2015年Q3、iPhoneの販売台数は前年比35%アップの4750万台

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ことiPhoneに関して、Appleはとどまるところを知らないようだ。

爆発的四半期を2度続けた後 ― Appleは2015年Q1にiPhoneを史上最高の7450万台販売し、Q2には6100万台売った ― Appleは伝統的に動きの遅い四半期をのiPhone販売台数を4750万台で終えた。これは対前年比35%増だ。

アナリストの予測は5000万台、前年比42%増だった。言い換えれば、今期のiPhone販売台数はアナリストの予測をわずかに下回った。

iPhoneの販売は前期を下回り、前期はその前期を下回っていたが、重要なのは、通常秋の新機種発表は直前数ヵ月の販売低調を意味していることだ。

それでもiPhoneは、Appleが中国をはじめとする新市場を開拓する中、支配を続けている。同社は香港で4番目の店舗を開くことを発表した。中国全体では23番目になる。

iPadの販売をわずかに下がり、Appleは2015年Q3に1090万台を売った。アナリストの共通見解は、1100万台だった。

昨期もAppleはiPadの販売でアナリスト予測に届かず、前年同期の1600万台に対してわずか1260万台だった。今期の1090万台は前年比18%減、前期比13%減だった。もちろんこのカテゴリーは未だに新しいため ― iPadは発売からわずか5年 ― iPadの減少傾向が今後も続くかどうかはわからない。

それでも、Appleの最新iOSソフトウェアには、iPadでの画面分割マルチタスクと新しいQuickTypeキーボード(指をカーソル代わりにできる)が加わり、主として消費型ツールだったiPadを、生産的な使い方へと変身させる可能性がある。

一方Macは未だに上り調子で、Appleは6月28日までの3ヵ月間に470万台を販売した。これは前期比5%増、前年比9%増にあたる。

これはPC業界全体が不振を続ける中、極めて印象的だが、Appleの成功の大部分はリフレッシュされたMacBook ProとiMacのおかげだ。新しい、あり得ないほど薄いMacBookは4月10日(同四半期開始数日後)に発売開始され、改訂された15インチMacBook Proと27インチiMacが5月中旬に店頭に並んだことで、3製品共に輝く時間があった。もちろんこの夏には新学期に備えてデバイスを買い込むに違いない。

Appleは、Apple TV、Beats Electroncs、iPod、および話題の多いApple Watchについては個別の販売数を公表していないが、カテゴリー全体では26億ドルを売上げ、前年比49%増だった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Storeから静かに姿を消したオリジナルのiPad mini

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販売中の中で唯一Retina非・対応だったオリジナルのiPad miniの販売が停止となった模様だ。9to5Macの記事にあるように、ひっそりとAppleのオンラインストアから姿を消してしまったようだ。1日前のiPad販売コーナーと見比べてみると(下の写真参照)、第一世代iPad miniが製品リストから姿を消しているのだ。iPad mini 2、iPad AirおよびiPad Air 2は相変わらずリストに掲載されていて購入可能となっている。

姿を消したのはやや唐突ではあったものの、iPad miniが姿を消すのは当然のことであるとも思う。リリースは2012年で、解像度は初代iPadと同じ1024×768だった。Appleにとってははじめての7.9インチモデルで、初代iPadと同じピクセル数であったことから解像度的には向上してはいたものの、昨今のRetinaモデルとはずいぶん差のあるスペックとなっていた。

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搭載されていたプロセッサーもA5で、世代的にみてもいささか古臭いものとなっていた。326ppiのRetinaディスプレイを搭載したiPad mini 2のエントリーモデルと比較すると、価格差は50ドルしかなかったが、多くの購入者は当然にiPad mini 2を選択するようにもなっていた。

Apple.comのサイトには「Certified Refurbished」というコーナーがあり、そこではまだiPad miniが扱われている。Apple以外の小売ショップではまだ在庫にもっているところもある。しかしいずれにしても、オリジナルiPad miniの時代は終わったということになる。もちろんすでに利用している人がただちにiPadを楽しめなくなるというわけではない。Appleも、この秋にリリースされる新機能を搭載したiOS 9にも対応しているとアナウンスしている。

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(翻訳:Maeda, H

WWDC:iOS 9でiPadが2画面分割マルチタスクが可能に―Surfaceに追いつく

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Appleはビジネス・ユーザー向けにiPadの生産性ツールとしての能力をアップさせた。新しい画面分割モードでは、2つのアプリを同時に表示、作動させることができる。これまでMicrosoftは自社のSurfaceタブレットがiPadより優秀であり「仕事に使える」根拠として、この種のマルチタスク機能を広告でアピールしてきた。

iPadでスプリット・スクリーン・モードが準備されていることは以前からとなっていた。またSurfaceに加えてSamsungのGalaxy Tabシリーズもマルチウィンドウをサポートした。

今朝(米国時間6/8)、WWDCのキーノートでAppleのソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長、Craig FederighiはiPadの新しいスプリット・スクリーン表示をデモした。Safariブラウザを使っている最中、画面右端からスワイプするとメッセージ・アプリが開かれた。メッセージ・アプリを上からスワイプするとアプリ・スイッチャーが表示され、望みのアプリに切り替えることができる。

スプリットビュー・モードでは右側のアプリと左側のアプリは完全に独立にマルチタスクで作動する。

デモ中でFederighiはマップ・アプリへのリンクをタップした。するとAppleマップが左画面に表示された。

またESPNアプリでビデオを見ているときに、メールが届いた。その通知をタップすると、メールアプリが開き、ESPNアプリはピクチャー・イン・ピクチャーに縮小されて動画再生が続いた。

このピクチャー・イン・ピクチャー窓はスクリーン内で自由に動かすことができ、ピンチで拡大縮小ができる。

iPadのマルチタスク・モードでAppleはスプリットビューとスライドオーバーという用語を使っている。スプリットビューというのは2つのアプリが画面分割で表示され、同時に作動することをいう。スライドオーバーは現在使っているアプリを開いたまま第2のアプリをサイドからスワイプして開くことをいう。

スプリットビューはiPad Air 2のみでサポートされる。スライドオーバーはiPad Air、Air 2、Mini 2、 Mini 3でサポートされる。

この新機能にはユーザーが上からのスワイプによって新しく表示させるアプリを選択するスイッチャー機能が含まれる。

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Federighiはキーノートのこれより以前の部分で、似たようなスプリット・スクリーン・モードを新しいOS X、El Capitanでもデモした

「多くのユーザーにとってiPadはメイン・コンピュータだ」とFederighiは言う。iOS 9でiPadのソフトウェア・キーボードも大きく改良され、トラックパッド機能が追加されたことで、これまでiPadの難点だったカーソル移動が自由になった。画面分割マルチタスク機能と合わせて、iPadの生産性ツールとしての能力は大きくアップしたといえるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Voltusは、12インチMacBookのバッテリーを強化してUSBポート×2を追加する

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Appleの新しい12インチMacBookはクールなテクノロジーが満載で、USB-Cポートはその典型例だ。このポートはデータ接続だけでなく充電にも使用できるため、スマホやタブレット用に作られたUSBバッテリーパックから電力を得ることができる。今日Kickstarterに登場した新プロジェクトのVoltusは、MacBookをACアダプターと同じ速さで充電すると共に内蔵のUSB 3.0ハブでポートを追加する。

MacBookを既存のUSBバッテリーパックで充電することは可能だが、Mophie等のサードパーティー製品は、モバイル端末用に設計されており29WのMacBook向きではない。つまり、MacBookの充電は非常に遅い ― 真剣にマシンを使っていると充電より消費の方が早いこともある。Voltusはこの問題を解決すべく開発された。

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Voltusは、MacBookに9時間または13時間(選ぶ容量による)のバッテリー時間を追加し、充電は内蔵のUSB-C出力ポートにMacBook付属のUSB-CケーブルまたはVoltus自身に付属する6フィートのケーブルをつないで行う。

VoltusにはUSB出力ポートが2つあり、iPhone、iPad他どんなUSBデバイスの充電にも使える。Voltusに使われているバッテリー容量は大きく、モバイル端末を通常よりずっと長く使うことができる。さらにはMacBookとiPhoneまたはiPadを同時に充電することもできるので、理想に近いモバイル充電ステーションになる。Voltus自身の充電には、35Whのベーシックモデルで5時間、55Whのプロモデルで7.5時間かかる。

Voltusで気の利いているのは、自宅でMacBookを充電する際にパススルーとして振舞えることだ ― VoltusはUSB-C入力およびUSB-C出力の両方を持っているので、アダプターをコンセントに差し込み、それをVolutsにつなぎ、バッテリー自身に付いている2つのUSBポートをiPhoneやフラッシュドライブ等のつなぎぐと同時に、MacBookに電力を供給して内蔵バッテリーを充電できる。

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Voltusを作っている会社は、既にRIDEYEという製品を作っている。サイクリストが事故やトラブルに遭遇したときのためのブラックボックスとして働く自転車用カメラだ。この製品はすでにKickstarter支援者に出荷され現在オンラインで一般販売されているので、Voltusチームはクラウドファンディングでガジェットを作る経験を持っていると言える。

Voltusを入手するための支援金額は99ドル(残りわずか)から。カラーはMacBookにほぼマッチする3種類(グレイは大容量のプロモデル、ゴールドは追加金額あり)があり、支援者への最初の出荷は8月の予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

“Workflow” は、ウォッチアプリの未来を予感させる

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Apple WatchもAndroid Wearも、実用的な通知機能のおかげで一部のユーザーに大きな価値を提供している。しかし、Apple Watchを数週間使ってみて、殆どのアプリはどうすれば自分が腕の上で便利になれるかをまだ理解していないことがわかってきた。

発売日までウォッチを手に入れられなかったデベロッパー(殆どがそうだろう)にとって、iPhoneアプリをWatchKit SDKの制約下に圧縮するのが早道だと思うのは当然だろう ― 余分な機能を削り、あるいはForce Touch経由メニューの下に隠す。

Workflowは、元来iPhoneまたはiPad上で頻繁に起きる作業を自動化するためのアプリだが、そのApple Watchアプリは小さなフォームファクターに特化して作られている数少ない例だ。

WorkflowユーザーはiPhone上でアクションのレシピ(写真をN枚撮り、1枚のGIFにまとめ、X、Y、Zに送る)を作り、ホーム画面ボタンまたはiOSのAction Extensionを生成して、いつでもワンタッチでそのタスクを実行できる。

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2.99ドルのWorkflowはiPhoneのパワーユーザーにとってキラーアプリの一つだ。しかし、そのApple Watchアプリは、Apple製に限らずあらゆるスマートウォッチにおけるアプリのあり方を示すものだ。

Workflow for Apple Watchのインターフェースは、アクションを示すメニューやアイコンからオプションを選ぶのではなく、「動詞」に凝縮されている。Uberで家に帰る、あるいは次の予定の場所へ行きたい。歩いて帰宅する途中、ルームメイトに到着予定時刻を伝えたい。BARTが混雑しすぎてスマホを見ることができないかもしれない ― 心配無用、ポケットの中のiPhoneに差したヘッドフォンでPocketに保存した記事を読むことができる。

覚えるべきジェスチャーもフィードにダウンロードすべきコンテンツもない。ワンタッチで複数の指示をスマホに送れるWorkflowは、WatchKitアプリのパラダイムにぴったりのアプリだ。そして、目的地や記事を選ぶ必要がある時は、アプリのギャラリーで事前に用意しておいたワークフローが、ユーザーが選ぶであろう選択肢を示してくれる。

今後数ヵ月間、殆どのデベロッパーが、スマートウォッチアプリをデザインする上で最も重要なのは「ワンタッチでユーザーの役に立つにはどうするか」であることに気付くだろう。今後スマートフォンのカメラ、LTE、GPS、画面サイズ、バッテリー寿命等が重要になっていくにつれ、ユーザーがスマホで行うアクションは、手首を上げて1~2回スワイプしてボタンを1~2回タップするより長くかかることを、デベロッパーは認識しておく必要がある。

Workflowの欠点を見ると、Appleがサードパーティーデベロッパーにネイティブ機能を公開すればアプリがもっと良くなることがわかる。ワークフローの中には、自動テキストメッセージの受信者を選ぶ時のように、Handoff経由でiPhoneのMessagesアプリでステップを完了する必要のあるものがある。Appleが省電力のためにBluetoothを切断しているのでWatchからの起動が遅く、記事の表示が一時停止することもある。こうした小さなフラストレーションの源は、AppleがWatch上のリソースキャッシング等を開放することで解消されるはずだ(数週間後にWWDCで見られることを願う)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Duet DisplayがWindowsをサポート―Lightning接続でiPadがパソコンのセカンド・ディスプレイになる

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Duet Displayが思いがけない機能を追加した。なんとWindowsをサポートした! つまりiPadをLightningケーブルで接続すれば、Windowsパソコン(あるいはタブレット)のセカンド・ディスプレイになるというのだ。このアプリはWindows 7、Windows 8をサポートする。DuetはMacユーザーにセカンド・ディスプレイを提供するアプリとして人気を得てきたが、これからはいまだにWindowsを使っているクールでない人々も恩恵にあずかることができる。

いや、冗談、冗談。Windowsのユーザーもクールですよ。しかし新しいDuet Displayを使えばさらにクールになれそうだ。当初Mac向けにリリースされたときのニュースを見逃している読者のために説明しておくと、DuetはiPadをセカンド・ディスプレイにするアプリだ。ケーブル接続なのでワイヤレス接続のiOSのセカンド・ディスプレイにありがちな表示の遅れや接続中断などの問題がない。開発チームは元Appleのディスプレイのエンジニアで、iPadのハードウェアを認識するためにディスプレイ・ドライバから開発した。

