なんと、Amazonのプライム会員は任天堂のSwitch Onlineが1年間無料

AmazonのTwitch Primeを覚えているだろうか?Nintendo 任天堂Switchのオーナーに朗報だ。 このゲームプラットフォームにNintendo Switch Online、1年間無料で使える特典が追加された。任天堂のさまざまなゲームがプレイできる。離れた場所にいる友だちや世界のさまざまな場所いるプレイヤーとマルチプレイヤーゲームが楽しめる。

Amazonプライムプライム・ビデオの会員はアカウントから設定するだけで自動的にTwitch Primeのメンバーになれる。Twitch Primeにはさまざまな特典がある。 Apex LegendsやCall of Duty Black Ops 4などの大ヒットゲームのゲーム内コンテンツが無料でゲットできたり、インディー系のゲームを無料でプレイできたりする。

任天堂とTwitchを所有するAmazonは提携して新しいNintendo Switch Onlineのサブスクリプション形式を普及させようとしている。サブスクリプション料金は通常20ドル(日本では年会費2400円)だ。ただしプライム会員の特典としてTwichを利用している場合、いきなり1年間の無料体験を入手することはできない。Twichでまずこのページを開き、3カ月の無料体験プランに加入する。

2カ月後にさらに無料期間hを9カ月延長することができるのでトータルで12カ月となるわけだ。TwitchとNintendoはメンバーが二度目の延長のチャンスを忘れることを密かに期待しているかもしれない。カレンダーアプリにリマインダーを設定しておくことをお勧めする。

このキャンペーンは最初の3カ月については2019年9月24日をもって終了する。 延長9カ月については2020年1月22日で終了だ。すでにNintendo Switch Onlineのメンバーになっていてもメリットがあり、サブスクリプション期間が延長されるというのはグッドニュースだ。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook)

連絡帳アプリのCardhopがiOSにやってきた、通話やメッセージを素早く操作できる

Flexibitsは連絡帳アプリ「Cardhop」のiOS版をリリースした。最初にMac版が登場したCardhopではメッセージや通話、そして連絡帳への追加がより素早く行える。

iOSの連絡帳では、メッセージボタンを長押ししてもその動作は変えられない。しかしCardhopなら、通話やメッセージ、FaceTimeやFaceTime Audioだけでなく、WhatsAppやTelegram、Messenger、Skype、Viber、Twitterまでもをサポートしているのだ。

さらに、「Recents」タブでは連絡先だけでなく、アクションも表示される。これにより、よく使うアクションで友達とより簡単に連絡が取れる。友達の誕生日が一覧できる「Birthday」タブも面白い。さらに、G SuiteやExchangeにも対応している。

vCardのカスタマイズでは、誕生日や住所などを除外することも可能。QRコードでバーチャル名刺を作り、WeChatやSnapchat、Instagramに登録してもらうこともできる。

コマンドライン操作について

Cardhopはタブボタン上に検索バーを配置。ここでは直感的にコマンドを使いこなすことができる。

例えば、「WhatsApp Natasha」あるいは「wa Natasha」とタイプすれば、Natashaと会話が始められる。「copy Zack」とタイプすれば、コピーボタンつきのコンタクトカードが表示される。

連絡先の追加も簡単だ。「Amy Poehler 202-555-0172」とタイプすれば、かぶりをチェックした後に名前や電話番号を整理して登録してくれる。Siriショートカットでも、大事な人への通話やテキストをボイスコマンドで指示できる。

デフォルトアプリの代わりとして

CardhopはiOSに深く統合されており、アプリから通話をすると標準アプリが呼び出される。Cardhopからは出られなかった着信はみられない。一方で、Cardhopで作成した連絡先は標準アプリにも現れる。

もし大量の連絡先を抱えていれば、Cardhopはその取り扱いをすこし便利にしてくれるだろう。App Storeでの定価は4.99ドルだが、期間限定で3.99ドルにて購入できる。

[原文へ]

(文/塚本直樹 Twitter

ファーウェイのスマートグラスはジェントルモンスターと提携

Huawei(ファーウェイ)は韓国ファッションブランドのジェントルモンスターと共同開発した、通信可能なスマートグラスを発表した。

Huaweiはこのスマートグラスをイヤフォンの代替として位置づけており、スマートフォンを経由して通話ができる。製品にボタンはなく、眼鏡のつるをタップすることで着信を受けることができる。

アンテナや充電モジュール、デュアルマイク、チップセット、スピーカー、バッテリーなどはすべてつる部分に収められている。2つのマイクはビームフォーミング技術に対応し、たとえメガネがずれていていても装着者の発言を拾ってくれる。

ステレオスピーカーは耳のちょうど上に位置しており、周囲の妨げにならないように聞くことができる。なお、カメラは内蔵されていない。プライバシーの議論を避けるためにはいい選択だろう。

Huaweiのスマートグラスには、底面にUSB Type-Cポートを備えたレザーケースが付属。こちらはワイヤレス充電にも対応している。新型スマートフォン「P30シリーズ」のプレスカンファレンスで発表されたこのスマートグラスは、2019年7月以降に販売される予定だ。

[原文へ]

(文/塚本直樹 Twitter

Huawei P30 Pro/P30発表 ペリスコープレンズと深度センサーでカメラ性能刷新

Huawei(ファーウェイ)はプレスカンファレンスにて、新型フラッグシップスマートフォン「P30 Pro」「P30」を発表した。両端末とも、前モデルの「P20シリーズ」から全面的にアップデートされている。

まず外観上の進化として、両スマートフォンは小型な水滴型ノッチを搭載。またディスプレイには指紋認証機能が内蔵されている。ディスプレイサイズはP20 Pro/P20の5.8/6.1インチから、6.1/6.47インチに大型化しており、画面のアスペクト比は18.7:9から19.5:9に変更された。

P30 ProはiPhone XRよりも細いのだが、それでも個人的には手に余るサイズに感じられた。

背面パネルの素材はガラスで、角度により美しい色の変化をみせる。フレームはアルミ製だ。カーブディスプレイと裏側側面のカーブした形状のおかげで、スリムに感じられるのは好印象。本体上下の縁は平らに仕上げられており、手のひらに馴染む感触だ。

P30 ProとP30のスペックは似ており、両方とも2340×1080ドットの有機ELディスプレイを搭載している。

2機種の大きな違いは、P30 Proがカーブディスプレイなのにたいし、P30は平らなディスプレイを採用していることだ。なお、イヤホンジャックを搭載しているのはP30のみとなっている。

両機種とも、本体カラーは5パターン。ブリーシング・クリスタル、アンバー・サンライズ、パール・ホワイト、ブラック、オーロラが用意されている。アンバー・サンライズはレッドとオレンジのグラデーションカラーで、パール・ホワイトはホワイトとピンクのグラデーションカラー、オーロラはブルーとターコイズのグラデーションカラーだ。

 

背面には4カメラを搭載

カメラ性能には特にこだわりのあるHuawei。P30 Proではなんと背面に4カメラが搭載されている。

 

  • メインカメラは4000万画素/焦点距離27mm/f値1.6で光学手ブレ補正に対応
  • 超広角カメラは2000万画素/焦点距離16mm/f値2.2
  • 望遠カメラは800万画素/f値3.4かつ5倍ズーム(焦点距離125mm)を実現。こちらも光学手ブレ補正に対応
  • フラッシュ下には赤外線の照射で物体の深度を測定するToFセンサーを搭載

P30 ProではToFセンサーのおかげで、より上質なボケ効果が楽しめる。またメインカメラと望遠カメラの組み合わせにより、10倍のハイブリッドズームも実現した。

望遠カメラにはペリスコープレンズを採用。ガラスで光軸を曲げるこのレンズのおかげで、スマートフォンが分厚くならずに高倍率ズームが可能となった。

次に、P30のカメラスペックをみてみよう。

  • メインカメラは4000万画素/f値1.8で光学手ブレ補正に対応
  • 超広角カメラは1600万画素/f値2.2
  • 望遠カメラは800万画素で3倍の光学ズームを実現
  • ToFセンサーはなし

さらに、ハードウェアだけでなくソフトウェアの支援により、光学/電子手ブレ補正のおかげでナイトモードの性能がずっと進化している。また、フロントカメラも2400万画素から3200万画素に進化し、HDR撮影や暗所下での高感度撮影が楽しめる。

内部スペックまとめ

プロセッサには、Mate 20シリーズにも搭載されているKirin 980を採用。OSはAndroid Pie 9.1で、独自インターフェイスのEMUIが搭載されている。

USB-C経由では40W充電に対応し、最高15Wのワイヤレス充電も利用できる。P30 Proのバッテリー容量は4200mAhで、ワイヤレスリバース充電により他のデバイスの充電も可能だ。

P30 ProはIP68、P30はIP53の防塵・防水性能に対応。またディスプレイを振動させることで、スピーカーとして利用する。

ワイヤレスイヤホンも登場

新型ワイヤレスイヤホンのFreeLaceは、BeatsXのようにネックバンドが存在。こちらはネックバンドを取り外し、スマートフォンに直接差し込んで音楽を視聴することもできる。

USB Type-C経由で5分充電すれば、4時間の音楽視聴が可能。本体色はグラファイト・ブラック、アンバー・サンライズ、エメラルド・グリーン、ムーンライト・シルバーが用意されている。

イヤホン同士は磁力でくっつき、首にぶら下げて持ち運べる。それぞれを外せば、自動で電話にでたり音楽を再生することが可能。逆にくっつければ、電話をきったり音楽が停止する。なお、FreeLaceは単品で販売される予定だ。

[原文へ]

(文/塚本直樹 Twitter

Apple TVアプリがスマートTVやRoku、Fire TV、Macにも対応

Apple(アップル)は「Apple TV」アプリの新たな方向性を発表した。今後はSamsung(サムスン)やLG、Vizio、ソニーのスマートTVからでも利用できるようになる。

まず最初にSamsung向けのApple TVアプリがリリースされ、他のメーカーのスマートTVでも春から利用できるようになる。さらに、アプリはRokuやFire TVにも登場する。それだけでなく、秋にはmacOSにもサービス対象が広がるのだ。なお、Android端末やWindows 10向けの発表はなかった。

Apple TVアプリはすでにいくつかの国で提供されている(ただし、日本を除く)。そして年末までには、100カ国以上にサービス地域が広がる予定だ。

アプリではiTunes Storeからのコンテンツのレンタルや購入が可能で、さらにHBOやStarz、Showtimeといったケーブルテレビ局の購読サービス、あるいはSpectrumやAT&Tのオンデマンドサービスが利用できる。もちろん、本日新たに発表されたAppleの動画サービス「Apple TV+」も視聴可能だ。

tvOS(セットトップボックスのApple TVの内蔵OS)向けのApple TVアプリは、5月にソフトウェアアップデートにて提供される。また、Appleは視聴者のデータを他企業に共有しないことも付け加えた。

[原文へ]

(文/塚本直樹 Twitter

アップル新サービスはHBOやShowTimeなどを月額9.99ドルで提供か

Wall Street Journal(WSJ、ウォールストリートジャーナル)がApple(アップル)のメディア進出について記事を書いた。米国時間3月25日月曜日、Appleは新しいビデオストリーミング・サービスとApple Newsのサブスクリプションサービスを発表する。

WSJによると、Apple TVと呼ばれる新しいアプリでは、複数のコンテンツパッケージを定期購読することビデオライブラリを増やしていけるという。このアプリが既存のApple TVを置き換えるのかどうかは不明だ。

新サービスはAmazon Primeビデオチャンネルと似たような仕組みになると思われる。ユーザーは、HBO、Showtime、Starzなどのチャンネルを月額料金で購読できる。WSJによると、これらのパートナー3社は、それぞれ月額9.99ドルの料金を徴収する。

CNBCの以前の記事によると、既存のApple TVアプリと異なり、別のアプリを開くのではなく、どのコンテンツも単一アプリの中で利用できる。

最初から最後まで体験を制御できることはユーザーにとって大きな利点だ。現在「サブスクリプション疲弊」に悩まされている人が多いことを踏まえ、Appleはすべてのコンテンツ購読をアプリ1つにまとめようとしている。必要に応じてオプションを選んだり外したりするだけでよくなる。

しかし、中にはAppleと提携したくない会社もあるだろう。NetflixやAmazon Prime Videoのコンテンツが、Apple TVアプリの中に出てくる可能性は極めて低い。これらのサービスも、最初から最後までユーザー体験を制御したいはずだ。データの収集や分析も自社アプリを使っている方が容易だ。

AppleはApple TVアプリを他のプラットフォームにも開放すべきだ。Apple Musicの楽曲をAndroidやSonosスピーカーやAmazon Echoスピーカーで再生できのと同じように、Appleは各社のスマートTV向けにアプリを開発している。すでにSamsung(サムスン)のテレビ向けにiTunes Storeアプリを提供していることを思えば大きな驚きではないはずだ。

Appleは自社サービス向けオリジナルコンテンツにも巨額の費用をつぎ込んでいる。この点に関する詳細まだほとんどわかっていない。月曜日の発表に間に合わないものも多いだろう。果たしてAppleのコンテンツを利用するために費用は必要なのか?いくらなのか?すべては月曜日(日本時間火曜日午前2時)にわかる。

Apple Newsに関しては、200種類の雑誌・新聞コンテンツが月額9.99ドルで利用できるとWSJは書いている。WSJは「同紙もそのサブスクリプションパッケージの一部である」というNew York Times(ニューヨークタイムズ)の報道を認めた。

またAppleは「App Storeを観察して複数の測定基準に基づいて人気アプリを判定している」とWSJは書いている。たしかにApp Storeを運営しているのはAppleだ。しかしFacebookは、同社がOnavoというVPNアプリを使って人気アプリを監視していたことが発覚したときに批判の目にさらされた。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

明日のアップルイベントの目玉はオンラインゲームサブスクの可能性

Apple(アップル)は、米国時間3月25日(日本時間3月26日早朝)に開催される ビッグイベントで新しいサービスを発表するものと予想されている。誰もがNetflixに対抗するようなビデオストリーミングを予想しているが、Bloomberg(ブルームバーグ)の記事によればクラウドでゲームがプレイできるサブスクリプションサービスが発表される可能性があるという。

Appleがゲームサブスクリプションの開発に取り組んでいると最初に報じたのは、Cheddarの1月の記事だった。月額料金を支払えばゲームのライブラリにアクセスできるようというのだ。そこでiPhoneやiPad向けのiOSゲームの現状について確認しておくことが必要だろう。

ゲームはApp Storeで一番人気のあるジャンルだ。これをターゲットにサブスクリプションビジネスを始めるのは理にかなっている。しかし人気あるゲームのほとんどは広告でサポートされる無料版だ。Appleとしてはこういったゲームをターゲットにするつもりはないだろう。

Bloombergの報道によればAppleのサブスクリプションは、 MinecraftNBA 2Kグランド・セフト・オートなどのサードパーティのデベロッパーによる有料ゲームのシリーズに重点を置いているという。ユーザーはこうしたゲームが含まれるライブラリなら喜んで料金を支払うだろう。Appleは、ユーザーがゲーム内で費やした時間に基づいてゲーム開発者に収入を分配する。

明日、こうしたサービスが本当に発表されるのか、発表されるとしても、運営がスタートするのがいつかなどはまだはっきりしていない。ゲーム業界はテレビや映画以上にフラグメンテーションが進んでおり、多数の独立企業が群雄割拠している。ここにAppleが多数のゲームを統合するサブスクリプション・プラットフォームを提供することは十分に考えられる。ただし今が最適なタイミングなのかどうかは別問題だ。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

パリ市がキックスクーターや自転車のシェアリング企業に課税の方針

パリ市によると、市内には電動スクーターや自転車、オートバイのようなキックスクーターなど、あらゆる形態のシェアリング用の乗り捨てタイプの乗り物が1万5000台あるのだという。そしてパリ市は今日、乗り捨てシェアリングサービスを展開している企業に、展開規模に応じて課税する方針を発表した。

計画通り進んだ場合、自転車シェアリングサービスを運営している企業は自転車1台あたり年間20ユーロを支払わなければならなくなる。キックスクーターの場合だと、1台につき年間50ユーロ(約6300円)、オートバイのスクーターは年間60ユーロ(約7560円)だ。

Le Parisienによると、段階システムになっていて、一定のラインを超えるたびに、さらに払わなければならない。どういうことかというと、例えば500台目から999台目は支払額が10%増え、1000台目から2999台目までは20%増し、3000台目以降は30%増しとなる。

パリ市は小さな街だ。面積でいえばサンフランシスコよりも小さい。駐車したり、運転したりするのはかなり困難だ。だからこそ、パリに住む多くの人が車を所有しない。地下鉄や他の交通手段を利用する方がずっと速く移動できて安上がりだ。

それゆえに、自転車やキックスクーター、オートバイがもてはやされている。路上を走る車が少ないのは素晴らしいが、ここへきて予期しなかった問題が出てきた。

パリ市の自転車シェアリングシステムがネットワークのアップグレード期間中ほぼ使えなかったとき、自転車シェアリングサービスは大繁盛した。 GoBee BikeoBikeOfoMobikeなどこれらすべてがパリでサービスを開始した。しかし、結局すべて失敗に終わった。GoBee Bikeサービスを停止しOfoの自転車は数台まだあるがチームはいないMobikeは国際展開を縮小している。

これは乗り捨てのサービスにとって芳しくないスータートで、その結果、壊れた自転車が多くパリの路上でゴミとなっている。一方、ドック型の自転車シェアリングシステムVélibが現在展開されているが、ステーションは1200カ所以上あり、毎日数万もの利用があるなどうまくいっている。Vélibの自転車は街の至る所で見かける。

キックスクーターに関しては、現在パリでは9社がサービスを展開している。そう9社もだ。いずれもおかしな響きの名前ばかりだ。Lime、Bird、Bolt、Wind、Tier、Voi、Flash、Hive、Dott。

これらのサービスはかなり人気がある。というのも、パリには多くの自転車走行レーンがあるからだ。多くの人がいまだにヘルメットを着用せず、怪我も多い(しかしこれは別の問題だろう)。

他の都市と同様、キックスクーターが歩道を走行することについては、多くの人が苦情を言っている。もしあなたが車椅子やベビーカーの利用者だったり、視覚障害を抱えていたりすれば、このところ歩道を歩くのに困難に感じているかもしれない。

パリ市はそうしたシェアリングサービスを展開している企業に責任を持ってほしいと考えている。企業は実際に稼働しているキックスクーターの数を最大化するためにスクーターを管理する必要があり、壊れたスクーターは回収しなければならない。今後、この分野で事業の統合や破産が出てくるのはほぼ間違いないだろう。

オートバイに関しては、CityscootCoupがサービスを展開している。もちろん課税対象外となる理由はない。それらのオートバイが時々、自転車用の駐輪スペースを占領している。例えば以下の通りだ。

パリ市の対策がシェアリングの自転車やスクーターの散らかりを防ぐのに有効かどうかは、今後明らかになる。乗り捨てサービスは環境に大きく影響を及ぼしている。キックスクーターは数週間しかもたず、すぐに新しいものに代える必要がある。次々とキックスクーターを投入する、というのは解決策にならない。

原文へ

(翻訳:Mizoguchi)

Googleのクラウドゲームサービス「Stadia」へのアクセス方法

Googleはゲーム機を発売するわけではない。その代わりに同社は、Stadiaというサービスを立ち上げる。ゲームはサーバーの上で動き、ユーザーは自分のデバイスにそのビデオをストリーミングする。Stadiaにアクセスするために新しいハードウェアを買う必要はないが、ただし、いきなりどんなデバイスからでもStadiaを使えるわけでもない。

ゲームデベロッパーカンファレンス(Game Developers Conference)の開会直後に、GoogleのCEOサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏はこう言った。「Googleでは、ChromeブラウザーやのChromebook、Chromecast、Pixelなどのデバイスで、20億の人びとがゲームをすぐに見つけられる。ほかのブラウザーやプラットホームをサポートする計画もある」。

おわかりのように、ラップトップやデスクトップコンピューターでこのサービスにアクセスするためには、Chromeブラウザーがメインのインタフェイスになる。コントローラーはユーザーの既存のコントローラーを使える、と言っているから、PlayStation 4やXbox One、Nintendo Switchをお持ちの方はそのコントローラーで大丈夫だろう。Googleにも、独自のコントローラーがある。

テレビにChromecastをつけてる人は、それがStadiaマシンになる。Bluetoothをサポートしているのはいちばん新しいChromecastだけだから、手持ちのコントローラーを使うにはそれが必要かもしれない。GoogleのコントローラーはWi-Fiを使うから、古いバージョンのChromecastでもいいはずだ。

さてモバイルだが、Googleは最初からどんなAndroidデバイスでもこのサービスを使えるようには、していないらしい。最初はピチャイのスピーチ(上記)で具体的に名前が挙がったPixelのスマートフォンとタブレットだけだ。いずれは、すべてのAndroidデバイスでStadiaをプレイできるようになる、と思うけどね。そうしない理由も、思い当たらないし。

しかしなぜか、アップルのデバイスの名前はまったく出てこなかった。だからiPhoneやiPadをお持ちの方は、待たされるのだろう。アップルではサードパーティのデベロッパーがデジタルコンテンツを売るには必ずApp Store経由だから、これがGoogleにとって問題になるかもしれない。

Stadiaはまだ、一般公開されていない。それは、今年の後半だ。よく分からないことが山ほどあったが、カンファレンスではすべての答えは得られなかった。Googleにとってはまったく新しい業態を構築していくわけだから、ビジネスモデルも流通の形も、これから徐々にかたまっていく、としか言えない。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Googleが社内ゲームスタジオ設立、AMDカスタムGPUとDebian Linuxのゲームプラットフォーム「Stadia」を推進

Google は米国サンフランシスコで行われたカンファレンスで、クラウドゲーミングプラットフォーム「Stadia」を発表した。会場で披露されたのはほとんどが現在PCやXbox One、Play Station 4などでプレイできる有名ゲームだったが、Googleは自社のゲームスタジオ「Stadia Games and Entertainment」の設立も発表した。

新しいスタジオの責任者を務めるJade Raymondが初めて詳細を発表した。同社はStadia専用ゲームの開発に取り組む予定だが、このスタジオにはそれ以上の役割があるという。

「Stadia Games and Entertainmentの責任者として、私は次世代ゲームを新たに創造するためのゲームスタジオを作るだけではなく、Googleの最先端技術を大小さまざまなパートナースタジオが利用できるように、外部デベロッパーと協力していくことを楽しみにしている」とRaymond氏は言った。

Raymond氏はゲーム業界で15年以上仕事をしている。中でもモントリオールのUbisoftで(ユービーアイソフト)は、初期のAssasin’s Creed(アサイン クリード)のプロデューサーを務めた。UbisoftからElectronic Arts(エレクトロニック・アーツ)に移る前にはWatch Dogs(ウォッチ ドッグス)にも関わっていた。

Raymond氏はElectronic ArtsでMotive Studiosを設立し、これもElectronic ArtsのゲームスタジオであるVisceral Games(ヴィセラル・ゲームズ)とも仕事をした。スターウォーズのシングルプレーヤー・ビデオゲームの開発にも取り組んでいたが、Visceral Gamesは2017年に閉鎖しプロジェクトはその後 中止された

Googleによると、世界中で100社のスタジオがすでにStadia開発用ハードウェアを受け取っている。Stadiaのゲーム開発あるいは移植に関わっているエンジニア/クリエイターは1000人を超える。

StadiaはAMDのカスタムGPUとLinuxオペレーティングシステムを使用する。Linuxと互換性のあるゲームであればStadiaへの移植は容易のはずだが、Windowsゲームに特化したスタジオにとっては大仕事になるかもしれない。

Stadia.devによると、クラウドインスタンスはDebian上で動作し、Vulkan(3G CG API)が実装されている。ハードウェアはx86 CPUと「AMDのカスタムGPU、HBM2メモリーおよび56の演算ユニットを擁し10.7テラフロップスの能力を持つ」。これは比較的強力なGPUであるAMD Radeon RX Vega 56とよく似ているが、今日のハイエンドゲーミングPCで見られるものほど強力ではない。

Googleは、Stadia Partnersというプログラムを実施して、サードパーティーデベロッパーがこの新プラットフォームを理解するための支援を行う。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

アサシンクリードをChrome上でプレイできるGoogleストリーミングゲーム環境

Googleがサンフランシスコで行われているゲームデベロッパーカンファレンス(Game Developers Conference)でプレスイベントを行った。その開始時間は、太平洋時間3月19日の午前10時、東部時間午後1時、ロンドン午後5時、パリ午後6時、日本では3月20日午前2時だ。

ゲーム企業の多くがサーバーとインフラストラクチャのニーズをGoogle Cloud Platformに依存しているが、今日のカンファレンスは違う。

Googleはこれまで半年あまり「Project Stream」というものを開発してきた。その最初の技術テストでは、WebブラウザーChromeの中で「Assassin’s Creed Odyssey」(アサシンクリードオデッセイ)をプレイできる(日本語サイト)。ゲームはユーザーの近くのデータセンターで動き、ユーザーはそのビデオストリームをブラウザーで見ながら自分のコンピューターでキャラクターと対話する。

Googleは、クラウドゲーミングサービスを本当に自社で立ち上げるらしい。そのサービスをどうやって売るのか、最初に揃っているゲームは何々か、楽しみだね。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

新登場の第3世代iPad Airと第5世代iPad miniはTouch IDとLightningポートを搭載

アップルのiPadのラインアップが新しくなり、プレスリリースが発表された。同社は(ようやく)iPad miniをアップデートし、新しいiPad Airを追加した。新しいiPad Airはエントリーレベルの9.7インチのiPadと11インチiPad Proの間に位置することになる。

現行のモデルはすべてApple Pencilに対応しているが、Apple Pencilを購入する際にはiPadのモデルをしっかりと確認する必要がある。3月18日に発売されたiPadでは、Apple Pencil(第1世代)を使用する。マグネットで充電とペアリングをするApple Pencil(第2世代)ではない。

では新しいiPadを見ていこう。まずは3年半アップデートされていなかったiPad mini。スマートフォンが大型化している昨今、アップルはiPad miniをやめるのだと多くの人が思っていた。しかしiPad miniは驚きの復活を遂げた。

外観は以前の2015年モデルと変わらない。しかしデバイスの中身はすべてがアップデートされている。A12チップ(iPhone Xsのために設計されたSoC)を搭載し、7.9インチディスプレイは25%明るく、色域が広く、True Toneに対応している。そしてApple Pencilが使える。

iPad Proとは異なり、iPad miniには引き続き指紋を読み取るTouch IDセンサー、Lightningコネクタ、ヘッドフォンジャックがある。64GBのWi-Fiモデルは45,800円で、すでに販売が開始されている。256GBモデルやWi-Fi + Cellularモデルも選択できる。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド。

次はiPad Air。おなじみの名前だが、iPadのラインアップの中では新しいデバイスとなる。昨年10月、アップルは新しいiPad Proを発売した際にこのセグメントの価格を引き上げた。

新しいiPad Airは11インチiPad Proより安く、外観はこれまでにあった10.5インチiPad Proと似ている。混乱しそうだ。iPad AirにはA12チップが搭載されていて、これはA10Xだった前の世代のiPad Proよりも大幅なアップデートと言える。iPad AirではSmart Keyboardを利用できる。

iPad Airは64GBのWi-Fiモデルで54,800円。256GBモデルやWi-Fi + Cellularモデルも選択できる。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド。

9.7インチのiPad(37,800円〜)は、今回はアップデートされていない。このモデルにはA10チップが搭載され、ストレージは32GBまたは128GB。ディスプレイはTrue Toneテクノロジーと広色域には対応していない。

(US版の記事を翻訳していますが、価格等は日本の情報を記載しています)

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

アップルがWWDC19を6月3日から開催、参加費は約18万円

アップルの年次デベロッパー・カンファレンス[開発者向けイベント)は3年続けて米国カリフォルニア州サンノゼのMcEnery Convention Center(マクネリーコンベンションセンター)で行われることになった。 WWDCの開催期間は6月3日~7日。例によってキーノート講演と消費者向け製品の発表イベントが初日に行われる。今年はWWDCの30周年にあたる。

今からアップルのウェブサイトで参加費1599ドル(約18万円)の会議に申し込める。これまでと同じ価格だ。ただし、申し込んでもイベントに参加できるとは限らない。アップルは誰が料金を払ってデベロッパー会議に出席できるかを抽選して決める。

