新型コロナ感染回避を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

video call

ソーシャルディスタンス(社会的距離)の変遷を多くの人が驚きを持って受けとめる中、ビデオ通話が距離のある人との交流に欠かせない新しいツールになりつつある。しかし、巷にあふれる多くのアプリの中から、あなたと(テクノロジーに疎いかもしれない)友達や家族に適しているのはどのアプリなのだろう?お茶するときによし、家族の集まりによし、深夜のゲーム大会によしのお勧めアプリを紹介していこう。

ここで紹介するサービスは、簡単に他の人々とつながることのできる無料アプリを探している個人向けのもので、中小企業を含めた企業向けのものではない。セレクションのポイントは、使いやすさと一般の人々が魅力を感じる機能だ。アプリはすべて無料で、クロスプラットフォーム、つまり少なくともiOSとAndroidで使用でき、多くはmacOSやWindowsにも対応している。

多人数グループ向け

Skype(iOS、Android、macOS、Windows、Linux、ウェブ)

skype

良い点: 一度に多くの人と通話が可能
悪い点:他の機能に力を入れすぎ
Skypeは長く使われてきた。そのデスクトップアプリはいまひとつだが、モバイルバージョンは安定している。無料で多人数に対応可能で、実質上制限はない(1通話あたり4時間、月あたり100時間)。ビデオ通話をメインに考えているのであれば、優秀なアプリである。しかしSkypeの絵文字リアクション、ステータスの更新、およびその他のお粗末な機能は回避するのが最善。

Zoom(iOS、Android、macOS、Windows)
Zoom
良い点:一度に多くの人と通話が可能、主催者の権限が強い
悪い点:不完全なバックグラウンドデータポリシー、40分の通話制限
Zoomは、ビジネスビデオ会議アプリとしては最も人気のアプリの1つだ。信頼性が高く、安定したウェブ統合とその他の機能を備えている。Zoomは本来個人の通話用に作られたものではない。個人使用には必要ない機能も多数あるが無料版で十分だ。残念ながら、グループ通話には40分の時間制限が設けられている。40分は思ったより早く経過してしまい、全員がいったん通話を終了し、もう一度開始しなければならない。Zoomは無断で大量のデータを収集してたことで批判されてきた。友達とおしゃべりするだけなら、他にもっと良い選択肢がある。

友達・家族向け

Facebook Messenger(iOS、Android、macOS、Windows)
Facebook Messenger
良い点: 簡単に使用でき、多くの人が既に持っており、便利なグループ機能
悪い点: Facebookアカウントが必要
メッセンジャーの人気には理由がある。メッセンジャーがあれば、友達とのほぼすべてのデジタル通信の機能がある。無料の時間無制限のビデオ通話に最大8人が参加できる。2人で通話を行う場合は、サーバーを経由しないピアツーピア構造に切り替わり、渋滞を回避することができる。もちろん、これもFacebookの製品なので、Facebookアカウントが必要になってくるが、アカウントの作成を嫌がる人もいる。しかし、メッセンジャーは、Facebookへの投稿や画像よりもスヌーピングから保護されている。

WhatsAppメッセンジャー(iOS、Android、macOS、Windows、ウェブ)

whatsapp

良い点: 安全、多くの人が使用
悪い点: 1回のビデオ通話で4人まで
WhatsAppは、FBメッセンジャーの冴えない、やや見劣りする兄弟に例えることができる。かなりブサイクであっても、プライバシーに焦点を当てているため、WhatsAppは世界中で多くの人に支持されている。ビデオ通話はWhatsAppの主要機能ではないが、4人しか参加できないことが気にならないのであれば、悪くないアプリである。ビデオ通話をするには、グループチャットを開始し、右上の通話ボタンを押して参加者を選択し、カメラを押す。

Google Duoまたはハングアウト (iOS、Android、ウェブ)

Google Duo

良い点:シンプルなインターフェース、既存のGoogleアカウントの使用
悪い点:複雑なプラットフォームの問題、Duoは今後消えていく可能性あり
Duoは、Googleの比較的新しいメッセージング製品でAlloの補完を目的としている。ハングアウトのコンシューマーバージョンという位置付けで、ChatとMeetに分割されているが、独立した存在である。紛らわしい? それこそGoogleである。しかし現在このアプリはとてもうまく機能している。既存のGoogleコンタクトやアカウントに接続し、簡単にビデオ通話ができる上、特に制限はない。友達が新しいアカウントを作成したがらない場合、これはよい選択肢である。ただし、あまり依存してはいけない。人気のないGoogle製品の寿命は長くはないからだ。

Marco Polo(iOS、Android)

良い点: ビデオメッセージングはライブチャットの代替手段として楽しめる機能
悪い点: ライブチャットオプションがない
いわゆるビデオチャットアプリではないが、全員が対面式のライブビデオ通話を望んでいるわけではないのは事実だ。Marco Poloは合理化されたSnapchatのような存在で、落書きやフィルターなどを追加するオプションを使用して、短いビデオを友達やグループに送信するのに利用される。友達と話すのに30分も時間がない場合には、良いオプションになるだろう。

次点FaceTime、Instagram

FaceTimeは優秀なアプリだが、クロスプラットフォームではないため、かなり有用性が制限されている。友達がたまたまApple製品を使用していたら、FaceTimeは優秀でシンプルなオプションだ。Instagramにはダイレクトメッセージにビデオ通話が組み込まれている。内輪のグループにいれてもよいかどうか確信がもてない人と、ちょっとした通話を行うのに便利だ。

一緒に楽しいひとときを過ごすためのアプリ

Houseparty(iOS,、Android、ウェブ)

Houseparty

良い点: グループチャットへの出入りが簡単、ゲーム内蔵
悪い点: 基本的にHeads Upのためのトロイの木馬
Housepartyは、10代の若者が家に居ながらにして友達グループとチャットするために使用するアプリとしてそのブランドを確立した。大人には不評。しかし、そういったものの常として、子供には支持されている。Housepartyは仲良しグループでの使用に適している。誰かがオンラインになれば通知され、チャットにもで簡単に入ることができる。アプリ内のゲームも楽しめるが、Heads Upをするには課金されてしまう。ピクショナリークローンは楽しいが、限られた文字数では紹介しきれない。

Discord(iOS、Android、macOS、Windows、Linux、ウェブ)

Discord

良い点: ゲームをしながらボイスチャットをするか、たまに簡単なビデオチャットをするのに最適
悪い点:インターフェースが時々紛らわしく、ビデオが中心機能ではない
Discordはゲーム関連コミュニティーでは事実上の王者と言ってよく、ゲーム内チャットインターフェースやSteamなどの教育業界の大物に取って代わるものだ。Discordの主力サービスは音声チャットであり、そちらは良好だが、ビデオチャットも選択できる。複数のタブ、グループ、チャンネルがあるため、テクノロジーに精通していないユーザーには、そのインターフェースは紛らわしいかもしれない。

次点BunchSquad

新しいアプリ、Bunchは, ビデオチャットをしながらグループでゲームをすることに力を入れている。うまく機能するかどうかわからない上に一部のゲームにアプリ内課金がある可能性がある。しかしプラットフォームは当初から多くの人が利用しているので、この際試してみてはどうだろう。

Squadが力を入れているのが、自分がスマートフォンでしていることをチャットしながら共有する機能だ。一緒にTinderをチェックしたり、ビデオを見るといったことが可能だ。Bunchと同様、Squadは未だ新参のアプリであるため、友達にサインアップをしてもらわなければならないが、自分がスクロール(またはスワイプ)しているものをそのまま友達と共有するのには最適な手段だ。

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Dragonfly)

一般ユーザー向けMicrosoft Teamsが登場するが用途がカブるSkypeは継続

Microsoft(マイクロソフト)は米国時間3月30日、2020年の後半にMicrosoft Teams(以下、Teams)の一般ユーザー向けともいえるバージョンをリリースすると発表した。Slackなどと同様にテキスト、オーディオ、ビデオによるチャットが可能なアプリとなる。マイクロソフトは、これを個人の生活に密着したTeamsと位置付けようとしている。家族や小グループがイベントを調整し、情報を共有し、ビデオ通話も可能にするなど、多くのツールを備えている。

画像クレジット:Jeenah Moon / Getty Images / Getty Images

Google(グーグル)が長い間実証してきたように、メッセージングアプリが、これでもう十分だという状態になることはない。それでも、マイクロソフトがTeamsをこの方向に発展させようとしているのは興味深いことだ。というのも同社は、ずっとSkypeを、個人ユーザー向けのチャット、および音声、ビデオ通話用として推奨してきたからだ。マイクロソフトのモダンライフ、検索、デバイス担当副社長のYusuf Mehdi(ユスフ・メディ)氏は、Skypeがなくなるわけではない、と私に語っている。同氏によれば、現在では実際に5億人以上が、Skypeのようなツールを使っているという。

Skypeの将来について尋ねると「Skypeは続けます」と、同氏は答えた。「私たちは、Skypeに注力し続けます。今日Skypeは、月間ベースで1億人が利用しています。私としては、Skypeは今日の個人向けのソリューションとして、非常に優れていると考えています。多くの放送局も利用しています。一方のTeamsはより堅牢なサービスです。チャットやビデオ通話機能だけでなく、リッチなコミュニケーション機能やテンプレートも用意しています。ダッシュボードのようなものもあるので、さらに豊富なツールを導入することも可能です」。

つまり、より個人向けのTeamsが2020年後半にリリースされるというだけで、Skypeは当面の間、マイクロソフトとしてメインの一般ユーザー向けチャットサービスであり続ける。実際、現在毎日約4000万人がSkypeを使っている。その背景には、新型コロナウイルスのパンデミックもある。Skype間の通話時間は、220%ほど増加していると同社は見ている。

マイクロソフトでは、この新しい個人向けのTeamsを、別のブランドにすることも考えていた。しかし同社は、Teamsがすでにかなり幅広いブランド認知度を獲得していると判断した。また今回のアップデートは、仕事と家庭生活のギャップを埋めることにかなりの重点が置かれたものとなっている。というわけで、企業向けと個人向けの両機能を、同じアプリケーションに統合するというのは理にかなったことだといえる。

関連記事:Microsoft brings Teams to consumers and launches Microsoft 365 personal and family plans

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Skypeが下書きなどメッセージング機能を拡充

Skypeはビデオ電話のアプリとして最もよく知られているが、対照的にメッセージングの機能はやや未熟だ。米国時間8月30日、同社はそんな企業イメージを一掃すべく、チャット機能に一連の改善を導入し、ライバルとの差別化を強化しようとしている。

それらの中でもっとも便利なのは、メッセージのドラフト(下書き)だろう。

メールの場合と同様にSkypeでも、書いたけどまだ送ってないメッセージを「draft」(下書き)タグを付けて保存できる。あとでそのメッセージを仕上げてから送ればいい。Skype new features 1b

今のビジネスとパーソナルのコミュニケーションはどちらも、メール以外がとても増えているから、ほかのメッセージングアプリも絶対に下書き機能を導入すべきだ。

iMessageでも人々は長年、下書きと送信スケジューリング機能を求めている。一部の頭のいいデベロッパーは、消費者のニーズに答えてアプリごとの工夫を編み出している。その中にはなんと、メッセージのテキストをNotpadに書いておいて、送るべき時に送るという素朴なやり方もある。

これまたメールの真似のようだが、今度のSkypeには重要なメッセージのブックマークがある。モバイルではメッセージを長押しし、デスクトップでは右クリックして、それから「Add Bookmark」(ブックマークを加える)をタップまたはクリックする。そうするとメッセージはBookmarksの画面に加えられ、容易に取り出せる。Skype new features 2

写真やビデオ、ファイルなどは、メッセージで送る前にプレビューできる。有意義な改良だが、革新的というよりほかのコミュニケーションアプリへの追随だろう。Skype new features 4

大量の写真やビデオを一度に送るときは、それらをソーシャルメディアで行われているようにグループ化できる。実際に表示されるのはごくわずかで、プラスボタン「+」をクリックすると残りを次々と見られる。Skype new features 3b

Windows 10ではすでにサポートされていたが、これからはすべてのバージョンのWindowsとMacそしてLinuxで分割ウィンドウがサポートされる。

今でもまだ使われているメッセージングアプリの古顔だが、Skypeはもはや最大でも人気最高でもない。例えば公表している月間アクティブユーザー3億人は、WhatsAppの15億人に遠くおよばない。

でも今なお、こうやってきめ細かい親切な消費者対応を図っているのは偉い。昔やったSnapchatのモノマネはあっさり引っ込めて本当によかった。今でもSkypeを使っている人は、その使いやすさと仕事に便利であることを買っている。今回のアップデートも、その方向を意識している。

Skypeによると、上述の分割ウィンドウの拡張サポート以外では、すべての新しい機能がSkypeのあるすべてのプラットホームに一斉に展開される。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Skypeが画面共有機能をiOSとAndroid向けにローンチ

Skypeはデスクトップ版で最も人気がある「画面共有機能」を、モバイル版に導入する。米国時間6月4日、同社はiOS版とAndroid版にてそれぞれの画面を共有できる画面共有機能が、ベータテストを終了したと発表した。

この機能は、Microsoft(マイクロソフト)が以前に提案していたように、パワーポイントのプレゼンテーションを共有するなど仕事関連で利用できる。しかしそれだけでなく、デートアプリで友達と盛り上がったり、あるいはオンラインショッピングにも活用できる。特に、家族へのスマートフォンの技術的なサポートに役立つことだろう。

モバイル向けの画面共有機能はまず4月にテスター向けにベータ版が導入され、現在はすべてのユーザーが利用できるようになった。この機能はSkypeアプリの「…」のメニューから利用できる。ここでは、通話録音やサブタイトルなど、最近リリースされたその他の機能も見つけられる。

また最新版のモバイル向けのSkypeでは、通話コントロールがワンタップで解除できるように通話画面のデザインが変更されている。2回タップするとすべてのコントロールが消え、ビデオ通話がフォーカスされる。また、もう1回タップすればコントロールが復帰する。

Skypeは古参アプリだが、依然として月間3億人のユーザーを抱えている。WhatsAppやMessenger、Snapchatのようなチャットアプリ、あるいはiMessageやFaceTimeのような内蔵コミュニケーションサービスにて数多くのメッセージがやり取りされる時代になっても、Skypeが存在感を確保するために新機能の追加をやめることはない。

なお、すべての変更が成功したわけではなく、以前にはSnapchatのようなカラフルすぎるデザインを撤回したこともある。一方で、HD動画やSignal Protocolによる暗号化、通話録音など、便利な機能も導入されている。

モバイル向けの画面共有機能はAndroid 6.0とそれ以降、あるいはiOS(iPhoneとiPad)のiOS 12かそれ以降で利用できる。機能の利用には、アプリを最新版へとアップデートする必要がある。

なお画面共有機能は、Linux、macOS、Windowsと、Skype for Windows 10(バージョン14)でも利用できる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Skypeがグループ通話で参加者50名をサポート、ライバルたちを抜く

Skype(スカイプ)はApple(アップル)がグループFaceTimeで苦戦しているすきに、自分のグループ通話機能を売り込みたいようだ。米国時間4月5日、同社は音声やビデオによるグループ通話に同時に参加できる人の数を、これまでの倍にした。つまり、前の25名から50名に。

グループ通話の人数を増やしたことでSkypeは、そのほかの人気メッセージングアプリWhatsApp、Google Hangouts、Instagramなどより能力が上回り、エンタープライス級の通話アプリZoomなどと競合することになった。Zoomは最大100名、プランによっては1000名まで参加できる。ギャラリーのビューでは、そのうち最大49のウェブカメラが表示される

SkypeはZoomほど堅牢ではないが、エンタープライズ向けプラットホームと消費者アプリの中間に位置する。Skypeは、Facebook Messengerも抜いた。後者は50名の参加が可能だが、画面に表示されるのは参加人数が6名を超えてからだ。Skypeでは、参加者は画面上部にバブルで表示され、エンドユーザーが選んだ人がマルチペインのメインウィンドウに出現する。

さらにまた、AppleのFaceTimeもiOS 12.1ではグループ通話は32名までだから、Skypeが上になった。

しかもグループFaceTimeは最近、ある問題を経験した。あるティーンエイジャーが見つけたバグにより、ユーザーは通話を取る(開始する)前に盗聴できるのだ。Appleはその機能を無効にし、バグを直し、そして2月のiOS 12.1.4のリリースでグループFaceTimeを再び有効にした。しかしそのアップデートはアプリの動作の変化をもたらし、少なくとも3人がFaceTime上にいないと「Add Person」ボタンを使えなくなった。一方Skypeの今度のリリースでは、ビデオ通話を簡単に開始できる。

同社によると、25名未満の通話ならグループ全員に一度に呼び出しをかけられる。それ以上大きなグループ通話では、呼び出し音ではなくデフォルトでは通知機能を使える。参加者は、pingのようなおだやかなアラートで通話に加われるのだ。

これらの機能は3月にテストしていたが、本日から一般供用される。これらの新しい機能を使うためには、Skypeの最新バージョンをダウンロードすること。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Starshipのロボットが商品のオンデマンド配送を始めた――年内にサンフランシスコにも展開

Skypeの共同ファウンダー、Ahti HeinlaとJanus Friisが2014年に設立したStarship Technologiesがイギリスのミルトン・キーンズで自動運転ロボットによる商品配送を開始した。住民は商品の到着に合わせて自分の予定を変えたり、ドアの前に荷物を置かれて盗難を心配したりする必要がなくなった。

このロボットによるオンデマンド配送を利用するためには、まず商品の配送を受けたい場所として自宅の代わりに最寄りのStarshipの拠点を入力する。商品がStarshipの拠点に到着すると専用アプリから通知が届く。ユーザーは自分の都合のいいタイミングでStarshipのロボットに配送を指示する。アプリにはパッケージがどこを移動中かモニターする機能がある。ロボットが到着するとアプリを使ってカバーを開いてパッケージを取り出すことができる。

現在ロボットによる配送が可能なのは拠点から半径3.6キロの距離だが、Starshipではこの範囲を拡大していく計画だ。Starshipによるとロボットのバッテリーには問題がなく、配送に要する時間を最小限にする努力をしているという。

Starshipは年内にサンフランシスコ周辺でサービスを開始する考えだ。アメリカでの配送料金は未定だが、イギリスでは最初の月は無料、以後毎月7.99ポンド(1153円))となっている。配送個数に制限はない。Starshipはこう述べている。

自分の生活が注文した商品の到着時間に振り回されるというのは過去のものになる。勤務先から早退したり、人と会う時間を変えたり、郵便局その他の受け取り場所に出向いたり、行方不明の荷物について配送業者に問い合わせたりする必要はなくなる。 消費者に代わってStarshipがパッケージを受け取り、オンデマンドで配送する。こうしたサービスを提供できるのは世界でStarshipだけだ。われわれは消費者のライフスタイルを快適にする。

数ヶ月前、StarshipはMatrix PartnersとMorpheus Venturesから2500万ドルの資金調達に成功している。このときの投資家にはAirbnbの共同ファウンダー、Nathan Blecharczyk,、Skypeのファウンダー、Jaan
Tallinnらが含まれていた。Starshipの資金調達額は合計4220万ドルとなっている。

Starshipは食品配送サービスのDoorDash、Postmatesと提携してロボット配送の実験を行ってきた。昨年1月には前述の企業と提携して、カリフォルニア州のレッドウッドシティーとワシントンD.Cでパイロット・プログラムをスタートさせている。現在までにStarshipのロボットは20カ国の100都市で延べ20万キロを走破しているちう。

〔日本版〕以下のビデオは2015年に公開されたものでSkypeの共同ファウンダーでStarshipの共同ファウンダー、CTOのAhti Heinlaがシステムを詳しく紹介している。


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滑川海彦@Facebook Google+

Skypeにやっと通話記録機能が登場、ビデオ+音声で記録され長期保存も可能

Skypeは、多くの人が日常使っている(ゆえに必要不可欠な)コミュニケーションツールだが、これまでは、その多くの人のほとんどが必要としていたと思われる、基本的な機能が欠けていた。それは、通話記録だ。そして、今やSkypeのオーナー企業であるMicrosoftの耳にやっとわれわれの要求が届き、通話記録機能がSkypeのデスクトップとモバイルアプリの両方に実装された

どのプラットホームのアプリでも、最新バージョンにはその機能があるが、なぜかWindows 10だけはない。どうやら、それは数週間後になるようだ。

画面の右下のプラス記号“+”を押し、“Start recording.”をセレクトすると、記録(録音)が始まる。

相手の画面には小さなバナーが出て、この通話が記録されていることが伝えられる。だから、相手に対して内緒で記録、ということはない。しかし‘双方の合意’に関する法律を気にするMicrosoftは、そのバナーで、あなたがその通話を記録(録音)中であることを相手に伝えるのだ。

通話が終わったら、記録されたビデオとオーディオは30日間、MP4でネット上に保存されるので、必要な人はそれをダウンロードしたり、あるいはリンクを共有できる。

音声だけを記録する方法はないみたいだから、ちょっと困るね。3人の通話を記録したビデオは、相当大きくなるだろう。次のアップデートで、‘音声のみ’というオプションを加えてほしい。

人びとは何年も前から、サードパーティのアプリを使ってSkypeの会話を記録してきた。ぼくはMP3 Skype Recorderを使っているが、とても使いやすいアプリだ。今後このアプリは消え去る運命かもしれないが、とにかくぼくは、バックアップのために持っておきたい。今このアプリの作者に、今後どうするのか問い合わせている。

それはさておき、Windows 10のユーザー以外の方は、ふつうにSkypeを起動して、何でも記録できるようになる。それはクラウド上のMicrosoftのシステムの負荷になるが、それが同社のねらいだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Skypeの通話をコンテンツにできる(録画、ストリーミング、他での利用、等)モード登場

Microsoftはポッドキャストやビデオの人気に乗じて、コンテンツの作者にとってのSkypeの魅力を高めようとしている。同社が今テストしている“Skype for Content Creators”というモードでは、今使っているSkypeそのものの能力で、通話中にビデオなどのコンテンツを入れたり、あるいは逆に通話を録音録画できる。また、通話中のビデオや音声をライブでストリーミングしたり、ほかのアプリケーションにインポートして編集しポストする、などのことができる。

この機能は現在“プレビュー”で、一部の選ばれたユーザーがテストしている段階だ。

同社のブログ記事によると、Skype for Content Creatorsにより、デジタルのブロードキャスターや、ストリーマー、ヴロガー(vlogger, ビデオブロガー) などが、ビデオ通話を録画したり、ふつうの通話をポッドキャストしたり、通話をライブでストリーミングしたりできる。そのために別途高価なスタジオ設備などを買う必要がない、とそのブログ記事は言っている。

すなわちWindows 10とMacのユーザーはSkypeのContent Creatorsモードを使って、通話を直接、NDI対応のソフトウェア、WirecastXsplitVmixなどへ入れたり録画録音したりできる。つまりこれからは、そのために別途、録画録音やスクリーンキャプチャのためのソフトウェアが必要ない、ということだ。通話をコンテンツとして扱うとき、そのルック&フィールもカスタマイズできる。

この機能がいちばん合っているのは、Skypeでやっているビデオチャットを録画することだ。それを、各週の視聴者参加番組にしたりするとよい。また、通話を他のプラットホームへライブでストリーミングしてもよい。FacebookやTwitterやYouTubeなどと同格に。

通話をライブでストリーミングしないときは、それを録画して他のアプリケーションから編集したりできる。たとえばAdobe Premier ProやAdobe Auditionが使える。

Skypeの多機能化は、これまでも試みられた。たとえば昨年はSkype Interviews立ち上げ、求人側が応募者のプログラミング能力をチャット中にテストできるようにした。

このように、新しい機能は特定のターゲットを想定している(求人側、コンテンツ作者、など)。Skypeの成長カーブはここ数年横ばいだから、新しいユーザー獲得のための新しい魅力を作り出していくことが、きわめて重要になっている。2016年のMicrosoft Buildでユーザー数3億と言われたが、それはそれより数年前のSkype 10周年記念で発表された数と同じだ。

ビデオをコンテンツ作者のためにストリーミングしているのはMicrosoftだけではなく、たとえばYouTubeもこの3月に、エンコーダー不要でライブストリーミングできる機能を加えた。

Skype for Content Creatorsは今年の夏に一般供用されるが、来週ラスベガスで行われるNAB(全米放送協会)カンファレンスでも、デモがある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

マイクロソフト、利用規約改訂で攻撃的コンテンツや発言を禁止へ

CSOOnlineの報道によると、Microsoft は同社サービス上で攻撃的発言を禁止する方法を検討している。対象となるプラットフォームにはSkype、Xboxのほか、なぜかOfficeも含まれている。記事に取り上げられているMicrosoftの新しい利用規約には、ユーザーに「各種サービスを利用して不適切なコンテンツや資料(ヌード、残虐性、ポルノ、攻撃的言語、露骨な暴力、犯罪行為等)」を共有することを許さない」と記されている。つまり、ゲーム「オーバーウォッチ」で子供に罵詈雑言を浴びせるとXbox Liveのメンバー資格を失うことになるかもしれない。

「われわれは当社顧客が安全に安心してサービスを利用できることを約束する。最近改訂されたMicrosoft利用規約には、ユーザーから不適切な公開コンテンツについて通報を受けた際の当社の対応方法が明記されている」とMicrosoftの広報担当者は言った。同社は “Microsoft Agents” はSkype 通話を監視していないため、明らかな乱用の証拠を伴う苦情に対してのみ対処することも付け加えた。5月1日に発効される新規約では、Microsoftが不適切なコンテンツを発信したり攻撃的発言を行う行為を発見した場合、そのユーザーをサービスから排除できるようになる。

改訂された規約によって、Microsoftは悪質なユーザーに対処する大きな力を得る。同社サービス上での悪質行為の取り締まりに本腰を入れ始めたようだ。これはMicrosoft製品上のプライベートなコミュニケーションチャンネルで悪質行為の被害にあっている人たちにとって朗報だ。Xboxで相手の母親を罵るような言葉を発する「荒らし」たちに、考え直す機会を与えることを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft Skype、デスクトップ版がリニューアル――UIが若返り新機能も追加

今年に入ってMicrosoftはSkypeのアップデートを開始した。これはSlackやFacebook Messenger、Snapchatなどのライバルが有力となってきたこを受け、メディアの共有などソーシャルコミュニケーションのツールとしての能力の強化に重点を置いたものだ。今日(米国時間10/30)、Skypeのl新しいデスクトップ版が正式公開された。プラットフォームはMac、Windows 10(2016年11月アップデート以降)、 Windows 8、Windows 7、Linuxが利用できる。

アプリはこの8月からプレビュー版が公開されていた。このテスト期間にMicrosoftはユーザーのフィードバックを取り入れて優先すべき機能を選択したようだ。

たとえば、SkypeがSnapchatのStoriesに対抗して用意したHighlights機能は評判が悪かったらしく、今回のデスクトップ版には含まれていない。機能の選択はデスクトップ版ユーザーからの直接の報告をベースに行われたという。Microsoftでは一定期間で消えるメッセージのHighlightsを追加したい考えだが、今回のデスクトップ版に含めることは諦めた(モバイル・アプリには含まれている)。

そのかわりデスクトップ版Skypeにはステータス表示が戻ってきた。これによりおなじみの「ムード」、「取り込み中」、「プレゼンス」などを公開できるようになった。

新しいデスクトップ版Skypeにはもちろん多数の新機能が追加されている。デザインが根本的にアップデートされたのがまず目立つ。カラフルになり大きく若返った印象だ。たとえばグループ会話では参加メンバーそれぞれのメッセージがブルー、オレンジ、ピンクなどで色分けされ、絵文字アイコンで返信することもできるようになった。このあたりはおおむねFacebook Messengerに似たUIだ。

絵文字によるリアクションはビデオ会議中でも有効だ。相手が発言しているときに絵文字を送ると、相手の窓に絵文字が短時間大きく表示される。 こうした機能はプロフェッショナルやビジネス・パーソン向けというよりもっと若いユーザー層を意識しているのだろう。

新しいSkypeではテーマが変更できる(デフォールトは黒バックでTwitterYouTubeで最近人気らしい)。また連絡相手のリストをカスタマイズすることもできる。連絡相手を最近会話した相手、未読、ステータスなどをキーにソートして表示できる。またひんぱんに利用するグループをピン留めすることができる。

生産性をアップするために有用な機能の一つはメディア・ギャラリーで、チャット中で共有されたリンクやファイルをまとめて管理できる。これはメディアのタイプによってソートできるので便利だ。ファイル共有はクラウドを利用し、300MBまでのファイルをSkypeのチャット中で送信できる。

今のソーシャル・アプリでは当然だが、@mentionsというスタイルでメンションが可能であり、チャット中で相手の注意を引くことができる。ライバルのSlackやMessengerと同様、Skypeでもボットやアドインを使って効率アップを図れる。たとえばHipmunk、Expedia、StubHubなどのボットを導入してチケットを予約できる。MicrosoftのScoopボットで最新ニュースを、Giphyで人気のGIFチャット中で共有することも可能だ。アドインではイベントやお金の管理などさまざまなタスクが実行できる(ボットはそれぞれのサイトから利用を開始できるが、アドインは現在のところSkype Insidersからのみインストールできる)。

Microsoftでは現在のSkypeのアクティブ・ユーザー数を公開していない。つまり昨年月間アクティブ・ユーザー3億を記録したと発表して以後、さほど劇的な成長はしていないのだろう(ちなみにビジネス・コミュニケーションでSkypeの最新かつもっとも手強いライバルのSlackは9月に月間アクティブ・ユーザーが600万になったことを発表している。つまりSkypeはSlackほどクールなアプリではないかもしれないが、依然としてサイズは巨大だ。

Microsoftが発表した数字によれば、SkypeのAndroidアプリの総数は10億回を超え、2006年以来のビデオ通話は2兆分、現在のユーザーは毎日30億分のビデオ通話を行っているという。

新しいSkype for desktopは自動アップデートないしマニュアルでダウンロードでインストールできる。Windows 10(2016年11月アップデート以降)のユーザーに対しては今後さらに新機能を追加したバージョンがリリースされる。

〔日本版〕新しい日本語版Skype for DesktophaはWindowsストアから入手できる(Skype 12.7.597.0)。左サイドバー上部のユーザー・プロフィールをクリックすると設定その他のメニューが開く。テーマの変更は設定メニューを開き、下にスクロールして「モードの選択」から行う。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

このバッテリー不要の携帯電話は太陽光と高周波で動く

OLEDも切り欠きも関係ない。周囲からパワーを吸収して充電せずに携帯電話が使えるなら。

この大胆な携帯電話は、Google Facaulty Researchという研究プロジェクトの一環で作られたもので、全米科学財団から計200万ドルの助成金を受けている。この資金を使って開発者のVamsi Tallaは、通常の携帯通話で緊急サービスにかけられるワンボード電話を作った。研究チームはJeeva Wireless社と組んで製品化を進めている

According to IEEEによると、Skype通話も可能らしい。

この電話機は、電力を太陽光または近くの携帯電話基地局から発せられた無線周波数波から受け取る。バックスキャッタリングと呼ばれる技術を使って同じ電波を変調、反射して基地局に戻すことで、音声通話を発信することができる。

Skypeの音声通話もできたので、このプロトタイプ ―― 市販部品のみで作られている ―― は基地局と通信できるだけでなく、Skypeのようなアプリも動かせることが証明された。この電話機の消費電力はわずか3マイクロワット ―― これは今のスマートフォンと比べて約1万分の1にあたる。

このテクノロジーは、携帯基地局の変更をほとんど必要としていないため、将来この機能をほとんどの携帯電話に付加することは簡単だとTallaは言う。TallaはEインク表示装置を付加することも考えているので、バッテリーレス電話にスマートフォンの非常に基本的な機能をもたせることも可能になる。現在のモデルは最低1ドルで製造できるので、途上国での利用にも理想的だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Microsoft、Skypeをリニューアル――ストーリーズ的Highlights追加、スワイプでカメラを起動

今日(米国時間6/1)、Microsoftはまったく新しくなったSkypeをリリースした。新しいSkypeアプリにはライバルのチャットサービス、Facebook MessengerやSnapchatの影響が明らかに見てとれる。つまりSkypeにはFacebookストーリーズに似たHighlightsが導入された。インターフェイスのDesignも一新され、スワイプするだけでビデオが利用できるようなるなど多数の新機能が追加されている。

Microsoftによれば、Skypeのリニューアルは1年以上前から準備が始まっていたという。Skypeとしては2006年にビデオ共有が導入されて以来の大型アップデートとなった。つまりチャット化のトレンドに驚いて大急ぎでアップデートが始められたとばかりは言えないわけだ。

新しいSkypeには、Facebook Messengerに対抗する独自のボットや拡張機能が追加されている。

Highlights – Skype版のストーリーズ

最近のソーシャル・アプリのやり方どおりスワイプでカメラを起動できる。ユーザーは写真なりビデオなりを撮る。説明のテキスト(手書きも可能)を入力し、Skype独自のスタンプで飾る。こうした定番の機能がすべて用意されている。

撮影したビデオは個別の相手やグループ・チャットで共有できるが、新しいSkypeアプリで目立つのはHighlightsでの共有だ。

新バージョンではカメラはメインのスクリーンで右からスワイプすると現れる。Highlightsでは左スワイプだ。

HighlightsはSkype版のストーリーズだ。これはMicrosoftも認めている。

Skype担当のMicrosoftのコーポレート・バイスプレジデントのAmritansh Raghavは、Facebookのメッセージング担当VP、David Marcusの発言を念頭において、「Facebookも言うとおり、このフィードのフォーマットはトレンドだ」と語った。【略】

Skypeにはストーリーズにない独自の機能が追加されている。

たとえばストーリーズの場合、共有されたコンテンツが24時間で消えるのに対して、、Highlightsでは1週間表示される(投稿したユーザーは設定により最大24ヶ月まで見ることができる)。またHighlightsはSkypeネットワーク全体に公開されず、Twitter式のフォロー・システムにより、ユーザーのHighlightsをフォローしている相手にのみ表示される。

また「共有」を選べば、Highlightsを個別の個人ないしグループの連絡相手に対して表示することが可能だ。これはその相手にHighlightsをフォローするよう勧める効果がある。相手がフォローしていない場合はそのつどマニュアルで相手を指定する必要があるのでスパムを送るために用いられないようになっている。

Highlightsを含めてSkypeの投稿に対して絵文字で使ってリアクションできる。Skypeはフェイスブックの「いいね!」、「すごいね!」などの各種リアクションを取り入れた。
親指アップが「いいね!」、ハートマークが「お気に入り」を表す等々だ。悲しい、笑える、驚いた、怒っている、なども絵文字で簡単に投稿できる。相手とのプライベートなチャットでは文章もタイプできる。

Bボット、アドイン

今日の新バージョンではSkypeのボットとアドインの機能が大きく拡張された。今後、Microsoftの人工知能アシスタントのCortanaと会話したりMSN.comからScoopを使って最新ニュースを検索したりできるようなる。

ボットがチャットに組み込まれるとアドインと呼ばれる。つまりチャット内から直接ボットに呼びかけることができる。「Scoop、Xについての最新のニュースは?(Scoop, what’s up with X?) 」といった具合にXについて知りたいことを検索できる。【略】

Microsoftのデモでは数多くのボットとアドインが登場している。これにはCortana、Scoopの他にGfycat、Giphy、MSN Weather、(Bing検索。Polls、Expedia、Stubhub、BigOven(クッキング)、YouTubeなどサードパーティのサービスも含まれる。ただしアメリカでCortanaが利用できるようになるのは6月に入ってからになる。