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今回のアップデートで私の唯一の不満は、いまだにWindowsを使っている私のボス(名誉のために特に名を秘す)に対してMacの優位を見せびらかすチャンスがひとつ減ったことだ。

〔日本版〕インストールして作動を確認した。DuetのサイトでWindows用アプリをダウンロードしてインストールする。Duetアプリは一度立ち上げるとタスクトレイに常駐する。iPadとWindowsをLightningケーブルで接続し、iPadでDuetアプリを立ち上げると自動的に接続される。便利な使い方は研究中。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

5歳になったiPad、最大の特徴はその永遠の柔軟性

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iPadは去る4月3日で5歳になり、このAppleタブレットが5年間成功し続けてきたことは誰にも否定できないが、もっと興味深いのは、ユーザーを魅了しそのコンピューティング・ワークフローの中に場所を見つけ続けてきた能力の主要因を探ることだ。私が思うに、iPadの主要な成功因子、最近売上が横ばいである理由、そしてなぜこの先何年もコンピューティングで最も成功したデバイス分野の一つであり続けるかの理由は、すべて一つに集約できる:驚くべき柔軟性だ。

Apple iPadは多くの人生を持つガジェットだ。初代iPadは、少なくとも私の友達何人かにとって未だに現役だ。ウェブブラウザーは、ちょっとしたインターネットサーフィン以上のことはめったに必要としない人にとって未だ完璧に機能を果たし、iPadのほぼ全モデルを持っている私でも、様々な用途のために古い機種がしょっちゅう現役に帰ってくる。

時として、iPadの必要性は周囲のテクノロジーの進歩によって薄れていくかと思えることがある ― 例えばMacBookのバッテリー寿命改善やiPhone 6 Plus等の大画面など。しかしiPadは常に特定の仕事に唯一適合し、それを持っていることは、必要になった時に持っていないのと比べて著しい利便性をもたらす。例えば、iPadは理想的なデジタルコミックリーダーであり、台所のインタラクティブレシピ本であり、YouTubeビュアーであり、ギター教師であり、車載ナビシステムであることが証明されている。

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私は自分がiPadのことを忘れているのに気付くことがよくある。発売から5年たった今ではなおさらだ。しかし、このAppleタブレットを見過ごしがちなことは、iPadが設計者の当初の意図を完璧に達成した証拠だ。これは人の邪魔をせずそれが起きていることに気付きもしないほど透明なコンピューティング体験を与えるコンピューターだ。結局、最高のプロセスとは、あまりに自然で殆ど気付かれないものなのだから。

iPadは、使い手が必要とするものなら何にでもなり、古いハードウェアでさえ多くのそんな機能を立派にこなす。それが最近の平坦な売上成長率をあまり心配すべきでないと私が思う理由だ ― 古い機種が陰で静かに意図された通りわれわれを助けているので、今すぐアップグレードしなくてはという強い誘惑にかりたてられない。しかしiPadの有用性は、古いハードウェアで最新ソフトウェアが動かなくなったり、壊れたりするまで気付ないようなものではない。

われわれは、存在すら知らなかったコンピューティング問題の解としてのiPadの可能性を見つけ始めたばかりなのだろう。例えばスマートホームを管理する理想的コンソールになるかもしれない。しかし、iPadの真の価値は、使用者のニーズを内に秘めた柔軟性で満たし続けていくことであり、それは後になってみないとわからない、

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ゲームで自閉症に対する発想を転換させる

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編集部注:Sam Blancoは応用行動分析学者としてニューヨーク大学で3~14歳の生徒を教えている。過去10年間、彼女は自閉症スペクトラム障害等の発育遅延を持つ生徒に関わっている。

昨年、自閉症に関連する大きな話題が2つニュースになった。ひとつは自閉症の子供はテレビゲーム「中毒」になりやすいか。もうひとつは成人自閉症患者の悲惨な就業率だ。

この、一見無関係な2つのニュースは、共通の文脈で見る必要がある。

なぜなら、自閉症の子供はテレビゲームとIT技術に「動機づけられる」あるいは「堪能である」可能性が高い、と言い換えると何が起きるか?

私たちはこの議論を見直し、どうやってテクノロジーへの興味を跳躍のバネに使えるかを考える必要がある。

ゲームは、あらゆる職業に必要な幅広いスキルについて個人を訓練することができる。コミュニケーション能力の改善から、指示に従い、新しい、技術的な、スキルを学ぶことまで。

しかも、多くの自閉症の子供たちは、テクノロジーに動機づけられていながら、それを有意義に使っていない。

Kidtellectが開発したTiggly Countsは、そんな子供たちが目的を持ってプレイするための出発点を提供する。そこには初歩の数学スキル構築に役立つ数え遊びが3つのアプリとして入っている。この3D数え遊びは、子供たちのタブレットへの接し方を根本的に変える。

例えば、私の生徒の一人はいつもiPadで遊びたがるが、いざ使わせると目的もなく画面をタップするたけだった。私は彼にTigglyのプレイのし方を教え、ママと2人で物を分ける簡単な遊びをさせた。こうして彼の大好きな行動を少し修正しただけで、母親と新しい形の対話が始まり彼のレベルに適した数学ゲームに参加することができた。

私は多くの自閉症の生徒たちに、Launchpad ToysのToontasticという自分のマンガを作れるアプリを紹介している。

子供たちは、物語の組み立て方、はっきりしゃべること、交代で話すことを学び、会話のスキルを身につける。生徒の一人は書くのが大嫌いだったが、自分の書いた物語がアニメーションになって妹と一緒に動くのを大喜びで見る。彼は言語スキルを学ぶだけでなく、アプリを使うたびに、妹と有意義なふれあいを持つようになった。

またこの会社は、あらゆる年齢グループ、能力レベルの先生から集めたレッスンプランを共有することによって、Toontasticの最適な使い方を広めようとしている。レッスンプランは重要であり、それは自閉症の子供たちがテクノロジーに長けていても、多くの場合その先生や親たちはそうでないからだ。このガイダンスを与えることで、教師が自分の生徒にテクノロジーの有効な使い方を教える手助けになる。

Motion MathのPizzaは、全く異なるタイプのスキルを学ぶアプリで、生徒たちはピザレストランを開店し、ビジネス上の判断を下し、資源を管理する。プログラムにはすばらしい報酬システムも組み込まれている。

ある生徒は、グラフで自分がいくら稼いだかを見て、店のためにもっと品物を買えるように目標を決めるのが大好きだ。そしてスキル上達は必ず楽しいゲームの文脈の中で起きる。

しかしおそらく最も重要なのは、アプリが子供に対して、非言語的な社会的手がかりの認識を要求することだ。他人の感情を認識することは自閉症の人たちにとって困難な課題だ。ピザをすぐに届けなければ、客はすぐに苛立ち、次に怒り、ついには店を出て行き、店は売上げを逃がす。

