瞑想とマインドフルネスのアプリは新型コロナ禍で急成長中

新型コロナウイルスのパンデミックによって、メンタルヘルス、特に不安や不眠に対処する瞑想に重点を置いたアプリのダウンロード数が急増している。アプリストアの調査会社であるSensor Tower(センサー・タワー)の最新の報告によると、英語をベースとする世界で最も人気の高いメンタルウェルネスアプリの上位10作は、2020年4月の合計ダウンロード数が同年1月も200万件増加し、その月の合計ダウンロード数は1000万件近くに達したという。

チャートは市場のリーダーで埋め尽くされている。人気第1位のCalm(カーム)の4月のダウンロード数は390万件。続いてHeadspace(ヘッドスペース)が150万件。それをMeditopia(メディトピア)が140万件で追っている。新規ダウンロード数はCalmが最も多かったが、全体で91万1000件を超える4月のダウンロード数は、1月から31%の伸びを示している。他にも、Relax: Master Your Destiny(リラックス:マスタ−・ユア・デスティニー)は年初から218%伸び、4月には39万1000件のダウンロードがあった。

さらにトップ10のアプリのうち8つが、1月と比較して4月にインストール数を増やしている。また「ほとんどのアプリで、3月から4月の前月比で新規ダウンロード数が増えている」とSensor Towerは伝えている。

2020年4月、ダウンロード数順の英語ベースのメンタルウェルネスアプリ。左から、世界全体、米国内、英国内

新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行によって、モバイル瞑想アプリへの関心の高まりを詳細に報告したものは、これが初めてではない。市場分析企業のApp Annie(アップ・アニー)は、2020年3月29日の週のマインドフルネス・アプリのダウンロード数が75万件に達し(ワシントンポスト記事)、1月と2月の週平均を25%上回ったことを早々に伝えていた。

どのアプリも、このパンデミックの最中にそれぞれ異なるアプローチで事業を拡大してきた。その中のひとつであるHeadspaceは、最前線で働く医療従事者と警察や消防などの初動要員が無料で利用できるようにした最初のアプリだ。その後、無料入会の対象は失業者にも拡大され、さらにニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事の協力により、ニューヨークに住む人には、大量の無料コンテンツが提供された。

Breethe(ブリーズ)やSimple Habit(シンプル・ハビット)などのその他のアプリも、Headspaceに続いて医療従事者は利用料を無料とした。

この戦略は、新型コロナウイルスと最前線で戦う人たちを支援しつつ、アプリが好意的に報道がされるという短期的な成果を上げることができた。しかし同時に、アプリを提供する企業はパンデミックを、とりわけ医療従事者の苦労を利用してダウンロード数を伸ばしているといった、便乗商法的な印象も与える。もしそれらの企業が、ユーザーのストレスや不安を招いた新型コロナウイルスの影響を本気で心配するなら「すべての人たちに、すべてのサービス、特に新型コロナウイルスに由来するストレスや不安に対処するコンテンツを完全無料で提供する」というよりよい戦略もあったのではないか。

それに対して、Calmは別のアプローチを取った。無料リソースのページを新設したのだ。しかし、より多くのユーザーに無料アクセスを広げるためのパートナーシップ注力したことで、同時に売り上げを伸ばすこともできた。たとえば今月初め、健康保険関連の非営利団体Kaiser Permanente(カイザー・パーマネンテ)は、メンバーにCalmのプレミアムサブスクリプションを無料で提供すると発表した。保健システムとしては初だ。

できるだけ多く無料でサービスを提供する戦略を採らなかったCalmの判断は当初、メディアの注目を簡単に集めるチャンスを逃したかも知れない。しかしそれは、目の前の新型コロナウイルス危機が終息した後も継続可能な販売パートナーシップを数多く築くという、長期戦略をCalmにもたらしている。

Sensor Towerの報告書では、米国と英国の人気アプリの違いやその他のデータも詳細に示されている。

“新型コロナウイルス

画像クレジット:Sensor Tower

[原文へ]

(翻訳:金井哲夫)

Gmailに「クイック設定」導入へ、受信トレイのカスタマイズが簡単に

Google(グーグル)は、Gmailに「クイック設定」(Quick Settings)メニューを導入することを発表した。新機能はGmailの使用体験をアップさせるために、ユーザーがメールの分類、発見、テーマや設定をカスタマイズするのを助ける。

新設されたオプションには、テキストの表示間隔を変更したり、受信トレイのタイプを選択したり、受信トレイにテーマを設定したり、閲覧ペインやオプションを追加したりする機能が含まれる。大部分は新機能ではないが、現在は「設定」メニューの奥深くに埋まっており、広く知られておらず利用者が少なかった。

Gmailの新しい「クイック設定」でメニューを開くと受信トレイの右側にオプションをポップアップ表示させることができる。またオプションを選択すると受信トレイが即座に更新され、どのように変更されるのかをすぐに確認可能だ。変更を保存する前に各種の設定やテーマを試せる。

当初、表示されるテキストなどの表示間隔をカスタマイズする機能、受信トレイのサンプルから好みのレイアウトのタイプを選択する機能が提供される。例えば、パワーユーザーに好まれている優先トレイでは、Gmailのデフォルト設定であるタブ表示、あるいは「未読」「重要」など好みのタイプのメールを優先表示することを選択できる。

つまりユーザーは直接「クイック設定」から閲覧ペインを有効にしたり、受信トレイに伝統的なメールクライアントのスタイルを与えたり、カラフルなテーマを適用してメールの雰囲気を明るくするなどが可能だ。

「クイック設定」の新設は従来の設定メニューには影響を与えない。ユーザーは従来どおり「設定」から詳細なオプションを選べる。「クイック設定」メニューのトップの「すべての設定を表示」ボタンをクリックすると、従来の設定画面にアクセスできる。

同社はG Suiteのアップデート発表の中で「こうしたオプションが見つけやすくなり、リアルタイムで探索できるようになった。更新がすぐに受信トレイに反映され、設定の内容を正確に知ることができる。ユーザーが自分にとて最適なGmailの設定を簡単にできるようになるものと考えている」と書いている

「クイック設定」はすべてのG Suiteユーザーと、個人のGmailユーザーにデフォルトで提供される予定だ。「即時リリース」ドメインのG Suiteユーザーの場合、グーグルは2020年5月26日から順次リリースを開始しており、ロールアウトは15日以内に完了する。「計画的リリース」ドメインのユーザーに対しては2020年6月22日からロールアウトされる。個人ユーザーにこのアップデートが公開される時期は明らかでないが、さほど待つ必要はないだろう。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

Huluが数年ぶりにデザインを刷新、Netflixにより近づいたデザインに

Huluは米国時間5月20日より、ここ数年で最大規模のデザイン変更を展開し始めた。同社のデザインはより標準化された、いわばNetflix(ネットフリックス)のようなユーザーインターフェイスに一新される予定だ。コレクションはホーム画面内に縦方向に配置され、コレクション内のタイルはスクロール可能で、横並びに配置されている。しかし、同社はNetflixのクローンを目指したわけではない。Huluは編集画像を用いて選択した作品を強調表示するこれまで通りの機能に加え、さまざまなタイルサイズでおすすめのコンテンツ情報を伝える新たな機能を追加した。

Huluはまた「TV」、「映画」、「スポーツ」などのカテゴリーを画面の上部に移動させ、トップ部分のナビゲーションを簡素化。ユーザーが視聴したいコンテンツタイプが簡単に絞り込めるようになった。

ライブTVのローンチと共に実施された、同社にとって初となる2017年の大規模デザイン変更に続いて行われる今回のリニューアル。当時のアップデートはHuluを他のストリーミングサービスと差別化させるのに一役買ったが、ユーザーインターフェイスが複雑になりすぎるという問題も併発した。Huluの顧客フィードバックフォーラムには、インターフェースの操作が難しすぎてレイアウトがわかりにくいという苦情が多数寄せられた

今回の変更は、Huluのインターフェースに改善の余地があったことを十分に理解した上でのものだろう。また、Disney+(ディズニープラス)やESPN+(イーエスピーエヌ・プラス)など、ディズニーが所有するその他のサービス間を行き来するユーザーにとって操作が簡単になるようデザインされたものだと同社は述べている。

「約3年前に展開したデザインリニューアルはかなり大胆なものでした」と同社の製品管理ディレクター、Jason Wong(ジェイソン・ウォン)氏は言う。「人々がストリーミングにより慣れ親しむにつれ、スタンダードが形成されたのだと思います。これはディズニーファミリーのみに言えることではありません。大多数のユーザーが3つから5つの異なるサービスを使用していることが分かっており、これらのサービスの全てがリビングルームにあるデバイスにこの方向性を採用しています」。

ディズニーの他のストリーミングサービスとの統一性を高めるという考えはリニューアル計画の一部としてあったが、Huluによると全体的な再設計プランは1年半前から進んでいたと言う。1年半前と言うと、ディズニーがFoxを買収Huluの運用管理をするようになる前である。

今回再設計されたユーザーインターフェイスは、他のストリーミングサービスで使用されている方法とHulu独自の機能を組み合わせたものだ。

たとえば、コンテンツ整理には横にスクロールできる一般的に馴染み深いデザインを取り入れたが、以前と同じようにタイトルは印象的な映画風の画像とともに目立たせて表示し、タイトルデザイン、カラーサンプリング、大きなタイルにあしらわれたグラデーションデザインなどはそのまま維持している。ただし、新しいインターフェースでは、Huluのコンテンツのすべてがこの大きなテンプレートに組み込まれるわけではない(以下を参照)。

huluの新しいインターフェイス

代わりに、Huluのオリジナル作品や人気番組などの新しいコンテンツにユーザーを引き付けるために、大きなテンプレートが使用されている。現在視聴中の番組や「お気に入り」に入れたコンテンツなど、より身近なコンテンツは通常そのようには表示されない。

Huluの新ホーム画面を下にスクロールしていくと、コンテンツがさまざまなサイズのタイルに分割されていることが見て取れる。大きな冒頭のテンプレートに加え、ミディアムサイズやより小さな標準サイズのテンプレートなどが全体を通して現れる。このデザインによってユーザーを効果的に引きつけ、ユーザーは大量の作品のリストをむやみにさまようことなく、おすすめの作品などを簡単に見つけることができるようになる。

タイル状に並べられた作品

さらにHuluは、推奨エンジンを用いてコレクションとタイルの選択に役立てている。画面上のすべてのモジュールには編集キュレーションやアルゴリズム、またはその両方の組み合わせが使用されている。

ホーム画面の上部に「あなたにおすすめの映画」や「あなたにおすすめのTV」などのコレクションが全ユーザーに向けて表示されるが、下にスクロールするにつれ、提案されるコレクションは個人の興味に合わせてよりパーソナライズされたものになる。Netflixにある「〜をご覧になったあなたへ」ほどHuluのコレクションは細やかではないが、ユーザーが視聴しているコンテンツに基づいた提案ができるよう強化し続けている。

たとえばSF映画の一覧において、SF映画を頻繁に観るユーザーにはそのユーザーがすでに視聴したSF映画やマイナス評価をした映画がそこから取り除かれている場合がある。また、SF/ホラーのような見たことのないサブジャンルからもそれらを削除し、より頻繁に見ている別のサブジャンルからそれらを宣伝する場合もある。

Huluの編集画面では、特定の作品を最初にランク付け(または範囲内で)をすることもできる。あるジャンルにとって目玉になるような作品が新たにリリースされる場合など、その作品を大きく宣伝したい場合などにこの機能が活躍する。

この結果として、個人の好みに基づいてパーソナライズ、ランク付けされた、ヒューマンキュレーションからも恩恵を受けた一連の提案が実現するわけだ。

Hulu副社長兼製品管理責任者であるJim Denney(ジム・デニー)氏によると、ユーザーインターフェースのデザイン変更によって、ユーザーがストリーミングサービスをより簡単にナビゲートできるようになるだけでなく、作品の検索方法も改善すると言う。

「私たちが改善したかったことの1つは見た目の密度に関する点です。既存のサービスの中でもHuluは最大のカタログ数を誇っているので、カタログをより見やすくしたいと考えていました」とデニー氏は説明する。「現在のユーザーインターフェイス上では、あることを実行するための方法がいくつか存在します。ユーザーが迷子にならないように、どの方法をとるべきかがより明確になるように、こういったギャップを埋めたいと考えています」。

これらの変更は何年も前からのユーザーの苦情をもとに取り組んできたものであり、今後のさらなる改善のための土台を築き上げた。

将来的にHuluは個々のユーザーに向けて、おすすめしたい作品だけでなくその表示方法にも推奨エンジンを活用しようと考えている。つまり推奨エンジンが大きいモジュールや小さいモジュールに表示される作品を選択したり、それらのモジュールがいつどのように表示されるかを選択したりするということだ。例えば新規ユーザーの画面には既存ユーザーの画面と比べて、Huluの人気番組を宣伝するためより多くの大きなタイルが表示されるかもしれない。Huluは2021年中にこの機能を展開できるようにする予定だ。

Huluの新たなインターフェース展開は今週から始まり、最初はtvOSとRokuに登場する。7月には他のプラットフォームや、より大きなユーザーグループに向けて拡大する予定だ。

関連記事:ディズニーは2021年にはHuluの世界的サービスを目指す

Category:ネットサービス

Tag:Hulu 動画配信 サブスクリプション

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

SpotifyがMy Libraryの制限廃止、楽曲やアルバム、ポッドキャストを無制限に保存可能に

Spotify(スポティファイ)は米国時間5月26日の朝、アプリの「My Library」のコンテンツ制限を廃止し、ユーザーが楽曲やアルバム、ポッドキャストをお気に入りのコレクションに無制限に保存できるようになったと発表した。この変更は、2014年以来のヘビーユーザーの不満に対応するもので、Spotifyのコミュニティアイデア交換フォーラムでこれまで1万2500票以上を獲得していた。

平均的なユーザーは数百曲か数千曲しか保存していないかもしれないが、一部にはより大きなライブラリを好むユーザーもいる。しかしこれまで、Spotifyは3つのデバイス間で1万アイテムまでという制限を課していた。この制限に到達すると、「壮大なコレクションにより、My Libraryにはもう空きがない。もっと保存するには、いくつかの曲やアルバムを削除する必要がある」というメッセージが表示されていた。

この問題は、例えばシャッフルでコレクションを再生するのが好きな人や、カスタムプレイリストを作成するために自分の好きな音楽を1つのインターフェイスで見るのが好きな人に影響を与えた。残念ながら、プレイリストの1万曲までという制限が残っているため、自分の音楽コレクション全体をプレイリストにしてストリーミングしたり、友達と共有したりすることはまだできない。

また、Spotifyのオフラインダウンロードに関する制限にも変更はない。ユーザーは、オフラインで聴くために5つの異なるデバイスにまたがって1万曲しかダウンロードできない。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)が大流行していた時期には、多くの人が電車や地下鉄の中などでWi-Fiや携帯電話が利用できない状態で通勤することがなくなったため、これはあまり問題にはならない。また、オフラインアクセスが便利な機内での利用者も減っている。

その代わりに今回の制限の撤廃は、楽曲やアルバム、ポッドキャストを「いいね!」するべきかどうかの不安を取り除くことにつながる。これはSpotifyがポッドキャストを拡大したことで、ユーザーが「いいね!」できるアイテムの種類が増え、ライブラリをより早く埋めることができるようになった現在、より差し迫った問題となっていた。

ライブラリへの変更はiOS、Android、デスクトップ、ウェブ版のすべてに現在展開されていると、Spotifyは明かしている。お手元の環境でも、いずれ確認できるはずだ。

原文へ

(翻訳:塚本直樹 Twitter

死亡時に自動で遺族に情報共有する個人向け資産管理サービス「Kubera」

連続起業家のRohit Nadhani(ロヒト・ナダーニ)氏は、2018年にメールアプリのNewton MailをEssentialに売却した。人気抜群のそのアプリはこれまで何度も、サービス終了を免れている。そんなナダーニ氏は米国時間5月25日に、新しいスタートアップKuberaを立ち上げた。このサービスは財産や投資、暗号通貨、負債、保険や自分が死んだ際に大切な人に転送しなければならない重要な書類などを、スプレッドシートに記録して管理する方法からユーザーを解放することを目的にしている。

Kuberaは、創業者が体験したおそろしい事故がヒントになった。「Kubera(クベーラ)」とは、インドの神話に登場する「富の神」だ。ナダーニ氏はコスタリカの海で泳いでいるときに離岸流にさらわれ、救出された。自宅に戻った彼が最初にやったことは、自分のすべての資産をリストアップして妻に遺せるようにしたことだった。

しかしその作業は相当面倒で、不動産や株式や国債社債などの債券、年金口座、保険など、ありふれたものだけが資産ではなかった。

リストに載せるべきものとして、暗号通貨や蒐集品、貴金属、海外非上場企業への投資、登録商標、その他のデジタル資産そして家族や友だちのために借りた負債などがある。

さらに彼は、単純なスプレッドシートにはできない機能が欲しかった。まず、IntuitのMintのように資産価値を自動的にアップデートする機能だ。それに報告機能も欲しい。もっと重要なのは、本当に必要な場合以外は、彼の個人資産データを誰もシェアできないことだ。

このナダーニ氏の要求を満たす既存のソリューションは存在せず、どれも古臭い技術を使っており、彼やユーザーが望む機能を欠いていた。ユーザーのデータを使って予算管理や投資の推奨をする既存製品すらあった。それまでスプレッドシートを使っていた数名の友だちからのフィードバックも参考にして、彼は自らのソリューションをKuberaに実装した。

彼が声をかけた共同創業者のうち、Manoj Marathayil(マノジ・マラサイユ)氏はナダーニ氏が以前立ち上げた企業であるCloudMagic(Newton)とWebyogの創立エンジニアで、Webyogは2018年にIDERAにエグジットした。他にもCloudMagicでNewton Mailの設計のトップだったUmesh Gopinath(ウメシュ・ゴピナート)氏も加わった。

Kuberaは、通常の資産と特殊な資産の両方を管理できるカスタマイズ可能なソリューションとして、5月25日にローンチする。

サービスを利用するためには、まず自分の資産をシンプルな表にまとめ、それらの費用(原価)や価値、関連ドキュメントなどを登録する。表の値を更新は手作業で行うか、オンラインでアカウントに接続して自動的にアカウントを更新することもできる。

サービスはPlaidやYodleeのような、信頼されている財務データ集積サービスを利用してインターネットに接続するため、自分の財務データへのアクセスも「リードオンリー」だ。Kuberaがユーザーに代わってトランザクションをすることはできない。これによりKuberaのサービスは、世界中の1万以上の銀行へのアクセスをサポートする。

またこのサービスは、暗号化アルゴリズムのオープンソースのスタンダードであるAES256でユーザーデータを暗号化し、すべてのウェブページがHTTPSを必要とし、またHSTSを使ってブラウザは安全な接続だけにアクセスするようにする。Google Sign-inのニ段階認証をサポートするが、近くその他の二段階認証にも対応する。

ビジネスモデルはサブスクリプションだけなので、サードパーティや広告主とのデータの共有に依存しない。資産価値の自動アップデート機能がないベーシックなサービスは無料だが、自動アップデートが必要なら月額10ドル(約1080円)となる。

最初の入力が済んだら、Kuberaは定期的にユーザーにチェックインと資産価値のアップデートを勧める。この「生存確認」により、最初に指定した一定間隔でユーザー本人のアクセスがあるかをチェックする。

そしてKuberaからの確認に応答がないと、メールやテキストメッセージで受取人に通知が届く。そしてユーザーが提供したすべての情報を、ダウンロードできる形式で受取人にメールする。何度通知しても受取人の応答がなければ、Kuberaは非常時連絡先、ユーザーに「信頼されている天使(Trusted Angel)」に連絡する。

Kuberaには、MintやYNABのようなオンラインの予算管理ツールと競合する部分もあるが、しかしそれらは資産管理にまで踏み込んでいないため目的が異なっている。またPersonal Capitalのようなファイナンシャルアドバイザーやウェルスマネジメントとも競合するが、Kuberaはファイナンシャルアドバイザーなどの有料サービスを紹介したり、投資のアドバイスはしない。

今後Kuberaが、相続や遺言、信託などの分野を扱ったり、それら方面のサービスをパートナーとすることもありえるが、現在のところはユーザー本人の現存する遺志や預託だけが対象だ。

まだ自己資金だけの同社は、100日間の無料トライアルを提供している。正規の登録ユーザーになる前に、資産の整理を試してみるのも良いかもしれない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Spotify、複数人で音楽を楽しむ「グループセッション」正式発表

Spotifyが新機能「グループセッション」を発表した。この機能によりプレミアムユーザーが2人以上同じ場所にいる場合、再生する曲をお互いにコントロールできるようになる。グループセッションは一種の「パーティーモード」で、参加者はリアルタイムで再生する曲をコントロールしたり、グループ用にコラボしてプレイリストが作ることが可能だ。

今現在隔離生活を共にする同居人や家族は、自宅で長時間共に過ごすわけだが、同社はこの機能を、SpotifyでBGMをかけながら仕事や食事をしたりダンスなどを楽しむ際に活用できるとしている。

機能を使用するには、まず「ホスト」が再生画面の左下にある「接続」メニューをタップし、表示されるスキャン可能なコードを「ゲスト」と共有する。ゲストはホストのコードをスキャンすることでセッションに参加できる。するとSpotifyに内蔵されているコントロールを使ってキューにある曲の一時停止、再生、スキップ、選択ができるようになり、次に再生する曲の選択も追加できるようになる。ゲストが行う変更は参加者全員のデバイスにすぐに表示される。

Spotifyではすでにお気に入りの音楽をグループで共有できる方法を提供しているが、そうした方法には制限があった。また友達とコラボプレイリストを作って、だれでも曲の追加や削除、再生順の変更ができる機能がある。さらにSpotifyプレミアムファミリープランのメンバーは、家族全員が好きな曲を入れたFamily Mixと呼ばれるパーソナライズプレイリストが聴ける

だがこれらのオプションには、グループセッションのようにリアルタイムでコラボできる機能がない。

グループセッション機能は、2019年5月に有名なリバースエンジニアJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏によって発見されてから、テストが続けられている。8月後半になると、自分のアカウントにその機能がある報告するユーザーも現れた。つまり一部のユーザーは前からこの機能を使っていた可能性があるのだが、今後は世界中のプレミアムユーザーのみが利用できるサービスとなる。

この機能についてSpotifyでは開発当初、たとえばパーティーホストのテレビ画面に映ったコードを読み取るなど、ユーザーがパーティープレイリストに参加するためにSpotifyをダウンロードすることで、アプリを急速に広める手段になると予想していたであろう。だが新型コロナウィルスの世界的な大流行により、パーティーなどの集まりが制限され、人々が自宅で自粛生活を送るようになる中、Spotifyはグループセッション機能を、家族や同居人と楽しく過ごす方法として位置付けた。

同社はこのような機能をプレミアムサブスクリプションサービスに組み入れることで、無料ユーザーが有料のミュージックオンデマンド・ストリーミングサービスに契約するように促す。また今はその絶好のチャンスでもある。

新型コロナの大流行のために多くの人が活動を自粛しており、自宅で楽しく過ごせる方法を探しているが、ストリーミング、特に動画のストリーミングの需要が伸びている。ユーザーが料理や家事をしたり、家族でくつろぐときに視聴するため、Spotifyの4月の収益は、過去数週間に2桁の伸びを見せたそうだ。

現在、グループセッションはベータ版で発表されている。つまりこれはまだテスト・開発段階であるということだ。この機能はSpotifyプレミアムファミリーアカウントを共有するユーザーを含む、プレミアムアカウント保持者が利用できる。100人までサポートできるが、現時点ではその全員が同じ場所にいなければならない。

今日発表されたバージョンは、機能の第1イテレーションで、Spotifyはユーザーのフィードバックを反映しながら、長期的に進化させていく予定だ。将来的には同じ場所にいなくても共有できるように展開していく可能性もある。

グループセッションは今日発表されたばかりなので、プレミアムユーザーであってもまだ目にしていない人もいるかもしれない。ロールアウトが完了すれば、全世界のプレミアムユーザーが利用できるようになる。

関連記事:米国スタートアップ界で話題の次世代SNS「Clubhouse」になぜ100億円以上も時価総額がつくのか?

Category:ネットサービス

Tag:Spotify 音楽

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

米国のAmazon Fire TVに無料コンテンツのタブが登場

ストリーミングプラットフォームのRokuには、映画やテレビ番組を無料で楽しめることで人気のThe Roku Channelがある。AmazonのFire TVプラットフォームにも、これに対抗するサービスが登場した。米国時間5月13日、AmazonはFire TVの「無料」タブを米国で公開した。利用者はここから無料の映画、テレビ番組、ニュースなどのコンテンツを簡単に見つけられる。このタブには、AmazonのIMDb TVやTwitchのほか、TUBI、Pluto TV、Crackle、The CWといった他社のアプリも表示される。

このタブでは、Red Bull、PBS、PBS Kidsなど、無料コンテンツを提供しているほかのアプリも紹介されている。

Fire TVの無料タブの使い勝手は、The Roku Channelとは少し異なる。The Roku Channelは無料でストリーミングできるコンテンツだけに絞られているのに対し、Fire TVの無料タブの一番上には「注目のアプリ」がある。そしてAmazonのアプリであるIMDb TVが先頭に表示されて目立っている。

その後には、コンテンツがテーマごとに整理されて横方向に並ぶ。ここでは新作、トレンド、人気といったカテゴリーで、無料の映画やテレビ番組を利用者に合わせておすすめする。AmazonのFire TV用ニュースアプリの行もある。Amazonによれば、無料タブのコンテンツのほとんどはAmazonのものではなく他社が提供しているものだという。

無料タブにはさらに別のタイプのコンテンツもある。複数のストリーミングサービスから制限が解除されて公開されているコンテンツや、プライムビデオから無料で提供するキッズ&ファミリー向け番組などだ。

Amazonは、IMDb TV、Pluto TV、TUBIなどのアプリを通じてFire TV全体で2万本以上の映画とテレビ番組を無料で視聴できると説明している。ただし無料タブはコンテンツをすべて表示するものではなく、厳選したものだけを表示するという。

無料タブの登場は、AmazonがRokuの無料チャンネルを意識していることの現れだ。Rokuの無料チャンネルはトップクラスの人気チャンネルに成長し、ユーザーにRokuをアピールしている。Rokuは2020年第1四半期の収益報告で、3月末時点で3980万人のアクティブユーザーがいると述べた。一方のAmazonは、1月時点でFire TVのアクティブユーザーは4000万人以上と発表した。つまり両社は、ユーザー数では互角の戦いをしている。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

みんなでオンラインイベントを一緒に楽しめるHousepartyはビデオチャットを超える

新型コロナ禍による自宅待機期間中に人気が急上昇しているビデオチャットアプリのHouseparty(ハウスパーティー)は、新しい方向にサービスを拡張しようと準備を進めている。友人とライブイベントを一緒に見るという機能が加わるのだ。同社は米国時間5月15日に「In the House」(イン・ザ・ハウス)という試験イベントシリーズをスタートさせる。このイベントには40人以上のセレブが登場し、3日間にわたってダンス、トーク、料理、歌、運動などさまざまな番組が楽しめる予定だ。

具体的には、シンガーソングライターのAlicia Keys(アリシア・キーズ)やラッパーのDaBaby(ダベイビー)と一緒に歌ったり、歌手のBad Bunny(バッド・バニー)、シェフのJosé Andrés(ホセ・アンドレス)とChristina Tosi(クリスティーナ・トシ)たちと料理をしたり、フットボール選手のCameron Newton(キャメロン・ニュートン)や俳優のTerry Crews(テリー・クルーズ)と運動したり、俳優のDerek Hough(デレク・ハフ)やインフルエンサーのAddison Rae(アディスン・レイ)と踊ったりできる。

5月17日午後のイベントに最近になって参加が確認された人物には、歌手のKaty Perry(ケイティー・ペリー)とJohn Legend(ジョン・レジェンド)、マジシャンのDavid Blaine(デイビッド・ブレイン)、モデルのLindsey Harrod(リンゼイ・ハロッド)、チアリーダーのGabi Butler(ガビ・バトラー)、俳優のSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、グラスゴー出身のエレクトロポップ・バンドのCHVRCHES(チャーチズ)、歌手のDua Lipa(デュア・リパ)がいる。

In the Houseのウェブサイトの番組表に載っている主な参加者は以下のとおり。

  • Zooey Deschanel(ズーイー・デシャネル、俳優)
  • Keegan-Michael Key(キーガン=マイケル・キー、俳優)
  • Tinashe(ティナーシェ、ミュージシャン)
  • Miguel(ミゲル、歌手)
  • Robin Arzon(ロビン・アルソン、作家)
  • Jeremey Fall(ジェレミー・フォール、レストラン経営者)
  • Jalaiah(ジャライア、ダンサー)
  • Roy Choi(ロイ・チョイ、シェフ)
  • Chef Mike(シェフ・マイク、シェフ)
  • The Shoe Surgeon(ザ・シュー・サージャン、スニーカー専門家)
  • Jen Atkin(ジェン・アトキン、美容師)
  • Aquaria(アクアリア、ドラッグクイーン)
  • Westside Gunn(ウェストサイド・ガン、ラッパー)
  • Ralph Garman(ラルフ・ガーマン、俳優)
  • Sarah Michelle Gellar(サラ・ミシェル・ゲラー、俳優)
  • Craig Robinson(クレイグ・ロビンソン、コメディアン)
  •  Justin Willman(ジャスティン・ウィルマン、マジシャン)
  • Conrad Rocha(コンラッド・ローシャ、ダンサー)
  • Kerri Verna(ケリー・バーナ、ヨガ教師)
  • Cameron Newton(キャメロン・ニュートン、フットボール選手)
  • Marissa Mullen(マリッサ・マレン、クリエイター)
  • Dr.Woo(ドクター・ウー、タトゥー・アーティスト)
  • J.B. Smoove,(J.B.スムーヴ、俳優)
  • 2 Chainz(2チェインズ、ラッパー)
  • Neil Patrick Harris(ニール・パトリック・ハリス、俳優)

イベントは、米国時間の5月15日から5月17日までHousepartyのアプリの中で開催される。イベント中にアプリを開けば参加可能で、アプリを開くとライブ配信中の番組一覧が表示される。この番組表は、番組開始の30分前からチェックできるので、視聴予約しておくと番組が始まるときに通知が受け取れる。

参加者がグループチャットに文字を打ち込んだり「いいね」を送れるだけの一般的なライブストリーミング配信とは異なり、通常どおりHousepartyのグループビデオチャットで友人と集合してから、ライブ配信中のイベントにつなげて一緒に見るという形式だ。「新しいストリーミング配信があるときは、画面にTV型のアイコンが現れる」とHousepartyは説明する。

一緒にライブ配信を見るという体験は、Housepartyが先日発表した新しい動画再生アプリによって実現したものだ。このアプリは、友だちの顔を隠さないように画面に表示するため、番組を見ながら同時にチャットできる。なお終了した番組は、その開始時間からきっかり12時間後に一度だけ再配信され、あとはもう見られなくなる。

Housepartyは先週、DJのD-Nice(Dナイス)が出演する仮想卒業パーティーの開催に合わせて、この新サービスを限定的に開始した。今回の大規模かつ長期のライブイベントを後に控えた単なる試運転の予定だった、想定以上の反響があった。

Houeparty

@djdniceの#HousepartyProm continuesが始まります!画面上部のTVアイコンをタップしてwatchボタンをタップすると@housepartyのみなさんのルームで彼のDJ setが見られます。夜通し踊りまくろう!

Housepartyは、今週末の仮想セレブパーティーを今回限りのものとは考えていない。今後開催が予定される数々の一緒に見るライブ体験の第1弾ということだ。

「この前代未聞の危機的状況の中で多くのエンターテイナーがオンライン出演に同意してくれたわけですが、これはこの数カ月の間に開かれたいかなるイベントとも違います。ただの仮想音楽フェスではありません。今週末のラインアップは、料理のデモ、お笑いショー、フィットネスの秘訣、ダンスパーティー、一緒に歌おうといった数多くの厳選された共有体験の大集合なのです」とHousepartyの広報担当者Kimberly Baumgarten(キンバリー・バウムガーテン)氏はTechCrunchに話してくれた。

「このライブプレイヤーを手にしたことで、将来的にユーザーたちが共に楽しめる、よりインタラクティブな体験を創造できるようになりました。このコンテンツは、Housepartyユーザーのビデオチャット体験を強化するものです」とバウムガーテン氏は話していた。

Netflix Partyの拡張機能Twitchの「Watch Parties」などを使って友人とNetflixで盛り上がるといった一緒に動画を見る習慣が、この自宅待機要請期間にブームになっている。仮想コンサートInstagram LiveのDJ setのような共有体験も人気だ。Google(グーグル)は、YouTubeの同時視聴用実験アプリ「Uptime」を中止しなければよかったとつくづく思う。

グループビデオチャットの中でイベントを一緒に見るということに焦点を絞れば、フィードの写真や動画を一緒に視聴できるサービスを3月に開始したInstagramと接戦を繰り広げる関係にある。しかしHouseplayの場合、あらかじめ決められたスケジュールに従って番組を提供するため、仲間がアプリに集合しやすい。たまたまみんなが集まる偶然に依存しない点で異なる。

外出禁止令によって、動画を一緒に見るための技術開発と展開がかなり早まった感があるが、我々の高速接続の次なるステップは、ただ見るためだけに「ライブに行く」のではなく、出演者も視聴者も区別なく、みんなで一緒にライブできる世界を創造することになるだろう。

[原文へ]

(翻訳:金井哲夫)

Google Chromeがタブの整理を便利にする新機能を提供

Google Chrome(グーグル・クローム)は、開いているタブを整理しやすくする新機能を公開する。同社は米国時間5月13日、ブウラザーChromeのベータバージョンで「タブグループ」を公開したことを発表した。タブにラベルやカラーコードをつけられるようになり、アクセスしやすくする。一般向けリリースにも来週から導入される。

新機能を使うには、タブを右クリックして “Add tab to group”[新しいグループに追加]をクリックする。その後は、作ったグループにタブを移動したり、新しいグールプを作ることが可能で、グループにも名前とラベルをつけられる。

Googleは今日の公開に先立ち、数ヶ月前からこの機能をテストしていて、見つけたという報告もあった。過去の調査によると、多くの人が、作業中のプロジェクトやショッピング、レビューサイトなどのトピック毎にタブを分類していることがわかった、とGoogleは言う。

しかし、タブを緊急度で分類する人たちもいる。”ASAP”[As Soon As Possible/ できる限り早く]「今週中」「あとで」などだ。タブグループは、「進行中」「要フォローアップ」「完了」など作業の進捗状況を把握するためにも使えるとGoogleは言う。

そして、ミニマリスト派の人のために、タブグループのラベルには絵文字も使える。

タブの開きすぎは、インターネットを長時間使う人に共通する問題だ。仕事であれ学業、研究、オンラインショッピング、単なるネットサーフィンでも変わらない。タブはあとで必要になるものと共に溜まり続ける。もちろん、永久コレクションに入れるタブは固定して閉じなくすることもできるが。

「多すぎるタブ」問題の蔓延をよそに、GoogleはChromeユーザーに解決策を提供してこなかった。その結果タブ管理ツールというすきま産業が生まれた。OneTab(ワンタブ)、Workona(ワークオナ)、Toby(トビー)、a href=”https://workona.com/reviews/best-tab-manager-extensions-for-chrome/”>その他数多くのツールがある。

一方で他のブラウザーメーカーは、消費者の要求にこたえるタブ管理方法を備えて、Chrome対抗のセールスポイントにしている。たとえばVivaldi(ヴィヴァルディ)は自動タブ・スタッキングでタブの散乱を防いでいる。また、 Opera(オペラ)が2月に公開した新バージョンでは、タブをさまざまなワークスペースに分類できる。

デスクトップをほぼ完全に支配しているGoogleが、ライバルに大きくシェアを奪われることをさほど心配しているとは思えない。しかし、2019年8月に71.15%だったデスクトップ・ブラウザー市場におけるChromeのシェアは、他のブラウザーの参入によって2020年4月には67.15%まで下がった。Googleが既存顧客をエコシステムに囲い込むために、新機能に力を入れるためには十分な動機だっかのかもしれない。
タブグループ機能は、Google Chromeベータ版で、今すぐ体験できる。来週正式版のアップデートが公開される際には、Chrom OS、Windows、Mac、Linuxの各プラットフォームで利用できる。

ただし、GoogleはChromeの安定性と性能に影響がないことを確認するために、タブグループ機能を徐々に展開していく、と言っている。このため、タブグループを早く使いたくてウズウズしている人は、ひとまずベータ版に切り替えるのもいいかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

米国の4月のeコマース売上高は新型コロナ禍の需要で49%増、パジャマは143%増

オンライン小売業者は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響でブラックフライデーのような売上を目の当たりにしている。Adobe(アドビ)のDigital Economy Index(デジタル経済インデックス)の新たなデータによると、米国のeコマースは、ベースとなっている外出禁止令が出る前の3月上旬に比べて4月は49%増えた。オンライングローサリーが売上増に貢献し、3月から4月にかけて日々の売上は110%増だった。一方、エレクトロニクス製品の売上は58%増、書籍の売上は倍になった。

アドビのDigital Economy Indexを参考にしているこのデータは、1億ものSKUにまたがる1超件あまりのオンライン決済を分析したものだ。データを収集するのに米国のトップ小売100社のうち80社の協力を得ている。

こうした数字は、新型コロナウイルス危機に対応するのに役立つプロダクトに消費者が進んで金を使っていることを示している。ここには、大部分を占めるオンライングローサリーのピックアップと配達が含まれている。

Amazon(アマゾン)やWalmart(ウォルマート)、Instacart(インスタカート)などの企業は増大する小売需要に対応するために新たに従業員を雇用した。The Informationが最近報じたが、Instacartに関していえば、新型コロナ感染拡大で需要が大幅に増えて初めて黒字になった。同社は4月の最初の2週間に7億ドル(約750億円)ぶんのグローサリーを販売し「これは2019年12月の売上より450%多い」と記事にはある。

一方、オンライン販売のエレクトロニクス製品部門はここ数年で初めてインフレとなった。アドビによると、オンラインのエレクトロニクス製品価格は2014年以来デフレとなっていたが、新型コロナウイルスにより価格下落傾向が止まった。

コンピューターの価格は需要増により4月には上がりさえした。加えて、オーディオミキサー、マイク、マイクケーブル、他のオーディオ関連機器の販売は4月に459%増えた。ポッドキャスターやクリエイターが家をスタジオにしたようだ。

エレクトロニクス製品部門全体がいま販売増となっているようだ。「エレクトロニクス製品サプライチェーンへの新型コロナウイルスの影響が今後しばらく続くかもしれないことを考えると、この傾向はすぐに終わるものではなさそうだ」とアドビのレポートは指摘している。

一方で消費者は4月にアパレル購入でもオンラインを利用した。販売は34%増えたが、価格は下がっている。解雇されたり在宅勤務になったりして職場に行くための服を着る必要がなくなり、アパレルの価格は月間としては過去5年間で最大の落ち込みとなった。4月の価格成長率は通常マイナス2.9%だが、今年の4月はマイナス12%だった。在庫を早く一掃しようと小売がセールを展開したため、価格はなお下がった。

アパレルの購入動向をみると、驚くことではないが消費者の購入意欲は快適アイテムに向かった。4月はパジャマ(143%増)のようなものがよく売れ、ズボン(13%減)やジャケット(33%減)といったビジネス服が振るわなかった。

特定の部門での販売増に加え、4月はまた「オンラインで購入し、店でピックアップ」の注文もかなり増えた。ショッピング時のソーシャル・ディスタンスを維持しようと、4月1〜20日の間、このスタイルの注文は前年比208%増となった。

アドビのデータは、4月にオンラインショッピングが急増したとする他のレポートと同調する。

たとえば6200種を超えるブランドと小売サイトのネットワークに基づくBazaarvoiceのデータは、4月は3月よりもeコマースが増えたことを示している。消費者は生活必需品(おそらくトイレットペーパー!)の確保を3月に終え、4月になっておもちゃやゲーム、エンターテイメント、スポーツグッズ、ペット用品に意識が向かった。

アドビのレポートではまた、消費者が新型コロナ危機を耐えていた4月にワインやビール、スピリッツとそれに関連するアクセサリーのオンライン購入が74%増えたことも明らかになった。

デジタルマーケティング会社のBazaarvoice(バザーボイス)によると、ページビューや注文、レビュー提供、質問の数など同社が追跡しているあらゆる指標が4月は3月よりも増えた。

ページビューに関しては、3月は前年比25%増だったが、4月は同88%増だった。また、注文数は3月に同21%増となり、4月は96%増だった。加えて、3月はページ閲覧のようなブラウジング行動が購買行動よりもはるかに多かったが、4月は購買の方が多くなった。

「オンラインへのシフトの全体的な影響として価格上昇があるかもしれない」とアドビは警告した。

「オンラインがオフラインの小売経済を吸収するにつれ、ここ数年なかったインフレが見られている。特にエレクトロニクス製品など、オンラインでデフレが続いていた部門で顕著だ」と Adobe Digital Insightsのディレクターを務めるTaylor Schreiner(タイラー・シュレイナー)氏は指摘した。「米国人はオンラインで安く販売されることに慣れているが、そうしたトレンドは終わるだろう。オンライン・コマースはこれまでと同じようにはならない。新型コロナウイルスがそうしたプロセスを加速させたようだ」

画像クレジット: AlexRaths

“新型コロナウイルス

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

新興市場向けInstagram Liteが公開終了、ただし再出発する模様

新興市場向けのInstagramアプリとして2年間公開されてきたInstagram Liteがひっそりと消えた。ケニア、メキシコ、ペルー、フィリピンなど、Instagram Liteアプリが公開されていた国で以前はGoogle Play Storeの上位にランクインしていたが、4月13日にはチャートから姿を消した。Instagram Liteアプリを使うと「Instagram Liteのサポートは終了しました」というメッセージが表示され、通常のInstagramアプリが案内される。

Android系ニュースサイトのAndroid Policeが、最初にInstagram Liteの終了を報じた。その後、TechCrunchではInstagramの親会社であるFacebookに詳細を確認していた。

Facebookの広報担当者は「我々はInstagram Liteアプリのテストを縮小している。Instagramの最新バージョンで、お気に入りの人々や物事とつながることができる」と述べた。

Instagram Liteは、2018年に特に発表などはされずにGoogle Play Storeに登場した。「Lite」と名乗るほかのアプリと同様に、Instagram Liteの目的はモバイルデバイスのストレージ容量をあまり消費しないようにアプリの容量を減らすことだった。これは特に、容量の懸念がある新興市場のユーザーへの配慮のためだ。Instagram Liteアプリの公開時の容量は573KBで、32MBのInstagramアプリのおよそ55分の1だった。

スリムなInstagram Liteアプリでは、Instagramと同じように写真を選んでフィードやストーリーに投稿したり、Exploreページでコンテンツを見たりすることができた。ただし、ビデオを投稿したり友達にダイレクトメッセージを送ったりする機能はなかった。

2018年6月28日に、Instagram Liteは初めてメキシコで配信された。メキシコが同アプリの全インストール数の62%と過半数を占めている。アプリ調査会社のSensor TowerがTechCrunchに共有したデータによると、これまでにメキシコでInstagram Liteはおよそ440万回ダウンロードされた。2番目に大きい市場はフィリピンで全インストール数の14%、さらにケニアが12.5%、ペルーが12%と続く。

これらの国では「Lite」アプリの需要が高いため、Instagram LiteはGoogle Play Storeの上位にランクインすることができた。ケニアではGoogle Play Storeの「ソーシャル」カテゴリーの8位、ペルーでは12位、メキシコでは15位、フィリピンでは22位になった。

4月15日までにInstagram Liteアプリはすべてのランキングから消え、同社はこれらの国でアプリを削除したことを認めた。

アップデートの計画があるときにアプリが完全に引き上げられることは珍しいが、FacebookはInstagram Liteを準備中であるとTechCrunchは見ている。

このアプリはずっと「テスト」と位置づけられていたが、同社はこれまでに学んだことを生かしてInstagram Liteの新バージョンを開発する計画だ。いつ公開されるかは不明だが、新バージョンは現在作成されている。

Facebookは、Instagram Liteのほかにも「Lite」アプリをいくつか提供している。2015年にはFacebook Lite、2016年にはMessenger Liteを公開した。Uber、Tinder、Spotify、Twitterなどの大手テック企業も新興市場向けに「Lite」版などと呼ばれるアプリを提供している。Googleは「Go」というブランドで展開している。

しかし多くの「Lite」アプリとは異なり、Instagram Liteはこのアプリのターゲットと考えられる規模の大きな新興市場にはまだ提供されていなかった。例えばインド、インドネシア、ブラジルなどだ。しかしこれは今後変更される可能性がある。

当面、LiteユーザーにはメインのInstagramアプリが案内される。あるいはスマートフォンからウェブでInstagramを利用することもできる。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

Instagramがネットいじめ対策機能を追加、タグやコメントの管理が可能に

Instagramは米国時間5月12日、いじめ対策の一環としてユーザーが肯定的なコメントを強調できるようにすることはもちろん、否定的なコメントをより適切に管理可能にすることを目的とした一連の新機能を発表した。Instagramで自分にタグ付けたり、メンションしたりできる人を管理するための機能も追加されている。とはいえこれらの新機能が、新たなオンラインいじめの原因となる可能性もある。

否定的なコメントを管理するための新機能の1つは、膨大なフォロワーを抱えるInstagramのアカウントを所有していたり運用を支援していたりするユーザーを対象としている。こうしたアカウントに対する否定的なコメントの急増を管理するのは難しい場合がある。特に、口コミで拡散されり、オンライントロールやボットからの協調攻撃を受けたりする場合などが該当する。

これまでInstagramは、アカウント所有者がコメントを一括で削除したり、否定的なコメントを投稿する複数のアカウントを制限できるようにしたりする新機能をテストしてきた。これらの機能は、否定的なコメントや悪質な発言を残すことを主な目的に、注目度の高いアカウントを定常的にストーキングする人々を、効果的に沈黙させることができる。同社によれば、テストから得られた初期のフィードバックが好意的なものだったので、この機能をモバイルInstagramユーザーに開放することにしたのだと言う。

iOS上では、コメントをタップしてから、右上隅にある「…」アイコンをタップし、その中の「コメントの管理」を選択する。これにより、一度に削除するコメントを25個まで選択できる。「その他のオプション」をタップすると、コメント投稿者のアカウントを一括でブロックまたは制限できる機能も見つかる。Androidでは、代わりにコメントを押し続けてから、吹き出しのアイコンをタップして、「ブロック」または「制限」を選べばいい。

別の新機能である「固定コメント」は、まもなくテストリリースされる。

ここでのアイデアは、Instagramユーザーに対して肯定的なコメントを拡散する方法を提供することだ。これによって、結果的にコミュニティの雰囲気を整え、より積極的な交流を促進することができる。機能が公開されたなら、ユーザーは複数のコメントを選択して、より簡単に目につくように、それらをコメントスレッドの上部にピン留めすることができる。

これらの機能により、アカウント所有者はコミュニティをより適切に制御できるようになるが、有用な批判や投稿者が単に好まないコメントも沈黙させてしまう効果もあるだろう。これとは対照的に、Twitterはユーザーに、嫌いな返信を非表示にする方法を提供しているが、プラットフォームから削除するわけではない。代わりにそうしたリプライは、クリックをすることで見ることができるようになっていて、どこを見ればいいかを知っている人は表示することができる。

Instagramはまた、コメント、キャプション、またはストーリーで自分に言及したり、タグ付けしたりできるユーザーを選択できるようにする、拡張されたコントロールのセットも公開を初めている。タグとメンションの両方について、「全員」「フォローしている人」「誰にも許可しない」から選べる。さらに、タグ付けを手動で承認する機能を提供するオプションの、オンとオフを切り替えもできるようになる。

これらの3つの新機能は、Facebookのコミュニティ基準施行報告書(Community Standards Enforcement Report)第5版の発表と同時となった。この報告書は、同社がアプリケーション群全体を横断して、どれくらいうまく運用方針を施行できたかを詳細に示すためのものだ。

コミュニティ基準施行報告書では、Instagram上でのいじめに対応した施行データを初めて報告している。それによれば、2019年の第4四半期と2020年の第1四半期の両方で、150万件のコンテンツに対して対応したことが記載されている。

また同報告書の中では、Instagramでより多くの自殺や自傷行為のコンテンツを見つけるために、テキストならびに画像のマッチング技術を改善したと書かれている。その結果、当該コンテンツに対するアクションが40%増加し、事前検出率が前回のレポートから12ポイント以上増加している。また子供のヌードや性的搾取的なコンテンツを見つけて削除するために使用されるテクノロジーは、FacebookとInstagramの両者で改善されているという。

画像クレジット: Stockcam (opens in a new window)/ Getty Images

原文へ]

(翻訳:sako)

Spotify Kidsアプリにコンテンツをブロックする保護者向け機能が登場

Spotifyは、Spotify Kidsアプリのペアレンタルコントロール機能を強化している。Spotify Kidsは、保護者がSpotify Premium Familyプランを契約している、3歳以上の子供を対象としたアプリだ。これまで保護者は「ちいさな こどもむけのおんがく」か「おおきな こどもむけのおんがく」のいずれかを選択できるだけだった。今後は、子供の再生履歴にアクセスし、子供のアカウントに対して特定のコンテンツをブロックできる。

この機能は、2020年3月に米国などでSpotify Kidsがデビューしたときに示唆されていた。その時点でSpotifyは、いくつかの市場でこのアプリをテストした保護者からアプリに含まれるコンテンツをもっとコントロールしたいという声があったと語った。同社は詳しい計画を明らかにしなかったが、子供がストリーミングできるコンテンツを保護者がもっと具体的に選択できる機能を新たに搭載するだろうと述べていた。

再生履歴を表示しコンテンツをブロックする機能は、暗証番号で保護された「保護者向け設定」の中にある。ここで保護者は、変更または表示したい子供のアカウントを選択する。

「これまで きいた きょく」のオプションには、子供が過去3カ月間にSpotify Kidsアプリでストリーミングした曲がすべて表示される。保護者は、曲の横にあるブロックのアイコンをタップして、問題のある曲をブロックすることができる。

ブロックされた曲は子供のアカウントから削除され、ストリーミングできなくなる。ただし保護者は後から、履歴かブロックされた曲のセクションから曲の横にある赤いアイコンをタップして、その曲のブロックを解除できる。

Spotifyによれば、この新機能はKidsアプリで予定している多くのアップデートの第一歩だという。現在Spotifyには、8000を超える子供向けの曲、ストーリー、オーディオブック、サウンドがあり、125以上のプレイリストが作られている。アプリは子供向けで、「大きな子供向け」の設定があるにもかかわらず、8〜14歳あたりでこのアプリから卒業したくなる子供が多い。アーティストや音楽の好みができてくるのに、Spotify Kidsで配信されるコンテンツは限られているからだ。しかも、キュレーションされたコンテンツであるため、例えばTikTokで爆発するような新たなヒットはSpotify Kidsでは現れにくいだろう。

Spotifyが小さな子供の保護者を対象としたペアレンタルコントロールにいち早く取り組んでいるのは理解できる。ただ、ホワイトリストを作成するオプションや事前に承認したプレイリストの取り込みといった新たな方向に進めば、大きな子供の保護者から歓迎されるだろう。

2020年5月13日現在、Spotify Kidsアプリは日本やドイツなどを含む14のマーケットで利用できる。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

Twitterが誤解を招く新型コロナ関連投稿に警告やラベルを表示へ

Twitter(ツイッター)は5月11日、議論や誤解を招くような新型コロナウイルス(COVID-19)に関するツイートに警告メッセージやラベルを付けると発表した。ラベルでは、そうしたツイートを読んだユーザーをTwitterのポリシーのページや、ツイートの主張に関する追加情報を提供する外部リソースへと誘導する。一方、警告メッセージはツイートそのものを覆い、コンテンツを閲覧するにはさらにクリックしなければならない。

Twitterが公開したスクリーンショットを見ると、有害でミスリードしそうな情報を含むツイートには「Get the facts about COVID-19(COVID-19に関する事実をチェックする)」とあるリンク付きのラベルが表示される。このリンクにはユーザーの注意を引きつけるためにエクスクラメーション記号(!)が表示される。

ツイートの「有害の程度」と誤解を招く情報のタイプによっては、ラベルではなく警告メッセージが表示されるツイートもある、とTwitterは説明する。たとえば、公衆衛生専門家のガイダンスに反するアドバイスをツイートする人は、自身のツイートに情報リンクだけでなく警告が表示されることになる。

こうしたケースでは、ツイートそのものが「このツイートで共有されたコンテンツの一部あるいはすべてが、新型コロナウイルスに関する公衆衛生専門家のガイダンスと矛盾しています。さらに情報を見る」と書かれた警告で覆われる。

ただし、警告の隣にある「View」(閲覧する)ボタンをクリックすることでユーザーはそうしたツイートを読むことができる。

ツイートにラベルを貼るシステムは、Twitterが「ディープフェイク」ビデオのような偽の操作されたメディアを含むツイートにラベルを貼るためにすでに開発されていたものだ。一方で同社は3月、健康情報を発出しているグローバル・ローカル当局のガイダンスに直接反するコンテンツを有害なものに分類すべく、有害の定義を拡大していた。

この定義拡大により、人々の健康や福祉にリスクを与えると考えられるコンテンツの削除が可能になり、新型コロナウイルスガイドラインに違反する可能性のある世界的リーダーによるツイートに「Public Interest Notice(公的関心の通知)を添付できるようになった。

ただ、Twitterの新型コロナウイルス誤情報に関するラベルと警告の使用は、新型コロナウイルスに関する新たな陰謀ビデオの拡散を受け、急いで展開されてきた。陰謀ビデオは、信用されていない科学者で、研究職を解かれ執筆に向かっているよく知られたワクチン陰謀論者によるものだ。声高な主張でいとも簡単に正当さを人々に確信させ、ソーシャルメディア上であっという間に拡散する事態となった。

Twitterは5月8日、そうしたビデオがルールに違反していないかどうかを判断するために、各ビデオクリップを調査すると述べた。ビデオ閲覧に向かわせるリンクを含むツイートに警告を表示する、とも話した。同社はまた、多くの人がツイッターでこのコンテンツを論じているために、リンクを含むツイートを検証していないことも明らかにした。

警告やラベルを表示するという今回のニュースは、Twitterがバイラル動画に新型コロナウイルス誤情報を含めようとしていることを示している。

どのようにツイートをキャッチしてラベル表示を決定するか、Twitterは詳細を明らかにしていない。しかし、どの程度のツイートがラベルや警告を表示されたり、あるいは何もアクションが起こされないのかを示すチャートを公開した。

「我々のチームは新型コロナウイルスに関するコンテンツを積極的にモニターする内部システムを向上させながら活用している」と同社は声明文で説明した。「このシステムは、警告あるいはラベルを伴うツイートを拡大させないようにし、多くの人が目にしているコンテンツを素早く感知するのに役立っている。加えて、オフラインの危害につながりそうなコンテンツを特定するために信頼できるパートナーに今後も協力してもらう。変動的な状況のため、ウイルスとの接触や感染につながり得るコンテンツのレビューとラベリングを引き続き優先する」とTwitterは述べた。

「このシステムでは今後、新たなラベルが追加されるかもしれない」とも付け加えた。

“新型コロナウイルス

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

子供の在宅学習を助けるグーグル謹製Android用英語読み上げアプリ「Read Along」

Google(グーグル)からRead Alongがリリースされた。これは無料のAndroid用教育アプリで、小学生に英語の読み方を教えるのを助ける。新型コロナウイルス(COVID-19)によるリモート学習が続く中、子どもたちの興味を失わせないことに注意が払われている。

Read Alongは2019年にGoogleがインドでリリースしたBoloをベースにしている。これは英語とヒンディー語で短いストーリーを読み上げてくれる教育アプリだった。Read Alongはこのアップデート版だが、インドで話される言語に加えてスペイン語とポルトガル語が追加されている。

Bolo同様、Read AlongもGoogleのAIによる音声認識やテキスト読み上げ機能を利用している。アプリにはDiyaという名前のAIアシスタントが組み込まれている。子供たちがテキストを音読すると、アプリは正しく読めているかどうか判断し、つかえたり読み方がわからなかったりするとDiyaが手助けしたり激励したりしてくれる。

子供たちが進歩するとミニ単語ゲームがプレイでき、アプリ内で賞をもらうことができる。

Googleはこのアプリが子供たちのプライバシーに留意し、モバイルやWi-Fiでネットワークに接続している必要がないことを強調している。入力された読み上げ音声はデバイス内でリアルタイムで処理される。Googleその他の外部のサーバーと通信する必要はなく、外部に保存されることも一切ない。Googleによれば、他のアプリでみられるような品質改善のために音声データを利用することもしていないという。

広告やアプリ内課金もなく、保護者はインターネット経由でGoogleから追加ストーリーをダウンロードできるがこれも無料だ。

サービスのスタート時点でRead Alongは約500本のストーリーをラインナップしている。このカタログには随時新しいストーリーが追加されていく。

Googleは「2019年3月にBoloとして発表して以来、保護者からのフィードバックが好評であることに後押しされてアプリを新しい市場に向けて拡張することを決めた」と述べている。インドで話されるヒンディー系諸語ではBoloは「話す」という意味だが、Googleはアプリを世界に広く展開するに際してRead Alongというアプリ名を選んだ。

新アプリではライブラリが拡大され、言語ゲームやその他の機能が追加、改善されている。フィリピン、コロンビア、デンマーク以外の世界各国(日本を含む)から利用可能だ。ベータ版は英語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語、マラーティー語、ベンガル語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語をサポートする。

アプリは5歳以上の子供向けでGoogle Playから無料でダウンロードできる。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

Pinterestがメモや日付、セクション提案の新機能を導入

Pinterestは、レシピやバーチャルイベントなど外出自粛中の活動を整理しやすくする新機能を導入する。日付やメモをボードに追加できるほか、機械学習テクノロジーの助けを借りてボードのピンを自動で整理する機能もある。

Pinterestのプラットフォーム上では、外出自粛期間中に特定の種類のアクティビティが増加していると確認されている。例えば、サイト上でバーチャルイベントの計画を立てる人が50%以上増えた。バーチャルの誕生パーティー、出産祝い、教育活動などだ。

一方、自粛期間終了後の計画を立てる人々もいて、作成されたボードの数は前年の同時期と比べ60%増加している。ボードのエンゲージメントも前年比で75%近く、月ごとでは50%近く上昇している。

ボードにメモを追加できるようになったため、Pinterestユーザーは保存したものに自分用の注釈を付けられる。ピンしたレシピの材料、プロジェクトのタスク一覧、To Doリストなど、何でもメモすることができる。

また、ボードに日付も追加できるようになった。これはプロジェクトの計画だけでなく、ボードを日付で整理するためにも役立つ。日付を記録してあれば、プロジェクトが終わってアーカイブする古いボードをすぐ見つけられるようになるだろう。

さらにPinterestはボードのテクノロジーをアップグレードし、セクションの追加を提案するようになった。

例えば「子供」「アクティビティ」といった意味の広いボードがあると、Pinterestが「アートのプロジェクト」「屋外のゲーム」などとセクションを分けてピンを整理するよう提案してくることがある。新しいボードを作り、最初のピンを保存するとすぐにセクションを追加するように勧められることもある。

Pinterestによると、ピンをどのようにグループ化するかを判断するため、保存されている膨大なデータに、機械学習と同社のPinSage技術を組み合わせている。似たようなピンを正確にまとめ、ユーザーがボードをどのように整理したいかを予測しなくてはならないため難しい課題だと同社は述べている。

ボードの新機能は、米国時間5月6日から世界中でウェブ、iOS、Androidに対して公開が開始されている。

今回の新機能は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大後に変化した利用者の行動にPinterestが対応しようとするものだ。利用者は、当面は旅行や人と会うイベントの計画を立てなくなり、代わりに子供の自宅学習やバーチャルイベントなど自粛に関連するアクティビティを整理するためにボードを使っている。

この新機能の公開前日である米国時間5月5日、Pinterestは新型コロナウイルス感染拡大の中でも第1四半期は堅調だったと発表した。同社の売上は前年比35%増の2億7200万ドル(約290億3000万円)、ユーザーベースは前年比26%増の3億6700万人で、ともに予測を上回った。ただし株価は、9セント下落の予測に対し、10セント下落した。

CNBCの記事によれば、ウォールストリートはPinterestのユーザー数の伸びには満足していない。米国でのユーザー数の増加は、2019年第4四半期は前年比8%増だったのに対し、2020年第1四半期は前年比6%増だった。年間ベースで前年比26%の成長は2019年第4四半期と同じで、つまり成長の度合いは増えていない。2020年3月にPinterestが発表した新型コロナウイルス関連の利用状況や、FacebookSnapchatといった他のソーシャルプラットフォームの成長を考えると、期待を下回っている。

Pinterestは新型コロナウイルスに関連して広告が減少していることから、今後は厳しいとの見通しも明らかにしている。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

デートアプリのTinderが新型コロナ禍で成長鈍化、次四半期にビデオデート機能を追加へ

Tinder(ティンダー)は今年の第2四半期にビデオデート機能を追加する予定だ。これは米国時間5月4日に発表された2020年第1四半期の収益 レポートの一部として親会社のMatch(マッチ)が明らか似した。同社はまた、対人距離確保要請と政府によるロックダウンが発効したために、四半期のTinderユーザー数の成長の鈍化につながった、新型コロナウイルスの影響についても詳しく説明している。

Matchはビデオデート計画の詳細には触れなかったが、同社のPlenty of Fishアプリの中でビデオを使ったテストをしていると述べた。同社は今四半期、期待が予想をはるかに超えて寄せられた1対多のライブストリーミング機能のロールアウトを加速させたと説明している。

「デートする人たちからの、ビデオデートへの強い希望を受けたことから、世界中の製品とエンジニアリングのチームを迅速に動員し、多くのプラットフォーム上に1対1のビデオチャット機能を展開しました」と、Match GroupのCEOであるShar Dubey(シャー・デュベイ)氏は株主宛ての書簡で述べている。

Matchが所有するHinge(ヒンジ)もまた今月、Date from Home(デート・フロム・ホーム)という ビデオ通話機能を導入した。しかし、同社の主力出会い系サービスであるTinderは、まだビデオを採用していなかった。直接のライバルであるBumble(バンブル)が1年前からビデオ機能を提供しており、そしてFacebook(フェイスブック)はFacebook Dating(フェイスブック・デーティング)ユーザーのために、Messenger(メッセンジャー)を介した仮想デートを立ち上げようとしている。

Matchは、投資家に対する決算報告の中で、ビデオに対して踏み込んでいない理由を、ビデオ機能は何年も試みられて来たが、これまでは決して広くは受け入れられて来なかったからだと説明した。だが同社は今、「ユーザーの皆さまが、それ(ビデオ)を使用することを余儀なくされている」ために、状況は変わると信じているのだ。同社は、パンデミックが終わってもユーザーはメリットを理解し、ビデオを使い続ける可能性が高いと語っている。

全体として、Matchの第1四半期は堅調で、収益は前年同期比17%増の5億4500万ドル(約580億円)となり、1株当たりの収益は31%増の55セントとなった。どちらもウォールストリートの予想だった5億4490万ドル(約579億円)と、1株あたり34セントをそれぞれ上回っている。だが発表前には、コロナウイルスがオンラインデートに被害を与えるかもしれない、多くの兆候が示されていた。

Matchによれば、(オンラインデートの最終的なゴールである)対面デートへの意欲の減少が、Tinderにとっては初の連続した有料登録者の減少につながったという。この傾向は4月になって落ち着きを見せ始めた。またMatchのTinder以外のブランドの大部分でも、この3月に初めてサブスクライバーが連続して減少した、と同社は付け加えた。

Tinderは、2019年12月の590万人から、600万人へと有料登録者を増やしてこの四半期を終えた、つまりこの四半期に新規加入した有料登録者は、わずか10万人しかいなかったということになる。前年同期には、38万4000人の有料ユーザーが加わっていたのだ。Tinderの1ユーザーあたりの平均収益(ARPU)は、主にオプション機能の購入によってわずか2%増加しただけだ。

同社はまた、Tinderではオプションの購入が少なく低価格のサブスクリプションへの移行が見られたため「ARPUへの逆風が見られた」ことを認めた。

これらの課題にもかかわらず、Tinderの直接収益は前年比で31%増加し、有料登録者数は前年比で28%増加した。これに比べると、非Tinderブランドでの直接収益の伸びはわずか2%にとどまり、サブスクライバーの伸びは横ばいだった。

「Tinderは、明らかに新しい人と出会うための頼りになるアプリのままですし、多くの人が家に閉じこもっている中で、より重要なサービスとなっています」とデュベイ氏は楽観的に指摘している。

他の多くの企業と同様に、Matchはパンデミックに関しては未知数が多すぎると述べ、通期の財務見通しを提示することは拒否した。

新型コロナウイルス 関連アップデート

原文へ

(翻訳:sako)

Facebookが新型コロナのコミュニティヘルプハブにギフトカード、求人、寄付ツールを追加

Facebook(フェイスブック)は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中でより良いサービスを地域社会に提供するために、コミュニティヘルプハブを拡大する。ハブは既に食料品や物資、地域のリソースに関する情報を求める人や、ボランティアや手を貸してくれる人々によって利用されている。そして今回、フェイスブックは人々が地元の企業、血液バンク、非営利団体などをサポートできるように、ハブにさらに多くの機能を追加する。

フェイスブックはGivingTuesday(ギビングチューズデー)の取り組みの一環として、これらの新機能を米国時間5月5日に公開する。

通常、ギビングチュースデーの慈善寄付イベントは、ブラックフライデーとサイバーマンデーの終了後、アメリカの感謝祭後の火曜日に開催される。しかし、世界的なパンデミックによって引き起こされた前例のないニーズに対応するため、 「Giving Tuesday Now(ギビングチューズデーナウ)」 と呼ばれる緊急の寄付日が発表された。

この新しいイベントは明日、5月5日に開催されるが、既にフェイスブックだけでなくPayPal(ペイパル)、America’s Food Fund、Ford(フォード)、Bill & Melinda Gates Foundation、CDC Foundation、LinkedIn、United Way、GoFundMeなどを含む、多くのパートナーや支援者が参加している。

5月5日からフェイスブックのユーザーはFacebook.com/covidsupportのコミュニティヘルプハブにアクセスして、地元企業へのギフトカードを購入したり、地元の非営利団体や募金活動の寄付にサインアップしたり、地元の血液バンクでドナーになるために申し込んだり、あるいは地元での就職の機会を見つけられるようになる。

いくつかのケースでは、フェイスブックはこれらの機能を開始するために必要な技術を構築しており、ローンチするために必要なパートナーシップを形成していた。例えば、同社は2017年に血液バンクとフェイスブックユーザーをつなぐ取り組みを開始し、2019年6月にはアメリカへの献血機能を拡大した。

フェイスブックはまた、独自の資金調達プラットフォームも提供しており、2020年4月には企業が同プラットフォームを介して顧客にギフトカードを提供できるようにするツールに取り組んでいることを発表した。また同社は2018年から求人ポータルにも取り組んでいる。

そして5月5日には、これらの取り組みがコミュニティヘルプハブに集約され、可視性が向上する。

新機能により地元企業や非営利団体を支援しているのは、フェイスブックのプラットフォームだけではない。

近所ソーシャルネットワークのNextdoorも最近、企業が募金活動やギフトカードを宣伝できるツールをローンチした。Yelpは、企業がバーチャルサービスを宣伝する方法を追加したばかりだ。Instagram(インスタグラム)は企業向けにさまざまなツールを提供しており、フェイスブックのギフトカードやスタンプを利用して、食品を注文することなどができる。

刷新されたコミュニティヘルプのセクションは、米国時間5月5日に公開される。

新型コロナウイルス 関連アップデート

原文へ

(翻訳:塚本直樹 Twitter

FacebookがGoogleフォトへの書き出しツールを米国とカナダで提供開始、日本でも利用可能

米国時間4月30日、Facebook(フェイスブック)は米国とカナダのユーザーを対象に、フェイスブックの写真とビデオをGoogleフォトに書き出すツールを公開した。このデータ転送ツールは2019年12月にアイルランドで初めて公開され、その後、他の国へとサービスを広げてきた(日本でも利用できる)。

この機能を使うには、「設定」の「あなたのFacebook情報」で「写真または動画のコピーを転送」を選択する。すると本人確認のためにパスワードを求められる。その次の画面で「転送先を選択」ドロップダウンメニューから「Googleフォト」を選択する。この後、転送前にGoogleアカウントの認証を求められる。

このツールは、フェイスブックが「Data Transfer Project(データ転送プロジェクト)」に参加したことから生まれた。このプロジェクトは、テック大手のApple(アップル)、Google(グーグル)、Microsoft(マイクロソフト)、Twitterそしてフェイスブックが連携して、オンラインサービス間でのデータ転送の方法を共通化しようとするものだ。

もちろん、これらのテック大手企業が規制の恐れを回避するためでもある。このようなツールは、ユーザーを人質に取っているわけではないと証明する手段になるからだ。満足していないユーザーは自分のデータを引き上げてサービスの利用を止めることができるんですよ、と。

フェイスブックのプライバシーおよび公共政策担当責任者のSteve Satterfield(スティーブ・サターフィールド)氏は米国時間4月30日のロイターのインタビューで、このツールはェイスブックユーザーへのサービスというよりも、政策立案者や規制当局への対策の意味合いが強いと事実上認めた。

サターフィールド氏はロイターに対し「独占禁止や不当競争の規制を加速させるような懸念への対処は、実に重要だ」と述べた。

9月22日にはデータのポータビリティに関する連邦取引委員会の公聴会が予定されており、それに先行してこのサービスが開始されたのも好都合だ。フェイスブックは要請があればこの公聴会に出席すると述べたとロイターは伝えている。

2019年にこのツールを初めて公開したとき、フェイスブックは「近い将来」にGoogleフォト以外にもサービスを拡張する予定であると発表していた。

フェイスブックからデータを取り出す方法は、この転送ツールだけではない。2010年から「個人データをダウンロード」機能も提供している。しかしデータを入手したところで、それ以上はできることは特にない。Myspace、FriendFeed、Friendsterといった古いソーシャルネットワークがなくなり、Google+も失敗してからは、フェイスブックには大きな規模のライバルはいない。

写真転送ツールは米国とカナダのほか、ヨーロッパやラテンアメリカなどの市場でも提供されている。

画像クレジット:Adam Berry / Getty Images

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

新型コロナ禍でスマートスピーカーの利用頻度が米国の若年層を中心に増加

米国時間4月30日にNPRとEdison Researchがリリースしたデータによると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、スマートスピーカーでニュースや情報や音楽、エンターテインメントなどに接する消費者が増えている。米国の18歳以上の大人の約4分の3は新型コロナウイルスの影響で生活が変わり、メディアの接し方も変わったとの報告だ。感染拡大以降は、米国のスマートスピーカーのオーナーの35%がニュースや情報をそのデバイスで聴くことが多くなった、36%は音楽やエンターテインメントの消費が増えたと答えている。

18〜34歳の年齢層では、これらの数値がさらに高い。すなわち、50%がニュースと情報の消費が増えた、52%が音楽などのエンターテインメントに接する機会が増えたと答えている。

この調査レポートによると、スマートスピーカーでニュースを聴く時間が昨年に比べて増えている。2019年の春では回答者の30%が週に3時間以上ニュースを聴き、40%が1から3時間、残る30%が1時間未満だった。隔離生活の2020年春では、3時間以上が32%、1〜3時間が43%、1時間未満が25%となった。

在宅で仕事をしているスマートスピーカーのオーナーは、新型コロナウイルスの感染拡大の間に一般のオーナーよりもニュースをリクエストする回数が多いが、でも天気予報や時間などのアップデートを求めることは少ない。すなわち在宅労働者の65%がこのデバイスでニュースを聴いているが、スマートスピーカーの全ユーザーではこの率が62%になる。

隔離生活を強いられた大人は、自宅のスマートスピーカーを増設する傾向があるようだ。家のあちこちにそれがあることの意義を、理解しているからだ。特に子供のいるスマートスピーカーオーナーは、子供のためにもう1台買うことを検討しているという回答がとても多い。この子供のためにという回答は、昨年の春の時点では47%だったが、今や71%だ。

新型コロナウイルス以降の消費者意識の変化を知ろうとするこの調査は、2020年の3月31日から翌4月1日にかけて実施された。Edison Researchの上級副社長を務めるTom Webster(トム・ウェブスター)氏は、プレスリリースで「何千万人もの米国人が今や通勤をしていないので、スマートスピーカーがニュースや情報を得るためのますます重要な手段になっている。音声アシスタントがこのように広く使われるようになると、通勤が再開したとき車の中で使うものとして需要が増えるだろう」とコメントしている。

この調査レポートでは、米国成人のスマートスピーカーの保有者が6000万人で、全人口の24%に達したことを明らかにしている。これは比較的保守的な数字だが、Voicebot.aiの最近の調査では、米国成人のスマートスピーカー保有者は8770万人、成人人口の3分の1としている。新型コロナウイルスとは無関係なこの調査は、スマートフォン上の音声アシスタントアプリも保有台数に含めている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa