Amazon上のサードパーティ店はプライムの配達にFedEx Groundが使えなくなった

サードパーティのベンダーは先週末にAmazon(アマゾン)から、プライムの発送にFedExの地上配達サービスを使わないよう命じられた。ウォールストリート・ジャーナル紙の記事によると、米国時間12月15日にAmazonが販売業者送ったメッセージは、「『配達のパフォーマンスが良くなるまでは』この禁令を継続する」と書かれていたそうだ。プライム以外に関しては今でもFedEx Groundを利用できるし、速いが高いFedEx Expressならプライムに使える。

今やAmazon.comで売られている品物の半分以上がサードパーティの売り手の製品ないし商品だが、FedExの地上配達に関する決定はホリデーショッピングシーズンのピークに明らかになった。夏にFedExは、Amazonとのパートナーシップを解消し、空輸のExpress地上配送の提供をやめた。ただし、このときサードパーティの件は含まれていない。

Amazonのスポークスパーソンによると、現在同社はクリスマスの配達遅延や未配達問題に対処しており、顧客が荷物をタイムリーに受け取るよう努力しているという。TechCrunchは今、FedExにもコメントを求めている。

FedExとUPSはどちらも最近、配達遅延を経験している。その原因は、記録的な配達量と天候不順だと公表している。

Amazonはまた、売り手に自社のロジスティクスネットワークを使うよう強制しているという不服申立てにより、国の反トラスト規制当局に調査されている。同社は米国最大のオンラインリテーラーとして独自の倉庫事業や配達事業も持っているため、FedExやUPS、それにUnited States Postal Service(USPS、米国郵政公社)の強力な競合相手になっている。

最近のモルガン・スタンレーの報告によると、米国のAmazonサイトで注文される品目の46%をAmazonが配達している。そのため、Amazon LogisticsはAmazon以外の注文も配達するようになるだけでなく、2022年までには扱い量でFedExもUPSもUSPSも抜くそうだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Amazon Kindleが繁体中国語の本をサポート

台湾や香港、マカオ、そしてそのほか一部の海外中国人コミュニティの読者が待望していたサービスがついに実現した。Amazonがこのほど、同社の電子書籍リーダーKindle向けに、繁体中国語の本を提供し始めた

これで2007年のデビュー以来ずっとあったKindleの見え見えのギャップが閉じることになる。これまでさまざまな言語をサポートしてきたKindleは、2012年に中国本土で使われている簡体中国語のeブックを中国向けのサイト提供開始し、アジア進出の大きな一歩を刻んだ。それは、その翌年のKindleの中国進出の前触れだった。Kindleがまだ公式には売られていない台湾や香港でも、このような地域対応がいずれ行われるのかもしれない。

これまで繁体中国語の読者は、Kindle上でその言語にアクセスするために回り道をしなければならなかった。たとえば簡体のコンテンツを買ってから、それを繁体のフォントにカスタマイズする。フォントのカスタマイズは、Kindleのファームウェア5.9.6で可能になった。もちろん、字間やフォントサイズなどの細かい調整が必要だから、とても時間のかかる作業だった。

KindleアプリやKindleデバイスで読める繁体中国語の本は現在、Amazonによると20000冊あまりある。なお、簡体中国語のKindle本は、この言語をサポート後1年で60000冊になった。

繁体中国語の本はAmazon.comのサイト上にある専用のポータルから提供される。最初に選ばれた本の中には、ヒューゴー賞作家Liu Cixin(劉慈欣)の作品や、Dream of the Red Chamberのような中国の古典、そしてGeorge R.R. MartinのA Song of Ice and Fireシリーズなどベストセラーの翻訳本もある。

また作家は、Kindle Direct Publishingにより繁体中国語の本を自主出版して、世界中のこの言語のコミュニティと作品を共有できる。

Kindle Books担当副社長のDavid Naggar氏は声明で「Kindleにおける繁体中国語の書籍の提供は、世界中の読者により多くの選択肢をお届けしようとする弊社の取り組みの、大きな前進である」とコメントしている。まだそのストアは簡体の方ほど充実していなくて、編集者のお薦めとか、特売、前売り、本のランキングといった未来の人気機能がまだない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

金を支払って書かせたAmazon上の偽レビューを米国連邦取引委員会が初告訴

連邦取引委員会(Federal Trade Commission、FTC)の米国時間2月26日の発表によると、同委員会は初めて、偽のレビューを使ってオンラインで製品を売る行為を訴件として取り上げることになった。同委員会によると委員会はニューヨークの企業Cure Encapsulations Inc.とそのオーナーのNaftula Jacobwitzを被告として、減量サプリメントに関する嘘の主張と、サードパーティのウェブサイトに金を払ってAmazonに偽のレビューを投稿させた件で起訴することになった。

偽のレビュー(フェイクレビュー)はAmazonで買い物をする者(ショッパー)に常につきまとう迷惑行為だ。レビューシステムのアルゴリズムに安全策を講じたり、偽レビューの投稿をビジネスにしているWebサイトを告訴しても、それらを掃除できなかった。

FTCの訴えによると、Cure Encapsulationsは熱帯の果実ガルシニアの成分を含むピルを売っていたが、その果実は自然な減量促進食として利用されることもある。そのピル、Quality Encapsulations Garcinia Cambogiaは、Amazonでのみ売られていた。Jacobwitzはwww.amazonverifiedreviews.comと呼ばれるウェブサイトに金を払って好意的なレビューを投稿させ、その製品の評判を上げようとした。

FTCのCure Encapsulations Inc.に対する訴状より。

2014年10月8日にJacobowitzはそのサイトの運営者にメールを送り、評価の星の数4.2を4.3に上げるために、1日に3つ、計30のレビューに対し1000ドルを払う、と言った。それは売上を得るために必要な措置であり、最終的には製品が星5つに留まるようにしたい、とも言っている。そこでwww.amazonverifiedreviews.comは、そのピルを褒めそやす一連の5つ星レビューを投稿した。FTCによると、それらのレビューは、そのピルが強力な食欲抑制剤であり、最大で20ポンド(9キログラム)の減量を達成し、新たな脂肪細胞の形成をブロックする、といった嘘の主張をしていた。

FTCによる同委員会の調停案は、FTCに5万ドルと未払い所得税などを払えば罰金1280万ドルの判決を猶予する、というものだ。その調停はまた、Cure EncapsulationsとJacobwitzが今後、人間に対する臨床試験により得られた信頼できる科学的エビデンスなくして減量や脂肪ブロック、疾病治療などを主張する食餌療法的サプリメントを売ることを禁じている。また彼らは、フェイクレビューなどの偽りの推奨を禁じられ、さらにAmazonと実際にピルを買った顧客には、どのレビューが偽であったか、および今回のFTCの申し立てについて、メールなどで報告しなければならない。

FTC消費者保護局のディレクターであるAndrew Smith氏はプレスリリースの中で、「企業がフェイクレビューを買ってそのAmazonの格付けを膨張させようとする行為は、ショッパーと規則に従って行動している企業の両方を傷つける」と述べている。

AmazonのスポークスパーソンはThe Vergeへの声明で、「私たちはこの分野におけるFTCの働きを歓迎する。Amazonは私たちのストアにおけるレビューの真正性を護るために大きな投資をしており、それは、お仲間のショッパーたちと共有する知見や体験を顧客が重視することを、私たちもよく知っているからだ。私たちには、レビュワーと物販パートナーの両方に対する明確な参加指針があり、私たちのポリシーに違反する人びとには、参加の停止や禁止、法的措置などを講じている」と述べている。

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ニューヨーク市長Bill de BlasioがAmazonの第二本社誘致は“ミッションクリティカル”と主張

ニューヨーク市の市長Bill de Blasioが今日(米国時間2/11)の州議会のヒアリングで、Amazonがクイーンズ区ロングアイランドシティに第二本社を建設することは“ミッションクリティカル”だ、と述べた。De Blasioのこの発言の数日前には、住民と地元政治家たちがAmazonにこの計画を考え直すよう促した、と報道された。Amazonは、これにより25000以上の雇用が作り出される、と主張している。

NY1によると、De Blasioは議会に、ニューヨーク市はAmazonが作り出す雇用と税収を必要としている、と述べた。しかし市と州の民主党議員の多くは、この計画に断固として反対している。とくに問題となるのが、総額で最大28億ドルになると言われる税の優遇措置だ。

The Washington Post(AmazonのCEO Jeff Bezosがオーナー)の先週金曜日の報道によると、Amazonは第二本社のニューヨーク市支部の計画を再検討しているという。同社はまだロングアイランドシティに第二本社用のオフィススペースをリースも購入もしていないし、ニューヨーク州の最終承認が得られるのは2020年以降だから、今なら引き返すのも容易だ。これに対し、第二本社のそのほかの支部が置かれるバージニアでは先週、Amazonに対する最大7億5000万ドルの助成金が、州議会により承認された

Amazonは同社のニューヨーク市における計画の今後について公式の声明を出していないが、再検討しているという報道は、住宅問題や都市インフラへの影響を心配している住民から歓迎されている。

事態をさらに複雑にしているのが、州上院議員Michael Gianarisの存在だ。ロングアイランドシティを含むクイーンズ区選出の彼は、Amazonの第二本社計画について、きわめて否定的だった。その彼は、計画の承認に関わるニューヨーク州公共機関管理委員会のメンバーだ。彼は、市や州の補助金は交通、学校、公営住宅など地域の事業に費消されるべき、と主張している

州議会に対して計画を擁護したDe Blasioは、“Amazonが得る助成金の大半は法に規定のある慣行的な優遇措置だ”、と述べている。

画像クレジット: Bloomberg

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オーストラリアの顧客に対する門前払いをAmazonが撤回、税制への抗議よりも年末商戦が重要

Amazonは、同社が6か月前に行った、オーストラリアのユーザーにアメリカのamazon.comサイトで買い物させないという決定を、覆(くつがえ)した。ロイターはこのUターンを、顧客の反発によるもの、と報じている。

7月以降オーストラリアの買い物客は、amazon.comで買い物をしようとすると地元のサイトAmazon.com.auへリダイレクトされた。

同じ時期に、amazon.comからオーストラリアへの配送も停止された。そこで買い物客は、地元の店からしか商品を買えなくなった。

でも今日(米国時間11/22)から、そのブロックはない。

amazon.comの、特定地域に対するこのブロックは、オーストラリアの税制の変更への対抗策だ。その新しい税制では、年商75000オーストラリアドルを超える企業は消費者が輸入する低価格商品に対し10%の商品サービス税(Goods and Services Tax, GST)が課せられる。

このいわゆる‘Amazon税’は、すべての販売品目に対しGSTを払わなくてはならない地元の小売企業にとってAmazonなど海外の大きなeコマース企業が大打撃になる、という懸念に対応したものだ。

この新税制の前までは、海外のリテイラーに関しては1000オーストラリアドル〔11月下旬現在約82000円〕以上の買い物に対してのみGSTが課せられていたので、地元商業者は、それはAmazonやeBayなど海外のコンペティターに対する不当な優遇策だ、主張していた。

GSTの一般化という新税制に対してAmazonは、amazon.comの海外買い物客の締め出しで応じた。でも2017年12月にローンチされたばかりのAmazonオーストラリアのサイトは、品揃えが希薄なので顧客から敬遠された。そのことは、地元企業にとっても打撃になった。顧客はほかのリテールサイトを探すようになり、あるいは、わずかしか買い物をしなくなった。

Guardianによると、Amazonオーストラリアの品目数約8000万に対して、アメリカのサイトには5億種類の品目がある。

6か月後にAmazonは方針を変えた。10%の税金を払うことに決めたようだ。

本誌は今、同社にコメントを求めている。

Amazonのスポークスパーソンはロイターに、顧客からのフィードバックに対応して方針を変えた、と述べている。そして、同社は“低価格商品をオーストラリアに輸出できてなおかつ、地元の法律にも従えるだけの、複雑なインフラストラクチャ”を構築した、とも言っている。

今のところオーストラリアの人がamazon.comから買えるのはAmazon自身が売っている品目だけで、サードパーティの販売者は未対応だ。

このUターンのタイミングに注目しよう。明日(米国時間11/23)はブラックフライデーなのだ。

その日リテイラーたちは、その年のホリデーシーズンの買い物フィーバーに点火するために大規模な安売りを開始する。そして今ではネット上でも、派手なバーゲンが展開される。Amazonも、この爆発的な売上の機会をみすみす見逃すわけにはいかない。

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Google Homeにタッチスクリーン方式のデバイスが登場か、検索のコードにその気配

Google Home用のタッチスクリーン型デバイスをGoogleがテストしている、という証拠がまた一つ。AndroidPoliceが指摘するGoogle検索アプリケーションの最新バージョンのコードには、新しいオンスクリーンインタフェイスを持つデバイスを参照している箇所がある。そのv7.14.15のコードには、オンスクリーンメニューとファンクションの長いリストがあり、それをコードネームQuartzというデバイスが利用している。メニュー中のYouTubeの再生は、Amazon Echo Showが最近取り下げたファンクションだ。

本誌TechCrunchの9月の記事でも、GoogleがタッチスクリーンインタフェイスのあるGoogle Homeデバイスを作っている、と報じた。二つの情報筋が、その社内コードネームは“Manhattan”だと確認し、画面サイズはEcho Showと同じ7インチだ、と言っていた。情報筋の一人は、Googleの社員から直接情報を得ていた。二人とも曰く、そのデバイスはYouTube, Google Assistant, Google Photos, そしてビデオ通話をサポートする、と。また、Nestなどのスマートホームデバイスをコントロールするスマートハブとしても機能する、と。

AndroidPoliceの今回の記事は、これらの詳細の多くを確認しているようだ。そのコードレビューAPK Teardownが開示しているのは、複数のオンディスプレイ機能、対話的タイマー、32種のアイコンを用いる天気予報などだ。YouTubeビデオの再生と、最低限のWebブラウザー、それにフォトギャラリーやお店のリスト付きGoogle Mapsなどもある。

現時点でGoogleは、そんなデバイスがあることを確認していないが、少なくともそのアイデアがあるとか、内部的にテストしていると考えても、無理ではない。家庭の中心的な情報ハブは、各社が目指してきた製品であり、その最新例がAmazon Echo Showだ。Amazon Echoに一歩々々追いつく努力をしているGoogleが、次にEcho Showのクローンをめざしても、おかしくはない。

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テレビに映ってるアニメのキャラがAmazon Echoに命令して大量のランダムな買い物を

Amazon Echoを持ってると、こんなやばいこともある、という例。起動する言葉さえ分かってればだれでもEchoに命令できるから、テレビに映ってるアニメのキャラクターでも、あなたの家のEchoを操作できる。20年の長寿を誇るアニメ番組South Parkで、まさにそれが起きた。

これが、それだ:

[AlexaにいたずらをするSouth Park]

このアニメを見ている部屋にEchoがあったら、Amazonのあなたのショッピングカートが、ランダムに選ばれたがらくたでいっぱいになってしまうだろう。

音声で操作するアシスタントには、このような危険性がある。悪質な広告が音声でAlexaに命令して、あなたに製品を買わせてしまうかもしれない。South Parkのボックスセット、とか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon、KDPをだました出版社との仲裁を申請

Amazonは、Kindle Direct Publishing(KDP)システムを利用している出版社、マーケター、および著者らに対して、売り上げ数値を人為的に水増ししているとして非難してきたが、このほど米国仲裁協会(AAA)に仲裁申請を提出した。

Amazonは申請した書類(TechCrunchが入手済み、下記参照)で5件の仲裁を要求している。訴えによると、関係者は読み終わったページ数の水増し、偽カスタマーレビュー、偽ユーザーアカウントを作成して電子書籍をダウンロードするなどの方法によって、著者や出版社がAmazonから得るロイヤリティ金額を増やしていた。

訴えの中には、ある出版社が著者に対してAmazonベストセラーにすることを保証するために、翌日までに1万件の自動ダウンロードを行うサービスを利用してる疑いがあると指摘するものもある。

「KDPを利用している大半の著者や出版社は、電子書籍の出版や広報に真摯に取り組んでいるが、ごくわずかな者たちが詐欺行為によって不当な利益を得ている」とAmazon広報がTechCrunchに話した。「今日のニュースは、不正を行う者から読者と著者を守り、誰もが信頼を置けるサービスを提供するという当社の取り組みを反映したものだ」。

現在Amazonは、違反者に対する行為の差し止め命令を求めるとともに、「仲裁で確定する金額」の賠償金支払いを要求している。

これはKDPに関しては初めての事例と思われるが、Amazonはこれまでにもサイト上の詐欺行為に対して数多く裁判を行ってきた。2016年、Amazonは偽レビューを徹底追及し、金を払ってレビューを書かせた売り手を少なくとも3社訴えた

仲裁事件の書類5件を以下に貼った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon、クラウドストレージの無制限プランを終了

またひとつクラウドストレージの宴が終わった。Amazonは、Amazon Driveの無制限クラウドストレージ・プランを終了した ―― ただしPrimeメンバーは写真用の無限ストレージを引き続き利用できる。

今日(米国時間6/8)から、Amazon Driveの新規登録で無限クラウドストレージを選択できなくなる。代わりに年間11.99ドルで100 GB、59.99ドルで1 TB(以降最大30 TBまで追加1 TBごとに59.99ドル)のいずれかを選ぶ(従来は11.99ドルで写真を無制限に、59.99ドルであらゆるファイルを無制限に保存できた)。

いずれのプランにも5 GBの無料ストレージがついてくる。1本目のヒットは無料、という意味だと思っておこう。

容量無制限プランは、2015年3月に提供が開始されたばかりだ ―― 当時競争の激化する消費者向けクラウドストレージ市場で果敢な行動と評された。そしてなんと、その2か月後にGoogleは無制限容量の写真サービスをスタートさせた。

2年が過ぎた今Amazonは、金庫にデータを預けた人たちを締めつけ始めた ―― クラウドストレージの世界ではよくある話だ。

写真が例外なのは注目すべきだが、これはライバルのGoogleが無制限の写真ストレージを続けているからというだけでなく、写真は個人データの宝庫だからだ ―― サードパーティーが機械学習技術を使ってデータ抽出できる。つまるところ、ユーザーのパーソナルな写真は大容量のデジタルエンターテイメントコンテンツよりもずっと価値が高いということだ。

従来の無制限容量プランのユーザーは、満了日まで利用を続けられる。その後は、自動更新がオンになっていれば ―― そしてデータが1 TB以下なら ―― 自動的に59.99ドルの1 TBプランに移行される。

自動更新を設定していないユーザー、あるいはデータが1 TB以上あるユーザーは、ストレージの管理ページで、新しい制限付きストレージプランのいずれかを選ぶ必要がある。

新しいプランに切り替える行動を起こさず、かつ無料ストレージの割り当てを越えるデータを預けている人は、利用期間満了後にアカウントが「割り当て超過」状態になる。つまり、それ以上ファイルをアップロードすることができず、コンテンツの閲覧、ダウンロード、または削除しかできなくなる。

Amazonによると、この状態にあるユーザーは、180日以内に、コンテンツを削除して総データ量を無料容量いかにするか、有料プランを契約するかのどちらかを選ぶことになる。180日が過ぎると、Amazonが自動的にデータを削除して割り当て以内におさまるようにする ―― 最近アップロードしたファイルから順番に削除していく(Amazonのデータ保持ポリシー参照)。

プライムメンバーは写真用ストレージについては無制限容量が続くので心配しなくてよいが、写真以外のコンテンツは、プライムメンバーであっても割り当て超過になりうる ―― このためプライムメンバーも一部のデータを救うために行動を起こさなくてはならない場合がある。

Amazonは、Driveのユーザーはいつでもプランを変更できると言っている。Driveに保管したファイルはデスクトップアプリのAmazon Driveを使ってパソコンにダウンロードできる。

【日本語版注:6月8日現在日本向けの無制限容量プランは継続されている】

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonFresh Pickupは、ネット注文した食料品を車のトランクに積み込んでくれるサービス

Amazonの食料品事業が買い物客の利便性を新たなレベルに引き上げた。AmazonFresh Pickupは、車のトランクに届けてくれるドライブイン食料品店だ。火曜日(米国時間3/28)にベータ版を開始した。買い物客はオンラインでAmazonFreshのカタログから商品を選び、時間帯(最短で注文の15分後)を指定したら、あとはAmazonFresh Pickupの受け取り場所へ行き駐車スペースに止めるだけで、サービス担当者が数分のうちに車のトランクに直接商品を積んでくれる。

これはAmazon Prime契約ユーザーへの無料付加サービスで、既存のPrime機能に大きな新機能を加えるものだ。注文に最低金額はないので、その気になれば歯磨きのチューブ1本でも買うことができる。

対象商品は野菜、肉、乳製品、日用品など。プログラムは現在ベータテスト中のため、利用できるのはAmazon社員のみだが、正式展開されれば全Primeメンバーが利用できる。地理的制約もあるので、全Primeメンバーが利用可能とは言っても、シアトルのSODO地区またはバラード地区近郊にあるAmazonFresh Pickupの指定場所で受け取らなくてはいけない。

Amazonは食料品買い物の形態を変える様々な方法を検討しており、これもまた伝統的ショッピングと同社のEコマースモデルを融合させた興味深い試みといえる。AmazonFreshは地理的拡大には慎重だが、今回のテスト結果が良ければ、この種のビジネスの促進につながるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonのRekognition APIがあなたの年齢を当てる、いや…、当たらない?!?!

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自分は(たぶん)自分の歳を知っている。友だちに、自分の歳を当てさせることもできる。それになんと、Microsoftも、あなたの歳を当てられる。でもいちばん重要なのは、毎日買い物をするAmazonに、自分の歳を知ってもらうことじゃないかな。

これまでのところ、Amazonが自分の歳を何歳だと思っているか、知るためには、リコメンデーションの品目を見るしかなかった。昨日(きのう)なんかぼくは、一日の大半が、大量の短編SFを調べることでつぶれた。Amazonが、ぼくがそれを必要としている、と固く信じているからだ。そう、Amazonは、ぼくがテクノロジーの好きなミレニアル世代であることを、見事に当てているのだ。

でもこれからは、こんな、過去の事象に頼るテクニックは要らなくなる。AmazonのRekognition APIを作っている連中が今日(米国時間2/10)公開した便利な機能は、そこへ自分の写真をアップロードすると、年齢を当ててくれる。今日はたまたま、友だちの誕生日なので、Amazonのそのツールと、MicrosoftのHow-Old.netと、人間によるクラウドソーシングに、当て比べをやらせてみた。

まずAmazonだ — このWebアプリケーションは、友だちの年齢を26歳から43歳のあいだ、と推定した(上図)。彼の本当の年齢は26歳よりもずっと若いから、嬉しい結果ではない。性別と幸福状態には“appears”(〜〜と見える、思われる)という留保が付いているが、正しい確率は99.9%になってる。ぼくも、自分が43歳と思われないためには、つねに作り笑いでスマイルしているべきだろう。

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Amazonは大失態だったが、それでもMicrosoftよりはましだ。MicrosoftのHow-Old.netツールは、友だちの年齢を30歳と言った。参ったね。

三者の中では、人間がベストだった。ランダムに選んだ人たちに聞いてみた結果では、答の平均値が“22歳の半ば”だった。本当は、今日22歳になったばかりだから、6か月の誤差がある。

参照データを得るために、今度は自分の、顔に光がよく当たった写真でテストしてみた。やはり、誤差は大きい〔John Mannes, 1995/11/14生; 昨年まで本誌インターン〕。Microsoftは、ぼくの年齢を27歳と言ったが、ぼくの本当の年齢は友だち〔22歳〕よりも若いんだけどね!。

ご自分の写真を、ここここで試してみよう。その結果、その後のあなたの生活に起きるであろうさまざまな危機も、ご遠慮無く共有してくださってけっこうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

メインストリーム化の道を歩むAmazon Echo

自らしゃべる小さなスピーカーであるAmazon Echoは、「成功」の段階を超えて進みつつあるようだ。そうレポートしたのはデータ収集解析ファームのSlice Intelligenceだ。年末のホリデー期間にも数多くのデバイスを売り上げたのみならず、購入者層の幅を大きく拡大しているようなのだ。

まず、Echoの売上の半分は女性によりもたらされているのだとのこと。売り出し当初の購入者は圧倒的に男性が多かったが、その傾向がまったく変わってしまったわけだ。ちなみにSliceは最初のEcho販売時にも傾向の分析をしており、Echo Dotも投入された今回のホリデーシーズンにも同様の分析を行なっている。

販売台数を増やし、そして女性にも市場を広げているEchoだが、それだけではない。Generation Xやベビーブーマーにも市場を広げているのだ。最初にこうしたガジェットに飛びつくのはミレニアル世代であり、そこから各方向に市場を広げていくことになったわけだ。

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また、Echoの発売当初はEコマース利用者が多く購入していた。しかし今ではEコマースのヘビーユーザーではない人にも売れている様子。こうした面からみても、Echoはメインストリーム化へのみちを歩んでいるということになるのだろう。

Sliceのレポートによれば、今回のホリデーシーズンには値段も手頃なEcho Dotがもっとも売れたのだそうだ。わずかの差でEchoが続き、Tapの割合はかなり低めであったようだ。期間毎にみれば、やはり売り上げを大きく伸ばしたのは11月と12月で、サイバーウィークエンドには他の日とくらべて倍の売り上げを示したのだとのこと。消費者の購入意欲はたいへんに高く、ホリデーシーズン中はほとんど売り切れの状態でもあった。

Echoがメインストリーム化している事実は、Amazonにとってはもちろん、音声インタフェースの未来にとっても大きな意味を持つものかもしれない。これまで利用頻度の低かった音声によるコマンド伝達だが、どうやらEchoとは会話を通じて意思伝達を行なっているようなのだ。

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(翻訳:Maeda, H

クラウド上でバッチ処理ができるAWS Batchツール、自作のバッチシステムより(たぶん)高機能

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Amazonの新しいツールAWS Batchは、クラウド上の複数のジョブを自動的に順次実行する。そのジョブは、EC2のインスタンスの上のアプリケーションやコンテナイメージである。

Amazonは、顧客の多くが独自に工夫したバッチコンピューティングシステムを自作していることを、知っていた。ユーザーは、EC2のインスタンスやコンテナ、通知、CloudWatchによるモニタリングなどを連結していた。しかしAmazon独自の方法を提供すれば、そのプロセス全体がもっと容易に、そしてもっとアクセスしやすいものになるだろう。〔下図に特長を列記〕

クラウドでバッチをやることの最大のメリットのひとつは、多様なインスタンスへのアクセスだ。ノン・クラウドの物理的世界では、計算処理を行うクラスターが多数の重複した(==無駄な)プロセッサーを配備する。これを避けることができれば、計算効率は大幅に向上し、コストも下がり、サービスの料金も大幅に安くできるだろう。

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ユーザーは容量を自分で決められるから、支出を最小化できる。お金の節約だけでなく、リソースのスケールアップもニーズの変化に合わせていつでも容易にできる。物理的コンピューティングクラスターの、そのまるまる全体をオーダーしてインストールすることに比べれば、クラウド上のリソースの一時的なアップグレードは、短時間で済む。

これまで、AWSの必要なリソースを正規の料金で使っていたユーザーは、このAWS Batchツールを無料で使用できる。今それは、US.Eastリージョンでプレビューが提供されている。今後は、そのほかのデータセンターでも提供されるし、AWS Lambdaのファンクションもバッチに加えられることが、期待される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

クラウド上でバッチ処理ができるAWS Batchツール、自作のバッチシステムより(たぶん)高機能

img_20161201_101449

Amazonの新しいツールAWS Batchは、クラウド上の複数のジョブを自動的に順次実行する。そのジョブは、EC2のインスタンスの上のアプリケーションやコンテナイメージである。

Amazonは、顧客の多くが独自に工夫したバッチコンピューティングシステムを自作していることを、知っていた。ユーザーは、EC2のインスタンスやコンテナ、通知、CloudWatchによるモニタリングなどを連結していた。しかしAmazon独自の方法を提供すれば、そのプロセス全体がもっと容易に、そしてもっとアクセスしやすいものになるだろう。〔下図に特長を列記〕

クラウドでバッチをやることの最大のメリットのひとつは、多様なインスタンスへのアクセスだ。ノン・クラウドの物理的世界では、計算処理を行うクラスターが多数の重複した(==無駄な)プロセッサーを配備する。これを避けることができれば、計算効率は大幅に向上し、コストも下がり、サービスの料金も大幅に安くできるだろう。

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ユーザーは容量を自分で決められるから、支出を最小化できる。お金の節約だけでなく、リソースのスケールアップもニーズの変化に合わせていつでも容易にできる。物理的コンピューティングクラスターの、そのまるまる全体をオーダーしてインストールすることに比べれば、クラウド上のリソースの一時的なアップグレードは、短時間で済む。

これまで、AWSの必要なリソースを正規の料金で使っていたユーザーは、このAWS Batchツールを無料で使用できる。今それは、US.Eastリージョンでプレビューが提供されている。今後は、そのほかのデータセンターでも提供されるし、AWS Lambdaのファンクションもバッチに加えられることが、期待される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon CEO Jeff Bezosがまたバイオテク企業に投資、今度は新しいアンチエージング療法のスタートアップだ

shutterstock_135245900

シリコンバレーでは必ず何年かに一度、不老不死や長寿を喧伝する者が現れる。その前に、そんなに長生きをして一体何をするのかを、考えておいた方がよい、と私は思うのだけど。今度登場したUnity Biotechnologyは、加齢に関連した症状の進行を遅くすることによって長寿を実現する、と主張するスタートアップだ。同社は今日(米国時間10/27)、シリーズBで1億1600万ドルという巨額を調達したことを発表した。投資家の中には、AmazonのJeff Bezosもいる。

体(からだ)が、細胞の老化を遅らせることがある。何かのストレスで、細胞が分裂を停止することがあり、それは、がん細胞の分裂と成長を停止することもあるから、抗癌治療にも利用できる、と考えられている。でもそんな細胞が多すぎると、加齢とともに別の問題が生じる。Unityが追究しているのは、炎症や、加齢と結びついているその他の疾病を起こす古い細胞を、体が積極的に捨てるようにするための方法だ。

Unityの技術には、体の老化を遅らせる可能性があり、科学や医療分野の上位投資家たちの関心を招(よ)んでいる。またバイオテクノロジー分野の非上場企業としては、相当巨額な資金を獲得した少数企業の、仲間入りをしている。

Bezosは、前にもバイオテクに投資している。それは2014年のJuno Therapeuticsだが、そのときは彼のVC Bezos Expeditionsからの投資だった。Junoはがんの免疫療法で画期的な発見をして、バイオテク企業としては数少ないIPO成功企業の一つになった。

バイオテク企業への投資案件の多いスコットランドのミューチュアルファンドBaillie Giffordのほか、Venrock, ARCH Venture Capital, Mayo Clinic, WuXi Pharmaceuticalsなどがこの投資ラウンドに参加した。

同社の発表によると、元KYTHERA BiopharmaceuticalsのCEO Keith Leonardが新たにCEOになり、これまでのCEOで協同ファウンダーのNathaniel “Ned” DavidはUnityの社長になる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

悪質なドロップシッピング業者に苦しめられる、Ripple Rug

yodagrabs

今年見てきたあらゆる製品の中でも、これ以上私の時間と注目に値するものは他にない。Ripple Rugは、Fred RuckelとNatasha Ruckelが作った、ネコ用マットだ。ネコはマットの隙間に入って穴から手を出したりしながら遊び続ける。大きさは35インチ(89 cm)四方で、リサイクルされたPETボトルから作られている。

Ripple Rugがなぜ、それほど興味深いのか?Ruckel夫妻が製品を作った後、同じ商品をeBayで高く売って大儲けする連中が現れたからだ。夫妻のところには高く買わされたことを知って不満をもった顧客からの返品が相次いだ。Ebayで定価より20ドル高い値段をつけAmazon経由で配送する多数の再販業者相手に、Ruckelは中止通告書を毎日送り続けた。

努力もむなしく二人は損害を被り続けた。唯一の方法は、Amazonから商品を引き上げ、毎月4万ドルの売上を失って自ら直販することだった。

夫妻の問題については、Planet MoneyJason Feiferの記事で読むことができる。製品を作ることの裏側で起きていることは実に興味深い。

実際、Ripple Rugは今後インターネットで起こり得ることの典型例といえる。Appleのようなメーカーは、驚くほど入念な監視と大がかりな法律家チームを使って価格をコントロールしている。一方、Ruckelのような小さな作り手は、悪質なeBay再販業者と直面しなければならない。Ripple Rugsを買いたいユーザーが、公式Amazonストアにさえ来てくれれば(検索ですぐに見つかる)、同じ商品をずっと安く買えたし、Ruckelが利益をすべて放出するはめになることもなかった。しかし、消費者は怠惰であり、どこのウェブでもクリックして買っては、後でもっと安いところを見つけて愚痴をこぼすも。誰もが最安値を求めて検索するわけではないのだ。

これはまた、一部の業界 ― 自動車ディーラー、時計メーカー、高級品メーカー等 ― が市場のコントロールにあれほど力を入れている理由でもある。一見無意味なようだが、ひとたびドロップシッピングの予期せぬ結果に気付くと、事態は明らかになってくる。

Ripple Rugはよく頑張った。昔話と同じように、一匹のネコと一枚のマットとすばしこいネコの手が、eBayの巨大な波と必死に戦っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazonは自動車の買い物情報でもトップに立つ気だ、大規模な下調べサイトを立ち上げ

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今車を買うことを検討してる人、Amazonで調べるのはどうかな? このeコマース最大手がリリースしたwww.amazon.com/vehiclesは、買い物下調べサイトとしてはものすごく規模が大きくて、これほど何でもありの自動車調べツールは、今まで見たことがない。

ここで車を買えるわけではないが、比較調査は十分にできる。自動車販売業は規制がうるさいから、Amazonが直接車を売ることは、まずありえないだろう。

たとえば、2016年型Ram 3500 Laramie(上図)には、どんなオプション(“トリムレベル”)のバラエティがあるか、知りたい? Amazon Vehiclesへ行けば簡単に分かる。

ユーザーが車を決めたら、今度はスペックやオプションの載ったページへ連れて行かれる。今載っているのは1998-2017の車種のみだが、古いモデルは情報が少ない。

類似のツールは何年も前からEdmundsAolのAutoblog(Aolは本誌TechCrunchのオーナー)などがある。でもAmazonのは同社のふつうのショッピングページみたいだから、とても親しみやすいし、利用しやすい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonは金で買ったレビューを載せた売り手企業3社を訴訟

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買い手売り手はご用心! あなたの製品のレビューを、誰かにお金を払って書いてもらったら、Amazonはあなたを訴える。

Amazon上の偽造レビュー対策の一環として同社は、なりすましアカウントを使って偽(にせ)のレビューをポストした3社を訴訟した。Amazonは昨年から、同社が本物と認めなかったレビューとそれらの投稿者を、精力的に追ってきた。過去には、偽レビューを投稿して稼いでいる‘業者’を訴訟したことはあるが、Amazon上の売り手自身を訴えるのは今回が初めてだ。

今日の訴訟によると、売り手たちは偽のアカウントを使って自分の製品に対するポジティブなレビューを掲載した。これらの売り手は、レビューの30〜45%が偽レビューだった。被告はカリフォルニア州のMichael Abbara、ペンシルベニア州のKurt Bauer、そして中国の企業CCBetter Directだ。

Amazonは被告たちに、同社サイトで製品を販売することを禁じ、同社のサービスへのアクセスも禁じようとしている。また損害賠償額(+Amazonの訴訟費用)として、25000ドル以上を要求している。

Amazonによると、同社は2015年以来、お金が目的で偽レビューを投稿した者1000名あまりを訴えてきた。そして今度は、リテイラー自身をやっつけようとしている。そのねらいは、ほかの売り手たちが偽レビューという悪行に手を染めないようにするためだ。

“当社の目的は、レビューの悪用は割に合わないことを売り手たちに自覚させ、有料で偽レビューを投稿する者たちのエコシステムを解体することだ”、とAmazonのスポークスパーソンは語った。

Amazonは偽レビューと戦うために、売り手の中断や彼らのアカウントの閉鎖など、いろんな手段を講じている。偽レビューを検出し、その掲載を自動的に禁ずるアルゴリズムも開発中だ。昨年の夏から同社は、レビュワーの信頼度ランキングを開始し、買い手たちの便宜を図ろうとしている。

Amazonによると、訴訟もあり、アルゴリズムもあり、といった多様な展開によって、偽レビュー対策は成功を収めつつある。“Amazon上のレビューはその大半が本物であり、何百万人もの顧客たちを助けて、日々、彼らの賢い買い物をガイドしている”、とスポークスパーソンは言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Kindle Oasisは美しい。ただし紙の本と同じとはいかず、価格もかなり高いと思う

先週、Kindle Oasisが「紙の本を読むような感覚」を感じさせてくれるのかどうか、確かめる意味もあってずっと使ってみた。実際のところ、「紙の本のように」とはいかない感じだ。

個人的に、本が大好きで、そしてKindleも好きだ。Kindle Oasisがこの気持ちを「統合」させてくれるかとも期待したのだが、そういうわけにはいかなかったようだ。

もちろん、Oasisの開発にあたっては、紙の本の感覚を活かそうということが考慮されたのは間違いなかろう。左右非対称にしてグリップを用意したのも、本の背を意識したものと思われる。

しかしやはり紙の本を手に持って、ページを繰りながらちょっと端を折ってみたりしつつ、アンダーラインをひいたりメモを書き込んだりする感覚は、なかなか再現できるものではない様子。

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Kindle Oasisを横からみたところ。全体的に非常に薄く、それと同時に本の背を意識したグリップがある。

紙の本は、離れたページヘの移動もごく簡単に行える。あるいは上等な紙に印刷された文学作品などを味わっていると、気持ちもその作品の中にどんどん入り込んでいったりもする。一歩も動かないでいながら、時空を超えて精神を飛び回らせることができるのだ。

少なくともいまのところ、Kindleでそのような「感覚」を味わうことはできないと思う。もちろん進化していることは認める。

従来のものから大幅に変更されたデザインはなかなか美しく、おそらくはかなり魅力的な電子書籍リーダーであると言えるだろう。ただし、旧バージョンと同様にタッチに対するレスポンスには若干の遅れが感じられる。紙の本のようにパラパラとページをめくって行ったり、あるいは簡単にメモを書き加えたりということはできない(機能としてはできるが、紙の本に比べてインターフェース的に劣る)。そうしたことを多く繰り返す人にとっては、やや苛立ちを感じるデバイスとなるだろう。

また、Voyageと比べて「格好に見やすくなった」というわけでもない。4つのLEDライトが加えられたようではあるが、解像度も同じでさほどの違いは感じられないように思う。

価格に伴う魅力を感じるかどうかも微妙なところだ。価格は35,980円から(米ドルでは290ドルより)で、Kobo Aura H2Oの190ドルよりかなり高価だし、iPad Mini 2の270ドルよりも高い。たとえばiPad Mini 2には電子書籍リーダーにはない機能もいろいろと備わっていて、Kindle Oasisを高いと感じる人が多いのではないかと思う。

もちろんE-inkのディスプレイはiPadなどより目に優しく、物理ボタンを配したことでタッチ操作時に感じる遅れにも対処されてはいる。

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バッテリー内蔵カバーを外したところ。

個人的に、Oasisが最高に活躍するシーンは、旅行にいくときだと思う。

一般的にいっても電子書籍リーダーは、紙の本に比べて持ち運びに便利だ。そして軽く、薄く、それでいて非常に丈夫なOasisは旅先への携行にとても便利だ。ケースに用いられているポリマー樹脂フレームはかなりの強度をもつ。バッグのポケットにもいれておけるサイズながら、440万冊(2007年時点では9万冊だった)をいつでも読むことができるのだ。ちなみにデバイスは4GBの記憶容量を備えている。

バッテリー内蔵カバーを使えば、バッテリーは60日間ももち、長期間の旅行のお供としても最適なデバイスだと言えるのではなかろうか。

ただしOasisは、万人向けのデバイスというわけではなさそうだ。電子書籍を読む時間が長く、かつ最高の環境でそれを楽しみたいと考えている人向けのものだろう。言ってみればニッチ向けだ。しかしそうしたニッチが確かに存在するのは間違いなかろう。

私自身について言えば、「最新モデル」が好きだ。ただKindle Voyageが90ドルも安いことを考えれば、Voyageで満足する気持ちももっている。

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(翻訳:Maeda, H

MakeSpace、簡単に使えるレンタル倉庫サービスで1750万ドルを調達

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ニューヨーク拠点のMakeSpaceは、セルフストレージ(小型倉庫レンタル)ビジネスの成長を加速すべく、1750万ドルの資金調達を完了した。

このスタートアップは、従来の貸倉庫に代わる便利なサービスを提供するもので、ユーザーは預けた物を利用するために現地に行く必要がない。MakeSpaceは競争力のある料金を設定し、一切値上げしないことを保証している。

MakeSpaceでは、iPhoneアプリを通じて無料で即日引き取りが利用できる。利用者は品物の写真もアプリで管理することが可能で、選んだ品物を19.99ドルでいつでも配達してもらえる。

「利用者は倉庫まで出かける必要がなく、何を預けたかを忘れることもない」とファウンダー・CEOのSam RoseがTechCrunchに話した。「適正かつ手頃な価格」で「自分のポケットのようにアクセスできる」。

調達ラウンドをリードしたのはHarmony Ventrure PartnersとUpfront Venturesで、シリーズAとシードラウンドの出資者も加わった。現在はニューヨーク、シカゴ、およびワシントンDCでのみサービスを提供しているが、MakeSapceはこの資金を使って新たに5都市に拡大する計画だ。

MakeSpaceは、Public Storageのような貸倉庫ビジネスに代わる近代的サービスを提供することを目指している。チームによると、倉庫業は米国だけで年間270億ドルの規模に達する。

従来の倉庫センターが「Blockbuster Videoなら、われわれはNetflix」とUpfront Venturesの経営パートナー、Mark SusterがTechCrunchに語った。「われわれは優れたサービスを低価格で提供し、この中央集中モデルを根付かせることによって業界を破壊し続ける。Amazonが配送を集中化した時、Barnes & NobleやBordersに何が起きたかを考えてほしい」。

セルフストレージ分野のスタートアップには他に、Box ButlerとBoxbeeがある。

2013年に設立されたMakeSpaceは、これまでに100万ドル以上の資金を、Founders Fund、Carmelo AnthonyのMelo7Tech、Gary Vaynerchuk、その他の投資家から調達している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook