仕事にも運動にも最適なJabraのElite Active 75tワイヤレスイヤフォン

ここ数年の技術の進歩により、ほとんどの完全ワイヤレスイヤフォンは、以前よりかなり良いものになってきている。そのため、この分野では、ライバル間の差がかなり縮まってきているようにも思われる。とはいえ、何社かが抜きん出ているのも確かだ。そしてJabraは最新の完全ワイヤレスイヤフォンElite Active 75tによって、一歩進んだパフォーマンスを提供する。

概要

JabraのElite Active 75tは、非常に人気の高い同65tシリーズの後継モデルだ。名前に「Active」が含まれていることからもわかるように、特にエクササイズ中の使用を意識して、耐湿性を強化している。価格は199.99ドル(日本では税抜き2万1800円)で、どちらかというと高価な部類に属する。ただし、IP57の防水性と耐汗性を備えていることを考えれば、このカテゴリの同等の製品の多くと比べて、ずっと手頃な価格といえるだろう。

Elite Active 75tは、1回の充電で7.5時間使えるバッテリー寿命を誇っている。コンパクトな充電ケースはバックアップ用の電源として機能し、本体とケース、それぞれ1回の充電で最長28時間の合計使用時間を実現する。このケースには、USB-C経由で充電できる。またわずか15分の充電で、60分間の使用が可能な急速充電機能も備えている。

アクティブなノイキャン機能は実現していないが、パッシブなノイズブロック機能と、調整可能なパススルーモードを備えている。それによって、周囲の音をどれだけ取り込むかを調整できる。これはランニングや他の運動の際に、安全を確保するのにかなり有効だ。

Bluetooth 5.0を採用して、低消費電力と接続距離の延長を両立している。片側のイヤフォンを耳から外すと自動的に再生を一時停止し、付けると再開する。また、4マイクアレイによって、高品質の通話音声を実現している。

デザイン

Elite Active 75tは、デザイン面でも多くの特徴を備えている。前任機の65tは、インイヤータイプとして、市販品の中で最もコンパクトでかさばらないイヤフォンだった。この75tはさらに小さくなり、非常に軽量で快適に使用できる。巧みな形状により、ランニングや運動中にずれ落ちたりすることもない。私がテストした際には、屋外を30分ほど走る間、押し込み直したりする必要は一度もなかった。

これだけ快適なら、運動中はもちろん一日中デスクワークをする際に使うのにも適している。実際に使ってみると、7.5時間というバッテリー寿命も、決して誇張ではなかった。その点も、平日の仕事用に適している理由だ。

JabraがElite Active 75tに盛り込んだもう1つの重要なデザイン的特徴は、両方のイヤフォンに大きな物理ボタンを設けたこと。これは、他の多くのイヤフォンに見られるタッチ式のコントロールよりもはるかに優れていて使いやすい。イヤフォンでのさまざまな操作も、かなり憶えやすい。

デザインについてもう1つ付け加えれば、Elite Active 75tに付属する充電ケースも、市販品の中でもっともスリムにまとめられている。マッチ箱を2つ重ねたほどの大きさしかない。小さなポケットにも余裕で入る。イヤフォン本体と同様に、ケースの外側も薄くにゴム引きされたような仕上げになっている。これにより滑りにくくなるが、写真を見てもわかるように汚れが付きやすい。とはいえ、製品写真を撮影するような場合を除けば、それほど気になることはないはずだ。

ケース内部のデザインも優れている。イヤフォンを収納するくぼみの部分には、マグネットを内蔵しているため、ケースに収納する際に簡単に正しい位置に収めることができる。これによって確実に充電できる。こうした点も含めて、よく考えられたユーザー体験を実現しているといえる。

パフォーマンス

Jabra Elite Active 75tが、すでにユーザーの間で高い人気を得ている理由は明白だ。何よりも、豊かで心地よい音質を実現している。しかも、Jabra Sound+という専用モバイルアプリを使って、簡単に音質を調整できる。特に運動中に使用することを考慮して設計されたイヤフォンとしては、卓越した音質を実現している。

バッテリー寿命についても、カタログスペックどおりだ。1回の充電で利用できる時間も、このクラスではトップレベル。すでに述べたように、屋外での長時間の運動にも、デスクワークに一日中使い続ける場合にも、これは大きなメリットとなる。内蔵マイクの音質は通話相手にとってクリアで、聞き取りやすいようだ。私がテストした範囲では、内蔵のノイズ低減機能もかなりうまく機能する。

私にとっては、フィット感もすばらしい。Jabraはイヤフォンをあるべき位置に固定する方法をよく心得ているのだろう。どんなに動き回ったり、汗をかいたりしてもびくともしない。運動中にワイヤレスイヤフォンを耳に押し込み直したり、付け直したりする必要をまったく感じさせないのは、本当に新鮮な体験だった。

結論

ますます競争が激しくなるワイヤレスイヤフォン市場において、Jabraはずっと優れた仕事をしてきた。そしてこのElite Active 75tの成功も間違いないだろう。サイズ、快適性、バッテリー寿命とどの点においても他を寄せつけない。さらに、優れた音質と優れた通話品質を誇っている。フルワイヤレスのイヤフォンの音質をもっと向上させる方法はあるが、通常それにはかなりのコストがかかり、往々にして他の利点のいくつかを犠牲にすることになる。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

画面がちょっと大きくなったSurface Go 2はWindows PCサブ機の有力候補

初代のSurface Goは、2018年後半にシリーズに加わった。概ね好意的に迎えられたのは、サイズも小型で、セカンドマシンとしてぴったりだと感じる人が多かったからだろう。確かに2通りの使い方ができ、持ち運んで使う際にも便利だ。ただしそれ以外の点では、特にパフォーマンスや柔軟性に不満が残るものだった。

今回のSurface Go 2の発売タイミングは、ちょうど新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの最中で、時機を得たものとはいい難い。つまるところ、このシリーズはポータビリティを重視し、他の部分では妥協を強いるという性格のもの。つまり、必要ならどこにでも持っていけるというメリットのために、いろいろな欠点も喜んで受け入れることができる人のためのデバイスということになる。自宅の机の上でタイプ入力しようとすれば、そうした欠点の数々が気になってくる。

関連記事:マイクロソフトがSurface Go 2とSurface Book 3を正式発表

もちろん、それはMicrosoft(マイクロソフト)の落ち度というわけではない。これはこれでアリなのだ。このデバイスの仕様と399ドル(日本仕様、税込6万5780円)からという価格を考えれば、Surface Go 2はやはり持ち運び用のセカンドマシンとしてぴったりの位置付けということになる。画面サイズが若干拡張されてスペックも向上しているが、もちろんそれが問題になるはずはない。そのあたりを追求してもしかたがないが、念のためにいっておけば、ほとんどのユーザーに対して、これをメインマシンとして薦めることはできない。

実際に399ドル(日本仕様、税込6万5780円)のモデルを購入した場合、そこに何が含まれているかを明らかにしておこう。まず、キーボードは付属しない。それでもキーボードは不可欠だろう。言ってしまえば、キーボードを付けたり外したりできるところが、そもそもSurfaceを購入しようという動機の大部分を占めている。Windows 10の機能をフルに活用するため、そして生産性を向上させるためには、やはりキーボードが必要なのだ。オプションのキーボードは、129ドル(日本仕様、税込1万6940円)となっている。

ちょっと納得しにくいのは、プロセッサーのアップグレードだ。私が少し前にレビューしたMacBook Airと同様、プレス向けの資料に書かれているような最上位の仕様を実現するには、決して手軽とはいえないアップグレードを選択する必要がある。マイクロソフトは、Surface Go 2をまともなラップトップとして使えるものにした要因として、第8世代のIntel Coreプロセッサの採用を大々的に宣伝している。ただし、エントリーレベルのモデルは、Intel Pentium 4425Yチップを採用する。これは初代Goの同4415Yの延長線上にあるものだ。初代のGoの大きな問題点の1つとして、多くのレビュアーが指摘していた部分だ。

関連記事:Microsoft Surface Go review

Intel Core m3を搭載したモデルの価格は630ドルから(日本版、税込10万7580円)となっている。その場合、RAMとストレージも、エントリーモデルの4GB/64GBから、8GB/128GBに増強される。LTEはオプションになったが、選択すると730ドルとなる(日本仕様はLTEが標準で上記の価格)。こうして、価格はどんどん跳ね上がっていく。確かにLTEは、多くのユーザーにとって必須のオプションではないだろう。ただし本当に最小限の性能で満足できるのでない限り、CPUはCore m3を強く薦めたい。

Core m3モデルでは、Geekbench 4のシングルコアおよびマルチコアのテスト結果として、それぞれ739と1540を記録した。これは前世代のモデルと比較して、かなりのパフォーマンスの向上となる。それなりの出費は必要だが、日常的に使用するデバイスとして、大きな違いが感じられるはずだ。Core m3モデルなら、毎日の仕事をこなすためのマシンとして頼もしい存在だと感じられるユーザーも少なくないはずだ。

画面が10インチから10.5インチに拡大されたのは、もちろん歓迎すべきことだ。このようなコンパクトなサイズでは、0.5インチの意味はかなり大きい。称賛すべきなのは本体サイズをほとんど変えずに、画面サイズだけを拡大できたことだろう。もし本体サイズが大幅に大きくなるようだと、このデバイス本来の魅力が消え失せてしまうからだ。

Surface Go 2もこのシリーズならではの特徴として、本体背面のキックスタンドを引き続き装備する。キーボードケースなどにセットしなくても自立する。このタブレットをキーボードを付けずに使いたい人にとって、これは理にかなっている。デバイス自体にスタンドが内蔵されているので、例えば映画を観るような場合も、何もアクセサリー類を使わずにそのまま画面を正面に向けることが可能だ。

ただし、このスタンドに対する以前からの不満は解消されていない。例えば自分の膝の上で使おうとすると、このスタンドでは頼りない。キーボードはふわふわと落ち着かず、このタブレット本体もなかなかまっすぐに立たない。最適な配置を見つけるまでに、かなりの時間を要する。とはいえ、タイピングの感触自体は悪くない。Surfaceの専用キーボード自体の出来はかなり良いほうだ。ノートパソコンのものほどではないが、十分に使いものになる。ややピッチが狭くソフトな感触だが、しばらく使っていれば慣れる範囲だろう。

ポート類に関しては改良の余地がいろいろありそうだ。備えているのはUSB-Cが1つ、ヘッドフォンジャックそれに独自のSurface Connectポートだ。この専用ポートは、廃止しても構わないものだろう。旧モデルとの互換性を保つためだとは思われるが、これを廃止して2つ目のUSB-Cポートを追加して、そこにドックを接続する方がいい。ちなみに、新しいSurface Dock 2は259ドル(日本仕様、税込3万2340円)で購入できる。

こうしてCPUをアップグレードしたりアクセサリー類を加えていくと、価格はかなり高いものになる。Core m3 Wi-Fiモデル(日本での公式販売予定はないもよう)の場合は、キーボードとドックを追加すると、1017ドル(日本仕様の場合、税込15万6860円)にもなる。エントリーの399ドルとはかけ離れた価格だ。ここまでの金額を出すなら、競合メーカーの製品を検討する意味も増してくる。とはいえ、いくらか機能を犠牲にしても価格が安い方がいいというのなら、2in1のWindows PCサブ機として、Go 2はやはり有力な選択肢と言える。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

ずっと家にいる今だからこそ真価を発揮するCubii Proで室内ペダリング中

こんなことになってしまって、もう1週間半もアパートの外に出ていない。YouTubeヨガは一種の恩人のようになっていて、ほとんど使っていなかった30ポンド(約13.6kg)のケトルベル(筋力トレーニング用の器具)は部屋に転がっていた。だが、私のApple Watchは、ほとんど手つかずだった。エクササイズの時間とステップ数が、悲惨なほど不足しているという厳しい現実は、他の何よりも深刻な状況にある。

さて正直なところ、最初に友人がこの机の下におく楕円物体を勧めてきたとき、私は少し馬鹿にしていた。だがその頃は今よりもましな、対人距離を保ちながら自転車でその辺をひと回り走ることができた時代のことだ。しかし、今では医師の指示によって(いつかは感慨深く振り返ることにさえなるかもしれないが)ビルのロビーにある郵便受けから先に出ることができなくなってしまった。

ということで、今はCubii Proのレビューを書いているというわけだ。実のところ、これは新製品ではない。だが、今こそ真価を発揮するタイミングなのだ。通常であればこのプロダクトは、私たちが頻繁に警告を耳にしてきた長時間座っていることの危険性に対処するためにデザインされた、オフィス向けのちょっと間抜けな「フィットネス」用具のように思える。

しかし、2019年に取り沙汰されたように、もし座り続けることが「新しい喫煙習慣(体に悪い習慣という意味)」だというなら、自己検疫のご時世において、それが単に新しい現実として私たちに突きつけられているということだ。たとえ机と台所の間を歩いて往復するよりも多少ましなだけだとしても、機会をとらえてどこででもエクササイズは取り入れたい。Cubii製品のラインナップは、本格的な運動の代わりになるものでは決してないが、彼らは私たちが完全な萎縮の被害者に陥るのを防ぐために、果敢な努力をしている。

その名前が示すように、Proは2016年にKickstarterキャンペーンを通じて発売された標準的なCubiiの上位版だ。349ドル(約3万8000円)という価格はそれなりの投資額だ。Pro版で行われた最大のアップグレードはBluetooth接続の追加である。Apple Healthなどのサードパーティ製の記録アプリと連携するために、iOSおよびAndroid用のアプリが用意されている。正直に言って、これまでApple Watchに入れ込んできた人にとっては、これはかなり良い買い物だ。

デバイスはほぼ完成した状態で出荷される。自分でペダルを取り付ければ完成だ。ネジ締めのためのドライバーも付属している。とても簡単だ。正直なところ、設置における最大の悩みは充電だ。Proは私が最初に予想していたよりもはるかに大きくて重く、microUSB経由で充電を行う。つまり、長いケーブルを持っていないなら、コンセントの近くに長時間置いておくための場所が必要なのだ。私の小さなアパートには床にコンセントがないので、工夫をする必要があった。

充電自体にも時間がかかる。もし可能なら、ひと晩かけて行うのがベストだ。とはいえ、良いニュースとしては、バッテリーはそれなりにもつということだ。数週間に一度の充電で十分だと思う。

サイズも、使用の観点から見たときの制約となる。長さがあるため、使用するには机を壁から少し引き離す必要があった。また、自分の膝を机の天板の底にぶつけないように、少し深く座る必要があった。まあ正直なところ、ソファに座りながらテレビを見ているときに使うのがおそらく最も良いだろう(机なしにこれでノートPCを使うことは流石に無理な相談だ)。もしオフィスのいすが私のいすのように回転式なら、さらに創造的なアイデアが湧くだろう。前述のケトルベルは、イスの脚の間に置かれているため、ペダリングをするたびについでにケトルベルを使う機会が増えた。

まあ、これらの些細なことはさておき、このプロダクトを結構楽しんで使っている。動きはスムーズで、Bluetooth接続は上手く機能する(ただしペダリングを始める前に、アプリを起動しておく必要がある)。そして飽きさせないように、8種類の負荷設定がある。このような状況でなければ、この種のプロダクトにこれほど多額の出費をするとは考えられなかったが、今は特別な時期だ。そして、ほぼ正常に戻った後でも、家を出るのに困難がある人にとってこのCubii Proは、はるかに高価な家庭用運動器具に代わる、しっかりしたアプリを備えたポータブルで優れたプロダクトとなるだろう。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:sako)

小型でポータブルでいろいろ使えるワイヤレス充電器「HiRise Wireless」

Apple(アップル)のiPhoneやSamsung(サムスン)のGalaxy、Google(グーグル)のPixelなど、メジャーなメーカーの主力機種のスマートフォンを持ってる人にとっては、ワイヤレス充電がとっても便利だ。でも出先でワイヤレス充電を使おうとすると、デスクトップの周辺をいろいろいじくるなど、面倒な手間が多い。TwelveSouthのHiRise Wirelessが出るまでは。

TwelveSouthの充電器製品HiRiseシリーズは前から評判が良くて、iPhoneとApple Watch兼用のDuetは特に人気がある。そしてそのシリーズのワイヤレスバージョンであるHiRise Wirelessは、その名のとおり最大で10Wのワイヤレス充電ができる。無線給電方式の国際標準であるQi給電をサポートしているiPhone X、XR、XS、Pixel 3、Galaxy S10などの機種では、ケーブル不要の高速充電が可能だ。

HiRiseがユニークなのは、充電パックをいろんな形で使えることだ。同梱されている丈夫なフレームに収めて机上に置いてもいいし、単純に平らに置いてもいい。後者ではワイヤレスのAirPodの充電ケースを使える。あるいは、パックだけをバッグに放り込んでもいい。

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フレームに収めて机上に立てて使う使い方は、iPhone X以後の機種ではFace IDによるロック解除に最適だ。スマートフォンから通知が来ても、いちいちデスクトップから注意を逸されずにすむ。パックはほかのワイヤレス充電器に比べて小さいから、家庭用には不安かもしれないが、ポーチに詰め込むのにも適している。

パックはまわりがゴム製のリングなので滑らないし、USB-CからUSB-Aへの取り外し可能なケーブルもついてるから携帯性が良い。またMacなど、ほかのデバイスのUSB-C充電ケーブルも使える。

出張などの多い人にとっては、現在の市場でHiRise Wirelessよりも優れたワイヤレス充電器を見つけるのは難しいだろう。お値段は79.99ドル(約8600円)とお高いが、ユニークなデザインとユニークな柔軟性(自由度)で、それぐらいの価値はある。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Google Mapsのレビューをより便利にするハッシュタグ機能、まずAndroidで提供開始

Google Mapsがとくに発表もなく実装した新しい機能により、ユーザーはほかの人が推薦している場所を見つけられる。それは、レビューの中でハッシュタグを使えるようになったことだ。たとえば、今レビューを書いてるレストランがすてきな#datenight(夜のデート)スポットなら、そんなハッシュタグを加えるとよい。あるいは、あるお店が#familyfriendly(家族向き)で#wheelchairaccessible(車いす可)なら、そのことをタグで注記しよう。

ひとつのレビューに最大5つまでのハッシュタグを入れられるし、それらをレビューの末尾に置いて本文を読みやすくしてもよい。

同社によると、ハッシュタグのサポートは1週間前に全世界的にAndroidデバイスに展開された。しかしこれまで発表は、Google MapsのLocal Guidesだけで行われている。これはユーザーが訪ねたお店などの場所のレビューや写真や知識を共有してごほうびがもらえるプログラムだ。

その発表によると、ハッシュタグは前に書いたレビューにも入れられるし、もちろん新しいのにも含められる。

Googleのおすすめによると、レストランなら#vegetarian(ベジタリアン)のように、その種類やタイプを示してもよいし、#goodforselfies(自撮りに好適)とか#sunsetviews(夕日が絶景)などでもよい。車いす用の斜路や音声メニューがあるなど、バリヤフリーの親切機能を知らせてもよい。

しかしInstagramやそのほかのソーシャルアプリと違って、Google Maps上のハッシュタグはあくまでも実用性が目的だ。あまり意味のない#loveや#foodなどは役に立たない、とGoogleは言っている。

Google Mapsの機能として、これ自体はあまりにもささやかな機能だが、でもGoogleはFacebookのPagesに対抗してこのところ、Mapsのソーシャル化に努めているのだ。そういう細かいアップグレードの一環だ、と思えばよい。

たとえば10月に加わった“follow”機能では、ユーザーがお店などをフォローして、ニュースや売り出し、お買い得品、イベントなどを知ることができる。また今月改作したMy Businessアプリでは、お店のオーナーがMapsのプロフィールを容易にアップデートできる。たとえば、フォロワーとシェアする新しいニュースを書き加えてもよい。このアプリで、レビューやメッセージを見たり、返事を書いたりもできる。

ハッシュタグが加わったことによってGoogle Mapsはお店などの発見プラットホームとして使いやすくなったし、ソーシャルなリコメンデーション(推薦)プラットホームにもなった。Google Guidesでハッシュタグ#LetsGuideを使うと、お気に入りの場所のパーソナルなリコメンデーションを見ることができる。その、Googleが勝手に選んだリコメンデーションを採用するか否かは、もちろんあなたの自由だ。

ハッシュタグを利用するためには、マウスをホバーすると青いリンクになるタグをクリックすると、同じタグがレビューにある近くのほかの店などのリストが表示される。このハッシュタグ機能がiOSとWebにも提供されるのはいつか、その日程はまだ明らかでない。

画像クレジット: TechCrunch

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

マーシャルのキルバーンIIは、堅牢美的なBluetoothスピーカー

Marshallは、自らの遺産を利用することをためらわない。伝説的英国アンプメーカーは、その名前を ビール缶冷蔵庫に貼り付けてきた。まったく駄目なブランディングではないが、ばかばかしいことは間違いない。

一見したところ、同社のBluetoothスピーカー・ヘッドホン製品ラインにも同じことが言えそうだが、ひとつ重要な違いがある。これが実によくできていることだ。 この会社が消費者向け電子製品に進出してから数年が過ぎたが、その象徴的な筆記体ロゴを冠したこれまでの製品群と驚くほど調和している。

今年夏のIFAで発表されたKilburn IIは、お馴染みのMarshallアンプのスタイルから外れていない。事実、これを練習用アンプと見間違えても責められない。しかし、これは頑丈に作られたBluetoothスピーカーで、ゴム加工された合成皮革デザインは相当の衝撃にも耐えられる。前面に施された鎖状のグリルがさらに堅牢さを増している。

スピーカーは防水なので屋外でもさほど心配なく使える。とはいえ、本当の全天候型スピーカーが欲しい人にはJBL製品をお薦めする。このKilburnは一緒に泳いではくれないが、ウィスキーをちょっとこぼすくらいなら耐えてくれる。

音質はこのサイズのスピーカーとしては十分だ。これまでに聞いたBluetoothスピーカーの中で最高とは言わないが、小さな部屋を音で満たせるポータブルを探している人には確実な選択だ。上面の高音・低音ツマミをつかえば完璧な音を見つけることができるだろう。

多くのBluetootスピーカーとは異なり、Kilburnは充電に専用のプラグが必要だ。つまり、microUSBでもUSB-Cでもない。しかし、巨大な内蔵バッテリーのことを考えれば納得できる。一回の充電で20時間以上使用可能で、残量に合わせて赤いバーが減っていくのが見える。

299ドルという価格はBluetoothスピーカーとして安くないが、価格帯に十分見合った出来栄えだ。オーディオマニアの音響システムをすぐに置き換えることはないだろうが、少なくともあなたのレコードコレクションの隣に置くにはぴったりだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

「簡単に」ドローンを飛ばしたいのならDJI Phantom 3 Professionalの一択!

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DJIのドローンを「入門者向け」と考える人はほとんどいなかっただろう。しかしParrotを上回る人気を集め、非常に面白い機種を生み出していることには皆が賛成するところだろう。そのDJIだが、Phantom 3 Professionalは非常に簡単に操作でき、その意味では「入門者向け」とも言えるのではないかと思う。ホビー用ドローンに期待される機能はすべて備え、非常に美しい写真やビデオを撮影することができる。

このPhantom 3は、本来的に空撮用という位置づけだ。本体下部にはジンバル経由でカメラが接続されており、価格は1259ドルあたりとなっている。操縦にはプロポやスマートフォンから行う。スマートフォンから操作を行う場合、スマートフォン側からGPS情報などが送られるようになり、またドローンからの映像をリアルタイムで確認することができる。

コントロール面でもっとも新しいのは、クラッシュ・フリー化がいろいろと進化している点だ。木に衝突したりしても、十分なスペースさえあればソフトランディングを行うことができるのだ。操作的にはアイコン操作ひとつで離着陸を行うことができるのだ。たとえば離陸したい場合、スマートフォン側の離陸ボタンを押せばドローン側で離陸準備を行なって浮き上がる。着陸させたい場合にもホームボタンないし着陸ボタンを押して空から呼び戻すことができるようになっているのだ。ドローンはゆっくりとホーム指定位置に戻り、着陸動作を行うようになっている。ドローンが破損する最大の原因は着陸時の誤動作(誤操作)だ。しかし着陸時のミスは大幅に減ることになるだろう。

Professonalモデルのカメラは1200万画素で、いずれの高度においても4096x2160pのビデオを撮影することができるようになっている。ビデオ撮影時にもジンバルの働きにより、ほとんどぶれをなくした撮影が行える。強風下でも飛行可能で(実際的には飛行しない方が良いとは思う)、そのような中でもカメラは狙った被写体を安定して撮影することができる。これだけでも一度は試してみる価値があると思う。

オーバースペックだと感じる人もいるかもしれない。そういう人はPhantom 3 StandardやAdvancedを試してみてはどうだろう。こちらは価格が799ドルないし999ドルとなっている。撮影用のデバイスとしても、またフライトを楽しむためのプロダクトとしても、DJIのPhantom 3シリーズを大いに気に入っている。ドローンは短い間に急激な進化を遂げたが、中でもDJIの進化には目を見張る。安価なドローンもいろいろと出てきてはいる。しかしこれまで見てきた中で、もっとも容易に飛ばせるのがPhantom 3だと思う。機会があればぜひ試してみては如何だろうか。

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(翻訳:Maeda, H

Da Vinci 1.0 AiOは3Dプリンターの未来を体現―レーザースキャナー搭載の3Dコピーマシン

XYZPrinting da Vinci 1.0 AiOは3Dプリント・マニアのための3Dプリンターだ。AiOの筐体にはABS 3Dプリント・システムとレーザー3Dスキャナーが一体化して組み込まれている。底にはターンテーブルが設けられており、オブジェクトを乗せるとゆっくり回転し、レーザーが形状データを読み取る。そのデータにもとづいてオブジェクトが3D出力される。文字通り3Dコピー・マシンだ。オブジェク・イン、オブジェクト・アウトのシステムというわけだ。スタートレックのファンなら「レプリケーターだ!」と叫ぶだろう―たしかにそれに近いものではある。

われわれはbitを自由に操る時代から原子を自由に操る時代に足を踏み入れつつある。AiOは3Dとしては世界最良というわけではないだろうが、3Dコピーを家庭やオフィスで可能にする。この意味は立ち止まって少し深く考えてみる必要がある。ほんの数年前まで、そんなことは不可能だ、SFの世界の話だと思われていた。それがあっさり実現してしまったことも驚きだが、最大の驚きは価格だ。AiOはわずか799ドルだ。799ドルで、最大7.8(19.8cm)×7.8(19.8cm) x7.5(19cm)までのオブジェクトを3Dスキャナーでスキャンし、ABS素材で出力できるのだ。高性能のカラーレーザープリンタでもそのぐらいする。

実際の作動はどうか? AiOはすべての面で満足な作動をみせる。出力は驚くほど滑らかで解像度も高い。私がテストした3D出力(下の写真)の品質は十分合格だ。Marioのスターツリーは任天堂ストアから取り寄せたかと見まがうばかりだ。これらの出力物には一切後処理を加えていない。音も静かだ。聞こえるのはノズルを移動させるモーターとファンの作動音だけだ。

ただしスキャンニングは事前の計画が必要だ。光を反射するオブジェクトは避けた方がよい。またつや消しの表面でも一部のディテールは失われる。陶器の象と石膏のガーゴイルを試してみたところ、ガーゴイルはうまくいったが象はダメだった。しかしライオンの小像はすばらしい出来栄えだった(頭部に若干の欠けが発生)。無

