アップルがエッジAIのXnor.aiを約220億円で買収か

2017年に、非営利団体のAllen Institute for AI(Ai2)からスピンオフしたXnor.aiが、約2億ドル(約220億円)でApple(アップル)に買収された。同社に近い筋が、今朝のGeekWireの記事を確証した。

アップルは、このような非公表の買収に関するかねてからの常套句でその記事を確認した。「アップルはときどき、小さなテクノロジー企業を買収しており、一般的にその目的や計画は明かしていない」。念のため、コメントを求めてみたが無駄だった。

Xnor.aiは、機械学習のアルゴリズムを高度に効率的にするプロセスの開発から始まった。 高度に効率的とは、そこらのもっとも低性能なハードウェアでも動くという意味だ。例えば、ごくわずかな電力しか使わないセキュリティカメラの組み込み電子回路などだ。そんなハードウェアでもXnorのアルゴリズムを使えば、オブジェクトの認識のような通常は強力なプロセッサーやクラウドへの接続を必要とするタスクをやってのける。

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CEOのAli Farhadi氏と彼の創業チームはAi2で同社を作り、同団体がインキュベーター事業を公式に立ち上げる直前に独立した。そして2017年の前半には270万ドル、2018年には1200万ドルを、いずれもシアトルのMadrona Venture Groupがリードするラウンドで調達し、その後もアメリカ籍の企業として着実に成長した。

情報筋によると、2億ドルという買収価額はあくまでも概算だが、仮に最終額がその半分だったとしてもMadronaとそのほかの投資家にとっては大きなリターンだ。

同社は、Appleのシアトルのオフィスへ引っ越すようだ。GeekWireが悪天候下で撮ったXnor.aiのオフィスの写真からは、引っ越しがすでに始まっていることが伺われる。Ai2は、Farhadi氏が同団体にもはやいないことを確認し、しかしワシントン大学の教授職にはとどまる、と言った。

Appleのこれまでのエッジコンピューティングへの取り組み方を見れば、この買収は完璧に理にかなっている。機械学習のワークフローをさまざまな状況で実行できるために、専用のチップまで作ったAppleは明らかに、顔認識や自然言語処理、拡張現実などのタスクを、iPhoneなどのデバイスの上でクラウドに依存せずにやらせるつもりだ。それはプライバシーよりも、パフォーマンスが目的だ。

特に同社のカメラのソフトウェアは、撮像と画像処理の両方で機械学習のアルゴリズムを広範囲に利用している。その計算集約的なタスクは、Xnorの効率化技術によってかなり軽くなるだろう。結局のところ、写真の未来はコードにあるのだから。そして短時間かつ省電力で多くのコードを実行できれば、さらにもっと高度なことができる。

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また、アップルはHomePodでスマートホームの分野にも踏み込んでおり、応用範囲が非常に広いXnorの技術の未来をアップルのような巨大企業に関して正しく予測するのは本当に難しい。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

「曲げられるディスプレイのスマホ」以外の用途を模索するRoyole

2年前には少なくともRoyoleは、初めての折りたたみ式スマートフォンで我々の関心を掴んだ。初めて、というのはそれだけでもニュースになる。それによってこの無名企業があちこちで採り上げられたが、同社のフォームファクタ革命はまだちっとも始まっていなかった。何よりもまず、同社のそのFlexPaiはまだプロトタイプでしかなかった。

[Royole Corporation: RoyoleのRoTree(下図)には500台の完全な折りたたみ式スクリーンがぶら下がっている。それらは本物の木の葉のように軽いが、それだけでなく、その葉っぱに映っている画像やビデオを変えられるのだ! このツリーは深圳の宝安国際空港に、空港の新しいランドマークとして「植えられて」いる。]

しかしそれでもRoyoleは、我々の関心を掴んでいる。深圳の空港で折りたたみ式スマートフォンのツリーも間近で見た。でも、今度は何だろう? もちろん、もっとおもしろいものだろう。同社は今週のCESで2つの新しいデバイスを披露したが、その目的はどうやら、FlexPaiのときと同じようだ。すなわち、折りたたみ式ディスプレイという技術のポテンシャルをデモすること。それはまさに、Royoleという企業の使命のようだ。

関連記事: A closer look at Royole’s foldable display…Royoleの折りたたみディスプレイを間近で見る(未訳)。

人だかりができていたのは、Mirage Smart Speakerだ。これはAmazon Echoに8インチの曲げられるAMOLEDディスプレイを巻きつけたようなもの。製品にしっかり巻きつけられているから、ユーザーはそれを曲げられない。でも正直なところ、ユーザーが自分の手で曲げられることが、この話の焦点だったはずだが。とにかくこちらは、折りたたみ式ではなくて巻きつけ式ディスプレイだ。Winampのサウンドビジュアライザーみたいで、楽しいかもしれない。

カメラもついているけど、何のためだろう? スマートスピーカーにカメラは不要なのでは? そう考えるのは、私だけかな?

同社のRoWriteのニューバージョンもある。これは1枚の紙のようなもので、センサーを内蔵しているのでユーザーが書いたり描いたりしたものをデジタイズする。紙に書く(描く)ように気軽に使えて、しかもそれがデジタル化されることがキモだ。ニューバージョンはバッテリーが新しくなって前よりも小さくて軽い。

CES 2020 coverage - TechCrunch

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ロボコール遮断法案が上院通過、大統領の署名待ちに

大統領弾劾をめぐって両党が激しく対立している中で、米国上院はある法案を超党派で議決した。あとは、大統領が署名すれば法律が成立する。そのTRACED法(Telephone Robocall Abuse Criminal Enforcement Act、電話のロボコール濫用を犯罪とする法律)は、ロボコールが呼び出し音を鳴らす前にキャリアがそれを封ずることを義務付け、特に悪質なものはFCCに捜査権を与える。

下院エネルギーおよび商業委員会の法案共同提案者は:「不法なロボコールを遮断するこの法案を下院が速やかに可決したことは喜ばしい。我々は米国の人びとがこれらのしつこい不法な起呼から解放されるために懸命な努力を行った。この超党派の圧倒的多数で議決された法案に、大統領がきわめて速やかに署名することを期待する」。

関連記事: 米下院と上院が迷惑電話のロボコール対策法案で合意、早急の制定目指す

さまざまなケースが超党派と呼ばれるが、これは本物だ。上院と下院で法案の2つのバージョンが生まれ、どちらも圧倒的多数で議決された。関連する委員会が共同で両案を生かした統一バージョンの法案を作り、その後わずか1カ月でホワイトハウスに渡って大統領の署名を待つことになったのだから、すごいことだ。

法案の要約はここで読めるが、要約すると以下のようになる。

  • ロボコール迷惑行為に対するFCCの出訴期限を延長し、罰金を増額する
  • FCCはスパムコールとスパムテキストから消費者を護るための規則を作る(すでに着手)
  • FCCはロボコール対策に関する年報を作りFCC推奨の法案を作成する
  • 発信者電話番号の詐称を防止するためにSTIR/SHAKENフレームワークの適切なタイムラインを採用する
  • キャリアは上記サービスに課金せず、ありうる過誤を犯すことから自力で自己を遮蔽する
  • 司法長官は犯行者の訴追のために多省庁にまたがる特別調査委員会を召集する
  • 司法省は犯行者を訴追できる。
  • 規則が実効していることを確認するための切り抜き作成や調査を行い、関連団体などからのフィードバックが確実にあるように図る

この特定の問題に具体的にフォーカスしているという意味で、これはいい法案のようだ。余計なものは何もない。早く署名され、早く法律として発効することを望みたい。

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Androidのフォーカスモードがベータ段階を終了、新たにスケジューリング機能が加わる

Googleが米国時間12月4日にローンチしたFocus Mode(フォーカスモード)という機能で、Androidデバイスの一連のデジタルウェルビーイング(Digital Wellbeing)ツールが一層充実した。このモードを使うと、ユーザーはソーシャルメディアのアップデートやメールの通知など、集中心を削ぐ雑事雑念を一定時間シャットダウンし、仕事などに集中できる。フォーカスモードは5月に開催されたGoogleのデベロッパーカンファレンスであるGoogle I/Oで発表されたが、これまではベータ状態だった。

Do Not Disturb(おやすみモード)と違って、音や振動を消すとか、ビジュアルな邪魔物をブロックすることはできない。フォーカスモードは、指定したアプリを無効にするだけだ。

このモードを使うにはまず、最も邪魔になるアプリをDigital Wellbeing機能で指定する。FacebookやYouTube、Gmail、ゲームなどがあなたの集中心を奪っているかもしれない。それらのアプリを一時的にポーズにして、通知が来ないようにする。そのアプリを開こうとすると「それはさっきポーズにしたでしょ」と注意される。

ベータテスト中にGoogleは、ベータテスターのフィードバックがフォーカスモードの新しい拡張機能、つまりアプリの一時中断機能の開発につながったとしている。これにより、例えば午前9時から午後5時までの勤務時間など、選択した曜日と時間にアプリ通知を継続的にブロックできる。

フォーカスモードを一時停止するオプションもある。これにより、ブロックされたアプリをしばらく使用し、完全に無効にすることなくフォーカスモードに戻ることができる。さらに、仕事やその他のタスクを予定よりも早く完了した場合、フォーカスモードの設定を変更することなく、その日のフォーカスモードだけをオフにできる。

このフォーカスモードは、Googleがデジタルウェルビーイングを充実させる努力の一環だ。この機能が始まった2018年には、GoogleのPixelスマートフォンだけが対象だった。そしてその後は徐々にAndroid全体広がり、親が子どものアプリ利用を管理するペアレンタルコントロールのFamily Linkなども含まれるようになった。

Googleのデジタルウェルビーイングアプリは、本来のDigital Wellbeingの枠組み以外にもある。その中には、スパム通知をメールボックスに放り込む、クロックをアンロックする、自分でデバイスをチェックしなくても重要な情報がプリントされるなどの機能がある。

Googleが開発したセッティングやコントロールのツールにも、YouTubeの視聴を休憩する、Gmailのオートメーション、Google Homeのダウンタイム時のセッティングなど、ウェルビーイング的なものがある。

Googleによるとフォーカスモードの新バージョンは本日ベータを終えて、デジタルウェルビーイングとペアレンタルコントロールをサポートしているすべてのデバイスへ展開中だ。具体的には、Android 9と10を搭載するスマートフォンが含まれる。

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Snapdragon 865と765が登場、Qualcommの最新SoCは何ができるのか?

Qualcomm(クアルコム)は今週、ハワイで例年の大集会を開き、Snapdragonのニュースを次々と小出しにしている。米国時間12月3日のイベントでは、Snapdragon 865と765の派手なお披露目があり、このチップは来年以降の高級品および中級品のスマートフォンなどに搭載されるだろう。

本日の主役はコンポーネントだ。最近の同社のやり方から見ると、明日もその続きになるだろう。しかし本日すでに、これらのチップの特徴がかなりはっきりとわかってきた。では、トップダウンでSnapdragon 865から説明していこう。昨年の例に倣えば、このプレミアムチップは1月のCESと2月のMWCで搭載機が発表されるだろう。重要なハイライトは、間違いなく5Gだ。なにしろ2020年は5Gが購買意欲をそそって、このところ不振のスマートフォンの売上が盛り返すと言われている。

関連記事:Qualcomm unveils Snapdragon 865 and 765 platforms(QualcommがSnapdragon 865と765を披露、未訳)

このチップの5Gの統合はまだ発表がなく、クアルコムの5GモデムX55と併用される。忘れてならないのは、来年になってもフラグシップ機の多くが5G未対応であることだ。なによりもまず、5Gにしたらお値段が高すぎて売れない。しかも多くの市場で、5Gの圏域は面というよりも点だ。でもメーカーは結局、モデムとペアで買わされることになるのだろう。

5Gの周波数レンジのサポートはかなり広い。キャリアの5G対応がかなり小口だからだ。キャリアごとに大きく異なるし、T-Mobileのように1つのキャリア内で相当違うこともある。

もうひとつの焦点がAIだ。こちらもやはり意外性はない。ここ数年のスマートフォンの進化はAIが軸だったし、今後もますますそうだろう。それらがこれからは第5世代のAIチップで動くようになり、パフォーマンスは前世代の倍になる。

Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントの待ち受けを低電力で実現するための、ウェイクワード聞き取り機能を内包している。画像関連では200万画素の写真や8Kをサポート、スピードも大きく上がった。ディスプレイ出力やゲーム向けとして、144Hzのリフレッシュレートをサポートする。

一方Snapdragon 765は、もっと幅広い機種で5Gの採用を早めようというクアルコムの意欲の表れだ。オプションで5Gが統合されるのも、それを狙っている。コストや消費電力は低いままで。実機は2020年の早期に各社から登場するだろう。

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セキュリティ侵犯でTモバイルの顧客情報が100万件以上流出

T-Mobile(Tモバイル)が、データ侵犯により100万人あまりの顧客に影響が及び、財務情報やパスワードを除く個人情報が悪意のある者に露出したことを認めた。同社は影響を受けた顧客に警告したが、そのハッキングの詳細な公式説明はない。

同社は被害者ユーザーへの公開情報で、同社のセキュリティチームが、プリペイドデータの顧客への「悪意ある不正なアクセス」を遮断した、と述べている。露出したと思われるデータは、以下のものだ:

  • 氏名
  • 請求アドレス
  • 電話番号
  • アカウント番号
  • 料金区分、プラン、起呼機能(国際通話ありなど)

最後のデータは「顧客に権限のあるネットワーク情報」と見なされ、通信企業に対する規制では、リークしたときには顧客に通知することが必要だ。つまり、その規制がなければ通知はしないということか。しかしそれでも、史上最大のハッキングが開示されなかったことが過去に何度もある。

しかし今回は、かなり素早くTモバイルはハッキングを開示したようだ。問い合わせに対しTモバイルの社員は顧客の1.5%未満が被害を受け、同社のユーザー総数は約7500万人だから、被害者数はおよそ100万人強になると言った。

同社は開示声明の中で、「弊社はみなさまの情報の安全を極めて重視している」と言っているが、それはTechCrunchがかつてこんな状況で言うなと求めた、しらじらしい決まり文句だ。

関連記事:常套句「プライバシーやセキュリティを真剣にとらえている」は耳にタコだ

そのTモバイルの社員によると犯行が発見されたのは11月の初めで「ただちに」シャットダウンしたそうだ。データがあった場所や、露出していた期間、会社が講じた対策などについても聞いたが、答はなかった。

上記のデータは、露出してもそれ自身では必ずしも有害ではないが、アカウントを盗もうとする者の足がかりになることはある。アカウントのハイジャックは最近のサイバー犯罪の、かなりよくある手口であり、料金プランや自宅住所などの情報が、犯行の役に立つこともある。あなたがTモバイルの顧客なら、パスワードを変えて、自分のアカウントの詳細をチェックしよう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Banditがニューヨークに「モバイル専用」コーヒーショップをオープン

ニューヨークのミッドタウンにあるBandit (バンディット)コーヒーショップでは、ただカウンターに行って何かを注文するということができない。その代わりに、モバイルアプリをダウンロードする必要がある。

私も昨日の午後、自分自身でそれを体験してみた。他の客にまざって携帯電話を取り出し、Banditアプリをダウンロードしてプロファイルを作成し、注文と支払いを行った。数分後、バリスタがカウンターで私の名前を呼びコーヒーを手渡してくれた。とてもおいしいコーヒーだった。

別の言い方をするなら、スターバックスがモバイルによる注文と支払いの実験を行っている一方で、Banditは共同創業者兼CEOのMax Crowley(マックス・クロウリー)氏が言うように「モバイル専用」ストアと呼ばれるものに賭けている。

もちろん、このモデルは初回にもたつく可能性がある。特に事情を知らないフリー客が入ってきたときにはなおさらだ。とはいえ、親切なBanditスタッフが控えているし、クロウリー氏(以前はUber for Businessのゼネラルマネージャーだった)は、このモデルは「まったく新しいタイプの体験」を生み出す機会を提供すると語っている。

彼は中国のLuckkin Coffeeの急速な成長をインスピレーションとして指摘し、最終的にBanditは、顧客のコーヒーへの渇望を満足させる最も便利な方法(どこにいてもアプリを立ち上げて飲みたいドリンクを注文できる)を提供するはずだと語る。注文後アプリは、いつ準備が整うか、どこでそれを受け取れるかを顧客に伝える。

今の所Banditは、1店舗しか存在しないため、そこまでの利便性を提供することはまだできない。しかし、クロウリー氏は、コーヒーショップモデルの他の側面も再考したと語る。

その例の1つとして、この最初のBanditストアは、基本的に特別な施工をされていない小売スペースに置かれているという点が挙げられる。クロウリー氏によれば、彼のチームはその中ですべてのコーヒー準備を行うことができる11×11フィート(3.35×3.35m)のカウンタースペースを用意したという。他の場所で組み立てることもでき、単に電源を引き込むだけで使うことができるため、大げさな工事は不要だ。

「(新しい場所を)数時間で立ち上げることができますし、従来の店舗の約10分の1のコストでそれを実現することがでます」と彼は言う。

このため、今後数か月でさらにニューヨーク市内に4つまたは5つの店舗を立ち上げ、2020年の第1四半期の終わりまでにはニューヨークを超えて拡大する計画だ。

クロウリー氏は、コストを抑えることでBanditがコーヒーを手頃な価格に保つこともできると付け加えた。「アイスラテが6ドルや7ドル(約650円〜760円)である必要はないと思っています(例えば、昨日私が飲んだコーヒーは2ドルだった)。私たちの目標は、スターバックスよりも安く提供することです」。また、他の価格モデルの実験も行っていて、手始めに毎月20ドル払えば1杯1ドルで無制限にコーヒーを飲めるプログラムを始めた。

そして、この携帯電話を使ってて商品をポンと受け取るだけのやり取りが、事務的でおそらくはやや気持ちがこもっていないような気がするとしたら、私が実際に行った店ではそんな感じはまったく受けなかったということを指摘しておきたい。場所は多少むき出しのままだが、目を引く外見で、コーンホール(トウモロコシの粒などが入った袋を、斜めに置かれた穴に投げ入れる対戦型ゲーム)のようないくつかの遊具が顧客のために置かれていた。最も重要なことは、人びとは単にコーヒーを急いでとりに来ているのではなく、実際にその辺でくつろいでいたということだ。

「コーヒーショップの場所に関する基本的な調査を行っていとき私たちが観察したのは、お客さんの80%がコーヒーを受け取ってすぐに去っていく姿でした」とクロウリー氏は言う。「その層は、間違いなく私たちが中心的に狙っている層です。1分以内に飲み物の注文を完了して、受け取って店を出るまでを本当に簡単なものにしたいのです。将来的には、さまざまな場所で、さまざまな体験に対して、このようなものを提供したいと思っています」。

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(翻訳:sako)

Spotifyが曲と完全同期したリアルタイムの歌詞表示をテスト中

iOS 13からAppleはApple Musicに曲と完全に合った歌詞を加えた。そして今度はSpotifyの番か。国際市場の何人かのユーザーが、Spotifyのモバイルアプリで同じように同期した歌詞を見たことを報告している。歌詞が曲に合わせてスクロールするのだ。ツイートのスクリーンショットによると、その機能はMusixmatchが提供している。SpotifyはTechCrunchに対して「この機能は今いくつかの限られた市場でテスト中である」と確認した。

Spotifyは具体的に地域の名前を挙げなかったが、カナダとインドネシアとメキシコがテスト市場に含まれるらしい。

この機能は再生コントロールの下にあり、Behind the Lyrics(歌詞の裏側)やStoryline(ストーリー)など、そのほかの拡張機能と並んでいる。ユーザーの報告によると、歌詞は全画面モードでも見られる。ここ米国では同じ体験を再現できなかったから、テスト市場に含まれていないのだろう(下図のツイートの言語はインドネシア語とスペイン語。内容は「Spotifyに歌詞が突然現れた」など)。

Spotifyはデスクトップでは数年前から歌詞をサポートしていたが、その後その機能はなくなった。ユーザーは何度も何度も、それが戻ってくることを求めた。たとえばSpotifyのユーザーフィードバックコミュニティでは、「歌詞を戻せ」というリクエストの賛成票が1万4300票にも達した。Spotifyはリクエストに応えようとしなかったが、Geniusを統合した機能Behind the Lyrics(歌詞の裏側)を指示した。

しかしGenius提供のその機能は歌詞全文ではなくて、歌詞とストーリーを組み合わせた注釈だった。それなりに勉強になるし、楽しくもあるけど、その歌がなんと言ってるのか知りたいという欲求は満たしてくれない。

現在Spotifyのデスクトップもモバイルアプリも、日本を除いては歌詞をサポートしていない。今回のようなテストはときどきやっているから、これも近日中にローンチするというサインではない。

歌詞を提供しないというSpotifyの決定は、Apple Musicに有利に働いている。Spotifyの今の有料ユーザー数は1億1300万で、Apple Musicは6000万だから、歌詞のあるなしが決定的な競争要因になることはないだろうけど、ユーザーのつなぎとめには貢献するだろう。歌詞のないサイトに移行したい人は、たぶんいないから。Alexaデバイスに音楽と歌詞を統合したAmazonも、Spotifyの歌詞なしポリシーに助けられている。

Spotifyのスポークスパーソンは「同期する歌詞は目下テスト中である」と確認した。「確かにこの機能は目下、少数の市場でテストしております。Spotifyでは常に、さまざまな新しいプロダクトやユーザー体験をテストしていますが、現時点でシェアできるニュースはございません」。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ファーウェイがバグ発見褒賞会議を開催、ミュンヘンにハッカーを集める

中国のテクノロジー大手のHuawei(ファーウェイ)は、今月下旬にミュンヘンで開く秘密会議に全世界の優秀なスマートフォンハッカーを招き、各国政府の同社に対する懸念を払拭しようとしている。

TechCrunchの情報筋によると、その11月16日の会議でファーウェイは、新しいバグ褒賞事業を非公開で提示する。それにより、セキュリティの脆弱性を指摘した研究者には賞金が贈られる。情報筋によると、そのバグ褒賞事業は過去と未来のモバイルデバイスを対象とし、またAndroidに対抗する同社製モバイルオペレーティングシステムであるHarmonyOSも、バグ発見賞の対象になる。

Apple(アップル)やGoogle(グーグル)、Samsung(サムスン)など、そのほかのスマートフォンメーカーにもバグ褒賞制度がある。

ファーウェイの新しいバグ発見褒賞制度は、同社と中国政府との関係に対する批判が最近ますます高まっていることと関係がありそうだ。同社が中国政府のためにスパイ行為をしているという米国の主張をファーウェイは否定しているが、それでもなお連邦政府は制裁と米国での事業に対する制限を解こうとしない。同社に対するこのような圧力の中で、グーグルなどはファーウェイに対する同社スマートフォンに使われていたAndroidのサポートを停止し、そのため同社は独自のOSを使わざるをえなくなった

ある情報筋はこのイベントを、アップルが8月に主催した秘密会議に似ているという。そこではiPhoneをハックしてセキュリティの弱点を見つけたセキュリティ研究家に、特別製のiPhoneが贈られた。

情報筋によるとファーウェイのバグ褒賞会議の目的は、セキュリティ研究者たちと同社との積極的な協働ぶりを各国政府に見せつけることにある。ファーウェイは通信企業が使用するネットワーキング機器も作っているが、これに関しては今年初めに英国の政府当局から、同社は国のセキュリティの脅威にはならないと主張しながら、深刻で意図的な欠陥を直そうとしないと批判された。

ファーウェイのスポークスパーソンであるChase Skinner(チェイス・スキナー)氏は、コメントの求めに応じなかった。

関連記事:米通信委がファーウェイとZTEの設備排除を通信会社に要求へ

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マリオカートツアーのマルチプレーヤーモードが12月に月額会員向けサービスとしてベータ実装

任天堂を代表するレーシングゲーム「マリオカート ツアー 」のスマートフォン向けバージョンが、もうすぐマルチプレイヤーのレースをサポートする。本来は対戦ゲームであったというルーツに回帰することになるのだ。マルチプレーヤーの参加者に制限のあるそのベータは、暇人が多い12月に計画されているが、それは有料会員のみで一般ユーザーはもうしばらく待たなければならない。

マリオカートは、スーパーファミコンに初登場したときのバージョンが私見ではベストで、そのときからマルチプレーヤー対応だった。複数のモードからどれかを選び、プレーヤーはリアルタイムで対戦した。だからその後のマリオカート  ツアーがゲームとしてどれだけ優れていても、プレーヤーは肝心の機能がないことに幻滅した。

ハイスコアやベストタイムをポストすることはできるが、激しいレースで後方から6台をごぼう抜きするときのスリルとは比べモノにならない。

mario kart tour ios

でも、そのスリルがもうすぐゴールドパスの月額会員向けサービスとして戻ってくる。このサブスクリプションは、初回だけ無料のゲームで特殊なコンテンツにもアクセスでき、このベータに参加するための要件だ。

とはいえ無料ゲームであっても、この手法はすべてのサービスや機能にアクセスできるはずと信じているプレーヤーの怒りを買うだろう。でも任天堂が今回制限を設けたのは、新しい機能のストレステストやゲームプレイのバランスの検証をするためだ。テストは参加者を制限したほうがやりやすい。

しかし、ゲーマーが任天堂のオンラインゲームやマルチプレーヤーゲームに感じていた不満は増幅するだろう。Switchでも、一部のファミコンおよびスーファミゲームはサブスクリプションだが、だからといって特別な恩典などはない。他のプラットホームで何年も前からあった音声チャットなどの機能も未搭載または長く待たされる。

月額550円は、それだけを見ればささやかな額でも、今テクノロジーマニアの消費者たちはサブスクリプションの多さに疲れ果てて、その一部を制限しつつある。今度の任天堂の新サービスが、切られるほうにならなければいいが。

画像クレジット: Nintendo

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Googleマップの匿名モードがAndroidユーザーから実装始まる

しばらく前から、Googleマップマップには「匿名モード」があった。そのモードでは、検索やルート探しをしても、そのことがユーザーのアカウントの履歴に残らない。そのオプションを探して見つからなくても、あなたが悪いのではない。5月にGoogle I/Oで発表されたその機能は、Googleによるとようやく今展開を始めたのだ。

展開の情報はGoogleマップマップのサポートページにあり、それをAndroidPoliceが最初に見つけた。段階的な展開なので、最新バージョンのマップになくてもガッカリしないように。展開はAndroidユーザーから始めるようだ。Androidユーザー全員に行き渡るのは「数日後」とGoogleは説明している。

あなたのアカウントにそれが載ったら、プロフィールの画像をタップして匿名モードを有効/無効に切り替えられる。

何のために匿名モードはあるのか?5月にも書いたように、子供のためのクリスマスのギフトをあちこち探したけど、そのお店を内緒にしたいとか、あるお医者に通ってるけどそれをスマホを友人に貸したときに知られたくないなど。床にパンくずをあまり残したくない理由は、ほかにもたくさんある。

ただしマップの利用履歴が人に見られなくなっても、Googleでの記録には残る。今月のWired誌に同社が語っているところによると、匿名モードのマップ使用セッションはアカウント情報としては残らなくても、セッションを特定するIDによりGoogleのログには残る。そのIDは毎回の使用セッションごとに変わるとのこと

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マーケティング向けARコンテンツを気軽に作れるクラウドエディター

スマートフォンの拡張現実(Augmented Reality、AR)には大きな将来性があったが、しかしこれまでは段階的な進化が多くて、新しいプラットホームの登場は少なかった。しかしモバイルのARに注力していたスタートアップにとっては、ユーザーに負担をかけないもっと軽いAR体験を作り出すことが、長年の課題だった。

8th Wallは、モバイルのAR体験を実現する開発ツールを作っており、同社はこれまで1000万ドルあまりの資金を調達して、デベロッパーたちを拡張現実の世界に誘い込もうとしてきた。

関連記事:Augmented reality developer tools startup 8th Wall raises $8 million…拡張現実開発ツールの8th Wallが800万ドルを調達(未訳)

同社は今週、8th WallがホストするAR体験を一般ユーザーが作れるワンストップの制作プラットホームを発表した。それは、同社がこれまでやろうとしていたことの一歩前進であり、顧客がマーケティング目的で気軽にARを作れることが、スマートフォンの単純なARを収益源にするための最適の方法であることの兆候でもある。

そのARエディターは、ウェブで人気のある没入体験のフレームワークであるA-Frameやthree.js、そしてBabylon.jsをサポートしている。「開発プラットホームではあるが、ゲームエンジンのUnityのように重厚なレンダリングを目指すものではなく、とにかく『軽いプロジェクトをどんなスケールでも素早く作る』ことが狙いだ」とCEOのErik Murphy(エリック・マーフィー)氏は語っている。

8th Wallは最初、ARKitやARCoreのような拡張現実プラットホームで、デベロッパーが作るコンテンツができる限り多様な機種をサポートすることを目指していた。今の8th Wallの14名のチームは、スマートフォンからブラウザ上のウェブ体験を呼び出せるWebARと呼ばれる技術にフォーカスしている。

WebARのメリットは、Webアプリケーションと同じだ。ユーザーは何もダウンロードせず、単純にリンクでコンテンツにアクセスできる。企業のマーケティングで行われる消費者や顧客との対話には、最適の方法だ。そんなところでユーザーにアプリのダウンロードを求めたりしたら、まるで笑い話だ。リンクやQRコードでWebへのリンクを提供したほうがずっと人生は楽だ。

8th Wallのクラウドベースの制作およびホスティングプラットホームは、広告/マーケティング代理店や企業のユーザーなどが本日10月31日から利用できる。

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アップルがApp Storeのバグで世界で1週間で2000万件のレーティングを消す

App Storeに起きた事故により、Google、Microsoft、Starbucks、Hulu、Nikeなどの人気アプリから小規模なデベロッパーのプロダクトまで2000万件以上のレーティングが消えた。バグは2019年10月23日に影響を与え始め、米国時間10月29日になってやっと解決された。Appleは、アプリのレーティングに大打撃を与えた事故について原因や経緯についてまだ説明していない。

この大幅なレーティングの消失は、モバイルアプリの分析プラットフォーム、Appfiguresが発見した。同社は、200以上のデベロッパーの300以上のアプリがバグの影響を受け、App Storeから2200万のアプリレビューが消されたことを突き止めた。米国を含めて影響を受けた国ではレーティング数が平均50%減少した。

total ratings

もっとも大きな打撃を受けたのは米国で1000万件のレーティングが消えた。 しかし、影響はグローバルであり、アップルがサポートする155か国すべてがバグの被害を受けた。中でも、中国、英国、韓国、ロシア、オーストラリアは大きな影響を受けた。

特にひどいダメージを受けたアプリもある。 たとえば、Huluは米国でレーティングのなんと95%を、DropboxとChaseは85%を失った。バグの影響を受け企業にはTechchCrunchの取材に対してコメントを避けたところもあるが、レーティングの削除は「我々のリクエストよるものでなかった」ということは認めた。

hulu chart ratings drop

このバグで米国が最も大きな影響を受けた理由はこちらで人気が高い大型アプリに被害が出たからだろう。これにはeWalgreen、Venmo、Amazon Prime Video、Southwest、Hotels.com、Disneyland、Ibotta、ESPN、Amex、Xoom、Fandango、Skyscanner、Google Classroom、Nike SNKRS、My Disney Experience、Old Navyなどだ。

Appfiguresによると、ヒットした300本以上のアプリのうち、約半数の154本で100以上のレーティングが消えた。

おお。StarbucksのiOSアプリは一晩で約130万件のレーティングを失った! huluは約9万件、他の多数のアプリもそうだ。これがAppStoreだけのバグだといいのだが。

当初ほとんど情報がなかったため、一部のデベロッパーはアップルがインチキなレーティングを除去しようとしているのかもしれないと推測した。 しかしすぐにAppfiguresがプラスの評価とマイナスの評価の双方が削除されていることを発見したため、この推測は根拠を失った。レーティング除去がフェイクレーティングを排除しようとするものならプラスの(フェイク)評価のみが削除されていたはずだ。

ratings lost 3

もう1つの推測は、Appleがレーティングシステムの高速化を図ったものの、どこかで失敗したというものだ。

不幸なことに、影響を受けた一部の開発者にとって、このバグはアプリの総合評価に影響を及ぼた。被害を受けたアプリの一部は評価の星を落とした可能性がある。そうなるとApp Store内の検索や検索エンジンの広告からアプリにアクセスする能力が損なわれる可能性がある。

一部のデベロッパー(およびAppfigures)は米国時間10月30日現在、消えたレーティングの一部が復元されたことをTechCrunchに確認した。

残念ながらApp Storeでアプリのレーティングが一瞬で消えたのはこれが初めてではない。昨年も似たような事故が起きており、App Storeのバグ によって数千のiOSアプリがレーティングの半分を失った。この場合も、アップルはバグをこっそり修正したが、何が起きたのか説明はしなかった。

我々は米国時間10月29日にアップルにコメントを求めたがまだ回答がない。

しかし、我々が掴んだ情報では、アップルは一部のデベロッパーに直接連絡を取り「誤ってレーティングの削除が行われたが、現在修正、回復に取り組んでいる」と説明したという。

【Japan編集部追記】Appfigures記事のアップデートによれば、アップルは問題をエラーだったと認め、影響を受けたすべてのアプリのレーティングを復元中だという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アップルがiOS 13.2をリリース、低照度で低ノイズの写真を撮れるDeep Fusionあり

Apple(アップル)は、iPhoneとiPadに向けてiOS 13.2、iPadOS 13.2をリリースした。このアップデートは通常のバグフィックスとセキュリティの改善が主だが新しい機能もいくつかある。

まず、iOS 13.2には大量の絵文字が加わった。同社はこのバージョンからUnicode 12.0を公式にサポートする。手をつないだカップルはどんな性や肌の色でも作れる。アクセシビリティ指向の介護犬とか、車椅子に乗った人、義手や義足、目の不自由な人が使う杖などがある。動物の種類が増え、あくびをしている顔や新しい食べ物もいろいろとそろっている。

iPhone 11やiPhone 11 Proでは、iOS 13.2が機械学習で画像の質、特に暗い画像の明るさをアップするDeep Fusionが使える。ビデオは「カメラ」アプリから直接、解像度やフレームレートを変えられようになる。

iOS 13.2では、アップルの社員とSiriの録音を共有することをオプトアウトできるほか、Siriの命令履歴の削除も可能だ。「設定」→「プライバシー」→「解析と改良」で切り替えればいい。

関連記事:アップルはSiriの音声録音のグレーディングのオプトインと履歴の削除をベータ化

そしてiOS 13.2は、HomeKit対応カメラでHomeKit‌ Secure Videoを有効にできる。新たに発表されたAirPods Proのサポートも加わった。

iOS 13.2にアップデートする前に、必ずデバイスをバックアップすること。iCloudのアップデートが最新であることを「設定」アプリで確認しよう。具体的な手順は、トップのアカウント情報とデバイス名をタップ。iOSデバイスをPCにつないで、iTunesで手作業でバックアップしてもいい。macOS Catalinaの場合はFinder上でバックアップ可能だ。

iTunesやFinderでバックアップするなら、暗号化を忘れないように。暗号化しておけば、誰かがコンピューターをハックしても安全だ。暗号化したバックアップには、保存されていたパスワードや健康データも含まれる。そのため、すべてのオンラインアカウントに再接続しなくてもいい。

バックアップを終えたら、iOSの「設定」アプリ→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開く。「アップデートがリクエストされました」と表示されて、ダウンロード可能な場合は自動的にダウンロードが始まるはずだ。

画像クレジット: TechCrunch

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Googleが通知スパムを受信箱に放り込むアプリなど複数の実験アプリを公開

Google(グーグル)は昨年のデベロッパーカンファレンスであるGoogle I/OでAndroid用のデジタルウェルビーイングツールを発表したが、その後さらに機能の拡張に努めて子供のいる家族のためのFocusモードやペアレンタルコントロールの改良などを導入した。そして、今回また新しいことをやろうとしている。今回のは「実験的な」アプリの集まりと呼ばれ、ユーザーが自分のデバイスの使われ方をよく知り、そのスクリーンタイムを減らすことが目的だ。

それらのアプリはDigital Wellbeing Experimentsと呼ばれる新たなプラットホームに属し、これまでの標準的なスクリーンタイムのコントロールとは大きく異なっている。「すべてオープンソースのプロジェクトで、型にはまらない考え方をユーザーに促す」となっているが必須のツールとはいえない。

それらの実験の1つであるUnlock Clockは、スマートフォンをアンロックする頻度を数える。

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そしてWe Flipは、友だちのグループや家族などの全員をテクノロジーから切り離し、しかし誰かが自分のスマートフォンをアンロックすると全員のその状態が終わる。スクリーンタイムが、家族の対戦スポーツになるみたいだ。

一方Desert IslandMorphは、アプリを軸にしてスクリーンタイムの減少を目指す。Desert Islandは本当に必要なアプリだけで1日を過ごすようにし、Morphは1日の各時間に合ったアプリだけを使えるようにする。

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そんなアイデアは何年も前からAndroid用のランチャーのCoverEverythingMeAviateなどにもあった。それらの場合は、どの時間にユーザーが何をしているかによって、ホーム画面の構成やウィジェットが変わった。しかしそれでもスマートフォンの状態をニーズに合わせて個人化するという考え方は、あまり普及しなかった。「同じことがiOSではできないから」だったかもしれない。Apple(アップル)は、ユーザーによるカスタマイズをかなり制限している。

Post Boxはかなり面白い。それは通知を特定の時間になるまで消さずに保持する。

通知スパムは、スマートフォンのユーザーになることがうっとおしい最大の理由のひとつだ。あまりにもひどいので、アップルもグーグルもOSのレベルでユーザーが再通知をコントロールできるようにした。

今年の早い時期にアップルのCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は「自分のiPhoneの通知機能を無効にした」とさえ言った。iPhoneにはそんな奇跡のようなこともできるという自慢だったが、実際にはアップルの通知システムの設計に欠陥がある。デベロッパーは、しつこくて無意味な割り込みを繰り返し何度でもかけられるようなアプリを平気で作れてしまうのだ。

通知を唐突で無礼な割り込みからメールの受信箱(Post Box)のようなものに変えてしまうPost Boxアプリの実験はもっと前からあってもいいような機能だが、それがあるとスマホのアプリが今ほど増加しなかったかもしれない。そして今回の発表の中では最も奇抜な実験がPaper Phoneアプリだ。

このアプリは、その日の重要な情報や、必要なときすぐ見つけたいコンタクト、地図、会議のスケジュール、仕事の締め切り、天気予報などなどをプリンターでプリントして小冊子にしてくれる。

paper phone

つまりスマートフォンのスクリーンタイムがゼロ、スマホにまったく触らないで、重要な情報にアクセスできる。スマホ以前の世代にとっては過去へのタイムトラベルみたいだし、スマホ依存症の世代には、ちょっとした自由時間をプレゼントする。

このDigital Wellbeing Experimentsプラットホームは誰でも作品を提供できる。テクノロジーに過度に依存しない生活のための知恵や工夫をどんどん投稿しよう。

グーグルは「これらの実験がデベロッパーやデザイナーを啓発して、テクノロジーを構築するときにはデジタルのウェルビーイングが頭の中で常に最優先されるようにしたい。このプラットホームに参加する人が増えれば増えるほど、みんなにとってもっといいテクノロジーを誰もが作れるようになるだろう」とコメントしている。

その気になった人は、ガイドブック「Hack Pack」とオープンソースのコードをこの実験のウェブサイトからダウンロードできる。また、実験アプリはAndroidのみでGoogle Play Storeからダウンロードできる。

この実験はグーグルの既存のプロダクトの改良というより、お楽しみの要素が強いが、グーグルにはほかにも、スクリーンタイムとウェルビーイングの仕組みがある。それらは、Android本体のウェルビーイング機能や、YouTubeの「休憩」のおすすめ、そのほかのスクリーンタイムコントロール、Google アシスタントの息抜きルーチン、自動リプライや後で送るのGmail機能、Google Family Link(ファミリー リンク)などだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

アーティストがビデオ配信と同時にグッズ販売可能に、YouTubeとMerchbarと協業

YouTubeがMerchbar(マーチバー)をパートナーして新しい機能を組み込み、世界中のファンにアーティストが配信する映像と一緒にグッズを販売できるようになる。これで映像の作者は、広告収入やサブスクリプション(会費)以外にも収益源を持てることになる。

昨年YouTubeは、作者が売上を得るための一連の機能強化を発表した。それらは、チャンネルメンバーシップ(有料会員制チャンネル)やプレミア公開、マーチャンダイズ(物販、YouTube Merchandise Store、略称Merch)などだ。

特に目立つのがマーチャンダイズ機能で、それにより作者は映像配信画面に下に商品棚を置いてファンに直接売ることができる。例えば、自分のブランドのシャツや帽子などがある人は、それらを売れるのだ。

YouTubeもまずシャツに目をつけて、オリジナルTシャツのメーカーであるTeespringをパートナーした。パートナーは今年になってさらに増えCrowdmadeDFTBAFanjoyRepresentRooster Teethなどが加わった。

そのときYouTubeは、Merch(物販)やスーパーチャット(プレミア公開、投げ銭機能のあるチャット)、チャンネルメンバーシップなどの機能を組み込んで何千ものチャンネルが売上を倍増した、と発表した。

youtube merchbar

今回のMerchbarとのパートナーシップは、主にアーティストのコミュニティが対象だ。Merchbarには今、3万5000名のアーティストからの100万件あまりのアイテムがあり、音楽と物販を組み合わせるサービスとしては世界最大だ。Official Artist Channel(公式アーティストチャンネル)のあるYouTubeアーティストは、自分の音楽ビデオの画面の下で商品を宣伝できる。マーケティングの機会に目ざといミュージシャンのMarshmello(マシュメロ)は、早くもMerchbarとYouTube専用のサッカーユニフォームを作った。

この前の物販機能と同じく、Merchbarの商品棚も映像の下に表示される。ユーザーはそこからクリックしてアーティスト自身のMerchbarサイトへ行くこともできる。売れたら、例によってYouTubeが小額の手数料を取る。MerchbarとYouTubeとの契約内容は公表されていない。

今回のローンチのタイミングは、GoogleがYouTube Musicに力を入れ始めた時期と一致する。同時期にライバルのSpotifyやApple Musicは音楽とビデオの両方を提供し、ライブやリミックスの中にはよそで聴けないものもある。最近GoogleがYouTube MusicをAndroidのデフォルトの音楽アプリにしたのも、その注力の一環だ。

米国内に品物を配送できるMerchbarのストアのあるアーチストは、YouTube Studioからその商品棚を登録しセットアップできる。米国以外の国にも、徐々に展開していく予定だ。

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Google Pixel 4のカメラはAIと機械学習で圧倒的、ハイブリッドズームも可能に

これが長らく噂になっていたGooglePixel 4だ。Googleのハードウェアイベントで実機に触ることができたのでご紹介しよう。現場で撮影した写真も何枚か掲載した。

Googleの日頃の水準からしても新しいスマートフォンに関する情報は大量にリークされていた。このリークは頭打ちのスマートフォン需要を喚起するためにGoogleが意識的に情報を流していたのだと一部では推測している。いずれにせよ新Pixel 4の出荷は1024日、799ドルから(日本での公式発表は間もなくの予定)となる。.

新デバイスのフロント側の見た目はさほど大きく変わってはいない。標準のPixel 4には従来どおりかなりの幅のベゼルが天地にある。フロントカメラは流行の切り欠きやスクリーン透過式で設置されてはいない。

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しかしリアは大きく進化している。ここ2世代ほど単一カメラで来たGoogleだが、ついにトレンドのカメラアレイを採用した。 iPhone 11に似た四角い枠の中に2台のカメラが設置されている。

水平に並んだ2台のカメラの上にセンサー、下にフラッシュがある。カメラは広角と望遠で、それぞれ12メガピクセルと16メガピクセルだという。 撮影した写真は下を見ていただきたい。ほとんど理想を実現したカメラだと感じた。本格的レビューは落ち着いてテストができるようになってからとなるが、とりあえずの印象はお伝えできるかと思う。

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正直、このカメラには興奮させられた。Googleは(いつものとおり)人工知能、機械学習には圧倒的な力を発揮した。単一カメラでもソフトウェアによって高い撮影能力を実現していたが、今回デュアルカメラに進化したことで現在の市場で最高水準のカメラに仕上がっているようだ。

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詳しくはカメラのレビューを中心とした記事に譲るが、撮影能力はあらゆる面で進化してる。現行モデルでも非常に優れている夜景モード、ポートレートがさらに改良され、AIを活用したハイブリッドズーム機能が加わった。これは新しい望遠レンズによる物理的ズーム画像とデジタル処理によるズームをAIによって最適に組合わるものだという。今日のイベントにはエリザベス女王のポートレートを撮影したことでよく知られている世界的写真家のアニー・レイボヴィッツ氏が登壇してGoogleと共同でPixel 4を使った撮影プロジェクトを進めていると語った。レイボヴィッツ氏に十分ならもちろん私にも十分以上だ。

 
 

録音機能も進化しており、特に我々のようにインタビューを仕事の重要な一部としているジャーナリストには大きな期待を抱かせるものだった。正直、今回は周囲があまりに騒がしく十分なテストができなかったが、これも後日、ちゃんとレビューする予定だ。ともあれ、いちいちクラウドにアップせずにデバイス内で音声の文字起こしができるようになったのは大進歩だと思う。

これによりレスポンスが速くなったのはもちろんだが、機密性の高いインタビューの場合でもプライバシーがはるかによく守られるようになることが大きい。録音をスタートさせると、録音中を示す灰色の帯が音声を探知するとブルーに変わる。ここで「文字起こし」(transcript)をタップすればその場で結果が表示される。その後はソーシャルメディアに投稿してもいいし、Googleドライブに保存してもいい。

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Googleがマイクロジェスチャー認識とデバイスを握ることで反応するアクティブエッジ機能したのは興味深い。他のメーカーも各種試みたもののあまり成功していない分野だ。Googleが採用したレーダー処理チップが指のジェスチャー認識の向上にどの程度の効果を発揮するのか検証してみたい。

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Googleはマイクロジェスチャーを認識するSoli機能を普及させるためにピカチューに手を振る、指差すなどの動作をすると応えてくれるポケモンゲームを作っている。正直言って私はそれらの効果にやや懐疑的だ。指のジェスチャーを高精度で認識できるというのは画期的テクノロジーだが、ユーザーに新しいインプット方式を学習させるのは容易なことではない。

ただしデバイスを取り上げて覗きこめばアンロックされる機能は便利だし、ユーザー側で新しい動作を学ぶ必要はない。ここでもPiexl 4内蔵のレーダーがユーザーの顔の認識精度のアップにひと役買っているという。

Piexl 4の出荷は1024日から、価格は799ドルからだ。準備ができしだいもっと本格的なレビューをお届けする。

Japan編集部追記】 Pixel 4他の新ハードウェアに関してはGoogleストアで間もなく(1016朝)公開の予定。ジェスチャーを認識するSoli機能は端末発売時には日本はカバーされないものの「近日対応」とのこと。小出力レーダーが日本の技適をクリアしていないためという情報がある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Googleがモバイルコンテンツ高速化技術AMPをOpenJS Foundationに持ち込む

モバイルのウェブをスピードアップするGoogle(グーグル)のプロジェクトであるAMPは、やや批判もあったが、一貫してオープンソースであるにもかかわらずGoogleの影がつきまとっていた。しかし米国時間10月10日にGoogleは、AMPフレームワークがOpenJS Foundationに加わると発表した。このLinux Foundation傘下のグループは昨年、Node.jsとJSの両ファウンデーションの合併により誕生した。OpenJS Foundationは現在、jQuery、Node.js、webpackなどの本拠地で、AMPはこのファウンデーションのインキュベータ事業に加わる。

Googleのような大企業は、安定に達したオープンソースのプロジェクトをファウンデーションに寄贈する傾向がある。今年で4歳になるAMPプロジェクトもまさにそのケースに相当し、Googleによると今ではそれは、3000万以上のドメインで数十億のページの制作に使われている。昨年GoogleはAMPの開発を監督するTechnical Steering Committee(技術的方向性委員会)を立ち上げたが、その委員会はプロジェクトをOpenJS Foundationに持ち込むことで合意していた。

そのTechnical Steering CommitteeのメンバーMalte Ubl(マルテ・ウブル)氏が本日の発表声明で次のように述べている。「今年で4年になるAMTがその旅路の次のステップに進むことは極めて喜ばしい。このところ私たちは、AMPに最良の家を与えることを考えていた。OpenJS Foundationに決めたのは、当委員会の多様なメンバーのお世話をするために最適の場所だからだ。このステップは、オープンな統治に向かうこの前のステップの次の一歩であり、これにより透明性とオープン性に一層フォーカスできるようになる」。

Googleによると、JavaScriptとその関連技術の振興を目標とするOpenJS Foundationは、「ウェブのコンテンツにユーザーファーストのフォーマットを提供する」AMPのミッションと相性がいい。また同社によると「同ファウンデーションではプロジェクトのアイデンティティと技術的フォーカスを維持でき、またAMPの統治モデルはすでにJS FoundationとNode.js Foundationからの影響でできたことを強調したい」という。

Googleは今、OpenJS Foundationの最上位の会員種別であるプラチナ会員であり、AMPプロジェクトのサポートを継続するとともに、AMPにフルタイムで関わるエンジニアを数名起用する。

関連記事:Node.jsとJSが合併の意向を共同発表、JavaScriptコミュニティーの統合を図る

画像クレジット: Google

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Android OSの開発者が作ったEssentialのスマートフォンは今後どうなる?

Essential(エッセンシャル)のCEOであるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏は、この1年ほどかなり静かだった。それにはビジネスそのほかの両方で多くの理由があるだろう。同社はデバイスの販売で苦戦し、最初の年にはわずか8万8000台のハンドセットが売れただけという。もっと深刻な話としては、ルービン氏はGoogle在籍時の良からぬ行為の報道に苦しめられた。The New York Timesの爆弾記事は、彼がGoogle(グーグル)から9000万ドルの退職金をもらう前の性的不行跡に対する告発を明るみにさらした。

Googleの元役員だった彼はTwitterで、「あの記事にはGoogleの社員であったときの私に関する間違いがたくさんある」と述べた。それから1年経った今、彼は定位置に戻り新しいデバイスを宣伝している。それはEssentialの次のハンドセットか、それともまったく違うものか。

見る者の目を捉えたのは、裏面のきらきら輝くGEMカラーシフト素材だけではなく、彼の「これまでとは明らかに異なるフォームファクタのための新しいUI」だ。その細長くて薄いハンドセットと比較できるものといえば、閉じたときのGalaxy Foldぐらいだ。もちろん、縦長の画面にはそれにしかない利点がある。

明らかに異なるフォームファクタのための新UI

そのUIは、さまざまなウィジェットのコレクションのようだ。それぞれが、天気予報、地図、カレンダー、Uberなど異なるアプリに奉仕している。地図は全画面に長々と表示される。Essentialの最初のハンドセットの面影はない。初代機は、同社が志向する革命的インパクトにはほど遠かった。

同社のスポークスパーソンは、その新しいデバイスが初期的なテスト機である、と言った。リークでそれらしい粒子の粗い写真ではなく、機の全容も見せなかったのは、そのためだろう。Essentialの公式声明はこうだ:

目下開発中の新製品は、社外で初期のテストをしています。近いうちに、もっと多くの情報をシェアしたいと思います。

当然ながら現時点では、わからないことのほうが多い。例えば、同社は最初の構想にあったモジュール方式のアタッチメントを捨てたのか?上部に携帯電話の情報がないのは、何かのサインか?CloudMagicを買収したのは、これのためか?これが本当に「essential」(必要不可)と言えるのか?

かろうじて言えるのは、こんなデバイスがあることは、ルービン氏がスマホをやめて会社を売るという最初のころの噂に反していることだ。あえて言うならEssentialは、Palmのように2台目のハンドセット市場に求愛するのかもしれない。しかし、もしそうだとしても、スマートフォンの世界が熱狂することはない。

もうすぐ結果が出るだろう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンが中国におけるスマートフォンの生産を停止

ロイターが確認しているところによると、Samsung(サムスン)は米国時間10月2日、中国におけるハンドセットの生産を停止したという。このところ、世界最大のスマートフォン市場で同社の苦戦が続いたことの結果だ。

中国のスマートフォン市場については8月に詳しく報じたが、そこでは韓国のハードウェア大手はひと桁の下の方のマーケットシェア(約1%)をかろうじて維持しているにすぎなかった。それはもちろんサムスンだけの話ではない。Apple(アップル)もまた、Huawei(ファーウェイ)やVivo(ヴィーヴォ)、Oppo(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)などの国産勢で占められている市場で苦戦していた。

中国勢の売上には、価格だけでなく特に世界市場で苦しんでいるファーウェイの場合は愛国心も寄与していると思われる。

サムスンは昨年から一部の工場を休止するなど、中国での生産を減らしてきた。そして、結局は全面撤退という結論になった。同じく中国で不調なソニーも中国での生産をやめている。一方アップルは、今のところ同国での生産を続けている。

最近のサムスンはインドやベトナムなど、ほかの国に目を向けて、生産コストを中国におけるよりも下げようとしている。スマートフォンの販売は中国でも続けているが、製造はもっと安い場所に移したいのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa