Google、オリンピックに関する検索トレンドまとめページを公開(完全日本語対応)

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オリンピックが盛り上がりをみせている。そんな中、GoogleがGoogle Trendを活用したオリンピック特集ページをオープンした。オリンピック関連で盛り上がりを見せているキーワードをいろいろと表示してくれる(訳注:完全に日本語対応しており、日本語ページのタイトルは「2016年リオオリンピックで今話題の検索キーワード」となっている)。

それぞれの競技ごとのトレンドや、あるいは「競泳選手はなぜキャップを2枚かぶるの?」などといった関連情報などが表示されている。

このトレンドハブを構築する前から、Googleはオリンピック関連の検索に対しては、スケジュールや結果などを詳細に提示するようにはなっていた。

しかし、人々が興味を持っている言葉をわかりやすく提示することにより、たとえばメディアなどでも報道内容の選択に役立つようになるかもしれない。

それはともかく、2016年オリンピックはオンラインサービスが積極的にコンテンツを提示し始めたものとして記録されるかもしれない。NBCは85時間分のVRコンテンツが制作し、ウェブでのライブストリーミングも行なっている。Twitterは、オリンピックをカバーするためにTwitter Momentの仕様を変更したりもしている。もちろんFacebookもパーソナライズしたオリンピック情報をフィードに表示するような仕掛けを導入した。

Google Trendsを使ったまとめページはこちらからご覧いただくことができる。

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(翻訳:Maeda, H

Wilson、パスの距離や回転数などを自動で計測するスマートフットボールのプレオーダーを開始

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キャッチボールをするのにゲーミフィケーションの要素などいらないだろうと、最初は思ったりもした。しかしビデオゲームが面白いのも間違いない。最新の技術を導入すれば、キャッチボールはより面白くて、そして役立つものになるかもしれない。

きっとそうした考えを持つ人がいたのだろう。スポーツ用品界の巨人たるWilsonからは、今年初めにインテリジェントなフットボールの見本品が発表されていた。昨年のバスケットボールに続いて発表されたこのWilson X Connected Footballは、通常のボールの中にセンサーを内蔵したものだ。キャッチボールをするだけで、さまざまなデータを自動で取得してくれるのだ。

収集するデータは、パスの長さ、速さ、スピンレート、スパイラルなどのデータで、これらのデータからプレイヤーのレベルを数値化してくれる。データはBluetooth経由でモバイルデバイスに送られるようになっている。ボール内部に内蔵されているバッテリーは500時間もつようになっている。これはパス20万回分に相当するのだとのこと。

データを使って友達との間で成績を比較して、リーダーボード上に公開することもできる。このフットボールがいよいよプレオーダー可能となったようだ。価格は200ドルとなっている。1ヵ月以内には店頭に並ぶ予定であるそうだ。もちろんこれは、2016年のNFLシーズン開幕にあわせたものだろう。

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(翻訳:Maeda, H

NikeとZeissがオリンピック選手のために作った1200ドルのサングラス

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ぼくは最近、Warby Parkerのサングラスを175ドルで買った。自慢してるわけではない。歳(とし)のせいか視界がぼけることがあるし、夏は陽の光がつらいからだ。でも、今では、せっかく買ったものを無駄にしたくないので、家の中でも、夜でも、そのサングラスをしている。カナダのシンガーソングライターCorey Hartの、あの独創的な1984年のヒット曲への、オマージュだな。

個人的には、ターミネーターに変身できないサングラスに1200ドル払う気はないが、でもNike Wingのターゲットは明らかに、ぼくみたいな人間ではない。まず第一に、ぼくはオリンピックの出場選手ではない。それどころか、今年のオリンピックは見るひまがないかもしれない。

しかし、われわれの中のワールドクラスのアスリートのためにNikeは、光学系のエキスパートZeissと組んで立派な日よけ眼鏡を作った。なぜそれが1200ドルもするのかを説明する大げさなビデオが二つあるが、要するにそれは、人体の解剖学的特性に合わせて一体成型したレンズで、それが着用者の顔を覆い、シリコン製のストラップが頭部を固定する。

重要なアドバンテージが二つある。ひとつは重さ…秤(はかり)の針は26グラムで止まる。もうひとつは、鼻や耳にかかる圧力がなくて、しっかりフィットすること。また、風圧をもろに受けないから、スピードが何よりもだいじな職業の人たちには、嬉しいだろう。

出典: Wired

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

リオデジャネイロオリンピック開幕間近。もちろんGoogleも準備完了

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いつの間にやら「まもなく」オリンピックの時期となった。ソファーに座っていろいろな競技についてのニュースをチェックしてきたあなたの努力も、いよいよはれ舞台で活用できる日が近づいているわけだ。Googleも準備万端整えて、さまざまな人の愉しみを支援してくれようとしている。

Google以外もオリンピック関連コンテンツをフィーチャーする昨今だが、Googleはより簡単に、オリンピックを一層楽しむための仕組みを提供しようとしている。検索で得られる結果についても当然ながらオリンピックを意識したものとなっている。個々のアスリート情報、種目別の結果、メダル獲得数や国別の試合スケジュールなども表示されるようになった。モバイル版のGoogleアプリケーションでは、オートアップデートの機能も加えられている。

この動きに(もちろん)YouTubeも加わっている。YouTubeはリオデジャネイロに15名を派遣して現地の様子を伝えようとしている。また60ヵ国のメディアと協力して、ハイライトを提供することにもなっている。たとえばAmerica MovilやNHKなどとも提携していて、Googleの検索結果にもビデオ情報が反映されることとなる。さらにはGoogle Mapを使ったハイライト情報も提供されることとなっている。

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(翻訳:Maeda, H

アメリカ代表水泳チーム、BMWのモーショントラッキングを活用したトレーニングを導入中

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BMWはオリンピックチームに協力しながら、水の中で安全に自動運転車の実験も行う方法を見出したようだ。

BMWは過去6年にわたって、アメリカのオリンピック委員会の公式モビリティパートナーとなっている。そのパートナー活動の一環として、BMWはアメリカ水泳チームのためのモーショントラッキング・システムの開発なども行なっている。泳者をあたかもプールの中で動く自動運転車のように見立てて、各種データを収集するわけだ。

今年行われるリオオリンピックに向けては、BMWは新たに「テールライト」と呼ぶソリューションを投入した。車のライトのように泳者の身体にLEDを装着し、それをマーカーとして利用するものだ。LEDを付けて泳ぐことで、より精密なデータを収集できるようになり、能力向上に役立つようになるわけだ。

LEDは泳者の手首、肩、臀部、膝、足首、そしてつま先に取り付ける。ちなみにマウントは3Dプリンターで作ったものだ。そうしておいて、水中のカメラがモーショントラッキング・システムと連動する。データがBMW製のソフトウェアに送られて、コーチ陣が選手の動きを詳細にチェックできるようになるという仕組みだ。

アプリケーションでは動きのたびに手足の関節の動き方などをチェックして見ることができるようになっている。これまでもBMWは関節部にマーカーを付ける手法を確立していたのだが、LEDは使ってこなかった。LEDを利用することで、より詳しいデータを集めることができるようになったのだそうだ。

BMW/USA Swimming

BMWでGroup Designworks部門のディレクターを務めるPeter Faltによれば、システムはオリンピック出場選手のために特別に開発されたものであるとのこと。選手が着用していることを忘れるほどの装着感であり、また泳ぎの邪魔になることは一切ないのだそうだ。「実際の競技のときと異なる感覚を与えてしまったり、結果に影響を及ぼすようなものは使えないのです」とFaltは言っている。

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このシステムでは、主に2つの技術を統合して作られている。すなわち自動運転車で人や駐車場や車線の境界などを検知するコンピューター・ビジョンと、それに基づいて行うアクティブクルーズコントロールの機能だ。コンピュータービジョンと、それにより検知された情報を分析する技術は、まさに自動運転車でも必要とされる技術だ。

アメリカが2012年のオリンピックで獲得した金メダルの数は46個だった。そのうち16個が水泳競技で得たものだが、これにもBMWが投入した当時のモーショントラッキング・システムが役だっている。LEDの活用により分析性能が大幅にアップしたことで、リオおよびその後のオリンピックにおけるさらなる躍進を狙っているわけだ。

「選手のパフォーマンスの推移を見ながら、個々の選手に最適な調整を行うことができるようにと考えています」と、アメリカ水泳チームのパフォーマンスコンサルタントであるRussell Markは述べている。「現在のところはまだ試験段階で、これから精度をあげていく段階ではあります。しかしシステムの改善により、今後の世代においてより大きな成果を産み出すことができるのではないかと考えています」。

BMWとアメリカオリンピック委員会の契約のもと、BMWが提供する技術はぜんぶで4つだ。モーショントラッキングがまずその1つ目だ。あとは幅跳び、2人乗りボブスレー、およびパラリンピックのトラック種目における速度測定技術となっている。

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(翻訳:Maeda, H

NFL、フィールドゴールの精密度調査などのため、試合球にデータチップの埋め込みを検討中

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アメフトプレイヤーのトム・ブレイディが関わったとされる「デフレートゲート」をご存知だろうか。試合球の空気圧を不正に操作することで、試合を有利に運んだとされるものだ。真偽はともかく、今後はそうしたことも行いにくく(不正が疑われることも少なく)なるかもしれない。

Toronto Sunの記事によれば、NFLは試合で用いるボールに、専用のデータチップを埋め込む予定であるらしいのだ。来月に始まる2016年のプレシーズンから利用を開始し、Thursday Night Footballのレギュラーシーズン・ゲームでも利用していくつもりであるらしい。ここでさまざまなデータを収集し、そしてゴールポスト間の幅を狭めるのが適切かどうかを示すデータなどを収集していこうとしているそうだ。TechCrunchでもNFLに確認をしてみているところだが、今のところ返答は得られていない。

ボールにデータチップを埋め込むことで、フォールドゴールがポストからどの程度の位置を通過したのかなどのデータを収集することができるようになる。ポスト間を狭めた場合に、どれだけのゴールが外れるようになるのかを予測することもできるようになるわけだ。昨シーズンのキック成功率は84.5%となっていて、エクストラポイントがあまりに簡単に与えられているのではないかとも言われ始めているところなのだ。

ESPNによれば、あるベテラン・クオーターバックもチップの導入に賛成なのだとのこと。唯一危惧するのは、チップなしのボールと感触が変わらないかということだそうだ。

ちなみに、NFLではさまざまな形でデータが収集されるようになっている。たとえばプレイヤーの肩パッドにRFIDチップを入れて、走る速さや距離などを計測している。この調子で「データ・フットボール」が進むことになれば、もしかすると選手の日常生活データがどのように試合に影響しているのかなどと計測し始める日がくるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H

米国女子バレーボール五輪代表、練習負荷調整のためにジャンプ回数を計測するウェアラブルを導入

US' Foluke Akinradewo (L) spikes during the Women's quarterfinal volleyball match between the USA and the Dominican Republic in the 2012 London Olympic Games in London on August 7, 2012. AFP PHOTO / KIRILL KUDRYAVTSEV        (Photo credit should read KIRILL KUDRYAVTSEV/AFP/GettyImages)

リオ五輪での活躍を目指すアメリカ女子チームは、1日に6時間にもおよぶ練習をこなしながら、かつその練習を激しいだけでなく「スマート」に行おうと心がけている。たとえば1人の大怪我が、世界で活躍すべきチーム全体の可能性を潰してしまうこともあり得る。そこでチームが活用しているのがVERTの小さなウェアラブルだ。

VERTは「ジャンプ・モニター」として利用されている。プレイヤーのウェストに装着して、ジャンプの高さや回数などを計測する。情報はリアルタイムでアプリケーションに送信されるようになっている。チームはこのVERTを、パフォーマンス測定のみならず、膝や腰の故障を防ぐためのツールとして活用している。

「運動負荷を確認するのに役立つのです」と、アメリカチームのアウトサイドヒッターを務めるKelsey Robinsonは言っている。「コーチたちは、私たちが何度ジャンプしたのかを確認し、それが一定回数を超えれば、パス練習やサーブ練習などの他メニューに移るのです。体力の限界がくる前にローテーションを行うわけです。膝や腰に爆弾を抱える選手たちにとって、とても役立つツールであるといえます」。

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このデバイスを特に有益と感じているのはキャプテンでミドルブロッカーを務めるChrista Dietzenだろう。彼女は2012年大会も経験し、リオ出場に向けては故障との闘いもかなりハードなものとなっているからだ。練習中の彼女の運動量を知ることで、彼女の健康およびコート上のキャリアについても目を配ることができるわけだ。

VERTのプレジデント兼ファウンダーのMartin Matakは次のようにいっている。「ポジションごとのジャンプ回数を即座にしることができるのです。そのデータを見ながら練習メニューを変えていくことができます。可視化されたタイミングで次の行動に移ることができるのが便利だと感じてもらっています」。

Matakによれば、NBAのマイアミヒート(Miami Heat)もVERTを活用しているのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H

NBA、Tissot製の新開発ショットクロックを全スタジアムに導入

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(本稿執筆はMark Lelinwalla)

史上最高の24秒ショットクロックが誕生した。NBAのアナウンスによれば、新しいショットクロックはTissot製だ。これまでよりも見やすく、かつ省電力な設計になっている。サマーリーグ中から使用を開始して、2016-17シーズン開幕時には、29会場すべてのNBAスタジアムで利用されるようになるそうだ。

このショットクロックはLEDを採用していて、スマートフォンで培われた技術をいろいろと利用している。Wiredの記事にもあるが、「ファームウェアアップデート」を行うこともできるようになっているのだそうだ。

tissot見やすくなっただけでなく、外観もスマートになっているのが良い感じだ。

たとえば、ケーブルは減り、クロック周辺の付属品もすっきりし、さらにほぼ透明になっているのは嬉しい。ゲームクロックやタイムアウト表示の機能も統合され、さまざまな情報を一箇所で表示できるようになった。数字は常にくっきりと表示されるようになり、テレビで見ている人にもとてもわかりやすくなっている。

レフェリーや、NBA Replay Centerで表示する際にも、よりはっきりとクロックを確認することがなった。これでブザービーターの判定もより正確に行えるようになったわけだ。ゲームを決めるショットが誤審で取り消されてしまうようなこともなくなるに違いない。

このショットクロックがNBA全30チームのスタジアムで用いられるようになるというのも大きな話だ。これまではDarktronics製およびOES製が混在していたのだ。すなわちシステムによって異なるコントローラーを使う必要があったのだ。統一システムを利用するようになり、時計回りのトラブルなども減っていくことだろう。

NBAのシニアバイスプレジデント兼Information Technology部門CIOのMichael Gliedmanは「今回のショットクロックは、TissotがNBA専用に開発したものです。クロック表示が見やすくなったと同時に、透明なボードを採用することで会場のファンにとっても見やすくなることでしょう」と述べている。

1954年にショットクロックが導入され、以来、何度も改良が試みられてきた。しかしどうやら今回のTissot製クロックで改良の試みも一段落となりそうだ。何か問題があるにしてもサマーリーグ中に対応が完了し、レギュラーシーズンではその能力を十分に発揮してくれることだろう。

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(翻訳:Maeda, H

今度のオリンピックでNBCが全85時間のVR放送を行う、ただし対応機はSamsung Gear VRのみ

BOSTON, MA - OCTOBER 17:  Fans attend Team USA's Virtual Reality Experience Powered by Samsung Gear VR during the 2015 Road to Rio Tour at the Head of the Charles Regatta on October 17, 2015 in Boston, Massachusetts.  (Photo by Scott Eisen/Getty Images for Samsung)

NBCはVRへの関心が盛り上がっていることに乗じて、オリンピックの完全中継ではその形式も提供する、と示唆していたが、今回初めて、リオ支局がその具体的なやり方を少し明かした。

まず、対象機はGear VR「のみ」である。VRのコンテンツは計85時間放送されるが、それを見るためにはSamusungのVRヘッドセットと、それを操作するGlaxyスマートフォンが必要である。VR番組の視聴はNBC Sportsというアプリから行う。開会式と閉会式もあるし、種目の選択も、男子バスケットボール、陸上(トラックとフィールド)、体操、ボクシング、ビーチバレー、フェンシング、ダイビング等と、ほぼ妥当と思われる。

コンテンツはほぼ一日遅れで提供されるから、全試合を見られる。どの種目も、VR向けに事前の編集が行われる。開会式は8月5日金曜日だ。

Samsungは、なぜか、この夏季オリンピックのOfficial Smartphone Partnerだ。一方NBCは、“これまででもっともライブなオリンピック放送”と称して、アプリへリアルタイムストリーミングする全4500時間の一部を4Kと8K対応にする、と発表している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AppleがMLBと契約、今年は各チームがダッグアウトでiPadを使用

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MLBはNFLのやり方に倣って今年のシーズンから、ゲーム中にタブレットを使用することになった。

ただしそれはMicrosoftのSurfaceタブレットではなく、MLBはAppleとの契約により30の傘下チームすべてにiPad Proを支給する。

そのiPadを使ってチームの監督は、過去のゲームのデータやビデオを見たり、またピッチャーとバッターの相性をシミュレーションする、などのことができる、とWSJは報じている

注目すべきは、各チームのiPad上のデータがチーム固有のもので、リーグ全体用のデータベースから得られるものではないことだ。したがって、どんなデータを集めて、それらをどのように分析するかも、各チームの競争的アドバンテージを決することになる。情報へのより容易で対話的なアクセスの方法についてのみ、Appleは彼らをお助けする。

支給されるデバイスは大型12.9インチのiPad Proで、各チームのロゴ入り特注ケースに収められる。

メインのアプリとしては、 MLBのAdvance Media DivisionがAppleのデベロッパーからの協力のもとに作ったカスタムアプリMLB Dugoutが使われる。

契約の形はNFL-Microsoftのそれと似ていて、デバイスは監督用の正規のツールであると同時に、広告も表示される。

NFLは紙からデジタルツールへの移行でさまざまな成長痛を経験したようだが、MLBも同じ経験を味わうかもしれない。というか、Appleによれば、NFLチームのほとんどが、人に見られないところでiPadを使っている、という。Surfaceは、彼らにとって技術的に難しいのだそうだ。

Appleは本誌TechCrunchに、この契約を確認した。

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フォロワーが800万いるInstagramアカウントではプッシュ通知がどうなるか[ビデオ]

ちょっと、おもしろいこと。

Instagramのアカウントに、フォロワーが800万いると、どうなるか。

そのアカウントはプッシュ通知を有効にしてある。

その彼/彼女またはあなたが、新しい写真やビデオをポストすると、こんなことになる:

 

Demy De Zeeuwさん、ありがとう。彼はフットボール(サッカー)中心の(優れた)Instagramアカウント433のオーナーだ。人気のイベントなどをソーシャルに共有するから、人気絶大で、本当にフォロワーが800万いる。写真やビデオはどれも、20万以上のlikeをゲットする。だからDemy、きみのスマホ(もしくはきみの脳)が爆発する前に、プッシュ通知はoffにした方がよいね。

[情報をありがとう、Jan。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Motusのウェアラブルセンサはプロ野球選手のバイオメカニクス測定をラボから球場に持ち込む

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野球は数字のスポーツでもある。Sabermetrics日本語wiki)のようなものが登場した現代においては、とくにそうだ。この世界に登場したスタートアップMotusは、ピッチャーのひじのストレスや、バッターのスイングの変化をバイオメカニクスを利用して測定するシステムを開発した。そして今日同社は、その高度な技術を実際にグランドに持ち込むための、5つのセンサを搭載したパッケージを発表した。

このセンサパッケージを同社は、来週ナッシュビルで行われるMajor League Baseball Winter Meetingsで披露する予定だ。このパッケージは、バッターのスイングやピッチャーの投球モーションのバイオメカニクスを計測して、スマートフォンに送る。これまで、このような機能はMotusのラボから外に出ることはなかった。

Motus sensor and smartphone app.

写真クレジット: Motus

昨年Motusが発表したセンサ1つのパックは、ピッチャーのエルボー・スリーブ(ひじまでの袖)に取り付けて、ボールを投げるときのひじのストレスを測定する。今は投手が昔以上に酷使されるので、トミー・ジョン手術(Tommy John surgery)が大流行だ。これは、投手の利き腕の内側側副靭帯(ulnar collateral ligament, UCL)の損傷を治す手術だが、正しいバイオメカニクス測定により、過度な酷使を事前に防ぐこともできる。

そう語るCEOのJoe NolanらMotusのファウンダたちは最初、投球モーションのバイオメカニクスを測定する方法を考案した。しかしそれは、選手が実際に同社のラボに来て、高度なツールやカメラで測定してもらう必要があったので、彼らはその技術をグランドに持ち込みたいと思った。複数のセンサを使えば、コーチやトレーナーや医師などが投手を定期的にチェックして、前膊、腰、上腕二頭筋のスピードなど、ストレスレベルの変化や違いをスマートフォン上で見ることができる。もはやラボの、高度な複雑装置類は要らない。

バッターに関しては、マルチセンサパックによる測定をピッチャーよりも頻繁に行って、スランプのときなどには、スイングが実際に変わったのかどうかをチェックできる。これまでは選手がビデオを見て、それをチェックしていたが、Motusのシステムを使うと変化を数字で知ることができる。

Pittsburgh Piratesでセンターを守っているAndrew McCutchenは、“自分のスイングについて知るためにMotusのラボに数年通ったが、今のモバイルシステムならバッティングケージの中や試合中でも情報を得ることができるから、すごくいい”、と述べている。

選手はセンサを、コンプレッションシャツの内側や、バッティンググラブ(バッティング用手袋)、スパイクシューズなどの中に装着できる。十分な柔軟性があるので、選手はプレイ時にセンサの存在を意識しない。

Motus sensor system showing typical sensor placement in compression shirt, gloves and cleats.

野球のチームや選手は、ほかにもいろいろなツールを使っている。センサはその一つにすぎないが、選手の状態を数字で把握できることが他にないメリットだ、と同社は自負している。

“うちのツールを使えば、選手の状態が今最高かどうかを判断できる、というようになりたい”、とNolanは語る。今は、野球以外のスポーツへの進出も、考えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

マイケル・ジョーダンやマーク・キューバンも出資する、スポーツ界のビッグデータ企業「Sportradar」

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本稿執筆はKatie Roof

マイケル・ジョーダンも、そしてマーク・キューバンも、スポーツ界における「ビッグ・データ」関連事業の勝者はSportradarとなるだろうとふんでいる。Sportradarはスイス発のスタートアップだが、米国でも存在感を増しつつあるところだ。上に名前をあげた2人はRevolution Growthの主導したラウンドにて4400万ドルを出資しており、新たに用意されたアドバイザリーボードの地位にも座ることとなった。

成長も急な同社は、さまざまなアプリケーションを開発しており、また最近になってNFL、NASCAR、およびNHLなどとも契約を締結した。取り扱うデータはファンタジースポーツでも利用され、またソーシャルメディアでも活用されるようになってきている。スポーツくじを購入する際にも、データを利用する人が増えてきている。

「Sportradarは、スポーツ界におけるデータビジネスの主導的地位を狙っているのです」と、マーク・キューバンは言っている。「社内のデータサイエンティストも素晴らしい人材が揃えられています」とのこと。

ワシントンでいくつかスポーツチームを所有し、またRevolution Growthの共同ファウンダーであるテッド・レオンシス(Ted Leonsis)もSportradarの取締役に名を連ねている。「ウォール街と同様に、スポーツもまたデータで語り得るものなのです」とレオンシスは言っている。「プレイヤーやチーム、ないしリーグに関するリアルタイムの情報を求めている人は、世界中にあふれているのです」とのこと。

Sportradarの集めたデータは、スポーツチーム自身が自らの強化のために使うことも考えられるし、またファンタジー・フットボールに熱中する人も、ここからさまざまなヒントを得ることができるだろう。数多くのデータを扱い、DraftKingsやFanDuelに熱中する人がぜひとも手に入れたいと考えるデータで溢れている。またスポーツ団体が、競技の魅力を訴えるためのアプリケーションを制作する際に利用するというケースもあるだろう。

Sportradarによれば、48競技で行われている325,000のゲームについてライブ情報を入手しているのだとのこと。GoogleおよびYahooもSportradarから情報を入手している。ちなみに競合としてはStatsの名を挙げることができよう。

Sportradarには1000名の開発者がおり、各スポーツに関する専門家がいて、ヨーロッパのプライベートエクイティ投資会社であるEQTも資金を提供している。

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(翻訳:Maeda, H

TuneInプレミアムが登場。広告が消え、MLBやプレミアリーグのチーム毎ステーションも開設。さらにオーディオブックのストリーミングにも対応

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人気の音楽サービスおよびアプリケーションを提供するTuneInが新たなサブスクリプションサービスを開始した。月額7ドル99セントのTuneIn Premiumで、申し込むとステーションからの広告がなくなると同時に、いくつかのプレミアムコンテンツにもアクセスできるようになる。

読者の方はご存知だろうが、TuneInのアプリケーションはiOSでもAndroidでも大人気となっている。世界中のラジオ局番組を聴くことができるようになっている。ライバルはiHeart Radioだろうが、インターネット上で好みの音楽ラジオ番組を聴くのには、いずれかを使っているという人がかなりの部分を占めるはずだ。

これまでもTuneInは「プロ版」を提供していた。録音ができて、バナー広告が非表示となるものだったが、どうやらTuneInに大きな利益をもたらすものとはならなかったようだ。

そこでTuneInが考えたのが次の一手だ。新たなストリーミングサービスを自ら立ち上げるような方法ではなく、ラジオステーション側からの広告を取り去るという方法を考えついた。TuneInでサポートしている600局からの放送中、流れるCMを音楽に差し替えてしまうのだ。

差し替える音楽はサーバー側から送られるようになっていて、DJ側の作業は何もないそうだ。TuneInが視聴状況に基づいて適切な音楽を選択するようになっていて、局側では差し替え時の候補曲を用意しておく必要もない。これはある種の「広告ブロッカー」としても機能するものとなる。それにともないプレミアムサービスからの収益を放送局側とシェアしたりするのかどうかについては、今のところ情報はない。

さらに、TuneInはメジャーリーグベースボール(MLB)およびプレミアリーグとの提携も行った。TuneInにて大リーグ(野球)およびプレミアリーグ(サッカー)を楽しめるようになったわけだ。これらスポーツ中継については、すでにチーム毎のラジオ局が用意されていて、そこでゲームおよび解説を楽しむことができる。

それだけでなくTuneInはPenguin Random HouseおよびHarperCollingsとも提携した。これはオーディオブックを放送するための措置だ。プレミアムに登録した人は、4万冊のオーディオブックを再生することができる。これによりTuneInは電子書籍版Netflix的なサービスにピボットしたScribdと競合することとなる。

有料サービスに切り替えようと思う人はどの程度だろうか。提供が開始されるプレミアムコンテンツのすべてに興味があるという人は少ないのではないかと思う。そうであれば、特定のコンテンツにしか興味のないという人は、なかなか有料版に切り替えようとは思わないかもしれない。しかし車で毎日音楽ラジオ局を再生しているという人なら、広告がなくなるというのは嬉しく感じることだろう。あるいは熱心なスポーツファンなのであれば、チーム毎に用意されたラジオ局というのはとても魅力的だろう。オーディオブックに興味のある人も、膨大なライブラリからストリーミングサービスを受け取ることができるということには「おいしい」と感じるかもしれない。

長い目でみれば、プレミアム版の導入はTuneInの成長のきっかけとなるのではなかろうか。今後も機能やコンテンツを加えていくことになるのだろう。遠からず「must have」なサービスに育つことも考えられる。

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(翻訳:Maeda, H

ロコンドがアルペンと資本業務提携、10億円の資金調達と同時にスポーツアイテムのECを開始

ロコンド代表取締役の田中氏()

ロコンド代表取締役社長の田中裕輔氏(左)とアルペン執行役員の白鳥明氏(右)

ロコンド代表取締役社長の田中裕輔氏(左)とアルペン執行役員の白鳥明氏(右)

靴を中心にアパレルやコスメを取り扱うECサイト「ロコンド」。運営のロコンドが5月28日、アルペンとの資本業務提携を実施した。

これにともないロコンドはアルペンを引受先とした第三者割当増資を実施し、10億円を調達した。出資比率は非公開だが、20%以下のマイナー出資となっている。同社はこれまで、Rocket Internetをはじめ、みずほキャピタル、ネオステラ・キャピタル、エキサイト、リード・キャピタル・マネージメント、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、ジャフコから合計35億円の資金を調達している。ロコンドでは、今回調達した資金で商材の調達や人材確保、システム開発、倉庫の拡大、プロモーションなどをすすめる。

あわせて、ロコンド内にスポーツファッションECサイト「LOCOSPO(ロコスポ)powered by Alpen Group」を立ち上げると同時に、ロコンドがアルペンの自社ECサイトの開発・運営を行う。

ローンチ時の体質を改善し、今期黒字へ

2011年2月に“日本版Zappos”をうたってサービスを華々しくスタートさせた靴のECサイト「ロコンド」。商品の当日無料配送、商品を自宅で試したあとでもOKな返品対応、電話・メールで相談を受け付けるコンシェルジュサービスなど、ユーザー目線のサービスを提供し、また同時にテレビCMも積極的に放映。Grouponなどへの出資でも知られるドイツのベンチャーキャピタルであるRocket Internetが出資し、「ECサイトの垂直立ち上げ」をうたっていた。

だが2012年2月期の決算は—東日本大震災の影響や、商材確保で苦戦したとも聞いたことがあるが—売上高約12億円、純損失約15億円。厳しい船出となった。

「売上は12億円(2012年2月期)から30億円、50億円と成長し、2015年2月期には75億円となった。今期には黒字化も見えるところまできた」——ロコンド代表取締役社長の田中裕輔氏はこう語る。

サービス開始当初は商品を自社で商品を確保し、定価で販売。さらに倉庫もアウトソーシングしていたが、体制を刷新。インポート商品を除いて消化仕入れ(委託)のモデルに変更し、倉庫のオペレーションも自社で行うなど、体質改善に取り組んできた。

「我々の最初の失敗は初年度で資金を突っ込みすぎたところ。(業績について)メディアで取り上げられることもあったが、徐々に体制を見直してきた。だが一方で、送料・返品無料やコンシェルジュ、即日配送というサービスについては最初から変えずにやってきた」(田中氏)

そんなロコンドだが、現在は靴を含めた「SBICS(Shoes:1.4兆円市場、Bag:1兆円市場、Inner:9000億円市場、Cosme:2.3兆円市場、Sport1.4兆円市場)」の7兆円市場に進出することを目指しているのだという。すでにアパレルでは海外ブランドと提携。さらにサマンサタバサのサイト運用支援でバッグの販売を開始しており、4月にはコスメの販売も始まった(試供品付きで、試供品が合わなければ返品無料なんだそう)。そして今回のアルペンとの提携でスポーツ領域の強化を進めることになる。

「ガチのスポーツ用品」しか売れなかったアルペン

アルペン執行役員でデジタル推進本部副部長 兼 戦略企画室長の白鳥明氏に聞いたところ、同社で課題だったのは「デジタル戦略」。ロコンドと組む前のアルペンのコーポレートサイトは、良く言えば古き良きWebデザイン、テック業界の言葉でいえばWeb 0.8ぐらいのデザインだった。ECも楽天市場などに出展する程度。「『ガチスポーツ』の商品では強みがあるが、ファッションやアパレル、スニーカーというものが売れなかった」(白鳥氏)

それを示す面白い例が、ファッション性の高いスニーカーの売れ方だ。最近人気のNewBalanceのスニーカーなどは、型番次第でファッション系のECサイトでは定価でもすぐに売り切れてしまう。だがそんな商品でもアルペンでは4割引でも商品が売れ残っていたのだそう。それを試しにロコンドで販売したところ定価で完売したそうだ。そんな背景もあり、ロコンドと組み、ファッションという切り口でECを展開することに活路を見出したというわけだ。またアルペン社内では3月にデシタル部門を再編している。

LOCOSPOとアルペンの自社ECサイトでは在庫を共有しており、サイトローンチ時には約1万点の商品をラインアップする。将来的には20万点まで拡大を見込む。

FCバルセロナのイニエスタなども出資する、スポーツ選手用ウェアラブルのFirstV1sionが実戦デビュー

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以前の記事でも紹介しているように、Gartnerはフィットネス系ウェアラブルの将来は明るいとみなしているようだ。ウェアのスマート化というのもその流れのひとつだということができる。スペインのスタートアップであるFirstV1sionが提供するのもそうしたウェア(ラブル)のひとつだが、このウェアがヨーロッパのプロバスケットボールの試合で実際に使われることになったそうだ。プレイヤーが身につけることにより、一人称視点のカメラアングルから試合を見ることができるようになるわけだ。

FirstV1sionのウェアラブルはこれまでにも、レアル・マドリードとバルセロナの試合にて、レフェリーが使用したことがある。しかし今回は、始めてプロフェッショナルゲームにおけるプレイヤー自身が身につけることとなった。身に付けるのはリトアニアのŽalgiris Kaunasで、相手はやはりレアル・マドリードとなっている。この試合の様子は世界中で12のチャネルにより放映されることになっていて、スペインでもCanal+が扱うことになっている。

FirstV1sionにウェアラブルにはHDカメラやマイクが搭載されていて、胸部に装着される形となっている。さらに心拍計や加速度計などのセンサー類も装備されており、一人称視点で楽しむのみならず、装着したプレイヤーの動作速度を数値で確認したり、生体データなどを確認することもできるようになっている。一人称視点カメラは、スポーツ界にいろいろと登場してきてはいる。FirstV1sionは、ここにセンサーを結びつけることで、さらに新しい世界を開こうとしているわけだ。

また、FirstV1sionは心拍計などでリアルタイムの情報を入手することで、プレイヤーの安全面にも役立つと主張している。もちろんそうはいっても主な目的はエンターテインメント面にあるのは間違いない。プレイヤーの生体データを収集してそれを放送画面に映し出すことにより、スポーツ観戦の面白さを広げようとしているわけだ。プレイヤーのさまざまなデータを閲覧することで、楽しみがいっそう増えると言うファンも多いことだろう(ただし、金曜日に放送されるEuroLeagueの試合ではカメラ画像のみが放送される予定だ。音声や生体データについては、今回は扱わない予定であるそうだ)。

FirstV1sionは、バルセロナのWayraの実施するアクセラレータープログラムから登場してきたスタートアップだ。母体であるスペインの通信会社のTelefónicaは、FirstV1sionに€60,000/$65,000を出資して7%の株式を取得している。他にはFCバルセロナでプレイするサッカー選手であるアンドレス・イニエスタやNBAのオクラホマシティ・サンダーでプレイするサージ・イバーカなども出資している。

さらにFirstV1sionはBank To The Futureを使った出資キャンペーンも実施中だ。より多くの資金を集めて、さらに多くのスポーツファンが一人称視点でスポーツを楽しめるようにしたいという狙いだ。5000名ほどの投資家から250万ユーロほどそ資金を調達することを目標としている。

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(翻訳:Maeda, H

月額9800円で提携フィットネスに通い放題、グリー子会社が新サービス「Lespas」

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月額9800円でいつでも、どこでも、提携フィットネスのスタジオレッスンが受けられる「Lespas」(レスパス)がスタートした。登録費・入会金は不要。ヨガやダンス、ゴルフ、ボクシング、ボルダリング、ピラティスなど20種類以上のジャンルの中から、好きなレッスンに参加できる。期間限定で初月無料のキャンペーンを行っている。

自宅や勤務先、外出先の近くにあるフィットネスのレッスンを受けられるのが特徴。例えば、仕事が忙しくてフィットネスに通えなくなった人でも、夜遅くにやっているレッスンを選んだり、外出がちで直帰が多い人は、アポイント先近くのスタジオでさまざまなレッスンを試せそう。仕事やプライベートを優先してスポーツクラブに通えず、会費だけを無駄に払い続ける「幽霊会員」でも続くかもしれない。

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現在は都内5区(港区、中央区、千代田区、新宿区、渋谷区)を中心とした、東京23区内で予約可能。ただし、同一事業者のレッスンを受けられるのは月3回まで。同一事業者とは、例えばA社がBスタジオ六本木店とCスタジオ赤坂店を運営している場合、Bスタジオ六本木店とCスタジオ赤坂店のレッスンは、のべ3回までとなる。

提携フィットネスとしては、稼働状況に合わせてレスパスにレッスン枠を提供することで、新規顧客にアプローチできるのがメリット。加盟料は無料で、レスパス経由で利用された回数に応じてグリーに手数料を支払う成功報酬型モデルとなっている。

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米国では「次のUber」と評される優良サービス

フィットネスに通い放題のサービスとしては、2013年に創業した米国の「ClassPass」が有名。創業地のニューヨーク以外に、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンなどで展開していて、予約件数は昨年12月の約30万件から、今年2月には約60万件と倍増。2月の売上高は500万ドルを突破し、「次のUber」とも評される優良サービスだ。

グリーは今年1月に100%子会社「株式会社レッスンパス」を設立し、日本に競合がないClassPassライクなサービスの開発に着手していた。予約システムでは、ホテルの当日予約に特化したアプリ「Tonight」の仕組みを応用。Tonightではホテルが空室状況を入力するが、レスパスではスタジオ側でレッスンの空き状況を入力する。

日本ではグリーに先駆け、月額9900円で都内20箇所のスタジオレッスンに参加し放題の「CLASSFIT」が3月にスタートしている。

スポーツのための天候情報をクラウドソーシングするgoFlowが対応種目を増やしシード資金を獲得

goFlowは、お天気が気になるスポーツやイベント、スキーやスノーボードなど用のお天気情報を、ユーザがアップロードした情報から教えてくれるアプリだ。ファウンダのRoni Eshelはプロのサーファーで、昨年は世界中から100万件あまりのサーフ情報がこのアプリから生まれた、と言っている。

今度からこの’goFlow Sports’は、新たに10種類のアクティビティをサポートする: サーフィン、降雪、パドルボード、釣り、ダイビング、サイクリング、カイトサーフィン、ボート、ゴルフ、そしてスケボー。

しかも同社は、50万ドルのシードラウンドを終了した。そのラウンドをリードしたのはAngels Shalev Hulio、Omri Lavie、NSOグループのファウンダたち、それにKaymeraだ。また、RhodiumのDaniel RecanatiとWidgetlabsのMehrdad Piroozramも投資に参加した。

競合製品の多くは、カイトサーフィンならカイトサーフィンだけ、というように一種目限定だ。たとえばカイトサーフィンならWeendy、サーフィンならSurfr、釣りならFishbrain、というぐあいに。

goFlowは10種目で利用でき、いろんな人たちからの天候情報を利用できる。GPS対応の地図表示機能や、非公開のグループチャット機能もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa