Galaxy Note 7のリコール案を米消費者製品安全委員会が承認―代替品交換は9/21から

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大惨事となったGalaxy Note 7だが、そのリコール案がやっとアメリカの消費者製品安全委員会(CPSC=Consumer Product Safety Commission)から 正式に承認された。リコールされた製品と代替品の交換がスタートする日付も確定した。9月21日だ。

問題が報じられた当初CPSCは「われわれは正式なリコール案について作業を進めている」という短い声明を発表した。 しかしリコールの正式承認を待たずにユーザーは問題のデバイスの電源を落とすことが勧められた。今日(米国時間9/15)、CPSCはプレス・カンファレンスを開いてさらに詳しい説明を行った。委員長のElliot Kayeは「リコールの開始と同時に消費者に〔リコールの〕チャンスを活かすよう強く勧める」と述べた。

リコール通告の文言も同様に強い口調で「ただちにGalaxy Note7デバイスの使用を中止し、電源を切るよう消費者に求める」と述べている。その勧告に従うべきだろう。やりかけの仕事を続けたり、Instagramの写真を見たりしている場合ではない。すでに92件の爆発、過熱事故が起きており、26回の火傷と 55件の物損が報告されている。CPSCの勧告に従わなければ事故の件数が増えるばかりだ。

これはかなり長引いている問題だ。韓国に始まり世界に広がったNote 7の爆発、過熱に関してSamsungは当初個別に対応していた。Samsungは問題が「それほど深刻なものでない」という態度を取ったが、結局は全面リコールを実施する他なくなった。出荷されたNote 7は世界250万台(アメリカで100万台)存在するものと見られている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

SamsungのスマートベルトがKickstarterに登場、すでに満額突破、名前はWELTに

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ベルリンでは、それ〔ドイツ語Welt〕は“世界”という意味だ。そのことについて、いろいろ深読みもできるかもしれないけど、今のぼくはここ数日IFAを取材しておりまして、忙しすぎるのであります。

このガジェットがデビューしたのは1月のCESだったが、そろそろ潮時かもしれない。CESやIFAなどの見本市に登場するだけでなく、この製品はこのほど、配布日を来年の1月としてKickstarterに登場したSGNLのような圧勝ではないが、期限までまだ1か月以上あるのに、すでに目標額を突破している。

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この製品を作ったのはSamsungからスピンオフした小さなハードウェアスタートアップで、フィットネス追跡機能をベルトに収めることをねらっている。そういう製品は前にもあったが、今回のがいちばん良い出来栄えのようだ。WELTという名前以外の疑問点としては、フィットネス追跡製品が世の中にいろいろある中で、なぜわざわざ、ズボンがずり落ちないようにするための品物に、そんなものを組み込まなければならないのか?

実は、ぼくには分からない。しかしKickstarter上の230名あまりの支援者たちは、分かっているようだ。ベルトが得意なことといえば、腰回りを測ることかな。IFAの会場には、体脂肪を測る秤(はかり)などもいろいろあるが、そんなデバイスが提供している情報には、人をその気にさせるものもあれば、かえって、読む者をがっくりさせるようなのもある。

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結局のところ、これらのウェアラブルには、究極の、そして共通の問題があるのではないか。たしかに、正しいデータを提供してくれるだろうけど、人間を悪い生活習慣から抜け出させてくれる能力はあるのか?と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

2016年第二四半期ではAndroidスマートフォンのマーケットシェアが86.2%に到達: Gartnerの調査より

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スマートフォン市場の成長余地は依然として、消費者がフィーチャーフォンからアップグレードしている新興市場だ。

そしてその継続的な移行が、Androidのグローバルなマーケットシェアを押し上げている。Gartnerの最新の数字によると、2016Q2のそれは86.2%である。

しかしこのアナリスト企業によると、Androidは中級品以下のスマートフォンで新興市場の買い手をつかまえているだけではない。上級品のAndroidスマートフォンも、Q2には6.5%伸びている〔前年同期比〕。

Gartnerが言う上級品とは、主要なAndroid OEMの製品、たとえばSamsungのGalaxy S7などのことで、それらがこのプラットホームのハイエンドを押し上げている、としている。またHuawei、Oppoなど中国のOEMの、手頃な価格の高級品スマートフォンも、この上級品押上に寄与している。

Samsungはパフォーマンスを改善し、一時下げていたマーケットシェアが22.3%に戻している。これに次いでHuwaweiの8.9%、Oppoの5.4%が大きいが、Xiaomiは今四半期にシェアをやや下げている。

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一方、他のプラットホームはAppleのiOSが14.6%から12.9へと2%近く下げ、またスマートフォンプラットホームとしてのMicrosoft Windowsはさらにひどい下げとなった。

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スマートフォンの総出荷台数は、これも前年同期比で4.3%伸び、2016Q2のグローバルな売上は3億4400万台となった。

この四半期にはフィーチャーフォンの売上は14%減となり、そのため携帯電話全体としての台数はやや減少している。

成熟市場は、日本以外のすべてでスマートフォンの需要の伸びは鈍化した。対して新興市場は、中米以外のすべての国地域でスマートフォンが成長した。スマートフォンの売上は新興市場では9.9%の増、成熟市場では4.9%の減となっている。

スマートフォンメーカーの上位5社は、5社全体としてはこの四半期にシェアを伸ばした。前年同期51.5%に対し、今期54%である。とくに大きく伸びたのが、Oppo, Samsung, Huaweiの3社だ。〔AppleとXiaomiは下降。〕

Appleのスマートフォンのマーケットシェアは、前年同期比で7.7%下がった。とくに、中華圏とアジア太平洋の成熟市場では、iPhoneの売上が26%下降した。〔訳注: このパラグラフで言われている数値は、少なくともこのページ上に見られる表とは異なる。〕

逆に、今四半期でiPhoneの成績が良かったのは、ユーラシアとサハラ以南のアフリカ、そして東ヨーロッパだ。これらの市場では前年同期比で台数が95%増加した。

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レビュー:Galaxy Note 7はベストのファブレット―スタイラスに加えて虹彩スキャン、大型バッテリーを追加

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Samsung Noteは当初ギャンブルだった。むやみサイズが大きい奇妙なガジェットという印象で、特にスタイラスはハードウェアキーボードといっしょに過去のものと考えられていた。しかしこの賭けは即座に大成功を収めた。Samsung Noteは最初の2年で5000万台が売れ、モバイルを代表する生産性ツールの一つなった。

NoteはSamsungのフラグシップモデルではない(それはGalaxy Sだろう)が、大型スマートフォンを代表するデバイスの一つであることは疑いない。5.3インチの画面をスマートフォンの世界に導入した立役者でもある。大画面スマートフォンが「ファブレット」と呼ばれるようになったのはSamsung Noteの成功が大きい。

その後の数世代のアップデートで画面サイズは(予想どおり)少しずつ大きくなった。最初は5.3インチ、次は5.5、そして今回 5.7インチだ。Noteはほぼ毎年かなり大がかりなハードウェアのアップデートを繰り返してきた。先月、世界の大きなイベントでお披露目された最新のNoteは、Galxy
Note 6を飛ばしていきなりNote 7となった。これはメインストリームのモデルGalaxy S7、S7 Edgeと画面サイズが異るだけで基本的に同一の7シリーズとして統一化しようというSamsungの努力を表すものだろう。

使用感は非常に良い。Noteのサイズ、Galaxy Sのデザイン言語、トップクラスのハードウェアが高いレベルで融合している。これにいくつかの新しい機能がセールスポイントとして追加された。Note 7は真に「誰にでもどんな目的にでも対応する」デバイスになったと思う。自画撮りをソーシャルメディアに投稿するカジュアル・ユーザーからシリアスなビジネス・ユースまであらゆる使い方が自信をもってカバーされている。

前世代と同じスクリーンのサイズにもかかわらず、筐体ははっきり分かるほど小さくなっている。

とはいえ、Note 7はやはり大画面でスタイラスが使えるGalaxyファミリーというのが本質だろう。今回の新製品にはテクノロジーとしてまったく新しい要素が導入されたわけではない。しかし実際の製品が発表される前の情報でも虹彩スキャンによるセキュリティーや大型バッテリー搭載の情報はわれわれを驚かすものだった。

あらゆる面で優れたNote 7だが、高機能は高コストを招くのはやむを得ない。800ドル以上とされる価格はおそらく万人向きとはいえないだろう。

まとめ

  • モニター:5.7インチ、2560 x 1440
  • メモリー:64GB(microSDで拡張可能)、4GB RAM
  • CPU:2.15GHz, 1.6GHz、クオドコア
  • 価格:キャリヤによって異る

メリット

  • カーブしたエッジ・ツー・エッジの画面は美しくデザインされている
  • バッテリーは大容量化された
  • 虹彩アンロッキングなどセキュリティーも強化

デメリット

  • 高価

美しいデザイン

Samsung Galaxy Note 7

Note 7の外観はシンプルで洗練されている。簡素な命名どおり、ファブレットのフォームファクターとGalaxyファミリーのデザインが融合している。今回のハードウェアのアップデートで目立つのはGalaxy Edge由来の側面まで回りこむカーブした画面の採用だ。これにともないサイドのベゼルは事実上姿を消した。これにより筐体をダウンサイジングしながら5.7インチの画面を搭載することに成功している。【略】

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デバイスの裏面は表面と同様にカーブしており、同様の素材、CorningのGorilla Glass 5が使われている。Samsungはこの1.6mの高さから落下させた場合80%の確率で耐えるとしているが、正直言って私自身そのテストをする勇気はなかった。小さな点だが裏面は指紋を磁石のように引き付ける。幸い私はセーム皮をいつも携帯しているので大きな問題にはならなかった。

筐体全体がカーブしているので側面はかなり狭いが、左側にボリューム、。右側に電源ボタンが配置されている。【略】

Samsung Galaxy Note 7

ただのスタイラスではない

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Note 7のセールスポイントは大画面に加えてSamsungがS Penと呼ぶスタイラスが装備されていることだ。 実際、Note発表の当初からSamsungは「これはスタイラスではない」と主張してきた。実際タッチ画面に反応させることしかできないプラスチック製のスタイラスと周辺機器であるS Penの機能は大きく異る。

S Penの新しい機能のひとつはデバイスを起動しなくても画面に書き込めることだ。 スタイラスを内蔵スロットから引き出してそのまま画面に文字やスケッチを書き始めることができる。黒バックに白い線がなので見やすい。バッテリーには負担となるが、この機能を利用するには設定からディスプレイのAlways On機能を有効にしておく必要がある。

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ソーシャルメディアへの投稿に熱心なユーザーははクイックGIF作成機能はキラーアプリかもしれない。使い方は簡単だ。ビデオを表示させ、望みの箇所まで早送りする。そこでS Penを取り出してボタンをクリックすると自動的に6秒のGIFファイルが作成され、標準の方法で共有できる。【略】

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S Penは本体と同様、防塵防滴仕様だ。

A/V club

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【略】

Guts and glory

Galaxy Note 7

【略】

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【略】

セキュリティー

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もちろん当初からSamsungのセキュリティーは昔のBlackBerryほど強固ではなかった。しかしモバイルをターゲットにするハッカーやマルウェアの横行が激しくなるにつれてSamsugも対処の必要を感じてきたようだ。ファイルのセキュリティーには従来どおりKnoxが使えるが、プライバシーの強化策として虹彩スキャナーが加わったのは特筆されるべきだろう。虹彩スキャナーは指紋スキャナー、パスワード、PINと並んでデバイスのアンロックに用いることができる。

大半のユーザーにとって虹彩スキャンは目新しい経験だろう。ロックスクリーンをタップするとデバイスはユーザーの両目を撮影する。データの照合に成功すると即座にスクリーンのロックが解除される。虹彩スキャナーの作動は非常に速いため、ビデオに撮影しようとしてわれわれはかなり苦労した。【略】

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問題は価格

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Note 7のレビューを締めくくるにあたって一つの重要な問題が残っている。発表イベントでもSamsungはこの問題に触れるのを嫌がる様子だった。実際の値段は国によって、またキャリヤによって変わる。しかしどこで買うにせよNote 7は高価なデバイスだ。

AT&Tの最安モデルは879ドル、契約は月額29.34ドルからだ。T-Mobileでは849ドルで頭金69ドル、月額32.50ドル/月だ。どのキャリヤを選ぶにせよ、高機能を得るにはそれなりのコストを負担しなければならない。

しかし高価ではあっても機能はそれに見合う。Note 7はNoteシリーズとGalaxy Sシリーズの最良の部分を合体させ、さらにいくつかの魅力的な機能が追加されている。虹彩スキャナーなどはいささか「やり過ぎ」の感もあるが、全体としてNote 7がすばらしい製品であることは間違いない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

北朝鮮、オリンピック選手にSamsungの無料スマートフォン受け取りを禁止(Radio Free Asia報道)

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オリンピックとは、人間の精神、卓越した身体、および国家の威信の証だ、そしてもちろん、みやげ物も。それはそれは山ほどのおみやげだ。考えても見てほしい、4年に一度のイベントのために全生涯をかけてトレーニングを積んできたのだから、すてきなお楽しみ袋をもらって帰るのは当然だろう。

Samsungは今年の大会で間違いなくその役目を果たした。夏季オリンピック公式スマートフォンスポンサーとして、同社はGalaxy S7 Edge端末のリオブランド版1万2500台を提供した。しかし、実際には誰もが輝ける最新Android端末を持ち帰れるわけではなさそうだ。

Radio Free Asia韓国支局の報道によると、北朝鮮オリンピック選手団にとっては気の毒なことに、同国当局は参加選手がこの無料スマートフォンを持ち帰ることを許していない。情報筋によると、同国役員は選手に贈られた端末31台を受け取ったが、意図された受取人には渡っていないという。

端末が渡されないのは選手のコミュニケーションを制限するためではないかと、記事は疑問を投げかけている

via CNET

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サムスン、(MacBook Pro並価格で)PC用の4TBのSSDをリリース

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大容量のPC用ストレージを考えるなら、依然として物理的に回転するハードドライブが現実的な選択肢ではあるだろう。もちろん状況は変化しつつある。当初期待したよりはゆっくりであるものの、徐々にSSDが広がりつつある。たとえば700ドルを用意できるのなら、サムスンの2TB SSDを購入することもできる。そして、倍(をちょっと超える)額を用意できるのであれば、4TBのものを入手できるようになった。

サムスンはこれまでにもサーバー用としては16TBもの容量をもつSSDを提供していた。しかしついに、一般のデスクトップ向けにも4TBのSATA SSDが提供されるようになったのだ。大容量の記憶媒体を必要とする人に、4TB 850 EVO 2.5インチSSDドライブが現実的選択肢となるわけだ。Amazonでの価格は1500ドルとなっている。

読み書きの速度については、それぞれ540MB/秒、および520MB/秒となっている。性能的には、120GBから用意されている他のモデルと同様といったところだ。

via PCWorld

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(翻訳:Maeda, H

Samsungが新たに発売するUFSメモリカードは最大容量256GBで転送速度が超高速

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Samsungが今日(米国時間7/7)、microSDカードを駆逐すると言われる新しい規格UFS(Universal Flash Storage)のメディア実装製品を発表した。その薄くて小さなカードは、容量が32〜256GBと大きく、今後のますます高精細になっていくDSLRやVRカメラなどを主なターゲットとする。

容量だけなら同社は5月に256GBのmicroSDカードを発売しているからUFSの独壇場ではないが、なにしろこのカードはリード/ライトが狂異的に速い。ピーク時リードスピードは毎秒530メガバイト、これはmicroSDカードのハイエンド製品の約5倍だ。

同社によると、5GBのムービーを10秒でリードできる。UFS以前のフォーマットなら50秒だ。ライトも速くて、毎秒ほぼ170メガバイト、microSD上位製品の約倍だ。

Samsungはかなり前からこの規格に取り組んでいて、すでに一部のモバイルデバイスにも実装されている。ただしカードという形で実際のメディアが発表されるのは、今回が初めてだ。あと望まれるのは、これを読み書きできるさまざまなデバイスが世の中に出回ってくれることだ。

まず、今や噂でもちきりの次の新製品Galaxy Note 7は当然、UFS対応になるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

S7シリーズの好調でSamsungの財務が2年ぶりに活況、Appleと激突する年末はどうか

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Samsungは、スマートフォン事業が復調したため、2年ぶりで高利益の四半期を報告した。

この韓国企業の決算報告のガイダンスが今日(米国時間7/7)発表され、2016年第二四半期は50兆KRW(約430億ドル)の売上に対して8.1兆KRW(70億ドル)の利益が予想されている。Reutersによると、これはアナリストの予測7.8兆KRWを上回り、2014Q1以降ではもっとも好成績の四半期となる。

Samsungの前四半期は同社のスマートフォン旗艦機種Galaxy S7とS7 Edgeの順調な売れ行きにより、49.8KRWの売上から6.7兆KRWの利益を稼いだ。同社は具体的な数字を挙げていないが、いくつかの記事によると最上位機種は前年内に売り切れとなり、それはタイミング(クリスマス、年末…いつもより1か月早い売り出し)と、サプライチェーン管理の改善、そしてiPhone 6sとiPhone 6s PlusにおけるAppleのやや中途半端なアップデート(Samsungにとって‘圧倒的に強力ではなかった’Apple)という三つの要素が重なったため、と見られている。

当時は売り出しの最初の1か月の動向を見てアナリスト企業のCounterpoint Researchが、Samsungはこれまでに全世界で1000万台のGalaxy S7デバイスを売ったと推計した。それは、同じ時期のGalaxy S6より25%近く多い。

Appleの新型iPhoneは発売が今年晩(おそ)くだから、Samsungのモバイル部門と、ひいては同社の財務の全体が、激しい競争の中で今の好調を持続する可能性もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

今度のオリンピックでNBCが全85時間のVR放送を行う、ただし対応機はSamsung Gear VRのみ

BOSTON, MA - OCTOBER 17:  Fans attend Team USA's Virtual Reality Experience Powered by Samsung Gear VR during the 2015 Road to Rio Tour at the Head of the Charles Regatta on October 17, 2015 in Boston, Massachusetts.  (Photo by Scott Eisen/Getty Images for Samsung)

NBCはVRへの関心が盛り上がっていることに乗じて、オリンピックの完全中継ではその形式も提供する、と示唆していたが、今回初めて、リオ支局がその具体的なやり方を少し明かした。

まず、対象機はGear VR「のみ」である。VRのコンテンツは計85時間放送されるが、それを見るためにはSamusungのVRヘッドセットと、それを操作するGlaxyスマートフォンが必要である。VR番組の視聴はNBC Sportsというアプリから行う。開会式と閉会式もあるし、種目の選択も、男子バスケットボール、陸上(トラックとフィールド)、体操、ボクシング、ビーチバレー、フェンシング、ダイビング等と、ほぼ妥当と思われる。

コンテンツはほぼ一日遅れで提供されるから、全試合を見られる。どの種目も、VR向けに事前の編集が行われる。開会式は8月5日金曜日だ。

Samsungは、なぜか、この夏季オリンピックのOfficial Smartphone Partnerだ。一方NBCは、“これまででもっともライブなオリンピック放送”と称して、アプリへリアルタイムストリーミングする全4500時間の一部を4Kと8K対応にする、と発表している。

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SamsungがIoTとの関わりを深化するために$1.2Bの巨額投資、高齢者のクォリティー・オブ・ライフに着目

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Samsungは、12億ドルという巨額の投資により、同社の物のインターネット(Internet of Things, IoT)との関係を次のより高いレベルへ上げようとしている。

今週DCで行われたイベントでエレクトロニクスの巨大企業SamsungのCEO Dr. Oh-Hyun Kwonが、同社の向こう4年間のR&Dプランを発表した。この投資は合衆国全体のおよそ15000名のSamsung社員の各種業務に行き渡る。Forbesによると、資金はオースチンのチップ製造研究所やパロアルトの研究センターなどSamsung自身のオペレーションのほかに、数社のスタートアップにも投じられる。

“IoT方面のイノベーターを至るところに探そうと思ったら、すべてのツールをスタートアップに対しても確実にオープンにする必要がある”、とKwonは語る。“それは互いを結びつけるテクノロジーであるから、そこに境界を作ったらイノベーションとスケールを妨げることになる”。

CEOはさらに、この投資により高齢化社会の諸問題の解決努力を支援し、高齢者が介護施設や病院に行くことなく、独立的な生活を送れるようにしたい、と述べた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

VRスケートボードがE3に登場

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筆者のスケートボード歴は、人に言いづらい程度には長いのだが、それでも手すりから手を離せなかった。仮想現実世界で経験する方向感覚の喪失のせいにしておこうと思うが、単純にE3のにぎわいの中でスケートボードシミュレーターから無様に落っこちる不安があったせいもあるだろう。

この展示は、SamsungのGear VRヘッドセットの販促のために、カナダのハードウェア企業D-Boxが同社のメカニカルシステムを使用してロングボードでのダウンヒル体験をシミュレートするものだった。

「要は、板の下に電気機械式のアクチュエータがあって、コンテンツと同期することで地面の質感やカーブの感覚が得られるのです」と、D-Boxのセールス担当VPであるYannick Gemme氏はTechCrunchに対して語った。「すべてのキューは、D-Boxがリアルタイムに生成するので、プレイヤーもアクションの一部になります」

 

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E3のような展示会場でゲームに没入することには抵抗感もあるが、D-Boxによるビデオとインタラクティブな体験のマッチングは、砂利道のガタガタする振動に至るまで実に見事な仕上がりだった。感心するような体験ではあるが、私たち(つまり、大量の車やプライベートジェットを所有していたり、自分の名前にちなんだステーキがあるような人たち以外の一般人)にとっては、手が出る値段ではない。

「D-Boxは、消費者向け製品の開発に取り組んでいます」と、Gemme氏は言う。「お茶の間にVRが導入されれば、映画鑑賞であれゲームであれ、D-Boxが欲しくなるのが道理でしょう。ヘッドセットを装着すれば、世界の中に入り込めるのですから」

その時代が来るまで、実際に体験するにはゲームセンターやE3のような展示会に行くしかなさそうだ。

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(翻訳:Nakabayashi)

VRコンテンツの進化に欠かせない視界捕捉(viewcapture)ツールをOculusがGearVR互換スマートフォンに提供

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つまりこうだ: 複数の画面の情報を目が三次元の仮想空間へまとめようとしているときは、もはやそれは“スクリーンショット”とは呼べないし、それは、そんな経験を言い表す適切な言葉でもない。そこでそれを、ビューキャプチャ(viewcapture, 視野・視界を捕捉する)と呼ぼう。

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スクリーンショットなら簡単

もうひとつの別の問題は、今あるVRヘッドセットやVRプラットホームはどれも、製品自体にビューを捉える機能がないこと。サードパーティのソリューションはもちろんあるが、でも、まるでスクリーンショットをとるときのように簡単にVR体験を記録できることが、VR製品の理想的なあり方だ。

まだそこまで行っていないけど、OculusがGearVR互換フォーンに対して行ったアップデート(Road to VRに初出)は、少なくともその方向への第一歩だ。[back]ボタンを押し下げると出るユニバーサルメニューの”Utilities”のところに、捕捉(キャプチャ)ツールがある。

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ネイティブに捕捉されたショットは、単眼で1024×1024という、ささやかなものだ。オーディオをビデオとは別に録音しなければならないから、この内蔵ツールは使えない、という人もいるだろう。でもそれは安上がりのVRのための安上がりのソリューションだから、今後は良くなる一方だ。

これはまったく新しい機能ではなく、デベロッパーには前から提供されていたが、アップデートの公式ロードマップには数か月前から載っていた。そして、今回のパッチ1.17.7で、一般供用になった。

しかしVRコンテンツの普及を阻む大きな障害がある。ヘッドセットがないとトライできないし、しかもあんなものを装着したいと願う人間は、世の中にあまりいない。VRの大衆的普及のためには、それが、今の、アーリーアダプターしか手を出さないようなものから徐々に、シンプルな技術へと進化していく必要がある。そして、今のお粗末な地下室の多くが、本物の洞窟(のVR)へと変わっていくべきだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

インターネットに接続されタッチスクリーンのある冷蔵庫、SamsungのFamily Hub Refrigerator

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自分はSamsungの役員たちが会議をしている部屋の壁にとまっている蝿だ、としばし想像しよう。そうすると同社のFamily Hub Refrigeratorの偉大さが、分かるかもしれない。

スマートホームのブームに乗り遅れるべきではない、と誰かが言う。まずキッチンをディスラプとするのだ…こうして同社はIoTの競争レースに参加する。そしてたしかに、このスマートな〔電脳式の〕冷蔵庫の随所に、決して軽視すべきではないものがいくつかある。

まず、ドアの内側にはカメラが三つあって、ドアを閉めるたびに冷蔵庫の内容を撮影する。それらはワイヤレスでインターネットに接続され、Family Hubのオーナーはモバイルのアプリから冷蔵庫の中身を確認できる。

スーパーで、天井のライトがジージー鳴っていたり、香辛料の陳列棚が圧倒的に長かったりすると、ぼくはいつも、頭の中のショッピングリストの半分は忘れてしまう。そんな人間にとって、スマホから冷蔵庫の中身を確認できる機能はありがたいと思う。

この冷蔵庫の最良の機能かと思われるカメラにも、欠点がある。まず、三つの棚の上のものしか分からないし、ドアポケットは全然分からない。

しかし、これらのカメラは実は、この’Hub’を名乗るスマート冷蔵庫のメインイベントの、脇役にすぎない。この製品が今年のCESに登場したとき、メディアはそれを、‘ドアにタブレットがある冷蔵庫’と呼んだ。

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今日(米国時間5/5)ニューヨークで行われたプレスイベントで同社は、“それ以上のものだ”、と主張して、その汚名を雪(そそ)ごうとした。

Samsungの連中は、家族(family)、食品(food)、娯楽(entertainment)という三つのねらいを強調した。会議室の役員たちがentertainmentでなくfunを選んでいたら、‘三つのF’になったのに、残念だね。

冷蔵庫のドアのスクリーンは、画像やメモやカレンダーを共有するためにあるものだから、“家族”(ファミリー)の要素だ。“食品”は、冷蔵庫だから当然。そして“娯楽”は、内蔵のスピーカーからPandoraなどのサードパーティアプリが提供するし、SamsungのスマートTVのビデオも見られる。

Samsung Family Hub Refrigerator

たしかにFamily Hubは、タブレットを組み込んだ冷蔵庫以上のものかもしれないけど、でもふつうのタブレットで十分間に合うところに、なぜ冷蔵庫にわざわざスクリーンがあるのか、それを納得するのが難しい。娯楽はもちろんだが、食品のオーダーもFresh Directのようなアプリでできる。

この製品のローンチのときにも書いたが、ふつう冷蔵庫のライフサイクルはタブレットのそれよりずっと長い。タブレットなら最新の機種に買い換えればいいが、冷蔵庫のドアについているスクリーンの、最低限のタッチインタフェイスと、いつまで付き合うことになるのか…、と考えてしまう。

Samsung Family Hub Refrigerator

もちろんアップデートはあるだろう。それはインターネットからでも、あるいはドアの後ろに隠れているUSBポートからでもできる。しかしオペレーティングシステムに基本的な制約がある。それは、Samsungが長年しまっていたTizenだから、アプリがきわめて少ない。同社は今後のアプリの充実を約束しているが、それらはユーザーがアプリストアから自由にダウンロードするのではなく、質問に対してオプトインしたユーザーの冷蔵庫に勝手にインストールされる。

インターネットへの接続をベースとする機能は、今後もっと、消費者への説得力のあるやつが増えるのかもしれない。たとえばリモートのモニタリングとか。でも現状を見たかぎりでは、目先の関心に訴える新奇な製品の域を出ない。そんな、単なる‘おもしろ製品’でありながら、お値段は5800ドルからだ。でも、それを本当に便利と感じた人は、今日すぐに買うべきだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SamsungのVRベッドタイムストーリーは、本当にキュートか?

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Samsungは子供のことを心配している。よく眠っているか? 親が仕事でいない時、寂しがっていないか? VRヘッドセットを親の手を借りずに装着できるか? 最後が非常に重要だ。なぜならSamsungは、子供たちが寝る前に通常に読み聞かせの代わりに、VR体験を楽しんでほしいと思っているからだ。〈なぜそうしたいか?〉はわからないが。

まず、大真面目で言うと、IT企業が子供と親をつなごうとする取り組みは何であれ推奨されるべきだ。問題 ― 子供がママやパパを恋しがる ― を発見し、「もし…ならクールでは?」と考えるのは良いことだ。彼らにとっては。

しかしいくつか ― 私が知らないだけかもしれないが ― 気になることがある。

vr_enviroまず、寝る前に液晶画面を見つめることについて、われわれは既に警告されている。睡眠を妨げる等の理論がある。その意味で、ベッドタイムストーリーはリラックスして心を落ちつかせる時間であるべきだ ― 親が話す昔話や想像の世界は眠りを誘う。ダイナミックな360度バーチャル環境はその正反対で、寝る前の活動としては問題がある。

それに加えて、幼少期のVR利用に関する研究は殆ど行われていない。思うに、1日5分ずつなら子供の脳は変化しないだろうが、私は医師ではない。ただ、現時点でリスクを冒すようなものではないと感じるだけだ。

もう一つ、やや脱線するが、なぜパパや他のママが読み聞かせしてやらないのか? それも答ではないだろうか。大きなヘッドセットでなくビデオ通話で顔が見えるだけでもいいだろう。

VRは本物になりつつあり、親や先生は子供たちの生活にプラスに生かす方法を見つけるに違いないと思っている。しかし、この応用に関しては少々強引で未熟さを感じる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

一台のスマートフォンで仕事用と個人用の番号を持てるMastがSamsungとパートナーしてGalaxy S7などに搭載へ

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一台のスマートフォンが複数の電話番号を持てる、というアプリMast Mobileが、Androidでもローンチ、ただし対応機種はSamsungのGalaxy S7, S7 edge, Galaxy S6, そしてGalaxy S6 edgeのみだ。

そのためSamsungは同社に金額非公開で少数株主投資を行った。またMastによると、同社はSamsung Knox Cloud SDKと初めての商用の統合を行い、デバイスのセキュリティを確保した。

本誌TechCrunchのライターJohn Biggsは、Mastを〔髪型の〕マレット(mullet)とみたいだと書いた。ちょっとひねりすぎの比喩だが、けっこう当たっている。たしかにJohnの言うようにそれは、“前髪は仕事用、後ろはパーティー用”だ。

言い換えると、Mastを使えば、一台のスマートフォンで自分の個人的な番号と仕事用の番号の両方を受信できる。つまり、仕事をしているときでも自分の個人用の番号が使えるし、また、どっちにかかってきたかが分かるから、適切な対応ができる。

MastのCEO David Messengerは前身がVirgin Mobile USAの役員で、彼によると、“ビジネスの新しい形を作りたかったんだが、それと同時に、個人が自分のコミュニケーションを管理できるようにもしたかった”、という。

Samsungから話があったのは昨年だそうだ。そのとき彼のチームはiOSをやっていたが、Samsungもおもしろい、と思った。海外展開の機会にもなるし、またKnoxのようなエンタープライズツールもある。

Messengerによると、フリーランスの人たちや、“ギグ・エコノミー”(gig economy)のそのほかの参加者たちのような、個人のユースケースだけでなく、企業にもMastを使うべき十分な理由がある。機能としてはすでにPBXをサポートしているし、仕事用の入呼を営業のデータベースに自動的にログすることもできる、と。

Mastは、必要ならスマートフォンも提供するが、しかしMessengerによると、モバイルのネットワークアクセスを再販したり、デバイスをレンタルするサービスは、原価でやっている。“うちの本来のビジネスはソフトウェアのライセンスだけだ”、と彼は語る。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

タブレットは死んだ、でも蘇生は可能だ

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2010年には、次の大物はタブレットだと思われていた。Appleが最初のiPadをリリース、SamsungはGalaxy Tabを準備していたし、数えきれないほど多くの企業が市場をAndroidタブレットの洪水にしようとしていた。それから6年後の今、バルセロナで行われたMobile World Congress(MWC)には、タブレットの姿が見えない。企業も消費者も前へ進み、タブレットは取り残された。

よく目を凝らして見れば、一つや二つのAndroidタブレットが、会場の隅っこにあったかもしれない。でもタブレットのトップ企業Appleは、MWCに来なかった。もはや、SamsungやLGのような消費者電子製品のメーカーにとって、タブレットは企業の未来を託せる製品ではない。

というより、SamsungもSonyもHTCもLGも、今年はタブレットの新機種を発表していない。カンファレンスの期間中、彼らがタブレットを話題にしたことは一度もない。消費者のタブレットへの関心が薄れただけでなく、大手のエレクトロニクス企業自身に、このジャンルの新製品を出す気がもはやない。

Nexus 7が出たときは、すごい騒ぎだった。

たしかに、Lenovoは低価格のAndroidタブレットを発売したが、誰も気づかなかったようだ。HuaweiはMateBookを発表したが、これは厳密に言うとタブレットではない…Surface Proのようなデバイスで、ラップトップ用のWindows 10が載っている。

しかしそれでも、最初からこうだったわけではない。Nexus 7が出たときは、すごい騒ぎだった。

今は、各社のAndroidタブレットの主力機種がどれなのか、それすらよく分からない。いろいろ検索してみると、SamsungはGalaxy Tab S2、LGはPad II、そしてSonyはXperia Z4 Tabletらしい。どれも、発売は昨年だ。

では、どれがベストか? ぼくは知らない。

タブレットの人気が衰えた理由はいくつかある。まず、タブレットはコモディティになってしまった。完全に良品のタブレットが10機種以上はあり、どれも200ドル未満だ。それだけ機種の多いAndroidタブレットでありながら、お互いのあいだに明確な差別化要因がない。その結果、各社にとって、タブレットは利益の出ない製品になっている。

次に、今やほとんどの消費者の家にタブレットがあり、十分良好に使えている。別の機種にアップグレードする理由がない。NetflixもFacebookもKindleアプリも、今あるタブレットで十分だ。ブラウザーもあるし、メールもできる。買い替えサイクルが長いから、目の前のぴかぴかの新機種に関心が向かわない。

第三に、スマートフォンが大きくなった。今年のMobile World Congressで発表された、おもしろそうなスマートフォン主力機種は、LGのG5(5.3インチディスプレイ)とSamsungのGalaxy S7(5.1インチディスプレイ)だった。最初のSamsung Galaxy Noteは、ディスプレイが5.3インチだった。当時はそれを、ファブレットと呼んだ。今ならそれは、ふつうのスマートフォンだ。大型スマホが新たな規準になり、ほかの人たちとの対話はもちろん、そのほかの、タブレットでやっていたこともすべて、スマートフォンでできる。

たとえばぼくの場合は、iPadはいつも手を伸ばせば届く場所にあるけど、スマートフォンを使うことが多くなっている。二つのデバイスを使い分けるよりも、一つで間に合う方が簡単だ。何かを読むのも、iPhoneで読むことがとても多い。小さなキーボードも、使い慣れれば、こうやってブログの記事だって十分に書ける。

そろそろ、現実を直視すべきだろう。タブレットはよく走ったが、もう先頭集団にはいない。iPadは今でもよく売れているけど、AppleはiPadとiPhone両者の差別化にあまり熱心でない。ラップトップをリプレースするという、タブレットの未来に関するコンセプトを、撤回したようだ。

iPadは、ここで挙げたどのAndroidタブレットよりも優れたタブレットだろう。GoogleのPixel Cもルックスは良いが、Play Storeにタブレットに合ったアプリはそれほど多くない。iPadの強みのひとつは、アプリが豊富なことだ。

タブレットの人気が盛り返す可能性が、ないわけではない。しかしそのためには、ラップトップのリプレースとしてさらに進化するか、アーチストのためのデジタルキャンバスになるか、そういった“何か”が必要だ。早急に変わるべき部分もある。現状のタブレットには、スマートフォンを大きく凌(しの)ぐ独自の魅力がない。

イラスト提供: Bryce Durbin

参考記事(1)(タブレットの市場動向)、参考記事(2)(デスクトップPCをねらうAndroid)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Samsung、Galaxy S7/S7 Edgeを発表―microSDスロット復活、バッテリーは大型化

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スペインのバルセロナで開催されているMWC 2016でSamsungは先ほどGalaxyの新モデル、S7とS7 edgeを披露した。基本的には「初心に返った」製品だ。

新しいGalaxyスマートフォンはS6に比べてわずかに厚いが、これは大型のバッテリーを搭載したためだ。SamsungはS7でそのルーツに戻り、防水性とmicroSDカードのスロットを復活させた。この2つの機能がなくなったことはS6シリーズへの大きな不満となっていた。

価格はまだ発表されていない。Samsungの発表を見た限りでは製造にはかなりのコストがかかっている印象だ。

S7 edgeはスクリーンが拡大

S7とS7 edgeのスペックはほとんど同一だ。ただS7 edgeの解像度はS7と同じQuad HDだが、丸みを帯びてカーブした側面に合わせてスクリーンは5.1インチから5.5インチに拡大されている。カーブしたスクリーンの端をスワイプすることでアプリを起動したりニュースを読んだりすることが素早くできるようになった。

バッテリーは巨大化

新モデルは胴回りに少々肉がついたように見える。Samsungがバッテリーの巨大化を実行したためだろう。これによって両モデルともバッテリー容量は大きくアップされた。S7のバッテリーは2550mAhから3000mAhへ、 より大きなスクリーンを搭載するS7 edgeでは2600mAhから3600mAhへ、それぞれ拡大された。

これにともなって新シリーズは以前より少しかさばる。S7は7.9mm、152グラムと発表されたが、これはS6より1.1mm厚く、14グラム重い。5.5インチ・スクリーンのせいもあって違いはS7 edgeではもっとはっきり感じられる。S7 edgeの157グラムという重さはS6 edgeに比べてほとんど20%も重い。

防水と拡張メモリー復活

昨年のS6シリーズの発表は多くのGalaxyファンを失望させた。防水機能、交換可能バッテリー、microSDカード・スロットがすべて失われたからだ。SamsungはiPhoneの真似をすることに満足を感じていたらしい。

新モデルでは交換可能なバッテリーは登場しなかったが、防水機能とmicroSDスロットは復活した。S7/S7 edgeは本体に32GBのメモリーを搭載するが、デュアルSIMカードスロットを備え、microSDが利用できる。これにより最大200GBのメモリーがサポートされる。両モデルとも防水性能はIP68認証だ。つまりある程度の水圧なら長時間水中に置かれても耐えられるということだ。

スクリーンは常時オン

新GalaxyはLG Gシリーズと同様の常時オンのディスプレイを搭載している。使用していないときでもスクリーンには時刻と最新の通知が低電力モードで表示される。

ユーザーは単に時刻を見たり通知を確認するために日に50回もデバイスのスイッチを入れる。それならそのたびにオフの状態から起動するより低電力モードで常時起動しておいたほうが便利だし、バッテリーへの影響もほとんどないという考えだ。会場でSamsungの社員に取材したところでは、常時オンによって消費される電力は全消費電力の1%にもみたないということだった。

常時オンのスクリーンは昨年LGが G4で採用し、今回発表されたG5でも継承されている。

カメラのAFは速くなった

カメラには新しいレンズと撮像素子が採用された。新しい撮像素子は12メガピクセルで、S6シリーズの16メガピクセルの素子ではない。

新シリーズのセールスポイントは明るいF1.7レンズで、前世代のカメラより95%も多い光を集められるという。もうひとつ、利用してはっきり気づく改良点はAF機能だ。「史上初のデュアル・ピクセル・センサー」の採用によるものだろうか、AFの作動速度がはっきり感じられるくらい速くなっている。バーやレストランの暗い照明でシャッターを切ってもけっこう見られる写真が撮れるようになったはずだ。

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S7とS7 edgeの共通スペック

  • スクリーン:Quad HD Super AMOLED 2560×1440
  • CPU:Quad-core 2.15GHz + 1.6GHz
  • 4GB RAM (LPDDR4)
  • カードスロット:microSD装着可能
  • 常時オン・スクリーン
  • IP68防水・防塵
  • リアカメラ:Dual Pixel 12MP / フロントカメラ: 5MP
  • OS:Android 6.0 Marshmallow

SamsungはiPhoneクローンを作ろうとするのを止めて、S7ではAndroidの長所を利用する方向に戻った。バッテリー大型化、拡張可能なメリー、防水防塵、スクリーンの拡大はいずれもはっきりした改善であり、歓迎できる。すべてのユーザーが期待していた方向でもある。

S7/S7 edgeの予約は2月23日(火)の午前8時(太平洋時間)から受付が開始される。店頭に並ぶのは3月11日が予定されている。

〔日本版〕Samsungのサイトはこちら。トップにS7 edgeの紹介が表示されるが、価格等の詳細はまだ掲載されていない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

スマートウォッチの全世界出荷量が初めてスイスウォッチを抜いた

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それはこんな書き出しだ: “全世界のスマートウォッチの出荷量は”2015Q4に810万台に達し、それに対しスイスウォッチの出荷量は790万台だった。調査会社Strategy Analyticsの所見では、スマートウォッチの出荷量は2014Q4の190万台に対して、“大きく316%も増加した”。

グローバルなマーケットシェアではAppleが63%でトップ、次いでSamsungが16%だった。

“全世界に出荷されたスマートウォッチ10台のうち8台をAppleとSamsungが支配する”、とStrategy AnalyticsのディレクターCliff Raskindが語っている。

Strategy Analyticsは、スイスのウォッチ業界に対して容赦ない: “彼らは現実を直視しようとしない”。

“スイスのウォッチ業界は、スマートウォッチへの対応が遅すぎた。Tag Heuerなどスイスブランドのスマートウォッチは、2015Q4のスマートウォッチの全世界出荷量のわずか1%にすぎず、AppleやSamsungなど、高成長なスマートウォッチ分野における先頭集団の、はるか後方を走っている”、とStrategy Analyticsの専務取締役Neil Mawstonは述べている。

これらはもちろん、Strategy Analyticsの独自の調査に基づく推計だが、仮にスマートウォッチとスイスウォッチが今互角に拮抗しているとしても、今後の形勢は由緒あるチクタク時計さんたちにとって芳しくない。むしろ、献身的なウォッチマニアのJack Forsterが、最近はApple Watchを使う機会がますます多い、とまで書いているのだから、スイスは、AppleやSamsungがそれをやる前に、カジュアルウォッチの買い手をつかまえるマーケティング戦略を再び検討すべき時ではないか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

SamsungもAppleに続いてAndroidのデフォールト・ブラウザに広告ブロックを導入

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昨年iOS 9をリリースした際に、AppleはSafariブラウザで広告ブロックをサポートした。この日曜日、Androidデバイスのトップメーカー、Samsungは自社のスマートフォンにデフォールトで搭載されているブラウザにコンテンツと広告ブロックの機能を導入した。現在公開されているこのアップデートはLollipop(5.0)以降のAndroidを搭載したSamsungデバイスで作動し、起動方法はAppleのiOS 9の場合とほぼ同様だ。

このアップデートに伴い、サードパーティーのデベロッパーはコンテンツや広告をブロックする独自のアプリを開発することが可能になった。ユーザーにとって不要なコンテンツをブロックすることでページの読み込みを高速化し、データ転送量を圧縮することもできる。

こうした広告ブロック・アプリはSamsungの最新のブラウザに組み込まれたコンテンツ・ブロック拡張機能のAPI を利用することで可能になる。つまりユーザーは広告ブロック機能を利用するためにはSamsungのデフォールト・ブラウザを使わねばならない。Google Chromeその他サードパーティーのブラウザからはこの機能は利用できないことになる。

それでも広告ブロック機能の利用者数は膨大なものになる可能性がある。Google Playストアの調査によれば、Samsungのブラウザは1000万台以上(ただし5000万台以下)のデバイスでダウンロードされているという。しかもこの数字は明示的にダウンロードされた数だけで、Samsungのデバイスにプレインストールされている数ではない。

しかしAndroidではSafariブラウザが圧倒的な勢力となっているiOSの場合とは事情がやや異なる。Net Applicationsの調査によれば、Safariはモバイル・ブラウザの34%を占めているが、AndroidデバイスではGoogleの Chromeブラウザのトップの座は揺らいでいない。Android OSを提供しているのがGoogleであるという有利さもあり、 Chromeのシェアは41.57%となっている。

Appleの広告ブロック機能搭載の発表でユーザーにこの機能への関心が高まり、App Storeでは広告ブロック・アプリの順位が急上昇した。Samsungが自社ブラウザに広告ブロック機能を追加する最初の大手Androidメーカーとなったことも同様に大きな反響を呼んでいる。広告を主たる収入源としているパブリッシャーは売上の低下を懸念し始めている。

iOSの場合、広告ブロック・アプリのブームは一過性で、数週間で元に戻った。しかし一般ユーザーの間にはモバイル環境でインターネットを閲覧した場合、広告や不要なコンテンツが邪魔になることへの不満は根強い。モバイル・デバイスからのウェブ利用をもっと快適にするために、コンテンツ・ブロックとは異なる対策も取られている。たとえばGoogleのAMPプロジェクトを利用すればユーザー・フレンドリーで高速なウェブサイトを作れる。またFacebookはパブリッシャーがニュースフィード中に対話的なリッチメディア記事を簡単に挿入できるInstant Articlesの利用を促している。これはモバイル環境の場合、従来のようにURLでパブリッシャーのウェブサイトへのジャンプするのに比べて10倍も表示が速くなるという。

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Samsungの発表の直後からCrystalAdblock Fastなど広告ブロックの開発者はSamsungデバイス向アプリのプロモーションを活発化させている。Adblock Fastは20万のユーザーがChrome、Opera、Safariなどのブラウザでこのアプリを利用していると主張している。同社によれば、アプリはウェブページの表示最適化のために7種類のルールを作成でき、読み込みが最高で51%速くなるという。

Crystalも同様のコンテンツ・フィルター作成やマルウェアその他迷惑ソフトの侵入防止が可能だ。また容認可能な広告(Acceptable Ads)のガイドラインに沿った不快でない広告を表示する機能もある。

注目すべき点は、iOSのユーザーが一時Safariの広告ブロック機能に殺到したように、今回の発表でSamsungデバイスのユーザーの多数が新機能を利用するようになるかどうかだろう。またユーザー動向とは別に、2015年のスマートフォン市場で22.2%のシェアを占めるSamsungが広告ブロックAPIを実装したことが他のAndroidデバイス・メーカーにどういう影響を与えるかも重要だ。

長期的影響についていえば、AppleやSamsungのこうした動きがきっかけとなって、パブリッシャーがユーザー体験をもっと尊重し、快適なウェブサイトのエコシステムをつくる方向に進んでもらいたいと願うものだ。

画像: Bryce Durbin

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

米国Best Buy、Galaxy購入者に無料でGear VRを提供中(週末キャンペーン)

サムスンのスマートフォンを購入する予定があるのなら、この土日がチャンスだ。Best Buyで対象のGalaxyスマートフォンを買うと、無料でSamsung Gear VRがついてくるのだ。Gear VRの価格は99ドルだ。唯一の市販VRヘッドセットをたいへんお得にゲットするチャンスだといえる。

ただし、サムスンのスマートフォンならなんでも良いというわけではない。Gear VR対応の機種のみが対象となっているのだ。詳細についてはBest Buyのサイトに記載されている。

Samsung Galaxy S6、S6 edge、S6 edge+ないしNote5を購入またはリースしてアクティベートされた方に、99.99ドルのSamsung Gear VRを無償で提供いたします。対象の製品をカートに入れれば、自動的にSamsung Gear VRもカートに入るようになっています。

Gear VRはなかなかのプロダクトだと思う。Google Cardboardの「VR風」を超えて、本当のVRを体験する入門機として最適だともいえよう。より本格的なRiftもプレオーダーが行われているが、こちらは599ドルもする。TechCrunchでもGear VRのレビューを行なっているので参考にしていただきたい。

Gear VRの存在は、確かにGalaxyスマートフォンの魅力を高めるものといえる。今回のBest Buyのキャンペーンは良いところをついているように思う。

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(翻訳:Maeda, H