Hillary Clintonがテクノロジー政策の基本方針を発表…教育の重要性を強調

U.S. Democratic presidential candidate Hillary Clinton speaks at Galvanize, a learning community for technology, in Denver, U.S. June 28, 2016. REUTERS/Rick Wilking

接続性*と教育と起業精神、これらが、今日(米国時間6/28)デンバーのスタートアップインキュベーターで披露されたHillary Clintonのテクノロジープラットホーム(technology platform, テクノロジー政策綱領)の原則だ。〔*: connectivity, インターネットの日常利用〕

テクノロジーに関する重要な発表をシリコンバレーの外であえて行うねらいは、テクノロジー産業の成長を国の特定地域に限定せず全国的な展開へと民主化したい、という目的のためだ。

発表の中でClintonはこう述べた: “政策おたくと呼ばれてもいいし、こんな話は退屈かもしれない。しかし未来の経済を築いていくために重要なのは、私たちが実際に何をどうやるかだ”。

Clintonのテクノロジープラットホームは5つの分野に力を入れる:

・教育と研究開発への投資によりテクノロジー産業を拡大
・インフラストラクチャと接続性を全国的にアップグレード
・テクノロジー関連の問題や課題で諸外国との関係を改善
・著作権とネット中立性関連の法整備及び暗号化の研究
・政府データの一般公開

アメリカを再び偉大にしたいと言うことの真意は昔に戻りたいということだ。
— Hillary Clinton

予想されたように、Clintonのプランにはサイバーセキュリティに関する”マンハッタン計画“が含まれている。Clintonは、テクノロジーの関心と、法執行機関をも含むプライバシー勢力とのあいだのバランスを確立するために、全国委員会を作る、という。この民主党指名候補は昨年12月のディベートのときに、そのような委員会の創設に言及した。

そのとき彼女はこう言った: “テクコミュニティが持つ並外れた能力と、法執行機関からのもっともなニーズや疑問を対比すると、マンハッタン計画クラスのプロジェクトが必要ではないか、と思う。そこでは政府とテクコミュニティが敵対せず一体となり、互いにパートナーとして振る舞わなければならない”。〔マンハッタン計画は国と産業界と学術分野が一体となった国家的プロジェクトの例として、言及される。〕

またClintonのプラットホームは、最近FCCが制定してBarack Obama大統領が支持した、ネット中立性規則の支持を継続する。

Clintonは共和党の対立候補Donald Trumpの名前こそ挙げなかったが、彼に有意義なテクノロジー政策がないことを、ちょいとつつきたい、という誘惑には勝てなかったようだ:

“私はアメリカに、未来の仕事を取り戻してほしい。アメリカを再び偉大にしたい*と言うことの真意は昔に戻りたいということだ。それは、われわれアメリカ人が求めることではない。私たちは後戻りはしない。私たちは、前進しなければならない。知性と真の目的意識を持って、前進しなければならない”。

Clintonは彼女のテクノロジープラットホームの中でもとくに、教育と接続性を強調し、アメリカのすべての家庭と企業に高速インターネットを、と呼びかけた。Clintonが主張する高速な接続性の実現日限は2020年の前半だ。“一年を浪費するたびに、置いてきぼりにされる人びとが増えるのだ”、とClintonは述べる。

この元国務長官は、STEM教育をすべての高校で必須にすると主張し、また、若い起業家には奨学金債務の返済条件を緩和する、と語った。

リビアのBenghaziでアメリカ大使館員らが殺害された事件の調査報告書が今朝公表されたが、それに関する質問には、調査は何も新しい情報をもたらしていない、(この件を後にして)“先へ進むべきときだ”、とClintonは答えた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、無料の教材プラットフォーム「Amazon Inspire」のローンチで教育分野に参入

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今年3月、Amazonは教育出版市場に乗り込む計画を立てていると伝えた 。教師らがオンラインで教育リソースを投稿したり、共有したりできる無料のプラットフォーム「Inspire」をローンチするという内容だった。本日、その発表通りのことを行った。先生向けのオンライン・エデュケーション・リソース(OER)プラットフォームAmazon Inspireをローンチし、教師は幼稚園生から高校生までを対象とした教材を無料で得ることができる。まずはアメリカでベータ版を展開する。

Amazonの最も有名なサイトのような見た目と使い方だが、Eコマースの要素はない。Inspireを使ってユーザーは関連度の高い順、ユーザー評価、人気度や他の条件(レベルやスキル)にあてはまる特定の教材を探すことができる。

コンテンツは先生や他の教育者から「クラウドソース」された教材もある。Amazonのセルフパブリッシングプラットフォームにやや似ているインターフェイスからアップロードされたコンテンツだ。そして、サードパーティーが投稿した教材もある。Folger Shakespeare Libraryはまず100の演目と関連レッスン、授業モジュールを追加し、ワシントンDCのNewseumもコンテンツを提供する。

Amazon Inspire Search

教育者からプラットフォームへの教材提供が思うように進まない場合、このようなサードパーティーからのコンテンツ提供は助かるだろう。しかし、AmazonのK-12 Education部門のGMを務めるRohit Agarwalは、今のところそのような状況ではないと話す。「早期パートナーシップから、教育者はコンテンツ協力に対して積極的です」とTechCrunchに話す。「すべての地域や州からInspireへの協力があります。教材を制作している人もいれば、キュレートしている人もいます」。

Inspireを使う動機(インスピレーションとも言える)は、教育者はこれまで教材が得られるところを探していたことがある。また、自分が持っている教材を共有することもありうるだろう。「アメリカには1万3000以上の学区があり、そこの人たちと話した結果、何度も同じ話を聞きました。それは、自分たちで教材を作ったことがあり、また他の人たちも同じような教材を作っていることを知っているという話です」と彼は言う。しかし実際にそういった教材を見つけるのには細かい作業が必要で「サイトやブログを介してたどり着く」のだという。

教師は授業の教材を探すのに週に12時間ほど費やしているとAmazonは推定する。探す時間を削減できるのなら、そういった教師に訴求することができるだろう。「全ての教師にリソース面で貢献してもらいつつ、教師の教材を発掘する助けになれば、全国にいる300万人以上の教師のためにアクセスを広げることができるでしょう」という。

Amazon Inspireで、Amazonはより真っ向からGoogleやAppleと競い合う立場になる。彼らもまた、教育分野をターゲットにプラットフォームや端末を広める施策を進めている。Amazonも以前から着目していた分野だ。Amazonはオンラインの数学教育スタートアップTenMarksを2013年に買収した。 TenMarksのプロダクトは買収後も引き続き利用可能な状態だ。そして、2015年にはアメリカ政府のOpen Education initiative(オープン・エデュケーションに関する取り組み)にも参加した。TenMarksのチームはInspireも率いている。AgarwalはこのスタートアップのCEOを務めた人物だ。

AmazonはInspireから直接収益を得ることはない。無料で参加でき、プラットフォームの教材を使用するのにコストはかからない。ただこのサービスはAmazonのビジネスにとって複数の戦略的で重要なプロダクトを支えるものになる。

それには、Eブックやテキスト、教育アプリを管理するWhispercast(Whispercastは2015年に教育向けに大幅アップデートした)、AWSの生徒や教師、学校への展開、Kindleの教育版ダイレクト・パブリッシング、「School List」とAmazon Businessでの備品販売などが含まれる。もちろん、KindleのEリーダーやFireタブレットといった物理的なプロダクトの展開も想定される。

ここにInspireを加えることで、教育者はAmazonを使い、教育に関する必要なものがオンライン上で全て揃うワンストップのプラットフォームになることができる。Inspireを無料で提供することは、営利目的の大手ビジネスが公的な教育リソースを扱うべきではないという多くの人が持つ認識に沿う。中にはAmazonのような営利目的企業がこういったプラットフォームを運営することに疑問を持ち、Amazonの目的を懸念する人もいる。

「誰もが、テキストは高額すぎると思っています」とAudrey Wattersは書く。(3月のAmazon Educationのウェイトリストの件に関しても私はAudreyのツイートを見て知った)。「ただ、価格のインフレはOERが解決することに掲げる問題の1つにすぎません」。(OERの目的は、教材の保有、再利用、見直し、再編集、再配信と伝えている)。「Amazon Inspireがこれらの目標を達成する助けになるか、あるいはAmazonが本当に解決したい『課題』は教育市場における強い足場を作ることなのかはまだ分からない」。

Inspireを無料で提供することは、他の支払いを求めるプラットフォームより魅力的で気軽に使うことを促すだろう。

3月にInspireについて最初に報道してからこれまでの間、Amazonは静かに(でも秘密ではない)招待制でコミュニティーの参加者を集めてきた。Twitterの教育コミュニティーなどに参加しているのなら、その内何人かがInspireについてツイートしているのを見た事があるかもしれない。

結果として、プログラムにはそれなりのユーザーが参加した状態でローンチすることができた。Amazonはいつものように、ユーザー数を開示することはなかったが、インディアナ州、メリーランド州、マサチューセッツ州、バーモント州がこのプログラムを支持しているという。また、カルフォルニア州のヴィサリア、ニューヨーク州ミネオラ、ペンシルベニア州ピッツバーグ、カルフォルニア州エルカホン、ミズーリ、ナッシュビル、タラホーマ、テネシー、バージニアビーチの学区が支持しているという。

Inspireを今ローンチすることで、夏休みが終わって学校が再開する秋頃、具体的にはデンバーで開催されるISTE教育者カンファレンスまでに、プログラムの評価が上がり、コンテンツが増えていることをAmazonは期待している。Folgerだけでもそれまでに2000以上のコンテンツを追加する予定だ。

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GoogleのProject Bloksは言葉や画像でなく電子回路ブロックでプログラミングを体験する教材のプロトタイプ…広範な参加を呼びかける

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Googleが今日(米国時間6/27)発表したProject Bloksは、子どもたち(5歳以上)が、上図にようにハードウェアのブロックを連結してプログラミングを体験する、という新しいハードウェアプロジェクトだ。

今あるのはGoogleがデザイン企業IDEO一緒に作った参考製品だが、ユーザーはこれらを組み合わせて自分独自のデバイスを作る。Googleはこのプラットホームの基礎を提供するが、自分では商用製品を作らない。同チームを率いるJayme GoldsteinとJoao Wilbertは、“今のところGoogleは玩具産業に進出するつもりはない”、と言っている。

GoogleのCreative LabのメンバーだったGoldsteinとWilbertは、Google Research、Google Education、IDEO、スタンフォード大学のTransformative Learning Technologies Lab〔仮訳: 学習改革技術研究所〕のディレクターPaulo Bliksteinらにより、このプロジェクトを推進した。

触知型〔手で触る方式〕のプログラミング教育は、かねてから関心を喚(よ)んでいるものの、研究はあまり進んでいない。Project Bloksの連中も、触知型プログラミング(tangible programming)は技術的工学的な作業部分が大きくてお金もかかるから、実験が難しい、と言う。そこでチームが自分たちに課した課題は、“触知型プログラミングを研究していくための簡単な基材となるようなものの開発”だ。

Bliksteinは声明でこう言っている: “子どもたちが従来と違って、音楽を作ったり身の回りの物理的な世界をコントロールするときのような、自由な発想でプログラミングを覚えていける方法を、今後はもっともっと多くの人たちが研究していくべきではないか? それを可能にするのが、Project Bloksだ。子どもたちが、コンピューターという箱の外で、コンピューターという機械にまつわるさまざまな技術的制約のないところで、ものごとを自由に考えられるようにしたい”。

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それでは、Project Bloksはどんな構成か? 基本要素は三つある: その中核的要素は”Brain Board”と呼ばれ、Raspberry Pi Zeroを使った小さなボードだ。それは中央処理装置(central processing unit, CPU)の役を担い、システム全体を動かす(スピーカーもついている)。

Brain Boardが対話をする残る二つの要素は”Pucks”と”Base Board”で、以上三つのものが、Project Bloksの物理的プログラミング言語を構成する。

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Pucksにはアクティブな電子部品が何もなく、伝導性インクを塗った紙のような部材だ。これらが、“on/off”、“左へ行け”、“180度回転せよ”など、プログラミングのさまざまなコマンドを提供する。静的なPucksと対話的なPucksの二種類がある。

コマンドはいろんなものを作ることができるが、現在のGoogleの参考実装にあるのは、ダイヤルとスイッチとボタンだけだ。

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Base Boardは、Pucksからの命令を読んでそれらをBrain Boardに渡す。つまりBase Boardは、プログラムのいろんな部分からの命令を脳に運ぶ導管だ。Base Board上には触覚モーターやLEDなどがあり、ユーザーはリアルタイムのフィードバックを得られる。Base Boardを使ってBrain Board上でオーディオを再生/演奏することもできる。

重要なのは、Base Board(s)はきわめて柔軟性に富んでいて分岐ができることだ。だから単純な線形の実行の流れだけでなく、かなり複雑なこともできる。

子どもたちはこれらのBloks(ブロック集)を使ってたとえば、Lego WeDo 2.0のロボットをコントロールしたり、あるいはインターネット経由でタブレットとPucksを接続したりできる。ただし今回の参考実装には、ネット接続のブロックはない。

Project Bloksが今回一般公開されたことによって、教育者や研究者や企業などが今後どう反応していくか、それが問題だ。Google自身は今年の後半に研究プロジェクトを立ち上げて、それへの参加を、教育者、研究者、デベロッパー、父兄などに呼びかけていく。チームが今日発表したポジションペーパーは、このプロジェクトの目標をやや詳しく述べている。

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Google for Educationが教師のための総合リソースサービスTESを統合、地に足のついたアクセス性へ

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次世代エドテックと仮想現実はどちらも私たちの近未来を定義する可能性のある技術として、企業や投資家たちも高い関心を寄せている。この二つの技術の合体は現状ではまだ未熟な段階だが、すでに一部の有名大企業はさまざまな試行に取り組んでいる。

今日(米国時間6/28)は、Google for Educationが、Google ExpeditionsとGoogle ClassroomsにTESを統合する、と発表した。TESは、教師たちがクラスで使用するデジタル教材やレッスンプランを見つけるために利用しているサービスで、すでにユーザー数は数百万に達している。

今回の統合により、Googleの教育サービスに関心のある教師は、TESのGoogleポータルで容易に無料のコンテンツを見つけ、ダウンロードできるようになる。

Google Expeditionsは、ボール紙で作ったVRビューワーGoogle Cardboardで、360度視野のコンテンツを子どもたちに見せる。もちろん教科書の上の2Dの写真などよりも、断然迫力がある。

Google for Educationのパートナーシップ担当Emma Fishが、声明でこう述べている: “tes.comとの統合をたいへん喜ばしく思う。弊社の新しいポータルがTESのユーザーに、Googleの一連のツールのシームレスな体験をご提供する。先生たちはGoogle Apps for Educationで使えるレッスンプランをここで見つけて、Classroomで使用でき、またGoogle Expeditionsでは没入的な仮想探検旅行を児童生徒に提供し、授業に活気をもたらすことができる”。

今回のパートナーシップによってGoogleは、その教育サービスを、多くの教師たちがアクセスし利用している、アクセス性の良いポータルに‘出店’することになる。教師が新しいデジタル教材を採用しようとするときには、コンテンツの内容だけでなく、それらのアクセス性も利用を支える重要な要素だ。教材のVR化はまだ端緒についたばかりだが、いずれは児童生徒たちが、机と椅子だけの静的な環境では得られない、自分だけの独自な発見のできる、豊かな環境を提供していくだろう。

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Apple、販売店で子供向けのコード・キャンプを開催

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Appleは今年の夏から、Apple Campのセッションのラインアップを拡張し、子供たちに基本的なコーディングを教えるコースを新設する。8歳から12歳向けの子供たちを対象に、3日間かけて行われるセッションは、Tynkerのソフトウェアを使用して、ブロックベースでコーディングのコンセプトを教える。また、子供たちはSpheroのロボットをプログラムすることもできる。これらのクラスは少人数で開催し、上限は12名ほどだ。今朝から、他のサマーキャンプシリーズと共に登録の受付を開始した

(日本版編集部追記:日本のサマーキャンプページはこちら。)

Appleは何年も前からApple Campを開催してきたが、今回初めて「ゲームのコーディングとロボットのプログラミング」コースを提供する。AppleはHour of Codeのプログラムにも参加しているが、12月の開催予定でキャンプとは別の取り組みだ。

Appleは、より若いユーザーにコーディングを行ってもらえるよう注力している。このコードを学ぶクラスの開催を決めたのもその施策の一環だ。WWDCのイベントで、AppleはSwift PlaygroundsというiPadアプリを発表した。これは子供たちにSwiftを教えるものだ。

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しかし、Swift Playgroundsアプリは12歳以上の、もう少し上の年齢の子供を対象としている。

セッションの内の1日では、子供たちはTynkerの学習ソフトウェアを使って、コードのコンセプトを学ぶ。

Tynker710万ドルを追加調達したばかりで、自社サービスを学校や学習目的のキャンプに普及させたい考えだ。Tynkerはブロックを使ってプログラミングの仕組みを子供たちに教えるビジュアル・インーフェイスを提供している。また、Spheroのロボットをプログラミングするのにも使うことができる。

コードクラスの別日には、子供たちは実際にコマンドを使って、ロボットを動かしたり、光らせたりする方法を学ぶ。

Apple Campは、子供たちにAppleのテクノロジーとソフトウェアに親しんでもらうことを目的に2003年から始まった。Appleは世界中の販売店でセッションを提供しているが、親が子供たちを預けて仕事に行けるという意味での本格的な「サマーキャンプ」ではない。

子供たちは90分間のコースで新しいテクノロジーを学んでいる間、親はクラスが開催されているAppleの販売店で待つ。その間、スタッフは親に子供たちが学んでいる内容を伝えたり、Appleのプロダクトにあるファミリー向け機能の使い方を教えたりする。例えば、子供たちの端末に制限を設けたり、自宅で複数の端末を管理する方法などだ。

Appleは以前からiBooksやiMovieのセッションも提供してきた。これらに関しても今日からサインアップすることができる。iBooksのキャンプでは子供たちはイラストやエフェクトを使って物語を作ることができ、セッションが終わったら親に出来上がった本を見せることができる。今年はiPad ProとPencilを使うクラスも追加される。

iMovieのキャンプでは、子供たちはApple端末を使って撮影と編集を行い、映画を作ることができる。

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Appleは7月の各週にセッションを提供する。セッションを提供している時間はその日によって異なる。7月11日から18日は、iBooksとiMovieのクラスが集中している(「iMovieで物語を動かそう」や「iBooksでインタラクティブブックを楽しもう」といった内容だ)。7月の最終週には、コードのワークショップが開催される。

コースは無料で受けられるが、早いもの順で埋まっていく。クラスは少人数制なので、場所によってはクラスへの申し込みがすぐにいっぱいになってしまうかもしれない。Appleは今年のApple Campでも6万人の子供たちにクラスを提供する。

iBooksとiMovieのセッションは全てのAppleの販売店で開催されるが、コードのクラスはそうではない。アメリカ、イギリス、カナダ、中華圏の販売店でしかこのコースは提供していない。他の国では、各ストアの7月最終週のクラスは別のクラスを提供している。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

工学部の卒業生は男性より女性が多かったアメリカの初めての大学Dartmouth、そのユニークな学風

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Dartmouth(ダートマス大学)はこのほど、工学部の卒業生が男性より女性の方が多い、という初めてのアメリカの研究大学になった。

American Society for Engineering Education(AASE)(全米工学教育協会)によると、近年では工学部に進学する女性が年々増えている。そしてDartmouthのエンジニアリングスクールでは2015年にクラスの37%が女性だったが、今年は54%と急増した。これは、全国平均を34%上回っている。

Dartmouthの学風が学生たちを技術や応用科学に誘うのだが、しかし工学部学部長のJoseph Helbleによると、この劇的な増加の原因は、工学部の低学年で学生たちに(工学に偏重しない)多様な学科を提供しているからだけでなく、学内で“さまざまな多様なロールモデルの人びとを育てている”ことにある。人材が多様なため、女性の学生は工学部でも優秀なメンターに出会うことができ、工学方面のキャリアに積極的に進む気持ちになれるのだ、という。

Helbleはこう語る: “当学を志望する学生は年々増えている。とくに女性が増えている。それは学生たちに、工学を利用して現実世界の問題を解決するよう、仕向けているからだ。彼女らは、自分たちの創造力や工学の技能で世界が実際に変わることを、短期間で理解し習得する”。

Dartmouthの工学部の女性の学生には、多くのユニークなプロジェクトが課せられる。たとえば、医療機器の改良、スマートフォンの技術、フットボールの試合で脳震盪になる機会を減らす新しい方法、など。

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コーディング・ブートキャンプFullstack Academyは卒業生が創ったスタートアップに投資する

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コーディング・ブートキャンプ(coding bootcamp, プログラミング猛特訓塾)が最近のアメリカで流行っている。そのひとつ、Fullstack Academyが今日(米国時間6/1)、卒業生が創った有望なスタートアップに投資をしていく、と発表した。

Fullstack AcademyのCEO David Yangによると、このニューヨークのスタートアップは自社の経営科目の一環として投資を行い、年に最大8社までの企業に、シード前ないしシード段階の資金提供をする。条件や額はその都度決める。

この投資を受ける資格としては、そのスタートアップの少なくとも一人の協同ファウンダーがFullstack Academyの13週間のJavaScript集中コースの終了者でなければならない。

Yangはこう語る: “これはうちの生徒たちに、あなたがたを信じていると伝える手段でもある。‘いつか会社を作りたい’という声をよく聞く。その「いつか」は「今」だ、と言いたい。せっかく、スキルを身につけたのだから”。

昨年の卒業生は300名だった。今年は450名を目標にしている。来月は、ニューヨークだけでなくシカゴにも進出する。それは今年初めの、The Starter Leagueの買収の結果だ。

すでに黒字なので、投資のためのファンドも、外部のパートナーに資金を仰ぐ必要はない、という。

同社の正社員は現在35名、卒業生たちが大手のテクノロジー企業に就職していることを、誇りとしている。とくに、GoogleとAmazonとFacebookが多い。でもVC的な要素が今回加わったことによって、大企業への就活を目指す若いデベロッパーだけでなく、起業家タイプも同社に関心を持つだろう。

Fullstack Academyは、同業者の中でもいちばん、入学基準が厳しいという。プログラムを完成させる能力のない人や、仕事に向かない人を、事前にふるい落とす、とYangは言う。

コーディング・ブートキャンプの格付けをやっているCourseReportによると、Fullstack Academyは37のレビューが5つ星だが、入学者数、終了率、就職率などは公開していない。一部のコーディング・ブートキャンプは、サードパーティの監査人にデータを開示している。

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実践重視で生徒の関心が持続するプログラミングスクールAcadGildが開校

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今、プログラミングを勉強したい人にとって、選択肢はとても多い。Codecademyのようなところでマイペースでやるのもよいし、無料や有料のMOOCもある。あるいは、Holberton Schoolのような個人教授タイプもある。

今日(米国時間6/1)アメリカでローンチするAcadGildは、やり方がちょっと変わっている。その学習課程は10名以下の小さなクラスと、経験豊富な先生たちの指導を組み合わせて、プロジェクトベース(具体的現実的なプロジェクトを作っていく)で勉強をしていく。週に7日、1日24時間のサポートもつく。すべてオンラインで行われるが、クラスは一定の日にちと時間に(ネット上で)集まって、教科を消化する。

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プロジェクトの協同ファウンダーVinod Dhamはそれまで、IntelのPentiumプロセッサー部門のVPだった。彼によると、自分のキャリアはハードウェアで築いたけど、“これからの成長株はソフトウェアだ”、と考えている。しかも現状では、プログラミングのスキルに関して、未だに大きな需給ギャップがある。

Dhamも、今や人びとにプログラミングを教える企業や非営利団体がたくさんあることを知っている。しかし彼は、ビデオを使うMOOCは絶対に、プログラミングを効果的に教えられる方法ではない、と確信している。“プログラミングはビデオを見ておぼえるものではない”、と彼は言う。“それは、人にビデオを見せて水泳を教えようとするのと、おんなじだよ”。

パイロット事業によるAcadGildの最初のテストは、彼の故国インドで行った。故国であるというより、インドはプログラミングを教える人材がアメリカよりも見つけやすいのだ。しかも、ほとんどの人が英語能力が高い。

そのパイロットの間に、いろんなカリキュラムやコース編成をテストした。そのとき彼らはさまざまな発見をしたが、そのうちの一つは、生徒は具体的現実的なプロジェクトに自分で取り組む方が、学習成果が良い、ということだ。だから今日ローンチするコースでも、時間の半分はメンターに助けられながらアプリケーションを実際に作ることに当てられる。

AcadGildが今提供しているコースは、フロントエンドのデベロッパー向け、バックエンドのデベロッパー向け、データサイエンス、モバイル開発、テクノロジー主体の経営学、などだ。ひとつのコースが約12週、授業料は約600ドルだ。

子どものためのクラスもあり、それは500ドルぐらい。今後は、企業の社員教育もやってあげたい、という。

一部のプログラミングスクールと違ってAcadGildでは全員入学、途中で、ついていけないと自覚した者には返金する。インドで行ったパイロットでは、生徒の大半は既存のプログラマーのスキル・ブラッシュアップが目的、しかし、事前のプログラミング経験はゼロ、という人たちもけっこう多かった。後者のような生徒のために同社は、複数のプログラミング入門クラスを設けている。

AcadGildは今、各コースの入学申し込みを受け付けている。新しいクラスは、週に一つまたは二つのペースで始まる。

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Apple、iPadで子供たちにコードを教えるSwift Playgroundsをローンチ

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Appleは本日、iPad用Swift Playgroundsを発表した。この新プロジェクトの目的は子供たちにSwiftでコードを教えることだ。

最初にSwift Playgroundsを開くと、基本的なコーディングのレッスンと課題をいくつか表示する。インターフェイスはどことなくCodeacademyに似ているが、より画像重視で遊び心のある印象だ。子供を対象としているので、理にかなっている。子供のモチベーションを保つために、ほとんどのプロジェクトはゲームやちょっとした楽しいアニメーションを使っているようだ。

iPadでのコーディングをより簡単にするため、Appleは特別なキーボードを用意している。ショートカットや他の機能を搭載し、コードの入力を助けるためだ。

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Swiftで、Appleは新たなプログラミング言語を提案した(現在はオープンソースで利用できる)。そして、多くの人にSwiftを学んでほしいと考えている。早い年齢からSwiftに慣れ親しんでもらうことは、Appleにとっても嬉しいことだ。Swift Playgroundsは、プログラミング経験者がSwiftを学習するためのものではない。コーディングの基本を学びたい子供たち向けのものだ。このようなレッスンベースのサービスは、新たな言語を学び始める時には便利かもしれないが、結局のところレッスンを受けるよりプロジェクトベースの学習方法の方が一般的にもうまく学習が進むだろう。

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ちなみに同じ名前のSwift Playgroundも、子供にコードを教えるプロジェクトとして始まった。2014年にAppleが初めてSwiftを紹介した時、Stefan Mischookが始めたプロジェクトだ。見たところ2つは関連していないようだが、Appleがほぼ同じプロジェクト名を使用したのは興味深い。

Swift Playgroundsの開発者向けプレビューは今日からローンチし、最終バージョンはiOS 10と共に秋頃展開予定だ。アプリは無料で利用できる。

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VR化学校教材の専門ショップLifeliqeがサンフランシスコに誕生…最強の視聴覚教材になるか

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サンフランシスコのLifeliqe(”life like”と発音する…本物のような、生きてるような)が、今週のAugmented World Expo 2016で、仮想現実による教育コンテンツのデモを行った。

協同ファウンダーでCEOのOndrej Homolaによると、Lifeliqeはこれまでの3年間で、高品質で対話的なVRコンテンツのライブラリを作ってきた。その努力が報われたためか、かなり感動的なコンテンツが揃っている。

コンテンツのデモは、HTCのViveを使用して行われた。LifeliqeのVRで児童生徒は、宇宙で人工衛星を調べたり、古生代へ行って恐竜の背中に乗ったり、鮫のお腹の中に入って骨格や内蔵を見たりできる。

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これらのVRは同社製のLifeliqeタブレットとセットになって提供される。それはすでに世界の15000あまりの学校(主にヨーロッパ)で使われている。タブレット上のコンテンツもよくできていて楽しい(下のビデオ)が、VRほど没入的ではない。しかし教師は両者を教材として併用することによって、児童生徒をより一層、エンゲージさせる(授業にノらせる)ことができる。

同社のマントラは、「学習が没入的で対話的であればあるほど、子どもたちは飽きることがなく、長時間、授業に没頭できる」だ。たしかに、子どもたちの関心と集中は長く持続するようだ。

LifeliqeのVRコンテンツは今年後半に発売される予定だが、今同社は、使用するハードウェアの選択選定作業で多忙だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

教育のマーケットプレースとして成功したUdemyが国際展開を目指してNaspersから$60Mを調達

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Naspers Ltd.のベンチャー部門が教育のオンラインマーケットプレースUdemyに6000万ドルを投資した。

Naspersはヨハネスブルグに上場しているテク/メディア企業で、主に途上国市場でオンラインの強力なクラシファイド(classified, 三行広告)ビジネスを展開している。とくに、インドでのプレゼンスが大きい。

UdemyのCEO Dennis Yangによると、同社は2015年の春にシリーズDで6500万ドルを調達して以来ずっと資金調達とは無縁だったが、でも成長のために必要なキャッシュはまだ十分手元ににある。

しかしNaspersからの投資受け入れは、同社とのパートナーシップによる国際展開をねらっているからだ。その話し合いの中から、投資の案件も生まれた。

Udemyには現在、ユーザーが作ったコースが約4万あり、80種の言語で、世界の人びとの“生涯学習”を支えている。Udemy自身は、したがって、プラットホームである。正規の学位を提供するコースはないが、企業が教育訓練のために利用するケースはある。

同社によると、生徒数は1100万を超え、インストラクターは全世界で約2万名いる。一人の生徒が複数のコースを受講する場合もあるので、現在の受講登録者数は5000万を超え、その国籍は190か国におよぶ。

Naspers Venturesは今月初めに宿題ヘルパーのBrainlyに1500万ドルを投資している。今回は同社の、二度目のエドテック投資だ。同社のLarry Illgは、エドテック(edtech, 教育×テクノロジー)への投資について次のように語る:

“教育は世界のあらゆる経済にとって重要だ。でもインターネット上にはまだ十分な展開がなく、勢いも弱い。むしろ今のエドテック業界は、戦傷を負っている。食品のデリバリやビデオなどなどのような、大型の目立ったイグジットを、エドテック界隈ではまだ一つも目にしていない。しかしプロダクトの完成度は今や十分に高いし、世界中いたるところに需要がある。だから、数学の教え方がとっても上手な人は、世界中の生徒たちにとって価値がある”。

Udemyは今回得られた資金を、スタッフの増員、製品開発、そして優秀なインストラクターやコースの数を増やすことに充てていく。そしてそれにより、同プラットホームのユーザーと彼らの‘登録生徒数’を地球規模で拡大していきたい。そのために、各国にパートナーを得ることにNaspersが貢献してくれるであろう。もちろん、各国における顧客獲得のためのマーケティングの面でも。

Udemyのような教育マーケットプレースサービス(プラットホーム)は今、競合他社がとても多い。たとえば中国には、Taobao Tongxueや、Yao MingのTutorGroupがある。合衆国にも、ベンチャーが投資しているスタートアップが多い。それらの中にはCourseraやEdXなどのように大学と協力してコースを作っているところもあり、またLynda.comやPluralSightなどのようにキャリア指向の教育訓練を国際的に展開しているところもある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

BBCが100万人の子どもたちに配布するプログラマブルマイコンボードmicro:bit、いよいよ一般予約の受付を開始

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イギリスの公共サービス放送局BBCが配布する、子どもたちがプログラミングを学ぶための小さなプログラマブルボードが、いよいよ一般公開予約を開始する。当初の配布予定台数は100万台だ。

このmicro:bitと呼ばれるマイコンボードは、Element14のWebサイトで予約を受け付け、配布は7月を予定している。

お値段は、ボードだけなら£12.99(12ポンド99ペンス)、miniUSBとバッテリーパックと4つのプロジェクトアイデア含むスターターキットは£14.99、これら10セットから成る‘BBC micro:bit Club’パックは£140だ。学校のクラスなど、複数の子どもを相手にプログラミング教室を開講する場合は、Clubパックを利用できる。

micro:bitプロジェクトのねらいは、定款により‘放送’だけでなく‘教育’も事業とするBBCの、‘Make it Digital’イニシアチブの一環として、“新世代にプログラミングとデジタル技術による創造力を涵養する”ことだ。デバイスの配布は、当初の100万台以降も継続的に行われる。

このボードは、最初からいろんなセンサーがついていて、センサーに対するプログラミングができることが特徴だ。Bluetoothをはじめ、多様なI/Oも用意されているから、ほかのデバイスやセンサーなどとの接続も容易だ。サポートソフトウェアはWebサイトから提供され、さまざまなコードエディターやチュートリアルを利用できる。

イギリスにはmicro:bitの大先輩、Raspberry Piがいる。これも最初の意図は、子どもたちがプログラミングを自力で学んでいくためのデバイス、だった。その後本格的なプロダクション用途が発達していったRaspberry Piと違ってmicro:bitはもっとシンプルで、メインのターゲットは11歳以上(イギリスの7学年以上)を想定している。

Piは2012年に世に出てから今日まで800万台以上も売れているが、結果的にメインのユーザーは学童ではなく大人のメイカーたちだ。そこでBBCは、micro:bitが伸びる余地がある、と見ている。

Piを子ども向けの教材プラットホームにしようと頑張っているKanoのような企業もいる。これらに対してBBCは、micro:bitはオープンソースであり、売れることより、たくさんの子どもたちのあいだに広まることが目的、としている。

このデバイスの設計や生産に協力したパートナーの数は、とても多い。企画のスタートから学校への配布開始まで1年半もかかったのは、パートナーの数が多すぎたためかもしれない。

いよいよ一般的に可利用となったmicro:bitは、Piのユーザー層よりも若い世代にねらいどおり広まり、多くの子どもたちにプログラミングの能力を育み、‘Raspberry Piの弟’と呼ばれるほどの成功を、果たして収めるだろうか。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

インターネットの使いすぎがティーンの学校バーンアウトを導く…フィンランドの研究が結論

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あなたのいまいましい子どもたちはコンピューターを離れて庭仕事の手伝いでもすべきである、という説の最終的決定的な証拠を、ヘルシンキ大学の心理学科の研究者たちが見つけた。インターネットの使いすぎ、ほとんど中毒のような使い方は、ティーンの学校バーンアウト(school burnout, 学校燃え尽き症候群)をもたらす、というのだ。

使いすぎの詳しい定義はないが、それは見れば分かるだろう。研究者たちは、こう書いている:

この研究が示唆しているのは、デジタル中毒と学校バーンアウトの問題に取り組むべきもっとも重要な段階が13歳から15歳までの時期であることだ。青少年の心の健康を支え、インターネットの過度の使用を防ぐためのもっとも効果的な方法は、学校への関心を高め、児童生徒の学習意欲を増進し、学校バーンアウトを防止することである。

青年期後期における抑うつ的症状と学校バーンアウトは、男子よりも女子に多く見受けられる。過度なインターネット利用による被害は、女子よりも男子が深刻である。

学校バーンアウトの定義は、学校へ行く意欲や学校で勉強する意欲の欠如、である。

この研究は、数千人の児童生徒のインターネット利用と心理学的問題を調べたMind the Gapプロジェクトに関連している。その結論は重い: “これらの結果は、青少年における過度なインターネット利用が、学校バーンアウトとその後の抑うつ的症状の原因でありうることを示している”。…このプロジェクトの研究者Katariina Salmela-Aroは、そう述べている。

結局のところ、子どものインターネットへの過剰接触を防ぐのは親の責任だ。しかし残念ながら具体的な指針は乏しく、この研究もその点では貧しい。しかしながらインターネット利用と抑うつ的症状の直接的な因果関係を示したことは決定的であり、小さな家族のためには数日おきにプラグを抜き、目の前にスクリーンのない時間を確保してあげるべき、とあらためて自覚させてくれる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Zzishが学習用アプリの制作と教育現場に変革を起こそうとしている

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ロンドンを拠点とする教育系スタートアップZzishは、学習用アプリの可能性を引き出すことを使命としている。その手段として、学習用アプリ制作の簡素化、そして完成したアプリを実際の教室で使いやすくするような環境づくりに取り組んでいるのだ。

Zzishは、アプリ制作用のプラットフォームの開発を通して、時に骨の折れる学習用アプリの制作を支援しており、さらに、教師向けセントラルダッシュボードの開発も行っている。これによって教師は、生徒の学習用アプリの使用状況、特に成績や、「ラーニングギャップ」(生徒がこれまでに実際に学習した内容と、その生徒が既に学んでいるべきとされる内容の差)の特定に関連した情報を、確認することができる。

以前Googleのプロダクトマネージャーを務めていた、Zzish共同設立者兼CEOのCharles Wiles氏は「私たちは、二種類の人々がそれぞれ持っている悩みを解決しようとしています。一方は、教室で使えるような学習用アプリの開発者が持つ悩み。そしてもう一方は、そのアプリを教室で実際に使う教師が持つ悩みです」と語る。

さらに「私たちは、何百万ドルもするバックエンド環境を提供することで、開発者が自分たちでやろうとすると、年単位とは言わずとも、月単位の時間がかかる、学習関連機能の実装作業を、数時間で行えるよう支援しています。また、学ぶという行為に革新をもたらすような、最先端の学習用アプリを、誰もがつくることができる環境を提供することが、私たちの目標です」とWiles氏は言う。

Zzishが提供するサービスのもうひとつの顔にあたるのが、教師用のダッシュボードなのだが、本当のところを言うと、Zzishは、教師(または起業家業精神を持つ教師)がユーザーとしてサービスを利用するだけでなく、アプリの開発に取り組むようになることを願っている。そのダッシュボード上では、Zzishのプラットフォームを利用している学習用アプリであれば、まとめて生徒の学習状況を確認することができる。ここで重要なのは、生徒の学びに関する情報を一手に集めて確認できることで、教室で行われる全ての活動を、ひとつの場にまとめることができるという点だ。

「その一方で、教師は、本当に学習効果があり、教室で使えるような魅力あるアプリを探すのが、ますます難しくなっていると感じています。小規模で開発された学習用アプリの大きな欠点のひとつは、生徒の成績を集計する機能や、教師が成績を確認できるようなダッシュボードを設けていないことです」と述べるWiles氏。

学習進度に関するデータ不足や、さらにはそのデータを一か所から簡単に確認できないといった状況は、ある程度開発にお金がかけられていて、人気のある学習用アプリでも見られることだ。これでは生徒の学習状況について、極めて基本的な洞察しか得ることができない。「私たちは、接続しているどのアプリの情報もきれいに表示できるような、単一のダッシュボードを教師のために開発し、どんなアプリとダッシュボードの接続も数時間で完了するようにしました。さらに、我々のダッシュボードは、教師のみなさんに、シンプルで行動に移しやすい情報を素早く提供するという点に重きをおいています」

ダッシュボードには、それぞれの生徒の強みや弱み、さらにはラーニングギャップまでリアルタイムに割り出す機能が搭載されており、教師は生徒に合わせて教育方法をアレンジすることができる。

結果的にWiles氏が主張する通り、Zzishは、教師のための全く新しい製品を作りあげた。彼は自社の製品が「単なる学習用アプリを、有益な教育用ツールへと変化させるもの」であると言う。

そのコンセプトを実証するため、ZzishはQuizalizeという自前の学習用アプリの開発を行った。このアプリをプラットフォームに接続することで、教師は自分で問題を作ることができ、さらに生徒の成績を随時確認することもできる。今日までに、100ヶ国以上から2万5000人もの教師がQuizalizeに登録している。

投資家がこの状況を見て黙っているわけがない。アクセラレータープログラムTechstars London出身のZzishは、追加で70万ポンドもの資金を調達したと発表し、合計調達額は150万ポンドに達した。支援者には、教育系テック企業のVCであるLeaf Investmentsのほか、エンジェル投資家でありForward Internet Groupの設立者でもあるNeil Hutchinson氏らが名を連ねる。

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(翻訳:Atsushi Yukutake

“答”よりも“個人的な先生”を見つける学習サイトVarsity Tutorsがモバイルアプリをローンチ

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何かに上達したい人が良質な先生*に出会えるサービスVarsity Tutorsが、ついにやっと今日(米国時間5/24)、モバイルアプリ(iOSアプリ)を作った。〔*: 先生(tutor)、個人教師。〕

2012年に同社は、単純に、教えたい人と学びたい人を個人的に結びつけるサービスとしてスタートした。その後同社は徐々に、両者がフィジカルにではなくWeb上のチャットを介してデジタルに出会えるサイトへと変わっていった。テストなどの教材も、デジタルで提供されるようになり、Webアプリケーションとして充実していった。

今では、同社の売上の50%以上がデジタルから(ネットから)なので、そのための場を拡大する意味でモバイルアプリの立ち上げとなった。

このアプリの中でユーザーは先生とビデオチャットをしたり、教材的なコンテンツを見たり、対話的なテストに答えたりする。

つまり、ネット接続があるかぎり、生徒も先生も、どこにいても勉強を開始できる。

今のところアプリは、既存の先生たちを通常の生徒たちに結びつけるだけだが、今後は、ボタンをクリックすれば知りたい/学びたいことの先生が見つかる、オンデマンドタイプのサービスを提供していく予定だ。

たとえば、化学を勉強している高校生が受験準備のためにその‘学力’を高めたい、と思ったとしよう。そのとき、通常の先生が見つからなくても、近未来のVarsityならその生徒を化学のエキスパートに結びつけて、受験のための質問に答えていただく。

Varsity Tutorsの先生たちは主に、PrincetonやHarvardなど一流大学の卒業生の中から見つけて、事前にその知識と、人に教える自信をテストされる。

このプラットホームに登録している先生は2万名あまりで、平均の授業料は1時間50ドルだ。

Varsity Tutorsのモバイルアプリはここで入手できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

子ども用のロボット・キットZiro、なんでもかんでもスマホの時代にグラブ(手袋)でコントロールするねらいとは

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Ziroは、数個のモーターとスマートフォンとグラブ(glove,手袋)と、あなたの想像力から、いろんな乗り物を作れるロボット・キットだ。Ziroのデフォルトのキットには、4つのワイヤレスモーターと、小さな自動車を作れるための部品のセットが入っている。今は、Indiegogoで彼らを支援すると手に入る。

Ziroを作ってるZeroUI社によると、プロトタイプはすでに完成しており、二人の子どもがそれですぐに遊び始めることができた。

でもZiroは単なるラジコン・カーではない。Ziroでは、車や、段ボールで作ったロボット、関節が動く動物、などなどを作れる。アップグレードすると、段ボール製のいろんなものの“型紙”をもらえる。

ロボットづくりの素材として使えるのは、段ボールのほかにLegoやペットボトルなどだ。難しいプロジェクトは、大人がアシストする必要があると思うけど、今の子はもっと進んでるかな(ぼくには子どもがいないからなんとも言えない)。

モーターのコントロールはWi-Fiで行う。といっても、家庭のWi-Fiネットワークを使うわけじゃない。各モーターの構成(コンフィギュレーション)は、スマートフォンのアプリから行うが、動きの制御はZiroのグラブで行う。

ボタンがいっぱい並んだ、昔風のコントローラーを使わないために、グラブを選んだようだ。そのグラブに、加速度センサーやWi-Fi用のチップが搭載されている。

たとえば、ロボットを左へ行かせたかったら、手をゆっくり左へ振る。あえてスマホを使わずに手でコントロールする方式を選んだところが、おもしろい。手に何も持たずに車をコントロールできるから、まるで魔法使いになったようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

フランス生まれのユニークな‘プログラミング大学’42(フォーティトゥー)がシリコンバレーにも開校

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Xavier Nielの新しいプロジェクトは、シリコンバレーに作った意欲的なプログラミング大学42(forty-two)だが、それは授業料無料でSAT(大学進学適性試験)の成績を問わない。今後5年間で1万名の学生を教育することを目標にしている。

Nielがプログラミングの学校を作るのは、これが初めてではない。42も、フランスではすでにうまくいっている。このフランスの実業家が42を始めたのは2013年で、これまでに2500名の学生がパリでプログラミングを学んでいる。でも、42は他のプログラミング学校やコースとどこが違うのか?

まず、無料であること。Nielは合衆国の42に1億ドルを投じ、建物も新たに作った。それはカリフォルニア州Fremontに建てた20万平方フィートの校舎で、数千台のiMacを置き、日曜から土曜日まで毎日、24時間開いている。

第二に、42は18歳から30歳までなら誰でも、学生として受け入れる。申し込みはネットからできるが、そこからチャレンジが始まる。42のチームは、映画The Hunger Gamesのコンピューターサイエンスバージョンのようなものを作った。彼らがそれを水泳プールと呼んでいるのは、プールに人を投げ込むようにそこに入学志望者を放り込むからだ。彼らはそこで、泳ぐ代わりにプログラミングと論理の課題に挑戦する。

このプールで無理やり泳がされるのは4週間。月曜日から日曜日までの毎日、昼夜兼行でプログラムを書く。この猛烈に集中的な4週間が終わると、好成績の者が42に入学できる。

ふつうの大学との第三の違いは、42には教室とか教師が存在しない。標準の在学期間は3年ないし5年だ。そして学習は、ピアレビュー(学生同士のコミュニケーション)とプログラミングのプロジェクト、インターン制、さまざまなゲーミフィケーションを通じて行われる。モチベーションを3〜5年維持できれば、良質なソフトウェアエンジニアが一人完成する。

当然、コンピューターの前で過ごす時間は長い。申し込みの受付はすでに始まっており、11月に学課が始まる。

かなりクレージーなお話に聞こえるが、実際にクレージーだ。フランスのオランド大統領がNielに伴われてパリの42を訪ねたときは、一部の学生たちが廊下で寝ていた(下図)。

[ツイート訳: そのときこの男は、マットレスの上で静かに寝ていた。]

YouTube上に、42の紹介ビデオがある。その中では、SnapchatのEvan Spiegel, FacebookのDavid Marcus, TwitterのJack Dorseyなどなどテク界の名士たちが42を賞賛している。自分が目立つことが嫌いなXavier Nielは、ここでもまったく登場しない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

大学はスキルギャップを埋めることができるのか?

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編集部記:Jonathan MunkはDegreedの信任部門のジェネラル・マネージャーを務める。

2015年卒業の生徒は平均で3万5000ドルの学生ローンを持ち、この金額は歴史上最も多い。それでも企業の役員や採用マネージャーは、自社のスキルを要する空きポジションを埋めることができないと嘆いている。これがスキルギャップであり、10年以上に渡って議論されている問題だ。それなのになぜ大学側は問題を解決しないのだろうか?それは彼らにもできなからだ。

理由は次の通りだ。

このスキルギャップには2つの側面がある。学生が実際に習得したスキルと彼らが求める仕事で必要なスキルのギャップだ。もう一つは、人が持っていると認識しているスキルと実際のスキルのギャップだ。

実質的なスキルギャップ

習得したスキルと仕事で必要なスキルギャップは存在する。Career Builderの2014年の調査結果によると、採用マネージャーの81%はスキル不足が理由で、空いているポジションを埋めることが少なくとも「やや困難である」と回答している。さらに61%は採用要件を完全に満たしていない人でも採用したと答えた。いくつかの重要なスキルギャップはどのキャリアステージにもつきものだが、新卒が求めるエントリーレベルの仕事にも多くのスキルギャップが見られる。

教育に多額の投資をしているにも関わらず、学生にとって仕事探しは大きな課題のままだ。新卒のおよそ半数は大学で労働市場に進むための準備が整わなかったとし、83%は卒業する時にすぐに仕事に就けていない。また、他の調査結果では学生の62%は仕事探しは「ストレス」あるいは「とてもストレス」と回答している。女性や少数派の人にとってこれはさらに大きな壁だろう。

スキルの認識に関わるギャップ

このスキル問題についてあまり語られることがないのがスキルの「認識」の問題だ。大学卒業後、学生は適切なスキルを持っていると考えているが、雇用主はそれに同意しているわけではない。AACUの最近のアンケート調査からクリティカル・シンキング、口述、記述によるコミュニケーションスキル、クリエイティブであることなど主要分野のスキルにおいて、学生は雇用主より2倍、それらのスキルが備わっていると認識していると示した。別の調査では大半の従業員はスキルギャップを認識している(61%)が、その一方で驚異の95%の人たちは自分自身には当てはまらないと考えていることを示した。典型的なレイク・ウォビゴン効果だ。誰もが平均以上だと思っている。

スキル開発機関としての大学

これらの問題の責任を大学に問うのは簡単なことだ。学生は給料の良い仕事を得る可能性を広げるために歴史上最も高い金額の授業料を支払っているのだから。その結果、アメリカ全土の学生ローンの債務は1兆3000億ドルに上る(その金額は毎秒2700ドルのペースで膨らんでいる)。

居心地の良いと感じている老犬に新しい芸を覚えさせようとしている。変化は起きない。

大学は実際にはどれくらいスキル開発に注力しているのか?2016年における25のビジネススクールの掲げるミッションステートメントを見てみるとよい。そこには知識を得たり、共有したりすることや世界をよりよくするといった内容は載っているが、カーネギーメロン大学たった1校以外のミッションステートメントにスキルの単語すら出てこない(他に数校、別の文脈でスキルについて言及はしている)。アメリカの上位ビジネススクールが学生のスキル習得をミッションに掲げないのなら、教育機関が仕事に向けて学生を整えることに期待できないだろう。

アメリカのカレッジや大学は学生に豊かな経験と知識を提供することで、彼らが社会に貢献し、社会的地位の向上を目指して創設された。1930年代、何百万人に職のない時代、大学の役割は文化的な側面からキャリアで重要な性質を伸ばすことに軸が移った。時間が経過し、大学に行くことはキャリアの展望が良くなることと捉えられるようになった。その認識は今でも同じだ。2015年のアンケートによると、学生が大学に行く理由のトップ3は次の通りだった。

  • 就職のチャンスを高めるため
  • より良い収入を得るため
  • 良い仕事に就くため

しかし大学には変わるインセンティブがない。教授の報酬体系は学生のキャリア上の成功ではなく研究することにインセンティブが働くようになっている。何百年も続く教育機関の伝統は変化に抵抗するだろう。高等教育機関がスキルギャップを埋めることを期待するのは、居心地の良いと感じている老犬に新しい芸を覚えさせようとしているのと同じだ。変化は起きない。

それでも学位は重要

多くの人は、有名企業が採用要件に大学の学位を求めるというハードルを取り外したことを指摘するだろう。Deloitte、Google、Penguin Random House、Cisco、T-Mobileといった企業はすでに採用要件から学位を外した。

大学の学位がなくとも高給な仕事を得ることができるといった認識は広まっている。特にテクノロジー業界ではそうだが、実際の採用データは別の状況を示す。労働市場のデータ企業Burning Glass TechnologiesによるWSJの記事には、テクノロジーセクターの92%の仕事掲載では学士号を採用要件としていることを示した。

なぜだろうか?簡単に言えば、採用マネージャーは他に人のスキルや専門性を測ることのできる優れた方法を他に持っていないからだ。誰かが有名大学の関連分野で良いGPAを修め、推薦もあるのなら、本人の本当のスキルレベルや専門性が分からなくとも、基礎的な能力や知性が会社の求める水準に近いと言えるのだろうから。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

インストラクタがコースのマーケットプレースに組み入れられずに、あくまでも個人として教えられるTeachableが$2.5Mを調達

HOLLYWOOD, CA - MAY 03:  Actress Carrie-Anne Moss attends a For Your Consideration screening and Q&A for the Netflix Original Series' "Marvel's Jessica Jones" at Paramount Studios on May 3, 2016 in Hollywood, California.  (Photo by Michael Tullberg/Getty Images)

自分が持ってる何かの知識や技能などをインターネットを介して人に教えたいけど、そのために自分のサイトを作るのはたいへん、という方は、ニューヨークのTeachableというプラットホームサービスの上に、店開きならぬ“教室開き”をするとよい。Teachableはこのほど、シード資金として250万ドルを調達した。

このサービスを利用すると、どんな分野のインストラクターでも、独自の教材や個人的ブランドなどの著作権や所有権を手放すことなく、オンラインのコースを教えていける。

エドテック(edtech, テクノロジーを利用する教育)への初期の投資は、Lynda.com, Udemy, Skillshare, Masterclassといったマーケットプレースへ注がれたが、Teachableはやり方がちょっと違う。

最初Fedoraという名前だったTeachableは自分を、誰もが店を開けるShopifyになぞらえ、そのほかのコースマーケットプレースを、それ自身が店であるEtsyにたとえる。

ファウンダーでCEOのAnkur Nagpalはこう言う: “うち自身はマーケットプレースではない、とすら思う。なぜなら、教える人たちがここを使って自分のサイトを作るのだから。料金も支払い方式も顧客リストも、全部彼らが管理し、クラスの、生徒たちが閲覧できる中央的な参照場所はない”。

今18名の社員がいるTeachableは、有料会費制で教えているインストラクターから収入を得ている。会費の額は月額39ドルから299ドルまでだ。

Teachableの無料バージョンもある。通常は1ドルの料金と、コース売上の10%を取るが、無料のコースには課金しない。

顧客の中にはCarrie-Anne Mossのような有名人もいる。彼女はMatrixでスターになり、最近ではMarvel TVの連続ドラマJessica Jonesにも出た。

先生たちが生徒から‘授業料’を得るためには、Teachableのサイトを自分の銀行口座やPayPalのアカウントにリンクする。

Teachableの新しい投資家たちは: Accomplice, AngelListのファウンダーNaval Ravikant, Learn Capitalなどだ。初期の投資家は、SincerelyのファウンダーMatt Brezina, Maiden Lane Ventures, Winklevoss Capitalなどだった。

同社は今回の資金を、新たな雇用と製品開発、そして営業とマーケティングに充(あ)てる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

無料プログラミング教育のFree Code Campが15000名のユーザーにアンケート調査、国籍は200か国近い

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ネット上の無料のコースでプログラミングを勉強している人たちは、どんな人たちか? そんな自学自習サイトのひとつであるFree Code Campがこのほど、その15624名のユーザーにアンケート調査をした。質問には、年齢性別などだけでなく、プログラミング関連の項目も含まれている。

女性が少ない(調査対象者5人に1人)、という予想通りの結果もあれば、スタートアップで働きたい人はわずか18%という、意外な結果もある。UXやバックエンドなど、特定の分野に関心のある人は38%だが、もっと後に学びたいということかもしれない。国籍はきわめて多様で、トップが合衆国、次位がインドだが、ロングテールには167の国が並んでいる。

これだけでも十分に有益な情報だが、完全な調査報告書を見たい人はここからダウンロードできる。Free Code Campは数週間後に、調査結果の対話的な視覚化を提供する予定だから、それを待ってもよい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))