「アサシン クリード ヴァルハラ」や「龍が如く7」などXbox Series Xの新作13タイトル

カンファレンスが無期限に中止される中、企業は製品発表の宣伝をオンラインイベントにますます依存するようになっている。年末までに次世代コンソールをリリースする準備をすすめるMicrosoft(マイクロソフト)とソニーは、それぞれのゲームシステムを肉付けするために、ライブストリームやブログを数多く用意するだろう。

米国時間5月7日、マイクロソフトはYouTubeやMixer、Twitchを利用して、近くリリースされるXbox Series Xの新作タイトルを公開した。当然のことながら、最近のアップデートは主にコンソールのハードウェアに焦点が当てられ、次期PlayStationとの差別化が図られている。最終的には、2つのシステムは数週間以内にローンチされる確率が高い。

しかし、今回はゲームタイトルがメインだ。米国時間5月8日、Xboxチームは以下のタイトルを公表した。

  • アサシン クリード ヴァルハラ(Ubisoft)
  • ブライト メモリー インフィニット(Playism)
  • コール・オブ・ザ・シー(Raw Fury)
  • DiRT 5(Codemasters)
  • Madden NFL 21(Electronic Arts)
  • Scarlet Nexus(バンダイナムコ・エンターテインメント)
  • Scorn(Ebb)
  • Chorus(Deep Silver)
  • Second Extinction(Systemic Reaction)
  • The Ascent(Neon Giant / Curve Digital)
  • The Medium(Bloober Team)
  • Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2(Paradox Interactive)
  • 龍が如く7(セガ)

マイクロソフトはタイトルの具体的なリリース日を発表していないが(パブリッシャーによって異なる)、最近のブログ記事では、「我々の目標は、このホリデーシーズンにXbox Series XとHalo Infiniteを発売することに変わりはない」と伝えている。同社の言葉は明らかに、以前よりも不確実だ。これは、我々が今生きている不確実な時代が影響している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

次期「Xbox Series X」の新情報をマイクロソフトが発表

Microsoft(マイクロソフト)が「Xbox Series X」のローンチを発表してから数カ月が経過した。そしてGame Awardsの期間中に、やや冗長な名前が付けられたこのゲーム機が2020年後半に発売されることが伝えられている。

大きなボックス型のデザインや新しいワイヤレスコントローラー、そしてゲームの下位互換性など、いくつかの特徴が公開された。しかし、この次世代ゲーム機を際立たせるような核心については触れられていなかったが、うれしいことにマイクロソフトのXbox担当責任者であるPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏が、そのスペックの詳細について語っている。

「Xbox Series Xは最速かつ最強のゲーム機で、ユーザーが中心となるように設計されている」と、スペンサー氏はいう。「これは静的かつ大胆にデザインされた再現度の高いゲーム体験を意味し、4世代にわたり提供されてきた何千ものゲームタイトルが用意されており、より短い待ち時間でより長くプレイできるようになっている」

目玉機能は、当然ながら新プロセッサーだ。AMD Zen 2およびRDNA 2アーキテクチャをベースに設計された同チップは、Xbox Oneの4倍の処理能力を発揮する。GPUパフォーマンスは12テラフロップスで、Xbox One Xの2倍、初代Xbox Oneの8倍だ。その他の注目すべき追加機能には、フレームレートと解像度を向上させるVariable Rate Shadingとライティングを向上させるDirectX Raytracingがある。

Quick Resume機能は基本的に、プレーヤーが中断したところからゲームを再開できるというものだ。Dynamic Latency Input機能ではレイテンシーを低減することで、コントローラからの応答性の高いフィードバックを提供する。120fpsのフレームレートとHDMI 2.1もサポートされ、ゲームプレイの遅れを減少させるために自動的に最低レイテンシーモードに切り替わる。

上で述べたように、マイクロソフトから数世代のゲーム機がリリースされた現在、下位互換性が重要となっている。Game Passはクラウドゲームへの対応という同社の戦略において、ますます重要なものになっている。

さらなる詳細は「数カ月後」に明かされるが、「2020年のホリデーシーズン」の発売を予定しているPlayStation 5との厳しい競争に、マイクロソフトは直面することになる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

ゲームストリーミングサービス「Project xCloud」のiOSプレビューをマイクロソフトが公開

昨年、Microsoft(マイクロソフト)はProject xCloudのプレビュー版を公開した。ゲームを、ゲームコンソール、PC、モバイルなどさまざま画面に送り込む意欲的なゲームストリーミングサービスだ。しかし、これまで同サービスのモバイル版はAndroidでしか利用できなかった。米国時間2月12日、同社はProject xCloudプレビューをiOSデバイスにも提供を開始する。Apple(アップル)のベータ版配布プラットフォームであるTestFlightプログラムを通じて利用する。

これまでマイクロソフトはiOS版のxCloudを内部でテストしてきたが、外部には公開していなかった。残念ながら今回のiOSテストには制限がある。アップルのTestFlightはいつもそうだが、新しいビルドのテスターは1万人に制限される。

これでは需要を満たしそうにないことはマイクロソフトも認めており、招待状は先着順に配布されると説明している。ただしこの制約を回避するために、マイクロソフトは公開ベータ期間中に早期のテスターの一部を外して新規テスターの席を確保しようとしている。

「iOS TestFlightプレビューに参加を許可された人も、期間中ずっと参加できるとは限らない」と同社がブログで説明している。「前述のように座席数には限りがあり、テストの目的を達成するために参加者を最大限活かせるように入れ替えていく。またこれは、最初の割当から外れた人でも、後にプレビューに参加できる可能性がある問いを意味でもある。

iOSプレビューはゲームも「Halo: The Master Chief Collection」の1種類だけに制限されている。またこのテストには、現在Android版のテストに入っているXbox Console Streamingのプレビューは含まれていない。

テストに参加するには、Xboxゲーマータグに関連付けられたマイクロソフトアカウント、iPhone またはiPadとiOS 13.0以降、Bluetooth v. 4.0、Bluetooth対応Xbox Once Wirelessコントローラー、Wi-Fiまたは10Mbpsダウンロード対応のモバイルデータ通信が必要だ。スマートフォンベースのゲームではオプションで、PowerA MOGA Mobile Gaming Clip for Xboxなどのサードパーティー製コントローラーマウントを利用できる。

コンソールクォリティーのゲームをスマートフォンに移植する動向は、同社のゲーム戦略を象徴している。マイクロソフトは、ゲームコンソールを売れる数には限りがあるが、スマートフォンはいくらでもあることを知っている。加えて、今の人たちはゲームを自宅の大型テレビだけではなく、ありとあらゆるスクリーンでプレイしたがる。そしてモバイル端末が唯一のスクリーンという人もいる。

一方で、クロスプラットフォームゲーミングは、Fortnite、Minecraft、Robolox、PUBGなどのおかげでますます人気が高まっている。こうしたゲームはモバイル体験が専用機に負けないことを証明した。

プロジェクトxCloudはの目的は、デベロッパーがどこででも動くゲームを作りやすくすることにある。これは容易な仕事ではなく、そのために同社は複数のXbox Oneコンソールだけでなく、それをサポートするのに必要な基盤のさまざまな要素を取り扱うカスタマイズ可能なシステムを構築する必要がある。さらに、ゲームをコンソール並のスピードで遅延なく配信する技術も確保しなくてはならない。さもないとモバイルユーザーは二流の体験を強いられることになる。

TestFlightに参加するの方法の説明はプロジェクトページを参照してほしい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

【ギフトガイド 2019】ゲーム・ガジェットのトップ8

いよいよ2019年も残り少なくなってきた。ホリデイ・ギフトガイド、今回はゲーム用ガジェット編だ。ゲームファンの家族や親しい相手にも、自分へのプレゼントにもぴったりなガジェットをリストアップしてみた。

ギフトにする場合は事前に相手の好みやゲーム環境をよくチェックしておこう。この際だからと、自分のために購入する場合も互換性の確認は重要だ。対象プラットフォームについてはタイトル下に「PC+PS4」などと記載してある。「PC」はMicrosoft WindowsとApple OS Xをサポートしていることを意味している。

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ロジクール G502 Hero

PC

もちろん年季の入ったゲーマーならすでにお気に入りのマウスがあるだろう。しかしパソコン・ゲームのビギナーならゲーム対応の高機能マウスを確保するのは重要なステップアップだ。

ロジクールのG502 HeroG502 Lightspeedはこの分野のベストチョイスの1つだ。Heroは有線接続でワイヤレス版のLightspeedより価格が手頃。 Lightspeedはワイヤレス化されているだけでなくセンサーなどの機能もアップしているという。どちらの製品もボタンが11種類搭載されておりカスタマイズ可能で、LEDが点灯する。 HEROという名前の由来となっている新しいセンサーは100dpiから16000dpiまで感度可変だ。ユーザーは自分が快適な感度を選べる。LightspeedはHeroにさらに2つの重要な機能を追加したバージョンだ。まずワイヤレス(しかもレイテンシーがほとんどない)で、オプションのPowerPlayマウスパッドからワイヤレス充電される。

Razer Huntsman Elite

PC

キーボードとしては高価なほうだが、Huntsman Elite(ハンツマン・エリート)のハイブリッドキーは超クールだ。これはメカニカルと光学センサーを組み合わせたキーシステムになっていて、確実かつ超スピードで入力ができる。 ハイブリッド・スイッチはチャタリングを効果的に防止し、耐久性もライバル製品より高い(1億回のキータッチに耐えるという)。またプロファイルを保存するメモリも内蔵しているのでゲームごとに異なる設定をしておいて、それぞれ簡単に呼び出すこともできる。手首を置くリストレストも快適だ。RGB照明も点灯する。

Astro A50

PC + PS4 + Xbox

高品質のヘッドセットを使うとゲームの印象が全く別ものになる。これもロジクール製品だが、Astro A50シリーズは文句なしにすごい。Dolby Audioの7.1サラウンド・サウンド搭載で5GHz帯域のワイヤレストランスミッターはほとんどレイテンシーがない。正直、自分がプレイヤーとして別人になったかと思うほどだ。ヘッドセットには音声チャットとゲーム音響をミックスするコントロールがある。バッテリー駆動時間は15時間。Xbox/PC用とPS4/PC用の2つのバージョンが用意されている。残念ながら3つのプラットフォームすべてで動作するバージョンはない。

SteelSeries Arctis 7

PC + PS4

Astro A50がいかに高品質なヘッドセットでも、あの価格では手が出ないというユーザーはSteelSeries(スティールシリーズ)のArctis 7を検討してみるといいかもしれない。 価格は半分以下だが機能は十分だ。オーディオはロスレス2.4GHzワイヤレスでレイテンシーも十分低い。ClearCast双方向性マイクが付属する。SteelSeriesによればバッテリー駆動時間は最大24時間だというが、私はスタミナ不足でまだ実際にそこまでテストできていない。

Astro C40 TR ゲームコントローラー

PS4 + PC

ゲームの競技的になるつれて伝統的なゲームコントローラーを使っているのは不利だと見なされることが多くなった。シューティングゲームのプレイヤーの多くは、狙いをつけるための補助ガジェットを使ってギャップを埋めようとしているが、パソコンゲームのキーボード、マウス、ゲーム用デバイスを組み合わせたシステムに比べると専用機は入力可能な情報量がやはり少ない。

このAstro C40は、私自身がPS4のコントローラーとして常用しているすぐれものだ。C40は有線でもワイヤレスでも接続可能で、背面のプログラマブルなパネル、トリガーストップなどもゲーマーの能力をアップする。バッテリー駆動時間は12時間あり、私には十分だ。

(個人的経験になるが、私が使っているC40はジョイスティック操作狙いをつけようとすると、時々、わずかな遅れを感じることがある。背面パネルを取り外してジョイスティックを交換することは可能。またAstroにはC40に6カ月の保証がついている)。

Scuf Gaming Prestige Xboxコントローラー

Xbox

Xboxのユーザーで同梱のコントローラーをアップグレードしたいと考えているなら、このガジェットは有力な候補だ。Scuf Gaming Prestigeコントローラーには背面にカスタマイズできるパドルが4つ並んでいる。フェイスプレート、スティックが交換式で、好みの色やスティック長を選べる。注意点として、私の経験ではScufのコントローラーは激しい使用に長期間耐えないようだ。価格を考えるとこの点は考慮すべきかもしれない。

Seagate Game Drive 4TB

PS4/Xbox One

待望のゲームが登場した! しかし、手持ちのゲームのどれかを削除しないとインストールできない、なんて経験があるなら、しばらくの間、保存容量の心配をしなくてすむように巨大なUSBドライブを接続してしまうおう。

Seagate GameDrive 4TBならPS4の容量を一気にアップできる。 50以上のゲームでも対応できるはずだ。USB 3.0接続なので電源も供給されるし転送速度も速い。SSDではなく通常の磁気ディスクだがそれだけに価格が手頃だ。読み出し、書き込みがSSDより遅いのはやむを得ない。

(256GB以上のUSB 3.0 HDDはたいていどんな製品でもPS4、Xbox Oneで作動する。ただし最初に接続したときにフォーマットする必要があるかもしれない。この場合、既存データはすべて消去される)

おなじみのmicroSDカード

Switch

Xbox/PS4のユーザー同様、任天堂Switchでもデフォルトの32GBでは容量が足りないユーザーも多いだろう。しかしXbox/PS4とは異なり、Switchは外部USBドライブではなくmicroSDカードを使わなければならない。

ありがたいことにmicroSDの価格は、最近急激に安くなっている。512GBのカードでも100ドル以下だ(日本では海外パッケージ品が1.4万円前後)。ただし2点ほど注意が必要だ。ひとつは転送速度が60-95 MB/秒以上であること。また信頼できるショップから有名ブランドの製品を購入することだ。残念ながら偽造その他の不正が横行している。

【Japan編集部追記】 各ガジェットとも日本法人ないしショップが国内で販売している。またオリジナルのサイトも日本に直送してくれる。記事リンクにアフィリエイトは含まれない。元記事にはアメリカAmazonへのアフィリエイトリンクがあるので、アメリカAamazonに注文する場合は原文へ。

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滑川海彦@Facebook]

E3でMicrosoftがゲームストリーミングのxCloud発表、Google Stadiaとの違いは?

GDCとGoogle I/OでGoogleStadiaをデモした。今回E3でMicrosoftが以前から噂になっていたxCloudを正式発表した。十分な時間とは言えないが両方のクラウドゲームプラットフォームをテストする機会があったので簡単に比較してみたい。

ひとつ重要な点はxCloudについては今のところ情報が異常に乏しいことだ。 E3でMicrosoftはXbox Game Pass8K Xboxハードウェア、Scarlettの紹介に力を入れていた。こうしたXbox関連プロダクトには十分時間が割かれたのに、xCloudについてはほんのわずかしか触れられなかった。

料金、リリーススケジュール、サポートされるデバイス、ネット接続に必要な能力などすべて不明だ。今のところわかっているのは、xCloudは今年後半に一般公開されるということだけだ。つまりStadiaの公開スケジュールとほぼ同じだ。xCloudはゲームクラウドだということ以外、クェスチョンマークの山となっている。

とはいえStadia同様、xCloudもストリーミングサービスであるかぎり、特有の物理的制約を逃れることはできない。光の速度が有限である以上、サーバーからの距離に比例したレイテンシーが存在することになる。この伝達の遅れに対処する方法はMicrosoftもGoogleとほぼ同様だろう。人間の目は驚くほど微細な部分まで見分けることができる。しかしロサンゼルスのコンベンションの舞台にシリコンバレーからストリーミングしてる状態でははっきり感じられるような問題は起きなかった。

しかしシューティングゲームでガンを射ったとき、トリガーを引いた瞬間とマズルフラッシュが表示された瞬間を比較すればレイテンシーの見当がつく。自宅に戻ってテストしたときには遅れが顕著に感じられた。もっともこれは特に注意を払っていたせいもあるだろうし、自宅の接続環境も影響しているかもしれない。しかし十分準備を整えたコンベンションの壇上でのデモは一般ユーザーが実際に使う場合を正しく表現しているとは思えない。

Stadiaでは何度かシステムがクラッシュしたが、リスタートすると復帰した。xCloudではフリーズは経験しなかったが、双方の接続環境はまったく違うのでこれだけで比較はできない。

大きな疑問はXboxがxCloudをサポートする専用コントローラーを発表するかどうかだ。他のデバイスを介さず、コントローラーが直接クラウドに接続できればレイテンシーを減少させることができる。Stadiaはすでに専用コントローラーを準備している。しかしXbox Oneのユーザーは数ミリ秒のレイテンシーを減少させるためにはわざわざGoogleの新しいデバイスを買いそうにない。しかしXboxブランドでxCloud専用コントローラーが出れば事情は違ってくるかもしれない。

Stadiaで4Kゲームをプレイするには35Mbps以上の接続速度が必要だ。xCloudの要求については今のところ情報がないが、Stadiaと大きく変わらないだろうと予想する。

GoogleはStadiaを専用機を代替するものと位置づけているのに対し、xCloudのデモは専用機ゲームをあらゆる場所でプレイできるようにするためのサービスと考えているようだ。

Stadiaにせよ、xCloudにせよ、ストリーミングゲームという考え方はPS4をインターネットを使って遠隔操作するソニーのリモートプレイほど画期的なテクノロジーではない。しかしサポートされるユーザーベースはもっと大きいだろう。xCloudのデモはXbox OneコントローラーをSamsung Galaxyに接続して行われた。今のところこれ以外にどんなデバイスがサポートされるか情報がない。一方Google Stadiaは自社のPixel 3、Pixel 3aしかサポートしない。つまりデバイスの数でいえばMicrosoftはSamsung GalaxyをサポートするだけでGoogleに勝っているわけだ。

もうひとつ重要なのはコンソールゲームをスマートフォンの小さなスクリーンでプレイするとまったく違った体験になるという点だ。モバイルデバイスのプロセッサーは年々強化されてきた。それでもMicrosoftのゲームがスマートフォンの画面にもう少し最適化されていたら良かったのにと感じる瞬間があった。

次は料金の問題だ。ゲーム機の所有者はストリーミングを受けるのは無料だ。Stadiaの場合も、オンラインでゲームを購入した後は、1080pのストリーミングでゲームをプレイするのは無料だ。しかし4Kでプレイしようとすると月額9.99ドルの追加料金を支払う必要がある。xCloudにも同様の制限が設けられるのかどうはまだわからない。

ビジネス面で重要な点はxCloudがXboxのゲームタイトルすべてをサポートするかどうかだ。もしそうであれば、Stadiaが追いつくのは難しいだろう。ことにマルチプレイヤーゲームにはネットワーク効果が強く働く。ユーザーは既存プラットフォームから飛び出して友だちがほとんど入っていない新しいプラットフォームに移ろうとはしない。いかにGoogleといえどもネットワーク効果が十分に働く規模のユーザーをゼロから集めるのは至難の技だ。この点でXboxは何年も先行している。

まとめると、重要な疑問点はxCloudの料金、専用コンソールの有無、Xbox Game Passとの連携の詳細などだ。ただし、ストリーミングゲームはマーケットとしてまだニッチかもしれない。「今やゲームはストリーミングにシフトした、専用機は時代遅れだ」というのは少し早まった判斷だろう。しかしMicrosoftがxCoudを発表したことで、この分野でのStadiaの一人勝ちの可能性はなくなったと思う。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

マイクロソフト、PC版Xbox Game Passの価格詳細を公開

Microsoft(マイクロソフト)はE3のキーノートに先立ちPCユーザーが人気ゲームのライブラリにアクセスできるXbox Game Passの月額プランを明かした。このサービスは月額4.99ドル(約540円)と非常に廉価にスタートする(ただしこれは”初期価格”だと説明されており、希望小売価格は月額9.99ドルになる)。

このWindows 10向けのサービスはコンソール向けのものと非常に似ており、サブスクリプション契約にてゲームタイトルがプレイできる。購読者はゲームを無制限にプレイでき、また20%のディスカウントでタイトルを購入することも可能だ。

さらに公式ローンチ前ではあるが、月額1ドルにて現在用意されている10タイトルほどを遊ぶこともできる。このベータ版は、米国時間6月9日より利用可能だ。

なお、公式ローンチ時には100タイトルにアクセスできるようになり、『Halo: The Master Chief Collection』『Gears of War 5』『Forza Horizon』などの大作が用意されるという。

興味深いのは、PCゲームにフォーカスしたこのサービスに、Xboxのブランドが採用されていることだ。また、XboxコンソールとPCの両方で利用できるサブスクリプション「Xbox Game Pass Ultimate」も月額14.99ドル(約1630円)にて提供されることが発表された。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

ゲーム・オブ・スローンズ作者の新作RPG「Elden Ring」が正式発表

今年のE3で数々の新作ゲームの発表が待たれていた中、Elden Ring(エルデン・リング)の情報が開催数日前に漏洩した。作者であるGeorge R.R. Martin氏は、つい最近完結したHBOの大人気シリーズ「Game of Thrones」(ゲーム・オブ・スローンズ)の作者でもある。

Elden Ringは、米国時間6月9日に開催されたMicrosoft E3で正式発表され、Xbox OneとWindows PCのどちらにも対応する。PlayStation 4版も予定されているが、ソニーは自社イベントがなかったため、フロム・ソフトウェアが開発するこの「史上最大のゲーム」のすべての恩恵は、Microsoftが浴することになった。

同作品には「氷と炎の歌」(A Song of Ice and Fire)の作者である宮崎英高氏も深く関わっている。これまで同氏が最もよく知られていたのはフロム・ソフトウェアの人気作品「ダークソウル」シリーズだ。

まだ、発売日やゲームの内容などの詳細は不明だ、トレーラービデオにはLord of the Rings(ロード・オブ・ザ・リング)を思わせるダークゲームの舞台が映し出されていた。詳細が入り次第続報の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

マイクロソフトが史上最強モデル8K Xboxを予告紹介

Microsoft (マイクロソフト)はゲーム専用機の次の時代を見据えて、これまでで最強となるXboxを開発している。E3カンファレンスで披露されたXboxの次期ハードウェアは次世代にふさわしいものだった。

同社が「Project Scarlett」と呼ぶその製品について、重要な事実情報をいくつかほのめかした。新しいゲームコンソールは8K対応で、フレームレートは最大120 fps、SSDストレージの採用によってロード時間を短縮する。リアルタイムでレイトレーシングできるほど強力なハードウェアだ。

「この世代は、これまでのどの世代よりも大きく飛躍した」と新ハードウェアを紹介するビデオは言う。Microsoftによると、新ハードウェアの性能はXbox One Xの4倍だという。

この次世代コンソールは2020年の年末商戦に向けて登場予定だ。同時にHaloの新作「Halo Infinite」も発売される。

「ゲームコンソールは設計、製造、最適化のすべてがゲーミングという1つの目的に向かうべきだ」とXbox責任者のPhil Spencer氏が発表イベントの壇上で語った。

次世代PlayStationの計画についてもすでにいくつか情報があり、SSDへの移行と第3世代AMD Ryzen CPUが話題の中心だ。

詳しい情報がわかり次第、両システムを比較してみたい

プレステ4のアーキテクトが次世代機プレステ5SSD搭載と語る

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

E3でMSがXbox Game Pass Ultimateを発表、月額約15ドルでPCでもプレイ

先ほどE3カンファレンスでMicrosoft(マイクロソフト)は、Xbox Game Pass Ultimateを発表した。このゲームサブスクリプションにはXboxコンソールと各種のモバイルデバイスに加えてデスクトップ向けのXbox Game Pass for PCもバンドルされる。月額料金は14.99ドル(約1630円)。

Xbox Game Passは多数のXboxゲームを自由にダウンロードできるマルチプラットフォームのプロダクトだが、今回のUltimateは手頃な価格でパソコンも利用できるようになった。思わず手を出したくなるプロダクトだ。これによってMicrosoftはゲームビジネスの中心となることを狙っている。

Ultimateに先立って発表されたXbox Live Goldはオンラインのゲームサービスだがサブスクリプションにはエクストラの無料ゲームやストアでの割引が含まれる。Xboxの熱狂的ファンを増やし、人当たり売上も最大にするという長年のMicrosoftの戦略は健在だ。 Game Passには専用機で大ヒットしたゲームを含めて100タイトル以上のクラシックゲームが含まれる。

Live Goldの料金は月額9.99ドルで、すでにMicrosoftのサブスクリプションに加入している多くのユーザーがこちらにも参加したいと考えるのは間違いない。

【Japan編集部追記】MicrosoftのE3ライブビデオ録画。画面下部に表示されるタイムスタンプがゼロになったところから開始する。

キアヌ・リーブス本人がCyberpunk 2077のプロモーションに登壇して会場から喝采を浴びていた。こちらはドラゴンボールZカカロットのワールドプレミア。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Apple TVが複数ユーザーやXbox/PlayStationのコントローラをサポート

アップルはApple TVのオペレーティングシステム、tvOSの次バージョンを発表した。ホーム画面が一部変更され、フルスクリーンのプレビューが自動再生されるようになる。個人的にはビデオの自動再生はオフにできるとよいと思っている。Netflixのビデオプレビューは多くの人から不評のようだ。

tvOSは複数ユーザーをサポートするので、「次はこちら」はそれぞれの人の好みを反映するようになる。これはNetflixなどのストリーミングサービスと似た機能だ。右からスワイプすると新しい「コントロールセンター」パネルを開くことができる。

アップルはすでにゲームのサブスクリプションサービス、Apple Arcadeを発表している。Apple ArcadeもApple TV上で動作する。100種類以上のゲームを月額定額制で楽しめるようになるということだ。

これまで、Apple TVでプレイするゲームは、ちょっともどかしかった。コントローラが付属していないからだ。しかし次バージョンのtvOSは、2種類の定評あるコントローラ、PlayStation 4とXbox Oneのコントローラに対応する。

海中の映像のスクリーンセーバーも新たに追加されたが、コントローラのほうがわくわくするニュースといえるだろう。

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(翻訳:Kaori Koyama)

マイクロソフトが点字ディスプレイ付きXboxコントローラーを検討中か

Microsoft(マイクロソフト)は近年、ゲームにおけるアクセシビリティ向上に力を入れており、操作しやすいコントローラー「Adaptive Controller」などを発表している。そして同社の点字ディスプレイを組み込んだXbox向けコントローラーの特許は、障がいがあるゲーマーへの新たな配慮を示唆している。

想像できるように、視覚障害者がゲームを楽しむことや、その困難を完全に解決するのは難しい。例えば、画面上にテキストで表示されるプレーヤーの状態やアイテム、ダイアログや指示などは、どのようにしたらそのようなゲーマーが読み取ることができるだろうか。

多くの場合、スクリーンリーダーが視覚障害者用に用意されるが、そのテキストはオーディオ形式で提供されることが多く、ゲーム内では魅力的とはいえない。ゲームに熱中しようとしている時に、誰がコンピューターの音声で鎧のレベルやアイテムの取得を知りたいと思うだろうか。

またこの問題を解決するための点字ディスプレイはすでにいくつか存在するが、ゲームメーカーが用意するものに勝るものはなく、またそのためにMicrosoftは点字を内蔵したコントローラーの特許を出願したのだ。

 

今回の特許は昨年提出され、最近公開されたものをオランダ語サイトのLet’s Go Digitalが発見した。現時点で正式な発表はないが、6月に開催されるE3のことを考えれば興味深い。もちろん特許が必ず製品化につながるわけでないが、着目する価値はあるだろう。

特許で言及されている点字コントローラーは、普通のXbox Oneのゲームパッドとよく似ているが、背面には突起が飛び出してくる複雑な機構が組み込まれている。これは点字ディスプレイで、プレーヤーが指で読み取れる機械的な飛び出しを再現するドットマトリクスと、入力と出力の両方が可能なパドルのセットで構成されている。

 

6本のパドルは点字コードの6個のドットに対応しており、ユーザーはそれらを利用してコードやテキストを入力したり、あるいは指をパドルから離さずに文字を読み取ることができる。もちろんこの機構は、方向の指示や振動のような周囲環境のエフェクトを触覚フィードバックとして再現することもできる。このような機構がコントローラーに存在していても、私は気にならない。

もちろん、ゲームには視覚的なデータを聴覚的なデータに変換し、あるいはその逆を行うメタデータ層が必要となるだろう。このようなアイデアは誰もが考えているが、Microsoftはさらに一歩先をいこうとしている。同社の動きが、他の開発者やメーカーを説得するのに役立つのを祈るばかりだ。

E3の会場では、我々TechCrunchチームもMicrosoftへと、このコントローラーのデザインやその他のアクセシビリティの改善について尋ねるつもりだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Xbox One S All-Digital Editionは約2.8万円の光学式ドライブレスモデル

Microsoft(マイクロソフト)は新型コンソール「Xbox One S All-Digital Edition」を発表した。本体に光学式ドライブを搭載せず、ゲームは最近のPCのように本体のHDDドライブに保存する。米国時間4月16日の「Inside Xbox」のプレゼンテーションにて発表されたXbox One S All-Digital Editionは、光学式ドライブを持たない以外は「Xbox One S」と全く同一ハードだ。

左からXbox One X、Xbox One S、Xbox One S All Digital Edition

今回の発表は、残念ながらソニーの次世代PlayStationの話題に少し隠れてしまった印象だ。しかし、Microsoftのゲーミングエコシステムへの取り組みを垣間見ることができる。

MicrosoftのJeff Gattis氏は、「我々は顧客にデジタルを押し付けるつもりはない」と語っている。「これは、デジタルメディアを望むデジタルネイティブ世代の需要に応えたものだ。デジタルにおける顧客の好みについてまだ我々が知らないことを教えてくれ、そして将来その経験を洗練させてくれる。我々はこれを、コアコンソールゲーマーを超えた拡張を提供するための前進だととらえている」

CPUとGPU、メモリー容量は同じ。そして、1TBのハードディスクドライブも数年前から変わらない。ゲームを大量に購入する予定なら、少し気になるところだ。

Xbox One Sとは形状もサイズもまったく変わらず、またブルーレイドライブがないからといって小さく、あるいは薄くなることもない。Gattis氏は、本体のサイズ変更は設計やコストに影響しうることを指摘している。

249ドル(約2.8万円)という値付けは通常モデルのXbox One Sから50ドル安く、適切に感じられる。また、本体には「Sea of Thieves」「Minecraft」「Forza Horizon 3」の3タイトルが付属する。Sea of Thievesは最近人気が上がってきているし、Forza Horizon 3やMinecraftの面白さは相変わらずだ。

Xbox Live GoldとXbox Game Passを融合させ、オンラインサービスとGame Pass libraryにアクセスできるXbox Game Pass Ultimateが気になるかもしれない。こちらでは十分なタイトルが用意されており、またMicrosoftのE3での新発表まで、特にゲームは購入しないほうがいいかもしれない(Game Passを1ドルで3カ月使用できる特別オファーも用意されている)。

Xbox One S All-Digital Editionの予約は海外にて開始されており、5月7日には出荷が開始される。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Xbox One Sのディスクなしモデルが5月に登場か

物理メディアが消える兆しは以前からあった。そして来る5月、Microsoft(マイクロソフト)は「Xbox One S All-Digital(XOSAD)」の発売によって、とどめを刺そうとしている。報道の通りなら、最新のコンソールではBlu-rayドライブがダウンロード体験で置き換えられる。

XOSADの噂は去年から出回っていた。当時はまだトップガンの続編タイトルから「Marverick」と呼ばれていた。Windows Centralの最新レポートに、システムの詳細とともに発売日の予想が5月7日と書かれているが、これは当初の報道とおおむね一致している。

システムには1TBのストレージがついてくると言われており、それならディスク離れの進むプレイヤーにも十分な容量だろう。製品にはMinecraft、Forza Horizaon 3、Sea of Thievesなどいくつかダウンロードコードが付属するらしい。

ディスクドライブがないことを別として、新システムの外観は通常のOne Sと大きくは変わらない。価格は先行機種より安くなることが予想される。これは、Microsoftがゲームから物理メディアを引き離そうとする大きな動きの一環だ。さらにはXbox Game Passのようなデジタルファーストなサービスも入ってきている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Xbox OneのゲームをAndroidからストリーミングでプレーできるProject xCloud

マイクロソフトがProject xCloudに関するこれまで以上の情報と、最初の紹介ビデオをシェアした。同社はこのところ、クラウドから提供するゲームストリーミングサービスを開発していた。マイクロソフトが作ろうとしている未来のゲームプラットホームとは、Xbox One用に作られたゲームをストリーミングする、どんなデバイスからでも遊べるサービスだ。

そしてその最初のデモでは、データセンターで動いているくForza Horizon 4(フォルツァホライゾン4)がAndroidスマートフォンへストリーミングされる。ゲームのコントローラーは、Xbox OneのものをBluetoothでAndroidスマホに接続して使う。

マイクロソフトでクラウドゲームを率いるKareem Choudhry氏が、上のビデオで言っている。「ネットワークの状態さえ良ければ、どこからでもProject xCloudに参加できる」。Forza Horizon 4はネットワークの性能などの要求が厳しいゲームで、Androidスマートフォンは小さなデバイスだから、ほどほどの環境でもプレイできるということだろう。

Choudhry氏は、Project xCloudを音楽ストリーミングサービスやビデオストリーミングサービスにたとえる。例えばSpotifyのアカウントがあれば、どんなデバイスからでもログインできる。スマートフォンでも、パソコンやラップトップでも、同じミュージックライブラリを見つけて自分の個人的プレイリストを再生できる。「Project xCloudもそれと同じだ」と。

あるいは、Xboxブランドのサービスにどんなデバイスからでもアクセスできる、と考えてもよい。あなたのコンピューターのGPUがIntelのプロセッサーに最初から統合されている最低限の性能のやつであっても、そんなコンピューターからリソース要求の厳しいゲームにログインしてプレイできる。何もかも、あなたのコンピューターの上ではなく、お近くのデータセンターで動くのだから。

Project xCloudはマイクロソフトの既存のゲームサービスと互換性がある。同じゲームにどっちからアクセスしても、デベロッパーは何もする必要がない。あなたはクラウドサービスにアクセスし、友だちと対戦できる。なにもかも、実際にXboxやパソコン上のXboxアプリを使っていたときと同じだ。

XboxやXbox 360、Xbox Oneなどを買った人たち向けには、今後新しいXboxコンソールが発売される。ゲームをクラウドから提供する、とは言っても、Choudhry氏によると、マイクロソフトはコンソール(ゲーム機)ビジネスを捨てない。

クラウドゲームは、ほかの企業もやっている。中でも将来性ありとされているのが、フランスのShadowだ。Shadowのユーザーは、Windows 10のデータセンターで動いているインスタンスにアクセスする。

マイクロソフトは、技術にコンテンツを結び付けたい。すでに、サブスクリプションサービスはある。そのXbox Game Passと呼ばれるサービスでは、月額10ドルでXbox OneとXbox 360のゲームをプレイできる。今年後半に同社が公開試用を始めたときには、Project xCloudとXbox Game Passが統合されているだろうか。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Windows 10、ついにWindows 7を抜く――デスクトップOSのシェアでトップに

新年にふさわしいニュースかもしれない。Net Marketshareによれば、Windows 10がもっともポピュラーなデスクトップOSの地位を占めた。 Windows 10がリリースされたのは3年半前になるが、OSのシェア首位となったのはこれが最初だ。

しかし39.22%というWindows 10のシェアは決して一夜にして獲得されたものではない。しかしMicrosoftがこれまでリリースしてきた他のOSのあるものに比べれば苦闘の度合いは少なかった。ともあれWindows 10はWindows 7(36.90%)を抜くことができた。Windows 7より後発のWindows 8.1ははるか引き離された5位で、Windows XPより1ポイントも低い。

Windows 10は現在7億台の多様なデバイスにインストールされている。 Microsoftはデスクトップとコンバーチブル(Surfaceシリーズ)のOSを統一するというギャンブルに出たが、これは成功したとみていいだろう。またWindows 10がゲーム機能を強化し、Xboxゲームもデスクトップでをプレイできるようにしたこともプラスになった。

Windows 10へのシフトは順調に見えるが、エンタープライズではやはり遅れが目立つ。大企業で仕事をした経験があれば、IT部門が新しいOSへの乗り換えに慎重になることは理解できるだろう。これがXPが今だにトップ5に居座っている理由だ。

Microsoftは良いニュースで2018年を締めくくることができた。Microsoftは再び時価総額世界一の座を得た。 Appleが2位だ。OSランキングでは10.14 Mojaveがシェア4.73%でWindows 7に続く3位となっている。

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滑川海彦@Facebook Google+

Microsoft、ディスクレスXbox Oneを発売か?

Thurottの最新記事によると、MicrosoftはXbox Oneファミリーの新しいコンソールを開発しているらしい。この低価格モデルは通常のXbox Oneのゲームをプレイできるが、Blu-rayドライブはない。

これによってエントリーレベルのXbox Oneの価格を下げることが可能になる。Xbox One Sの公式価格は299ドルからだがAmazonでは250ドル前後で見つかる。ディスクレスXbox Oneなら199ドルからにできるかもしれない。

Xbox Oneとゲームディスクを持っている人は、公式販売店に行ってディスクをデジタル・ダウンロード用コードと交換することも考えられる。通信速度の遅い人のために、新しいXboxには大きなハードディスクドライブが付いてくることを期待したい。

2013年にXbox Oneを発表したとき、Microsoftはデジタルゲームを強く推進しようとしていた。当初の計画ではゲーム媒体はユーザーのXboxアカウントに紐付けられていた。その後、ディスクを入れなくてもプレイできるようになった。さらにMicrosoftは、ゲームディスクを30日間友達に貸し出せる方法も計画していた。

その後反発を受けたMicrosoftはこの計画を断念し、従来の方法に戻した。しかしあれから5年が過ぎ、デジタル・ダウンロードはこれまでになく普及し、インターネットの接続速度もこれまでになく速くなった。

Microsoftは将来のゲームはサブスクリプションベースになるとも考えている。 Xbox Game Passを定期購読すれば数十種類のゲームを月額10ドルで利用できる。Xbox OneでEA Accessを購読することもできる。最終的にはストリーミングサービスのサブスクリプションがXboxそのものに取って代わることも考えられる。しかしまだそこまでは行っていない。

Thurottによると、MicrosoftはXbox One Sの改訂版も準備中で、少し安くなるかもしれないという。こちらには従来どおりディスクドライブが付いてくる。

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Microsoft、Xboxのハードウェアとソフト使い放題サービスを発表

MicrosoftはXbox All Accessという新サービスをXboxブロクで発表し、後に記事を取り下げた。しかし、複数ニュースソースが、削除前の記事を見つけていた。かくして秘密は明かされた。Microsoftの新しいハードウェアとソフトウェア購読プランは本物らしい。(アップデート:Microsoftはこのニュースを正式に発表した)。

この数週間、Microsfotが新しい定期購読プランを発表するらしいというが流れていた。今日の発表はその噂もと一致している。MicrosfotはXbox All Accessを米国で提供開始する。プランには、Xboxハードウェア、Xbox Live GoldおよびXbox Game Passが含まれる。

利用者は、月額22ドルのXbox One Sと35ドルのXbox One Xのどちらかを選べる。24ヶ月間払い続けると、購読は終了しゲーム機は自分のものになる。その後もXbox Live GoldとXbox Game Passの料金を払い続けるか、定期購読を中止するかは自由に選べる——そもそも自分のコンソールなのだから。

では、計算してみよう。現在Xbox One Sは299ドル前後で買える。Xbox Live Goldは年間60ドルでマルチプレーヤーゲームをプレイして無料ゲームを利用できる。そしてXbox Game Passは、月額9.99ドルで100種類以上のゲームライブラリからダウンロードしてゲームをプレイできる——ビデオゲームのSpotifyのようなものだ。

普通にコンソールを買って2年間定期購読すると、合計659ドル程度支払うことになる。Xbox All Accessサブスクリプションなら約130ドル節約できる。2つのサービスをもともと契約するつもりの人にはお得だろう。Xbox Game Passには興味がない、という人は普通に本体を買うより高くつくことになる。

Xbox One Xは現在499ドル前後で売られている。Xbox Live GoldとXbox Game Pass2年分を加えると、合計金額は859ドルになる。Xbox All AccessでXbox One Xを選ぶと840ドルになる。つまりXbox One Xが欲しい人とってはあまりお得ではない。

この新サービスによって、Micrsoftは同社のゲーム戦略を購読モデルにシフトしたい意向を示した。消費者がコンソールを数年おきに買うことは、オールインワンのXbox定期契約を買うほどMicrosoftにとってもうからない。定期購読は顧客ロイヤルティを高め、予測可能な定期的収入を生む。

さらに重要なのは、ゲームコンソールは永遠に存在するものではないことだ。どこかの時点でゲームはクラウドの高価なサーバー上で動き、ユーザーはサービスを定期購読するようになる。噂によるとMicrosoftはクラウドからゲームをストリーミングする低機能Xboxをすでに準備中と言われている。MicrosoftがXbox All Accessで考えているのはこういうことだ。

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Microsoft、Xboxの新ハードウェアを来月発表

Microsoft は、来月ドイツで行われるGamescomでXboxの新しいハードウェアとアクセサリーを披露する。詳細はあまりわかっていない。Microsoftのブログ記事には、8月21日のイベントについて「数多くのニュース、Xboxのまったく新しいハードウェアとアクセサリー、および近日発売のタイトルの数々」と書かれている。

ただし、Xbox Oneの後継機を期待してはいけない。

いくつかの可能性が考えられるが、ほとんどの兆候は新しいXbox Eliteコントローラーを指し示している。噂では、改訂されたコントローラーはUSB-C充電、Windows 10対応を備え、トリガーとボタンの機構が変更される。タイミングもよい。8月半ばに発表すれば、Microsoftは高価なコントローラーをホリデーシーズンの店頭に並べる時間が十分にとれる。

Microsoftは昨年4K Xboxを発売したばかりだ。今でもこのモデルは最新のPlayStation 4と競争できる。低価格あるいはデザイン変更されたローエンドXbox One Sも準備ができているかもしれない。

8月21日のGamescomで何が発表されたとしても、本誌で報告する予定だ。

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MicrosoftはXbox上のVRの約束を破りWin 10上のPCゲームに没頭か

[筆者: Sarah Wells]
Microsoftが2016年に約束した仮想現実機能をまだ待ってる人に、不幸なニュースがある。先週のE3でMicrosoftのチーフマーケティングオフィサー(CMO)Mike NicholsがGamesIndustry.bizに、同社にはその約束を果たす計画がない、と語った。

彼は同誌に、“仮想現実や混成現実のXbox固有の計画はない”、と述べている。

しかし2年前にはXboxのチーフPhil SpencerがThe Vergeに、Xbox One X(当時はXbox Scorpioというドラマちっくな名前だった)は、“今PCにあるようなハイエンドのVRを”サポートする、と言っている。

Xbox One XのリリースにはVRを統合するというニュースが伴わなかったが、しかしそのころMicrosoftは、Windows 10用のヘッドセットWindows Mixed Realityをリリースして、PCゲームのVRや混成現実に踏み出していた。

今日のNicholsの説では、Microsoftは当面、PCゲームの世界に固執するらしい。

“PCは没入的なVRやMRにとってたぶん最適のプラットホームだ。しかしXboxに関しては、ノーだね”、と彼は言っている。

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マイクロソフト、Xboxのゲーム会社4社を一挙に買収

Microsoft のゲームに関する発表が続いている。Xbox E3プレスカンファレンスで発表した一連のゲーム会社買収は、同社オリジナルゲームコンテンツの強化を目的としている。

日曜日(米国時間6/10)、Xbox責任者のPhil Spencerは、Ninja Theory、Playground Games、Undead Labs、およびCompulsion Gamesの各社を買収したことを発表した。4社の加入は、Microsoftの自社ゲーム開発を大きく推進するものだ。同社は特にゲームダウンロードのサブスクリプションサービスであるXbox Game Passの強化をはかっている。

2010年創業のPlayground Gamesは、レーシングゲームのForzaなどを開発する長年のXboxパートナーだ。今回の発表とともに、最新タイトルのForza Horizon 4を発表した。

Ninja TheoryはHellbladeを、Undead LabsはState of Decayシリーズをそれぞれ開発しており、Compulsion Gamesは現在開発中の新タイトル、We Happy Fewを年内に発売する予定だ。

新たに加わった各社はMicrosfot Studiosブランドあるいは以前Crystal Dynamicsの前代表、Darrell Gallagher率いる新ベンチャー、The Initiativeの傘下に入る。Microsoft Studiosには、Haloを開発した343 Industriesや、Microsoftが2014年に25億ドルで買収したMinecraftの開発グループなどがすでに所属している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook