Googleとプログラマ教育のGeneral Assemblyが組んでAndroidデベロッパ量産のための特訓コースを展開

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全世界で‘卒業生’が25000名いる、プログラマを育てる教育スタートアップGeneral Assemblyは、先日7000万ドルという巨額を調達したばかりだが、このほどGoogleとパートナーして、Android開発の特訓コースを立ち上げた。

この、12週間、朝から晩までのコースは、来年1月にニューヨーク、2月にサンフランシスコで開校し、その後ほかの都市にも広げていく。学費は13500ドルだが、融資もある。これはGAにとってニュープロダクトであるだけでなく、Googleにとっては、Google流で育てられた有能なAndroidプログラマが一挙に大量に出現し、グローバルに活躍していく、というメリットがある。

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GAのCEO Jake Schwartzは曰く、アプリのデベロッパは“需要がものすごく大きく”て、“Googleとのパートナーシップでこのコースを開けたことは、すぐに仕事ができる実用技能を持った生徒が育つことを意味する。つまり、有能なデベロッパを企業の喫緊の需要に即応して提供できる。もちろんAlphabetやGoogle自身も、優秀な新社員の確保に苦労しなくなるだろう”。

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[9:30am UIコンポーネント入門/12pm ゲストのお話を聴きながら昼食/1pm レイアウト体験学習/4pm 本日の復習/5pm クラス会,ハッカソン](日本語)

Androidのユーザは全世界で10億を超え、新しくておもしろいアプリへの需要はつねにある。iOS用に作ったアプリをAndroidにポートしたい企業も、これから実際にプロダクトを作っていくスタートアップも、このコースが大いに役に立つ。

このコースでは、Java(Androidのプログラミング言語)、XML(Androidアプリの構成言語)、ユーザインタフェイスの開発、そしてGoogleのデザインフレームワークMaterial Designについて学ぶ。またコースにはキャリア準備サービスへのアクセスとサポート、ワークショップ、ネットワーキングイベント、そして個人指導が含まれる。ただし生徒の方も、気合を入れて長時間勉強すること。

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Schwartzが言うように、アプリのデベロッパは“需要がものすごく大きい”が、優秀なデベロッパの需要はさらにさらに大きい。この事業から、後者がたくさん生まれることを期待したい。そうでなければ、やった意味がないもんね。

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開発ワークフローの各段階でコードリビューを自動化するCodacyが€1Mのシード資金を獲得

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デベロッパはコードのリビューに大量の時間を費やす(全コーディング時間の20~50%ぐらい)。自動化ツールのある今でもそうだ。コードリビューは“技術の債務”と呼ばれ、その額を全世界で1兆ドルと試算した人もいる。

リスボンのCodacyは、不要なコードリビューをなくそうとしている。その目標のために同社はこのほど、Caixa Capitalがリードするラウンドで100万ユーロのシード資金を調達した。このラウンドには現在の投資家Faber VenturesとE.S. Ventures、同社に最初の公開投資を行ったJoin Capital、そしてHenrique de Castro(元YahooのCOO)などのエンジェルたちが参加した。これで同社の資金調達総額は150万ユーロになる。同社はこれを機に、サポート言語にRubyとJavaを加えた。

このニュースは、Web Summitの大きなカンファレンスが来年ここで開かれるというニュースにわいたばかりのリスボンのスタートアップにとって、さらなる刺激になる。しかもCodacyは、昨年のWeb Summitのピッチコンペで優勝したのだ。

協同ファウンダのJaime JorgeとJoao Caxariaは、イギリスの大手銀行やコンサルティング企業で技術者チームを管理していたとき、この問題に気づいた。技術者たちのコードのクォリティはそれほど高くないことが多いが、たまに見る良いコードは、コードリビューにあまりにも多くの時間を投じた結果だった。

彼らはコードリビューのもっと多くの部分を自動化できると気付き、そのためのスタートアップを作り、ロンドンのアクセラレータSeedcampの育成事業に参加した。

Codacyのツールは毎回のコミットとプルリクエストで新たな問題を見つけ、それらをデベロッパに報告することにより、手作業によるコードリビューを大幅に減らす。たぶんこれまでコードリビューに費やしていた時間の20から50%は節約できる、と彼らは概算している。

Codacyは今、世界中の8000名あまりのデベロッパが利用していて、発見した問題の数は今年だけで100億近い。

同社のコンペティタは、CodeClimateScrutinizerBithoundなどだ。

しかしCodacyは単なるコード試験ツールではなく、ソフトウェア開発のワークフローを最適化するツールに近い面もある。またサポートしているプログラミング言語も、Scala, Java, Ruby, JavaScript, Python, PHP, Coffeescript、CSSと多い。

Jorgeはこう語る: “コードに対する静的分析はもう何十年も前から行われているが、それを正しくやるためには、ここ数年で大きく進化してきたワークフローとしっかり歩調を合わせる必要がある(継続的インテグレーションなど)。インハウスのコードアナリシスを構築することには、より有意な結果が得られ、プログラマたちの固有のニーズに迅速に対応できる、というアドバンテージがある”。

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香港で6歳児からプログラミングを教えるFirst Code Academyが順調に成長…現代社会の必須の第三外国語に

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[筆者: Josh Steimie]…デジタルマーケティングサービスMWIのCEO。同社のオフィスは合衆国と香港にあり、彼はCMOs at Work: How Top Marketers Build Customer Loyaltyの著者。

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#ILookLikeAnEngineerの人気の高まりとともに、プログラマのステレオタイプが壊されつつある。First Code AcademyのファウンダMichelle Sunも、そんなプログラマのステレオタイプ像から外れた人物の一人だ。同社は、6歳から上の子どもたちに、プログラミングを教えている。

自分にその気はなかったのに、ある種の集団セクハラ事件を契機にILookLikeAnEngineerを始めざるをえなかったIsis Wengerと同様、Sunも若くて女性で美人で、そしてプログラマだ。多くの人が、この4つのうちの1つは他の3つとミスマッチだ、と思うかもしれない。でもSunは、まさにそれによって、プログラマのステレオタイプをぶち壊そうとしているし、そこからさらに次の歩みを始めようとしている。

Sunは香港生まれだが、ここでは3歳にも満たない子どもたちが名門幼稚園の面接試験を受け、その後も子どもたちは学歴競争に明け暮れる日々を送る。

子どもたちのすべての関心や興味を、学歴競争が踏みにじる。若い脳を、丸暗記主義が支配する。香港の地下鉄の駅には、入試専門の家庭教師のポスターが氾濫している。まるで彼らが、ポップスターであるかのように。

香港っ子の目標は何だろう? 銀行やそのほかの金融企業に安定的な職を得て、企業内の出世の階段を上(のぼ)っていくことだ。でもSunは、それが未来に向かう理想のキャリアパスだとは思っていない。“これからの世界は、成績優秀な学生など求めていない”、と彼女は語る。“自分の記憶から情報を取り出すことだけが上手な人間は、もはや必要とされない。そんなことは、Googleがやってくれる。私たちにとって本当に必要な人間は、何かを創り出して、世界をもっと良い場所にできる人たちだ。そしてプログラミングは、子どもたちをそんな道の上に乗せる”。

SunはFirst Code Academyを始めるまでに、いくつかの起業を経験した。たとえばその中の、二人がお互いにスマートフォンをぶつけ合えば情報を共有できるBumpは、2013年にGoogleに買収された。スケジュールを共有するソーシャルメディアBufferも、彼女の作だ。Bufferを作ったあと彼女は、また新しいホットなアプリを作ることではなく、別の方向へ関心を向けた。

Sunはこう語る: “最初私は、テクノロジとその製品が多くの人びとに与えるインパクトに、心を惹かれた。プログラミングは最初のスタートアップを作ったときに始めた。そのとき、デベロッパのチームと一緒に仕事をして、彼らがやってることの中身に関心を持った。技術者たちと、もっと内容のあるコミュニケーションをしたかった。そこでまず、プログラミングに関する本を山のように読んだ”。

それから彼女は、女性のためのソフトウェアエンジニア育成校として有名なHackbright Academyに入学した。その、毎日一日中プログラミング漬けという環境の中で、プログラミングのスキルを磨いた。

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“Hackbrightでは、LinkedInやDropboxのような大きなテクノロジ企業が主催するハッカソンに参加した。そして、プログラミングの能力があれば仕事も人生も無限の可能性が開けることを確信した”。

卒業後ベイエリアで仕事をしていたSunは、中学校の女子生徒たちにプログラミングを教える機会に遭遇し、そのときの経験から、あらためてアジアにおける教育について考えるようになった。香港に帰国した彼女は、児童生徒にプログラミングを教える教育をアジアでも始めよう、と思い立った。彼女のFirst Code Academyは最初、女の子だけの一日かぎりのプログラミング教室だったが、その後の2年間で、6歳から18歳までの学齢層に、さまざまなコースを提供するようになった。

“私たちの使命は、次世代の人たちに、テクノロジを利用するクリエイターになれるための力をつけていくこと”、とSunは語る。“この世代でリーダーになる人たちは、どんな分野でも、テクノロジをしっかり理解していることが、必須の要件だ。テクノロジだけでなく、医療でも法律でも金融でも何でも”。

クラウドベースのBIソフトウェアを提供しているDomoのCMO Heather Zynczakも、同じ考えだ。ZynczakもSunと同じくプログラマ出身だが、Domoにおけるマーケティングの仕事をうまくやるためには、その経験と知識が必須だ、と痛感している。

Zynczakは語る: “最初に就職したのは、今AccentureになってるAndersen Consultingだったけど、そこでプログラミングをやらされた。週に80時間、プログラムを書いたが、その経験があったおかげで、今の私はCTOとも話ができるし、ソフトウェアシステムを選べるし、だれかが‘multi-tenancy systems’*なんて最新のテクノロジ用語を使っても、すぐに理解できる”。〔*: multi-tenancy systems, ref1ref2。〕

本当に必要なのは、何かを創り出して、世界をもっと良いところにできる人たちだ。そしてプログラミングは、子どもたちをそんな道に乗せる。
— Michelle Sun

Zynczakは続ける: “マーケティングも最近はますますデジタル化し、テクノロジの導入が進んでいるから、プログラミングの経験は今の私の本業にも役立つ”。

Sunはこう語る: “プログラミングは読み書きの次のリテラシーだ。英語の次に、誰もが学ぶ必要のある外国語だ。中国とビジネスをするためには中国語を学ぶ必要があるのと同じように、ビジネスだけでなく今の社会で生活するために勉強する必要のある新しい言葉が、プログラミングだ”。

SunのFirst Code Academyは、同社のオフィスと、香港市内の学校で教えている。カリキュラムは5年で、6歳から始まる。コースはプログラミングの基礎に始まり、最後は生徒が完全なアプリ/アプリケーションを自分で作れるようにする。

また、プログラミングを学んでいる子どもとまともな会話ができるようになりたい、という親の要望に応えて、親子教室も開いている。それは効果を上げている。また、今年の夏は3人の生徒がMITの招待でボストンへ行き、自分たちのアプリケーションを見せた。最近ではシンガポールでも体験教室を開いている。

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Sunによると、いくつかの点でアジアは、プログラマに向いた環境だ。“アジアの子は算数や理科がよくできるし、そのほかの学科の成績も良いから、プログラミングの上達も早い。でも卒業して子どもでなくなった人たちのための、簡便な勉強と体験の場がない。大学に入ってやっとプログラミングの基礎を教わるのでは、遅い。一般的に新しい言葉は、大人よりも子どもが早く覚える。子どもたちはプログラミングを、遊びや趣味として学んでいく”。

First Code Academyでプログラミングを勉強するようになると、そのほかの重要な生活スキルも身につく。たとえば失敗を悪と見なすアジアの文化的規範を無視し、むしろ失敗から、重要な学習体験を得る。そういう前向きの姿勢が、日常の生き方にも反映する。Sunによると、失敗をおそれて、人前では話もできない慢性ビビリ少年がある日入学してきた。

“最初の二つのコースを終えたころから、彼は問題の答を確信をもって大声で言えるようになった。彼は、失敗は全然OKだ、ということを学んだ。自分が作ったアプリケーションがクラッシュしたら、問題を見つけ、直し、それを、ちゃんと動くようになるまで何度も繰り返す。人生も、それと同じよ”。

画像提供: Kevon Cheung(First Code Academy)

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HTMLとCSSとJavaScriptの基礎を教えるための教材的コードエディタThimbleをMozillaが新装して再ローンチ

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2012年にMozillaは、HTMLとCSSとJavaScriptの基礎を教えるためのコードエディタThimbleローンチしたが、その後ブラウザ上のコードエディタはBracketsや、完全なIDEのNitrousが人気者になったため、影を潜めてしまった。しかし今日Mozillaは、Thimbleを再度ローンチし、デザインを大幅に変え、たくさんの新しい機能を導入した。

Thimbleは、AdobeがサポートしているオープンソースのBracketsがベースで、今でもWeb開発の基礎を教えるための教材、という位置づけだ。Mozillaは、教材を自分で選ぶことのできる教育者やその生徒たちにこのプロジェクトを勧めるとともに、個人の学習者の独学のための利用もねらっている。

こんどの新しいバージョンでは、背景を黒地と白地のどちらかを選べる(上図)。また、カラーピッカー(色指定)や、ファイルとプロジェクトへの容易なアクセスがサポートされた。これまでのThimbleでは一つのプロジェクトを作れるだけだったが、今度からは複数のWebページを管理し、リンクできる。

最近では初心者でも自分のサイトをモバイル対応にしたいため、Thimbleはそれにも対応している。プレビューモードでは、モバイルの画面も見ることができる。またzipされているサイトも、ファイルをエディタにドラッグするだけでインポートできる。ファイルの自動保存や、エクシテンションのサポートも加わった。

教師が生徒たちに基礎的なスキルを教えるために利用できるHTMLページやCSSスタイルシートのサンプルプロジェクトも、いくつか用意されている。

Mozillaのプロジェクトではあっても、Thimbleはどの現代的なブラウザ上でも使える。

Thimbleを試してみたい人は、ここからスタートしよう。

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子どもがプログラミングを覚えながら遊ぶ(操作する)ロボットVortexは複数で対戦ゲームもできる

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DFRobotは、教育市場向けのロボットを2008年から作っている。今週同社は、対話的でプログラマブルで、6歳以上の子ならどの年齢の子どもでも遊べるロボット、Vortexを発売した。このVortexロボットは、AndroidやiOSのスマートフォンやタブレットに搭載したアプリとBluetoothで通信し、子どもたちはこのアプリの画面をタップして命令を伝え、ロボットをコントロールする。このアプリには無料のゲームが4つ(サッカー、ゴルフなど)、最初からついていて、それらのプレイ体験を子どもたちがカスタマイズできる。

DFRobotのCEO Ricky Yeによると、子どもたちがロボット工学を楽しく学べることが、Vortexの開発動機だ。同社はこれまで学校や教師のためのロボットキットを数多く作ってきたので、クラスでどんなことに人気があるか、よくわかっている。また、競合他社に負けないためのデザイン要素も、よく理解している、とYeは語る。Vortexは学校でも採用できるが、DFRobotとしては初めての家庭用消費者製品でもある。

“勉強は、楽しくなければ身につかない。すぐに遊べるゲームを含めたのもそのためだ。そして子どもたちが、自分でもゲームを作りたいな、と思うようになったら、ロボットをプログラミングする学習が始まる”。

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Vortexのセットアップは、単三電池を4つ入れるだけだ。アプリストアからVortexbotアプリをダウンロードすれば、プレイを始められる。ゲームの中には、サッカーのような対戦ゲームもあるから、複数の子がVortexを持ってた方がよい。もちろん、一人遊びのゲームや、コンピュータと対戦するゲームもある。

子どもたちがロボットをプログラミングすることに興味を示したら、親または教師がチュートリアルのWhenDoアプリをダウンロードするとよい。そこに書かれている指示にしたがって子どもたちはプログラミングの基礎を学び、ゲームをカスタマイズしていく。WhenDoはドラッグ&ドロップで簡単に使えるアプリだが、内容的には、低学年児童には親や教師が付き添った方がよいだろう。

Vortexはオープンソースで、ArduinoやScratchと互換性がある。だから子どもたちは、VortexをPCやMacからプログラミングすることもできる。

このロボットは自分で障害物を避(よ)け、ラインを検出し、赤外線とグレースケールとスピーカーを使って壁などから折り返すことができる。

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DFRobotは今Kickstarterで、Vortexを製造するための資金を募集している。前にも同社は、Kickstarterを使って3DプリンタOverlordの資金を集めたことがある。それは無事に、発売にこぎつけたそうだ。

今のKickstarterキャンペーンでは、部品などの最少発注数量を満たす初期ロット2000体の製造を目指して50000ドルの目標額を掲げている。もちろんヨーロッパ向けにはCE、合衆国ではFCCのテストにも合格しなければならない。

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Vortexの実動プロトタイプはすでにあり、アプリもすでにアプリストア上にある。

発売は、10月末を目標にしている。

Kickstarterで出資する者は、2体のVortexを131ドルで入手できる。また、3体、4体、6体、10体のセット価格もある。

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プログラミング学習サイト「ドットインストール」がスポンサードレッスンを提供開始

1本当たり3分と短い動画でプログラミングを学べる初心者向けプログラミング学習サイトの「ドットインストール」がネイティブアドとも言える新サービスを開始した。これまでの学習コンテンツに加えて、企業か提供する開発者向け製品やサービスを紹介するレッスン動画を掲載する「スポンサードレッスン」で、第1弾はニフティによる「超速アプリ開発!ニフティクラウド mobile backend 入門」で、ニフティが提供するモバイル向けのBaaSサービスを紹介する動画となる。

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ドットインストールは現在、約15万人を超えるプログラミング学習者を抱えていて、企業が提供する商品やサービスの内容を3分動画で分かりやすく訴求できるという。ドットインストールではこれまで、スクリーンキャストと呼ばれる画面で実際にコーディングの様子を見せながらテンポ良く解説する動画コンテンツを提供してきた。2011年11月の創業以来提供してきたレッスン動画は3200本、動画再生総数は約2250万回となっている。上位人気コンテンツとしては、HTML入門(全24回)、CSS入門(全22回)、JavaScript入門(全24回)、PHP入門(基本編)(全32回)、Ruby入門(全23回)、CSS3入門(全18回)、jQuery入門(全20回)などがあるが、最近はモバイル開発のコンテンツにも人気があるという。

2013年からはプレミアムレッスンや文字起こしテキストなどが利用できる月額880円のプレミアム会員サービスを開始(有料会員数は非公開)。また2014年4月からは1ユーザー当たり月額1880円の法人向けライセンスの販売も開始している。法人ライセンスはヤフーやドワンゴで導入例がある。

新しく提供する動画サービスは、このドットインストールで提供されている3分動画のフォーマットを踏襲する。ドットインストールは創業者で代表取締役社長の田口元氏による解説で知られているが、スポンサードレッスンを制作は、オープンソース紹介ブログ「MOONGIFT」の執筆、運営で知られるエンジニアの中津川篤司氏が担当する。

スポンサードレッスンの価格は、動画制作とコンサルティング、3カ月からの掲載、運用費用を入れて税別280万円から。依頼企業はドットインストール上での露出するだけでなく、レッスン動画を自社サイトやセミナー、営業資料などで利用することもできる。

ところでドットインストールといえば、人気ブログ「百式」のブロガーとしても知られる代表の田口元氏が、ドットインストールのシステム開発もこなす福永康司氏と2人体制でコンテンツを作ってきたが、自己資金だけでなく、外部資金を調達してスケールさせる道を選ぶことはないのだろうか? 市場規模が違うので英語圏との直接比較は意味がないが、例えば海外では1995年創業のオンライン学習サイトであるLynda.comが合計350億円ほどを資金調達して、2015年4月にLinkedInに1840億円(15億ドル)で買収されるというダイナミックなことが起こっていたりする。

田口氏はTechCrunch Japanの取材に対して「(外部からの資金調達は)どこかのタイミングではするかも」としながら、今のところはノウハウの蓄積に注力したいと話す。物量でコンテンツを増やすことによるクオリティ低下を懸念していて、むしろ進化の激しい技術にキャッチアップしてコンテンツを更新することの重要性などを過去3年ほどの運用で感じているそうだ。

LivecodingはプログラマのためのTwitchだ…コーディングを実況中継してアドバイスを求める

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Y Combinatorの今のクラスで修行しているLivecoding.tvは、プログラマがほかのプログラマたちからリアルタイムで学べる、というサービスだ。

使い方は簡単で、プログラマが自分のプログラミング過程の実況をストリーミングし、‘視聴者’はそれを見物しながら質問をしたりフィードバックを与えたりする。

ベータでローンチしたのが2月だが、これまで162か国4万名あまりがサインアップした。当然、言葉はポルトガル語、ロシア語、ドイツ語等々とさまざまで、プログラミング言語もC#、Python、PHPなどなど、さまざまだ。

自分のプログラミングをストリーミングで流したい人も、エキスパートのプログラマから初めてのゲームをJavaで作っている11歳の子どもまで、いろんな人たちがいる。

PeriscopeやMeerkatなど、ユーザのリアルタイム実写ビデオ(自撮りビデオ)と同じく、視聴者はそのユーザをフォローでき、するとその人がまた新しいライブストリーミングを始めたら通知をもらえる。

プロのプログラマは、このサービスで、ベータユーザになってくれそうな人を見つけたり、新しいアプリケーションに関してフィードバックをもらったりできる。たとえば、著名なプログラマで物理学者でもあるStephen Wolframは、彼の新しいプログラミング言語をLivecoding上で宣伝し、先週行われたそのデモを見た人は4000名を超えた。

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経験の浅いプログラマたちにプログラミングを教えるリソースはネット上にたくさんあるが、このようなプログラミングのリアルタイムの実況で助言を得たり、エキスパートによるコードの書き方を見たりする、リアルな学習体験は、これまで、あまりなかった。

Livecodingの協同ファウンダJamie Greenは曰く、“YouTubeなどでチュートリアルを見るのと違って、Livecodingには対話性がある。そこが、重要な差別化要素だ”。

“既存の静的なチュートリアルは、きちんと編集されていて、問題解決へのいちばんの近道を行こうとする。でも、現実の技術者たちによる現実の問題解決過程は、そんなストレートなものからはほど遠い”。

初心者も自分のストリーミングをポストして、今やってることに関するコツや意見を求めることができる。

“これまでは、誰かに聞こうとすると、いちいちFacebookにアクセスしなければならない。問題がややこしいので、5分おきぐらいにそれをやることもある。そのたびに、プログラミングの集中力が途切れ、邪魔される”。

Livecodingでは、プログラミング以外に、たとえば初めて使う3Dプリンタのセットアップの仕方を尋ねる人もいる。ライブで音楽を演奏するコードを書いて、実際にLivecodingの聴衆に音楽を聴かせてしまったユーザもいる。Greenは、プログラミング以外の別部門をいろいろ作らなければならないだろう、と言っている。

“ライブの教育は未来の鍵であり、未来の教育の鍵である”、とGreenと主張する。“デザインなどの分野も、このやり方で教育/学習すれば、すごくおもしろくなるだろう”。

今のところLivecoding.tvは完全に無料で、Greenは広告は絶対やらない、と言っている。しかし今後、テーマを絞った専門性の濃いコンテンツは、有料になるかもしれない。

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Raspberry Piで野生動物を自動撮影するカメラロボットが子どもたちに電子工作とプログラミングを教える

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子どもにプログラミングを教えると称する製品が、このところとても多い。KanoのDIYコンピュータキットとか、ボードゲームのロボット亀さんなど、たくさんプログラマブルロボットや、科学教育風味の玩具が、市場を争っている。

ここでご紹介するイギリスのNaturebytesは、それらとは一味違う。同社のねらいは、子どもがいろいろハックできるテクノロジと、アウトドアへの関心を結びつけることだ。子ども用の辞書から「どんぐり」や「キンポウゲ」などの言葉が姿を消し、代わって「ブロードバンド」や「カットアンドペースト」が載りつつある今は、テクノロジがおちびさんたち全員を、単なるデジタルの消費者に変えてしまう危険性が、あるのかもしれない。

Naturebytesが今日(米国時間6/26)Kickstarterでローンチしたのは、野生動物をとらえるための罠だが、もちろん捕獲用の罠ではなく、Raspberry Piを搭載したカメラで彼らの姿を撮影するだけだ。子どもたちに自然を体験させつつ、電子工作やプログラミングも楽しんでもらう、という製品だ。テクノロジとアウトドアを結びつけるのは、何もなければ自然の中でただ走りまわるだけの子どもたちにとっても、良いことかもしれない。しかも自然環境の中にテクノロジを埋め込む同社の製品は、物のインターネットと呼ばれる近未来の技術動向にも合っている。

このカメラトラップ(“カメラ罠”)は全天候型で、風雨に耐える。Raspberry Pi Model Aプロセッサと電池とカメラと赤外線センサで構成され、もっと上位機種のPiを使ってもよい。センサが動きを感知すると撮影が行われて、走り去る野生動物などが撮れる。製品は組み立てキットなどで、子どもが自分で組み立てて構造などを理解する。今後のための拡張機能としては、撮った写真をWiFiで自動的にアップロードする機能などがある。

また子どもたちは、自分が撮った野生動物の写真をNaturebytesのWebサイトで共有でき、そこから、同好会のようなグループに参加できる。PiとPi用のカメラがすでにあるなら、45ポンドのキットを買ってケースを自分で3Dプリントする。全部入っているキットなら85ポンド、アクセサリ込みなら95ポンドだ。

現時点(日本時間6/27 09:20)で、目標額3万ポンドに対し6000ポンド集まっている。あと28日あるから、まずいけるだろう。発売予定は、今年の12月だ。

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オンラインのテクノロジ職業教育と公的資格の関係…ドイツのCareerFoundryの例

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オフラインのテクノロジ教育ではGeneral Assemblyが評価が高いが、ベルリンのCareerFoundryは昨年、エンジニアや新社員やスタートアップにテクノロジの職業的技能を身につけさせるための、オンラインでカスタマイズできる教育訓練事業を立ち上げた。その基本的な考え方は、一貫してピアツーピアの環境であること、人びとが互いに教えあうことだ。だから、ある面ではBloc.ioに似ている*。〔*: Bloc.ioはネット上(YouTubeなど)にリビューがとても多いが、CareerFoundryはまだ少ない。〕

協同ファウンダのMartin RamsinとRaffaela Reinは、外部資金なしで同社を立ち上げたが、最近シード資金を獲得した。その資金は運転資金ならびに各種業界向けの営業活動に充てられる。

シードラウンドをリードしたのはTengelmann Venturesで、Stefan GlänzerとMendeleyのPaul Föcklerが参加した。これでCareerFoundryの総資金は120万ユーロになった。

CareerFoundryは最近、ドイツの上位5つのビジネススクールのひとつであるEBS Business School Oestrich-Winkelと提携して、デジタルの職業技能に関する公的資格を生徒たちに提供できるようにした。これは、ドイツでは初めてのことだ。

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アプリケーション開発の最初から最後までの全工程を描くビデオ…アイデアとプログラミングだけじゃないよ

アプリケーションは、アイデアとプログラミング(または〜〜をやってくれる人)だけではできない。終点に到達するまでには大量の雑事があるが、プログラムを自分で作ることを漠然と夢見ている段階では、それらに考えが及ばない。デベロッパのDavid Smithは、多くの人から愛されたPedometer++やEmoji++、Feed Wranglerなどを作った人だが、このほど、アプリケーション作りの全工程を表すビデオを制作した

比較的簡単なアプリケーションを作っていく過程を、最初から最後まで細かく追っていくところが、おもしろい。いちばん最初は、何を解決するのか、というニーズや悩みの把握だ。このビデオでは、Apple Watchやスマートフォンのナビゲーションアプリでお気に入りの場所を容易に検索できるためのリストを、できるだけ簡単に作りたい、がニーズだ。実際のプログラミングの過程は、このビデオでは圧縮されて早回しになっている。

プログラミングや納品の過程を早回しで見ても、あまり参考にはならないが、このTake Me Thereと名づけた、ものすごくシンプルなアプリでも、大量の作業をこなさないと作れない、と分かることが、このビデオの目的だ。おそらくいちばんおもしろいのは、アプリケーションを作るときの、Smith自身の発想だ。彼によると、最初は前途に大小の障害物ばかり見えるけれど、それを徐々に、エレガントでやりやすい方法を見つけて変えていくのだ。

なお、そのアプリそのものも良いアイデアだ、とぼくは思った。ときどきApple Watchをナビ的に使って場所を探す人には、とくに便利だろう。

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Googleがオンライン学習のUdacityとパートナーしてAndroid開発のナノ学位を立ち上げ、エジプト語へのローカライズも

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今日(米国時間5/28)サンフランシスコで行われたデベロッパカンファレンスI/OでGoogleは、Udacity とパートナーして6コースから成るAndroid開発のナノ学位日本語参考記事)をローンチする、と発表した。

これはビギナーのためのコースではなく、まだAndroid未経験のプロのデベロッパにAndroidモバイルアプリの“正しい書き方”を教える。コースが終了したらGoogleが彼/彼女を実際に雇うこともありえるほど、本格的な特訓教育を行う。

Udacityのそのほかの学位プログラムと同じく、ビデオ教材の視聴は無料だが、卒業証書や教育助手へのアクセスが必要なら、今回のコースでは月額200ドルの有料になる。

Udacityの協同ファウンダでCEOのSebastian Thrunによると、受講者は学位を得るために、6つのコースといくつかのプロジェクトを終了しなければならない。たとえばあるコースでは、アプリの中でSpotifyのAPIを使いなさい、と求められる。Udacityのそのほかの学習プログラムと同様に、実践的知識の獲得が最大の目的で、したがってコースよりもプロジェクトの意義がとても重要だ。

Thrunは曰く、“ねらいは、受講者が実践を通じて、Androidプログラミングに関して完全な自信を持てる状態になること。多項選択(三択四択〜〜)のテストなどは、やらない。いわばそれは、Googleが同社のデベロッパに持っていてもらいたいと願っている知識や技術をすべて叩き込む、というナノ学位コースだ”。

学位取得までの所要(許容)時間は6〜9か月、開始日は決まっているが、途中のペースは受講者が自由に決めてよい。

Google Play Services

Googleは、このプロジェクトに本気であることを示すために、年末に50名の学生を本社に招待して三日間のサミットを行う。その内容は、ハッカソン、雇用担当者とのミーティングなどだ。要するにGoogleは、実際に何名か雇うぞ、という姿勢を見せたいのだ。

さらにGoogleは、エジプト政府とパートナーしてこの学位の6つのコースを現代標準アラビア語(Modern Standard Arabic)にローカライズする。Udacityとしても、ここまでやるのはこれが初めてで、ビデオにアラビア語で字幕を入れるのではなくて、コースの全コンテンツをアラビア語化するのだ。

Googleはエジプトの学生2000名に奨学金を提供し、就職説明会や各種の集会を行う。Thrunによるとこれは、Udacityにとってもアラビア語圏に進出していくための好機であり、その地域に良質な教育を持ち込むと同時に、良質な就職機会も開拓していきたい、という。そして、“あそこらの戦争の数を減らしたいね”、とThrunは語る。

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プログラミングの教材ビデオを生徒が自作する高校のコンピュータクラブ…楽しくなければ身につかない

高校のときは、プログラミングを、体格のがっしりした髭男から習った。彼は生徒たちがPascalのコードを書いているとき、ゴルフのスィングの練習をしていた。教室では歌を歌ったりせずみんな静かにしていたが、彼のやり方ではプログラミングの能力も身につかなかっただろう。ネバダ州Zephyr Coveの高校Whittell High Schooのコンピュータクラブは、生徒全員がプログラミングを好きになる、秘密の方法を発明した。

そのコンピュータクラブとAP(Advanced Placement, 高校時の大学課程習得コース)のコンピュータ科学のクラスは、生徒のMadison Maloneがリーダーで、彼はBlank Codeの見事な替え歌を作った。データ構造に恋をして、週末に、悪いコードを良いコードに変える、という内容だ。その歌は、何人かのしろうとが歌っているが、Taylorが意図したように、ゲームのプログラミングとAPのテストが歌詞になっている。

[妹が、Taylor SwiftのBlank SpaceのすばらしいニューバージョンBlank Codeを書いた。YouTubeは<https://youtu.be/BpowWp9OoD8>だ。]

アカペラのバージョンはアレンジがやや薄い。もっと厚くて賑やかな方が良いと思うが、でも、歌詞にGoogle Web Servicesが登場して、Steve Jobsに向かって“ぼくのコードを見てよ”なんて歌う曲は、それだけでもサイコーだ。生徒たちはビデオを、学習ロボットDashの作者が主催するコンテストのために作った。コンピュータの勉強と人気アイドルTaylor Swift、この二つの合体はとってもいいセンスだね。

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子どもたちにプログラミングを教えるTynkerが、これからはロボットやドローンなどのデバイスも教材に

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子どもたちにゲームを作らせながらプログラミングを教えるTynkerが、今度はゲームを作るだけでなく、デバイスをコントロールするプログラミングの教程を加えた。デバイスは、ドローンやロボット、照明器具のような“スマートホーム”製品など、さまざまだ。同社はこの新しい教育課程を、今週サンマテオで行われたBay Area Maker Faireで発表し、またiPadとAndroidタブレットのアプリケーションの提供も開始する。

同社はこれまで、子どもたちがドラッグ&ドロップでキャラクターを動かしながらプレイするゲームを作り、それによってプログラミングの基本概念を習得するための、ツールやチュートリアルを主に作ってきた

過去3年間で、Tynkerでプログラミングを始めた子どもたちは2300万名を超え、合衆国とカナダとイギリスとオーストラリアで計2万あまりの学校が同社のカリキュラムを利用している。各月に100万から200万のユーザがTynkerにログインし、同社のユーザベースは1か月に50万ずつ増加している。

同社のiPadアプリはAppleのストアの展示商品にプレロードされていて、子どもたちが遊べるようになっている。Androidのアプリも、Googleの今度のDesigned for Familiesでローンチする。CEOのKrishna Vedatiによると、今年の同社の決算は黒字になりそうだ。

これからは“物のインターネット”へのプログラミングが加わるので、子どもたちはこれまでのように純粋にソフトウェアだけのプログラミングではなく、ドローンを飛ばせたり玩具をコントロールしたり、ロボットに命令するなど現実世界のオブジェクトの制御を体験することになる。立ち上げにあたってTynkerが協力を求めるのは、ドローンのParrotやロボットのSphero、照明システムHue/LuxのPhilips、などの企業だ。協力企業は今後さらに増える、と同社は言っている。

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子どもたちがTynkerのビジュアルなインタフェイスから、これらのオブジェクトをコントロールするプログラムを作れるために、新たなコードブロックが導入され、いくつかのサンプルコード的なテンプレートも提供される。たとえば”Flappy Drone”は、ドローンを障害物をよけながら飛ばせるプログラミングの例だ。人気のモバイルゲーム”Flappy Bird”に似ているので、この名前がつけられている。このほか、ロボットのレーシングゲームRobo Race、ドローンに曲芸飛行をやらせるStunt Pilot、インターネットに接続されている照明システムのコントロール、などが用意されている。

Vedatiによると今後Tynkerは、もっと多くの機種のドローンや、リモートコントロール玩具などをサポートし、AppleのApple HomeKitやParrotのFlower Powerなどとも統合し、またLegoやArduino、Raspberry Piなどのためのシンプルなプログラミングインタフェイスも提供して行く。

新たなコードブロックと学習用のパズルは、Google PlayiTunesで入手できる。

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地域社会のテクノロジからの疎外、日陰者化を防ぎ、地元の高校生プログラマを育てるBrooklyn On Tech

Disrupt NYでTechCrunch TVはニューヨークのスタートアップにたくさんインタビューしたが、その中にはNPOのBrooklyn on Techもいた。彼らは地域社会の中で、次世代のスタートアップのファウンダになるような人たちを育てている。

協同ファウンダのJessica SantanaとEvin Robinsonが上のビデオで説明しているが、二人ともブルックリン(Brooklyn)の出身だ。

“テクノロジには大いに関心があったけど、でも以前は、テクノロジが自分たちの仕事になるとは想像もしなかった”、とSantanaは語る。

それどころかSantanaとRobinsonは経営コンサルタントが本業で、でもブルックリンがスタートアップのハブになってくる伴って、地元の子どもたちをテクノロジ産業に触れさせたいと思うようになった。そこで彼らはブルックリンの高校生を対象とする期間1年の事業を立ち上げ、彼らにプログラミングと、そのほかの多様なプロフェッショナルなスキルを毎年教えようとしている。

Santanaによると、ブルックリンの地元の人たちのあいだには、テクノロジが彼らや子どもたちを疎外するのではないか、という疑念がある。でも彼女は、そんな不安があるから、地元の人たちとの真剣な会話が成り立つ。むしろ人びとはそれまで、そのような会話から疎外されていたのだ、と言う。

彼女によると、重要なのは、テクノロジ産業の隆盛の中で“物言わぬ日陰者”のような状態に置かれている人たちとのパイプラインを築き、彼らが前向きにブルックリンを、Brooklyn Tech Triangleに見られるような、雇用の場と見なしていくようにすることだ。テクノロジに疎外されていく場、ではなくて。

彼らは最初の年に20名の生徒を育てたが、今年の秋に始まる二年目には40〜50名に増やしたい、という。SantanaとRobinsonは今、次年度の生徒を募集中、そして先生を探し中だ。 Brooklyn on TechのWebサイトを見てみよう。

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クラウド上のIDE Nitrous.IOが企業ユーザ向けのProバージョンをローンチ

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プログラミングをクラウド上で行うことによってその困難性を軽減する、というサービスNitrous.IOが、その‘Pro’バージョンをローンチして本格的に企業ユーザの獲得を目指している。

昨年同社はBessemer Venture Partnersが率いるラウンドにより665万ドルを調達し、その前にはシード資金として100万ドルを獲得している。同社によると、Nitrous.IOの新たなProサービスはNitrous.IOを使って構築した。自分で作ったドッグフードはまず自分が食え、という格言を、より高いレベルで実行したようだ。

いちばん単純に言うとNitrous.IOはクラウド上のIDEだが、その機能は単にコードを保存するだけではない。コードをそこに置くこととプロジェクトの開発を同じ単一の場所で行うため、開発環境のセットアップは10分で終る。何時間も、あるいはまる一日も、かかることはない。また一つのプロジェクトに対するコードの共有とコラボレーションは、最大20万名まで可能だから、そのスケールはGoogle Docsなみだ。

Proバージョンで機能は拡充されたが、特定の要件を満たせば他の組織や企業とのコラボレーションも可能だ。そのためにProの顧客はrootアクセスができ、各人のIDEが独立のインスタンスとなり、カスタマイズによりDockerもサポートできる。コンピューティングのインフラストラクチャも、それぞれ自分だけのものを使用する。

料金はまだ最終決定していないが、Nitrous.IO Proは一人あたり月額14ドル99セントから64ドル99セントまで程度、プラス、カスタム化による費用が加わる。

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なお、今後はオンプレミスでの利用にも対応していく予定だ。そのための非公開ベータは、もうすぐ始まる。

CEOのAJ Solimineは曰く、“5年後にはWeb開発のほとんどがクラウドで行われるようになる。Nitrous.IOはそのための初期の製品としてはよく出来ていると思うが、Proは開発環境としてさらに充実している。もう、GitHubのReadmeは要らないね”。

Nitrous.IOに、GitHubと決闘するつもりはない。むしろ、GitHubにないものを補うという見方をしており、今後はGitHubとの統合をよりタイトにしたいそうだ。営業担当VPのJustin Fryは、Nitrous.IOの目的を、大企業の中の点を、つないで線にすることだ、と言う。現に大企業では、Nitrous.IOが複数のチームで使われ、事実上コミュニケーションのメディアになっている例が多い。

Nitrous.IOは学校とその生徒学生、それに、たまにプログラムを作るレベルの人たちも無視していない。それらの人たちは、一日2時間まで無料、というプランを使えるが、彼ら向けのプランは今後もっと多様化するつもりだ。

“教育専用の料金体系を今後作るつもりだ”、とSolimineは述べる。“学校や学生生徒たちにとって無理のない料金にしなければならないが、今はいろんなやり方を検討中だ”。

過去にNitrous.IOは、Chrome用のパッケージアプリケーションを作ったこともある。それを使うと、200ドルのラップトップでもプログラミング用のマシンになる。同社の収益源はあくまでもプロのデベロッパたちだが、同時にこのような、‘プログラミングの民主化’を推進することにも関心があるのだ。

今、同社の社員は18名、オフィスは合衆国とシンガポールにある。CEOの考え方はとても長期的で、今はまだ10%にも満たないオンライン開発が、今後徐々に増えていくことが同社の成長源でもある、と展望している。長期戦のためのお金は、すでに十分、手元にある。

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プログラミングを職業技能として教えるFlatiron Schoolが早くもシリーズBで$9Mを調達、教師育成に重点投資

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子ども、青少年、そして大人たちに、プログラミングの能力を読み書き算数なみのふつうの技能として身につけてもらうための教育プラットホームFlatiron Schoolが、シリーズBで900万ドルの資金を獲得した。ラウンドをリードしたのはThrive Capital、これにCRVとMatrixが参加した。

Flatiron Schoolは老若男女誰にでも、12週間のコースでプログラミングを教える。卒業したらすぐにプログラミングの職に就ける程度の、技能獲得を目指す。Flatiron Schoolによると、その大人課程では、終了者の99%がメジャーなテク企業(Google、Intelなどなど)で技術系の仕事に就いている。

“教育という仕事やビジネスには、量か質かというトレードオフがある。量と質を両立させるのはとても難しい”、と協同ファウンダのAdam Enbarは語る。“うちは、クラスのサイズを慎重な考慮に基づいて決めているし、生徒たちの良好な最終結果を保証するために、適性を判断したうえで入学を認めている”。

でも上で述べたように、Flatiron Schoolの対象は大人だけではない。2013年に同社は事業を拡大して高校生にも教えることになり、学校と提携して課外授業のカリキュラムに導入している。

ここ数十年における生徒たちのカリキュラムの最大の変化が、コンピュータ科学の導入だ。Flatiron Schoolは、コンピュータ科学がカリキュラムに正規にあるタイプの教育とそのためのインフラストラクチャを作り出す手伝いをしたい、と考えている。これまで多かったドラッグ&ドロップによる安易なプログラミング学習では、本当のプログラミング能力が身につかないし、一方、抽象的なコンピュータ科学の学科はプログラミング言語について現実性現実味のない教え方をする。両者のギャップをうめ、本当のプログラミング能力を身につけさせることが重要、とFlatiron Schoolは考えるのだ。

“教師をプログラマになるよう教育するのは比較的簡単だけど、ソフトウェア技術者に人に教える能力を身につけさせるのは、ものすごく難しい”、とEnbarは言う。“コンピュータ科学を教えられる教師がいないことが、最大のボトルネックだから、うちは教師を育てることに重点投資をしている”。

Flatiron Schoolは昨年の夏に、550万ドルを調達している。

Flatiron Schoolについて詳しく知りたい人はここへ

関連日本語記事(1)(2)。〕

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子どもをプログラミングに親しませる玩具がまた登場、Codieはビジュアルプログラミングでロボットを動かす

【抄訳】

また一つ、子どもにプログラミングと論理的思考の基礎を教えるための、かわいらしい玩具(おもちゃ)が出ました。どれもみんな買ってたらお父さんの財布が追いつきませんが、今回のCodieという製品は、上の図のようにスマートフォンの上で色付きのブロックを、ドラッグ&ドロップで並べてプログラムを作り、それが、背後にちょっとぼけて写っているロボットをコントロールする、というものだ。対象年齢は8-12歳とされている。

150ドル+αのCodieロボットは車輪の付いた乗り物で、7つのセンサのおかげでいろんなことができる(温度センサ、超音波距離センサ、光センサ(複数)、ライン(線)を検出するセンサ…そしてブザーとマイクロフォンとLEDライトもある)。ロボットの機能はスマートフォン(iOS/Android)のアプリで構成でき、両者はBluetoothで通信する。子どもたちは、Codieがまわりの環境に反応してどう動くか、をプログラミングする。

Codieを作ったハンガリーのチームは今、Indiegogoで資金募集をしている。先輩のRobotikyPrimoPlay-iDynepodなどの後(あと)を追おうというわけだ。あ、子どもが自分のコンピュータを組み立ててからゲームのコードを自分好みにカスタマイズする、DIYのコンピュータキットKanoもあったな。これだけこのカテゴリーが賑(にぎ)わってくると、Amazonもそれらのための専門店を開店せざるをえないのだ。

Codieのメーカーは、コンパイル不要でリアルタイムでプログラムの結果(Codieロボットの動き)を見られるビジュアルプログラミング言語に、子どもや親が惹かれるだろう、と計算している。タッチスクリーンをフルに利用するこのソフトウェアはジェスチャを読み取るから、子どもたちもそのビジュアルプログラミングを十分に楽しめるだろう、と彼らは言っている。あの自動掃除機「Roomba」のような動きもプログラミングできるというから、意外と、子どもにとって楽しいかもしれない。

子どもたちをビジュアルプログラミングからやがて卒業させるために、CodieのプログラムをJavaScriptに変換してから書き換える、というオプションもそのうち提供する予定だ。

Codie

【後略】

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環境構築に時間をかけず、プログラミング学習に専念できる「paiza 動画ラーニング」

多くのサービスがひしめくプログラミング学習市場に、また新たに1社が加わった。ITエンジニア向け転職サービス「paiza」を提供するギノは2015年2月16日、「paiza 動画ラーニング β版」の提供を開始した。当初対応する言語はPHPで、今後Ruby、Python、Java、JavaScriptやSQLなどその他の言語もサポートしていく予定だ。

paiza 動画ラーニング β版にログインすると、大きく4つに分割した画面が表示される。左上には、1回3分程度の学習用動画コンテンツが再生され、その下には補足説明やヒントが表示される。それを参照しながら右側に表示されるプログラミングエリアにコードを書くと、そのままWebブラウザ上で実行され、結果を確認できる仕組みだ。加えて、演習問題も用意されており、学習した内容が本当に身に付いたかを確認できる。どうしても分からないところ、詰まってしまったところがあれば、オンラインでアドバイザーに質問することも可能だ。

ギノは昨年末に、複数のプログラミング言語をWebブラウザ上で実行できるサービス「paiza.io」の提供を開始している。PHPやJava、Rubyなど24種類の言語を手軽に実行できる環境を提供するものだが、そのインフラがpaiza 動画ラーニング β版にも使われており、ブラウザ上で書いたコードをすぐに実行できるようになっている。
「初心者にとってプログラミングを始める際のハードルとなっているのが環境構築。そこに何日も費やし、つまずいてしまうのはもったいない。とにかく自分が書いたコードが動くと面白いんだ、という楽しさをまず味わってほしい」と、ギノの代表取締役社長、片山良平氏は述べている。

エンジニア不足を背景に、Codecademyドットインストールスクーなど、動画を用いたプログラミングサービスは活況を呈しているが、「動画」と「実行環境」「演習」という3つの領域を全てカバーしていることが特徴だと片山氏。実行環境が揃っているという意味では東大生2人組が起業したことで知られる「Progate」もあるが、Progateがスライドであるのに対し、paizaは動画という違いがある。

もう1つの特徴は「出口」、つまり就職を見据えた内容を用意していること。ギノはもともと「日本のITエンジニアの地位を向上させたい」という狙いで、スキルチェックを組み合わせたプログラミング転職サイト「paiza」を提供してきた。そこで得られたノウハウが、paiza 動画ラーニング β版のカリキュラムに生かされているという。「趣味のプログラミングに終わらず、開発現場で役に立つスキルを身につけ、そのスキルを生かせるような出口を用意していきたい」(片山氏)。

日本のIT業界ではまだまだエンジニア不足が指摘されている。「そもそも、エンジニアを育てるための教師自体も不足している」と片山氏。paiza 動画ラーニング β版では、「ある程度スキルを身につけた先輩エンジニアが、クラウドソーシング的に初心者へのアドバイザーを務めるような形でスケールしていければ」という。

paiza 動画ラーニング β版の料金は基本的に無料だが、中級以降の一部動画は課金コンテンツ(100円)とする。今後1年間で10万ユーザー、500講座の開設を目標にしていくという。


デジハリが「世界を変えるギーク」養成学校を設立、卒業生には起業支援も

デジタルコンテンツの人材養成スクールを運営するデジタルハリウッド(デジハリ)が、エンジニアを養成する「G’z ACADEMY TOKYO」を4月に開校する。

起業支援も視野に入れていて、審査に通過した卒業生にはデジハリが30万円、サムライインキュベートが450万円を出資。プログラミングスキルがゼロの人も歓迎するといい、「世界を変えるギーク」を育成したいという。

受講期間は4カ月。毎週土曜日に、プログラミング初心者の入門学習から応用、オリジナルのサービスを実装するまでを指導する。受講後は2カ月にわたって、著名エンジニアなどからなるメンターが、GitHubを使ってコードレビューを行う。

メンターは、BASEでCTOを務める藤川真一氏、世界で9人しかいないMicrosoft MVPに選ばれたデジタルハリウッド大学大学院講師の山崎大助氏、メルカリやアメーバなどのエンジニアが担当。LINEやGoogleのエンジニアとも交渉中という。

日本ではここ数年、オンラインや短期間でプログラミングを学べる教育機関が増えている。中高生が対象の「Life is Tech!」だったり、提携する人材紹介会社を経由して転職すれば受講料が無料になる「RainbowApps」、専門学校などがある。

米国では最大手のGeneral Assemblyや、授業料無料のApp Academy、4年制大学をディスラプトすると豪語するMakeSchoolなどがあり、2〜3カ月の短期間で集中的に学ぶ「ブートキャンプスタイル」の学校が隆盛。卒業生の多くは、Facebookなど自社でサービスを提供する「ユーザー企業」に就職・転職している。

デジハリがエンジニア養成学校を作ったのは、ユーザー企業で働くエンジニアを増やす必要性を感じたためだ。

SIerのエンジニアを日米で比べると、日本は77万人、米国は90万人で大差はない。その一方、ユーザー企業のエンジニアは米国が230万人で、日本は25万人と10分の1程度。同社スクール事業部事業部長を務める児玉浩康氏は、「プログラミングを丸暗記する人材では新しいサービスを作れない。世界を変えるギークな人材を養成するために学校を設立するに至った」と話す。

はたして、「世界を変えるギーク」はエンジニア養成学校から生まれるものだろうか。

この点について山崎氏は、「優れたプロダクトを世に出すには、子供の頃からプログラミングをやっていないとチャレンジできないと思い込んでいる人が多い。世界を変えるギークが生まれるチャンスを作っていかなければならない」と意気込みを語る。

プログラマーになる間口を広げるために、授業料を「後払い」にしていることも特徴だ。生徒は入学から2カ月間受講した時に、「実力がつかない」「自分には合わない」と判断すれば、入学金の5万円だけ払えば、授業料の20万円は免除される。

定員は50人。プログラミング初心者も歓迎で、入学するにはIQテストなどの試験に合格する必要がある。教室は渋谷・ヒカリエにあるレバレジーズ社内に設ける。

無事卒業した起業志望者は、サムライインキュベートから出資を受けられる可能性があるほか、IT企業を招待したデモデーを開催して就職・転職の斡旋も行うそうだ。


Code.orgがマイノリティの多い貧困地区で教師たちへのコンピュータ科学/プログラミングの教育を開始

Code.orgのCode Studioが、合衆国の60の校区で教師にプログラミングを教える。その中の合衆国最大の7つの校区は、人種等の多様性が最大の校区でもある。

ニューヨーク市教育局とロサンゼルス統一校区とシカゴ公立校校区の三つは、多様性が最大でかつ世帯収入が最低の校区だ。そのほかの事業、Girls Who CodeやBlack Girls Code、Black Boys Codeなどもマイノリティのコンピュータ科学/プログラミング教育を志向しているが、いずれも規模が小さく、しかも学校のクラスではなく賛助団体の施設を使っている。

Code.orgの活動はすでに、1億人近い人びとに何らかの形で到達している。その中には、大統領府(ホワイトハウス)も含まれる。合衆国政府はCode.orgのHour of Code事業を公認し、オバマ大統領も昨年、この事業を通じてプログラミングを体験した6000万人の一人となった。

Code.orgの協同ファウンダHadi Partoviは、インナーシティ(都心のスラム的地区)の公立校区で活動を展開すれば、コンピュータ科学とコンピュータ工学における多様性の欠如を解消する糸口になる、と信じている。“上流階級が住む静かな郊外地区ではないからね”、と彼は言う。

Code Studioは20時間強の本格的なプログラミングコースで、生徒たちにインターネットの基礎から教え、ゲームやアプリを自作できるまで導く。教材の中にはディズニーのAnna and Elsaや、Angry Birds、FacebookのファウンダMark Zuckerbergなども登場するので、生徒たちは楽しみながら学べる。

この事業は最近、ひとつの節目を迎えた。これまでに教えた女子の数が100万を突破し、また黒人やヒスパニックの生徒も100万を超えたのだ。ここで学んだことが必ずしも、今後のキャリアに直接結びつくわけではないが、Partoviによれば目標はあくまでも子どもたちの心からスティグマ(自己劣等化意識、どうせ自分はだめだから意識)を取り除くことだ。参加児童の平均年齢は、12歳だ。

今合衆国には、ソフトウェアを職業にしている女性が約55万人いるが、キャリアの中途でその 1/4が非技術的な職業に移ってしまう、とNational Center for Women in Information Technologyが報告している。中途で職業を変えたり学校を中退する理由は、無力感や孤独感に襲われることだ。

大学でコンピュータ科学を専攻する女性やマイノリティはそれほど多くはないが、Code.orgのCode Studioで学んだ人たちは、15%が黒人、22%がヒスパニック、そして43%が女性だ(上図)。この数字はもっと増やしたい、とPartoviは言っている。

Code.orgの最近のブログ記事は、次のように述べている: “コンピュータのソフトウェアやインターネットの基礎、そしてそれらがどのように世界を変えつつあるかを子どもたちが学ぶことに、差別があることは正当化できない。それは、誰もが学ぶべきことだからだ。しかもCS教育の人種的文化的差別がなくなれば、今後のテクノロジ業界が得る人材はきわめて豊富になるのだ”。

Code.orgの事業でプログラミングを学んだ児童生徒は全世界で426万に達する。その多くは合衆国だが、ボランティアたちの手により教材は34か国語に翻訳され、合衆国以外の国々の子どもたちに対しても事業の展開が始まっている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))