“オーディオのYouTube”SoundCloudがコンテンツの有権状態を追跡するZefrとパートナーして売上増に本腰

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音楽ストリーミングのSoundCloudは今、できるだけ多くの曲から、広告や有料化による収益を上げたいと努力しているが、その努力の一環としてこのほど、このサイト上でどの曲がいつ聴かれているかを知るための重要なパートナーシップを結んだ。これからパートナーZefrの力を借りて同社は、どんなコンテンツがいつポストされて、いつ聴かれているかを逐一知ることができる。

今日の発表声明には詳細が乏しいが、Zefrはパートナーシップのねらいを、“このプラットホーム上の共有の様相をよく理解すること”、と述べている。今両社に、パートナーシップによって具体的に何をするのか、Kobaltのような著作権管理サービスの関与は今後あるのか、など、いくつかの質問を送っているので、答が得られ次第この記事をアップデートしたいが、今すでに明らかなのは、これが今後の売上増大策の一環であることだ。

SoundCloudの協同ファウンダでCEOのAlexander Ljungは、声明で次のように述べている: “SoundCloudはレーベルとアドバタイザーズのための成熟したプラットホームとして進化を続けている。Zefrと協働することによりSoundCloudは、デジタルオーディオビジネスにおける強力なプレーヤーになるための次の一歩を踏み出した”。

このパートナーシップは、ZefrとSoundCloudの両方のビジネスにとって重要だ。

Zefrは、YouTubeのパートナーとして、このビデオネットワークにポストされるビデオの著作権の有無の状態を調べ続けた。同社の旗艦サービスContent IDとBrand IDは、音楽や映画のストリームだけでなく、Cokeのような製品まで判定する。NascarやレーベルとしてのSonyなども顧客にしているZefrは、各月に2億7500万のオンラインビデオと、それらの310億あまりの視聴を調べているという。

とはいえ、これまでZefrにとってはYouTubeが唯一の、メジャーなストリーミングプラットホームのパートナーだった。しかし同社は、昨年IVPからの3000万ドルの資金を獲得したとき、今後はGoogleのビデオ部門に限定されずに、メディアストリーミングやソーシャルメディアなど、そのほかの成長企業に対する顧客開拓努力に資金を使っていく、と声明した。SoundCloudは、その声明以降同社が発表した最初のパートナーだ。もちろん、今後ほかにも出てくるはずだが。

SoundCloudは“オーディオのYouTube”と呼ばれることもあるから、それはお似合いのカップルでもある。

SoundCloudはこれまで、1億2300万ドルあまりの資金調達を公表しており、もっとも最近発表された2014年の数字では1億7500万のアクティブユーザがいる。その後も成長が続いているから、今はもっと多いだろう。

しかしながら、その成長には、昨年の決算報告にも見られるように、高い費用が伴っている。

2013年度の決算では、Soundcloudの売上は1120万ユーロ(1410万ドル)で、2012年度の800万ユーロから40%の増加だ。しかし同じ時期に経常損失は倍増し、2012年度の1240万ユーロから2013年度には2310万ユーロ(2920万ドル)になった。

ということは、同社はさらなる投資を必要としているはずだ。実際に今、12億ドルの評価額で1億5000万ドルの資金調達を進めているという報道もある。しかし、それではなぜ、そんなときにSoundCloudは収益化のための新しい技術(Zefr)を導入しようとしているのか?

コンテンツビジネスの日々の詳細な内情を追跡するZefrのようなパートナーを得たことによって、SoundCloudは主なコンテンツオーナーたちとの交渉がやりやすくなる。今現在は、SoundCloudとコンテンツのライセンス契約を結んでいるメジャーなレーベルはWarner Musicだけだが、Warner Musicは、SoundCloudのストリームからお金を得ている唯一のレーベルではない。ではそもそも、他社は今後、このサービスからコンテンツを引き上げたり、コンテンツの提供を控えたりするつもりなのか? それを避けるためにSoundCloudは何をすべきか?

Zefrの協同ファウンダZach Jamesは、今日の声明の中で次のように述べている: “Zefrは長年、権利管理におけるリーダー企業であり、SoundCloudはファンがコンテンツをシェアする活気に満ちたプラットホームだ。そのファンのアクティビティを正しく利用するやり方を見つけることは、SoundCloudとその音楽レーベルのパートナー、およびパブリッシャーにとって利益である。SoundCloudがコンテンツクリエイターやアドバタイザーズにとって積極的に利用したいプラットホームになるために、弊社の技術と専門知識が活かされることは、まことに欣快至極である”。

SoundCloudの企業サイズはYouTubeに比べてずっと小さいが、しかしユーザの滞在率や再訪率はきわめて高いことが実証されている。同サイトにアップロードされる音楽やそのほかのオーディオコンテンツの量は、毎分12時間ぶん以上にも達する。

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楽器の練習と進歩がゲーム感覚になるJellynote、ビデオとの同期があるなど、けっこう高機能

フランス生まれのJellynoteは、新しいけどみんながよく分かる方法で、楽器の練習を提供する。Jellynoteでは、スコア(楽譜)とYouTube上の(その曲の)カバービデオを同時に見たり、ソングブックを作ったり、曲の別のバージョンを提案したりする。でも最大の機能は、Guitar Hero的なモードでマイクを利用できることだ。ビデオゲームをプレイするような感覚だが、ギターは本物だし、正しい音を出したかどうかがリアルタイムで分かり、演奏の進行がスコアに表示されていく。

協同ファウンダでCEOのBaptiste Poirierは、こう言う: “新しい楽器の練習を始めたときには、重要な課題が三つある。コンテンツを見つけること、その読み方を学ぶこと、そしてモチベーションを維持することだ”。

JellynoteのWebサイトへ行ってみると、インターネットの上でよく見る、画像を散りばめたスコアのデータベースではないことが、すぐに分かる。また、良質なユーザ体験のための工夫が、いくつも隠されている。

たとえば.midiファイルからスコアを起こすツールがある。また、Spotifyなどでアーチストや曲を見つけると、スコアが出て、ギター、ベース、ピアノなど好きなパートを演奏でき、テンポなども変えられる。

カバービデオに対しては、Jellynoteがオーディオトラックを分析し、それにシンクする形で、スコアがリアルタイムで表示される。スコアのどこかへジャンプして、ビデオ上でそこの部分の弾き方を見る、なんてこともできる。そして新しい曲を練習することは、Guitar Heroでハイスコアを叩き出すことに似ている。

Jellynoteが音楽練習ツールとして優れているのは、主に二つの点だ。くそまじめな、ステップバイステップのコースではないこと(それだとあきる人が多い)。それに、Jellynoteに何度でも戻ってきたくなる細かい仕掛けがたくさんあって、練習に意欲が出ることだ。

Jellynoteは、WebとAndroidiOSで使える。スコアデータベースの利用は無料だがビデオとのシンクやマイクを使うGuitar Heroモードには月額5ドルを払う。

著作権のある曲の場合は、Jellynoteと権利者が売上を折半する。でも今のところJellynoteは、コンテンツのオーナーにとって、雲の下を低空飛行しているようなもので、彼らのレーダーには映らないだろう。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。画像が10枚もあります。〕

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YouTubeが音楽系アーチストのためのリソースサイト”YouTube for Artists”を開設

YouTubeは今朝(米国時間3/16)、アノテーションを将来置き換えることになる「カード」機能をローンチしたが、実はそれと併せてYouTube for Artistsという新しいサイトのローンチも発表した。このサイトは、YouTube上で自分の作品をプロモートしようとする音楽アーチストにさまざまなリソースをガイドし、作品や演奏が発見されるためのコツや、ファンの参加性を増す方法、収益の上げ方、などなども教えることが目的だ。

そこには、ローンチしたばかりのカード機能(“Cards”)の案内もある。それはビデオにオーバレイする対話的な成分で、視聴者にいろんな情報を提供する。たとえば、資金を募集しているクラウドファンディングのサイトのリンク、売りたい商品の案内、次回のコンサートの宣伝、などなどだ。

またこのサイトは、アーチストたちを世界中のビデオ制作用リソースに結びつけ、さらにYouTube上の視聴をBillboardのチャートや、SiriusXMなどでのプレイに利用するやり方も述べている。

YouTubeによると、もうすぐ、ビデオクリエイターたちのためのそのほかのツールもローンチする。たとえば、どの都市にファンが多いか、オフィシャルビデオの総視聴数、Content IDシステムによるファンのアップロード数などを知るためのデータツールだ。これらのデータをミュージシャンは、次のビデオをリリースすべき最適のタイミングや、タイムゾーン(地球上の地域分け)、次のコンサート会場などを決めるための参考にする。このツールの正式ローンチ前のデモを、オースチンで行われる音楽フェスティバルSXSWで行う。

今度の”Find your fans”(ファンを見つけよう)ツールは、この新しいWebサイトで大きく紹介されているが、ただし供用開始日未定の”coming soon”(もうすぐ)になっている。YouTubeによると、それは“数週間後”だそうだ。

YouTube上のスターミュージシャンを特集する企画、とくにYouTubeの音楽賞であるYouTube Music Awards(YTMA)授賞大会を今月末に行う。そこでは今年初めて、YouTube上の人気上位15までのアーチストのビデオ集もリリースされる。詳細は、YouTubeのYTMA 2015チャネルにある。今後はアーチストとその音楽をYouTubeのビジターたちに見つけてもらうためのプロモーション的な企画も提供して行く、とYouTubeは言っている。

YouTubeはビデオのパブリッシャー向けのリソースサイトを、これまでにもいろいろ提供しているが、今回のYouTube for Artistsもその一つだ。YouTubeがこの前作ったCreator Hubは、今では月間100万を超えるビジターがある。

このWebサイトのローンチと合わせて今日のThe Guardianの記事の中では、YouTubeの元役員が、YouTube上のクリエイターたちへの警告として、別のプラットホームへ船を乗り換えることと、オーディエンスへのコンスタントで親密なコミュニケーションを怠ることは、ともに危険である、と述べている

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スマホでピアノの練習ができる電子鍵盤Keys、MIDI音源機能も搭載

ピアノを弾けるようになりたい人のための新しいツールとして、Keysはどうだろう。このスマート(電脳)キーボード、というか鍵盤は、スマートフォンに接続して練習する曲を選んだり、コンピュータに接続して作曲ができる。

Keysのサイズは13インチのラップトップぐらいで、アルミニウム製、その上に24のキーがある。これをiPhoneに接続してKeysのアプリを立ち上げると、Guitar HeroやRock Bandのようなインタフェイスでピアノの弾き方を教えてくれる。

色のついたドットが下へスクロールし、画面の底に来たらキーをたたく。キーのLEDが、同じ色になる。そのパターンをおぼえると、新しい曲の弾き方をおぼえたことになる。十分弾けるようになったら、今度はシートミュージック(楽譜)のようなシンプルなインタフェイスに変える。その仕組みは、gTarと同じだ。gTarは、今Ophoという名前の同社が、Incident Technologiesという社名でDisrupt 2012に出たときのプロダクトだ。もっとたくさん曲をおぼえたくなったら、同社が提供しているパブリックドメイン(無料)のクラシックや、最近の曲(各1ドル)をダウンロードできる。

このキーボード、というか鍵盤には、楽器本体がない。右や左へスワイプすると、より高い(または低い)オクターブを弾ける。

あるいは、左右にキーユニットを増設してもよい。下図のように、ワイヤレスで動作するコントローラモジュールをつけることもできる。このノブをまわして、今の電子音楽ふうに音を操作できる。

デモビデオでは外部電源を使っているが、OphoのCEO Idan Beckによると、Keysの厚みのほぼ半分は電池が占めているので、電池は数日間の寿命がある。

売価99ドルのKeysは、ピアノを練習するためのツールであるだけでなく、安価なMIDIデバイスでもあるので、バックパックなどに入れてセッション用や野外コンサート用に持ち歩くこともできる。デモビデオでは、DJがKeysとその内蔵のセンサを使って、今鳴ってる音に別の音をかぶせたり、音をモジュレートしたりしている。このような使い方は、Keysのモジュールが今後もっと増えるとおもしろくなるだろう。ターンテーブルとか、スライダーなど。

現状では、プロ用のデバイスとしてはまだ物足りないし、またMIDIの機能はピアノの初心者向けとは言えない。Beckは、今後いろんな有名アーチストに試用してもらって、その光景をビデオに撮り、消費者の興味と関心を盛り立てたい、と言っている。

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Google Play Musicの私的ストレージMy Musicの容量が2万曲から5万曲に拡大

Google Play MusicのプライベートロッカーサービスMy Musicの最大曲数が、これまでの2万曲から5万曲へと倍増++した。ユーザは再登録などの手続きいっさいなしで、そのまま従来どおりサービスを利用すればよい。初回のアクセス時には「5万曲になったよ」という案内メッセージが表示される(上図のグリーンの部分)。

まだこのサービスを利用していなかった人は、次のようにしてGoogle Play Musicに自分の私的ライブラリを作れる:

  1. 自分のGoogleアカウントでGoogle Play Musicにサインインする—すなわちplay.google.com/musicへ行って、必要ならユーザ登録をする。
  2. 自分の無料ストレージを確保する—Google Playの音楽会員サービスの会員になるなら“Get Started”、ストレージを利用するだけなら“No Thanks”をクリックする。
  3. 自分の音楽コレクションをアップロードする—セットアップのときにChrome用アプリをインストールすると、シームレスなアップロードができるようになる※。iTunesのライブラリ全体をアップロードしてもよいし、あるいはローカル(自機上)の音楽用フォルダを指定する。無料でアップロードできるのは5万曲まで。
  4. 自分の音楽へは同時に複数のデバイスからでもアクセスできる—ストリーミングして聴くこととダウンロードしてオフラインで聴くことの両方ができる。パソコンなどではWebブラウザからのアクセスもできる。コンピュータやモバイルデバイスを新しい機種に買い替えても、My Musicへのアクセスとその中身は前とまったく同じだ。これからは、あなたのお好きなアーチストが、いつもあなたのおそばにいる!

※: Chromeを使ってない人には、上記ステップ3のところでMusic Managerアプリをインストールするご案内が出る。このアプリでも、5万曲までOKだ。

今はもっぱらストリーミングサービスを利用する人が多くて、曲をわざわざダウンロードする人は少ないが、でも最近の消費者調査などによると、ローカル(自機上の)ストレージに大量の音楽をためこんでいる人がまだまだ多い。Googleはそういう個人的なコレクションもクラウド化+ストリーミング利用にすることによって、未来の音楽享受形式をあくまでもストリーミングに統一したいのだ。

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ダンスミュージックの無料ストリーミングサービスBeatportは音楽を売るための巧妙な仕掛け

世界中のDJたちが自分がかける音楽を買っているBeatportで、無料で聴けるのは2分間のサンプルに限られていた。そのBeatportが、無料無制限のストリーミングを開始し、販促を強化しようとしている。ダンスミュージックの無料ストリーミングサービスは今日(米国時間2/23)から、招待制の非公開ベータを始めるが、本誌TechCrunchはその前にちょいと試してみることができた。

2003年に創業されたBeatportのストアは、DJが自分が使うための電子音楽をHiFiでダウンロードできる。最近ではDJたちとそのファンのためのソーシャルネットワークにもなり、また、リミックスを作るためのステム曲のステム==リミックスのための部材)を見つけるためのプラットホームにもなっている。電子ダンス音楽(electronic dance music, EDM)のコングロマリットSFXに2013年に買収されてから、不採算部門を切り捨てるためのレイオフを何度か行った

今Beatportは、プロダクトの全面的なオーバーホールに力を入れている。音楽ストアBeatportはBeatport Proになり、Newsは前と同じく電子音楽の人気作家/奏者のアップデートやインタビュー、ビデオなどを提供、今準備中のShowsは、今後のコンサートの予定をスキャンしてカレンダーを作れる。

新しく始まるストリーミングサービスは、単純にBeatportと呼ばれる。初期ユーザとして招待されたい人は、ここで申し込む

そのWebインタフェイスは、音楽を閲覧して見つけることに特化し、知ってる曲の検索や再生の機能はない。ホームページには、特集アーチスト、チャート上位者、テーマ別のプレイリスト、編集者のお気に入り、クラブミュージックの名作、などがある。お気に入りマークをつけた曲は、まとめられてあなたのプロフィールに載る。

どの曲もすぐにストリーミングされ、全曲をBeatportの埋め込みプレーヤーで聴ける。ほかのサイトへ行っても曲は鳴り続ける。ひとつの曲をかけるたびに、その曲が載っているチャートやプレイリスト、アルバムなどもキューに並ぶから、これまでのストリーミングサービスのビッグな欠点がなくなっている…そして、沈黙(音無し)の時間というものがない。

なお、Beatport Proには曲の完全なジャンル別リストがあるが、無料ストリーミングサービスではジャンル分けは簡単なものしかない。だから、DJのための選曲ツールとしてはやや使いづらいだろう。

でもBeatportは、全体としてスムーズですっきりしている。競合サイトによくある、中途半端に機能山盛りにするよりも、必要最小限主義を貫いている。意外にもv1インタフェイスで使えるし、そのジャンルもうまく捕捉する。

Beatportのカタログには、Spotifyで見つからないものもたくさんある。クレジットのはっきりしないトラックやリミックスなどもある。だからSpotifyのような完全に合法的なアプリと、SoundCloudなどのごたごたしたサービスの、法的には灰色(グレーゾーン)の、リミックスなどのロングテールの両者を、橋渡ししている。

BeatportのストリーミングサービスからBeatport Proのストアへすぐに行って、曲を買う(ダウンロードする)こともできる。つまりストリーミングサービスは、売上につなげるための陳列棚だ。無料で、しかも、広告もない。いわゆる、ロスリーダーである。今の世界でDJたちは、身銭を切って音楽を買う貴重なる少数民族だから、だいじにしてやらないと、いけないのだ。ビットレートが低い(HiFiではない)から、そのままクラブ/ディスコなどで鳴らすのには向いていない。

Beatportのサンプル〜曲発見機能を利用している電子音楽のミュージシャンはとても多い。音楽というものは、全曲聴いて感動したからお金を出して買う、というパターンが多いから、無料の場面でも、短いサンプルよりは全曲提供が正解である。Beatportの新しいストリーミングサービスは、大衆受けする必要はない。DJにとって曲を見つけるためのベストの場であれば、それで十分だ。Beatportは、スタートアップとしてはとてもうまいやり方で、「有料」と「無料」を調和させている。

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月25ドルの会費でいくつでもコンサートに行けるJukelyがサンフランシスコにもやってきた

会員になれば月に何回でもいろんなコンサートに行ける、というサービスJukelyは、昨年10月にローンチして以来、対象都市(ほとんど合衆国内)を着実に増やしてきた。最初はニューヨーク、それからロサンゼルス、等々(下表)。私を含め多くの人が、そろそろベイエリアにも来てほしい、と願っていた。

そしてついにそのときが来た。Jukelyのコンサートに、サンフランシスコでも行けるのだ。

このサービスは小規模な音楽会場や大スターではないミュージシャンの中から選んで契約し、ユーザは月に25ドルを払うとその都市で行われるそれらのコンサートにいくつでも行ける。Jukelyだけでなくコンサートの主催者も、空席がうまることによる売上が得られる。一方、無名のバンドやミュージシャンの中に明日のスターや掘り出し物を探すタイプの音楽ファンは、安い料金でたくさんのコンサートを聴ける。

Jukelyには、音楽で出会いを作るという側面もある。このプラットホーム上でユーザは、自分と同じ音楽趣味の人たちに出会ったり、またシステムの個人化機能により、自分の好きなタイプの音だけどまだ知らなかった、という新人のコンサートを知って行けたりする。

ファウンダたちは、誰でも無差別に会員にしてシステムをぶっ壊したくない、と思っている。協同ファウンダのBora Celikは昨年11月のSF Music Tech Conferenceで、今では入会申込者をひそかに審査している、と言っていた。対象都市を増やすペースが遅いのも、良質なシステムを維持したいからだ。

さて、今夜(米国時間2/6)のサンフランシスコのコンサートは、Slim’sでLondon Richards、そしてGreat American Music HallでThe Warfield and Particleだ。

【Jukelyのこれまでの展開都市】

Atlanta
Austin
Boston
Chicago
Denver
Las Vegas
Los Angeles
Miami
Nashville
New York
Philadelphia
Portland
San Francisco
Seattle
Toronto
Washington, D.C.

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Appleの‘The Song’コマーシャルのメイキングビデオは新旧技術の等置を謳う

 

Appleの年の瀬コマーシャル“The Song”には、多くの人が感動したようだ。まあそういうCMを作るのが一年のこの時期の慣例だけど、でもあれが語っている製品に関するお話は、Appleの今の製品系列の多くに通ずるクリエイティブな労作だ。同社が今日発表したあのコマーシャルの‘メイキング’ビデオは、Appleの最先端技術と、非常に初期の、骨董品のような録音機を結びつけることによって、あの感動の作品が作られたことを物語っている。

コマーシャルの主人公が見つけた“ヴィンテージ”ふうの録音は、実は現在のレコーディングアーチスト(プロの歌手)が吹き込んだものだが、全体は美術さんと音響さんの努力によって、いかにも40年代ふうに見えるし聞こえる。今の証明写真ブースのような録音ブースが観光地の遊歩道などに置いてあって、そこへぶらりと入った旅行者が自分の声を90秒録音してレコードを作る。そうやって録音された若き日のおばあちゃんの歌声を、CM中の若い女性がMacの上でリミックスする。

Appleがこのメイキングビデオで指摘したいのは、当時の録音ブースが与えた社会的インパクトと、Appleの技術との相似だ。人びとが、録音された自分の声を初めて聴く。そしてGarage Bandでは、スタジオの技術者ではないアマチュアが、自分の曲を録音して世界と共有できる。CMの最初で40年代の録音ブースが登場したときは、頭の中が???になった方も多いと思うが、それでもなおAppleとしては、この見事な比較により、高度な技術の民主化/大衆化という同社の特技を、今年のクリスマス商戦でも売り込みたいのだ。

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ビデオを制作/アップロードする前にYouTubeが使用音楽の著作権の有無などを教えてくれる

Googleは今日(米国時間12/8)、ユーザが著作権のある音楽のビデオをYouTube Audio Libraryにアップロードしたらその後どうなるかを、事前にお知らせする機能を導入した

今日までは、ユーザがビデオをYouTubeにアップロードすると、YouTubeのコンテンツIDシステムが、そこに著作権のある音楽が含まれてないか調べる。アーチストやレーベル(レコード会社)は、1)そのビデオのオーディオをミュートする、2)ビデオそのものを見せない、(もっと賢ければ)3)そこに広告を載せて広告収入を得る、などの態度を選べる。問題は、アップロードする人に事前にそのことが分からないことだ。ビデオを作って、アップロードしてみて、やっと分かる。

Audio Libraryの新しい検索機能を使うと、これからは、何が起きるかが事前に分かる。たとえば本誌TechCrunchのお友だちであるCharli XCXBoom Clapをあなたのビデオで使いたかったら、(1)そのビデオは世界中の人が自由に見られる、(2)広告が入る、(3)あなた自身には広告収入はない、ということが事前に分かる。

これでYouTubeのコンテンツクリエイターたちの心の負担が相当軽くなる。いやらしい削除警告は依然としてありえるけど、とにかく、自分のビデオにこの音楽使ったらどうなるかな?ということが事前に分かるのはありがたい。感謝祭用に苦労して作ったビデオを、家族が見られない、とあとになってから分かるより、ずっとましだ。

YouTubeには今、使用料無料の曲集もあるから、収益目的のビデオを作るときには便利に利用できるだろう。

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利用者は18歳未満が7割――音楽コラボアプリ「nana」がユーザー参加型動画などリアル施策を強化

先週開催したイベント「TechCrunch Tokyo 2014」では、「10代がハマるサービス」をテーマにしたセッションがあった。そのセッションに登壇してくれたモイ、uuum、葵といったスタートアップのほかにも、10代の“濃い”コミュニティが形成されているサービスは存在する。

そんなサービスの1つが、nana musicの提供する音楽コミュニティアプリ「nana」だ。同社は11月26日よりユーザー参加型の音楽番組「nanaキャス」の配信を開始した。

nanaはユーザーがスマホで録音した音声や演奏に、他のユーザーが更に音声や演奏を重ねて音楽コラボレーションを実現するスマートフォンアプリだ。例えば1人のユーザーがある楽曲のギター演奏を録音してアップすれば、それを聞いた他のユーザーがピアノ、ドラムといった演奏や、歌声と重ねてコラボレーションした音楽をアップロードしていくことができる。

ユーザーの7割が18歳以下

2012年11月にサービスを正式リリースしたが、現在の累計ダウンロード数は60万件以上。これまでの累計楽曲投稿数は300万曲、現在では毎日1万曲以上の楽曲が投稿されているという。年齢別にユーザーの割合を見ると18歳以下が約70%で、1人あたりの月間平均滞在時間は5時間、しかも上位5%のユーザーに限定すると64時間という数字になるのだそうだ。

MAUなどは公開されていないため、実際の規模についてはなんとも言えないところがあるが(歌や演奏ということで投稿のハードルも高そうだし)、10代を中心とした密なコミュニティが形成されていることは間違いない。nana music代表取締役社長の文原明臣氏いわく、「(アニメやゲームソング、ボーカロイド楽曲などのカバーを指す)『歌ってみた』をやりたくても、実はPCを持っていないという10代は少なくない。そんな人たちでもスマートフォンがあれば投稿できることもあって利用されているようだ」とのこと。

サービス内でのコミュニケーションも活発で、1つの投稿に対して200件以上のコメントが付くような投稿者もいるという。

ちなみにユーザーの海外比率も決して小さくない。日本のユーザーは全体の65%となっており、米国、タイがそれぞれ全体の6%、さらにベトナムやロシア、トルコなどにユーザーがいる。世界各国、数十人でコラボレーションした「We are the world」なども投稿されている。

番組配信たリアルイベントでユーザーの目標を作る

nanaキャスではそんなnanaのユーザーが登場し、カバー曲の演奏や、オリジナル楽曲の製作といったコラボレーションをリアルな場で行う。配信は月1〜2回、モイの「ツイキャス」、YouTubeの「YouTube Live」で視聴できる。11月26日に第0回となる試験配信を実施。第1回の配信は12月21日午後5時からを予定している。

また、これまで2回開催したオフラインミーティング「nanaフェス」を2015年夏に開催する。第1回は100人、第2回は200人規模での開催となったが、第3回は2000人規模のイベントを目指すそうだ(すでに会場も決まっているらしい)。さらに2016年夏には武道館を貸し切り、1万人規模のイベントを開催したいと語る。

なぜnanaはリアルイベントにこだわるのか? 文原氏はこのサービスで「音楽仲間に出会えて居心地いいコミュニティ」を実現したいとする一方、現状はユーザーのゴール、目標となるステージが存在していないと考えているそうだ。そこで、ユーザー同士がリアルな場所でセッションできる――しかもほかのユーザーも見る番組や、武道館のような大きな舞台で――という「目標」を作ってあげたいのだと説明する。

冒頭にあったTechCrunch Tokyoのセッションに登壇してくれたモイのツイキャス、uuumがマネジメントするYouTuberなどはすでにネットサービスの枠を超えて活躍する人々を排出しているが(もっと遡るとニコニコ動画からだってそうだ)、nanaからもネット発のアーティストが生まれるのかもしれない。

マネタイズは2015年以降に

このサービスが10代を中心にした濃いコミュニティを作っているという話は分かったのだけれど、気になるのはマネタイズだ。nanaはこれまで企業とのコラボレーション企画なども実施しているが、文原氏は黒字化を達成していないと説明する。今後同社ではプレミアム会員向けの課金、ギフトサービス、タイアップ広告を展開するという。

まずスマホアプリを12月4日にリニューアルする予定だが、ここにプレミアム会員向けの機能を導入する。これと並行してタイアップ広告を2015年から展開するという。例えば音楽アーティストの公式提供楽曲を使ってのコンテストなどを行うといったことを検討しているそうだ。ギフトサービスについては詳細や提供時期は明らかにされなかった。


アプリでソーシャルな共有などいろいろできるスマートヘッドフォーンMuzikが$10Mを調達

オーディオアクセサリのMuzikが、設計に2年を要したという新製品を今日(米国時間11/25)発売する。その、Muzikの耳かけ式スマート(smart, 電脳)ヘッドフォーンは、定価が299ドルで、年末クリスマス商戦を待たずして発売され、しかも同社は営業マーケティングを強化するための資金として1000万ドルの資金を調達した。

何がどこがスマートかというと、ホットキーがいくつかあって、その機能をユーザが指定できる。モーションセンサがあるので、頭の動きを入力として利用できる。製品の初期設定では、今聞いている曲をツイートする、Facebookで共有する、付属アプリのお気に入りリストに曲を保存する、友だちにテキスティングやメールができる。…これらの制御はすべて、右の耳カップにあるボタンで行う。

AndroidとiOS用の同梱アプリMuzik Connectが上記のソフトウェア機能をすべて担当し、またオープンソースで提供しているデベロッパプラットホームもある。ということは、Muzikの公式アプリではなく、デベロッパが勝手に作ったアプリがMuzikのAPIを呼び出して、いろんなことができる。お気に入りへの登録、Rdioでオフラインで再生、などなど。モーションセンサは、ユーザの動きでヘッドフォーンを制御できるので、たとえば、外してどこかに置いたら電源を切って電池を節約、といったこともできる。

本体はアルミ製で、耳カップには形状記憶素材を使っている。お値段はほかのヘッドフォーン並だが、ソーシャル機能というおまけが付く。昨年のCESで発表されたが、すぐには発売せず、1年間磨いてから、次のCES(来年1月)の直前に発売されたのだ。

MuzikのファウンダでCEOのJason Hardiはこう語る: “音楽は大好きだ。人と人を結びつけるし、ストーリーがあるし、逃げる場所にもなるし、貴重な時間を作ることもある。うちのビジョンは、ヘッドフォーンのインテリジェントな設計を通じて音楽体験をより豊かにすること。これまでの1年は、そのことに集中していた”。

ヘッドフォーンとしての機能に不満がなければ、Muzikの持つスマート機能は顧客が手を出す強力な差別化要因になるだろう。Beatsはスタイルで評判になり、セレブが使っているというブランドイメージを作った。若者市場をねらう新人ブランドは、ドラゴンを何頭も倒してからでないと、なかなか注目されない。でもアプリの、デベロッパが自由に利用できるプラットホームがあるMuzikは、今後のアプリ次第で大化けする可能性もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


1か月25ドルの会費でライブコンサート行き放題の音楽サービスJukely

ニューヨーク出身のJukelyは、StubHubなどのチケット販売サイトと競合する。同社の最大の特徴は、毎月25ドルで市内で行われるコンサートにいくつでも行けるサービスにある。

サンフランシスコで行われたSF Music TechカンファレンスでJukelyの協同ファウンダBora Celikが、次のように説明してくれた: “こんなチケットサービス、みんな、いくらなら買うかな、と考えた。100ドルか?、いや50ドルか? それは高すぎるね。そして、みんなが関心を持ってくれるのは25ドルぐらいだろう、という線に落ち着いたんだ”。

Celikは、エンジニア兼プロモーターだ。コンサートをプロデュースした経験は何度もあり、中にはKaskadeやDJ Tiestoのようなトップアーチストもいる。アプリをデザインしたのはもう一人の協同ファウンダAndrew Cornettで、彼はかつてKickstarterの制作にも参加した。

Jukelyはアクセラレータ事業Techstars NYC 2013に、音楽で友だちを作るサービスとして参加した。アルゴリズムがユーザの趣味を判定し、音楽の好みが合う人を見つける。そして二人に、彼らが一緒に行きたくなりそうなコンサートをおすすめする。今このアプリには2700万のユーザがいる。

同社は250万ドルという大きな額のシード資金を、AngelListのファンドMaiden LaneやAmol Sarvaなどのエンジェルたちと、Spotifyの投資家たち、元Warner Musicの役員Alex Zubillagaなどから10月初めに調達した。この資金をもとにJukelyは月額25ドルの有料会員サービスを開始し、ニューヨーク以外の都市にも進出を開始した。

25ドルでコンサート行き放題の有料会員サービスは、あまりお金が儲かるとは思えない。でもCelikは、これがウィン-ウィンのサービスだと考えている。ほとんどのマイナーなコンサートはチケットが売れ残る==空席ができるから、プロモーターにとっては売れ残り処分でお金になり、Jukelyの利ざやも残る。ClassPassの無制限バージョンみたいだが、ただしトレーニングではなくて音楽だ。

有料会員に提供されるコンサートには、Taylor SwiftやGagaのような大物はない。基本的な考え方は、新人ないしまだ無名に近いミュージシャンを会員たちに紹介し、その後、口コミなどでファンが増えることを期待するのだ。 Celikによると、Jukelyの連中がこれはいい!と判断したミュージシャンのコンサートを会員のためのリストに載せ、それらのできるだけ多くに行ってもらうことを、期待するのだ。

会員希望者は、審査される。サービスはまだベータなので、一般ユーザ志望者は登録してから一般公開まで待たなければならない。審査に通った者が、会員になれる。

Jukelyが今カバーしている音楽会場はニューヨークの17施設のみだが、近くロサンゼルスとサンフランシスコも対象になるという。ニューヨークに住んでいる本誌TechCrunchの読者は、一般公開まで待たなくてもここからベータに参加できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTube、来週より有料音楽配信サービス「Music Key」のベータ公開を開始

長く噂の囁かれていたYouTubeの音楽配信サービスがいよいよ始まる。価格は最初のプロモーション期間についてが月額7.99ドルで、標準価格は月額9.99ドルとなるようだ。サービスの名前はYouTube Music Keyだ。登録すると、広告のないミュージックビデオが閲覧できたり、他アプリケーション利用中でもバックグラウンドで再生できるようになり、さらにオフライン状態であっても再生できるようにもなる。またGoogle Play Musicの楽曲も聞き放題となる(訳注:Google Play Musicも米国などでは配信サービスとして提供されています)。

当初はまず限定的なベータで提供を開始する。これにはYouTube上に開設されているサイトから申し込むことができる(訳注:訳者環境からは白紙ページになります)。YouTubeではこのMusic Keyに加え、サイトのアップデートも行った。興味やトレンドに基づいて、公式ビデオをまとめて提示するプレイリストレコメンデーションなどを行なっている。簡単にいえば、Googleはビデオコンテンツを中心に据えた、本格的音楽ストリーミングサイトの構築を行なっているわけだ。

さらに、お気に入りのアルバムに収録されている曲の公式ビデオないしパートナーからのビデオをまとめて提示するということも行なっている。こうしたMusic Key以外のサービスは従来通り無料で提供され、標準では広告も表示される。ただMusic Keyを使えば、こうしたサービスについても広告なしモードを「アンロック」することができるわけだ。

Music Keyのベータ版は来週月曜日から順次公開される予定だ。なかなか考えられたサービス展開であるように思われる(訳者注:日本での展開予定などについては情報を見つけられませんでした)。

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(翻訳:Maeda, H


買収したSongzaのプレイリスト機能がやっとGoogle Play Musicに統合

この夏Songza買収したGoogleが今回やっと、Google Play Musicにその技術を取り入れた。これからは、人間エキスパートが作ったプレイリストが提供される。そのリストは、日付、時刻、天候、Googleが選んだそのほかの個人化要因、などに基づいて作成される。

すなわち今日(米国時間10/21)からPlay Musicのユーザは、そのときの気分や、やってること、日付、時間などに合ったプレイリストを選べる。エキスパートが作ったそういうプレイリストは、すでに数千ある。プレイリストをダウンロードしてオフラインで聴くこともできるが、それは元のSongzaになかった機能だ。

そのほか、プレイリスト上の次の曲を見る、プレイリストの内容の加除や並べ替えをする、などの機能もある。Songzaのプレイリストは、作成に人間が介入するから強力だ。

iTunes Radioにやや似ているが、Play Music + Songzaでは曲を自分で選んでステーション(放送局)を作ることもできる。

もちろん、既存のさまざまな局から検索して選ぶこともできる。

また、新たに導入された”Listen Now”のセクションでは、最近自分がプレイした曲や、おすすめの新曲、個人化情報に基づいたおすすめのステーション、などを聴くことができる。

ただしSongzaを統合したPlay Musicアプリが使えるのは、当面、合衆国とカナダだけだ。”Listen Now”は、Play Musicを使える45の国で利用できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


オーディオファンと難聴の人が喜ぶiPhoneケースAmpAudio

Ampは、人によっていろんな役に立つ。このiPhone用のデバイスは、パチンとはめて緩衝壁になり、左右計二基のスピーカーになり、オーディオファンにとってはノイズを減らすプリアンプになって、薄っぺらなMP3がライブのオーケストラのように鳴る(と感じない人もいるだろう)。

Alex SeligとVarun Srinivasanは、iPhoneのオーディオを大幅に改良したくてこのデバイスを作った。ユーザ一人一人の聴覚特性に合わせる能力のあるこのアプリとデバイスは、これまで聞こえなかったような音の成分を際立たせる。同社が単独のアプリとしてリリースしているSoundFocusを使うと、自分のコレクションやSpotifyなどの音質がやや良くなる。

さて、あなたにとってこれは必要だろうか? ぼくがテスト用に使ったヘッドフォンGrado SR60は、携帯用のデバイスで良い音で聴くためには良質なプリアンプが必要だ。Ampは音に十分な生気を与えてくれるから、旅行時に持参するプリアンプとしては最適だ。音の迫力を増すだけでなくノイズも抑えるから、すてきな空の旅になるだろう。

音を増幅しつつ、まわりの騒音は減らすから、会議用にも適しているし、難聴の人にも役に立つ。このオーディオデバイスの万能ナイフは初期投資者向けに69ドルだが、投資の価値は十分にある。バックアップ電池を内蔵しているから、使用時間は25%延びる。

SeligとSrinivasanは音のために生まれた人間だ。SrinivasanはDJだし、Seligは重度の難聴をかかえている。二人が作ったソフトウェアとハードウェアは、EDM beatzの音をよりホットにしてくれるだけでなく、Seligのような人を助ける。この二つが一つの製品の開発目標になることは珍しいが、とにかくクールなプロダクトだし、ふつうの人だけでなくオーディオファンも十分に満足させる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


LINE MUSICがいよいよ始動–SME、エイベックスをパートナーにサブスクリプション型で展開

千葉・舞浜にて開催されたLINEの年次イベント「LINE CONFERENECE TOKYO 2014」。決済サービス「LINE Pay」なども発表されている同イベントの中で、LINEがかねてから提供を予定していた音楽配信サービス「LINE MUSIC」についての情報がアップデートされている。

LINEでは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)およびエイベックス・デジタルと合弁で「LINE MUSIC」を設立し、同社にてサービスを展開するという。新会社は10月下旬設立予定。資本金は4億8000万円、代表にはLINE上級執行役員CSMOの舛田淳氏が就任する。

詳細は明らかにされなかったものの、サブスクリプション(定額課金)型の音楽配信サービスを展開する予定だという。リリース時期については「遠くないタイミング」(舛田氏)としか明言されていない。LINE MUSICは2013年8月に開催されたイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」で発表されていたもの。舛田氏によると、サービス自体は昨年時点でほぼ完成していたが、作り替えて今回の発表に至ったそうだ。

サブスクリプション型の音楽配信サービスと言えば世界的には「Spotify」などがあるが、こちらは日本法人を設立してサービス提供に向けて動いているとは聞いているものの、実情は「COMING SOON」(関係者)という以上の詳細はほとんど聞こえてこない状況だ。またすでに、ソニーの「Music Unlimited」、レコチョクの「レコチョクBest」などサブスクリプション型の音楽配信サービスが国内でも展開されている。


ステッピングモーターが音楽をかなでるRasPi/Arduino製の珍作

この、ArduinoとRaspberry-Piで作ったミュージックボックスは、シンプルなステッピングモーターを使って楽しいメロディーを奏(かな)で、二つのサーボがパーカッションを担当する。

Jeremy Weatherfordが作ったこのボックスは、とてもシンプルだ。Raspberry Piが音楽を収めていて、正しいタイミングでステッピングモーターを動かす。モーターの振動の周波数と持続時間が変わることによって、音楽になる。かなりくだらなくて、やりすぎなところが、楽しい。Weatherfordは、こう書いている:

“全体を木の箱に入れて、部品をパネルにマウントするときが、楽しかった。電源スイッチは電源に接続するとLEDが点灯する。LiPoバッテリーは使ってない。play/stopボタンがあり、後ろには壁からの電源用のジャックがある。だからLiPoバッテリーの爆発事故はありえない。”。

このボックスは絶対的にキュートなハックだが、さらにいかしてるのは、演奏する曲が“Sweet Child Of Mine”であることだ。ぼくはこのボックスを、愛してしまった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


完全なサウンドラボ/スタジオの完全なWeb化をねらうWavepot、よちよち歩きだが将来性は大きい

ノブ回し屋さんたちはご注目を。Wavepotは、あなたの寝室やテクノ小屋などで一人っきりで、すごいホットなEDM(Electronic Dance Music)のビートをプログラムできるクールな新しい方法だ。ライブのプログラマブルなデジタルオーディオワークステーションとして設計された(現状はデジタルシグナルプロセッサに近いが)このWebサイトでは、Webページやシンプルなアプリをプログラムするような感覚で音楽とサウンドをプログラムできる。パラメータを設定し、いろんなファンクションを加える、するとそれがすぐに実行できる。JavaScriptを使っているから。

いまのところサウンドと波形をシーケンスできるだけだが、究極の目標は、すべての機能が揃ったマルチトラックのレコーディングシステムをブラウザ上に提供することだ。プログラムをサイドメニューからロードして、そのプログラムをリアルタイムで書き換えることもできる。たとえば”got some 303″の192行の”saw”(ノコギリ波)を”sin”(正弦波)に入れ替えるだけで、まったく新しいリフになる(下図)。


〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

今このサイトでは、会社などで遊ぶとほかの人の迷惑になるようなことしかできないが、チームは機能強化のために寄付を募っている。また、なかなかしっかりしたフォーラムもあり、そこではお互いのサウンドやプログラムの共有が行われている。今のあなたはBurning ManのためのEDMで忙しいかもしれないが、このWavepotも一見の価値はある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


YouTube上の音楽ビデオに合わせてその曲の弾き方を覚えるRiffstation Play

孤独なティーンエイジャーの人や、前はそうだったけど今は音楽が上手になった大人の人はご注目。YouTube上のどんな曲でも、Riffstation Playのとても簡単なインタフェイスを使って、弾き方を覚えられるのだ。このWebアプリケーションのベースとなっているRiffstationは、インターネット上のほとんどどんな曲でも、コード進行と音符を教えてくれるサービスだ。

昨年取り上げたCapo 3と同じく、とてもシンプルなシステムだ。複雑な曲は無理かもしれないが、ロックのヒット曲ぐらいなら大丈夫。すでにコードパターンを記録した大量の曲のライブラリと、それ用の検索エンジンもある。これをステージでiPadなどで利用すると、Fake Bookよりも効果的かもしれない。

ウクレレのコードもサポートしているから、友だちと気軽にウクレレバンドを作れる。同社が作った厚顔無恥なデモビデオも、おもしろい。

Riffstationの協同ファウンダDan Barryは曰く、“世界中のどんな曲のどのバージョンでもコード進行を提供できるだけでなく、うちはギターを弾いてる人たちのあいだで人気がある曲の、ヒットチャートも作っている。コードの認識は自動的に行われるので、うちのカタログのサイズは事実上無限大だ。うちのインデクスにはすでに、1000万曲以上の曲が載っている”。

このアプリケーションにはプロ用バージョンもあり、曲を詳しく分析し、スローな再生もできるから、派手々々なリフやリードなどでも弾けるようになる。でも、コードを知るためだけなら、いろんな無料の演奏サービスでも、十分に役に立つけどね。


〔ここにスライドが表示されない場合は原文を見てください。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


テキストのかわりに「音楽」を送るメッセージングアプリケーションのLa-La

Yoの登場で誰もが納得したように、WhatsApp登場後でも、新たなメッセージングアプリケーションの登場を待ち望んでいる人はまだまだ多いようだ。TechCrunchのSarah Perezも、やはり新しいメッセージングアプリケーションの記事を投稿していた。本稿でも、自分の気持ちをストレートに表現する「音楽」を素材としたメッセージングアプリケーションを紹介したい。

今回紹介する音楽メッセージングアプリケーションのLa-Laは、Yoではなく、あるいは言葉によるメッセージではなく、さらにあるいは写真などでもなく、楽曲のオーディオスニペットをメッセージに利用する。

たとえば、ガールフレンドないしボーイフレンドにいつもの挨拶を送りたいのだとしよう。するとたとえばライオネル・リッチーの「Hello」のメロディーを送ったりすることができるのだ(いや、その曲がベストだと言っているわけではない)。曲を選んで、送信相手を選択し、そして送信ボタンを押せば操作は完了だ。相手方も自分の選んだ曲で返信を送ってくることになる。送りたいと思う曲がなくなるまで延々と送りあうことができる。

アプリケーションをインストールしていない人には、SMSでLa-Laメッセージを送ることもできる。双方でLa-Laを使っているのなら、アプリケーション内で友達登録をしておくことも可能だ。送られた音楽メッセージは、再生するまでいったいどの曲なのかわからないようになっている。いったいどの曲が送られてきたのかと、わくわくしながら再生することができるようにとの配慮からだ。

もしかするとThisIsMyJamを思い出す人もいるかもしれない。しかしLa-Laはメッセージ形式でやりとりをしているのが新しいところだ。

La-Laで利用可能な曲は、基本的には有名アーティストとライセンス契約を結んだものだ。それに加えて、YouTubeから自分でメッセージに利用する部分を選んで送ることもできるようになっている。

このLa-Laの他にもメッセージに曲へのリンクを添付して送ることのできるものはある。しかしこのLa-Laでは送ることのできるのは楽曲のみだ。メッセージを送ることはできないようになっている。

おそらくはこれも「ティーンズのためのアプリケーション」という位置づけなのだろう。「大人」たちは、メッセージが送れないことに不便さを感じることの方が多いのではなかろうかと思う。

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(翻訳:Maeda, H