Netflixの会員数は期待したほど増えずむしろ米国では微減

Netflixの2019年第2四半期の決算報告では、米国の有料月額会員の数が初めて減少に転じ、相次ぐ料金値上げがついに顧客の忍耐の限界に達したかと思われる。同社の全世界の有料月額会員は270万人増加したが、実は実際の増加数は283万人のところ、米国では13万人を失った。

Netflixの消費者向け料金はこの四半期に10.99ドルから12.99ドルに上がり、明らかにそれが減少の一因だろう。同社はこれほどのリアクションを予想していなかったらしく、2018年Q2の増加数が550万人だったから少なくとも今期500万人は増えると予想していた。

同社によると、月額会員の増加数は値上げをした地域ほど予想からの乖離が大きく、しかしまた世界のすべての地域で増加数は期待を下回った。米国における減少は競争のせいと思われるかもしれないが、しかし同社によると、発表したばかりでまだ実際に操業していない競合が多いので、実質的な影響はないという。

むしろNetflixが指摘するのは、値上げとともに追加されたコンテンツの陣容だ。Q2のコンテンツの顔ぶれは、期待どおりの新会員を集めることができなかった。次のような、強力な人気コンテンツがあったにもかかわらず。When They See Us(4週で視聴数2500万世帯)、Our Planet(3300万世帯)、Murder Mystery(7300万世帯)、The Perfect Date(4800万世帯)、Always Be My Maybe(3200万世帯)。

それでも同社は、Q3の有料サブスクライバー増を700万人と大きく見積もっている。前年同期の610万人増よりも大きな数字だ。この楽観の大きな理由は、モバイルオンリーで手頃な料金のプランをその四半期にインドで立ち上げるからだろう。

Netflixの株価はQ2の結果のために10%以上下がった。Q2のNetflixの決算報告はここで見られる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Netflixがポップアウト動画プレーヤーをデスクトップ向けにテスト中

Netflix(ネットフリックス)がテストしている新しい機能では、たとえ仕事中であっても視聴をやめる必要がなくなるかもしれない。それは、iOSやmacOSでSafariブラウザのネイティブビデオプレーヤーをサポートしているウェブサイトやアプリが使っているような、ポップアウト型のビデオプレーヤーだ。つまり、ビデオをピクチャー・イン・ピクチャーでポップアウトして画面上の任意の場所に再配置することで、他のアプリを使っていてもその動画が閲覧できることになる。

Netflixはこの機能を発見したEngadgetに対し、これはただのテストではあるがユーザーにとっては利便性の高い機能だとわかるであろうと伝えている。Netflixはすでにこの機能を内蔵ツールによってiOSとmacOSユーザーに提供できるのだが、同社は独自のプレーヤーを使っている(おそらく著作権保護の観点から)ため、代わりに独自機能を開発しなければならない。その利点は、機能が正式にリリースされた際にはWindowsとmacOSの両方で利用できることだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Netflixの社内ハッカソンで映像に合わせてスマホを振動させるハックが登場

Netflixの社内ハッカソン「Netflix Hack Day」では、さまざまな原石が生まれる。脳でコントロールするインターフェイス、寝落ちするとNetflixを終了するFitbitのハック任天堂のNESで動くNetflixアプリNetflixアプリをFace IDARKitで動かす方法などだ。今年のNetflix Hack Dayで社員は音声テクノロジーや触覚フィードバックなどに挑んだ。触覚フィードバックは画面のアクションなどに連動してスマートフォンが振動するというものだ。

触覚フィードバックを利用したこのハックはProject Rumble Pakと名づけられた。これは、ボールのバウンド、カーレース、オブジェクトの衝突や破壊などのアクションを振動で感じさせるモバイルゲームからヒントを得たものだ。

こうしたモバイルゲームと同じように、Project Rumbleでは番組や映画中のフライト、バトル、大爆発といったシーンを体感できる(Rumble Pakをオンにしてマイケル・ベイ監督のアクション映画を体感してみたい!)。このハックに取り組んだチームのHans van de Bruggen氏とEd Barker氏は、テレビアニメ「ヴォルトロン」の大爆発シーンを使って、スマートフォンが振動するデモを披露した。

このハックは、イマージョン社の技術を使ってNetflixのコンテンツと触覚の効果を同期させている。

次に紹介する「Voice of Netflix」は、Netflixのお気に入りのキャラクターの声で文章をしゃべらせるものだ。Netflixのコンテンツから単語を見つけるようにニューラルネットをトレーニングし、見つけた単語を使って新しい文をオンデマンドで読み上げる。

3つ目はTerraVision。ビジネスに結びつきそうな実用的なハックだ。

映画製作者が撮影したいロケーションのイメージに近い写真をインターフェイスにドラッグすると、ロケーション写真のライブラリからそれに近い結果を返す。このハックは、場所を認識するようにトレーニングしたコンピュータビジョンのモデルを利用してイメージ検索機能を実現している。

最後に紹介するのはアカデミー賞のスピーチが長すぎるときに流れるような「退席の音楽」を奏でる、ゆるいハック。誰かが会議室の予約時間をオーバーしているときに使える。

残念ながら、Netflixのハックの多くはハッカソンの域を超えない。しかし社員たちはさまざまな方法で現実のプロジェクトに刺激を与え、創造性を発揮し続けるだろう。

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(翻訳:Kaori Koyama)

ネットフリックスが「マジック:ザ・ギャザリング」をアニメ化、製作総指揮は「アベンジャーズ」のルッソ兄弟

Netflixは米国時間6月2日、トレーディングカードゲーム「Magic:The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング)」のアニメシリーズ化を発表した。公開時期やエピソード数は未定だ。

制作総指揮は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」などで知られる兄弟のジョー・ルッソ氏とアンソニー・ルッソ氏。

制作はOctopie、アニメーションはBardel Entertainmentが担当。脚本のリードライターは「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」のHenry Gilroy氏と「エージェント・カーター」のJose Molina氏。

OctopieのCEO、Isaac Krauss氏は、スリラーやホラー、ドラマのジャンルをまたいだアニメーション作品となる、とコメントしている。

DEADLINEの報道によれば、20世紀フォックスは以前、「ゲーム・オブ・スローンズ」の脚本を担当したBryan Cogmanを採用し、マジック:ザ・ギャザリングの映画化を検討していたようだ。

中国の報復関税で米ハイテク株が軒並み下落

米中の間で進行中の貿易戦争の新たな局面として、中国が米国に報復の総攻撃をかけたことにより、米ハイテク企業の株価は大打撃を受けた。

S&P 500指数は、金額にして約1.1兆ドル(約120兆円)ぶんも下げ、ダウ工業株平均とナスダック総合指数も、それぞれ2.38%と3.41%下落した。

米国時間5月13日の月曜日に、中国は、米国が中国からの輸入品に25%の関税をかけたことへの報復として、約600億ドル(約6兆6000億円)にもなる米国からの輸入品に25%の関税を課すことにした。

6月1日から、中国政府は5000以上の品目に25%の関税をかけることになる。また、それ以外の多くの輸入品についても、税率は20%に上がる見込みだ。以前は、10%または5%だったものからの引き上げとなる。最も高い税率がかけられる品目は、ドナルド・トランプ大統領の政治的な支持基盤に対して打撃となるよう、意図的に選ばれているようだ。つまり、米中西部の畜産物、果物、野菜が相当する。

しかし、この貿易戦争の矢面に立たされているのは、とりわけ米国内のハイテク産業だ。実際に、このニュースはハイテク企業の株価の急降下を招いた。それは元TechCrunchの共同編集長で、今はベンチャーキャピタリストのAlexia Bonatsos氏が「ハイテク企業のレッドウェディング」と呼んだ通りのものだ。

関税の引き上げは、アップルや、その他の米国内のハイテク企業の製品の製造コストを押し上げる。それは結局、そうしたハードウェアメーカーの米国内での製品価格を上昇させることになる。一方、完成品を中国に輸出する際の関税は、中国国内でそうした製品を買おうとする際の製品価格を、法外なまでに高価なものにする。

消費者向けの製品が高価になるということは、特に重要ではない製品に費やす金額が減ることを意味する。それは結局消費者の生活を質素なものにし、オンデマンド経済に対する支出を減らすことになる。それはまた、広告の削減を引き起こす可能性もある。企業は中核ではないと判断される領域への出費を削減し、切り詰めようとするからだ。

こうした状況は、ハイテク株の取引そのものを停滞させることにもなる。市場の低迷が長引くことが予想される中では、アルゴリズムうんぬんではなく、ただ持ち株を処分して利益を確保するという気運になりやすいからだ。

今回の貿易戦争は、すでにUberの新規株式公開に大きな損失を与えている。今日も同社の短期的な株式市場のパフォーマンスを食いちぎっている

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Uber株はどん底の上場2日目、時価総額は6.8兆円に下落

流血しているハイテク株はUberだけ、というわけではまったくない。Amazonの株価は3.56%下落し、Alphabetは2.66%、そしてAppleも5.81%下げた。さらにFacebookは3.61%下げ、Netflixに至っては4%以上も急落した。すべてこの1日でだ。

ハイテク企業の中には、持ち直すところも出てくるかもしれない。しかし、今回の中国との経済戦で傷ついた米国の農民に対して大統領が与えようとしているような救済策や助成金を、ハイテク企業が受け取ることになるとは考えにくい。議会が、行き詰まっているインフラを含むパッケージに関する交渉を再び軌道に乗せることができない限り、政府の援助によって今回の打撃を和らげられるという希望はほとんどない。2020年の米国大統領選挙が統治の問題に影を落とし始めているの見る限り、交渉の再開は、ますますありそうもないことのように思われる。

「私たちは、この状況は、数カ月ではないとしても、少なくとも数週間はエスカレートしていくのではないかと見ています。問題は、2つの国が再び交渉のテーブルに着いて同意に達することができるかどうかですが、その間にも市場はさらに打撃を受けることになるでしょう。本当の問題は、我々は5%、10%、あるいはもっと大きな市場の調整を必要としているのかどうかということです」と、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのグローバル経済部門の責任者、Ethan Harris氏はCNBCに語った

画像クレジット:Hiroshi Watanabe

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Netflix、タイ洞窟の少年救出劇をドラマ化へ

Netflixは、タイのタムルアン洞窟に2週間以上も閉じ込められたサッカーチームの少年たちの救出劇をドラマ化する権利を13 Thumluang Companyから獲得したことを明らかにした。

TechCrunch記者のJon Russelいわく、NetflixはCrazy Rich AsianのチームSK Global Entertainmentと同タイトルの監督を務めたJon M. Chuとのパートナーシップで、まだタイトルが確定していない、救出劇のミニシリーズを展開する。

タイの新聞The Nationの報道によると、「少年たちとその家族は多くの人々に助けられサポートを受けた」ことから、売り上げの20パーセントを寄付する。

加入者が約1.5億人のNetflixはこのようなローカルな物語を全世界に広めるのに最適なプラットフォームだと言えるだろう。

救出ダイバーを「小児性愛者」呼ばわりしたイーロン・マスク氏は一体どのように描かれるのだろうか。マスク氏に特化したエピソードがあることを密かに期待したい。

Netflixがテレビ向け高音質オーディオの配信を発表

米国時間5月1日、Netflixはストリーミングサービスの音質を向上させる新機能を発表した。同社が「高音質オーディオ」のサービスを開始したことで、5.1chまたはドルビーアトモスのいずれかに対応しているテレビデバイスでより高いビットレートのオーディオを体験できる。高音質オーディオはテレビデバイスの視聴者向けに同日から提供開始となっている。

5.1chでは192kbps(良い)から640kbps(優れている)まで、ドルビーアトモスでは448kbpsから768kbpsまでのオーディオを提供する。ただしドルビーアトモスを利用できるのはプレミアムプランのメンバーのみ。

Netflixは、今後も引き続きエンコーディング技術の効率を高め、ビットレートを進化させていくとしている。

Netflixのテクニカルブログではこの機能を詳しく解説している。それによれば、高音質オーディオはロスレスではないが「知覚的に透明」、すなわちオーディオは圧縮されてはいるもののオリジナルの音源と区別がつかないとしている。

Netflixは高音質オーディオが登場した背景も紹介している。2017年に「ストレンジャー・シングス 未知の世界2」で音質の問題があり、カーチェイスのシーンが鮮明に聴こえなかった。そこで同社の音響の専門家とエンジニアが向上に取り組み、オーディオのビットレートを上げることで問題を解決した。それ以来、改善された音声をより広く提供するよう取り組んできたという。

同社は発表の中で「なかなか気づかれない音の微妙な違いは、シーンの雰囲気に大きな影響を与え、視聴者の反応を根本的に変える力を持っています。クリエイティブパートナーのビジョンをサポートし、実現することはNetflixにとって非常に重要であり、その中でも音声に非常に注力しています」と述べている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

アカデミー賞の選考資格は昨年同様ストリーミングにとって不利、映画は劇場で見るもの

Netflixなどのストリーミングサービスが製作した映画は、来年もこれまでと同じ選考資格でならアカデミー賞を競えるらしい。

Netflixのオリジナル作品「Roma」が今年の作品賞にノミネートされ、最終的には監督賞と外国語映画賞と撮影賞を受賞してからは、アカデミーの取締役会はルールの変更を検討していた。

議論の核心はNetflixの劇場上映への姿勢にあったようだ。同社は前から、その映画を劇場で封切ることにやぶさかではないと言い張ってきたが、しかしそれらの作品をストリーミングサービスから外すことはない。そこで、大手チェーンの多くは上映を拒んできた。Netflixは昨年そのやり方をやっと和らげ、「Roma」など一部の作品をNetflix上よりも前に劇場で封切るとしたが、しかしその期間が従来よりかなり短い。

スティーブン・スピルバーグ監督は、Netflixにとって不利になるような方向でルールを変えることに積極的だったと噂されている。劇場の専有上映期間を4週間とする考えだったらしい。

今月初めに司法省が介入し、アカデミーに送った書簡で、「選考資格の変更によって競争促進的な理由付けなく競争を排除するならば、そのような行いは反トラストの嫌疑を喚起することもありうる」と声明した。

関連記事: Netflix defends its impact on the movie business ahead of Oscars debate(Netflixが映画ビジネスを自己弁護、未訳)

今回アカデミーは、理事会で票決したルール変更の要約をプレスリリースで発表した。その中には、外国語映画(Foreign Language Film)賞を国際長編映画(International Feature Film)賞に改名する、などもある。

そのプレスリリースによると、票決により、「規則第二条 選考資格」は変らないことになった。この条項は、オスカーの選考資格としての劇場上映について定めている。その条文はこうだ。「映画が選考適格であるためには、ロサンゼルスの商用劇場において7日間以上、1日の上映回数3回以上、有料入場者に対して上映されていなければならない。ただしその映画は劇場以外のメディアで同時に封切られてもよい」。

アカデミーの理事長であるJohn Bailey氏が声明でこう言っている。「われわれは劇場体験を映画芸術にとって不可欠な要素として支持する。そしてこのことが、われわれの議論においても重視された。規則は現在、劇場公開を要件としているが、同時にまた、幅広く多くの作品がオスカーの選考対象として提出されるようにもしていきたい。そのため、業界に今起きつつある甚大な変化をさらに研究し、これらの問題について当理事会メンバーとの議論を継続することを計画している」。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Netflixが何を見たいのか決まってないときのシャッフル機能をテスト中

Netflixが今テストしている新しい機能は、見たいものが決まってないときに便利だ。同社によるとそれはシャッフルモードのような機能で、人気番組をクリックするとランダムな回の再生が始まる。つまりこの機能を使うと、これまでのテレビのように、スイッチを入れたらすぐに何かが見られるという状態になる。

現状のストリーミングサービスでは、このような怠け者の体験が難しい。まずストリーミングアプリをセレクトし、エンドレスなメニューとリコメンデーションをスクロールして、やっと見たいものが決まる。

今度のシャッフル機能では、ケーブルテレビをつけたときのような体験が得られる。つければ必ず、何か独立局の人気番組が映る。

その新しい機能でテストされている番組は、人びとが何も見たいものがないときに選ぶ番組のようだ。たとえば「The Office」「New Girl」「Our Planet」「Arrested Development」などだ。

特に「The Office」は、暇つぶし用に見られることが多いと言われている。

それらのテレビ番組は「Play a Random Episode」(ランダムな回を再生する)というタイトルの新しい列に並ぶ。番組のサムネイルをクリックすると、そのシリーズのランダムな回の再生が始まる。

サムネイルにも赤い「shuffle」のアイコンがついていて、それをクリックするとやはりランダムな回の再生が始まる。

「NetflixやHuluはシャッフルボタンを加えてほしい。Officeを見たくても回を指定するのはかったるいから」。

(上のツイートを見ると、ユーザーも同じことを考えていたようだね)。

この新しい機能に最初に気がついたのはAndroid Policeの人たちで、NetflixのAndroidアプリにはすでにこのオプションがあるそうだ。

NetflixはTechCrunchに、シャッフル機能は検討中だがまだ始めていないと言った。同社のスポークスパーソンは曰く、「テレビのさまざまな連続ドラマのランダムな回を再生する機能をAndroidのモバイルアプリでテストしている。テストを行う地域や時間は、変わることもあり、まだ常設にはならないだろう」。

Netflixはこれまでも、ユーザーがログインしたらもっとはやくコンテンツのストリーミングを始められる方法を検討していた。そこからたとえば、予告編の自動再生や、30秒のプレビューログイン画面上での宣伝などのアイデアが生まれたのだ。

画像クレジット: Android Police

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

NetflixがQ1に960万メンバーを追加、売上は5000億円超

Netflixは2019年第1四半期の決算を先程公開した。同社の有料定期購読者は960万人増え、前年同期比16%だった。

これはアナリストらが予測した890万人を大きく上回っている。収支面では、売上45億ドル(約5045億円)で1株あたり利益76セントとほぼ予測どおりだった。

Neftflixによると、これで有料ストリーミングメンバーは1億4890万人になった。成長の大部分(Q1の純増は790万人)は海外で起きている。

Q2の見込みはそこまで順調ではなく、メンバー数の純増を500万人と予測しており、これは2018年の同時期よりも8%低い数字だ。

東海岸時刻4月16日16時36分現在、Netflix株は時間外取引で約1.8%下げているが、これはQ2予測に反応したものと考えられる。

これに先立ちNetflixは、米国、ブラジル、メキシコ、および欧州の一部で 大幅な値上げを敢行した

「これまでのところ米国内の反応は予想どおりで、2018年Q4に値上げしたカナダと動きは似ている。メンバー増加に影響はでていないが、価格改定による短期的な離脱現象はある程度起きている」と同社は語った。

レターには、Netflixオリジナル番組の視聴データも含まれていた(一般のテレビ視聴数とは直接比較できないことに注意)。

同社によると、「The Umbrella Academy」は公開後の最初の4週間に4500万世帯が視聴し、「Triple Frontier」は5200万世帯が視聴、そして「The Highwayman」は4000万世帯が見る見込みだ。ノンフィクション部門では、ドキュメンタリーの「Fyre Festival」が2000万世帯以上で見られた。

まさ決算報告レターにはNetflixがQ2に新しいサービスを試行することも書かれており、英国ユーザー向けに人気コンテンツの週間トップ10を発表し、「人が見ているものを見たい人たちが、もっと簡単にタイトルを選択できるようにする」

そしてもちろん、NetflixはAppleDisneyとの激しい競争に直面する。最近両社は近日公開するストリーミングサービスの詳細を発表した。

それについてのNetflixのコメントは以下のとおり。

どちらの会社も世界有数の消費者ブランドであり、競争することを楽しみにしている。多くの企業がすばらしいビデオ体験を視聴者に提供すると約束したことが、コンテンツ制作者と消費者いずれにも有益であることは間違いない。

こうした新規参入によってわれわれの成長が影響を受けるとは考えていない。なぜなら、放送からオンデマンドエンターテイメントへと移行する壁は非常に高く、われわれとは提供するコンテンツの性格も違うからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Netflixの「カウボーイビバップ」実写版、主要キャストが決定

Netflixが手がける「カウボーイビバップ」の実写ドラマシリーズで、「スタートレック」などへの出演で知られるジョン・チョーが主演することが明らかとなった。

チョーが演じるのは、カウボーイビバップの主人公、スパイク・スピーゲル。そのほかにも、スパイクの相棒、ジェット・ブラックをムスタファ・シャキール、ヒロインのフェイ・バレンタインをダニエラ・ピネダ、スパイクの宿敵のビシャスをアレックス・ハッセルが演じることが発表された。

Netflixは2018年11月、カウボーイビバップの実写ドラマシリーズ化を発表した。

エピソードは全部で10本。脚本は「マイティ・ソー」シリーズのクリストファー・ヨストが担当、アニメ版の監督を務めた渡辺信一郎氏は「コンサルタント」として参加する。

(本稿は米国版TechCrunchの記事を翻訳・編集したものです)

[US版TechCrunchの記事はこちら]

アカデミー賞からストリーミング排除に対し司法省がダメ出し

Netflixの映画にオスカー(アカデミー賞)をもらう資格があるのか、という問題に司法省が関心を持っているらしい。

Variety誌の記事によると、司法省はアカデミー賞を仕切っている団体映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)に書簡を送り、今後の受賞資格変更の可能性について懸念を表明した。

でもこれは、司法省が心配するようなことだろうか?書簡が言っているのは、こういうことのようだ。「アカデミーは複数の互いに競合する企業等が会員なので、それらが事前に競争以外の理由で正当化されてはいない不当な競争をすることを防ぐために、オスカーに対し一定の資格要件を設定しているなら、そのような行いは反トラストの懸念を惹起する」(作品の質で競争するのはよいが、ストリーミングが加わると余計な争いが起こりかねない、というアカデミー側の懸念)。

この司法省書簡事件の前には、Netflixの「Roma」が今年の作品賞の筆頭候補とされていた。結局「Green Book」に敗れはしたが、それでも監督賞と外国語映画賞と撮影賞をかっさらった。

Steven Spielberg(スティーヴン・スピルバーグ)監督は、オスカーのルール変更に賛成らしい。彼は、劇場で4週間以上上映される作品という要件を設けたいようだ。

スピルバーグ氏は公の場では何も言わないし、大物プロデューサーのJeffrey Katzenberg(ジェフリー・カッツェンバーグ)氏によると、スピルバーグは彼に「絶対にそんなことは言ってない」と言ったそうだ。でもこれによって、映画業界にNetflixが与えたインパクトをめぐる議論に、一気に火がついた。そしてNetflixはついにこんなツイートを。「私たちは映画を愛しています」。そのねらいは、同社のサービスによって映画がよりアクセスしやすいものになった、と訴えることにあるようだ。

Variety誌によると、アカデミーは書簡の受領を確認した(アップデート:本誌に対しても確認した)。同団体の理事会は4月23日の会議で、受賞ルールに関する年に一度の検討を行う。

目下司法省にコメントを求めているので、得られ次第この記事をアップデートしよう。

関連記事: Netflix defends its impact on the movie business ahead of Oscars debate(Netflixが映画業界に対するインパクトを自己弁護、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Netflixは3月25日発表のアップルのビデオストリーミングサービスに加わらないとCEOが声明

Netflix(ネットフリックス)のCEOであるリード・ヘイスティングス(Reed Hastings)氏がロサンゼルスで行われたプレスイベントで「アップルが来週クパチーノの本社で発表する予定のストリーミングビデオサービスの一部にはならない」と述べた。

アップルのサービスにもオリジナルコンテンツはあるだろうが、でも同社が最初に力を入れるのは、一品ごとのサブスクリプションやサードパーティのチャネルでAmazon Channelsと競合するサードパーティのコンテンツだろう。Amazonの編成表にはHBO、Showtime、Cinemax、Starzなどが含まれるが、独自のアプリ内体験をコントロールしたいNetflixは含まれない。Amazonやアップルのようなお金持ちとの競合について聞かれたヘイスティングス氏はこう答えた。「楽ではないね。コンテンツの入手費用も上がるだろう」。ストリーミングビデの市場がますます細分化すると「需給関係により、コンテンツの原価が高くなる」というのだ。

しかしNetflixは、米国最大のビデオストリーミングサービスだから、反トラストの訴訟や論争の対象にもなってきた。反トラスト法の今後の規制について聞かれたヘイスティングス氏は、同社は「あくまでもテクノロジーを利用しているコンテンツ企業にすぎない」と言い、テクノロジーよりもコンテンツに投じている費用の方がはるかに多い、と言った。昨年Netflixのコンテンツ最高責任者(Chief Content Officer、CCO)のテッド・サランドス(Ted Sarandos)氏は、同社の支出の85%新しい番組やムービーに投じられている、と述べた。そして同社は10月に「新しいコンテンツの資金として20億ドルを借入金として調達する」と発表した

同社は国際展開にも積極的だが、しかしヘイスティングスによると、地元パートナーとのジョイントベンチャーで中国に進出することを一度は考えたが、今はそのような計画はない。彼によると、その戦略はアップルのiTunesのようなコンペティターでも(中国政府の規制回避に)役に立たなかったから、だそうだ。

画像クレジット: TechCrunch

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Netflixが日本のアニメプロダクションとの提携を拡大、「スプリガン」「攻殻機動隊SAC_2045」など制作

Netflixは3月12日、新たに、アニメプロダクションのアニマ、サブリメイション、デイヴィッドプロダクションの3社とアニメ作品制作における包括的業務提携契約を締結すると発表した。

同社は2018年、プロダクション・アイジーおよびボンズと同契約を締結している。新たな3社とのアニメを制作開始し、全世界190カ国に向けたオリジナルアニメコンテンツの拡充に注力するという。

アニマはNetflixオリジナルの実写SFシリーズ「 オルタード・カーボン: リスリーブド」、サブリメイションは同名ゲームを元にしたオリジナルアニメシリーズ「ドラゴンズドグマ」、デイヴィッドプロダクションは漫画原作に基づく「スプリガン」を制作する。

プロダクション・アイジーおよびボンズとの包括的業務提携契約に基づき制作されている「攻殻機動隊SAC_2045」はNetflixが2020年に全世界独占配信する予定だ。

Neftlixのハリウッドオフィスに拳銃男が侵入(拘束済み)

米国時間2月14日午後、Twitterに心配なニュースが流れた。ハリウッドのサンセット通りにあるNetflixのオフィスに武装犯が侵入した。TechCrunchがロサンゼルス警察に確認したところ銃を持った男は3:53 AM PSTに最初にやってきた。同警察によると実際に発砲されることもけが人の報告もなく容疑者は拘束された。ソーシャルメディアには異なる情報も流れていたようだが、警察は改めて容疑者は一名ですでに確保されていることを確認した。5:12 AM現在、Netflixの社員は現場から徒歩で退出することが許されているが一部の場所は安全のために閉鎖されたままだ。

Netflixが最初にハリウッドの歴史あるサンセット・ブロンソンスタジオに入ったのは2015年で、2017年には賃借面積を拡大した。同社は地元放送局KTLAと場所を共有している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

HiltonとNetflixが提携、Hiltonのアプリから番組や映画を選べるように

多くのホテルチェーンが宿泊者向けにNetflixサービスを提供しているが、HiltonとNetflixは今朝、この手のものとしては初となる提携を発表した。その提携とは、Hiltonの宿泊者はHilton Honorsモバイルアプリから直接Netflixにログインし、操作できるようになるというものだ。このサービスはまずは昨年12月に導入されたテック満載の新コンセプトのゲストルーム、“コネクテッド・ルーム”で提供される。コネクテッド・ルームでは宿泊者が部屋の照明や空調、テレビチャンネルのパーソナライズをHiltonアプリからコントロールできる。

コネクテッド・ルームで提供するサービスの一部として、HiltonはこのほどShowtimeとも似たような提携を結んだ。宿泊者が無料でShowtimeのコンテンツにアクセスできるというもので、ここでもHiltonアプリを活用する。

Netflixの場合、宿泊者はHilton Honorsアプリをダウンロードすると、他のストリーミングサービスやテレビチャンネル同様にNetflixをお気に入りリストに加えることができる。そしてゲストはNetflixをタップして自分のアカウントにログインし、ホテルの部屋のテレビに何をストリームするか選べる。

ホテルを頻繁に利用する人向けにカスタマイズされたバージョンではなく、このアプリでは宿泊者は自分のNetflixアカウントにログオンするので、保存している番組や映画のリストにアクセスし、最近視聴したものの続きを観たり、パーソナライズされたレコメンデーションからブラウズしたりすることができる。

Netflixのアカウントを持っていない人は、Hilton Honorsアプリから直接サインアップが可能だ。アプリを使いたくないというゲストは、テレビのリモコンにあるNetflixボタンからログイン画面にいくことができる。

“コネクテッド・ルーム”コンセプトはHiltonの最新の取り組みで、現在までにそうしたテック満載の部屋の数は10施設で計1800室超となっている。そして今年は、全米、そして米国外も含め数百もの施設で“数万”ものコネクテッド・ルームを展開する計画だ。

「宿泊客は、家庭と同じように旅行中もつながっていたい、と思っている。なので、彼らがお気に入りのNetflixの番組や映画、そしてゆくゆくは特別なコンテンツにもシームレスにアクセスできるようにする」と代表取締役副社長で情報・デジタルの責任者Noelle Ederは今回のNetflixとの提携についてこう述べた。

Netflixにとっては、今回のような提携は顧客が家を留守にしているときでも顧客に自社サービスを利用してもらえることになると同時に、新たな利用者をひきつけることにもなる。

原文へ 翻訳:Mizoguchi)

Nettflix、米国ユーザーの料金を値上げ。一番人気のプランが月額13ドルに

Netflixは米国ユーザーの月額利用料金を改定する。これは同サービスがスタートした12年前以来最大の値上げになる。

利用する視聴プランによって、値上げ幅は13~18%になる。一番人気のプラン(HDストリーミングを最大2台同時利用)の料金は月額10.99ドルから12.99ドルに上がる。同時視聴可能1台のプランは月額8.99ドル、4台のプランは15.99ドルにそれぞれ上がる。

「われわれは適宜料金を変更している。これはメンバーの利益のために、すばらしいエンターテイメントとNetflix体験全体の改善に投資するためだ」と同社は声明で語った。

Netflixは昨年最上位プランを値上げしたが、最低価格のプランは月額7.99ドルで据え置いた。このため今日の発表は、2010年にこのプランが導入されて以来初めての値上げになる。

値上げはいつからか? 厳密なタイミングは請求サイクルによるが、変更はすぐに有効になるらしい。価格変更はNetflixが米ドルで請求している中南米・カリブ海市場にも適用されるが、メキシコとブラジルは対象外だ。

Netflixがオリジナルコンテンツの拡大を続ける資金を確保するために、料金値上げは避けられないと見られていた。一方で、Disney、AT&T/WarnerMedia、NBCUniversalらも競合するサービスを次々と提供し始めている。これは、各社がNetflixにコンテンツをライセンスすることへの関心が低くなること、またライセンスする場合には高額を要求するであろうことを意味している。

同時に、Netflixの国内市場はほぼ飽和状態にあることから、値上げは米国ユーザーの離脱を促すリスクも高める(大きな成長機会は海外にあると見られている)。

ウォール街はこのニュースに好意的反応を示しており、東海岸時刻10:15 amのNetflix株は5.8%高となっている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Netflixが「バード・ボックス」チャレンジを止めるように懇願

Netflixは、口コミで社会的流行を見せている、人びとがホラー映画「ボード・ボックス」の中のキャラクターのマネをして、目隠しをして周囲を歩き回るという行為に対して警告を発した。

馬鹿騒ぎと病院行きが始まっている。

年末休暇を友人のところで過ごして、Netflixを見ていない人のために、まず簡単に解説しておこう。Netflixが、サンドラ・ブロック主演の、バード・ボックスというホラーコンセプトムービーを公開した。バード・ボックスでは、ブロックと彼女の子供たち(ボーイとガールと呼ばれている)が目隠しをしながら、川と不気味な森を通り抜けて行く。目隠しをする理由は、もしその姿を見かけたなら死んでしまう邪悪なモンスターから身を守るためだ。

この映画は視聴記録を打ち立てただけでなく、目隠しをして何かの作業(その多くは映画に登場するもの)をする様子を録画しようとする#BirdBoxChallengeミーム(ミームとは文化的現象のこと)の群れを触発した。

もちろん、こうしたビデオは録画して終わりではない。それらはソーシャルメディアで世界と共有されている。あるバイラルミームでは目隠しをした家族が浴槽でバタ足をしているところを見せ、また別の動画では、居間を走り抜ける家族と、その中のひとりが壁にぶつかってしまう様子を見せている。もちろん、様々なひとたちが目隠しをして、ニューヨークのような都市を目隠しをして歩くビデオが大量に存在している。運転中に頭にすっぽりと帽子をかぶった人間さえいる。

こんな感じのものだ。

モーニングトークショーも流行に乗っている。

先月Netflixは、4500万以上のアカウントがバード・ボックスをダウンロードしたことをTwitterで公表した。これはNetflixフィルムにとって第1週の新記録となるものだった。

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(翻訳:sako)

NetflixからシリアスSF『バンダースナッチ』――『ブラックミラー』特別編で対話的ドラマらしい

Netflixが配信を開始する『ブラックミラー:バンダースナッチ』は平行世界をシリアスに描くSFドラマだ。

NetflixはSFアンソロジーの『ブラックミラー』シリーズで高い評価を得ているが、『バンダースナッチ』はその特別編という位置づけになる。Netflixはドラマの存在を発表したのさえ先週というほどの徹底した秘密主義をとってきた。ともあれ12月28日配信開始〔日本も同時〕なのですぐに実際に視聴できる。発表によればトータルで5時間12分の放映時間になるという。

『バンダースナッチ』はわれわれが10月に取り上げた対話的筋書きのドラマの最初の例になっているかもしれない。これは視聴者がドラマの展開に参加して筋を選べるという試みだ。作り方によっては視聴に非常に時間がかかる可能性があるが、複数のストーリーを5時間12分にまとめあげているということかもしれない。

今日(米国時間12/27)、Netflixが公開した予告編では「ブラックミラーの特別イベント」とされていた。舞台は1984年、主人公はファンタジー小説を原作とするゲームを開発するプログラマー。映画『ダンケルク』でデビューしたイギリス出身の若手、Fionn Whiteheadが演じる。

予告編は謎めいており、対話的ドラマだと明言はしていない。しかしファンタジー・ゲームというテーマといい、「心を変える―人生を、過去を、現在を、そして未来を変える」というキャッチフレーズといい、大いに暗示的だ。

ともあれ長く待つ必要はない。Netflixは「12月28日から公開(日本では今日)」と述べている。

画像:Netflix

〔日本版〕Wikipediaは、Fionn Whiteheadのファーストネームはケルト神話に由来するもので、「フィオン」ではなく「フィン」という表記が正しいとしている。ただし、YouTubeでイギリス人のホストが「フィオン」と発音している例もある。

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Netflix、オーソン・ウェルズの遺作の予告編公開――幻の傑作、ついに完成

オーソン・ウェルズが監督した最後の映画、The Other Side of the Wind(風の向こう側)は完成までに長い苦難の道をたどってきた。

この映画はオーソン・ウェルズという映画の伝説の生涯の最終章をなすといえるかもしれない。ウェルズは映画史上最高の傑作と評価する批評家も多いCitizen Kane(市民ケーン)やThe Magnificent Ambersons(偉大なるアンバーソン家の人々)を作った後、時間の大半をヨーロッパで過ごし、Chimes at Midnight(オーソン・ウェルズのフォルスタッフ)のような映画の資金集めの苦闘を続けた。

ウェルズは1970年代を通じてThe Other Side of the Windの各部分の撮影を続け、一部の編集にとりかかっていたが、結局資金不足でプロジェクトは中断した。1985年にウェルズが死去した後、ジョン・ヒューストン、ピーター・ボグダノヴィッチを始めとするウェルズのサポーターたちが映画の完成を図った著作権問題とさらなる資金問題に前途を阻まれた。

しかし最近になってNetflixが資金提供の意向を示し、光が見えてきた。もちろんこれはさらなる問題も生んだ。特にカンヌ映画祭昨年Netflixのボイコットを決めたのがそれだ。しかしウェルズの映画はこの秋、ベニスとニューヨークの映画祭で公開が決まっている。その後Netflixで11月2日から公開される。

作品が完成していることを念押しするかのように、NetflixはThe Other Side of the Windの謎めいた予告編を公開した。ここではジョン・ヒューストンが演じる反動的で落ち目の映画監督、Jack Hannafordの姿がよく捉えられている。ヒューストン自身も伝説的な映画監督だが、ときおり俳優をすることもあった。ローマン・ポランスキーが監督し、ジャック・ニコルソンが主演した傑作、Chinatown(チャイナタウン)で悪役の富豪を演じている。

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