機械学習による画像認識とAR(拡張現実)を結婚させて企業のツールにしたいBlipparが車の車種年式当て技術を発表

自分は、車をよく知ってる方だ、と思う?

でも、Blipparの今度の機械学習技術は、どんなに車通(つう)の人より、すごいかもしれない。この拡張現実/ビジュアル検索企業が今日、自動車を認識する技術を発表したのだ。

BlipparのAIは、2000年以降に作られたアメリカ車のメーカー、車種、そして年式を当てる。ただしその車の現在の速度が15mph以下である場合。

Blipparは最初、企業やパブリッシャーのためのARプラットホームとしてローンチした。Blippと呼ばれる小さなタグを使って、企業はケチャップの瓶のラベルとか雑誌の中の広告などのコンテンツを指定する。ユーザーがそれをスマートフォンのカメラでスキャンすると、その上に拡張現実のコンテンツが現れる。

その後同社は方向を変えて、ビジュアル検索に注力した。Googleの検索は言葉(その物の名前など)を知らないと検索できないが、ビジュアル検索なら、花やファッションなどをカメラで覗くだけでよい。

同社は昨年まで、テーブル、椅子、コップなどなど一般的な物のビジュアル検索を作っていたが、それによって、もっと特定の物をビジュアル検索できるための技術的基盤を獲得した。

その最初の挑戦が、自動車の認識だ。

車種当てで遊んでみたい人のためには、Blipparアプリにこの技術が導入される。メーカー、車種、年式だけでなく、その車の評判や360度写真も見れる(車内と車外両方)。でも同社としての本格的なビジネスは、同じく今日ローンチしたAPIだ。

中古車販売店や保険屋さんは、この自動車認識技術を自分のアプリに組み込み、ビジネスに利用できる。店員や営業は、自分の脳に大量詳細な車種知識がなくても務まるだろう。

現在の認識精度は97.7%以上で、Blipparの主張では、ほとんどの人間の目視判断能力を超えているそうだ。

来年はBlipparから、もっといろんな商品種や業種用の認識技術/APIが登場するだろう。CEO Rish Mitraによると、次はファッションで、もうすぐ出るそうだ。

Crunchbaseによると、Blipparはこれまでに、Qualcomm VenturesやKhazanah Nasionalなどから総額9900万ドルを調達している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Foursquareの数字も米国への観光客の減少を示している

Foursquareのロケーション情報によれば、米国を訪れる観光客の数は減少している。

Foursquareは1300万人のユーザー(常時位置追跡に同意したユーザー)からのデータを使用して、世界中の9300万の公共の場所への人の行き来を調査することが可能だ。同社によれば、国際観光マーケットにおける米国のシェアは、昨年の10月に落ち始めたが、そのときは前年同期に比べ6%減少した。それ以来一貫して落ち続け、2017年3月には16%の減少を見るに至った。

(減少の始まった)2016年10月から2017年3月にかけて、米国の観光マーケットシェアは前年同期に比べて平均で11%減少した。Foirsquareは、これがすぐに回復する兆候は見られないと話している。

これらの統計は「マーケットシェア」を表したもので、絶対的な数字を示したものではない。言い換えれば、目的地としての米国と、目的地としてのそれ以外の世界を比較したものだ。Foursquareが、レジャー旅行やビジネス旅行に関連した移動を特に見ていて、海外から来ている人々による、コンベンションセンター、レストラン、博物館、店舗などへの訪問に注目していることは注目に値する。これはホテルや空港のデータとは異なる価値を持つものだ。

これには幾つかの明らかな原因と、それほど明らかではない原因がある。

まず第一に、私たちはドナルド・トランプの当選を無視することはできない、選挙期間中分裂的な言動を繰り返し、就任後も同様に分裂的な政策を推し進めようとしている。旅行禁止、空港での「過剰な検査」などによって、米国はあまり歓迎されない場所になったように思える。それが観光産業に与えた影響は明らかだ。

もちろん、ドル高(米国旅行がより高価になる)やユーロ安(欧州がコスト的に魅力的な目的地になる)など、観光シェアの低下に貢献した要因は他にもある。

それでも、米国は外国観光客の対象から外されつつあり、米国へのビジネス旅行も低迷している。Foursquareによれば、米国内でのビジネス旅行は前年に比べて3%増えたと報告されているものの、これは10%近い成長を見た米国以外の地域へのビジネス旅行に比べると少ない。

Foursquareはまた、中東や中南米の居住者の米国への訪問が、アジアやヨーロッパからよりも少ないことを示した。これはトランプによる旅行禁止、国境の壁、そして飛行機における電子機器の禁止などの、政策上の問題に起因しているのだろう。

大切な点:

Foursquareの、レジャーカテゴリー施設に対する国際ツーリストの訪問者の割合は10.7%を占めているが、過去6ヶ月の観光客の減少は米国の小売業者にとって、前年比で1〜2%の売上減少をもたらすと予測されている。そしてホスピタリティ産業は、厳しさをはるかに強く感じていることは確かである。

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(翻訳:Sako)

FEATURED IMAGE: GARY HERSHORN/GETTY IMAGES

Ballzに楽しくハマって苦戦中

私はほどほどの時間をiPhoneゲームに費やしているが、なかには私の心と生活を鷲掴みにするものも僅かながら出て来る。Ballzのように。

Ketchappの作ったBallzは呆れるほどシンプルだ。古いゲームのPong(卓球ゲーム)と、Threesを組み合わせたようなものと言えば良いだろうか。

ゲームを始めると、画面の1番下にボール(Ballz)が1つ現れ、同時にいくつかのブロックも現れる。ブロックのそれぞれには数字が書かれていて、画面の上の方に散らばっている。ボールを指で引っ張って離し、お望みの角度で放つと、ボールはブロックに当たって最後にはそれらを打ち砕いて行く。

ブロック上の数字は、ブロックが消えるまでにボールがヒットする必要のある回数を示している。

各ターン毎に画面を降りてくるブロックの間には、小さな白い丸が散りばめられている。あなたのBallzがこの白い丸をヒットすると、使えるボールが1つ増える。

ブロックが画面を降りてくるにつれ、その上の数字は大きくなる。ブロックを粉砕しながら、ゲームのペースに合わせて新しいBallzを獲得するのがユーザーのミッションだ。

Ballzについて私がとても興味をそそられる点は、第2ラウンドでも第157ラウンドと同じくらい難しいということだ。そしてもし間に合わずに、画面が大きな数字のブロックで埋まってしまったとしても、簡単に画面をクリアして最初からやり直すことができる。

さて今日は(米国時間の)土曜日だ。あなたがまだ気がついていない場合に備えて、私はこのApp Storeのヒットゲームをあなたの視界に置くことにした。そしてもしあなたが私のハイスコア158を上回ったら、Twitterでスクリーンショットと共にアドバイスを添えて私にメンションを投げて欲しい(私は完全に手詰まりになった!)

BallzはiOSAndroidで利用できる。

では良い週末を!。

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(翻訳:Sako)

AIが最適なプレゼントをオススメ――Tokenが250万ドルを調達

パーフェクトな贈り物ほど人の心を幸せにするものはない。だからこそ、その人に合わない贈り物をしてしまうと(それを探すのにどれほどの時間をかけたとしても)、とても嫌な気持ちになってしまうのも自然なこと。

そこでTokenの出番だ。

Human Venturesのスタートアップ・スタジオから本日ローンチしたばかりのTokenは、AIを活用してプレゼント選びをより簡単にすることを目指すスタートアップだ。

詳しい使い方は以下の通り:

アプリをダウンロードしたユーザーは、いくつかの情報を入力することになる。プレゼントを受けとる人の趣向、その人との関係、プレゼントを渡す時のシチュエーション、予算などだ。そして、その情報をもとにTokenが1000以上のブランドから販売されている何千ものプロダクトをフィルタリングする。

まず機械学習によっていくつかの候補が絞りこまれたあと、人間が最終的に取捨選択を行う。そして最終的に残った商品をユーザーにオススメするというわけだ。

しかし、Tokenの最大の特徴は、ユーザーにエンドトゥエンドのサービスを提供しているという点だ。プレゼントを選択したユーザーは、外部サイトを利用することなしにアプリ内で購入を完了することができる。プレゼントの包装や配送サービスもあるし、手書きのメッセージを一緒に贈ることもできる。

プレゼントのリコメンデーション機能は無料で利用することができる。Tokenの収益源は、ユーザーがプラットフォームを通して商品を購入した場合に発生する手数料だ。また、同社はその商品を販売するブランドからも手数料を受け取っている。

プレゼントのリコメンデーション機能を提供するスタートアップはいくつか存在するが、プラットフォーム上で購入まで行えるサービスはこれまで無かった。

CEOのJonathan Jarvis氏によれば、Tokenの強みは独自の機械学習アルゴリズムだという。

「このタイプのテクノロジーは過去には存在しませんでした。思いやりがあり、かつクリエイティブなこのテクノロジーによって、私たちは何百万人ものユーザーを獲得することができるでしょう」とJarvis氏は語る。「従来のプレゼント選びの過程には、いくつもの『抜け』が存在します。その一方で、Tokenはプレゼントを贈るべき時をリマインドし、最適なプレゼントを見つけ、包装や配送までしてくれます。これまで、プレゼントを贈る過程を完結できる一貫したサービスを提供する企業は存在しなかったのです」。

Jarvis氏によれば、ギフト市場は米国単体でも1310億ドルの規模をもつ。また、Tokenのβテストでは、同アプリのコンバージョン率は平均して30%だったという。Eコマースアプリとしては非常に高い数字だ。

そんなTokenは米国時間26日、シードラウンドで250万ドルを調達したことを発表した。リード投資家を務めたのはUpfront Venturesで、その他にもSlow VenturesとHuman Venturesが本ラウンドに参加している。Tokenが「利益」という名のプレゼントを”あげる”準備は整ったようだ。

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(翻訳:木村拓哉 /Website /Facebook /Twitter

WeWorkのオフィス占領作戦に、企業向けソフトウェアを扱うServices Storeが加わった

10万人以上の会員を抱えるコワーキングスペース界の巨人WeWorkは、本日(米国時間25日)よりWeWork Services Storeを開始した。

簡単に言えば、このニューヨークを拠点とする巨人は、オフィスを介した世界征服を目論んでおり、今度は単なるオフィススペースだけではなくオフィスツールにも力を注ぎ始めたということだ。

WeWork Services Storeは、従来のアプリストアとよく似ていて、メンバーに対して幅広いエンタープライズサービスへの便利なアクセスを提供する。しかもそのサービスはしばしば独占契約によるものだ。

WeWorkは、これまでも、その大規模なメンバー基盤を活用して、Amazon AWSを始めとする多くのサービスから、エンタープライズソフトウェアに関する割引と独占サービスを引き出して提供してきた。

Services Storeの立ち上げにより、WeWorkはそうした特典やその他のエンタプライズソフトウェアを、WeWorkメンバーシップの一部として提供することができるようになった。

さて、その仕組は以下のようなものだ。

メンバーはWeWorkのWebサイトにログインし、クリックしてServices Storeに入る。Slack、Hive、InVision、Boxなどのエンタープライズサービスは、ユースケースに従って整理され、既存のWeWorkメンバーからの独自のレビューが提供されている。

WeWorkに最適化されたパートナーのツールに関しては、ユーザーたちは他の取引と同様に、WeWorkサイトからそれらのソフトウェアを購入することができる。ソフトウェアは自動的に利用者数や名前、そして請求などに関する情報を自動的に取り込む。CEO向けに、そうした取引はWeWorkの月の請求書に反映されることになる。

人びとは長い間、WeWorkは単に中小企業向けのもので、ほとんどのスタートアップはいつか自分のオフィスを確保して出ていくものだと信じていた。しかしWeWorkはServices Storeの立ち上げによって、より粘り強くなろうとしている。単純にServices Storeの利便性と割引を、メンバーを引き止める魅力にしようとしているのだ。

しかしWeWorkは自身を、中小企業と大企業の双方にとって魅力あるオプションだと自負している。

たとえば、最近WeWorkは、Microsoftとの間で、ニューヨークのMicrosoftの巨大セールスチームに対する、オフィススペースの提供ならびにWeWork会員特典の提供に関する契約を締結した

そしてServices StoreにおけるWeWorkのデジタル会員(オフィススペースは使えないが、正規会員と同様のデジタル特典を受け取ることができる)は更に魅力的だ。

WeWorkのServices Storeの開始時のパートナー数は100である。デジタルプロダクト担当上級副社長のRon GuraはTechCrunchに対して、パートナーリストはこの先も成長を続ける予定だと語った。

Guraはまた、WeWorkは現在Services Storeでは収益をあげていないと説明したが、将来の可能性については否定しなかった。

WeWorkはこれまでに約40億ドルを調達し、200億ドルの評価に達していると言われている。

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(翻訳:Sako)

ボタンを押せば電話がかかってきて会話から脱出―、BreatherのChrome用プラグイン

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仕事用スペースのレンタルサービスを提供しているBreatherは、少し変わったマーケティング戦略の一環として「Nope Button(いいえボタン)」と呼ばれるChromeのプラグインをリリースした。

このプラグインの目的は、Breatherの貸切スペースを使っていない人にも、仕事を邪魔されないような手立てを提供することだと彼らは話す。オープンスペース型のオフィスというのはスタートアップ(そしてスタートアップ以外の企業でも)一般的になってきており、一日の業務の中でさまざまな会話に引っ張り出されてしまうことがよくある。

Nope Buttonは、そんな状況から人を救い出すためのプラグインだ。

このプラグインの使い方は次の通りだ。

ユーザーはNope ButtonをChromeにインストールすると、携帯電話の番号を入力するよう求められ、その後「N」と書かれた大きなNope Buttonがブラウザの右側に現れる。あとは、オフィスで誰かが新しいタスクをお願いするため、もしくは単にあなたに話かけるために近づいてきたら、そのボタンを押すだけで良い。

ボタンを押すと、自動的に携帯に電話がかかってくるので、ユーザーはその会話から「脱出」して仕事に戻ることができるようになっているのだ。

電話の内容は、映画「マトリックス」の印象的なシーンにインスパイアされているという。こちらがその内容だ。

こんにちは。3つ数えたら、手を口にやって何か悪いニュースを聞いたように驚いた表情を作ってください。悲しい顔ではなく、心配しているような感じです。それでは、1、2、3。

恐らく同僚は、あなたの顔を見つめていることでしょう。そうしたら、同僚に向かって手を降って、携帯電話を指し示してください。きっとその人は立ち去るでしょう。まだあなたのことを見てるんですか?しょうがないですね。軽く笑い声をあげて目を回し、肩をすくめながらその人に向かって微笑みかけてみてください。そろそろ何が起きているかその人もわかるでしょう。

まだいるんですか?そうですか。それでは、今から私が言うことを真剣にちょっと心配したトーンで繰り返してください。「うん、もちろん今話せるよ。どうしたの?」これできっとうまくいくはずです。

どうやらあなたは職場でなかなか業務に集中できないようですね。もしもそうなら、いい場所を知っています。でも、まずこれだけ聞かせてください。本当にあなたは集中できる環境を求めていますか?Breatherは、オープンオフィスの問題点や気が散るような日頃の出来事からあなたを解放する、安全で静かな執務スペースです。

割引コードもありますが、これを使うかどうかはあなた次第です。コードはNOPE。この割引コードはBreather.comで使えます。それでは。

このプラグインにはいくつか問題がある。

あなたの上司や先輩が、何かを聞きにデスクの後ろから近づいてきたとして、もしもあなたがブラウザのボタンをクリックしまくっていたら、失礼な印象を与えてしまうだろう。

さらに上司や先輩が話そうとしているのに、電話を優先するというのもちょっと問題だ。

そして最後に、誰かが話しかけるたびにあなたの携帯電話が鳴っていれば、さすがに同僚もあなたがChromeのプラグインを使って何かしていると感づくだろう。

そうは言っても、このプラグインからはBreatherのマーケティング戦略の独創性が伺える。Breatherのサービスを知ってもらうという意味では面白い試みだし、開発にそこまでお金やリソースを割いていないとすれば、地下鉄広告のような既存のマーケティング施策よりもよっぽど良いかもしれない。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

位置情報のTwilioを目指すRadarがExpa Labsからローンチ、どんなアプリにも位置関連サービスを簡単に実装できる

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デベロッパーが自分のアプリケーションに利用できるAPIのプロバイダ、支払い決済ならStripeがあり、アナリティクス(アクセス分析)ならMixpanel、通信ならTwilioがある。でも、位置はどうだろう?

大丈夫。これからはRadarがある。

RadarのファウンダーNick PatrickとCoby BermanはともにFoursquare出身で、彼らは、人びとがFoursquareを必要としている以上に、いろんなアプリケーションが位置サービスを必要としていることを悟った。もちろんそれを、各デベロッパーがゼロから実装するのはたいへんすぎる。

Patrickは、お掃除のオンデマンドサービスHandyにいたときに、同社のお掃除スタッフが今どこにいるか、顧客に分かるようにいしたい、と思った。そういうバックエンドサービスがあれば実装は簡単なのだが、意外と、そんなAPIプロバイダがなかった。

そこでPatrickとBermanはRadar社を作り、そして同社は今日、インキュベータのExpa Labsを巣立った

Radarのユーザーとなったデベロッパーは、Radar SDKを簡単に統合して、ジオフェンス(仮想領域機能)や、場所への出・入りイベントの追跡など、位置関連の機能を実装できる。そして最終的には、彼/彼女のアプリケーションに位置機能があることによって、エンドユーザーの体験をより快適にできる。

  1. dashboard_users.png

  2. dashboard_geofences.png

Patrickによると、デベロッパーはRadarを使うことによって三つのプラスを手に入れる: ユーザーエンゲージメントの増加、売上〜収益の増加、そしてアプリケーションの操作性の向上。

たとえばTinderに位置機能があれば、お互い意気投合した同士が、相手がすぐ近くにいることを分かる。小売店がeコマースの機能を持ったとき、位置機能があれば、お店の近くのお客さん限定の売り出しを企画できる。またHandyやPostmatesのようなオンデマンド・サービスは、位置追跡機能を自分で作らなくても、Radarを統合すれば、サービスマン/ウーマンが今どこにいるかを、待っている顧客にリアルタイムで伝えられる。

“APIを作るときの最大の課題は、ありとあらゆるユースケースを想定して、それらすべてにエレガントに対応できるようにすることだ”、とPatrickは語る。

今日一般公開されたRadarには、試してみたいデベロッパーのための無料プランもある。またエンタープライズ向けのプランには、手取り足取りのサポートがつく。こちらの料金は、APIの使用量で決まる。

Radarに保存される位置データには、その位置の帰属者情報がもちろんつくが、前者と後者は物理的には別の場所にある。両者の対応関係は、ハッカーには分からない。したがって個人情報や企業の機密情報などが外部に漏れるおそれがない。

Radarは巣立ちにあたってExpa Labsから50万ドルの支度金をもらった。

Radarをここでチェックしてみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

次期iPhone最上位機種は1000ドル以上か―OLED採用、メモリも改良との情報

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次期iPhoneに関する情報が飛び交う季節になった。最新の情報によると、次のiPhoneは1000ドル以上になるだろうという(少なくとも最上位モデルの場合)。

もちろんこれはさほど大きな変化ではない。現在でもiPhoneの最上位機種は900ドルを超えている。しかしFast Companyのレポートによれば、AppleはディスプレイをLCDからOLEDに変更するという。

これはiPhoneの製造コストがアップすることを意味する。またこのレポートは情報源の話として次世代iPhoneのメモリもアップグレードされると伝えている。これもコストの上昇要因だ。

次のアップデートでiPhoneは10年目を迎える。そこでAppleはこれをiPhone X〔テン〕と呼ぶだろいうという観測が根強い。

噂によれば、次期フラグシップモデルは 5.8インチで、現在のiPhone 7 Plusよりわずかに大きい。

これまでの戦略は多少変更され、次期iPhoneは現在のiPhone 7(4.7インチ)、iPhone 7 Plus(5.5インチ)と同サイズの2機種も同時に発売されるという。これらはそれぞれiPhone 7S、iPhone 7S Plusと呼ばれるという観測だ。

台湾のKGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Quo〔郭明錤〕は昨年11月に  「iPhone 8(あるいはiPhone X)だけにOLEDディスプレイが採用される」と書いている

筐体がやや大きくなり新ディスプレイが採用されるという点から、新iPhoneは背面もガラス製になり、側面はアルミからステンレスに変更されるという噂だ。

情報によると、いちばん大きな変更はAppleがついにホームボタンを廃止し、ディスプレイの下にタッチ式インターフェースを装備するという。情報源によれば、次期iPhoneは物理的なボタンを一切持たないという。ボリューム/ロックについても側面の金属ベルトに接触感応式の部分が設けられるようだ。

もちろんAppleは次期iPhoneについて今年の秋と想定されている製品発表まで何も語らないはずだ。以上の情報は公式なものではない。しかしOLEDが採用されるという情報が事実なら、購入予定者は銀行の通帳をもう一度チェックした方がいいかもしれない―価格は少々アップするはずだ。

〔日本版〕「郭明錤」の繁体字表記は台湾の科技新報のページから。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Vertigoは、同じ楽曲を友達と同時に聴けるアプリ

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多くのデベロッパーが音楽をメインにしたSNSを提供しようと長年試みてきた(としてほとんどが失敗した)。

その中でDubSmashやMusical.lyといったアプリが他をリードしているが、新参のVertigoが割り込もうとしている。

Vertigoで面白いのは、楽曲を別の誰かとシェアできることだ。相手は友人のグループでも、もっと広くてもいい。つまり、自分とどこか別のところにいる家族が同じ曲を全く同じ時間に聞くことができる。

音楽の公演や配布にまつわる法的問題を避けるために、VertigoはユーザーのSpotifyプレミアムアカウントを使って、そのユーザーが元々聴く権利を持っている曲だけを再生する。

これが遠距離恋愛やフラッシュモブの練習に役立ちそうなことはわかるだろうが、ファウンダーのGreg Leekleyは、若きミレニアル世代やその後のZ世代の日常生活での利用に期待している。

「今の若い世代は、バーチャル生活で起きたことと、リアル世界で起きたことを区別しない」とLeekleyは言う。「尋ねたてみたところ、セレブが聴いている曲より友達が聞いている曲に興味がある、と彼らは答えた」。

Leekleyは、Snapchatの成功も若いユーザーがリアルタイムで同じ体験をしたがる同じような現象から来ていると語った。

一緒に音楽を聞く以外に、Vertigoではユーザーが楽曲にテキストやビデオ、写真等を重ね合わせることによって、さらに没頭的な体験を可能にしている。

現在Vertigoは、Spotify Premiumにプラットフォームとして登録しているが、近々他のプラットフォーム(Apple Music等)にも対応する考えだ。

Vertigoはこれまでに1000万ドル以上の資金を調達している。

アプリはここからダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

BetaworksのVoicecampは音声アプリの開発ノウハウを教える特訓合宿、一社あたり$125Kの資金が与えられる

voicecamp

Betaworksのスタートアップスタジオが今日(米国時間1/12)、その二つめのアクセラレータキャンプ(集団育成事業、育成合宿)、ボイスキャンプ(voicecamp)を発表した。合唱団の特訓合宿のような名前だが、そうではない。

今年の初めに行われた最初のアクセラレータキャンプ事業はボットキャンプ(botcamp)と呼ばれ、チャットボットの人気の波に乗ろうとする企画だった。そして今回は、最近の新たな人気分野、音声(voice)駆動のアプリやシステムをテーマとするキャンプだ。

すでにAmazon Echo, Google Home, AppleのSiriなどは、市場に定着しつつあるが、Betaworksは、まだまだこれから新しいものが続々登場する、と想定している。

BetaworksのVP Pat Montagueはこう語る: “声は人間のコミュニケーションの中核に位置していて、だからこそ赤ちゃんのころから最初にそれが発達する。音声をベースとするコンピューター技術はコンピューターをより人間的にして、コンピューターの利用を人間との対話に近いものにする”。

この合宿の定員は8〜10社だ。一社が、シード前資金として12万5000ドルを受け取る(今後の増資もありうる)。期間は11週間で、場所はマンハッタンのMeatpacking DistrictにあるBetaworksの本社。

そしてbotcampのときと同じく、この分野のリーダーたちがメンターとしてつく。

“こんなの音声でなければできない!(音声だからこそできる)、というタイプのアイデアが出てくることが、いちばんの楽しみね”、だそうだ。なお、Amazon Echoは、買われた台数の約半分がキッチンに置かれているそうだ。キッチンは、手でコンピューターを操作したくない場所である。

voicecampの参加申し込みは、今日から受け付ける。その受付はここだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

第10回Crunchies賞のベストアプリ賞ファイナリスト5作…今年もっとも輝いたアプリはこれだ!

crunchies-best-app

2016年はひどい年だった。みんなが自分に正直なら、そう言えるだろう。でも、すべてが無駄ではなかった。テクノロジーの世界には、2016年にも、輝かしいスターがいくつか生まれ、アプリの時代と言われる中で、5つの傑作が、The Best App of 2016賞(ベストアプリ賞)のファイナリストにノミネートされた。

それでは、今年の第10回Crunchies賞〔既存スタートアップに対する年間優秀賞(本誌TechCrunch主催)〕で、ベストアプリ賞の候補になった5社を、これからご紹介しよう。授賞式は、2017年2月6日の夜、行われる。

Clue

女性の生理を追跡し予測するアプリClueは、ビッグな年を経験した。新たに2000万ドルの資金を獲得し、ユーザー数は500万を超えた。言うまでもなくこのアプリは、ありとあらゆる貴重なデータを集め、ユーザーの体と心の状態を判断する。

Musical.ly

ソーシャル国はInstagramとFacebookとSnapchatに支配されているが、その中でMusical.lyは若者の心をとらえた。この音楽ビデオアプリ(Dubsmash的な‘口パク’)は、2016年に、5億ドルの評価額で1億ドルを調達した、といわれる。月間アクティブユーザー数は4000万を記録した。

Pokémon GO

昨年は、NianticのPokémon GOほどの大ヒット作は一つもなかった。子どもも大人もこのアプリに群がり、モバイルゲームの歴史の中で最速成長のアプリとなった。売上5億ドルに達したのも、Pokémon GOが最速だった。

Prisma

2016年はビデオの年と言えるかもしれないが、Prismaは写真が今なおソーシャルメディアの定番であることを証明した。このAIを利用する写真フィルターアプリは、ちょっとしたトレンドになり、Snapchatなどもこのアート的なフィルターを模倣し、フレーミングのLevelも、その仲間に加わった。

Weedmaps

マリファナの全国的な合法化が近い。それに向けて、真っ先に走りだしたのがWeedmapsだ。このアプリは、マリファナに関することなら何でも教えてくれる。そのさまざまな種類について。そして近くの入手先まで。


第10回Crunchies賞のファイナリストの詳細は、ここにある

あるいは授賞式のチケットを買って、一緒に祝っていただけるのも嬉しい。

〔2016 Crunchiesベストビデオ賞(5作)(未訳)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amigoはメールを減らして現実に友達と会うためのアプリ

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人づきあいの計画は難しいものだが、Amigoは、友達と会うことに関して新しいしくみを提供する新しいアプリだ。

Amigoの背景にある考えは、友達といつどこで何をしたいかについてのやりとりに時間をかけすぎている、ということだ。

Amigoはソーシャルな秘書となって、友達と会う機会を作りやすくする。あなたはボタンを押すだけでいい。

しくみはこうだ:

アプリをインストールすると、Amigoはユーザーがよく会う友人を10~15人選ぶよう指示する。つぎに、どんなタイプの行動をしたいか(夕食、昼食、散歩、喫茶、等)を相手ごとに選ぶ。

Amigoは直ちにウェブページ上でイベント招待状を作り、会いたい友達にテキストメッセージを一斉送信する。

さらにこのアプリは、しばらく会っていない友達がいることも知らせてくれる。

ソーシャルプラニングが多くのスタートアップにとって困難なテーマであることにはいくつか理由がある。 Swarmでさえ、ソーシャルプラニングツールをやめて、現実世界でプレイするソーシャルゲームへとピボットした。

まず、場所や日時についての微妙なニュアンスを、グループチャットに新たなレイヤーを加えるよりも効率的に伝えるのが難しい。Amigoはそこに挑戦している。しかし、もうソーシャルプラニングで難しいのは、人は忙しくてあてにならないことだ。これはどんなソフトウェアをもってしても解決は困難だ。

Amigoはこれまで公開ベータテストを行ってきて、このたび一般公開の準備が整った。チームは、会うための場所を提案するスマートなシステムを作って、将来地域の企業や店舗から収益を上げるしくみを開発しようとしている。

しかし今はスリムな運営を心がけ、新規ユーザーを引きつけ、改善のためのフィードバックを受けることに集中している。

Amigoはここで試すことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleが検索結果に映画やテレビ番組の評価を含めることを実験中

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Googleがまた、ちょっとした軽いサービスを検索結果の中に直接入れることによって、既存の業界を破ろうとしている。今回は、映画格付けのRotten TomatoesやIMDbとGoogleが、検索すると映画の評価も分かる、という機能をテストしている。

GoogleがSearch Engine Landに確認しているところによると、現在この機能は単なる実験であり、現時点では何も発表することはない、ということだ。

そのほかの映画やテレビ番組の格付けプラットホームと違ってGoogleの機能は、1から5までの点数ではなく、[好き][嫌い]の二択だ。

それ自体はおもしろい機能でもないが、でもGoogleはこうやって徐々にインターネットを覆う自分の層を厚くしていくのだ。

天気予報やチケットの購入などは、個々にそれ専門のサイトがやっていた。しかし今では、Googleの検索結果のページにそれらの情報や機能がある。

映画の評価機能でも、これまでのそのほかの機能と同じく、タイトルをクリックすればオリジナルのサイト(今回はRotten TomatoesとIMDbの格付け)へ行ける。

前述のように、今は単なる実験だから、映画やテレビ番組を検索してこの機能が見られないユーザーもいるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

仕事のデータを一瞬にしてモバイルアプリに換えて、コラボレーションを効率化するサービスOpen As App

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クラウドコンピューティングによって同僚たちとのコラボレーションはかつてなく容易になったが、でも出先にいる人たちも含めると、必ずしも生産性が上がったとは言いがたい。Open As Appは、この状態〔モバイルからのクラウド利用が遅れている状態〕を変えようとする。

今日(米国時間12/5)のTC Disrupt LondonのStartup Battlefieldに登場したOpen As App offersは、データを即座にアプリに変えてしまうサービスだ。

ExcelのスプレッドシートやGoogle Docs/Sheetsをアップロードすると、Open As Appがそれらを自動的に、複数のプラットホーム(iOS, Android, Windows Phone, Windows 10, web)向けのコンテンナ・アプリにする。

またスプレッドシートのファンクションなど、データではなくアクションの部分も、データからアプリに変換されたコードが実行できる。それらは、電話の呼び出し、ナビゲーション、さまざまな基準によるフィルタリング、詳細ダイアログ、BIのインサイトなどだ。

Open As Appによってアプリに変換されたデータは、保存、シンク、そして対話が可能だ。たとえば、特定の価格帯の商品を検索したり、割引額を計算するなどが、Open As Appのアプリの中でできる。

サービスの料金は、月額会費制だ。ただし5人ぐらいのチームによる短期の試用は、無料だ。プランは、最低がBusiness Pro(25名まで)の月額79ドル、最高のBusiness Enterpriseは月額1499ドルで、使用する社員は1000名まで。また、たとえば100名の社員が使うのなら、 Business Proが4つ、という計算になる。

Open As Appはこれまで95万ユーロを、主にドイツのエンジェル集団Impact51から調達している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Instagramの画像からショッピングができるGeeneeがシリーズAで440万ドルを調達

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Instagramのようなプラットフォームでのコンテンツの閲覧と、オンラインショッピングとの間には大きな溝がある。インフルエンサーたちは、リンクを貼ることができないInstagramで彼らのポストをマネタイズする方法を探していた。RewardStyleと同じく、そのために生まれたのがGeeneeだ。

Geeneeは、Instagramを通してオンラインショッピングをすることを可能にするプラットフォームだ。ユーザーは気に入ったポストのスクリーンショットを撮影してGeeneeのアプリにアップロードし、そこで表示されるアイテムの中から買いたいものを選ぶだけでいい。画像認識技術を活用したGeeneeは、ポストの画像に写っているアイテムのブランド、SKU(最小管理単位)、そしてその商品を取り扱うショップを自動で判断するのだ。

Geeneeは現地時間1日、シリーズAでHighlight Communications AGなどから440万ドルを調達したことを発表した。Constantin Media AG、Stephen Cohen、Steve Titusなども本ラウンドに参加している。

現状ではファッション分野のみにフォーカスする同社だが、同プラットフォームは将来的に様々な分野に応用できると創業者のThorsten Magersは話している。

インフルエンサーがInstagramのポストをマネタイズために必要なのは、一度きりのGeeneeの利用登録だけだ。それにより同社はインフルエンサーのInstagramのプロフィールとポストにアクセスできるようになる。するとGeeneeは、それらのポストをすべてスキャンし、そのアイテムの在庫情報を取得し、そのアイテムを同社のアフィリエイト・プログラムと結びつけ、ユーザーをそのアイテムが購入可能なショッピング・ポータルへと誘導する。

「ユーザーがインスパイアされた”瞬間に”行動できる機会を与えるというアイデアです」とThorsten Magersは語る。「これまでは、ユーザーはRewardStyleから送られてくるEメールを待つか、自分自身でそのアイテムを探す必要がありました。しかし私たちのサービスでは、そのプロセスがスクリーンショットを撮るのと同じくらい簡単になるのです」。

Geeneeで買い物ができるのは、Geeneeに登録したインフルエンサーによってアフィリエイト・ネットワークに追加済みのアイテムだけだ。しかし、そのアイテムが入手不可能な状態であったとしても(古すぎるアイテムや、レッドカーペットで着用されるような新しすぎるアイテムなど)、同アプリはそれに類似するアイテムをユーザーに提示する仕組みとなっている。

RewardStyleと同じように、Geeneeは売り上げの一部を受け取り、さらにその一部をインフルエンサーに支払う。

現在のところ、Geeneeに登録しているインフルエンサーは約200名で、同社のアフィリエイト・ネットワークには5000以上のブランド、数百万点のアイテムが登録されている。

Geeneeを使ってみたいと思う読者はこのWebサイトをチェックしてほしい。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

Level FramesはAIによる写真フィルタを提供、あなたもアートになってIRLしてはどうかな

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Prismaがアート的な写真加工で大人気になり、そしてここでご紹介するLevel Framesは、そのトレンドに乗ろうとしている。

著名なアクセラレータY Combinatorが支援しているLevel Framesは、そのとても使いやすいWebサイトのサービスとして、物理的なアートワークのフレーミングのカスタマイズを提供する。同社はそのために、AIによる写真フィルタを開発した。

まずユーザーはLevelに、ポスターやアートやデジタル写真などをアップロードし、そしてフレームやマットなどを、その作品がいちばん引き立つように選ぶ。ユーザーはいくらでもプレビュー(試し視)を見られるから、心ゆくまであれこれ選ぶことができる。

ファウンダーでCEOのJosh Hubbalによると、Prisma的な写真の人気急上昇を見て、もっと独自のフィルタを作ってやろう、と思いついた。

LevelのAIフィルタにユーザーは複数のソース(Facebook, Dropbox, スマホのカメラロールなどなど)から写真をアップロードでき、Levelはそれらに対してPrismaなどよりも高品質高精細な画像を提供する。またユーザーは、矩形以外の任意の形で写真をトリミングでき、最大36×36インチのサイズでプリントできる。

  1. level-ai-artistic-styles.png

  2. palm-trees-impressionist.jpg

  3. level-framing-ai-photo-filters.png

  4. level-ai-filters-stained-glass-2x1.jpeg

ローンチしたのは2015年の2月で、Levelは同社独自のフレームを提供するとともに、“Buy It Framed”ボタンにより、アートやポスターを売ってるアーチストや商業者に対して販売も行う。

これまでの1年で、各月の前月に対する成長率15%を維持できた。来年初めには黒字になるだろう、という。

Level Framesをご自分で試してみたい方は、こちらへどうぞ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

犬泥棒が横行する今の都市、犬用のスマートハウスDog Parkerを利用しよう

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犬は大きな責任だ、と誰もが言うけど、その責任の重さは、実際に飼ってみて初めて分かる。

ERA出身のニューヨークのスタートアップDog Parkerは、犬を飼うことに伴うストレスを、ある程度軽減したい、と考えた。

Dog Parker、‘犬を駐車させる’という名前は、犬を食料品店やコーヒーショップの外に置いておいて、自分はそのお店の中に入る、という意味だ。

犬の窃盗がニューヨークでも大きな問題になっている。だから犬をお店の外につないでおくのは、わずか数分でもとても不安だ。犬を散歩させることと、バーガーを買ったり、朝のコーヒーショップを利用することは、マルチタスクが難しい。

そこで、Dog Parkerだ。

Dog Parkerは犬一頭用のハウスで(上図)、ネットにつながっている。犬のオーナーはDog Parkerの会員になり、近くのベーグル店のDog Parkerをアプリから予約する。するとあなたが日曜の朝、ベーグルをあれこれ選んで買ってるとき、ワンちゃんはParkerの中で安全に休んでいる。

店内でアプリを起動すると、犬の様子がWebカメラで分かる。Parkerのドアの開閉ができるのは、今それを使っているオーナー(Dog Parker会員)だけだ。犬泥棒にやられる心配がない。

Dog Parkerの中には短波長紫外線(UVC)消毒灯があるので、次の人も安心してParkerを使える。そして一日の終わりには巡回のメンテナーが来て、完全な掃除をする。

今同社は、ブルックリン界隈で7箇所5基のDog Parkersを使ってベータテストをやっている。今日(米国時間11/17)は、Dog Parkerの新型機が投入された。その新型Dog Parkerはニューヨークで製造されていて、今週はブルックリン地区に100基設置される。

Dog Parkerの会費は、年額25ドル、プラス、使用時間1分につき20セントだ。

Dog Parkerについて詳しく知りたい人は、同社のWebサイトへ行ってみよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ベンチャーキャピタル、Tuskがトランプ政権の政策予測メモ配布―ビジネスへの干渉は減る

ORLANDO, FL - NOVEMBER 2: Republican presidential candidate Donald Trump speaks during a campaign event at the Orlando Amphitheater at Central Florida Fairgrounds in Orlando, FL on Wednesday November 02, 2016. (Photo by Jabin Botsford/The Washington Post via Getty Images)

Tusk HoldingsはTusk Venturesと Tusk Strategiesの親会社で、Uber、FanDuel、Handy始め有力スタートアップ多数の最初期からの投資家として著名だ

巨大で多様なポートフォリオを持つこのベンチャーキャピタルが資金を投じているポートフォリオ企業すべてを対象にメモを配布した。

これはトランプの大統領当選がビジネスに与える影響を詳細に分析したもので、メモはさまざまなビジネス分野ごとに、次期政権の(人事を含めて)政策を予想している。

抜粋:

反ビジネス的で規制の強化を強く推進する閣僚を見る可能性は低くなった。このことは同時に、現在保留中の合併、買収が承認される可能性がはるかに高くなることを意味する。たとえば〔補助金を受けるが私的団体が運営する〕チャーター・スクールは合併に当たって連邦政府の反対を受けにくくなるだろう。連邦政府が規制を改正し、労働者の区分を変更することによって共有経済を破壊するような事態は避けられよう。SEC〔証券取引委員会〕は現金化しにくい私企業や資産に強く干渉しなくなる。ピア・ツー・ピア・レンディング〔ソーシャル融資〕も連邦政府の反対を受ける可能性が減る。その他同種の干渉の減少が多数予想される。

われわれはこのメモがテクノロジー・ビジネス全般に多いに参考になると思ったのでScribにアップロードし、以下ににエンベッドした。

〔日本版〕下記エンベッド冒頭のWhat Does This Mean for You by Jordan Crook on Scribdはリンクではないので作動しない。Scribdサイトで原文を見る場合は上の記事末のリンクから開ける。抜粋中の「労働者の区分変更」はUberのドライバーを契約者ではなくUberの被雇用者として認定しようとしていることなどを指す(関連記事

What Does This Mean for You by Jordan Crook on Scribd

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

確定報:Periscope Dataが2500万ドルをBessemer Venture Partnersの主導で調達

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データサイエンティストたちが、その解析内容を聴衆に理解して貰いやすいビジュアルへ素早く変換することを助けるPeriscope Dataが、シリーズBファンディングで2500万ドルを調達したことが確認された。

私たちは、もともとこの資金調達に関するニュースを先週報告していたが、主導投資家の名前を誤って報告していた。ラウンドを手動したのはBessemerである(先の報告ではDFJだとしていた)。 これにDFJ、Susa Ventures、Innovation Endeavors、そしてAngelPadという投資家たちが加わった。

契約の一環として、BessemerのEthan Kurzweilが、Periscope Dataの取締役会に加わった。

CEOのHarry Glazerが、TechCrunchに語ったところによれば、会社にとっての次の段階は、プロダクトを拡張し市場開拓戦略(go-to-market strategy)をとることによって、より大きな企業ユーザーへ対応可能にして行こうということである。彼はPeriscope Dataのとっての大きな挑戦の一つは、データサイエンティストたちへの売り込みだと語った。

「データサイエンティストたちの目に止まりエンパワーを与えることは、セールス部門や、IT部門や、人事部門の目に止まることとは全く違うことなのです。後者のセールスサイクルは比較的良く確立されています」とGlazer。「技術的な聴衆に売り込むことに関しては、Ethanが深い経験を持っています」。

Periscope Dataは、データ量に基づいて課金を行い収益を挙げている。しかしGlazerはより大きな企業向けに、よりプレミアムな機能を追加するチャンスを探っている。これらの機能は、レポート作成とコラボレーションから、セキュリティと認証の範囲までをも覆うものである。

Crunchbaseによれば、この最新のラウンドにより、Periscope Dataの合計調達額は3450万ドルに達した。

[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)

詳細迅速なデータ視覚化で人気のPeriscopeがシリーズBで$25Mを調達

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データの詳細な視覚化を短時間で作ってくれるPeriscope Dataが、2500万ドルの資金調達を行った。

情報筋によると、投資前の評価額は1億ドルで、ラウンドをリードしたのはPeriscope Dataのこれまでの投資家DFJだ。DFJはPeriscope Dataの950万ドルのシリーズAのラウンドもリードした。

Periscope Dataは、さまざまなソースからデータを取り出す。主なソースは、MySQL, PostgreSQL, Amazon Redshift, Salesforce, Microsoft SQL Serverなどだ。AmazonはPeriscope Dataとパートナーしているが、投資はしていない。同社のユーザーは、いくつかの短いコマンド書くだけで、数字の意味がよく分かるグラフィクスを作ることができる。

同社の魅力は、視覚化処理の速さにもある。同社によると、今市場に出回っているそのほかのデータ視覚化ツールに比べて、Periscope Dataは150倍速いそうだ。

その理由の一部は、視覚化機能が偶然の産物だったことにもある。同社は元々、クラウド上のデータに対するクェリをユーザーのために行うサービスだったが、そのサービスの一環として視覚化もあった。ところが、ユーザーのデータサイエンティストたちはその視覚化機能を大いに気に入り、そこで同社は、視覚化を独立のサービスにすることにした。

2012年にPeriscope Dataを創ったのはGoogle出身のHarry Glaser(同社CEO)と、MicrosoftのプログラムマネージャーだったTom O’Neillだ。

今Periscope Dataに、この記事に関するコメントを求めているので、得られ次第記事を更新しよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))