ドローンのローターによる負傷を防止する簡便なシステム登場――ビデオあり

IEEE Spectrumによれば、クオドコプターの操縦者に必須のクールなシステムが開発された。回転式のメカニカル・センサーで指や身体の一部が触れると直ちににローターの回転をストップさせる。これによりドローンの操縦者自身や友達、特に小さい子供が負傷するのを防止できるという。

ドローンのモーターがますます強力になる中、オーストラリアのブリスベーンのクイーンズランド大学の研究者チームは重大事故を防止するセーフティー・ローターを開発した。このシステムははローターの外周をメカニカルセンサーが回転し、指(ビデオではウィンナーソーセージ)が接触すると0.077秒以内にローターをストップさせる。このセンサーの回転はローターより遅いが、常時異物の接近を見張っている。IEEE Spaectrumの記事はこう解説している。

接触の探知があってから[セーフティー・ローダーにブレーキがかかり始まるまで]のレイテンシーは0.0118秒と測定された。ローターが完全に停止するまでにはさらに0.0474秒を必要とした。回転エネルギー(角速度から推定)の90%は0.0216秒以内に失われた。99%が失われるには0.032秒を必要とした。.

実験室におけるセーフティー・ローターの機能テストには調理済み肉製品を「指」として用い、センサー・フープに接触させた。またこの指をセンサー・フープを装着していないローターにも接触させて結果を比較した。ローターは通常のホバリング状態で回転(1100rads/sec)しており…「指」とローターのもようは毎秒480コマでビデオ撮影した。セーフティー・システムの場合、ローターは0.077秒で停止し、「指」にはセンサー・フープが当たった際の軽い跡がついただけだった。「指」がローター本体に接触したときにはローターは完全に停止していた。これに対してセンサーを装備しないオープン状態のローターの場合、「指」は完全に破壊された。

セーフティー・ローターのキットは重量が22グラム、価格が20ドルということなのでさほど高価でも重くもない。取り付けも難しくないという。血の通った本物の指を高速回転するローターから守るためには非常に役立つシステムのようだ。

〔日本版〕Spectrumは米国電気電子学会(IEEE=アイ・トリプル・イー)が発行する専門誌。記事によればチームはこのシステムを既存のクアドコプターに後付けで装備した。チューニングの必要はあるがさほど困難な作業ではないという。研究者を代表してPaul Poundsは「こうしたシステムの商用化にあたって最大の障害は大手ドローン・メーカーがドローンの安全性を高めるためのコスト増を受け入れる用意ができていないことだろう」と述べている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

紛失防止タグのMAMORIO、シール型の「FUDA(フューダ)」を6月1日に発売

eng-logo-2015紛失防止IoTタグMAMORIOの新製品「MAMORIO FUDA(フューダ)」が発表されました。6月1日発売で、価格は2759円(税抜)。

MAMORIOはスマートフォンと連携して利用する紛失防止タグ。万が一どこかに置き忘れた場合には、スマートフォン上でいつどこで最後に通信したのかを確認できるほか、他のMAMORIOユーザーが紛失したタグの通信圏内に入るとその場所を通知するクラウドトラッキング機能を備えます。ユーザーが増えれば増えるほど、発見率が上がる仕組みです。

従来のMAMORIOはキーホルダーなどに取り付けるタグ型でしたが、新しいFUDAは機器に直接貼り付けるシール型になりました。PCなどの電子機器や手帳などの文房具にも取り付けたいとの要望が多かったのだそうです。

ちなみにFUDA(フューダ)の名称は「お札」から。そしてもう一つ「FUture DAys」との意味も込められているそうです。

カラーはWhiteとBlackの2種類。表面にMAMORIOの文字が入っていますが、無地バージョンもあるとのこと。

材質はポリ塩化ビニルで、表面は柔らかくなっています

台紙には本体側とペアになる金属端子が付いていました。これにより、台紙に付けられている状態では電源が入らず、電池の消耗を抑えるようです。

両面テープでの貼り付けとなりますが、何度も貼り直したり、曲面には貼らないようにとのこと。粘着力は結構強いので、取り外す際に折り曲がらないよう、注意する必要がありそうです。

サイズは24×36.2×3.4mmで、通常のMAMORIOよりも一回り大きくなっています。ただし性能面は、有効距離60mに電池寿命は約1年と、仕様自体は上位モデルのMAMORIO S相当。

バッテリー交換がユーザーでは行えないのも従来どおりです。ただ、初回ペアリングから180日以上経過していれば、MAMORIOを半額で購入できる有償交換サービス「OTAKIAGE(お焚き上げ)」が利用できます。

3.4mmとそこそこの厚みがあります

正直なところ、コンパクトなMAMORIO Sを両面テープで貼り付けておいたほうがスマートなのではとも思いましたが、MAMORIO Sと同機能ながら1000円以上安いMAMORIO FUDAはなかなかお買い得なのかもしれません。

外に持ち出すことも多いコンパクトPCとの相性は良さそうです

なぜか外に持ちだしている人が多いOculus Goにも。コントローラには通常のMAMORIがよさそう

MAMORIOの管理はスマートフォンアプリから。管理と言っても初期設定以降は特にすることはありません。MAMORIOが手元から離れた(通信圏外になった)場合には、アラームを発報。画面上にクラウドトラッキング機能の「みんなでさがす」ボタンが表示されます。

左の画面は通信圏内にある状態、中央は通信圏外となった(なくしたと思われる)状態。「みんなで探す」機能はオン/オフ設定が可能です(右)

この種のIoTタグは数多くリリースされており、クラウドトラッキングと同じ機能を備えたものも珍しくありません。これの精度を上げるためには、ユーザー数の増加が欠かせない要素となります。

アプリや公式サイト上で確認できるすれ違い数や、見つかったMAMORIOの数。これが多いのか少ないのかは判断が難しいところ

この点、MAMORIOでは、先に書いた通り、駅や商業施設などにMAMORIOスポットを設置してるほか、花火大会などのイベント時にも積極的に臨時のMAMORIOスポットを開設しており、少なくとも国内では、比較的見つけやすい(見つかりやすい)状況にあるのではないかと思います。

