Lenovoの新型タブレットはAlexaスマートディスプレイとの二役をこなす

Lenovoは優れたスマートアシスタントが何かを知っている。同社はGoogleと組んで最初のサードパーティー製スマートディスプレイを作った会社で、このたびAlexaタブレットも作った。

同社が発表したデバイスは、Smart Tab M10およびP10の2モデル。いずれも10.1インチタブレットで、Amazon Fire以外でスマートアシスタントを搭載した初めてのタブレットだ。商品にはLenovo製の新しいSmart Dockが同梱され、タブレットを置くと「Showモード」になり、充電中はEcho Showとの二役を務める。このドック/スタンドは3 Wスピーカーを搭載し、内蔵スピーカーがAlexaコマンドに聞き耳を立てる。

Lenovoは同製品を一種のトラベル用Echo Showと位置づけていて、この分野では興味深い試みだ。ドックは小さいとは言えないが、全体構成としては、スマートスピーカーをバッグに押し込むよりも間違いなく運びやすい。

こういう製品にどれほどの需要があるか私には定かでないが、旅先でスマートスピーカー離脱症状を経験するTechCrunchスタッフが少なくとも一人いるので、おそらく存在価値はあるのだろう。

タブレット本体に関して、2つのモデルの主な違いはデザインにある。P10の方がスリムで洗練されたデザインで軽量だ。RAM(4 GB)とストレージ(最大64 GB)容量も大きく、7000 mAhの大型バッテリーを搭載している。価格は300ドルでM10より100ドル高い。

両機種とも今月発売予定。

CES 2019 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon、Alexaの難しい質問への答えをクラウドソーシングで募集

Echoスピーカーを持っている人なら、Alexaに難しい質問をして、困惑した応答をさせようとする「Alexaいじめ」の経験があるに違いない。おそらく、AIを困らせるのがさほど難しないことがわかっただろう。つまるところAmazonはGoogleのように大がかりな知識グラフを持っているわけではない。

簡単な解決方法のひとつは、Wikipediaのように、ユーザーの知識を引き出し知識ベースを充実させることだ。Amazonはそのドアを開いた。ユーザーにAlexaの難しい質問への答えを投稿してもらう招待制プログラムを開始した。

Amazonは以前から Alexa Answersを社内でテストしており、先月だけで10万件以上の応答が集まった。今回このプログラムを、メールで招待した少人数のグループにも公開する。参加を依頼された人は、専用ウェブサイトでAlexaのさまざまな話題に関する質問に答えることができる。

たとえば、Amazonは次のような(あきらかに奇妙な)提示している。「バーバラ・ブッシュはどこに埋められているか?」「指輪物語の音楽を作ったのは誰?」「コルクは何からできているか?」「コウモリは冬どこにいるのか?」など。個人的には全部同じ変人が続けて聞いた質問だと思っている。

応答が追加されるとAlexaはそれを利用できるようになり、「Amazonユーザーから」と注記される。これでデジタルアシスタントへのプレッシャーが少し軽減されるはずだ。ただし、間違った方向に進む可能性もある

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple MusicがAmazon Echoにやってくる

12月中旬、Amazon EchoスピーカーでApple Musicの 曲を流せるようになる。たぶん、ちょっとした驚きだろう。2017年にHomePodを発売して以来、Appleはこの分野のライバルだ。

Amazonも独自の音楽サービスをしばらく提供してきているが、この分野で本格的に戦うことは諦めたように見える——少なくとも今のところは。代わりにEchoスマートスピーカーは、Pandora、Spotify、iHeartRadio、TuneInなどの幅広い実績あるストリーミングサービスにネイティブ対応している。

新しいスキルを使うと、ユーザーは特定の楽曲、ジャンル、プレイリスト、およびBeats 1ステーションをスマートスピーカーで聞くことができる。Apple Musicに対応することで、人気のスマートホーム製品はをまたひとつ急成長のサービス利用できるようになる。

Apple Musicは、今年定期購読者数5000万人を突破した。これでもまだ、7月に有料購読者数8300万人超えを発表したSpotifyには遠く及ばないが、AmazonにとってGoogle Home製品に対する強みが増えた。特にここ米国には大量のApple Musicの定期購読者がいる。

Appleにとっても、この提携によってApple Musicを利用できるデバイスが一気に増える。HomePodは現在349ドルで売られており、入門モデルのEcho Dotと比べて数倍高い。新しいスキルは、12月7日の週にEchoスピーカーにやってくる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AppleはSilk Labsを買収して次世代のAIに焦点を絞る

最近の調査によると、AppleのHomePodは、ホームハブとして市場が倍増している米国内のスマートスピーカーの市場シェアで、AmazonとGoogleから大きく引き離された3位となっている。シェアは、5%にも満たない。そして、そのフラグシップのパーソナルアシスタントSiriも、理解力と精度においてGoogleに遅れをとっていると見なされてきた。しかしAppleは、さらにAIを強化し、次世代の製品の中心に据えることを目指していることがうかがえる。そしてその動きは、買収によって加速されているように見える。

The Informationによれば、Appleはサンフランシスコを拠点とするスタートアップ、Silk Labsを密かに買収したようだ。同社は、ホームハブとモバイル両用の、AIベースのパーソナルアシスタント技術を開発している。

Silkのプラットフォームには、他のアシスタント技術とは異なる、2つの注目に値する部分がある。1つは、時間の経過とともにユーザーのことを(聴覚と視覚の両方を使って)よりよく学習し、振る舞いを修正すること。もう1つは、デバイス単独で動作するように設計されていることだ。つまり、「常時オン」のスピーカーがいつもユーザーに聞き耳を立て、デバイス内で何か処理しているというプライバシー上の心配や、クラウドとネットワーク技術による制約を受けるといった懸念を払拭できる。

Appleは、まだ取材に応じていないが、少なくとも何人かのSilk Labsの従業員が既にAppleで働いているようだ(LinkedInによれば、Silk Labの9人のエンジニアリング系の社員がそれに含まれている)。

つまり、まだこれが完全な会社の買収なのか、人的な買収なのかははっきりしない。もし、新たな情報が得られれば、この記事をアップデートするつもりだ。しかしそのチームを(そしてその技術を)導入するということは、Appleがすでに市場に出回っているようなものとは異なった製品の開発に注力することに関心があり、それを必要としていることを物語っている。

Silk Labsは、Mozillaの元CTOで、結局うまくいかなかったFirefox OSの生みの親、Andreas Galと、Qualcomm出身のMichael Vinesの両氏によって、2016年2月に創立された。ちなみにVinesは、その後2018年の6月、ブロックチェーンのスタートアップ、Solanaに主席エンジニアとして転職している

Silk Labsの最初の製品は、もともとソフトウェアとハ​​ードウェアを統合したものとして計画された。そして、Kickstarterからほぼ16万5000ドルを調達して、Senseというスマートスピーカーを製造し、発売する予定だった。Senseは、接続された家庭用の機器をコントロールし、ユーザーの質問に答え、内蔵されたカメラによって室内を監視し、人間とその行動を認識して学習できることになっていた。

しかし、そのわずか4ヵ月後、Silk LabsはSenseのハードウェアを切り捨て、Silkと呼ばれるソフトウェアに集中することを発表した。それは複数のOEMから、各社のデバイス上でSilkを稼働させることはできないか、という問い合わせを受けていると、Silk Labsが表明した直後のことだった(そして同社はKickstarter以外からも、約400万ドルを調達した)。

Silkには、そうしたOEMに対して、すでに市場に出回っている数多くのデバイスから差別化するため手法を提供する潜在能力はあったのだ。GoogleやAmazonのような製品に加えて、マイクロソフトのCortanaを利用するデバイスなど、そうしたアシスタント機能を搭載したスピーカーはいくつもある。

Silk Labsがハードウェア開発を中止すると発表したとき、一部の商業的なパートナーシップに関して、いくつかの話し合いが進行中だとしていた。また同時に、IoTデバイスを使ったコミュニケーション機能を開発するために、Silkプラットフォームの基本的なバージョンをオープンソースにすることも発表された。

Silk Labsは、そうしたパートナーの名前は明かさなかったが、会社を買収して廃業してしまうことが、技術を1社で独占するための1つの方法であったことは確かだ。

Silk Labsが構築してきたものを、これからAppleの製品、特に同社のスマートスピーカー、HomePodと結合することは魅惑的だ。

具体的に言えば、ユーザーについて学び、インターネットがダウンしていても機能し、ユーザーのプライバシーを保護する。そして特に重要なのは、常時接続された生活において、他のすべてのものを操作するための要となる、より賢いエンジンを提供できることだ。

それは、現在の市場リーダーから、はっきりと差別化できる機能セットを実現するために、おあつらえ向きだろう。特に、最近ますます重要視されるようになったプライバシーを考慮すればなおさらだ。

しかし、現在Appleが取り組んでいるハードウェアやサービスの領域を考慮すると、Silkチームと、その知的財産が、より広範囲のインパクトを持っている可能性を見ることができる。

Appleは、AIに関しては迷走してきた。2011年に音声アシスタントSiriをiPhone 4Sに初めて導入した際は、まだ他に先んじていた。それから長い間、数少ないえり抜きのテクノロジー企業がAIの有能な人材を独占していると人々が嘆くとき、常にAmazonとGoogle(Microsoftはそうでもないが)が引き合いに出された。そうした企業は、他の会社が製品を開発することを検討したり、より大きな規模での開発に関わろうとする余地を、ほとんど残していないというのだ。

さらに最近では、Alexaを搭載した数種類のデバイスを擁するAmazonや、Googleのような会社は、AI技術をコアとし、さらにメインのユーザーインターフェイスとしても採用したコンシューマー向け製品において、完全に他を出し抜いたようだ。Siriは、と言えば、うっかりTouch Barに触れたり、古いモデルのiPhoneのホームボタンを押してしまった場合に起動すると、うっとうしく感じることさえある。

しかし、こともあろうにAppleが、この分野で進むべき道を見失ってしまったと考えるのは、やはり完全に間違っている。この世界最大の会社は、いつも手の内を見せずに密かに行動することで知られているのだ。

実際、いよいよ真剣に取り組み始め、やり方を考え直そうとしている兆候も、いくつかある。

数ヶ月前に、元Google社員のJohn Giannandreaの下でAIチームを再編成した。そのプロセスの中で、若干の才能ある人物を失ったものの、それより重要なことに、SiriとCore MLのチームが、開発ツールからマッピングまで、社内の異なるプロジェクトにも協力して取り組める仕組みができつつある。

Appleは、過去数年間で、大小さまざまな買収を何十と繰り返してきた。それは、拡張現実、画像認識、そしてバックエンドでのビッグデータ処理など、複数の異なる領域で使えるAIエンジンの開発を目指して、有能な人材や知的財産を獲得するために他ならない。さらに、他にもイギリスのVocalIQなどのスタートアップを買収した。ユーザーとのやりとりから「学習」できる、ボイスインターフェイスを専門とする会社だ。

確かにAppleは、iPhoneの販売台数の低減に直面し始めた(単価は高くなっているので収益は減っていないが)。これは新しいデバイスに注力し、さらにその上で動くサービスをより重要視する必要があることを意味するはずだ。サービスはいくらでも拡張し、拡大させることができる。それによって定常的な収益を得ることもできる。それが、Appleがサービスへのさらなる投資にシフトすべき、2つの大きな理由だ。

AIのネットワークが、iPhoneだけでなく、コンピュータ、Apple Watch、Apple製のスマートスピーカー=HomePod、Apple Music、ヘルスケアアプリ、そしてあなたのデジタルライフ全体を支配することが期待されている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

「Pandora Premium」がAlexaにもやってきた

Pandora PremiumがEchoデバイスでも使えるようになった。今日(米国時間11/19)午前、ストリーミング音楽サービスのAlexaは、同社で最高レベルの有料サービスをAlexa対応デバイス向けに公開した。Amazon Echo、Echo Dot、Echo Show、およびPandoraに対応しているサードパーティー製Alexaデバイスでも利用できる。

Pandoraの無料広告付きサービスは以前からEchoデバイスで利用できるが、Premiumサービスは最近、Google HomeなどのGoogle Assistant対応デバイスのみに対応した。Echoでは今日までPermuimを利用できなかった。

機能を有効にすると、Pandora Premiumユーザーはお気に入りの曲やアルバムやプレイリストをAlexaのボイスコマンドを使って聴いたり、Pandoraが集めた特集プレイリストを再生することができる。

ただし、Pandoraが最近Premiumユーザー向けに公開したパーソナライズド・サウンドトラックという新機能は公開当初は利用できない。しかし、「近日公開」すると同社は言っている。

PandoraのAutoPlay機能にも対応していて、曲やアルバムやプレイリストが終わった後も音楽再生を続ける。

PandoraをAlexaデバイスで使うためには、”Alexa, play Pandora” あるいは “Alexa” に続けて曲やアルバムやジャンルの名前を言えばよい。

同サービスをデフォルトに設定することもできる——無料版のPandoraでも可能。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

米裁判所、2人殺害事件でAmazonにEcho録音データの提出を命令

米国ニューハンプシャー州の裁判所は2人が殺害された事件に関し、Echoスピーカーの録音2日分を提出するようAmazonに命じた。

検察側は、2017年1月に女性2人が殺害された同州ファーミントンの家にあったAmazonのEchoスピーカーによる録音が、さらなる殺人の証拠となる可能性があると考えている。しかしながら警察が現場検証時にEchoを確かめたときは、Amazonのサーバーには何も録音が残されていなかった。

TechCrunchが入手した捜索令状には、Echoが“襲撃、そして襲撃の前後をとらえた音声”を拾っていると思わせる“相当の理由がある”としている。

Amazonはまた「事件当時、スマートスピーカーに接続した通信機器を特定する情報」も提出するよう命じられている。

同州ドーバー近くに住むTimothy Verrillは2つの第1級殺人罪で起訴された。彼は無罪を主張し、控訴している。

我々がAmazonに見解を求めたとき、広報はコメントしなかったーしかし先週Associated Pressに語ったところでは、“有効かつ拘束力を有する法的要求なしには”情報は出さない、としている。

ニューハンプシャー州は裁判所の記録をインターネットで公開していないので、判事Steven Houranの署名が入った11月5日付の令状にAmazonが応じたのかは明らかではない。

警察の捜査を裏付けるものになるかもしれないと、Amazonが検察に録音データの提出を命じられるのは今回が初めてではない。

3年前、アーカンソー州の男が殺人で告発された。検察は、死体が見つかった家にあったEchoのデータを提出するようAmazonに要請した。Amazonは当初、憲法修正第一条をもとにデータ提出を拒否したーしかし最終的に同意し、提出した。警察や検察は通常、Echoの録音に多くの証拠があるとは期待していない。というのも、Echoスピーカーはウェイクワードー通常、音声アシスタントの名前である“Alexa”ーで起動するからだ。しかし時々、意図せずに拾った録音の断片が、犯罪現場で起こったことを立証するのに役立つこともある。

しかし、これら2つの事件は、Echoデータに関してAmazonが受け取った提出要請のほんの一部にすぎない。Amazonは政府機関から受けたデータ開示要請の件数を記した透明性レポートを年2回公表しているが、Echoデータに関する開示要請が何件あったのか詳細は明らかにしておらず、その開示を拒否している。

多くの場合、Echo音声データの開示要請は裁判所の命令でのみ明らかになる。

実際、TechCrunchがスマートホーム商品を展開している主な企業に尋ねたところ、開示要請の状況を公開していたのは1社のみで、他の多くは公開する予定はないとした。これは、こうした企業が増加する開示要請からコンシューマーのプライベート情報をいかに守っているのかという点をうやむやにしていることを意味する。

Verrill容疑者のケースでは、Amazonがどのように対応するのかーあるいは拒否するのかーが注目される。

イメージクレジット: TechCrunch

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(翻訳:Mizoguchi)

だめ!

だめ。だめ。だめ。だめ。Alexaをシャワールームに入れないで。だめ。

〔訳注: これは、シャワールームで使えるAlexaデバイスを某社が発売する(Kickstarter資金募集中)、という記事。そのジョーク・スタイル。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

レビュー:小さな129ドルのEcho Subでオーディオ環境が格段にアップする

音楽をもっといい音で聴きたい? それならサブウーファーを追加することだ。Amazonもそうすることにした。これで、Echoスマートスピーカーのラインナップは、ずっと面白くなった。Echoの音を不満に感じていたとしたら、Echo Subを追加してもう一度試して欲しい。きっと考えが変わる。

Echo Subは、小型の丸いサブウーファーで、Echoスピーカーと同じファブリックのカバーをかぶっている。ただし、現在色はチャコールのみ。床にも机の上にも置けるようデザインされ、Echoスピーカーでは再現できなかった低音域を発生する。Echo Subは、Echoスピーカーの音を、より完全に、より楽しく補完し、バランスの良い、より原音に近い音場を作るという使命を、うまく果たしている。Echo Subは、Echoオーナーには必須のアイテムだ。

レビュー

Amazonは、99ドル(約1万1000円)のEchoスピーカーのペアと、129ドル(約1万4400円:日本では1万5980円で10月30日に発売予定)のEcho SubをTechCrunchに提供してくれた。このセットは249ドル(約2万7900円)で発売されているが、Amazonは、Echo SubとEcho Plusのバンドルセットも329ドル(約3万6800円)で販売している。その違いには、価格の差に値するものがある。

設置には25分ほどかかる。それぞれのスピーカーをAlexaスマートフォンアプリで個別に追加するようになっている。すべてのスピーカーの設定が終わったら、これらをバーチャルグループにまとめる。アプリは、それを簡単に行えるように助けてくれるのだが、その工程でいくつかバグに遭遇した。スピーカーをグループに追加するときに、スピーカーを認識できないことが何度かあった。また、2つのスピーカーは認識できても、Subが見つからないということもあった。それでもなんとか設定を済ませ、2つのEchoスピーカーでステレオをサウンドを鳴らし、Echo Subで低音を出すことができた。

Echoスピーカー1つとサブウーファーを追加したことで、音がとても良くなった。しかし、驚くにはあたらない。ステレオにして音楽がより楽しくなるのは当然のことだ。

数年前に登場したJAMBOXは、ある世代に、音楽を聴くにはスピーカーはひつで十分だと思い込ませた。しかし、それはウソだ。ひとつでも音楽は聴けるが、ステレオならなおいい。さらに、Echoの場合はサブウーファーまで付いたのだから、もっといい。

Des Rocsの『Let me Live』は、この新しいサウンドステージを存分に活かしている曲だ。左右のスピーカーはその能力を爆発させ、Amazon EchoやApple HomePadのひとつのスピーカーでは味わえなかった没入感溢れるサウンドを楽しませてくれる。ステレオによって、音楽は生き生きと響く。

AKA Georgeの『Stone Cold Classic』も、このセットで生き返る。Echo Subはドラマチックな低音をトラックに与え、ステレオのEchoスピーカーが最高のエクスペリエンスを作り出す。まだ信用できない? ならばヴァン・ヘイレンの『パナマ』を聴いてみよう。ひとつだけのスピーカーでは、チャンネルがごちゃ混ぜになってしまい、この本来のサウンドは味わえない。しかし、本当のステレオとサブウーファーとの組み合わせにより、デイヴ・リー・ロスの声が生のように聞こえる。

249ドルのセットのサウンドには、本当に驚いた。重い仕事を大幅にEcho Subに割り当てることで、Echoスピーカーは中音から高音に専念できるようになり、この価格にしてはクリアで正確なサウンドが再現可能になった。249ドルで、Echoスピーカー2台とEcho Subのセットに匹敵するオーディオシステムを探そうと思ったら大変だ。さらに、Echoのスマートな機能が魅力を高めている。

Amazonから99ドルで発売されているEchoスピーカー2台でも、それなりに仕事はしてくれるが、149ドル(約1万6700円)のEcho PlusスピーカーとEcho Subを組み合わせたとき、その違いが歴然とわかる。Echo Plusを2台使えば、サウンドがさらによくなる。セットで買えば、価格の差はわずかだ。

Echo Subは、ほとんどの状況にうまくはまってくれる。他のサブウーファーと比べて小型だ。必要な低音が十分に出せるが、壁を振るわえるほどではない。ズンズン響くこともない。ハードロックやノリのいいポップスに向いている。車のトランクをぶるぶる震わせるようなラップには向かない。たとえば、アークティック・モンキーはいいが、ポスト・マローンにはちょっと合わない。

Alexaアプリを使うと、Echo Subの低音、中音、高音の調整ができる。ただ、調整範囲は限定的で、ウーファーの音響的特徴を極端に変えることはできない。全体的に、Echo Subは、2つのEchoスピーカーとうまく調和する、エレガントな小型サブウーファーということだ。

Echo Subは、Echoスピーカー1台だけでも使うこともできる。Echoスピーカーを1台しか持っていないという人でも、Echo Subを加えれば、驚くほど音質が向上する。

スマートスピーカーを組み合わせて新世代のステレオサウンドを構成しているのは、Amazonだけではない。Sonosは、ずっと前から複数のスピーカーを無線で接続して、ステレオやサラウンド音響が作れるようにしていた。Google Home Maxも、2台組み合わせれば可愛いステレオセットになる。Apple HomePodもそうだ。350ドル(約3万9000円)のHomePodを無線で2台つなげばステレオになる。これらのシステムは、どれも素晴らしいオーディオ品質を提供してくれるが、Amazonのものに比べて全体に高価だ。また、Amazonの他に専用のサブウーファーがあるのはSonosだけだ。

Echo Subを加えたAmazonは、同等の他社製品よりもずっと安価に、高い音質を提供できるようになった。129ドルのEcho Subは、コンパクトで高性能で、Echoスピーカーを即座にアップグレードできる最善の方法だ。もし可能なら、Echoスピーカーをもう1台追加して、ステレオセットを構築して欲しい。

Echo Subは、音楽を聴く環境がEchoスピーカーだけという家庭にお薦めだ。もし、Echo Subを買うか、もう1台のEchoスピーカーを買うかで迷っているとしたら、Echo Subを先に買うことをお薦めする。

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(翻訳:金井哲夫)

AmazonのEcho Dot 3レビュー:そそる50ドルのスマートスピーカー

Amazonはこれまで多くのEcho Dotを販売してきた。狂ったかのように、まったくバカのように数え切れない台数だ。第一世代と第二世代は間違いなくスマートスピーカー好きに広く支持されたシングルドライバーのスピーカーだ。

もちろん、このプロダクトには非凡な要素はない。ただのホッケーパックのような外観で、ほぼ注目をあつめることがないようなデザインだ。しかし抵抗し難い魅力を持つースマートスピーカーを敬遠していた人にとってさえそうなのだ。

これはスマートスピーカーという新たな世界へのゲートウェイドラッグ、新たなものへの踏み出しとなる。では、どうやってAmazonの最も売れているデバイスを改良したのか? 最大のセールスポイントに手を加えたのではなく、50ドルという価格にある。この価格設定は1000ドルのスマホよりかなり受け入れられやすい。

先月シアトルで行われたイベントで、他の800万もの新たなAlexaプロダクトとともに発表された新Dotは、単なるラインナップのアップグレード以上のものだ。Echoのラインナップを前進させた。モジュラースピーカーシステムがきたるスマートホームで浸透することを考えたとき、Googleのまぎれもない影響力に対抗できるだけのプロダクトだ。

箱から出した時に魅了するのはGoogleのものだ。Echo第一世代、第二世代は実用的だった。見かけはイマイチ、どこかに隠すためのようなデザインで、Alexaへの単なるゲートウェイだった。ファブリックのカバーは今ではコンシューマーエレクトロニクスに必須のものとなっていることを考慮しても、胴回りをクロスで覆ったEchoはGoogleのHome Miniの類似品にすぎなかった。

Amazonは当然のことながら、この分野におけるGoogleの急速な成長に揺さぶられた。Alexaイベントの前、戦略アナリストは、Home MiniがEcho Dotを抑えて四半期に最も売れたスマートスピーカーとなったと言及した。まさにパニックモードというわけではないが、アップグレードのタイミングであることはかなり明らかだ。

新DotはHomeラインナップから明らかに美的影響を受けていて、私はAmazonの取り組みを好ましく思っている。良い意味で、古いものと新しいものの差をつけた。ファブリックカバーにより、プロダクトの外側を覆うスピーカーグリルが2倍になった。一方でトップは、丸いマットブラック色のトップに4つのボタンを搭載するという、馴染みのデザインがそのままだ。ステータスを光らせて示すリングが縁にある。

新Dotは明らかに前モデルより大きいーコンパクトサイズだった第二世代Dotが最も売れていたことを考えると、これは少し驚きだ。これはつまり、新デバイスはオープンスペースにそのまま置けるほどいいルックスになったことで、大きくしてもいいだろうとAmazonは大胆になったということだ。私は、その重量に少し驚いたーこれを使って何かに深刻なダメージを加えられそうな重さだ。

サイズが大きくなることに伴う結果の一つがボリュームの増大だろう。Amazonによると。新Dotは前世代より70%大きな音量で流すことができる。こうした動きは、Amazonが“スマートスピーカーの方程式”で二番目にくる部分に積極的に取り組んだことを意味する。初期のDotのサウンドシステムはAlexaに声をかける以上のものではなかった。だからこそAmazonは補助出力をビルトインした。

もちろん、まだその範ちゅうにとどまっているが、ビルトインされたサウンド出力は大きく改善した。また、トップボリュームの音のひずみも少なくなった。私はまだこれをデフォルトスピーカーとして使う気はないが、Amazonの新たなアラカルトサウンドシステムにおけるDotの役割は面白いものだ。

Amazonは2つのDotでは、新たなステレオペアリング機能を試すという目的があったー私はその取り組みを嬉しく思う。おそらくラインナップへの追加としては最も興味深いものだ。Alexaアプリの改良で、セッティングタブの下にCreate a Speaker Setのオプションが加わった。ここから2つのDotをペアにしたステレオにすることができる。セットアップはシンプルだーオフィスのWi-Fiで私が試したときにはトラブルがあったが。正常に機能させるためには、どちらのEchoも同じネットワークにつながっていなければならない。アプリは2つのEchoが同じネットワークにいるかどうか見分けることはできなかった。

あらゆるプロセスがアプリで行え、どちらのデバイスでステレオトラックのチャンネルを操作するかも決められる。2つをペアリングするというのは素敵な体験だー小規模なホームシアターの体験に近い。新たなサブウーファーEcho Subも使えばより素晴らしい。もちろん、忘れてはならないのが、230ドルかかっていること。いろんなものを加えるとあっという間に金額はかさむ。しかしそれでもHomePodより100ドルは安い。

もちろん、その2つを比較するのはフェアではない。AmazonとAppleのスピーカーは完全に異なるリーグのものだ。しかし新Dotと、他のEchoホームステレオシステムへの追加は、デバイスをミックスさせたりマッチさせたりができながら、それでいて低価格という、このカテゴリーへのAmazonらしいアプローチだ。

第三世代のDotは完全なる再発明というわけではないが、多くのユーザーにアップグレードしようかと思わせるだけのものだ。“アップグレード”という言葉がここでは適切ではないかもしれないが。Amazonの、全ての部屋にAlexaデバイスを、という究極のゴールを考えたときに、増えつつあるあなたのコレクションにまた一つ加わるというのは容易に想像できることだろう。

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(翻訳:Mizoguchi)

Amazonの新しいEcho Dot、実機レビュー

Amazonが発売しているデバイスの中でいちばん改良が必要なのはEcho Showだ(お願いしますよ、本当に)。僅差で2位につけているのがDotだったと思う。Echoシリーズでいちばん安く(かついちばん売れている)Dotはすでに何度かアップデートされている。それでもDotは居間のコーヒーテーブルの上に堂々と並べておくのがはばかられるようなデザインだった。

Amazonの新しいベストセラーのスマートスピーカーを見てすぐに気づくのは新世代版がGoogle Home Miniにひどく似てきた点だ。実際、Googleの影響はいたるところに感じられる。

とはいえ、私はこのデザインの方が好きだ。新しいDotのサイズは現行製品とほとんど同一で、ボタンのレイアウトにも変更はない。最大の変化はGoogle Home Mini同様、ファブリックで取り囲まれていることだろう。ともあれスマートスピーカーのスピーカー部分はしっかりネットの外皮に囲まれている。

オリジナルのDotより音量も70%大きくなっているという。Amazonはハードウェア・イベントのデモでいくつかのバージョンを試させてくれた(ちなみにエド・シーラン版は私の好みではなかった)。どれも左右のチャンネルがしっかり作動するステレオだが、自宅の居間に置いてあるGoogle Home Maxを急いで取り替えようと考えるほどの音質ではなかった。

新しいDotで最大の魅力はなんといっても価格だ。Amazonは機能を改良しても値段は据え置きにした。しかし49ドルという定価に釣られて手を出すと、全Alexaエコシステムに巻き込まれることになるかもしれない。

入門レベルの価格のDotを複数の部屋に置いてマルチルーム・オーディオが楽しめる。これはAmazonが進めているホームオーディオの形で、HomePodやGoogle Home Maxのような高価なデバイスなしに一部屋ずつオーディオシステムを増やしていけるというのがセールスポイントだ。

Amazonのハードウェアイベントで登場した製品関連記事はこちら

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滑川海彦@Facebook Google+

AmazonのAlexaイベントの至るところにGoogleの指紋があった

今日(米国時間9/20)のAmazonの大規模なAlexaイベントで行われたおよそ70の発表の中には、ある重要なものが隠れていた。このビッグイベントから溢(あふ)れ出てくるニュースの多くには、Googleの製品が大きな影を落としていたのだ。

もちろん、その理由は明らかだ。ここ二年で、GoogleのAssistantとHomeが確実にAmazonとの差をつめている。いや、差どころか、今日のイベントのタイミングを見計らったかのように、GoogleのHome Miniが今年第二四半期のスマートスピーカーのベストセラーだった、という調査報告が出て、GoogleがAmazonの人気製品Dotの王座を奪った。

今日のイベントで初めてその姿を見せた新製品の中では、間違いなく新装のDotがGoogleの影響を表していた。布で覆われたデザインと音質の向上は、その廉価版スマートスピーカーをHome Miniに勝つべき対抗馬に仕立てていた。この製品のハードウェアデザインがこれほど大きく変更されたのは、今回が初めてだ。

AmazonはEcho ShowでもGoogleの機先を制したが、その新装バージョンもやはり、その分野におけるGoogleの影響が強く表れている。最初のShowは明らかに形よりも機能を優先していたが、しかし今年のCESでGoogleは、サードパーティ製のSmart Displayで、ディスプレイ付きスマートスピーカーという分野のハードルを上げた。Showのニューバージョンはまだ開発途上のようだが、LenovoなどのSmart Display製品の影響は、誰の目にも明らかだ。

しかしもちろんAmazonは、Googleにやられっぱなしではない。同社は明らかに、スマートアシスタントという分野で独自の道を進むことをねらっている。たとえばGoogle MaxやApple HomePodの対抗機を出すのではなく、ユーザーがホームステレオを構成していくための個別の要素、Sub(サブウーファー)やLink(アンプ)などを導入した。またEcho Autoは、プラグアンドプレイの車載ソリューションとして、Android Autoなどとの直接競合をねらっている。

AmazonとGoogleのライバル意識はEcho ShowからYouTubeが消されたことなどに露骨に表れているが、今日のイベントに登場した多くの製品の、設計とデザインにも大きな影響を与えている。競争は今後、さらに過熱するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

本年Q2、もっとも売れたスマートスピーカーはGoogle Home Mini

Amazonのプライムデーで一番売れたのはEcho Dotだったかもしれない。しかしStrategy Analyticsの最新レポートによれば、2018年の第2四半期にもっとも売れたスマートスピーカーは、GoogleのHome Miniであるようだ。全世界での出荷台数を見ると、Echo Dotの220万台に対してHome miniは230万台となっている。

いずれもエントリーレベルのスマートスピーカーだが、この2台を合わせると、全出荷台数の38%を占めることとなるようだ。

本年の第2四半期には、1170万台のスマートスピーカーが出荷されたとのこと。その中で5台中4台がAmazonないしGoogleのデバイスであった。

Echo Dotに続くのは、フラッグシップモデルとなるEchoで、140万台だった。そしてAlibabaのTmail GenieおよびGoogle Homeが80万台で続く。

AppleのHomePodはトップ5に入っていない。しかしQ2における出荷台数シェアでは6%を占めているようだ。

高額ながら高機能を目指したHomePodだが、まずまずの成績をあげているということがいえるのかもしれない。

売上額に占める割合についてみれば、Home MiniとEcho Dotをあわせて17%である中、AppleのHomePodは単独で16%を占めている。200ドル以上のものに限定すれば、HomePodが70%のシェアを占める。

なお、Strategy Analyticsのレポートによれば、今のところはまだシェアは流動的で、登場してくる新製品により大きく変動するだろうとのことだ。

「市場の成長率に着目したメーカーの積極策により、この12ヵ月でスマートスピーカー製品は大幅にその数を増やしました」とStrategy Analyticsのバイスプレジデントを務めるDavid Mercerは言う。「SumsungやBoseなどといった巨人たちも、スマートスピーカー市場への参入タイミングをはかっているところです。ブランドの拡大を目指して動き始めるとともに、消費者にとっては高級モデルを中心に選択肢が増えることが考えられます」とのことだった。

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(翻訳:Maeda, H

Alexaスキルのテンプレートで家族やルームメートのためのカスタムスキルを作れる

この春Amazonは、Alexaデバイスのオーナーがテンプレートを使ってカスタムスキルを作れる機能を立ち上げた。今日(米国時間8/31)Amazonは、そのAlexa Blueprints機能に新たに、家族やルームメートのためのテンプレートを加えた。

それらは、家事一覧や、ルームメートのための‘この家のルール集’などだ。

家事一覧のChore Chartテンプレートは、家族が一週間の家事をスケジュールし、子どもがどれとどれをやったかを追跡する。複数の子どもや家族同士の競争(誰がいちばん多く仕事をしたか)ができる。親が各週の家事をリストアップし、それらを各人に割り当てる。

子どもは、ひとつの家事を終えたらAlexaに呼びかけて記録させる。また、各人のそれまでの実績を、Alexaに教えてもらえる。

泊り客やルームメート、ベビーシッターなどのためのテンプレートもある。それを使ってAlexaに、家の中の情報を教えておく。テレビのリモコンがどこにあるか、Wi-Fiのパスワードは何か、などなど。いわばそれは、“わが家のルール”のテンプレートだ。

たとえばキッチンでAlexaに、それらのハウスルールを尋ねたら、“食器を洗っておいてね”と言われるかもしれない。夜晩くだったら、“電灯を消して”、と言われるだろう。でもこれらは、あまりまじめにやらずに、お笑い半分で行くべきだろう。このほか、利用者が家主や、マンションの管理人だった場合のシナリオもある。

もっと軽いテンプレートもある。

まず“Whose Turn”(誰の番)は、仕事(たとえば犬の散歩)を誰がやるかを、ランダムに決める。あるいはリストに書かれている順に決める、という設定でもよい。

What To Do”(何をしよう)は、ひまな人が、何をやるべきかAlexaに尋ねる。Alexaは映画やテレビ番組をすすめるかもしれないし、夕食の(料理の)アイデアを言うかもしれない。これを子どもたちと一緒に使えば、Alexaを家族の会話の活性剤として利用できるだろう。Alexaは、話のきっかけをくれる、善意の第三者だ。

家族や友だち向けのテンプレートは、すでにいくつかある。たとえばジョーク、雑学クイズ、お話などだ。7月にAmazonは、Alexa Skill Blueprintsの採用数が意外に多い、と言った。そのときAmazonは、テンプレートからカスタムで作ったスキルを共有する方法を説明していた。

今回の拡張で、カスタムスキルを作るためのテンプレートは、計41になった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

二社から発売のAlexaルーターは今や完成された製品のようだ

世の中には、必ず起きることがある。株価の変動、雷雨、金がないときにかぎって好きだったバンドが再編される。そして、Alexaだ。Amazonのスマートアシスタントは、徐々に、どんなスマートホームにも必ずあるものになりつつある。そのあとを、Googleが追っている。

こういうものには、ルーターが最上の組み合わせだろう。ルーターはネットに接続するための重要な部品だし、メッシュネットワークならそれは至るところにある。Alexaにルーターとの一人二役をやらせない手はないね。同じことを、HuaweiとNetgearも考えたようだ。Amazonも、喜んでそれを受け入れている。

両社はそのコンセプトの実装を、今週のIFAで披露した。HuaweiのAI Cubeは、全然キューブではないけれども、より単純明快だ。形がGoogle Homeに似ていることで目立つけれども、そのため空気清浄機Gladeにも似ている。4GのSIMカードでLTEをサポート、 2.4GHz帯と5GHz帯に対応している。

ルーターの下で服を着ているのが、Alexaが応答するための大きなスピーカーで、“音容積は400ミリリットル、アルミ製振動板”だ。“AI”は、Alexaの機能のことだろう。ルーターの特長は何も書かれていないが、速度性能は悪くない。

Netgearは、Orbi VoiceでHuaweiに差をつけている。人気製品にAlexaをつけて、メッシュルーターは家中に置いてWi-Fiの死角をなくすもの、という特徴を生かしている。Echo Dotを家中に置くような感じになるが、ネットワークのカバー率を高めるという余録がある。

Huaweiは価格を発表していないが、Netgearのは300ドルだ。どちらも、Alexaを置こうと思ってた人たちに、確かな付加価値感を与えるだろう。

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Googleアシスタントが日英バイリンガルになった――英独仏西伊日を自由に組み合わせ可能

Googleアシスタントがさらに賢くなってバイリンガルになった。今日公開されたアップデートではGoogle Homeアプリの設定から、たとえば英語とスペイン語、英語と日本語のように2つの言語を選べるようになった。Googleアシスタントはどちらの言語によるコマンドにも反応する。

今日のアップデートはある程度予想されていた。 Googleは今年2月のI/Oカンファレンスでアシスタントのバイリンガル機能を開発中だと明かしていた。次のI/Oまだまだだいぶ間がある今の時期に無事に新機能が公開できたのは何よりだ。

今のところアシスタントはバイリンガル、つまり2言語のみサポートする。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語の6ヶ国語から自由に2つの言語を選択できる。Googleでは他の言語への拡張にも取り組んでおり、また将来は3言語の利用をサポートする計画だという。

Googleは私の取材に答えて、この機能は一旦設定すればアシスタントがその言語をサポートしていさえすればあらゆるデバイスで有効になると述べた。つまりアシスタントを搭載したほぼすべてのスマートフォン、スマートスピーカーということだ。ただし最近発表されたスマートディスプレイはまだ英語しかサポートしていないので例外となる。

一見したところでは簡単なことに思えるかもしれないが、 Googleはこのようなバイリンガル化は完成までに何年もかかる複雑な作業だったと述べた。このようなシステムでは複数の言語をサポートをしているだけでなく、ユーザーが話す言葉がどの言語であるかを識別し、理解し、適切な言語で反応する必要がある。しかもこれを数秒以内に行わなければならない。

Googleのバイスプレイジデント、Johan Schalkwykとスピーチ認識のエンジニア、Lopez Morenoは今日の発表でこう書いている。

われわれの言語認識モデル(LangID)は2000種類の言語ペアを識別できる。次に、サポートされている言語による音声コマンドを適切に実行するシステムを開発した。ユーザーの発話が停止すると同時にシステムはそれが何語であるか決定するだけでなく、何が言われたのかを理解しなければならない。こうしたプロセスはそれ自体極めて高度なアーキテクチャーとなるが、不必要なレイテンシーを排除するためにさらに余分のコンピューティング資源を要した。

ドイツ、フランス、イギリスのユーザーはこれらの地域で今日から発売される大型の Google Home Maxでもバイリンガル機能を利用できる。

また今日の発表によれば、 Googleは近くバイリンガルのサポートをtado°のスマート・サーモスタットのようなデバイスにも広げるという(ただし、当然だが、AmazonのRing Alarmのような独自製品は対象とならない)。

〔日本版〕バイリンガル機能は日本でもすでに有効。新言語の追加はHomeアプリなどから「設定→カスタマイズ設定→アシスタントの言語」オプションを開く。タップすると追加できる言語のリストが表示されるが、地方別に言語の種類を指定する必要がある。英語の場合、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポールが用意されている。下のビデオでは日仏バイリンガルの例が登場する。

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滑川海彦@Facebook Google+

Bose、400ドルのHomePodでスマートスピーカー市場に本格参入

最新のEchoデバイスは、これまでのものと比べて高級感を増したものとなっているようだ。但し、どうやらAppleのHomePodと伍するものとはなっていない様子。Amazonとしては、Apple対抗高級製品路線は、サードパーティーにまかせているということなのかもしれない。

たとえばBoseだ。高級感の面でAppleに対抗し得るThe Home Speaker 500を市場に投入するのだ。本機種の発表により、オーディオメーカーのBoseが、スマートスピーカー市場に本格参入してくることになる。スマートスピーカーと同時に、やはりAlexaの機能を搭載したサウンドバーもアナウンスしている。

Boseは、ここ数年をかけて、Amazonのスマートアシスタントとの連携を図ってきている。しかし新発表の3機種は、これまでのスキルベースのものとは異なり、Alexaの機能を自身に搭載している点が新しい。Speakerはコンパクト(8インチ☓6インチ☓4インチ)ではあるものの、専用のドライバーを搭載して反響音を有効に活用することに成功している。見かけは非常にコンパクトであるものの、音質は「さすがはBose」といいたくなるものだ。

ボード上には8台のマイクが搭載されており、Amazonの「far-field」技術に対応している。音声コマンドの受信性能を向上させるためのものだが、さらに他のEchoデバイスとの連携性もよくなることが期待される。サウンドバーにも同様のマイクが搭載されているが、これらはBoseのヘッドセットに搭載されているものと同様の技術を利用して製作されている。

スマートスピーカーは400ドルで、サウンドバーの方が550ドルないし800ドルとなっている。販売開始は10月を予定しているとのこと。ちなみにBoseは、来年早々に登場予定となっているAirPlay 2や、Googleアシスタントへの対応なども視野に入れているようだ。

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(翻訳:Maeda, H

Googleの‘何でもAssistant’路線、今度はBang & Olufsenの高級スピーカーに取り付く

Google AssistantとAmazon Alexaはもはや、自社製の安価なスマートスピーカーだけが自分の世界ではない。中でもとくにGoogleは、サードパーティのハードウェアメーカーに積極的に働きかけて、同社の消費者向けAIを、できるかぎり多様な製品に載せようとしている。

Bang & OlufsenのBeoSound 1と2は間違いなく、この路線のハイエンドに位置するだろう。その高価なスピーカーは、Google Assistantが載る同社の初めての製品だが、しかしB&Oは前から、それを同社のすべての製品に載せる、と約束していた。今回の二つの機種は、そのために必要な技術を最初から装備しており、たとえばマイクロフォンは5つ搭載している。

また上部には4つのボタンがあり、それらに、天気予報、ニュースなどさまざまな機能を割り当てられる。このAssistant搭載の新機種は来月初めに、1が1750ドル、2が2250ドルで発売される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Amazonの子ども用Echo Dot Kids Editionにディズニーなどのスキルが加わる

Amazonが今日(米国時間8/20)、Echo Dot Kids Editionの一連の新機能を展開した。このEcho Dotスマートスピーカーの70ドルのバージョンは保護ケースに入っていて、プライム会員にとって年会費2ドル99セントのAmazon FreeTimeの、1年分の会員権がおまけで付く。今度このKids Editionのペアレンタルコントロールとそのほかの独占コンテンツに加わるのは、Disney(ディズニー), Hotel Transylvania, そしてPac-Man(パックマン)からのスキルと、子どもの寝付きを良くする“Sleep Sounds”スキルだ。

音を出すスキルとしては、今回、雷雨や雨、海、小川のせせらぎが加わるが、“Sleep Sounds”スキルはもっと網羅的で42種の催眠音がある。新米パパママが喜ぶ、赤ちゃんをなだめる音としては、車、汽車、電気掃除機の音(これが意外と効く!)などがある。

Amazonの説明によると、Skill Storeにも催眠音スキルはあるが、Kids Editionのは子ども向けで、それらと全然違うそうだ。

ディズニーからのスキル“Disney Plot Twist,”は、Mad Libsに似ている。短いアドベンチャーストーリーがあって、それらの単語やフレーズを変えるのだ。ナレーションは人気のディズニーキャラクター、Anna, Olaf, Kristoffらが担当している。Kids Edition独占コンテンツであり、一般市販品はない。

また、Drac’s Packという新しいスキルには、映画“Hotel Transylvania 3: Summer Vacation”がフィーチャーされ、モンスターのストーリーや、歌やジョークがある。

Pac-Man Storiesのスキルは対話的に操作するストーリーで、ユーザーが作るアドベンチャー、つまり何をどう決めるかによって、エンディングが異なる。

以上二つのスキルはすでにAlexaにあるから、Kids Editionがない人でもアクセスできる。

ストーリーが多くなっているが、これはどうやら、Alexa対応のスマートスピーカーを家族や子どもに訴求するには“お話”に投資すべき、とAmazonが判断した結果だろう。というのも同社は最近、チャットのストーリーアプリAmazon Rapidsの今後の更新をやめて、それ用のストーリーもAlexaに回したからだ。

Amazonは、子ども向けの独占コンテンツDisney Plot TwisなどでEcho Dot Kids Editionをファミリーに売り込もうとしている。

すでに提供している子ども向けスキルは、Disney Stories, Loud House Challenge, No Way That’s True, Funny Fill In, Spongebob Challenge, Weird but True, Name that Animal, This or That, Word world, Ben ten, Classroom thirteen, Batman Adventures, Climb the Beanstalkなどだ。

でも、独占スキルと違って、ふつうの“子どもにも安全”なスキルは、親がダッシュボードで手作業でホワイトリストつくらなければならない。そのやり方の説明が、Alexaにもアプリにもない。以前、このデバイスをテストしたときにはあったと思うが。

またKids Edition Dot/FreeTimeのバンドルも、親が子どものために本当に欲しい独占スキルがない場合には、あまり意味がない。ふつうのDotを買って、必要ならFreeTimeを加える方がいいのでは。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

セントルイス大学、新学期から学生寮にEcho Dotを大量設置へ

SLU(セントルイス大学)では学生全員が否応なくAmazonのスマートスピーカーに囲まれて過ごすことになる。大学は今週、学生の生活区域全域に2300台のEcho Dotを設置する計画を発表した。今月末、新学期のスタートに合わせて運用が開始されるという。

SLUは「われわれは学生寮のホール、居室のすべてにAlexa for Business上でAmazon Alexaを作動させるデバイスを設置するアメリカ最初の大学となる」と誇らしげに述べている。もちろんEcho Dotを採用する最初の大学ではないだろうが、こうした大きなスケールでスマートスピーカーを配置する大学としては最初の例の一つになるのだろう。

なるほどスマートスピーカーはアメリカの多くの家庭でなくてはならぬシステムとして使われているものの、大学の寮や生活区域に大規模に配置するというのはいささか奇妙な選択に思える。SLUではAlexa for Businessで100以上のカスタムQ&Aを作成したという。たとえば、「今晩図書館が閉まるのは何時?」とか「学生課の場所はどこ?」というような質問だ。

もちろん学生の生活区域にクラウドに接続され音声を常に録音しているスマートスピーカーを大量に設置するのはプライバシー上の懸念を生む。SLUでは次のように述べてこの懸念を打ち消そうとしている。

設置されるEcho DotはSLU専用のAmazon Alexa for Business(A4B)プラットフォームに接続される。このシステムは学生個人のAmazonアカウントとは一切連動しない。また個々の学生に関するプロフィール、履歴を保存することもない。ユーザーはすべて匿名での利用となる。さらにAlexaもAlexa for Businessシステムも質問を記録することはない。

また大学は学生はEcho Dotのマイクをミュートすることもできると述べている。学生はシステムからオプトアウトはできないが、デバイスの電源を抜いてデスクの引き出しに放り込んでおくことはできる。年度末に大学に返還すればよい。弁償しなければならないのでホッケーパックの代わりに使うのは勧められない。

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滑川海彦@Facebook Google+

Amazon Echoをハックして盗聴できることをセキュリティ研究者たちが発見

DefConでハッカーたちが、スマートスピーカーの新たなセキュリティ問題を公表した。このセキュリティカンファレンスでスピーチしたTencentのWu HuiYuとQian WenxiangはBreaking Smart Speakers: We are Listening to You(スマートスピーカーを破る: あなたを盗聴できる)と題するプレゼンを行い、彼らがAmazonのEchoスピーカーをハックして、それにスパイ役をやらせた方法を説明した。

このハックは、まずAmazon Echoのハンダ付けされている部品を交換するなどして、それを改造する。そしてハックの被害者となる正常なEchoは、改造Echoと同じネットワーク(同じLAN上)に接続していなければならない。

この設定で改造Echoは盗聴者になり、他のEchoスピーカーからの音声をリレーする。他のスピーカーたちは、何かを‘送信’をしてるわけではない。

この方法はとても難しいが、Amazonの人気増大中のスマートスピーカーを悪用するための第一歩だ。

研究者たちは、プレゼンの前にそのエクスプロイトをAmazonに通知した。そしてWired誌によると、Amazonはすでにパッチをプッシュしたそうだ。

しかしそれでもそのプレゼンテーションは、悪質なファームウェアを搭載した一台のEchoが、同じネットワークに接続している一群のスピーカーを変えてしまうことを示している。たとえばホテルの各室にEchoがある場合など、危ないだろう。

Wiredは、Echoのネットワーキング機能がハックを可能にした仕組みを説明している:

手術をされたEchoをターゲットデバイスと同じWi-Fiネットワークに接続できたら、ハッカーはAmazonのスピーカーのソフトウェアのWhole Home Audio Daemon呼ばれる部位を利用できる。同じネットワーク上のEchoは、この部位を使って互いにコミュニケートする。このデーモンに脆弱性があることをハッカーは発見し、それを、ハックしたEchoから悪用して、ターゲットのスピーカーの完全なコントロールを取得した。たとえばそのEchoに勝手な音を出させたり、もっと困るのは、オーディオを黙って録音したり、遠くのスパイに送ったりできる。

AmazonはWiredに、“セキュリティフィックスによるアップデートが自動的に行われたので顧客は自分のデバイスに何もする必要がない。この問題は、犯人がデバイスに物理的にアクセスできて、デバイスのハードウェアを変える能力を持っていることを必要とする”、と述べている。

ただしハックを実行するために犯人がアクセスできなければならないのは、犯人自身のEchoのみである。

Amazonは、その音声デバイスが顧客をモニタしているという懸念を一蹴したが、今年のDefConでハッカーたちは、それができることを証明した。

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