子供の在宅学習を助けるグーグル謹製Android用英語読み上げアプリ「Read Along」

Google(グーグル)からRead Alongがリリースされた。これは無料のAndroid用教育アプリで、小学生に英語の読み方を教えるのを助ける。新型コロナウイルス(COVID-19)によるリモート学習が続く中、子どもたちの興味を失わせないことに注意が払われている。

Read Alongは2019年にGoogleがインドでリリースしたBoloをベースにしている。これは英語とヒンディー語で短いストーリーを読み上げてくれる教育アプリだった。Read Alongはこのアップデート版だが、インドで話される言語に加えてスペイン語とポルトガル語が追加されている。

Bolo同様、Read AlongもGoogleのAIによる音声認識やテキスト読み上げ機能を利用している。アプリにはDiyaという名前のAIアシスタントが組み込まれている。子供たちがテキストを音読すると、アプリは正しく読めているかどうか判断し、つかえたり読み方がわからなかったりするとDiyaが手助けしたり激励したりしてくれる。

子供たちが進歩するとミニ単語ゲームがプレイでき、アプリ内で賞をもらうことができる。

Googleはこのアプリが子供たちのプライバシーに留意し、モバイルやWi-Fiでネットワークに接続している必要がないことを強調している。入力された読み上げ音声はデバイス内でリアルタイムで処理される。Googleその他の外部のサーバーと通信する必要はなく、外部に保存されることも一切ない。Googleによれば、他のアプリでみられるような品質改善のために音声データを利用することもしていないという。

広告やアプリ内課金もなく、保護者はインターネット経由でGoogleから追加ストーリーをダウンロードできるがこれも無料だ。

サービスのスタート時点でRead Alongは約500本のストーリーをラインナップしている。このカタログには随時新しいストーリーが追加されていく。

Googleは「2019年3月にBoloとして発表して以来、保護者からのフィードバックが好評であることに後押しされてアプリを新しい市場に向けて拡張することを決めた」と述べている。インドで話されるヒンディー系諸語ではBoloは「話す」という意味だが、Googleはアプリを世界に広く展開するに際してRead Alongというアプリ名を選んだ。

新アプリではライブラリが拡大され、言語ゲームやその他の機能が追加、改善されている。フィリピン、コロンビア、デンマーク以外の世界各国(日本を含む)から利用可能だ。ベータ版は英語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語、マラーティー語、ベンガル語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語をサポートする。

アプリは5歳以上の子供向けでGoogle Playから無料でダウンロードできる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

ビデオ会議アプリのダウンロードが新型コロナ需要で過去最多の週6200万回

在宅勤務の推奨やソーシャルディスタンス(社会的距離)の励行、政府によるロックダウンなどにより、ビデオ会議アプリの需要が業務使用、個人使用のどちらでも増えている。その結果、30日に発表されたApp Annieの最新レポートによると、ビジネス会議アプリは3月に過去最多の伸びをみせている。3月14〜21日の週にはダウンロード数は6200万回を記録した。また、ソーシャルネットワーキングのビデオアプリHousepartyは、ロックダウンや自宅隔離が広がる欧州で空前の伸びとなった。

そうした成長は予想されていたが、App Annieのレポートではこうしたアプリがどれほど多くの新規顧客を新型コロナウイルスの影響を受けている期間に獲得しているのかを具体的に示している。

たとえば、iOS、Google Playでのビジネスアプリの3月上旬のダウンロード数は6200万回だったが、この数字は前週から45%増だった。また、アプリストア全体の中でその週に最も成長したカテゴリーだった、とレポートにはある。2019年のビジネスアプリダウンロード数の週平均からは90%増だった。

こうした成長の大半は、GoogleのHangouts Meet、Microsoft TeamsそしてZoom Cloud Meetingsなどによるものだ。

2月と3月に世界で最もダウンロードされたのはZoomで、特に米国、英国、欧州では引き続きかなりダウンロードされている。

記録的なダウンロード数となった週の数字は、米国における2019年第4四半期の週平均の14倍だった。英国においては第4四半期の週平均の20倍超がダウンロードされ、フランスでは22倍、ドイツでは17倍、スペインでは27倍そしてイタリアではさらに多い55倍だった。

アプリストア調査会社のSensor Towerのレポートでは、米国でのZoomのダウンロード回数は3月中旬に増えているが、3月9日の週以前に米国App Storeでの検索ワードトップ100の中に「Zoom」は入っていないと指摘している。つまり多くの新規ユーザーに、おそらく仕事メールでのリンクシェアやカレンダーでの招待、イントラネットサイトなどっでアプリのインストールページが直接送られたことを示している。

また3月には、GoogleのHangouts Meetも特に英国や米国、スペイン、イタリアで多くダウンロードされ、Q4の週平均ダウンロード数との比較ではそれぞれ24倍、30倍、64倍、140倍だった。

Microsoft Teamsもそこまでではないもののダウンロード数は増加し、Q4の週平均との比較ではスペイン15倍、フランス16倍、イタリア30倍だった。

消費者アプリをみると、 Z世代の間で人気のソーシャルビデオ会議アプリのHousepartyが欧州などで急成長した。これにはネットワーク効果が貢献したようだ。友達や家族がHousepartyを利用するようになるほど、このアプリはより役に立つ。そうして使用の輪はさらに広がる。イタリアでは3月21日までの1週間で、Housepartyのダウンロード数は2019年第4四半期週平均ダウンロード数の423倍にものぼった。

スペインではHousepartyの成長はより顕著で、3月21日までの1週間のダウロード数は2019年Q4の2360倍だった。それまではスペインではHousepartyはさほど浸透していなかったことも記すに値するだろう。COVID-19流行がなければ足掛かりを築くことはなかったはずだ。

ビジネス会議アプリと異なり、Housepartyはビッデオチャットをより個人的でソーシャルな体験にすることを目的としている。アプリを立ち上げると、あなたが話せる状態であること、誰がオンラインなのかが表示される。これは他のメッセージアプリと似ている。しかし参加できるライブのパーティや遊べるアプリ内ゲームが用意されていて、つまりこのアプリはバーチャルオフィス会議のためのものではない。

もちろんこの時期、ビジネスアプリだけがブームになっているわけではない。

Google ClassroomやABCmouseといった教育アプリ、それからInstacartのようなグローサリー配達アプリの使用も3月に急増している。

「社会的隔離の期間がどれくらいになるのか見通せない状況に直面し、ビデオ会議アプリは我々の毎日の習慣にかなりの影響力を及ぼす可能性を持っている。地理的バリアをなくし、かなりシームレスに働いたり社会的つながりを維持したりできる能力を持つ」とはApp Annieはレポートに記している。そして「世界にとって前代未聞の状況であり、モバイルにとってかなりダイナミックな時だ。我々は文字通り全部門で消費者行動の変化を目の当たりにしている」と結んでいる。

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:Mizoguchi

Androidアプリの公開用レビューもCOVID-19の影響で遅れがちに

Google(グーグル)は今週Androidのデベロッパーに、Playストアのアプリの公開用レビュー期間が通常よりずっと長くなる可能性があると警告した。これもCOVID-19危機の影響だ。デベロッパーはアプリのレビューに1週間、あるいはそれ以上かかることを覚悟しなければならないと、同社はGoogle Play Console上に表示するアラートで、コミュニティに通知している。

Google Playに影響を与えるのは、審査に時間がかかるようになることだけではない。

3月16日にYouTubeは、現状、自動化されたシステムに大きく依存することになると発表した。これは、人間のモデレーターによるレビューを受ける前に、機械学習システムによって、より多くのビデオが削除される可能性が高いことを意味している。

いずれの場合も、処理の遅延は社内の人員配置のレベルが低下していることによるものだ。これは、COVID-19パンデミックの結果であり、グーグルやその他の企業の従業員の配備計画が大きな影響を受けている。

これまでGoogle Playのアプリレビューのプロセスは、非常に速いという定評があった。

ここ数年、同社は長期間のレビューを待たずに、デベロッパーがアプリを公開できるようにすることで、Apple(アップル)のApp Storeに対して、Playストアを差別化してきた。もちろんこれにより、Playストアが品質の低いアプリで埋め尽くされ、時には悪意のあるアプリが野放しになるといった問題も引き起こした。しかしグーグルは2015年、社内のレビューチームを活用して、アプリを公開する前にそのポリシー違反を分析し始めたことを明らかにした

グーグルは当時、このようなプロセスの変更にも関わらず、数日ではなく数時間以内にアプリを承認できるとしていた。

しかし2019年になって同社は、より厳格なレビューを実施することにしたため、状況は変わった。その後アプリの提出から公開までに、少なくとも3日間のレビュー期間を見込んでおくようデベロッパーに通告するようになっていた。ただし定評があり、信頼関係が確立されたデベロッパーについては、より速いレビューが受けられて審査期間は短くなるとグーグルは明かしている。

1週間、あるいはそれ以上のレビュー期間というのは、COVID-19危機そのものと同様、前例がないものだ。

アプリのレビュー期間が長くなっているというニュースは、最初にAndroid Policeによって報告された

グーグルの広報担当者は、レビューが遅れていることをTechCrunchに認め、次のように述べている。「現時点では、勤務スケジュールの調整のため、レビュー期間は通常よりも長くなっています。また状況は悪化しつつあるため、アプリのレビュー期間も変動していますが、7日間からそれ以上かかる場合もあるでしょう」

この遅延については、Play Consoleのヘルプドキュメントでも確認できる

画像クレジット:Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

GoogleのGboardキーボードのEmoji Kitchenで絵文字のマッシュアップができる

自分の気持ちを正しく表す絵文字がない、とお嘆きのあなた、米国時間2月12日からニューバージョンが使えるGoogleのGboardキーボードはどうかな。Android用の新しいGboardには「絵文字キッチン」(Emoji Kitchen)という機能があって、ユーザーはいろんな絵文字をマッシュアップしてメッセージのステッカーとして使える。

ステッカーは、Gmail、GoogleのMessages、Messenger、Snapchat、Telegram、WhatsAppなど、いろんなアプリで使える。

例えば、さまざまなスマイルの絵文字に眼鏡をつけたり、ゴーストにカウボーイハットをかぶせたり、ロボットが涙を流したり、サボテンを猿の顔にしたり(でもこれはどうかな)、ハッピープープ(おもしろウンチ)にハートをつけて愛を表現したりなど、何でもできる。

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ただし、できるのはGoogleがサポートしている絵文字のみで、その多くはスマイリー系だ。つまり絵文字のマッシュアップは、どんな絵文字でもAIがリアルタイムでマッシュアップするのではなくて、Gboardがあらかじめ用意しているものだけなのだ。

使い方は、どれかのスマイリー絵文字をタップするとEmoji Kitchenが、使えるマッシュアップを教えてくれる。

GoogleのGboardは、新しい自己表現の方法を探求する実験的なアプリで、かなり前からある。たとえば、自分用の絵文字を自作できるEmoji Minisがあり、落書き絵文字モールス信号絵文字の提案やGIF画像などもある。

その結果このアプリは、何年も前からあるのに今だにAndroidユーザーの評判が良い。今でもツールカテゴリーの上位50位内にいるし、世界中で10億回以上ダウンロードされている。GoogleのPixelスマートフォンなど、一部のAndroidデバイスではデフォルトのキーボードだ。

でもGoogleのGboardに関するより大きな目標は、Googleの検索などと同じく、すべてのユーザーの常駐アプリになることだ。今や検索はデスクトップよりもモバイルの方が多いから、当然、キーボードの使用頻度も高い。そこを、完全にGoogle化したい。でも、モバイルの検索はGoogleにとって高くつく。モバイルデバイスのメーカー、たとえばApple(アップル)などと、デフォルトの検索エンジンにしてもらうことを契約しなければならないからだ。

GboardはGoogleにとって、その契約のための戦略になる。ユーザーはブラウザーアプリからGoogleを使わなくても、いきなりキーボードだけを使えばいい。

Googleによると、Emoji Kitchenは本日からAndroidユーザーに提供される。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

無料パスワードマネージャー「Firefox Lockbox」がiOSに次いでAndroidにも

Mozilla(モジラ)がウェブブラウザーのFirefoxのユーザーのために作った無料のパスワードマネージャーが米国時間3月26日、Androidやってくる。そのFirefox Lockboxと呼ばれる独立のアプリケーションでユーザーは、自分のFirefoxブラウザーに保存されている自分のログイン情報に、自分のモバイルデバイスから簡単にアクセスできる。

このアプリは、1PasswordやDashlane、LastPassのような本格的なパスワードマネージャーではない。パスワードの編集や、複雑なパスワードの提案、データ侵犯によりパスワードが漏洩した可能性の通知といった機能は用意されていない。

でも、このアプリは無料だし、自分のパスワードをそこらの保護されてないテキストファイルにメモしておく方法に比べるとずっと安全だ。設定により、LockboxをAutofillサービス(パスワード自動入力)として利用することもできる。

ただしこのアプリは、あくまでもFirefoxのコンパニオンだ。LockboxにあるパスワードはForefoxブラウザーでアクセスするWebアプリケーションには安全にシンクするが、任意のアプリケーション名を入力して指定することはできない。しかもそのアプリケーションは、パスワード(だけ)でなく顔認識や指紋入力で保護されているかもしれない。なお「パスワードはMozillaにも読めない方法で暗号化される」とFAQに書いてある

Firefox Lockboxは、Mozillaが今はなきTest Flightプログラムで開発したプロジェクトのひとつだ。それはMozillaがいろんなことの実験をやるプログラムだったが、その中のいくつかは公式のプロダクトになっている。最近立ち上げたファイル共有アプリFirefox Sendなどもそうだ。

そのほかFirefox Color⁩⁨Side View⁩⁨Firefox Notes⁩⁨Price Tracker⁨Email Tabs⁩などもTest Flight出身で現役のアプリないし機能だが、すでに開発は終了し、今後はときどきメンテナンスリリースが出る程度らしい。今のMozillaは、便利なユーティリティよりも「プライバシーファースト」のソリューションに力を入れている。

Mozillaによると、iOS用のLockboxはすでに5万回あまりダウンロードされており、それが今日ついにAndroidにもやってきたのだ。

AndroidバージョンはGoogle Playで無料でダウンロードできる

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

GoogleがAndroidデベロッパーにサブスクリプションに代わる新しい収益化方法を提供

Googleは米国時間3月6日、Android上のデベロッパーが自作のアプリから収益を得るための新たな方法を導入した。それはサブスクリプション(会員制、会費制)とは無関係な一種の報酬システムで、Googleはそれを「Rewarded Products」(報酬つきプロダクト)と呼んでいる。その最初のプロダクトは報酬つきビデオだが、ユーザーはアプリ内購入などのための代価として自分のお金を払うのではなく、自分の時間を犠牲にして広告を見る。するとそのビデオ入りゲーム等の作者には当然、広告収入が発生する。

この機能はデベロッパーにとって嬉しいかもしれないが、ユーザーはどう思うだろうか。それは、アプリの中でのビデオの使われ方次第だろう。

Googleが示している報酬つきプロダクトの例では(Googleとしてはベストプラクティスのつもりだろう)、ゲームのプレーヤーのレベルが上がるたびにビデオが割り込み、全画面を占領する。これは、それまで有料だったゲームを無料で遊べる方法なら歓迎されるかもしれないが、一般的にはどうだろうか。

これまでも報酬つきビデオは、ユーザーが無料のつもりで使い始めたアプリでは有効だった。たとえば無料でプレイできるゲームや、サブスクリプションが必須ではなくオプションであるサービスなどだ。

たとえば、Pandoraの音声のみの音楽ストリーミングサービスは長年、無料で広告入りだった。そして、Spotifyと競合するためにオンデマンドのストリーミングを導入したとき、独自の報酬つきビデオ(のようなもの)を始めた。今ではPandoraのリスナーは、月額のサブスクリプションを払うか、または広告入りのビデオを見ることによって、ワンセッションのオンデマンドミュージックにアクセスできる。

Androidのデベロッパーはこれまでも広告を収益源のひとつとして利用してきたが、今度の「広告を見たらごほうびがもらえる」(ゲームのレベルアップなど)ビデオなどはGoogle Playの正規のプロダクトだ。デベロッパーにとって実装が容易だし、Googleは、前からこんなビデオを提供していたサードパーティ製品と競合できる。

Googleによると、アプリに報酬つきプロダクトを加えるには、Google Play Billing Library(AIDL)のインタフェイスを使って少量のAPIを呼び出すだけだ。SDKは要らない。

一方この同じ時期にAppleは、サブスクリプションで成功を収めつつある。同社はサブスクリプションを前面に打ち出しているから、ときには消費者を惑わすようなアプリすらある。それでも今やサブスクリプションは、ゲームと並んで、アプリストアの売上の成長を支える重要な要素のひとつだ。

それでもAndroidのユーザーは、これまでずっと、iOSのユーザーと違い、アプリにお金を払うことを嫌ってきた。Appleのアプリストアの売上は、Google Playの倍近い。ダウンロードの回数はGoogle Playの方がずっと多いのに。

このように、AndroidのデベロッパーはiOSのようにサブスクリプションで大儲けできないから、アプリの開発はどうしても、iOSが優先されてしまうのだ。

そこで、報酬つきプロダクトは、広告以外の収益源が難しいプラットホームにおける新しい売上確保方法を、デベロッパーに提供しようとする。

最初にローンチした報酬つきビデオプロダクトは目下公開ベータで、デベロッパーはPlay Consoleの中で利用できる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Googleが広告詐欺に使われる3つの悪質なSDKをデベロッパーに警告

【抄訳】
数日前Googleは、BuzzFeedの調査で広告詐欺が発覚した人気アプリCheetah MobileとKika TechをPlay Storeから外した。そして今日(米国時間12/7)は、Googleのその後の調査により、これらのアプリの広告詐欺に使われた3つの悪質なSDKが見つかった。同社は今メールで、アプリにこれらのSDKをインストールしているデベロッパーに、その削除を要求した。要求に応じない場合は、そのデベロッパーのアプリがPlay Storeから取り去られる。

これらのSDKをインストールしたデベロッパーは、必ずしもそれが悪質なSDKであることを知ってはいない。Googleによると、ほとんどのデベロッパーが知らないだろう、という。

Googleはこのニュースを今日のブログ記事で共有したが、広告詐欺に関与したそのSDKの名前は挙げていない。

しかし本誌TechCrunchは、問題の広告ネットワークのSDKがAltaMob, BatMobi, そしてYeahMobiであることを別の筋から知った。

これらのSDKが使われているAndroidアプリの数をGoogleは共有していないが、しかしブログ記事によると同社はこの状況を深刻に受け止め、被害の規模を推計している。

ブログ記事の中でGoogleのセキュリティとプライバシーおよびAndroidとPlay担当VP Dave Kleidermacherはこう述べている: “報告によるとそれらのアプリは、アプリのインストールアトリビューションを悪用してユーザーが新たにインストールしたアプリのクレジットを詐称し、そのアプリのデベロッパーからダウンロードバウンティ(bounty, おまけ, ごほうび)を集めている”。Googleが追放した3つのSDKは、偽のクリックを作ることによってアプリインストールのクレジットを偽造していることが分かった。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleが単独のトゥドゥアプリGoogle Tasksをリリース、メールやカレンダーと連携あり

今日(米国時間4/25)はGmailのデザイン一新というビッグニュースが目立ったが、しかしGoogleはその陰でひっそりと、同社の生産性アプリケーションの一員となる新しいツール、Google Tasksを立ち上げた。このアプリケーションはその名のとおり、タスク(仕事、作業)のリストや予定表(to-dos)を作って見て編集できる場所だ。それには、新しいGmailやGoogle Calendarを起源とするタスクも含まれる。

Gmailにもタスクを作る機能はあったが、それはユーザーインタフェイスのどこかに埋もれていた。しかし今日の構造改革により、Tasksは独立し、メモ帳のGoogle KeepやGoogle Calendarなどと肩を並べる独立の存在になった。ただしGmailからそのサイドバーの中へ起動することもできる。

Gmailから来る新しいユーザーも多いから、独立のアプリケーションとしてGoogle Tasksを作っておく方が良いだろう。to-do(仕事などの予定リスト)は、メールの受信トレイを見ているときだけ使いたくなるもんではないからね。

このアプリは、トゥドゥリストとしてはごくふつうだ。タスクリストを作る、タスクをサブタスクに分類する、などのことができる〔例: ○○大会→案内業務〕。ドラッグ&ドロップでタスクの優先順を変えたり、忘れてはいけないタスクの日程をリマインダーに登録できる。ただし、日にちは登録できるが、時間(時刻)までは登録できない。そりゃ困る!という人もいるだろうね。

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Google Tasksの機能は、単体ですばらしいというより、GmailやCalendarなどGoogleのそのほかのサービスと組み合わせて真価を発揮する。別のところで作ったタスクにアクセスできるのは便利だし、変更を受信トレイに反映できるのも良い。あるタスクの起源であるメールを、探して見ることもできる。そのメールは、Google Calendarからでも見られる。

このアプリはG Suiteの一員になるから、そのうちなくなるモバイルの“実験”ではない。後日、別のトゥドゥリストアプリが登場する心配もない。

アプリはiOSAndroidの上で無料でダウンロードできる。〔訳注: デスクトップではWebから。…このリンクはGoogle Appsの公式サポートページにある。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Googleのキーボードアプリ、Gboardが中国語、韓国語等に対応

サードパーティー製キーボードアプリへの消費者の関心が薄れる中、Googleはモバイル端末向けキーボードアプリのGboardを今も開発している。今日(米国時間3/6)同社はGboardの対象範囲を大きく広げ、新たに20言語に対応した —— とりわけ、中国語の繁体字および簡体字と韓国語が加わった点が注目される。新しい言語はまずAndroid版Gboardアプリに追加される。

昨日同社は、iMessageの新しいアプリ拡張機能を利用したGoogle検索のiMessageへの統合を発表したばかりだ。Gboardの対象ユーザーの拡大や、iOS版SafariとGoogle検索の密な統合も含め、Googleがモバイルユーザーにもっと検索エンジンを広めたいという意図がはっきり見て取れる。検索アプリをインストールしていないユーザーや、使用頻度の低いユーザーにもGoogle検索を使わせようとしている

この20言語を加えて、Android版Gboardの対応言語は300を超えたとGoogleは言っている。世界人口の74%をカバーしたという意味でもある。同社は広く使われている言語だけでなく、マン島語やマオリ語などの少数民族言語にも取り組んでいることを付け加えた。

これは、Googleの新興国市場戦略とも一致している。同社はアプリの低帯域幅バージョンとして、YouTube GoGmail Go(プレインストール済み)、Files Go、Google Go、Googe Maps Go、Google、およびAssistant Goを提供している。Googleは世界の次期モバイルユーザー層をAndroidに呼び込むために、オフラインでも電波の弱いところでも使えてバッテリー消費の少ないアプリでニーズに答えようとしている

Googleが新言語の対応でGboardを優先することは理にかなっている。デスクトップでGoogleを使ったことのない初めてのモバイルユーザーでも、Gboardの翻訳などの機能が役立つだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

モバイルのデータプランをきめ細かく管理できるアプリTriangleをGoogleがフィリピンでテスト中

Googleが最近、スマートフォンのデータ(キャリアのデータ通信)の利用をユーザーが管理できるツールをテストしている。そのAndroidアプリはTriangleと呼ばれ、今フィリピンでテスト中だ。このアプリで、データ契約の残量を見たり、データを大食いしているアプリを見つけたり、特定のアプリにデータを使わせないようにする、などのことができる。

アメリカでは無制限データプランがふつうで、帯域が混みすぎていることもあまりないが、途上国市場ではモバイルのデータ使用がよく心配のタネになる。GoogleのTriangleは、ユーザーがデータの使用を細かくコントロールして、最終的な使用量を抑えられるようにする。

数年前にもGoogleは、モバイルのChromeブラウザーに“データ節約モード”を導入して、こんなコントロールをユーザーに提供した。また同社のPixelなど一部の機種には、データ節約機能を最初から実装した。

でもそれらに比べると、Triangleは芸が細かい。

まず個々のアプリケーションのレベルでは、データを使ってよい時間を10分とか30分とか“いつでも”とか、細かく指定できる。ちなみに下図では、データを使わせない、[BLOCK]になっている。

またGlobeやSmartをキャリアとして使っているユーザーは、プリペイドのデータ契約の残量が分かる。そしてどのアプリがデータを大食いしているかも分かる。キャリアはTriangleからおまけデータを提供するので、新しいアプリをデータ使用量を心配せずに試用できる。また既存のアプリも、おまけデータのぶん、長く使える。

GoogleはTriangleのローンチを公式に発表していないが、先月フォーラムで話題になっている。Triangleの実験は、4月に始まっている。

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テストを終えたあとの、今後の本格展開については、Googleからまだ一言もない。でもGoogleの公式プロダクトであることは確実であり、社内的インキュベーターArea 120からのものではない。

今のところ、同社の公式声明はこうだ: “現在フィリピンで、ユーザーがモバイルのデータを上手に管理する方法をテストしている。現時点では、これ以外に発表できることはない”。

Triangle現在フィリピンで、Google Play Storeから無料でダウンロードできる

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

AndroidのGoogle Mapsではナビゲーションリストの各場所(曲がり角など)でストリートビューの画像を見られるようになった

Google Mapsがこのたび秘かに実装した新しい機能で、行きたい場所までの道筋をたどるのが一層容易になった。それは、方向画面にストリートビューの画像を表示することだ。これまでもGoogle Mapsのアプリは、次の曲がり角やそこまでの距離を教えてくれたが、新しい機能によって、タップしてその場所のストリートビューの画像を見られるようになった。

最初に気づいたのはAndroid Policeだったが、この機能は数日前から広範囲に展開された、と言っている。Googleに問い合わせたら、5月の初めからすでに広く提供されていて、そして今回は全世界のユーザーにも提供された、と言った。

iOSバージョンのGoogle Mapsアプリはまだのようだが、Googleはその日程を確認しなかった。

ストリートビューの画像を見るためにユーザーは何もしなくてよい。いつものように、現在位置と目的地を入れて、その経路を見るだけだ。するとこれまでは曲がり角のリストだけだったところに、写真のサムネイルが並んでいる。そのサムネイルをタップすると、その場所の360度のストリートビューが現れる。その画像は、あなたが進もうとしている方向に合っている。

その画像は通常のストリートビューの画像と同じく、指をドラッグしてパンできる。そのとき道程の経路がブルーのラインで示される(下図)。画像上で、さらに前へ進んだり、メインの方向画面に戻ったりできる。

Street ViewとMapsの統合は、前にもGoogleが試したことがあった。Android Policeの指摘によると、Googleが同様の機能をWebに導入したのは2008年という大昔だ。こんなオプションは最初のDroidにもあった、と言うユーザーもいる。モバイルはAndroidだけ、という現状の理由は、よく分からない。

一部のユーザーはストリートビューのこの変化にもっと早く気づいたかもしれない。この機能は、リモートで行われている展開のようだから。

Google Mapsは、Google Play Storeで無料でダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleのペアレンタルコントロールFamily LinkをiPhoneからも使えるようになった

3月にGoogleは、Android機を使っている子どもたちの親が使うペアレンタルコントロール(parental control, 親による管理)のソフトウェアFamily Linkを導入した。ただしそのときは、親と子の両方がAndroidを使ってないと、“管理”はできないのだった。それが今日(米国時間4/14)から変わり、親が子どものデバイスを構成したりモニタするアプリがiOSデバイスにもやってきた。

つまりママやパパがiPhoneを使っていても、Androidを使っている子どもの一回の使用時間や、一日の使用時間の上限、“もう寝なさい時間”、などを管理できる。

今アメリカでは、使われているスマートフォンの42%がiOSだから、これでFamily Linkの可利用範囲が大きく拡大する。

このペアレンタルコントロールのためのプラットホームは、まだテスト中だ。先月Googleがこのソフトウェアを披露したとき、親はまず招待をリクエストしてから、このプログラムに参加するのだ、と説明された。それはアーリーアダプターからのフィードバックで細かい問題を直してから、一般公開に踏み切りたい、という意図だ。

Family Linkは親が、子どものAndroidスマートフォンの使い方に制限を設けるためのソフトウェアだ。たとえばiCloudのFamily Sharingの“Ask”機能のように、ダウンロードするアプリを承認/非承認したり、すでにダウンロードされているアプリをブロックしたりする。

さらに親は、子どもがどのアプリで各週/各月過ごしているか、という統計を見たり、スケジュールを決めて子どものデバイスをリモートでロックできる(デバイスの就寝時刻)。また毎日のスマホ使用時間も設定できる。

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木曜日(米国時間4/13)にリリースされたiOSバージョンは、機能的にはAndroidバージョンとまったく同じだ。というか、単純にAppleのプラットホームへ移植しただけだ。

注意すべき点としては、子どものAndroid機はAndroid 7.0(Nougat)以上であること。ひとつ前の6.0(Marshmallow)のデバイスも、以下の機種ならOKだ(リストはFamily LinkのFAQページにある):

  • Alcatel Dawn

  • Alcatel Fierce 4

  • Alcatel Pixi Unite

  • LG K3

  • LG Stylo 2 Plus

  • LG X Power

  • Samsung Galaxy Luna

  • Samsung Galaxy Tab A

  • Sony Xperia X

そして、まだテスト中のソフトウェアなので、バグに遭遇する可能性もある。

iOS用のFamily LinkはiOS 9以上で使える。AppStoreからのダウンロードは無料だ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Facebook、第2ニュースフィードをテスト中。アイコンは宇宙ロケット

Facebookのストーリー機能の導入は先週の大きな話題だったが、一部のFacebookユーザーは別の新機能に遭遇している。世界のごく一部のユーザーの間で、Facebookアプリのニュースフィードボタンの隣に「宇宙ロケット」アイコンが現れた。多くの人々が「一体これは何なんだ」と不思議がっている。

そのアイコンはiOSかAndroidかによって画面の上または下に表示されている。

実はこのロケットアイコンは、Facebookが最近実験している「第2ニュースフィード」だった。中身はそのユーザーがフォロー「していない」ユーザーやFacebookページ、メディアなどからの投稿、写真、ビデオなどだ。

ユーザーが積極的に追いかけていない情報ソースであっても、気に入るコンテンツがあるに違いないとFacebookは信じている。「宇宙ロケット」フィードに表示されるのは、ユーザーが以前「いいね!」をつけたのと似たFacebookページの投稿や、友達の間で人気の記事だ。

これは全く新しい試みというわけではない。Facebookは少し前にも第2ニュースフィードのテストをしていたがその時は別のアイコン(小さな正方形)を使っていた。またその時はAndroidユーザーのみが対象だったと記事は伝えているそれ以前にiOSで実施されていたテストでは、第2ニュースフィードのラベルは “Explore” [探索]だった。

最新実験の宇宙ロケットアイコンは、iOS、Android両方のモバイル版Facebookアプリに出現した。

Facebookは高度なアルゴリズムを用いてユーザーを引き付け、永遠にスクロールさせようとしている。ユーザーが何を見て、何にいいね!をつけ何をクリックしたりしたかも知っている。しかし、推奨記事を通じてもっと広く人々とつながることについては、あまり力をいれてこなかった。現在のニュースフィードは、友達の近況であれフォローしているFacebookページの記事であれ、本人が明示的に興味を示したコンテンツで埋められている。

しかしFacebookは、人々のあらゆる関心事をもっとよく知りたいと常に考えている。Twitterなどのほかのソーシャルネットワークのように、人やブランドや企業だけでなく、ニュースや話題も簡単にフォローできるしくみに注目している。

2012年にFacebookは、ニュースフィードを話題ごとに分類した “interests lists” を導入したが主流になることはなかった。2014年にはRoomsというモバイルアプリで再び実験をしてユーザー同士が様々な話題について議論する場を設けた。しかしこのアプリも結局失敗した

第2ニュースフィード風の情報ストリームは、ユーザーの興味に取り入る一つの方法だが、説明もなくアイコンを投入するのは混乱のもとだ。

現在この新機能のテストは世界中で行われているようだ。ロケットアイコンそのものは比較的新しく、いくつかのツイートによると、先月から今月にかけて登場している。

Facebook広報は全世界でこのテストが行われていることを声明で認めている。「当社ではユーザーの興味に合わせてカスタマイズされたビデオ、写真などからなる補助的フィードを試行している。ユーザーからは、自分とまだつながっていない新しいコンテンツを見つけたい、という声を以前から聞いていた」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Playストア、ランキングの決定にユーザー定着率も考慮

Nexus 5X smartphone, co-developed by LG Electronics Inc. and Google Inc., and manufactured by LG Electronics, sit on display at the NTT Docomo Inc. unveiling in Tokyo, Japan, on Wednesday, Sept. 30, 2015. Docomo, Japans largest mobile-phone carrier by subscribers, introduced 10 smartphone models today. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg via Getty Images

GoogleはアプリストアのGoogle Playに大きな変更を加え、ユーザーが最高のゲームを見つけやすくする。Game Developer Conferenceでの発表によると、最近同社はGoogle Playのアルゴリズムを変更し、ダウンロード数だけでなくユーザーエンゲージメント(定着率)も考慮するようにした。これによってインストールされたままのアプリより、よく使われる質の高いアプリが優遇されることになる。

ゲーム業界はこの動きによって、マーケティング方法に深刻な影響を受けるかもしれない。多くのゲーム会社は、Google Playのランキングを上げるためにユーザーの端末にインストールされることだけを目的とした広告キャンペーンを打っているからだ。

中にはアプリのインストール数自体が疑わしいものもある。エンドユーザーによる真のダウンロードではなく、ランキングアップのために作られたツールを使った偽ダウンロードのことだ。今回のランキングアルゴリズムの変更によって、順位の操作は難しくなるはずだ。

screen-shot-2017-02-27-at-9-09-43-amGoogleがブログで説明している:

「…すばらしいゲームが陽の目を見ず、しかるべき注目を欲びないことがよく起きている…これはGoogleが質の高いアプリに報る方法の一つであり、ゲームメーカーは使われ続けるアプリを作らなくてはならないことを意味している。定着率のほかに「星」の数等の伝統的な基準も考慮される」

ブログ記事にはアルゴリズム変更の詳細は書かれていない。Googleは同時にPlay Storeの新しい編集部ページ(Editorial Page)を今月中に開設することも発表した。これは編集者の目で選んだタイトルをユーザーに紹介するもので、Appleが現在やっていることと似ている。

それでもGoogleは、アルゴリズム変更がPlay Storeのトップチャートおよびジャンル別のチャートに向けたものであることをTechCrunchに明かした。

Googleも(ライバルの)Appleもランキングのアルゴリズムについて詳しく語っていないが、両者ともダウンロードの数とスピードを重視して順位を決めている。またAppleは、レーティングやレビュー、利用データ等の測定値も考慮すると言っている。

アルゴリズム変更以外にも、プロモーション用の抹消線付き価格や、新しい編集部ページ等、、Androidデベロッパーに関係のある数多くの変更が発表された。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleマップ、「お気に入り」や「行きたい場所」などをリスト化/共有する機能を実装

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iOSおよびAndroid版のGoogleマップに新しい機能が加わった。お気に入りの場所を登録して保存しておいたり、他の人と共有したりすることができるようになったのだ。初期状態では、「お気に入り」、「行きたい場所」、「スター付きの場所」の3つのカテゴリーで保存しておくことができるようになっている。「バケツリスト」(死ぬまでにやりたいことリスト)を作っておくようなこともできるわけだ。自分で独自カテゴリーのリストを追加することもできるようになっている。

この機能は昨年の秋から、パワーユーザーやローカルガイド向けに公開してテストを重ねてきたものだ。なお、スターをつける機能については、5年以上前から追加されてはいた。

リストを作成して共有できるようにすることにより、Googleマップはソーシャルな要素を持つようになる。GoogleマップのプロダクトマネージャーであるZach Maierも、ソーシャルな要素を持つようにしていきたいとしている。

なおZach Maierは、これまでのGoogleマップは道を見失わないためのツールであった、というようなことも話している。新しい機能を追加したGoogleマップは、決まった道を意図的にはずれ、新しい発見をするためのツールとしても進化させたいと述べている。

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この新機能を使うには、マップ上に表示されたピンをタップして、「保存」を選ぶことで実行することができる。レストランやバーなどでもよいし、公園や駅などの場所でも保存しておくことができる。また、自ら配置したピンの場所を保存しておくこともできる。Maier曰く「大きな公園の中の特定の場所などを示したい時にも便利です」とのこと。

「お気に入り」と「スター付きの場所」の違いがよくわからないという人もいることだろう。べつにこだわる必要もないとは思う。一般的には「お気に入り」というほどではないものの、頻繁に参照する必要のある場所を保存するのに「スター付きの場所」を利用するのだろう。たとえば病院やオフィスなどが「スター付きの場所」になるのだと思う。

テスト中から、独自のリストを作る機能が実装されていたが、一般公開にともなって共有したり、特定のリストをフォローしたりすることもできるようになった。

たとえば近所の「ベストレストラン」をリストにまとめれば、リストを公開して他の人と共有することもできるのだ。もちろん特定の個人や友だちだけと共有数rこともできる。

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リンクを共有したリストでは、リンクをクリックすればリストが表示される。Googleにログインしていれば、リストの内容を確認したり、更新状況をチェックしたりすることができるわけだ。

今のところは、この新機能について他企業と提携して情報を提供するようなことは行なっていない。しかし将来については、他企業と連携していく可能性もあるようだ。たとえばNYT、USA Today、Michelin、あるいはGoogleの保有するZagatなどと、検索結果にさまざまな付加情報を追加するようなサービスについて話を進めているところであるそうだ。

ちなみにこの新機能は、もちろんFoursquareなどと直接に競合することとなる。他にもSoonSpotなど、バケツリスト作成アプリケーションとも競合していくこととなろう。

Googleが実装するリストは、今のところ検索結果に反映されていないようだ(Foursquareは検索できる)。今のところは検索ボックスに文字を入力したさいに、自分のリストがポップアップされるに留まっている様子だ。今後はおそらく検索に対応するようになるのだろう。ちなみに自分のリストおよびフォローしているリストは、オフラインでも参照することができるよういなっている。

Googleによれば、新機能はiOSおよびAndroidアプリケーションにて順次公開しているところだとのこと。ウェブ版でもリンクをたどることで公開されたリストを見られるようにしていくらしい。遠からず、ウェブ版などでもリストに関するすべての機能を公開していく予定であるそうだ。

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(翻訳:Maeda, H

YouTubeのでっかい稼ぎ王PewDiePieの新作ゲーム“Tuber Simulator”はApp Storeでたちまちトップ、サーバーがクラッシュ

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YouTube上の世界最大のスターFelix “PewDiePie” Kjellbergが、彼のチャネルの4800万の会員に新作のモバイルゲームのダウンロードを告示したら、一体何が起きるだろうか? そのゲームはたちまちApple App Storeのトップに急上昇し、サーバーは過負荷でクラッシュした。それが、ビデオ・スターの最新ゲーム“PewDiePie’s Tuber Simulator”がiOSAndroidでローンチしたとき起きたことだ。そのゲームは、フルタイムのYouTubeクリエイターの人生の、パロディーだ。

ゲームがApp StoreとGoogle Playに登場したのは木曜日(米国時間9/27)だが、すぐに、チャートの大事件になった。

App Storeでは無料アプリ全体の中で最初は25位、そして今日(米国時間9/30)は2位だ。AppleがiTunes UアプリをApp Storeのチャートに含めることに固執しなかったら、1位だ。20時間後にはiPhone無料ゲームで1位、10か国のApp Storeの無料アプリで1位、29か国で無料ゲームの1位だ。以上は、アプリストアの動向をウォッチしているSensor Towerの数字だ。

これが、YouTubeのファンというものの、ものすごさだ。

“Tuber Simulator”はPewDiePieとMaker StudiosのジョイントベンチャーRevelmodeからローンチし、出版社はモントリオールのOutermindsだ。

ローンチ直後に、サーバーは過負荷でクラッシュした。ユーザーがアカウントをセットアップしようとしても、エラーメッセージしか出ない。Outermindsは対策に奔走した。数時間前にこのゲームの出版者は、人びとを悩ませていた“Error 99”はほとんど修復された、とTwitterで発表した(下図)。

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“Tuber Simulator”は“Kim Kardashian:Hollywood”と同じ路線の、‘こうすれば有名になれる’タイプのゲームだ。プレーヤーが教わるのは、ビデオを作ってYouTubeのスターになり、視聴者数と会員数を稼ぎ、それから各種機器装置、家具、服、そして大量のアプリ内購入を買い、どんどん有名になっていく。Kardashianのと違って“Tuber Simulator”は8ビットグラフィクス(下図)を使っているから、レトロな感じのゲームになっている。

“Tuber Simulator”にはPewDiePieのナレーションがあり、Puggleというミニゲームもある。

ゲームのローンチと並行して入ってきたニュースによると、PewDiePieは今後“Goat Simulator”のデザイナーArmin Ibrisagicと組んで、複数のゲームを作っていく、という。Ibrisagicの新しいスタジオDoubleMooseがRevelmodeと協働して、今後のゲームを作っていく。その契約によると、Pew……は複数のゲーム(iOS、Android、PC)でクリエイティブなアイデアを出していく、となっている。詳細はまだ、よく分からない。

Pew……がモバイルゲームを作るのは、これが初めてではない。昨年は“Legend of the Brofist”をリリース、やはりOutermindsが出版した。そのゲームも、AppStoreで3週間トップだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Mapsの3D画像を利用する世界探検アプリ、まず、雪男の子になってヒマラヤ山脈を踏破するバージョンがローンチ

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Googleが今日(米国時間8/1)、子どもが地図と3D画像を使って世界を探検するアプリケーションをリリースした。この新しいAndroidアプリを同社は“実験”と呼んでおり、Google Mapsのヒマラヤの3D画像を利用するが、3Dのシーンをズームして動き回ることをよりおもしろく、参加性のあるものにするために、ゲームの要素も加えている。

Verne: The Himalayas,”と呼ばれるこのアプリには、Verneという名のキャラクターが登場する。彼は身長500フィートの雪男の子だが、とてもフレンドリーで、ヒマラヤのシーンを歩きまわる。雪男だからエベレスト山にも登れるし、凍った湖でスケートし、ヤクを追いかけ、ジェットパックで飛行し、ヒマラヤの楽器を演奏し、さらにもっといろんなことをする。

ユーザーが教育的な情報を見つけることもできるが、それを子どもに言っちゃだめ! 情報は合成音声で語られ、“ヒマラヤは世界最大の山脈だよ”、などの、ちょっとした事実を教えてくれる。

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Mapsを舞台とするアプリケーションの中でキャラクターにいろんなことをさせるのは、世界はいろんなやり方で経験できるんだよ、と子どもに教えることがねらいだ。子どもたちは過去にGoogle MapsやGoogle Earthで3D画像を見たことがあっても、そこを自分流儀で歩きまわる、という発想はしなかっただろう。

“Verne: The Himalayas”は、Googleの社員たちが自分の子どもでテストしながら作った。そしてGoogle Mapsの3D画像と、ゲームエンジンのUnityを使って制作した。このアプリのWebサイトは、そう説明している。

今はヒマラヤだけだが、最初のうちの何度かは、子どもたちは、自分で登山したり、空を飛んだり、スケートしたりすることを楽しむだろう。でもしかし、十分に遊んだら、今度は別の場所へ行きたいだろうね。だからこの3Dマップを利用する世界探検アプリが、今後本当に世界各地に展開されれば、いわばGoogle Earthの子どもバージョンが出来上がる。そう、願いたいね。

“Verne: The Himalayas”は今のところ、Google Playで無料ダウンロードできるAndroidアプリのみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

リストを作って共有する「The List App」、「li.st」と改名して、iOS版に続きAndroid版も登場

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テレビドラマの「The Office」のプロデュースや脚本を手がけ、自らもライアン(Ryan)として登場しているB・J・ノヴァク(B.J. Novak)が、Dev Flahertyと組んでリストを作って共有するためのアプリケーションをつくったとき、名前はそのままThe List Appとしていた。しかしそんな単純な名前のわりに、iPhone版がリリースされるや否や15万人の利用者を集め、25万件のリストが作成されたのだった。それからしばらくたち、名前をli.stに変更し、アプリケーションのリニューアルすることとなった。あわせてAndroid版もリリースされた。ウェブ版も間もなくリリースするとのこと。

このli.stについてご存知ないかたのために少々説明しておこう。li.stとはリストを共有する単純な目的のためのプラットフォームだ。リストにするのはなんでもOKで、お気に入りのレストランやバー、旅行のチップス、おすすめエンターテインメント、あるいは何かのまとめ(人生を変えたアルバム、など)や、暇つぶしに楽しめるものをリストにしてもいい(AppStoreでは「買い物リストじゃないリストを作ろう!」というようなコピーも見られる)。

リストは情報をまとめるのに役立つだけでなく、長い文章を読まずに知識を得られるという意味で人気のでそうな形式だといえると思う。完結にまとめるスタイルは、短時間で情報を消費するモバイル時代にふさわしい形式であるともいえる。

アプリケーションが登場してきた際、Lena Dunham、Mindy Kaling、あるいはSnoop Doggなどの著名人が利用していたことも注目を集めるのに役だった。またNYT、Washington Post、Slate、The New Yorker、TED、The Onion、PBS、Voxなども、デビュー当初より本アプリケーションを利用している。

利用者に有名人が多くいたこともあり、本アプリケーションの目的が著名人の情報を集めて、それを一般の人に提供することにあるのだろうと勘違いした人も多かった。あるいは有名人が名声を利用して小遣い稼ぎをしようとしているのだと勘ぐるひとさえいた。ただ、li.stというのは、著名人が片手間に作ったものとは一線を画すものであった。セレブ情報を集めてまとめ情報を提供するというものでもない。

使ってみた人たちはリスト形式にまとめることの有効性に改めて気づくこととなった。Twitterでは短すぎて表現できず、かといってMediumなどのブログで記事にするような内容でもないものを、こぞってリスト化し始めたのだった。

Screen Shot 2016-05-09 at 2.04.46 PMエッセイを書くのに躊躇いを感じても、リストであれば手を出しやすい。メリットをあげるリストでも、お役立ち情報を集めたものでも、リスト形式ならすぐに書くことができ、そして情報が世の中に広まりやすくなる。

リスト形式では文章も短くなりがちだが、それがかえってわかりやすい文章を生み出すことにも繋がった。

Flaherty曰く、このアプリケーションは、文章の構造を意識せずに言いたいことを表現できるのだとのこと。

リスト形式で書くことの容易さを理解して、多くの人が身の回りの情報をリスト化し始めることとなった。たとえばジャズの名盤リストや、おじいさん・おばあさんになる人に向けたTips集、さらには「やせ社会の中でデブでいる意味」などのリストが公開されている。

「アプリケーションを使って、さまざまな内容について書いてくれる人が増えてきました」とFlahertyは言う。「それぞれの人のもつ魅力を、より多くの人に伝えるために役立っているのではないでしょうか」とのこと。この観点から将来的には「パーソナライズ」の機能をいろいろと加えていきたいのだそうだ。

もちろん、当初より有名人やメディアが利用していたのも、利用者層の拡大に役だった。

セレブの方々のネームバリューも、発展に寄与することとなりましたと、Novakも言っている。

「しかし最終的には、アプリケーションの中身により、利用者を集めることができたのだと考えています」。

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FlahertyもNovakの発言を裏付けている。すなわちFlahertyは「The Office」」を知らず、妻にNovakがなぜ有名なのかを尋ねたりもしたそうなのだ。

しかしNovakの方も、Flahertyが自らを「良いアイデアを持つ人物」として、色眼鏡なしに判断してくれたことを喜んでいる様子だ。

「何も知らない素人としてテック業界に入って来ましたが、本当に面白い世界だと感じています」と、すでにli.stを世に出してしばらく立つにもかかわらずNovakは言っている。

「アイデア勝負の業界ですね」と、テック業界についてNovakは言う。「今のところは、ホラー映画で面白い役作りをする人と接するよりも、さまざまなアイデアを実現している業界のスターたちと触れ合うことの方を面白く感じているのです」。

ちなみに昨年アプリケーションをリリースする際、200万ドルのシード資金を獲得しているのだそうだ。

li.stのウェブ版も4週間ないし6週間のうちに登場する予定であるとのこと。スマートフォンの小さな画面をタップするのではなく、キーボードを使ってリストの作成ができるようになるわけだ。

このたびリリースされたAndroid版はこちらから利用できる。

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(翻訳:Maeda, H

スターバックスが専用キーボードアプリを公開。ユニコーンがコーヒーを飲む絵文字も送れる

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果たしてこのStarbucksの最新アプリは、次のKimojiになれるのか? たぶん〈ノー〉だ。しかし同社は今週、食べ物やドリンクを売るためではなく、エンターテイメントのみに焦点を絞った初めての消費者向けアプリを公開した。その通り。Starbucksの専用絵文字キーボードアプリを使えば、フラペチーノやコーヒーやティーはもちろん、紫のユニコーンがStarbucksの飲み物を楽しんでいる絵柄だって、友達にメッセージで送れるようになった。

アプリはApple App StoreやGoogle PlayでStarbucksの名前では公開されておらず、サードパーティーのSnaps Mediaとの協力の下で開発された。

現在Snaps Mediaは、独自の絵文字キーボードアプリを提供したい様々なブランドと仕事をしているが、自身でアプリを作る意志はない。顧客リストには、Nickelodeon、BET、VH1、MTV、TCM等のメディア企業や、スポーツチーム、テレビ番組、さらにはHotel Transylvania 2、Portlandia、Deadpool、Workaholics、Broad City等の映画タイトルが名を連ねる。他にもDove、Victoria’s Secret、Pepsi、Coca-Cola、Sour Patch Kids等、数多くのブランドを扱っている。

こうしたアプリのインストールベースはニッチだが、Starbucksの名前が持つリーチは大きい ― そのブランド人気は、何十ものアプリデベロッパーが、自身の作品をアプリストアで宣伝するために名前を使うほどだ。

アプリストアで、”Starbucks” を検索すると、近くの店舗やクーポン検索等々、何十もの「シークレットメニュー」が見つかる。だったら絵文字キーボードも。あっていい。

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これはStarbucksにとって初めてのモバイル用絵文字キーボードであることを広報担当者が認めた。Starbucksはこの新アプリを月曜日(米国時間4/25)に発表し、年間を通じて新しいコンテンツが追加されることを約束した。

キーボードの出来映え? 早期レビュワーたちはあまり感心していないようで、例えばアイコンの品質が高くないと不満を漏らしている。絵文字をメッセージにコピー&ペーストしなくてはならないことに憤る人たちもいる。残念ながらこれは絵文字キーボードではよくあることのようで、App Storeで人気トップのKimojiもそうだ。

他のサードパーティーキーボードアプリと同じく、Starbucksキーボードアプリは、SMS/iMessage、メール、およびWhatsApp、Messenger等のメッセージングアプリ内で使用できる。

この発表に先立ち、Starbucksのメインアプリは全面改訂された。同社のITリソースはそちらに集中していた。新バージョンのアプリでは、報酬プログラムの改訂、モバイル注文の改善、各種エンターテイメント特典の統合等が行われた。

Starbucksキーボードアプリは、 iTunes App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleが今年からAndroidアプリの年間ベスト賞Google Play Awardsを開始、I/Oカンファレンスで授賞式

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Appleには前から、各年のベストアプリ賞があるが、Googleも今年から、“Google Play Awards”(Google Play賞)というものを開始する。そのやり方は、Appleとやや違う。

Appleの賞は各年の終わりに、その年の人気や評価のもっとも高かったデベロッパーたちを顕彰するために授賞されるが、Googleの受賞者は5月に行われるデベロッパーカンファレンスI/Oで発表される。

Googleの発表によると、まず10のカテゴリーからそれぞれ5つがノミネートされ、それらはGoogle Play上に特別にフィーチャーされる(下図)。

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アプリはGoogleで“エキスパートたちのパネル”が選び、アプリのクォリティやイノベーションなど、いくつかの要素で評価される。選定対象となるアプリは、過去12か月以内にローンチないしアップデートされた作品のみだ。

ノミネートされた作品の最初のグループは、すでに発表されている(下図)。

Appleの賞が、モバイル、タブレット、ウォッチなどプラットホームごとのベスト作品および革新性の高かったアプリに与えられるのに対し、Googleの賞はさまざまなカテゴリーに分類される。

たとえば、GoogleのPlayサービスをもっとも上手に利用したデベロッパーには、“Best Use of Google Play Game Services”賞、Googleの新しいデザイン言語を上手に実装したアプリには“Material Design”賞、といったぐあいだ。

また、Googleの賞には革新的な技術やスタートアップをプロモートするねらいもある。多くの企業が今でもまだ、アプリをまずiOSで立ち上げているが、それに対し“Standout Startup”賞、“Early Adopter”賞、“Most Innovative”賞などは、Google Playには現代的で技術的に高度なアプリがあるんだぞ、という訴求だ。

ほかにも、“Standout Indie”賞、“Best Families App”賞、“Go Global”賞などがあり、中でもGlobal賞は、多くの国や地域向けにローカライズされているアプリに与えられる。

しかしもちろん、デベロッパーにとって最高の栄誉は、”Best App”賞と”Best Game”賞だ。

下図は、今年ノミネートされている作品のリストだ。

Googleのリストに載っているアプリの中には、RobinhoodやHopperなど、Appleの”Best of 2015″にも載ってる作品がある。とくにRobinhoodは、金融企業としては初めて、Apple Design Award賞を昨年獲得し、iPhoneの“ベスト”でも次位(準優勝)になった。

Googleの発表では、Google Playのストアは昨年、190か国10億人あまりのAndroidユーザーがアクセスした。

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入賞者の発表は、5月19日太平洋時間午後7時に、Google I/Oで行われ、ライブでストリーミングされる

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))