Oculus VRのコンテンツは将来のヘッドセットでも利用できる

Oculusは、次期バージョンのRiftが出てきたとき、デベロッパーの作っているゲームやコンテンツが陳腐化して欲しくない。そこで今日(米国時間9/27)のOculus Connect 5カンファレンスで、Facebook CEO Mark Zuckerbergは、「われわれの製品の将来のバージョンは、旧バージョンと互換性を保つ。Riftで使っているコンテンツはすべて次期バージョンでも使える」と語った。

Oculusヘッドセットの次期バージョンはQuest問を名前来春発売される。ワイヤレスでタッチコントローラーが同梱され、発売時点で50以上のタイトルが揃う予定だ。

この互換戦略は、VR業界でコンテンツ制作が維持可能になるだけの売上を見込むためには、ユーザー1000万人以上のハードウェアプラットフォームが必要、というZuckerbergの予想と一致している。VRの普及が遅いことについて昨年Zuckerbergは、OculusによってVRの目標ユーザー数10億人という目標が示されたと言った。彼はこの旅は「1%終わったところ」いや「たぶん1%以下だ」とジョークを言った。

現在ほとんどのVRタイトルはちゃちなインディーズスタジオで作られ、Oculusの今後10年でVRに30億ドル投資するといった取り組みによる資金提供を受けている。これは、ビジネスで利益を得られるほどコンテンツを買うヘッドセットユーザーがいないからだ。現在1100種類のRiftタイトルが作られているが、ハードウェアの進歩によってプレイが不可能になるリスクを抱えていた。

もちろん、もしOculusが本気で互換性を考えているなら、Playstation VRやHTC Viveと協力してプラットフォーム間での体験の移植を容易にすべきだろう。しかし現時点では、毎年コンテンツを作り直さなくてもよいとわかるだけで、デベロッパーはこの没頭型メディアのために安心して開発できるだろう。

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Amazonの新しいEcho Dot、実機レビュー

Amazonが発売しているデバイスの中でいちばん改良が必要なのはEcho Showだ(お願いしますよ、本当に)。僅差で2位につけているのがDotだったと思う。Echoシリーズでいちばん安く(かついちばん売れている)Dotはすでに何度かアップデートされている。それでもDotは居間のコーヒーテーブルの上に堂々と並べておくのがはばかられるようなデザインだった。

Amazonの新しいベストセラーのスマートスピーカーを見てすぐに気づくのは新世代版がGoogle Home Miniにひどく似てきた点だ。実際、Googleの影響はいたるところに感じられる。

とはいえ、私はこのデザインの方が好きだ。新しいDotのサイズは現行製品とほとんど同一で、ボタンのレイアウトにも変更はない。最大の変化はGoogle Home Mini同様、ファブリックで取り囲まれていることだろう。ともあれスマートスピーカーのスピーカー部分はしっかりネットの外皮に囲まれている。

オリジナルのDotより音量も70%大きくなっているという。Amazonはハードウェア・イベントのデモでいくつかのバージョンを試させてくれた(ちなみにエド・シーラン版は私の好みではなかった)。どれも左右のチャンネルがしっかり作動するステレオだが、自宅の居間に置いてあるGoogle Home Maxを急いで取り替えようと考えるほどの音質ではなかった。

新しいDotで最大の魅力はなんといっても価格だ。Amazonは機能を改良しても値段は据え置きにした。しかし49ドルという定価に釣られて手を出すと、全Alexaエコシステムに巻き込まれることになるかもしれない。

入門レベルの価格のDotを複数の部屋に置いてマルチルーム・オーディオが楽しめる。これはAmazonが進めているホームオーディオの形で、HomePodやGoogle Home Maxのような高価なデバイスなしに一部屋ずつオーディオシステムを増やしていけるというのがセールスポイントだ。

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滑川海彦@Facebook Google+

Amazon、ハードウェアイベントでEcho掛け時計発表――Alexaがいたるところにやってくる

Amazonは今日(米国時間9/20)、シアトルでイベントを開催し、多数のAlexa搭載ハードウェアを発表した。その中で先ほどAlexaを仕込んだ時計が登場した。そう、壁にかける大きな時計だ。このEcho Wall ClockはAlexaの音声認識機能を備えているだけでなく、Bluetooth接続で他のEchoデバイスと通信できる。

この時計に音声で目覚ましやタイマーを設定すると、盤面に時間の進行が光で表示される。もちろん目覚ましとタイマーはEchoでもっとも頻繁に使われている機能だ。とすればユーザーがこの二大機能を利用するのに掛け時計は絶好の場所だろう。ともかくAmazonはそう考えたらしい。

Amazonの説明によればこの時計は使い方が非常に簡単で、壁に掛けておきさえすれば誰でも声で命令できる。長時間かけて音声の認識を訓練する必要はないという。

イベントでAmazonはパスタを茹でるときのタイマーとして使うところをデモした。時計の盤面には60個のLEDが分を示す位置にセットされており、光って時間の進行を示す。複数のタイマーをセットした場合、それぞれの進行を別々に表示するマルチタスク機能がある。またカウントダウンにもできる。目覚まし、タイマー、リマインダーをセットした時間になるとそれぞれのチャイムが鳴るが、同時に光でビジュアルにも注意を喚起する。

