PayPalやIntuit、Squareが新型コロナ緊急融資プログラムへ参加

フィンテック企業はこの数週間、中小企業向けの米国政府の緊急融資プログラムに参加できるようロビー活動を続けてきた。その努力がついに報われた。PayPal(ペイパル)、Intuit(インテュイット)、Square(スクエア)の米中小企業庁(SBA)の給与保護プログラム(PPP)への参加が承認された。これは、従業員への給与を少なくとも8週間払い続けている中小企業を返済免除条件付き融資で支援する制度だ。

3500億ドル(約38兆円)の中小企業向け融資プログラムは、議会の2兆ドル(約220兆円)の新型コロナウイルス対応の景気刺激策の一部であり、従業員500人未満の企業が対象だ。

PayPalは4月10日に参加への承認を得た後、SBAのプログラムの下で融資を提供できる最初のノンバンクの1つとして承認されたと発表した

同社はすでに本日まで中小企業向けの貸し手として営業している、と指摘した。PayPalは2013年以降、事業主に長期・短期の資金を融資している。これまで30万5000以上の中小企業に150億ドル(約1兆6000億円)を超える資金を融資した。

PayPalの社長兼CEOのDan Schulman(ダン・シュルマン)氏は声明で「当社は、中小企業がこの困難な時期を乗り切るために、資本と専門知識を活用して支援したいと考えている」と述べた。「申請していた最初の融資が実行された。今後数日以内にさらに多くの融資が実行される予定だ。CARES(コロナウイルス支援・救済・経済安全保障)法により、PayPalのような会社が、深刻な影響を受ける企業に資金を迅速に届けられるよう配慮した議会の指導者らと政権のおかげだ」と付け加えた。

一方Intuitは4月13日、新型コロナ危機対応のために始めた複数の新しいプログラムと、今回の政府援助制度について詳しく説明した。直近ではIntuit Aid AssistというWebサイトを立ち上げた。このサイトでは、中小企業の経営者や自営業者がSBA管轄のCARES法の下で連邦政府の救済措置を受ける要件を満たしているか、無料で判定できる。

PayPalと同様、Intuit傘下のQuickBooks Capital(クイックブックス・キャピタル)も4月10日、SBAのPPPに関してノンバンクの貸し手として承認を受けた。中小企業のオーナーは連邦政府の救済措置の適格性を満たすかQuickBooks Capitalのソフトウェアで判断できる。自動化によって申請プロセスも簡素化されている。適格であれば、SBAと連携しつつ、PPP融資を実行する。QuickBooks Capitalが救済措置へのアクセスを迅速化する。

「消費者や中小企業の多くが家計や帳簿のやりくりに必死だ。嵐を乗り切るために必要となる収入の消失や貯蓄の欠如に直面している」とIntuitのCEOであるSasan Goodarzi(ササン・ゴッダルジ)氏は述べた。「米国政府は待ち望まれていた救済策導入に踏み込んだ。当社も支援のため政府と密接に連携していく。当社の迅速にイノベーションを生み出す能力と人工知能の技術を活かして、米国人がさまざまツールを検討し、必要とする救援措置に速やかにアクセスできるよう支援する」

また、Intuitは最近、景気刺激策に基づく給付登録サイトを開設した。これはTurbo Tax(税務申告ソフト)を利用した新しいサービスで、ユーザーは登録すると政府から給付を受け取ることができる。同社によると、2週間も経たないうちに、16万5000人以上の米国人がこのサービスを利用し、2億3000万ドル(約250億円)を超える連邦政府による給付のための登録がなされた。

4月13日にはSquare Capital(スクエアキャピタル)がPayPalとIntuitに加わり、PPPの貸し手としてSBAの承認を得たと発表した。同社は今週、Celtic Bank(セルティック銀行)と協力してPPP融資の申請を開始する予定だという。

Square Capitalは申請が通り次第、Square Dashboard通じて小売業者に通知すると述べた。申請データを自動で確認できる雇用主から始める。

オンライン融資企業やフィンテック企業は過去数週間にわたり、SBA認可の融資業者として業務ができるようロビー活動を続けている。

米財務省は4月9日、フィンテック企業がSBA融資プログラムへの承認を申請できる様式を発行することで対応した。だがNBCニュースは最近、一部の未承認のオンラインフィンテック企業が救済を求める企業の融資申請を受け付けていたことを明らかにした。たとえば、Kabbage(カバッジ)は当初、認可業者ではないことをウェブサイトで明示していなかったとNBCは報じた。

フィンテックテクノロジーのリーダーによるアライアンスであるFinancial Innovation Nowは3月、中小企業への資金供給に銀行とともに参加できるよう要求する書簡を議会に提出した。Square、PayPal、Intuit、Stripeなどが参加するアライアンスは、「企業へのリーチ、構築した関係、デジタル技術によって従来の金融機関よりも迅速に、最も打撃を受けやすい企業に手を差し伸べることができる」と主張している。

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新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Mizoguchi

ロサンゼルスを拠点にする高利回りのチャレンジャー銀行HMBradleyが正式オープン

ロサンゼルスを拠点とするデジタルチャレンジャーバンクのHMBradleyは、米国時間3月30日にそのドアを開いた。これにより、何千人もの順番待ちの利用者は直接預金が可能になり、サインアップボーナスを受け取ることになる。

同社は銀行の顧客に対して、四半期預金の貯蓄率に基づいて貯蓄額の最大3%の利息を提供する。

またHMBradleyは、ユーザーが特定の目標に向けて貯金することができる新機能も提供する。

PayPalの創業者であるMax Levchin(マックス・レヴチン)氏のHVF Labs、Walkabout Ventures、Mucker Capital、Index VenturesおよびAccompliceから提供された350万ドル(約3億8000万円)に支えられたHMBradleyは、貯蓄者にうま味のあるビジネスを目指している。

最大10万ドル(約1100万円)までの残高を持つアカウント所有者は、自分のアカウントから年間最大3%の利回りを受け取ることができる。これらの口座名義人は、預金残高の少なくとも5%を毎月直接入金することによって利回りを受け取る資格を得る。

HMBradleyの口座は、FDICの保険でカバーされるHatch Bankによって保持されている。

3%のレートを獲得するには、顧客は収入の20%より多い金額を貯蓄する必要があるが、収入の15%から20%を貯蓄するアカウント所有者は年間2%の利回りを受け取る。そして年収の10%より多く15%未満の貯蓄を行うアカウント所有者が受け取るのは年間1%だ。

HMBradleyの共同創業者CEOであるZach Bruhnke(ザック・ブルンケ)氏は声明で「私たちは、すべての利用者に経済的な力を与え保護し、銀行がどれだけ稼いでいようとも利用者である皆さんの味方であることを示したいと願っています」と述べた。

同社によれば、アカウント所有者は米国内の5万5000台の無料ATM、モバイル小切手入金、そして24時間サポートを利用できる。

また同社が発行するマスターカードには、免責額ゼロの損害賠償や旅行、詐欺警告、カードの停止などを、すべてオンラインポータル経由で設定できる機能などの、すべての標準的機能が備わっているということだ。

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PayPalがオンライン決済の中国GoPayの買収を完了、海外オンライン決済サービスとしては中国初

PayPal(ペイパル)は12月19日朝、GoPay(Guofubao Information Technology)が発行する株式の70%を買収したと発表した。これにより、PayPalは中国でオンライン決済サービスを提供する初の外国企業による決済プラットフォームとなる。株式の買収は中国人民銀行に9月30日に承認されていて、このほどクローズした。ディールの詳細は非公表だ。

GoPayはオンライン決済とモバイル決済のライセンスを保有し、主にeコマースやクロスボーダーコマース、観光などの業界向けの決済プロダクトを提供している。PayPal同様、GoPayも顧客がオンラインショッピングをする際に小売がウェブサイト上で支払いを受け付けられるようにする。中国の決済マーケットは、AliPayやWeChat Payなどeウォレットプロバイダーを含む地元企業が主導しているが、PayPalがサービスを展開する余地は残されている。中国では毎年、電子決済が数十億ドルではなく、数兆円規模で行われている。

Frost & Sullivanの予測によると、モバイル決済だけみてもマーケットは2017年の29兆9300億ドル(約3300兆円)から2023年には96兆7300億ドル(約1京580兆円)へと年21.8%ペースで成長することが見込まれている。これは部分的にはeコマース需要の増加による。アクティブモバイル決済客の総数は2023年までに9億5600万人に達するとも予想されている。中国マーケットではまた、クロスボーダー決済も増加していて、特にeコマース、旅行、海外教育などの部門で顕著だ。2016年には6兆6600億ドル(約730兆円)に達した。

米国の金融機関は長い間、中国進出に苦心してきた。2018年に中国中央銀行は外国の決済サービス企業に門戸を開くと述べていたが、承認は遅々としていた。2018年11月なってようやく、American Express(アメリカン・エキスプレス)が中国でのクレジットカード決済サービス展開が許可された初の米国企業となった。VisaとMastercardも同様に参入を試みている。

「この歴史的な買収を完了させることができうれしく思う。これでダイナミックな中国マーケットに参入できる」とPayPalの会長でCEOでもあるDan Schulman(ダン・シュルマン)氏は買収クローズに関する声明文で述べた。「弊社にとって重要なステップであり、中国の金融機関やテクノロジーのプラットフォームの強力なパートナーとなることができる。中国のeコマースと決済エコシステムの成長に貢献することを楽しみにしている」。

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(翻訳:Mizoguchi)

PayPalが堅調な第3四半期を報告、総支払額は25%増加

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PayPalが本日(米国時間10月23日)第3四半期の結果を公表した。総支払額の増加により、アナリストたちの予想をわずかに上回るものとなった。

この四半期の売上高は、前年比19%増の43億8000万ドル(約4760億円)となった。米国会計基準(GAAP)に基く純利益は1株当たり39セント(約42.4円)、計4億6200万ドル(約502億円)で、前年比7%増加している。非GAAPベースで見た時の純利益は1株当たり61セント(約66.3円)で、5%増加している。

これらの数値には、MercadoLibreおよびUberへの戦略的投資による悪影響が含まれている。もしそれがなければ、GAAPによる純利益は48%増の1株当たり54セント(約58.7円)となり、非GAAP純利益は31%増の1株当たり76セント(約82.6円)となっていた。

PayPalは第3四半期にアクティブアカウントが980万増加し、総計では16%増の2億9500万になった。総支払額(TPV)は25%増加して1790億ドル(約19兆4573億円)である。なおVenmo(PayPalが所有するP2Pモバイル決済サービス)のこの四半期におけるTPVは270億ドル(約2兆9347億円)以上を処理し、64%の増加となった。

通年の業績については、1株当たりの収益が177億ドル(約1兆9237億円)から177億6000万ドル(約1兆9302億円)の間になることが期待されることから、1株当たりの利益は3.06ドル(約332.6円)から3.08(約334.8円)ドルになると、PayPalは予想している。

9月には、PayPalはGoPay(Guofubao)の株式の70%を取得すると発表した。この取引は第4四半期中に完了する予定である。このことによってPayPalは、将来の成長に向けた重要な潜在的推進力である中国で、オンライン決済サービスを提供する認可を受けた最初の外国決済会社となる。

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(翻訳:sako)

オンライン決済サービスのPayPalがGoPay買収を通じて中国に本格進出

中国人民銀行は、PayPalがGoPay(Guofubao Information Technology Co)の普通株70%を買収することを承認した。これにより、PayPalは中国でオンライン決済サービスを提供する、初の海外プラットフォームとなる。GoPayはオンラインとモバイルの決済を提供していて、主にeコマースやクロスボーダーコマース、航空観光といった業界向けの支払いプロダクトを展開してきた。

Guofubaoの声明文によると、PayPalは上海拠点の子会社Yinbaobao Information Technologyを通じて支配権を収めた。両社ともディールの詳細は非公表としている。

今回のPayPalの中国進出は、米国と中国の間で緊張が高まっている中でのニュースとなる。伝えられているところによると、ホワイトハウスは貿易論争が続いている中で今度は中国企業への投資の制限を検討しているとのことだ。

中国の決済マーケットは現在、モバイルではAliPayやWeChat Payなど電子財布プロバイダーを含む地元企業が主導権を握っているが、まだ成長の余地はある。そこにPayPalは目をつけた。

モバイル決済だけを見ても、マーケットは2023年には2017年から21.8%成長して96兆7300万ドル(約1京374兆円)になると見込まれるとFrost & Sullivanはレポートで述べている。こうした成長を牽引するのが増加しているeコマースの需要だ。またモバイル決済マーケットはクロスボーダー部門でも拡大中だ。特に、eコマース、旅行、海外教育といった分野で利用されていて、2016年の決済額は6兆6600億ドル(約720兆円)だった。

レポートではまた、モバイル決済利用者の総数は2023年までに2017年から5億6200万人増えて9億5600万人に達すると予測している。

昨年、中国中央銀行は海外の決済サービス企業にさらに門戸を開くと述べていた。

金融サービスマーケットの米国企業は長い間、中国参入で苦心してきた。アメリカン・エキスプレスは昨年11月、中国でのクレジットカード精算サービス展開の許可を取得した初の米国カードネットワークとなった。また今年は、マスターカードが中国企業と合弁企業を立ち上げての参入を目論んでいる。

PayPalの買収は、2019年第4四半期にクローズする見込みだが、これはクロージング条件にもよる。

同社の全声明文は以下のとおりだ。

中国人民銀行は、PayPalのGuofubao Information Technology Co普通株70%の買収と、中国における決済事業ライセンスを承認した。中国におけるオンライン決済サービス展開のためのライセンスを取得した、初の海外決済プラットフォームとなったことを光栄に思う。中国の金融機関、そしてテクノロジープラットフォームと提携して、中国とグローバルの両方で消費者や事業者により包括的な決済ソリューションを提供することを楽しみにしている。買収は2019年第4四半期の完了が見込まれているが、クロージング条件にもよる。

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(翻訳:Mizoguchi)

PayPalが銀行口座への即時送金に対応、現在は米国のみで手数料は1%

商品をオンラインまたは店舗で購入するのにクレジットカードや現金、銀行振込に代わって有力な選択肢となるPayPalは米国時間3月12日、ギグエコノミーワーカーなどさらに多くの人が利用できる新機能を追加した。これは、銀行とだけでなくStripeやSquareといった比較的新しいサービスとも競合するものだ。PayPalは銀行口座へ即座に送金できるサービスを開始する。このサービスでは、PayPalを介してお金を受け取った人はそのお金をすぐさま使う予定がなければ、自分の銀行口座に移せる。

このサービスは米国内の消費者向けに展開していて、今後数週間のうちに事業所も利用できるようになる。PayPalのEVPでCOOであるBill Ready氏はインタビューで米国外での展開にも取り組んでいると語った。

銀行口座への即座振替は、米国ではJPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)とのパートナーシップを通じて利用できるようになった。JPモルガン・チェースは、大手銀行がつくったプラットフォームThe Clearing Houseによって構築されたリアルタイム支払いネットワークにアクセスすることができる。PayPalはこの機能を実装する初の会社だとReady氏は述べた。

電子財布を提供している他のサービスと同様、PayPalにとってもユーザーが取引を続けるために自分の資金を電子財布(PayPal口座)に持っておくのが理想だ(なぜなら、それによりPayPalは儲けているからだ)。しかし現実としては、同業他社と同じくPayPalも、サービスの使い勝手を良くするために顧客にそれ以外の選択肢やフレキシビリティーを提供するよう努めている。

その話の流れで言うと、PayPal外への振替は、SquareやStripeに負けないために近年同社が取り組んできた分野だった。そしてその取り組みは消費者に支持されていることもわかっている。

昨年PayPalは、何日も待たずして取引のお金にすぐさまアクセスしたいセラーをターゲットとした“Funds Now”を立ち上げた。それまでは支払いが処理されてそのお金が口座に振り込まれるまでに数日かかっていた。しかし、Funds Nowは主にプラットフォーム上のセラーを対象としていた。

別のクイックな振替サービスはそれより少し前の2017年に始まった。このサービスではPayPalとVenmoのユーザーがデビッドカードに送金できる。これまでに何十億ドルもの取引があった、とReady氏は語った。だが、気を付けなければいけないのは、すべての人がVisaやMastercardのデビッドカードを持っているわけでもなければ、そうしたカードで現金化したいわけでもないということだ。

「小さな事業者や個人にとって、これは問題だった。多くがデビッドカードを持っていないため、今回のサービスは目を見張る拡張だ。今彼らは銀行口座からお金を引き出せる」とReady氏は話した。

銀行口座への即座振替の手数料ははデビッドカードへの送金と同じだ。送金額の1%で、最大手数料は10ドルとなる。

今回のサービス以前も、PayPalの2億6700万の個人口座ユーザーと2100万のマーチャント・アカウントユーザーはPayPal口座のお金を銀行口座に移すことはできた。ただし、その取引が完了するまでに数日、もしくはそれよりも長くかかっていた、とReady氏は話した。それは、古いACHネットワークの活用に頼っていたからだ。

Ready氏は、今日のニュースで特に恩恵を受けると考える特定のセグメントを強調した。それは、いわゆるギグエコノミーワーカーと呼ばれる、週払いまたは固定給で支払いを受けるのではなく、行なった仕事に対して支払いを受ける人たちだ。そうした人たちはおそらく、より良い方法でお金を手にしたり管理したりする必要を感じている。PayPalからお金を自分の銀行口座に移すいい方法があれば、そうしたギグエコノミーワーカーは自分の仕事に対する支払いを受けるのにPayPalを使うだろう。これは長い目で見るとPayPalの取引規模拡大に寄与することになる。

「これは、我々のプラットフォーム上にある資金へのアクセスをスピードアップするための幅広いイニシアチブの一環となる。またグローバルの働き方の変化を認めるものでもある」とReady氏は語った。「新しい雇用拡大の90%は非典型雇用者で、成長中のセグメントだ。ギグエコノミーは資金への素早いアクセスに頼っている」。

計画では将来さらなる機能を追加する予定だ。「これは我々が取り組んでいることの一部だ。ギグエコノミーワーカーで意欲的な人の期待に応える新しい機能を展開したい」とReady氏は話した。

イメージクレジット: kentoh(Image has been modified)

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B2B決済の大手Tradeshift曰く西欧は没落アジアと中国が世界をリードする

世界最大のB2B決済とサプライチェーンロジスティクスのプラットホームのひとつである企業のCEOによると、イギリスは今、企業間取引の量の大きな激しい減少を経験しつつある。

スイスのダボスで行われている世界経済フォーラムで、TradeshiftのCEOで協同ファウンダーのChristian Lanngは、本誌のインタビューに応じてこう語った: “すでに数字に表れている。昨年12月には、イギリスにおける購買注文が大きく減少した。とくに小売が激しい。でも、どの分野でもだ。製造業も、小売も、物流も”。

Tradeshiftは、サプライチェーンの決済とマーケットプレースとアプリケーションを提供するクラウドプラットホームで、ヨーロッパのテクノロジー系ユニコーンのひとつであり、これまでに4億3200万ドルあまりの資金を調達している。

Lanngによると、Tradeshiftはイギリスの某大手製造業企業と取引があるが、そこは生産ラインに供給する在庫の量が常時“一時間ぶん”しかない。彼は、その企業の名前を挙げなかった。

Brexit(イギリスのEU離脱)のサプライチェーンへの影響については、彼曰く: “一台のトラックの通関手続きに10分かかるとすると、解決不能の交通渋滞が生ずる。税関通過まで1週間はかかるだろう。工場は止まってしまう”。

“政治の問題ではない。今起きようとしているのは、きわめて技術的な問題だ。この事実を理解しない人が多い。抽象的な議論をするのはいいが、実際に起きるのはこういうことなんだ”。

“海峡をまたぐサプライチェーンの実際と現実を、人びとは忘れている。仕事の現実を知っている者の声を、真剣に聞こうとしない。Brexitがまるで、サーカスが来る来ないのような話題になっている”。

Tradeshiftが最近、クラウド上の企業向けインテグレーションサービスBablewayを買収した件についてLanngは、両社の合体によって“1兆ドル以上の決済を扱うようになる”、と言う。決済の量だけでも、それはPayPalの2倍、Amazonの3倍になる。“世界経済のB2BとB2Cの部分の大きなシェアを、両社が扱うことになるだろう”。

でも、一部の人たちが予言している世界経済の減速は訪れるのだろうか? “われわれの見方はかなり単純だ。テクノロジーの分野では、ヘルスケアも、再生可能エネルギーも、電気自動車も、AIも金融サービスも、すべて中国の動きが激しい。2025年ごろには、Made in Chinaが世界のトップになるだろう”。

“西欧は、世界のリーダーシップを失いつつある。電動車でも再生可能エネルギーでも、われわれは出遅れている。中国の技術はヒッピーと馬鹿にされていたが、今それは世界の未来だ。中国に対して、関税という武器は通用しない。うちはむしろ、アジアに倍賭けしている。テクノロジー重視の国なら、どの国でも重要だからね”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

PayPal:ブラックフライデー&サイバーマンデーのモバイル支払高が過去最高の10億ドル超

Adobeが先週発表したレポートによると、ブラックフライデーのモバイルデバイスを通じての販売は過去最大だった。そして今週、PayPalは感謝祭からサイバーマンデーまでのショッピングにも同じような傾向が見られたことを明らかにした。ブラックフライデーのセールではモバイル支払高が過去最高の10億ドル超を記録したーそしてサイバーマンデーでも再び記録を打ち立てた。

今年のブラックフライデーでのモバイル支払高は2017年より42%増え、サイバーマンデーのモバイル支払高はそれをしのぐ伸びだった、としている。

しかしながら、サイバーマンデーでは全体の支払高が大きく、これはサイバーマンデーのショッピングの多くは、勤め人がデスクトップのコンピューターから駆け込み的に行なったからだろう。

グローバル規模では、感謝祭からサイバーマンデーまでの間のモバイル支払高は、PayPalが扱った全支払い高の43%を占めた。この期間中、PayPalは1秒あたり2万5000ドル超を処理し、モバイル支払いに限っていうと1秒あたり1万1000ドル超の処理だった。

ピーク時間はブラックフライデーに迎え、これはセールイベントの多くがオンライン上での開催にシフトしていることを意味する。オンラインとモバイルのショッピングという点ではピークはサイバーマンデーにきつつある、とPayPalは指摘している。

PayPalのデータではまた、別の傾向もうかがえる:ホリデー・ショッピングの始まりと終わりのラインがぼやけつつあることだ。最近では多くの小売が感謝祭、またはそれより以前にセールを開始し、ブラックフライデーの週を通して、あるいはそれ以降もセールを続けている。

たとえば、Amazonは同社のブラックフライデー/サイバーマンデーの大きな記録達成を利用することを決め、“12日間のセール”イベントを展開する。これは12月2日から12月13日まで開催され、毎日何百もの新たなセールを展開する。

またPayPalのデータは、ショッピングの早い開始を示している。感謝祭は今や別の大きなショッピングデーになり、年間を通してトップ10のショッピングデー入りした、とPayPalは指摘する。規模も昨年から41%大きくなった。

前年比で増えたのはEコマース支出だけではないこともPayPalのデータで明らかになった。ギビングチューズデーにはーこれはチャリティーへの寄付や人の役に立つようなものにフォーカスしたイベントだー180のマーケットの顧客100万人超が今年9800万ドルを寄付した。これは昨年から51%の増加という。

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(翻訳:Mizoguchi)

PayPal、ローカライズ可能なワンタッチ支払いボタンを海外展開

アメリカでEコマースといえば、クレジットカードなどのカード支払いに決っているが、海外は大きく違う。実にさまざまな選択肢——着払い、銀行振り込み、携帯アカウント、等々——がさまざまな組み合わせで使われている。本日(米国時間9/17)PayPal——世界で2億5000万のアクティブユーザーアカウントを持つ支払い会社——がその問題を解決すべく、”Checkout with Smart Payment Button” を全世界に提供開始する。各国の売り主が支払い方法をカスタマイズして、OneTouchチェックアウトができる購入ボタンを簡単に作ることができる。さまざまな支払いサービスを統合する必要もない。

今や支払いソリューションでは当たり前になっているが、この機能は数行のコードを書くだけでチェックアウトプロセスに追加できる。大がかりな統合は必要ない。

PayPalはすでにこの機能を3ヶ月前から提供してきた——皮肉なことに(カードが支配している米国で)——。この期間に、大規模な展開に備えて基盤づくりをしてきた。

現在提供されているオプションには、PayPal自身のさまざまなサービス——PayPal、Venmo(米国のみ)、PayPal Credit(英国および米国のみ、承認が必要)——に加えてオランダのユーザーのためのiDEAL、ベルギーのBancontact、イタリアのMyBank、ドイツのGiropay、オーストリアのEPSなどがある(ドイツのSEPA Direct Debitはすでに対応済み)。

同社は今後も各国独自の支払いシステムを追加していく予定。今年7月、PayPalは海外支払いに特化したスタートアップ、PPROの5000万ドルの投資ラウンドをリードし、この戦略的投資は実を結びつつある。Smart PaymenのテクノロジーはPayPalが開発したが、「われわれは複数の支払いサービスと協力して、さまざまな地域に特化した支払い方式を可能にした」とPayPalのEVP・COO、Bill Readyが言った。

すでにこの高速チェックアウトを利用している売り手には、Boston ProperのBeyond Proper、Guess?, Inc.、Zumiezがある。MagentoとWooCommerceも新しいチェックアウト方式を顧客に提供している。

「Smart Payment Buttonsは、発表以来スモールビジネスから世界的小売業者まで多くの企業が採用している」とReadyは言う。「さまざまな支払い方式を動的に有効化できるしくみが高い評価を得ている。大型小売店を含む多くの企業がSmart Payment Buttonsを使ってチェックアウトオプションにVenmoを追加している」

Eコマースの抱える重要な問題のひとつに、ウィンドウショッピングのユーザーが非常に多いという事実がある。見るだけで他のサイトに移動する人や、購入プロセスになると興味を失う人たちだ。理由の一つは、購入までの障壁が多すぎること。PayPalは、その問題を回避できると顧客である売り主たちに売り込んでいる数多くの「ウォレット」の一つだ。PayPalは、ユーザーの主要な支払い方法を記録していて、使うためにはログインが必要だ。PayPal Checkoutを使っている売り主は88.7%のコンバージョン(購入)率を誇り、PayPalを使っていない店より82%も高いとPayPalは言っている。

新たな地域別支払いオプションとともに、PayPalは同社のマーケティングソリューションを世界に向けて徐々に拡大し、エンドツーエンドのサービスを提供している。2017年に会計サービスのSwift Financialを買収したこともその一つだ。そして今日、売上分析や販売インセンティブなど、ウィンドウショッピング中の潜在顧客の獲得に役立つマーケティング・ソリューションを新たに追加した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PayPal、決済プラットフォームのiZettleを22億ドルで現金買収へ

PayPalが、米国外でのスモールビジネスやマーケット向けの店頭決済分野でこれまでになく大きな賭けに出る。それは、SquareやStripe、そのほかの決済サービスへの攻勢ととれる。というのも、PayPalはiZettleを買収すると発表したからだ。iZettleはストックホルム拠点の決済プロバイダーで、よく“欧州のSquare”と称される。そのiZettleを22億ドル全額現金で買収する。

2018年第三四半期までに経営権の移転が完了するとされているこの買収案件では、iZettleの創業者でCEOであるJacob de GeerがそのままiZettleを率いる。そしてPayPalのCOO、Bill ReadyがJacob de Geerの上司になると思われる。iZettleの経営幹部もそのまま残り、業務を継続する。これにより、欧州における実在店舗とオフライン決済の「中核拠点」となる、とPayPalは述べている。

この買収のタイミングというのはかなりわかりやすい。ビジネス拡大を目的にiZettleが今月初旬に行ったIPO申請のすぐ後だ。このIPOでは、iZettleはストックホルムナスダック証券取引所で2億2700万ドルもの資金調達を計画。そして株式公開でiZettleの企業価値はおおよそ11億ドルになると予想されている。

関係筋からの情報では、この2社は“何年も”話し合いを続けてきた。しかし、今回のIPO申請で状況は急展開したと予想される。本来ならこの買収案件は金曜日に発表される予定だったのだが、今日(木曜日)噂が広がり始め、結局正式に認めることにしたようだ。

PayPalの時価総額は約940億ドル。直近の収益では、78億円もの現金と現預金、投資金がある。つまり、今回の買収の資金はたっぷりある。

iZettle はPayPalにとってこれまでで最大の買収案件となる。2015年にPayPalは送金サービスのスタートアップXoomを8億9000万ドルで買収。そしてまだeBayの子会社だった2013年には、オンライン決済サービスのBraintreeと、Braintreeが買収したVenmo事業を8億ドルで取得した。

現在iZettle は北欧やメキシコを含む12のマーケットで事業を展開している。そのマーケットというのは、ブラジルやデンマーク、フィンランド、ノルウェイ、スペイン、スウェーデンなどPayPalがオフライン分野で劣勢となっているところが含まれている(中南米での事業拡大はスペインの銀行Santanderの戦略投資によるもの)。iZettle はまた、英国でも存在感を示している。つまり、競合するSquareが進出した場合でも、iZettleの力でPayPalは事業を推し進められるわけだ。

Squareと同様、iZettleもスマホやタブレットと接続するクレジットカードを読み取るドングルを活用して、店頭ビジネス分野で道を切り開いてきた。クレジットカード支払いを受けるにはコストがかかるため、それまでカード支払いを受け付けていなかったスモールビジネスの事業者や個人でも利用できるサービスを展開したのだ。そこから、スモールビジネス向けの在庫管理ローンといった他の金融サービスにも手を広げてきた。

PayPalの動きを追っている人ならご存知だろうが、PayPalは米国内外のマーケットで店頭決済サービスの拡大に注力してきた。しかし、すでに確立されているオンライン決済ほどに力を入れてはこなかったとみる向きもある。

iZettleのde Geerは、将来的には実在店舗を持たないような大きな事業所や企業向けにもサービスを拡大させたいと考えていたが、そのiZettleの現在の規模や運営状況こそがPayPalを惹きつけた。サービス拡大にあたり、その点を補えるからだ。

PayPalのCEO、Dan Schulmanは「スモールビジネスというのは世界経済のエンジンだ。オンラインや店舗、モバイルでのビジネスをサポートするため、引き続きプラットフォームを拡大していく」とコメントしている。「iZettleとPayPalは、ミッションや価値観、カルチャーを共有し、何よりもサービスの幅や地理的ビジネス分布面からいっても戦略的にいい補完関係にある。現代のデジタル社会では、消費者は好きな時に、どこからでも、好きな方法で購入できる。50万近くの事業者が利用するiZettle を育てたJacob de Geer氏と彼が率いるチームの最高の能力により、あらゆる販売チャネルにとってPayPalがワンストップソリューションとなる」とも述べている。

もちろんスタートアップのiZettleにとっても、世界的な決済サービスの巨人をパートナーとすることは、ビジネスを拡大させるまたとないチャンスとなる。

de Geerは「我々が培ったものや専門性を、この業界のリーダー的存在であるPayPalに注入することで、スモールビジネス事業者により価値のあるサービスを提供できる」「iZettleとPayPalの統合により、我々の顧客はスムースに決済や販売を行い、また成長できるようになる」とコメントしている。

IPO申請書類の中に、iZettleはまだ赤字であることが記載されているが、その赤字幅は減少しているようだ。2018年1~3月の税金及び減価償却前の赤字額は7300万スウェーデンクローナ(830万ドル)で、2020年までには黒字化が見込まれる。

PayPal によると、iZettleのプラットフォームを使った今年の決済額は60億ドル、それによる収入は1億6500万ドルを予想している。iZettleの収入は2015年から2017年にかけて年率60%成長と、ものすごい勢いで伸びている。

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(翻訳:Mizoguchi)

Apple、Salesforce、PayPalが、ウェディングケーキ裁判でLGBT支持を表明

少数のIT企業が、同性カップルにウェディングケーキを作ることを拒否したコロラド州の菓子店を巡る裁判で法廷助言者として登録した。TechCrunchが確認したところによると参加したのはApple、Yelp、PayPal、Salesforce、およびAffirmの各社。準備書面は人権団体のHuman Rights Campaign(HRC)が回覧しており来週までにはさらに多くの企業名が発表される見込みだ。趣意書はワシントンDCの法律事務所、Steptoe & Johnsonが起草した。

LGBTQフレンドリーに関わる裁判には通常もっと多くのIT企業が意見表明するものだが、このMasterpiece Cakeshop 対 コロラド人権委員会の訴訟は、とりわけ繊細な社会問題を扱う一触触発のケースであり、憲法修正第1項に守られた信仰上の権利に関わるだけになおさらだ。IT企業が本件に対してやや引き気味である理由がここにある可能性は高いが、左翼傾向のIT企業がトランプ政権下で支持を求められている数多くの社会的大義も原因かもしれない。

今年3月、バージニア州の高校のトランスジェンダーの生徒 Gavin Grimmが教育委員会に対して、彼に男子トイレを使わせなかったのはTitle IX(連邦教育法第9編)に違反していると申仕立てた一件では、54社以上のIT企業が支持に動いた。結局この訴訟は最高裁判所に送られることなく、バージニア州リッチモンドの下級控訴裁判所に差し戻された。

企業が署名する期限について多少の混乱があったようだが、TechCrunchは締切が10月30日月曜日であることを確認した。本誌は主要IT企業にこの意見書への関心について問い合わせているので、情報が入り次第リストを更新する予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Nintendo SwitchでPayPalが使えるようになった

Nintendoは、Nintendo Switchでeショップの買い物をする際の支払い方法に、新たなオプションを追加した。今日(米国時間8/22)から、ユーザーはNintendoアカウントにPayPalアカウントをリンクすることが可能になり、PayPal残高あるいはPayPalアカウントにリンク済みの支払い方法を使って買い物ができるようになる。

このアップデートはSwitchのみが対象で、Wii UやNintendo 3DSをまだ使っている人は残念ながら使えない。これで次回Switchを使って何かを買う時は、クレジットカード情報を登録するか、登録済みのクレジットカードを使うほかに、PayPalアカウントを追加することができる。

新たなオプションが特に便利な理由はいくつかある。第1に、Switchはリージョンフリーのゲーム機であり、これはほかの国で買ったゲームでも自分のSwitchでプレイできることを意味している。

しかもNintendoの対応は物理的ゲームに留まらない。コンソールを米国で買った人でも、eショップで日本のゲームを買える。あるいは、ヨーロッパに住んでいても米ドルで支払うことができる。他国のストアを利用できることがうれしい理由はいくらでもある。

別のストアを利用したいときは、Switchに新しいアカウントを追加する必要がある。そうすることで様々なストアでゲームを買うことができる。購入したゲームはSwitchのホーム画面に表示され、どこで買ったかによる区別はない。

しかし、銀行によっては海外取引の手数料を高くとるところがある。PayPalは完璧ではないものの、ユーザーの銀行によっては、海外通貨でゲームを買うのに便利だ。

第2に、子供のいる人にとってPayPalはありがたい選択肢だ。クレジットカード番号を子供のゲーム機に保存するかわりに、子供用にPayPalアカウントを作っていくらかの金額を入金しておける。そうすることで、子供たちは自分の好きなものを買えて、親は金額の上限を設けることができる。

PayPalのSwitchとの統合は、日本、米国、カナダおよび欧州31か国で利用できる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PayPalが小規模ビジネス向けツールセットの”Business in a Box”を開始

本日(米国時間5月1日)PayPalは、Business in a Boxという名のサービスを開始した。米国の小規模ビジネスのオーナーたちをより多く、そのプラットフォームへと誘うことが目的だ。WooCommerceならびにXeroと提携して開発されたこのサービスは、小規模ビジネスオーナーたちに様々なオンラインビジネス向けツールを提供する。例えばオンラインショップ、会計ツール、PayPalからの運転資金の借入申し込み、そして勿論PayPalを介したオンラインもしくはオフラインの支払い受付機能などだ。

Business in a Boxは主に、既にオフラインビジネスを確立していてこの先オンラインへの移行を考えている人たちだけではなく、売りたいものがありロードマップもイメージできているビジネス初心者への支援を狙っている。

しばしば、そうしたビジネスオーナーたちはShopify、Magento、BigCommerceあるいはWooCommerceといったe-コマースプラットフォームに向かう。そうすることで、プロモーション、マーケティング、注文管理、出荷、ソーシャルメディア対応などの様々な側面からビジネスを助けることのできるアドオンを活用し、オンラインでの存在感を高めることができるからだ。

PayPalは既に、こうしたe-コマースプラットフォームとも協力している。たとえば多くのビジネスオーナーが望むPayPalボタンをオンラインショップに提供することなどだ。しかし、この世界でのプレイヤーの1つWooCommerceと公式な提携を行なうことで、PayPalはこの分野での立場を強くできる。また、これにより、その他のサービスを促進することもできる。例えばPayPal Working Capitalを介した運転資金の貸付などがその1つだ。

同社によれば、PayPal Working Capitalは2013年のサービス開始以来、全世界で11万5000以上のビジネスに対して、ローンや前払いという形で30億ドル以上を提供してきたということだ。

しかしBusiness in a Boxは、全く新しい仕掛けというよりも、PayPalブランドの下でスマートに纏められた、ソリューションの集合というべきだろう。サービスにサインアップするビジネスオーナーたちは、申し込みの一環として、PayPalのパートナーたちからの割引を受け取ることができる。例えば、WooCommerceは、1年分のPressableサブスクリプションに3ヶ月の追加期間を特典として与える。さらにプラグインも無償で提供される。またXeroの場合には30日の試用、Xeroのアドバイザーによる1時間のコンサルテーション、ユーザーのアカウントに対する100ドル分のクレジットの付与などが含まれる。

もしこれらが、極めて標準的な新規顧客獲得プロモーションのように聞こえても、間違ってはいない。Business in a Boxとは、実際には自社ビジネスの構築というよりも、PayPalとの統合という意味合いが強い。すべてのパートナーソリューションは、顧客のPayPal Businessアカウントと統合されて、すべてが連動するようになる。オンラインビジネスへの新規参入者たちにとっては、これらがPayPalによってサポートされ、推奨されているソリューションだということで安心感もある。

ビジネス顧客は自分の使いたいソリューションを選択することもできるが、推奨されたパートナーからのものを使う利点は、全ての売上、費用、請求をリアルタイムを追跡して財務状況を見ることができるようになるという点だ。

より広い意味では、この新しいサービスは、ビジネスオーナーたちがPayPalを、単なる決済手段提供会社以上のものとして見るようにする手助けをするだろう。すなわち、顧客を獲得し、そのキャッシュフローを管理し、ビジネスを成長させる手伝いをしてくれる会社としてみなす方向だ。

この動きは、PayPalの堅調だった第1四半期の後にやってきた。この四半期の終了時点では2億300万人のアクティブカスタマーを抱え、1600万のビジネスと提携している。

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(翻訳:Sako)

PayPal、予測を上回る収益で株価は7%高

支払いサービスのPayPalは、水曜日(米国時間4/26)の市場取引終了後、第1四半期決算報告を発表した。調整後1株当たり利益44セントは、多くのアナリストが予測した41セントを上回り、直後の時間外取引で株価は7%上がった。純利益は3.84億ドルで昨年から5%伸びた。

売上も予測をわずかに上回る29.75億ドル、FactSetのアナリスト調査による予測は29.4億ドルだった。対前年比では17%の成長だった。

PayPalは、50億ドルの株式買戻しプログラムも発表した。

「再び好調な財務成績で四半期を終え、今後も財務サービスの民主化という当社のビジョンを消費者に届け、現金からデジタル支払いへの移行を世界中で推進していく」とPayPalのプレジデント兼CEO、Dan Shulmanが声明で語った。

一部の投資家は、最近のクレジットカード会社との提携が利益率に与える影響を気にしている。クレジットカードに移行するユーザーが増えると利幅は減る。しかしクレジットカードが利用できることで新規ユーザーは増える。

PayPalは四半期中に600万の新規アカウントを追加し、総アクティブユーザー数は2億300万人になったと言っている。

同社の子会社であるBraintreeはUber、Airbnb、Facebook Messengerを始めとする大型クライアントのモバイル支払いを処理している。これはPayPalがそこでの取引から利益を上げていることを意味している。

PayPalは、人気のピアツーピア支払いプラットフォームのVenmoも所有している。Venmoは企業との提携を通じて収益を伸ばしており、総支払額68億ドルは前年同期の2倍以上だった。

PayPalの総支払い金額は990億ドルでアナリスト予測と一致した。これは昨年の23%増、為替レートを考慮すると25%増だった。

PayPalは2015年にeBayから分離し、現在は時価総額540億ドルでeBayよりも大きい。株価は今年になって約13%上昇し、水曜日の終値は44.41ドルだった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PayPal、キャッシュ支払サービスのTIO Networksを2.33億ドルで買収へ

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PayPalは支払サービスの有力企業、TIO Networksを2億3300万ドルのキャッシュで買収することで同社と合意した。TIO Networksは公共料金などの請求書をドラグストア・チェーンのRite Aidなどの店頭で支払えるようにするサービスだ。今回の買収によりPayPalは一挙にこの分野への参入を果たした。

この買収により、PayPalは給料日から給料日までぎりぎりの生活を強いられている北米の人々に対するサービスが可能になる。こうした人々の多くは銀行口座を持っていないためクレジットカードが利用できない。PayPalのCOO、Bill ReadyはTechCrunchの取材に対し「われわれはこうした〔恵まれていない〕人々に対してデジタル時代への橋渡しをしたい」と語った。

TIO NetworkをPayPal本体にどのように統合するのか、具体的な計画はまだ明らかではない。しかしキャッシュによる支払いをデジタル支払サービスに統合しようというのは以前からのPayPalの目標だった。開発チームはキャッシュをオンライン支払にあてる手続きを簡単に行えるPayPal Cashというシステムを発表している。

昨年TIOは6万5000箇所の支払いコーナーで1400万人の顧客の70億ドルの支払を処理している。

TIOはカナダのバンクーバーを本拠とする会社でドットコム・バブルの時代にトロント証券取引所に上場した。最近の時価総額は買収金額を25%程度下回っている。PayPalは最終的に1株2.56ドルという条件を示した。買収の完了は今年中となる。

PayPalは今やオンライン支払の世界的な巨人であり、PayPalサービス以外にもモバイルのピア・ツー・ピア資金移動アプリ、Venmoなど数多のくサービスを傘下に持っている。またUberやAirbnbの支払を処理して大成功を収めたBraintreeも買収している。

PayPalがeBayからスピンオフしたのは2015年で、企業規模はすでにeBayを追い越している。時価総額は510億ドルで、株価は昨年21%上昇した。

画像: PayPal

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

PayPal初の支払いボットがSlackに登場

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今日(米国時間2/7)午前PayPalは、Slackユーザーがチャット画面を離れることなく簡単に支払いができるボットを公開した。PayPalがボットを提供するのはこれが初めてだが、同社によると大手コミュニケーションサービスと統合するのは初めてではない。

例えば昨年の秋PayPalはfacebook Messengerとの連携を強化し、ユーザーがチャットアプリ内で取引を追跡できるようにした。またMessenger内で自前のチャットボットを使って取引きする店舗の支援も行っている。

PayPal自身も、AppleのSiri、MicrosoftのOutolook.com等の大型プラットフォームと統合している。

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SiriやOutlookのケースと同じく、PalPalのSlackボットはエンドユーザーを直接ターゲットにしている。PayPalボットはSlackのApp Directoryからダウンロード可能で、インストール後は、”/PayPal send $5 to @Dave.” 等とタイプするだけで送金できる。

このボットは、例えば同僚同士でランチを割り勘にしたり、コーヒーを注文したり、タクシー代を払ったり、グループでプレゼントを贈る等、簡単なピアツーピア支払いのための利用を想定している。

使用する前には、ボットを自分のPayPalアカウントにリンクして、取引きの確認や承認をいつ行うか等を設定する必要があるとPayPalは言っている。

PayPalの狙いは、毎日Slackを使っている500万人のユーザーで、ボットのデビューにこのプラットフォームを選んだ理由でもある。規模だけでなく、早期にSlackユーザーのお気に入りの支払いサービスとしての地位を確保することで将来の成長と拡大に勢いがつく。今Slackはエンタープライズ分野に野心を見せており、つい最近大企業をターゲットにEnterprise Gridを発表した。

ピアツーピア支払いはPalPalで最も多く利用されている機能で、2015年の総取扱い高は傘下のVenmoとXoomを合わせて410億ドルに上る。

PayPalボットは、オーストラリア、カナダ、米国および英国のSlackユーザーに公開されている。

【日本語版注:日本からはアプリのインストールはできるがアカウントのリンクでエラーになり使用できない】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PayPal、好調な売上が続く

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木曜日(米国時間1/26)の取引終了後、PayPalは第4四半期の決算を発表し、結果は投資家たちの期待通りだった。時間外取引の株価は動いていない。

売上は29.8億ドル、対前年比17%増とアナリスト予測とほぼ一致した。調整後1株当たり利益は0.42ドルで、これもウォール街の予測通りだった。総支払い金額は990億ドルで、予測の1001億ドルをわずかに下回ったが、対前年比22%の上昇だった。

「昨年当社は、ネットワーク、金融機関、IT企業、および携帯通信会社と一連の戦略提携を結び、市場機会の転換をはかった。われわれは顧客第一を貫くことでこれを実現した」とCEOのDan Schulmanが声明で語った。

PayPalは2015年にeBayと分離し、現在二社のうち同社の方が大きい。PayPalの時価総額は500億ドル、一方eBayは約360億ドルだ。

これはPayPalが、ピアツーピア送金サービスのVenmoと、StripeのライバルBraintreeを傘下に持っているためだ。Braintreeは、みんながUberに乗ったりAirbnbに泊ったりした時にPayPalが稼ぐのを手助けしているモバイル支払いプラットフォームだ。海外送金サービスのXoomもPayPalが所有している。

PayPalはその名にふさわしくオンライン支払いのパイオニアだったが、インターネット黎明期と結びつけられることも多い。同社は人々がチェックアウトでもっと効果的にPayPalを使えるよう、努力を続けてきた。

PayPalサービスは、Braintreeやつい最近収益化をスタートしたVenmoと比べて利幅の大きいビジネスだ。投資家が未だに同社の中核事業の成長に重点を置いているのはそれが理由だ

PayPalの株価は昨年同時期と比べて31%上がっている。木曜日の終値は41.50ドルだった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

SiriでPayPalから送金・請求ができる、ほかにもSiriの多様なサードパーティ統合機能あり

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PayPalのユーザーは今や、支払いの送金や請求を、iPhoneとiPadのiOS 10の上では、Siriの音声コマンドで行える。オンライン決済企業PayPalは、この新しい機能を複数言語で30か国に提供する。それを利用するためにはiOSアプリがインストールされていて、自分のアカウントでPayPalにログインしているだけでよい。

上のデモビデオでお分かりのように、この機能の使い方はとても簡単で、Siriに金額と相手の友だちや連絡先の名前を伝えるだけだ。また、上で述べたように、Siriを使って友だちへの請求もできる。そのときは確認画面が出て、Siriは金額と請求先を確認する。PayPalはこれを、ホリデーシーズンの便利な機能と位置づけており、その時期にはとくに、同社等のピアツーピアの送金サービスが役に立つ、と考えている。

この新機能が可能になったのは、Siriの拡張機能、すなわちサードパーティの統合オプションがiOS 10でリリースされたからだ。それには支払いの送金、配車リクエスト、メッセージング送出、写真の検索、VoIP通話、トレーニングの開始、などがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PayPal、ノースカロライナ州のLGBT差別法に抗議して400人の雇用計画を中止

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PayPalは、LGBTコミュニティーを強く擁護する立場に立った。数週間前、ノースカロライナ州議会はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、およびトランスジェンダーの人々の権利保護を妨げる失望させる法案を通過させた。この法律はトランスジェンダーの人々に不適切なトイレの使用を強要し、差別するものでもある。PayPalはこれを容認せず、同社がシャーロット市に新しい事業所を設立する計画を中止すると声明で語った。

シャーロットの新しいグローバル運用センターでは400名が雇用される予定だった。同社はこの法律が有効である限り、その意志を変えるつもりがさそうだ。

「新しい法律は差別を存続させ、PayPalの使命と文化の中核をなす価値と原理に反するものだ」と、PayPalの社長・CEO、Dan Schulmanは書いた。「このためPayPalは、計画していたシャーロットへの事業拡大を中止する」。

同法に抗議しているのはPayPalだけではない。ホワイトハウスは現在これを再調査中であり、連邦裁判所への告訴も進行中だ。他の州政府も、ノースカロライナ州への不必要な公的出張を禁止してこの法に抗議している。

他に100社の企業が同法の撤回を要請しているが、州の雇用増加を中止したPayPalは、最も声高な反対者と思われる。

声明の全文は以下の通り:

2週間前、PayPalは新たにグローバル運用センターをシャーロット市に開設し、400名以上の技術職を雇用する計画を発表した。その後まもなく、ノースカロライナ州はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、およびトランシジェンダーの人々の保護を無効化する法案を突然成立させ、われわれのコミュニティーのメンバーが法の下で平等な権利を得ることを阻止した。

新しい法律は差別を存続させ、PayPalの使命と文化の中核をなす価値と原理に反するものだ。このためPayPalは、計画していたシャーロットへの事業拡大を中止する。

この決定はPayPalの最も根底にある価値と、誰もが平等に扱われる権利を持つという強い信念を反映し、尊厳と敬意に基づくものだ。こうした公正、多様性の受け入れ、および平等性の原理は、われわれが企業として達成しようとするものすべての中心をなしている。それは差別に反対する行動を起こすことをわれわれに強いるものだ。

われわれの決定は明瞭、明白である。しかし、シャーロットコミュニティーの一員となり地域の優れた人材を同僚にする機会を失うことは大変違憾に思っている。誰もが差別の恐れを抱かずありのままに生きる権利を持つという原則を公約する企業として、チームの仲間が法の下で平等な権利を得られないノースカロライナ州で雇用者になることは、決して受け入れことができない。

われわれは運用センターの代替地を探す傍ら、引き続きノースカロライナのLGBTコミュニティーと協力し、この差別的法律を撤廃するために、平等を公約する他の人々と共に努力を続けることを約束する。

われわれは平等と多様性の受け入れを公約し、人が価値観に基づいて生活、行動することで変化をもたらすことができるという強い信念を持っている。それは、われわれの従業員、顧客、およびコミュニティーにとって正しいことである。

Dan Schulman, President and CEO, PayPal

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PayPalがbitcoin起業家を取締役会に加えて貨幣の未来に注力

SAN FRANCISCO, CA - SEPTEMBER 21:  Xapo CEO Wences Casares speaks onstage during day one of TechCrunch Disrupt SF 2015 at Pier 70 on September 21, 2015 in San Francisco, California.  (Photo by Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch) *** Local Caption *** Wences Casares

PayPalは、フィンテック界のベテランでbitcoin起業家のWences Casaresを取締役会に加え、同社の貨幣と通貨の未来へ向かう姿勢を顕著に明らかにした。

アルゼンチン出身のCasaresは、今日までの41年で多くの経験を積んでいる。彼は現在、XapoのCEOおよびファウンダで、そのbitcoin決済スタートアップはこれまで4000万ドルを調達しているが、過去の彼のベンチャー企業にはデジタルウォレット企業Lemon(2014年にLifrLockが4260万ドルで買収)、アルゼンチン初のISP、ネット上の証券会社Patagon(スペインの銀行Banco Santanderが7億5000万ドルで買収)、ニューヨークのWanako Games、などがある。

明らかに金融テクノロジの先駆者であるCasaresは、今では、最近の一連のbitcoin開拓努力でいちばんよく知られており、PayPalが取締役会の九人目のメンバーとして彼を迎えたのもそのためだ。

PayPalは2014年に、bitcoinをプッシュする大きな動きをさまざまな形で見せた。たとえば将来性のあるbitcoin企業を見つけて買収し、また、同社の世界的なビジネスにとって新たな機会を開きうる、代替決済技術に対する注力と認識を高めた。

PayPalの社長でCEOのDan Schulmanは声明文で次のように述べている: “私もWencesを弊社の取締役会に歓迎するPayPalの役員とPayPalの全チームの一員だ。Wencesの、商業の未来に対する独特な見方は、全世界の人びとのために貨幣の管理と動きを変容させようとするPayPalのビジョンと理想的に整合している”。

一方Casares自身は、“貨幣の変容を世界的な規模で推進することに専念している、代表的なグローバル企業の取締役会でお役に立てることは光栄である。PayPalの取締役会および首脳陣と協働して、彼らの強力なビジョンの実現努力の継続にご奉仕していくことが楽しみである”、と語っている。

bitcoinは今でも、デジタルのゴールドラッシュ2.0として無視している人も多いかもしれない。本誌もそのことを、過去に何度も取り上げてきた。しかし、暗号通過を支える技術そのものは、未来の大きな可能性を秘めている。まず第一に、それは国際的な貨幣転送の苦痛をやわらげる。“bitcoin”は、その名前が人びとを遠ざけるかもしれないが、実際に取引に利用している人たちは、非常に低い料金など、ブロックチェーン技術の利点を利用できるし、その際、そこにbitcoinが関わっていることを知らない場合もありえる。オンライン決済の元祖で、創業時には真のディスラプターだったPayPalが、これらの新し可能性を積極的に迎え入れようとしていることは、とてもエキサイティングだ。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。