クラウドソースの100語をTwitterでミュートするMute

政治やスポーツ、世界の出来事などに興味がないのなら、ソーシャルメディアは鬱陶しいだけの存在かもしれない。

しかしそれでも、友だちとつながるのにソーシャルメディアを使いたいと考える人もいることだろう。そんな人のために、Twitterから無用なツイートを消し去ってしまうサービスが登場した。名前もそのままMuteというものだ。Twitterのタイムラインから、インターネット上の賢人たち(クラウドソース)が挙げた排除ワードを含むツイートを消し去ってくれるのだ。

もちろん、Twitter本体にもミュート機能は備わっている。しかしMuteを使えば、簡単にミュート効果を感じることができる。Mute.lifeのウェブサイトには、100個の排除ワードリストと、排除ワードのランキングを決定している投稿状況が掲載されている。Google Chromeにブックマークレットをインストールすることで、100位までの排除ワードを自動的に「ミュートするキーワード」に追加してくれるのだ。

利用するには、まずMute.lifeにアクセスする。すると画面左に説明が記されている。もちろん語句をひとつひとつミュート・キーワードに登録していくことも可能だ。しかしリストのワードをひとつひとつコピー・ペーストするのは面倒な話だ。無用なワードを排除したいと考えているのなら、まず100個を登録して、しかるのちに必要な語をミュート・キーワードのリストから削除したほうが良いのだろう。ミュートする語を選ぶのではなく、まずは一気にミュートするところから始めようとする発想になっているわけだ。

Muteの開発はノマド・プログラマーのPieter Levelsだ。操作は簡単で、導入してまもなく100個の排除ワードの設定が完了する。

もちろんマイナスもある。私のような立場にあれば、トップ100にある単語の中に、本当に排除したいワードはほとんどないのだ。

トップ100にあるワードをミュートすると、タイムラインがすかすかになってしまう。

もちろんこのマイナスはMuteのサービス自体にあるわけでなく、私がそもそもこのサービスの対象ではないということを意味するのだろう。ミュートしたことを忘れて、ツイッター上に情報が流れないのはなぜかと悩んでしまいそうだ。しかし、Twitterに備わるミュート機能の効果を強く感じてみたいという人には、わかりやすいサービスなのではないだろうか。

Product Huntにて、LevelsはFacebook版のMuteの実現を考えているところなのだと語っている。なるほど、FacebookにはMute機能を待ちわびる人も多いかもしれない。サービスの今後を見守ってみよう。

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(翻訳:Maeda, H

第2四半期の成長頭打ちにTwitter株12%ダウン

今日(米国時間7/26)、Twitterは 第2四半期の決算を発表したが、きわめて不満足な内容だった。その結果、株価は一気に12%もダウンした―ツイートするのにかっこうの話題だったといえなくもない。

下に株価のチャートを掲げる。残念ながらこれが事態を要領よく表していると思う

今日の急落でTwitterは最近得た値上がりをほぼ帳消しにしてしまった。Twitterの前期の決算は同社にしては珍しくポジティブなもので、MAU〔月間アクティブ・ユーザー〕が予測を超えて伸びていた。それ以外の数字もアナリストの期待以上だった。しかし今期の決算では、ユーザー数は頭打ち、広告売上も不調というTwitterの病がぶり返し、市場は同社の将来に一段と強い疑念を抱くこととなった。

Twitterの株価は多かれ少なかれMAUの伸びに比例している。Twitterは最近メインのサービス以外に各種のプラットフォームを提供し、特にライブビデオに力を入れているため同社のサービスを実際に利用しているオーディエンスの数をMAUから正確に測ることは難しい。そのためTwitterではMAUの数字から距離を置こうと務めていた。広告をメインとするビジネスはどうしてもFacebookなど他の同種サービスとMAUの数字を比較されてしまうからだ。

株価急落は同社に長期計画の根本的な見直しを迫っているが、短期的な悪影響も大きい。Twitterは報酬体系がストックオプションに依存することを改めようとしているものの、株価を維持できなければストックオプションの価値は失われる。これは社員の士気を下げ、人材の獲得にも悪影響を及ぼす。そこでTwitterはハラスメントの防止やツイートの選択のアルゴリズムの改善などユーザー体験を改良するプロダクトを次々に公開してきた。

市場のMAU万能主義に対してTwitterはDAU〔1日当たりアクティブユーザー〕が重要であるというスタンスを取った。これは、Snapchatを運営するSnapもFacebookに対抗するために採用した戦略だ。目的は株式市場の目をDAUに向けさせ、これこそがサービスの価値を生む源泉だと納得させることにある。DAUの大きさはエンゲージメントの母数であり、現実に広告を見るユーザーの数だ。Twitterのユーザーは毎日何回もTwitterを開くので広告の価値はさらに高くなる。より大きなエンゲージメントはより高価な広告料金を意味する。これがTwitterが出直しに際して取った戦略だったが、うまくいくためにはもちろんDAUが伸びていなければならない。

ところがTwitterは未だにDAUの実数を公表しない。その代わりに、いかにもテクノロジー企業らしいが、成長率やら縦軸にラベルがないグラフやらを見せてきた。透明性は今後高まるのかもしれない。しかし現在の秘密主義はTwitterには広告メディアとして巨大な可能性があるという同社の主張を裏付ける助けにはならない。

画像: Bryce Durbin

〔日本版〕Twitterは2014年1月に69ドルの高値をつけたが、2016年5月に14ドル台まで下落。今年に入ってやや持ち直し、先月は20ドルまで回復していた。現在の株価は16.84ドル。

TechCrunch記事に掲載されたTwitter作成のDAU成長率(棒グラフにY軸がない)。

同じくMAUの四半期推移。対前年比5%の成長。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

トランプにブロックされたTwitterユーザーが憲法(基本的人権)違反で彼を訴訟

今日(米国時間7/11)提出された訴状で、一部のTwitterユーザーが、自分たちをブロックしたとして大統領を訴えている。原告はKnight First Amendment Institute at Columbia University(コロンビア大学憲法修正第一条に関するKnight研究所)となっていて、トランプはユーザーをブロックすることによって言論を抑圧し、“個々の原告の公開フォーラムへの参加に対し、主観に基づく制約を課している”、としている。

この提訴の前に同研究所は、6月6日の書簡で、一部のユーザーをブロックするトランプの決定を非難した。それを継ぐ形の今回の訴訟は、トランプのTwitterアカウントは公開フォーラムの一部であり、ユーザーをブロックすることは修正第一条の権利を侵犯し、憲法違反である、と主張している。

ニューヨーク南部地区連邦裁判所に提出された訴状は、こう訴えている:

“トランプ大統領のTwitterアカウント@realDonaldTrumpは政府に関するニュースと情報の重要なソースになっており、大統領による、あるいは大統領宛の、あるいはまた大統領に関する重要な公開フォーラムである。このフォーラムで、反対論者を抑圧する努力において被告は、大統領や彼の政策を批判したTwitterユーザーを排除し、“ブロック”した。この行いは憲法違反であり、この訴訟はその停止を求めるものである。”

訴訟は、さまざまな場面でトランプの怒りを買った7名のユーザーを代表している。たとえば@aynrandpaulryanと@joepabikeは、彼のローマ法王訪問を揶揄したツイートの後でブロックされ、別の一人は#fakeleader(偽りのリーダー)というハッシュタグで彼を批判してブロックされた。

被告としては、トランプ本人のほかに、ホワイトハウスのコミュニケーションをコントロールしているかのような報道官Sean Spicerと、ホワイトハウスのソーシャルメディアディレクターDaniel Scavinoの名も挙がっている。

一見、大げさで無理な訴件のようにも見えるが、しかしニュースや政策の多くが、コミュニケーションの規範を嬉々として踏みにじるホワイトハウスお気に入りのプラットホームからのみ散布されていることを考えると、必ずしもそうではないだろう。Twitterがホワイトハウスの公式のチャネルであり、大統領が国民に語りかける唯一の方法であることを考慮すると、この申し立ては結局、それほどクレイジーではないのかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Twitter、荒らしを防ぐ新オプションを公開――フォローしてないユーザーをミュートできる

トロルが無作法なユーザー名を使って悪意あるリプライを通知タイムラインに割り込ませるようなことが続けば普通のユーザーはTwitterの利用そのものを止めてしまう可能性がある。そこで今日(米国時間7/10)、Twitterでは通知をコントロールする詳細フィルターを強化した。

新しいオプションでは、フォローしていないアカウント一般、フォローしておらず最近登録されたアカウント、フォローしてもフォローされてもいないアカウント等からのリプライを表示させないよう設定できる。下のアニメのように、ミュートしたい相手を「設定」メニューの「詳細設定」から選べる(クオリティフィルターをオンにしてあること)。

これらは3月にTwitterが公開した特定の相手からの通知をミュートできるオプションに追加された。このオプションでこれまでも有効なメールアドレスや電話番号を登録していない相手、プロフィール画像を登録していない相手からのリプライをミュートできた。Twitterは最近、フォローしていないユーザーからダイレクト・メッセージをそのまま表示せず、「リクエスト」フォルダーにまとめるようにしている。

Twitterはユーザーがトロル〔荒らし〕を報告するよう以前から勧めてきた。しかし最近のTwitterのトロルへの対策は、こうした不愉快なユーザーのアカウントを停止し積極的に根絶を図るというより、ミュートすることによって被害者を守る方向にあるようだ。

今日追加されたオプションは正当なユーザーに嫌がらせや脅迫をするようなトロルを追放する役には立たない。しかしトロルは他のユーザーを攻撃する場合新しいアカウントを登録するのが普通だ。またトロルは被害者をフォローすることは少ない。ましてフォローし返されることはまずない。そこでそうしたユーザーからのリプライをミュートできれば被害を局限することはできる。

しかしTwitterがユーザー数、影響力を現在のレベル以上に成長させたいなら、インターネットのごく普通のユーザーが使いやすく、また受け入れられるものにする必要がある。こうした普通のユーザーはメニューの奥深い層に埋め込まれたオプションを探し出して適切に設定したりしないし、ユーザーインターフェイス特有の専門用語も知らない。しかしトロルのリプライは見ればそれと分かるし、そんなサービスには長く我慢していないだろう。

それでもTwitterの本質は世界のさまざまな分野の最新情報をそれぞれの専門家が短くわかりやすい言葉で伝え、また誰もが会話に加われるメディアだ。この目的を達成する上でTwitterは使い方をシンプルに保ちながら安全性を高めねばならない。その間、長年のTwittrユーザーの反感を買う危険性もある。またスパム・ボットやトロルを追い出しつつ、ユーザー数を増やしていいくという.難しい舵取りを求められるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Facebook、Microsoft、YouTube、Twitterの4社、テロ撲滅のために世界インターネットフォーラムを結成

本日(米国時間6/26)、Facebook、Microsoft、YouTube、Twitterの4社は
テロリストがインターネットサービスを使う機会を減らすことを目的とする新たな協力関係を結ぶことを共同発表した。Global Internet Forum to Counter Terrorism[テロリズムに反対する全世界インターネットフォーラム]は、各企業が既に行っている取り組みを組織化することで、主要ウェブプラットフォームがテロリストグループの募集手段として使われることを防ぐ。

テクノロジーのリーダー4社が協力して技術的解決策を共同研究し、コンテンツの識別技術やユーザーへの効果的な告知方法を共有していく。また各社は、技術的および政策的な研究を支援し、カウンタースピーチ戦略のためのベストプラクティスを共有する。

去る2016年12月、同じ4社が産業用共有ハッシュデータベースを作成することを発表した。ハッシュデータを共有することによって、各社が協力してテロリストのアカウントを識別することが可能になり、個々の会社が費用と時間をかけて面倒な作業を行う必要がなくなる。今回結成された新しい組織では、正式な管理機構を作ることでこのデータベースを改善する。

同様に、Facebook、Microsoft、YouTube、およびTwitterは、小規模な企業や組織に対して、テロと戦うために独自の事前計画をたてるよう自分たちのやり方を伝える。この運動の中には、YouTubeのCreators for ChangeやFacebookのP2PおよびOCCIといった既存のカウンタースピーチ・プログラムの核をなす戦略が含まれている。

いずれに行動も、公共機関の活動と歩調を合わせて実施される。G7は、過激思想に対して多方面から戦うことの重要性を強く訴えてきた。今日のパートナーシップは多国籍IT企業4社の間の関係を強化することで、それぞれのプラットフォームでテロを排除すべく戦うことを目的としている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

元Appleのデザイナーと元Twitterのエンジニアがチームを組んだプレミアムiPhoneカメラアプリHalide

元Appleのデザイナーと元Twitterのエンジニアがチームを組んで、本日(米国時間5月30日)iOSカメラアプリHalideを発表した。iPhoneの写真撮影に新しいオプションが加わった。質の高い写真を撮るためのさまざまなハイエンドツールを提供することが基本アイデアだが、物理的なカメラのダイアルを操作するときのように、様々な機能がジェスチャーを使った体の記憶として馴染むように工夫されている。

アプリのウェブサイトでの説明によれば、新しいアプリのジェスチャーベースのコントロールスキームは「古いライカやペンタックスといった偉大なフィルムカメラのように、直感的で触覚的」を目指したものということだ。

現在iOS向けには、Camera+やCamera Awesomeのような数多くの代替カメラアプリケーションがあるが、これらは「プロのように撮影したい」多数のユーザーに向けてマーケティングされている傾向がある。一方Halideは、まず第一にパワーユーザーを念頭に置いてデザインされている。つまり、写真撮影をある程度理解していて、露出をすばやく変更したり、スワイプでピントをマニュアル調整するようなことをしたいと思う人には、大いにアピールするということだ。

とはえ通常のiOSアプリのような自動モードも組み込まれている。このことで、トリッキーなショットを撮ろうとするときには、手伝いの必要なこともある初心者iPhoneカメラマンでも、アプリを使用できるようになる。

しかし、この自動モードは”A”ボタンをタップすることで解除することができるようにデザインされており、ISO、ホワイトバランス、シャッタースピードなどの特定の値を調整することができる。また、フォーカスピーキング(フォーカスの当たっている部分を強調表示し、ユーザーがマニュアルでピントを変えることができるようにする)、詳細なヒストグラム、適応レベルグリッド、そしてJPGとRAWによるキャプチャなどのプロフェッショナルツールも含まれている。

Halideは、Ben SandofskySebastiaan de Withによって開発された。どちらもハイエンドの写真撮影に関する経験がある。Sandofskyは以前はPeriscopeのビデオ機能に携わり、HBOの”Silicon Valley”とShypの顧問を務め、TwitterでiPhone、iPad、Macアプリケーションの技術リーダーとして働いた。

一方de Withは元Appleのデザイナーで、Sony、T-Mobile、Mozillaなどを顧客としても仕事をしていたことがある。またNylas MailアプリをデザインしたサンフランシスコのデザインエージェンシーPictogramを経営していて、その他にもDoubletwistのデザインなどにも取り組んだ。彼は写真家でもあり、オートバイで旅行するときに写真を撮ることもよくある。

アプリの機能セット以外に、アプリを差別化しているものは、ジェスチャーベースのインターフェースだ。しかし、それらはタップでも利用できるので、すぐにすべてのジェスチャーを覚える必要はない。これにより、全体的な体験がより一貫したものとなり、新規ユーザーがアプリの機能にアクセスする方法を忘れることもない。

チームは、ジェスチャーベースのインターフェースはHalideを使いやすいものにしてくれるものだと考えている。たとえ経験の浅い写真家だったとしても。

「Halideの機能を楽しむには、露出補正、EV、あるいはマニュアルフォーカスなどの概念を理解する必要はありません」とde With。「だからこそ頑固な写真家だけではなく、なるべく多くの人びとに使って貰えることを期待しています」。

このアプリのもう1つの機能が「インスタントレビュー」だ。この機能では撮った写真を左右にスワイプすることで、ゴミ箱行きかお気に入りかをマークすることができる。またHalideで撮影した最後の写真を3D Touchでプレビューすることもできる。

ここ数年でiPhoneのセンサーが改善されて来たにもかかわらず、撮影経験自体が停滞していたことにチームが気が付いたことが、Halide開発のヒントになった。

「友人とハワイに行ったのですが、私は巨大なカメラを抱えてウロウロする奴でした」と、Sandofskyはどのように最初のアイデアを得たのかを説明した。「滝壺近くに行った時には、湿気が原因でカメラのセンサーが結露してしまったので、カメラ内部が乾燥するまで、1日撮影を止めなければなりませんでした」と彼は言う。「翌日は、iPhoneですべてを撮影しました。その当時、iOSには重要な機能が欠けていて、すべてのカメラアプリは問題を抱えていました。にもかかわらず、私はその小さなカメラの品質に感服しました。そして身軽になることで、どんなに旅を楽しむことができるようになったかを実感したのです」。

Sandofskyは、その旅行から自宅に向かうフライトの中で最初のプロトタイプを作成し、その後それをde Withに見せた。するとde Withがユーザー体験に関するさらなるアイデアを持っていることがわかったという。新しいカメラAPIが発表された昨年のWWDCの頃から、開発が正式に始まった。

そして1年後、アプリは発表の準備が整った。

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チームは、新しいアプリがデフォルトのカメラアプリを完全に置き換えるのではなく、ただのスナップ以上の素晴らしい写真を撮りたい時に備えられるようにしたい、と考えている。

このアプリの共同開発者たちはTechCrunchに対して、彼らが「情熱的副業プロジェクト」と呼ぶHalideは、自己資金で開発したものだと語った。

Halideは発売時には2.99ドルだが、来週以降は4.99ドルに値上がりする予定だ。もしそれがうまくいくようなら、チームは将来新しい価格体系を検討するかもしれないが、詳細には触れなかった。

このアプリは英語で提供されており、この後スペイン語、オランダ語、ドイツ語、フランス語へのローカリゼーションが計画されている。

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(翻訳:Sako)

Twitter、フォロー外のDMを受信前にレビュー可能に

Twitterは、フォローしていないユーザーからのダイレクトメッセージを受信前にレビューする機能を追加する。Facebookのメッセージ機能で以前から使われているしくみと同じだ。新しいDM確認機能では、フォローしていない人からのメッセージを受信する設定にしている人が、送られてきたメッセージに対して「削除」または「許可」を選択することができる。

メッセージを送った側は、こちらが「許可」を選択しないかぎり、メッセージが読まれたかどうかを知ることはできない。また、メッセージを削除した場合でも、相手は将来また送ることができる(そのために「ブロック」がある)。フォローしていない相手から送られてきたメディアは「許可」しない限り表示されないので、不快な画像やビデオを見なくてすむ。「メディアを表示」をタップすれば許可する前に見ることも可能。

フォローしていない人からの新しいメッセージは、受信箱で「リクエスト」というフラグがつけられる。自分を含むグループ会話も同様だ。これは、ユーザーがDMをオープンにすることを推奨しつつ、不快なメッセージや望まない相手のやりとりを避ける手段を提供する賢いやり方と言えるだろう。

本機能はiOSとAndroidアプリで今日から段階的に公開されるため、すでに見た人もいるかもしれないが、まだの人も、近々使えるようになるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ナゲットラブ(#NuggsForCarter)青年、リツイート回数の世界記録を達成

ウェンディーズのチキンナゲットが大好きだという若者が、エレン・デジェネレスがもっていた「最多リツイート回数」の記録を更新する快挙を成し遂げた。

始まりは1ヵ月前のことだった。Carter Wilkersonという若者が、Twitterのウェンディーズアカウントに対して「何回リツイートされたら、チキンナゲットを1年間無料にしてくれますか?」と尋ねたのだ。ウェンディーズからの回答は「1800万回」というものだった。

「1800万回」というのは、「無理」という回答に、ほぼ等しいものだ。これまでのリツイート記録は300万回なのだ。それを1500万回も上回れと言っているわけだ。ちなみにこれまでの記録はエレン・デジェネレスがオスカーの会場で撮影したセルフィーで記録したものだった。しかしこの非現実的ともいえる条件にも、Wilkersonはチャレンジをやめなかった。Wilkersonの動きには多くの人が注目し、「#NuggsForCarter」というハッシュタグも広まることとなった。アーロン・ポール(Aaron Paul)などのセレブも、リツイートチャレンジに協力することとなった。また MicrosoftGoogleも応援に回った。ブランド側としては、そうした「支援」が「今風」であると考えているわけなのだろう。

ともかく、そうした支援もあって、Wilkersonのフォロワーは138人から10万人に増加した。そしてWilkersonのツイートは342万回のリツイートを獲得した。1800万回には遠く及ばない。しかし、これまでの記録を更新することにはなったのだ。

各方面を巻き込んだムーブメントとなる中、ウェンディーズはWilkersonに1年分のナゲットを無料で提供することを決定した。加えてDave Thomas Foundation for Adoptionにたいして、Wildersonの名前で10万ドルの寄付も行うこととなった。今回の出来事で獲得したパブリシティの価値が、十分に報いるに値すると判断したわけだ(これまでウェンディーズのナゲットなど何も知らなかった記者も、機会があれば試してみようと興味を持つことにはなった)。

1つのツイートにより、Wildersonはあっというまに有名人となった。当初の希望であった1年分のナゲットも獲得した。ソーシャルメディアの世界には、まだまださまざまな可能性が眠っているようだ。

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(翻訳:Maeda, H

Twitter、待望の収益予想越えで株価が10%急騰

今日午前Twitterは、予想外かつ待望の明るい四半期決算を報告した ― そして、ようやく株価が上昇した。

これは今後に向けて重要だ。なぜなら同社はウォール街に対して、独立を守りながら人材を呼び込めることを示す必要があるからだ。これまで再三見てきたように、Twitterの決算報告には株式に基づく報酬の膨大な出費が記載されている ― ただし今期は昨年同時期よりも減っている。株価は過去3か月にわたる下落のあと時間外取引で最大12%上昇した。Twitterにとって最後の「明るい話題」と言えば、買収のうわさが浮上したときといったよいだろう。そして話が立ち消えた後、Twitterの株価は現実に戻った。

Twitterの収益は今も下落しているが、落ちる速さは投資家たちの予想よりもゆっくりだった。さらに、評論家の予想よりも多くの新規ユーザーを獲得した。ユーザー成長の鈍化は同社にとって永遠の問題だ。最近サービス内容を変更したり嫌がらせ行為を抑制することで新規ユーザーにとっての魅力を高める努力をしてきたと同社は決算報告書で言っている。それが直接ユーザー成長につながっているのかどうかは定かでないが、正しい方向への一歩ではある。

Twitterは物言う投資家らに干渉させないことが課題のひとつだ。彼らは株価が下がり続けているTwitterを安易なターゲットだと思っているかもしれない。CEO Jack Dorseyは、今後もSquareとTwitterの両方を経営していくと語った。もし事業の不調が続けば、そのことがウォール街の不満を引き起こし、投資家が上層部の変更を要求するきっかけになるかもしれない。

SnapのIPO成功を受け、Twitterはさらに厳しい監視の目に曝される可能性が高い。ビジネスは依然として低調だが、第一四半期のサプライズは、会社にとって決定的に重要な時期にやってきた。Facebookは前進を続け、Snapは膨張するコストの懸念をよそに巨大なユーザー基盤を誇っている。Twitterが広告主だけでなくウォール街に対しても優位にたつためには、こうしたヒットを続けていく必要がある。

Twitterの予測を上回る第1四半期決算の詳細はこちら

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

TwitterのCFO兼COO、アンソニー・ノトより報酬の少ない幹部一覧

Twitterの幹部たちは大いに稼いでいる。しかしそれは、あなたや私あるいはTwitterの下級社員と比べてではない。何人かのTwitter幹部は、一般企業、IT企業を問わず上場企業で同等の職にある人たちよりも稼いでいる。

その一方で、株主から見返りを得ることについてはあまり良い仕事をしていない。Twitterの株価は2013年終わりに上場して以来65%下落しており、長期トレンドを見てもすぐには回復しそうにない。

しかしながら役員報酬はというと、昨年TwitterのCOO Adam Bainは3000万ドル近く稼いだ。株価が30%下落した時期であることを踏まえると驚くべき金額だ。

Bainが去った後、彼の役職はAnthony Notoが引き継ぎ、COOとCFO両方を当分の間務めることになった。Notoの収入はBainより少なかったが、2016年の報酬総額は2370万ドルだった(下図参照)。

[$TWTR幹部の報酬一覧…株主のみなさんにはハサミやナイフ、バットその他の危険物から離れることをお薦めする]

私はTwitterの役員報酬がほかの上場企業と比較してどの程度なのかに興味を持った。そこで、時価総額ベスト50の上場企業の上級幹部について2016年の報酬を調べた。

その結果出来上がった昨年Anthony Notoよりも報酬の少なかった上場企業幹部のあまり包括的ではないリストを以下に載せた。データはMorningstarによる。

  • Apple CEO Tim Cook ― 870万ドル
  • Microsoft CEO Satya Nadella ― 1770万ドル
  • Amazon CEO Jeff Bezos ― 170万ドル
  • Berkshire Hathaway CEO Warren Buffett ― 48万7881ドル
  • Facebook CEO Mark Zuckerberg ― 500万ドル
  • Facebook COO Sheryl Sandberg ― 1870万ドル
  • GE CEO Jeff Immelt ― 2130万ドル
  • Bank of America CEO Brian Moynihan ― 1590万ドル
  • P&G CEO David Taylor -1440万ドル
  • Walmart CEO Doug McMillon ― 1980万ドル
  • Visa CEO Charles Scharf ― 1640万ドル
  • Verizon CEO Lowell McAdam ― 1770万ドル
  • Intel CEO Brian Krzanich ― 1910万ドル
  • Cisco CEO Chuck Robbins ― 1600万ドル

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterは東京の電車で、トランプが主役の広告を出した

日本の首相とは世界最悪の握手をしたのかもしれないが、トランプ大統領は日本ではまだ人気者だ。

3月の終わりから、トランプを描いた派手な一連の広告が、東京の鉄道車両や地下鉄駅に登場した。日本のTwitter広報担当者はTechCrunchに対して、トランプの広告は3月20日月曜日に始まり2週間続く、新しいブランドキャンペーンの一部であると語った。キャンペーンのスローガンは「#あなたの知らない今がある」というもので、おそらくリアルタイムに流れる数百万のツイートの中にその「今」が見つかるという意味だろう。

トランプはそのキャンペーンで最も物議を醸すトピックかもしれないが、そのキャンペーンは政治を超えた数多くのトピックを扱っている。他にテーマとして含まれるものには、例えば日本の保育園に関するもの、パパラッチ(文春砲)を面白おかしく扱うもの、高校野球と相撲を取り上げたスポーツもの、卵かけご飯を扱った食品もの、そして当然ながら猫(#猫部)を扱ったものなどだ。

他のTwitter広報担当者は「この広告は日本限定です」と語った。なのでニューヨークやサンフランシスコといったトランプに非友好的な駅で、これらを見ることは期待できない。さらに彼は、Twitterが昨年10月に、米国で別の政治キャンペーンを実施したことを付け加えた。それは両大統領候補の同様に厳しい表情の写真と、難民を乗せたボート、そして国内外の対話の象徴である鉢植えの植物が含んでいた。

当時、Twitterは広告について自身のブログで説明していた。「Twitterは開かれた場所です。あらゆる観点から課題を眺め議論する皆のための場所なのです」。Twitterの国際クリエイティブディレクターは「このキャンペーンは、Twitterで議論されている最も重要な課題を浮き彫りにするものです、それぞれの側を扱い、どちらの側にも与するもののではありません」と書いていた。

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(翻訳:Sako)

Twitterの卵アイコン廃止は、迷惑ツイート削減には役立たず?!

ツイッターの世界に嫌がらせ(ないし迷惑)ツイートがあるのは誰もが知っての通りだ。迷惑ツイートを行う利用者を一時的ないし永久に追放するような対策もとられてはいるが、どうも効果を示していない様子。

そうした中でTwitterは、少々的外れに見える対策をとるにいたった。すなわち、これまでの卵アイコンを放棄してみようと考えたのだ。

TLNRなブログ記事によれば、Twitterを利用し始めたばかりの人に割り当てていた卵アイコンを、上半身のシルエットを描いたユニセックスなアイコンに変更することにしたとのこと(訳注:ブログ記事の投稿日付は3月31日)。

Twitterでは2010年以来、新たなアカウントでは卵アイコンが表示されるようにしていた。いまではこの卵アイコンはすっかりTwitterブランドの一部として認知されるまでになっている。熱心なTwitter利用者ならずとも、Twitterの卵アイコンは知っているという人も多い。CNNなどで政治家やセレブのツイートを映すとき、画面には卵アイコンが表示されることも多い。

今回の変更についてTwitterはいろいろな理由を挙げて説明している。個性のない一般的なアイコンを使えば、利用者が独自のプロフィール画像をアップロードしたくなるのではないかというのは、確かに一理あるところかもしれない。

ただ、迷惑ツーとの解消のため、というのはどうだろうか。

迷惑ツーとをする人の多くが卵アイコンであることは事実かもしれない。「ネガティブな振る舞いをする人と卵アイコンには関連があるように見える」と、Twitterは考えているようなのだ。

しかしそれは事実だろうか。

おそらくは、卵アイコンから発せられた迷惑ツイートが、新しいアイコンから発せられるようになるに過ぎないように思われる。デフォルトアイコンの変更は、傷を覆い隠す絆創膏のようなものに過ぎず、結局のところ迷惑ツイートを減らすようなことにはならないと思われる。

どのようなアイコンが用いられているにせよ、迷惑ツイートは迷惑ツイートで、そして卵アイコン以外からの迷惑ツイートも多数存在しているのだ。

Twitterは、役に立たない「対策」のために、自らが生み出した独自のキャラクター(卵アイコン)を葬り去ることになってしまうわけだ。@リプライいいね導入のときと同様に、小手先のことにこだわっているように見えなくもない。

問題は卵アイコンではないのだ。より根本的で実効的な解決策を講じるべきだと思われる。

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(翻訳:Maeda, H

Twitter、明日、ライブビデオAPIを公開へ―多数のプロ用機器を接続できるようになる

Twitterでライブビデオを公開することがこれまでよりずっと簡単になる。明日朝、TwitterはライブビデオのAPIを公開する予定だ。これによりプロ用の映像機器とTwitterを接続した高品位のライブビデオ・ツイートが可能になる。新APIは現行のPeriscope Producerよりずっと強力な機能を備えている。

先週、新APIについてThe Informationが記事を掲載した。その後の取材でTechCrunchはローンチの期日が明日朝であることを確認した。またTelestream,、Wirecast、BrandLive、Livestream Switcherその他がAPIのパートナーして参加しており、メディアがAPIを利用するのを助ける。Twitterはその内容について詳細を明かすことを避けた。

情報源によると、Twitter’s Live APIは昨年4月にスタートしたFacebook Live APIとほぼ同様の機能でプロ用放送機材とソーシャルネットワークの接続に用いられる。このAPIを用いることで大型ビデオカメラ、ビデオ編集ハードウェア、デスクトップ・ビデオ編集ソフト、衛星中継バンその他から直接Twitterに映像を投稿できるという。

Periscope ProducerはOBDやWirecastのようシステムからビデオを投稿する場合のポータルとなるURLを提供するだけなのに対してはるかに強力だ。ただしPeriscope Producerの利用には高度な技術的知識や準備が必要ないのでセミプロやビデオ・ブロガーの利用には便利だ。【略】

Twitterはその本質が「現在」をリアルタイムで伝えることにあるため、Facebook、Instagram、Snapchatいずれと比べてもrライブビデオのホスティングに適している。Twitterの欠点は映像表示が小さいことだが、新しいAPIはこれを補って「第2のスクリーン」を提供するものだ。これは各種コンテンツ・クリエーターやパブリッシャーなどプロ級のユーザーを惹き付けることになるだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitterがまたまた新たな悪用対策を発表…ますますややこしく

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Twitterは今日(米国時間2/16)の発表で、これからはブロックやミュートした人が始めた会話中のリプライを通知しない、とした。ただし、フォローしている人がスレッド中で直接あなたのことに言及していたら、前と同じく通知が来る。

Twitterがこの決定を行ったのは、ブロックしたりミュートした人が始めた会話からの通知に関する、安全性コミュニティからの頻繁なフィードバックがあったからだ。この件に関して、Twitter Safetyが今日、こんなことを言っている:

要約: [ブロック/ミュートした人が始めた会話へのリプライに関しては通知されないが、そのリプライがフォローしている人からなら通知される。]

“フォローしていないアカウントをミュートして、彼らがあなたのことに言及している会話を始めたら、その会話中でリプライしあなたのことに言及している人があなたがフォローしている人である場合のみ、通知が来る”、とTwitterのサポートページには書かれている。“あなたのことへの言及をすべて見たかったら、あなたのユーザー名で検索すればよい”、だとさ。

Aさんを“ブロックする”と、Aさんのツイートは見えなくなるし、Aさんにあなたのツイートは見えなくなる。Aさんを“ミュートする”と、Aさんからの(たぶんいやらしい)ツイートは来なくなるが、Aさんはそのことを知らない(何も知らないまま、昨日までと同じくTwitter上でふつうどおりに振る舞う)。

Twitterはこれまで、非常にさまざまな悪用対策を発表してきた。今朝は、悪質なツイートに対するタイムアウト制(時間切れ制度)を導入した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

大統領がツイートで上場企業の名を言ったら株の売り買いのタイミングを教えてくれるTrump2Cashアプリ

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株の売買は今やアルゴリズムトレードの全盛期だから、人間の心と頭による戦略的な売買はますます難しくなっている。でも、今では、トランプのはちゃめちゃなツイートの中に、企業の名前が一度あるだけで、上げ下げが生じるのだから、人間であるあなたが、ポジティブな、あるいはネガティブなセンチメントの逆張りをしてちょいと稼ぐことも、容易になった!

そこで、Trump2Cashという思わせぶりな名前のアプリが、おもしろそうだ。このPythonで書かれているボットはトランプのツイートフィードをウォッチして、そこに出てくる上場企業の名前に対するセンチメントを分析する。トランプがトヨタにNO WAY(ありえない)と言ったって? 特定株を空売りしよう! Fordが700名の雇用をメキシコからアメリカへ移すって?(ほんとはそうではないが)。買いだ!買いだ!買い買い!

プログラマーのMax Braunがこのアプリを試行のために作り、今ではTwitter上で、売りや買いを勧めている。彼は曰く:

ベンチマークの結果を見てもらいたい。これはあくまでもテストランであり、彼のツイートとマーケットのデータでアルゴリズムがどう振る舞うかを調べている。ご覧のように、ときどき企業を間違えたりセンチメントの判断を誤っている。しかし、正しい場合の方がずっと多い。その売り買いの戦略はときどき、ユーザーを戸惑わせるだろう。

しかし全体としてアルゴリズムは、二回に一度以上は成功している。下図のシミュレーションによると、アプリの立ち上げ以来、年額換算のリターンは全体で約59%だ。シミュレーションと使用したデータには制約があるから、ある程度眉に唾をつけてご覧いただきたい。

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アプリはここでダウンロードできるし、動かすのは簡単だ。毎日じっと見ていれば、トランプの言葉に反応してアルゴリズムが売り買いを決める様子を、ご覧になれるだろう。Mike Tyson’s Punch OutでGlass Joeが敵の弱点を電報で知らせたときのように、新しく雇ったこの資産運用ロボットは、あなたのポートフォリオをデータに応じてリッチにしてくれるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Twitter、嫌がらせや質の低いツイートなどへの対応強化のために3つの変更実施へ

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Twitter Japanは2月8日(日本時間)、嫌がらせや質の低い返信ツイート、センシティブなコンテンツへの対処を強化することを自社のブログで明らかにした。

「Twitterをより安心してご利用いただくために」として、今回加えられる変更は以下の3点となる。

  1. 嫌がらせアカウント作成の抑止
    アカウントの永久停止を受けた人物が、再度新しいアカウントをつくることを阻止するための識別ができるようにするという。罵倒や嫌がらせのためだけに繰り返し、複数作られるアカウント(いわゆる「捨てアカ」)の作成を減らすことを目指す。
  2. セーフサーチ
    Twitter検索の結果から“センシティブなコンテンツ”やブロックしたアカウントからのツイートを外す機能。検索結果からは表示を外すが、あえて該当ツイートを探したい場合(返信は見たくないのでブロックした相手が裏で何を言っているかは気になる、という場合など)には見ることも可能だという。
  3. 嫌がらせと思われるツイートや質の低いツイートへの対処
    嫌がらせツイートや質の低い返信ツイートを識別し、表示を抑える。また、関連度の高い会話をまとめ、目につきやすいところに表示するようにもするという。表示を抑えられたツイートも見たい場合には見ることができる。

Twitterでは、1月に行われた各国オフィスのシニアメンバーたちが出席した会合で、2017年に最も注力する点を「セーフティー/安全性」と定め、その決断の一環として今回の3点の変更を実施することにしたという。変更は今後数週間のうちに順次実装され、ユーザーのフィードバックなどを参考に引き続きアップデートしていく、としている。

Jack Dorsey、一部のTwitterユーザーがトランプの @POTUSアカウントを強制フォローさせられた件で謝罪

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今日(米国時間1/22)TwitterのCEO、Jack Dorseyは、一部のTwitterユーザーがドナルド・トランプに移管された@POTUSアカウントを知らないうちにフォローしていた件について謝罪した。Dorseyはこれを技術的な問題であるとしている。昨日Sarah Perezが本誌に書いたように、Twitterユーザーはトランプの @POTUSアカウントを強制的にフォローさせられたことに当惑し、多くの人々がTwitterは新政権の命令に従ったと非難した。[訳注:POTUS は Presiden Of The United Statesの略]

Dorseyは自身の弁明を土曜日の午後に発信した(もちろん連続ツイートで)。その頃トランプ政権に抗議するウィメンズマーチが、ワシントンDCおよびこの運動でつながっている全米の衛星都市で行われていた。

Dorseyの話を要約すると、この問題で50万人以上のTwitterユーザーが影響を受け、Twitterは自社の起こした過失について言い訳をしていない。

Dorseyは、ホワイトハウスはオバマ大統領の退任前にソーシャルメディアの移行計画を立て、「組織」アカウントである@POTUSを、フォロワーはそのままに引き渡す予定だった。Twitterは、バラク・オバマ氏の@POTUSアカウントをフォローしていたユーザー全員を、第44代政権の@POTUS44、およびトランプ政権の@POTUSの両方をフォローするよう「移行」させたつもりだった。

しかし、Twitterは移行作業でヘマをやった。@POTUS44をフォローしたユーザーの一部が、一定時間後に@POTUSを自動フォローさせられた。その中にはトランプのツイートをストリームで見たくないために、わざわざ@POTUSのフォローを外していたユーザーもいた。

Dorseyの謝罪はこちらで全文が読める。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

TwitterはVineに未練あり?! 新たにオンラインアーカイブ・ページを開設

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Twitterは、Vineをそのまま消滅させるつもりはないようだ。昨年の秋にはサービスの閉鎖をアナウンスし、モバイルアプリケーションも削除される予定だった。いよいよ閉鎖予定日が迫り、エクスポートを忘れずにという旨のアナウンスも行われていた。エクスポートのためのツールの紹介もあり、Vineアプリケーションでもデータを残すための手段が提供されていた。しかし、どうやらTwitterはVineをそのまま消し去ることはしないと決めたようだ。新たにVineビデオのオンライン・アーカイブのページを構築したのだ。2013年のサービス開始から2016年までにかけて、投稿されたVineビデオをアーカイブするサイトだ。

一般的には、サービスの停止をアナウンスすれば、予告日にサービスのすべてをとめてしまうことが多い。親切心のあるサービスであれば、サービス閉鎖までの期間を用意し、そしてデータを持ち出すための方法を提示する。あるいは類似サービスへの乗り換えを案内してくれるようなサービスもある。

しかしVineについてはいずれも当てはまらない様子だ。Vineを完全に閉鎖するということはしないようなのだ。

最初は、Vineサービスを停止し、そしてアプリケーションも削除する旨がアナウンスされていた。ところがVineアプリケーションは、ユーティリティとしてのVineカメラに生まれ変わることとなり、今週になって新たなアプリケーションがリリースされることとなった。

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また、TwitterはVineなき後も、Vine風のショートビデオをTwitter内で再生することとした。長さはかつてのVine同様に6.5秒以下となるように調整される。

そうしたいろいろがあってさらに、TwitterはVineサイト内にVineのアーカイブサイトを立ち上げもした。Vine同様に、さまざまなビデオをジャンル別に分類している。用意されているジャンルは「animals」、「art」、「comedy」、「edits」、「music & dance」、「sports」、およびweirdなどだ。

このアーカイブサイトに保存されるのは、ビデオコンテンツだけではない。オリジナルの投稿日やタイトル、あるいは投稿者名などに加えて、「いいね」の件数や、revienされた回数、そしてもちろん再生回数などのメタデータも保管される。

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アーカイブサイトの「Community section」では、さまざまなナンバーワンが掲載されている。たとえば「most revined fail」、「most looped comedy edit」、「most liked」、「most liked animal」などの名のもとに、さまざまなジャンルに渡る人気Vineビデオを閲覧することができるのだ。

「creator sportlight」のコーナーでは、人気Vine投稿者のアーカイブを見ることもできる。

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Twitterは、新たなアーカイブサイトのことを「タイムカプセル」と称している。

しかし疑問に思う人も多いことだろう。「そんなにこだわるなら、Vineを閉鎖しなきゃ良かったのに」。

VineコンテンツとTwitterコンテンツの統合をすすめることができれば、今回のような事態にはならなかったのだろう。VineをTwitter閲覧の手段として育てることができれば、Twitterとしてサービス停止を考える必要すらなかったはずなのだ。TechCrunchのJosh Constineが言うように、Twitterはショートビデオのハブとして機能することもできたはずなのだ。YouTubeやInstagram、あるいはFacebookとは違ったやり方があったはあずなのに、サービス停止を選んでしまったのは残念だ。

とにもかくにも、TwitterはVineを活用する方策を模索するのではなく、サービス停止という道を選んだ。解説したアーカイブサイトも、運用し得た可能性を示す墓標として存在することになるのかもしれない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

TwitterのVineシャットダウン迫る―残したいビデオがあるならあと数時間

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最初に予告されたのは昨年の10月だったが、Twitterはいよいよビデオ・アプリのVineをシャットダウンする。 短いビデオがループ表示されるソーシャル・サービスとして注目されたVineだったが、Twitterは当初Apple Storeから完全削除することを示唆していた。その後、VineはVine Cameraという運用コストが低いアプリに転換されることとなった。独立のVineのウェブサイトとアプリは運用停止に先立ってビデオをダウンロードする機能が追加された。後世に残したいビデオがあるならダウンロードするのを急ぐ必要がある。

Vineは今日のいつかの時点で停止される。それまでにvine.coサイトかiOS、Androidアプリからビデオをダウンロードしなければならない。Vineのウェブサイトには「1月17日(日本時間1/18)にVine Cameraになるのでそれまでにダウンロードを行うこと」という注意書きが出ていた。

ともかくVineビデオがダウンロードできるのは時間単位となってきた。運用が停止されればビデオは永久に失われる。

アプリからダウンロードするにはプロフィール・ページを開いてSave Vinesというボタンを探す。 クリックするとビデオはデバイスの「写真」に保存される。ダウンロードのためのリンクを取得することも可能だが、この場合はビデオに対するソーシャルの反応を含めてダウンロードできる。.

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もう一つの方法はGiphyを使って過去のVineビデオをGIFに変換することだ。昨年10月にVineの閉鎖が発表されたときGiphyはVineビデオをGiphyサイトに保存するコンバージョン・ツールを発表した。GIFなので当然音声は消えてしまうが、Giphyのツールにはビデオとサウンドを別々にダウンロードするオプションがある

Vineが運用を停止する正確な時間はわからないが、ともあれ残された時間は少ない。

Vineはいっとき新しいタイプのソーシャル・ビデオとして大いに評判になった。ソーシャル・アプリのトップにランクされたこともある。新しいVine Cameraはビデオをホスティングするプラットフォームではなく、単に6秒程度の短いループ・ビデオを撮影するシンプルなカメラアプリだ。

一時は2億人のアクティブ・ユーザーを誇ったVineの退場はTwitterの収益化能力の低さを実証するものとなった。Twitterは2012年にVineを買収したものの、Twitter本体に統合し利益を上げる新しい柱とすることはできなかった。【略】

Vineの閉鎖は熱心なユーザーを憤慨させているが、Vineのファウンダー、Rus YusupovもVineの終焉についてツイートし、「会社は売っちゃいけない!」と起業家に呼び掛けている。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitterのプロフィール写真変更がワンタッチでツイートできる―ハッシュタグも自動付与

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Twitterがタイムラインにビジュアルな要素を増やし、ツイートやRTの回数を増やそうとするアップデートを公開中だ。新機能はユーザーがプロフィール写真をアップデートすると専用ハッシュタグを付けてワンタッチで新しい写真をツイートできるようにする。ハッシュタグは #NewProfilePic でフォロワー全員に向けて公開される設定だ。

TechCrunchが調べたところでは、ツイートで#NewProfilePicというハッシュタグが最初に使われたのは昨年の12月だった。 その当初、「新機能か?」というようなコメントがついていた。

Twitterの広報担当者はこの機能をロールアウト中であること、一番早い例が12月にさかのぼることを確認した。 Twitterによれば「ユーザーがプロフィール写真を変更するとハッシュタグを埋め込んだツイートが自動的に作成される。ただしツイートは自動送信されるわけではない。ユーザーは内容を自由に編集できる」という。

この機能はまずAndroid版で実装が始まった。現在Androidユーザーは全員が利用可能だ。iOS版でも一部のユーザーがこの機能を利用しているが、Twitterによると「iOSプラットフォームで全員に公開されるにはあと数週間かかる」という。

マイナー・アップデートには違いないが、Twitterのユーザー体験を改良し利用を促進する効果があるだろう。

比較すると、Facebookはをニュースフィードにプロフィール写真の変更を流す機能を以前から拡大していた。プロフィール写真変更の投稿は普通の写真の投稿に比べて「いいね!」やコメントをかなり多く集めるのが例だ。Facebookはこの2、3年プロフィール写真に関して各種の機能を取り入れてきた。たとえばプロフィール写真を一時的に変更する7秒までのビデオを利用する飾り枠をつける、プロフィールビデオの作成に(Facebook自身のMSQRDアプリを含む)サードパーティーのアプリを使う、などだ。

これに比べるとTwitterの今回の動きは控え目だ。プロフィール写真の変更は自動的にツイートされるわけではない。ハッシュタグを埋め込んだツイート枠が生成されるだけで、ツイートするかどうかはユーザーが決める。プロフィール画像のコンテンツも通常の写真だけでビデオを利用することはできない。

とはいえ、Twitterユーザー、特に若い世代にとってプロフィール写真は自己表現の重要な手段であり、ひんぱんに変更される傾向だ。Twitterは自動生成のハッシュタグで簡単にツイートができるようすることでこの傾向を密かに後押しするようだ。下のツイートのユーザーは新機能を気に入っている。

とはいえ、すべてのユーザーが感激しているわけではない。奇妙だとかバカバカしいという反応も見られる。下のユーザーは「こんなものが新機能?」と疑っている。

Twitterはこれまでもユーザー・インターフェイスの変更で数多くのテストを行ってきたが、そのすべてが最終的に採用されたわけではない。.今回プロフィール写真の変更ツイートが全ユーザー向け機能として正式に採用されたことから考えると、全般的にユーザーの反応が好意的で、かつTwitterのトラフィックを増大する効果が得られたものと思われる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+