時計の直径は25センチでバッテリー1個で作動し、サーバーから提供される現在の時刻に自動的に同期する。つまり夏時間、冬時間をいちいち手動で切り替える必要はない。

今回Amazonは数多くのデバイスを発表した。どれが当たるか分からないので全部試しておこうという考えのようだ。消費者が本当にAlexa搭載の電子レンジやこの掛け時計を欲しがるかどうかは様子を見る必要がある。クリスマス商戦でその結果が分かるだろう。

Amazonの掛け時計は今年中に出荷され、価格は29.99ドルが予定されている。

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滑川海彦@Facebook Google+

Appleの新しいiPhoneの中では業界初の7nmチップが動いている

Appleは予想通り今日(米国時間9/11)、最新世代のiPhoneを発表した。そしてそれとともに、その新しいチップA12 Bionicを発表した。

A12 Bionicが独特なのは、7nmプロセスで作られていることだ。チップの仕様や性能を表す測度はメーカーによってまちまちだから、単純な比較はできないが、7nmが最先端の技術であることは確かだ。Appleは、業界初の7nmチップ、と主張している。それには、計69億6000万のトランジスタが載っている。

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Appleの全世界マーケティング担当SVP Phil Schillerはこう言う: “チームがやったことはまったく本当のブレークスルーだ。A12 Bionicは業界初の7nmチップだ”。

A12 BionicはAppleが設計したチップで、6コアのCPUと4コアのGPU,そして機械学習のワークロードを動かすためのApple独自のNeural Engineを積んでいる。高性能コアのパフォーマンスは前よりも15%早くなり消費電力は40%減った。また効率性コアでは最大50%の省エネを実現した。

GPUも、前より50%速くなった。モバイルのゲーマーたちよ、喜べ。

Neural Engineは今や8コアのシステムで、スピードが上がっただけでなく新たな機能が加わった。Schillerによるとチップは機械学習のワークロードの性質を見極め、それをGPU, CPUあるいはNeural Engineのどれにやらせるかを決める。

トータルでは、A12 BionicのNeural Engineは毎秒5兆の演算ができる。A11では6000億だった。ただしそれがどういう演算なのかAppleは詳細を言わないので、いまいち腑に落ちない。いずれにしても、相当速いチップであることは、確かなようだ。

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新しいiPhoneは一件落着、今度はGoogleがPixel 3で騒ぐ番だ

今週はスマートフォンのニュースを読みすぎてすでに脳が満杯、ではない珍しい人たちのためにGoogleは、それほど遠くない未来に自分も一台出すよ、とフレンドリーなメッセージを提供している。

同社のイベントは来月初めだが、Googleは予告をばらまき始めた。これは大きな3の文字があるサイト、そしてこのページには、大きな“Coming Soon”の横に同社の新しいスマートフォンらしきものラフスケッチがある。

このページには、まだほとんど何もないが、スマートフォンの画面下の“G”のロゴをクリックすると小さなショウが始まる。Android Policeの巧みな記事によれば、スマートフォンのシルエットが黒、白、ミントグリーンの三色で表示される。

3の文字のページは、かなり前からインターネット上に激しくリークされていた。しかしペールグリーンの方は、“サプライズ”かもしれない。でもこの種のサプライズは、つねに意図的だ。彼らはプレスを釣るコツをよく知っている。騙(だま)されることも、よくあるが。

Android Pのシンボルとして、ポプシクル(popsicle)の壁紙が登場したことがあった。でも実際は、平凡な結果だった(Pie, パイ)。いずれにしても、今は世界中にPixel 3の情報が溢れている。新製品のリークが多いことでは、Appleに負けていない。

でも、真実は10月9日にならないと分からない。

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Apple、iPhone XSとiPhone XS Maxを発表

毎年この季節になると新しいiPhoneが登場する。しかし今年はここ数ヶ月リークが続いたため、驚きの要素は影を潜めていた。

しかしともあれ今日(米国時間9/12)、新iPhoneが正式に発表された。iPhoneのフラグシップシリーズはiPhone XSと呼ばれ、カラーバリエーションはゴールド、シルバー、グレーだ。

では、詳しく見ていこう。

デザイン

新しいモデルの外観は現行iPhone Xとそれほど大きく変わっていない。これはモデル名にSが付加される年には普通だ。筐体は医療用グレードのステンレススティール製でガラスも耐久性がアップしているという。カラーバリエーションはゴールド、シルバー、スペースグレーだ。

開発チームは防塵、防水機能もIP68にアップグレードした。これは水深2メートルに30分耐えられるクラスだ。Appleの上級副社長、フィル・シラーは「水だけでなく、オレンジジュース、お茶、ワイン、ビールなどの液体でもテストされている」と付け加えた。

ディスプレイ

iPhone XSにはSuper Retina OLEDディスプレイが採用されている。ダイナミックレンジは60%拡大している。解像度は458PPIで、サイズは5.8インチと6.5インチの2モデルとなる。

大型モデルはiPhone XS Maxと呼ばれる。

どちらのモデルも上部に例の切り欠きがあるが、理由があることなのでいたしかたない。筐体には赤外線対応カメラ、照明、感光センサー、近接探知センサー、スピーカー、マイク、フロントカメラ、ドットプロジェクターが内蔵され、銀色のベゼルで囲まれている。

これらのハードウェアはFaceIDで起動される。Phone XSのFaceIDは新しいアルゴリズムによって速度がアップしている。フィル・シラーのプレゼンによれば、「スマートフォンでもっとセキュリティーが高い顔認証システム」だという。

スペック

iPhone XSになってアップグレードされたスペックでもっとも注目されるのは新しいA12 Bionicチップだろう。業界初の7ナノメートル・ルールによる69億トランジスターの高集積度を誇る。A12は6コアCPUで、A11と比較して2つのハイパフォーマンス・コアは15%速くなり、消費電力は40%低減されている。A12が内蔵する4コアGPUは50%高速化され、グラフィックスはテッセレーションとマルチレイヤー・レンダリングをサポートする。

また8コアの機械学習専用プロセッサーが用意され、ニューラル演算を行う。

ではこうしたスペックが現実にどのような能力となるのかというと、 新しいiPhone XSはA12 Bionicチップ採用のおかげでアプリを開くのが30%速くなっている。

Appleはいつもどおり、新しいiOS 12のAR、絵文字、Siriなどを起動してプロセッサーのアップグレードによる効果の例をいくつもデモした。またBethesda Softworksの人気ゲーム、Elder Scrolls Bladeによるデモも行われた。

iPhone XSのストレージは最大512GBとなる。

カメラ

iPhoneではカメラが重要な役割を果たしてきたが、今回も例外ではない。

XSではメイン・カメラに引き続きデュアル・システムを採用した。広角、望遠とも12メガピクセルだ。新しいカメラは広角がf1.8、望遠がf2.4となっている。TrueToneフラッシュには照明のフリッカーを検出する機能が追加された。

フロントカメラは7メガピクセル、f2.2のカメラで撮像素子の感度がアップしている。

A12 Bionicチップに加えて新しい画像処理プロセッサーを内蔵する。これにより赤目軽減を始めポートレートモードがさらに改良された。

またSmart HDR機能も導入された。われわれのPanzarino編集長が書いているところによれば、「露光条件を変えてハイライト部分とシャドウ部分に適した撮影を行い、ニューラル・エンジンでそれぞれの画像からもっとも良く撮れている部分をHDRに合成する。新モデルではさらに多数のフレームが撮影され、理論的にはダイナミックレンジはされに拡大されるはず」だという。

Appleはカメラの「ボケ」効果にも改善を加えた。ポートレート・モードでは背景をさらに美しくぼかした描写ができる。焦点が合っている手前の被写体から背景への遷移が滑らかで自然になり、背景のボケの形状も改良された。

興味があるのは、写真を撮った後でユーザーがフォーカスを変えられる点だ。ユーザーは写真を見ながらスライダーを動かすことで絞りを変え、焦点深度を深くしたり浅くしたりできる。

ビデオ撮影でいちばん大きいアップグレードはステレオ録音がサポートされたことだろう。

デュアルSIM

AppleはeSIMの採用(中国を除く)により初めてデュアルSIMをサポートした。 これによりユーザーは従来の物理的SIMカードとeSIM(電子的バーチャルSIMカード)の間で選択できるようになった。

中国ではeSIMが許可されないため、iPhone XSには物理的SIMカードのスロットが2つ設けられる。

デュアルSIMにより、簡単にいえば、ユーザーは2つの電話番号を使い分けることができるようになる。国内用番号と国際用番号を使い分けるなどだ。

価格、出荷日

iPhone XS、iPhone XS Maxはどちらも64GB、256GB、512GBの3モデルが用意される。iPhone XSの価格は999ドルから、iPhone XS Maxは1099ドルからスタートする。

予約受付は9月14日(金)から開始される。発送(および店頭販売)開始は9月21日からだ。

〔日本版〕Appleのサイトによれば、iPhone XSは112,800 円(税別)から、iPhone XS Maxは124,800円 (税別)からとなっている。予約受付は14日、出荷開始21日は世界共通。日本でもデュアルSIMがサポートされる(nano-SIMとeSIM)

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滑川海彦@Facebook Google+

Appleのハードウェアイベントに期待してはならないこと

明日(米国時間9/12)はでっかい一日だ。噂はもう聞き飽きたと思うけど、まだ物足らない人は本誌が先週載せた噂のまとめをご覧いただきたい。例によって、あまり大きな期待は持たないようにしよう。その方が、幻滅に打ちのめされる可能性も低い。これは、ぼくがこれまでの人生から学んだ教訓でもある。

