Airはどっこいまだ生きている。昨年Appleは薄く軽くなったMacBook Proを発売したが、みんなはやっぱり新しいMacBook Airを欲しがっている。MacBook Proの重さは13インチのMacBook Airと変わらないが、まだ値段が高い。それがみんなまだMacBook Airを好きな理由だ。

MacBook Airを完全に消すのではなく、Appleはまだ売り続けていて実際よく売れている。さらに嬉しいことに、このノートパソコンのCPUがアップグレードされた。Appleのプレスリリースに次の一行があった。「本日Appleは、13インチMacBook AirのCPUを1.8 GHzに変更した」。

あああああ゛…それだけ。Retinaディスプレイや大きなストレージやRAMを期待してはいけない。MacBook Airは明らかに生命維持状態にある。IntelのKaby Lakeプロセッサーもつかない。

これで足りないという人たちのために、Appleは13インチMacBook ProのTouch Bar無しの入門機を値下げした。1499ドルから1299ドルになり、MacBook Airをスキップする誘惑を少しだけ大きくした。

Before:

・128GB PCIeベースSSD
・256GB PCIeベースSSD オプション:512GB SSDに変更可能

・1.6GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.7GHz)、3MB共有L3キャッシュ
 オプション:2.2GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB共有L3キャッシュに変更可能

After:

・128GB PCIeベースSSD オプション:256GBまたは512GB SSDに変更可能
・256GB PCIeベースSSD オプション:512GB SSDに変更可能

・1.8GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)、
3MB共有L3キャッシュ

 オプション:2.2GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB共有L3キャッシュに変更可能

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

DJI Sparkドローンのコントロールアプリは4種類の自動飛行モードをサポート、SDKも最初から提供

今日(米国時間5/24)ニューヨークで行われたメディアイベントで、DJIが新製品のドローンSparkを発表した。それはポータブルなドローン入門機であり、日常的な航空撮影にも適している。ぴかぴかのSparkを手に入れたあなたのために、DJIはiOS上のコントロールアプリGO 4をリリースした。

このアプリには、4種類の自動飛行モードがあり、そのおかげで、あなたやぼくがちょいと複雑な飛ばし方をして、499ドルもするおもちゃを壊すおそれがない。起動時のGO 4はActiveTrackモードで、画面中の飛行物体に焦点を合わせる。Panoモードは、複数の画面を自動的に縫い合わせてパノラマを作る。ShallowFocusは背景をぼかす〔これは‘飛行モード’ではない〕。TapFlyはターゲットの上でホバーしたり、そいつを追ったりする。Gestureモードは手のジェスチャーで自撮りをしたりビデオを撮ったりする。

もちろんGO 4には写真やビデオ用のフィルターや、自動編集機能もある。YouTube, Instagram, Twitter, Facebookなどのソーシャルネットワークへのアップロードもできる。

Sparkの飛行モードはすべて、GPS/GLONASSのセンサー群と3Dセンサーシステムと、そしてDJIが視界位置決めシステム(vision positioning system)という名前でマーケティングしている機能により飛行時の安定を維持し、完全な自律飛行ができる。

SparkのSDKもすでに提供されていて、Epsonとのパートナーシップや、ドローン使用中のコーディング、一人称ビューのゴーグルの併用などにより、飛行モードや撮影機能などに関してクリエイティブな工夫ができる。

Sparkは今、予約販売中で499ドル、店頭に出るのは6月15日の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ソニー、デジタルペーパー・タブレットの新機種を発売。解像度が大幅アップ

Sonyの巨大13インチデジタルペーパー・タブレットは、書き込みのできる大きなKindleとも言える。まだめったに見かけることはないが、私はずっと愛着を持って見守ってきた。だからSonyがこのユニークなデバイスに力を注ぎ、今回大きく改善された新型機を出したことを喜んでいる。

DPTS1に代わるDPT-RP1には、ユーザーが喜ぶにちがいない変更がいくつかある。E InkのMobiusディスプレイを採用した画面は解像度が1200 x 1600から1650 x 2200へと増えた(206 DPIはすばらしい)。解像度の増加によるバッテリー寿命への影響はないようだ。ほかのEペーパーディスプレイと同じく超長寿命で1~2週間使える。

タッチスクリーンも改善され、表面の質感も変わった。Eペーパーディスプレイの反応は決してよくないので、体験を改善する変更はなんであれ歓迎だ。これによって、端末での新たなメモや注釈の機能が可能になるものと思われる。

そしてもちろん、ハードウェア自身も刷新された。重量は変わらないが、デザインがすっきりしてベゼルがわずかに細くなった。

左が新型機

ミニマルなルックスになってよかったと私は思う。ただし、スタイラスの置き場所は別に探す必要がある。

変わらなかったのは高価であること。それでも、700ドルの新型デジタルペーパータブレットは、旧機種よりは安くなった。

Surfaceシリーズを始めとするコンバーチブル・コンピューターやreMarkable等の新規Eペーパー製品がSonyのシェアを奪おうと狙っている。オフィスに何台か置くべきかどうか知るために、使ってみる機会を作るつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この超小型ロボットグリッパーは、ハエトリグサがお手本

超小型ロボットについて指摘すべき問題があるとすれば、十分な装備を持たせられないことだ。カメラやモーターは小型化が難しいため、ロボットに何かをつかんで欲しければ、ものを見てしっかり握る方法を新たに考え出す必要がある。フィンランドの研究チームが生物をヒントにして作ったこの超小型グリッパーはまさにそれだ。

タンペレ工科大学の研究チームは、ハエトリグサを真似てデザインされている。好物が来るのを辛抱強く待って捕まえる食虫植物だ。ハエトリグサの場合は細かい繊毛が引き金になるが、このグリッパーは光に反応する。

それは、装置全体が単なる短冊状の感光性液晶エラストマーだからだ。中央に光ファイバーの束が貫通していて青色の光がそこを通って照射される。近くにあるものから光が反射してくると、エラストマ―片が前方に折れ曲がってそこにある物体をつかむ。


単純で低消費電力で柔軟性があるという特徴は、小さくて壊れやすいものをつかむ必要のある超小型ロボットに最適だ。実験に使う結晶や、培養中の細胞群などに応用できる。

「今はエラストマーをもっと賢くする方法を研究しているところ」と研究グループを率いるArri Priimägiは言う。「次はこのハエトリグサに色を見分けることを教えるつもりです」。

同チームの研究成果はNature Communications誌の最新号に掲載されている。

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愛らしい家庭用ロボットのKuriが、自分で充電できるようになった

Kuriは、Mayfield Roboticsというスタートアップが作ったお手伝いロボットだ。新しい機能を加えて年内に予定より少し早く発売される見込みだ。Pixarの映画から出てきたようなこの愛らしいロボットは、自分で充電に行けるようになった。室内の状態を理解する能力が向上し、スピーカーの音質もよくなった。

Mayfieldは、Boschが作った社内ベンチャーで、製品化に必要なWiFi信号の検証テストも完了した。

Kuriが初めて披露されたのは2017年のCESで、感嘆符(!)を逆さにしたようなルックスがメディアや聴衆の人気をさらい、口うるさいテク系ブロガーの心をつかんだ。当時Kuriは予約を受け付け、2017年のホリデーシーズンに出荷すると約束した。その後もMayfieldは定期的に情報を更新して、この友達ロボットが実際にやってくることを顧客に確信させた。

Kuriは今回のアップデートで、必要になると自分で充電場所を見つけて充電できるようになった。これは、製品発売までに約束していた重要な機能だ。また周囲の状態を以前より正確に把握できるようになった。これは、実際の家でテストを繰り返すことによって室内の配置を理解したためだ。

Kuriは、ユーザーの指示に返事をするときも、音楽を再生するときも音が良くなった。これはできるだけ人間に近づいて家庭や人々の歓迎されるために不可欠な要素だ。

Mayfiledは、目標とする出荷時期に向けて、夏頃にまた最新状況を発表すると言っている。

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