実世界の社会的手がかりと体験を導入したことは、このアプリで最も効果的な側面の一つだ。

私が使っているアプリの多くは、自閉症児やスキル開発向け専用に作られたものではないが、重要な職業スキルの育成に役立つ。われわれは科学技術教育について常に語られていること、もっと具体的には、すべての子供たちはプログラミングを教えられるべきであるという考えに注目する必要がある。

自閉症の子供たちは、無意識のうちに、そうした議論から外されてしまうことが多い。われわれは自閉症児の多くがテクノロジーに動機づけられ、また長けていることを発見した。次のステップは、子供たちへのIT教育の議論に彼らを含め、長期的に彼らを労働力とする準備を整えることだ。

これを良くやっているアプリがいくつかある。Hopscotch Technologiesは、私が自閉症児と一緒に使ったアプリを2つ作っている。Daisy the Dinosaurは、極く基本レベルのプログラミングを教えるアプリで、Hopscotchの方がやや複雑だ。私はどちらかのアプリを子供たちに使わせて、コードを1ステップ追加することと恐竜のDaisyが動くことの関係を理解していく彼らの顔を見るのが大好きだ。その簡単なつながりが、アプリを探究してDaisyに違うことをやらせようとするモチベーションを高める。

このアプリはプログラミングだけでなく、問題解決、算数、シークエンシング等を、多くの自閉症児が通常体験する機会のないやり方で紹介する。

この分野にはこれらのアプリを越えるイノベーションの余地はまだ大いにあると私は考えている。そしてタブレットやスマートフォンの使い方がさらに広がることを願っている。一つ大きな可能性を感じているのが、Spaceteamという私が家族や友達とプレイしたアプリだ。

これは協力型ゲームで、プレーヤーはそれぞれ自分の端末でプレーし、チームとして自分たちの宇宙船を飛ばすために、指示を共有し、他のプレーヤーかからの指示に従い、すばやい反応速度を維持する。私は教育ゲームがこの方式を採用することを大いに期待しており、自閉症児がコミュニケーションスキルを習得するうえで特に効果的だと思う。

IT業界では実に多くのすばらしいことが起きており、今や自閉症を持つ人々をそこに迎える時期が来ている。レッスンプランを提供し、アプリを自閉症児にテストプレイさせ、アクセシビリティーと修正機能を取り入れることによって、見過ごされることの多いこのグループの人たち全体にチャンスが生まれる。議論を転換することは、自閉症の子供たちに社会スキルや将来の就職への道をひらくだけではない。そこには新しいレベルの自立を促し、そこから家族、コミュニティ、そして社会全体へと波及効果を及ぼす可能性がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

新Macbook―Appleが未来を探検するのはユーザーへの裏切りではない

Appleの新MacBookの入出力は3.5mmのオーディオジャックの他にはUSB-Cポートがひとつ用意されているだけだ。一部からはAppleのユーザーに対する裏切りだという非難の声が上がっている。不満の原因はポートがひとつしかないことの他に、電力消費の抑制によりファンレスのロジックボードを実現するため、非力なIntel Core Mチップセットを採用したことにも向けられている。 暴動も起きかねない怒りを招いているようだ。

しかし事実は、新MacBookは「少し早目に到来した未来」そのものに過ぎない。しかもAppleユーザーには新MacBook以外にも十分な選択肢があるのだ。

新MacBookは中身も外見も徹頭徹尾、エンジニアリングのショーケースだ。それはしかしすべてのAppleユーザーにとってこれがベストの製品だということを意味しない。新MacBookは特定のユーザーを念頭に置いてデザインされている(そうしたユーザーの数が将来大きく増えていくことを予期しているのだろう)。いずれにせよ新MacBookはiPadをメインのコンピュータとして使って満足しているユーザーを対象にしている。パソコンのトレンドとiPadの記録的成功を考えれば、十分に有利な賭けといっていいだろう。

Core Mプロセッサーでは動画などメディアの編集ツールとしては力不足だろうが、Apple自身もパワーハウスだとは主張していない。MacBookは、日常使う速くて軽いマシンだ。サイではなくカモシカだ。Appleにはもっと強力なマシンがたくさんある。フォースタッチを採用した新しい13インチのRetina MacBook Proなどはその一例だろう。

12インチのMacBookは価格的にも上位機種ではない。現行のMacBook Airは価格帯は1300ドルから上だ。1299ドルのMacBookだけがAppleのノートパソコンであれば、さまざまな不満にもある程度理由があることになるが、事実はそうではない。

実際にテストしてみた上で言うのだが、MacBookには欠点として非難される面を大きく上回る使い勝手のメリットがある。どんな製品の購入の場合でもそうだが、消費者は自分の利用習慣に照らして製品のメリットとデメリットを比較検討しなければならない。そのことに文句を言う筋はあるまい。

プロダクトデザインでのAppleの強みは、ユーザー価値を最大にするタイミングでテクノロジーを採用する的確な判断にある。たとえばAppleはNFCの採用を急がず、マス普及の条件が整ってきた段階で装備した。逆にTouch IDやThunderboltの場合はライバルに先駆けていち早く採用した。USB-Cは後者の新たな例で、Appleのポート簡素化のデザイン戦略の一環をなすものだ。

私が愛用している12インチ、G4 PowerBookの側面を見てみよう。左側は月の表面のように穴だらけだ。右側には光学ディスクドライブが鎮座している(そして重さは新MacBookの2倍以上で、おまけにファンもある)。ほとんどのユーザーはこのずらりと並んだポートを日頃利用していない。それどころかポートの正確な名称さえ知らないだろう。

新MacBookの価値は、ユーザーの日々のニーズをどれだけ満たせるかによって最終的に判断される。テクノロジー・メディアではCore Mプロセッサーでは写真の編集も満足にできないという主張がなされているが、その根據はCore Mのベンチマークの数字に基づいた推測に過ぎない。IntelのTurbo Boostテクノロジーはこうした人工的なベンチマーク環境とは相性が悪く、紙の上の性能は低く出がちだ。またベンチマークは現実のユーザー体験の代替にはならない。

新MacBookはパーソナル・コンピューティングにおける一つのパラダイム・シフトを象徴するプロダクトだ。しかしAppleはそれぞれのユーザーの利用ケースに対応できる豊富なプロダクトラインを用意している。Appleユーザーは別に新MacBookを選ぶことを強制されているわけではない。それに今は大声で不満を述べているユーザー層にしても、実際に使ってみればトレードオフは想像していたほど大きいものではなかったと気づくに違いない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Appleの新たな裏切り


「本気でアタマに来た」とM.J.はツイートした。この人はAppleとこの会社が最近発表した新MacBookのことを言っている。同じ感情を表したツイートやコメントは他にも無数にある。今彼らの露な怒りはこの会社に向けられている。多くの消費者がこの新しいMacBookのデザインに裏切られたと感じている。この件に関する本誌の最初の記事は2万5000回以上シェアされた。正当な理由があるからだ。

