Apple、Lit Motorsとも買収交渉中か

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Appleがマクラーレンを買収するというが立てられているが、話はそれだけではない。New York Timesは、マクラーレンの件を探る中で、AppleがLit Motorsとも買収を視野に交渉していることを突き止めた。

さて、読者は「Litって誰だ?」と思っていることだろう。Lit Motorsはマクラーレンとは比較にならない規模ではあるが、自動車業界では興味深い会社の一つだ。

同社は去る2012年、TechCrunch Disrupt SFのスタートアップバトルフィールドに参加した。その時ステージ上で魅力的なデモを見せ、第2位に輝いた。

サンフランシスコ拠点のスタートアップは、新しいタイプの電動乗り物を開発している。一種の電動オートバイだが、いくつか仕掛けがある。例えば、2輪なのに倒れない。ジャイロを使って自らを安定させているからだ。

もちろん、ジャイロはいわゆるホバーボードではよく使われている。それでも、これだけ大きな乗り物が、押しても微動だにしないところを見るのは驚きである。

CrunchBaseによると、これまでに同社が調達した資金は220万ドルにすぎない。今もも独立会社として生き残れるだけの資金があるのか、買い手を探しているところなのかは不明だ。

Appleが自動車プロジェクトに取りかかってから数年がたつ。今も秘密プロジェクトではあるが、噂は山ほど出回っている。実際、Appleは数多くの自動車メーカーやIT企業と、争うように人材を獲得している。

Lit Motorsの買収は、優れた技術者をまとめて自動車プロジェクトに参加させるうってつけの方法だ。本誌はLit Mrtorsに連絡を取っているので、情報が入り次第続報する。とりあえずは、2012年のLit Mortosの発表をご覧あれ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Disrupt SF 2016のStartup Battlefield、優勝はMobalyticsに決定

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初めに、25社のスタートアップありき。そして三日間の激しい競争があり、今、勝者が決まった。

Startup Battlefieldに参加したスタートアップは、全参加社の中から厳しく選別され、その厳しいコンペに臨んだ。彼らは、多くのVCたちや業界のリーダーから成る審査団の前でプレゼンテーションを行い、賞金5万ドルと優勝カップDisrupt Cupを争った。

本誌TechCrunchの編集者たちは審査員たちのノートを数時間かけて慎重に検討し、6社のファイナリスト、BlazingDB, Carbon Health, EverlyWell, Mobalytics, Sqreen, そしてUnifyIDを選んだ。

決勝に出場した6社は、ボスキャラのように手強い最後の審査員たち: Cyan Banister (Founders Fund), Roelof Botha (Sequoia Capital), Padmasree Warrior (NextEv), Susan Wojcicki (YouTube), そしてMatthew Panzarino (TechCrunch)の前で、最後のデモを演じた。

今すでに、Disrupt LondonのStartup Battlefieldの出場社を募集している。Startup Battlefieldの ハブをご覧いただき、Battlefield担当編集者Sam O’Keefe(sam@techcrunch.com)宛に、申し込んでいただきたい。質問も、彼女が受け付ける。

それでは、TechCrunch Disrupt SF 2016 Startup Battlefieldの勝者にお会いしよう。

優勝: Mobalytics

Mobalyticsは競争性のあるゲームのコーチで、プレーヤーの弱点や、もっとうまくなるための調整方法を教えてくれる。eスポーツは今後ますます大きな市場になるから、Mobalyticsには将来のビッグな商機がある。

Mobalyticsを紹介する本誌記事はこれだ

準優勝: UnifyID

UnifyIDは、パスワードが要らない認証方法を提案する。パスワードではなく、個人の特徴(使ってるデバイス、学校、勤務先、などなど)を積み上げたユニークなプロフィールで、その人の本人性を同定する。

同社を紹介する本誌記事はこれだ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

TechCrunch Disrupt SF 2016、Startup Battlefieldのファイナリスト6社が決まりました、明日は決勝を実況ストリーミング

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二日間にわたり、5000名を超える来場者と数十万のネット閲覧者の前で、25社が、Disrupt SF 2016 Startup Battlefieldの勝者を目指して競った。

そして、6社が決勝に残った:

BlazingDB

BlazingDBは、データベースに対するSQLクェリを複数のGPUを使って実行し、その効率を大幅に上げる。

Carbon Health

Carbon Healthは、個人のさまざまな保健医療データを一箇所で見られるようにし、医師たちと対話し、医師や薬剤師、研究所などが患者とコミュニケーションできるようにする。医師等とのアポイントのスケジュールや支払いを処理し、患者に本人の記録を提供する。

EverlyWell

Everlywellでは、顧客が郵便で血液検査をしてもらえる。検査は、専門の検査機関が行う。同社は今後のプロダクトとして、家庭でできるSTD(性行為感染症)テストや、母乳の栄養検査、男性の生殖能力テストなどを計画している。

Mobalytics

Mobalyticsは、人と競争や対戦をするゲームのコーチで、弱点や矯正すべき点、矯正方法を教えてくれる。

Sqreen

SqreenはユーザーのWebアプリケーションをコンスタントにチェックして、セキュリティの危機を見つける。わずかなコマンドラインでインストールでき、アプリケーションのセキュリティを分析しチェックするためのダッシュボードが提供される。

UnifyID

UnifyIDは、パスワードを不要にする方法を見つけた、と主張する。同社の方法はパスワードを使わずに、個人のさまざまな特徴(使っているデバイス、行った場所、などなど)を積み重ねて、それらのプロフィールから本人性を同定する。

さて、誰が勝者になるか? 明日は決勝をライブでストリーミングするから、ぜひご覧いただきたい。おまけに、TwitchのEmmett ShearやCruiseのKyle Vogt、Boston Dynamicsの Marc RaibertとロボットのSpotmini、ILMxLABのDiana Williamsらの、ステージ上のチャットも見られますぞ。

disrupt

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

完全自動のドローン集団で、倉庫の在庫を把握する

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映画「インディー・ジョーンズ」第1作のラストで当局が聖櫃を隠そうとしたとき、誇り高き官僚的組織が必ず取る手段を選んだ。巨大な倉庫の中にしまい込んだのだ。

十分整理の行き届いた倉庫でさえ、中を動き回るのは容易でない。在庫紛失の管理はまさに悪夢だ。スタッフ総動員で何かなくなっているものはないかと何日もパレットを数え続ける。しかも実際のところ人間は物を数えるのが得意ではない。その点ロボットは、そのために作られたようなものだ。

「在庫紛失は毎年数十億ドルの損失を企業に与えている」とMarc Gyongyosiは言う。IFM(Intelligent Flying Machines)のCEOは、BMWで人間・ロボットインターフェースについて長年学んだ知識を、大きな損失を生む在庫紛失問題に生かそうと、自ら会社を起こした。

「産業ロボット工学の経験から、現在倉庫で使われているシステムでは、商品の紛失がいつでも起きることがわかっていた。信じられないほどのど物が行方不明になっている。それを探すために、フォークリフトやはしごを駆使しなければならない。時には双眼鏡を持ちだすことまである。

在庫紛失問題に対するIFMの答は、ドローンの小集団だ。高精度の計数システムを塔載したロボットたちが、人間の直接介入なしに倉庫内の上空を巡回する。IFMのドローンは倉庫のシフト交替時に自動的に離陸し、在庫検査を終えると着陸して充電する。

プロセスは倉庫の大きさや配備されるドローンの数によって異なるが、通常20分ほどで終る。検査で集めた情報はアップロードされて会社の在庫管理ソフトウェアと照合される。エラーがあれば通路の端に置かれたタブレットに警告が送られるので、作業者はシフト開始時にそれを見て紛失したものがないかを確認する。

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IFMは既に複数の企業でパイロットテストを実施しており、ある匿名の自動車メーカーは、来年から商業運用を開始する計画だ。Gyongyosiによると、このシステムには当初計画した在庫管理以上の可能性があるという。「屋外にはGoogleマップがある。しかし屋内には相当するものがない。しかも製造現場は全部屋内にある。屋内で集められるデータは山ほどあり、このテクノロジーは自立的にこの情報を集められるシステムを作る最初のステップだ」と付け加えた。

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GPUの並列処理でSQLクェリを超高速化するBlazingDB、AWSのGPUインスタンスなどを利用

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顧客データを数ペタバイトも集めるのはクールだけど、でもそれをどうやって有効利用するのか? BlazingDBは、大量のGPUを使ってデータベースに対するSQLクェリを高速化する。同社はTechCrunch Disrupt SFのBattlefieldコンペで、そのソリューションの無料のコミュニティエディションを披露した。

複雑なSQLクェリは、実行時間が長すぎてこっちが眠ってしまいそうになることもある。それは、クェリをCPUが実行していて、必要十分なスケーリングができないからだ。

BlazingDBの協同ファウンダーでCEOのRodrigo Aramburuはこう言う: “サーバーをスケールアップすることはできるが、リニアー(線形)な処理の場合、効果的なサーバーの増設は難しい”。

データベースにGPUを使うのは、なかなかおもしろい。GPUは大量のタスクを並列に動かせるから、一部の限られた種類のタスクにとってはとても有利だ。とくに今では、画像処理や機械学習のアプリケーションでGPUが多用されている。でも、データベースでGPUを使うという話は、今回が初めてだ。

クラウドコンピューティングのおかげで、大量のデータをデータベースに保存することは、とても簡単になった。でも企業のデータベースは今では、アナリティクス(データ分析)のダッシュボードやビジネスインテリジェンスのためのツールなどを構築するためにも使われている。

このような、データベースの高性能な利用が求められる場面が、BlazingDBの出番だ。短時間で、集計をしたり、述語を使ったり、データベースの大量のエントリーを操作しなければならない。同社が顧客を受け入れ始めたのは2016年の6月だが、すでにFortune 100社に挙げられる大企業数社がBlazingDBを使っている。

Aramburu曰く、“彼らがそれまで使っていたツールはSQLの処理に数時間を要していたが、うちのツールなら数分だ。BlazingDBは何千ものコアを使って大規模な並列処理を行う”。

BlazingDBが実際に使うのは、Amazon Web ServicesやIBMのSoftLayer、Microsoft AzureなどのGPUインスタンスだ。だから企業はサーバーを(少なくとも今のところは)自分で管理する必要はないが、大量の機密データを扱うような企業はサーバーの自己管理を選んでもよい。

“うちのインフラストラクチャは、サーバーの種類やタイプを特定しない”、とAramburuは語る。“われわれが構築したコードベースは、そのための問題解決に尽力しているから、けっこう複雑だ”。

顧客は、そのほかのSQLデータベースと同じく、BlazingDBにプログラムでアクセスできる。たとえばPythonでETLのスクリプトを書いて、BlazingDB上のデータにアクセスしてもよい。

今BlazingDBのチームは6名だ。同社は今、大企業の顧客を獲得していくための概念実証の構築を、計画している。一方BlazingDBには無料のコミュニティエディションもあるから、ちょっと遊んでみることもできる。

SQLデータベースの企業というと、あまりセクシーには響かないが、BlazingDBがやってることはおもしろい。今、多くの企業がデータ駆動型になりつつあるが、BlazingDBは大量のデータから意味を見つけ出す作業を助ける。

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Q&A

Q: これまでのどんなツールより速いようだが、切り替えの費用は?
A: コネクタを提供していますから、データが数テラバイトあっても、切り替えはかなり容易です。

Q: 御社のスライドにはDeepMindが登場するけど、AlphaGoもGPUを使っているからか?
A: あれはとても多層的なニューラルネットワークを使っていますが、それはGPUの集合で構成されています。

Q: このソリューションの欠点は何か?
A: トランザクション型のデータベースではないことです。その方面では、そんなに速くありません。また、SQLの規格のすべてを実装してはいません。ウィンドウファンクションやストアプロシージャはありません。

Q: 類似特許は存在していないか?
A: 特許については詳しくないんですけど、既存のSQLツールをGPU利用バージョンに改装しているところは、いろいろあります。われわれは、スクラッチから(ゼロから)スタートしました。

disrupt

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食べ物中のグルテンを検出する6SensorLabsが$9.2Mを調達、そのほかのアレルゲン検出にも取り組む

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Nimaは、CES 2016で好評だった。この小さなグルテンセンサー〔上図〕は本誌主催のHardware Battlefieldで優勝し、テクノロジー系のメディアがこぞって取り上げた。そのNimaが今日(米国時間5/19)、シリーズAで920万ドルの資金を調達し、グルテン以外のアレルゲンの検出にも取り組むことになった。そして実は同社は6SensorLabsという社名だったが、これからは製品名であるNimaを、社名にすることになった。

この資金調達ラウンドはFoundry Groupがリードし、Upfront Ventures, SoftTech VC, SK Ventures, Lemnos Labs, Mitch Kapor, それにNestの協同ファウンダーMatt Rogersが参加した。Foundry Groupの専務取締役Brad Feldが、Nimaの取締役会に加わった。

CEOのShireen Yatesはこう語る: “Nimaのビジョンは、誰もが自分の食べ物のリアルタイムデータを入手でき、誰もが、今自分が体に何を入れようとしているのか正確に分かる世界を築くことだ。新たな資金によりわれわれの技術の能力を拡大し、全世界における、食べ物の透明性を求める需要の高まりに対応できることに、喜びを感じている。今回の資金が投じられるのはR&Dの方面、とくに、ピーナッツとミルクなど、グルテン以外の物質をテストできるセンサーの開発だ”。

一方、同社の最初の製品であるグルテンテスターは、今、ベータの最終段階に入り、今年後半には発売できる予定だ。

本誌Startup AlleyにおけるNimaのプレゼンテーション

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土壌センサーのデータに基づいて庭や芝生の水やりを自動化するEdyn、多方面からシード資金を獲得

カリフォルニア州オークランドのEdynが、スマートガーデニングのための新製品を発売した。水道栓をインターネットに接続して、庭や芝生を自動的に潅水する、というデバイスだ。

そのEdyn Water Valveは、土壌センサーEdyn Garden Sensorと各地の天候情報を基に、土壌水分を調整する。ユーザーはその潅水システムの動作を、Edynのスマートフォンアプリで調節することもできる。

定価69ドルのEdyn Water Valveは、重さが8オンス足らず、太陽光発電を利用、Wi-Fi対応、庭の散水用ホースに取り付けられる。小さいので、キッチンのシンクや、窓際のプランターなどに対しても利用できる。

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EdynのCEOでファウンダーのJason Arumburu showedが、サンフランシスコの都市農業企業Farmscapeが支援しているSTEM Kitchen & Gardenで、その電脳水道栓のデモを見せてくれた。

Edynはシード資金をFenox Venture Capital, Idea Bulb Ventures, Morningside Group, Indicator ventures, Y Combinatorなどから獲得しており、Startup Battlefieldのファイナリストになったこともある。

潅水の自動化、という点では、Rachio Inc., Koubachi AG, iConservo Inc., それにドローン企業のParrotなどに競合製品がある。でも、競争の激しいテクノロジー系ガーデニング市場で、Edynはそこそこのファンを獲得しつつある。

製品はすでにHome Depot(ホームセンター大手)でも売ってるし、今後は一般小売店を販路として開拓したい、とArumburuは言っている。

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TechCrunch Disrupt NY 2016の優勝はゲームの中継に視聴者が対話参加できるBeam、次位は途上国でも使えるお値段の本格浄水器WaterO

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今年は厳しい勝負だったが、やっと勝者が決まった。最初は、22社がニューヨークにやってきた。

本誌主催のスタートアップ大会TechCrunch Disruptの、メインイベントが、その名もStartup Battlefield(戦場!)と呼ばれるコンペだ。テクノロジー業界のリーダーたちが審査員を務める中で出場社はプレゼンとデモを競い、優勝賞金50000ドルと優勝カップDisrupt Cupを争った。

本誌TechCrunchの編集者たちが審査員たちの意見を数時間かけて審議し、まず6社のファイナリストをピックアップした:

  • 子どもの安全をネットから見守るBark
  • Twitchに対話性を加えたようなBeam
  • 途上国のためのブロックチェーンによるクレジットBitPagos
  • 正しいビタミンをDIYするRitual
  • 超安価な水中ドローンSeaDrone
  • 同じく超安価な浄水器WaterO

そして彼らは、決勝の審査員たちの前で、最後のデモをした。その審査員とは:

だ。

サンフランシスコのStartup Battlefieldも、もうすぐ出場受付が始まる。Startup Battlefield Hubをチェックし、質問はBattlefield担当編集者Sam O’Keefeへ(sam@techcrunch.com)。

それでは、今年のニューヨークの優勝者と入賞者を見ていこう。

優勝: Beam

Beamは、人気沸騰中のeスポーツの要素と、遅延の少ないチャットを結びつけてゲームをライブでストリーミングする。またビューワー(視聴者)とゲーマーが、コメントを通じて対話できる。まあTwitch WePlayみたいなものだが、実際に動くところがすごい。

本誌の紹介記事はここにある

準優勝: WaterO

WaterOは、逆浸透を利用する。それは浄水技術の定番で、きれいな水を家族にもたらす。しかしそれはとても高価な技術で、工事もたいへん、しかも80%の水を無駄にする。借家人には無理だ。でも、WaterOなら無駄になる水は約20%、工事も要らない。費用はハードウェアのお値段399ドルだけだ。

本誌の紹介記事はここにある

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インドア農業にデータ分析と営農アドバイスを提供するAgrilystがシードで$1Mを調達

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Disrupt SF 2015のBattlefieldで優勝したAgrilystが今日(米国時間5/11)、インドア農業に同社が提供する分析サービスの育成のために100万ドルのシード資金を獲得したことを発表した。

ラウンドをリードしたのはBrooklyn Bridge Venturesで、これにMetamorphic Venturesやそのほかのエンジェル投資家とシードファンドが参加した。その中には、同じくBattlefieldでデビューし、のちにFacebookが買収したQuickFireの創業者たちもいる。

Agrilystの協同ファウンダーAllison Kopfによると、この投資ラウンドは投資希望者の数が予定より多すぎた。それだけの関心が集まった原因は、彼女によると、関心はあるけど彼らがよく知らない農業という分野と、従来からあるSaaSのビジネスモデルおよびデータ分析の両者が、組み合わさっているからだ。

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創業からほぼ1年になる同社は、現在の社員数が6名だ。昨年のDisrupt SFでデビューしたときには、やっとプロダクトのベータバージョンが完成した段階だった。

しかし今の同社はサービスの新しいバージョンを立ち上げるまでに成長し、その新サービスはとくに、野菜の生産向けに最適化されている。

またこのサービスには今ではワークフロー管理ツールや、在庫管理、作物の栄養管理と病疫や害虫管理の機能もある。今度のニューバージョンには、農業経営者が新規採用者を教育訓練するための機能もある。

ベータのときも今も、Agrilystはデータを利用してインドア農業の経営者に、営農管理の最適手法を勧奨する。今後は、作物をよりおいしくするための推奨事項も提供していきたい、という。

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Kopfによると、インドア農家の多くがまだセンサーを使っていない。使っている農家でも、そのデータは彼らのデスクトップにローカルにたまっていくだけで、オンラインへ行かない。でもAgrilystに任せれば、スプレッドシートのデータでも十分利用価値があるのだ。

しかし状況は徐々に変わりつつあり、Agrilystは今ではインドア農業でよく使われているセンサーシステムからのデータも利用している(CO2や土壌水分など)。でもまだ、データ入力の多くは手作業で行われている。しかしAgrilyst自身は、ハードウェア企業になるつもりはなく、むしろできるだけ多くのサードパーティ製センサーをサポートしていきたい、という。

Kopfによると、同社がローンチしたときは、マリファナ関連の企業だと思われたくなかったが、しかし蓋を開けてみると、今インドア農業で急速に成長しているのが、マリファナの栽培なのだ。そこで7月以降は、Agrilystはマリファナの栽培農家もサポートしていく。

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スマートフォン全盛期で固定電話は絶滅したか?ノー! 現代の家族用電話機IlyがKickstarterで資金募集中

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スマートフォンの世界的なブームにより、コミュニケーションがますます個人化していく中でInsensiは、家族のメンバーと容易にコミュニケートできるための、まったく新しいデバイスを開発してきた。その、Ilyと名付けられた製品はいわば現代版の陸線電話(固定電話)で、子どもや高齢者でも、使い方を人に教わらずに簡単に使える、というものだ。今Ilyは、Kickstarterで149〜199ドルで‘買える’。

同社は1月の本誌主催Hardware Battlefieldコンペに出た。Ilyは、タブレットでも電話機でもない。それは、キッチンやリビングに置いて毎日対話する何か、だ。Amazonの音声サービスAlexaもサポートしている。

前面には8インチのタッチスクリーンがあり、このデバイス専用のソフトウェアが動いている。カメラ、マイクロフォン、スピーカー、近接センサー、さらに温度計や空気の質センサーもある。

でもメインの用途は、今うちにいない最愛の人びととのコミュニケーションだ。タップするだけで呼び出せて、絵やビデオメッセージ、テキストメッセージなどを送れる。子どもたち、親たち、祖父母たちのどんな形の対話でも大歓迎だ。

なお、ブラウザーはまったくないから、子どもたちが見ているものを気にする必要がない。

Ilyを持ってない義父や義母はどうしよう。同社は近くiPhoneとAndroidのアプリを出すから、スマートフォンで彼らとコミュニケートできる。FaceTimeと違ってAndroidとiOSの両方で使えるし、Skypeと違って登録の必要がない。このモバイルアプリで、写真の共有もできる。Ilyの上で家族写真のストリームを作れるから、孫たちが祖父母の写真をたっぷり見ることができる。その逆ももちろん。そのストリームにスマートフォンから写真をアップロードすることもできる。

Insensiの協同ファウンダーでCEOのIlan Abehasseraに最初にインタビューしたとき彼は、従来のKickstarter的やり方はだめだ、と言った。大量のお金を集めて、生産が遅れ、設計も変わる。出資者をがっかりさせる。

これまでのKickstaterの失敗を繰り返したくないIlyは、生産を10か月前から開始し、資金募集キャンペーンが終わったらすぐに発送できるようにしている。つまり、支援者が品物を受け取れるのは、この夏だ。

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養殖業などのための海の中の検査点検作業を無人で行う水中ドローンSeaDrone

ドローンはこのところ、あっという間にメジャーな存在になってきて、人気の製品はますます安くなり、コントロールしやすくなっている。でも、ドローンは空中だけに限定されるべきものか? 今日(米国時間5/10)のDisrupt NYのステージでデモをしたSeaDroneは、複数回転翼の航空ドローンの単純さが持つ利点を、水中で生かそうとする。

O-Robotixの協同ファウンダーEduardo Morenoはこう語る、“水中用のクァッドコプター(4翼ヘリ)だから、ミサイルに似ていないし、そのほかの水中ドローンにも似ていない。自己安定化能力がある。われわれが取り組んだイノベーションは、人間がコントロールしないロボットが水中で長時間、非常に安定した映像を撮れることだ”。

彼の水中ドローンは今の空中ドローンに似たスタイルだが、タービンは同社の特製だ。それは一般市販品よりも小型軽量でシンプルで、しかも耐久性がある。あらゆる部分でコスト削減に努め、操縦性を改良した結果だ。

ケースに収めると、車のシートの収まる大きさだ(下図)。これも重要な特徴のひとつ。

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SeaDroneはタブレットのアプリでコントロールし、製品自体もカスタム化したLinuxを搭載して、リモコンの水中機によくある“きわめてアナログな”コントロール方式を避けようとしている。機自身がOSを動かしているため、プログラマブルな動きができる。たとえば漁業用や養殖海域のネットの自動点検とか、360度の水中撮影などだ。

一見、ホビイスト用にも見えるが、実際には仕事用をねらっている。とくに、養殖業や海中農業がターゲットだ。

“養殖業はこれまで、人間が頻繁に水中に潜って点検する必要があった”、とMorenoは述べる。そのほか、船やドックや網、パイプラインの点検なども、これまでは高価な遠隔操作機や専門のダイバーを必要とした。SeaDroneなら、それらの数分の一〜数十分の一の費用で点検でき、専門家でなくても操作できる。

今後O-Robotixは、水中ドローンを売るだけでなく、それらが集めてくるデータを保存し、組織化し、分析するプラットホームも作る予定だ。とくに養殖場や孵化場などは、大量のデータ収集と分析を要する。お役所に提出すべき文書も、少なくない…それらの作成もたいへんな作業だ。

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“人間が自分で文書を作ったり、写真やビデオを自分で撮らなくても、この水中ドローンが必要な情報収集をやってくれる”、とMorenoは語る。SeaDroneユーザーのためのデータプラットホームは、同社のもうひとつの重要な収益源になるだろう。

同社は今のところ外部資金を導入していないが、本番の製造は開始している。もちろんそのために当然、資金が必要になるはずだ。ハードウェア企業は軌道に乗るまでがたいへんだが、でもO-Robotixは、競合相手の少ない、まだ混み合っていない市場で、有利にやっていけそうだ。

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CTやレントゲン画像からの症状検出を人間医師/技術者より正確に行う機械学習ソフトウェアBehold.ai

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Jeet Rautのお母さんは、乳がんの完治を告げられた。でも、それは誤診で、再び治療が必要になった。

今では良くなっているけど、その誤診で彼女の命が奪われたこともありえる。そこでRaut は、体の中の、医療を要する異状を見つけるための、もっと良い方法を作ろう、と思い立った。

彼と、協同ファウンダーのPeter Wakahiu Njengaが作ったBehold.aiは、がんの早期発見を助け、診断における人的エラーを最小化する。

“Behold.aiの基本的なねらいは、効率を高めること”、とRautは、TechCrunch Disrupt NY 2016のStartup Battlefieldで述べた。

イギリスのオンライン医学誌BMJ(British Medical Journal)によると、合衆国では人間の死因の第三位が医療過誤だ。しかもX線による体のスキャンは、年々より多く行われるようになっている。その回数は2012年以降三倍に増え、 患者1000人あたり149回のCTスキャンが行われている。画像の中の、小さな異状が見過ごされる危険性も、当然増えている。

“今の医師は多くのデータを利用できるようになっているが、そのためにレントゲン技師が読むべき画像の量も膨大だ”、とRautは問題を指摘する。

そこでRautとNjengaは高度な機械学習の技術を利用して、同じことをプログラムがもっと上手に速くできるようにした。

二人ともコロンビア大学卒だが、Njengaはその後UC Berkeleyで学び、Facebookで機械学習のソフトウェアエンジニアとして働いた。Rautはイリノイ大、スタンフォード大と進み、後者のComputers and Cognition Labで長寿について研究した。

Behold.aiを支えているのは、二人のこれまでの研究歴だ。たとえば数百人もの健康な肺と健康でない肺のレントゲン写真を、機械学習のソフトウェアに読ませる。そうやって問題を見つけられるよう訓練し、さらに時間をかけて改良していく。

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それは、人間の医師やレントゲン技師に比べて、どれぐらい優秀か? Rautは、彼らのアルゴリズムが100%正確ではない、と認める。感触としては、精度は85%ぐらいだそうだ。

“最初は現状の精度を維持しながら医師の効率をアップすることをねらっていたが、でも徐々に、医師の診断の精度をアップする方が重要、と思うようになった”、と彼は語る。

信頼、という問題もある。病院には官僚主義の塊のようなところがあり、なかなか新しい技術を採用してくれない。しかし今Rautは、いくつかの大きな病院に、今後のパートナーシップを働きかけている。

Behold.aiにとっては、IBMのWatsonやそのほかの、医療への進出をねらっているAIプロダクトがコンペティターだ。またもちろん、FDAの認可を得ることも課題だ(IBMは議会にもWatsonの医療利用とその認可を働きかけている)。

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BotifyはGoogleの検索クローラーGooglebotがあなたのページを訪れるようにしてくれる新種のSEOサービス

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Google検索のランクが、企業の浮沈を決める。検索結果の上の方に出ないと、あなたのサイトは訪れる人も途絶え、閑古鳥が鳴く。

では、Googleはどうやって、検索結果の登場順位を決めているのだろう? それを決めているのは、インターネット上のあらゆるサイトを這いまわって、検索結果の元となるインデックスを作っている、GooglebotというGoogle独自の自動運転ソフト、というかスクリプトだ。このスクリプトは仕様等が公開されていないので、Webサイトの作者が検索エンジンのクローラー(crawler, 這いまわり屋)の特性に合わせたSEOをやるのは、ほぼ不可能だ。

そこで、クラウドサービスとして提供されるBotifyは、あなたのWebサイトを調べて詳細なSEO分析を行い、何をすべきかを指南する。今日のDisrupt NYでデビューしたこのフランスの企業は、すでに720万ドルを調達しており、顧客の中にはeBay, BlaBlaCar, Expediaなどの大物の名も見える。

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Botifyは、いくつかの点でこれまでのSEO屋さんとは違っている。

第一に、あなたのサイトのどのページをGoogleがクロールしたかを検出できる。GoogleがWebサイトをクロールすると、そのサイトのサーバーのログに痕跡が残る。Botifyがそのログを見ることができれば、Googleのクローラーがどのページを訪れたかが分かる。

ユーザーはBotifyをクローラーとして利用することもできるが、そのクローラーの能力、一つのWebサイトから訪れる他のWebサイトの数1億5000万は、同社に言わせると世界記録だそうだ。なおユーザーは、自分のサイトのサーバーの能力に合わせって、このクローラーの速度(毎秒10〜200サイト)を指定できる。

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CEOのAdrien Menardによると、“Googleがクロールしないページは検索からのトラフィックが生じないので、サイトの売上に貢献しない。Googleのクローラーがそのページを訪れるようにすることが、そのWebサイトの必須の経営課題だ”。

そのためにBotifyが勧める策は、多くのSEOコンサルタントが言うように、そのページのコンテンツを増やすことではなく、“サイト全体の構成を改善して、効率を高める”ことだ。

たとえばそれは、内部的リンクの構造を、Googleのクローラが各ページを訪れやすいように組み替えること。また、各ページをロード時間の短い軽いページにすることも、重要だ。

こういう、密度の濃いSEOは、大きなWebサイトに合っているだろう。Botifyの料金体系もそのことを示唆していて、最低料金が対象URL数500万、月額500ドルだ。エンタープライズプランでは月額1万ドル以上になる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

今年のCESのHardware Battlefield、優勝は6SensorLabsのグルテンチェッカーNimaに決定

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CESで本誌が行うHardware Battlefield(ハードウェア・コンペ)、今年はその三度目の正直となり、文字通り激しいバトルが繰り広げられた。14社の超優秀なハードウェア・スタートアップが出場し、Metal Manトロフィーの獲得を争った。CESは各社ブースの展示が主(おも)なので、審査員たちの前でステージに立ち、売り込みのためのスピーチやデモを行うHardware Battlefieldは、特別なCES体験だ。優勝者にはトロフィーのほかに、5万ドルが進呈される。

慎重な審議を重ねた審査員たちは、最後に4社のファイナリストを決定した。それらは、食品中のグルテンの有無を調べる6SensorLabsのセンサー機器Nima、プログラマブルなロボットアームを作ったCarbon Robotics、オーナー本人の指紋が鍵になる銃のロックIdentilock、そして靴の中敷き(インソール)を3DプリントするWiivvだ。

彼らを審査した決勝の審査員は、CyPhy WorksのCEOでファウンダのHelen Greiner、IntelのCEO Brian Krzanich、Highway1のVP Brady Forrest、そして本誌TechCrunchのシニアエディタMatt Burnsだ。

そしてついに、TechCrunch Hardware Battlefield at CES 2016の優勝作品が決まった。

優勝: 6SensorLabsのNima

 

6SensorLabsのセンサーデバイスNimaを使えば、食品中のグルテンの有無を2分以内で検査できる。少量のサンプルをカプセルに入れて、デバイスにセットする。結果は、笑顔(スマイリーフェイス)(グルテンなし)または泣き顔(グルテンあり)で表示される。

この製品を取り上げた本誌記事がここにある

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準優勝: Wiivv

 

Wiivvは独自の新しい3Dプリント技法により、オーダーメイドのインソールを作る。顧客はスマートフォンで自分の足の写真を5枚撮って送る。そのとき、色と、彫り込まれる名前も指定する。すると同社の製造システムが写真を見て自己調整し、顧客の足に合ったインソールを作る。代金は75ドルだ。

本誌記事はここにある

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Hardware Battlefieldはこれでめでたく終了だが、CESはまだ続く(米国時間1/9まで)。そのすべてのニュースも、お届けしたい。

CES 2016

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CESの来場者に選ばれた人気製品GoSun Stoveは太陽熱だけで調理する

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今や、火を使う人は原始人。現代人は持続可能で再生可能な太陽熱で、肉や野菜を調理する。この、GoSun Stoveのように。

同社はCESのHardware Battlefield 2016で、来場者選抜ワイルドカード選手に選ばれた。賞金5万ドルとトロフィーを目指して、他の14社と競うのだ。

このストーブは賢いデザインにより、太陽光を中心部のシリンダーに導く。するとシリンダーの温度は、10〜20分で最大550°F/290°Cまで上昇する。食品は太陽光用の真空管(solar evacuated tube)*の中で調理され、それは管へ反射される太陽光の80%以上を吸収する。角度を自由に変えられる賢いデザインなので、太陽の移動に追随しながら調理できる。〔*: solar evacuated tube, この企業のホームページを「真空管式太陽熱温水器」で検索してみてください。〕

このストーブは集熱効率が良いので、冬でも利用できる。太陽が雲に隠れたときでも、調理を続けられるだけの温度を保てる。

いろいろな型番があるが、GoSun Sportは279ドルで今すでに入手できる。

同社の最新製品GoSun Grill(下図)はもっと大きくて、鶏をまるごと焼いたり、ケーキも焼ける。今年の夏に、749ドルで発売予定だ。

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レーザー光で絵文字を投射し車の運転者の注意を喚起するBlazeの自転車用ライトをロンドン市が共有自転車事業に採用

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2年前に本誌主催のHardware Battlefieldコンペに出て話題になったBlazeが、このほど大きなクライアントをつかまえた。それはロンドン市の、自転車共有事業だ。

来年からBlazeは、このSantander Cyclesプロジェクトの自転車に、同社の安全なライトを提供する。11500台の自転車すべてが、Blazeのライトを装着する。でもなぜ、ロンドン市が市の公共事業にこの特殊なライトを必要とするのだろうか?

Blazeの自転車用ライトは、これまでのふつうのライトとは違う。目の前の地面に、グリーンの絵文字を投射する。自転車事故の多くは、車が自転車の前を右折や左折するとき、自転車に気づかないことによって起きる。そこで、車の運転者の視界に不思議な光の絵文字があることによって、「おやっ?」と気づかせ、急ブレーキを踏ませる。

ロンドン市交通局によると、Santanderの自転車でのテスト結果は“圧倒的にポジティブ”だそうだ。それはBlazeのような若いスタートアップにとって、大きな成果だ。

ロンドン市が負担するライトの装備費用(USドル換算)130万ドルのうち、90%近くがSantanderの料金収入から賄われ、残りが交通局の予算から出る。もちろんロンドン市は、来年以降の自転車事故の減少を期待している。

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出典: Wired

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自作のビデオに音楽をつけたい人、作曲サービスJukedeckが著作権のない曲を一瞬で作ってくれる

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【抄訳】
ビデオは誰でも撮れるけど、それに音を付けるのは難しい。しかも、のちのち著作権などの問題が起きない音を。そこで、Jukedeckの人工知能を使った作曲サービスを利用すると、そんな音楽を安く作ってくれる。ユーザは、音楽的才能ゼロでもよい。下図のように、ムードとスタイルとテンポと長さ(時間)を指定するだけだ。短い動画でも、YouTube上の連作でも、あるいは6秒のVineでも、何でも対応できる。

長年ステルス(お忍び)でやってきたJukedeckが今日(米国時間12/7)、本誌主催のスタートアップコンペTechCrunch Disrupt LondonのStartup Battlefieldで、そのサービスを一般公開した。料金プランは一曲7ドルから150ドルまで何段階かあるが、1か月5曲までなら無料だ。非公開ベータのときのユーザには、Googleやロンドンの自然史博物館、それにイギリス王室のご家族もいる。

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“今は個人がメイクしたりクリエイトする時代だから、それをサポートするサービスが必要だ”、とJukedeckの協同ファウンダデベロッパCEOのEd Rexは語る。YouTubeだけでも、毎分300時間ぶんのビデオがアップロードされているから、Jukedeckの顧客は無限だ。音楽がしろうとビデオの表現力や訴求力を高めるなら、Jukedeckは人間のコミュニケーション能力を高める、とも言えるだろう。

【中略】

 

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Jukedeckのコンペティタとしては、まず、古典的な既存の曲のライブラリとしてPremiumBeatやAudio Networkなどがある。これらのサービスは、しろうとが自作のビデオ用に使いこなすのは難しい。またJukedeckのように作曲してくれるサービスには、デスクトップ用の複雑なソフトウェアAthTek Digibandや、メロディをユーザが提供するLudwigなどがある。

Jukedeckの最大の欠点は、指定できるオプションが少なすぎることだが、これについては、Rexによれば、おいおい増やしていくつもりだ。ぼくが個人的にどうしても欲しいのは、イントロやアウトロが「徐々に始まる/終わる」と「突然始まる/終わる」の、曲調の指定なんだけど。曲のタイプが4種類しかないのも、さみしいね(「パンクロック」は指定不可!)。

【中略】

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下のTwitter投稿ビデオでは、RexがDisruptのステージ上で、自分のピッチ(売り込みスピーチ)にJukedeckで即席に作った曲をつけ、ラップ仕立てにしている:

【後略】

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TechCrunch Disrupt SF 2015の優勝者は温室栽培農家をデータで助けるAgrilyst

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今年のTechCrunch Disrupt SF 2015 Startup Battlefieldコンペには、約1000社のスタートアップが参加した(そのほかにハッカソンと展示会場Startup Alleyがある)。その中から25社が最終ステージに登場し、さらに6社のファイナリストが選ばれ、業界のリーダーたちによる厳しい審査を経て、賞金5万ドルと誰もが欲しがるDisrupt Cupの獲得者が決まった。

数時間に及ぶ検討会議の結果決まった6社のファイナリストは:

  • 温室栽培農家のためのデータ分析Agrilyst
  • 大麻販売店のためのPOSソリューションGreen Bits
  • 企業の財務報告書を作るLeap Financial
  • ネイルアートロボットPreemadonna
  • 学校のお弁当サービスScrumpt
  • ヘルスケアのためのSlack的コミュニケーションツールStitch

この6社が、優勝を決める審査パネルの前であらためてデモを行った。そのパネルのメンバーは: Roelof Botha(Sequoia Capital)、Troy Carter(Atom Factory)、Aileen Lee(Cowboy Ventures)、Matthew Panzarino(TechCrunch)、Brian Pokorny(SV Angel)、Ruchi Sanghvi(Dropbox)の計6名だ。

Disrupt LondonのStartup Battlefieldは、まだ申し込みを受け付けている。Startup Battlefield Hubをチェックして、ここで申し込む。質問はBattlefield担当エディタSam O’Keefe宛のメールで(sam@techcrunch.com)。

それでは、TechCrunch Disrupt SF 2015 Battlefieldの優勝者をご覧いただこう。

優勝: Agrilyst

Agrilystは、センサなどからの多様なデータや情報を総合化することによって、温室栽培農家の経営と営農を効率化する。

Agrilystに関する本誌記事が、これだ

準優勝: Green Bits

Green Bitsは、在庫や販売などに関する政府の規制などによって経営の難しい大麻販売店に、使いやすく配慮に富んだPOSシステムを提供する。

Green Bitsに関する本誌記事はここに

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ゲームのキャラ、情景、環境などのアートデザインをArtomatixの人工知能が迅速に作ってくれる

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ビデオゲーム産業はなんと、800億ドル産業といわれる。しかもさらにクレージーなのは、ゲームの開発コストの60%が、ゲーム内アートのデザインという骨折り仕事に投じられていることだ。

今日(米国時間9/21)のDisrupt SF Startup Battlefieldに登場したArtomatixは、データからヴィジュアル関連の情報を読み取り、ゲームアートを自動的に描く、という人工知能アプリケーションだ。これを使って、没入型ゲームの(背景、シーン等の)デザインに投じられるお金とマンアワーを大幅に減らす、という。

どういうことかというと、たとえばデベロッパが求めるゾンビーのデザインのラフスケッチをArtomatixに投げ与えると、簡単にゾンビーの何千人〜何万人の大群を作ってくれるのだ。さらにこのプログラムは、それまでに作ったキャラクターの類似性や違いに基づいて、新しいキャラクターを次々と作る。それらの他との違いは、乱数で作られる。

とくに、あまり裕福でないインディーのゲームデベロッパは、広大な情景シーンや個々のキャラクター、さまざまな環境要素などを作るのが、かなりたいへんな作業になる。Artomatixは主なユーザとしてそういうインディーのデベロッパをねらっており、彼らが仕事をもらっている大手のゲーム制作スタジオから干されないように、人工知能に頑張ってもらう。

Artomatixの使用料は、それをスタジオが負担する場合はその規模によって異なる。またこのSaaSをインディーデベロッパ個人が利用する場合は、ArtomatixのCTO Dr. Eric Risserによると、月額30ドルだ。大手のスタジオがArtomatixを自分たちの工程に組み入れる場合には、ライセンス料が年額10万ドルに達することもある。

当面Artomatixの人工知能エンジンはビデオゲームのデザインワークをターゲットにするが、同社によると、それと近い応用が効くのが、仮想現実コンテンツや映画の制作だ。しかもそれらの業界も、ゲーム業界に劣らず市場機会が大きいだろう、と同社は皮算用している。

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H2LのVRコントローラUnlimitedHandはリアルな触感をプレーヤーの指や腕に伝える

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百聞は一見にしかず、とよく言うが、仮想現実の場合は、見るだけでなく触ることも、その没入的な視覚体験の重要な部分だ。しかし現世代のVRは、コントロールの入力の方法が、それまでのゲーム技術に縛られている。それに対し、今日(米国時間9/21)、DisruptのStartup Battlefieldで東京のH2LがローンチしたUnlimitedHandは、ゲーム中に起きていることを実感できるコントローラだ。

H2Lのコントローラは、下図のような一種の‘腕輪’で、これが高度な触覚的フィードバック(haptic feedback)を行うことにより、指をコントロールする筋肉をターゲットにして、画面上のアクションを反映する正確な応答を伝える。

H2LのファウンダKen Iwasakiによると、彼は現在消費者たちに提示されているVRコントローラのすべてが不満だ。そこでぼくもUnlimitedHandコントローラを身につけてみて、その触覚エンジン(haptic engine)を試した。その体験は、かなりすごいものだった。

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H2LのCTO Emi Tamakiがプロトタイプのデモを見せてくれたが、その腕輪は確かに、ぼくの各指に感覚を伝え、まるで画面上の(実在しない)物に実際に触れてるように感じる。

このデバイスを使うゲームアプリケーションは、まだ遠い話だと思うが、これまでの画期的と言われるVR消費者技術が最初はそうだったように、それに何ができるかに関しては、まだ表面的で薄い認識しかない。UnlimitedHandでゲーム中の銃の引き金を引くと、指がそれを感じる。ギターを弾く場面では、実際に自分の指が弾いている感覚をおぼえる。

このコントローラにはアナログのコントロールがまったくない。ハードコアのゲーマーへの、思い切った妥協だ。Oculusなど他社は、モーションコントロールに関して、未来的なコントロールだけだとプレー感覚のバランスが悪い、と言っている。それらのコントローラのプロトタイプには標準の加速度センサとジャイロスコープセンサがあり、プレーヤーはゲーム内の動きをコントロールできるが、ハードウェア的に生成するそれらの動きはあまり正確でない。

UnlimitedHandはすでに、大手ゲームメーカー某社が最初のVRコンテンツを作るらしいが、まだその公式発表はない。これが本当にユニークなVR体験を作り出すことに対して、ゲームメーカーとハードウェアメーカーの両方が興奮しているようだ。

今現在H2Lは、UnlimitedHandのルック&フィールを磨いている最中だ。今日はKickstarterでもローンチし、その目標額は20000ドルだ。初期の出資協力者は188ドルで入手できる。

発売は、2016年5月の予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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