もっとも、MAMORIOのお世話にならないことが一番ではありますけど。

Engadget 日本版からの転載。

Amazon Alexaがさらに賢くなって会議の日程を調整してくれる

スマートアシスタントがどんどん賢くなっていろいろな機能が追加されている。しかし人間のアシスタントだったら難なくこなせるような仕事をデジタル化するのはかなり難しい場合がある。

そういう中でAmazon Alexaとカレンダーとの連携がさらに便利になった。Alexaに導入されたのは日程を調整するために他の人と共有しているカレンダーを操作する機能だ。

従来から会議などの日程調整のために他の人とカレンダーを共有することが可能だった。新機能ではAlexaは両者に好都合な時間帯を音声コマンドで見つけてくれる。「Alexa、[名前]とミーティングの時間をスケジュールして」(Alexa, schedule a meeting with [name])と呼びかけるだけでよい。スマートアシスタントがユーザー自身と相手のカレンダーを調べて両者ともに空いている時間帯を2つ見つけてくれる。

基本的な制限として、アポの時間が変更になってもAlexaからキャンセルして新しいスケジュールを設定することはできない。ただし既存のアポの日時を動かすことはできる。これは当初からAlexaに実装されていてもいい機能だったと思うが、遅れても来ないよりましだ。これらの機能は当面アメリカのユーザー向けで今日から利用できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

マイクロソフトのXbox Adaptive Controllerは「インクルーシブデザイン」の刺激的なお手本

障害をもつゲーマーは、さまざまな理由で特有の課題に直面している。アクセシビリティー対応のゲーム機周辺装置の少なさもそのひとつだ。Microsoft は、Xbox Adaptive Controller(XAC)でこの問題の解決に向けて大きな一歩を踏み出した。このデバイスは通常のゲームパッドが選択肢にないゲーマーのニーズに答えるべく開発された。

XACは最近のイベントで正式公開されたが、数日前にリークもされていた。デバイスは2つの巨大なプログラマブルボタンと大型の十字ボタンからなっている。後部の3.5 mmポートには、ブローチューブ、ペダル、Microsoft製のアクセサリーなど実に様々な種類のデバイスを接続できる。

これはオールインワンのソリューションではなく、障害をもつゲーマーが最小限の手間で自分専用の操作環境をつくるためのハブのようなものだ。自分のもつ能力、心地よいもの、すでにもっている道具など、どんなものでもXACなら生かしてしてくれる。

本来なら私が詳しく紹介するところだが、Microsoftの驚くほど興味深くて詳細なXACの紹介記事を超えられそうにない。記事にはハードウェアの起源、テスト担当者や開発者の逸話などが満載されている。間違いなく時間を割いて読む価値がある。

このシステムについて、あるいはユーザーがどのように使うかについて追加情報をたのしみにしている。インクルーシブやアクセシビリティーがこのように実用的かつ慎重に研究された形で追求されるところを見るのはうれしいものだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

コーネルの愉快なロボットは鳥肌をたてられる

コーネル大学の研究者は感情を皮膚の状態で表現できるロボットを開発した。このロボットは人間が触覚で状態を判別できるよう、各種の小さな突起を生じさせる。たとえば怖がると鳥肌を立てることができる。ロボティクスにおけるタッチI/Oシステムの研究のために開発されたプロトタイプはゴムの皮膚で包まれた笑顔がかわいらしいロボットだ。

このロボットは感情に基づく動物の反応の再現を試みたものだという。

Yuhan Hu、Zhengnan Zhao、Abheek Vimal、Guy Hoffmanらの研究者はロボットが人間とコミュニケーションする新しい方法を探っている。レポートによれば「人が鳥肌を立てる、イヌ、ネコ、トリが毛や羽を逆立てる、ヤマアラシがトゲを拡げる、フグが突起を生じさせる」などの反応を参考にしている。

IEEE Spectrumの記事によれば、「この研究ではロボットの有用性を高めるために心理学的に有効な非言語的コミュニケーションのチャンネルの拡大が図られている。 非言語的コミュニケーションの強化により、ロボットの機械らしさが軽減され、より親しみやすいものとなることが期待できる」という。

ロボットの左右に設けられたエラストマー製の「スキン」には複数のメカニズムが組み込まれ、コンピューターでコントロールされ、膨張、収縮によって異なった形状の突起が形成される。中央のロボットの顔部分の表情に合わせて「鳥肌」の種類が選ばれる。こうした複合効果によって人間がロボットの「感情」を適切に推定することを助ける。ロボットがやがて人類を支配するのかどうかよく知らないが、鳥肌の支配者というのも面白い。

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万能飲料メーカー、Pico UがKickstarterに登場――昆布茶、コーヒーからクラフトビールまで卓上で作れる

家庭でクラフトビールが作れる装置で知られるPicoBrewがさらに大胆な家電製品を開発中だ。 Kickstarterで支援者を募っている新しいマシン、Pico Uはたいへん多様な飲み物を卓上で製造することができる。

飲み物のリストは以下のように多彩だ(これ以外にも作れる)。

  • 昆布茶
  • コーヒー
  • 紅茶
  • オルチャータ
  • マテ茶
  • ソーダ
  • クラフトビール(もちろん!)

PicoBrewのCEO、ビル・ミッチェルの説明によれば、「クラフトビールを家庭で醸造できる装置を開発する過程でわれわれは温度その他の環境を非常に精密にコントロールするプロセスを確立できた。われわれはこのテクノロジーがコーヒー、紅茶、その他のポピュラーな飲料を非常に高い精度で抽出するために利用できると気づいた。そこでPicoBrewでは汎用の卓上醸造、抽出マシンを提供することにした」ということだ。

Pico Uシステムは今日(米国時間5/16)からKickstarterで申し込みの受付を開始した。ベーシック版は169ドルで本体プラス1杯分の抽出ができるパッケージだ。市販価格は249ドルを予定している。デラックス版は最大5リットルまでの昆布茶やアイスコーヒー、クラフトビールの醸造ができる。プレッジ価格は189ドル(市販は299ドル)。

システムには Wi-Fi機能があり、専用アプリを通じてスマートフォンから醸造、抽出のプロセスをコントロールできる。もちろん本体のフロントパネルにもディスプレイが付属している。製品が出荷されるのは来年の第1四半期が予定されている。

〔日本版〕マテ茶は南米、オルチャータはスペインでポピュラーな飲み物。Pico Brewからそれぞれの飲み物のパッケージを購入してマシンにセットする。

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Googleのワイヤレスイヤホン”Pixel Buds” に新機能が追加

I/Oカンファレンスが終わってもGoogleのニュースは止まない。最新の話題はGoogleユニバースの意外なところからだった。同社のほどほどの評価のBluetoothイヤホン、Pixel Budsにちょっとうれていソフトウェアアップデートがやって来た。

今日(米国時間5/15)のブログでGoogleは、このイヤホンを少し賢くする新機能を紹介している。

まず目についたのはBluetoothペアリングの改良。これはハードウェアアップグレードではないので、当初指摘された問題にはまだ遭遇するかもしれないが、同期しているハードウェアの切り替えはずっと簡単になった。接続したコンピューターのドロップダウンメニューでPixel Budsを選べば、ペアリングが切り替わる。

新しいタッチジェスチャーもいくつか加わった。右のイヤホンをトリプルタップするとイヤホンのオン/オフが切り替わり、ダブルタップすると次の曲にスキップする。ただし後者のジェスチャーを使うためにはGoogle Assistantアプリ内のPixel Buds設定で機能を有効にする必要がある。
アップデートは今日からユーザーに公開される。あっと驚くような改訂ではないが、すでにGoogleのワイヤレスヘッドホンに160ドルを投じた人たちは、よりよいPixel Buds体験を得られるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonとGoogleがEchoとHomeに追加すべき8つの機能

Amazon EchoとGoogle Homeは素晴らしいデバイスであり、どちらも互いに負けない機能を誇っている。私の家では、Amazon Echoを使っているが、家の内外にそれらが配置されている。リビングルームにはオリジナル版、寝室、オフィス、そして外にはDot、また木工作業場にはTapが置かれ、子供部屋にはSpotsが置かれている(カメラはテープで目隠しされている)。みな素晴らしいデバイスだが、とても完璧とは言い難い。いくつかの重要な機能が欠けているからだ。Google Homeも事情は同じである。

私はTechCrunchのスタッフたちからの意見を募ってみた。以下に並んだものが、次世代のデバイスで搭載されて欲しいと私たちが考えている機能だ。

赤外線送信装置

今でもEchoやHomeを使ってテレビを制御することは可能だが、そのためにはサードパーティ製のデバイスが必要である。EchoまたはHomeの上に360度放射型の赤外線送信装置が搭載されていたら、スマートスピーカーから、テレビ、エンターテイメントシステム、暖房/冷房装置を直接制御することができる。

EchoやHomeは、オープンな場所に置かれることが自然なため、赤外線を使うデバイス制御のためにはぴったりだ。「テレビをオンにして」または「エアコンをオンにして」と言えば、それに応えてEchoがテレビや壁のエアコンへの赤外線コードを放射する。

このことはAmazonとGoogleに対して、完全な汎用リモートコントロール手段をEchoやHomeへ統合することを要求する。これは簡単な仕事ではない。LogitechのHarmony、Universal Remote Controlなどの企業は、自分たちのリモコンが市場のあらゆるものと互換性があることを保証すべく、大変な努力を重ねている。それは新しい赤外線コードに対応し続ける無限の戦いのように思えるが、私はAmazonとGoogleがその戦いに取り組んでくれたらと願わずにはいられない。面倒なしに、Echoを使って電気暖炉と電動ウィンドウシェードをコントロールしたいのだ。

音楽とスマートホームのための専用アプリ

現在のHomeならびにAlexaアプリは、日々の利用のためには複雑でで使い難い代物だ。ほとんどの作業に対してスピーカーの利用をユーザーに強制するので、それは意図的なものなのかもしれない。だがEchoとHomeはもっと良い物に成り得るものだ。

現在AmazonとGoogleは、ユーザーに対して、これらのデバイスを設定するために音声を使用させようとしているように思える。そしてそれはある程度までは問題ないだろう。ユーザーがこれらのスピーカーを使用してSpotifyを聴いたり、Hueライト群を制御したりという用途には、現在のアプリと音声設定はうまく働く。しかし、もしユーザーがEchoに対して、様々な異なるベンダーからの複数のスマートホームデバイスの制御を望んだ場合には、スマートホームエコシステムに対する専用アプリが用意されるべきだ。もっと複雑なシステムに対しては、デスクトップアプリも提供されることが望ましい。

Sonosを見て欲しい。Sonos Oneは素晴らしいスピーカーであり、おそらく最高の音響を誇るマルチルームスピーカーシステムである。このスピーカーにはAlexaが組み込まれてはいるものの、それでもSonosアプリはEchoとHomeに対しても提供して欲しい位便利なものだ。専用の音楽アプリがあれば、EchoとHomeのユーザーたちは、より簡単に音楽をブラウズしたり、曲を選んだり、異なるデバイス上での再生を制御したりすることができる。

またスマートスピーカーは、複雑なスマートホームエコシステムの中心と成り得るものである。設定と保守のための有能なコンパニオンアプリを提供するに値するものなのだ。

LogitechのHarmonyアプリも良い例である。このデスクトップアプリを使ってユーザーは、複数のユニバーサルリモコンを設定できる。EchoとHomeのデバイスでも同じことが可能になるべきだ。たとえば、私の子供たちは自分のSpotifyアカウントを持っていて、私のVivintホームセキュリティシステムや、リビングルームのHueライトに音声でアクセスする必要はない。私は、家中のEchoデバイスを、より簡単にカスタマイズできる方法を必要としているのだ。こうしたシステムを設定することは現時点では不可能であり、いずれにせよ目的専用ではないモバイルアプリを利用して行おうとするのは厄介で退屈な作業だろう。

メッシュネットワーキング

EeroやNetgearのOrbiなどの製品シリーズが人気のある理由は、単一のアクセスポイントからのWi-Fiブロードキャストよりも、より速く安定したWi-Fi接続で対象区画を満たしてくれるからだ。メッシュネットワークは、Google HomeやAmazon Echoに含める必要がある。

これらのデバイスは、オープンスペースならびに共通スペースに配置するように設計されており、Wi-Fiルーターを置くためにも最適な場所を占めている。これらのデバイスにメッシュネットワーキング拡張を組み込むことで、魅力が高まり、所有者のWi-Fi環境を改善しつつ、より多くを購入するように促すことになるだろう。誰もがハッピーだ。

AmazonやGoogleにとって、Eeroを買収することは合理的な行動のように思える。Eeroは既に市場で最高のメッシュネットワーキング製品を生産している。この製品は、小さな筐体の中に設計されパッケージングされている。たとえGoogleやAmazonがスピーカー本体にメッシュネットワーキングを組み込まないとしても、スピーカーの壁に差し込む電源部分に収納することもできる、こうすればどちらの会社もその製品ラインに組み込むことが可能で、追加購入時の論理的な追加項目となる。

3.5mm光出力

私は、3.5mmオーディオ出力を使って、複数のDotをフルオーディオシステムに接続してきた。しかしそれは単なる2チャンネルのアナログ出力であり、NPR(米国の公共ラジオネットワーク)を聞くには十分なものの、私はもっと高品質なものを欲しいと思っているのだ。

何世代かに渡って、MacBook Proは3.5mmジャックを介した光出力を提供していた。おそらく広くは使われなかったのだろう、そのためAppleは新しい世代ではそれを外してしまった。だがEchoとHomeもこのオプションを提供してくれたなら素敵だ。

今のところ、デバイスは比較的低いビットレートでストリーミングするので、デジタル接続はオーディオの品質に大きな違いをもたらすことはない。しかし、GoogleやAmazonのいずれかが、Tidalから提供されるような高音質オーディオを追求することを決めた暁には、これはハードウェアに欠かせないものになるだろう。

アウトドア版

私は夏十分な時間を家の外で過ごし、Echo Dotをわが家のデッキに設置することもなんとかできた。Dotは屋外に設置することは考えられていない、幸い私が設置したものは屋外で1年以上生き延びてきたものの、もしもっと堅牢な全天候型Echoはあれば素晴らしい。

私がデッキにEcho Dotを設置した方法は以下の通りだ。まずこのような電気ボックスをEcho Dotの雨よけとして設置した。ボックスの側面の1つの穴を抜き、ボックスの中にDotを収めた。Dotを入れたまま下に向けた。電源ケーブルと3.5mmケーブルを側面の穴に差し込み、このようなアンプにオーディオを流して、1組の外部スピーカーを鳴らした。私はデッキから落ちてくる水からそれらを保護するために、両方の装置の上部を覆うアスファルトシングル(屋根などに使われる板)を使用した。これまでのところ、このやり方でミシガンの夏と冬を乗り越えることはできている。

私は郊外に住んでいて、常に屋外でスピーカーを使っている。デッキの下に置かれたDotは、それでもなんとか庭にいる私の声を拾い上げ、Spotifyやスマートホームの制御を行うことができる。それは素晴らしい体験だ。私はより多くの人たちがボイスアシスタントを屋外に連れ出すことができるようなバージョンを、AmazonやGoogleに作って貰いたい。

改善されたプライバシー

家の中で常にデバイスが聞き耳を立てているということには、独特の気味悪さがつきまとう。初期のGoogle Home Miniは、バグにより、すべてを記録し、その記録をGoogleに送り返していた。消費者は、AmazonやGoogleが記録されたデータをどのように扱うかについての、より多くの選択肢が必要だ。

もし譲歩しなければならないとしても、記録をAmazonやGoogleに対して送り返すか否かの選択肢がユーザーに与えられていなければならない。必要に応じて、ユーザーにはいくつかの機能をオプトアウトするか、数日または数週間後に記録を削除するかどうかを、ユーザーに決定させるオプションを与えるべきだ。

Facebookの大失敗を受けて、話題が増えるにつれて、消費者たちはこの手のコントロール手段を求め始めるだろう。GoogleやAmazonは、消費者の期待に先んじることが賢明だと思う。

新しいポータブルスピーカー

私は作業場でTap(バッテリー駆動可能のポータブルEchoデバイス)を使っていて、それは調子よく働いている。しかし布カバーの部分は汚れている。さらに私はそれを1度落として、耐久性がないことも発見した。さらに悪いことに、常時リスニングモードが有効になっている場合、12時間毎にスピーカーをドックに戻さなければ、バッテリーが完全に消耗してしまう。

Tapは、初期のAmazon Echoデバイスの1つだった。もともとユーザーはAlexaを起動するためにはボタンを押す必要があったが、Amazonはその発売後に音声アクティベーションを追加した。これは便利なスピーカーだが、アップグレードは必要だ。

ポータブルEchoもしくはHomeは、全天候型で耐久性があり、簡単に掃除できる必要がある。ドックと内蔵のマイクロUSBポートを持ち、音声アクティベーションが可能でなければならない。もし未知の声に反応しないようにできれば更に素晴らしい。

改善されたアクセシビリティ機能

音声アシスタントデバイスは、これまで以上にテクノロジーへのアクセスを容易にしているものの、さらに追加する必要がある機能がある。耳は完全に聞こえるが、発話が上手く行えない人は沢山いる。しかしAlexa EchoやGoogle Homeは、そうした人の発話を正確に認識することができない。

Appleはこの対策をSiriに追加している。この場合ユーザーはクエリとしてテキストを入力することができる。このオプションは、iOS11上のアクセシビリティメニューから利用することができる。Google HomeやAmazon Echoも同じ機能を持つ必要がある。

ユーザーは自分の携帯電話を使って(Alexaアプリから自由形式のテキスト型チャットボットを介して)Echoにテキストクエリを送信し、応答を音声で聞いて、それでも替わらずに全てのスキル(応用)とスマートホームインテグレーションを活用できるようになるべきだ。技術的な観点から言えば、音声から文字への変換を必要としないため、それは簡単な筈である。そして、そのことで新しい購買層に対してデバイスをアピールすることができる。

モーションセンサー

モーションセンサー(近くで動くものを検知するセンサー)が内蔵されることによって、音声アシスタントのユーザー体験が改善される幾つかのケースが考えられる。

目覚まし時計は動きで止められないと、強力さが増すかもしれないが…一定量の動きを検知することで止めることも可能になる。動作感知機能はライトスイッチとしても使える。動きが感知されたら明かりを点け、動くものが居なくなったら明かりを消すといった具合だ。しかし、それ以上の応用も考えられる。動くものが居ない場合には自動的に音量を下げる、警報装置の追加センサーとして、そして空調システムのために人間を検知するなどの用途だ。

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(翻訳:sako)

少年ジャンプ50周年記念ファミコンは、アメリカのNESファンにスペシャルエディションの期待を抱かせる

日本のゲーマーと熱烈なマンガファンとその両方の人たちには、この夏すてきなプレゼントがやってくる。NES Classic Editionに週刊少年ジャンプの作品をテーマにしたゲームが満載されて発売される。人気のマンガ雑誌は50周年を祝って、この純金ファミコンも記念に作られた。

このジャンプをテーマにしたNESがアメリカで発売されるチャンスはゼロに等しい —— 第一に(わずかな例外を除き)ここに出てくるマンガを読んだアメリカ人はいない。第二にそれに関連するファミコンゲームをプレイしたことのある人はさらに少ない。

Familiar… and yet…

しかし私の中では、いつかほかのテーマのNES Classicが出来るのではないかという希望が育まれつつある。もちろんオリジナル機はすばらしいコレクションだが、やりたいゲームはまだ何十もある。

比較的簡単なハックでNESライブラリーにあるゲームの半数は走らせることができるが、Nintendoの公式バージョンはテストされ、おそらく完璧に動くように微調整もされている(ただしNESゲームではエミュレーション問題はあまり起きていない)。

レビュー:NES Classic Editionと全30ゲームを試してみた

もっと重要なこと。そんな仮想的テーマのコンソールには、私が喉から手が出るほど欲しかった新しいアクセサリー、たとえばNES AdvantageやZapper(どう使えるのかわからないが)やNES Maxがついてくるかもしれない。もしかしたらPower Gloveも?

ところで、最初のチャンスに買い損なった人も6月末には買うことができそうだ。

NintendoのNES Classic、6月29日に米国小売店舗で販売へ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この完動版ピンボールマシンは、LEGOだけで出来ている

私は人生のかなりの部分をさまざまなLEGOプロジェクトを組み立てることに費やしてきた…しかし、私が作った最高にクレイジーな作品もこれと比べると色あせてしまう。これは完全動作可能なピンボールマシンで、盤面の障害物から舞台裏の電子頭脳や鉄球まですべて公式LEGOパーツで出来ている。

作者のBre Burnsは、彼女の最高傑作を”Benny’s Space Adventer” と名付けた。マシンはLEGOのあの有名人、小さな青い宇宙飛行士をテーマに作られている。1万5000個以上のLEGOブロックを使い複数のMindstorm NSTの頭脳が同期して動き、Mindstormキットから借りてきた鉄製のボールや、その他いろいろなキットのライトやモーターを再利用している。Breは当初、昨年10月に行われたLegoファン会議、BrockConに展示するためにプロジェクトを始めたが、それ以来成長に成長を重ねてきた。

BreはLEGO熱狂者のサイト、Brothers Brickで、このプロジェクトにこれまで200~300時間費やしたと語った。もっと知りたいって? プロジェクト全体を詳しく説明したすばらしいサイトがここにある

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

この三軸ツールビロン機構は驚異的な3Dプリントだ、しかも美しい

三軸ツールビロン(トゥールビヨン)は、時計の複雑なメカニズムの中でも、もっとも複雑なもののひとつだ。時計メーカーのAbraham-Louis Breguetが最初に作ったこのタイプのツールビロン、通称“つむじ風”は、時計の各部に対する重力の悪影響を打ち消すために、時計のテン輪(balance wheel)を回転させる。それは巧妙複雑で、原子時計とナノ素材の時代には無用な仕組みだが、でもすごくクールだ。

オリジナルの、もっとシンプルなモデルに基づく、この新しい三軸ツールビロンはここでダウンロードできる。複雑な部品が70あり、簡単なモーターで動く。

ご覧のように主な部位はテン輪であり、それが行ったり来たりして時計を動かす。テン輪はスパイクのような形のかごに収められ、それが複数の軸の上で動く。テン輪がスピンのスピードをコントロールし、このようなデバイスはもっと複雑で高価なツールビロン時計の上で中古品として使われていることが多い。ツールビロンは元々、時計が乗馬用ベストのポケットなどに入っているとき、時計の精度を良くすることが目的だった。時計に、水平でなく垂直の動きが加わるときには、重力が時計のテン輪をおかしな方向に引っ張る、と考えられていた。三軸で回転させることによりテン輪は、ありとあらゆるすべての姿勢に対応でき、見てて楽しい、少々やり過ぎの時計製造技術が完成する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google、Assistantの声にジョン・レジェンドを追加

AlexaとSiriの最近のアップデートに負けじと、今日(米国時間5/8)Googleは、Assistantプラットフォームに6種類の声を追加すると発表した。

同社は今日のI/Oカンファレンスで、もっと「人間の話し方に近い」自然なAI音声を開発中であることを発表した。一時停止を自然にするなどの細かい改善によって、Assistantと「より自然な会話」ができるようになるという

新バージョンのAssistantには男性女性両方の声が実装され、Wavenetという同社が1年半前から取り組んできた機械学習技術に基づいて作られている。Googleは、世界中の方言に対応するさらにカスタマイズされたバージョンを開発している

その一方で、Microsoftはちょっとしたビッグネームをスタジオに迎えて音声のパーソナリティーを付加する。はじめにミュージシャンのジョン・レジェンドが今年中にAssitantに加わり、AlexaのスーパーボウルCMを現実に変えつつある。Alexa、君の番だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleのVR180対応のカメラがLenovoから登場

Lenovoは、ヘッドセットのMirage Solo発売に合わせて、Googleの180度テクノロジーに対応した最初のカメラを発表した。Lenovo Mirage Cameraは、YouTubeクリエイター向きを強く意識した製品で、13メガピクセルの魚眼レンズ2基が両目の位置に配置され、VRビューイングに最適な高画質の3Dビジョンを提供する。299ドルというか価格は、試してみようというクリエイターにとって高すぎることはないが、そのニッチの大きさが果たしてどのくらいなのかは考えなくてはならない。今日から出荷される。

カメラはYouTubeのVR180プラットフォームをベースに作られていて、クリエイターが少しでも簡単にVRのライブ撮影できることを目的としている。実際360度カメラは多くの注目を集めてきたが、クリエイターはこれで何ができるのかわかっていなかった。Googleの割り切りは、撮影対象を360度の半分にしてメディアとカメラを簡易化することで、そこまでコストをかけずに鮮明な3D 4Kビデオを提供することだった。

カメラの作りは非常にしっかりしている。はっきりした高級感はないものの、十分堅牢で何よりも携帯性が非常に高い。多くの360度カメラと同じくバッテリーの持ちは2時間とさほど長くないが、交換可能で1台スペアがついてくるのがうれしい。VR180とは180度を意味している。これは、特にカメラの上端に指がかかっていると180度の半球に映り込んでしまうのでよくわかる。

GoogleのVR180アプリを使うと、写真をプレビューしたり、カメラからYouTubeにライブストリームすることができる。

これは成功のための正しい答なのかもしれないが、問題は商品の登場が遅すぎたのではないかということだ。山ほどのYouTubeクリエイターが、VRビデオを試そうとしてフラストレーションを募らせていることは間違いない。ヘッドセットの数は増えているものの、VR視聴者の数はチャンネルを維持できるのにはいたっていない。「マジックウィンドウ」モードを使うとヘッドセットがなくてもモバイルやデスクトップでVR180ビデオを見ることはできるが、当然のことながら最大の売り物である3D機能は失われる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

VR180カメラからYouTubeにライブストリーミングができるモバイルアプリが登場

来週に控えたGoogleの大規模な開発者会議であるGoogle I/Oを前にして、同社は自ら提唱したVR180フォーマットカメラ用の新しいモバイルアプリを発表した。このアプリを使えば、ユーザーはデバイスのセットアップや、クリップの閲覧と管理を行ったり、そして写真や動画コンテンツをGoogle PhotosやYouTubeにアップロードしたりすることができる。このこのアプリは、Daydreamを実行する初めてのスタンドアロン型バーチャルリアリティヘッドセットであるLenovo Mirage Soloと、Lenovo Mirage Cameraの発売に合わせて登場した。どちらのデバイスも本日(米国時間5月4日)から販売が始まっている。

1月のCESで、GoogleはMirageや、Horizonという名の中国のメーカーYiのカメラなどを含む新しいVR180カメラを発表していた。

Lenovoの3Dカメラの詳細はこちらから。

“VR180″という名前は、YouTubeとGoogleのDaydream VR部門の協力によって作成された、180度のパノラマビューを撮影する新しいVRフォーマットを指している。このフォーマットの特徴は、没入感のある写真や動画は撮影することはできるものの、それが360度全周には広がっていないということだ。

VR180カメラでキャプチャしたコンテンツには、3D写真やウルトラHD 4K解像度のビデオが含まれるが、これらは2Dと3Dの両方で表示および共有が可能だ。これをVRで表示するには、Google Cardboard、Daydream、あるいはPlayStation VRなどの、VRヘッドセットを使用することができる。

昨日、iOSAndroidの両者へ提供の始まった新しいVR180アプリは、Sensor Towerのデータによれば、VR180カメラをサポートすることを目的としたものだ。

App Storeの説明では、このアプリはモバイルデバイスからVR180カメラをセットアップして管理し、「ライブプレビュー」機能を使用して、カメラからの180度のVRコンテンツを取り込むことが可能だ。

ファイルは、携帯電話やクラウド(GoogleフォトやYouTubeなど)に転送することができる。VR180のウェブサイトの説明では、アプリとカメラを使ってYouTubeにライブストリーミングをすることも可能だ。

また、クリップを友人や家族と直接共有したり、不要なクリップを破棄することもできる。

さらに、バッテリーの充電状況、撮影状況、空き容量といった、カメラの状況に関する情報も表示される。

VRコンテンツを撮影できるシンプルな方法の提供(構えて撮影するだけのカメラ)は、より多くのひとがVRを試す機会を増やし、思い出を記録する新しい手段となる。たとえば、アプリストアのスクリーンショットでは、結婚式や赤ちゃんと一緒にいる母親の撮影のような、カメラの個人的な使用事例を宣伝している。

VRが没入型の思い出を再現してくれるという考えは、なにもGoogle独自のものではない。Facebookも今週、“VR Memories”と呼ばれるものを発表した。これは古い写真を取り込み、コンピュータービジョンを活用して、平面的な2D画像と動画を、VRの中で眺めることができるように空間に配置するものだ。

  1. vr180-app

  2. vr180-app-2

  3. vr180-app-3

  4. vr180-app-4

  5. vr180-app-5

 

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(翻訳:Sako)

ロボットサッカーの現状はこんな具合

基本的にスポーツは苦手だ。だから、というわけでもないのだが、ロボットがサッカーをプレイする未来を待望していたりする。というわけで、SPL(Standard Platform League)のGerman Openファイナルをご案内したい。対戦しているのはNao-Team HTWKとNao Devilsだ。人間がプレイする必要のないスポーツというのは、私のような人間にとっては「輝かしい未来」に思えるのだがどうだろうか。

プレイしているのは、ソフトバンクがStandard Platformリーグ用に開発したNaoだ。Naoはフィールドを走り回り(人間が走るのとは様子が違うけれど)、豪快なシュートを放ち(これも人間のシュートとはちょっと違う)、倒れたときにはもちろん自分で立ち上がってプレイに復帰する。試合の様子は見慣れたサッカーとは異なるものかもしれない。しかしシュートを決めようとボールを追いかけるロボットにはつい胸が熱くなってしまう。

人が手を(足を)煩わせることなく、サッカーが楽しめるというのは素晴らしいことだと思う。

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(翻訳:Maeda, H

国防省、自動車を遠方から停止させるマイクロウェーブ兵器を開発中――自動車テロの抑制に期待

自動車がテロに使われる例は増え続けている。しかしアメリカ国防省が開発している自動車その他のエンジンをリモートで停止させるテクノロジーが実用化されれば多くの人命が救われることになるかもしれない。ペンタゴンのJNLWD(合同非致死性兵器開発)プログラムでは電波エンジンストッパーを開発中だ。これはDefense One の記事によれば、車両等を利用した民間人をターゲットとしたテロを防止することを目的としている。

車両を利用したテロなどの暴力行為や違法行為(たとえば許可を得ない車両がセキュリティー・ゲートを突破しようとするなど)を防止するため、JNLWDでは強力なマイクロウェーブを車両に照射し、エンジンをコントロールしている電子装置を無効化することで車両を停止させようと試みている。下のビデオでこのテクノロジーの実験を見ることができる。

Defense Oneによれば、 JNLWDは2つのバージョンを開発中だ。一つは有効距離が50メートルと短いがトラックの荷台に搭載できる程度の小型版で、もうひとつは有効距離100メール以上の大型据え置きタイプだ。この装置は繁華街やショッピングセンターなど人々が密集する公共スペースを自動車を利用したテロ行為から防衛するのに役立つと期待されている。

電波兵器は以前から開発されてきたが、電力消費量が膨大なことで知られており、マイクロウェーブをきわめて細いビームに収束させるテクノロジーにおけるブレークスルーのおかげでこれらの装置が可能になったという。

自動車を利用したテロはアフガニスタンやイラクなどの紛争地域以外ではほとんど発生していなかったが、最近では都市の中心部や観光客の集まるスポットなどが狙われる例が目立っている。先週はカナダのトロントで車両によるテロで10人が殺害されるという事件が起きた。

この例でも分かるように、自動車テロは実行が容易で不意を打たれた歩行者に多大の被害をもたらす。車両停止装置のようなデバイスが必要とされる事態は不幸だが、こうした電波エンジン・ストッパーが実用化されれば車両テロの抑制に効果があるはずだ。攻撃があったときすばやく遠方から車両を非致死的に停止させることができれば犠牲者の数を抑えるだけでなく、警察が犯人を無傷で逮捕し、情報を得るためにも役立つだろう。(トップ写真はニューヨークで起きた車両テロのもの)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

このロボットはあなたに代わって壁にペンキを塗ってくれる

部屋の壁にペンキを塗ったことのある人なら、隙間なく塗るのが簡単でないことを知っているだろう。MISTの作ったロボットなら、抽象画家のジャクソン・ボロックのようにペンキを塗ってくれる。

ロボットはマッピング・テクノロジーとエレベーター風の台に乗ったノズルで壁を上下にわたってスプレーしていく。ウォータールー大学出身の開発チームはプロトタイプを完成させ、Marverickと名付けた。チームにはApple、Facebookといった有名企業に在籍したメンバーもいる。

Maverickにとってこれはまだ始まったばかり。開発チームは使いやすくするために機能を追加していく予定だ。

「スプレー機の後ろにカメラをつけて、画像処理によって塗装するかどうかを判断することを考えている。そのためのソフトウェアロジックは完成していて、塗装品質の検出アルゴリズムもある。ただ、ビデオに写っているものにはカメラがまだ設置されていない」とチームは言った。

ビデオにあるように、プロジェクトは土台とアームとスプレーシステムからなる。ロボットは部屋のマップを作ったあと、塗るべきところを塗り、そうでないところを避けていく。必要に応じてマスキングテープを貼ることにはなるだろう。ペンキを買いに走る時間があればMarverickは何層かペンキを塗ることができるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Amazon Alexaの使い勝手、大きく改善へ――過去の会話を記憶、必要なスキルを自動的に起動、会話も自然に

Alexaは近く過去に質問されたことを覚えているようになる。会話も自然になり、コマンドも常にAlexa!と始める必要はなくなるという。また必要とされるスキルを判断し、明示的に命令されなくても自動的にそのスキルを発見し起動する。Amazonではこれを手はじめに、年内に繰り返しAlexaの機能強化を行っていくという。Amazonのスマート・アシスタントはいっそうスマートになり、それぞれのユーザーのニーズにフィットし、さらに役立つようになる。

フランスのリヨンで開催されているWorld Wide Web Conferenceで今朝(米国時間4/26)のキーノートで 、Alexa Brainグループの責任者、Ruhi Sarikayaがこのニュースを発表した

Sarikayaによれば、Alexa Brainグループの目的はAlexaがユーザーとの会話のコンテキストを認識し、記憶できるようするところにある。またすでに4万種類にも上るサードパーティー製のスキルから目的に応じて適切なものを発見し使用できるようにする。こうした改善によりユーザーはAlexaをさらに容易かつ効果的に利用することができるようになる。

当面アメリカのユーザー向けに公開される予定の記憶力の改良ではAlexaは質問された内容をすべて記憶し、必要に応じて後で利用できるようになる。

たとえば「Alexa、ショーンの誕生日は6月20日だということを覚えて」 と命じるとAlexaは「オーケー、ショーンの誕生日は6月20日です」などと答えるはずだ。ユーザーは重要な情報を覚えるという仕事をAlexaに肩代わりさせることができる。

物事を記憶できることはGoogle Assistantでもいちばん役立つ能力だ。そこでAlexaとしてはもどうしてもこの面で追いつく必要があった。

また近くAlexaはいっそう自然に会話できるようになる。Alexaが会話のコンテキストを記憶するコンテキスト・キャリーオーバーと呼ぶ能力を備えると、質問ないしコマンドに続くフォローアップのコマンド、質問をいちいちAlexa!という呼びかけで始めなくてもよくなる。

たとば、「Alexa、シアトルの天気を教えて」と命じてAlexaが答えた直後に「今週の週末は?」と尋ねるとAlexaはそれを理解する。

さらに質問のトピックを変えることもできる。「Alexa、ポートランドの天気を教えて」と命じた後、「そこまでどのくらい時間がかかる?」と尋ねることができる。

Sarikayaによれば、こうした能力は自然言語処理に高度な深層学習モデルを適用したもので、会話内容とそのコンテキストを「ドメインを超えて」維持でする。例のように「天気」と「交通」という異なるドメインの間でもユーザーの意図を一貫して把握できるわけだ。この能力を利用するためにはユーザーはフォローアップ・モードを有効にする必要がある。これによりデバイスは「Alexa!」という起動キーワードなしでも反応できるようになる。

この自然な会話能力がAlexaにやってくるのはアメリカ、イギリス、ドイツが最初となる。ただし「近く」とだけで正確な期日は明らかにされていない。

Alexaに近く導入されるアップデートにはスキルの自動起動がある。Alexaの能力を拡大するために多数のサードパーティー製の音声アプリが開発されている。クレジットカードのアカウント情報を参照する、ラジオでニュースを聞く、Uberに配車を依頼する、ゲームをプレイする等々だ。しかしAlexa Skillsストアには登録されたアプリの数が非常に多くなっているためユーザーが必要なスキルを発見するのが難しくなっている。

これに対応して、向こう数週間以内に、アメリカのユーザーは「Alexa、 [スキル名]をオープン」のように明示的に名称を指定しなくても必要なスキルを起動できるようになる。

AmazonではAlexaのスキルを容易に使用できるようにしようと年来努力を続けてきた。2016年にEchoから音声でAlexaのスキルを起動できるようにアップデートされた。昨年はある種の質問に限定されるものの、Alexaは対応するスキルを推薦できるようになった。今回リリースが予定されている新機能ではAlexaが自ら適切なスキルを探し出し、起動することができる。現在ベータ版がテストされている。

SarikayaはプレゼンでAlexaにシャツについた油のしみ抜き方法を訪ねた例を挙げている。

これに対してAlexaは「Tideという染み抜き製品があります」と答えた。これはProcter & Gambleが開発したスキルによるもので200種類以上の染みに対してそれぞれ対処方法を教える。

これまではユーザーが自分でTideのしみ抜きスキルを探して出してローンチするということは考えにくかった。しかしAlexaが「しみ抜き」というキーワードを理解してTideを発見、起動してくれることになれば利用の可能性ははるかにアップするだろう。

この能力はAmazonに新たな広告モデルを提供する可能性がある。 Googleにキーノート入札による広告システムのようにAlexaのキーワードを競争入札方式で販売することになるかもしれない。もしAlexaに対する質問に対するスキルの答えが特定のブランドやプロダクトを推薦する場合、有力な広告手段となる(もちろんフォローアップ・モードが有効な場合、「他には?」という質問で別の製品が推薦されるかもしれない)。

この新機能についてもローンチ期日は「近々」としか分からない。しかしSarikayaによれば、これらの新機能もAlaxaの強化の第一歩だという。【略】

「スキル発見、コンテキスト・キャリーオーバー、質問の記憶など、今回予定されている3つのアップデートはAmazonの技術陣によるAlexa改良のごく一部だ。われわれはAlexaをフリクションフリーで使えるようよう研究を重ねている。これは人間とコンピューターのインターフェイスを根本的に変革する何年もかかる道のりの一環だ。Amazonはまだ最初の一歩を踏み出したに過ぎない」とSarikayaは述べた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

iPhone SE 2にヘッドフォンジャックありとのリーク――背面はガラス、6月のWWDCで発表か

結局のところヘッドフォンジャックにはまだ未来があったようだ。iPhone SE 2のリーク写真とされるものを見ると、背面がガラスでヘッドフォンジャックを備えている。現在のiPhone SE同様、このモデルもクラシックなiPhone 5のデザインをベースにしているようだ。

9TO5Macの記事によれば、次世代iPhone SEは背面がガラスのためiPhone 8、 iPhone Xと似たワイヤレス充電に対応するという。

Appleが新しいiPhone SEをすでに準備しているという噂は根強く流れていた。2016年3月16日にオリジナルが発表され1年後にアップデートされた。モニターは4インチでiPhoneファミリー中でサイズ最小でもっとも安価なモデルだ。

6月上旬のWWDCがAppleが主催する次のメジャー・イベントとなる。新しいSEはここで発表されるはずだ。先月、Appleはシカゴで学校向けiPadの発表を含むイベントを実施した。AppleがiPhone SE 2の発表を6月のWWDCに延ばしたのは新しいiPadから注意が逸らされるのを防ぐためだったと考えれば納得がいく。

AppleはiPhoneのフラグシップモデルからヘッドフォンジャックを排除したが、SEには残されたようだが、これは合理的だ。AppleにとってSEは急成長中の世界の低価格スマートフォン市場で優位性を得るためにカギとなるモデルだ。Appleとしては低価格を武器にしたいはずなので、購入者がワイヤレス・ヘッドフォンなどの高価なデバイスを買わねばならない事態は避ける必要がある。

WWDC(ないしその後のイベント)で発表するiPhone SEは小型でヘッドフォン・ジャックがあるスマートフォンを必要とするユーザーにとって魅力的だろう。実は私にとってもそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂の教育おもちゃNintendo Laboを実機レビュー――専属テスターの評価は最高〔ビデオ〕

Nintendo Laboは任天堂が最近発売した子供向け教育おもちゃだ。子どもたちはSwitchとダンボールを組み合わせてロボット、ピアノ、釣り竿などさまざまな機能を持つガジェットを作ることができる〔TechCrunch Japanの紹介記事〕。

今回われわれは想定されるユーザーによるテストを実施した。TechCrunch専属おもちゃテスター、キャスパー、ミラ、ガスリーの3人がクールなSTEM(科学、テクノロジー、数学)教育システムの評価にあたった。3人はダンボールを切り抜き、折り畳むなどして1時間にわたってハンズオンでテストを続けた。その結果、3人のテスターは一致して(少々偉そうな口調だったが)「パーフェクト」という結論となった。任天堂が「既存の箱を抜け出して思考する」のを見るのは楽しい。

上は任天堂による紹介ビデオ

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+