グループチャット

Highlightsとアドインは目立つ機能だがそれ以外にも数多くの改良が加えられている。

たとえば新Skypeでは好きな色を選ぶなどデザインのテーマをカスタマイズできる。あらゆる投稿にエモーティコンで反応できる―実際ビデオ通話でもエモーティコンが使える。一時的にオーバーレイを表示することによって非常に大きなエモーティコンの表示が可能だ。また通話の際に自分の背景色を選ぶこともできる。

ユーザーはビデオ通話中にメッセージをタイプできる。グループでのビデオチャットで音声で話すと発言者が紛れそうな場合に特に便利な機能だろう。

ビデオチャットの機能は今後も強化が予定されている。これにより、友達とゲームをプレイしたり、ストリーミング・ビデオをいっしょに見たりできるようになる。グループでのの「共同視聴」はTumblrのCaban、YouTubeのUptimeなど他のソーシャルメディアも力を入れている分野だ。

この中ではYouTubeが最初に共同視聴できるようになるだろうと観測されていたが、Skypeは多数のストリーミング・サービスと提携を進めているようだ。ゲームの共同プレイについてはMinecraft、SolitaireなどMicrosoftの既存ゲームがまずターゲットになる。

新SkypeはAndroid版が今日公開される。iOSは一月後になる見込み(iOSでは段階的なロールアウトがサポートされていないためだろう)。

デスクトップ版(Windows、Mac、Linux)、ウェブ版は及びXboxが新バージョンになるのはこの夏の予定。

〔日本版〕日本語Skypeアプリも近く新機能に対応するはずだが、自然言語処理をベースにしたボット機能は当分の間、英語のみのサポートになる可能性が高い。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

トランプ新政権はホワイトハウスのメディア・ルームにSkype記者4人分を追加する

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ショーン・スパイサーの大統領報道官としての仕事始めの一つはトランプ新政権が今週中に4人分のいわゆるSkype記者をプレス・ブリーフィングに追加するという発表だった。

この追加は従来ホワイトハウス内でクローズドで行われてきたプレス・ブリーフィングを広く一般に公開しようという試みだ。スパイサー報道官によれば、ワシントンDCから50マイル(80km)以上離れた場所に勤務し、ホワイトハウスのブリーフィング・ルームへの物理的参加を許可されていない記者に順繰りにSkypeによる参加の機会が与えられるという。

スパイサーはプレスに対して報道官としての最初の仕事の一つとして大統領就任式をめぐる騒動についての声明を行った。 スパイサーは多少の皮肉も込めて「ご存知のとおり、われわれには非常に大きな注目が集まっている。関心を持つ人々の数は多い。そこでこのブリーフィング・ルームをさらに開放する試みを実施することを発表したい。今後、全国のジャーナリストにホワイトハウスのブリーフィング・ルームへの出席のチャンスが得られる」と述べた。

〔スパイサー報道官の発言は41分以後〕

当然予想される質問は、VoIPを通じて参加できるジャーナリストの範囲、審査や選択の方法だが、スパイサー報道官は質問をカットして詳細にわたることを避け、次のように述べた。

〔Skypeの利用によって〕アメリカ全土の多様なグループを代表するジャーナリストが出席できる。ワシントンに往復ないし常駐する便宜が得られないジャーナリストも参加できるようになり、この分野の開放が進むものと期待している。ワシントン周辺のジャーナリストのみに限られないオンライン・プラットフォームの利用できることはわれわれすべてにとって便益となるだろう。

ホワイトハウス・ブリーフィング・ルームといえば、ジャーナリストとしてエリート中のエリートが集まる場所として知られている。Skypeを経由する4人分の席はこのエリートの牙城に部外者が参加できる良い機会といえるだろう。しかし新政権はすでにメディアからの激しい激しい批判を集めており、これは今後も続きそうだ。Skypeシートの追加も含めてホワイトハウスがメディアとの関係をどのように扱っていくのか目が離せない。

画像:: Matt Wade/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Androidでデフォルトの通話/SMSアプリとして機能する「Skype Mingo」のαテストが開始

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「Skype Mingo」と名付けられた新しいSkypeアプリが目撃された。Android端末のユーザーはこのアプリをデフォルトの通話アプリやコンタクト管理アプリとして利用できる。従来のSkypeアプリと同様に、チャット機能、ファイルと写真の共有機能、ビデオ通話機能、チャットボット機能も備えられている。

Google Playによれば、まだαテストの段階であるSkype Mingoを最初に発見したのは、ブログメディアのMSPoweruserだった。加えてMSPoweruserは、SkypeがAndroidユーザー向けにSMSリレー機能も実装するつもりだとも述べている。それを踏まえると、SMSリレー機能を全Androidユーザーに向けてリリースする前に、それをテストするための実験がSkype Mingoであるとも考えられるだろう。

しかし、MingoにはまだSMSリレー機能は実装されていない。メインのSkypeアプリとMingoが異なるのは、Mingoの場合は同アプリをAndroidのデフォルト・コミュニケーションアプリとして利用できる点だ。このアプリで電話を受け取ったり、連絡先を管理したり、SMSの送信や受信をしたりすることが可能なのだ。

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これらの機能がすべて、青と白で統一されたSkypeの見た目とそっくりなアプリ内で利用することができる。加えて、Skype MingoはフルサイズのSkypeクライアントとしても機能するため、従来のSkypeアプリで利用できる機能はすべて、Skype Mingo上でも利用可能だ。

これが意味するのは、Skype Mingoでも無数のSkypeチャットボットが利用できるということだ。チャットボットのバーチャル・アシスタントを活用すれば、様々なタスクを自動化することができる。航空券の検索(Skyscanner、Hipmunk)、チケットの検索(Stubhub)、近くのお店検索(Foursquare)、Web検索(Bing News、Bing Images)、郵送した荷物のトラッキング(UPS)などがその例だ。

Skype Mingoは「サイズは小さいが、速くてパワフルな通話/メッセージングアプリが欲しい」というユーザーに向けたアプリのようだ。MicrosoftによるSkype Mingoの宣伝文句は「小さくて速い」というもので、「Economical Calling」や「On-Demand Sync」など、データを節約できるような機能も備わっている。また、Skype Mingo内でデータの利用料などをチェックできる仕組みにもなっている。このことは、Skype Mingoがハイスピードなインターネット通信環境がそれほど整っていない新興マーケットに向けたアプリであることも示唆している。

現段階ではαテスト版のSkype Mingoは、まだ日常的に利用できるアプリではない。アプリの挙動はまだ不安定で、多くのバグや不具合が見つかるだろう。

Microdoftは、Skype Mingoに関する今後のプランについて口を閉ざしているが、同社のスポークスパーソンは以下のように述べている:

「最高のSkype体験を提供するため、イノベーションを常に生み出している私たちは、折りに触れて新しい機能のテストを行うこともあります。現段階では、これ以上コメントできることはありません」。

[原文]

(翻訳: 木村 拓哉 /Website /Facebook /Twitter

Skype城の本丸、長年のロンドンのオフィスを閉鎖、完全なMicrosoft化への下地か

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Microsoftが、Skypeのロンドンのオフィスを閉鎖する。これにより、400名近い社員の雇用に影響が及ぶ。同社がFinancial Timesに語っているところによるとそれは、“一部の技術職を統一するため”で、しかし、それにより生じた“余剰人員を助けるための相談業務を近く開始する”そうだ。

ロンドンオフィスはSkypeの歴史の重要な部分だ。そこはメインの開発サイトであり、Microsoftによる買収の前までは本社が置かれた。ビッグMに買収されるまでの、eBayの子会社という奇妙な幕間(まくあい)劇の間(かん)も、オフィスは健在だった。

閉鎖がロンドンのテクノロジー界隈に打撃を与えることは確かだが、昔の社員の一部がFTに、それほど意外でもない、と言っている。その大きな理由は、これまでの数年間で役員の退社が相次ぎ、それが、同社における権力構造の変化の前触れであったこと。Microsoftは買収後に、Skypeに大幅に手を加え、Office 365との統合を厚くし、多くの新しい機能を導入してSlack的な性格を持たせた。

今後はMicrosoftがSkypeの開発の中心になり、ますます同社の他のソフトウェア製品との整合が図られることだろう。

本記事の一部はIngrid Lundenによる

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Skypeに新たなボットが導入されるもまだまだ改善の余地あり

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昨日(米国時間8月3日)のWindows 10に統合されたSkypeの新バージョン発表に続き、Microsoftは本日「Skypeボット」で利用できるボットコレクションの拡大に関する発表を行った。Skypeボットは、自動のチャットアシスタントで、今年のはじめにプレビュー版が一部地域で公開されていた。新たなボットの中には、旅行の手配や、チケット検索、他のアプリやサービスの情報を表示できるもののほか、エンターテイメント機能を備えたものまである。

今年の春の発表を見逃した人のために説明すると、Microsoftは毎年行われているBUILDカンファレンスで、初めてSkypeボットとボットプラットフォームのデモを行ったのだ。デモの中では、宿泊施設の予約や、カレンダーへの情報追加、タイピング時間を節約するための予測入力などのタスクをこなすことができるバーチャルアシスタントと、Skypeユーザーがどのように交流できるかというのが披露されていた。

しかし、当初ローンチされたボットは、検索エンジンから情報を引っ張ってくるBing関連のものや、ウェブサイトの要約、画像検索機能を持ったものなど、とてもシンプルなボットばかりで、もちろん便利ではあるが、ものすごく欲しくなるようなものではなかった。

本日のボットコレクションの拡大によって、ユーザーに課されたタスクの一部を本当に肩代わりすることができるようなボットの登場に一歩近づいたこととなる。

例えば、Skyscannerボットは、個人・グループ航空券を検索したり、価格・経路に関する情報を表示したりすることができる。さらには、航空券の予約をするためのリンクも生成可能だ。

実は、Skyscannerはこれまでにも「ボット風」のサービスを開発していた。Skyscannerは、AmazonのAlexa用の音声検索ツールを開発した最初の会社であり、最近ではSkypeのライバルであるFacebook Messenger用にフライト情報検索ボットを開発していたことを忘れてはいけない。

別の旅行関連ボットがHipmunkから発表されており、これはフライト情報の他にも、価格帯や旅行のテーマ、「旅行に伴う苦しみ」の許容度(待ち合わせ時間の短い旅程を組んだり、飛行時間の短いフライトをみつけることで、ユーザーの苦しみを最小化するというのが、Hipmunkの宣伝文句だ)など、ユーザーの好みに応じてホテルやその他の旅行情報を提供してくれる。

このアプリはよくできていて、複数あるフライトオプションの詳細を確認するためにスワイプしていったり、金額のアラートを設定したりと様々な機能を利用することができる。さらに、ユーザーが聞かなくても、フライト情報を検索するとオススメホテルの情報が表示される(これに関しては便利だと感じる人と邪魔だと感じる人がいるだろう)。さらに、質問(『都市Xと都市Yの間を移動するのに良い時間帯』や『ニューヨークから行ける海辺の旅行地』など)に応じて表示される最後のパネルをクリックすると、他の旅行情報やアドバイスを確認することができる。

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その他の新しいボットの中には、イベントやコンサートのチケットを検索できるStubHubボットや、他のアプリやサービスの情報をSkypeのチャット上に表示することができるIFTTTボットなどがある。IFTTTボットは、ニュースアラートや、ソーシャルメディア上でのメンションに関する通知、他サービスの通知の表示、天気予報の引用、メールの受信通知など、気になる事項をいくつでもIFTTTの「レシピ」に登録することで、さまざまな用途に使うことができる。

最後に紹介する新たなボットが、エンターテイメント用のボットSpockだ。ご想像の通り、このボットを使えば、USSエンタープライズの副司令官とバルカン人について話すことができる(このボットで生産性は向上しないが、たまには仕事に飽きてしまうこともあるだろう)。

旅行やチケット検索ボットは、以前発表された汎用Bingボットよりは便利であるものの、大きな意味でのボットの展望を叶えるにはまだ少し力不足だ。

理想的な旅行ボットであれば、クリック可能なリンクを表示する代わりに、フライト候補を提案して、ユーザーが選択肢を絞るサポートをした上で、最終的には実際にユーザーの代わりに航空券の予約をしてくれるだろう。さらにはカレンダーに自動でフライト情報を追加し、予め設定されたコンタクト先(上司や配偶者など)にEメールを送ってくれる機能も備えていなければならない。

チケット検索ボットであれば、(ニューヨークとロサンゼルスから選べといった)大都市の会場を提案するのではなく、ユーザーの住んでいる場所をまず聞くべきだ。さらには、ランダムに近くのイベント情報を表示するのではなく、どのようなイベントにユーザーが行きたいのかをまず質問し、野球の試合を見たいのか、コンサートへ行きたいのかなどの具体的な好みを把握することも必要だろう。

私たちはまだそこにはたどり着いておらず、それが理由で今日のボットは「面白いが持っていなきゃいけないわけではない」という域を出られないでいる。結局のところ、現在のボットでは、ユーザーが自分でウェブサイトを訪れて必要な情報を検索する方が早く、ものによっては自分でやるよりもずっと遅かったり、フラストレーションが溜まるものもある。

なお、この記事で紹介したボット以外にも、ゲームや占いができるボットのほか、自動バーチャルアシスタントのAva Zoomや、画像解析機能を備えたCaptionBot
、Foursquareのボットや、スケジュール管理が行えるFreeBusyなど、最近Skypeがディレクトリに追加したボットは他にもある。

Microsoftは、現在同社のプラットフォーム上に3万人以上のボット開発者がいると語り、この新しい分野への興味を示している。

新しく発表されたボットの数々は、Andoird、Windows、iOS、Macそしてウェブ版のSkypeボットのディレクトリ上に既に登録されている。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

LinuxのユーザーはChromeブラウザー上でWebアプリケーションのSkypeを使える(まだアルファバージョン)

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Skypeの今日(米国時間7/1)の発表によると、ChromebookのユーザーとLinux上のChromeブラウザーのユーザーは、web.skype.comで、一対一やグループの音声通話ができるようになった。今日加わったメッセージング機能も、利用できる。

WebRTCを使ったSkypeのアルファバージョンは、Linux用Skypeのアルファバージョンと同じ機能を継承している。ORTC(WebRTC 1.1)のおかげで、専用アプリケーションやブラウザーのプラグインがなくても、音声とビデオによる無料の通信がSkype上でもできる。

Skypeのチームは、“ORTCの能力をMicrosoft Edgeの枠を越えて一般化したい。これはその最初の一歩だ”、と説明している。

Microsoftも今日、Linux用Skypeクライアントのアルファバージョンを発表した。それは最新のUIを用い、ユーザーはファイルや写真、ビデオなどを共有できる。顔文字も新しくなり、通話はWindows, Mac, iOS, およびAndroidの最新バージョンのSkypeとできる。ただしSkype for Linuxの前のバージョン(4.3.0.37)との互換性はない。つまり、今度のバージョンでは前のバージョンとの通話ができない。

Skype for Linuxのアルファバージョンは、Skypeクライアントとしてまだ完全ではない、とSkypeのチームは警告している。ビデオ通話と、陸線(固定電話)やモバイルとの通話は、LinuxのChromeブラウザーとChromebookに“もうすぐ”実装される、と彼らのブログ記事に書かれている

Linux用アルファバージョンのユーザーは”LinuxAlpha”のラベルで、チームへのフィードバックが奨励されている。

Skype for Linux Alpha DebianとSkype for Linux Alpha RPMはここで
ダウンロードできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Skype Meetingsは小企業向けの無料のビデオ会議サービス、というかSkype for Businessのフリーミアム化?

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Microsoftが今日、とくに小企業向けに設計された、音声とビデオによる無料の会議ツールSkype Meetings立ちあげた。これは、多くのユーザーがコラボレーションできる有料サービスSkype for Businessを、簡略化したようなサービスだ。

そのSkype for Businessの方は最大250名までの会議が可能で、OutlookやWord、PowerPointなどを本格的に統合できる。無料のSkype Meetingsでは、PowerPointのコラボレーション(画面共有、レーザーポインターなど)と一般的な画面共有だけが可能で、ビデオ会議の参加人数は最初の2か月が10名、その後は3名までだ。

Skype Meetingsには、個人化されたURLを使って、ほぼどんなデバイスからでも参加できる。グループ会議に使われている技術は、Skype for Businessと同じものだ。たとえばSkypeのヘッドトラッキング(頭追跡)機能を使っているから、どんなビデオ画像であっても、顔はつねに画面の中心に表示される。

60日過ぎると最大参加人数が3名に落ちるのは、これがSkype for Businessのフリーミアムバージョンである、という意味だろう。ふつうに無料のSkypeを使ってればグループ電話は最大10名まで可能だが、ただしコラボレーション機能などはない。

この‘新製品’の意味だけど、明らかにGoogle Hangoutsへの対抗だろう。HangoutsはGoogleのどのオフィスツールからでも使えるし、サードパーティが新しい機能を加えることもできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

MicrosoftがSkypeを企業のiOSとAndroidアプリにSDKで提供…Skype正規ユーザー企業は無料で使える

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MicrosoftのSkypeが、企業にとってさらに使いやすくなった。木曜日(米国時間5/19)にMicrosoftが立ち上げた、同社提供のSkype for Business SDKは、iOSやAndroidのデベロッパーが自分のモバイルアプリにSkypeのメッセージングとオーディオ、ビデオ機能を実装できるためのSDKだ。これでアプリが簡単にコミュニケーション機能を持つようになり、デベロッパーはアプリ本来の機能の設計や実装に集中できる。

こういう、どんなアプリでも簡単にメッセージング機能を持てるというAPI的SDK的サービスは、本誌TechCrunch主催のDisruptコンペで優勝したLayerや、もっと最近ではチャットツールのSendbirdなどがある。Microsoftがねらうのは、主に大企業だ。

Skype for Business SDKをアプリに実装した企業は、Skype for Business ServerやSkype for Business Onlineなど、既存のインフラストラクチャを使い続けることができる。ただしその企業が自己サーバーの上にUnified Communicationsをデプロイしていたり、あるいはMicrosoftのクラウドのユーザーであるかぎり、だ。またSkype for Business SDKを採用した企業は、既存のネイティブクライアントを使って彼らの顧客と話すこともできる。

ただしこのSDKのプレビュー期間においては、“リモートアドバイザー”機能の利用に限定される。つまり、モバイルフォンやタブレットを使ってリモートの顧客と対話し、チャットや電話、ビデオチャットなどをやりたい企業、という意味だ。

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実はこの機能は、Microsoftの今年のBuild 2016カンファレンスでデモされた。そのとき同社は、MDLIVEが作ったテレヘルス(telehealth, 遠隔医療)アプリを使った。そのアプリの中で医師たちは、ビデオチャットを利用して患者にケアのやり方を教えた。そのほか、診療記録や検査結果の共有、メッセージングを送る、などもデモされた。患者は医師とのチャットを予約し、約束の時間にリアルタイムでチャットできた。

相手がお医者さんなら、文字通り“リモートアドバイザー”だが、医療以外にも用途はある。たとえば金融アドバイザーやカスタマサービスなど、さまざまな企業アプリがありえるだろう。

Microsoftによると、Skype for Business ServerやSkype for Business Onlineのユーザーである企業は、このSDKを無料で利用できる。

SDKのダウンロードはここで

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Microsoft、MacとウェブでSkypeボットのプレビュー版を公開―Messengerボットより実用的か

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Microsofは今年3月のBUILDデベロッパー・カンファレンスで Skypeにボットなどの新しいコミュニケーション・ツールを追加する計画を発表した。このツールはSlack、 Outlook、LINEその他のプラットフォームから利用できる。

今日(米国時間4/18)、MicrosoftはMacとSkype on the web向けのSkypeボットのプレビュー版をリリースしたと述べた。これらのボットはすでにモバイル・デバイスから利用可能な状態だ。iPhone、iPad、Android向けと最新のデスクトップ向けSkype for Windowsの各バージョンが存在する。

またSkypeのボットは種類も増えた。Murphyは自然言語だけで質問に答えられない場合に画像を検索して発見し、必要なら新しい生成する。Summarizeは忙しいユーザーのためにウェブページの内容を簡単に要約するボットだ。

これらのボットを使用するには、Macの場合はSkypeを開いて「連絡先」をタップし、メニューから「ボットを追加(Add Bot)…」オプションを選ぶ。Microsoftによると利用可能なボットを検索することも可能だという。

ウェブ版の場合は左側ツールバーで「ボットを検索(Discover Bots)」を選択し、リストを開けばよい。 またユーザーはボットのプロフィール・ページ(上のリンク先)を直接訪問し、「ボットを追加」を選択してもよい。

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ウェブボットが利用できるのは当面オーストラリア、カナダ、イギリス、アイルランド、インド、ニュージーランド、シンガポール、それにアメリカとなっている。

Facebookのボットがニュース、天気予報、eコマースでのショッピングなどをMessenger内で提供しようという野心的な(出来栄えには大いに改良の余地がある))ものであるのに対して、Skypeのボットはやや地味だが、実用性はもっと高そうだ。

たとえば、Skypeでは各種のBing検索のためのボットが利用できる。これはSkypeソフトウェア内からニュース、画像、音楽を検索できるツールだ。Getty Imagesのボットは同社の手持ちのすべての画像が検索できる。Facebookのボットが企業やブランドに対してまったく新しいMessengerの利用法を提案しようとするものであるのに対して、MicrosoftのボットはSkypeを便利にするユーティリティー・ツールという印象だ。

Microsoftはボットがプレビュー版であることを強調しているが、これはテストの初期段階の製品であり、バグその他の欠陥が含まれている可能性があることを意味する。こうした問題は後にリリースされる正式版では修正されているはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+