登録は3月20日午後5時まで。当選すればその翌日に通知が送られてくる。抽選期間は昨年より少し短めなので遅れないように。学生はWWDCスカラシップに申し込むことができる。今年は350人の学生がこのプロセスを通じて無料で会議に参加できる。

初日の新製品発表に加えて、アップルは数多くの技術セッションやハンズオンラボを用意してアップルエコシステムのサードパーティーデベロッパーを支援する。この会議はiOS、macOS、tvOS、およびwatchOSの開発に携わっている人たちが主な対象だ。新しいフレームワークが自分たちのアプリにどう影響するか、どうやってそれを生かすことができるかを理解する良い機会だ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

パーキング・ロボットがリヨン空港に登場、将来は6000台がロボット駐車に

Stanley Robotics

米国時間3月14日、リヨン・サンテグジュペリ空港の駐車場でフランスのスタートアップであるStanley Roboticsが自動走行によるパーキング・ロボットをデモした。現場で取材することはできなかったが、これは便利そうだ。今月末には実際の運用が開始されるという。下のビデオで概要がつかめる。

このスタートアップが開発したStanと呼ばれるロボット車両は、駐車場の入り口でユーザーの車を文字通り「拾い上げて」くれる。ドライバーは空きスペースを探して広大な駐車場の奥まで入っていかずにすむ。駐車など大した手間ではないと思うかもしれないが、巨大な迷路のような空港の駐車場を考えればそうではない。

実は有料駐車場は多くの空港運営企業にとって重要な収益源になっている。しかし既存の駐車スペースは有限であり、ターミナルを追加するたびに新たな駐車スペースを確保しなければならない。これは空港にとって次第に難題となっていた。

これがStanley Roboticsが自動駐車ロボットを開発した背景だ。Stanは既存のスペースに大きく手を加えることなく自動駐車場に変えてくれる。コンピューターが空きスペースを管理しロボットが正確に駐車を行うので効率は大きくアップする。ドライバーは空きを探して駐車場から駐車場へと走り回らずにすむ。実際ロボット化により、同一面積に駐車できる台数は平均50%以上アップするという。

たとえばユーザーが長期間旅行する予定である場合、Stanはユーザーの自動車を後列に駐車し、その前方に他の車両を詰めてしまう。ユーザーが戻ってくる日になるとロボットは自動車をもっとすばやくアクセスできる位置に移動する。

リヨン空港の駐車場にはStanley Robotics専用に500台分の駐車スペースが確保されている。4台のロボットが昼夜を問わず動き回って車を出し入れする。空港を運営するVinci AirportsとStanley Roboticsはすでに専用スペースの拡張を考えており、最終的には6000台がロボット駐車できるようになるという。

リヨン空港のウェブサイトから駐車スペースを予約する場合、1週間で通常料金(P5+区画)は50.40ユーロだが、ロボット駐車を利用すると52.20ユーロとなる。

現実の路上は予測不可能な状況が多いため自動走行車の導入は簡単ではない。しかしStanley Roboticsは空港にロボット駐車専用区画を確保することでそうした困難を一掃した。たとえば歩行者はこの区画に立ち入ることができない。車の受け渡しは駐車場の表にあるガレージで行われる。ドライバーは車を駐めてガレージから出る。表のドアが閉まった後でStanが裏のドアから車を運び出し、所定の駐車スペースに運んでいく。ドライバーはシャトルバスでターミナルに向かう、という仕組みだ。

Stanley Roboticsのロボット・パーキングが成功すれば、フランスだけでなく各国で空港を管理、運営するVinciはこの提携を世界的に拡大するかもしれない。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

Xbox OneのゲームをAndroidからストリーミングでプレーできるProject xCloud

マイクロソフトがProject xCloudに関するこれまで以上の情報と、最初の紹介ビデオをシェアした。同社はこのところ、クラウドから提供するゲームストリーミングサービスを開発していた。マイクロソフトが作ろうとしている未来のゲームプラットホームとは、Xbox One用に作られたゲームをストリーミングする、どんなデバイスからでも遊べるサービスだ。

そしてその最初のデモでは、データセンターで動いているくForza Horizon 4(フォルツァホライゾン4)がAndroidスマートフォンへストリーミングされる。ゲームのコントローラーは、Xbox OneのものをBluetoothでAndroidスマホに接続して使う。

マイクロソフトでクラウドゲームを率いるKareem Choudhry氏が、上のビデオで言っている。「ネットワークの状態さえ良ければ、どこからでもProject xCloudに参加できる」。Forza Horizon 4はネットワークの性能などの要求が厳しいゲームで、Androidスマートフォンは小さなデバイスだから、ほどほどの環境でもプレイできるということだろう。

Choudhry氏は、Project xCloudを音楽ストリーミングサービスやビデオストリーミングサービスにたとえる。例えばSpotifyのアカウントがあれば、どんなデバイスからでもログインできる。スマートフォンでも、パソコンやラップトップでも、同じミュージックライブラリを見つけて自分の個人的プレイリストを再生できる。「Project xCloudもそれと同じだ」と。

あるいは、Xboxブランドのサービスにどんなデバイスからでもアクセスできる、と考えてもよい。あなたのコンピューターのGPUがIntelのプロセッサーに最初から統合されている最低限の性能のやつであっても、そんなコンピューターからリソース要求の厳しいゲームにログインしてプレイできる。何もかも、あなたのコンピューターの上ではなく、お近くのデータセンターで動くのだから。

Project xCloudはマイクロソフトの既存のゲームサービスと互換性がある。同じゲームにどっちからアクセスしても、デベロッパーは何もする必要がない。あなたはクラウドサービスにアクセスし、友だちと対戦できる。なにもかも、実際にXboxやパソコン上のXboxアプリを使っていたときと同じだ。

XboxやXbox 360、Xbox Oneなどを買った人たち向けには、今後新しいXboxコンソールが発売される。ゲームをクラウドから提供する、とは言っても、Choudhry氏によると、マイクロソフトはコンソール(ゲーム機)ビジネスを捨てない。

クラウドゲームは、ほかの企業もやっている。中でも将来性ありとされているのが、フランスのShadowだ。Shadowのユーザーは、Windows 10のデータセンターで動いているインスタンスにアクセスする。

マイクロソフトは、技術にコンテンツを結び付けたい。すでに、サブスクリプションサービスはある。そのXbox Game Passと呼ばれるサービスでは、月額10ドルでXbox OneとXbox 360のゲームをプレイできる。今年後半に同社が公開試用を始めたときには、Project xCloudとXbox Game Passが統合されているだろうか。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

3月25日開催のアップル発表会、ストリーミングサービスのほかApple News購読やAppleクレカにも期待

長らく噂されているアップルのビデオストリーミングサービスについて、ブルームバーグが報じている。アップルは米国時間3月25日にクパティーノで開催する記者発表会で、このサービスについて明らかにすると見られている。

ブルームバーグによれば、アップルは新たに始めるストリーミングサービスのために大量のオリジナルコンテンツの準備に取り組んできたが、その大半は今月の発表には間に合わない見通しだという。おそらく記者発表会で少しは紹介するだろうが、サービス開始時のラインアップの大半は他社のコンテンツになりそうだ。

アップルはあらゆる企業と交渉をしているが、多くの有力なケーブルチャンネルはアップルのストリーミングサービスに対して態度を決めかねている。HBO、Showtime、Starzは、アップルのサービス発表時にその一員となるかどうかを金曜日までに決めなくてはならない。

アップルがパートナーのコンテンツの一部を扱うかすべてを扱うかは不明だ。パートナーの多くはすでに自前のストリーミングサービスを持っている。そして米国の視聴者は、こうしたパートナー企業のライブラリにApple TVやiOSデバイスのTVアプリからすでにアクセスできるようになっている。

アップルが自社のストリーミングサービスを開始すれば、さまざまなコンテンツをまとめて購読し、快適に楽しめるようになると考えられる。AmazonはすでにPrime Videoチャンネルで似たようなことを実現している。NetflixとHuluはアップルが取り組んでいるオリジナルのコンテンツ制作と競合することから、独立した立場をとり続けるだろう。

米国時間3月25日に予想されるアップルの発表としてもうひとつ、Apple Newsの購読がある。アップルは昨年Textureを買収し、デジタル雑誌の購読に取り組んできた。

ウォール・ストリートジャーナルは2月に、アップルがゴールドマンサックスとともにWalletアプリで緊密に統合されるクレジットカードを開発していると報じた。今月のアップルのイベントがサービスに関するものであるとすれば、このクレジットカードのサービスについても言及されるかどうか注目される。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

AmazonやGoogleなどテクノロジー大企業に対するフランス新税制が成立へ

やるのか?やらないのか?何年も行ったり来たりを繰り返した挙句、巨大テクノロジー企業に対するフランスの新税がやっと法律で決まりそうだ。フランスで大きな売上を上げているテクノロジー大企業は、フランスで得た売上に課税されることになる。

ブリュノ・ル・メール経済大臣は新税のためのロビー活動で、大型テクノロジー企業が、実質税率を下げるためにヨーロッパの法人の構成を最適化しないよう働きかけてきた。最初大臣は、ヨーロッパの他の国もそうすることを望んでいた。

でもそうやってヨーロッパの全体の税制改革になれば、全会一致の票決が必要になる。そしてル・メール氏に全員を説得する力はない。

でも彼は、何かできないかと考えた。そこからひねり出されたのが、テクノロジー企業に対する今回の新税で、対象は全世界売上が7億5000万ユーロ(約937億円)以上、その内フランスでの売上が2500万ユーロ(約31億円)以上の企業だ。

AmazonやUber、Airbnbのようにマーケットプレースを、あるいはFacebookやGoogleやCriteoのように広告ビジネスをやっているなら、その企業はフランスでの売上の3%を払う。米国の企業だけが対象ではなく、ヨーロッパやアジアの企業も課税される。

それはおかしな課税方式で、利益ではなく売上に課税される。また「フランスでの売上」の「フランスでの」の定義が独特で、買い手の通常のアドレスだけでなく、メールアドレスやIPアドレスでもフランスと判定するので、政府の税務当局による精査を必要とする。そこでこの税制によると、2019年の課税対象売上は4億ユーロ(約500億円)になるという計算だ。

いろいろ話を聞くと、フランスのテクノロジー業界の連中は、この新税は政府のスタンドプレーにすぎない、と見ている。OECDは今でもテクノロジー企業への課税に関して、一連の標準化された規則による適切な課税方式を検討している。

OECDの案がまとまるのは2年先だが、それは利益をベースとし、数十カ国にわたって状況を明らかにするつもりだ。それは、今日の新税をリプレースするだろう。

課税反対派だと誤解しないでほしい。テクノロジー分野の大企業に課税することは重要だし、テック企業はすでにあまりにも長年、脱税で罰金を取られてきた。でも、今回のフランスの税制は拙速だと感じる。

【関連記事】
Apple、EUの追徴税150億ドルの支払いを完了

Amazon settles tax optimization dispute with French authorities-Amazonがフランス当局と課税最適化紛争で調停へ(未訳)

Google Is Preparing To Pay A Huge Fine For Tax Noncompliance In France-Googleが税に関するコンプライアンス違反でフランスから巨額の罰金(未訳)

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

アップルが2020年にARヘッドセットをローンチするという噂

9to5macが紹介している最強のApple(アップル)預言者Ming-Chi Kuo(郭明錤氏)の最新記事によると、同社は拡張現実のヘッドセットを開発中であり、近くそのデバイスはローンチされる、ということだ。このメガネ型のデバイスは2019年第4四半期(10〜12月)から大量生産が始まり、2020年の前半には一部の地域で入手できるらしい。

この神秘のヘッドセットで何ができるのか、それはまだ未知数だ。郭氏によると、その機能はだいたいApple Watchと同じで、ARとしての計算処理はiPhoneが担当する。つまり、iPhoneがないと使えない。

そのグラスはiPhoneの外付けディスプレイのようなものとして、情報をユーザーの眼前に送り出す。インターネットへの接続や位置機能、コンピューティングなどヘビーな仕事はすべてiPhoneが担当する。ARヘッドセットとiPhoneの通信は、たぶんBluetoothを使うのだろう。

郭氏の記事にヘッドセットの詳細はない。ユーザーのまわりにあるものを表示したり感知しなければならないから、ディスプレイとセンサーはあるだろう。センサーで環境を感知しないARデバイスは、ありえない。

AppleはiOS上のARKitフレームワークですでに拡張現実の実験をしている。デベロッパーは、現実世界にデジタル成分を統合するアプリを、それで作ることができた。そしてその様子を、ヘッドセットでなく、スマートフォンのカメラで見るのだ。

そうやって多くのアプリがAR機能を加えたが、その多くは見掛け倒しで本物の価値はなかった。ARネイティブのアプリも、ほとんどない。

拡張現実の面白いユースケースのひとつが地図だ。Googleは最近、Google Mapsの拡張現実モードを発表した。スマートフォンを顔の前に構えると、矢印が出て行き先を教えてくれる。

Appleも、Apple Mapsを独自のデータで作り変えてきた日本語関連記事)。地図を描くだけでなく、LiDARセンサーと8台のカメラを車の屋根に乗せて、現実世界のデータを大量に集めた。そのApple Mapsが、噂のARヘッドセットの重要な部分になるのか、そういう話なら面白い。

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

クラウドサービスのScalewayがGPUインスタンスを1時間1ユーロで提供

フランスのクラウド・ホスティング会社Scalewayは、Nvidia Tesla P100 GPUを使用した新しいインスタンスを公開した。同社はシンプルな価格体系を採用し、料金は1時間あたり1ユーロとした。

今や多くの会社がGPUインスタンスを使って機械学習ベースのアプリやサービスのモデルを訓練している。こうしたインスタンスを活用して3Dモデルを作ったり、その他のGPU主導タスクを実行している会社もある。高価なGPUを山ほど買わなくても、気に入ったクラウドホスティング会社でGPUをオンデマンドで使うことができる。終わったらそのインスタンスを閉じる。

ScalewayのRENDER-SインスタンスはNvidia Tesla P100に16 GBのHBM2メモリーを付けて使っている。RAM 45 GBと400 GBのストレージ(ローカルNVMe SSDなのでビデオ処理は超高速のはず)を備え10コアのIntel Xeon Gold 6148をAVX-512命令セットで使用している。ある程度長い期間使う予定があれば、料金は1時間1ユーロまたは月間500ユーロ(567ドル)のどちらか安い方になる。

Google Cloudでは、Nvidia P100のオンデマンド・インスタンスを1時間あたりアジア・ヨーロッパでは1.60ドル、米国では1.46ドルで使える。MicrosoftもP100 GPUのクラウド・インスタンスを1時間2.07ドルで提供している。Scalewayは、これらのサービスを主なライバルと見ているのだろう。

AmazonものAmazon Web ServiceにもGPUインスタンスがある。Nvidia Tesla V100というもっと強力な GPUを使うインスタンスもある。価格も高く1時間当たり3ドルだ(価格はデータセンターによって異なる)。古いGPUを使うAWSインスタンスもあるが、性能は落ちる。

OVHもTesla V100 GPUを使った インスタンスを1時間当たり2.30ユーロ(2.61ドル)で提供している。DigitalOceanとLinodeではGPUインスタンスを見つけることができなかった。

おそらく殆どの人にとってGPUインスタンスは必要ない。しかし、次のクラウドプロバイダーを探している会社にとっては、重要な要素になりうる。支払先を一箇所にまとめたければ、幅広いオプションのある会社を選ぶ必要がある。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Airbnbに対するパリ市の訴えを棄却、IDのない無登録物件リストについて

パリの裁判所は、Airbnbを相手取ったパリ市の訴えを棄却したとLe Monde(ル・モンド)紙が報じた。2月にパリ市は1010軒の無登録物件についてAirbnbに対し訴えを起こしていた。市長室によると、Airbnbはパリの規則を遵守していなかった。

パリ市は、パリの住宅マーケットへのAirbnbの影響を抑制しようと努めてきた。パリは世界中で最もAirbnbの宿が展開されている都市の一つだ。数年前、多くの人が従来のやり方でアパートの部屋を貸し出すのをやめ、代わりにAirbnbで貸すようになった。その結果、パリの一部の平均賃貸料金は上昇した。

パリ市長Anne Hidalgo氏はAirbnbをすべて禁止したくはなかった。その代わりに市側は、貸主がアパートの部屋を何日間Airbnbのリストに載せて貸し出しているか市が追跡できるよう、貸主にID番号を取得するよう呼びかけた。規則では年間120日以上部屋を貸し出すことはできない。

しかしリストに掲載されている多くの物件はID番号を取得していない。市長室はこうした事態に対応していないAirbnbにも責任があるとして注意を促していた。


しかし裁判所は、ID番号のないこうしたアパートがいつもAirbnbで利用可能であることを示すのにスクリーンショットは十分な証拠となはならないと指摘した。こうしたアパートのいくつかは、年間の利用可能日が120日より少ないと考えられる。

係争は終わっておらず、今回は略式判決にすぎない。しかし、訴訟はAirbnbに是正を促すのに十分ではないようだ。

イメージクレジット: Thomas Trutschel

原文へ 翻訳:Mizoguchi)