今日のAppleイベントをビデオでおさらい――Watch3、iPhone 8/8 Plus/X

今日(米国時間9/12)、Appleは多数のガジェットを発表した。プレゼンのビデオを見損なった皆さんのために下にまとめてみた。

AppleはApple Watch Series 3、4K Apple TV、iPhone 8、iPhone 8 Plusに加えて噂のiPhone X(10周年記念なので「テン」と発音する)を発表した。

Appleのいつも流儀でイベントのプレゼンでは多数のビデオが流れた。いくつかはストレートなCMだが、優れたデザインを強調するものやデバイスが開発された裏のシーンなども含まれている。

こうしたビデオはプレゼンの中でもたいへんよくできた部分になっていた。そういうわけで下のビデオを見ると時間とエネルギーの相当な節約になるかもしれない。

Apple Watch Series 3

上はWatchのユーザーの声を集めたもの。下はストレートなCM


iPhone 8

iPhone X

 

最初と最後はストレートCM。中段のビデオではジョニー・アイブがXの優れた部分を詳しく解説。



新しい4K Apple TVについてはこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Apple新本社のスティーブ・ジョブズ・シアターを一足先に(少し)紹介

Appleはスティーブ・ジョブズ・シアターのこけら落としとして来る9月12日のiPhone(プラス多数のプロダクト)を発表イベントを選んだ。新社屋に設けられた巨大なホールが外部に公開されるのはこれが初めてとなる。

新社屋、Apple Campusは長らく建設中だった―事実、Appleの新しい本社に関するTechCrunchの最初の記事は他ならぬ(現在はApple Venturesのゼネラル・パートナーを務める)M. G. Sieglerが2011年に書いている。ともあれ、多数の部外者が来週はスティーブ・ジョブズ・シアターの内部を見るチャンスがある。ではその内部を一足先にご紹介しよう。

場所

スティーブ・ジョブズ・シアターはリング状のメインビルディングのすぐ外側の丘の斜面に建設されている。シアターからは本社キャンパスの全景を見下ろすことができる。

ロビー

ロビーは直径50メートルの円形で壁はガラス張りで、 6.1メートルの高さがある。インテリアはApple流にきわめて簡素だという。

空中写真

非公認のドローン撮影ビデオで8月下旬の建設の進捗状況をチェックできる。またApple本社の全景もよくわかる。

レイアウト

メイン・ホールは半地下で4階分を占め、広大な階段が2箇所に設けられている。収容人員は1000人とされる。

革張座席

去る3月にMercuryNewsが報じたところによれば、1000座席はすべて革張りで価格は1座席あたり1万4000ドルしたという(写真はもちろんスティーブ・ジョブズ・シアターで用いられる本物ではない)。

建設中のシアター

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上のスライドショーの写真はMacMagazineに掲載されたもの。建設中のシアターの内部。

エレベーター

Bloombergの記事によれば、エレベーターは昇降にともなって回転するという。つまり利用者はある方向からエレベーターに乗り、同じドアから別の方角に向かって降りることができる(もちろんこの画像も本物ではない)。

デモ・スペース

これもBloombergだが、 プレスが実機を手に取ることができるよう、デモ・スペースへの壁は移動式で開放されるという(お気づきかと思うが、この写真も本物は入手できなかった)。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Tinder、Goldが功を奏し米App Storeのトップセールスカテゴリで1位を獲得

Tinderが初めて米App Storeのトップセールスカテゴリで1位にランクインした。

App Storeでのトップ獲得は、スワイプしなくても誰がいいねしたかわかる機能を備えたTinder Goldの世界的リリースが関係していると思われる。

Tinderのマネタイズに対する試みは、2015年のTinder Plusローンチから始まった。Tinder Plusでは誤って左にスワイプした場合に「Rewind(巻き戻し)」ができ、「パスポート」機能を使えば現在の位置から離れた場所も検索に含めることができる。

Tinderはフィードに広告を掲載するなど、新たな収益モデルを追加した。Tinder Plusには、Super LikeTinder Boostなどの有料会員限定の機能がいくつかある。Super Likeを使うと自分のプロフィールに青い大きな星がつき、スワイプする前の相手に対して、あなたがその人を本当に気に入っていることを知らせることができる。一方、Tinder Boostは他のユーザーをスキップして、相手のフィードの最初に自分のプロフィールを表示できる。

ここ1カ月Tinder Goldは一部地域で試験運用をしていたが、8月29日火曜日、同社はTidner Goldを全世界に向けてリリースした。そして水曜日、TinderはApp Storeのトップセールスカテゴリで首位を獲得した。

 

[ 今日、Tinderは世界一収益を上げているアプリになった ー ほら、サブスクリプションはいつか来ると言っただろう ]

