紛失モードのiOS 10デバイスは簡単なコピー&ペーストの犯行手口でアンロックできる

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なくしたり盗まれたiOSデバイスは、悪い人がこの、力づくでActivation Lockを無視する方法を知ったら、やばいことになる。特殊な器具や技術は要らない。そこらの悪ガキでも、できる。でも対策は簡単だ。しかしそれまでは、iPhoneなどをどこかに置き忘れないように、注意しよう。

ドイツのセキュリティ企業Vulnerability LabのファウンダーBenjamen Kunz-Mejriが、最新の手口を詳しく説明している。Slash SecureのHemanth Josephが見つけた初期のやつはiOS 10.1を犯し、10月にAppleに報告された。同社は10.1.1に講じた工夫で問題を直そうとしたが、また攻撃があったということは、直ってなかったということだ。

iOSデバイスのオーナーがFind my iPhone/iPadでLost Mode(紛失モード)を起動すると、デバイスはリモートでActivation Modeに置かれ、それをアンロックし正常復帰するためにはユーザーのApple IDが必要だ。しかしログインはインターネット接続を要するので、そのためにWi-Fiを使うこともある。すると犯人はそのWi-Fiネットワークのセレクト画面へ行って、“other network”(そのほかのネットワーク)をセレクトする。

やばいことが始まるのは、ここからだ。セレクトするときのネットワーク名やパスワード欄には文字数の制限がない!

Appleも馬鹿ではないから、その欄から任意のコードを実行できることはない。だからここでは、深刻なバッファオーバフロー攻撃はありえない。しかし二つの欄に大量の文字(最大10000まで)詰め込むと、デバイスは動作が遅くなり、最後にはフリーズする。そのデバイスにカバーをかけて、数秒眠らせる。そして開く。おやおや!ホーム画面だ!

そのやり方は10.1の場合だが、10.1.1では画面の回転やNight Shiftモードが必要だ。ホーム画面は一瞬出るだけだが、Kunz-MejriがSecurityWeekに語っているところによると、タイミング良くボタンを推せばずっと表示されるようになる。

この問題は、文字数制限という簡単な方法で直るが、Appleはそれを見落としたのか、それともアップデートのときに実装する時間がなかったのだろう。

本誌TechCrunchは今Appleに、詳細を問い合わせている。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。

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Just Eat、ロンドンで自走ロボットを使ったテイクアウト配達を正式運用

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ロボットが料理を届けてくれる。ロンドン市グリニッジの住民は、近くのテイクアウト用レストランから料理を注文すると「最後の1マイル」を無人の6輪保温ロボットが運んでくれるサービスを受けられるようになった。Engadgetによると、ロボットは今年実施していたテスト期間を経て「正式運用」に入った。

聞かれる前に言っておくと、ロボットは「不正開封防止」機構を備えているので、おいしそうなカレーの匂いをかぎつけた通行人がこじあけてタダ食いする心配はない。また、セルフィーを撮るために来て欲しいと思った人は残念 ― ロボットはランダムに割り当てられるため、たとえ運よくグリニッジの対象地域に住んでいる人も、Just Eatに配達方法をリクエストすることはできない。

このデリバリーサービスにロボットを提供しているStarship Technologiesは、Skype出身のAhti HeinlaとJanus Friisのふたりが設立したスタートアップだ。先日連絡を取ったところ、テストの目的は、歩道を走るロボットを見て人間がどう反応するかを見るためでもあったと話した。どうやら少なくともグリニッジでは、良い結果がでたようだ ― この地域で陸上ドローンの数を増やすと共に、来年にはロンドンの他の場所にも広げていく計画だ。

Starshipのロボットは大西洋の向こうを走っているだけではない。既にワシントンDCでの試行が承認されており、サンフランシスコでも今年暫定許可を受けた

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来年は7インチのタッチスクリーンのついたAlexaスピーカー(Echoの仲間)をAmazonが発売するとか

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Bloombergの記事によると、EchoとEcho Dotの成功に気を良くしたAmazonは、次のAlexaデバイスとして7インチのタッチスクリーンのついた高級品っぽいスピーカーを発売する。その画面はキッチンなどで使いやすいように、見る角度を変えられるそうだ。

そのスピーカーにはEchoたちと同様、音声アシスタントAlexaが収まっているが、画面もあるということは、天気予報や次のアポイント、ニュース、それに料理のレシピーなどの情報にもアクセスできることを意味している。キッチンのカウンターの上などに置いて、ほかの仕事をしながら使え、という意図だろう。

画面付きEchoを出す、ということは、Alexaの純粋音声主義に別れを告げる、ということだろう。サードパーティ製のAlexaデバイスNucleusはタッチスクリーンのあるインターコムだが、それもAlexaのAPIを使っており、同社独自のソフトウェアではない。

Bloombergの記事によると、ディスプレイを駆動するビジュアルOSはFire Sに手を加えたバージョンで、Fire OS自身はAndroidのフォークとしてFireタブレットを動かしている。ユーザーはアイテムをデバイスのスクリーン上にピンどめできるが、それはマグネットボードや冷蔵庫のドアの上のメモのようだ、とBloombergに情報を提供した筋が言っている。お値段は、今あるEchoスピーカーよりも高い。

Echoの上のディスプレイは、ユーザー体験としてはおもしろそうだ。Echoの成功について多くの人が、ぼくもその一人だが、オプションが音声だけでそれしかないこと、ひたすらそれだけであること(究極の単純性)が成功要因、と言っている。SiriやGoogle Nowも、それをしょっちゅう使う人はいない。だから機能とインタフェイスは、できるかぎり単純な方がよい。でもタッチスクリーンの操作も、まごついたり間違えたりせずにやりたいことのできる、単純なインタフェイスのひとつだ。

しかし今度の‘タブレットつきの高級Echo’が、思ったほどユーザーに好評でなくても、Alexaの失速にはつながらないだろう。そもそも現段階では本当に出るのかどうかも定かでないが、AmazonがAlexaの世界をより豊かにしようと努力するのも、当然の動きだろう。

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Androidスマートフォンでお手軽に360度ビデオ/写真を撮影〜ストリーミングできるInsta360 Air

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360度カメラははまだ物珍しさが先に立つが、お値段も、まともな製品なら300ドル前後とお高い。しかし今日(米国時間11/28)Indiegogoに登場したInsta360 Airは、従来製品よりもコストパフォーマンスが良いのではないか。スマートフォンに簡単に接続でき、ライブストリーミングもできて、予約価格が99ドル、一般市販価格が119ドルだ。

Indiegogoのキャンペーンの中には積極的に推せないものも少なからずあるが、Insta360というブランドとその親会社Shenzhen Arashi Visionはハードウェアに関して実績がある。たとえばスマートフォン用の良質なVRカメラも作っている。今あるiPhone用のInsta360 Nanoとほぼ同じ光学系を使用し、ぼくの個人的な体験から言えば、なかなか画質の良い写真やビデオを撮ってくれる。撮像部は二つの魚眼レンズを使用、そしてその二つの画像を内蔵のソフトウェアにより“縫い合わせて”いる。

Insta360によると、AirはNanoと基本的に同じ光学的品質を持ちつつ、お値段はNanoよりも約100ドル安い。Nanoはバッテリーがあるので、デバイスから電源をもらわなくても使えるが、Airは違う。でもスマホと一緒に使う人がほとんどだろうから、それはあまり問題にならないだろう。しかもスマホだけでなくノートブックなどのコンピューターの上でも使えるし、その場合は長時間のライブ360度ストリーミングができる。

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解像度は、スマートフォンの基本仕様にもよるが、基本的には写真が3K、ビデオが2Kだ。ビデオはソフトウェアが安定化を行うので、手持ちで撮影しストリーミングしても、視聴者が吐き気を催すことはない。接続はmicroUSBまたはType Cだから、ほとんどのデバイスで使えるだろう。

Insta360 Airで捉えたコンテンツは、ソーシャルメディアで共有したり、VRヘッドセットへエキスポートできる。360度コンテンツをちょっとやってみたいが、あまり巨額を投資したくない、という人はこの製品がぴったりだ。製品は、クラウドファンディングの支援者には2017年の3月に発送される、と同社は言っている。

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SpheroのBB-8ウェアラブルがIFTTTに対応。「フォース」でスマートホームを制御可能に

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SpheroのBB-8は、昨年の大作『フォースの覚醒』に便乗した商戦の中で最も記憶に残る商品だった。それは完璧なシナジーを形成していた ― ハードウェアスタートアップの優れたリモート制御テクノロジーを活かして、映画で最大の市場価値を持つキャストに命を吹き込んだ。

今年同社はさらに一歩進めて、商品ラインにForce Bandを追加した。愛らしいロボットをジェスチャーで制御できるウェアラブルで、映画の中のフォース・プッシュ/プルを真似ている。楽しい新製品だが、使うには少々コツがいる ― 単体で80ドルという価格も少し高い(本体とのセットは200ドル)。

時期もふさわしくブラックフライデーの週に、SpheroはIFTTT (If This Then That) に対応してForce Bandの能力を新たなレベルに引き上げた。これでウェアラブルユーザーは、あらゆるものをリストバンドで制御できるようになった。ユーザーはコマンドを作成してスマートホームの機能をプッシュ、プル、あるいはストップで操作できる。見よ、ジェダイコーヒーメーカーを。

Spheroの公式ページには作成済み機能がいくつか用意されている ― Philip Hue等のスマート照明の制御は当然ある。そして、ツイートやSlackの投稿をフォース・プルしたり、音楽をフォース・ストップしたくない人などいるだろうか? おそらく胸を張って役に立つ、と言うより楽しいと言うべきだろうが、まだフォースがかなり強いことを感じさせてくれる。

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古いおんぼろ車でも簡単に多機能なインターネット接続カーになるDashbot、安価なオープンハードウェアとして登場

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今とてもクールな車を持ってるのに、誰がスマートカーなんか必要とするの? Dashbotは49ドルの車載用アクセサリで、運転中にスマートフォンやAlexaでインターネットと対話できる。手が空くから、髪をポマードで塗り固めた悪党をやっつけたり、頭上でヘリコプターが爆発する前に罪なき人びとを救える*。この製品はBluetoothスピーカー+αで、αの部分にたくさんの機能がつまっている。Alexa専用デバイスと入れ替えれば、あなたのスマートフォンに手を触れずに容易に対話ができるようになる。〔*: 30年前の電脳カー、ナイトライダーのエピソード。〕

システムは車のライター(煙草用)とステレオのAuxジャックかBluetoothで接続する。スマートフォンを車に近づけるたびにインターネットに接続し、また、完全なコンピューターなのでワイヤレスのOBD-IIセンサーにアクセスして車のセンサーデータをリアルタイムで読む。

DashbotはコンピューターボードとしてC.H.I.P. Proを使っている。それは、Raspberry Pi的な、超小型シングルボードコンピューターだ。その上でLinuxが動き、すべてが完全にオープンソースなので自由なハッキングを楽しめる。

開発チームは曰く:

DashbotはC.H.I.P. Proを使っているから、ユーザーが新しい機能を教えることができる。使っているOSのGadget OSは、Linuxベースの高速ブート型オペレーティングシステムで、わが社の主軸製品だ。Next Thing Co.のそのほかの製品もすべてそうだが、Dashbotもオープンハードウェアであり、そのソフトウェアはオープンソースだ。そしてもちろん、DashbotはAPIを公開している。

 

実はDashbotのチームはC.H.I.P. Proをリリースしたチームと同じチームで、ハードウェアスタートアップのためのアクセラレータHAXの卒業生だ。Kickstarterの締め切りまでまだ20日あるが、すでに目標額を大きく超えている。古い車でもワンタッチでスマート(電脳)になるから、きっと楽しい製品だろう、とぼくは思う。

 

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Xbox Oneのゲームが12月12日からOculus Riftへストリーミングされ、VR擬似体験を提供

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Oculus Riftを持ってる人は12月12日から、Xobx OneのゲームをVRヘッドセットへストリーミングできるようになり、没入的なプレイを楽しめる。そもそも今やOculusとMicrosoftは深い仲で、Oculus Riftを買えばXbox Oneのコントローラがついてくるぐらいだから、こうなるのも不思議ではない。つまりRiftがあって、それをWindows 10のPCで駆動しているゲーマーは、Xbox Oneがあればただちに、そのゲームを仮想現実でプレイできるのだ。

PCで駆動するVRヘッドセットを持ってなくても、Windowsのデスクトップソフトウェアや、Netflixのようなビデオ、あるいはそのほかの2Dの平板なメディアを、仮想現実的に体験できる。Xbox Oneのストリーミングは、大画面でゲームを楽しむような擬似体験を与え、その仮想環境には“Citadel”、“Retreat”、 “Dome”の三種類がある。すべてがうまくいけば、Xbox Oneのゲームを巨大で高品質な画面でプレイでき、しかも、ディスプレイからの距離感をユーザーがお好みに設定できる。

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PlayStation VRには仮想現実アクセサリがあるので、同じことをPS4のゲームで体験できる。OculusではヘッドセットとXbox Oneゲーム機のほかに、強力なゲーム用PCが要る。でもたぶん、RiftのオーナーでXbox Oneのゲーマーでもある人は、かなり多いと思われる。

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この9000ドルのVR歩行装置は、プレイヤーをゲームの中に引きずり込む


最近TechCrunchが北京を訪れたとき、私はKatVRのバーチャルリアリティー歩行シミュレーション装置、Kat Walkを試す機会があった。装置はプレーヤーの腰を包み込み、バーチャル空間で何が起きようとも直立を維持し、特殊なシューズとスリムなプラスチックパッドに組み込まれたセンサーが歩き回る動きをバーチャルアクションに変換する。

このVR装置はホームユース向けではない。価格が9000ドルする上に恐ろしく場所をとる。しかし既にKatVRは、バーチャルリアリティーに多大な投資をしている中国のアーケード向けに販売している。いずれは、消費者向けバージョンのアイデアも出てくるだろう。

デモ用の銃を使った体験は、驚くほど没頭的だった。Viveのヘッドセットとコントローラーが、その環境にいる感覚を非常に正確に伝えてくれる。そこはある種の兵士のために用意されたインタラクティブな屋外トレーニング施設だった。最初にパッドに乗った時は少し不安を感じたが、倒れたり滑ったりする心配がないとわかってからは、ごく自然に歩くことができた。ゲーム内で移動や方向を追跡する能力が実にすばらしい。

Kat Walkをはじめとするこの種のシステムはVRの未来だ ― 少なくとも、時代遅れの内体を通じて実際に体験することなく身体的感覚を模倣する神経移植が一般的になるまでは。

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FacebookのインターネットドローンAquilaで運輸安全委員会が‘構造的欠陥’を調査中

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FacebookのInternet.orgとFree Basicsのメリットについては異論も多いけど、でもそれを届けるために作っている、太陽光を動力とする巨大なレーザー照射ドローンは相当クールだ。でもそのAquilaの最初のテスト飛行で露見した“構造的欠陥”は、Facebookが考えていたよりも深刻なようだ。Bloombergの記事によると、運輸安全委員会(NTSB)が調査を行っている

今本誌TechCrunchはNTSBに、事故報告書などを見せてくれ、とリクエストしている。そういうものがあるとしても、開示には時間がかかるだろう。何か得られたら、この記事をアップデートしよう。

この6月28日に行われたテスト飛行について、Facebookは7月に総括を書いている。何をテストしたのか、何が分かったのか、などなどだ。「現実世界の状況」(Real-world conditions)という項目では、いくつかの想定外を認めている

現在もこの大規模なテスト飛行の結果を分析している。それには、着陸直前に経験した構造的欠陥も含まれる。これと、そのほかの構造試験の詳細を、将来的にはシェアしたい。

NTSBの調査が入ったせいか、そのシェアはまだしていない。しかしFacebookは今日、テスト飛行のポジティブな結果を強調する声明を発表した:

テスト飛行の成功と、いくつかのパフォーマンスモデルおよびコンポーネントの実証ができたことに、満足している。それらには、航空力学、電池、コントロールシステム、クルーの教育訓練などが含まれ、いずれにおいても、重大な想定外は起きなかった。

実験的な設計の巨大な航空機の、初めての実機テストで、何も問題が起きないと期待するのは無理だ。プロジェクトに近い筋によると、最初から、ある程度の損傷は予想されていた。なぜならAquilaの設計は、何度も離陸着陸することを想定していないからだ。着陸装置はなくて、スキー板のような橇(そり)がついている。また、当日は予想外に風が強かった。その筋によると、同機は90分飛行して、着陸の数秒前に事故は起きた。

NTSBには、このような航空事故を調査する権利があり、今回そうすると決めたのは、そのテストと航空機が広く注目を浴びているからだろう。しかしNTSBは、ネジが一つ外れていたぐらいでは問題にしない。Bloombergによれば、彼らの分類では今回は明らかに“事故”であり、したがって損傷は偶発的でなく“本質的な”ものである。

しかし、これらの用語はNTSBや航空機の試験者にとって、独特の意味を持っている。もしもAquilaが頭から地面に墜落したり、火災を起したり、そのほかの派手な損傷を受けたのなら、それはもっと早くから分かったはずだ。そんなときは、こんな婉曲な用語にはならないだろう。詳しくは事故報告書を待つばかりだが、プロジェクトの規模と、FacebookがAquilaの開発にかける自負と誇りを見るかぎり、その(誇り等の)翼にすこし傷がついたことは、確かなようだ。

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Snapchat、Spectclesメガネの自販機をグランドキャニオンに設置

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Snapchat Spectacles自販機の設置場所を最後に見つけてから24時間もたないうちに、新たなスポットが出現した。アリゾナのグランドキャニオン近くで、ミードビューという小さな町が最も近い。この新しいスポットはラスベガスからほど近く、冒険好きな人にとっては美しいドライブになるだろう。

グランドキャニオンにマシンが現れたのは、土曜日にローズボウルスタジアムに登場した直後のことで、どちらかと言うとビッグサーやサンタモニカピア等これまでの場所と共通点がある。どうやらSnapchatは、設置場所を巡るアメリカ大旅行を計画しているようだ。そして今回の設置場所は、昨日の大学フットボールゲームの後にささやかれていた「これからはイベントをターゲットにすることが増えるだろう」という理論に水を差す結果となった。

場所の選択傾向に韻や理由をあてめて次の位置を予測しようとするのは、現時点では無駄な努力に見えるが、ある興味深いファン理論が浮上している。Jobs in Social Media はかなりの自信をもって、”rose” が場所の名前やスポットに関連して出てくることを統一因子だと言っている。ただし、仮にこの理論が正しかったとしても、次の場所を予想する信頼できる方法とはいえない。

それでもこれはSnapbotとしては一番短い設置間隔だったので、これから場所が増えていって簡単に買えるようになるかもしれない。しかしあてにはならない。Snapchatは、このユニークなハードウェア製品の発売にあたって、パターンや予測の可能性についてあまり考えているようには思えない。

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Smart Garden 9は、室内でハーブや野菜を作れる自給式キッチンガーデン

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本誌がClick & Growを最後に取材した時、この会社は室内ガーデニング用の大きな壁掛けガーデンを販売していた。 同社の新製品Smart Garden 9は、果物や野菜、ハーブ等を育てるための自給式栽培キットで、現在Kickstarterで129ドルから支援者を募集している。

しくみは実に簡単。タンクに水を入れ、土と肥料と種を入れた鉢を置いてスイッチを入れる。LEDが自動的に点灯するので、あとは植物が伸びてきたらライトを上にずらすだけ。入門レベルは全部がレタスだが、種のない鉢もあるので好きな植物を育てられる。

このキットで同時に7種類の植物を育てることが可能で、必要に応じて自動的に水が与えられる。

Click&Growのファウンダー、Mattial Leppはオーケストラ指揮者からITの世界に入った。エストニアで最初に作ったIT会社がTeliaに買収された後、長年の趣味だった植物栽培へと転身した。

「現在30万人以上のアクティブユーザーがいます」とLeppは言う。「いちばん数が多いのは当社の第2世代製品になるSmart Herb Gardenのユーザーですが、一般向けの大型ウォールファーム(壁掛け栽培)にもかなり引き合いがあります」。

「Smart Garden 9は、当社のユーザー調査から生まれました」とLeppは話す。「80%以上が、以前の製品より大きなガーデンが欲しいという意見でした。大型の9穴タイプは、前回のKickstarterプロジェクトで支援してくれた人たちの要望でした。そこでお客さんの欲しいものを作るべく、いくつか重要な改良を加えて新しいガーデン製品にしました。LEDライトには高級なものを使い、植物が光合成を行うのに最適なスペクトルを出すようにした上で、レンズの焦点を調整してLEDの光害を大幅に減らしました。」

同社はJaan TallinnとRuchi Sanghviらの投資家から410万ドルを調達している。さらに政府からもスマート栽培製品を作るための資金提供を受けた。Smart Garden 9は来年7月に出荷予定だが、初期バージョンを見たところ、Appleがちっちゃなトウガラシを大好きならこう作るだろう、という外観だった。私は承認。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

日本のDendamaが「けん玉」をIoT化、ネット上で対戦プレーができる、技(わざ)もアプリが教えてくれる

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日本の伝統的なゲームKendama(けん玉、拳玉)では、まさにKen(眼界、視界)が重要な要素だ。それはカップとボールを空中で操(あやつ)る玩具で、17世紀頃から今日(こんにち)までずっと変わっていない。でも、変わらないのも今日(きょう)までだ。物のインターネット(Internet of Things, IoT)を指向している企業のDendamaが、Kendamaの21世紀版を作った。

この玩具は最近の15年間で、日本でも世界でも人気が上昇してきた。さまざまな国内/国際競技大会も行われている。たとえば2016年のワールドカップのビデオがこれだ。すごいね!

TechCrunch Tokyoに出場したDendamaのCEO Yoshihiro Ohtaniはこう言う: “この古いゲームのすべての接触面にセンサーを付けたんだ”。「皿」と「けん先」にセンサーがあるだけでなく、加速度計を内蔵して、プレーヤーがやろうとしている技(わざ)とその成功を判断する。

そしてDendamaはワイヤレスでスマートフォンに接続し、アプリがユーザーに新しい技を教える。アプリには、この年代物のゲームをマルチプレーヤーでやる機能もある。技には難度があり、その得点で勝敗が決まる。

I hope that clears things up.

同社のWebサイトにあるこの絵から、何をどうするのかが分かるだろう。

同社は、日本のクラウドファンディングサイトMakuakeで、約11300ドルの資金を集めた。Ohtaniによると、2017年の3月にはKickstarterでクラウドファンディングをやり、生産のための資金を獲得するとともに、製品に対する国際的な関心や嗜好を試したい、という。

数百年の歴史を持つゲームがデジタル化されるとどうなるか、下のビデオでご覧いただこう。

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セキュリティカメラがWi-Fiネットワークに接続してから98秒後にマルウェアに感染した

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これは、物のインターネット(Internet of Things, IoT)と呼ばれているものの、お粗末な現状を示す好例だ: Robert Stephensが、Wi-Fiで接続されるセキュリティカメラを彼のネットワークにつないだら、それは、それから98秒後に侵された

経験豊富な技術者であるStephensは、当然、最初からセキュリティ対策を講じていた。ネットワークのそのほかのメンバーとカメラは壁で隔てられ、レート制限によりDDoS攻撃にやられないようにしていた。

彼はそのトラフィックを注意深くモニタし、ほかの人たちもよくするように、デバイスを乗っ取ろうとするやつがいないか、見守った。しかし、セキュリティの専門家ですら予想しなかったと思うが、2分弱でそれは起きた。

[据え付けを終わったカメラは自分のバイナリを動かし、そして今では明白に侵入されている。]
[実は、最初の侵入は据え付けから98秒後に起きている。]

そのカメラはWi-Fiに接続されてから98秒後に、デフォルトのログインとパスワードを知っていたMiraiのようなワームにやられた。そのワーム(の先発エージェント)は、自分の新しい家のスペックを調べ、本隊をデバイス上にダウンロードし、そして、Stephensが事前にロックしていなかったら、ありとあらゆる悪行を働いただろう。

そのカメラは、12ドルのスマートウォッチを売ってる会社の、安物のノーブランド品だ。そういうものは、ファームウェアのアップデート、あるいは単純にパスワードの変更だけで問題が解決するが、やり方を知らない人もいるし、技術の分かる人でも2分でやるのは無理だ。

良質な製品なら、最初から完全に保護され、別のデバイスに接続されて、手作業で正しくセットアップされるまで、すべての入力トラフィックをブロックするはずだ。でもここはジャングル、どんな野獣がいても不思議ではない。

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Appleがついにやっと、iPhone 6 Plusの‘タッチ病’を安い料金で治します

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多くのiPhone 6 Plusが、“Touch Disease”(タッチ病)と呼ばれる苦難を経験しているが、Appleはその問題を、一般的で広範囲であるとは認めなかった…今の今まで。今日(米国時間11/17)Appleは、謝罪らしき言葉とともに、画面のチラつきやタッチスクリーンに問題のあるiPhone 6 Plusは低料金で修理する、と発表した。

Appleの細心の注意書きによるとこの問題は主に、“硬い面に数回落として、その後さらにストレスを与えた”場合に現れる、としているが、しかしiFixitは、あの忌まわしい曲がり癖のせいだ、と示唆している。いずれにしても、何らかの力が加えられたからであり、そのために重要な部位であるタッチスクリーンの信頼性が、損なわれたのだ。しかもその原因の一部がユーザーの行為にあることは、否定できない。

タッチ病は、今回の修理で、149ドルで治してもらえる。ただし前に修理して、最大で300ドルも払った人には、Appleが差額を返済する。

この特別修理企画はiPhone 6 Plusだけが対象で、問題は6にも起きたという過去の説は、Appleを信ずるならそれは6 Plusだったはず、ということだろう。

今回は、Appleが腰を上げるまでが長すぎた。6 Plusが出てから2年以上経っているが、Appleはタッチ病の問題に対応しなかった。でもそれは、わりとよくある問題になっていた。Appleは再発防止のために、iPhoneの次世代機では筐体の強化を行ったが、そのことも公には認めていない。

それは、ついに訴訟まで起こされるほどに長かった、と言える。訴状は、Appleは問題があることを知っていながら被害者のユーザーに適切なサポートを提供しなかった、と言っている。今回の修理企画が訴訟にどんな影響を与えるのか、訴訟を仕切っている法律事務所に問い合わせているので、何か分かればこの記事をアップデートしよう。

しかし、やらないより遅い方がましであり、前の修理代の差額を払うのは、Appleにしては気前が良い。あなたのiPhone 6 Plusが問題を抱えているなら、ぜひ近くのAppleストアや公認代理店を訪ねてみよう。

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いろんなDIYプロジェクトを容易にIoT化するR.Pi IoTの接続性シールドファミリー

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世界をグリーンな世界にしていくためには、いろんなものが必要だけど、いちばん重要なのはネットワークとそれへの接続だ。だから、R.Pi IoTのファミリー(製品群)はいかしてる。あの便利なTinyLabを作ったチームが、今度は、ハードウェア・マニアやメイカーたちが、自分のプロジェクトにワイヤレスの接続性を持たせるためのいろんなシールド(GPRS, GPS, XBee, LTEなど…上図)を、揃えたのだ。

Raspberry Piの世界ではアドオンカードのことをシールド(shield(s))と呼ぶけど、R.Pi IoTのIoT用シールドは、19ドルから、LTE/4Gの99ドルまでのお値段だ。これらすべてを扱える統一的なIDE(開発環境)と、共通のユーザーインタフェイスを提供しているから、どれかをRaspberry Piに接続したらすぐに、プログラミングを開始できる。たとえば19ドルのGPRSシールドは、Kindle的なシンプルな接続性を、あなたのプロジェクトに加える。

同社のファウンダーは、Todd LydigとTaha ArvasとCTOのSait Borlakだ。トルコでTinyLabを作ったあと、ニューヨークへ移って、このプロジェクトを始めた。

Arvasはこう説明する: “われわれが設計したRaspberry Pi用IoTシールド・ファミリーは、ほかのLTEシールドに比べて相当安いし、もっと重要なのは、すごく使いやすいことだ。コンピューターとのインタフェイスやサンプルアプリケーション、全プロジェクトのオープンソースコードを最初から提供しているから、まったくの無経験者でもIoTの世界へ入れる。だからとにかく、うちのシールドは超使いやすいと言える。箱から出したらすぐに接続性を実現できるように、ベストを尽くしたんだ”。

もちろん、若干の配線とかプログラミングとか要るけど、これでドローンの部品を作ったり、ロケットや、自転車の盗難防止装置なんか、簡単に作れそうだ。ぼくなら、宇宙からインターネットへ通信できるコーヒーメーカーを、作ってみたいね。そんな夢のようなことも、十分に可能だ。

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Appleが桃尻絵文字を復活!

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誰も桃尻絵文字に手を出すことはできない。Appleでさえも。数週間前AppeはiOS 10.2ベータ版を公開し、数十種類の絵文字が追加あるいはデザイン変更された。世界は絵文字を必要としている。その通り。しかしAppleは、うっかり桃の絵文字もデザイン変更してしまい、その結果少々リアルになりすぎてしまった ― もはやお尻のようには見えない。だが落ちつけ!騒ぐ必要はない。Appleは新しいベータ版でお尻に見える桃の絵文字を復活させた。

上の画像にあるように、新しい桃の絵文字は〈いっそう〉お尻っぽくなった。Appleは古いデザインに戻しただけではなかった。絵文字デザイナーを呼び出し、桃の絵文字を作り直すよう依頼したのだ。

絵文字は思いがけず、独自のルールと共に万国共通のビジュアル言語となった。今や誰もがいつでも絵文字を使って、メッセージに感情や個性を付け加えている。そして時には、1つの桃が単なる桃以上の意味をもつこともある。TechCrunchのDevin Coldeweyが桃絵文字に捧げた賛歌に、桃尻を残すことの重要性が切実に書かれている。

AppleはiOS 10.2ベータ3を昨日(米国時間11/15)公開したが、まだデベロッパーと公開ベータテスト参加者しか利用できない。iOS 10.2の正式バージョンが数週間後に出てくれば、様々な絵文字を見られるだろう。

私のお気に入りは、新たに追加された様々な職業だ。教師、宇宙飛行士、溶接工、プログラマー、オフィスワーカー、農業従事者、科学者、シェフ、学生、機械工、医療従事者等々が、男女それぞれ用意されている。

ちなみに、Unicodeコンソーシアムも、新しいジェスチャー絵文字を次々と追加している。指を交差させて幸運を祈る絵文字や手のひらで顔を覆う絵文字もある。なお、宇宙飛行士の絵文字を送り合うためには、相手もiPhoneをアップデートする必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

任天堂のNES Classic EditionはAmazonで発売後、ほぼ一瞬で売り切れ(他店も同様)

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NES Classic Editionは、そのレトロなデザインと堅実なゲームの選び方により、発売前から、簡単には入手できない、と思われていた。でも、実際はそれどころではなく、その需要は“くすぐりエルモ”(Tickle Me Elmo)クラスだ〔1996年のバカ売れ〕。Amazonのネット店頭に登場したのは今日(米国時間11/11)の午後2時(太平洋時間)だったが、1分も経たないうちに売り切れたようだ。

[売り切れ告知]
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何十万、とは言わないが、たぶん何千人ものゲーマーが、この製品のページを朝早くから表示して、F5キーをたたきまくり、いろんなものをセレクトして、願いを叶えようとしていただろう。やがてそのページは、トラフィックが多すぎてAmazonが閉鎖した、あるいは勝手にダウンしたと思われるが、Amazonのような巨大なリソースを持つところで、こんなことが起きるのは、本当にすごい。

Amazonで売れた台数は公表されていないが、相当なものだろう。ぼくが確認できたのは、少なくとも一台は売れた、ということだ:

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本誌TechCrunchでも、ぼくみたいに運良く買えた人は、とても少ないと思うよ。

ほかの店もすべて、売り切れだったようだ。近くのGameStopは、17台入ったけど30分弱で売り切れた、と言っている。TargetsやBest Buysでは、店の外にできた長い行列が、あちこちで報道された。

しかし、騒ぎはまだ終わらない。Nintendoは今朝の一連のツイートで、生産は順調だから長く待たせることは絶対にない、と言って、コーフンした群衆をなだめようとしている。ブラックマーケットで1000ドルで買うのは、まだ早いね。

Nintendoさん、ありがとう。でも、Switchでは、こうならないだろうね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoProのドローン「Karma」、発売後わずか16日でリコール

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つい先ほどGoProはプレスリリースを発行し、同社のドローン製品、Karmaをリコールすると発表した。全米が選挙結果に注目する中で起きた出来事だった。プレスリリースは下に貼ってある。ユーザーはここで返却手順を見ることができる。

Karmaドローンは発売からわずか16日しかたっておらず、GoProによるとこれまでに2500台が販売されていた。全部がリコール対象だ。

GoProはリコールの原因を電源の不具合だとしているが、問題に遭遇した人の数は明らかにしていない。本誌はKarmaの異常な挙動を経験したユーザーからの報告をいくつか受けているが、正確な原因が電源の異常であるかどうかは不明だ。

たまたま私はこの製品を数週間使い、今朝本誌にレビュー記事を書いたところだった。有能だがありきたりで時代遅れのドローンというのが私の評価だ。Karma自身は優れたドローンと言えるのだが、ライバルにあるような最新機能は備えていない。

これはGoProにとって最悪のタイミングだった。先週同社は売上予測の未達を発表したところで、四半期売上は23%減だった。このため株価は時間外取引で急落した。同様に今回リコールを発表したことで、株価は時間外に8%近く落ち込んだ。

プレスリリース(原文):

GoPro Announces Karma Recall and Refund Program

~2500 Units To Be Recalled

Consumers Who Have Purchased Karma

Can Return It for Immediate Refund

SAN MATEO, CA – NOVEMBER 8, 2016 — GoPro Inc. today announced the recall of the approximately 2500 Karma drones purchased by consumers since October 23. The recall was announced after GoPro discovered that in a very small number of cases, Karma units lost power during operation. No related injuries or property damage have been reported.

Owners of Karma can return their units to GoPro, or their place of purchase, for a full refund. Replacement units are not being offered. GoPro plans to resume shipment of Karma as soon as the issue is resolved.


GoPro Karma review

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Samsungの大きなスマートウォッチ、Gear S3は11月16日に発売

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Gear S3の話をずいぶん聞かされてからしばらく時間がたった。8月のIFAで最初に披露されて以来、Appleも新モデルを出し、Samsung自身、他のことに少々気を取られていたのだろう。

しかし心配無用。超大型スマートウォッチはホリデーシーズンに合わせてやってくる。11月6日から予約を受け付け、18日にはBest Buy、Amazon、Macy’s、およびSamsungサイトで販売が開始される。

既に報じられているように、Gear S3にはFrontierとClassicという2つのモデルがあり、価格は350ドルから。いずれも何というか非常に大きく、42 mmのケースにはスマートウォッチの要素が満載で厚さは13 mm。IP68防水防塵仕様で、1.3インチの常時表示ディスプレイ、Samsung Pay対応、4GBストレージ、および380 mAhのバッテリーを備え1回の充電で3日間使用できる。

ケース外観の違いに加えて、アウトドアがテーマのFrontierはLTE通信機能を備え、AT&T、T-Mobile、およびVeritonの店舗で販売される。価格はキャリア各社から後日発表される。

読者のみなさんにおかれては、私の手首が炎上するかどうかのジョークを言おうと待ち構えているに違いないので、下のコメント欄を自由に使っていただきたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Dell、2画面のSmart DeskコンセプトでSurface Studioに対抗 ― ダイヤルもある

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アップデート:なんと、このコンセプトは2014年のものだった。しかしDellは、今はこれが実在していて1月のCESでは見られるだろうと私に言った。乞うご期待。

先週Microsoftは、Surface Studioの発表で多くの人々を魅了した。デスクトップとタブレットのハイブリッドで、賢くてスマートなダイヤルインターフェースを備えている。Dellも同じ路線を考えているようだ。なぜなら非常によく似た製品コンセプトを紹介したからだ ― ダイヤルまでも。

Adobe Maxカンファレンスのキーノートに先立って上映されたビデオは、DellのSmart Deskが、Surface Studioと同じような状況で使用されている様子を映し出していた。イラスト、写真、ビデオ編集、両手を使ったメディア操作等だ。

「人の考えは自然なかたちで紙に移せる。しかし、自然に浮かんでくることと、デジタルに作ることの間にはギャップがある」とビデオは説明する。

これを言うのは少々時期尚早だ。Dellのデバイスがまだコンセプトなのに対して、Microsoftは既に早期テスターに触らせているのだから。恐らくナレーションをやり直す時間がなかったのだろうから、言い分は認めておこう。

もちろん全く同じではない。Microsoftのソリューションが、高解像度タッチ&ペン入力タブレットに変形させているのに対して、Dellは2つを分離した。ビデオには2画面構成の配置しか出てこないことから、このタッチスクリーンはアクセサリーであって、スタンドアロンのパソコンではないと思われる。

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上のビデオでSmart Deskが使っているモニターと、別のビデオでに出てくるモニターは違うので、一体化したシステムではなくアクセサリーとして作られていることは明らかだ。Adobeがパートナーであることは間違いなく、このマシンの特徴を生かしたワークフローやレイアウトを両社で協力して考えたのだろう。

来年公開予定のWindows 10 Creators Updateの新機能を利用していることは明らかで、Dellならリリースのずっと前から情報を知っていただろうが、Microsoft Surface Studioとダイヤルインターフェースについて、Dellがどこまで知っていたのかは不明だ。

Dellのプレスリリースによると、Smart Deskは「未来の作業場所のコンセプト」だと説明しているので、仕様、価格等の詳細は残念ながらわからない。おそらくMicrosoftの撒いた餌に誰かが食いつくのを待っているのだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook