AlphabetのCEO(Googleの協同ファウンダー)Larry Pageが法廷でAndroidによるJava APIの使用を公正と擁護

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AlphabetのCEOでGoogleの協同ファウンダーLarry Pageが今日、Oracleとのあいだで続いている法廷闘争で、同社のAndroidプラットホームの開発を擁護した。Oracleは2010年にGoogleを訴えて、Androidの開発者はJavaからプロプライエタリな部分のコードをコピーした、と主張した。Googleは、問題のコードはオープンソースであり、同社の技術者は無料で使用できる、それに、AndroidにおけるJavaコードの実装は十分に変形しており、公正な使用と見なされる、と主張した。

Pageの証言によると、この訴訟はすでに5年も続いているにもかかわらず、彼自身はAndroidの、この裁判で問題になっている技術的詳細についてほとんど何も知らなかった。しかしながら彼は、GoogleがAndroidの中でJavaの宣言コードを使ったときGoogleはOracleの知財を盗んだ、とするOracleの断言に反論した。“SunがJavaを作ったとき、彼らはそれをオープンソースのものとして作った”、とPageは述べた。“弊社は無料でオープンなものに対して支払いを行っていない”。

彼は、後日Oracleに買収されたSun Microsystemsからライセンスを取得せずにAPIを使う、というGoogleの決定を擁護して、問題のAPIをコピーして新たに実装することは業界の標準的慣行だった、と述べた。Pageは、APIのGoogleによる実装はオリジナルかつ変形しており、したがって彼の会社のコーディングは公正使用の範囲内に入る、と主張した。

“知財の問題に関しては、弊社は十分な責任感を持ち、注意深く行動した”、とPageは説明した。

Oracleの弁護士はPageにGoogleのスライドデッキを見せたが、その中ではAndroidのエコシステムが毎年、430億ドルの収益を生成している、とある。しかしPageは、スライドが述べている巨額な収益はGoogleの収益ではなく、電話機のメーカーやキャリアらの収益だ、と応じた。“Googleの関与部分がどれだけであるか、私は知らない”、とPageは証言し、さらに、Verizonのようなキャリアは“巨額な収益を得ているが、それがGoogleの収益に結びついていることはありえない”、と付言した。

Pageは、Googleの創設とAndroidの買収についても述べた。彼によると、市場に出回っているスマートフォンに不満を感じたとき、スマートフォンを自社で作ることに関心を持った。

“当時のスマートフォンにはものすごく不満だったが、それらの多くはJavaを使っていた。しかし性能も機能もお粗末だった。写真を撮って誰かと共有することもできない。あらゆる製品を試用したから、クローゼットが100台ほどのスマートフォンで満員になった。どの機種もそれぞれ違いがあるから、弊社のソフトウェアがそれらの上で動かない。それが、ものすごく不満だった”、とPageは説明した。

彼によると、Googleでスマートフォンを開発しようと思ったのは、できるだけ多くの人びとが彼の検索エンジンにアクセスできるようにしたかったからだ。“弊社の収益のほとんどがGoogle Searchからだから、お金のあまりない人たちでもそれにアクセスできるようにしたかった”、と彼は述べた。

今日OracleとGoogleはこの裁判における最後の証言を提示した。最終弁論の開始は月曜日の予定で、陪審は来週、GoogleによるJava APIの使用が公正使用にあたるか否かを審議する。

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Eyesight、スマホの標準ハードウェアを使ったVR用ジェスチャーコントロールのデモを公開

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ここ数年間、EyeSightはモバイル端末からスマートメガネまで、様々なプラットフォームにジェスチャー制御技術を提供して、その名を定着させてきた。今日の発表によると、同社はそのテクノロジーが最も威力を発揮するであろうプラットフォームに進出する:バーチャルリアリティーだ。

プロジェクトの詳細はあまり公開されていない。広報担当者に問い合わせたところ、テクノロジーの財産的価値を守るために、EyeSightは詳細を公開しないという回答だった。それでも、新たなVR機能はソフトウェアのみのソリューションであり、一般的スマートフォンカメラを利用し、Googleカードボード製品のような、スマートフォンベースのバーチャルリアリティーシステムに、モーションコントロールを提供する、ということがわかっている。

そのための追加ハードウェアは不要で、スマートフォンのCMOSセンサーを利用する。このイスラエルのスタートアップは、YouTubeビデオで簡単な機能説明をしている。

すべてはまだ全くの初期段階だが、EyeSightは「近い将来」SDKを公開する計画を明かした。私は、CEOのGideon Shmuelに、VRのモーションコントロール以外に、同社がどんなことを考えているのかを尋ねた。

「われわれは、ユーザーにとって自然で直感的な指の動きを使って、VRの操作をもっと身近にするためにシステムを設計した」とShmuelが私に言った。「ジェスチャーコントロールを組み込むことによって、VRでタッチフリーの操作が、ハードウェアの追加や変更なしに実現できる。現在3Dセンサーを使った没頭的タッチフリーコントロールの開発も進めている」

近いうちにもっと没頭的なデモを見られることを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google翻訳、アプリの切り替えなしに翻訳できる機能(Android)や、オフラインモード(iOS)を実装

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Googleが提供している翻訳アプリケーションのアップデートを行った。iOS版およびAndroid版の双方が新しくなっている(訳注:訳者のところではまだアップデートが確認できていません。「next few days」のうちにアップデートされるそうです)。

今回のアップデートには、3つの重要なポイントがある。ひとつはiOS版でのオフライン翻訳のサポートだ。またAndroid版ではTap To Translate機能が実装された。さらに双方の環境のWord Lens機能において、中国語をサポートした。

オフラインモードは、実際に旅行先で用いる場合などに便利だろう。住み慣れた地元と異なり、思わないタイミングでネットワークから切り離されてしまうこともあるだろうからだ。ちなみにAndroid版では、以前からオフラインモードがサポートされている。Googleによれば、言語パッケージおサイズを最大で90%も軽量化したのだとのこと。おかげで今ではわずか25MBにおさめているのだそうだ。ダウンロード可能な言語パッケージは、現在のところ52言語分が用意されている。

Google Translate - Tap to Translate

Android版の利用者にとっては、Tap to Translateが嬉しい新機能だろう。Google翻訳アプリケーションに、翻訳したい内容をコピー&ペーストするのではなく、ただ単に知りたい単語をコピーすると翻訳を表示させることができるのだ。ちなみに翻訳は、アプリケーションを切り替える必要なくオーバーレイ形式で表示される。

なかには「その機能は前からあったはず」と感じる人もいるかもしれない。確かに、昨年からこのTap to Translate機能を一部で実装してはいるのだ。ただし、いぜんのものはWhatsAppやTripAdvisorなど、限られたアプリケーションでしか動作しないものだった。

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さらに。Word Lensの対応言語が増えたのが嬉しい(訳注:日本語は未対応ですので、Word Lensのすごさを感じてみたい方は、翻訳言語を英語とドイツ語ないしフランス語などにしてみると良いでしょう)。Word Lensはカメラで捉えた単語をリアルタイムで翻訳するものだ。今回のアップデートで簡体字および繁体字の双方に対応した。これでサポート言語は29言語となった。

Googleのスポークスパーソンが言うところでは、インドやインドネシアなどで新たにスマートフォンを入手した人などに話をきいて、今もっとも必要な機能を実装しようと考えたのだとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

プログラミング不要、ドラッグ&ドロップでビジネスアプリケーションを作れるMicrosoftのPowerAppsツールが公開プレビュー

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Microsoft PowerAppsを使えば、誰もがベーシックなビジネスアプリケーションを作れる。プログラミングの能力は、必要ない。そのアプリケーションは、Web上やモバイルで使える(後者はiOSやAndroid用のPowerAppsアプリを使う)。Microsoftはこのプロジェクトの最初の非公開プレビューを昨年11月に発表したが、今日から(米国時間4/29)は、誰もがそれを試用できる。

PowerAppsでアプリケーションを作ることはほとんど、ドラッグ&ドロップの作業だ。Web上のダッシュボードもあるが、アプリケーションのデザインはWindows 10のデスクトップアプリケーションで行う。

ビジネスの現場の(line-of-business, LOB)アプリケーションは、その多くがさまざまなデータソースに接続する。ありがたいことにMicrosoftの場合は、Excel, Office 365, SharePoint Online, OneDrive, Dynamics CRMといった自社製のツールに容易にアクセスできるだけでなく、Google Drive, Salesforce, Dropbox, Slack, Twitterなどのサードパーティ製ツールにもPowerAppsで作ったアプリケーションからアクセスできる。PowerAppsに統合されていないサービスへのアクセスが必要な場合でも、そのサービスがRESTfulなAPIを公開してれば大丈夫だ。

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新規ユーザーの定着策としてMicrosoftは、二つのよくあるユースケースのための、テンプレートを数多く提供している。でも、新しいアプリケーションをまったくのゼロから作るのも、かなり簡単だ。Microsoftの宣伝コピーが言うほど、簡単ではないかもしれないけど。

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Microsoftが今週初めにひそかにリリースしたサービスMicrosoft Flowは、必要な処理の流れ(flow)に合わせて複数のアプリケーションをつなぐ役をする(例: 条件xのときAからBを起動する)。PowerAppsで作ったアプリケーションは、このFlowを使えるから、複雑なワークフローの自動化がある程度できる。

Flowは、類似のツールIFTTTやZapierに比べると、各種条件に応じてのアクションの呼び出しがより柔軟にできる。ただし、現状ではFlowに対応(Flowをサポート)しているサービスの数が少ない。今対応しているのはビジネスツールが多くて、Office 365, Dynamics CRM, Yammer, MailChimp, Slack, GitHub, SalesForceなどだが、FacebookやTwitterの標準的なアクションも呼び出せる。

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あの電動ドリルのメーカーDeWaltが工事現場でも使える頑丈なスマートフォンMD501を発売

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電動工具でおなじみのDeWaltが、とっても頑丈なスマートフォンMD501を発売した。防水性があり、多様なハイエンドの機能を揃え、金槌が手元にないときは、これで釘を打てそうにも見える。

機能も凝っている。デュアルSIM、microSDスロット、軍手をしてても使える5インチのHD画面、無線充電、そしてさまざまなセンサー。“化学薬品にも振動にも強い”そうだ。酸や振動の多い現場でも使える、ということか。

小さくはないが、それがねらいでもある。厚さはiPhoneの倍、重さも倍近い。ただしそれは、欠点ではなくて特長だ。

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持ち方を間違えただけで粉々に壊れそうなスマートフォンではないスマートフォンを作ることは、今のトレンドでもある。重機の有名メーカーCat(元Caterpillar社)がその先駆けで、次々と魅力的なデバイスを出している…最新の機種S60には、感熱カメラすらある。この際、すごい!という言葉に、みんなが賛成するだろう。

電動工具や重機のメーカー自身が、スマートフォンを作っているわけではない。CatはBullitt Mobileにブランドをライセンスし、DeWaltは同じことをGlobal Mobile Communicationsにしている。そのうちきっと、StanleyやBlack & Decker、John Deereなどのブランドのスマートフォンも出てくるだろう。

DeWaltのスマートフォンは、イギリスで今月または来月に発売される。その他の国は、発売日未定だ。今同社に詳細を問い合わせているが、できるだけ早くハンズオン記事をお届けしたい。

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Android NのデベロッパープレビューがGoogleの自社製機を初めて超えてSonyのXperia Z3へ

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GoogleとSonyが今日(米国時間4/21)、SonyのXperia Z3でAndroid Nのデベロッパープレビュー使える、と発表した。今それは二度目のベータだが、Googleの自社製機と、同じく標準のAndroidを使っているGeneral Mobileの4G機Android One以外で使えるのは、これが初めてである。

Sonyはもともと、同社の製品にOSの最新アップデートをいち早く載せる、という方ではない。Android Marshmallowも、それがZ3に載ったのはやっと先月だった。また同社は、(他社ほどではないが)OSをカスタマイズすることが多い。しかもZ3はもはやSonyの旗艦機ではないから、そこにAndroid Nが来るのも興味深い。おそらくこれは、Sonyは今後Androidのアップデートをやっていくぞ、という前触れなのだろう。

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しかしGoogleの自社製機の場合と違って、Nのプレビューにオンラインで登録してアップデートをOTAで行うことはできない。まずプレビューをダウンロードしてから、マニュアルでデバイスをフラッシュしなければならない。そしてそのあとは、OTAによるアップデートがSonyから提供されるようになる。

今回のアップデートにより、Android NデベロッパープレビューをインストールできるのはZ3, Nexus 6, 6X, 6P, Nexus Player, Pixel Cタブレット, そしてGeneral Mobileの4G(Android One)、となる。

ぼくはAndroid Nを、ローンチしたその日からPixel Cで動かしているが、すでに意外なほど安定している。しかし、数秒フリーズすることがたまにあるし、一部のサードパーティアプリはまだまったく動かない。プレビューを試してみたい人は、この点に気をつけてほしい。

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Google、Nexusのカスタムケースをデザインできるサービスを開始

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Googleは今日(米国時間4/14)、同社のスマートフォン、Nexus 5X、6および6Pのカスタムケースを35ドルで作れる新サービスを開始した。

Live Case” は2種類から選べる。一つは好きな写真を選んでケースにプリントできるもの。もう一つは、Googleマップを元にデザイン化したマップをプリントできる。どちらも、いくつかのフィルターやスタイルのオプションを選んでさらにオリジナルなケースにすることができる。

ケースにはちょっとしたテクノロジーも織り込まれている。Googleによると、ケース裏側のプログラマブル・ショートカットボタンを使って、ワンタッチで好きなアプリを立ち上げられる。私が見た限りでは、GoogleはNFCを使ってこの機能を実現しているようだ。

ケースをデザインして注文すると、同じデザインの壁紙もダウンロードできる。

私はずいぶん長い間電話ケースを使っていない ― そして写真付きケースを使う自分を全く想像できない ― が、このマップケースはなかなかいい。フィルターをかけるとさらに良くなる。スマホを取り出すたびにネコの写真を振りかざさずにいられない人には、写真付きケースがいいだろう。

Googleケースの35ドルのいう価格は、競合サービスと比べてほぼ同じか安いくらいだ。ただし、殆どはNexusシリーズに対応しておらず、追加のショートカットボタンもない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleがAndroid Experiments I/O Challenge賞の募集を開始…入賞者は5月のGoogle I/Oの招待される

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Googleが今日(米国時間3/25)から、Androidの実験的な作品賞Android Experiments I/O Challengeの募集を開始する。それは展示スペースAndroid Experimentsを、さらに面白いオープンソースのアプリで充実させるためだ。

締め切りは4月13日で、3名の入賞者は今年のデベロッパーカンファレンスGoogle I/Oに招待される。佳作の5名はNexus 6Pをもらえる(ということは今年のGoogle I/Oの‘おみやげ’はNexus 6Pか?)。

モバイルアプリの世界は、ソフトウェア開発のそのほかの分野と違って、オープンソースの勢力がそんなに強くない。このようなプロジェクトのねらいは、Androidプラットホーム上でオープンソースのモバイルアプリをできるかぎり振興し、デベロッパーたちがお互いにいろんな人のコードから学べるようにすることにもある。

今回Googleは、こんな作品を求めている:

  • Androidの新しい機能や特徴的な機能をクリエイティブに利用している
  • ほかのデバイスとの小規模なあるいは大規模な対話の方法を探究するプロジェクト
  • ユニークな視覚的アート
  • ほかのデベロッパーの参考になるオープンソースのプロジェクト
  • われわれをびっくりさせるような、驚異的な作品

これらのAndroidアプリは、スマートフォン用、タブレット用、Android Wear用、またはロボット用でもよい。

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iOS 9.3へのアップデートが途中で止まってしまった古い機種のユーザーにAppleが対策を提供…最新のサポート記事で

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古いデバイスのiOSユーザーの一部が、9.3へのアップデートで思わぬトラブルに遭遇しているらしい。アップデートに際してApple IDとパスワードを入力するのだが、それらは最初にそのデバイスをセットアップしたときのでないといけない。あとから変えたIDやパスワードでは、だめなのだ。

ID/PWが違うと、アップデートは途中で停止し、そこから先へ進めない。

Appleは本誌TechCrunchにこんな説明をくれた:

“一部のケースでは、顧客がパスワードを思い出せないとデバイスは不活状態になり、正しいパスワードを入力するまでその状態を保つ。そのような古いデバイスに関しては、一時的にアップデートを控えている”。

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この問題が生ずるのは、iPhone 5SまでとiPad Airまでの機種の一部だ。“古い”ではなくて、“新しくはない”と言うべきだね。たぶん今でも多くの人たちの現用機だから、アップデートを待たされる人が多いだろうな。

Appleは、この問題を修復するためのアップデートのアップデートを“数日後”にリリースするそうだ。でも、今すでに、停止した画面を見て途方に暮れている人は、この最新のサポート記事に書いてあることを、試してみよう。

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BMWがAndroidアプリの統合を発表、最初はiHeartRadio, Pandora, Spotify

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BMWはそのほかの自動車メーカーとともに2011年にiPhonesとの統合を導入したが、それから5年後の今年、New York International Auto Show(ニューヨーク国際自動車ショー)でついに、BMV AppsがAndroidデバイスと統合する、と発表した。2016年のBMW 7 SeriesのiDriveシステムで動く最初の3つのアプリはすべて音楽系で、iHeartRadioPandora、そしてSpotifyだ。

当面は特定の車種と特定のアプリのみだが、今後はそのほかのBMV車種やMinisにも、さらに多くのAndroidアプリが載る可能性がある。ユーザーはBMWのConnectedアプリをダウンロードして、自分のスマートフォンからiDriveとBluetoothで音楽をストリーミングする必要がある。Pandoraでは指の上げ下げ(好き/嫌い)ができるし、Spotifyの有料や無料のアカウントでプレイリストにアクセスできる。またiHeartRadioではライブのラジオ放送を全国で聞けると同時に、ご自分のFavoritesの曲も楽しめる。

Appleは同社のプラットホーム向けに開発されるアプリを厳しく管理しているから、スマートフォンと車載エンタテイメントシステムを統合した初めてのメーカーの一つであるBMWも、iPhoneアプリならドライブ時の安全性に関して安心できる、と思っている。それに比べるとAndroidのアプリ環境は意図的によりオープンだが、今や多くの見込み客のポケットに入っているデバイスを、BMWとしても無視できなくなった。

BMWが今回選んだ三つの人気アプリはいずれも、運転者が簡単に安全に操作できる。すべてのアプリがiDriveを使用し、プラットホームの違いを超えて、運転時の安全が確保されている(たとえば長いプレイリストを見るときでも路面から目が逸(そ)らされない)、とプレスリリースは述べている。iDriveを使用するアプリに関しては、それらが運転者の注意をあまり奪わないことを、BMWは検証している。

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誰かがあなたのiPhoneをこんなに簡単にハックしてるかもしれない

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FBI vs. Appleの論戦はいよいよ盛り上がっているが、意外にも、iPhoneをハックするのは簡単なのだ。SkycureのCEO Adi Sharabaniが私のiPhoneを取り上げて、それに他人が簡単にアクセスできることを見せてくれた。ただし彼は、自分のスマートフォンのセキュリティを維持するためのコツも、教えてくれた。

 
 

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CyanogenのMODプラットホームでアプリとOSの深い統合が可能に

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ふつうモバイルアプリはそれ独自のユーザー体験であり、オペレーティングシステムと仲は良いが、それに完全には統合されていない。AndroidをベースとするCyanogen OSを作っているCyanogenが今日(米国時間2/22)ローンチしたMODは、オペレーティングシステムにもっとダイレクトに統合化されたアプリを作れる、というデベロッパープラットホームだ。

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‘オペレーティングシステムにもっとダイレクトに統合化’とはどういう意味かというと、通常はOSのデベロッパーしか使わないような多くのネイティブAPIへのアクセスを提供し、アプリのより統合化されたバージョンや、既存のアプリのエクステンションを作れるようにする、という意味だ。

このやり方にはセキュリティ上の問題もあるので、Cyanogenは特定少数のデベロッパーにしかこのプラットホームを公開していないが、長期的にはすべてのデベロッパーに公開したい、という。

Cyanogenによると、このような’mods’(OSに対するハック)が“アプリの進化を促進し、‘ポストアプリの時代’の先駆けになる”、のだそうだ。

実際にMODで何ができるかというと、たとえばデベロッパーは、自分のVoIPアプリを直接、Androidのダイアラーアプリへ統合できる。CyanogenのチームはSkypeでそれをやってみて、その成果はたぶん、Cyanogen OSの次のアップデートで、ほかのMODsたちと一緒に同梱されるだろう。

Skypeの統合があると、Cyanogen OSのユーザーは、ダイアラーから直接、ふつうの電話ネットワークか、それともSkypeにするかを選べる。これまでのように、個々のアプリ独自のダイアラーというものは要らない。

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CyanogenはMicrosoftと関係が深くなっているので、CyanogenのチームはMicrosoftのパーソナルアシスタントアプリCortanaの音声認識サービスをカメラアプリに統合した。すると、カメラのボタンを操作しなくても、音声でセルフィー(自撮り)が撮れる。MicrosoftのHyperlapseも、カメラアプリに直接統合するつもりだ。

さらにCyanogenは、MODを使ってより対話的なロックスクリーンを作り、ユーザーがOSにログインしなくても、お気に入りのソーシャルネットワークからアップデートが分かるようにした。

このプラットホームは、来月のCyanogen OS 13.0のローンチで、Cyanogenデバイスに展開される。

また、MODを使いたいと言っている同社のOEMやMNOパートナーたちのためのプログラムも立ち上げようとしている。Cyanogenはこれらのパートナーに開発キットを提供し、また、ソフトウェアと最新世代のチップセットとの互換性の確立に努めている。

CyanogenとCyanogen OSは今だにニッチのプロダクトだ。だから、このような新しい軽量アプリの開発に時間や労力を投資するデベロッパーがどれだけいるか、が問題だ。iOSとAndroidのアプリを作るだけで、手一杯かもしれない。でも、多数のデベロッパーが関心を持たなくても、このやり方自体は文句なしにおもしろいから、ほかのOSのベンダたちも同じ道を志向するかもしれないのだ。

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スマートフォンに電池交換が戻ってきた、LGは次の新機種で消費者に強い印象を与えることをねらう

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前は、スマートフォンの高級機は電池交換ができたよね。LGは、今度の新機種G5シリーズでそれを復活するらしい。

噂は何週間も前からあったけど、しかしAndroid Authorityはプロダクトのパッケージングを手に入れて、ホットスワップの様子を見せている。それが正しい画像なら…細部はどこもおかしくないけど…、本体の底の部分が外れて、そこから新しい電池を入れられるようだ(下図)。

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この機能はMagic Slotと呼ばれるらしく、LGは来週のMobile World Congressでいくつかの拡張パックを発表する、と言われている。Android Authorityの推測では、その中には、スマートフォンのカメラのマニュアルコントロール(手動制御)もあるという。

LGは、生き残りのために戦っている。今日リリースされた業界レポートによると、この韓国のスマートフォンメーカーは上位5位内に入っていない。拡張ポートで他社を抜けるだろうか? それはたぶんないと思うけど、完全に独自の製品コンセプトで差別化を図るためには、良いやり方だろう。

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Microsoftのパーソナルアシスタント「Cortana」が、メール内容からリマインダーを作れるようになった

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Microsoftのパーソナルアシスタント、Cortanaに新機能が加わった。同社はメールの内容に応じてユーザーにリマインダーをプッシュ通知する機能を公開した。Windows Insiderのユーザーは同機能を最初に利用できる。将来はWindows 10の全ユーザーに公開されると、Microsoftが今日話した

これで、もしあなたが仕事に忙しすぎて妻と見に行く映画のチケットを買い忘れるような人なら、Cortanaが世の中には仕事のメールに返信するより大切なことがあることをデジタルにリマインドして、あなたの結婚生活を救ってくれるだろう。

特定の仕事の約束についても、メール内容に応じてリマインダーを作成できる ― だからもしあなたが、「何々をいついつまでに提出する」というメッセージをしょっちゅうボスに送っているが、カレンダーに書き込むのを忘れしまう人なら、Microsoftのデジタルアシスタントがメールの中のキーワードを拾って、あなたがやると約束したことのリマインダーを作ってくれる。

Microsoftはこの新機能を ‘Commitments’ と呼んでいて、研究部門のMicrosoft Researchと協力して開発した。ここで強調されているのは、他のデジタルアシスタントと同じく、プロアクティブ性である ― 有用でタイムリーなリマインダーを、手軽で簡単に作るためには、常に微妙なバランスが必要だ(薄気味悪さも避けなくてはならない)。

Cortanaにメールを見られるのが嫌 ― あるいはロボットアシスタントが飛び出してきて「これについてリマインダーを作りましょうか?」と言われるのが嫌 ― な人は、少なくともオフにすることはできる。

また、メールの検査はローカルで行われているようで、MicrosoftのMarcus AshがVergeに語ったところによると、リマインドの作成にユーザーが同意した時のみ、Mirosoftのサーバーにリマインダーの詳細が送られる。

このアップデートでCortanaは、ユーザーのカレンダーに対する感度が良くなった ― 具体的には、ユーザーが打ち合わせをしたい時間を知っていて、通常の時間帯以外のリクエストには警告を発することもある。

Cortanaは、MicrosoftのスマートフォンOS、Windows Phoneに音声アシスタントとして生まれ、AppleのSiri、Google Nowといったライバルに対抗した。しかし、Microsoftのモバイルプロジェクト自身が不調なことから、Cortinaの名前は昨年デスクトップへも拡張された。

同社は昨年1月にこれをデモし、一年をかけて様々な地域へと広げていった。昨年は、GoogleのAndroid OSおよびAppleのiOSへも拡大し、膨大なスマートフォンユーザーを追いかけている。

Microsoftは今日、今後もこの技術を進化させ続け、「Cortinaの知能に磨きをかけ、新機能を追加していく」意志を表明した。たとえモバイルプラットフォームを支配できなくても、不可欠なアプリとしてとしての位置は維持したいということだ(そして未だに大きいWindowsのシェアのおかげで、他のモバイルプラットフォームのユーザーにも、Cortanaに何が出来るかを知る機会を与えられる)。

しかし、そこには同じ目標を追いかけるIT巨人が山ほどいる。その一つ ― Facebook ― は、この問題を解くべくAIと人間のハイブリッドまで投入した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

このトリックを使ってiPhoneの不要なアイコンを隠そう


デスクトップの乱れは精神の乱れ、と信じる人たちにとって、iPhoneのホーム画面では同じことがいっそうの真実であるにちがいない。悲しいかな、iPhoneの美的フローを完全にコントロールしたい人たちは、初期画面にあるあの避けられないAppleお仕着せアプリたちと常に戦わねばならない。

リマインダーアプリを捨て去りたい自由人であれ、ヘルスアプリから逃れたいクリスピークリーム愛好者であれ、あるいは株式アプリを削除したい残念なTwitter投資家であれ、このトリックは問題のアプリを意識の外へと追い出すのに役立つだろう。しかもSpotlight検索を使えばいつでもアクセス可能だ。

トリックのしくみは実に単純で、目的のアプリをフォルダーの外へドラッグしながらホームボタンを押すだけ。このハックを発見したYouTubeユーザー、videosdebarraquitoによる上のビデオ見てからならずっと簡単だ。気になったかもしれないが、フォルダーの名前は “Disappear” でなくてもハックは働く。

こうした「ロック」されたアイコンをホーム画面から追い出せることは実に嬉しい。なにしろ、これまでこれはjailbreakユーザーのみに許されていた特権なのだから(コメント欄に書かれる前に言っておくと、Androidユーザーにも可能)。

このトリックは、ダウンロードしたアプリのアイコンでも、もし機能は使いたいがホーム画面から痕跡を消したいという場合に使うことができる。

もし気が変わったときは、iPhoneを再起動すれば元にもどる。Apple Newsの形跡を完全に消し去りたい人にとっては残念なことだが、少なくともiPhone自身が死ぬまでは続く、片時の安心は与えてくれる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Esplorioは、あなたに代って旅を記録してくれるアプリ

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結婚する前、私はちょっとした冒険家だった。ドラゴンズリーチからブルーパレスまで、訪れた先のマグカップや記念のショットグラスが証明してくれる。しかし、写真やウェブチェックインはどうだろう? カジートのみやげ物屋でそれを見つけるのは大変だ。

Esplorioは、旅をリアルタイムで記録するのを簡単にしたいと考えている。このアプリは、あなたの旅を従順に記録し、移動に合わせて写真と位置情報を結び付けていく。リバーウッドからレイクビューまで乗馬の長旅? Esplorioが道中の位置情報を取得してあなたの冒険紀行を作ってくれる。

「われわれは他のどんな旅行アプリよりも多くのサービスを統合している」とCEO Tim Fernandoは言った。「Esplorioは、あなたの投稿、旅行記録、写真を、Facebook、Twitter、Foursquare、Instagram、Picasa、Flickrから収集し、コンテンツを利用して旅の記録を作る」

当然のことながらシステムにはあなたが上質のコンテンツ ― ツイート、写真等々 ― を送り込む必要があるが、作られらた紀行は、あなたがスカイリム(あるいはヨーロッパ)をゆっくり確実に横断した感覚をリアルに伝えてくれる。

Fernandoはこのアプリを、友人のEssas Saulat、Sean Phamと共に作った。全員デジタルマーケティングとアプリ製作の仕事経験があり、全員ヨーロッパとアジアに住んだことがある。

彼らはAkash Gupta、Elliot Mackenzie、およびStartup Funding Clubから、30万ドル調達した。アプリはApple App Storeで公開されている。

アプリの2つの特長は、バッテリー寿命とデータローミングた。定常的なデータ接続を必要としないため、バッテリー使用と通信費を節約できる。

「われわれのアプリは旅の記録にデータローミングを必要としないので、ユーザーはローミング料金が嵩む心配をすることなく世界を旅行できる」とSaulatは言った。「ユーザーには旅を楽しんでもらいたいので、手動で旅を記録する代わりに、Esplorioが自動的に訪れた場所にチェックインする」

「プロジェクトは、旅行を記録する簡単なツールがないというTimの長年の不満から生まれた。スリランカを当時の婚約者と訪れたとき、Timは以前訪れて既存のネットワークに記録したカメの産卵地を探したかったが、彼の携帯電話では見つけられなかった。行き方を聞かなくてはならない苛立たしさが、簡単な方法を作ることを彼に決心させた」とSaultは言った。

近年スカイリム(またはペルー)を横断していてドラゴン(またはラマ)に遭遇しないことは難しい、Esplorioのようなアプリがあれば冒険家仲間(バックパッカー)と楽しく旅を共有できるだろう ― 両手大剣(ファラフェルサンドイッチ)を手離す必要もなく。総合的に見て、ちょっといいアプリのようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

空飛ぶカメラLilyが$14Mを調達、発売は2016年夏へと延期

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これがあればどんなセルフィーでも撮れる*ドローンLilyが今日(米国時間12/18)、シリーズAで1400万ドルの資金を調達したことを発表した。投資家はSpark Capital, SV Angel, Stanford-StartX Fund, Steve Aoki, そしてJoe Montanaだ。〔*: セルフィー, selfie, 自撮り写真〕

しかし同じ発表の中で同社は、発売を2016年の夏に延期する、と言っている。

Lilyは最初、2014年5月に、その空飛ぶカメラの予約販売を(同社のWebサイトで)開始した。

Lilyのカメラは1080p60fpsのビデオを最大20分、スローモーションでは720p120fpsで撮影でき、スチルなら12メガピクセル撮れる。

しかし混みあうドローン市場で自己を差別化しなければならないLilyには、操縦者を追跡したり、彼/彼女のまわりの周回軌道を飛行する機能がある。完全防水なので、プールやビーチでも使える。

LilyのCrunchbaseページによると、同社は今回の1400万ドルの前に100万ドルのシード資金を獲得している。今回のラウンドをリードしたSpark CapitalのBijan Sabetは、Mediumのポストで、発売の遅れについて書いている:

この遅れが顧客にとって正しいことである、と確信している。これによって同社は、最良の製品を顧客に届けるための時間を稼ぐことができる。彼らがそうするものと、信じている。

気になる人は、LilyのWebサイトを訪ねてみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Cyanogenスマートフォンをついにヨーロッパでキャリアがサポート、強敵Google Androidに対する勝算は?

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オープンAndroidのCyanogenフレーバーが、ヨーロッパでキャリアから少し愛されようとしている。というのもSpainのTelefonicaが今日(米国時間11/12)、このモバイルOSを載せたスマートフォンBQ Aquaris X5を、Movistarというキャリアブランドでローンチするのだ。

この機種は、Telefonicaのドイツとイギリスのキャリアでも年内にローンチする予定だ。とくにイギリスでは来月、O2から提供される。またMovistarによると、このブランドが進出しているほかの国でも、そのうち発売される。

お値段は、スペインのMovistarのSIMフリー機種は209ユーロ、2年契約なら月額わずか8.7ユーロだ。

ハードウェアとしては、5インチのディスプレイ、プロセッサはSnapdragon 1.4Ghzクワッドコア、RAM 2GB、内部メモリ16GB、リアカメラ13MP、…と見てくると、まぎれもなくモバイルのミッドレンジ機だ。OSはCyanogen OS 12.1、これはAndroid 5.1.1(Lollipop)がベースで、独自の機能として、データを共有する場合のプライバシー制御や、スパム検出機能のある発信者番号通知などがある。後者は、CyanogenとTruecallerとのパートナーシップによる。

Cyanogen自身はこのところ相次ぐ投資台風に襲われていて、3回のラウンドでなんと計1億1500万ドルも調達した。投資家はAndreessen Horowitz、Index、Qualcomm、Foxconnなど大物揃い。彼らは、“中身の濃い”モバイルプラットホームとしての将来性に賭けているのだ、とCEOのKirt McMasterが2013年の時点で述べている。

でも今のモバイルは、GoogleフレーバーのAndroidが支配しているのではないか? 勝てないなら敵陣に加われ(If you can’t beat ‘em, join ‘em)、という古いことわざがあるが、Cyanogenの場合は敵陣に加わりつつ、ひと味ふた味違ったところを見せる、という戦法だ。

すでにOEMのレベルでは、イギリスのWileyFoxや中国の OnePlusなどがCyanogen機を作っているが、キャリアのレベルでのサポートが得られたことは今後にとっての意味が大きい。しかもTelefonica系のストアでは、お客が、買う前に試用できるのだ。

途上国を対象とするMozillaのFirefox OSも、キャリアのサポートが得られるようになってから約30か国で使われるようになった。Cyanogenはターゲットがそれより大きいから、いろんな市場でAndroidと直接対決するだろう。キャリアが採用したことの効果については、今後を見守るしかない。

でも、グローバルにシェアの大きいAndroidの中で、強力な選択肢が増えることは、消費者にとって良いことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Google Driveのモバイルアプリが共有を通知で知らせるなどモバイル的UIをやっと実装

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Google Driveのモバイルアプリは、今のぼくにとってすごく重要だ。ノートをとるときでも、ブログ記事などを書いているときでも、それらを外出先から同僚と簡単に共有できるからだ。

今日(米国時間11/4)はそれの、スピードを速くし、共有とコラボレーションを助けるための新しい機能が発表された。これまで、これらの要素は、モバイル上で遅く感じられることがあった。

そう、これまでのGoogle Driveは共有リクエストやドキュメントへの招待をメールで送るのだ。今どき、なんたること!。

でもこれからは、iOSでもAndroidでも、共有は通知で知らされる。ファイルやフォルダを共有したら、指定したアプリに通知がやってくる。その通知をタップすると、そのドキュメントに直行する。この便利さはとても重要だ。

Androidでは、ファイルやフォルダへのアクセスを一回のタップでリクエストできる。通知がiOSやAndroidにやってくると、アクセスが素早く認められる。これまでは、リクエストと応答のキャッチボールで、かったるかった。

しかもこれからは、GoogleのアカウントがなくてもAndroid上でファイルをプレビューできる。デスクトップでは今でもできるが、Googleにログインしていないときには便利な機能だ。iOSでもできるようにならないと、便利さは100点とは言えないけど。

このアップデートが可利用になるのは、来週中だそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

GoogleのBYODサービスAndroid for Workを2万社近くが利用または試用中、パートナーも80社に増加

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Googleの今日(米国時間11/4)の発表によると、今や2万近くの企業(や団体)が、Android for Workサービスを試用、デプロイ、あるいは本番利用している。

企業がAndroid for Workを利用すると、社員が自分のAndroidデバイスを職場に持ち込んでも安全だ。このサービスは、仕事のアプリと個人的アプリを分離するから、企業のITがそのデータやアプリを完全にコントロールできると同時に、社員は自分のAngry Birdsなどをふつうに楽しめる。この機能は2014年のGoogleのデベロッパカンファレンスI/Oで初めて登場し、今年の2月に公式ローンチした

2万社弱といっても、試用中と本番利用中などの分類数が分からない。大企業は慎重だから、試用中が圧倒的に多いのではないか、とぼくは勘ぐっている。でもまあ、好調と言える数字だろうな。

さらに今日の発表によると、ITが証明を発行する仕事が、楽になった。部・課・係などいろんな粒度で許可を設定できる。そして、NFCを使ってユーザをプロビジョニングできる。

Googleによると、今パートナーは80社いる。なんとBlackBerryもAfWのパートナーで、そのPRIVデバイスの毎月のアップデートもGoogleのAndroidパッチスケジュールに従っている。そのほかのパートナーにはCitrixやCisco、F5、SAPなどがおり、ほかにもデバイスのメーカーやキャリアが多く参加している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。