新しいMacBookの考え方は普通と違う。普通のノートパソコンよりむしろタブレットと共通点がある。iPadにキーボードが付いてOS Xが動いていると考えればいい。私はiPadが好きで、ポートは1つしかついていないが、それがこの怒号の原因だ。

殆どのパソコンは周囲にいくつかのポートが散在している。充電のために1つ、様々な用途のためのUSBポートがいくつか、そして何らかのビデオ出力のためのポートが付いているのが普通だ。新しいMacBookはこの3つを、唯一つのUSB-Cポートにまとめた。これはつまり、ユーザーはパソコンとiPhoneを同時に充電することができないことを意味している。あるいは、USBドライブからデータを入力しながら外部モニターにビデオ出力することも。

ここはAppleの世界であり、われわれはそこで生きていくしかない。

あえてAppleを擁護すれば、そんなパソコンの市場は確かに存在するだろう。使っている低消費電力Intelチップセットではコンピュータゲームに必要なパワーは得られないだろうが、GIFの表示には十分だ。これはカウチ・パソコンだ。FacebookやTwitterのためのマシンだ。立派なプログラミング・コンピュータなのかもしれない。昨日のAppleイベントを見てほしい。この会社は新しいMacBookの上で何ひとつ新しいソフトウェアをデモしなかった。Photosアプリも。要するにこの新MacBookは写真編集に向いていないのだ。

Appleに対する期待は大きい。もしHPやLenovoが新MacBookのように水で薄めたパソコンを発売したら、怒号ではなく含み笑いの渦が起きるだけだろう。何らかの理由により、Appleファンはこの会社が常に自分のニーズに合った製品を作ることを期待している。そうでない時、彼らには裏切りの感情がしのび寄る。それは初代MacBook Airの時に起きた。

Appleは最初のMacBook Airを2008年に発売した。価格は1799ドルで、新MacBook同様、それはほっそりとした驚きのテクノロジーだった。しかし、ポートがなかった。業界は電源ポートと1つだけのUSBポートとMicro-DVIポートしかないことを指摘して非難を浴びせた。CD-ROMポートもEthernetポートもなかった。これは2008年においては一大事だった。ソフトウェアはまだCD-ROMで配布され、Wi-Fiは見つけるのが困難だった。Appleファンは裏切られたと思った。捨てられたと。消費者はもしAppleの最新最高のマシンを欲しければ、CDドライブも有線インターネットも使えないパソコンを受け入れなければならない。

最終的にAppleは全MacBook製品からEthernetを排除し、MacBook Airは現在Appleが販売する最も安いノートパソコンだ。

新しいMacBookは、MacBook Air、MacBook Proに加わる。いずれの代替でもない ― 少なくともまだ。しかし、MacBookというかつて引退した名前が付けられている。Airでもなく、Proでもなく。ただのMacBook、これはAppleのMicrosoftに対する強いメッセージだった。

今後1~2世代のうちにAppleがMacBookの価格を1000ドル以下に下げる可能性は極めて低い。MacBook Airは生き残るのか? 恐らくそれはない。AppleはMacBook Proを小さくし続けている。将来MacBookが唯一の低価格ノートパソコンになり、わずかにスリムになったMacBook Proが もう一つの(複数のUSBポートやSDカードやMagSafeアダプター等のヘんな物が欲しい人のための)選択肢になることは容易に想像できる。

それまでの間は、13インチMacBook Airの方が、新MacBookよりも賢い買い物だ。バッテリー持続時間はほぼ同じで、よりパワフルでポートも十分にある。そして何よりも、自分のMacBook Airがもう少し薄ければよかった、と言った人などいないのだから。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


「噂」から「ニュース」にまた一歩近づいた12.9インチiPad、問題はユースケースの説得

大画面のiPadが出るという噂はいよいよしぶとい。Bloombergの今日の記事では、12.9インチのiPadは9月に製造ラインに乗る。それはこれまでの憶測より遅いが、画面のせいだ、とその記事は言っている。

でも大型のiPadの製造自体は、難しくないはずだ。問題は、そんな大きなタブレットの効用を、ユーザに説得することだ。他社はすべて、それに失敗している。iPadよりも大きなタブレットは、今では珍しくない。タブレットがタブレットになってからでも、数機種発売されている。でも、二つより多く挙げられる人はいるかな?

一分、待とう。

で、画面が12インチより大きいタブレットには、従来のラップトップやノートブックのような、ポータブルなコンピュータとしての利用が可能、という新しい局面がある。というか、ポータブルコンピューティングの新局面を開く。デベロッパも、画面が大きいことを意識しなければならないし、それは消費者の利益にもなる。ゲームはより没入的になり、アプリケーションはもっといろんなものを表示でき、スプレッドシートのセルが多くても困らない。当然それは、電池のメーカーにもチップセットにも、新しい課題を突きつける。

でも今のところ、大型タブレットの人気はいまいちだ。HPは1月にHP Slate 12、Samsungは昨年Galaxy Note Pro 12.1を発売した…最近はそれぐらいしかない。となると、このプロダクトカテゴリーを活気付ける仕事は、Appleにお願いするしかない。これまで優勢だった推測は、Appleは大型iPadで企業のタブレット導入を一気に盛り上げる、という説だ。

大型iPadの噂は数年前からあるが、このところディスプレイデバイスが良くなっているしAppleのチップセットも前より強力だから、急に現実味を帯びてきた。それに、バーベキューをやってないところに煙は立たない、とも言うしね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


iPadをセカンドディスプレイ化したい人にはOne Designの「Mountie」がおすすめ

MacBookやiMacをモバイル環境で利用する際、一層効果的に2画面化を実現することができるようになりそうだ。One Designの産みだしたMountieを使えば、MacBookないしiMacのベゼル部分を利用して、iPadやiPhoneをセカンドディスプレイとして装着することができるのだ。しかもMountie本体は上着のポケットや、ノートPCケースのアクセサリ収納用ポケットに入れておくこともできる。

もちろんこうした機能を持つガジェットは他にもある。ただ、Mountieこそデザイン的に最も優れたものだと言って良いのではないかと思う。ラバー状の内張りにより、取り付けるモバイルデバイスを傷つけてしまうこともない。それでいて、どのような組み合わせであっても、デバイス同士をしっかりとクリップしてくれる。作業中に緩んで落ちてしまうようなこともなさそうだ。また、縦長の接続部設計で、繋いだデバイスがぐらぐらと揺れて不愉快に感じてしまうこともなさそうだ。

Mountieというのはカナダの騎馬警察の名前と同じなので親しみはある(筆者はカナダ出身だ)。しかし2週間前なら、Mountieの情報を得ても見過ごしていたかもしれない。だが、iPadやiPhoneを「実用レベル」のセカンドディスプレイとして活用するDuetなどの登場もあり、改めて注目すべきデバイスジャンルになっているように思う。ぜひとも(広告のようになってしまっていることはお詫びしよう。ただ、性能的に本心からお勧めできるガジェットなのだ)Mac系モバイル利用者の方々におすすめしたいと思う。

個人的には、移動先でマルチディスプレイを使えないというのが、大いに生産性を下げる原因となっていた。しかしこのストレスはMountie + Duetでずいぶん軽減されるだろうと思う。USBで接続するMimoモニターのようなものが出始めた頃からパフォーマンス面やポータビリティの面で不満を感じてきた。本記事で取り上げているMountieのようなガジェットでマルチスクリーンを実現できる時代を夢見ていたわけだ。15インチのレティナMacBookに9.7インチのiPad Airを組み合わせるのは、ひとつの「最適解」であるように思うのだがどうだろうか。

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(翻訳:Maeda, H


Apple、様々な表面への手書きを読み取るスタイラスの特許を取得


今日(米国時間12/30)、USPTO(米国特許標局)に登録されたAppleの特許には(via AppleInsider)、新しいタイプのスタイラスに関する詳細が記載されている。このスタイラスはユーザーが様々な表面に書く手書き入力をキャプチャーすることが可能で、ペン先を交換することによって紙やホワイトボードに加えiPadのタッチスクリーン上に書くこともできる。

このスタイラスは加速度計等のモーションセンサーを利用して移動を追跡し、紙に押しつけられたり、ケースから取り出されたことを検出して起動するため、電力消費を抑えられる。データ送信はリアルタイム、あるいはバッテリーを温存するために一定期間ごとに行うこともでき(一部のフィットネストラッカーと同様の方式)。

特許資料によると、このスタイラスはペンがテーブル、壁あるいは何もない空中に対して使用された時にも、内蔵3Dモーションセンサーのおかげで手書き入力を正確に記録することが可能だ。入力結果をリアルタイムに複数の画面へ反映されることができるため、教室や、少人数のリアルタイム会議のメモなどへの応用が考えられる。

資料には、ペン先を変えて様々な材質の表面に書くために方法が詳しく書かれており、ノートにインクで書いたり、鉛筆書きをしたり、ホワイトボードにマーカーで書いたりできる。静電容量チップを使えば従来のスタイラス同様、iPadやiPhone等の端末でも使用できる。

Appleのスタイルス特許はこれが初めてではない ― 最初の特許は2010年1月に出願されている。本特許に含まれるテクノロジーの中には、実現がやや難しいものもあり、まさにこのタイプの製品を作っているLivescribeという会社でさえ、効果的な利用のために専用メモ帳を必要としている。しかしAppleがこの分野に資源を投入することの意義は大きく、特に噂される12インチiPadにはスタイラス似合いそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


元AppleのエンジニアがiPadをMacのサブモニターに変えるすぐれものアプリ、Duetをリリース

iPadをMacのサブモニターに使おうという試みはiPadの登場とほとんど同時に始まった。しかしそうしたアプリのほとんどは一度使ったら二度とは使われないようなものだった。Wi-Fi接続を利用しているのでビデオのパフォーマンスは耐えがたいほど悪く、アニメーションはガクガクし、長いタイムラグがあった。新しいiPadアプリ、Duetは元Appleのディスプレイ担当エンジニアが開発したもので、これまでとはまったく別物だ。iPadをMacのサブモニタとすることに初めて成功している。

「リフレッシュ・レートは毎秒60フレーム、ゲームでさえタイムラグを感じさせないパフォーマンス」だというDuetのファウンダー、Rahul Dewanの主張に当初私は懐疑的だった。「おいおい、酔っ払ってるんじゃないのか?」と思ったものだ。しかしDuetのパフォーマンスはまさに主張のとおりだった。またインストールも簡単だ。

ブレークスルーのカギはLightning 30ピン・ドックコネクターによる接続と、iPadをディスプレイとして認識させるMac用ドライバーの開発だ。 このDuet専用ドライバーのインストール後、1回だけMacの再起動が必要になるので、その点だけはやや煩わしく感じられるかもしれない。しかし再起動後はDuetはメニューバーのアプリケーションとして登録される。また最初の起動時には詳しいツールチップが表示されるので使い方で迷うことはないだろう。

iPad側についていえば、App Storeでアプリを購入してインストールするだけだ。LightningケーブルでMacと接続し、アプリをスタートさせればMacの専用ドライバーがiPadを見つけ出し、サブモニタとして認識する。これは他のMac互換モニタをThunderbolt、DisplayPort、HDMIで接続した場合と同様だ。ユーザーはMacのCPUの能力、バッテリーの状態に合せてフレーム・レートと解像度を調整できる。

ただし、現在のバージョンにはDuetを接続すると他の外部ディスプレイにはある種のノイズが出るなど若干のバグが残っている。またMacのCPUの利用率はかなり高い。しかしFinal CutをiMacで使った程度では、Macのパフォーマンスに目立った悪影響は出なかった。ただしノートタイプのMacの場合、バッテリーの消費は激しい。どちらの問題も毎日使うのを妨げるほどの障害ではない。

Dewanは「iPadをMacのモニタに使いたい」という彼の父親の希望でこのアプリを作った。Dewanは集中的な努力でDuetをわずか30日で完成させた。これはAppleでのMacとiPadのディスプレイ・エンジニアとしての経験が大いに役立ったという。

DuetはiPhoneでも利用できる。ただしMacに一度に接続できるデバイスはひとつだけだ。将来は複数デバイスの接続、CPU利用率の低減、Windowsコンピュータとの接続などがサポートされる計画だ。このアプリはApp Storeで9.99ドルで販売されている。Mac用ドラバーは無料だ。過去にMacにiPadを接続するアプリでがっかりしたユーザーも、Duetは試してみる価値があるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Appleは「元型」を売る方法を見極めつつある


iPhone 5が発売された頃から、私はAppleを「アーキタイプ」[元型]製造元だと考えるようになった。本質的でない装飾を取り去ることによって、彼らは自社製品を純粋なエッセンスにまで煮詰めた。

彼らは、テクノロジーを改善するための金と人月を、目に見えるより見えない方法に費やす意識的決断を下した。しかし、この決断は両刃の剣だ。私は当時これを書き、今でも真実だと思っている。

…物事がアーキタイプになった時、それは不協和音や破壊を生きがいにする人々にとって本質的につまらなくなる。iPhone 5が発表された時、IT記事で不評だった理由はそこにある。それは正確さと制約の行動であり、われわれの見果てぬ創造性のための遊びではない。

iPadは、iPad Airで似たような変革を遂げた。そのことが市場に出す際に興味深い問題を引き起こす。

何かがその最も純粋な形にまで洗練された時 ― 自分たちにそれを改善する能力があることを、どう人々に納得させられるだろうか? iPad Air 2は、様々な基準で初代から改善され、画面のラミネーション等、見るべきところを知っていればすぐにわかる部分もある。

そして、今日から放映される最新CM ‘Change’ でAppleは、iPadと他製品との決定的な違いであり続ける部分を真正面から強調した:人々が使う有能なアプリだ。iPadは、デベロッパー ― 主として自分の使っているもののために作る人々であり、iOSを使っている ― の間で驚くべきマインドシェアを占め続けているため、Appleは作りではなく出来映えを見せることができる。広告でスペックを誇張することはできるが、結果は意図せぬ笑いを呼び、本当に人々がデバイスについて考えることとはかけ離れてしまう。

“Change” CMの要点をいくつか挙げる:

  • 極めて新しいビジュアルスタイルを取っており、これは新しいiPadの広告に関して、代理店の提案モデルではなく、より協働的アプローチを取っているからかもしれない。
  • iPadは、人々が自分なりの利用場面を書き込める白紙として焦点を当てられている。からっぽのデバイスがそれを使う人々によって満たされていくのは、アーキタイプとして正しい。Appleはデバイスを消えさせることも厭わない。
  • Appleの主要な長所であるアプリと利用率の高さに焦点を当てているのは、うまいやり方だ。世界のタブレット市場シェアは、OSではAndroidが支配しているが、純粋な金銭的価値と利用時間は、未だにiOSから生まれている。iPadの販売は前年から減少しているので、今年のホリデーシーズンはAppleにとって興味深く、このCMは良い足がかりだ。
  • CMは、iPadを崇拝の対象ではなくツールとして位置付ける仕事もきちんとこなしている。以前のCMには、20世紀半ばの2~3人の子供たちがいるモダンなリビングルームでiPadを愛でる場面がよく登場した。Appleが前のiPad Airキャンペーンを延長した時、私は人々がもっと「普通」のことをしていてもワクワクさせられると指摘した。今回は、それが実によく実行されていると感じた。

新CMはAppleのウェブサイトで見られる(YouTubeでも公開されたので上に埋め込んである)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ビデオなどのコンテンツ閲覧はiPadからiPhone 6/6 Plusに大幅に移行という調査結果

Appleが画面の大きいiPhone 6と6 Plusをリリースしたとき、iPadの機能のいくぶんかが代替されてしまうのではないかと予想された。ビデオやドキュメントを保存して後で読むアプリ、Pocketの調査によれば、ユーザーこのアプリを使う際に、iPadを所有している場合でも新しい大画面のiPhoneを利用する時間が大幅に伸びていることが確認された。

Pocketのユーザーはビデオその他のコンテンツを毎日数百万件も保存する。この調査の対象は、iPadを所有していてiPhone 5/5sからiPhone 6/6 Plusにアップグレードしたユーザーだ。Pocketは対象ユーザーが閲覧した約200万件のアイテムをサンプルとしてアップグレード前後における行動の変化を観察した。

Pocketによれば、保存アイテム閲覧時間はiPhone 6にアップグレードしたユーザーの場合、iPhoneで72%、 iPadで28%だった。これに対し、アップグレード前はiPhoneが55%だった。iPhone 6 Plusのユーザーの場合は80%とさらにiPhoneの利用時間が長く、iPadの利用時間はわずか20%にとどまった。

6 Plusにアップグレードしたユーザーはアップグレード前とくらべて、Pocketアプリの利用時間が65%も増加した。iPhone 6のユーザーの場合も33%の増加だった。このことはつまりユーザーはiPadより新しいiPhoneを好む傾向があるだけでなく、閲覧時間全体も増える傾向があることを示している。

Pocketの調査結果は、ユーザーが大画面のデバイスを好むことを裏付けたように見える。もちろん、ここには「ユーザーは新しく購入したデバイスにより多くの注意を向ける」というバイアスがかかっている可能性も考慮する必要があるだろう。とはいえ、iPadのセールスの減少が伝えるられるなか、大画面iPhoneとiPadの利用傾向の比較について、初の具体的な調査レポートとして 貴重だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


iPad、初の年間出荷台数減少へ。タブレット市場全体の成長も鈍化(IDC調べ)


Appleが株式市場で逆波に乗り、時価総額が7000億ドルを越える中、IDCから暗雲が漂ってきた。アナリストらは今日(米国時間11/25)、全体に活気のないタブレット市場の中、iPadの年間出荷台数が、史上初めて減少すると報告した

Appleは ― 皮肉なことに現在かつてない種類のiPadを販売している ― 2014年に6490万台のiPadを出荷する見込みで、これは前年比12.7%減である。市場全体では2.357億台、2013年の7.2%増のタブレットが出荷されると見られる。

これは大幅な成長率ダウンだ。2012年から2013年にかけての成長率は、52.5%だった。

GoogleのAndroid OSは、スマートフォン市場の席巻に続き、タブレットでも最も人気の高いOSである。今年、同OSは市場の68%を支配し、1.6億台近い端末に塔載された。

しかし、OEMにとって話は別だ。Androidが最大のOSではある一方、27.5%の市場シェアを持つAppleは、依然としてタブレット市場最大の単一ブランドである。IDCによると、Q3単独ではApple iPadのシェアは22.1%だった。

ではなぜ、タブレットの出荷が減少しているのか? IDCの意見は、タブレットの販売サイクルはスマートフォンよりもPCに近い(タブレットが置き換えているのはPCという考えと一致する)とする、Gartner等のアナリストによる指摘を反復している。

「タブレット市場は、関連の強い市場で起きているいくつかの主要トレンドの影響を受け続けている」とIDC Worldwde Quarterly Mobile Device TrackersのProgram Director、Ryan Reithは言う。「タブレット市場の早期段階では、端末のライフサイクルはスマートフォンに似て、2~3年毎に買い換えが起こっていた。変わってきたのは、多くのタブレット所有者が、端末を3年から時には4年以上持ち続けていることだ。われわれは、予想以上に長いタブレット寿命の主要な要因は2つあると考えている。一つは、特にiOSにおける旧機種のソフトウェアサポート、もう一つは様々なコンピュータ作業をスマートフォンで行うことが増えたためだ。

買い換えサイクルが販売を減少させている以外にも、2つの力が働いている。

第一に、導入される新しいテクノロジーに、新たなタブレット購入者を引き付けるほどの説得力がない。

「ハードウェアメーカーの努力によって、2イン1、デタッチャブル製品と呼ばれるカテゴリーに著しい進歩が見られた」他、より薄型で低価格な製品が出てきているとIDCは指摘する。「しかし、こうした進歩にもかかわらず、2イン1デバイスの出荷台数は2014年にわずか870万台と見られ、これはタブレットおよび2イン1市場全体の4%にしかなっていない」。

もう一つの理由は? 2イン1デバイスの大半に使われているプラットフォームであるWindows 8にまつわる「消費者のためらい」だ。

Windowsベースタブレットは今年わずか1100万台の出荷予定であり、これは市場の5%に満たない、とIDCは言う。

今後について、IDCは2015年に市場に影響を与えるであろう要因をいくつか挙げた。Windows 10(もしMicrosoftがタブレットでの非常に遅いスタートを変える何か大きなことができるとしての話)。AndroidおよびChrome OS両方におけるGoogleの動き。そして、Appleのさらなら新製品。「これらの未知数がどうあれ、消費者がタブレットをスマートフォンより長く所有し続けることは明らかだ」とIDCは語る。

IDCレポートで、もう一つ注目すべき点は、新興市場がタブレット出荷台数で成熟市場を超え、50.6%を占めていることだ。これは、AppleやNokiaといった会社がこの変化に乗じようとしていることをよく表している。例えばNokiaは、Microsoftの買収後初のタブレット、N1を中国で最初に販売する。

OS別2014~2018年全世界タブレット/2イン1出荷台数、市場シェア、対前年比、および5年累積成長率(台数は百万台)

OperatingSystem

2014* Shipment Volumes

2014* Market Share

2014* YoY Growth

2018* Shipment Volumes

2018* Market Share

2018* YoY Growth

2014-2018 CAGR

Android

159.5

67.7%

16.0%

183.1

64.0%

2.2%

5.9%

iOS

64.9

27.5%

-12.7%

70.1

24.5%

2.2%

-1.1%

Windows

10.9

4.6%

67.3%

32.6

11.4%

17.9%

38.1%

Other

0.5

0.2%

-70.6%

0.1

0.0%

-11.3%

-43.0%

Total

235.7

100.0%

7.2%

285.9

100.0%

3.8%

5.4%

地域別2014~2018年全世界タブレット/2イン1出荷台数、市場シェア、対前年比、および5年累積成長率(台数は百万台)

Region

2014* Shipment Volumes

2014* Market Share

2014* YoY Growth

2018* Shipment Volumes

2018* Market Share

2018* YoY Growth

2014-2018 CAGR

Emerging Markets

119.3

50.6%

11.5%

149.4

52.2%

4.5%

6.9%

Mature Markets

116.4

49.4%

3.1%

136.6

47.8%

3.0%

3.9%

Total

235.7

100.0%

7.2%

285.9

100.0%

3.8%

5.4%

Source: IDC Worldwide Quarterly Tablet Tracker, November 25, 2014

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


AppleがiOS 8.1.1を公開。iPhone 4SとiPad 2ユーザー待望のバグ修正


iOS 8.1.1が公開さるた。同プラットフォームにApple Payが登場して以来初めてのアップデートだ。内容は、バグ修正、全体的な安定性の向上、そして最も重要なのが旧機種iPhone 4sおよひiPad 2の性能改善だ。これらの端末はiOS 8.0の正式サポート対象ではあるが、新OSの要求のためと一部で言われている原因による性能問題が起きていたので、既にアップデートしている人たちには朗報だ。

Appleは性能改善について詳細を明らかにしていないが、何かが良くなるかもしれない、というだけでもiPhone 4sおよびiPad 2オーナーにとって歓迎すべきニュースだ。本誌でもアップロードをダウンロードして、iPhone 6および6 Plus等新しいハードウェアで試しているが、今のところ8.0.1で見られたような目立ったバグはない。iCloudドライブ関連、およびiWork for iOS等いくつかのアプリで起きていた問題が修正されたようだ。

アップデートは[設定]>[一般]>[アップデート]で見つかる。小さな差分なのでダウンロードは比較的早く終る。iOS 8.0以降を載せた旧機種ユーザーには特にアップデートをお薦めする。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


LogitechのKeys-To-Goは初めての、長く付き合えるiPad用キーボード

【抄訳】

Logitechは何年も前からiPad用のキーボードを作っており、というか、その価値を認識した最初の企業の一つだ。でも、これまでいろいろなキーボードやキーボードケースを出してきたにもかかわらず、「これでキマリ!」と言えるほどの適正なデザインは、先月のとてもシンプルなBluetoothワイヤレスキーボードKeys-To-Go が初めてだ。

Keys-To-Goはなにしろ、余計なものが何もない。キーボードのサイズはよく見る超薄型のiPad用キーボードケースとほぼ同じだが、実際にiPad本体にくっつく部分は何もない。非常に薄くて軽量で、キーボードを覆うコーティングは完全一体成型で継ぎ目がない。それでいて、キーを叩くときの押し込み感には無理がない。

通常のキーのほかに、iPad専用のホーム画面キー、アクティビティ検索、言語切り替え、カメラ起動、メディア再生、音量調整、などのボタンがある。iOSの組み合わせキーによるショートカットもサポートされている。三か月ぐらい使い込まないと、覚えないと思うが。

Keys-To-Goは、昔よく使ったプラスチックカバーのバインダに似ている。とは言っても、実物はとても良い。軽くて丈夫そうで、汚れにも強そう。バッグに無造作に放り込んでも、問題ないだろう。そして今のところは、ぼくが感じたことは裏切られていない。しかも、かさばったiPadケースが要らないのが良い。

〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕


Keys-To-Goにはスタンドがない。キーボード本体だけだ。スタンドが必要ならAppleのスマートカバーとケースなどを使う。iPadを立てかけてないと使いづらい、という欠点はあるが、しかしこのキーボードのシンプルさと便利さの魅力の方が大きい。まったく気にせずに持ち歩ける“目立たなさ”、が良いよね。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple絶好調のQ4:売上421億ドル、利益85億ドル

本日(米国時間10/20)の取引終了後、Appleは会計第4四半期の決算報告を発表した。売上は421億ドル、1株当たり利益は1.42ドルだった。アナリストの予測は、それぞれ398.5億ドルと1.31ドルだった。

同四半期、Appleの純益は85億ドルで、前年同期の2013年会計Q4の75億ドルから13.3%上昇した。売上は12%アップだった(前年同期は375億ドル)。

期間中同社はiPhone 3930万台、iPad 1230万台、Mac 550万台を販売した。

通常取引で2%高だった同社株は、予測を上回る決算発表後の時間外取引でさらに値を上げた。直近四半期は、売上374億ドル、1株当たり利益1.28ドルだった。

Appleは最近、新しいiPhone製品であるiPhone 6およびiPhone 6 Plusを発売し、初月売上は過去のどの機種よりも好調だったことを公表した。Appleは新しいiPadも数種類発表した。市場には ― TechCrunchを含め ― iPadの種類が多すぎるという抵抗が生じている。あなたが欲しいのは、iPhone 6 Plusなのか、iPad Air 2なのか、iPad mini 2なのか、それともiPad mini 3なのか?本当におわかりだろうか。

今期の売上は、ホリデーシーズンを含む同社の暦年第4、会計第1四半期の序言でもある。Appleの売上には、ある程度季節変動性がありこの時期に上昇する。同四半期は、さらに売上増が期待できる新しいApple製品の恩恵を、丸々受けることのできる四半期でもある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook