ライブビデオ会議メモを利用するには、会議参加者がZoomのウインドウの上部にあるLIVEメニューから「Otter.ai Live Transcript」を選択し、Otter.aiにログインする。ライブ文字起こしの開始や停止の操作をする必要はなく、自動で開始し停止する。Otterのライブ文字起こしは、モバイルのZoomアプリでも動作する。
この機能を利用するには、Otter for TeamsとZoom Pro以上のサブスクリプションが必要だ。会議を主催するのに必要なOtter for Teamsのサブスクリプションは、1ユーザー、1カ月あたり20ドル(約2100円)、最低3ユーザーからで、支払いは1年分となる。関心があれば「OTTER_RELIEF」のコードを使うと2カ月間無償で試用できる。
Google Meetは、他のビデオチャット製品と同様、現在、ユーザー数を急速に伸ばしている。Google(グーグル)がこの機に乗じて急いで自社製品の改良を重ねようとするのも無理はない。そこでGoogleは、Zoomのようなタイル表示機能、夜間に利用するときに画面を明るくするLow light(ローライト)モード、独立したウィンドウや全画面を使わずChromeのタブに表示できる機能などの追加を発表した。さらにまもなく、後ろで犬が吠えても相手に聞こえなくするノイズキャンセリングも追加される。
Microsoftはポッドキャストやビデオの人気に乗じて、コンテンツの作者にとってのSkypeの魅力を高めようとしている。同社が今テストしている“Skype for Content Creators”というモードでは、今使っているSkypeそのものの能力で、通話中にビデオなどのコンテンツを入れたり、あるいは逆に通話を録音録画できる。また、通話中のビデオや音声をライブでストリーミングしたり、ほかのアプリケーションにインポートして編集しポストする、などのことができる。
この機能は現在“プレビュー”で、一部の選ばれたユーザーがテストしている段階だ。
同社のブログ記事によると、Skype for Content Creatorsにより、デジタルのブロードキャスターや、ストリーマー、ヴロガー(vlogger, ビデオブロガー) などが、ビデオ通話を録画したり、ふつうの通話をポッドキャストしたり、通話をライブでストリーミングしたりできる。そのために別途高価なスタジオ設備などを買う必要がない、とそのブログ記事は言っている。
そのChromebox(機種名: Asus CN62)は、このキットの神経中枢だ。Chromeboxは、Chromebookラップトップの‘Mac Mini’みたいな存在だが、Chromebookに比べるとあまり売れていない。でも、廃版になることなく、今日まで生き延びている…Dell, HP, Acer, Asusなどが作り続けている。 そしてそれらは主に、店内の商品説明用や、企業の受付のデスクなどで使われている。
これまでGoogleは、AcerやASUSのChromebox用に、999ドルから1999ドルという価格で、ミーティング・キットを売ってきた。でもそれは、HangoutsがMeetとChatに分離する前のことだ。ちょっとややこしい話だが、今回の新たなハードウェアキットは、Hangouts Meetと、 G SuiteのEnterpriseエディションの顧客向けなのだ。
このキットのカメラは、Huddly GO 4Kセンサーカメラだ。Huddlyはノルウェーのスタートアップで、最近シリーズBで1000万ドルを調達しており、製品および売り方はリモートミーティング市場に特化している。Huddly Goを単独で買うことは今はできないが、Huddlyのサイトで予約はできる。発売時期は未定だが、価格は499ドルだ(Googleが同社を買収してしまえば別の話になるが)。
Googleがひっそりと、Meet by Google Hangoutsというビデオ会議アプリケーションをローンチしていた。これはHDビデオ会議のためにデザインされている。そのウェブならびにモバイルアプリケーションは、G Suiteという名前で知られるビジネス製品のラインアップに対する最新追加のようだが、App Store内のアプリの説明ページに記載されているG Suiteのウェブサイトはまだ機能していない(日本時間3月1日17:30時点でも同様)。