期待値を下げるお手伝いとして、ここではAppleのビッグイベントに絶対登場しないと思われるものの、不完全なリストを作ってみた。ご参考になれば、幸いだ。

  • ARヘッドセット: AppleはARヘッドセットを開発しているか? たぶん、している。それは明日登場するか? たぶんノーだ。Vrvanaを買収したからには、それを作ってることは確実だが、まだまだ先の話だろう。
  • Beatsの製品: AppleがBeatsを買収したことはApple Musicの立ち上げと関係がある、と一般には理解されている。その後、このヘッドフォンメーカーの製品はAppleの中で明らかに影が薄くなり、新しいAirPodはもちろんありうるとしても、そこにBeatsブランドを期待すべきではない。
  • MacOSデバイス: わずかな可能性はある。しかし現時点で優先されるのは、かつての名機MacBook Airの待望のリフレッシュだから、ぼくは期待しない。Appleは確かにMa Proのアップデートを言ってきたし、現にiMac Proは出たけど、でも実現はまだまだ先だろう。
  • 円形のApple Watch: Appleのウェアラブルが円形になるという前からの予想は、明日のイベントの招待状に大きな円があるので、いよいよ燃え上がった。でも数秒後には誰にも分かったように、それはAppleの大きな宇宙船をイベントの場所として表しているのだ。そしてこれまでのどのリーク情報も、Apple Watchの形は前世代から変らないと言っている。
  • iPhone 9: iPhoneの10歳の誕生日は、Appleのかなり単純明快なネーミングの慣行をぶち壊した。あれを“アイフォン・エックス”と呼んでる人が多いけれども、それは実際にはiPhone 10だ。そして、Appleが後ろを向くことはめったにない。廉価版のiPhone Xは実際に作ってるらしいが、iPhone 9は完全にスキップされたのだ。
  • 心の平和: 明日になって何が起きようとも、われわれはそれを拾い上げて、同じことをしなければならない。哀れなテク・ブロガーに休息はない。そしてみんな、死ぬときは一人だ。でも、とりあえず、happy Apple Day!と言っておこう。

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自動運転車に深入りしたいルネサスが$6.7Bの巨額買収に踏み切る

日本の半導体企業Renesasは、自動車産業向けのチップのサプライヤーとして世界最大の企業のひとつだ。その同社が、自動運転技術により一層注力するために、アメリカのチップ企業IDTを67億ドルで買収しようとしている。

Renesasはさまざまなデバイスを動かし制御するマイクロプロセッサーや回路を作っており、中でもとくに自動車産業が中核だ。供給量ではNXPに次ぎ、売上の半分以上が自動車業界からだ。一方IDTは電力管理とメモリーが主な製品で、とくにワイヤレスのネットワークとデータの変換や保存にフォーカスしている。これらはコネクテッドデバイス(ネットワークに接続されたデバイス)の成長とともにますます重要であり、データの高レベルなストリーミングと対話…大量で高速なデータ通信…を要求する自動車ではとくに重要だ。

IDTの買収は同社の株価の29.5%で行われようとしており、自動運転車に関するRenesasの技術力強化をねらっている。Renesasによれば、その事業を、ロボティクスやデータセンター、そのほかのタイプのコネクテッドデバイスなど、“データエコノミー”の分野に拡大することも、ねらいの一つだ。

Renesasはすでに、自動運転車の技術をデモしており、Intelなどと直接競合する立場になる。昨年同社は、ハイブリッドカーやEVの電池の電圧をコントロールする技術を持つIntersilを32億ドルで買収しており、IDTの買収はその路線のさらなる延長だ。

“両社の製品の重複はほとんどないから、Renesasにとって健全な買収戦略だが、価額がちょっと高すぎるのではないか”、とBloombergのアナリストMasahiro Wakasugiは言っている

IDTの買収案件はRenesasが先月、最初に買収の関心を示してから二週間が経過した。買収の法的承認および完了は2019年の前半と予想されている。

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Qualcommの新しいSnapdragon WearチップはWear OSを元気にするか?

Snapdragonの新しいウェアラブル用チップのアーキテクチャは、5月のGoogle I/Oのときから話題になっていた。そしてQualcommは今朝(米国時間9/10)、サンフランシスコで行われたイベントでついにその製品を披露した。

Google I/Oで紹介されたそのWear 3100は、そのサイトに、Googleのスマートウォッチ用オペレーティングシステムがしっかりとある。しかもそれは早すぎるタイミングではない。Wear OSはこのところ、低迷が感じられていた。Android Wearから名前を変えても、それは変わらなかった。

今回の新しいアーキテクチャは、2100をリプレースする。Qualcommによると、同社のチップは25のブランドの100種以上のWear OSウォッチで使われている。Wear OSデバイスの機種が三桁とは、驚きだ。この世界のリーダーであるAppleやFitbitやSamsungは、いずれも独自のソフトウェアを選び、Googleに背を向けている。

おもしろいのは、新しいチップの最初の三つのパートナーがLGやHuaweiといったテクノロジー企業ではなく、Fossil Group, Louis Vuitton, Montblancという高級ウォッチのメーカーであることだ。このことは、このオペレーティングシステムの将来を暗示しているのかもしれない。またGoogleの秋のイベントでは、タイミング的に、Pixel Watchのローンチの可能性が大きい。

3100の特徴で重要なのは、電池寿命が伸びたことだ。それは、スマートウォッチのメーカーの長年の悩みだった。チップに新たな動作モードが実装されたことも、おもしろい。“Traditional Watch Mode”(ふつうのウォッチモード)は電池の使用を節約し、“Rich Interactive Mode”(リッチな対話モード)は、充実したユーザー体験を与える。

このチップの量産は今日から始まる。

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Nima、ピーナツ成分検出ツールをリリース

実は、重度のナッツアレルギーに罹患している。そんなぼくにとって、 Nimaのピーナツセンサーは救いの神となるのかもしれない。これまでに、ナッツが含まれていると思いもしない食材を摂取して救急搬送されたことも何度かある。Nimaがあれば、食べる前に適切な判断を下し、そしてER直行の悲劇を回避することができるのかもしれない。

ご存知ない方のためにお伝えしておくと、NimaとはTechCrunchのBattlefield出身のスタートアップだ。彼らは「ピーナッツセンサー」のローンチに向けて邁進しているところだ。彼らのセンサーは、ppm単位を検知することができる。カプセルに食材を入れて、それをセンサーに装着すれば結果が表示される。5分以内に、アレルギーの原因となるピーナッツ成分の検知を完了してレポートしてくれる。

センサーは、Bluetooth経由でスマートフォンと連携するようになっている。これまでにNimeデバイスを利用してチェックした食べ物の検査結果を保存しておくこともできる。但し、現在のところでは、センサーはピーナッツにのみ反応するようになっている。他の種類のナッツを検知することはできない。しかしNimaのファウンダーであるShireen Yatesは、他の成分の検出も行えるようにしたいと語っている。

おわかりのことと思うが、このNimaデバイスは「エピペン」(Epi-Pen)の代替となることを目指すものではない。「エピペン」とは、アナフィラキシーに対する緊急補助資料に用いられるものだ。エピペンは症状を引き起こすものを食べてしまってから用いいるもので、Nimaのセンサーは食べること自体を防ごうとするものなのだ。内部的なテストを行なったところでは、97.5%の検知率を示したとのこと。

Nimaデバイスの価格は229ドルで、それに12個のテスト用カプセルを加えて289ドルとなっている。Nimaは、これまでにもグルテン成分を検出するためのテストツールの開発などを行なっている。詳細については、冒頭に掲載した紹介ビデオを参照してほしい。

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(翻訳:Maeda, H

GoogleのPixel 3の発売イベントは10月9日にニューヨークで

これまでの数週間リークリークを重ねてきたGoogleのPixel 3とPixel 3 XLは、今や秘密でも何でもなくなってしまったが、それでもまだ、公式の発表は何もない。

でも同社はこのほど、“Made By Google”というイベントの招待状を送ってきたから、イベントの名前からして、Google作のスマートフォンがテーマだろう。

招待状には、ニューヨークで10月9日の午前11時から、とあるだけで、説明等はない。でも“3”を使ってハートを作り、“I ❤ NY”(I love NY)と言っているから、Pixel 3を暗示しているのだろう。

一方、噂の内容は今や相当詳しい。それによると、Pixel 3はSnapdragon 845プロセッサーを使用、RAMは4GB、5.5インチのディスプレイの背後に12.2mpのカメラがある。大型のPixel 3 XLは、ディスプレイが6.71インチ、RAM 6GBだそうだ。いつも議論を呼ぶカメラのノッチ(スクリーンの切れ込み)もある。

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GoogleのAndroid Enterprise Recommendedに堅牢なスマートフォンが加わる

堅牢なスマートフォン(rugged smartphones)は、厳しい環境で働く社員に企業が与えるデバイスであり、やや特殊な市場だ。スマートフォンを選ぶとき、6フィート(180センチメートル)の高さから落としても壊れないことを条件にする消費者はあまりいない。でも、市場があることは確かで、調査会社のIDCは、Androidベースの堅牢デバイスが今後5年間、年率23%で伸びる、と予想している。

Googleが、企業向けに製品を推薦するAndroid Enterprise Recommended事業を拡大して、堅牢デバイスを含めるようにしたのも、当然だろう。でも、そこに載っているメーカーの名前をご存知だった方は、あまりいないと思う: Zebra, Honeywell, Sonim, Point Mobile, Datalogic…社名はご存知でも、スマートフォンとは結びつかない企業もあるだろう。Panasonicも長年、堅牢デバイスを作っているから、そのうちこの事業に当然入るだろう。

これらのデバイスの最低条件は、かなり単純明快だ: Android 7以上をサポート; Googleがリリースしてから90日以内にセキュリティアップデートを行なう; 堅牢デバイスであるために侵入保護があり落下試験合格であること。そして、ほかにも、少なくとも一つ以上のメジャーなOSをサポートできること。

Googleは今日の発表でこう言っている: “今日のローンチは、顧客のエンタープライズ体験の改善にコミットする私たちの姿勢が変わらないことを表している。これらのデバイスが、既存のユースケースに奉仕し、また企業の新たなモバイルのユースケースの追求を可能にして、企業の目標の実現に寄与することを期待する”。

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IFA 2018のベスト新製品ピックアップ――Alexaルーター、8Kテレビ、3軸回転ゲーム座席など

ベルリンで開催中のIFAはコンシューマー・エレクトロニクス分野で世界的に有名なショーの一つだが、8月末から9月にかけてというタイミングにも大きな意味がある。多くのメーカーにとってIFAはクリスマス商戦に向けて主力製品を世界に披露するのに格好の舞台だ。

このところトレードショーとしてIFAの重要性が増しているのは主にこの理由だ。もっともSamsungやDJIといった巨大メーカーが新製品をIFAが開催される数週間前に発表してしまったため、この点では今年はやや盛り上がりに欠けたかもしれない。

しかしこのショーが面白いのはおかしなな製品が登場するからだ。 IFAはなぜか奇想天外なガジェットを引き寄せる傾向がある。今年もその例にもれなかった。以下ご紹介するのはもっとも重要な、もっとも優れた、もっとも奇妙な製品の例だ。

Alexaルーター

今年の大型トレードショーではいたるとこでスマートアシスタント製品が見られた。最新のトレンドはAlexa搭載ルーターだ。NetgearとHuaweiはルーターをスマートスピーカー化する。別にそんな必要ないと言うなかれ。どうせAlexaが家にあるならルーターにその機能があってもいい。両社の製品を比べると、家中にメッシュ・ネットワークを張り巡らせることができる点でNetgear版の方が説得力があった。

スーパーTV

消費者は隣人が持っているのより優れたテレビを買いたがる。テレビ・メーカーはこの傾向に大喜びで、ますます高精細度のテレビを開発してきた。今年のトレンドは8Kだ。まだメインストリームにはなっていない若いテクノロジーだし、8Kのコンテンツも少ない。しかしIFAのテレビはSamsung、LG、東芝、シャープ、その他、8K一色だった。

スマートフォン、スマートフォン

海外で発表されたスマートフォンの将来は運任せのところがある。アメリア市場への参入はハードルが高い。IFAでお披露目されたスマートフォンの多くはそもそもアメリカ市場にたどり着けないことが多い。とはいえ、今回のIFAでも各社からそれぞれ興味深いフラグシップモデルが発表された。いくつか代表的プロダクトを紹介してみよう。

  • ソニー Xperia XZ2:同社として初の6インチOLEDモデル。ソニーお得意のカメラと画像処理テクノロジーを搭載。
  • LG G7 One: Google Oneはもともと途上国向けのエントリーモデルだが、G7 Oneはフラグシップに近い高性能といういささか異色の製品だ。もっともスマートフォン分野ではLGは異色の製品を出すのを恐れていない。
  • HTC U12 Life:LGと同様、HTCのハンドセットも人目を奪う新機能よりコストパフォーマンスの良さを狙っている。U12はエントリーモデルの価格で中級機の性能が手に入る。

なんだかよくわからないがスゴイ

これがIFA名物の奇天烈な製品の代表だ。おそらく値段も高いはず。私が住んでいるニューヨークののアパートの部屋一杯になるサイズだ。しかし本格的なアーケード式フライトシミュレーターやカーレースを家で体験したいなら3軸で回転するAcer Predator Thronosは理想的なゲーム座席だろう。

その他

  • Lenovo Yoga Book C930:実用性はよくわからないが、興味を引く製品ではある。C930は Lenovoが伝統的なキーボードの代わりにeインクの電子ペーパーのタッチディスプレイを使おうとする努力の最新の例だ。
  • Polaroid OneStep+:おなじみのインスタントカメラの復活。いくつか新しい機能も含まれている。

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Alexaの動作するデバイスは20,000種類超に拡大中

数値はベルリンで行われたIFAのプレス向け発表で明らかにされたものだ。今年はじめにアナウンスした際は、Alexaが稼働するデバイスは4,000種類とのことだった。そこから順調に伸びているということになるのだろう。

CNETが報じたAmazonエグゼクティブのDaniel Rauschの発言によれば、Alexaは何百万回も「ハッピー・バースデー」を歌い、1億回もジョークを披露したのだとのこと。

1億回というのはすごい数字だ。きっと1つや2つは面白いものもあったに違いない。

Alexaが動作する2万種類を超えるデバイスは、3,500超のブランドからリリースされているものだとのこと。

すなわち、Alexaが動作するデバイスのうち、Amazon純正のものはほんの一部に過ぎないということになる。まだまだEchoスピーカーにさほどのラインナップはないし、Fire TVやFireタブレットを入れてもまったく届かない。Amazonは当初よりAlexaのサードパーティーへの提供に力を入れていて、その方針が実ったものというわけだ。

Alexaのサードパーティー製品への組み込みは、ハードウェアメーカーとのパートナー契約や、ハードウェア系スタートアップに投資するAlexa Fundなどを通じて拡大されてきている。Alexaの利用シーンは、電話、サーモメーター、テレビ、車など拡大の一途をたどっている。やはりIFAで発表されたのだが、HuaweiおよびNetgearがホームルーターにAlexaを搭載している。

Googleも、やはりマニュファクチャーに対して自社アシスタントの採用を働きかけている。しかしいまのところは、Alexaほどの活発な動きを見せてはいないようだ。Googleの5月段階での発表によれば、Googleアシスタントが動作するデバイスの種類は5,000種類だとのことだ。ちなみに1月段階では1,500種類ということだった。

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(翻訳:Maeda, H

ゼンハイザー、完全ワイヤレスイヤホンをアナウンス――価格は300ドルなり

完全ワイヤレスのイヤホンがまだまだ珍しかった時代なら、「300ドル」という値段も「まあそんなものか」と受け入れられたかもしれない。しかし今やいまやありふれた存在になった。そんな時代に、あのAirPodsの倍の価格をすんなりと受け入れるのは難しい。

ただし。このデバイス(Momentum)を扱うのは、あのゼンハイザーだ。外見も満足のいくものであるし、スペック的にも素晴らしいものとなっている。ベルリンで行われたIFA 2018でアナウンスされたもので、ドライバーは7mmのダイナミック型で、AACおよびQualcomm aptX™をサポートし、高音質Bluetoothに対応している。

SiriおよびGoogle Assistantにも対応しており、操作はタッチインタフェースで行う。バッテリーでの動作時間は4時間で、充電ケースは12時間分のバッテリー容量となっている。ケースの表面はファブリックになっていて、Google Homeと親和性の高そうなデザインになっている。

299.95ドルの米国価格もまあ頷けるものだろうか。販売開始は11月中旬の予定となっている。

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(翻訳:Maeda, H

Appleのビッグイベントは9月12日――招待状には金色のリング

Appleのビッグイベントを公式に告げる招待状が届いた。何ヶ月も前から注目の的になっていたこのイベントは9月12日にクパチーノのぴかぴかの本社で開催されることが明らかとなった。

招待状には簡潔に、Gather round(周りに集まろう)とあり、大きな金色のリングの画像が添えられている。巨大なリングはApple本社を示唆しているようだ。ただAppleは招待状に発表の内容について謎めいた形でヒントを出すのが好きだから、われわれは何か円形のもの、金色のものを期待していいのかもしれない。

これまでのところAppleのハードウェアに関しては比較的静かな年だった。Appleは3月のシカゴのイベントで新しいiPadを紹介し、その後MacBook Proシリーズをアップデートした。これらを別にすれば新製品についてはニュースがなかった。WWDCでもハードウェアに関する発表はなかった。

しかし9月の第2週に状況は大きく変わりそうだ。流れている噂が正しいなら、Appleは新しいハードウェアをきわめて大きなスケールで用意している。まったく新しいシリーズのiPhoneがこのイベントで登場するはずだ。

GoogleやSamsungの場合と違って、今回Appleは新製品の秘密を十分に守ってきた。それでも多少のリークは起きている。iPhoneが3シリーズ準備されており、これには従来と全く異なるiPhone Xの大型版が含まれるという。 新しいWatchとiPad Proもこのビッグイベントで発表されそうだ。

われわれはもちろんAppleのイベントに勇んで参加する。大きなカメラも持参する。これも噂だが、Appleは今回の発表会をTwitterでライブストリーミングするらしい。

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滑川海彦@Facebook Google+

RED Hydrogen Oneの発売はまた遅れて10月になったから写真でも見て我慢しよう

一度遅れたREDのHydrogen Oneは、今月(米国時間2018/8月)出るはずだったが、また遅れて10月か11月になった。でも、実際に出たとしても、あなたがそれを買わないであろう確率はかなり高い。1295ドルといえばAiboの半分だ。でも初めて公式にシェアされたこれらの写真は、REDの最初のスマートフォンの実物にいちばん近いものだから、せめてこれらでも見て楽しもう。

この、上品に言えば過剰、ふつうに言えばやり過ぎを見て、言いたいことはいろいろあると思うが、あなたならなんと言うかな。でも、ハイエンドのカメラメーカーが、市場に揺さぶりをかけてきたことは、確かだ。5.7インチの“ホログラフィック・ディスプレイ”と、これが同社から今度出るカメラのファインダーでもあるという事実に加えて、デザインそのものも、とんでもなくユニークだ。

REDは最近の業界のトレンドとも言えるシンプルなデザインに対して、その徹底的なケバさで逆らっている。CNETが気づいたように、サイドはギザギザがあって鋸刃ナイフみたいだ。表向きは、持ちやすくするためだと思うが、本音は外見をクールにするためだ。こんなデザインのスマートフォンは、街角で人の注意を引こうとして大声で叫んでいるようだ。うっかり立ち止まったら、“ホログラフィック・ディスプレイ”の説明を5分間聴かなければならない。

REDのデベロッパー向けモデルは今月の終わりに限られた数、出るようだ。予約購入した顧客が現物を受け取るのは10月9日からで、キャリアのストア(AT&T, Telcel, Verizon)に登場するのは11月2日だ。

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Bose、400ドルのHomePodでスマートスピーカー市場に本格参入

最新のEchoデバイスは、これまでのものと比べて高級感を増したものとなっているようだ。但し、どうやらAppleのHomePodと伍するものとはなっていない様子。Amazonとしては、Apple対抗高級製品路線は、サードパーティーにまかせているということなのかもしれない。

たとえばBoseだ。高級感の面でAppleに対抗し得るThe Home Speaker 500を市場に投入するのだ。本機種の発表により、オーディオメーカーのBoseが、スマートスピーカー市場に本格参入してくることになる。スマートスピーカーと同時に、やはりAlexaの機能を搭載したサウンドバーもアナウンスしている。

Boseは、ここ数年をかけて、Amazonのスマートアシスタントとの連携を図ってきている。しかし新発表の3機種は、これまでのスキルベースのものとは異なり、Alexaの機能を自身に搭載している点が新しい。Speakerはコンパクト(8インチ☓6インチ☓4インチ)ではあるものの、専用のドライバーを搭載して反響音を有効に活用することに成功している。見かけは非常にコンパクトであるものの、音質は「さすがはBose」といいたくなるものだ。

ボード上には8台のマイクが搭載されており、Amazonの「far-field」技術に対応している。音声コマンドの受信性能を向上させるためのものだが、さらに他のEchoデバイスとの連携性もよくなることが期待される。サウンドバーにも同様のマイクが搭載されているが、これらはBoseのヘッドセットに搭載されているものと同様の技術を利用して製作されている。

スマートスピーカーは400ドルで、サウンドバーの方が550ドルないし800ドルとなっている。販売開始は10月を予定しているとのこと。ちなみにBoseは、来年早々に登場予定となっているAirPlay 2や、Googleアシスタントへの対応なども視野に入れているようだ。

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Galaxy Note 9およびGalaxy Watchが米国にて販売開始

Wireless Charging Duoで利用できるデバイスが欲しくなってきた頃だろうか。せっかくなので、最新のGalaxy Note 9とGalaxy Watchがおすすめだ。ついに販売開始となったのだ。Note 9についてはこちらにも長文レビューを書いた。今回は、要点をまとめておこう。

  • 画面が美しい。
  • カメラの性能は素晴らしい。
  • 長時間バッテリー搭載。
  • 新機能S-Pen。
  • (但し高額ではある)

Galaxy Watchは、本稿を執筆している今現在も着用している。近々詳細をレビューするつもりだ。直感的な印象でいうのならば、わりと気に入っている。サイズが小さくなった(とは言っても、まだまだ大きすぎると感じる人が多いのだろうけれど)のがともかく嬉しい。

両デバイスとも、さまざまなチャネルから入手できる。しかしベンダーにより異なるスペックのものが扱われていることもあるので、Samsungのリリースから引いておくことにしよう。

128GBのGalaxy Note 9は、Best Buy、Costco、Sam’s Club、Straight、Talk Wireless、Target、Walmart、Samsung.comおよびShopSamsungアプリケーションなどの小売チャネルの他、AT&T、Sprint、T-Mobile、U.S. Cellular、Verizon Wireless、およびXfinityなどのキャリアでも扱っています。512GBモデルについては、AT&T、T-Mobile、Verizon、U.S. Cellular、およびSamsung.comでのお取り扱いとなっています。

Galaxy Watchについては、次のようにアナウンスされている。

42mmモデルが$329.99より、46mmモデルが$349.99からのご提供となっております。アメリカ国内での取り扱いはAmazon、Best Buy、およびSamsung.comです。LTE版もSamsung.comおよびT-Mobileにて販売開始となっております。価格は42mm版が$389.99、46mm版が399.99からとなっています。

Galaxy Homeスマートスピーカーについては、とりあえずお察しの通りの状況となっている。

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(翻訳:Maeda, H

これがGoogle Pixel 3 XLだ、出揃ったリーク総集編

出るのは10月のはずだが、でも今すでに、大量のGoogle’s Pixel 3をわれわれは見せつけられている。大量の上にさらに大量を重ねる、この記事もその典型だ。

まだ出てないスマートフォンの詳細情報や写真が、今や世の中の至るところにあるから、どこかに実物があるはず、と思っても無理ではない。いや、それどころか今朝は(米国時間8/22)、リーク競争の様相を呈し、その一つはカメラを実際に使っている。その写真が、これらだ

どれが意図的なリークか分からないのも、これまた意図的だ。これらのリークは発売前にそれをレーダーに捉えさせるのが目的で、かなりの部分がネタバレを覚悟している。いずれにせよ、このような手口はどこにでもある。

Pixel 3/Pixel 3 XLに関しては、リアクションはまあまあポジティブだが、上部の大きなノッチ(切り欠け)だけは問題だ。しかしAndroid Pieの最新リリースにもその機能があるぐらいだから、Googleはあくまでもノッチ路線で行くらしい。

今朝登場した写真は、これまで見たものの総まとめだ。リアカメラは一つで、Pixelbudsの有線バージョンがある。そのためのUSB-C ドングル/アダプターも含まれている。

ディスプレイは3 XLが2960×1440、2 XLが2880×1440、と言われる。これも噂だが、画面は6.7インチと大きい。これならNote 9の6.4インチを上回る。

多数決で決めると、チップはSnapdragon 845となり、確かに理にかなっている。そしてもちろん、AndroidはAndroid Pieだ。

おっと、こんなものもある。

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