【抄訳】
Appleは、同社の製品…パソコンのMacや、iPhone、iPadのようなモバイルデバイス…でアートを創造できる、と訴求したいようだ。とくに最近は、Appleストアの店内に、これらのApple製品を使った写真の撮り方や絵の描き方を教えるワークショップを設け、モバイルデバイスは創造のためのツールではないという古い考え方を一掃しようとしている。
この取り組みは、Appleが最近また新たに始めた”Start Something New(新しい何かを始めよう)”キャンペーンの一環だ。今このキャンペーンは、合衆国, オーストラリア, ベルギー, カナダ, フランス, ドイツ, インド, イタリア, 日本, オランダ, ニュージーランド, フィリピン, 韓国, スペイン, スウェーデン, スイス, イギリス, ベトナムなど、世界各国で展開されている。
このほか、Apple製品を使って作ったアート作品のインターネット美術館もある。そのApple製品には、MacやiPad、iPhoneの各機種のほかに、Apple PencilやApple Watchも含まれ、さらに制作に使われるさまざまなサードパーティ製のハードウェアやソフトウェアも、キャンペーンの仲間になっている(FiftyThreeのペンシル, MeFOTO Sidekick360, OlloclipのActive Lens, Adobe After Effects, Adobe Photoshop Express, Darkroom, Union, NightCap Pro, Filmic Pro, Final Cut Pro, Procreateなど)。
この‘画廊’に登場する各アーチストのページに、制作過程や使用したツールの説明、そしてそのアーチストの制作中のスナップ写真がある。
このサイトは、Appleによれば、Appleのデバイスを使って何ができるかを知ってもらうための、実物サンプルでもある。
これに対してストアのワークショップには、技能を向上させたいプロだけでなく、アマチュアも参加できる。
Appleがこんなキャンペーンをやるのは初めてではない。MacRumorsのブログ記事によると、昨年も日本を皮切りに同様の企画を展開し、それが合衆国などにも広がっていった。
そのときもAppleは写真や絵画のオンラインギャラリーを作り、また個々のアーチストを紹介するページも設けた。
今回のオンラインギャラリーは、ちょっとナビゲートしづらいが、個々のアーチストのページは下のリンクから行ける(MacRumors様より):
- 流れのある風景を描く 作者:Lu Jun, China
- ドット(点)で描く 作者:Lieu Nguyen, Vietnam
- 荒涼とした景観を追う 作者:Emma Phillips, Australia
- 自然の詳細を描く 作者:Tiffany Bozic, USA
- 光で絵を描く 作者:Darren Pearson, USA
- 新しい視点からの撮影 作者:Bernhard Lang, Germany
- 重力を視覚化する 作者:Greg Barth, UK
- 薔薇の栽培 作者:Kahori Maki, Japan
- 子どもが見る不思議感覚 作者:Jake Sargeant, USA
- 街路で色を探す 作者:Brian Lotti, USA
- 動きのテクスチャを捉える 作者:William Hundley, USA
ストアのワークショップについては、地元のAppleストアでスケジュールを確認しよう。
【中略】
〔以下はAppleによるワークショップの案内ドキュメント(英文)。その日本語ページはここにある。〕
1月7日にはニューヨークの西14番街でスペシャルイベントがある。5名のアーチスト(Tiffany Bozic, Jake Sargeant, William Hundley, Greg Barth, Bernhard Lang)が自分の作品と技法について話し、“Juxtapoz Magazine”の編集長Evan Priccoが司会を務める。
[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。