Instagramの使い勝手が向上―やっと複数アカウントをサポート

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ありとあらゆる場所で写真を撮って共有しなければすまないマニアに朗報だ。今週、Instagram複数アカウントのサポートを開始する。この機能はヘビー・ユーザーにとって便利なのはもちろん、世界中の企業のソーシャル・メディアのマネージャーにとっても良いニュースだ。

Instagramアプリのv7.15以降(iOS、Androidともに)、ユーザーはいちいちログアウトせずに、最大5つのアカウントを切り替えられるようになる。

下に掲載したのはヘルプ・ページのスクリーンショットだ。

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個人的には、Instagramのアカウントは1つで十分だが、Instagramが成長を続けるに従ってますます多くの企業のソーシャル・メディア管理者がこのサービスを利用するようになっている。多数のSNSにInstagram写真を投稿しているマーケティング担当者にとっては仕事をやりやすくしてくれる効果がありそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

iPhone 7はデュアルカメラシステムを搭載してカメラを一挙に高性能化(という噂)

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Appleは2016年9月にiPhone 7を披露するらしいが、このところ、カメラに関する新しい噂が話題になっている。KGI SecuritiesのMing-Chi Kuoによると、iPhone 7 Plusにはデュアルレンズシステムのオプションがあり、LinXの技術を利用している。Appleが2015年4月に買収したLinXは、複数レンズのカメラモジュールを作っている。

Appleの予測に関してMing-Chi Kuoは従来から好成績だが、でもiPhone 6とiPhone 6 Plusではカメラモジュールは同じだし、その改良バージョンがiPhone 6sとiPhone 6s Plusで使われている。”iPhone Plus”とその4.7インチ型の、カメラに関する唯一の違いは、大型モデルにはoptical image stabilization(光学式手ぶれ補正機構)があることだ。

iPhone 7 Plusがデュアルカメラシステムになるのなら、Appleはカメラモジュールに関する戦略をこれまでとは変えることになる。でも、サプライチェーンがネックになるのなら、それを一部の機種に限定するのだろう。

それでは一体なぜ、AppleはiPhoneのリアカメラを2基にするのだろう? 考えられるユースケースはいろいろある。LinXは、二つ以上の複数のレンズがシームレスに協働するハードウェアとソフトウェアのソリューションを作った。たとえばデュアルレンズシステムは背景のぼけを改良し、被写界深度を再現するだろう。人びとが低開口のDSLRを好むのも、背景のぼけがその理由の一つだ。

二つのカメラは、暗いところでの撮像能力を高め、色忠実度とHDRパフォーマンスを上げる。あるいは、撮影後に焦点を前景または背景に合わせることができる。あのLytroのように。

二つのレンズでそれぞれ、ズームを変えて撮る使い方もありえる。たとえば3倍ズームで撮りながら同時に全景を撮れるだろう。それが工学式ズームでできれば、Olloclipレンズのようなサードパーティのレンズの代わりになる。

まだはっきりしないのは、デュアルカメラにした場合のカメラのスリム化をどうするか、だ。Appleはつねに、iPhoneのスリム化に努めてきた。同社は今、カメラ用画像センサーを曲面にすることを考えている。それなら、大容量のカメラをスリムにできそうだ。

昨年12月に、60 Minutesが、Appleでは800名がiPhoneのカメラ部門にいる、とすっぱ抜いた。何百万もの人たちがiPhoneで写真やビデオを撮っているのだから、カメラはとても重要な部分だ。デュアルレンズシステムになればいろんなことができるから、クリエイティブの幅が一挙に大きく広がるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

GoProblem―アクションカメラはタブレットと同じ道をたどるのか?

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アクションカメラはタブレットに似ているのではないか? つまり多くの人々が欲しがるが、ただし1台だけだ。いつも最新モデルにアップデートし続けようというユーザーはごく少ない。

私の見るところ、GoProの深刻な状況も結局ここに行き着く。同社は今週発表したガイドラインで売上の落ち込みを予測し、従業員の7%をレイオフすることとなった。GoProが直面しているのは市場の飽和という問題だ。大勢の人々がGoP+roをすでに買っている。ただし1台だけで十分であり、さらにもう1台買うつもりはない。

大半のGoProはたぶん1年のうち11ヶ月は埃をかぶったままだろう。事実に直面する必要がある。われわれ一般ユーザーはエクストリーム・スポーツのマニアではない。なるほどたまの休みにスキーやサーフィン、ハイキングなどをする。GoProがそのもようを撮影できるなら1台欲しい。だが実のところどんなGoProでもいい。

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解像度が最新、最高のものでなくてもビデオを楽しみ、友達を感心させ、休日を思い出すことができる。バッテリーが1日もたず、いいところでビデオが尻切れになるとしても、カメラのサイズが少しくらい大きくてポケットが膨らむとしてもわれわれはさして気にしない。

アクションカメラの機能はユニークで、他のガジェットでは代替できないことは確かだ。だからといって毎年最新モデルに買い換えるユーザーは少ないだろう。毎日いつもポケットに入っているスマートフォンとは違う。取り出してみせびらかすと効果があるようなステータス・シンボルというわけでもない。

ノートパソコンならわずかの改良でも作業が劇的にはかどり、生活が大いに快適になることもある。ノートパソコンは日常生活の基礎に位置づけられる重要なツールだからだ。ところがGoProの場合は中古品やお安いライバル製品で十分だ。

アクションカメラがタブレットに似ていると言ったのはそこだ。タブレットは映画を見たり本を読んだりゲームを楽しんだりするには好適だが、それには前の世代のiPadでも十分だ。私がそのiPadを買ったときそれは最新モデルだった。以後Appleは製品のアップデートを繰り返しているが、私はiPadを買い換えねばならないと思ったことはない。一方でスマートフォンの画面はモデルチェンジごとに大きくなった。こうした事情からタブレットの市場は頭打ちとなった。私はアクションカメラにも同じことが起こるのではないかと思っている。

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タブレットの販売

なるほど世の中にはアドレナリンが出っぱなしの冒険フォトグラファーが存在する。こういうユーザーは常に最新、最高のアクションカメラを求めるだろう。GoProはまたドローンへの搭載や仮想現実の制作ツールの分野で優位性を獲得している。こういう市場は今後も大きな成長が見込まれる。

しかし今日(米国時間1/14)、GoProの株価は15%ダウンし、昨年と比べると77%程度に下がっている。株価を以前の水準に戻すためにはGoProには何か本質的に画期的な製品が必要だ。今のままではユーザーは古いGoProで十分満足しており、新しい製品を買う気にはならないだろう。GoProは「引出の奥に1台あることが分かっていればそれで十分」なのだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Adobeの売上は記録破り―大企業でもビジネスモデルの根本的転換は可能だ

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IBM、HP、EMCなどの大企業がビジネスモデルの転換を目指して苦闘していることはわれわれもよく知っている。それらに比べると、Adobeは興味深いケースといえるだろう。つい数年前までAdobeは箱入りソフトを売る会社だった。それがごく短期間でクラウドサービスの定期課金(サブスクリプション)を主力とする会社となった。先週発表されたAdobeの財務報告を見る限り、この変身に大成功を収めている。

まずその根拠として数字をチェックしてみよう。Adobeはこの四半期に13億1000万ドル、対前年比で22%のアップという成績を収めている。同社はまた通年の売上が48億ドルという記録破りの額に達したことを発表している。もちろんこうした数字自体も大きいが、私が特に強い印象を受けたのは、継続する課金収入だった。これは今やAdobeの売上の74%を占め、メインビジネスとなっている。2015年の同社のデジタル・メディア関連の通年定期課金収入(annual recurring revenue=ARR).は30億ドルだった。

実際、Adobeはこの第4四半期だけでARRに3億5000万ドルも加えている。同社の発表によれば、この成長は主としてエンタープライズが課金モデルへの転換を積極的に採用しているためだ。この四半期に個人やチームの83万3000人がAdobe CC(Creative Cloud)に新たに登録しているという。

多くの企業が苦闘する中、Adobeは比較的短期間に急速にクラウド企業へと変身を遂げた。これは同社が事前に周到な計画を準備していたことが大きいようだ。

Adobeの創立は1986年とはるか昔に遡る。しかしAdobeが箱入りソフトを販売していたのはそう昔ではない。それが変わったのは2013年のことだ。同社はCC(Creative Cloud)にビジネスの主力を移すと発表した。そしてその言葉どおり、従来の主役だった箱入りソフトのシリーズ、CS(Creative Suite)の販売を中止した。この決断は業界を震撼させた。 TechCrunchのLardinois記者は当時驚きを次のように書いている

Adobeはソフトウェアの将来は定期課金ベースのネットワーク配信にあると信じ、それに社運を賭けるつもりのようだ。…Maxカンファレンスの参加者の大部分はここでCS7が発表されるものと思っていたはずだ。ところが意外にもCreative Suiteのブランド名は消えていくことが判明した。…(CCの責任者)Morrisは私の取材に対して、この方針転換がかなりの冒険であることを認めた。「多くのユーザーはこういう転換が起こるとしても数年後のことだと考えていただろう。しかしそれが今日だったことはショックだったかもしれない。」

Adobeのような世界的大企業がCCの発表後、わずか2年半でにこのような思い切った決断をするというのはかなり珍しいことだ。また顧客ベースも課金モデルへの転換を強く支持ことも注目に値する。.

「牛を捕らえるには角をつかめ」

Adobeが実行したのは他の会社が恐れるような道だ。普通の会社なら確立した箱入りソフト販売モデルの横に少しずつサブスクリプション・モデルを忍び込ませるというような方法を取っただろう。しかしAdobeはいきなり箱入りソフトの販売を止め、全面的に定期課金モデルを導入した。

比較という点ではMicrosoftが参考になるかもしれない。同社は現在でも箱入りソフトのOfficeとクラウド版のOffice 365を並行して販売している。エンタープライズソフトの分野でも同様だ。

公平を期すなら、Adobeといえども古き良きマーケティング・リサーチをしなかったわけではない。AdpbeはCCを開発し、ユーザーを相手にテストを行った。その結果は思いがけないほど積極的な反応だった。前述のScott MorrisはわれわれのLardinois記者の質問に答えて2013年にこう語っている

われわれがこの決断をしたのはCreative Cloudの登録ユーザーのほとんど全員が気に入ってくれていることを発見したからだ。AdobeのオンラインストアでCreative Cloudの満足度はPhotoshopより高い。これは前代未聞だ」とMorrisは言う。

注意すべき点は、当時Adobeは極めて高価な箱入りソフトを売っていたことだ。その価格は1200ドルから上は2500ドルまでした。つまりユーザーはそれほどの金額を支払ってもそれらのソフトが提供する機能を必要としていたわけだ。サブスクリプション・モデルに移行するにあたってこうしたクリエーティブなチームや個人のユーザーは一時に高額な支払いを必要としなくなった。毎月少額を支払えばよく、しかもAdobeは常時ソフトをアップデートして最新のものにしてくれる。Adobeとしてもときおり巨大な新バージョンを出荷するより、オンラインで少しずつアップデートを繰り返す方がはるかに開発を管理しやすい。

Adobeの新モデルはユーザーにもメーカーにもメリットの大きいものとなった。関係者全員が得をするという珍しい例だった。利用ケースによって価格は大幅に異なるものの、個人ユーザーは月額わずか9.99ドルからLighroomやPhotoshopなどの人気ソフトが利用可能であり、全アプリが使い放題となるセット契約でも月額80ドルだ。エンタープライズ向け契約では1人あたり月額70ドルの使い放題や1人1アプリ月額30ドルの契約も選べる。〔日本版:日本では月額980のフォログラフィプランから月額4900円のコンプリートプラン、さらにさまざまな法人向けプランが選択できる。詳しくはこちら。〕

Adobeという教訓

Adobeは多くの大企業がはまり込んでいる泥沼を避け、まったく異なるビジネスモデルに移ることに成功した。業界の常識とは逆に、同社は箱入りソフトの販売で得ていた以上の売上を定期課金モデルで得られることを証明した。.

とはいえ、われわれもどんな規模、種類の会社もAdobeのとおりに行動して成功できるとは考えていない。

そもそも、Oracleのような純然たるエンタープライズ向け企業と個人、エンタープライズをまたいでビジネスをしてきたAdobeのような企業を単純に比較するのは難しいのだろう。それでもなおAdobeが従来のビジネスモデルを一変させ、かつそれに大成功を収めたという事実は残る。他社はおそらくAdobeの成功の秘密を知りたがるだろう。市場は現在も急変し続けており、強い意思に基づく決断によって成功したAdobeを手本にしたい企業は多いはずだ。.

画像: sikerika/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Googleフォトにシンプルで使いやすい共有アルバム登場

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Google+から独立して単独サービスとなって以後のGoogleフォトにはなかなか活気があり、新機能の追加のペースも速い。今日(米国時間12/10)もそうした新機能のひとつとして共有アルバムが追加された。実はこの機能は9月のGoogleイベントで予告されており、私としても心待ちにしていた。実際に触れてみると十分期待に応える仕上がりだ。ともかく非常にシンプルで使いやすい。

共有アルバム機能は、ウェブ、Android、iOSのすべてで同時に公開された。

私はGoogleフォトのプロダクト責任者、David Liebに話を聞いた。 それによると、このプロダクトにとって共有アルバムは極めて重要で、特にクリスマス休暇の前に発表したことに非常に意味があるということだった。またLiebは現在ポピュラーな各種の写真サービスのそれぞれの特徴についても次のように分析した。

一方の端にはソーシャル・ネットワークに付属した写真共有サービスがある。これはさすがに利用者数が膨大だ。ユーザーがそこで他のユーザーが興味を持ちそう写真を公開するとものすごい数の「いいね!」がついて気分が高揚する。逆の端には原則非公開のチャット、WhatsApp、ハングアウト、メッセンジャーのような大規模チャット・サービスに付属した写真機能もある。この場合、ユーザーは、たとえば美味しそうなランチや気になるドレスの写真を撮り、「これどう思う?」などと友達に尋ねる。

だが、実際に撮影されている写真を検討すると、 両極端は少なくて、その中間がほとんどだ。われわれがGoogleフォトで狙っているのはまさにその中間だ。

これは当たっていると思う。撮った写真のほとんどは、カメラロールの中でじっとしている。FacebookかTwitterで公開したいが、そういうちょうど良いチャンスはそうあるものではない。ともかく私の場合はそうだ。始めから公開するために撮った写真は別として、ほとんどの写真は、いわばブラックホールに落ち込んだままとなる。

Googleフォト(や類似のUpThereなど)はそのブラックホールを金鉱に変えてくれる。ユーザーは共有アルバムにどんどん写真を追加し、知り合いをアルバムに招待しておけばいい。招待された側にはGoogleアカウントも必要ない(ただし共有アルバムを作るにはGoogleアカウントが必要)。どんなアプリからでも写真を見ることができる

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アルバムの共有を設定すると、ユーザーが写真を追加するたびに招待された人間のプロフィール画像がポップアップ表示される。これはGoogleドライブその他でファイルを共有した場合と同じだ。アルバムを誰と共有しているか忘れないためにも便利だ。

共有アルバムへの追加はごく簡単で、単にトグルスイッチをオンにするだけでよい。Liebによればフォト・チームは写真を追加する手順をできるかぎりシンプルにするために特別の注意を払ったという。少しでも手順が煩わしいとユーザーが激減するのだそうだ。

とにかくシンプルでないといけない。多くのスタートアップが(同じアイディアを持つが、シンプルにするという)問題の解決に失敗する。このフリクションはとてつもなく大きい。.

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実のところ、Liebはこれとたいへんよく似たFlockというサービスを提供していたスタートアップ、Bumpの共同ファウンダー、CEOだった。BumpはGoogleに2013年に買収されている。

Googleフォトが使いやすいとして人気がある大きな理由がアシスタントタブだ。コラージュやムービーなどが自動的にこのタブ内に作成される。今のところGoogleは写真アルバムの作成、共有機能を特に大々的に宣伝していない。しかし私はこの機能はもっと注目されるべきだと思っている。家族や友達の写真アルバムを共有していると、ある朝、気づいたときコラージュやアニメーションが現れているというのは楽しい。

Googelは最近FlyLabsというビデオのスタートアップを買収した。Googleフォトの可能性はビデオの処理と共有へとさらに大きく広がる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

天然のランダム・イフェクト・カメラHolgaがデジタル化の波に抗しきれずついに廃業へ

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Holgaは中判でアナログ式(フィルム方式)のトイカメラ(toy camera)だが、1981年の発売以来、熱心なファン層が形成された。34年経った今、今でもそのカメラを作っていた企業がついに閉鎖し、製造設備もすべて売却することになった。同社は、“もう何もお売りするものがありません”、と言っている。

Freestyle Photographic Suppliesが、その死をブログ記事で発表している。

その記事によると: “Freestyle Photographicは今日(米国時間11/25)、Holgaカメラを作っていた工場が操業を停止し、そのカメラとアクセサリをもはや生産していないことを発表いたしました。Holgaは、そのほかの多くのカメラよりも長生きしましたが、われわれがここ数年、ほかの製品で見てまいりましたように、やはりデジタル時代には勝てませんでした”。

Holgaは最初、中国の消費者向けの安価なプラスチック製カメラだった。ローンチ直後からさまざまなコピー製品に悩まされ、廃業寸前まで追い込まれたが、熱心なファンに支えられて生き延び、ハイエンドの35mmカメラの対極にあるローファイ(lo-fi)カメラとして愛された。Holgaで撮った写真は、コントラストのずれや、奇妙なぼけなど、画像のさまざまな‘欠陥’に不思議な魅力があった。

出典: petapixel

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

新しいGoogleフォトはワンタッチで端末のメモリを開放する―今日はAndroidアプリをアップデート

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Googleが提供している写真アプリ、Googleフォト最近Google+から独立して以来、急速に人気が高まり、今や月間アクティブ・ユーザーが1億人を超えるようになった。ユーザーは毎月500億枚の写真をアップロードしているという。今日(米国時間11/17)、このGoogleフォトがアップデートされ、Androidユーザーにとってはさらに便利になった。

Googleによれば、現在順次公開中のアプリには、ユーザーが利用しているAndroidデバイスの空きメモリを開放する機能が新たに組み込まれた。アップデートされたアプリにはユーザーのデバイスに保存されている写真を「一括削除」するオプションが追加された。

新機能に関連して、Googleフォトにアップロードされる写真の画質を「落とす」機能もオプションに加えられた。 Googleドライブの設定容量が限界に近づいているユーザーにとってこれはありがたい機能だ。低画質でアップロードされた写真はGoogleドライブの容量にカウントされないので、ユーザーは限界を気にせず大量の写真をクラウドに保存できる。

モバイル・ネットワークを通じてAndroidプラットフォーム上の写真を自由に処理できるGoogleの能力に感謝しなけれならないだろう。「メモリを開放(Free up Space)」 オプションはほぼシームレスに作動する。.

ユーザーは設定画面で「メモリを開放」ボタンをタップするだけでよい。写真の一括アプロードとその後の端末からの一括」削除はシステムが自動的に処理してくれる。ただしこのオプションが間違ってタップされることを避けるために写真の一括削除前にシステムはユーザーに確認を求める仕組みになっている。

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またこのオプションをタップしたときに削除される写真はすでにクラウドにバックアップが保存されているものに限られる。ユーザーは写真削除についてあまり神経質になる必要はない。その場所にしか保存されていない写真が誤って削除されてしまう心配はない。

新機能の追加を機に、Googleフォトには「アシスタント・カード」が追加された。アシスタントは、その名のとおり、ユーザーに代わってワンタッチで各種の処理を実行してくれる。たとえば既存の写真から適当なものを選んでGIFアニメやモンタージュを作ったりするなどだ。

この新しいアシスタントはデバイスの記憶容量が限界に近づいてくるとユーザーに写真を削除するよう助言してくれる。ただしこの機能はオリジナル画質でGoogleドライブに写真のバックアップを取っているユーザーにのみ有効だという。これは少々残念だ。低画質の写真をアップロードする設定のユーザーもローカルのメモリが不足してきたという警告は受け取りだろう。

またSDカードに写真が保存できる一部の機種の場合、SDカードの写真を削除する機能が有効になった。これは本来当然そうできるべきだったのだが、Androidのバグのためにこれまで実行できなかった。

今日のGoogleフォトのアップデートでは、Goolgeドライブの容量の使い方をユーザーがアプリから設定できるようになったことも見逃せない。これまでオリジナル画質で写真をアップロードしていたユーザーの場合、いわゆる「高画質」が選択できるようになった。前述のようにこれはオリジナルより画質が低いが、ユーザーのGoogleドライブの割当容量にカウントされないというのは大きなメリットだ。

Android版Googleフォトのアップデートは世界で順次公開中だ。明日はウェブ版アプリがアップデートされる。ただしiOS版では「メモリを開放する」オプションはまだサポートされない。iOSユーザーの端末のメモリが不足してきた場合、現在は手動で写真を削除しなければならない。あるいは写真処理を自動化するさまざまなツールの一つをiPhoneにインストールしてもよいだろう。ただしGoogleではiOS版でも写真の一括削除機能は近く追加されるとしている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Yahooの画像検索の結果にFlickrの写真(自分の写真も)が含まれるようになる…プライバシーは守られる

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Yahooの今日(米国時間11/6)の発表によると、同社の画像検索の結果にこれからは、老舗の写真共有サービスFlickrの画像が含まれるようになる。その中にはもちろん、検索者自身がポストした写真もあるかもしれない。それらはFlickrのトップの写真、ユーザがFlickrでフォローしている人の写真、ユーザ自身の写真などだが、それらを見れるのはYahooの登録会員のみだ。

ユーザの写真は、検索と関係のあるものだけが選ばれる。それがプライベートな写真だったら、ほかの人が同じ検索をしても、その人の結果には現れない。つまり、Flickrのプライバシー設定はそのまま尊重される。

Yahooの画像検索のユーザ体験は、5月に行われたFlickrのユーザインタフェイスの刷新(オンライン+モバイル)とよく似ていて、三つのカテゴリ(パブリック(公開)、フォローしている人、個人の写真)から結果を返す。

また、結果を色やサイズなどでフィルタできる。しかも”License”ドロップダウンから適切なアイテムを選ぶと、用途でフィルタすることもできる。

そして”more images”(もっと見る)ボタンを押すと、結果の写真だけでなく、Flickr.comのそのほかの写真も見られる。これでFlickrのトラフィックが増えれば、AppleのiCloud/PhotostreamやGoogle Photosなどとの競合で負けないだろう。これらのコンペティタは、ユーザがいちばん頻繁に使うカメラ、すなわちスマートフォンをターゲットにしているから、競合的には有利なのだ。

Yahooの画像検索の新しい機能は当面、合衆国のデスクトップユーザのみだ。

画像検索のこの変化の前には、FlickrのiOSアプリのアップデートが行われた。それは、3DタッチのサポートなどiOS 9の機能も利用している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Googleフォトの月間アクティブ・ユーザー、世界で1億人の大台に

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Googleフォトをお使いだろうか? このサービスは5月にGoogle+から分離、独自のサービスとなった。今日(米国時間10/20)の公式ブログによると、Googleフォトの月間アクティブ・ユーザーが1億人を超えたという。人数の上からいえば、1億人というのは人気チャット・アプリのSnapchatのユーザーにほぼ等しい。

先月のハードウェア・イベントでGoogleはフォト・サービスにすでに500億枚の写真がアップロードされていると発表したが、この数字もたいしたものだ。

ユーザーが撮ったありとあらゆる写真を入手し、ユーザーが簡単に楽しめるよう整理しておくのがGoogleはフォトの狙いだ。フォトに機能には一見して愉快な全自動のGIFアニメ作成機能や写真をきれいにする頭のいいアシスタント機能などが含まれる。これらを可能にしているテクノロジーというのは信じられないほど高度だ。私は現在Googleフォトに1万5000枚ほどの写真を保存して毎日利用している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

iPhone 6SのLive PhotosをGIFやビデオに変えるアプリがまた出ました、その名はLively

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iPhone 6S/6S PlusのLive PhotosをGIFやビデオに変えるアプリが、また現れました。そう、美もアートも、それを共有できなくては無意味であります。

Tiny WhaleのLivelyは、あなたのデバイスに閉じ込められていたLive PhotosをGIFやビデオに変え、GIFは0.5xから2.0xまでの範囲で速さを指定できる。

おっと、まだLive Photosについて知らない人がいるかもしれない。

iPhoneの最新機種iPhone 6SとiPhone 6S Plusには、Live Photosというソフトウェアによる機能がある。この機能を有効にしておくと、カメラはシャッターボタンが押される瞬間の前後各1秒、計2秒あまりを、動画として記録する。

しかし、その動画付き写真はLive Photos機能のあるiPhoneでしか見られないので、iPhoneのそのほかの機種やそのほかのメーカーのデバイスのオーナーと共有できない。

Livelyは、その扉を開こうとしている。

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もちろん、ほかにもそれを考えた連中はいる。今週初めにローンチしたLive GIFは、1ドル99セントの有料アプリだ。

一方Livelyは、ダウンロードは無料でGIF/ビデオ変換3つまでは無料(プレビューは無制限)だ。枚数無制限でこのアプリを使いたい人は、アプリ内から1ドル99セントを払う。

Livelyのダウンロードはここから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

iPhone 6sのLive PhotosをGIF化して共有できるアプリLive GIF

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それは時間の問題だった。しかも、たいした時間じゃなかった。あるデベロッパのおかげで早くも、iPhone 6s/6s PlusのLive Photosを、インターネットじゅうにばら撒けるようになったのだ。どんなにかわいい猫や子どものクリップでも、自分のカメラロールの中に永遠に閉じ込めておくなんて、無意味よね。

Live Photosの’Live’とは、写真を撮ったらそれが自動的に短い動画にもなること。Appleのスマートフォンの、最新の機種だけの機能よ。カメラロールの中ではふつうのスチル写真だけど、iPhone 6s/6s Plusの感圧画面に表示して写真をタップすると、その前後1.5秒ずつのビデオが映り、まさに‘ライブ’なる。

Live GIF

Live PhotosはiPhone 6s/6s Plusの上でしか見られないから、ほかの人に共有するときはふつうのスチル写真をシェアするしかない。…ところが、今日登場したLive GIFアプリを使うと、その悲しい状況が一変する。

Live GIFを作ったデベロッパは写真編集アプリPriimeも作っている。CEOのArthur Changははじめ、感圧タッチ機能(3D Touch)などiPhone 6sの新しい機能でいろいろ実験をしていたのだが、そのとき、“Live Photosにみんなが望んでいることを簡単にできるアプリを作ろう”、と思い立った。

“最初は、Live Photosのことが詳しくドキュメントされているiOS 9.1用に作ろうと思ったが、でもそれはまだベータだから、多くの人が使ってない。そこで、iOS 9.0でも使えるアプリを作ろう、と決めたのだ”。

しかも、これはみんなが作りたがっているアプリだから、早いもの勝ちだ。スピードが勝負。

Live GIF cat attack

しかも、Live GIFはたしかに、とっても使いやすい。

どうやるか…

まず、あなたがGIF化したいLive Photosを撮る。いや、もちろん、すでにあるLive Photosでもよい。この際、猫か子どもがよいだろう。

猫や子どもはじっとしてないから撮りにくいが、この際重要なのは‘動き’だから。

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Live GIFアプリをロードすると、そいつはカメラロールからLive Photosだけを取り込む。写真をタップすると、GIF形式のプレビューが見られる。そして‘Share GIF’を指定するとGIFが出来上がるし、‘Share video’なら.movファイルができる。どちらも簡単に、メールやメッセージングなどで友だちと共有できる。

これであなたのLive Photosは(オーディオ抜きだが)、iPhoneのハードウェアから解放され自由になった。

このアプリには、写真をPriimeで編集するオプションもある。それは、自分とこの別のアプリの宣伝の意味もある。

“Live GIFを作りながら、6sの感圧タッチなどの使い方も分かってきたから、Priimeの次のバージョンは感圧タッチ対応にできるだろう。今Live GIFに編集機能はないけど、Priimeでうまくいったら、それをLive GIFにも応用したい”。

Live GIF
Live Photosをインターネットの全域と共有できるようになるのだから、このアプリのお値段1ドル99セントは安いよ。

ただしみんながまだ、GIFの氾濫にうんざりしていなければね。

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Live GIFは、App Storeのここで買えます。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Appleがスマートフォン上で人工知能で写真を分類するアプリのデベロッパPerceptioを買収

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AppleがディープラーニングのPerceptioを買収したことを、今日(米国時間10/5)Bloombergに確認した。Perceptioのプロダクトは、人工知能を使ってスマートフォン上の写真を分類するアプリだ。

昨年10月のRe/codeの記事によると、Perceptioの技術ではデータをクラウドに保存せずモバイルデバイス本体の上で高度な計算処理ができる。ファウンダのNicolas PintoとZak Stoneは、写真共有アプリSmoothieも作った。

PintoのTwitterプロフィールによると、彼はMITとハーバードのリサーチサイエンティストおよびコンピュータ科学の講師だそうだ。一方Stoneは、ハーバードでコンピュータヴィジョンのPhDを取得している。

AppleのスポークスマンColin JohnsonはBloombergに、“Appleは小さなテクノロジ企業をときどき買収するが、その場合一般的に買収の目的や今後の計画を議論しない”、と述べている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google画像検索の結果のアニメGIFが実際にアニメするChromeエクステンションgoogle-gifs-chrome

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Giphy は大好きだけど、日常的にはGoogleの画像検索で楽しい画像、とくにアニメGIFを探すことが多い。問題はGoogleの場合、検索結果の画像がアニメしていないことだ。

どんだけ見つめても、動きません。

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典型的な第一世界問題*だろうけど、結果の画像をクリックしてみないと、アニメであるか・ないかが分からないのだ。ときには、アニメGIFから取り出した静止画像のこともある。困るよね。〔*: First world problem, 第三世界の問題と違って、‘贅沢な悩み’。〕

しかしこのChromeエクステンションを使うと、世界が変わる。検索をすると、じゃーん、アニメの花盛りだ:

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これだけたくさんのアニメGIFがあれば、週末も悪いことをせずにすむ。そうだよね、諸君。

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月間1億5000万人のユニークビジターを誇る画像SNSのImgurの魅力とは?

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Imgurは何故インターネット上で最も良く閲覧されているサイトの一つなのだろうか。「インターネットの表紙」と呼ばれるRedditと関わりがあるからだろうか?彼らが抱えるコミュニティーが理由だろうか?ユーザー同士がアップロードした写真を閲覧したり、投票したりすることに病みつきになってしまうからだろうか?そのどれもが正解のようだ。

Imgurを製作する兄妹AlanSarah Schaafは、今朝のTechCrunch Disrupt SFのステージに登壇し、Imgurの初期からのグロースについて話した。Imgurは、「 ベストブートストラップ」のスタートアップとして知られ、オンラインコミュニティーを利益の出る真剣なビジネスに変えるために、 シリーズAの資金調達ラウンドでは4000万ドルをAndreessen HorowitzとRedditから調達した。

このウェブサイトは今のところFacebook、Twitter、Pinterestや他のSNSのようなブランド認知度はないかもしれないが、それでも大量のトラフィックと高いユーザーエンゲージメント率を誇る。

TechCrunchの編集者であるJosh Constineは、Imgurはインターネット依存の人を助けるための団体にいくらか寄付すべきなのではと、人をコンピューター画面やモバイル端末に釘付けにすることにImgurは加担しているとおどけた。

しかし、そのジョークには多少事実が含まれている。Imgurには月間1億5000万人のユニークビジターがいて、その20%のユーザーは、毎週10時間以上もImgurを利用しているという。

Imgurには現在65名の社員がいて、まだ成長しているとAlanは言う。

Imgurをインターネット中から集めた面白い、興味をそそる画像を見るためだけのサイトだと思う人もいるだろうが、ファウンダーチームは少し違う捉え方をしている。

Imgurをとても魅力的にしているのは掲載するコンテンツによるものだけではない。サイトの特徴そのものにあるのだ。今ある他のSNSの投稿とは違い、Imgurの投稿は友人やフォロワーを中心に構成されているわけではない。ユーザー同士が体験を共有する場になっている。ここでユーザーはニッチなコミュニティーや自分と似た興味関心を持つ人を見つけることができる。

もう一つのImgurの特徴は、内向的な人を外向的に変えることだとAlanは説明する。「自分というブランドを作るためにコンテンツをキュレートする必要はないのです」と話す。Imgurでは、人は等身大の自分でいることができ、似た考えの人とつながることができる。

「年月をかけ、インターネットはより個人に即した体験を提供する方向へと向かっています」とAlanは続ける。私たちは毎日同じ人と一緒にいて、オンラインでもその人生が鏡のように写っていますと彼は言う。

「友人リストからユーザーを解放したいのです」。

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ユーザーはImgurで友人を作るだけでなく、恋愛関係も時に生まれるという。Sarahは、Imugrians(Imgurのユーザー)の中には、サイトで出会った人と恋人になった人がいると話す。

しかし会社が成長にするにつれ、コミュニティーのメンバー間のちょっと良い話だけでは十分ではなくなる。Imgurは新しいユーザーを迎い入れながらもサイトの雰囲気を保ち、現在スポンサー投稿を提供しているように広告から利益を生み出すために継続的な努力をしなければならない。

また、グロースと収益を上げることに集中しすぎて、サイトの方向性を失わないようにしなければならない。姉妹サイトのRedditを見ると分かるように、マネジメントにおける一連の間違い はコミュニティーの怒りを買い、内側から崩壊しそうになった。

AlanはRedditの状況について詳しくは話さなかったが、彼とSarahはサイトの規模を大きくする中でもImgurのコミュニティーをまとめる方法について深く思慮していることは明らかだ。例えば、Imgurのサイトに大きな変更を加える場合、必ずImgurのメンバー間で最初のベータ検証を行う。また、オフィスに人を招待してフィードバックを得ることもある。Imgurのチームはユーザーとの透明性のあるコミュニケーションが重要だと話す。

「Imgurで何かを変更する前から、コミュニティーはそれを試しています」と Sarahは言う。

広告主に対しては、Imgurは「プレイブック」と呼ばれる、どのようなスポンサーコンテンツが適切かを記したガイドを製作した。オンラインコミュニティーと接点を持ちたいと考えるブランドに提供しているという。

いくつかの広告主、例えば最近ではeBayやOld Spiceはコメント欄からImgurユーザーの称賛のコメントを得た。あるユーザーは「こんなに良いマーケティングに出会ったことない」と言っていたとSarahは話した。「eBayはいつもebae(オンラインの恋人)だね」と冗談を言う人もいたと話す。

広告嫌いと言われる若い世代をターゲットとし、このようなソーシャルメディアでの成功を収めることはブランドにとっても大きな功績だ。

Alanは、プレイブックの上手くいく秘訣については話さなかったが、スポンサー投稿が上手くいくには、ユーザーに価値を提供することが必要だと言う。それは情報を与えたり、何かを無料提供したり、ただ面白いだけでも良いと彼は言う。

広告はまずユーザーにとって意味のあるものでなければならないとAlanは言う。「ユーザーにとって意味があれば、それは広告主にとって価値ある成功につながるでしょう」と話す。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

新しいiPhone 6SとiPhone 6S Plusの使用体験ビデオ(6分)

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今日(米国時間9/9)行われたAppleのイベントでは、新しいiPhone 6SとiPhone 6S Plusに実際に触(さわ)ることができた。これらの新型機では画面のセンサがいわば‘3D化’して、指の圧力レベル(浅い〜深い)を検出できる。これによって、ホーム画面でもアプリの中でも(つまりネイティブでもサードパーティでも)新しいタイプの対話が可能になる。

またカメラの容量は4Kビデオを撮れる12メガピクセルになり、フロントカメラの方は夜の自撮りでも背景が暗くならないように、写真の背景に画面を使える‘フラッシュ機能’が導入された。

〔スチルで撮った写真がデフォルトで必ず超短編(音つき!)ビデオである、というLive Photo機能はこの記事。〕

下のビデオで、それらの新しい機能をご覧いただきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

16台のGoProカメラから成る360度3Dの仮想現実撮影用リグOdysseyが15000ドルで発売

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この前のGoogle I/Oで、GoProのカメラのでっかい配列が披露された。そう、そして今日(米国時間9/8)それが製品として発売された。というか、プロのコンテンツ作者がこのOdysseyを注文すると、予定では11月初めに発送される。お値段は、15000ドルだ。

これはGoogleの、3Dで360° の仮想現実プラットホームJumpの一環だ。Odysseyは、GoProのHero4 Blackを16台使用している。GoogleがJump Assemblerと呼んでいるものを使って同期化されたビデオを立体像のVRビデオへ編纂する。それをVRヘッドセットで体験するか、または単純にYouTubeで見る(下のビデオ)。

ビデオのあちこちをクリックすると、誰もが初めて経験するコントロール感で映像が回転する。モバイルならAWSDを使ってビデオを回転させるか、または画面をクリックしてドラッグする。

リリースの発表声明でGoProのTony Bates社長が述べている: “仮想現実は商用とアートの両面で大きな新しいイノベーションの可能性を秘めている。OdysseyとJumpにより、コンテンツのクリエイターたちが新しい技術を開拓することを、GoProは期待する。没入的なコンテンツの、制作、編集、そして共有に新しい形を作り出していただきたい。すでに周知のように、GoProのユーザは世界でもっとも有能なコンテンツクリエイターなので、そういうプロの方々がOdysseyを使って、人生のもっともすばらしい瞬間を、まったく新しい方法で捉えることを、待ちきれない気持で待ちたい”。

Odysseyを注文した人にはGoProとGoogleによる資格審査があるので、購入の申し込みはOdyssey Limited Access Programに対して行う。そのキットには16台のカメラと、マイクロフォン、保証書、そしてサポート契約が含まれる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ひとのスマホを勝手にスワイプして勝手に写真を見てしまう無礼なやつに、そいつの自撮りマヌケ顔を見せつけるアプリNinja Snap

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誰にも経験があるだろう。自分の携帯を友だちに渡して写真を見せる。友だちはその写真を見る、くすっと笑う、…そして、画面をスワイプしてあなたのカメラロールの次の写真を見る。当たり前のように。

だめ!だめ!だめ!その写真は見るな!!!

このアプリは、そんな彼らにもっとも無害な罰を与える。あなたのほかの写真へスワイプしようとすると、その友だちの、あつかましい間ぬけづらのセルフィー(自撮り写真)を一瞬で撮って表示するのだ。

“Ninja Snap”と呼ばれるそのアプリは、作者がredditのある記事のコメントを読んだときにひらめいた(redditユーザ/u/dane006)。彼は、自分が見せたくない写真へスワイプする無神経な人のことを、嘆いていた。

単純なアイデアだけど、相当ユニークだ。写真集のギャラリーではなく、一枚の写真を友だちに見せたいときにこのアプリを使う。アプリを立ち上げ、人が見てもいいような写真を数枚選ぶ。そして渡す。友だちがほかの写真も見ようとしてスワイプすると、ぼくのだいじなスマホを返してよ、のサインが画面に現れる。

まあもちろん、本当に見られてまずい写真はカメラロールから外しておくべきだ。でも、友だちが、あ、こんなの見ちゃってまずかったかな、と感じるような私的な写真なら、マナー違反を自覚させることができるかもしれない。

Ninja Snapは今Androidだけだが、でもAppleは、カメラをバックグラウンドで動かすアプリはどれもブロックするから、こんなアプリにとっては難関だろう。

おっと、このアプリには、友だちの自撮りマヌケ顔ではなくてKanye Westの顔が出るオプションがある。長期的には、良いアイデアではなさそうだけど。

Ninja Snapは、Androidのストアで手に入る。無料だ!

[出典: AndroidPolice]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

写真やビデオ映像から前面の反射や邪魔者(物)を取り除く技術をGoogleとMITの研究者が開発

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飛行機やホテルの窓から写真を撮ると、大量の反射が入り込むことが多い。そこでGoogleとMITの研究者たちは、できあがった画像から反射や、そのほかの邪魔者を自動的に取り除く方法を見つけた。

今月後半に行われるSiggraph 2015に提出される論文で、Tianfan XueMichael RubinsteinとCe LiuとWilliam T. Freemanの4名は、携帯電話で撮った短いビデオで、そのアルゴリズムを活用する例を述べている。

その例では、窓の反射や、窓ガラス上の雨滴、前面のフェンスなどが、最終画像ではほとんど消えている。そのアルゴリズムはビデオのさまざまな画像を見て、前景にある邪魔者と、そのうしろの目的画像を見分ける。このような試みは前にもあったが、今回ほど見事なのは初めてだ。

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ちょっとこわいのは、このアルゴリズムは窓の反射を検出するから、反射だけの鮮明な画像を作ることもできる。フェンスの画像も作れるが、こわいのはこっちではない。反射を鮮明に読み取れるということは、テレビの悪徳警官シリーズにもあったように、反射画像から個人情報を盗むこともありえるのだ。

ただし、この技術がスマートフォンのカメラで使えるようになるのは、もっと先の話だ。

しばらくは、このビデオを見るだけで満足しよう(下に埋め込み):

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google、PicasaのユーザーにGoogleフォト・バックアップのインストールを勧める―Picasaの将来は?

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Googleが野心的な写真共有サービス、Googleフォト5月にスタートさせたことにともない、既存の写真アプリ、PicasaデスクトップのユーザーはGoogleフォト・バックアップへの「アップグレード」を勧められた。これはPicasaユーザーを最終的にGoogleフォトに移行させる準備の一環かもしれない。

しかしGoogleフォトのデスクトップ・クライアントは単なるアップローダーに過ぎず、Picasaのデスクトップ・アプリの代わりにはならない。Picasaアプリは写真の編集、アルバムへの整理、タグ付け、検索、顔認識など多様な機能がある。

一部のPicasaユーザーは最近、Picasaアプリをアップデートした後でGoogleフォトへのバックアップがインストールされていることに気づいている。このアップデート (Picasa 3.9.140)のGoogleのリリース・ノートによれば、 Googleフォトのリリース関連の機能が含まれているという。

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このPicasaアップデートをインストールすると、次回Picasaを起動したときにGoogleフォトによるバックアップを実行するよう勧められる。 さいわいなことに、これは強制ではなく、Picasaファンは“No Thanks”をクリックして無視することができる。この場合、Picasaの使用にはまったく変化はない。

「Googleフォト・バックアップを入手する」をクリックした場合は、Googleフォト・アプリのダウンロード・ページに誘導される。このアプリを使うとパソコンやカメラのSDカードに記録された写真をオンラインのGoogleフォトに簡単にアップロードできる。

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現在のところ、GoogleフォトがPicasaを実際に置き換えようとしている兆候はない。しかしGoogleは最終的にはPicasaを終了させたいはずだ。Picasaは歴史も古く、熱心なファンの数も多い。ただし自動モンタージュ作成のようなGoogleフォトの新機能は持っていない。

Googleは写真関連のサービスをGoogleフォトに統合しようと努めているが、Googleフォトのローンチ後、数ヶ月の間Google+からの写真アップロードと共有も健在だった。 先週末になってやっとGoogle+フォトの終了が発表された。

だがGoogleはGoogle+やGoogleフォトのような新サービスが登場してもPicasaを維持しつづけた。Googleは最近もGoogle+のシャットダウン後もPicasaウェブアルバムをGoogleハングアウトでサポートすると通達してる。

はっきり言ってGoogleの写真サービスはわかりにくい。

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もちろんPicasaは一般ユーザーに広く普及したブランド名だし、優れたところが多々あるサービスだ。GoogleがPicasaユーザーをGoogleフォトに強制的に移そうとするのをためらうのは理由がある。

しかしGoogleフォトという写真関連のフラグシップ・サービスがスタートした後で、かなりの部分が重複する古いサービスを維持、運営するのは資源の無駄だろう。Picasaユーザーからの反発はあるだろうが、ある時点でGoogleは覚悟を決めてPicasaを終了させる他なさそうだ。Googleは愛好者が残っているサービスでも閉鎖をためらわなかったことでもある。

アップデート:Googleの広報担当者はわれわれに対して「この措置はPicasaユーザーにすべての写真をGoogleフォトでバックアップできることを知らせるためのものです。Picasaは今後ともGoogleの写真サービスの一環として運営が続けられます」とコメントした。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google+ Photosが8月1日に閉鎖、Google Photosは存続

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これはプロダクトの名前をめぐる、ちょいとややこしいお話だ。

Google+ Photosは、GoogleのソーシャルネットワークGoogle+の写真共有機能だが、これが閉鎖される。

ただし、プラス記号のないGoogle Photosは、Googleが5月にローンチした無料無制限の写真ホストサービスだが、こいつは残る。

Google+ Photosが閉鎖されるのは8月1日。Googleによると、Androidバージョンがまっさきにご逝去、そのあと、WebとiOSバージョンがお亡くなりになる。

Google+ Photosの写真をGoogle Photosに移すツールをGoogleは提供している。Google+のアカウントの写真のページへ行ってみよう。その締め切りを過ぎてからでも、Google Takeoutを使えば写真を取り戻せる。

ではなぜ、Google+ Photos?を葬り去るのか? Google Photosがあれば、Google+ Photosは要らないし、残ってるとむしろ混乱を招く。写真をChromecastで見たり、PhotoSphereがサポートされるなど、Google+ PhotosにあってGoogle Photosにない機能もある。

しかし全体的に、機能はGoogle Photosの方がずっと豊富だ。単なる無料の写真共有サイトではない。このぼくの記事に、Google Photosのクールな機能をいくつか挙げておいたから、ご覧いただきたい。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa