ポケモンGO、ハロウィンイベントは売り上げ的にも大成功

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ポケモンGoがハロウィンにあわせて行ったゲーム内イベントが終了した。このイベントはなかなかの成果をあげたようで、今後もこうしたイベントを続けて欲しいと思う人にも期待がもてそうなものとなった。たとえば売り上げは、アプリケーション分析ファームのSensorTowerによれば、1週間前の2.3倍となった模様。App Annieも、10月29日(ハロウィンイベントの中日)に、9月10日からの全期間を通じて最高の売り上げを記録したとアナウンスしている。

イベントが行われたのは、10月26日から11月1日までだ。期間中はニャース、ゴースト、およびズバットなど、ハロウィンに関係しそうなゴーストの出現率が高くなっていた。またポケモンをゲットしたり博士に送ったりした際や、あるいは相棒ポケモンと一定の距離を歩いた際に与えられるアメの個数が増えるようにもなっていた。

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SensorTowerのデータによれば、10月25日から29日にかけての売り上げは、2330万ドルとなったとのこと。同じ期間である10月18日から22日では、ほんの(と、いう数字でもないが)1000万ドルだったのだ。App Annieのデータでも同様の傾向がみてとれる。10月29日の売り上げは、10月24日と比べて倍になっているのだ。

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SensorTowerのRandy Nelsonは、Nianticが提供コンテンツを増やしたりすることなく注目度を上げ、かつ売り上げも増やした点に注目すべきだと述べている。ゲームが提供するバーチャルな報酬を増やすだけで、利益を増やすことができたわけだ。今後も同様のゲーム内イベントが展開されるのは間違いのないところと思われる。

イベント展開だけでこれだけの動きがある中、Nianticが伝説のポケモンなどの新コンテンツを加えてくる場合の動きも楽しみだ。コンテンツ自体が新しくならなくても熱中する人が増えたわけで、ここに期間限定アイテムや特別なポケモンが登場することになれば、利用者の熱狂度合いはさらに上がることになるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H

Nintendo SwitchはNvidia SHIELDの精神を継承開花している

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Nintendoが新たなゲーム機Switchを発表した(それまでのコードネームがNX)。他社製品との重要な違いは、家庭用とポータブル両者間の‘変身’が素早くスムースであることだ。それはメインのゲーム機としてタブレット形式を採用したことと、コントローラー(‘Joy-Con’)をモジュール構造にしたせいである。

Switchはメジャーになれるだろうか? それは来年リリースされてからでないと分からないが、感触はすでに良い。メディアの扱いも漏れなく大きいし、ソーシャルメディア上に見るファンの反応も悪くない。またSwitchにはその前身がいくつかあり、それらから、その使い心地が想像できる。そしてそれらの前身的製品は、今のわれわれがSwitchにあらためて関心を持つべき多くの理由を与えている。

Switchは、同機専用に再設計されたNvidia Tegraプロセッサーを使っている。その強力なモバイルプロセッサーは、Nvidiaのモバイルゲーム機SHIELDで使われている。SHIELDにはOSがあり、それはAndroidだが、モバイル-ファーストで作られたゲームと、PCやそのほかのゲーム機からの移植作品の、両方の体験を重視している。そして家庭でも出先でも同じく良質のゲーム体験が得られるという特長を、SHIELDとSwitchは共有している。

家庭と外が両立するハイブリッドゲーム機にゲーマーは何を望むのか、Nvidiaはその探求に多くの時間と労力を割いた。SHIELDのさまざまな変種やモード、姿形(置き方)が、そのことを物語っている。最初のSHIELDポータブルは電話機能のないAndroidフォーンで、コントローラーハードウェアと合体され、そして次のSHIELDタブレットはSwitchに近いものになり、そしてSHIELDセットトップボクスは、今でもAndroid TVの突出的スターだ。

そうやって進化してきたSHIELDは、いずれも仕上がりが良く、PCや従来のゲーム専用機でゲームを楽しんできたゲーマーがモバイルに感じる不満を、一掃していた。そして今度のNintendo Switchは、SHIELDのニッチな成功から多くを学び、その客層を大きく広げようとしている。

Switchが実現しているリビングルームとポータブルのシームレスな移行は、SHIELDがやろうとしていたことの続編のようでもあり、そしてそれをTegraが動かしていることは、単なるモバイル体験の拡張ではない、本格的なゲーム専用機体験を実現するにふさわしい。そしてもちろん、ふつうの消費者から高度なゲーマーまで、多様なユーザー層を抱えるエコシステムという点では、NintendoはNvidiaよりも断然有利だし、ゲームに関する技術的蓄積も厚い。

表面的には、NvidiaとNintendoの関係は、部品の提供業者とそのユーザーにすぎないが、そこにSHIELDというものが絡むかぎりは、提供したのは部品だけでなく、将来の大きなビジョンも、だったのではないか、という気がしてくる。そしてそのビジョンを実体化したのが、今度のNintendoの、リビング/モバイルハイブリッド機なのだ。 

参考記事

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

これが任天堂の次世代ゲーム機、Nintendo Switchだ―ビデオで概要判明

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1年前から噂の的になっていた任天堂の秘密兵器がベールを脱いだ。これが次世代ゲーム・システム、Nintendo Switchだ(これまでの開発コードネームはNX)。

任天堂が上のプレビュー・ビデオを今朝(米国時間10/20)リリースした。任天堂が次世代ゲーム・コンソールの開発をしていると公式に認めたのは2015年3月にさかのぼる。ただしそれがどんな製品になるのか明かしたのは今回が初めてだ。

噂のとおり、新システムは家庭用据え置き型とポータブル型のハイブリッドだ。家庭用の大型TVで使う場合は専用のコントローラーで接続し、操作できる。コントローラーの両側面をスライドさせて外し、ポータブル・ディスプレイ(このユニットがゲーム機としての心臓部分を内蔵)に取り付けると、ユーザーは出先でゲームの続きを楽しむことができる。

任天堂では、しばらく前から次世代コンソールは2017年3月に出荷されるとしてきた。このビデオも最後にこのスケジュールを確認している。開発は軌道に乗っているらしい。

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任天堂Switchの据え置きモード。中央に見えるドックユニットに携帯用ディスプレイ兼ゲーム機本体機能がセットされ、充電されている。

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コントローラーはこのように分解される。右側と左側を上にスライドして外すことができる…

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分解したコントローラーをポータブル・ディスプレイ/ゲーム機本体の両側に下向きにスライドさせてセットする。

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ポータブルゲーム機の完成だ。ボルトロン、変身せよ! 

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ポータブル・ユニットでゲームをプレイする場合でもコントローラーとディスプレイは分離可能。ディスプレイはスタンドとヘッドフォンジャックを備える。

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任天堂では伝統的なスタイルのProコントローラーを出荷する。スライド式コントローラーでは物足りないユーザーはこちらを使える。

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マルチプレイヤーがサポートされることも確認された! 複数のユーザーが一つのポータブル・ディスプレイを見ながら対戦することもできるし、それぞれのユーザーが自分のSwitchを使うこともできる。スライド式の新しいJoy Conコントローラーを使ってもいいし、自分のProコントローラーを使うこともできるようだ。任天堂ではそれぞれ独自のディスプレイを必要とするならプレイヤー全員がSwitchを持ち寄ることが可能だとしている。

さらに取材中…

〔日本版〕 任天堂ではSwitchのニュースリリースを公開している。文章は日本語で写真も掲載されているがビデオは任天堂サイト内のURL。現在サイト内のビデオ再生はかなり重いので、上記YouTube版のほうがすばやく再生できるもよう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

プレステVR、HTC Vive、Oculus Riftーー買うならどれがいい?

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ここ数ヶ月、私は結構な時間、ヘッドセットを顔につけてVRを体験した。それが私の人生を豊かにしたか、あるいは混乱させたかは分からない。少なくともVRゲームは本当に楽しめるものになり始めていて、動画コンテンツは今後一層良くなるだろうとお伝えすることはできる。

Playstation VRがローンチし、コンシューマーが高品質なVRを楽しむための3つの代表的な製品がある。最初の質問は、これを今買うべかどうかだ。

ハードコアなゲーマーなら答えは「イエス」だ。常に最新テクノロジーのアーリーアダプターであるなら、それも「イエス」だ。いつもBurning Manに行っている、あるいは常にBurning Manの話をしているなら、その答えも「イエス」だ。その他の人にとってはというと、私は懐疑的だ。これらを買うために貯金する必要はないだろう。Gear VRもしばらくの間、十分だと思えるほどのものだ。

ここ数ヶ月の間で知り得たことは、PCで動くヘッドセットのアップデートサイクルは、モバイル端末と同じ頻度ではなく、ゲームコンソールの期間(おそらく3、4年おき)と同じくらいになるだろうということだ。

コンシューマーが個人的にこれに投資するには、高額すぎるだろう。また、光学やセンサーなどの発展のおかげで次のヘッドセットでは技術的に大きな飛躍が見込まれる。そうなれば、次の変更で、大部分に互換性が残るとは限らない。少し興味があって、これらのハイパワーのヘッドセットの第2世代を待つというなら、それは2019年か2020年頃になるだろう。

この記事を読んでいて、まだVRを購入するという選択肢が残っているなら、主要なヘッドセットの概要を簡単にここにまとめたので参考にしてほしい。

PlayStation VR

レビュー記事はこちら

+ ヘッドセット、カメラ、コントローラーが付いて499ドル
+ PS4システムが必要
+ 既存のMoveモーションコントローラーを使用
+ ディスプレイ解像度1080×960 OLED (片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:120Hz

HTC Vive

レビュー記事はこちら

+ 全部込みで799ドル
+ 強力なPCが必要
+ SteamVR OS
+ ルームスケールのトラッキングとモーションコントローラー付き
+ ディスプレイ解像度:1200×1080 OLED (片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:90Hz

 Oculus Rift

レビュー記事はこちら

+ ヘッドセットとXbox Oneコントローラーで599ドル
+ Touchコントローラーは199ドル(12月6日発売予定)
+ 強力なPCが必要
+ Oculus Home OS
+ ディスプレイ解像度 1200×1080 AMOLED(片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:90Hz

結局どれがいい?

各ヘッドセットは上記に挙げた通りだ。では、どれを買うべきか?単刀直入に回答したいと思う。

高額なPCを買いたくないのなら、PS VRがいいだろう。ベストなヘッドセットではないが、価格が適正で定期的なシステムアップグレードの時にGPUで見栄を張り合る気苦労もない。また、Sonyはゲームスタジオとの関係性を築いているので、良いゲームタイトルがこのプラットフォームに最初に登場する可能性が高い。

VRの保守主義者で、VRがオープンプラットフォームであることを保証するために個人的に投資しようと思うのなら、HTC Viveがいいだろう。OculusとPlaystationは独占的だが、HTCはValveのSteamVRシステムを活用していて、1つのコンテンツが異なるヘッドセットで利用できるようになることを目指している。

しかし、VRに多額を費やしてもいいという気持ちがあるならOculus Riftがいいだろう。現段階ではViveの方が全体の体験はいいだろうし、トラッキングも素晴らしいが、新しく出るTouchコントローラー(12月6日発売予定)が一番良いものだ。OC3で見たOculusだけで遊べる良質なゲームの多さも衝撃的だった。いくつかの最新のテクノロジーで、少しパワーの落ちるPCでも動かすことが可能にもなる。また、親会社のFacebookとの距離が近いことは、このVR大手がゲーム以外のソーシャルアプリでも最先端を行き、そのネットワークが持つポテンシャルを引き出すだろう。XBox OneのコントローラーではVRのコンテンツ体験はパッとしないものだったが、ヘッドセットが脚光を浴びる時代はこれからだ。

まだVRは始まったばかりだが、早すぎるということもない。このどれを買ったとしても、大きく外すということはないだろう。Google Cardboardからその機能、複雑さ、価格から大きく飛躍した。あなたのニーズに合った最良のVR体験を見つける参考にしてほしい。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

現時点で最高のVR端末は、Playstation VRで間違いない

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コンシューマー向けVR分野の新たなリーダーが誕生した。ローンチしたばかりのPlaystation VRだ。それは、厳重に隠されている軍の訓練用テスト端末、何百万ドルと高額なもの以外で私たちが利用できる最も良いVRで間違いない。HTC ViveやOculus Riftといった最上級ハードウェアから、スマートフォンで利用できるSamsung Gear VRを含めた中で最も良い。

私はHTC Viveを持っているが、すぐにそれを放り出すということではない。Gear VRも使ったことがあるし、Google Pixelのローンチイベントで少しだけ試すことができたDaydream VRも今後もっと使ってみたいと待ち遠しく思っている。もし個人でどのVRハードウェアを購入しようか検討している場合は、Lucasが書いたまとめ記事を読むと参考になるかもしれない。しかし、それでも私はPlaystation VRが、コンシューマー向けVRは圧倒的な代表格となる存在だと考えている。日常的に使用するユーザーにとって使いやすく、価値のあるテクノロジーを届けることができるだろう。

PSVRが完璧かと聞かれれば、全くそうではないだろう。ビジュアルの正確性やルームスケールVRはどちらも私の持つHTC Viveの方が良い。ワイヤレスのGear VRのような自由度もない。Playstationのカメラでは、ヘッドセットの位置を見失うというトラッキングの問題が時折生じるのも見つけた。これは没入体験の中で方向感覚を失わせるものだ。

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しかし、Playstation VRはシンプルなところが魅力だ。設定からキャリブレーション(測定の調整)、実際の使用まで、他のゲームコンソールを設定する時の体験と似ていた。Viveを含め、他のより複雑なシステムの設定を経験してきたからそう思うというのもあるが、PSVRは箱から取り出して、実際に使用するまで、その過程は一貫して「それだけでいいの?」と思わせるものだった。実際にVRを体験するまで、多くの手間がかかることを予想していた。

シンプルなだけでは十分ではない。けれどもPSVRはシンプルさと強力な体験の良いバランスを保っている。ハイエンドな技術的要件やテクノロジーに親しんでいなくとも、ViveやSteamVRのゲームを体験した時のような驚きを平均的なエンドユーザーにも提供している。

もう1つPlayStation VRが優っているのは、ゲームの選択肢があることだ。ローンチ時点でもそのゲームライブラリは圧倒的だが、最も良い点は全てのゲームがVRであるべきゲームだったと言えるからだ。全てが秀逸と言えるものではないだろう。けれど私が試した全てのゲームは、VRに対する全体の印象を良くするほどの影響があった。ViveやGear VRで試したゲームでは言えないことだ。

もし、PSVRに大きな課題があるとしたら、それはまだ高額すぎることだ。PCの金額も上乗せされるViveやOculusほど高額ではないものの、Playstation VRの価格はコアなゲーマー層以外を惹きつけるには高すぎるかもしれない。しかし、PSVRは自宅に置かれるようになる。そこでは様々なユーザーが試すだろう。VRにはそれが今、最も必要なことだ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

Googleの新しいVRヘッドセットは外観重視

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見た目のクールさがGoogleの強みだったことはない。何しろあのGoogle Glassを送り出したエンジニア主導の会社だ。それでも、マウンテンビューにいるビーニー帽をまとったデザイナーは、何らかの啓示を受けたようだ。

Googleの非ダンボール製バーチャルリアリティー・ヘッドセット分野への参入は遅かった。Oculus、Samsung、HTCらによって、SF的ルックスのVRマスクが一般的になっている。そこでGoogleは、79ドルのヘッドセット、Daydream を目立たせるために、内部スペックだけでなく外観にも力を入れる必要があった。

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Daydreamの外観はグレイのウール地で、ソフトな心地よい感触なので、着用すると実験室よりもリビングルームに居る感覚になる。これはおそらく色を選べる初めてのVRヘッドセットで、スノーホワイトとクリムゾンのカラーが近々発売される。

ちょっとバカげていると思うかもしれない。宇宙を探索したり、地球上をテレポートしている間、ヘッドセットの外側を見るころはできないのだから。しかし新登場のシックなGoogle HomeボイスコントローラーやGoogle WiFiルーターと並べて見ると、意味が出てくる。Googleは自社のデバイスを、仕事場だけでなく、リラックスして楽しむ場面で使えるようにしたいと考えているのだ。

「モノのインターネット」では、コンピューター能力と同じくらい生活スタイルの理解が重要だ。生活の中にデバイスを埋め込む第一歩は、美観を損うのではなく高めるだけの美しさを持たせることにある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ゲームライブストリーミングサービスのTwitchが、Twitch Primeを始めとする新サービスを発表

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Amazonが2014年にほぼ10億ドルで買収したビデオゲームのライブストリーミングサービスTwichは、本日の午後、年次TwichCon会議を基調講演でキックオフした。基調講演ではニュースがいくつか披露されたが…案の定、以下のような発表となった:

  • Twitch Prime:私たちが基調講演の直前にスクープしたように、TwitchはTwitch Primeを公式に認めた。Amazon Primeのサブスクライバーには無料で提供され、「無料のオマケ」(ゲーム内のスキンやキャクター、その他)が付いてくる。そして広告なしで視聴できて、毎月1チャンネルが無料になり(ストリーマーはこのサブスクリプションに対しても支払いを受けることができる)、新しくリリースされるゲームに対する割引や、ゲームリリース日の無料配信などを受けることができる。
  • モバイル上のクリップ:視聴者はiOSとAndroid上のTwitchストリームを切り取ってクリップを制作し、共有することができるようになる(この機能はすぐに提供される)。また、クリップは10月中旬に提供される新しいクリップトリミング機能によって、より細かく調整できるようになる。
  • アップロード:これまでチャンネル上で提供することができるものは、ライブコンテンツだったり、以前Twitchを使ってストリーミングを行った古いライブだけに限られていた。しかし今日からは、自身のゲーミングビデオをTwitchにアップロードできるようになる。

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  • ロイヤルティバッジ:ストリーマーは、3,6,12,24ヶ月間といった長期視聴者に対して、特別な「継続視聴感謝」バッジを送ることができる。ストリーマーは自分独自のバッジをデザインすることができるが、この機能は3週間以内にリリースされる予定だ。
  • コード変換:Twitchはより多くのストリーマーに、コード変換機能を開放しつつある ‐ これは視聴者に品質オプションを提供することになる。この機能は現在主にレベニューシェアを行うパートナーに対して提供されているが、これからの数ヶ月のうちに、3倍の数の非パートナーに対して開放することを計画している。
  • HTML5のサポート:数ヶ月のベータテストを経て、Twitchは今日からHTML5サポートが全員に対して提供されることを発表した。

Twitch Primeメンバーへの最初の「オマケ」ボーナスは:Blizzard’s Heroes of the Stormシリーズ中の、Blizzard’s Hearthstoneに登場する新しいヒーローTyrandeへのアクセスだ。

Twitchはまた、いくつかの数字も発表した:今年Twitchは、平均62万2347人の同時視聴者を抱えていて、4月に達成した206万1718人という同時視聴者数が最大である。2016年には200万人がゲームのストリーミングを行い、Twitchとのパートナー(レベニューシェアとして、途中に挟まれる広告とサブスクリプション費用を分け合っている)の数は1万7208に上っている。全体として、これら200万人のストリーマーは合計100億分以上のゲームコンテンツをストリーミングで放映している。

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(翻訳:Sako)

YouTubeのでっかい稼ぎ王PewDiePieの新作ゲーム“Tuber Simulator”はApp Storeでたちまちトップ、サーバーがクラッシュ

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YouTube上の世界最大のスターFelix “PewDiePie” Kjellbergが、彼のチャネルの4800万の会員に新作のモバイルゲームのダウンロードを告示したら、一体何が起きるだろうか? そのゲームはたちまちApple App Storeのトップに急上昇し、サーバーは過負荷でクラッシュした。それが、ビデオ・スターの最新ゲーム“PewDiePie’s Tuber Simulator”がiOSAndroidでローンチしたとき起きたことだ。そのゲームは、フルタイムのYouTubeクリエイターの人生の、パロディーだ。

ゲームがApp StoreとGoogle Playに登場したのは木曜日(米国時間9/27)だが、すぐに、チャートの大事件になった。

App Storeでは無料アプリ全体の中で最初は25位、そして今日(米国時間9/30)は2位だ。AppleがiTunes UアプリをApp Storeのチャートに含めることに固執しなかったら、1位だ。20時間後にはiPhone無料ゲームで1位、10か国のApp Storeの無料アプリで1位、29か国で無料ゲームの1位だ。以上は、アプリストアの動向をウォッチしているSensor Towerの数字だ。

これが、YouTubeのファンというものの、ものすごさだ。

“Tuber Simulator”はPewDiePieとMaker StudiosのジョイントベンチャーRevelmodeからローンチし、出版社はモントリオールのOutermindsだ。

ローンチ直後に、サーバーは過負荷でクラッシュした。ユーザーがアカウントをセットアップしようとしても、エラーメッセージしか出ない。Outermindsは対策に奔走した。数時間前にこのゲームの出版者は、人びとを悩ませていた“Error 99”はほとんど修復された、とTwitterで発表した(下図)。

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“Tuber Simulator”は“Kim Kardashian:Hollywood”と同じ路線の、‘こうすれば有名になれる’タイプのゲームだ。プレーヤーが教わるのは、ビデオを作ってYouTubeのスターになり、視聴者数と会員数を稼ぎ、それから各種機器装置、家具、服、そして大量のアプリ内購入を買い、どんどん有名になっていく。Kardashianのと違って“Tuber Simulator”は8ビットグラフィクス(下図)を使っているから、レトロな感じのゲームになっている。

“Tuber Simulator”にはPewDiePieのナレーションがあり、Puggleというミニゲームもある。

ゲームのローンチと並行して入ってきたニュースによると、PewDiePieは今後“Goat Simulator”のデザイナーArmin Ibrisagicと組んで、複数のゲームを作っていく、という。Ibrisagicの新しいスタジオDoubleMooseがRevelmodeと協働して、今後のゲームを作っていく。その契約によると、Pew……は複数のゲーム(iOS、Android、PC)でクリエイティブなアイデアを出していく、となっている。詳細はまだ、よく分からない。

Pew……がモバイルゲームを作るのは、これが初めてではない。昨年は“Legend of the Brofist”をリリース、やはりOutermindsが出版した。そのゲームも、AppStoreで3週間トップだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

NintendoのNES Miniはゲーム・オタクが喜ぶ機能を満載、セーブはゲーム中の4箇所でできる

今年のクリスマスお正月にぜひ買うべきゲーム機を、Nintendoは早くも、ちらちらと見せ始めている。今日(米国時間9/30)は、上のような超レトロふうのビデオをリリースして、NES Miniの3つの機能をデモしている。とんでもなくゲーム・オタクっぽいビデオだから、気を引き締めて見てちょうだい。

ふつうのプレーヤーにとって重要なのはセーブ機能だろう。Nintendoはそれを、中断点(suspend points)と呼んでいる。エミュレータやVirtual Consoleを使ったことのある人にはおなじみの機能だが、昔的なプレーヤーはびっくりして、反感を覚えるかもしれない。そのセーブ機能は、どんな時点でもゲームをセーブできる。ジャンプして空中にいるとき、ボスと出会った瞬間、中身が乱数化されている宝箱を開ける直前、などなど。自分が死んだり、ひどい目に遭ったとき、あるいはその部分を単純にもう一度プレイしたいときには、その‘中断点’をリロードすればよい。

しかも中断点は、一つのゲームに4箇所作れる。保存するときは、そのときの画面のスクリーンショットに天使のように翼(はね)が生えて(下図)、中断点に収まる。VCシステムよりもずっと良いが、一部のエミュレータには何年も前からある。

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このセーブ機能は多くの人に喜ばれると思うが、上のビデオで紹介されるあと二つの機能は、ぼくのような、純粋オタク専用だ。まず、リフレッシュレートを50Hzと60Hzに切り替える機能がある。NTSCでなくPALの上ではゲームがやや遅いし、ヨーロッパのゲーマーは60Hzだとコントロールしづらいと感じるだろう。だから、配慮に富んだ機能だ。

次はディスプレイのモード。これこそまさしくオタク機能だ。このNESはほとんどの場合、RFアダプターや、もしかしてRCAケーブルを使って、4:3のテレビ画面でプレイされるだろう。ただし、NESは完全な4:3ではなく256x240pxだから、横幅を伸ばすことになる。いずれにしても今のテレビ画面の縦横比とは違うから、今NESのゲームをやってることはすぐに分かる。

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NES Miniのディスプレイモードは、次の3種類だ(上の画像をクリックすると大きな画像になる):

  • Pixel perfect, NESの出力そのままの、矩形の画面。これが理想的な形だが、多くのプレーヤーは異様に感じるかもしれない。狭いから距離が短く感じ、移動を遅く感じる。それは、誰もがはっきり感じる違いだ。
  • 4:3, 昔のテレビと同じ比率に画像を伸ばす。ただしそのために、画像がややぼやける。
  • CRT filter, アナログのCRTテレビ〔ブラウン管画面〕をシミュレートするオーバレイを加える。

どれにするかは、完全に趣味の問題だ。画質が良いのはPixel perfect、テレビでやるなら4:3か。

CRT filterは、一部では嫌われているが、そう悪くないと思う。これに凝っているかなり大きなコミュニティがあって、最近では古いテレビのブラウン管の前面カーブ(画面の湾曲)や狂った色調までシミュレートしている。色調は、ユーザーがいろいろ変えられる。デジタルのクリーンな信号に、わざわざノイズパターンを加える装置を(数百ドルも払って!)買う人たちもいる。

たしかにそれはクレイジーだけど、昔々リビングルームで、Final FantasyやMetroidを初めてプレイしたときのことを、忘れられない人びとがいるのだ。保証してもよいが、Nintendoの社内にもそういう人たちがいて、“CRTテレビ画面のシミュレーション”を頑固に主張したのだと思う。NES Miniのディスプレイオプションは3つに絞られたけど、最初はもっと多かったんじゃないかな。

なお、昨日の発表によると、日本におけるNES Miniは、最初のファミコンと同じ形になり(下図)、ゲームの揃い具合も、やや違う。

これも、楽しいかな?

NES Miniの発売は11月11日で、定価60ドル、日本のFamicom Mini(クラシックミニ)も、ほぼこれぐらいだろう(ドルではなく円だけど)。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AndroidゲームをPCからFacebook Liveにストリーミングできる、デスクトップエミュレータBlueStacksを利用

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ゲームのストリーミングは、ビデオをストリーミングしている連中が必ずやりたがる。そして今回はFacebook LiveがAndroidのゲームやアプリを、PCやMacのデスクトップエミュレータBlueStacks経由でストリーミングできる。その統合はかなり巧妙で、以前はTwitchで使えたが、Facebook Liveのサポートが加わったことによって、Amazonのようなゲーム中心のストリーミングと違い、もっと幅広いオーディエンスに到達できる。

レイアウトは変えられるからゲームの見方/見せ方をカスタマイズできる。モバイル向けに最適化されたアスペクトレシオは、正方形である。構成画面も、現在の視聴者数などの統計データも、そしてFBからのチャットもいいね!も、すべて正方形だ(上図)。

BlueStacksによると、統合化によってユーザーはストリーミングに集中でき、スマホをあれこれ操作する必要がない。ただしデスクトップエミュレータを使うから、タッチを使えるWindows PC以外ではタッチインタフェイスは使えない。…ということは、ゲームのユーザー体験はAndroid上と完全に同じにはならない。ゲームによっては、速い反応ができなくなるだろう。

しかしそれでも、ストリーミングをやる連中にとってはリーチを広げる良いチャンスだし、なんといっても巨大なFacebook上のツールを利用できるのだから。

出典: Engadget

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Raspberry Piをファミコンのカートリッジに収納してレトロゲームのエミュレータが完成

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Zachと名乗るメイカーが、その破壊的だけどとびきり巧妙なハックにより、NESのカートリッジ〔スーパーファミコンのカートリッジ〕の中身を抜いてRaspberry Pi ZeroとAmazonのUSBハブを詰め込み、究極的にレトロなNESエミュレータを作った。しかもそれは、オリジナルの筐体にしっくり収まるから保存性も良い。〔NES, Nintendo Entertainment System, ファミコンのこと〕

このプロジェクトは、驚くほど単純だ。やることといえば、カートリッジのケースをこじ開けてパーツを配置するだけだ。それからケースを閉じて蓋をはめ込む。インターネットの接続はないが、後でWi-Fiアダプタを加えるのは簡単だ。

このプロジェクトは、RetroPieというエミュレータソフトを使っている。電源はミニUSBケーブルで供給する。

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Zachはこう書いている:

この、ぼくがPi Cartと読んでるもの(いい名前だろ?)の基本は、Raspberry Pi Zeroと昔のNESのカートリッジ、小さなUSBハブ、そしていろんなサイズのアダプターだ。もっとケチって手作りしたい人以外は、ハンダ付けは不要だ。

 

ぼくが本当に見たいのは、Raspberry Piと本物のカートリッジの基板を接続して、昔のNESに新しい脳を提供することだ。でもそれは、不格好な結果になりそうだから、こっちの方がむしろ良いかもね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

この宇宙最小のMAME(アーケード・エミュレータ)キャビネットはRaspberry Pi Zeroとぴったり同サイズ

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MAMEのものづくりの世界は、基本的にアーケードゲーム愛好家たちのサブカルチャーで、彼らは自作エミュレータの素晴らしいコレクションを作っている。その日常的な目標は、昔のアーケードゲームの復刻、または何か新たなすばらしいものの創造だ。Adafruitが、その、すばらしいものを作った。

最初は土日プロジェクトだったこのMAMEキャビネット(cabinet,箱)は、高さ数インチで、画面は親指サイズだ。完全にはほど遠いキットで、画面も小さすぎてほとんどのゲームをプレイできないが、ちょっとしたダウンサンプリングとゲームの適切な選択により、この超小型マシンでPac-ManやDig Dugをプレイできる。

このキャビネットは0.96インチのRGB OLEDディスプレイとRaspberry Pi Zeroを使っている。作者のPhillip BurgessNanoscreenというツールを使って、ゲームをこの小さな小さな画面にダウンサンプルし、表示した。

Burgessがこのキャビネットを作ったのは、Raspberry Pi Zeroの“ボンネット”について議論したことがきっかけだ。それは、この裸のPiボードに、さまざまな機能をくっつけるものだ。
彼は、こう書いている:

ゲームができる“ボンネット”、という話も出た。Raspberry Pi Zeroにぴったりフィットする小さなアクセサリボードで、いくつかのベーシックなコントロールとモノクロのOLEDディスプレイがある。わからないのは、カラーのOLEDでもいけるか、という点だ。それが可能なら、RetroPieなどの、昔のクールなゲームもプレイできる。

 

この小さなキャビネットはクールで巧妙なアイデアだが、本当にゲームを楽しみたかったら、アーケードキャビネットCupcadeを検討すべきだ。それなら少なくとも、キャビネットを壊さずにボタンを押せる。子どもと一緒に作ったことがあるが、週末のすばらしいプロジェクトだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

犬用のパソコンDog PCがクラウドファンディングへ、一体何ができるのか?

この世界には犬がいる。そしてPCもある。でも犬用PCは? “馬鹿げている”、とあなたは言う。しかしみなさま、わたくしはドッグコンピューティングの未来を見ました。それがDog PC、犬用のPCであります。

どんな企業が、犬用のPCなんか作っているのだろう? もちろんTeslaに決まっている。ただし、電気自動車を作っているTeslaではない。インテリジェントな犬小屋T-Paiを作っているTeslaだ。T-Paiは、ロンドンの二階建てバスの高さ5フィートのミニチュアで、これに比べるとDog PCのデザインは、ごくふつうだ:

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外出先から犬に給餌したり、犬の様子をモニタするPetcubeのような製品はすでにいろいろある。このDog PCは、それらとよく似ている。しかし、電子仕掛けの餌箱や、カメラ、スピーカーなどのほかに、Dog PCにはタッチ画面があって、ついに犬がタブレットでゲームを楽しめるようになったのだ。

ゲームは現在3つある。たとえばFruit Ninjaの犬用バージョン。これは、犬が前足でスワイプしてプレイする。目的は、一日中家にいて、人間の家族に遊んでもらえないワンちゃんが、退屈しないためだ。初心者の犬と対戦して、大勝することもできる、かも。

同社は今後6か月以内に、Indiegogoでクラウドファンディングによる資金募集を開始する予定だ。Dog PCのお値段は、400〜500ドルぐらいになる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

今週の東京ゲームショーにMSIからHTC Vive利用のバックパックVR登場

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バックパック式のVR〔仮想現実〕キットというのは、しばらく前から手作りの奇妙なワンオフ・ガジェットの域をを脱し、小規模とはいえ消費者向け製品になりつつある(が、印象はやはり奇妙だ)。かなり有名な製品もいくつか作られた。大手メーカーとしてはHPと台湾の有力メーカー、MSIがこの種の製品のパイオニアだった。

数ヶ月後、去る6月のE3ゲーム・エクスポでVRへ向かう大きなトレンドに加わる形でAlienwareが後続を買って出た(バックパックだから背負って出たというべきか)。 ただしAienwaveがお披露目したハードウェアはまだプロトタイプの状態だった。

当初MSIが発表した製品も低解像度のコンセプトマシンに過ぎず、正直に言えば、そのままでは誰も感心しないような製品だった。

MSIは今週開催される東京ゲームショー2016に先立ってバックパックVRの改良版であるVR Oneを発表した。製品名も新しくなり、デザインも角ばったものに一新された。テザリングのために邪魔な接続ボックスが必要だったが、これは取り除かれている。

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面白いことにバックパック中のノートパソコンぽい部分はHTCのViveチームと協力して製作されたのだという。VRヘッドセットのレースではHTCはすでにMSIと密接に協力してきたからこれは意外ではない。

MSIによれば2個のバッテリーを装備して1.5時間の駆動時間を確保している。さらにホットスワップ・テクノロジーにより片方ずつバッテリーを交換することにより無制限に駆動時間を伸ばせる(バッテリーの残量警告灯が点滅して交換のタイミングを知らせる)。VR OneはGeForce GTX 1グラフィックボードを採用しており、HDMI、Mini Display、Thunderbolt3の各ポートを備える。9本のヒートパイプ、多数の通気口が設けられている。これはゲームパソコンを人体に密着して使用する際に予想されるオーバーヒートを防止する試みだ。

VR Oneの重量は2.2kgでさほどうるさくない冷却ファンを内蔵する。出荷時期、販売価格などの詳細はおって決定される。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ポケモンGO、売上5億ドル達成はゲーム史上最速―App Annieが詳細レポート発表

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ポケモンGOはデビュー以來数々の記録を達成してきた。たとえば、 最初の1週間で史上最多のダウンロードGoogle Playでの最速の5000万インストール などだ。このゲームがまた新記録を樹立した。ゲーム史上最速の売上5億ドル達成だ。

モバイル・アプリのアナリティクス企業、App Annieの最新レポートによれば、ポケモンGOはiOSとAndroidを通じ、世界で5億ドルの収入を上げた。またこのペースなら年末までに売上10億ドルを達成するという。

App Annieは「ポケモンGOはリリース後わずか60日でまた記録を作っった」と述べている。

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このニュースに先立って、昨日、NianticはAppleのiPhone 7発表イベントに登場し、デビュー以來世界で5億回ダウンロードされたと発表した。ポケモンGOのトレーナーが地球を歩きまわった距離が合計で46億キロになるという。ポケモンGOはApple Watchにも移植された。 Appleの別の発表によれば、App Storeは最後の2ヶ月だけで対前年比106%の急成長を遂げたというが、その原因の大きな部分はおそらくポケモンGOだ。

App Annieは8月上旬のレポートで、ポケモンGOは7月初めのデビュー以來、売上3億5000万ドルを確保したはずと述べている。

それから1月足らずで記録はさらに大きく伸びたことになる。

他の人気モバイルゲームの場合、5億ドルを売り上げるためにははるかに長い時間がかかっている。キャンディークラッシュは200日、クラッシュ・オブ・クランとパズル&ドラゴンズでは400日以上必要だった。

App Annieのレポートによれば、ポケモンGOの収入はアプリ内課金の売上だけではない。ポケモンGOは他のブランドのプロモーションを手助けするために提携契約を結び始めている。たとえば,ファーストフードチェーンのマクドナルドは日本で最初にポケモンGOと契約した。これによって日本のマクドナルドの3000近い店舗がポケストップ、ポケジムなどのスポットとなった。

今月に入って、Nianticは日本の大手モバイル・キャリヤ、SoftBankとの提携を発表し、3700箇所の店舗がポケモンGOの公式スポットになった。

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App AnnieによればポケモンGOのユーザー忠実度は衰えを見せていない。デビュー後30日間におけるユーザーの再帰率ではスクラブルに似たZyngaのソーシャル・ワードゲーム、Words with Friendsにやや遅れを取っているが、キャンディー・クラッシュやクラッシュ・オブ・クランより依然として上だ。

同レポートではさらに、「ポケモンGOが他のモバイル・アプリから時間を奪っている兆候はやはり見いだせない。おそらく非モバイル活動から一定の時間が奪われているのだろう」としている。

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画像:: Bryce Durbin

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

App Storeのアプリダウンロード数は累計1400億、今年は前年比で二倍増、なぜ?

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AppleのCEO Tim Cookが今朝(米国時間9/7)、iPhoneのプレスイベントの冒頭で、App Storeに関する短い最新ニュースを述べた。それによると、Appleのこの、アプリケーションのマーケットプレースでは、これまでにアプリのダウンロードが1400億回行われた。また、過去2か月における前年比成長率が106%だった、と述べた。成長率100%というと倍増というすごい意味だが、その原因については何も語られなかった。

でも察するに、その原因はたぶんPokémon Goだろう。アプリの異端児、これまでのモバイルゲームの中で最高の人気を獲得したアプリだ。このゲームの先月のインストール数は1億を超え、一日の売上が1000万ドルに達した。今日のAppleの発表によると、合計ダウンロード数は5億を超え、このゲームはApple Watchにもやってくる。

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Cookは付け加える、“App Storeの売上は直近のコンペティターの倍であり、その成長はグラフの作図に収まりきれないぐらい、途方もなく大きい”。

彼によると、Appleのストアはゲームのプラットホームとしても世界最大である。今App Storeには、50万のゲームがあるそうだ。

もちろん彼のこの話は、一種の予告編だ。AppleのApp Storeについに、これまでで世界最高人気の、ゲームの主人公がやってくる。それは新作ゲーム“Super Mario Run”に乗ってやってくる、任天堂のマリオだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

世界で5億ダウンロードのポケモンGO、いよいよApple Watchにも対応

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よし、そう来なくっちゃ。ナイアンティック・ラボのCEO、John Hankeは日本時間の9月8日、AppleのiPhone 7イベントの壇上から世界に向けて、ポケモンGOがApple Watchに対応すると発表した。

ポケモンGoはゲーム史上最も成功したローンチのひとつだ。Hankeによれば、ポケモンGOはローンチ以来これまでに世界中で5億ダウンロード以上を数え、「トレーナー」たちはゲームプレイ中に46億キロメートル以上を歩いたそうだ。

この発表をうけて任天堂の株価は驚くべき値動きをみせ、秘密のベールを取った直後には急上昇した。最終的に発表後の時点では20パーセント以上も値上がりしたようだ。同社の株価はポケモンGOのローンチ、そしてスーパーマリオ・ランの発表と続く中、ここ数か月で65パーセント以上も上昇したことになる。

今回の新しいアプリは、ゲームプレイと従来のウォーキングまたはランニングが融合するようにデザインされている。通常の場合、プレイヤーは近くのポケストップやポケモンを見つけるのにゲームを開いたままにして電話機をずっと見ていなければならない。これがゲームの仕組みのキモとなる部分とはいえ、画面をずっと見たままで、しかも危険な場所に入って行ってしまうようでは台無しだ。そこで「歩く」こと自体をもっと普通に楽しめるよう、配慮がなされている。

ユーザーは歩いている最中にも、どれだけ歩いたか、燃焼カロリーはどれくらいか、近くにどのポケモンがいるかを確認できる。ポケモンが登場したり、ポケストップが近づけば知らせてもらえる。ポケストップではポケボールなどのアイテムをゲットできるし、あとどれだけでタマゴがふ化するかも表示してくれる。

ポケモンGOでは「歩く」という行為がユニークな要素となり、ゲームを違った角度からも楽しめるようになっている。いろんな種類のポケモンがランダムに登場したり、他のトレーナーとはち合わせたりすることで、常に新しいエクスペリエンスが生み出され、ユーザーが身の回りの世界を探検するよう促す作りになっている。こうして眺めてみると、ゲームエクスペリエンスそのものに限らず、Apple Watchでプレイした場合のゲームの仕組みそのものがどうやって組み立てられているかを知ることができて興味深い。

上記のような構想がうまく実現できれば、今後も多数のゲーム会社が飛びついてくるのではないだろうか。ポケモンGOは新たな仕組みの先駆者となったが(とはいえ、ナイアンティックはIngressで既に先駆した訳だが)、ゲーム開発者たちが未来のタイトルに向けて参考にできる点も多いだろう。

このアプリにしろ提供予定のスーパーマリオ・ランにしろ、新たなモバイル端末に自社製品を載せるだけでなく、この種のブランドがモバイル端末上でどのように見えるかを再考しようという、任天堂の意識の高まりのようなものを感じる。ポケモンGOは、同社が3DS以外のモバイル端末に自社タイトルを載せた最初の瞬間という意味合いも持っているのだ。

Apple Watch対応版のポケモンGOアプリは年内に提供開始を予定している。この他のAppleイベント関連記事の一覧はこちらから。

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(翻訳:Ayako Teranishi / website

SonyがPlayStation 4の4K+HDRバージョン“Pro”を11月に399ドルで発売、既存モデルは薄型に

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SonyがPlayStation 4の上級バージョンの詳細を明かした。

Sony Interactive Entertainmentの社長Andrew Houseによると、Proと呼ばれるその機種は4Kのテレビとダイナミックレンジの大きい(high dynamic range, HDR)ビデオをサポートする。言い換えると、今のPS4よりもグラフィクスが綺麗で細密である。

SonyのMark Cernyによると、PS4 Proは、4Kのグラフィクスをサポートするための数々の“ハードウェアイノベーション”があるだけでなく、ふつうのHDTVの上でも高品質なヴィジュアルを提供する。GPUのパワーはこれまでのPS4の倍で、ハードディスクの容量は1テラバイトにアップした。

Playstation 4 Pro

Cernyは、これまでのPS4のゲームもプレイできるからといって、機種の世代差を曖昧にしてはいない、と言った。彼は、Call of Duty Infinite WarfareMass Effect Andromedaなどにおける、Pro向けに施したグラフィクスのパッチを紹介した。

PS4 Pro gameplay

Houseの主張では、HDRは、かつてSDからHDへの移行がテレビ/ビデオの世界を大きく変えたように、ゲームやエンタテイメントの世界を抜本的に変えるだろう、と言う。SonyがファームウェアのアップグレードによってすべてのPS4にHDRをサポートさせようとしているのは、そのためだ。

ゲームだけでなくProには、Netflixアプリのニューバージョンが載る。Netflixが年内に提供可能となる4Kコンテンツは、累計600時間あまり、と言われる。またYouTubeアプリも、4Kビデオをサポートするバージョンを開発中だ。

PS4 vs Pro

発表は今日(米国時間9/7)ニューヨークで開催されたSonyのプレスイベントで行われた。それはNeoというコードネームで年初からうわさされ、6月にはHouse自身が確認した。そのときHouseはフィナンシャル・タイムズ誌に、PS4の現行機は今後も売っていくが、ニューバージョンはやや高くなる、と語った。そして今日の発表では、ベーシックなPlayStation 4は薄型になり、299ドルで売られることになった。

Proは、11月10日に399ドルで発売される。Houseによると、性格がはっきり異なる二つの機種を提供することが目標で、薄型のPS4はエントリレベル、Proはハードコアのゲーマー向けとなる。しかし、“コミュニティが二つに分裂することはない”、と。

最近の決算報告でSonyは、小売店に卸したPS4の台数が4350万台、と言っている。これはたぶん、Xbox Oneの倍ぐらいだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

あなたのiPhoneにスーパーマリオがやって来る(Appleと任天堂、ありがとう)

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Appleは、任天堂と協力して、App Storeで提供する新しいゲームを準備中だと発表した。その名は「スーパーマリオ・ラン(Super Mario Run)」。

タイトルの示すとおり、「スーパーマリオ・ラン」はラン&ジャンプ系ゲームだ。「Temple Run」をイメージしてもらえばいい。画面をタップするとジャンプして、長くタップするほど高く飛べるようになっている。走れば走るほどコインを多く集めることができ、旗までたどりつけばゴールだ。

旗のポールまで行き着いてレベルを終えるには、障害物をこえてジャンプしたり、敵をよけたりして進まねばならない。

結局のところマリオであることに変わりはないが、このゲームはもっとシンプルで、片手だけでプレイできるようになっている。

「スーパーマリオ・ラン」には非同期バトルモードも備わっていて、友達同士で対戦することもできる。また、集めたコインの枚数などのゲーム成績に応じて、自分だけのキノコ王国を作成できるモードもついているそうだ。

このニュースは日本時間の9月8日、AppleのiPhone 7イベントの壇上で任天堂のチーフ・ゲーム・デザイナーを務める宮本茂氏が発表した。AppleのCEO、ティム・クックは、この超有名なゲームキャラクターの創造に35年以上も前に携わった宮本氏を「マリオの父」と紹介した。

「Appストアは、コミュニケーションの仕方、働き方、楽しみ方など、私たちの生活におけるたくさんのことをより良くしてきました」とクックは言う。「しかし、あらゆる年齢のゲーマーにとっては、マリオなしに物語が完結するはずがありません。この12月に任天堂がマリオをiOSの世界に連れてきてくれることに、今からワクワクしています」。

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このゲームそのものは宮本氏率いる任天堂チームによって開発されたが、ローンチについては引き続きDeNAとのパートナーシップ体制で実施するという。(任天堂は昨年、ゲーム作品5本についてDeNAと協力すると発表した。これには短命だった最初のモバイルタイトル「Miitomo」などが含まれたが、ポケモンGoは入っていなかった。)

任天堂によると、「スーパーマリオ・ラン」の一部は無料でプレイできるが、ゲームの全コンテンツにアクセスするには設定された価格(未発表)を支払う必要があるそうだ。しかし、プレイするほどお金がかかり続ける仕組みではない。

「スーパーマリオ・ラン」は、今年12月にAppストアで、9か国語、100か国以上に向けて独占的に提供開始となる予定だ。ゲーム自体はまだダウンロードできないが、高まる期待をうけてAppleは、プレイヤーが最新情報を受け取れるよう、Appストアの新機能「Notify(通知)ボタン」を発表した。Appストアのゲームページでこのボタンをクリックしておけば、ゲームがダウンロード可能になると知らせてくれる便利な機能だ。

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加えて、任天堂は「スーパーマリオ・ラン」のローンチに先駆け、今月中に新しいiMessage Appストアで無料のマリオ・スタンプセットをリリースするとも発表した。

「スーパーマリオ・ラン」のリリースに続いて、任天堂はすでに発表済みの「どうぶつの森」と「ファイアーエムブレム」シリーズからのモバイルタイトルをローンチ予定という。こちらは2017年3月末までには提供となるはずだ。

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(翻訳:Ayako Teranishi / website

3DSゲーム、ポケモン・サン・ムーンに強力なハイブリッド・モンスター登場―発売は11/18

科学は驚くべき成果を挙げた。まずポケモン・ゲーム最強のキャラの一つとみなされるミュウツーが作り出された。近く発売される3DSの新しいポケモン・ゲームでは科学の力が生んだハイブリッド・ポケモンのタイプ・ヌルが登場する。ポケモン・サン・ムーンにはこの他にも数々の強力なポケットモンスターが投入されている。

今日(米国時間9/6)のビデオで、かなり手強いタイプ・ヌルの他に、いくつかの新たなポケモンの存在が判明した。 ジャラコ(Jangmo-o)はドラゴン・タイプで、「戦士としての誇り」を持っているらしい。ポケモン公式サイトの説明によると「強くなろうと鍛錬を怠らない」そうだ。 個人的にはこのポケモンの獲得を狙っている。きっと周囲からら尊敬されるはずだ。

新しいストーリーとゲームの詳細もわかってきた。これにはいわゆるウルトラ・ビーストという存在が含まれる。ウルトラ・ビーストは新たなゲーム世界であるアローラ地方に出没し、「強大な力をもち、人とポケモンたちにとって脅威となりうる」という。「形態は常に変化し、固まってはいない」そうだ。またポケファインダーというという機能が追加された。プレイヤーは特定のスポットで発見したポケモンの写真を撮影して公開することができる。他のプレイヤーから高い評価を得るにつれ、ポケファインダーに機能が追加されていく。

最後に、サン・ムーンはこれまでのポケモン・ゲームとまったく異る世界となっていることに触れておく。ムーンは3DSシステムが示す時刻から12時間遅れた世界となる。サンは同時刻だ。つまりムーンは夜、サンは昼の世界という設定だ。
サンとムーンでは遭遇するモンスターやイベントも違ってくる。

ポケモン・サン・ムーンは11月18日発売予定。

〔日本版〕 記事中にポケモンの新キャラのスライドショーが表示されない場合、こちらのゲーム紹介映像を参照。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+