Oculusは、次期バージョンのRiftが出てきたとき、デベロッパーの作っているゲームやコンテンツが陳腐化して欲しくない。そこで今日(米国時間9/27)のOculus Connect 5カンファレンスで、Facebook CEO Mark Zuckerbergは、「われわれの製品の将来のバージョンは、旧バージョンと互換性を保つ。Riftで使っているコンテンツはすべて次期バージョンでも使える」と語った。
Oculus Story Studioは、オリジナル映画コンテンツ制作のために2014年に設立された。昨年、Studioは短編アニメーションのヘンリーでエミー賞を受賞受賞していた。ハグするのが大好きな可愛らしいハリネズミを描いたPixar風の作品だ。
Story Studioチームは、最新プロジェクトのDear Angelicaを制作する過程で、高機能なVRペインティングプログラムであるQuillというプロダクトを開発した。これを用いることで、ユーザーたちは仮想空間の中でコンテンツを作成することが可能になる。Studio閉鎖のあとも、QuillはOculusストアから引き続きダウンロードできるようになる予定だが、この先アップデートされる予定はない。Oculusはソフトウェアをオープンソースにすることを計画している。
この突然の閉鎖は、Studioの4番目の主要作品となる予定だった”The Wolves in the Walls”(壁の中の狼たち)の制作中に公表された。なお同社はこの作品がキャンセルされたことを公表している。
閉鎖に伴いOculus Story Studioの約50人は職場を去ることになる。Oculusの広報担当者はTechCrunchに対し、これらの従業員は、OculusもしくはFacebook内の他のポジションへの異動を申請できると話した。
Second Lifeは何故失敗したのか? こういう問いに対して、そもそも何か有用なものが生まれるとなぜ思ったのか、と皮肉に問い返す人も少なくないだろう。ただ、日本のVR関連スタートアップ企業であるクラスター創業者の加藤直人氏のSecond Life失敗の分析と、いまその反省を取り入れて取り組もうとしている新しい仮想世界の考え方は傾聴に値すると思うのだ。
Dive into 360 photo spheres and hang out around the world with a friend
Doodle in VR to enhance your avatar
You could draw a bow tie and attach it to your avatar.
Take a photo with a VR selfie stick
Slide your photo into the Facebook mailbox to share it
Mark Zuckerbergは、Facebookはバーチャルリアリティーをゲームや映画の未来としてだけでなく、ソーシャル化の未来と考えていると言った。しかしそれは、ニュースフィードをVRで見るというだけけの意味ではない。FacebookとOculusは、バーチャル世界にネイティブなソーシャル体験を作ろうとしている。