というわけでこれは驚くべきマシンだ。しかしいくつか注意点もある。まずAiOは非常に大きい。おそらくMakerbotの2倍はあるだろう。たいていの家庭用レーザープリンターよりもかさばる。またいくつか重要な限界がある。

AiOが正常に出力している間はまるで魔法を見ているようだ。しかしひとたび何かがうまくいかなくなると大変だ。プラスティックがノズルの周辺で固まり、小さいピンセットで忍耐強く剥がさねばならない。このマシンは一体型ですべては筐体の中にきちんと収まっている。そのためプリントヘッドに手を届かせるのが難しい。AiOではオールインワン型の3Dプリンターの良い点と悪い点がともに極端な形で出る。そしてHPその他のインクジェットプリンター・メーカーがとっくに知っていることだが、プリンターはインクで利益を出すビジネスだ。

AiOは1.75mmのABSフィラメントを収めた専用カートリッジを使う。カートリッジにはEEPROMが仕込んであって、ユーザーが自由にリフィルできないようになっている。しかし ハックは可能だ。もっとも600gのカートリッジがわずか30ドルだが、それでも自分でフィラメントを選びたいホビイストは多いだろう。

しかし普段は専用カートリッジを使うとしても、XYZPrintingがこのカートリッジの生産を止めたり、あるいは倒産したりしたときにはハックする方法を知っていないと困ったことになる。しばらく待てば、もう少し精度の高いスキャナーとオープンなフィラメントを使える3Dが登場するだろう。しかしそうした新型が799ドルで手に入るようになるまでにはしばらくかかるのではないか?

一言でまとめれば、AiOは手の届く価格で驚くべき機能を備えた製品だ。3Dマニアならなんとしても試してみたくなるはずだ。

〔原文にはスライドショーで写真多数あり〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


怪獣のようなデザインの強力ワイヤレスルータLinksys WRT1900ACは大きな無線LANを作りたい小企業向け

世の中にはワイヤレスルータがあり、そしてまた、ワイヤレスルータだけど1.2GHzデュアルコアMarvel Armada SoCと256MB RAM搭載、USB 3.0サポート、4基の巨大アンテナでどんな環境でもワイヤレス接続を実現、というものもある。250ドルのLinksys WRT1900ACは後者だ。今ならここで当たるともらえる。

なぜ、こんなものを本誌の記事で取り上げるのか? ホームオフィスや小さなオフィスでネットワーキングしている人たちは、重装備をした経験がない。ふつうのワイヤレスルータと、Ciscoの31000ドルのマシンの中間に位置するような、本格的にプログラマブルでとっても強力なネットワーキングツール、しかもNASのセットアップやワイヤレスの管理が簡単で高速な接続ができるものを探すと、そんな製品はほとんどない。オフィス全体のネットワークを、必要なバックアップと子どもたちのためのフィルタリングと巧妙なネットワークマッピングツール常備でセットアップしたければ、ルータはこれを使うことになるだろう。

このルータで最初に気づくことは、サイズだ。取り外しできる4つのアンテナがケースから出っ張っているが、その長さが10インチ。こんなに長いのは、初めて見る。放熱用の孔がたくさんあるほか、ファンも内蔵しております。壁にも取り付けられるが、適地はたぶんオフィスのファイリングキャビネットの上だろう。電波到達距離は約300フィートで、複数のWiFiチャネルをサポートしている(2.4 GHz 802.11nと5 GHz 802.11ac)。最大スループットを得るためのアンテナ調整用のビームもある。デザインは今のLinksysの主流よりやや古い、シンプルなもので、2000年代半ばにお気に入りだったハードウェアを思い出すギークもいるだろう。

最良のスループットは5 GHz接続で得られる。ぼくのレンガ造りの家の一階で気になる減損はなく、屋根裏部屋でもスピードは安定している(ルータの真上約30フィート)。Airport Base Station Iでテストした結果は、before/afterともに理論値13Mbpsで実速は4Mbpsから6Mbpsに増加。すなわち、現用性能はとてもよろしい。

インタフェイス

Linksysは、インタフェイスがとても良い。プロセッサが強力だからセッティングもはやいし、システムリセットもスムース。古いルータでリブートすると1~2分かかったが、こちらはほんの一瞬だ。

ネットワークマップが、とっても快適。たいへんすばらしいツールで、自分のネットワーク上のおかしなIPアドレスを見つけたいとき、とても役に立つ。ぼくのBitcoin mining rigはRaspberry Piの自作だが、ローカルのIPアドレスをすべてスキャンするシェルスクリプトなんか書かなくても、このネットワークマップで簡単に見つかる。ネットワーク接続でトラブっているデバイスも、画面をちらっと見ただけで分かる。一定のIPアドレスを特定のデバイス用に予約する(DHCPのアップデートの影響を受けないようにする)ことも、このインタフェイスから簡単にできる。

メディアのプライオリティを設定できる。どのメディアデバイスのストリームを優先させたいのか、という設定だ。子どものためのフィルタリングは、有害Webサイトをロックする。パスワードの付与によるゲストアクセスは、最大50名までだ。スピードテストを内蔵しているから、スピード関連のトラブルシューティングの役に立つ。このテストは、このデバイスが自分の性能を誇示するためのおまけかもしれない。

結論

このルータは、お財布がさびしい人には向いていない。250ドルは、そこらに売っているワイヤレスルータよりもずっとお高い。でも、これだけのスピード性能と到達範囲とトラフィック管理機能があって250ドルは、お得な投資対象だ。ぼくも含めてみんな、WiFiルータなんてどれも同じ、と思っているが、こいつだけは違う。

このルータは、人気のTomatoやOpenWRTなど、オープンソースのファームウェアを収納している点でもおもしろい。昔のLinksysは逆だったから、同社の初期のルータにファームウェアをインストールするのは楽ではなかった。オープンソースになったからには、自分のネットワークのセキュリティやパフォーマンスを向上するために、いろんなDIYができるのだから、すばらしい。

このルータは、一体何者だろう? ぼくが経験したスピードのアドバンテージと、強力なインタフェイス、ワイヤレスの性能、そしてプロセッサ、以上を合わせてこれは、小さなオフィスやホームユーザで、何かヘビーデューティーなものを求めている人たち用だ。確かにお値段は高いけど、はっきり分かるパフォーマンスの向上がある。これまでずっとAirportの製品を使ってきたぼくなんかは、Appleのファイア・アンド・フォーゲットのインタフェイスが恋しいが。

〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Seagateの最新高速大容量(4TB)USBドライブの速さをSSDと比較してみた

クラウドの普及で、外付けハードディスクはドードー鳥のようにほぼ絶滅した。常時onの高速インターネットというものがある時代に、あの面倒ですぐ壊れるハードディスクを誰が必要とするのか。でも、でも、しかし、バックアップやストレージ用に、超高密度な高速ハードディスクが、ときには必要になるかもしれない。その、今のところ最強の候補として、Seagateの299ドルの、4TBのUSB 3.0対応高速ドライブ(Seagate Fast HDD USB 3.0 4TB)を調べてみよう。

ハードディスクのレビューを書くことは、意外と難しい。これまでも、あまりおもしろいのはなかったから、応用できるお手本もない。要するに、あまり書くネタがない。このドライブのおもしろいところは、密度、それだけだ。しかし4.6″ x 3.2″ x 0.88″というタバコ一箱ぐらいのサイズで4テラバイトは、たいしたものだ。5400 RPM 2TB が2本、RAID 0の構成で入っており、電源はUSBのみ。デュアルヘッドのUSB 3.0ケーブルがついていて、通常はそれで十分。ローパワーのポート用に、ドライブに電源を供給するための第二のUSBジャックがある。標準の、シングルヘッドのUSB 3.0 ケーブルもある。

箱から出してすぐに使える。OS Xのユーザ用にNTFSのドライバがある。Time Machineのある人は、Mac OS Extendedにフォーマットしてもよい。

Time Machineによるバックアップでは、188GBのデータを約50分でバックアップできた。SSDからの800MBの転送(USB 3.0)が約5秒。Blackmagic Disk Speed Testのベンチマークテストもやってみた(下図)。

Seagate Fast HDD USB 3.0 4TB

これ(上図)が、そのドライブのベンチマークだ。平均220MB/sはそんなに速いと感じないが、前世代の機種を押入れの奥から引っぱり出してきてベンチマークすると、こうだ(下図)。

Seagate Backup Plus Portable (USB 3.0)

このドライブ(上図)、SRD0SP0と、今度の機種を比較するのは、たしかにフェアではない。最高がUSB 3.0で100MB/sで、決して悪くはないが、Fast HDDの220MB/sにはかなわない。

APPLE SSD SD0256F

SSDと比較するのも、フェアでないかもしれない。上図は、Macbook Proの2013エディションのSSDだ。今回のSeagateのドライブは、まあだいたいSSDの半分ぐらいの速度だ。

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このハードディスクは、筐体は頑丈に見えるが、長旅には持参しない方がよいだろう。ただし、緩衝材をばっちり使ったバッグなら、たぶん大丈夫かも。

この、4TBで299ドルというハードディスクは、SSDにはかなわないものの、前世代機の倍速い。1テラバイトあたり75ドルだけど、とにかくこんなに小さくて4TBという容量には、驚いてしまう。でもRAID 0だから、うっかりデータを消去したときの回復はできない。しかし、小型で便利でポータブルなバックアップソリューションを探していた人には、恰好の機種かもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


小規模eコマースにAmazonなみのレビューシステムを提供するOrankl

【抄訳】

顧客が投稿するレビューは、Amazonなどのサイトにとって重要な柱だ(それらはインターネット上のもっとも機知に富んだ笑い話集でもある)。でもマイナーなネットショップが顧客からフィードバックを得るのは、なかなか難しい。そこで、Y Combinatorで育ったOranklは、すべてのeコマース企業に、彼らの巨大ライバルが持っているのと同じツールを与えようとする。

同社の最初のプロダクトであるレビューシステムは、それをすでにサポートしているShopifyなどのプラットホームではワンクリックでインストールできるし、また一般ユーザは数行のコードをコピペするだけで導入できる。フィードバック(レビュー入力)のフォームは自動的に、そのサイトのスタイルに合わせられ、顧客にレビューをお願いするメールも自動的に送られる(Amazon等と同様に☆マークがレビューフォームへのリンクになっている)。同社によると、こうやってレビューシステムを導入したサイトは売上が15~20%伸びるそうだ。

Oranklの協同ファウンダJoão Batalhaによると、同社はすでに、レビューシステムのほかにメールを使うマーケティングのプラットホームを立ち上げたし、今はリコメンデーションエンジンを開発中だ。つまり同社が目指すものは、小規模なeコマースサイト用の高度なツール集合の自作直売デパートだ。

Oranklを創った4人…João/Luís Batalha兄弟、Micael Oliveira、Craig Kochis…はMITの学生時代に出会い、卒業後にJoão BatalhaとKochisはソーシャルコマースサイトLockerzで仕事をした。そこで彼らは、ユーザのエンゲージメントと売上の増加にとってレビューが重要であることを学んだ。

“レビューの重要性を分かっていない人が多い。AmazonがAmazon Vineのようなレビューに対する報償システムを設けているのは、同社がレビューをとても重視している証拠だ。Amazonには毎秒35件のレビューが寄せられ、大量の売上に貢献している”、とBatalhaは語る。

それに、Amazonには大量のレビューがあるから、多くの買い物客が最初に訪れるサイトになっている。そして、無名サイトでもっと安く売っていても、Amazonで買ってしまう人が多い。Batalhaは、小さなeコマースサイトでもレビューがあると顧客は安心感を抱く(自分も文句や感想を言えるので)、と言う。しかも店側にとってレビューは、すぐれたCR(customer relation)ツールにもなるのだ。Oranklのユーザ企業の中には、レビューシステムを、顧客調査や、顧客とのプライベートなメッセージングシステムとして利用しているところもある。そんな成功例の一つが、ヘッドフォーンを売っているHeadRoomだ。

また同社のメールによるマーケティングシステムも、レビューを利用することによって、メールへの顧客/見込み客の関心度を高めている。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


3Dプリンタはここまで来た―Form Labsのステレオリソグラフィー方式のハイエンドマシンForm 1をテスト

先週、私はForm LabsのForm 1 3Dプリンターをテストする機会に恵まれた。これは3Dプリンターの進む方向をはっきり示す未来的プロダクトだった。一言でいえばForm 1は今まで私が見た中でももっとも使いやすくもっとも高性能のプリンタだ。もちろん改良の余地はあるが、評判どおりの(そして高価格に見合う)性能といってよいだろう。

Form 1はステレオリソグラフィー方式〔Form 1はこの図とは上下が逆のメカニズム〕の3Dプリンタだ。この点は非常に重要だ。われわれに馴染みがある3DプリンタはMakerbotのような細い素材フィラメントをノズルから押し出して対象を整形する方式だ。これに対してForm 1は金属プラットフォームを感光性レジンの液体素材に浸し、表面をレーザー光でスキャンすることによって液体を固化させて整形する。一層が固化すると金属プラットフォームをその分だけ上昇させ次の層を固化させる。こうしてレジンの層を重ねていくわけだ。Makerbotとは逆にForm 1の出力物は上から下に成層されていく。

Form 1の出力物はインジェクション・モールドで作られたように見える。各レイヤーの厚さは25μm(0.025mm)と極めて薄いので表面は滑らかでエッジは鋭い。素材は市販のオモチャなどに使われるぐらいの強さがある。

しかしForm 1はオモチャの製造機ではない。実験室レベルの精度を持つ極めて強力なマシンだ。まだ開発途上なので操作やメンテナンスではときおり不具合に遭遇する可能性がある。使いこなせるのはおそらく16歳以上だろう。

オブジェクトの出力のためにはまずPreFormというアプリを使ってSTLフォーマットのファイルをForm 1に転送する必要がある。このプログラムは現在はWindows版のみだが、OS X版が開発中だという。

高精細度で出力すれば時間はそれだけ長くかかる。下の写真の右側の高さ5センチぐらいの透明なチェスの駒(ルーク)を出力するのに6時間かかった。インドの天女、アプサラの像の場合は4時間20分だった。さいわいこのプリンタはほとんど無音で作動する。精細度を落とせば出力時間は大幅に短縮される。

ここで強調しておきたいのは、この写真の出力オブジェクトは文字通りマシンから取り出したままだという点だ。オブジェククトを位置決めするための小さなサポートが接続されていた跡もそのままに残してある。この突起は簡単に折り取ることができる。

感光性レジンは1壜1リットルあたり149ドルで、現在は透明のみ入手可能だ。Form Labはオブジェクト出力後に加熱して中身を溶かし、プラスチックなどの射出成形に使えるモールドを出力できるようにしようと実験を重ねている。

3299ドルというForm 1の価格は安いとはいえない。しかし個人に手が届かないほど高いわけではない。Makerbot Replicator 2は2200ドルくらいだ。用いられているテクノロジーと成果物の精度を考えると当然予想される程度の価格差といってよいだろう。

いくつかスペックを確認しておくと、出力物の高さは余裕があるが幅は狭い。最大サイズは4.9 x 4.9 x 6.5インチ(12.5 x 12.5 x 16.5 cm)だ。Makerbotは 11.2 x 6.0 x 6.1(28.5 x 15.2 x 15.5 cm)だ。これより大きいサイズのオブジェクトが必要な場合は分割出力して後で組立ないし接着することになる。

第2に、Form 1では出力の際にオブジェクトを正確な位置に固定するための多数の支柱が必要になる点に注意が必要だ。下の写真で分かるように、elow,these prints of 私の胸像の表面には小さな突起が多数見られる。この支柱は簡単に折り取り、切り取ることができる。そのため若干の仕上げ工程が必要になる。

最後に、成果物は出力が終了してからさらに10分程度イソプロピル・アルコールに浸す養生が必要だ。これはさしたる手間ではないが、熱を発する装置の近くに大量のイソプロピル・アルコールを置いておくことには(特に学校などでは)やや不安を感じるかもしれない。

3Dプリント・テクノロジーはまだまったくの発生期にある。Form 1はステレオリソグラフィー・テクノロジーを採用することでこれまでのホビー的なマシンから3Dプリンティングを大きく前進させた。Form1はすぐに産業用3Dプリンタに取って代わるわけではないが、Shapewaysのような出力サービスに迫る品質の出力を得られる。

私は3Dプリンティングにかなり経験を積んでいるが、Form 1は圧倒的に優れたマシンであり、プリンター性能、レジン素材、それらの価格などを総合的に考慮して投資に見合う価値があることは保証できる。大量のイソプロピル・アルコールを必要とする点に監督者の注意が必要だが、教育目的での利用にも理想的だろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+