App Annieによると、動画や音楽ストリーミングアプリなどと一緒に、デーティングアプリは昨日(現地時間8/31)最も収益を上げたiOSアプリトップ15の3分の1を占めた。また、Tinderは1日あたりの収益において、2017年の全期間iOSアプリのトップ15に入っており、7月と8月にはトップ10に入り込んだ。

 

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(翻訳:Keitaro Imoto / Twitter / Facebook

ザッカーバーグ夫妻に2人目のベビー誕生――次女の名前はAugustちゃん

マーク・ザッカーバーグとプリシラ・チャン夫妻に2人目の娘が誕生した。名前はAugustだ。そういう質問が出ると思うが、8月に生まれたからAugustと名付けられたのかどうかは不明だ(そんな単純なことではないと思うが)。

Facebookのファウンダー、CEOであるザックは当然ながらうれしいニュースをFacebookで写真と共に発表した。

以下がその記事だ。〔記事に添付された次女、Augutst宛の公開状はFacebook上で読める。〕

プリシラと私は次女、Augustが生まれたことでとても幸せです! 私たちはAugust宛にどんな世界へと育って欲しいと願っているか手紙を書きました。彼女があまり速く成長して大人になってしまわないことも願っています。

ザッカーバーグ夫妻の最初の赤ちゃん、Maxは2015年12月に誕生し、夫妻はFacebookの株式持ち分の99%を「人類の進歩と次世代の子どもたちの平等の増進のために」役立てることを約束した。 その時点でザッカーバーグのFacebook株式は450億ドルの価値があると推定された。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

まもなく始まる全米日食ショー。NASAによるライブストリーミングはこちらから!

まもなく、アメリカではほぼ100年ぶりとなる皆既日食を観測することができる。日食のおこるしばらく前から、大勢を巻き込む大騒ぎとなっている。

ただ、残念なことに皆既日食が見られるのは、オレゴン州からサウスカロライナ州まで、幅70マイルほどの区間に限られる。その他の地域では部分日食を観測することになる(もちろんそれもまた感動的なショーになるはずだ)。

もちろん日食なんてまったく見られない地域の人もいるだろう。平日でもあることで、デスクに縛り付けられている人も多いはずだ。しかし、そうした人々にも「手段」がある。

今回の日食、NASAが完全ライブストリーミングを行うのだ。開始時刻は11:45AM ET(日本時間0時45分)で、4:15PM ET(日本時間5時15分)までのライブストリーミングを予定している。本稿の英語版ページには、ライブストリーミングが開始され次第、そのストリーミング配信を埋め込んでお届けする予定だ。

NASAのウェブサイトには次のような記事が掲載されている。

地球物理学者による、太陽−地球の位置関係が起こす不思議についての解説を聞くことができます。ラント社(Lunt Solar Systems)が、Hαフィルタ、カルシウムK線フィルタ、white-lightソーラーフィルタを通した3種類の高解像度で美しい日食画像を提供します。さらにSaluki Stadiumからの観測気球からの映像もストリーミングされることになっており、市民科学者となるためのさまざまな知識を学ぶことができるようになっています。さらに得られた知識について、ソーシャルメディア上で多くのエキスパートと意見を交わすこともできるでしょう。つまり、日食を生で見られない人も残念がる必要はないのです。NASA EDGEを通じて、世界中のあらゆる場所が世界最高の観測スポットとなるのです。

ちなみに、生で日食を体験する人にお伝えしておきたい。よくご存知のこととは思うが、たとえ1秒でも、あるいは日食の最中ではあっても、太陽を直接見つめないようにしてほしい。どうしても直接に見たいという人は、ライブストリーミングの映像を見ることにしてほしい。

ライブストリーミングはUStreamYouTubeおよびFacebookなどで行われる。もちろんTwitterでも見ることができる。

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(翻訳:Maeda, H

史上最多の「いいね!」がついたツイートが、世界の現状をものがたる

先週末バージニア州シャーロッツビルで起きた出来事は、インターネットのいたるところで大きな反響を呼んだ。中でも、一人のTwitterユーザー、バラク・オバマ前大統領のツイートには、何百万もの人々が共鳴した。

昨夜(米国時間8/15)のオバマ氏のツイートには、本稿執筆時点で300万を超える「いいね!」が付き、史上最も多く「いいね!」されたツイートになった。

[肌の色や生い立ちや宗教を理由に、生まれつき誰かを憎む人はいない]

悲しいかな、この良識あるツイートは、オルタナ右翼を支持する驚くほど多くの人々 ―― 現大統領ドナルド・トランプ氏もその一人 ―― の考えに真っ向から反対するものだった。

しかし、おそらくもっと興味深いのは、Twitterがわれわれに与えてくれる世界を見渡すレンズだ。2014年、同サイトで最も多くのいいね!が付いたツイートは、エレン・デジェネレスがオスカー授賞式で撮ったセルフィーだった。

[ブラッドリー[クーパー]の腕がもう少し長ければ、最高だったのに]

次点はジャスティン・ビーバーの…これだった:

[誰が何と言おうと君たちは素晴らしい>> 神は共にいる、強くなろう>> ビリーバーたちがぼくの人生を変えた。これからも感謝し続けるだろう]

そして今年2番目にいいね!の多かったツイートは、マンチェスター爆破事件に対するアリアナ・グランデの発言だった。

[傷ついています。心の底から、本当に残念です。言葉がありません]

それでも、まったく希望がないわけではない。チキンナゲットが大好き#NuggsForCarterな青年の打ち立てた342万リツイートの記録は今も破られていない。しかし正直なところ、これもあまり慰めにはならない。

今年いちばんいいね!されたツイートが、テロリズムと外国人差別に対する反応であり、しかも誰もが生まれながらに知っているべきこと ―― 人はみな平等に創られている -- を言ったものだというのは、なんとも憂鬱だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アルコール飲料デリバリーのMinibar、500万ドルを調達


ワイン、ビール、ウィスキーなどのマーケットプレイス、Minibar Deliveryは、本日(米国時間8/15)500万ドルの資金調達を終えたと発表した。リードしたのはCorigin Venturesで、ほかにFemale Founders Fund、Winklevoss Capital、LanuchCapital、およびRiverPark Venturesが参加した。

Minibar Deliveryの開業は2013年で、酒店やEコマース店舗や個人がクリック一つでアルコール類を購入できるサイトだ。それ以来同社は米国内37地域に市場を拡大し、新たな市場へのテスト出荷を開始した。

配送サービスは、37の地域以外のMinibarユーザーがサイトで注文すれば、商品を郵送するものだ。

酒店は在庫と価格のバックエンド管理が可能で、ユーザーは酒の種類、ブランド、地域内の店舗を選んで購入できる。受注した酒店は、商品の発注、受け取り、梱包、発送を行う。

Minibar Deliveryの共同ファウンダー、Lindsey Andrewsによると、配送品の大部分はワインだという。このため同社は全国のワイン農場と提携して各ワイナリー商品の配送を引き受け、ユーザーに幅いろい種類のワインを提供している。

「われわれは急成長しているが、ほとんどの人はMinibarのことを知らない」とAndrewsは言う。「ワインやウィスキーやビールがEコマースに移行していることを消費者に知らせることが課題のひとつだ」。

この分野の競争は激しく、PostmatesAmazonを始めとする大手も積極的にアルコール販売に注力している。

それでもMinbarは、500万ドルの資金を武器にライバルと戦う準備が整った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

DJI Sparkが180°セルフィー撮影をサポート――ソフトのアップデートで機能追加

手のひらサイズのドローン、DJI Sparkのソフトウェアがアップデートされた。オーナーには朗報だ。

今回のアップデートでパノラマ・セルフィー写真が撮れるようになった。Sparkは被写体の周囲を飛びながら12メガピクセルのカメラで21枚の写真を撮影し、一枚の180°パノラマ写真に合成する。小さなサイズのわりに解像度は3968×2976ピクセルもある。

DJI Sparkは撮影の開始、停止をジェスチャーでコントロールできるようになった。ユーザーは片手を体の横に出して約45度の角度で上に上げればよい〔友達に挨拶するようなジェスチャー。下の画像参照〕。これまでユーザーはビデオの開始、停止をスマートフォンからしかコントロールできなかった。

さらにこれも小さくない改良だが、DJIはQuickShotソフトにも改良を加え、撮影の際の円運動ないし渦巻き運動の飛行方向を変えられるようになった。またDronieモードでの飛行高度がアップし、Rocketモードでのピッチングもスムーズになった。

われわれが6月初旬にSparkをレビューしたときに感じたいちばん大きな不満はドローンの操縦のコツを飲み込むのに思ったより時間がかかることだった。QuickShotにジェスチャー・モードが採用されたことでだいぶ取扱が楽になりそうだ。

すでにSparkを所有している場合、ドローンとリモコンのファームウェアを最新のものに更新することができる。DJI GO 4モバイル・アプリのアップデートもお忘れなく。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

2億DAUのGiphy、スポンサードコンテンツ導入を検討中との噂

そろそろ、といったところか。

設立から4年が経ったGIF検索サービスのGiphyが、ついにマネタイズにとりかかろうとしている。

関係者によれば、Giphyはメッセージアプリ内でのスポンサードGIFのテストを近々始めるとのこと。つまり、今後メッセージアプリ内でGIFを検索したユーザーは、スポンサー付きのGIFを目にするようになるかもしれない。

ある程度のユースケースは容易に想像できる。例えば、「月曜」や「朝」といった単語が入力されたらスターバックスのGIFが表示される、といった具合だろう。その一方で、特に映画やテレビ番組(そもそもGiphyのコンテンツの大部分は映画やテレビ番組の切れ端だ)をはじめとするブランドが、既存のコンテンツを使ったGIFを配信するという可能性もある。

仕組み自体はGoogleの検索広告と大差ない。Googleで「Walmart」と検索すれば、恐らくWalmartやTargetの広告が表示されるだろう。

しかしGiphyが一般の検索サービスと違うのは、主な検索ワードがブランド名ではなく、動作やリアクション、感情に関連した言葉だという点だ。つまり、スポンサードGIFが導入されれば、「Wooo(やったー)」という検索ワードに対して、ショットグラスにJose Cuervo(テキーラ)を注ぐGIFが表示されたり、「Cheers(乾杯)」という言葉に、バドワイザーのボトルを打ち付け合うGIFが返ってきたりするかもしれないのだ(ここでNetflixが「Chill(ゆっくりする)」で広告を打たなければガッカリだ)。

また、Giphyのスポンサードコンテンツは、Snapchatのスポンサードフィルターのような形で機能することになるだろう。例え企業が裏についたコンテンツだとしても、友人から送られてきたということでユーザーがコンテンツを目にする確率は上がるため、ブランドは消費者にリーチしやすくなる。

先述の関係者によれば、GiphyのDAU(日間アクティブユーザー数)はAPI経由とウェブサイトを合わせて2億人に達し、Giphyが管理しているサービスとウェブサイトを合わせたMAU(月間アクティブユーザー数)は2億5000万人におよぶという。つまり、ほとんどのユーザーが毎日Giphyを利用しているのだ。

スポンサードコンテンツの配信がいつ頃始まるかについてはわかっておらず、Giphyもコメントを控えている。しかしGiphy COOのAdam Leibsohnは、同社がユーザー数を伸ばす段階から広告商品を開発する段階に移行したと語った(その広告がどのようなものになるかについては明かされなかったが)。

「GIPHY Studios経由で、すでにパートナー企業とは1年以上コンテンツ制作で協力してきました」とLeibsohnは語る。「その経験から、広告商品をどんなものにするべきかという方向性が決まってきました」

どんな企業が最初に広告をテストすることになりそうか尋ねたところ、「コンテンツやエンターテイメント、テクノロジー、広告の分野では、既に世界的に有名なブランドと一緒に仕事をしています」とLeibsohnは語った。「広告をローンチするとなると、既存のパートナーをビジネス相手として考えるのが自然な流れでしょうね」

テストに関しては、どのプラットフォームが実験台になるのかまだハッキリしない。さらに、自社のウェブサイトやアプリ以外のプラットフォーム上でスポンサードコンテンツを配信するとなった場合、ビジネスモデルはどうなるのだろうか。

Slack、iMessage、Facebook Messenger、Twitterといったサービスは全てGiphyにとっては大口のプラットフォームだが、初期テストには少し規模が大きすぎるかもしれない。ここで忘れてはいけないのが、Giphyは何がうまくいくのか試すためにスタンドアローンアプリを次々にリリースするような企業だということだ。

戦略的に言えば、スポンサードコンテンツの実験台にぴったりなのはTinderだと個人的には考えている。既にTinderにはGiphyが統合されており、ユーザーはかなり頻繁にGIFを使っている。実際に昨年の人気トップ25に入ったGIFの中には、Tinderユーザーのおかげでランクインしたものがあった。

このようにTinderとGiphyの相性は(エンゲージメントの観点から)抜群な上、TinderでのデビューはTwitterのようにパブリックなプラットフォームに比べればリスクが低く、仕事で使われることの多いSlackほどの不確実性ややりにくさもない。

本件についてTinderにコメントを求めたが、今のところ返答はない。

スポンサードコンテンツの他にも収益化のポイントはいくつも思いつく。まず彼らにはウェブサイトへの膨大なトラフィックがある。実際のところ、訪問者の50%以上はコンテンツを閲覧する目的でウェブサイトを訪れているとGiphyは語る。

つまり彼らは、検索ワードを使ったネイティブ広告をウェブサイト上でも販売できるのだ。

さらに現在Giphyは、アカデミー賞やゴールデングローブ賞といった大型イベントに合わせてライブGIFを公開している。今のところGiphyのチームは無料でライブGIFを制作しているが、これから各イベントとパートナーシップを結ぶというのは十分ありえる。『フルハウス』や『となりのサインフェルド』といった往年の名作を使って、大手テレビ・ケーブルテレビ局向けにGIFを作るというアイディアには触れるまでもないだろう。

P2Pのネイティブコンテンツが未来の広告の大部分を占めるようになると考えている人はたくさんいるが、実際にはそれがどのような仕組みになるのかというのは未だよくわかっていない。しかしGiphyは比較的短期間のうちに、iMessage上であれ、Twitter、Tinder、Slack上であれ、私たちのコミュニケーションの欠かせない一部となった。

なおGiphyは2016年10月に7200万ドルを調達しており、これまでの累計調達額は1億5000万ドル、評価額は6億ドルにのぼると言われている。

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(翻訳:Atsushi Yukutake

キッチンの電熱器具をスマート化するWallflowerは、火事の発生を未然に防ぐ

消防署にかかってくる家庭の火事の通報は、86秒に一回だそうだ。そして火元は、キッチンが多い。

Wallflowerは、キッチンの電熱器具の電源コンセントに挿入する警報装置だ(上図)。実際に過熱や発火が生じる前に、リスクを知らせる。

電熱器具のスイッチをonにしたまま留守にすると、Wallflowerがユーザーのスマホに通知を送る。実はWallflowerはユーザーの料理の習慣を学び、いつもより長くonになっていると通知するのだ。

今のところWallflowerがチェックするのは電熱器具だけだが、今、ガス用も開発中だ。

キッチン用の火災警報機は今300ドルから600ドルぐらいする。最初からインターネット機能のついたヒーターなどは1500ドルもする。Wallflowerは169ドルで、今日にでも発送してくれる。

Wallflowerは、今ますます増えつつあるスマートホームデバイスの仲間だ。そのカテゴリーは安全と警備。煙検知装置は、Nest Protectをはじめとして、すでにいろいろ商品化されている。しかしWallflowerは、実際に煙などが出る前の予防的装置だ。しかも、器具本体と電源の間に物理的に介入して状況をチェックする。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

レストラン専門の管理を伴うWebサイトビルダーBentoBoxが早くもシリーズAで$4.8Mを調達

レストランのオーナーはやるべきことが多くて、そのためにいろんなスキルを持ち合わせている。でも、Webサイトを作るスキルは、ちょっと無理だろう。

そこでBentoBoxがお助けに登場する。

出だし好調(2013創業)の同社はこのほど、Bullpen CapitalがリードするシリーズAのラウンドで480万ドルを調達した。このラウンドに、Launch Capital, SeamlessのファウンダーJason FingerとPaul Appelbaum, RiverPark Ventures, InvisionのCEO Clark Valbergらと、シードのときの投資家たちが参加した。

BentoBoxはレストランのオーナーに、Webサイトの自由にカスタマイズできるテンプレートを提供する。完成後のWebサイトの、メニューのアップデートや、OpenTableなどを統合して行う予約処理、ケータリングの受注や手配、などの付随的な業務も簡単にできる。モバイルにも対応し、ある程度のSEO、そしてギフトカードの統合もできる(デジタル/物理カードの両方)。イベントのチケットを売ったり、預り金や契約の処理もできる。

Webサイトビルダーは大手のWixやSquareSpaceをはじめいろいろあるが、BentoBoxの売りはレストラン側がWebサイト管理者を置かなくてもよいことだ。CMS作業はすべてコードを書かずに行えるので、Webサイトのアップデートや新機能の追加などが簡単にできる。またカスタマイズも楽なので、機能やページが増えた場合のデザインの統一なども、容易だ。

これまでBentoBoxは世界中に1200あまりのユーザーを抱え、それらのレストランの各種トランザクション(予約など)を100万件以上処理した。

同社の提供機能が新たに増えると、それらもまた個々に有料の機能になるが、でもファウンダーでCEOのKrystle Mobayeniによると、レストラン1軒あたりの月額利用料は100ドルから500ドルまでぐらいだ。

今度の新たな資金は、マーケティングと営業の拡大に充てられる。また、同社だけでなく、顧客のレストランのための新しいマーケティングツールも開発していきたい、という。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

このFlyTrexのドローンはビールを運ぶ

商品がドローンで届けられる未来はそう遠くない。

Amazonを始めとする巨人たちがドローン配達に取り組む中、規制のハードルを越えることができれば、ライバルたちも市場に参入するだろう。

そこでFlyTrexの登場だ。

本誌はテルアビブにある同社を訪問した。企業が自社製品をドローンで配達するために必要なハードウェアからソフトウェアまで提供するオールインワンの会社だ。

FlyTrex Muleは、小型冷蔵庫くらいの大きさのオクトコプター(8軸ドローン)で、最大2.7 kgの荷物を積載できる。これはChipotleのブリトー4本分に相当する。時速約72 kmで約22 kmを飛ぶことができる。

つまり、SeamlessやPostmatesに食料品を配達してもらうやり方は今後数年で全く違う体験になる。食料品だけではない。CEO・共同ファウンダーのYariv Bashは、Amazonが配達する荷物の大部分(80%以上)は2.7 kg以下だと言っている。

できるだけ効率を高めるために、FlyTrexはドローンを着陸させず、ケーブルに結び付けたバッグに入れて商品を届ける。目的地 ―― FlyTrexの配達先は個人の住宅 ―― に着くと、ドローンはケーブルを使って荷物を降ろす。荷物は自動的にケーブルから外れる。

ドローンが去った後にはビールの4本パックが残される(私の場合)。

FlyTrexは離陸と距離ベースで企業から料金を取る。企業はFlyTrex APIを通じてドローンによる配達を管理できる。

FlyTrexはプロジェクトの詳細を公表していないが、来年のうちに未発表の「都市環境」で荷物の配達を始めるべく、郵便事業者と交渉を進めている。

私たちは、未来を生きている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

次のiPhoneの顔認識機能はAppleのこのパテントに書かれているかもしれない

テクノロジーの大きな問題は、ノスタルジアと無縁であることだ。Nintendoや、もしかしてFujifilmを除けば、かつての快適な製品や機能にこだわる企業はめったにない。そして、それは当然だ!

たとえばApple。私は今でも、自分のiPhoneに正しいヘッドフォンジャックがないことが苦痛だ。ドングルはすぐなくすから、いらつくし、Touch IDのような新しい機能がiPhoneのセキュリティやユーザー体験の抜本的な改良ではないことを、忘れてあげるのはとても難しい。

しかし、栄枯盛衰は世の常である。ヘッドフォンジャックに次いで今度消されるのはTouch IDかもしれない。

今週初めのBloombergの記事によると、AppleはiPhoneに強力な3Dカメラを載せて顔認識機能を実装するらしい。そしてそうなると、Touch IDは要らなくなる、と。

数日前にKGIのアナリストMing-Chi Kuoが、次のiPhoneは全面ディスプレイのデザインになり、顔認識を使う、と書いていた。

これら最新の噂の前には、Touch ID用センサーはスクリーンの下に置かれる、という説もあった。

でもBloomberg/KGIの最新の記事を前提にすると、Appleの新しい特許が気になる存在だ。

そのパテントは、コンピューティングデバイスがスリープモードの間に、ユーザーをカメラで認識する方法を記述している。消費電力はそのとき最小だが、ユーザーがそのコンピューティングデバイスに近づくと自動的に覚醒する。

そのシステムは三つのパラメータ(肌の色、顔、動き)を使って、これからユーザーがデバイスを使おうとしているのか、そのユーザーは本当のユーザーか、を見分けようとする。すべてのパラメータが合えば、デバイスは覚醒してあなたを歓迎する。

この特許文書に使われている画像は、存在認識システムを使っているデスクトップコンピューターだ。iPhoneやiPadのようなモバイルデバイスは静止していないことが多いから、デスクトップ機の方が画像認識の仕事がやりやすいに決まっている。しかし、かといって、この顔認識/存在認識システムがモバイルデバイスでは使われないとは、どこにも書かれていない。

ただしAppleのパテントでよくあるのは、その技術が実際の製品ではまったく使われないことだ。でも、iPhoneの顔認識の噂を聞いた以上は、このパテントがどうしても気になってしまうのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Instagramはユーザーのフィルター設定を保存させるべきだ

世界がInstagramのSnapchatライクな位置情報共有機能を待っている間に、それよりずっと簡単でわかりやすい機能について考えてみる価値があるだろう:ユーザーのフィルター設定だ。

Instagramでは、お気に入りのフィルターをリストの先頭に並べ、あまり使わないものを後ろに回せるようになった。しかし、Instagramのスタイルはユーザーごとに異なり、一つのフィルターだけでそれを表現することはできない。そして、まったく同じ設定をほぼ全部の写真に適用するために、ユーザーは多大なエネルギーを消費させられている。

私は多くの場合、同じタイプの写真には、同じエフェクトやフィルターを使っている。自撮りなら6割方はNashvilleを使う。風景なら、もっと活気のある例えばLofiかX-Pro IIなどだ。さらに私は、Instagramのほとんどの写真に独自のカラートーンやフォトエフェクト(vignette、saturation等)を加えている。

好みのエフェクトやカラートーン、フィルター、レベルなどを組み合わせた自分専用のフィルターが作れたらどうだろうか。独自に作ったフィルターを友達と共有することもできるだろう。これはユーザーにとって便利な機能になるだけでなく、Instagramにとっても新たな収益モデルにもなる。

プロのフォトグラファーやトップレベルのInstagrammerは、すべての写真にまったく同じPhotoshopエフェクトを使用することが多い。そうすることでユニークな特徴が生まれ、個性的でファンにわかりやすい写真になる。

多くのInstagram著名人が使っているVSCOは、プリセットされたユーザーフィルターをすでに提供しているが、インターフェースがわかりにくい。Instagrammerのビッグネームであれ平均的ユーザーであれ、個人の好みにあわせてアプリをカスタマイズできるようにすることは、Instagramにとってもメリットでしかないはずだ。

加えて、 Cubbygrahamなどのプロ写真家は、こうしたフィルターをアプリ内課金で販売することで、自分たちとInstagramの収益モデルを構築できるかもしれない。

もちろんこれはSnapchatの完全コピーではないので、現実離れした望みなのかもしれない。それでも夢は持っていたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

B-Shoesは、高齢者の転倒を未然に防ぐ靴

米国では毎秒ひとり以上の高齢者が転倒して、年間2万7000人以上が亡くなっていると、CDC[疾病対策センター]は報告している。

しかし、イスラエルの都市ハイファのある企業が、転ぶことそのものを防ぐ方法に取り組んでいる。

B-Shoe Technologiesがプロトタイプを開発中の靴は、一歩踏み出すごとにバランスの乱れを検知して、ミニランニングマシンのようなシステムを使って自動的にバランスを取り戻す。

この靴は、圧力センサー、マイクロプロセッサー、移動検知器にソフトウェアを組み合わせて、履いている人が滑ったことを検知するとローラーを前後に動かして転倒を未然に防ぐ。

B-Shoe Technologiesは、現プロトタイプはごく初期段階にあり、デザインの無駄を省いて2年以内に量産する計画だと話している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

【ビデオ】今年のE3に来た人はモバイルゲームをどう思っているのか

スマートフォンはゲーム産業を劇的に変えた。私たちのポケットにあるコンピューターが進歩すると、モバイルのゲーム体験の満足感も大きくなるのだ。

Nintendoなどの企業は、ポータブルとデスクトップやゲーム専用機のゲームの、区別をなくそうとしている。Switchが、その試みの例だ。しかし同時に、そのほかの大手ゲーム企業は、モバイルのコンテンツをゲーム機やデスクトップ持ち込むことを、あきらめてしまった。

スマートフォンとタブレットは、カジュアルゲームの優勢が続いている。しかし相当な集中力を要するモバイルゲームが大きな社会現象にまでなったにも関わらず(Pokémon Goさん、あんたのことよ)、モバイル上のゲーム体験がゲーム専用機並になると想像するのは、困難だ。

今年のE3に来た人たちに、各人が思うモバイルゲームの未来の姿を尋ねてみた。“モバイルゲーム”という言葉を聞いただけで、肩をすくめる人もいたけどね。



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

【ビデオ】根っからのゲーマーたちはVRを本当はどう思っているのか?

VRの未来への可能性は、とてつもなく大きい。教育、エンターテイメント、ビジネス、そしてソーシャルと、あらゆる分野で多様なユースケースが育つだろう。

でも、新しい技術の常として、VRもゲートウェイドラッグが必要だ。そしてこれまでは、普及の入り口となるユースケースはゲームだった。Sonyは、ひとにぎりのゲームでもって、PlayStation VRを推している。一部は既存のゲーム、そのほかは新作だ。NintendoもVRを推すためにMario KartをVR化している。一方Microsoftは、今年のE3でVR関連の発表をまったくしなかった

でも、ゲームのコミュニティはどうだろう? デベロッパーやストリーマーや実際にVRを作っている人たちは、VRを本当はどう思っているのか?



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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Airbnb、チェックイン手順の説明機能を提供

Airbnbは今日(米国時間6/8)、チェックインが客にとってもホストにとっても簡単になる新しい機能を公開した。

これまでAnrbnbの掲載物件にチェックインすることは、Airbnbユーザーの作業フローの中でもっとも面倒で間違いやすい部分だった。ホストは、自分の掲載ページにあるチェックイン手順の場所を客に教えるか、キーの受け取り方やビルディングや部屋に入る方法、その他チェックインに役立つ情報を送っていた。Airbnbによると、Airbnbnメッセージで写真を使う主な目的の一つがチェックインだという。

客ごとに重複したメッセージを送る無駄を省くために、ホストたちはわかりやすい説明を書いたPDF等を客に送るようになった。

そこで、Airbnbがようやく救いの手を差しのべた。今日同社はアプリおよびウェブの中に、順を追って手順を説明するチェックインフローを組み込めるようにした。この機能を利用する全ホストの物件ページに表示される。さらにAirbnbは、同じ手順書を客が止まる三日前にメールする。

これでホストは汎用のチェックイン手順書を自動的に客に送れるようになり、以前のようなコピー&ペーストやメッセージの往復が必要なくなる。

小さなアップデートだが、頻繁にこのサービスを利用するホストにとっては大きな違いになるはずだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

工場のためのアプリプラットフォームTulipが1300万ドルを調達


大規模なOEMの工場内ではロボットと自動化の時代が始まっているが、こうした工場の中で働く実際の人間たちは、ほとんどテクノロジーから忘れられて来た。しかし、工場エンジニア、オペレーター、そしてマネージャーたちのためのソフトウェアプラットフォームのTulipが、すべてを変えようとしている。

その目的を達成するために、TulipはNEAの主導したシリーズAで1300万ドルを調達した。ラウンドにはPitango Venture Capitalやその他の既存投資家たちも名を連ねている。また契約の一部として、NEAパートナーのDayna Graysonが、同社の取締役会に加わる予定だ。

ロボットやオートメーションの登場によってメーカーが製品を作る方法が変わったとしても、こうした工場で働く人たちが、工場内プロセスを詳細化したりデバッグしたりするために使っているのは、原始的なツールである場合が多い。例えばクリップボードやストップウォッチ、そしてExcelのスプレッドシートなども使われているが、こうしたものはリアルタイムとは言い難く、洞察を自動的に引き出すこともなく、単に手動で貴重なデータを集めているだけだ。

そこがTulipの狙う場所だ。

Tulipは、プロトコルに関係なく、センサー、カメラ、およびその他のIoTハードウェアたちが、中心的なバックエンドシステムの中で相互に通信できるようにするソフトウェアプラットフォームを提供する。このタイプのソフトウェアに慣れていない人びと(工場のオペレータやエンジニアたちなど)は、様々な”If/Then”(もし〜ならば〜する)部品を、プラグアンドプレイすることができる。こうすることで工場フロア内の問題になっているエリアに関する鳥瞰イメージを得て、課題を素早く修正することが可能になる。

Tulipを通じて、メーカーはインタラクティブな作業指示、自動データ収集、品質管理、監査、マシン監視、トレーニングを実装することができる。

たとえば、Tulipを使えば、フロアマネージャーたちは、フロアを見回りつつオペレーターやエンジニアたちの肩越しに覗き込むことなしに、データ収集と洞察に集中することができる。特定のワークベンチや特定のツールに取り付けられたセンサーや、組立ライン上のカメラが、全体プロセスの中で何が起きているかを自動的に検知することが可能だ。このことによりマネージャーたちは、手作業によるデータ収集/入力なしに、プロセスを洗練する作業が助けられる。

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CEO兼創業者のNatan Linder(MITでのインターフェイスの研究からスピンアウトしてTulipを構築した)はこう語る「私たちはこうしたオペレーター、エンジニア、マネージャーたちが、情報に基づく合理的な動きをすることができるようにしているのです」。「そして更には、Tulipはリーダーボード(順位表)の仕組みを使って、従業員たちが自分のパフォーマンスについて動的に知ることができるようにしています、このことが仕事を一種のゲームに変えるのです」。

Tulipによれば、グローバルメーカーのJabilに於ける最初の4週間の導入実績値で、生産性は10%以上上がり、手動の組み立て作業による品質問題は60%減少したとのことだ(なおこの分析はDeloitteによって行われたものである)。

同社は完全な価格表を公開していないが、作業台単位のSaaSモデルで顧客に課金する。

Tulipは、新しい調達資金を利用して、プロダクト、デザイン、そして研究チームを成長させ、顧客サポートを強化する予定だ。

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(翻訳:Sako)

Apple、10.5インチのiPad Proを発表

Appleはつい先ほど新しいiPad Proを発表した。

新しいiPad Proは画面サイズが10.5インチになったが、本体の大きさは以前の9.7インチモデルとほぼ同じだ。これはAppleがベゼルをかなり細く削ったことを意味している。

画面が20%大きくなりベゼルがずっと細くなった新しいタブレットの重さは約1ポンドほどだ[日本語版注:Wi-Fiモデルが469 g]。

ご存知の通り、Appleは3月にiPadの異例な改訂を行い、実質的に処理能力を上げて価格を下げた。

この大画面によって画面キーボードはフルサイズになり、さらにAppleは外部キーボードも提供する。

iPad Proは旧9.7インチモデルの改訂に加えて、13インチモデルは輝度600 nitのTrue Toneディスプレイを搭載し、HDRビデオを扱えるようになった。さらにAppleはリフレッシュレートを120 Hzに上げ、アニメーションのフレームを事実上倍増しスクロールは非常にスムーズになった。

それでも、Appleは見る内容に合わせてリフレッシュレートを自動的に調整することで、バッテリー寿命を維持している。例えば、フレームレートの高い映画を見ている時のリフレッシュレートは最大の120 Hzになっている可能性が高い。静止画を見ている時は、ずっと低いリフレッシュレートに落ちる。

その結果Apple Pencisの遅延時間も改善され、20 msまで縮まった。

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新iPad ProのCPUは6コアA10xで、A9xより30%高速になった。またiPad Proのベースモデルのストレージ容量は2倍の64GBになった。

バッテリー寿命は約10時間と変わらず、カメラも前の世代と同じく背面が12メガピクセル、前面が7メガピクセル。

新しい10.5インチiPad Proの価格は649ドル[6万9800円]から、12.9インチモデルは799ドル[8万6800円]からで、来週発売が開始される。

ソフトウェアについて。iPad Proにドックが導入され、アプリの切り替え方式も変更されて同時に見えるアプリの数が増えた。さらにはiPad でドラッグアンドドロップができるようになった。

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[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook