SonosのサウンドバーPlaybaseはテレビの下に置いても目立たない薄さを誇る

テレビを壁にかけている人たちは、オールインワンのサウンドバーをよく使っているが、テレビは台の上にあるべしという、今や少数派の頑固者はどうだろう? 高級オーディオ専門メーカーのSonosはこれまで、この人たちを無視してきたが、このほど、やっと風向きが変わったようだ。

そのPlaybaseないしPLAYBASEと呼ばれる製品は、オールインワンのワイヤレススピーカーで、テレビの下に置くようなデザインだ。この699ドルのデバイスは厚さが58ミリで、スピーカーは中域用が6基、ツイーターが3基、ウーファーが1基、系10基収まっている。デジタルアンプも10台内蔵している。Sonosのそのほかの製品と組み合わせて、低音を効かせたサラウンドにもできるし、テレビやゲーム機などの音をそのまま鳴らしてもよい。

Sonosは、部品的にはテレビ用スピーカーも音楽用スピーカーも同じ、と言っているので、Apple MusicやSpotifyやムービーなどの音も、これで聴いてください、ということ。ただしデジタルオーディオの入力は一つだ。電源ケーブルもある。

家庭用のワイヤレスオーディオといえば長年、Sonosが定番だったし、今度のデバイスが、あの上出来のPlaybar(壁掛けテレビ用オールインワン)を上回るものではない。Playbaseは最大荷重が75ポンドだから、おばあちゃんちの古いCRT以外は、どんなテレビでも乗せられるだろう。Sonosの製品としては、マニアのワイヤレス音楽から、一般家庭用のメディア製品にも手を広げたという意味で、興味深い。

Playbaseは今日発表されたが、発売は4月だ。

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Nintendo SwitchのジョイコンとProコントローラーはPC、Mac、Androidでも使える

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Nintendo SwitchのBluetoothコントローラーは様々なプラットフォームで使えることがわかった。結果的に現在入手可能なゲームコントローラーの中でもっとも柔軟性の高いものとなった。Xbox OneとPlayStation DualShock 4のコントローラーもBluetoothで様々なデバイスに接続できるが、ジョイコンはどうやら追加ソフトウェアなしでそのままMacで使えるらしい。ジョイコンのキーレイアウトを正しくマッピングするためにはいくつか追加ソフトウェアが必要になるかもしれない。


NintendoがSwitchのジョイコンとProコントローラーの接続にBluetoothを採用したことは、本体と同梱されていたジョイコンが一部のユーザー(私を含む)で断続トラブルを起こしている理由の一つかもしれない(Nintendoは干渉を避けるために他のワイヤレス機器は離しておくようにと言っている)。しかしプラス面は、他のデバイスとかなり簡単にグローバルペアリングできることだ。

注意点が一つ。ジョイコンは単独のコントローラーとしてペアングし、同梱のSwitchアダプターを使ってドッキングした場合でも単独のコントローラーとして動作し、Switch本体に付けた時のような統合コントローラーにはモード変更されない。今後これを変更するソフトウェアが出てくる可能性はあるが、デベロッパーコミュニティーがどれほど関心を持つかによるだろう。


両コントローラーともPC、Mac、Androidデバイスとはそのまま接続する。iOSは独自のBluetoothコントローラー仕様を採用しているため、Joy-ConもProコントローラーもそのままでは動作しない。

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GoogleのPixelスマートフォン、今年中に‘2’が出ることは確実

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GoogleのPixelスマートフォンは、昨年同社がモバイルのハードウェアに関して行った、抜本的な再編成を表していた。それは、一般消費者と評論家たちの両方から大いに賞賛された。そして、さらに良いニュースが: Googleのハードウェア担当SVP Rick Osterlohが今年のMWCでAndroid Pitに語ったところによると、Pixelの後継機が年内に出る。

Osterlohによると、どうやらそのPixel 2は、同機の“プレミアム”(高級機)という位置づけをそのまま継承するようだ。彼によると、同社には低価格機を提供する意思がない。そちらは、そのほかのハードウェアパートナーたちの担当分野にしたい、と。

ハードウェアの1年というリリースサイクルはふつうだから、Googleが今年スマートフォンを出すことは前から予想されていた。でもOsterlohの談話には、これまで明らかにされなかった同社の戦略のようなものが、見え隠れしている。

第一に、GoogleはPixelで打ち出した新しい戦略コースを外れない。それによって、さらに直接的に、iPhoneとの競合を目指す。

第二として、ミッドレンジやローエンドを同時に追うことによって、同社の集中力を分割弱小化しない。

Googleのスマートフォン戦略としては、きわめて妥当だろう。初代のPixelは今でも最良のAndroidスマートフォンだから、その路線が継続されるのは嬉しいね。

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Pixel 2.0 Arduinoボードには1.5インチのOLEDスクリーンが載ってるからウェアラブルのゲーム機なども作れる

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この小さなPixel 2.0は要するにArduinoボードに1.5インチという小さな128×128のカラーOLEDスクリーンをくっつけたものだ。このままでウェアラブルに応用できるし、このArduinoボードから直接スクリーンにアクセスできる。これまでのような、後からスクリーンを半田づけして、うまくいくよう神様にお祈りする電子工作からの卒業だ。

このちっちゃいかわいいボードはKickstarterで75ドル、発売は6月だ。完全にオープンソースだから配線図を詳しく見られるので、いろんな応用製品を作れる。SDカードのスロットがあるからゲームやビデオなどのデータを保存できるし、Arduino SDKを使えばスクリーンのグラフィクスをプログラミングできる。

すでに目標額の5000ドルは突破しているから、製品化はほぼ確実だ。

これは、ボストンのRabid Prototypesが作ったPixelボードのバージョン2だ。同社のNeutrinoと呼ばれるハイスピードなArduinoボードには、ライトやモーターなど、もっといろんなDIY要素が載っている。昔のアーケードゲームがこのPixelで動けばめっちゃ楽しいだろう。画素密度も、そんなにちゃちくはない。今すでに、不安な要素はない、と思うね。

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AppleとSamsung、次機種を巡ってファンボーイ戦争再燃か

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最新の噂が本当ならAppleとSamsungは直接対決に突入する。両者の計画通り行けば次のiPhoneとGalaxyは曲面ディスプレイと細いベゼルのそっくりな外見になる。しかし、価格の問題がある。一つの選択肢は高級市場を目指すことだが、もうひとつはおそらくメインストリームを維持することだろう。

昔々SamsungがあからさまにAppleの真似をして、法廷がSamsungに賠償金3.99億ドルの支払いを命じた時には、両者の戦いはまだ続くと思ったものだ。

しかし今回は、Appleが先行するSamsungを追いかける番のようだ。今利用可能な技術を集約すると行き着く結果は明白だ。

さあファンボーイたち、代理戦争の準備はいいかな。

iPhoneのここ数週間のは曲面OLED画面の採用と物理的ホームボタンの廃止だ。この仕様で端末をデザインする方法はいくらもない。ほとんどの道が行き着く先はこのGalaxy S8の流出画像になる。

デザインは完全なコピーにはならないだろう。AppleはiPhoneをiPhoneらしく作るから。私の予想では次期iPhoneは四隅がもう少し角ばっている。Galaxy S8にあると思われる3.5 mmジャックは期待しないこと。Appleはワイヤレスヘッドホンにコミットしていてもう後へは引けない。

次期iPhoneのカメラ配置も新しい曲面ディスプレイに影響されるかもしれない。初代iPhone以来、背面カメラはつねにバックパネルの左上に位置している。これはホームボタンのある下部ベゼルに対応した大きめのベゼルの裏にカメラを収納することで可能になっている面がある。Appleがホームボタンを捨てるなら広いベゼルは不要になり上部のベゼルも小さくできる。そうなるとカメラ部品を収納する場所がなくなり、Appleはカメラの大きなでっぱりを付けるか、背面中央にカメラを移動せざるを得ない。これはほとんどのAndroid機と同じで、AppleがAndroidフォンの後追いだという説に説得力を与えることになる。

噂されている仕様が正しければ、Appleが次期iPhoneを次期Galaxyと大きく違えるために出来ることはほとんどない。

ただし次機種の物理的サイズは異なる可能性がある。各モバイル機器メーカーは画面アスペクト比をいじって、大型スマートフォンを少しでも手の中で使いやすくしようとしている。最近LGはMobile World CongressでG6を披露した。同機の画面の縦横比は18:9(=2:1)だ。高さが幅の2倍になる。これまでと少し違う感覚で、第一印象としてはたしかに持ちやすく感じた。Galaxy S8の流出画素をを見ると似たような形状だ。

曲面ディスプレイを使うことによってSamsungはもちろん、Appleでさえ、従来より画面は大きく、しかし手の中では比較的小さい端末をつくることができる。両社がほんの僅かでも縦横比を変えれば、たとえデザイン特性が似ていてもGalaxy S8とiPhone Xは大きく違って感じられるだろう。

あとは価格だ。昨日のWSJによると、Appleは発売10周年を記念して次期iPhoneのスペシャルエディションを準備している。これが曲面ディスプレイになると噂されているモデルだ。そしてWSJは価格は1000ドルになると予想している。これはiPhone 7より350ドル、Sansung S7 Edgeより200ドル高い。つまりもしSamsungがS8 edgeをS7 edgeと同じ価格体系にすれば、iPhoneはデザインや仕様は似ているが価格は違うということになる。

どちらの会社も正式発表でサプライズを繰り出してくる可能性はある。ストレージ容量とカメラ機能が次のiPhoneとGalaxyを切り分けることになるのかもしれない。画期的なバッテリーか充電機能が出てくることもありうる。あるいは筐体の材料でも。Appleは金属の外観をガラスかセラミックの特徴的なものに変えるかもしれない。SamsungはS8でガラス以外の何かを使う可能性がある。しかしオプション部分はさておき、ファンボーイたちはスペックを無視してデザイン面と雰囲気だけに注目するのが常であり、2つの端末は同じ見た目になるだろう。

Samsungは次期Galaxy機を3月29日にニュヨークのスペシャルイベントで発表する予定だ。Appleは伝統的に新しいiPhoneを9月に発表する。ずっと早く発表されることで、SamsungファンはSamsungのリードを追いかけるAppleを攻撃する材料を山ほど仕込む時間があることは間違いない。

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これがSamsung Galaxy S8の最終デザインだ

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さあ、ご覧ください。これぞ、予定より1か月も早く見ることのできる、 Samsung Galaxy S8であります。この画像の提供者はプロの情報漏らし屋Evan Blassであるが、彼はとくにモバイルのリークに関して多くの実績がある。

この画像に写っているのは、新しくデザインされたGalaxyだ。前のデザインにあった物理ボタンはなく、Galaxy S7のエッジと同じくスクリーンはラップアラウンドだ。ベゼルは前の機種よりも小さくて、上と下にわずかにある程度だ。

ソフトウェアやケーシングに関する情報は、今回のリークに含まれていない。でもまだ発表まで1か月あるから、それまでに、リークはもっとたくさん出てくるだろう。だから、ご心配ご無用。

Samsungは今、難しい状況を抱えているから、このリークのタイミングがおもしろい。今日(米国時間2/28)はMobile World Congressの最終日だ。Samsungはこの、モバイル製品の世界最大のトレードショウで過去三回、Galaxyを発表してきた。しかし今年のSamsungはタブレットを二つリリースしただけで、S8は3月にニューヨークで行われるイベントに回された。

MWC 2017も悪くはなかったが、毎回Samsungが巻き起こす興奮はなかった。

今回のリークでSamsungは再び、ニュースのトップに躍り出た。そしてMWCで派手な発表を行ったNokiaやBlackBerry、LGなどを黙らせた。

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10ドルのRaspberry Pi Zero Wは最初からWi-FiとBluetooth内蔵の超便利なラズパイだ

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5ドルのRaspberry Pi Zeroが出たときには、みんなが大歓迎して、ありとあらゆるものにそれをくっつけようとした。1GHzのシングルコアのCPUで動く超小型ゲーム機が作られたり、Pi専用のアドオンボード(ブレークアウト基板)Hatをいろいろ作って、ロボットやセンサーを動かす人たちもいた。そして今度からは、Wi-FiやBluetoothのドングルを使わなくても、それらすべてができるようになった。

その10ドルのPi Zero Wは、ワイヤレスを内蔵したZeroだ。mini-HDMIとmicro-USBのポートがあり、Hat用の40ピンのヘッダもある。コンポジットビデオやCSIカメラのコネクターもある。

Raspberry Piを作ったEben Uptonはこう書いている: “ほとんどの場合、ハブは必要だから、汎用のコンピューターとしてはこの方が使いやすい。Bluetoothの周辺装置を使いたい人にとっては、USBのポートだけあっても嬉しくないからね。しかもこれなら、いろんなIoTアプリケーションの実験ができる”。キーボードやマウスも、ワイヤレスを使えるから便利だ。

Pi Zero Wには使いづらい面も多少はある。ZeroもZero Wも同じLinuxコンピューターだが、Zeroはとても小さいからデスク上などには実装しづらいだろう。しかしIoTには格好で、先輩のArduinoにも劣らない。なお、フルサイズのUSBポートがないと、初心者は困るかもしれない。

Wには、シャーベットカラーのケースがついている。ケースはボードによくフィットしており、ピンやポート用の切れ込みもある。カメラ用のリボンコネクタもある(下図)。

Wi-Fi内蔵のマイコンが10ドルは、かなりの労作である。しかもこんな小さなボードが年月とともにさらにどんどん小さく(そして強力に)なるのも、快挙だ。ぼくはツイートの自動化と印刷をPiにやらせているが、何かがおかしくなったら、簡単に交換できるのも気軽で良いね。Piファンが作ったこのビデオを見てみよう。とにかく、すばらしい。

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AMDの新製品Ryzenプロセッサーは、ハイエンドPCにおけるIntel Core iシリーズの独占打破を目指す

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AMDが3月2日に新発売する3種のRyzen 7プロセッサーは、PC用最速プロセッサーの王座をライバルのIntelから奪う試みだ。その新しいプロセッサーはすべて8コアで、同社によると、占めるスペースはIntelのCore iシリーズとほぼ同じ、価格でも肩を並べる(330, 400, 500ドル)。

AMDによると、これらRyzenプロセッサーにより、ハイエンドのPC市場に“イノベーションと競争”が戻ってくる、という。とても控えめな言い方だ。全世界の180の代理店が一斉にこの機種を扱い、また、オーバークロックなどホビイストや一部のプロ向けのマニア的機能を実装する小規模OEMにも提供される。

Rysen 7は単品売りもあり、またOEMのシステム構成としても売られる。とくにそれらのOEMは、すでに安価なVR対応GPUとしてRadeon RX 480を使っているなど、AMD色のあるところが候補になる。Ryzenプロセッサーの予約販売は今日(米国時間2/22)から始まる。

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MIT、電力を小出しにできるスマート電源を開発

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MITの研究チームは、小型電子機器がエネルギーを「すする」ことのできる電源を開発した。電気を一定の流れではなくパケットにして送り出す。

ほとんどの電源装置は一定の電圧を供給する。これは、センサー等の常時電力を必要としない小型デバイスにとっては一般に効率がよくない。MITのMicrosystems Technologies Laboratoriesは、電力を要求に応じて供給し、それ以外は「休止」状態になる電源を作った。

「一般に電源コンバーターは、実際に電流を供給していない間も電力を消費している」と元MTLに所属していたArun Paidimarriは言う。「このため、例えば静止電力がマイクロアンペアなら、負荷電力がナノアンペアでも、マイクロアンペアの電流を消費することになる。このコンバーターは広い範囲の電流で効率を保つことが可能だ」。

コンバーターは最大3.3 V の入力を0.9 Vに降圧する。「これらのエネルギーのパケットに基づいて動作する。電源コンバーターの中には様々なスイッチと、インダクター、コンデンサーが入っていて、基本的にこれらのスイッチをオン/オフしている」とPaidimarriは言う。

これは、センサーがオンになり、何かの状態をチェックした後オフになれることを意味している。これが何度も繰り返されれば、IoTデバイスは極くわずかな電力(センサーと計算に必要なだけ)しか使わないですむ。

実に賢い解決策だ。要するに、デバイスがセンサー以外何も使っていなければ、少量のエネルギー「パケット」だけを供給する。デバイスが通信を行うときは「1秒間に100万パケットを供給する必要があるかもしれない」。つまりデバイスの低消費電力部分のみを動かし、高エネルギー部品は必要な時だけ活動させることができる。研究チームは最終的に50%の省電力を見込んでおり、実現すればIoTデバイスを限られたエネルギーで動作させることが容易になる。

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次期iPhoneは大画面と大容量バッテリー搭載か

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iPhone 8は9月まで発表されることはないが、先週は来たるべきこのデバイスの噂でもちきりだった。そしてショウの主役はおそらくディスプレイだ。

噂によるとAppleは新しい端末を3種類発表する。iPhone 7とiPhone 7 Plusそれぞれの新バージョンと新しいハイエンド機で、これは1000ドルを超えるかもしれない。ディスプレイにまつわる噂は謎に包まれたこの”iPhone Pro” モデルについてらしい。

KGI Securitiesのアナリスト、Ming-Chi Kuo(いつもかなり信頼できる人物)によると、次期iPhoneには5.8インチ OLEDディスプレイが搭載されるが本体は今のiPhone 7とほぼ同じサイズになるだろうという。Appleはそのために画面周辺のベゼルをなくし表面を巨大なスクリーンだけにする。MacRumorsによるとこんな感じになる。

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この図でわかるようにAppleは下部にバーチャルボタンを置くスペースを残している。iPhone版Touch Barのようなものかもしれない。バーチャル〈ホームボタン〉のほかに、その時使っているアプリに関連するボタンが出てくるかもしれない。ミュージックアプリなら再生ボタン、メッセージアプリなら写真を選ぶボタンを想像してほしい。

TouchIDはどうなるのか? AppleInsiderは、Appleが指紋センサーをスクリーンに埋め込む特許を取得したことを確認した。Appleは多くのAndroid機のように端末の背面に指紋センサーを置くことはないと私は思っている。

もう一つ注目すべきは、画面が従来よりタテに長くなることだ。そうすることでAppleは幅の狭い端末を作り他の大型スマートフォンよりも持ちやすくすることができる。

画面は16:9ではなくなる。つまりYouTubeのビデオをフルスクリーンで見ると、左右に黒い帯が見えることになる。21:9のビデオなら黒い帯は左右わずか49ピクセルずつになる。

もうひとつ、5.15インチのメイン表示部分が5.8インチのOLEDそのものより少し幅が狭いのがおわかりだろうか。これが何を意味するのか私にはよくわからない。おそらくOLEDディスプレイの両サイドがSamsung Galaxy S7 Edgeのようにカーブしているのだろう(曲面部分にテキストは表示したくない)。

このディプレイには大量のピクセルが詰め込まれることになる。ピクセル密度528 PPIは現在のiPhone 7やiPhone 7 Plus(それぞれ326 ppiと401 ppi)よりも高画質だ。

iPhone 7 Plusと同じく、Appleは様々なレベルの「ズーム」と3x レンダリングを標準設定として採用するかもしれない。iPhone 7 Plusはどの画像もまず2208 x 1242ピクセルでレンダリングしてから、1920 x 1080にスケールダウンしている。メイン画面エリアの幅が1242ピクセルなら、大いに理にかなっている。

要するにこの噂のiPhoneはiPhone Plusと同じだけのコンテンツを表示して、かつ画面の高さがある分だけ何行か多くテキストを表示できる。ただしすべてが少し小さくなるので、Appleは2倍表示機能を用意してリアルタイムでスケールダウンすると思われる。

しかし小さい本体に大きい画面を載せるとバッテリーの持ちが悪くなるのが普通だ。KGIのMing-Chi KuoによるとAppleは同じケースにもっと大きなバッテリー を積む方法を見つけたらしい。Appleはメイン基板をスタック式にしてトランジスタを積み重ねる方式を採用するかもしれない。9to5macの画像がこれだ。

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メイン基板が小さくなればバッテリーのスペースが増える。そして、次期iPhoneはワイヤレス充電を採用するかもしれない。そうなれば一日中もっと簡単に充電できるようになるはずだ。

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NikeのHyperAdaptを分解。自動ひも締めシューズの秘密を暴く

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Nikeの限定版自動ひも結びシューズHyperAdaptを買った人なら、中はどうなっているのかと誰もが開けてみたい衝動に駆られるだろう。しかし1足700ドルなら思いとどまるのも難しくない。インターネットで有難いのは、そういう厄介な仕事を誰かが代わりにやってくれることだ。

サンフランシスコのベイエリアを拠点とするエンジニアリング会社、Mindtribeが、Back to the Futureにインスパイヤされたスニーカーをこじ開け、その比較的コンパクトな自動ひも締めシステムのしくみを暴いた。Nikeのイノベーションチームにとっては心外に違いない。

img_0067分解の結果いくつか興味深い事実がわかった。例えば「ペリフェラルコネクターには未実装のピンがいくつか見られ、どこにも繋がれていない3ピンコネクターもあった」。将来宗てくるモジュラーシステムとの接続に使うのではないかと分解チームは言っている。

Nike+に歩数計をつければ楽に稼げるだろう。Nikeが発表した時に考えていると言っていた機能だ。やや現実離れしたアイデアとしては、ユーザーの歩く力で発電するシステムも考えられる。

ARM Cortex M4モバイルプロセッサーも見つかった。自動ひも締めのためには随分大げさだが、これも将来の大きな目的に使うのかもしれない。

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Cassieは、ダチョウのように歩く二足ロボット

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二足歩行ロボットは機械工学のでも特に精力的に研究されている分野であり、非常に難しい問題ではあるがインスピレーションの種は尽きない。Agility Roboticsの新しいロボット、Cassieはその典型だ。しっかりとした正確な歩みは鳥類、特にダチョウを手本にしている。

Cassieは、これも二足ロボットで独特な足の動きをするATRIASの流れをくむが、ATRIASがDr. Whoに出てくるダーレクを裸にしたような外観なのに対して、Cassieはどう見てもロボコップのED209の生まれ変わりだ。

cassiebotATRIASはオレゴン州立大学で作られ、昨年開発グループがスピンオフしてAgility Roboticsを設立した。基本コンセプトは2体とも似ているが、バッテリー、脚部の設計、ソフトウェア等の進歩によって、Cassieの方がずっと俊敏に歩く。

ダチョウ(や人間)と同じく、Cassieの股関節は3方向の自由度をもち、動力付の足関節は柔軟に作られているが、膝は一方向にしか曲がらない。このことが自然な歩行を生むだけでなく、人間と同じような方向転換を可能にしている。ATRIASと同じく、俊敏で注意深い足の運びによって、Cassieは滑りやつまづきに強く、時として悪意を見せる大学院生にも耐性がある。

胴体は非常に軽量で、衝撃吸収は人間が歩く時と同じ自然な方法で行われる。しかし十分頑丈なのでヘルメットは必要ない。わずか数ヵ月間で一から作られたロボットとは思えないほど印象的だ。

有能で頑丈な二足ロボットは、人の行くところならどこへでも行き、比較的安く作れるので、恩恵を受ける分野は無数にある。被災地の調査や原子力発電所の検査等の危険な職務を果たすこともできる。忙しい人なら、Cassieを買い物に行かせればいい。

Cassieに興味を引かれた人は、 IEEE Spectrumsで詳細を読むことができる。最新情報はAgility Roboticsのウェブにある。

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このAmazonダッシュボタンはトランプに腹を立てるたびに人権団体に5ドル寄付する

Amazonのダッシュボタンは消費者のビヘイビアをとことんまで利用する、狂気か天才の発明だと思うが、あるプログラマーが、それの、人間がいとも簡単に金を払ってしまう機能の、もっと良い使い方を発想した: ACLUに寄付をするのだ。そのヒントになった彼のある友人はあるとき、怒り狂って、トランプが人間性に悖(もと)るひどいことを言うたびに、それに対する怒りのはけ口が欲しいから、ダッシュボタンで簡単に寄付ができるようにしてほしい、と言った。そこでプログラマーのNathan Pryorは、ボタンの改造に取り組んだ

Pryorが注文したのは、IoT的にカスタマイズできるバージョンのダッシュボタンだ。それが届くのを待つ間彼は、ボタンを押すたびにACLUに5ドルの寄付が行くコードを書いた。寄付をするAPIは既存のAPIの中にないから、そのコードも自分で書き、そして到着したダッシュボタンに実装した。そして最終的に、ねらいどおりに動くようになった。ボタンのグラフィクスのデザインも自分で考えて、洗剤のTide用などと同じく、公式のダッシュボタンに見えるようにした。

そしてこれからは、トランプがツイートするたびに、そのボタンを叩けばやや怒りが和らぎ、しかもちょっとした善行ができる。彼はコードを公開しているから、誰もが同じことをできる。あなたが怒りを我慢できない人で、多少技術力があり、そしてトランプの言うことがいつも頭にきている人ならね。

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300ドルでクラウドファンディングできるロボットアームSwiftはプログラマブルで動きを記憶再現する

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子どものころは、Armatronのロボットアームが欲しくてたまらなかった。すごい!これがあれば、何でも作れる!ミニカーもこいつで組み立てられる!離れたところから妹のお尻をつねれる!害虫をゆっくり死刑にできる!でもでもArmatronは高すぎて一つも買ってもらえなかった。

歳とって萎(しお)れてきた今やっと、買えるようになった。いや、ちょっと似たやつをね。

UFactoryのSwiftはクラウドファンディングで作られるロボットアームで、早めの出資者は約300ドルで入手できる。プログラマブルだから、いろんなおもしろいことを、やらせられる。標準モデルはうるさいDCモーターだが、Proバージョンはより正確なステッピングモーターを使っている。用途は、レーザーエッチング、ライトペインティング、簡単な組み立て工程など、さまざまだ。プログラミング言語はScratchふうで、アームを手で動かすと、その動きを記憶して再現する。

発売予定は5月だが、チームはすでに下図のように、ポテトチップの袋を開けたり、(意味不明だが)ウンチの絵文字をくすぐるアームを発売している。

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フルセットのキットは499ドルで、グリッパーやレーザー、3Dプリンターのヘッドなどが含まれている。うそじゃないか、と思うぐらいよく出来ているが、ときどきあるクラウドファンディング詐欺(気をつけよう!)でなければ、ぼくの子ども時代からの夢がやっと叶うことになる。Armatronくん、もうきみの時代じゃないね。

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この小さなチップはミリ波放射を使って体内を観察する

Tiny though it is, the Heydari lab’s radiator chip boasts the highest power and efficiency of any device in its class, according to its creators.

Steve Zylius / UCI

カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究グループが、画像診断等に有用な強力かつ極小のチップを開発した。この超小型ミリ波発放射機は、組織や臓器の撮影能力を改善するだけでなく、われわれが日常使用するワイヤレスデータ通信にも役立つ可能性を秘めている。

「この発信装置の設計に成功したことは大きなブレークスルーであり非常に喜んでいる」と同大学のプロジェクト責任者、Payam Heydariが大学のニュースリリースで言った。「これは全く新しい物理学を応用した真に新しい装置だ。出力と効率は他よりも1桁大きい」

ミリ波放射という言葉に聞き覚えがあるとすれば、それは不名誉な歴史のためだろう。おそらく最も悪名高い応用は、10年ほど前に提唱された“pain rays”[苦痛光線]だ。この波長の高エネルギー放射を当てられた皮膚は高熱になり、熱い電球に触れた時のような感覚を生み出す。結局はガチョウに放射された。

その後間もなく ― そして今でも ― ミリ波はボディースキャナー装置利用されており、多くの人々が空港で両手を上げて立たされている。

Tiny though it is, the Heydari lab’s radiator chip boasts the highest power and efficiency of any device in its class, according to its creators. Steve Zylius / UCI

チップの近影 (Steve Zylius / UCI)

そういうわけでこのテクノロジーの称賛されるべき応用を見られることは実に喜ばしい。ミリ波放射の特長は、エネルギーと波長を変えることで体内に侵入する量を変えられることだ。反射を注意深く観測することによって、皮膚の下に潜んでいるものを鮮明に見ることができる。

同大学によると、この極めて小さなチップには最大のパワーと効率があり、かつ雑音レベルはこの種のデバイスで最低だという。信号を任意の周波数に変調したり、放射の偏光等、従来他のチップやデバイスに任せていた様々な機能も持っている。

サイズとパワーの改善によって、要求された深さまで自動的にミリ波が侵入するハンドヘルドスキャナーを作り、潰瘍を監視したり疑わしい部分を探すことも可能になる。

それだけではなく、近々普及するであろうモノのインターネット(自動運転車を含む)にも利用できるかもしれない。小型低電力で出力範囲の限定された高データスループットチップの需要は高く、ミリ波(ギガヘルツ帯を利用)は期待に答える可能性を持っている。

この研究は、Samsung Advanced Institute of Technology[サムスン総合技術院]が後援している。Heydariらは研究成果を今週のIEEEカンファレンスで発表する予定。

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飛行中のドローンを空中で捕まえるポータブルな離着陸装置DARPAのSideArm

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軍用機のような形の固定翼ドローンは、離陸は容易だが着陸が難しい。そこでDARPAは、高速で飛行しているドローンを空中で捕まえるポータブルなドローン捕捉システムSideArmを開発した。

SideArmの基本的なアイデアは、航空母艦の甲板にあるフックシステムと似ている。あれを、上下逆さにしたような装置だ。

SideArmは輸送用コンテナに収まり、2人〜4人で組み立てられる。ドローンは同システムの水平状のレール・カタパルトを使って飛び立ち、着陸するときはレール下部にある捕捉機が、その真下を飛ぶドローンを捕まえる(下図)。

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ドローンの背中に出ているフックがワイヤにかかり、機を減速させると同時にネットの位置まで浮上させる。そして鼻部の突起が機体を正しい姿勢で捉える。

この装置のコンセプトとテストを、このビデオで見ることができる:

DARPAのGraham Drozeskiが、プレスリリースで述べている: “SideArmは航空母艦の機能を真似て、ドローンを安全に加速し減速させる。装置はポータブルで低コスト、どんなミッションにも使用でき、地域の特性などに制約されない。現行機だけでなく、将来の無人機でも使えるだろう”。

このシステムはDARPAと海軍の共同プロジェクトTernの一環で、艦船に高価で不可逆的な改造を加えなくても実現可能な、無人航空機システムを目指している。

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この小さなワイヤレス水分センサーが熱中症を予妨する

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ノースカロライナ州立大学の研究員らが、ウェアラブルなワイヤレス水分センサーを作った。胸に貼ったパッチや手首に巻いた装置で、喉の乾き具合を知ることができる。

このデバイスは、脱水による熱中症の怖れがあることを知らせるように作られている。

「喉の乾き具合を定量的に測ることは難しいが、これは軍人からスポーツ選手、消防士まで、現場やトレーニング中に熱中症にかかるリスクのある人全員にとって重要な問題だ」と研究者のJohn Muthは語る。

デバイスは「ユーザーの皮膚水分をリアルタイムで」測定し、アスリートの能力を高めるほか、脱水を防ぐために水を飲むことのできない高齢者の水分状態を追跡するのにも使える。

「化粧品の保湿効果を測ることもできる」と研究員のYong Zhuは言った。

センサーは銀ナノワイヤーを使って皮膚の電気特性を感知する。小さなセンサーが、現在水分測定に使われている大型で複雑なセンサーと同等の働きをする。従来の製品は8000ドルもするが、この新しいセンサーは約1ドルなので、水分センサー分野にとって大きな一歩であり、様々なセンサー用途への道を開くことだろう。

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ロボットのワニとオオトカゲがBBCの番組で本物そっくりに動きまわる、睨まれたら怖いぞ

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ワニの群れの中を歩きたかったら、まず自分がワニになれ、とことわざは言う。しかしAce Venturaでないあなたが野生動物の生態ビデオを撮るためなら、ロボットを使うべきだろう。スイスの大学のロボット研究所が、今日(米国時間1/26)放送されるBBCの番組でそれをやっている。

その“Spy in the Wild”という番組は、ぜひ見ることをおすすめしたい。“野生に対するスパイ(Spy in the Wild)行為”は、義足をつけたカメラを虎のいる森に置くなど、素朴な方法で始まり、そして今年は、プロデューサーがやる気満々、あらゆる動物のレプリカを使うことになった。

そのSpy Pup(幼獣), Spy Bushbaby(ガラゴ)などのロボットは、目の前にいても動物たちがまったく違和感を示さないぐらい、良くできている。それどころか猿たちは、赤ちゃん猿ロボットの‘死’を哀悼した。Spy Baby Monkeyちゃん、天国でお幸せに。

今日の番組に登場するのはワニとオオトカゲだ。番組のプロデューサーは国立ローザンヌ工科大学(EPFL)のBiorob lab(バイオロボット研究所)へ行って、模造動物たちを作った。

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彼らは以前、この研究所でトカゲロボットを作って成功している。彼らのPleurobot(胸膜ロボット)は、両性動物特有の、左右に回転するような動きで、歩いたり泳いだりできた。それはワニにも応用できるだろう。

“ここでやろうとしているのは、生物情報科学だ”、とKamilo MeloがEPFLのビデオで言っている。“基本的には、生物学の情報を、ロボットの設計に反映させることだ。ありとあらゆる情報を集め、実験を行い、生物学に測度を与え、そしてそれらのデータをロボットの設計に持ち込む。その過程で、本物の動物の動きも研究できる”。

動物の精妙な動きを細かく理解すればするほど、生物情報科学と生体模倣技術に基づくロボットの動きは本物に近くなる。最近ではそんなロボットを見る機会が、増えているね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazon Echoの起動語がStar Trekのコンピューターみたいになった

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AmazonのEchoスピーカーに、新しい起動語が加わった。これからは、大声で“Computer”と呼べば、音声アシスタントAlexaを起こせる。ユーザーが意図しない起動の可能性は確かに増えるが、でもStar Trekのファンで、最初のシリーズでもTNG(The Next Generation)でも、Enterprise号の乗組員たちが同機に搭載されているコンピューターに呼びかける様子をよく見ていた人たちには、嬉しいだろう。

ぼくも試してみたが、Amazonの広告に偽りはない。実はこの機能、かなり前からすでにあったらしい。意図せざる起動の機会が増えないかぎり、この呼び方を続けようと思うけど、今のところ問題はない。

非論理的な文でAlexaを困らせてやろうとしたが、だめだった。とても長いコードを聞かせてみたが、今のところぼくの家は破壊されていない。Scottyがタイムトラベルで2017年に戻ってきたとしても、オバカさんには見えないだろうし、再び鯨を救うかもしれない。

AlexaアプリのEchoの設定のところに、起動語の候補が4つあるから、その中から“Computer”を選べば、この機能が使える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Apple、iOS 10.3ベータ1を公開。「AirPodsを探す」が入った!

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究極の先進国問題がついに解決される。つい先ほどAppleはiOS 10.3の最初のベータ版をデベロッパーに公開した。様々な変更に加え、このベータ版ではiPhoneを探すアプリに失われたAirPodsを探す機能が追加されている。

ご存じの通り、AppleのAirPodsはそれぞれのイヤホンに小さなW1チップしか入っていない。このチップにはBluetooth機能しかない。Wi-FiもGPSもなく、もちろん携帯通信もできない。では、かわいそうなAirPodsがなくなった時、実際には何が起きるだろうか?

一番ありそうなシナリオは、テーブルに積み上げた雑誌の下にAirPodsが眠っていて見つからないケースだ。iPhoneの通信範囲であれば、「iPhoneを探す」アプリを立ち上げてアラーム音を鳴らすことができる。AirPodsから出る音はiPhoneほど大きくはないが、見つけるには十分だろう。

家に置き忘れた場合、家にあるiOSデバイスの通信範囲にあればマップ上で確認できる。そして運悪くコーヒーショップに置き忘れたとき、iPhoneを探すは、あなたが最後にAirPodsを使っていた場所と時刻を教えてくれる。

完璧な解決策ではないが、家に物を忘れやすい人にとっては十分役に立つだろう。

他のiOS 10.3のニュース。Siriにクリケットのインド・プレミアリーグのスコアが加わり、CarPlayが改訂され、そこここに小さな改善が施された。私のお気入りの新機能は、マップアプリの隅に置かれたお天気アイコンの3D Touchショートカットだ。天気アプリを立ち上げずに毎時の天気予報を見ることができる。

iOS 10.3は1~2ヵ月間ベータ版が続く見込みだ。ベータ期間終了後、正式バージョンが公開される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook