Twitter、iOSとAndroidアプリにDMボタンを追加―ワンタップで公開ツイートを特定の相手と共有できる

2016-04-06-twitterdm

Twitterが木曜夜のNFLのフットボールの試合をライブでツイートするというニュースが注目を集めている。それに比べると地味だが、今日(米国時間4/5)発表された新機能はやはりセキュリティー上の大きな進歩だ。Twitterでは「ダイレクト・メッセージ(DM)の機能と使い勝手を改善する」としている。

Twitterは今日からiOSとAndroidngアプリに新しいメッセージ・ボタン〔DMボタン〕を追加した。ユーザーはダイレクト・メッセージでツイートを共有することがこれまでよりはるかに簡単になる。

ユーザーが新しいボタンをクリックすると、ツイートをタイムラインから移動せず即座に公開ツイートをDMで共有できる。

念のために付け加えれば、ツイートをDMで共有すること自体はこれまでも可能だった。

DMでのツイート共有機能が最初に実装されたのは2014年だ。デスクトップとモバイルでサポートされたこの機能はTwitterユーザーにとって、当時も、さほどホットなものではなかった。しかし「公開投稿を特定の相手との非公開の会話に移す」という利用法が広がるにつれ、TwitterとしてはDMを簡単に使える方法をプロモーションする必要性を感じたようだ。

Message Button

Twitterの発表によると、プライベートに共有されたツイートの数は2015年下半期中に2倍に増えたという。.2015年のプライベート・メッセージの総数の増加は60%だったとされるからそれよりも大きく伸びたことになる。

Twitterによれば、モバイル・アプリにおけるDMボタンの追加はユーザーのフィードバックに基づくものだという。ユーザーはツイートを簡単にプライベートに共有する手段を強く望んでいた。これまでダイレクト・メッセージによるツイートの共有はハンバーガー・アイコンからドロップダウン・メニューを開き「ダイレクト・メッセージで共有」を選択するしかなかった。今回のアップデートで、タイムラインのツイート自体に「DMで共有」ボタンが追加され、モバイル・デバイスの狭いスクリーンでの使い勝手が大幅に改善された。

Twitterはこの数ヶ月、ダイレクト・メッセージの機能改善に力を入れてきた。またツイート内でGIF絵文字が使えるようになり、グループ・メッセージカスタマー・サービス機能が導入された。またDM内では140文字制限が取り払われた

Twitterはダイレクト・メッセージ機能をアプリとして独立させるべきだという意見も強い。これは今のところ実現していないが、re/codeの記事によれば、Twitterの社内でも支持する意見があるという。 DMの独立アプリ化からは遠いが、今回のDMボタンの設置はTwitterがプライベートな会話の重要性がたかまっていることを認識しており、Facebook Messengerのようなチャット・アプリと競争する方策を慎重に探っていることを推測させる。

新しいDMボタンはiOSとAndroidでTwitterアプリをアップデートすれば有効となる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

北朝鮮がTwitter, Facebook, YouTubeへのアクセスをブロック

north-korea-flag

エイプリルフールのジョークではなかったニュースによると、北朝鮮が今週から、同国内におけるTwitter, Facebook, YouTubeなどのWebサイトへのアクセスをブロックしている。

北朝鮮の首都平壌に支局のあるAP通信の報道では、政府はYouTube, Facebook, Twitter, Voice of America, およびいくつかの韓国のWebサイト、ポルノやギャンブルのサイトを、“一定の期間”ブロックするインターネットサイトのリストに載せている。さらに加えられている、とされる発表では、これらのサイトに“不正な”方法でアクセスしようとしたり、“反共和国的なデータ”を配布する者は処罰される。それがどういう刑かは、明らかでない。

北朝鮮はどう見ても、インターネットアクセスが一般的に普及しているところではない。同国は携帯電話のユーザーが200万人いるとされるが、インターネットアクセスは政府職員やその他の高い地位の者に限定されている。今度のブロック措置によって、この国の情報アクセスはさらに制限されることになる。

北朝鮮の唯一のモバイル事業者Koryolinkは2013年に、訪問者にモバイルによるインターネットアクセスを認めたが、– 一部に閉鎖のような現象があり、Instagramもときおり不調だった– にもかかわらず、それによって世界でもっとも孤立的な国からの画像や情報が、より幅広いオーディエンスにもたらされた。

そのときは、北朝鮮が一般国民にもインターネットアクセスを認める方向に動く、と期待されたが、これらのWebサイトをブロックしたことは、その期待に反している。北朝鮮からのすばらしい画像を共有しているアカウントの多いInstagramは、今のところはアクセス可能だ。

本誌TechCrunchは今、Twitter, FacebookおよびGoogleに、確認とコメントを求めている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

MicrosoftのAIボットTayがTwitterに復帰、再びスパムの大洪水、そしてまた眠らされる

screenshot-2016-03-30-14-58-001

MicrosoftのAIボット”Tay”は、インターネットによって人種差別主義者にさせられたために黙らされてしまったが、今日(米国時間3/29)Twitterに短時間戻り、スパムの熱弁を続行したが、すぐにまた沈黙した。

TayはMicrosoft Technology and ResearchとBingのチームが、会話による理解を研究するために作り、人間との対話から学ぶ能力がある、とされていた。しかしインターネットはご存知のとおりの現状だから、Tayはそこから大量の不適切な言葉を学び、そしてMicrosoftは、“調整”のためにしばらく眠らせておこう、と判断した。

ところが、すでにロボトミーを受けてしまったTayは、問題を自分の性質の一部にしてしまったようだ。Twitterのアカウントは彼女の21万5000人のフォロワーのタイムラインで満たされ、それはその呪わしい10分間に、毎秒7つのツイートがあったことに相当する。そのためいくつかのメッセージにより、”You are too fast, please take a rest…”(速すぎるよ、休んでください)というTwitterギャグが生まれた。

Screenshot 2016-03-30 15.04.48

Microsoftもこの暴発を見たらしくて、すぐにTayを再び黙らせ、そのAIのTwitterアカウントを非公開にした。今後は、承認がないかぎり誰もフォロワーになれない。そうなるとツイートの埋め込みもできないから、この記事ではスクリーンショットで我慢していただこう。

AIの黙示録(終末的破局)は、このように始まるのかな…

  1. screenshot-2016-03-30-14-57-45.png

  2. screenshot-2016-03-30-14-57-53.png

  3. screenshot-2016-03-30-14-58-00.png

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

アルゴリズム式フィードは、われわれに競争を強いる

Russell Crowe with sword in a scene from the film 'Gladiator', 2000. (Photo by Universal/Getty Images)

その写真、きれい?そのツイート、面白い?もしそうでなければ、InstagramとTwitterがアルゴリズムでフィードを並べ替えるようになった今、見てもらえないかもしれない。これは、マーケターには大きな問題となってふりかかり、われわれのソーシャルメディア生活をストレスの多いものにするかもしれない。

アプリを一貫して興味深いものにするために、特にノンストップでのチェックをしない人たちのために、InstagramとTwitterは、Facebookのニュースフィード風ランキングシステムに切り替える。

これまで、もしあなたがインスタかツイートする価値があると思ったものを投稿すれば、フォロワーはアプリを開きさえいれば見ることができた。自分の投稿が表示に値するかどうかを心配する必要はなかった。フォロワーは、保証された聴衆だった。選り分けられることのないフィードに、多くの記事を送りすぎて友達をスパム被害にあわせないことを注意するだけでよかった。

これからは、最高の写真か、一番気の利いた風刺だけを投稿しなくてはならない。さもなければ、記事は闇に沈み、人々が見るに値するとアルゴリズムが考えた記事の下に埋もれてしまうだろう。

同じことはFacebookニュースフィードの中のFacebookページですでに起きている。ページのオーナーは、たとえ自分のページを購読しているファンであっても、その多くにリーチすることができない。それは、読む時間の限られるニュースフィードのスペースに競合するコンテンツが多すぎるからだ。企業は、参照トラフィックの減少を恐れている。再びリーチする唯一の方法は、Facebookに料金を払って自社記事の可視性を高めることだ。

twitter-iphone-photo

似たような因果はInstagramとTwitterにも迫ってきている。もはやフォローだけでは十分ではない。質の高いコンテンツを投稿し、人々から次々といいね!をもらって、すべてのコンテンツを見てもらうようにする必要がある。

タダ乗りの時代は終った。もはや企業は、こうしたプラットフォームを無制限マーケティングチャネルとして使うことはできない。強引な売り込みは、真の楽しみに取って代わられて影を潜める。コンテンツ記事と直接的なマーケティングの混成よりも、個々のInstagramやツイートを魅力で飾らなければ、埋もれてしまう。

instagram-reorder

一方で、平均的ユーザーはそうそう多くの写真や140文字の思いを発信することができない。もはや彼らは、自分の冒険のリアルタイム物語を投稿しても、全部を見てもらえるとは限らない。

もしあなたが、Instagramは既に人々の生活の成功物語のハイライト集だと思っていたなら、もっとぜい肉を削ぐ必要があるだろう。そしてTwitterの未読まとめ機能(While You Were Away)は、ツイートが最新であることを読まれるための鍵ではなくすことによって、できるだけ多くツイートするというユーザーの切迫行動パターンを変えるかもしれない。

今回の変更が両サービスを取っつきやすくすることは間違いないし、定着率も高まるだろう。頻繁にチェックしなくても、最後に見た後のベストコンテンツを見逃がさずに済む。これによって、ユーザーはハマりやすくなる。これは入会、退会、メンバー数成長に問題を抱えるTwitterにとって、特に重要だ。

アルゴリズムによるフィードは悪くないし、今Facebookとさほど変わらない ― あらゆるコンテンツが視聴者の目を奪い合う、権威ではなくスキルと戦略で勝ちとる場だ。

そして最終的にこの変更は、Snapchatをこれまで以上にユニークに感じさせることになるだろう。好きなだけ投稿して、何が友達の注目に値するかを決めるコンピュータはそこにいない。そして、投稿の嵐を浴びせかけて他人の記事を埋もれさせる心配はいらない。すべての投稿が1本のリストに連なり、友達はフィードに強制的にプッシュされるのではなく、自発的にプルして読むことができる。

他のソーシャルネットワークが、ユーザーに最高であることを求める中、Snapchatは、自分自身でいることだけを求めている。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Jack Dorsey曰く、Twitterは140文字制限を維持する

456915678

Twitterはツイートの文字制限を増やす計画を方針変更したのだろうか?Twitter CEO Jack Dorseyが”The Today” に出演したことを報じた記事を読んだ人はそう思ったかもしれないが、私は彼の心境に大きな変化があったとは思わない。

去る1月にRe/codeの記事が、「Twitterはツイートの文字制限を1万文字にすることを考えている」と書いたことを覚えているかもしれない。ただしそれは、長大なツイートが有無をいわさずあなたのタイムラインに現れるという意味でなかった ー 実際にはこれまで通り140文字だけが表示され、その先を見るにはクリックしなくてはならない。

Dorseyはこれに答えて、140文字の制限は「美しい制約」であり、Twitterが「あのフィーリングをなくすことは決してない」と語った。同時に彼は、ユーザーはテキストのスクリーンショットをTwitterでシェアすることがしばしばあり、それは文字制限を回避するためであることも指摘したため、こう質問された。「そのテキストが…実際にテキストだったら?」検索可能のテキスト。ハイライト可能なテキストなら。

【要約:初めから140文字制限したのではない。SMSメッセージ(160文字)に合わせたものだ。それが見事な制約になり、大いに気に入っている。創造性と簡潔性を生み出した。そしてスピード感覚をも。そのフィーリングを失うことはない。】

そして今日(米国時間3/19)午前のThe Today Showに出演したDorseyは、Twitterの10周年について語った ー ただしまず、ホストのマット・ラウアーだこう尋ねた、「140文字。この制限は続くのか? もしなくなるならいつ?」。

「そのままだ」とDorseyは答えた。「これはよい制約であり、その瞬間を簡潔に切り取ることができる」。

ラウアー:何も変えるつもりはない?

Dorsey:われわれは多くのものを変えていく。常にTwitterをよくしようとしている。

ラウアー:それでも、140文字。

Dorsey:140文字。

言い換えれば、ツイートには140文字制限が続くということだ。しかし、ツイートにもっとテキストを埋め込むことについてはどうなのだろうか、画像やビデオを埋め込むように。それについては何も語らなかった。Twitterはやるかもしれないし、やらないかもしれないが、Dorseyは可能性を排除しなかった。

それで何か新しいことがわかったのか? もしあなたが本当に、140文字制限が完全になくなることを心配しているなら、とりあえず安心していいだろう。それ以外については、Dorseyは1月と同じメッセージを繰り返しているようだ。

原文へ
 
(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitter、Windows版TweetDeckアプリを廃止、ブラウザ版への一本化を促す

2016-03-19-tweetdeck-web

TwitterはWindows版アプリのTweetDeckを廃止する。昨日(米国時間3/17)、まずTweetDeckユーザーのログインの自動化などがリリースされた。別々にTweetDeckにログインすることをユーザーに要求しないとする変更でTwiterのデスクトップアプリとTweetDeckとの切り替えが容易になる。

Mac版のTweetDeckは当面サポートが続けられる。アプリは引き続きMac App Storeからダウンロードできる。しかしWindowsユーザーは今後、アプリではなくウェブ版のTweetDeckを利用するよう求められる。TwitterはまたWindowsユーザーにウェブ版TweetDeckを画面下部に「ピン留め」するよう示唆している(ユーザーはChromeでアプリを開き〔訳注〕、Customize and control > More tools > Add to taskbarと進めばよいとwitterは説明している)。

Twitterの説明によるとWindows版TweetDeckアプリの開発を中止したのは「TweetDeckの開発においてユーザー体験の改良に集中するため」だという。つまりはWindows版アプリは開発とサポートのコストを正当化するほどのユーザーを集められなかったということだろう。

tweetdeck-web-windows

同時にTwitterはここ数ヶ月でTweetDeckに追加された多くの機能を紹介している。これはWindows版TweetDeckをシャットダウンしても、このプラットフォームそのものを放棄するつもりではないことを示すためだろう。追加機能にはTweetDeck Teamsグループ・ダイレクト・メッセージ、Vines、GIF、Periscopesなどに拡張された検索などがある。ユーザーが開いているTwitterアカウントを持っていてウェブサイトにすでにログインしているなら、TweetDecknのログインは省略できる。【略】

Twitterによれば今回のアップデートは「向こう数週間で全ユーザー行き渡る」ということだ。

Windows版TweetDeckのシャットダウンに先立って、Twitterはタイムライン表示のアルゴリズムの一新し、最新の投稿ではなくTwitterが推薦する投稿を上位に表示している。

〔日本版/訳注〕Windows 10におけるウェブページの「ピン留め」について訳者のChromeでは記事に引用されているメニューが見当たらなかった。ただしChromeのハンバーバーガー・メニューから「その他のツール > デスクトップに追加」を選択してTweetDeckページのショートカットをデスクトップに貼り、そのアイコンをタスクバーにドラグすれば「ピン留め」が可能だった。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Appleが一般的なサポートのチャネルをTwitter上に開設、質問受付だけでなく使い方のコツなども提供

screen-shot-2016-03-03-at-3-00-03-pm

AppleがTwitter上のプレゼンスを拡大して、英語による一般的なサポートのためのチャネル、その名も単純な@AppleSupportを開設した。同社によるとそれは、ちょっとした使い方のコツなどをツイートすると同時に、ユーザーからのApple関連の質問にも答える。

[歓迎あいさつ]

“ここに私たちが登場したのは、いろんなアドバイスや秘訣、コツなど、お役に立つ情報を、みなさまの必要に応じてご提供するとともに、みなさまからの質問があれば、それらにもお答えしていくためです”、と@AppleSupport Twitterのブログが言っている(トップ画像左部分)。

私がこの記事を書いてる時点で、開設からまだ3時間しか経っていないが、すでにフォロワーは35000人を超えており、Twitterユーザーからの大量の質問に答えている。カレンダーに記入した項目が消えるのはなぜか、MacBookのケーブルが弱い、iCloudのバックアップがやりにくい、などなど。今後の新製品に関する質問には、“将来の製品についてはコメントいたしません”、という丁寧なお答えが返っている。

このアカウントがツイートした最初のチップ(tip, コツ, 秘訣)は、Notesアプリの‘ハウツー’の写真入り案内で、標準のリストをアクティブなチェックリストに変える方法だ:

Appleが公式のサポートにTwitterを使うのは、これが初めてではない。たとえばすでに、Apple Music Helpアカウントがある。App Storeの公式アカウントは、2009年の秋ごろからある。Beats by Dr DreブランドにもTwitterのサポートアカウント2012年からある。Appleが同社を買収する前からだ。

でもAppleが、どんな質問でも受け付ける総合的なTwitterサポートアカウントを作っていることは、これまでの特定のサービスに限定されたサポートアカウントより重要かもしれない。Appleが暗号化とiOSのセキュリティをめぐってFBIとの法的闘争を激化させていることと、こうやって大衆的な露出度を拡大していることは、関係があるのだろうか?

それとも、Twitterは、各社製品への不満が多く投稿される場だから、カスタマサポートを拡張するための場としてもふさわしい、と考えたのか。

Appleは高級ブランドを訴求する手段の一つとして、かねてからカスタマーサポートを重視してきた。だから今回のように大衆的なサポートチャネルを増やすことは、売った後のサポートが良い、というブランドイメージを、さらに高めるだろう。製品の問題を公開的な場で議論するのは、ややAppleらしくないかもしれないけど、Tim CookのAppleになってからは、なんでもオープンにしていこう、という姿勢が目立つ。それは、前のAppleとの大きな違いの一つだ。

ほぼ確実なのは、Apple Supportがその両足をTwitterの上に乗せたからといって、それは、近くAppleがTwitterを買収する兆候ではない、ということ。もちろん、あなたの妄想は自由だけどね。

Twitterを一般的総合的なサポートチャネルとして選んだことのねらいなどを、今Appleに問い合わせているので、答が得られ次第この記事をアップデートしよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google、Twitterの協力でAPがElection Buzzを提供―米大統領選の現状がリアルタイムでわかる

アメリカ大統領選の予備選前半の山場、スーパー・チューズデーを目前に控え、APはGoogleとTwitterの協力を受けて新しいサイトを開設した。このページを見れば「大統領選について誰が何を言っているか」やそのトレンドが時間ととともにどう変化しているかを簡単に一覧することができる。

簡単にいえばAP Election BuzzはTwitterのデータを利用した大統領選バージョンのGoogleトレンドといってよいだろう。このオンライン・ダッシュボードは特定の候補者を推薦することはしないのはもちろんだが、オンラインの会話でどの候補者が優勢なテーマであるかを示してくれる(うーむ、現状ではトランプだ)。これは有権者の心理がどちらを向いているかを知る上で有益な情報だ。

AP Election Buzzのトップに来るチャートは紫色の折れ線グラフで、政治的テーマに関するGoogle検索の結果を示している。青線はTwitterに投稿された大統領選関連の記事数だ。どちらのチャートもアイオワ州党員集会が開かれた2月1日の数字を100として表示している。またこのツールは昨年8月まで遡って日単位で表示させることができる。

Googleのケースでいば、Political Indexグラフは社内の非党派的データ分析専門家のグループの開発によるものだ。検索対象は候補者、政治家一般、政策、関連ある時事的時間など2016年大統領選に関連あると考えられる多数の要素で、それぞれに統計的な重み付けがされている。1時間ごとにデータはアップデートされ、再計算が行われる。

Screen Shot 2016-03-01 at 11.50.58 AM

Twitterの場合、分析の対象は候補者名、ハッシュタグ、その他大統領選に関連があると考えられるデータだ。グラフのベースとなるのはGoogleの場合と同様、2月
1日だ。

チャートの折れ線が大きく動いた地点にはマークが付けられており、マウスをのせるとその変化を引き起こした政治的事件の見出しを読むことができる。同じ事件でもrGoogleとTwitterでは反応が現れる時間がずれている場合があるのが興味深い。

ダッシュボードには、候補者名および政策テーマ別にGoogle検索とTwitter投稿の結果も表示される。

Screen Shot 2016-03-01 at 11.51.08 AM

Screen Shot 2016-03-01 at 11.51.17 AM

ご覧のようにGoogleとTwitteのデータにはズレがある。ほぼ同様の政治的事件がユーザーの検索行動と意見の投稿にそれぞれ異なった影響を与えていることがみてとれる。多少皮肉な見方をすれば、ある事件をきっかけてTwitter投稿の折れ線が大きく高まると読者はその事件に関心を持つようになり、Goolge検索でさらに詳しく知ろうとするようになるのではないかともいえる。

いずれにせよGoogleとTwitterのデータは同期しないことの方が多い。たとえば過去24時間を見ると、「愛国者法」や「アムネスティ」といったキーワードがGoogleの政治的用語の検索のトップに着ている(それぞれ1%)。他方、Twitterでもっとも議論されたテーマは「エネルギーと環境」だ。

このツールは候補者の成功の可能性を予言するものでjはない。たとえばGoogle検索でバーニー・サンダース候補はヒラリー・クリントン候補より大きな関心を集めていたが、アイオワ州予備選の結果は、僅差とはいえクリントンの勝利だった。

Election BuzzxページはAPによる総合的な大統領選報道の一環だ。デスクトップからもモバイルでもこのページにアクセスすることができる

画像: wavebreakmedia/Shutterstock (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ISIS支援ハッカーグループ、アカウント削除を巡りTwitterとFacebookのCEOをビデオで脅迫

screen-shot-2016-02-25-at-8-05-35-pm

最近TwitterとFacebookは、過激派コンテンツ投稿との戦いを強化することを表明した。

実際、過激派による主要ソーシャルメディアプラットフォームの占有に対する、一定の戦術 ― 例えばTwitterによる重複アカウントの停止 ― が、過激派宣伝活動に影響を与えているという証拠もある

今月Twitterは、「暴力的過激主義」との戦いを強化するために、問題コンテンツに関する報告のレビューチームを増員し、「脅迫あるいはテロ行為を推進する、主としてISISに関連する」アカウントを、2015年中期以降だけで12万5000件以上削除したことをブログで発表した。

しかし、ISISを主要プラットフォームから追放しようとするこの積極的行動がISIS支援グループの目に止まり、彼らはTwitter CEOのJack DorseyおよびFacebook CEOのMark Zuckerbergを名指しで脅迫するビデオを投稿し、2人の顔写真に弾痕を残した。

Sons of Caliphate Army video

ビデオは、ウェブの詳細な分析を行うハイブリッドメディア、Vocativが発見し、ビデオのスクリーンショットを2枚掲載した。TechCrunchもそのビデオをネットで入手し、脅迫文が含まれていることを確認した。

ビデオの大部分は、ビデオを作成したISIS支援グループによってハックされたと見られる、一連のFacebookおよびTwitterアカウントを映し出しており、グループは自らを「カリフ軍の息子たち」と呼んでいる。

ビデオには他に英語で書かれたメッセージがあり、アカウント削除に直接言及している:「お前たちは毎日われわれの多くのアカウントを削除したと発表しているが、われわれはこう言いたい。できることはそれだけか?われわれはお前とは格が違う。お前がアカウントを1つ停止したら、われわれはお返しに10個消し、すぐにお前たちのサイトを削除して、お前たちの名前は消されるだろう、アッラーの意志による。すぐにわれわれの言うことが正しいことを知るだろう。

Twitterと同社CEOが、過激派をプラットフォームから追放しようとしてISIS支援者の標的にされたのはこれが初めてではない。昨年3月、Twitter社員とDorsey個人を脅迫する投稿がネットに出現した。

Vocativによると、ビデオはメッセージングアプリのTelegramによって掲載された。ジョージワシントン大学が実施した、あるISIS支援グループの主要ソーシャルメディア利用状況に関する最近の調査によると、TelegramはTwitterを追放された過激派がバックアップとして好んで使われている。

本誌はTelegramに、同アプリで見つかったビデオに関するコメントを求めている。TwitterとFacebookにも連絡を取ったが、本稿執筆時点で回答はない。

Telegramは、ISIS宣伝活動に対して独自の対抗策を講じており、一連のISIS支援チャンネルを昨年11月に閉鎖した。チャンネルは過激派によるISIS支援コンテンツの配信に利用されていた。

しかしジョージワシントン大学の調査によると、ISIS支援者らはTelegramのグループおよびスーパーグループを使用することで、集団とのコミュニケーションを行っている。ただし、こうした方法では、公開チャンネルや主要ソーシャルメディアほど、広く大衆に募集メッセージを発信することはできない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

一部ユーザーのメールや電話番号を侵すバグをTwitterが修復

shutterstock_329646476

Twitterからの今日(米国時間2/17)の発表によると、同社は先週、パスワードリカバリシステムに24時間存在したバグを修復した。その間に1万弱のアクティブアカウントに影響が及んだが、そのバグは、それらのユーザーに結びついているメールアドレスと電話番号を露呈した可能性がある。影響を受けたアカウントには、すでに通知済みである。

Twitterによると、同社はこの件を警察に通報して、このセキュリティバグを悪用して誰かのアカウント情報にアクセスしたユーザーが見つかれば、彼らを取り調べてもらう、という。本誌TechCrunchは今、同社が実際にそうしたのかを、問い合わせ中である。

このバグの影響が及んだのはTwitterの3億2000万のユーザーのごく一部にすぎないが、しかしそれでも、二重認証など、同社が推奨する“良質なセキュリティのための身辺衛生”に、あらためて気をつける契機にはなる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Twitter、Q4決算は売上7.1億ドル―成長はストップ、株価続落で新UIを発表

2016-02-11-twitter-down

今日(米国時間2/10)、Twitterは2015年第4四半期の決算を発表した。Twitterの上場以來、おそらくもっとも重要な四半期だったが、手短かに要約すればTwitterは手ひどく転倒した。

アナリストはTwitterのMAU(月間アクティブ・ユーザー数)が大きく伸びることを予測していなかったが、それと比べても低い成長にとどまった。前四半期、TwitterのMAUは3億2000万で、今期もほぼ同じだった。同社によれば、SMS経由のフォロワーを除いたMAUはわずかに減少している。事実、前期が3億700万、今期が3億500万だった。ただし同社は決算発表で「Q4のMAUは減少傾向だったが、1月の数字はQ3のレベルをすでに回復している」と強調した。

Twitterの発表した1株あたり利益(EPS)は0.16ドル、売上は7億1000万ドルだった。アナリストの予測はそれぞれ0.12ドル、7億1000万ドルだった。決算発表後、株価は最大13%ダウンし、13.75ドルの新安値を記録した。

これはTwitterにとって大きな打撃だ。昨年から株価は下落を続けており、70%近く落ちている。ログインするユーザー数がはかばかしく増えないことに対して投資家は繰り返し厳しい意思表示をしてきた。高い株価はTwitterの長期的成長とそれに並行する収益の拡大に対する投資家の期待を織り込んだものだ。投資家の期待に沿えなければ大会社として株式の公開を続けることは不可能になる。

今日の取引時間内でTwitter株は4%ほど戻して15ドルをつけたが、過去の高値は53ドルだった。つまりTwitterの時価総額はすでに何百億ドルも蒸発していることになる。

ディック・カストロがCEOを降り、共同ファウンダーのジャック・ドーシーが復帰したときにはまだ「プロダクトを作った人間が責任者に戻ってきたのだから」という楽観的な見方が残っていた。ドーシーがCEOとなり、「お気に入り」をカラフルな「いいね」に変更するなど懸命にアップデートを重ねても、状況は大きく改善しなかった。ドーシーが第2四半期の決算で述べたように「われわれは売上高については好成績を記録しているが、ユーザーの拡大に関しては満足していない」という状況が続いた。

Twitterは昨年10月に写真共有アプリのMomentsをリリースした。しかし効果があるとしてもそれが現れるのはしばらく先になりそうだった。MomentsはTwitterをビジュアルに活気づけたものの、メインストリームのユーザーを大量に惹きつけるという望んでいたような成果は得られなかった。Twitterは誕生以来10年感つきまとっている(そして活用しなければならない)枠組みから抜け出せなかった。つまりTwitterはニュース・マニアとセレブにとって理想的なメディアだが、ソーシャルな共有をするならFacebookだ、というものだ。

株価が急落するにつれて社内の士気も下がった。Twitterのような企業の社員は報酬の大きな部分がストック・オプションで支払われ、その価値は時価総額と共に増減する。ドーシーが復帰して以後のTwitterのような株価暴落があると、社員は〔換金できない〕大量のストック・オプションを抱えたままその価値が蒸発するのを見ていなければならない。

そういうわけで、Twitterが今日、新しいユーザー・インターフェイスをテストし始めたのは偶然ではない。この新しいタイムラインでは従来のようにツイートが投稿時刻の順序で表示されるのではなく、「Twitterのお勧め」投稿がトップに固定表示される。これは一見したところ、従来の「見逃していたかもしれない重要なツイートを再掲する」機能のアップデートらしく見える。しかしBuzzFeedの記事などを見ると、Twitterがコア・サービスを変えてきたことに対してユーザーが激しく反論していることが分かる。

さいわいなことに、ユーザーにとって役立つ機能もアップデートに含まれていた。ツイート表示に導入されたアルゴリズムはユーザーにとって関心がある可能性の高いツイートをフィードのトップに表示するのに効果があった。同時にTwitterはこのアルゴリズムによって広告を効率よく表示することができ、パフォーマンスと、最終的には広告価格の向上を狙える。また同社はファースト・ビューというビデオ広告をタイムラインのトップに表示することも発表した。これはフィードへのアルゴリズムの導入よりはるかに目障りだが、これほど目立つ位置であれば非常に高い広告料金を設定できるはずだ。

こうしたアップデートは新しいユーザーにも、ときおりツイートを眺める程度のカジュアル・ユーザーにもTwitterをさらに馴染みやすく、使いやすくすして成長を加速しようとする試みだ。しかし現状の問題点がこれですべてなくなるとは思えない。Twitterはユーザー数は現状では完全な頭打ちだ。Twitterは画期的なユーザー増加を図る方法を発見する必要に迫られている。

画像: Vdovichenko Denis/Shutterstock

〔日本版〕Twitterの株価はこちら

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitter、@リプライ等の複雑なルールを改訂へ

giphy4

Twitterは新規、既存ユーザーどちらにとってもひどく混乱しやすいサービスだが、同社は今日、厄介の原因と考えられるルールを再検討する計画だと言った。

株主宛のレターによると、変更されるのは @リプライと.@name 記法等のルールだ。詳細は未だ不明だが、これはかなり重要な変更であり、最近の同社の取り組みとも合致している ― サービスの複雑さを減らし、新規ユーザーにとって心地よく、寛容にすることだ。

「これまでの会話、リプライ、および .@name の記法は実に難解で誰も理解していないので、改善する必要がある」とCEOのJack Dorseyは決算会見で語った。「われわれは中核サービスの改訂に大きな力を注いでおり、サービスを複雑にしている原因追究に取り組んでいる」

株主宛のレターは次の通り:

Screen Shot 2016-02-10 at 1.45.21 PM

これは、理論上、少なくとも「Twitterカヌー」問題には対処するものだ ― 会話に参加する人が増えると、@リプライのハンドル名が文字数を占めて、リプライの中身がどんどん短くなって複雑な考えを伝えることが事実上不可能になる現象。

リプライの@name は文字数にカウントすべきでないと考える人は多い。もしTwitterがこの変更を行えば、スレッドに何人参加していようとも、自由に140文字を使えるようになる。

Twitter Canoe

@リプライのスレッドに参加する人が増えると、140文字制限の大部分をハンドル名が占めてしまい、ごく短い返信しかできなくなる

また、慣れないTwitterユーザーによく見られるのが、ツイートの最初に誰かの@nameを書いてしまうことだ。そうするとツイートがリプライと見なされ、メンションされた人の共通フォロワーにしか表示されなくなる。フォロワー全員に伝えるためには、ツイートの先頭は@ではなくピリオド等別の文字にする必要がある。Twitterは、ユーザーが発信しようとしているのがツイートなのかリプライなのかを、明確に示す視覚表現を提供すればよい。

Twitterは今日(米国時間2/10)第4四半期決算を報告し、ユーザー数の伸びは横ばいで、SMSユーザーを除くTwitterの中核はむしろ縮小していることがわかった。つまりTwitterは、新規ユーザーにとって使いやすいサービスにして、成長を再燃させるためならあらゆる手段を試す必要がある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitter、モバイルアプリケーションに専用「GIF」ボタンの搭載をテスト中

giphytweet

手軽にGIFを使えるようにして、Twitterの魅力を広げてみようとする動きがあるらしい。Twitterのモバイル版アプリケーションにGIFをシェアするためのボタンを装備する実験が行われているようなのだ。

Android版Twitterアプリケーションを使っている人の中に、カメラボタンと投票ボタンの間に新しいボタンが表示されたのだそうだ。TechCrunch内では誰も(Android版およびiOS版の双方ともに)ボタンを確認できていない。しかし例えばPhil Pearlmanなどによると、ボタンをタップすると人気のGIFを共有できるようになっていたり、またムードなどによって利用するGIFを選ぶことができるようになっていたとのこと。これはFacebookがメッセンジャー内にGIF用のボタンを配置したのと同様のアイデアだ。Facebookの方はRiffsyやGiphyと協力して機能を実現していた。今のところ、Twitterがどのような方法でGIFをシェアする仕組みを実現したのかはわかっていない。

先述のPearlmanはスクリーンショットを投稿しもしたが、ただしそのあとにGIFボタンはいきなり消えてしまったのだそうだ(にもそのような現象遭遇した人がいたようだ)。

Twitterはしばしば、小数の利用者に使わせる形で新機能や機能変更の実験を行なっている。すなわち今回も同じことが行われているのだろう。

もちろんTwitterには質問を投げかけてみた。すると以下の回答があった。

twitter

なるほど、これはつまりTwitterも、実験を行なっていることを認めたということなのだろう。

世界中にはPearlman以外にもGIFボタンに出会った人が大勢いる。かれらは新しい発見について(もちろん)GIFを添えてツイートしている。下のような具合だ。

いわば新機能のベータテストのようなものだったわけだ。このボタンが公式に採用されることになるのかどうかはまだわからない。

今のところはGIFは「愉快でツイートを派手にする」ためのツールといった扱いなのだろう。ただ、商業的なチャンスもあるのではないかと思われる。たとえばメッセージアプリケーションのKikは企業による「公式GIF」のサービスを導入したりもしている。またTwitter自身も絵文字の商用化を行っている(レポート参照)。GIFも収益化の可能性は十分に考えられるだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Twitter、「非ログイン」ユーザーの対応に本腰

lohp_blog_post

Twitterは、ログインしていないユーザーに使いやすくするためのアップデート2件を発表した ― これまで同社があまり真剣に対応してこなかったユーザー層だ。

まず、Twitterはウェブページを改訂した。ログアウト中のユーザーが、興味のあるメッセージや写真、ビデオ等をログインすることなく閲覧しやすくするもので、今回対応する国を増やした。これまでこのページは、米国および日本だけで提供されていた。また、23の国で、モバイルユーザーのログアウト体験を改善したと同社は言っている。

これまでのTwitterのトップページは、なぜこのサービスを使うべきかが殆ど説明されていなかったため潜在ユーザーを困惑させていた。新しいページでは、Twitterが新参者にずっと入りやすく感じられる。

それはTwitterにとって長年の課題だった。同社はユーザー基盤の拡大に苦戦を続けている ― ウォール街が上昇を期待する指標だ。しかしその一方でTwitterは、同サービスをアカウント保有者やログインしっぱなしのユーザー以外の人々が、はるかに多く利用していることを知っている。

実際、Twitterは過去に、5億人もの人々がログインもユーザー登録もすることなく、立ち止まってツイートを読んでいると語った。同社はこうした人々へのリーチ ― および収益化 ― のための新たな方法を実験してきた。

トップページをユーザーがサイトを見やすくするように改訂しただけでなく、 プロモーテッドツイートを、アカウントを持たない人々に表示するテストも行った。そして、ログアウト中のユーザーへのTwitterプロフィールページの見せ方についても検討を重ねた。

Twitterはまず、改訂版ウェブページを公開し、ユーザーがスポーツ、ニュース、エンターテイメント、テクノロジー等のトピックを閲覧できるようにした。このページは、それ以来多少進化をみせ、Twitterが収集したモーメントや「特集」コンテンツを強調し、編集を前面に出すものになっている。

547ef2399d398f9f8ad10be7846b6dd5

そして、おそらくこのウェブページの海外展開以上に重要なのは、今日(米国時間2/2)Twitterが、同様のアップデートをモバイルでも公開すると発表したことだ。

「これまでも個々のツイートを見ることはできたが、記事を探したりTwitterで今起きている会話を知ることは、ログインなしには困難だった」とTwitterチームが今日の発表に書いた。「これからは新しいニュース記事を発行される度にチェックしたり、スポーツゲームのプレイ毎のアクションを見たり、誰もが話題にしている2人のラッパーのやりとりを見ることもできる」

2つのアップデートの背景にある意図に変わりはない。Twitterを、コアなユーザーグループを成すメディアおたくたち〈以外〉にとって魅力的にすることだ。

新しいページのタイムラインは23ヵ国で提供され、ユーザーがモバイル端末からTwitter.comを訪れた時に表示される。

新しいモバイル版ホームページは以下の国々で公開される:アルゼンチン、イタリア、インド、インドネシア、オーストラリア、オランダ、カナダ、ケニア、コロンビア、サウジアラビア、スペイン、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ポルトガル、メキシコ、英国、韓国、台湾、南アフリカ、日本、米国。

上記の国々ではデスクトップ版のページも同時に公開される(米国と日本は既に提供済み)。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、ユーザー調査に基づくニュースフィードのランク付で「釣り」を排除

news-feed-machine-screengrab

これまでFacebookは、ニュースフィードに表示する記事のランク付けを、記事につけられた「いいね!」とコメントとシェアに重点を置いて決めていた。しかし、ユーザーがフィード記事に1から5までのスターを付けられる新たな、定量的調査 の結果、Facebookは第2のシグナルに重きを置き始めている ― 何を見たいか。これによって、扇情的な見出しや、露骨な人寄せをする記事を減らすことが期待できる。

その結果、フィードは読みやすく、クリックしやすいものになるはずだ。もし写真や近況アップデートが興味を引いたり、好奇心をそそるものなら、多くの人に見られるためには必ずしもあなたの関与を必要としないだろう。一見の価値のあるコンテンツをシェアするFacebookページやニュースの発行者が参照トラフィックやリードを獲得する一方、人をだましてクリックさせようとする者は排除されるだろう。

Facebook has also run surveys asking which of two News Feed surveys people like better

Facebookは、どちらのニュースフィードが好きかを尋ねる調査も行った。

またFacebookは、特定の投稿や広告についてどう思うか、2つの記事のうちどちらを見たいか等を問う調査も行った。

こうしたアルゴリズムを用いた調整によって、Facebookのフィードは10年近くたった今も新鮮さを保っている。その賢さは、スパマーがくだらない広告やスキャンダラス見出しをフィードに流すことを許さない。同時にそのアルゴリズムは、友達が何人に増えようともフィードを常に意味のあるものにし続ける。

そして何よりも重要なのは、ユーザーは殆ど何もする必要がないことだ。時間と共に、Twitterはこの問題に悩まされ始めている。ツイートストリームから定期的に記事を選択し、リストを維持し、どのアカウントが読むに値するかを決めなくてはならないのは手間である。この、リアル世界の友達グラフに基づくビルトイン読者のいないことが、主流ユーザーの障壁となってTwitterの成長を妨げている。

Screen Shot 2015-11-25 at 10.48.29 AM

Facebookは、Facebookページのプロモーション記事が実際には広告であると感じるかどうかの調査も行った

しかし、通常の利用から読み取れる無言のシグナルを見るだけでなく、最近Facebookは、ユーザーに見たいものを直接聞き始めた。ユーザーが記事をスクロールしていくと、1から5までのスターで、その記事をどれだけ気に入ったかを評価するよう求められる。平均的ユーザーのニュースフィードには1日に約1500本の候補記事があり、ヘビーなFacebookユーザーなら1万本に上るので、並べ替えアルゴリズムを決定的に重要だ。

それは、忘れていた高校のクラスメートが編み物の講習を予約する話の投稿と、親友の婚約報告くらいの違いだ。それはまた、Facebookを必要な時にだけチェックする人と、毎日見に来ては、広告を受け入れつつ友達とつながる人との違いでもある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoPro、Periscopeとの連携を開始

unspecified4

アクションカメラを作るGoProが、Periscopeと連携するようになった。PeriscopeとはTwitter発のライブストリーミング用アプリケーションだ。GoProのHERO4が、Periscopeを使ってダイレクトにビデオを配信できるようになったのだ。

使い方は簡単で、iPhoneとGoProをペアリングすると自動的にPeriscopeアプリケーションを認識する。すなわちこれだけで記録したビデオをライブ配信できるようになるのだ(もちろん後に再生してみるために保存しておくこともできる)。

サーファーやスキーヤーに大人気のGoProでは、昨年からPeriscopeの競合であるMeerkatでもライブ配信できるようになっている。またGoPro自身も本格的動画配信のためのHEROCastなるプロダクトも提供している。こちらはプロフェッショナル用途を視野にいれたワイヤレストランスミッターだ。

Twitterは今年になって、Periscopeでのビデオ配信を直接にTwitterフィードに流すことができるようにもしている。1000万を数えるPeriscope登録者のうち、どれだけがアクティブなのかはわからない。しかし公式アナウンスによれば、1日で40年間分のビデオがPeriscope上で視聴されているのだそうだ。

主にティーンの間でライブストリーミングは大いに人気を集めつつある。たとえばYouNowなども人気を集めているし、YouTubeやFacebookでもライブストリーミングが可能となっている。ライブストリーミングを可能とすることで、閲覧者が増える傾向があるようだ。

ちなみにTwitterとGoProは双方ともに「分岐点」にある。ライブストリーミングの力により、利用者を拡大したいと双方ともに考えているところだ。Twitter利用者数の成長率は大いに低下している。エグゼクティブが離職することになったとの発表をうけ、月曜日には過去最安値となる17.02ドルの株価を記録した。GoProの方もレイオフをアナウンスしてから株価は低迷している。

新たな試みをアナウンスする中、GoProは来週水曜日に収支報告が予定されており、Twitterの方も2月10日に報告会が予定されている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Vine、3歳の誕生日を記念して昨年中の人気ビデオを発表

vine-logo

6秒間ループビデオを投稿・シェアするVineも3歳となった。

月々の閲覧者は2億人(モバイルおよびウェブ版を含む)に達しているとのことだ。それほど多くの人が、いったいVineの何に注目しているのだろうか。

誕生日を迎えたことを記念して、Vineはこれまでに最も閲覧された(ループ)ビデオを発表した。

やはり「変なもの」ものは人気だ(訳注:ぜひ音声ありでご覧ください)。

テロの瞬間を映したものもある。

テレビ画面を映したものにも人気のものが多い。

ただ、やはり鉄板な人気といえば子供たちがおかしなことをしたり、あるいは痛い思いをしているものだ。

Vineはもともと短いビデオをシェアするためのアプリケーションとして登場してきたが、いろいろと新しい機能を追加してホットな人気を集め続けている(Vine MusicRemixなど)。

いまやVine発の流行も生まれるまでになっている。Vineは新しいカルチャーの担い手となっており、間もなく人気ビデオを掲載するサイトも公開する予定なのだそうだ。

去年、おおいに人気を集めたVine投稿を以下にリストしておこう。

What Are Those?
Why You Always Lying?
Duck Army
John Cena
Iridocyclitis

人気Vineを元に、下のようなビデオが制作されたりもしている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Twitterが投票機能をアップデート、これまでの総投票数が17億

twitter-polls-compose

Twitterが、最近リリースした投票機能のアップデートを行っている。24時間というデフォルトの時限に代わって、5分から7日までの長さを指定できる。

10月にローンチした投票機能を、同社は成功だと自画自賛している。これまでの累計投票数は17億だそうだ。

発表はTwitterの株価が記録的な安値をつけた日に行われた。同社の売り上げは着実に伸びているが、Wall Streetはもっともっと大きな企業になるはずという前提で評価していた(今の月間アクティブユーザ数は3億2000万、Facebookの15億5000万に比べると、かなりの差だ)。

Twitterの投票機能はエンゲージメント(参加性)を増すが、新しいユーザを獲得する契機になるのかどうかは、不明だ。でも最近復帰したCEOのJack Dorseyはプロダクトの改良に取り組み、“favorites”を”likes”に変えたり、ツイートの長さを従来の140文字から10000文字にしたり、同社のライブストリーミングアプリPeriscopeを統合したりした

Twitterの投票機能は私も好きだ。最新ニュースに対する彼らの入力から、私がツイートしている人たちの姿が分かる気がする。

[Peachは永続する13%, 夏には死んでる87%]

今年の合衆国大統領選のためにも、便利だ。ブランドは、プロモーション目的の有料の投票をやりたいだろうな。

あなたは、どう思う? Twitterの投票機能は好き?

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

TwitterがPolitwoopsへのAPI提供を再開、政治家たちの失言をまた見られる

twitter-censor

Twitterからの発表によると、Twitter上の政治的な失言が再び、Politwoopsに保存され見られるようになる。

Twitterは今年、Politwoopsに対して、APIへのアクセスを禁じた。それにより、政治家たちの削除されたツイートをアーカイブするPolitwoopsのサービスは、利用できなくなったようだ。オープンガバメントの活動家たちや人権団体、そしてもちろん各国のPolitwoopsサイトの運営者たちも、Twitterのこの決定を批判し、情報を知る権利は、公職にある人がそれを過去にさかのぼって編集する権利よりも強い(==“失言は失言として見せろ”)、と主張した。

10月に行われたTwitterのデベロッパカンファレンスFlightでは、CEOのJack Dorseyが、混乱を招いたことを謝罪し、Politwoopsを復活させることを匂わせた。“Politwoopsのような透明性の実現に向けて努力している団体を継続的に支えていく責任がわれわれにはある”、と、そのとき彼は語った。

今日(米国時間12/31)Twitterは、合衆国でPolitwoopsを運用しているSunlight Foundationと、そのサービスを開発したOpen State Foundationとの合意を達成した、と述べた。合意の詳細は公表されていないが、その骨子は、Politwoopsが復活する、ということだ。

Sunlight Foundationのコミュニケーション担当ディレクターJenn Topperが、声明文の中でこう述べている: “Politwoopsは、選挙の候補者も含め、公職にある人びとに、自分の発言に対する説明責任を持ち続けていただくための重要なツールだ。このたびTwitterとの合意により、合衆国および国際的に、それをインターネット上に復活できることになり、まことに喜ばしい”。

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Twitterの2015年を検討する―財務は上昇、ユーザー数は頭打ち、株価は急落

2015-12-25-twitter-down

Twitterにとって2015年は最良の年ではなかった。世界的に知らぬもののない大企業となり、売上はアップしたが、ユーザー数は頭打ちで、株価は急落した。

Twitterは結局今年も根本的な問題を解決できなかった。財務状況は良好なトレンドを示しているが、ユーザーベースの拡大がどうしてもくうまいかない。結果論になるが、市場は後者の要素をやはり重視した。今年、新しいCEOが就任したが、これまでのところ同社のユーザーを目に見えて増加させるような成果は上げていない。

その結果、年の終わりを迎えてTwitterの株価は上場以来最低水準のまま取引されている。

グラフを見れば一目瞭然だ。Twitterの株価は上場直後に60ドル近くまで急伸した。その後しばらく30ドル台の半ばで推移し、40ドル台を回復することはなかった。しかし夏を過ぎるとTwitterの株価は20ドル台にまで急落した。

報酬の一部として株式取得のオプションを得ているものの、その行使価格がはるかに高く設定されている社員にとってこの実勢価格は深刻な問題だ。こうした人々は被害者の分かりやすい例だが、株式の取引価格が下落すると現に巨額の損失を被る人々が存在する。また上場株の下落は人材の採用を困難にし、社内の士気を下げ、、幹部の離職を促す。

今年Twitterには何が起きていたのか? 順を追って検討してみよう。

Twitterの財務状況

あらゆる企業にとって極めて重要な情報、つまり財務のパーフォーマンスの数字はTwitterの成功を告げている。決算報告によれば、同社の売上は順調に拡大しており、ウォールストリートのアナリストの予測を上回っている。ユーザーベースの1人当たり売上も印象的な数字だ。以前Twitterは一過性のブームに過ぎないとか財政的に維持可能ではないなどと批判されたものだ。それに対して現状は次のようなものだ〔下記のTwitter決算記事はいずれも翻訳ずみ〕。

ソーシャルメディアのマネタイズの可能性に関する限り、Twitterは輝かしいパイオニアだと評してよいだろう。この良好な財務状況を考えれば同社の経営チームは称賛されるべきだ。

しかしこの優れた財務状況にも問題があった。経営チームがユーザーあたり売上額アップさせるという堅実かつ優秀な仕事をしたとはいえ、Twitterの売上総額は依然としてアクティブ・ユーザー数に比例する。長期的にみればTwitterが収入を増やすにはユーザーベースを拡大するしかない。単純な理屈だが、もしTwitterのユーザー数が現状のままで推移し、要するに拡大に失敗するなら、長期的な成長は望めない。

いくら全力で絞ってみても、乾いた雑巾では得られる水滴には限界があるということだ。

Twitterの経営陣は、これまでの優れた仕事にもかかわらず、このサービスこそ日常使うべきソーシャル・ツールだと一般ユーザーを説得することに失敗している。.

Twitterのユーザーベースはなぜ拡大しないのか?

2015年の第2四半期の決算報告に際して新CEOのジャック・ドーシーはTwitterの経営の困難さを非常にシンプルに表現してみせた。「第2四半期の決算は収益化の良好な進展を示しているが、オーディエンスの拡大の分野ではわれわれは不満を感じている」

ドーシーの声明はTwitterの置かれた状況を非常に的確に要約していると思う。各種の財務指標は良い。しかし実際にログインしてくるユーザー数は期待ほどに伸びていない。月間アクティブ・ユーザー数は実際のところ頭打ちだ。株価の将来性がユーザーベースの拡大にかかっているソーシャルメディア企業としては投資家への深刻な警告だ。

もちろん、Twitterのユーザーベースの拡大が完全に停滞しているわけでない。Twitterの公開投稿を読むだけならログインは必要ないので、さまざまな理由でログアウト中のユーザーも多数存在する。Twitterも努力を重ねているが、こうしたユーザーを追跡することは非常に難しい。またTwitterではサービスへのエンゲージメントを高めるためにさまざまなプロダクトを開発している。しかしTwitterがマネタイズを劇的に改善する最良の方法はユーザーの関心グラフの可視化だろう。ユーザーはこの情報を利用するためにはサービスに登録し、ログインしていなければならない。そうして他のユーザーをフォローして始めてそうした人々が何に関心を抱いているかを知ることができる。

いくらTwitterの財務パフォーマンスがアナリストの予測を上回り続けてもログイン・ユーザー数がフラットなまま推移するのでは今後の大きな成長は望めない。企業の損益、つまりボトムラインを改善する方法はいくつか存在する。まったく新しい広告手法を開発する、あるいは広告収入を得る新しい分野に参入することは有効だ。しかし結局のところ、投資家の目を覚まさせるような劇的な効果はユーザー数の爆発的な伸び以外には期待できない。

要約すれば、Twitterの売上は増加はしているが、ユーザー数は頭打ち、株価は低下しているという状況だ。

投資家はTwitterに冷たすぎるのだろうか? 同社は十分な額のキャッシュを抱えているし、何十億ドルも稼いでいる。しかしコンテンツのレベルのカギを握る優秀なジャーナリストや著名人の関心を失うことなく一般大衆をユーザーに引き込めるかどうはTwitterにとって今のところ未知数だ。

Twitterは以前からそうだったが、現在も非常に理解しにくい企業だ。経営チームは新たな広告プロダクトを多数発表してきた。またPeriscopeの例でも明らかなように、大金を投じてビデオ広告の分野にも進出した。これらはすべて必要なことであるが、理論としても現実としても、効果が現れるまでには時間がかかる。こうした事情がTwitterの株価を低い水準に留めているのだろう。

Twitterが成長を必要としているなら、いわば「全部の気筒に点火して仕事をさせる」必要がある。つまりオーディエンスのモニター、獲得、満足の最大化などに社員全員がもっと真剣にならなければいけない。

先日、2015年第3四半期の決算についてTwitterにコメントを求めたところ、広報担当社員は決算発表の際に行われた電話会議のページへのリンクを送り返してきただけだった。こんなことではいけない。

画像: Bryce Durbin

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+