レビュー:小さな129ドルのEcho Subでオーディオ環境が格段にアップする

音楽をもっといい音で聴きたい? それならサブウーファーを追加することだ。Amazonもそうすることにした。これで、Echoスマートスピーカーのラインナップは、ずっと面白くなった。Echoの音を不満に感じていたとしたら、Echo Subを追加してもう一度試して欲しい。きっと考えが変わる。

Echo Subは、小型の丸いサブウーファーで、Echoスピーカーと同じファブリックのカバーをかぶっている。ただし、現在色はチャコールのみ。床にも机の上にも置けるようデザインされ、Echoスピーカーでは再現できなかった低音域を発生する。Echo Subは、Echoスピーカーの音を、より完全に、より楽しく補完し、バランスの良い、より原音に近い音場を作るという使命を、うまく果たしている。Echo Subは、Echoオーナーには必須のアイテムだ。

レビュー

Amazonは、99ドル(約1万1000円)のEchoスピーカーのペアと、129ドル(約1万4400円:日本では1万5980円で10月30日に発売予定)のEcho SubをTechCrunchに提供してくれた。このセットは249ドル(約2万7900円)で発売されているが、Amazonは、Echo SubとEcho Plusのバンドルセットも329ドル(約3万6800円)で販売している。その違いには、価格の差に値するものがある。

設置には25分ほどかかる。それぞれのスピーカーをAlexaスマートフォンアプリで個別に追加するようになっている。すべてのスピーカーの設定が終わったら、これらをバーチャルグループにまとめる。アプリは、それを簡単に行えるように助けてくれるのだが、その工程でいくつかバグに遭遇した。スピーカーをグループに追加するときに、スピーカーを認識できないことが何度かあった。また、2つのスピーカーは認識できても、Subが見つからないということもあった。それでもなんとか設定を済ませ、2つのEchoスピーカーでステレオをサウンドを鳴らし、Echo Subで低音を出すことができた。

Echoスピーカー1つとサブウーファーを追加したことで、音がとても良くなった。しかし、驚くにはあたらない。ステレオにして音楽がより楽しくなるのは当然のことだ。

数年前に登場したJAMBOXは、ある世代に、音楽を聴くにはスピーカーはひつで十分だと思い込ませた。しかし、それはウソだ。ひとつでも音楽は聴けるが、ステレオならなおいい。さらに、Echoの場合はサブウーファーまで付いたのだから、もっといい。

Des Rocsの『Let me Live』は、この新しいサウンドステージを存分に活かしている曲だ。左右のスピーカーはその能力を爆発させ、Amazon EchoやApple HomePadのひとつのスピーカーでは味わえなかった没入感溢れるサウンドを楽しませてくれる。ステレオによって、音楽は生き生きと響く。

AKA Georgeの『Stone Cold Classic』も、このセットで生き返る。Echo Subはドラマチックな低音をトラックに与え、ステレオのEchoスピーカーが最高のエクスペリエンスを作り出す。まだ信用できない? ならばヴァン・ヘイレンの『パナマ』を聴いてみよう。ひとつだけのスピーカーでは、チャンネルがごちゃ混ぜになってしまい、この本来のサウンドは味わえない。しかし、本当のステレオとサブウーファーとの組み合わせにより、デイヴ・リー・ロスの声が生のように聞こえる。

249ドルのセットのサウンドには、本当に驚いた。重い仕事を大幅にEcho Subに割り当てることで、Echoスピーカーは中音から高音に専念できるようになり、この価格にしてはクリアで正確なサウンドが再現可能になった。249ドルで、Echoスピーカー2台とEcho Subのセットに匹敵するオーディオシステムを探そうと思ったら大変だ。さらに、Echoのスマートな機能が魅力を高めている。

Amazonから99ドルで発売されているEchoスピーカー2台でも、それなりに仕事はしてくれるが、149ドル(約1万6700円)のEcho PlusスピーカーとEcho Subを組み合わせたとき、その違いが歴然とわかる。Echo Plusを2台使えば、サウンドがさらによくなる。セットで買えば、価格の差はわずかだ。

Echo Subは、ほとんどの状況にうまくはまってくれる。他のサブウーファーと比べて小型だ。必要な低音が十分に出せるが、壁を振るわえるほどではない。ズンズン響くこともない。ハードロックやノリのいいポップスに向いている。車のトランクをぶるぶる震わせるようなラップには向かない。たとえば、アークティック・モンキーはいいが、ポスト・マローンにはちょっと合わない。

Alexaアプリを使うと、Echo Subの低音、中音、高音の調整ができる。ただ、調整範囲は限定的で、ウーファーの音響的特徴を極端に変えることはできない。全体的に、Echo Subは、2つのEchoスピーカーとうまく調和する、エレガントな小型サブウーファーということだ。

Echo Subは、Echoスピーカー1台だけでも使うこともできる。Echoスピーカーを1台しか持っていないという人でも、Echo Subを加えれば、驚くほど音質が向上する。

スマートスピーカーを組み合わせて新世代のステレオサウンドを構成しているのは、Amazonだけではない。Sonosは、ずっと前から複数のスピーカーを無線で接続して、ステレオやサラウンド音響が作れるようにしていた。Google Home Maxも、2台組み合わせれば可愛いステレオセットになる。Apple HomePodもそうだ。350ドル(約3万9000円)のHomePodを無線で2台つなげばステレオになる。これらのシステムは、どれも素晴らしいオーディオ品質を提供してくれるが、Amazonのものに比べて全体に高価だ。また、Amazonの他に専用のサブウーファーがあるのはSonosだけだ。

Echo Subを加えたAmazonは、同等の他社製品よりもずっと安価に、高い音質を提供できるようになった。129ドルのEcho Subは、コンパクトで高性能で、Echoスピーカーを即座にアップグレードできる最善の方法だ。もし可能なら、Echoスピーカーをもう1台追加して、ステレオセットを構築して欲しい。

Echo Subは、音楽を聴く環境がEchoスピーカーだけという家庭にお薦めだ。もし、Echo Subを買うか、もう1台のEchoスピーカーを買うかで迷っているとしたら、Echo Subを先に買うことをお薦めする。

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(翻訳:金井哲夫)

AmazonのEcho Inputは初めてのスピーカーのないEchoだ

Amazonが今日(米国時間9/20)のハードウェアイベントで、Echo Inputという新製品を紹介した。それは上図のように、Echo Dotのとても薄くて小さなバージョンで、Amazon作のAlexaデバイスとしては初めて、スピーカーがない。スピーカーが必要なら、ユーザーがお気に入りのものを自分で接続する。そのために3.5ミリのオーディオケーブルかBluetoothを使うが、マイクが4つあるのでAlexaに話しかけることはできる。Echo Dotと違うのは、オーディオは接続したスピーカーから再生され、デバイス本体からではない。〔オーディオ出力の要らないスキルもありえる。〕

厚さ12.5ミリと薄いから、どこにでも入り込める。家中至るところに置いてもよいだろう。

スピーカーを接続したEcho Inputは、既存のマルチルームの音楽グループの一員になれる。

Amazonによると、人気のスピーカーがこれを同梱して売られることも想定している。たとえばBoseは、このデバイスの最初のパートナーだ。

Echo Inputの色は黒または白で、アメリカとイギリスとドイツでは年末に34ドル99セントで発売される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AmazonのAlexaイベントの至るところにGoogleの指紋があった

今日(米国時間9/20)のAmazonの大規模なAlexaイベントで行われたおよそ70の発表の中には、ある重要なものが隠れていた。このビッグイベントから溢(あふ)れ出てくるニュースの多くには、Googleの製品が大きな影を落としていたのだ。

もちろん、その理由は明らかだ。ここ二年で、GoogleのAssistantとHomeが確実にAmazonとの差をつめている。いや、差どころか、今日のイベントのタイミングを見計らったかのように、GoogleのHome Miniが今年第二四半期のスマートスピーカーのベストセラーだった、という調査報告が出て、GoogleがAmazonの人気製品Dotの王座を奪った。

今日のイベントで初めてその姿を見せた新製品の中では、間違いなく新装のDotがGoogleの影響を表していた。布で覆われたデザインと音質の向上は、その廉価版スマートスピーカーをHome Miniに勝つべき対抗馬に仕立てていた。この製品のハードウェアデザインがこれほど大きく変更されたのは、今回が初めてだ。

AmazonはEcho ShowでもGoogleの機先を制したが、その新装バージョンもやはり、その分野におけるGoogleの影響が強く表れている。最初のShowは明らかに形よりも機能を優先していたが、しかし今年のCESでGoogleは、サードパーティ製のSmart Displayで、ディスプレイ付きスマートスピーカーという分野のハードルを上げた。Showのニューバージョンはまだ開発途上のようだが、LenovoなどのSmart Display製品の影響は、誰の目にも明らかだ。

しかしもちろんAmazonは、Googleにやられっぱなしではない。同社は明らかに、スマートアシスタントという分野で独自の道を進むことをねらっている。たとえばGoogle MaxやApple HomePodの対抗機を出すのではなく、ユーザーがホームステレオを構成していくための個別の要素、Sub(サブウーファー)やLink(アンプ)などを導入した。またEcho Autoは、プラグアンドプレイの車載ソリューションとして、Android Autoなどとの直接競合をねらっている。

AmazonとGoogleのライバル意識はEcho ShowからYouTubeが消されたことなどに露骨に表れているが、今日のイベントに登場した多くの製品の、設計とデザインにも大きな影響を与えている。競争は今後、さらに過熱するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

本年Q2、もっとも売れたスマートスピーカーはGoogle Home Mini

Amazonのプライムデーで一番売れたのはEcho Dotだったかもしれない。しかしStrategy Analyticsの最新レポートによれば、2018年の第2四半期にもっとも売れたスマートスピーカーは、GoogleのHome Miniであるようだ。全世界での出荷台数を見ると、Echo Dotの220万台に対してHome miniは230万台となっている。

いずれもエントリーレベルのスマートスピーカーだが、この2台を合わせると、全出荷台数の38%を占めることとなるようだ。

本年の第2四半期には、1170万台のスマートスピーカーが出荷されたとのこと。その中で5台中4台がAmazonないしGoogleのデバイスであった。

Echo Dotに続くのは、フラッグシップモデルとなるEchoで、140万台だった。そしてAlibabaのTmail GenieおよびGoogle Homeが80万台で続く。

AppleのHomePodはトップ5に入っていない。しかしQ2における出荷台数シェアでは6%を占めているようだ。

高額ながら高機能を目指したHomePodだが、まずまずの成績をあげているということがいえるのかもしれない。

売上額に占める割合についてみれば、Home MiniとEcho Dotをあわせて17%である中、AppleのHomePodは単独で16%を占めている。200ドル以上のものに限定すれば、HomePodが70%のシェアを占める。

なお、Strategy Analyticsのレポートによれば、今のところはまだシェアは流動的で、登場してくる新製品により大きく変動するだろうとのことだ。

「市場の成長率に着目したメーカーの積極策により、この12ヵ月でスマートスピーカー製品は大幅にその数を増やしました」とStrategy Analyticsのバイスプレジデントを務めるDavid Mercerは言う。「SumsungやBoseなどといった巨人たちも、スマートスピーカー市場への参入タイミングをはかっているところです。ブランドの拡大を目指して動き始めるとともに、消費者にとっては高級モデルを中心に選択肢が増えることが考えられます」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H

Alexa CastでAmazon MusicをAlexaデバイスへキャストできる

Amazonが今日(米国時間7/26)発表したAlexa Castを使えば、Alexaデバイス上で音楽をもっと幅広くコントロールできるようになる。たとえばスマホでAmazon Musicアプリを聴いていて、それを引き続きAlexaデバイス上で聴く、という移行が容易にできる。MusicはAmazonの重要なサービスのひとつだから、前からこういうことが望まれていた。

Alexa Castがないときは、Amazon Musicを別のデバイスで聴き続ける、という当たり前のようなことがけっこう難しかった。このサービスのコントロールは、Spotifyなど、そのほかのサービスと相当違う。今回Amazonは、やっとAmazon Musicをまともな音楽サービスにする気になり、Alexa Castはその第一歩のようだ。

このサービスは今日から利用できる。iOSやAndroidのAmazon Musicアプリをアップデートすると、Alexa Castのアイコンがある。Spotify ConnectやApple AirPlayなどと同じように、そのアイコンをタップして移行先のデバイスを指定する。

今後、そのほかのアプリでもAlexaデバイスへの移行が簡単にできるようになるのか、そのへんはまだ分からない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Alexaに音声によるイコライザーが登場、オーディオ機能の高級化に一歩前進

AlexaがEchoのイコライザーを設定できるようになり、たとえば“アレクサ、高音を下げて”(Alexa, decrease the treble)で高音が下がる。この便利な機能は、もっと前からあってもよかった、と思うが、とにかく二日後には展開を終了し、Echoに“アレクサ、低音を上げて”(Alexa, turn up the bass)と言えるようになる。

当面アメリカだけだけど、EchoとDot, Plus, Show, Echo Spotで帯域を-6dbから+6dbの範囲で増減できる。

デベロッパーのスキルAPIも同時に提供するので、Polk Command BarやSonos Beamなどのスピーカーのメーカーも、この“音声によるイコライザー”を実装できる。Echo以外のデバイスでも利用できることは、ライバルのApple HomePodやGoogle Home Maxに勝つための重要な戦略だ。

昨年Amazonは、HomePodの対抗機を作っている、と噂された。結果的にそれは、Echoの次世代機として実現した。より高度な設計になり、オーディオも良くなったが、でもそれは、一部で期待されたハイエンドのスピーカーではなかった。今度のイコライザーではオーディオのカスタマイゼーションが増え、高級オーディオ製品としてのEchoの準備が始まったのかもしれない。

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AmazonのAlexa Blueprintsを使えば誰でもカスタムAlexaスキルが作れる

本日(米国時間4/19)Amazonは “Alexa Blueprints” を発表する。Alexaオーナーが、自分専用のAlexaスキルをプログラミングなしで作れるシステムだ。Alexaオーナーがトリビアゲームやベッドタイムストーリーなどの独自の音声アプリを作り、決められた通りに回答するようAlexaに教えこむことができる —— たとえは「世界一のママはだれ?」といった具合だ。

ベビーシッターの役に立つ情報を入れておくこともできる。”Alexa, open My Sitter” というコマンドで呼び出せるようにするとよい、とAmazonは言っている。

「Alexa Skill Blueprintsは、Alexaに自分や家族だけのためにパーソナライズされたスキルを教えるまったく新しい方法だ」とAmazon AlexaのSteve Rabuchin副社長が発表に関する声明で言った。「スキル構築やプログラミングの経験がなくても始められる。私の家族は自分のジョークスキルをものの数分で作った。全く新しいパーソナルな方法でAlexaと話せるのはとても楽しい体験だ」

自分だけのスキルや、Alexaのカスタムレスポンスを作るには、blueprints.amazon.comのサイトに行ってテンプレートを選ぶ。

スタート時点では20以上のテンプレートがあり、Fun & Games、At Home、Storyteller、Learning & Knowledgeなどの分野に分かれている。

テンプレートは、項目を埋めていけば自分のニーズに合わせてパーソナライズできるように作られている。ややこしい手順も、技術的知識も必要ない。しかも、テンプレートはそのままでも動作するので、カスタマイズする前に試してみることもできる。

自分のコンテンツの穴埋めが終わったら、名前をつけて公開する。これで、あなたのAmazonアカウントに紐付けされた全Alexa対応デバイスで新しいスキルやレスポンスを利用できるようになる。

Echoデバイスのある家庭は、Alexa Blueprintsが特に力を入れているターゲットだ。子供たちはすでにAlexaを受け入れていて、子供向けに作られたAlexaスキルが500近く公開されている。家族でジョークを言い合うときや、おやすみ前の習慣もAlexaの出番だ —— 「おやじギャグを言って」とか「アンナの話を聞かせて」など。そして何よりAlexaはホームコンパニオンとして設計されている —— スマートデバイスの制御や音楽の再生、タイマーの設定からニュース、天気予報などの情報提供までさまざまな仕事をこなす。

しかしAlexa Blueprintsが役に立つのは家族だけではない。大学生なら単語帳(flash cards)スキルを勉強に使えるし、友達やルームメイトと一緒に自分たち専用のトリビアゲームを作ることもできる。Airbnbオーナーが、ハウスゲストのためのスキルを用意しておくこともできる。

作ったカスタムスキルはBlueprintsサイトのSkills You’ve Madeページで公開される。スキルを有効や無効にしたり、削除することもできる。

同機能はAmaznがEchoスピーカーを消費者に売る際の差別化になるかもしれない。このレベルのカスタマイズが可能なプラットフォームは現在これだけだからだ —— AppleのHomePodはまさしく音楽愛好家向けにデザインされているので、サードパーティーアプリに対応していない。Google Homeもこの種のカスタマイズを提供していない。

3製品とも家庭で使うボイスアシスタントの座を争っているが、今のところAlexaが大差をつけてリードしている —— 現在スマートスピーカー市場の約70%を占めている。

Alexa Blueprintsは米国でのみ利用可能。

スタート時に利用できるAlexa Blueprintsの全リストは以下の通り。

At Home

  • Custom Q&A: Customize responses to your questions
  • Houseguest: Make your guests feel at home with quick access to important info
  • Babysitter: Help your sitter find things, remember steps and get important info
  • Pet Sitter: Help your pet sitter care for your favorite animal

Fun & Games

  • Family Jokes: Create a list of your favorite jokes for when you need a laugh
  • Trivia: Create your own multiple choice trivia game on any topic
  • Inspirations: Curate a list of your favorite inspirational quotes
  • Family Trivia: Play together and brush up on family history
  • Bachelorette Party: Play to find out how well the bride’s friends know her
  • Birthday Trivia: Play to see who knows the birthday girl or boy best
  • Burns: Roast your friends and family with lighthearted burns
  • Compliments: Flatter your favorites with a list of custom compliments
  • Double Trouble: Find out which couple knows each other best with this customizable game
  • First Letter: Play a game of categories starting with a certain letter

Storyteller

  • Adventure: Write an adventure story where your child is the hero
  • Fairy Tale: Customize an interactive prince and princess-themed tale
  • Sci-Fi: Create an interactive story with a far-out theme
  • Fable: Create a short narrative with a moral of the story

Learning & Knowledge

    • Flash Cards: Study, test yourself, and master any subject by voice
    • Facts: Keep a list of facts on your favorite topic, all in one place
    • Quiz: Challenge yourself and others with a customizable quiz

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

子どもたちを食事に呼ぶためにAmazon Echoを使える…家庭内の増設需要をねらうか?

Amazonが今日、Echoの前から約束していた機能を開始した。そのAlexa Announcementsと呼ばれるスキルは、同社のスマートスピーカーを一方向だけのインターホンにして、家にいる家族に通信できるようにする。

これは基本的には一種の中継システムで、あなたが、“Alexa、ご飯ができたよと言って”(Alexa, announce that dinner is ready)、と言うと、家中のEchoが“ご飯ができたよ”(Dinner is ready)を中継する。これは、世界でいちばん退屈な、電話ゲーム(同じ言葉をリレーしていく…)のようだ。ほかに、“Alexa、みんなに言って…”(Alexa, tell everyone…)や“Alexa、…と放送して”(Alexa, broadcast…)、でもよい。

複数の部屋にEchoのある家庭では、便利な機能だろう。Alexaの既存の通信〜コミュニケーションスキルとしては、ほかにもAlexa CallingやMessaging、 Drop Inなどがあるけど、今度のこれだけは、ホラー映画のように“家(うち)の中から声がする”。また、Echoを一台だけ持ってる家庭の増設需要を、Amazonは期待しているかもしれない。

この機能はまず、アメリカとカナダから始まる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AmazonがEcho Buttonのゲーム用APIをベータで公開

Echo Buttonsは、AmazonのR&Dから出て来るハードウェアとしては一風変わっている。最新のEcho製品群と一緒に発表されたこの小さなライトのようなデバイスは、Alexa Echoの製品系列の中に対話的なゲームプレーを持ち込むことがねらいだ。

同社はすでにいくつかのゲームを発表しているし、これ用のAPI、Gadgets Skill APIのベータも公開されたから、今後もっと増えるだろう。

デベロッパーはボタンを押すことにいろんなスキルを結びつけて、ライトアップのアニメーションをこのハードウェアに送る。APIのプレビューバージョンは、これを二つ使ういろんな体験の開発例を示している。その中には、キング牧師の“I Have a Dream”スピーチを再生するのとか、HasbroのTrivial Pursuit(雑学クイズ)などがある。それほど多くはないが、いろいろ選べる。

玩具メーカーが発表したゲームもある。それは1980年代の記憶ゲームSimonのEcho Buttonバージョンだ。そのSimon Tapゲームは今ダウンロードできる。するとAlexaが色の名前を次々と言うから、プレーヤーはそれらをマッチさせる。このハードウェアは、Echo, Echo Dot, Echo Show, Echo Plus, Echo Spotなど、ほとんどのEcho製品と一緒に使える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Alexaの新しい‘ブリーフモード’では、コマンドへの応答を「オーケー」でなくチャイム音ですます

Amazonが、AlexaデバイスEchoの新しい動作モード、“ブリーフモード”(Brief Mode)の存在を確認した。brief(簡潔)の名のとおり、Alexaが自分の声でなくチャイムなどの音でユーザーの指示を確認するようになる。たとえばAlexaに、明かりをつけるよう頼むと、通常は“okay”と返事するが、ブリーフモードなら小さなチャイム音を鳴らす。

このモードは、スマートホームを音声でコントロールするのはいいけど、いちいち声による確認は要らない、という人に便利だ。家の中に音声でコントロールするスマートホームアクセサリーがたくさんあって、毎回Alexaの声を聞くのにも疲れたよ、という人だっているだろう。

このブリーフモードの導入時期は、Alexa対応のスマートホームデバイスが急に増えてきた時期と一致している。ドアベル、カメラ、電灯、サーモスタットなどなど、家中Alexaだらけになりつつある。今年のCESでも、Alexa対応デバイスがたくさんあった。水道の蛇口、照明のスイッチ、車のダッシュボードカメラ、プロジェクター、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、などなど々々々々。

ブリーフモードに最初に気がついたのは、Redditのユーザーだった(それをAFTVNewsが報じた)。その後、コメントなどで、ぼくも、私も、という人たちが続出した。そのモードが消えた、という人もいるから、現状はまだテストかバグかもしれない。ブリーフモードのon/offを切り替えるトグル(下図)を見つけた人もいる。

Amazonの説明によると、ブリーフモードは、家の中のコマンドだけでなく、Alexaがユーザーに何かを確認するときはつねにこのモードで応答する。Alexaのふつうのおしゃべりの中でも音が使われるらしいが、それはまだ私は未確認だ。

昨日、私の家でもブリーフモードが有効になったときは、最初のコマンド(寝室の灯りを消せ)のときにAlexaは、ブリーフモードについて説明する。このオプションを有効にするか?と尋ねるので、私は“イエス”と応じた。

それ以降は、各種のスマートホームデバイスにコマンドするたびに、Alexaはokayでなくチャイム音で確認するようになった。

昨日Amazonに、ブリーフモードは全ユーザーに行き渡ったか、と尋ねたら、今日(米国時間3/16)、行き渡ったと答えてくれた。

“私たちはつねに、Alexaをお客様にとってもっと便利にする方法を探している。ブリーフモードも、その最新の例のひとつである”、と同社のスポークスパーソンはおっしゃった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazon Echoのマルチルーム音楽ストリーミング機能が新たにSpotifyとSiriusXMをサポート

今やミソもクソもノミもシラミもホリデーシーズンの狂騒に間に合わせようと頑張っている今日このごろ、AmazonはEchoのマルチルームストリーミング機能に二つの価値あるプレーヤーを加えた。それは音楽ストリーミングのSpotifyとインターネットラジオのSiriusXMだ。これらが、既存のメンバーTuneIn, iHeartRadio, Pandora, Amazon自身のMusic Unlimitedなどの仲間に加わることになる。

この夏実装されたマルチルーム機能は、ひとつのネットワーク上に複数のEchoをつなぎ、それぞれから音楽を鳴らすことができる。とても広いお家(うち)で、キッチンからリビングへ移動しても、耳は曲の流れを失わない。また、場所を指定すれば特定の部屋のEchoだけで音楽を聴ける。もちろんそのとき、Alexaには、Spotfyなどのサービス名を指定する。

8月の記事で書いたと思うが、この機能はSonosのような本格的なマルチルームオーディオ製品の、いわば廉価版だ。するともちろん、Sonosは早々にAlexa対応になり、両者の区別は曖昧になった。新しいEchoは音質が良くなったし、オーディオ出力もあるから、かなり上級なマルチルームの構成ができるだろう。

Spotifyはアメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、アイルランドで利用できるが、衛星ラジオSiriusXMは目下アメリカだけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazon、新型Echoの「(RED)」バージョンを期間限定で発売

新しいEchoは、前機種よりもルックスがよい。その理由は主として布地のカバーリングにある。このたび新しい選択肢が増える。「PRODUCT(RED)」特別限定モデルだ。その名にふさわしく布地のアウターは赤で、購入価格(他のEchoと同じく99.99ドル)の中から10ドルが、Global Fundを通じて(RED)のAIDS撲滅キャンペーンに贈られる。

(RED)ブランドの消費者向けガジェットでAIDS撲滅を支援する企業はAmazonが初めてではない。Appleはこの同じキャンペーン向けに様々なデバイスやアクセサリーを作ってきた。それでもAmazonのEchoは人気が出そうだ。ずっとそばに置いておきたくなるユニークなデザインは、グレイや別のグレイや特濃グレイや木目調以外のカラーを強く望む人たちにアピールしそうだ。

(RED) Echoは12月6日に発売予定で、上にも書いたように価格は他のモデルと変わらない。ただし、第2世代Echoを3台注文すると50ドルのディスカウントが受けられる”ECHO3PACK” プロモーションは、(RED)バージョンには適用されないようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonのAlexaデバイスが声で個人を識別できるようになった…Echoの各人利用が可能

Amazon Echoの最大の盲点のひとつが解決した。ついに、やっと、今日(米国時間10/11)から、声を聞き分ける機能が加わったのだ。家族のいる家庭では、声を認識してEchoの利用を個人化できる。ショッピングリストや音楽の選択などを、個人別にできるのだ。

この機能は、Googleより何年も前に音声アシスタントの提供を始めたAmazonが、Googleに後れていた部分だ。Googleはこの機能を4月に発表し、製品は大家族にとって魅力的になった。

今のところ、この機能が使えるのはFlash Briefings(ニュース速報)、ショッピング、Amazon Musicのファミリープラン、AlexaとAlexaの通話、入呼の名前呼び出しだ。今後もっと増えるようだが、まだ具体的ではない。そして今後は、もっと多くの人の声を識別できるように“お利口になる”そうだ。

この機能は今後数日間で全面的に展開される。始め方は、スマートフォン上のGoogle AssistantやSiriのセットアップと同じだ。モバイルアプリのセッティングで“Your Voice”をセレクトし、一連のデモコマンドで、ソフトウェアにあなたの声をおぼえさせる。詳しい使い方は、AmazonのHelpページにある。

対応デバイスは、Echoのほかに、AmazonのアカウントのあるそのほかのAlexaデバイスだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

データで比べるスマートスピーカー

ここ数年で、家庭用スマートアシスタントが大いに注目を集めるようになってきた。さらにこの2週間ほどの間で、AmazonGoogle、加えてSonosなどが立て続けにスマートスピーカーに関連するイベントを開催し、この分野への注目度が高まっている。

急拡大を見せるこの分野におけるプロダクトの全体を見渡すのも非常に難しい。プロダクトの選択は、採用しているアシスタントを選ぶことからはじまるだろう。利用しているスマートフォンの種類や、どうしても必要な機能などから絞り込んでいくことになるわけだ。そして、いずれのどのアシスタントを選ぶにしても、メリット・デメリットの双方が存在するだろう。Amazonには先行者メリットがありそうだし、Appleは、iPhoneとの連携が魅了だ。そして、その両者の対抗馬を考えれば、まっさきにGoogleの名があがるだろう。もちろんMicrosoftという選択肢もある。PCをもっている人の多くはMicrosoft製のOSを走らせているからだ。

SonyやSonos、ないしJBLなどのようなサードパーティー(他社アシスタントを採用するプロダクト)製品も増えてきており、ハードウェア的な違いも気になるようになってきた。さらに、50ドル程度のものから300ドル程度のものまでと、価格の差も大きい。高音質をうたうものもあれば、スクリーン内蔵の魅力を訴えるものもある。さらに複数のアシスタントに対応するものまでもある。

以下に、宣伝文句を排してデータのみを記した比較表を掲載しておくことにする。

[Infogram version]

原文へ

(翻訳:Maeda, H

今やAmazon Echoは8機種もある!、便利な比較一覧表を作ってみた

どのAmazon Echoを買うべきだろう? 今日(米国時間9/27)新しく発表されたEcho 2, Plus, Spot, Connect, それともButtonsか?

前からあるDot, Show, あるいはLookか?

下図の便利な一覧表を見ると、今日(米国時間9/27)のビッグなイベントで紹介された、いくつかの新機種も含めて、お値段や機能を比較できる。

AmazonはAlexaデバイスEchoに関して、単純性よりは多様性を選んだが、でもAmazon Echo一族のゴージャスな(?)勢揃いを見るかぎり、単純性を選んだGoogle Homeがひ弱に見えてくる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonから新しい低価格ガジェット6種類――すべて150ドル以下

Amazonが1000ドルのiPhoneを発表した後にAmazonは6種類の一見雑多なガジェットを発表したが、どれも150ドルを超えないお手頃価格だった。 あきらかにAmazonの方針は「マージンなどくそくらえ」だ。

Amazonは製品を可能なかぎり安く売る。この「低価格レース」はAmazonの標準的戦略で、Kindleの電子書籍リーダーからKindle Fireタブレットまで一貫している。Amazonはこのコンセプトを試すための製品を発表し市場の反応を試す。反応が良ければ、いってみればクラーケンのような怪物的製品が後に続く。

Amazonは今日(米国時間9/27)、シアトル本社で開催したプレス・イベントで多数の製品を発表した。奇妙なEchoボタンが2個20ドル、ある種gの地上回線電話、 Echo Connectが35ドル、a 4K Fire TVが70ドル、ちょっとオシャレなクロース張りEchoが99ドル,、 かわいらしいEcho Spot目覚まし時計が130ドル、いちばん高価なEcho Plusが150ドルだった。Echo PlusはオリジナルのEchoの機能をすべて備える他にスマート・ホームハブの機能とPhilips Hue照明を内蔵している。.

その他、ガジェットAPIを通じて歌うサカナのおもちゃにAlexaを接続できるという言及もあった(値段は明らかでない)。

これだけでもまだ足りないというかのように、これらのプロダクトは Echo、Fire TVとバンドルで購入するとさらに安くなる

今までKindle、Kindle Fireタブレットでは安売り戦略が成功している。どちらの場合も市場の反応が好意的だと見極めた上でAmazonはさらにマージンを切り詰め、高品質のハードを超低価格で市場に氾濫させ、「メーカー希望小売価格」は大混乱に陥れた。

最近の例ではEchoがKindle方式で市場制覇に向けて立場を固めつつある。Amazonの戦略に基づいた低価格のEchoの参入でホームアシスタント市場は厳しい競争にさらされている。Amazonの低価格プロダクトの多様さには目をみはるものがある。

AmazonのEcho製品は最低20ドルからで、 USB端子に挿すFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージが60ドルからだ。つまりFire TV StickにEcho Dotをバンドルしたパッケージ3組がちょうど4K Apple TVと同じ値段ということになる。

Echoで最も高額の製品は今年早くに発表された199ドルのEcho Lookと229ドルのEcho Showだ。これを含めて今やAmazonはEchoに8種類のモデルを揃えた

このAmazonの新製品攻勢はタイミングを計算されたものかもしれない。噂によれば、GoogleはGoogle Homeのシリーズを近くアップデートするという。これにはEcho Dotによく似た小型のGoogle Homeが含まれるらしい。Googleは過去にもAmazonに追い付こうと努力をしたことがあるものの、今となってはこの分野でGoogleにせよAppleにせよAmazonに追いつくのはきわめて難しい情勢になっている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Amazon、130ドルのEcho Spotでスマート目覚まし時計と対決

これまで多くの人たちが、スマートクロックを世に送り出そうとして挑戦と失敗をくりかえしてきたが(Chumbyを覚えてますか?)、この約束を果たすのにAmazonほど良い位置にいるものはない。それは、実質的にちいさなEcho Showだ。Echo Show × Echo Dot = Echo Spot。おわかりだろうか?

Echo Spotは半球形デザインに2.5インチディスプレイを備える。Amazon曰く、Echo Spotは(Echo) Showにできることは何でもこなす ―― ハンズフリー通話やビデオ通話の発信も。しかし、この新しいSpotはこれまでよりずっと求めやすい130ドルという価格だ。Dotと同じく(そしてShowとは異なり)Spotはその手のひらサイズゆえに内蔵オーディオに関しては貧弱だ。小さなEcho Dotと同じく、オーディオ出力とBluetoothを備えているので、外部スピーカーに繋ぐことはできるが、内蔵スピーカーはない。

AmazonはSpotがEcho Dotのような目的で使われることを望んでおり、一部屋に1台設置するようユーザーを説得している ―― ただし、130ドルという価格は50ドルのDotよりはるかに敷居が高い。この値段なら、枕元の目覚まし時計に取って代わることは有望だ。

Amazonが提供してきた防犯カメラとの親和性はここにも生きている。それ自体興味深い利用場面であり、ユーザーは玄関先の様子を一瞥できる。私が思うに、今日のイベントで発表された様々なEchoファミリーの中でも、Spotは特に魅力的だ。Showよりもずっと見栄えのする製品であり、フォームファクターもずっと扱いやすい。

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しかも130ドルと、Showよりもずっと手頃価格だ。上位機種に興味はあるが価格に疑問を持っていた人たちを引き付けることはほぼ間違いない。12月の発売日も偶然ではない。Amazonは来るホリデーシーズンにこれを大量に売るつもりだろう。実際、Spotがシーズンで一番売れたEchoになっても驚きではない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon、買収したWhole Foodsの店頭でEchoを販売

Amazonについて確かに言えることがひとつある。動きが速い。小売りの巨人による137億ドルのWhole Foods買収は、今日(米国時間8/28)正式に成立したばかりだが、すでに縄張りのマーキングを始めている。全米のWhole Foodsの戦略的拠点にAmazon Echoスピーカーが出現し、この「産地直送」デバイスを「季節のえりすぐり」として宣伝している。

都市部の店舗に登場した様子を、複数のTwitterユーザーがすでに報告しており、Whole Foodsの広報担当者も、スマートアシスタントが「限定店舗で販売中」であることを確認している(上の写真はニューヨーク市マンハッタンで撮影した)。というわけで、どうしてもAlexa搭載スピーカーをこだわり農家のチンゲンサイと一緒に買いたいという人は、前もって電話するのがよいだろう。

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もちろん、いつでも直接Amazon経由で買うこともできるし、それがJeff Bezosの意図した方法だ。少なくとも本稿執筆時点で、スマートスピーカーのディスカウント価格はオンラインでも店頭でも変わらず、標準のEchoが100ドル、Echo Dotが45ドルと、それぞれ5ドルと80ドル値下げされている。これは、Amazonが買収を記念するとともに、Echoの刷新に備えて在庫を一掃しようとしてる兆候なのかもしれない。

そして、これぞAmazon流なのが、選ばれた食料品を全米で値下げしていること。現在詳細について問合わせ中。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

家庭のテレビをスマートホームのモニタシステムにしたいAmazonの野心、まずささやかにFire TVのリモコンの完全音声化から

AmazonのFire TVはすでに音声でテレビをコントロールできるが、そのためにはリモコンを手に持つ必要がある。そこで今回AmazonのセットトップボックスはEchoの助けを借りて、ユーザーが自分の腕や指を動かさなくてもリモートコントロールができる方法を身につけた。

今日(米国時間8/1)からユーザーは、AmazonのスマートホームハブAlexa/Echoに命じるだけで、番組を選んだり、チャンネルを変えたり、ボリュームを調節したり、アプリを開いたりできる。二つのAmazonデバイスをそうやってリンクするやり方も簡単で、Fire TVにやらせたいアクションをEchoに言うだけだ。するとリンクが自動的に成立する。

言うまでもなくこの機能は、今ちょっと手を離せない!というときに便利だ。たとえば夕食の支度をしているとき、ハンバーグ用の挽肉でべちょべちょになった手でリモコンに触りたくないだろう。

それはAmazonのFar-Field通信を使うので、マイクロフォンは至近のAlexa対応デバイスへとデフォルトされる。だから別の部屋からでもチャンネルを切り替えたりできる。ただし、複雑な機械の複雑なインタフェイスを、すべて音声でコントロールするのは無理だ。たとえば、たかがテレビでも、いわゆる“チャンネルサーフィン”を、あなたは自分の音声でできるだろうか?

家庭用としていちばん強力、と思われる機能は、目下開発中だ。それは、防犯カメラのコントロール。それができるようになると、August, Netgear Arlo, Ringなどの製品のフィードをテレビで見られるようになる。ある意味でこの統合は、Fire TVの受像機を大型のEcho Showに変えてしまう。今その機能は、“近日封切”に挙がっている。

そしてAmazonは今、Alexaの音声機能をサードパーティのテレビ受像機にも載せようとしている。つまりSony, Logitech, DishなどのテレビがAlexaのスキルを持つのだ。今のところ、Echoに対応しているテレビはFire TV, Fire TV Stick, そしてFireOSを内蔵しているスマートテレビだけだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonのプライムデー・セールス、Amazon Echo人気が圧倒的

今年のAmazonのプライムデー・セールスは「記録的」なものとなったようだ。30時間にわたって開催されたプライムデー・セールスでは、大幅に値引きされたEchoデバイスや、さまざまのメーカーからの各種プロダクト(Amazonの言葉を借りれば「何十万もの商品」)が大いに売れ、昨年のプライムデーを60%上回る、過去最高の売上を達成した日となったようだ。

「この機会にプライム会員を試してみて頂いている方々や、そしてもちろん以前からのプライム会員の皆様のおかげで、すばらしい1日となりました」とはAmazonのバイスプレジデントであるGreg Greeleyの言葉だ。「全世界のAmazon社員は、一層の努力でお得なプロダクトを提供できるように努力してまいります。プライム会員の皆様に、より一層の便利さないし快適さを提供していくことができるようになるはずです。気が早いのですが、来年のプライムでーも楽しみにしています」。

プライム「デー」と言いながら、セールス時間は1日よりも若干長かった。また、新たにプライムデー・セールスを提供し始めた国も3つあった。しかし、今年の大成功の要因はそうしたところにはないようだ。

情報筋およびAmazonの広報を通した発言によれば、今年のプライムデー・セールスを大成功に導いた要因はAmazon自らのEchoシリーズにあったようだ。ご存知だろうが、Amazon独自の人工知能であるAlexaを搭載したホーム・スピーカーだ。好みに応じたサイズが選べるように、バリエーションも増えている。

その中でも、断トツでもっとも多くを売り上げたのは、小さなEcho Dotであった。Amazonは詳細な販売数などを明らかにしないが、信頼できる情報筋によれば、Echoデバイスは「毎分数千台」のペースで売れたのだとのこと。この情報が流れたのち、Amazonも「アメリカ国内のプライムメンバーは、毎分6000台を超えるペースでオーダーしていた」旨を公表している。

プライムデー・セールスを終えた段階のアナウンスによれば「Amazon発のデバイスの中でもっとも売れたというだけでなく、Amazonが世界中で扱っている全プロダクトの中で最も売れた」とのことだ。

価格についていえば、オリジナルのEchoは50%の割引価格となる89ドル99セントで販売され、またDotも15ドルの値引きとなる34ドル99セントで販売された。Echoデバイスについては、取り扱っている各マーケットで同様の割引が行われていた。ちなみにEchoが現在サポートする言語およびマーケットはアメリカ、イギリス、およびドイツということになっている。

秘密主義のAmazonからの正式データではないが、プライムメンバーたち(遅ればせにお伝えしておけば、「プライムデー・セールス」は、Amazonの有料会員に向けたサービスだ)は、去年比で7倍もEchoデバイスを購入したのだそうだ。展開している13ヵ国にて、何千万もの利用者がAmazonアプリケーションを使って買い物をしたのだとのこと。

Echo Dot以外に、多くのAmazon発ハードウェアが購入されたのが、今年のプライムデー・セールスの特徴ともなっている。オリジナルのEchoは言うまでもなく、FireタブレットやKindleも記録的な売上となった。また、Alexa内蔵の激安4Kテレビも、「Amazonの歴史上、もっとも売れたテレビ」となるほどに売れまくったらしい。

アメリカ国内で他に売れたものといえば、たとえば圧力鍋、23andMeのDNAテストキット、WiFiスマートプラグなどが販売を伸ばした。ソニーのPlaystation 4も大いに売れ、国別にみれば以下のようなものが売れていたらしい。

  • スペイン:SANDISK USB3.0フラッシュ 64GB SDCZ43-064G (ULTRA Fit) 、Lenovo Ideapad 310
  • メキシコ:AmazonBasics Apple Certified Retractable Lightning to USB Cable、ニンテンドースイッチ
  • 日本:ザバス ホエイプロテイン、Happy Belly 岐阜・養老 天然水
  • イタリア:フィニッシュ 食洗機用洗剤 固形 タブレット、Caffe Vergnano 1882 Espressoマシン
  • インド:OnePlus 5スマートフォン、Seagate Expansion 1.5TB 2.5″ Portable USB 3.0ハードディスク
  • ドイツおよびオーストリア:PlayStation Plusメンバーシップサービス、ソーダストリーム
  • フランスおよびベルギー:PlayStation Plusメンバーシップサービス、ゲームオブスローンズ完全版Blu-Ray
  • 中国:Fisher Price Soothe and Glow Seahorse、『サピエンス全史』+『『A brief history of tomorrow』セット
  • カナダ:【全自動圧力調理器】 インスタントポット、Amazonベーシック AA Rechargeable Batteries

Amazonのプライムデー・セールスは、昔から行われていたセールス手法と同じだ。薄利多売により店の会員を増やし、よって売上を拡大することを狙っているわけだ。

消費者としては、商品をより安く手に入れることができる機会となり、Amazonにとっては規模の力で利益を増やす場として機能している。プライムデー・セールスによりどれだけのプライム会員が増えたのかは明らかにされていない。売上金額とならんで、どれだけのプライム会員が増えたのかが興味深いところだ。

膨大な数が売れたらしいAmazon Echoはまだまだ新しい商品ではある。かつてのフラフープのように、一時的なブームとして売れているのか、それともスマートフォンのように定着していくのかも注目に値するところだ。

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(翻訳:Maeda, H