次世代iPhoneはワイヤレス充電の可能性―AppleはWPCに加入

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Appleはすでに WPC〔ワイヤレスパワーコンソーシアム〕のメンバーだ。このことは9to5macが発見した。 コンソーシアムのウェブサイトは最近アップデートされ、213社のメンバーにAppleが加わっていた。そのため次世代iPhoneはワイヤレス充電機能を備えるのではないかという推測が加熱している。

ワイヤレス充電そのものは新しいテクノロジーではないが、Appleは採用にきわめて慎重だった。Apple Watchにはすでに採用されているが、iPhoneにはこれまでワイヤレス充電機能は装備されていなかった。

実用化当初、ワイヤレス充電は充電速度が遅かったりバッテリーが過熱したりする問題があった。場合によっては長期の使用でバッテリー自体を損傷する可能性もあった。こうした技術上の困難に加えて規格の標準化という問題もあった。しかしワイヤレス充電のテクノロジーと規格策定は十分に進歩したため、Appleも対応する運びとなるようだ。

台湾のKGI Securitiesの信頼性の高いAppleアナリスト、Ming-Chi Kuo〔郭明錤〕はこれに先立って「次世代iPhoneはLightningポートに加えてワイヤレス充電システムを備える」と予言していた。

昨年9月の段階でもAppleは iPhoneに3種類ものモデルを発表することができた。今年の秋には、(実際のモデル名がどうなるかまだ分からないが) iPhone 8とiPhone 8 Plusに加えてハイエンドのいわば「プロ」モデルが加わるはずだ。

ワイヤレス充電機能を備えるのが3モデル全てになるのか最上位モデルだけになるかは今のところ不明だ。同様に、ワイヤレス充電器が付属するのか、Lightningポートがどうなるのかについても確かな情報はない。

WPCにはSamsung、LG、Huawei、HTC、Qualcommを始め多数の会社が参加している。そのためAppleが加盟したというニュース自体は次世代iPhoneの仕様を明らかにする上でそれほど大きな意味を持たない。とはいえ、現在渦巻いている噂にいわば油を注ぐ効果はある。火のないところに煙は立たないというが、大量の煙が渦巻いていることは確かだ。

さてAppleはLightningポートをどうするだろう? もしAppleが「ユーザーはLightning接続なしでも困らない」と判断するなら、ワイヤレス充電を実装するのをチャンスにiPhoneに残された最後のポートを廃止するかもしれない。

アップデート: AppleはWPCに参加したことを確認する声明を発表した。〔声明全文は原文に掲載〕

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ザッカーバーグ、OculusのVR手袋を装着してタイプ入力を披露

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Oculusはユーザーが指で絵を描いたり、スーパーマンのように空を飛んだり、それどころかVR環境でタイプ入力もできるようにすることを狙っている。OculusはすでにTouchコントローラーをテストしている。これはVRピストルを射ったり、VRオブジェクトをつまみ上げたりするのには便利だった。しかし今日(米国時間2/9)、親会社であるFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグはワシントン州レッドモンドのOculus Researchを訪問し、プロトタイプのVR手袋でタイピングしている写真をFacebookに発表した。

Zuckerbergは「われわれは仮想現実、拡張現実でユーザーの手に新しい能力を与えようと開発を行っている。この写真のような手袋を装着するとOculusユーザーはスケッチしたり、VRキーボードでタイプ入力したりできる。それどころかスパイダーマンみたいに指先からクモの糸を飛ばすこともできる。今そういうことを試しているところだ」と書いている。

TechCrunchではこのプロトタイプについてさらに詳しい情報を求めている。写真で見たところでは、Oculusの手袋はあまりかさばるものではない。注目すべきなのは、このデバイスが位置決めにOculus自身のセンサーではなく、OptiTrack Prime 17Wカメラを利用しているように見える点だ。カメラも含めた新たなセンサーを独自開発するより、サードパーティーの既存のシステムを利用したほうが開発期間、コストの両面で有利なのだろう。

Oculusはこれに先立って、手の位置をトラッキングするPebbles Interfacesを買収している。このスタートアップはVR手袋に用いられるテクノロジーを開発していた。

現在多くの企業がハプティック〔触覚フィードバック〕や位置認識の機能を備えたVR手袋の実用化を目指している。Dexta RoboticsのDexmo手袋もその一つで、手に取り付けるメカニカルな外骨格のようなデザインだ。 Manusはもっとスマートでバイク用手袋のような外観だ。しかし昨年のデモではHTV Viveコントローラーを上腕に装着する必要があった。同様のデバイスとしてはNeurodigitalのGloveoneNoitomのHi5がある。

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The Dexmo haptic VR glove

しかし今日のザッカーバーグの発表でOculusもVR/AR手袋という新市場に参入することが明らかになった。少なくとも、VR手袋を効果的に利用するソフトウェアの開発をターゲットとしていることは間違いない。

VR手袋でタイプ入力ができるようになることの意味は大きい。これまでゲームとエンターテインメントが中心だったVRビジネスを生産性ツールなどビジネスに役立つ分野に拡張できる。情報源から聞いたところでは、Facebookのエンジニアの一部はすでにVR環境での開発を実験しているという。現実世界ではディスプレイの面積が限られており、多数のディスプレイを次々に切り替えて忙しい思いをする。VR環境では表示面積は事実上無限だ。

VRはこれまでコンシューマーを主要なターゲットにしていたが、デバイスがケーブルに縛られること、装着がわずらわしいことなどの理由でメインストリームの製品とはなっていない。Facebookのエンジニアの実験は企業内利用の可能性を大きく広げるものとして重要だ。Business Insider は昨日、OculusはBest Buy店舗500ヶ所に設置していたデモ展示のうち、数日にわたって利用者がいなかった200ヶ所を閉鎖するという。

Oculus GlovesはVRがファンタジー世界から飛び出して現実の生産性ツールとなる道を開くかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

次期iPhone最上位機種は1000ドル以上か―OLED採用、メモリも改良との情報

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次期iPhoneに関する情報が飛び交う季節になった。最新の情報によると、次のiPhoneは1000ドル以上になるだろうという(少なくとも最上位モデルの場合)。

もちろんこれはさほど大きな変化ではない。現在でもiPhoneの最上位機種は900ドルを超えている。しかしFast Companyのレポートによれば、AppleはディスプレイをLCDからOLEDに変更するという。

これはiPhoneの製造コストがアップすることを意味する。またこのレポートは情報源の話として次世代iPhoneのメモリもアップグレードされると伝えている。これもコストの上昇要因だ。

次のアップデートでiPhoneは10年目を迎える。そこでAppleはこれをiPhone X〔テン〕と呼ぶだろいうという観測が根強い。

噂によれば、次期フラグシップモデルは 5.8インチで、現在のiPhone 7 Plusよりわずかに大きい。

これまでの戦略は多少変更され、次期iPhoneは現在のiPhone 7(4.7インチ)、iPhone 7 Plus(5.5インチ)と同サイズの2機種も同時に発売されるという。これらはそれぞれiPhone 7S、iPhone 7S Plusと呼ばれるという観測だ。

台湾のKGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Quo〔郭明錤〕は昨年11月に  「iPhone 8(あるいはiPhone X)だけにOLEDディスプレイが採用される」と書いている

筐体がやや大きくなり新ディスプレイが採用されるという点から、新iPhoneは背面もガラス製になり、側面はアルミからステンレスに変更されるという噂だ。

情報によると、いちばん大きな変更はAppleがついにホームボタンを廃止し、ディスプレイの下にタッチ式インターフェースを装備するという。情報源によれば、次期iPhoneは物理的なボタンを一切持たないという。ボリューム/ロックについても側面の金属ベルトに接触感応式の部分が設けられるようだ。

もちろんAppleは次期iPhoneについて今年の秋と想定されている製品発表まで何も語らないはずだ。以上の情報は公式なものではない。しかしOLEDが採用されるという情報が事実なら、購入予定者は銀行の通帳をもう一度チェックした方がいいかもしれない―価格は少々アップするはずだ。

〔日本版〕「郭明錤」の繁体字表記は台湾の科技新報のページから。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ロジテック、200ドルの4K対応ウェブカメラをリリース

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昨年9月に、ウェブカメラの取り扱いを再開したロジテックだが、このたび新たにBrioと名付けたニューモデルをリリースした。4Kに対応したモデルとなっている。HD画質で十分すぎるほどに感じることも多い中、ビデオ会議に4Kが必要なのかどうかはよくわからないところだが、ともかく技術は進化し続けているわけだ。値段も手頃な199ドルとなっている。

もちろん帯域幅による制限はある。4096 x 2160を30FPSで流すのはなかなか厳しい話だ。予定する用途もオフィスユースが主であるのかもしれない。超高画質なビデオ会議を必要とするような業態もあり得るのだろう。もちろんロジテックも「大切なビデオメッセージを送りたい人のために」とうたっているわけで、ビデオ会議用途以外の活用シーンをイメージしているようではある。

なお、このカメラはHDR(ハイダイナミックレンジ:High Dynamic Range)にも対応している。さまざまな照明状況に応じた、最適なビデオを流すことができるようになっているのだ。撮影の角度も65度から90度まで、3段階に設定できる。Brioは本日より提供開始となっている。

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(翻訳:Maeda, H

エレクトロラックスがKickstarterのスター、低温調理デバイスのAnovaを2.5億ドルで買収

John Bedell Photography

Kickstarterのスターとして有名なスマート低温調理(Sous vide)器具のAnovaがスウェーデンの家電大手、Electroluxに2億5000万ドルで買収されることが明らかになった。

この買収でElectroluxグループの一員となるもののAnovaのブランドも組織運営も従来通り。共同ファウンファー、CEOのStephan Svajianが引き続き指揮をとる。

「Electroluxに参加したことで、販売チャンネルを含めて同社の豊富が資源が利用できるようになった。われわれは引き続き一般家庭の調理に革命を起こしていく。ElectroluxはAnovaキッチンの実現に向けてわれわれを支援することを約束している。Anovaキッチンのデバイスは精密にコントロールされ、使い方が簡単で、しかも低価格、しかもインターネットに接続可能だ。われわれは人々がプロ顔負けのクッキングができるようになることを日々助けていく」とSvajianはブログに書いた。

Electroluxのホームケア事業部CEOのAnova買収発表

今日(米国時間2/6)、SvajianはTechCrunchの電話取材に対して「Electroluxはインターネットに接続されたデバイスによるキッチンがスマート・ホームのハブとなることをを目指している。〔Anovaの買収は〕この動きによく適合する。われわれ両社が力を合わせればきわめて強力な資産が生まれるはずだ」と述べた。

Anovaの誕生は 2013年にさかのぼる。翌年にスタートしたKickstarterのキャンペーンは大反響を呼び、180万ドルの資金を調達することに成功した。それ以後Anovaは大忙しだった。去年はBluetooth/WiFi機能が内蔵された第2世代の低温調理ヒーターをリリースした。また今年のCESでは低価格バージョンの開発も発表している。

SvajianはTechCrunchに対し、計画どおりに作業を進めていくつもりだとしながらも、「現時点では将来のプロダクトについて話すことはできない」と付け加えた。

〔日本版〕TechCrunch JapanでもAnovaのスマートフォン接続バージョンについていち早く紹介している。訳者もTechCrunch記事でAnovaを知って購入したが、宣伝どおりの機能で使い方も簡単だった。耐久力も十分あると思う。基本的には投げ込みヒーターなので手持ちの鍋その他の耐熱容器に取り付けることができる。Biggs記者は「〔低温調理デバイスは〕本来なら大手家電メーカーから製品が出ていてもいいはず」と書いていたが結局日本でも有名なエレクトロラックスが買収するという結果となった。これで日本の家電メーカーも遅まきながら低温調理器具の存在に気づいたかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ユーザーの好みを学習するパートナーロボット「ユニボ」の開発元が総額3.24億円を調達

パートナーロボット「unibo(ユニボ)」の開発を手がけるユニロボットは本日、総額3.24億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。引受先は、富士通のコーポレートベンチャーキャピタル、Nikon-SBI Innovation Fund、住友商事、アスカネット、TISのコーポレートベンチャーキャピタルだ。

ユニボは、高さ32cm、重さ2.5kgのパートナーロボットだ。ユニボの特徴は個人を識別して、個人の行動や趣味、言葉をAIが学習していく点とユニロボットの代表を務める酒井拓氏は話す。具体的には、個人の好みを学習してニュース配信をしたり、誕生日を覚えていてお祝いしたりすることができるそうだ。ゆくゆくは、日用品の買い物などもユニボを介してできるようにする計画だという。

世の中にはAmazon Echoなど、他にも音声認識ができるデバイスがすでにある。ただ、Amazon Echoの場合はAlexaと呼んでから、指示を出して何かを依頼するコマンド方式を採用している。ユニボの違いは連続した会話を記憶し、雑談の中でユニボが様々なソリューションや提案ができることと酒井氏は言う。

家庭用ユニボの価格は9万9800円(税込10万7784円)だ。また別途、月額料金の12ヶ月契約で基本パック月額5000円(税込5400円)がかかる。これにはクラウド利用料と人工知能更新料などが含まれている。ちなみに、モバイル型ロボット「ロボホン」の価格は19万8000円(税別)なので、それに比べるとお手頃かもしれない。

開発者向けにはユニボの専用SDK「スキルクリエーター」を用意している。開発者登録をすると、このSDKを使ってユニボのアプリを作成できる。また、作成したアプリはユニボストアで販売できるようになる予定だ。

ユニボは家庭向けにとどまらず、病院・介護施設、商業施設、自治体などの法人利用でも普及することを目指していると酒井氏は話す。ユニロボットは2015年にUSENグループのアルメックスと業務資本提携を締結しているが、これも法人利用を進めるための一歩だったという。アルメックスは医療機関やホテル向けの管理システムを提供していて、それにユニボと連携させることを視野に入れているのだそうだ。

ユニボは2017年3月後半から一般販売を開始し、ユニボ専用アプリが入手できる「ユニボストア」も同時期にオープン予定だ。

酒井氏は前職で基幹システムの開発を率いる立場にあったと話す。日本のおかれる高齢化社会の現状や震災をきっかけに、テクノロジーで生活をサポートするため、2014年8月にユニロボットを創業したという。2016年12月には、TISのコーポレートベンチャーキャピタルから資金調達を実施した(調達額は非公開)。今回の資金調達は、ユニボの一般販売に向け、ハードウェアとソフトウェア、そしてAIの開発に充てる予定と酒井氏は話している。

任天堂のNES Classicは150万台の大ヒット―ゲーム・ビジネスに明るいニュース

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任天堂のNES Classicはとてつもない勢いで売れている。これは懐かしのNESゲームをプレインストールしたミニ・ガジェットだ。同社は150万台以上を販売したことを明らかにした。実のところ供給が順調だったらはるかにたくさん売れたはずだ。このレトロなゲーム機はクリスマス商戦の目玉で、誰もが探し回っているのにどこでも売り切れだった。

今でさえ買うのは大変だ。Amazon、GameStop、Best Buyいずれも売り切れだ。たまにどこかで売られていると思えば最低でも60ドルと2倍以上のプレミアム価格となっている。今週の四半期決算の後の電話記者会見で(GameSpotによれば)君島社長が品薄状態を改善するために生産能力を増強することを約束した。またNES Classicを買えなかった消費者に対し「不便をおかけした」と謝罪した。

NES Classicにはヒット作30タイトルがプレインストールされている。また同梱のコントローラーはオリジナルのNESのものにそっくりのレプリカだ(ただしケーブルはずっと短い)。このレトロ・システムは平均的な手の平よりやや大きい程度のミニサイズで、重さもほとんど感じない。HDMI出力と充電可能なUSBポートがあり、持ち歩きも簡単で、ほとんどどんな環境でもプレイできる。

製造、販売のコストはきわめて低いはずで、それ自身でも信じがたい成功作だ。しかし任天堂にとって本当の価値はブランドをリニューアルし、年齢を問わずゲームファンにアピールできたところにあると思う。高い年齢層に対しては若い頃に熱中したゲームへのノスタルジーを呼び起こし、あらためて任天堂とのつながりを作った。若い層に対しては専用ゲーム機の能力と名作ゲームの永遠の魅力を紹介することができた。

本質的にいって任天堂の強みの本質はマリオからポケモンまで誰もが知っているヒット・ゲームを所有していることだ。任天堂はこうしたゲームをモバイルなど新しい環境に向けて進化させることに成功しただけでなく、NES Classicによって既存のゲーム資産を再活性化させた。【略】

NES Classicのヒットは近く出荷が始まるSwitchにとって大きな助けとなるだろう。Classicは任天堂が優れたゲームメーカーであることを多くの人々に思い出させただけでなく、過去の名作ゲームが古びないことも実証できた。

〔日本版〕国内向けはニンテンドークラシックミニで筐体、コントローラーともデザインはかなり異なる。国内版はコントローラーのサイズがNES Classicの半分程度と小さく、2個同梱される。機能、ゲームタイトルはほぼ同一だが多少の出入りがある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

メインストリーム化の道を歩むAmazon Echo

自らしゃべる小さなスピーカーであるAmazon Echoは、「成功」の段階を超えて進みつつあるようだ。そうレポートしたのはデータ収集解析ファームのSlice Intelligenceだ。年末のホリデー期間にも数多くのデバイスを売り上げたのみならず、購入者層の幅を大きく拡大しているようなのだ。

まず、Echoの売上の半分は女性によりもたらされているのだとのこと。売り出し当初の購入者は圧倒的に男性が多かったが、その傾向がまったく変わってしまったわけだ。ちなみにSliceは最初のEcho販売時にも傾向の分析をしており、Echo Dotも投入された今回のホリデーシーズンにも同様の分析を行なっている。

販売台数を増やし、そして女性にも市場を広げているEchoだが、それだけではない。Generation Xやベビーブーマーにも市場を広げているのだ。最初にこうしたガジェットに飛びつくのはミレニアル世代であり、そこから各方向に市場を広げていくことになったわけだ。

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また、Echoの発売当初はEコマース利用者が多く購入していた。しかし今ではEコマースのヘビーユーザーではない人にも売れている様子。こうした面からみても、Echoはメインストリーム化へのみちを歩んでいるということになるのだろう。

Sliceのレポートによれば、今回のホリデーシーズンには値段も手頃なEcho Dotがもっとも売れたのだそうだ。わずかの差でEchoが続き、Tapの割合はかなり低めであったようだ。期間毎にみれば、やはり売り上げを大きく伸ばしたのは11月と12月で、サイバーウィークエンドには他の日とくらべて倍の売り上げを示したのだとのこと。消費者の購入意欲はたいへんに高く、ホリデーシーズン中はほとんど売り切れの状態でもあった。

Echoがメインストリーム化している事実は、Amazonにとってはもちろん、音声インタフェースの未来にとっても大きな意味を持つものかもしれない。これまで利用頻度の低かった音声によるコマンド伝達だが、どうやらEchoとは会話を通じて意思伝達を行なっているようなのだ。

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(翻訳:Maeda, H

Bots_aliveキットは、AIでおもちゃのロボットに、生き物のような可愛らしさを吹き込む

CESではガジェットの数が足りなくて困るということはなかったし、来月の玩具フェアでもガジェットに不足することはないだろう。素晴らしい人工知能を搭載したロボットとガジェットたち。とはいえ実は「人工知能」という意味では不足しているのだ。しかし、実際のAI研究者による、より慎ましやかなアプローチが、生き物のような振舞を生み出す、巧妙な手段を作り出した。既存のロボットを使ったシンプルでエレガントなソリューションによってそれは実現されている。

このキットの名前はbots_aliveというもので、現在Kickstarter上でわずか1万5000ドルを募集中だ。私はCESの会場で、作成者のBrad Knoxと、この技術について話をすることができた。大袈裟に喋って踊るロボットのおもちゃが当たり前とされていた会場の中で、そのシンプルなデザインに強く心惹かれながら私は会場を後にした。

それはこのようなものだ。まず1台のHexbug Spiderを手に入れることから始まる。これは25ドルで購入できるリモコン式の歩行ロボットだ。これは通常は小さな赤外線コントローラーで操作される。そして、このロボットをスマートにするために必要なのは、その頭にマーカーを貼り付けて、キットに付属する赤外線発生デバイスをスマートフォンのヘッドフォンポート(ほら、これが私の懸念していたことだ)に差し込み、アプリを立ち上げることだけだ。

bots_alive_playアプリは、コンピュータービジョンを用いて、ロボットならびにキットに含まれているブロックの位置を追跡する。またアプリはロボットの頭脳としても働き、ロボットにどのように動き、どこへ向かうかを指示する。ルールは単純だ:ロボットは、青いブロックを好み、赤いブロックを避ける。これは、それぞれはシンプルな要素が組み合わさって、シンプルではない遊びを生み出す例の1つだ。小さな迷路を作ってその道を歩かせたり、もしロボットを2台持っているなら、相手に向かって戦わせたりすることもできる。

しかし、Knoxのチームが、他の巧妙なプロセスを経て予め与えた生体模倣パターンによって、ロボットの振舞はより複雑で自然なものだ。そしてもちろん、機械学習も使われている。

このロボットのAIを構築するために、長年MITのメディアラボで働いてきたKnoxは、その振舞を実際の動物のものに基づくことを決定した。特に人間の振舞を用いている。チームはコンピュータービジョンシステムに、様々なシナリオで人間が操るロボットを見せた。例えば赤いブロックの向こうに青いブロックがあるシナリオ、赤いブロックが迷路になったシナリオ、等距離にある青いブロックのシナリオなどだ。

bots_alive_aug移動のためのベクトルデータといったシンプルなものだけではなく、ミスや、躊躇、障害物への衝突、なども同時に記録されている。そして、彼らはこの記録の全てを機械学習システムで処理してモデルを作った。それを使ってロボットを操り、その結果をテストしているが、まだ調整と個性の付与を行っている段階だ。こうしたプロセスについての詳細は、Knoxが今日(米国時間24日)投稿したブログ記事で読むことができる。

結果として得られたのは、不規則に振舞うロボットだ。間違った方向に少し進み、止まっては辺りを見回し、足跡を辿り直す。まあ要するに、小さな本当の生き物の振舞いのように見える。私個人にとってそれはとても魅力的だし、そのちょっとした気まぐれさは、事前に記述された人工的なものには見えない。

それは生命の存在を錯覚させる方法を考えさせる、興味深い事例だ。ヒト型ロボットが、予めキャプチャーされたダンスをきっちりと踊る動きは不快だが、この小さな虫のようなプラスチックのロボットが見せる、ちょっとした振舞は、人の気持を惹きつけることになんとか成功している。

特定の動作による強化を通じて「学習」する能力といった、機能の追加も計画されている。そして将来的には動作に対して、より明示的な制御を行うことができるようになるだろう。

bots_aliveキットはKickstarterの支援者には35ドルで提供される。もしHexbugも一緒に欲しい場合には60ドルだ。クラウドファンディングの終了後は、bots_aliveのサイトをフォローして、キットを購入することができる。

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(翻訳:Sako)

Samsung、2月のMWCでGalaxy S8を発表せず

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Galaxy Note 7の 発火原因の調査結果発表に引き続いて、SamsungはMobile World Congressでスマートフォン分野での復活の象徴となるべき製品のプレビューを行わないと発表した。2月に開催されるMobile World Congressはモバイル分野で最大のトレードショーとされる。

Samsungのモバイル事業のトップ、Koh Dong-jin(高東真)は Reutersのインタビューで、Galaxy S8の発表スケジュールは決まっていないと答えた。Mobile World Congressはスペインのバルセロナで開催され、10万人の参加者を集めるものと予測されている。従来、Samsungはこのトレードショーをスマートフォンのフラグシップモデルを発表する場所として利用してきた。2016年にはGalaxy S7、 Galaxy S7 Edgeを3月の市販に先立ってここに出展している。

今年のWMCに出展しない理由については、Note 7のリコールを受けて設定された新しい安全基準が製造工程に影響を与えたためとも、Samsungが安全性問題にさらに慎重になったためとも考えられる。いずれにせよ、Samsungのファンは2017年のフラグシップモデルが登場するまで例年より少し長く待たねばならない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

まるくてかわいくてキャンディーのようにカラフルなキーボードlofreeはタイプライターを思い出す

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新しい珍しいガジェットは、だれもが好きだ。これもその一つ。角(かど)がまるくて、キーもまるい、キュートでフレンドリーなワイヤレスキーボード。キーボードに‘楽しそう’という形容詞が似合うのは珍しい。かわいらしくて、しかも十分に使える、それだけの製品だけど、細かいところまでよくできている。

Lofreeという名前だが、正式には小文字の“l”(エル)を使ってlofreeと書く。キーはメカニカルで、誰もが大好きな書く機械、タイプライターに似せている。タイプライターは、ラップトップコンピューターのようにコーヒーショップで使えないが、今でも多くの人がタイプライターに愛着を持っている。

LofreeのWebサイトは曰く: “lofreeに、クラシックでしかもコンテンポラリーな感じを与えるために、まるいキートップを考えた”。いい仕事してますね、とぼくも言いたい。このキーボードは、あの醜い(と言いたい!)Freewriteよりもっと上手に、旧と新を組み合わせている。バックライトも、このデザインによく合っている。

スライドをご覧あれ:

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このキーボードは心が広くて、主なオペレーティングシステムのどれとでも相性が良い。しかしそれ以外の点では、Lofreeはミステリーだ。いくらで売るのか? いつ発売か? 今の不確定の時代にあっては、ちょっとした確実性が欲しい。でも、もうすぐ分かるだろうから、そのときはぜひ試してみたい。

画像を見ただけで気に入った人は、同社のサイトに自分のメールアドレスを登録すると、近く詳細を教えてくれるらしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Apple、MacBook Proのバッテリー問題を解明―Consumer ReportsのベンチマークとSafari双方に問題

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先月、消費者向けプロダクトのテストのパイオニア、Consumer Reportsが新MacBook Proのバッテリー駆動時間について3.75時間から19.5時間という.いささか奇妙な結果を発表した。Appleユーザーと関係者の間ではこの結果についてMacbook Proのバグあるいはベンチマークのバグを疑う声が上がっていた。最新の調査結果によると原因は双方にあった。

AppleとConsumer Reportsは正月休みを返上し、共同でバッテリー・テストの結果のばらつきがなぜこれほど大きくなったのか調査にあたった。調査のたびに結果が大幅に異なり、正確なバッテリー駆動時間を見積もることがきわめて難しかった。そこでベンチマーク・テストがを何度も繰り返された。

新Macbook Proのバッテリー駆動時間は旧モデルに比べて1倍から5倍にもなった。またMBPの初期購入者の一部もバッテリー駆動時間に関する不具合を訴えていた。そこでAppleはmacOSのアップデートの説明から「バッテリー駆動時間は変化なし」という説明を削除した。

しかし依然としてConsumer Reportsのベンチマークのばらつきの原因は不明だった。やがってConsumer Reportsのベンチマーク測定でSafariのローカル・キャッシュを無効に設定していることが大きなばらつきに関連していると判明した。Consumer Reportsのベンチマークでは、ローカル・キャッシュをオフにしているため、インターネットのサイトにアクセスするたびに新規にデータを読み込んでいた。Safariのキャッシュがオンの場合、アクセス先ページをローカルのHDDに保管するため、同じサイトにアクセスするつどデータをダウンロードする必要がない。

Appleは声明で「Consumer ReportsはSafariのブラウザー・キャッシュを無効に設定していた。これは隠された機能で、一般のユーザーがインターネットを利用する際に用いられる設定ではなく、一般的な利用状況を反映するものではない」と述べた。

この設定の意図について今日(米国時間1/10)、Consumer Reportsはブログ記事で説明した。これによると、Consumer ReportsはSafariに限らず、ブラウザーのベンチマークではキャッシュを無効にしてきたという。Consumer Reportsでは同じウェブサイトを繰り返し読み込むのではなく、数千の異なるウェブサイトをブラウズする状況が再現できるからだとしている。

一方でAppleはSafariがアイコンを読み込むコードにバグがあったことを発見した。このバグは直ちに修正されたので、ベンチマークの成績は改善されるはずという。

ではConsumer Reportsのベンチマークの方法はどうなのだろう? バッテリー駆動時間を測定するのにウェブサイト閲覧を利用するのは良いアイディアに思える。現実の消費者の多くはノートパソコンを主としてインターネット・アクセスに利用している。ユーザーはサイトを開き、音楽を聞き、文書を作成し、動画をストリーミングしている。しかしテスト結果に大きな影響を与えるような設定を用いることには疑問が残る。Consumer ReportsはMacbookに限らず、ノートパソコンのベンチマークにあたってローカル・キャッシュを有効にすることを検討すべきかもしれない。

AppleはTechCrunchに次のようなコメントを送ってきた。【原文参照】

〔日本版〕Consumer Reportsではノートパソコンのバッテリー駆動時間のテストにあたってウェブ10ページをローカル・サーバーに保管し、ノートパソコンがシャットダウンするまでWiFi経由で繰り返し読み込ませていた。ローカル・キャッシュを有効に設定するとノートパソコンはキャッシュに保管されたページを読み出すことになり、異なるサイトをブラウズする状況を再現できない。CRの記事に詳しい説明がある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Parrot、ドローンチームから35%をレイオフ

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フランスのParrotにとって、2016年は厳しい年だったようだ。売上も予想を下回ることとなった。それもあって同社は、ドローン部門で290人のレイオフを行うこととなった。Parrotが現在抱える従業員はドローンチームで840人、そして前部門をあわせると1000人以上となっている。

ご存知のように、Parrotはドローン以外の開発・販売なども手がけているが、ドローンが主力商品であることは間違いない。しかしDJIなどが業績を伸ばす中、苦しい時期を迎えているようだ。2016年期の売上予想は1億590万ドルだったが、実績は9000万ドルに留まった(1億ユーロの予定が8500万ユーロに留まった)。

それでもそれなりの売上を記録してはいるわけだが、十分な収益をあげていないとのこと。そこでParrotとしては商用ドローンに注力していこうというプランも出てきているようだ。

Parrotのファウンダー兼CEOのHenri Seydouxに先週インタビューした際、商用ドローンの可能性についていろいろな意見を話してくれた。この分野で主要プレイヤーとしての地位を獲得するために、積極的な買収戦略も実行している。SenseFly、Airinov、MicaSense、およびPix4Dなどを傘下におさめている。

見据えるユースケースは農業分野、調査業務、配送用途などさまざまだ。いろいろな分野で活動をはじめたばかりではあるが、現在のところでもドローン関連売上の18.3%を商用ドローンからあげている。これから力を入れていく予定の領域ではあるが、たしかに市場は広がっていくことが見込まれる。

2017年度についてParrotは、ドローン部門および自動運転関連のビジネスで10%の成長を達成したい考えだ。ちなみにParrotは、CESで大々的に何かを打ち上げるようなことはしなかった。新たな動きを前に、新規プロダクトを投入するのではなく、まずはしっかりと体制を整えることに注力しようとしているのだろう。

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(翻訳:Maeda, H

Knockiはどんな壁もスイッチに変えてしまうデバイス

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2人のソフトウェア開発者、子供、そして電気のスイッチをミックスすると、Knockiができあがる。壁やテーブルの下につけることができる、小さくて賢いデバイスだ。表面をタップすることでイベントを開始することができる ― 電気をつける、スピーカーをミュートするなどのイベントだ。しかも、このデバイスは驚くほど小さいので目立たない。ファウンダーはOhad NexerとJake Boshernitzanで、2人ともテキサス州ヒューストン出身だ。

「親戚同士の集まりでKnockiのアイデアが浮かびました。電気を消そうとしていた子供がいて、その子はスイッチに手を伸ばすために箱を何個も重ねていましたが、それでも手が届きませんでした」とBoshernitzanは話す。「私たちは”壁全体がボタンだったらどうだろう?”と自問してみました。その瞬間にアイデアがひらめいたのです」。

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Knockiが目指すのは、生活をシンプルにすることだ。Boshernitzanによれば、自由に身動きが取れない人や、言葉になまりがあってボイスコントロールが上手く使えない人にとってKnockiはもってこいのデバイスだという。「ものをコントロールする技術は、なぜどれも複雑に感じてしまうものばかりなのでしょうか?」と彼は言う。

Knockiはほとんどのスマートフォンによる操作に対応している。イベントを開始するタップの設定も自由自在だ ― ダブル・タップでイベント開始など。例えば、ケータイが見当たらないときに、Knockiを4回タップすることで自分のケータイに電話をするように設定することもできる。

彼らはいま事前予約を受付中で、プロダクトの出荷は2017年の第2四半期になる予定だ。Indiegogoでの価格は79ドルで、これまでに2万件の事前予約を獲得している。

Knockiは、CES内で開催中のHardware Battlefieldに「参加者が選ぶ特別出場枠」として出場している。

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(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

このフィッシャープライスのタブレット搭載可能サイクリングマシンの命運や如何に

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Think & Learn SmartCycleは既に毀誉褒貶を得ている。CESのキックオフイベントで 、5分ほどフィッシャープライスのブースの前に立って様子をみていたが、そこでの反応は、興奮したものから、当惑したもの、そして人類への完全な失望まで、様々なものだった。実際、誰かがこのようなデバイスの必要性について不平を言う理由は理解できるが、ともあれ、もう此処にそれはあるのだ。

子供たちは十分な運動をしていないし、学習教材はいつも楽しいとは限らないし、若者の目は、最近ますますのスクリーンに釘付けになっている。SmartCycleは、これらすべての現象の交差点に位置するものだ。教育的でインタラクティブなゲームをするためのタブレットホルダー付きのサイクリングマシンだ(タブレットは付属しない)。

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システムには算数、STEM、リーディング、そして科学/社会科を教えるために設計された4つの異なるアプリケーションがバンドルされる。これは、大人用のものを見かけたことがあるであろうハイエンドのインタラクティブバイクのようなもので、ペダリングとステアリングでゲームをすることが意図されている — 単にもっと学習することを目的にして。

イベントで披露されていたリーディングゲームでは、プレイヤー(子供用の自転車には少々窮屈そうな大人の担当者)が、単語を構成する文字を走り回って集めていた。他の沢山のアプリも、1つ5ドルでダウンロードできるようになる予定だ。

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このシステムは、セットトップストリーミングデバイスでも動作するので、Apple、Amazon Fire、Android TVを通じて大画面での生成が可能だ。この秋に150ドルで発売される予定である。

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(翻訳:Sako)

Chip ProはIoTガジェット製作を容易にする16ドルのコンピューター

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さてあなたが音声認識対応で、AIも内蔵、バズワードてんこ盛りの次世代ガジェットを作成したいとしよう。最初にする必要があるのは、プラットフォームの選定だ。Arduinoだとパワー不足だ。Raspberry Piはプロトタイプのためには素晴らしいが、Piから実プロダクトへ辿り着くためには多くのステップが必要だ。Next ThingChip ProはIoTクリエイターのために、そうしたギャップをスマート開発キットを使って埋める手伝いをしてくれる。

操作の心臓と脳は大量生産のためのより大きな回路基板に容易に機械で配置可能であるチップのプロです。

この動作に心臓と脳を与えるのがChip Proだ、これは大量生産のためにより大きな回路基板に機械配置が可能なものである。

開発キットは、アプリケーションを構築するために必要なコアチップと、チップのすべての機能を発揮させることのできるやや大きな開発ボードを巧みに組み合わせたものだ。ここでのアイデアは、開発ボード(USBホストポート、電源コントローラ、バッテリとメイン電源ソケット、オーディオジャック、1対のマイク、サーボコントローラー、LEDなどが搭載されている)を利用して、製品のプロトタイプとビルドを素早く行うというものだ。動作するプロダクトができたら、チップをデバッグボードから外して、独自のプロダクト作りをそこから始めることができる。

Chip Proで開発されたプロジェクト例の1つは、インターネット対応のレコードプレーヤーTrntblだ、現在プレオーダーを425ドルで受付中である。それは普通のレコードプレーヤーだが、開発チームが1つIoTマジックを付け加えた:あなたのDJテクニックをそのままSpotifyを通して世界に配信することができるのだ。有用かって?さあね。驚くかって?もちろん。

「この1年のコミュニティよるプロジェクトの創造結果を見れば、ガジェットルネッサンスが今起きていることがわかります」こう語るのはNext Thing社のCEOで共同創業者のDave Rauchwerkだ。彼が言及したコミュニティとは、同社の以前の製品である9ドルのチップを使って既に開発を行っている6万人の人びとを指している。 「私たちの製品で人々が構築しているもの全てを目にすることにとても興奮しています。ヒットガジェットを発明している人たちもいます、例えば、スマートホーム機器、ロボット、AI搭載オーディオ、子供のおもちゃや、そして車載インフォテインメントシステムなどです」。

devのボードに置かれたとき、迅速にプロトタイピングは、はるかに容易になります。

チップを開発ボードに置けば、ラピッドプロトタイピングは遥かに容易になる

Chip Proが見せる本当の魔法は、それが予測可能な安定性を持っていることだ。同社は、メイカーにとっての大きなサプライチェーンの課題を肩代わりし、組み立ててテストをする前のChip Proを構成する100個以上の部品の調達を行う。同社の価格設定も極めてシンプルなものである:1ユニットあたり16ドル。注文が1個でも100万個でも関係ない;コストは16ドルなのだ。過去にエレクトロニクスの大量生産を行った者として、これだけは言わせて欲しい:自分のときにこれがあって欲しかった。これは大量生産を本当に楽にしてくれたことだろう。

同社は2013年にOTTOという名のハッキング可能なGIFカメラのKickstarterから始まった。その過程でチームは興味深いいくつかの課題に出会い、彼らに、メイカーたちにはシンプルで低コストなプラットフォームの需要があることを気付かせた。このプロダクトも、Kickstarterで暖かい歓迎を受け、約40,000人の支援者たちから200万ドル以上を調達した。

現行世代のChip Proが、次世代のガジェットの発明者に対して与える影響を見るのが本当に待ちきれない。

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(翻訳:Sako)

CES 2017:Xiaomiの最新のテレビMi TV 4はモジュラー式でiPhoneより30%も薄い

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今日(米国時間1/5)、ラスベガスで開催中のCES 2017でXiaomiは新しいMi TVを発表した。Mi TV 4のサイズは3種類(45インチ、55インチ、65インチ)で、普通のiPhoneより30%も薄い。一番薄い部分の厚みはわずか4.9mmだという。元Googleの副社長で現在Xiaomiの副社長、Hugo Barraが説明したところによれば、「真横から見ればほとんど〔存在が〕わからなくなる。ベゼルはない」ということだ。

Mi TV 4の裏側はつや消し仕上げの金属で、透明なスタンドは「存在感が非常に控えめだ」とBarraは述べた。

ソフトウェアはAIを利用したXiaomi独自のものでPatchWall UIが採用されている。ユーザーは(少なくとも中国では)何百万もの番組から自分の好みに従ってカスタマイズされた推薦を受け取ることができる。このUIはバラの説明によれば「現代の洗練された雑誌のレイアウトからインスピレーションを受けた」ものだそうだ。

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Barraによれば、「この製品で最大のイノベーションの一つはスマートTVを開発するにあたってモジュラー方式を採用したことだ」という。通常テレビはディスプレイとマザーボードが一体化している(独立の外部スピーカーが付属する場合もある)。モジュラー方式のXiaomiテレビの場合、ユーザーは必要に応じてマザーボードだけをアップグレードすることができる。マザーボードはディスプレイよりはるかに安価なのでこれは合理的だ。

Mi TV 4はディスプレイと外部スピーカーによって構成される。サウンドバー形式の外部スピーカーにマザーボードが搭載されており、すべての接続ポートもここに備えられている。サウンドバーとディスプレイは1本のケーブルによって接続される。

Barraによれば、Mi TV 4のオーディオはDolby Atmos準拠で、スピーカー10基、、サテライト・スピーカー2基、サブウーファー1基をサポートする。

この新しいテレビに加えてMi Mixスマートフォンの白いバージョン、ハードディスク内蔵のルーターも発表された。このルーターは家庭内のデバイスのファイルのバックアップをHDDに保管することができる。

新しいテレビは今年、「2000ドルを大きく下回る価格で」まず中国で発売されるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

DJIがスェーデンの名門カメラ・メーカー、ハッセルブラッドを買収

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DJIは2016年にスウェーデンを代表するカメラメーカー、ハッセルブラッドの少数株主になった。このとき両社はハイエンドのドローン・カメラの分野で協力していくことを発表した。DJIがドローン空撮のテクノロジーを、ハッセルブラッドがカメラを提供するという仕組みだ。

最近のLuminous Landscapeの報道に基づいてTechCrunchが独自に取材したころによれば、DJIはハッセルブラッドを買収した。直接の買収契約ではないが、DJIはハッセルブラッド社の株式の過半数を取得したという。時代を象徴する出来事の一つだ。

ハッセルブラッドは1941年の創立で、一時は市場でもっとも進歩したカメラとして知られていた。NASAが60年代に宇宙での活動を記録するカメラとして採用したことは有名だ。アポロ計画で撮影された印象に残る月面写真の数々はハッセルブラッドのカメラで撮影された。一方、DJIは急成長を続ける商用ドローン市場の最大手で、ベンチャーキャピタルが支援する非公開の中国企業だ。

ハッセルブラッドのカメラは高品質で知られるものの、一眼レフ・ボディーが数千ドルから4万ドルという一般ユーザーにはとうてい手が届かない価格だ。そこでDJIがどうやってハッセルブラッドの品質を維持してカメラを製造するつもりなのか、どのようにハッセルブラッドのテクノロジーを利用するつもりなのかについて興味が持たれる。

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DJIは当面ハッセルブラッドを独立企業として従来どおり運営を続けさせるようだ。しかしハッセルブラッドのカメラはDJIのドローン・ハードウェアに簡単に組み込めるものなのか? それともDJIはハッセルブラッドのカメラ・テクノロジーを利用して、Phantomタイプでまったく新しいカメラ・ドローンを内製するのだろうか? どちらにしても成功すれば両社にとって大きなメリットがあることになる。

ともあれ、DJIのカメラは非常に高品質だ。ドローン・カメラとしては世界でトップかもしれない。しかしDJIはプロ写真家が好むような高級なブランド・イメージに欠けている。ハッセルブラッドの買収はブランド価値の面でDJIに好影響を与えるはずだ。また―商業的にはニッチ市場だが―超高級カメラのテクノロジーを自由に利用できることになる。

残念ながらハッセルブラッドの超高級カメラに特化した戦略はうまくいっていない。同社は最近ビジネス的に失敗を繰り返しており、何度も所有者が変わった。最近の例でいえば2011年にヨーロッパのファンド、Ventizzが買収している。今回の買収でハッセルブラッドは中国だけでなくアメリカやアジアにも強力な拠点を持つ強大なメーカーを親会社にすることになった。

両社と直接ビジネスを行っている業界情報源が買収を確認しているものの、DJIは従来から外部にほとんど情報を出さないことで知られている。DJIの広報担当者は「DJIとハッセルブラッドの提携について新しいニュースはない。われわれは引き続き提携を続け、世界最高のイメージング企業を目指している」とだけコメントした。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Raspberry PiがPixelをリリース―軽量OSが古いWindowsとMacを生き返らせる

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Raspberry PixelはシンプルなUIの軽量デスクトップOSだ。35ドルと非常に安価で自由にカスタマイズ可能なコンピューター、Raspberry Pi向けのOSとしてこの9月に発表されたが、このほどWindowsとMacに対応したバージョンが発表された。古いパソコンに埃をかぶらせているユーザーはこれで新しいサービスを使えるようになるかもしれない。

このLinuxベースの軽量OSはダウンロード可能な実行イメージで提供されるので、DVDに焼くかUSBスティックにコピーすればよい。DVDまたはUSBからOSをブートできるようBIOSが設定できれば、どんな古いMacでもWindowsマシンでも作動するはずだ(x86 CPUと512MB以上のRAMが必要)。

ユーザーの身の回りにプラスチック筐体のMacBookや古いThinkPadなどが転がっているようならこのモダンなOSで多くのタスクが軽快に実行できるようになるだろう。ともかくChromiumがプレインストールされている。その他Pixelに便利な生産性アプリやプログラミング・ツールがバンドルされている。すべてDebianのビルドなので、大量の無料ソフトウェアが利用可能だ。

Raspberry Piはブート可能なDVDを印刷版のMagPi 誌の今月号の付録としているが、実行イメージはこちらからダウンロードできるので多くのユーザーはDVDを自作することを選ぶだろう。開発元のRaspberry Pi FoundationではUSBに実行イメージを焼くツールとしてEtcherを推薦している。実際このツールではブート可能なUSBを作成するプロセスが自動化されていて便利だ。

今回発表されたのはプロトタイプ版なので、まだバグや特定のハードウェアにおける互換性問題が残っているはずだ。Raspberry Piでは新しいMacの場合、ドライブがブート可能だと認識できないトラブルがあるとしている。これは「既知の問題」だ。

Raspberry PiではMacとWindowsで作動するバージョンを作った理由として、Pixelが既存のプラットフォームを超えて作動する最良のデスクトップOSだと信じているので広く普及させたいからだとしている。また特に学校で既存の古いハードウェアを再活性化させることができることを理由にあげている。自宅でRaspberry Piを使う生徒が増えている中で学校のパソコンもPixelになれば環境が統一されるわけだ。

Pixelの利用にあたっては標準的な免責条項が適用される。ファイルないしハードウェアの損傷を含め利用はすべて自己責任だ。ローカルにファイルを保存する場合は書き込み可能USBを使うこと。しかしどうせもう使わなくなったハードウェアを生き返らせることができるなら、自己責任にせよ、リスクはきわめて小さいだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

UberはBeaconが光るのが目印―フロントウィンドウのLEDデバイスで乗客が車を判別しやすくなる

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Uberは今日(米国時間12/15)、Uber Beaconという新しいデバイスを一部の都市で使用し始めると発表した。

新しいハードウェアは小さなBluetoothデバイスで、Uberのロゴの形状でさまざまなカラーでに光らせることができるLEDが組み込まれている。ドライバーがBeaconをフロントウィンドウの下部に貼り付けておけば乗客は遠くからでもどれが自分が呼んだUber車か見分けやすくなるというアイディアだ。最初にBeaconが導入されるのはアメリカのマイアミ、デンバー、ナッシュビル、イギリスのニューキャッスルだ。

もっとも完全に独創的なアイディアというわけではない。ライバルのLyftはすでにAmpという多色ディスプレイを採用している。Lyftのデバイスは裏側がドット文字のデザインで、車内の乗客にメッセージを伝えることができる。

UberのBeaconはそこまで凝っていないが、サイズは十分大きく、外側を向いたLEDは十分な光量があって雨や雪など悪天候下でも判別しやすそうだ。それにLyftのアイディアをそっくり頂いたというわけでもない。Uberはシアトルで1年前の12月からさまざまなカラーディスプレイのテストを続けていた。

最終的に採用されたバージョンは、上記のとおり、乗客にとって判別しやすいUberのロゴのデザインとなった。乗客はスマートフォンのUberアプリからカラーホイールを開いてBeaconの色彩を決められる。つまり同じ場所、同じ時間に別々の乗客がまったく同じ色を選んでUberを呼ぶというような可能性はごく小さい。

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Beaconはバッテリーを内蔵しており、Uberによれば「数日もつ」ということだ。また表面の色彩がプログラム可能なので、お祝い、特別な記念日、イベントなどのためにカスタム・カラーで光らせることもできるという。今回のBeaconのロールアウトは今年のニューイヤーイブをターゲットにしている。いつにも増してUberの需要が高まる季節だが、Beaconはドライバーと乗客双方の仕事を少し楽にしてくれそうだ。

Uberでは乗客が正しいUber車を見つけるプロセスを非常に重視している。乗客のピックアップの過程における行き違いや誤解は業務全体の効率を大きく低下させるおそれがあるためUberでは改善に大きな努力を払っているという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+