E3で発表されたゲームのトレーラーまとめ

みんなトレーラー(予告編)が大好きだ。Microsoftにもたくさんある。同社によると、米国時間6月9日のE3キックオフイベントで、60種類ものゲームが壇上に登場した。Xboxは、Sonyが今年のイベント不参加を表明して以来、特別な愛を受けているのかもしれない。ストリーミングサービスProject xCloudの追加情報や新型ゲーム機のちら見せ、さらにはキアヌ・リーブスの特別出演で場内を驚かせたほかに、Microsoftは数多くのゲームを披露した。

このイベントから、気になったゲームのトレーラーを紹介する。

Minecraft: Dungeons:みんな大好きな積み木ゲームに、独自のシングルまたはマルチプレーヤーのRPGアドベンチャーが加わった。

Ori and the Will of the Wisps: 2017年に発表されたMoon Studioのプラットフォーム・ゲームがついに来年2月にやってくる。

Bleeding Edge: Ninja Theoryの最新作はマルチプレーヤー戦闘ゲーム。

Flight Simulator: みなさんご存知のものとは少し違うかもしれない。あのフライトシミュレーターが2020年に帰ってくる。

Age of Empires II: Definitive Edition:今年発売予定のこのタイトルはXbox Game Pass for PCからも入手できる。

Wasteland 3: パーティー制ロールプレイングゲームの続編は、プレーヤーたちを……コロラドスプリングスに連れて行く?

Battletoads: これをカムバックと呼んではいけない。ZitzとPimpleとRashが、新しいGame Passのタイトルになって帰ってくる

Gear 5: おそらくプレスカンファレンスでいちばん待望されていたゲーム。このGearの新バージョンは9月10日に公開される。

Gears 5: Terminator Dark Fate:楽しみな発表だ。Gears 5 を9月16日までに買うと、キャラクター・パックを貰える。来たるターミネーターの新作からT-800の内骨格ががやってくる。

Forza Horizon 4 Lego Speed Champions: 人気のレーシングシリーズにLegoのテイストが加わった。

Kitten Around with RAAM: Gears POPのキャラクターを元にしたアニメーションシリーズ。

State of Decay Heartland: 新しいHeartland向けのDLCパックには、2つのストーリーが入っていて、Game Passの一部として提供される。

CrossfireX: SmilegateのFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲームがXbox Oneにやってくる。

Halo: Infinite:これは何だ? 実はまったく新しいHaloのタイトルで、2020年の年末商戦に次世代ゲーム機Project Scarlettと共にやってくる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Stadiaのパフォーマンスはインターネット接続のスピードでどう違う?

ゲームプレイを双方向ストリーミングで提供するGoogleのクラウドサービスStadiaは、米国時間6月6日のローンチに際してさまざまな情報や資料が提供された。バイスプレジデントのPhil Harrison氏が提供してくれたのは、ユーザーのインターネット接続のクオリティの違いによる、このサービスのパフォーマンスの違いに関するデータだ。そのトップにあるのは、4Kの解像度+HDRのカラー+60fpsのフレームレート+5.1サラウンドサウンドで、このクォリティを得るためには少なくとも35Mbpsの接続が必要だ。

4KでなくHD1080pでよければ、HDR+60fps+5.1サラウンドのままで20Mbpsもあれば十分だ。そしてGoogleはストリームの円滑性の最適化を60ftpの前提でずっと下のほう、10Mbpsからさらにその下まで行っている。そのレベルではストリームの解像度は720pとなり、サウンドはサラウンドではなくステレオになる。

Harrison氏は「Staidaではゲームを誰でも楽しめるようにしたかった」という。誰でもというのは、インターネットの接続のスピードだけでなく、使えるデバイスのこともある。今回のローンチの時点でStadiaは、テレビ(+Chromecast Ultra)、デスクトップ、ラップトップ、タブレット(+ブラウザー)、スマートフォンで使えるが、最後のスマートフォンは当面、Pixel 3とPixel 3aのみ(+Stadiaアプリ)のみだ。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

InWinのミッドタワーPCケースAliceはデスクトップでコスプレを楽しめる

ゲームとコスプレの両コミュニティは、重なっている部分がとても大きい。そして両者を表したベン図の、まん中あたりの層に受けそうなのが、InWinのコンピューターシャーシAliceだ。同社は今、台北のComputexカンファレンスで、AliceとそのほかのPCケースを展示している。

The interior of InWin's Alice chassis

Aliceは誰でも知ってるルイス・キャロルのキャラクターだが、このミッドタワーケースは軽いABS樹脂でできていて色は何色かある。でもその魅力は、簡単に取り替えられる布製のカバーだ。InWinはいろんな種類のカバーも売っているので、それらを買って着せ替え人形してもいいし、もちろん自分でカバーを作ってもよい。InWin製のAlice用カバーは防塵タイプだが、同時に空気の流通も良くて、PCの内部を掃除したり、部品を取り替えたりするのも楽だ。

Some of InWin's fabric covers for its Alice PC case

Aliceは30×24cmのATX、Micro-ATX、およびMini-ITXのマザーボードに対応している。高さ60cm、幅29cm、奥行き44cmだ。

画像クレジット: Catherine Shu

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Amazonは倉庫の仕事をゲームにした

Amazonのフルフィルメントセンターの仕事はつらくて退屈だ。問題多い労働条件をめぐるさまざまな記事が、同社をもう何年も悩ませている。それでもなお同社は、配達を今よりもさらに早くしようとしているから、プレッシャーは増すばかりだ。

同社の名誉のために言うなら、労働条件の改善には努力している。最低時給を15ドルに上げたし、一部の仕事はロボットで自動化した。しかも同社は、仕事の一部を文字通りゲーム化しようとしている。

ワシントン・ポストl紙(ちなみにこれもAmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏がオーナー)の記事が、顧客の注文を処理する労働者のモチベーションを上げるための実験的なビデオゲームを紹介している。このゲームは、参加は義務的でなく自由のようだが、 ワークステーションの画面上に展開され、受注を処理した件数が得点になり、チーム同士が対戦する。

記事によると、それはAmazon独自のアイデアではない。UberやLyftのようなギグ企業は、運転距離の長さでドライバーを報奨している。今やFitbitなどを使って自分自身のウォーキングの歩数をゲーム化するぐらいだから、企業が退屈な単純労働に同じ手口を用いても不思議ではない。

しかし、それでもなお、この話全体がちょいとおかしい。というか、むしろ仕事のきつさと退屈さを、なお一層際立たせている。最近本誌はスタテンアイランドの巨大なフルフィルメントセンターを取材したが、そこでは、ギグワーカーの「ピッカー」(Picker、棚から目的品目を拾う人)と「ストウワー」(Stower、その品目を箱に詰める人)が、棚と遊んでいるAmazonのロボットと一緒に配送の仕事をしている。

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マイクロソフトとソニー、ゲーム界の二巨頭がAzureクラウドをベースに提携

この20年間、ソニーとMicrosoft(マイクロソフト)のゲーム部門は全面戦争状態にあった。両者は価格で、ゲーム機で、ゲームソフトで、特別ボーナスで常にがっぷり組んで相手を叩き潰そうとしてきた。しかし発表された覚書によれば、両者はこれまでの行きがかりを一時棚上げし、カジュアルなクラウドゲームによってGoogleがゲーム市場を席巻するのに備えようとしている。

具体的内容についてはまだほとんどわかっていない。しかし米国時間5月16日に公表されたソニーの吉田憲一郎社長とMicrosoftのサティヤ・ナデラCEOが握手している写真をフィーチャーした公式覚書には、両者がMicrosoft Azureをベースとしてクラウド化で提携したことが明記されている。

両社は将来のクラウドソリューションに関して共同で開発を進めることとした。両社のゲームおよびコンテンツのストリーミングサービスをMicrosoft Azureがサポートしていく。これに加えて、両社はMicrosoft Azureのデータセンターをベースとするソリューションをソニーのゲームおよびコンテンツのストリーミングサービスに適用する可能性を追求する

ソニーがゲームその他のオンデマンドサービスで他の多数のクラウドを利用できることは疑いない。実際、 Playstation Nowはその例だ。しかしここ数年のうちにゲーム界を激震が襲うことが予想されている。これはインターネットの浸透により消費者の多くがいわゆるコードカッターとなってケーブルテレビを解約しはじめたことと比較できる。Netflixなどのストリーミングサービスの躍進により、これまでテレビ番組や映画の視聴で圧倒的な勢力を誇っていたケーブルテレビ企業は一気に苦境に追い込まれた。ゲーム企業がこうしたクラウド化に対応するためには巨額の資金とノウハウを必要とする。

最も警戒すべき挑戦者はなんといってもGoogleだ。今年3月、GDCで発表されたStadiaゲームストリーミングサービスは、Googleの技術力、資金力、世界的認知度に加えて、検索とYouTubeという入り口を押さえている。これまでGoogleはゲームではさほど強くなかったが、今後は別だ。ブラウザでゲームを検索し、好みのゲームを発見すれば文字通り5秒後にそのブラウザ内からゲームがプレイできるというのは脅威だ。しかもこういうことができるのは現在Googleしかない。

これだけでも容易ならぬ暗雲だが、Microsoftとソニーに手を握らせることになった理由は他にもあるかもしれない。Switchの世界的大成功による任天堂の復活はその1つだ。「いつでも、どこでも、誰とでも」をキャッチフレーズとし、据え置き、携帯両対応でインターネットとモバイル接続に強く依存するSwitchは従来のゲーム専用機を時代遅れにしつつある。Apple Arcadeもあまり魅力が感じられないお仲間だが、正直こちらは誰も気にしていないようだ。

ソニーとMicrosoftの間には秘密のホットラインがあり、「休戦。まずGoogle Stadiaを撃滅。できればNvidia(エヌビディア)も」というようなメッセージがやり取りされたのだろう。

もっとも、想像をたくましくする必要はない。ソニーの吉田憲一郎社長は発表でこう述べている。

Microsoftとソニーはある分野では激しく競争してきたが、長年にわたってもっとも重要なビジネスパートナーの1つでもあった。今回のクラウド開発における両社のジョインベンチャーはインタラクティブなコンテンツのサービスを前進させる上で極めて大きな役割を果たすだろう。

世界的テクノロジー企業であるソニーはストリーミングサービスを手がける技術力もノウハウも持っている。しかしクラウドサービスをゼロから自前で立ち上げるより、すでに地位を固めているMicrosoft Azureの上で展開するほうが有利であるのは明らかだ。

MicrosoftにしてもAzureにソニーのような巨大企業を迎え入れることができればハッピーだ。ともあれソニーとMicrosoftがゲーム分野でライバルだったことはGoogleという両社のゲームビジネスの存立にかかわる脅威に比べれば何ほどのこともない。Microsoftもソニーと戦い続けるよりパートナーとなることが有利と見たはずだ。

ライバルと手を組むという複雑な関係ではソニーのほうが経験を積んでいる。ソニーは以前から撮像素子を始めとするカメラテクノロジーを多くのスマートフォン、デジタルカメラのメーカーに提供してきた。これはソニー自身のプロダクトとバッティングするわけだが、単に売上だけでなく、顧客メーカーからさまざまなノウハウのフィードバックを受けることがソニーが映像業界において不動の地位を確保する上で役立ってきた。

画像業界といえば、両社はソニーの撮像素子とMicrosoftの人工知能を統合した新しいテクノロジーの開発に向かっている。プロダクトとしてはロボティクス、自動運転車となる可能性が高い。この分野の競争は激烈だが、今のところ両社ともにこれというプレゼンスがない。提携の背後にはこの事情を変えていこうという野心もあるかもしれない。

画像:Christian Petersen / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂とソニーはE3を前にして新製品への期待を打ち消す

E3(Electronic Entertainment Expo)があと1カ月あまりに迫ってきたが、いつものようにこの時期のニュースからは、この巨大ゲーム見本市の会場では聞けないような内部情報が漏れてくる。昨年おそくにはソニーが、例年の大規模なプレスカンファレンスはやらないと発表した。それはこのほぼ四半世紀の中で初めて、このゲーム大手の大きな不在を示すものになり、代わりに同社は「2019年における我が社のコミュニティに関わるための新しくて親しみやすい方法を探求する」そうだ。

ゲーム業界をフォローしている人たちにとっては、このような感情はすでにおなじみのはずだ。数年前には任天堂が同じ動きを見せ、記者たちが実際に集まるプレスカンファレンスを避けてオンラインのNintendo Direct “Treehouse”で新しいトレーラー(予告編)を披露した。それ以降ずっと、任天堂はこのやり方だ。

ソニーが使わなくなったゴールデンアワー的な時間枠にはスクエア・エニックスがうれしそうに滑りこみ、今回のロサンゼルスのイベントではマイクロソフトが3大コンソール(ゲーム機)中で唯一生き残って、プレスカンファレンスをやることになった。もちろん、E3のようなビッグショウの死は毎年、大げさに言われている。こういうことには周期性があり、誇大に言われることの多くはとくに、新しいシステムの発表に結びついている。

マイクロソフトは今月、光学式ディスクを使わないXbox One S “All-Digital Edition”を発表し、ではいったい6月には何を発表する気か、とみんなが不思議に思った。一方ソニーは今週初めに、PlayStation 5がもうすぐ出るという話を打ち消した。詳細は例によってあいまいだが、同社によると次世代コンソールが今後の6カ月以内に出ることはない。

また任天堂の決算報告では同様に、Switchの廉価版が出るという噂を打ち消した。このコンソールは直前のWii Uの失敗でめげていた同社にとって狂喜の大成功になったが、売れ行きの鈍化は任天堂の長年の伝統である改良版ハードウェアの登場を示唆した。噂の多くは、ポータブルモードだけでプレイできる廉価版のSwitchを指していた。

というわけでここまでの話には新製品のプレビューがまったく出てこない。企業は通常、そうやって記者たちの関心をそそるのが好きだが、でも今回ビッグスリーは、ショウへの期待感を静めている。そうなると当然、ほかの選手たちがやる気を出す。E3は長年、ビッグスリーに支配されていた。開会前の今広まっている噂の中には、NVIDIAのゲーム用2-in-1(ツーインワン)タブレットがある。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

プレステ4のアーキテクトが次世代機プレステ5はSSD搭載と語る

ソニーのPlayStation 4とPlayStation Vitaのリード・アーキテクトであるマーク・サーニー氏は、Wiredでピーター・ルビンのインタビューに答えて、おそらくはPlayStation 5と名付けられるはずの次世代ゲーム機について以下のような興味ある情報を語った。

次世代PlayStationは現行PlayStation 4、PlayStation 4 Proと同様、AMDアーキテクチャとなる。カスタムチップは第3世代のAMD Ryzen CPUベースで7nmコアを8基備える。

GPUについてソニーはAMD Radeon Naviの利用を計画している。AMDはこの次世代GPUを数カ月以内に公開するものと予想されている。またサーニーは次世代PlayStationのGPUはレイトレーシングをサポートすると述べた。

オーディオも大幅に改善される。3Dオーディオをサポートするヘッドホンやスピーカーを持っていれば品質のアップがわかるはずだ。

PlayStation 5は現行のHDDに代わってデフォールトでSSDを装備する。この点が次世代機のパフォーマンス改善にいちばん影響を与えるだろう。磁気円板が回転するHDDでは読み込みに延々と時間がかかり、ゲーム体験のネックとなっていた。

SSDへの移行でこれが劇的に変わる。サーニー氏によれば、PlayStation 4 Proでは15秒かかっていたスパイダーマンの「ファストトラベル」が次世代機では1秒未満になる。

一方、このインタビューではソニーがPlayStation VRヘッドセットのアップデートを行うかどうかは明らかにされなかった。しかしすでにヘッドセットを所有しているなら、次世代PlayStation用のゲームと互換性は保たれる。

ソニーは今年のE3カンファレンスに参加しないのでまだ当分PlayStation 5について新たな情報を得る機会はなさそうだ。ソニーがPlay Station 5を発表するのは2020年に入ってからとみられる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

光学式ドライブレスのXbox One Sは5月7日発売

Microsoft(マイクロソフト)は近くXboxの低価格モデル、Xbox One Sを発売する。コスト削減のためにBlu-rayを搭載しないディスクレスモデルとなる。Thurrottのリーク画像を掲載したWinFutureの記事によれば、新製品は5月7日発売の予定だという。ドイツでの価格は販売229ユーロ(日本では2万9000円前後)という。

発売開始予定が数週間後に迫っていること、リーク画像がマーケティング用の製品の箱であり、これまで報じられてきた予想の通りであることなどから考えて、おそらく正確な情報だろう。

新しい製品はXBox One S All Digitalと呼ばれ、WinFutureの画像によれば、外観はこれまでのXbox Oneそのままで光学式ディスクのスロットがない点だけが異なる。このゲームコンソールは1TBのHDDを内蔵する。これは現行Xbox One Sと同様だ。

Microsoftでは新しいS All Digitalはオンラインでのプレイだと注意を促している。ユーザーがすでにブルーレイのXBox Oneゲームをを所有していても新製品には光学式ドライブが存在しないので、ゲームをプレイすることは不可能だ。

コンソールにはMinecraft、Sea of Thieves、Forza Horizon 3という3タイトルのゲームをダウンロードできくるパスコードが添付される。オンラインゲームをさらにストアで購入してもいいし、サブスクリプションでXbox Game Passを入手してもよい、

上で述べたように、ドイツでの販売価格は229ユーロだが、これよりだいぶ安く購入する方法がいくつあるようだ。例えば、Amazonでは200ドル前後で販売しているショップがいくつかある。Microsoftは1ユーロ1ドルとして価格を決定してきので、S All Digitalの販売定価も229ドルになるのではないかと思う。

Microsoftはこの新製品でディスクレス版ゲーム機に対するユーザーの反応を実験したいのだろう。 MicrosoftはこのところWindowsやfficeでクラウド・サービスへのピボットを進めてきた。Xboxというブランドも伝統的ゲーム専用機からクラウドサービスへと発展させる計画だろう。この試みが成功すればゲーム機ビジネスの中でMicrosoftは独自の新世代となることができるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

任天堂がゼルダとマリオを仮想現実(VR)に

任天堂のLabo VRキットは小さなカードボードの実験にすぎないかもしれないが、でも同社はこの機に乗じて同社最愛のタイトルをそのヘッドセットに投げ入れようとしている。米国時間4月5日、同社はVRキットにSwitchの2つの主要タイトルのサポートを加えると発表した。

「Legend of Zelda: Breath of the Wild」(ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド)に関しては、VRビューワーのサポートが始まったばかりという印象だが、「Super Mario Odyssey」(スーパーマリオオデッセイ)はVR向けアップデートによって新しいコンテンツが加わり、3つの新しいミニゲームがある。アップデートはどちらも無料で、4月25日に提供される。

貧弱な体験にしかならないことがほぼ決まっているのに、任天堂はおかしな選択をしたものだ。Laboの体験は簡単に使えて楽しいから意味があった、技術の内容ではなくて。でも、任天堂がユーザーをブレスオブザワイルドのような50時間の超大作に放り込む気なら、それは同社が「これならVRでも長時間プレイできる」と最初から想定しているからだ。

それはないとぼくは思う。とは言え、まだVR版のブレスオブザワイルドを試してないけど、ぼくの勘では、マリオやゼルダを豪華な360度バージョンにしたって、人が生涯愛するゲームに何ももたらさないだろう。

VR版では複数の視点とそこからの視野を体験できるのか、その点もよく分からない。相変わらず三人称でプレイするのなら、ちょっと気持ち悪いのではないか。ユーザーの頭が静止しているのに、カメラが自動的に移動するのだから。

これをユーザーに無料で提供するのも不思議だが、でもこれでLabo VRキットが急にたくさん売れることはないと思いたい。それほど良質なユーザー体験ではないとぼくは疑っているからだ。

関連記事: Nintendo’s Labo: VR Kit is not Virtual Boy 2.0(NintendoのLabo VR KitはVirtual Boy 2.0ではない、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

テスラが車載ディスプレイ用にAtariのゲームを追加

Tesla(テスラ)は、同社のダッシュボード・ディスプレイで同乗者がプレイできるゲームのラインアップに、2048およびAtari Super Breakoutを追加した。

同社は昨年8月のソフトウェアアップデートで、対応アプリ・サービス群にAtariのゲームを加えた。当初提供されたゲームは、Missle Command、Asteroids、Lunar Lander、およびCentipedeなどだった。

我々の予想に反して、ハンドルを入力装置としたPole Positionは提供されなかった。

新しいゲームの入ったアップデートは早ければ4月4日にTeslaオーナーのもとにやってくるが、全体に行き渡るには時間がかかるかもしれない。4万5000ドルの車でどうしても今すぐSuper Breakoutをプレイしたい中毒患者は、Wi-Fiと接続すればアップデートを早く入手できる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple Arcadeはクロスプラットフォームなゲーム購読サービス

Apple(アップル)は新ゲーム購読サービス「Apple Arcade」を発表した。iOSとmacOS、tvOSにて、ダウンロードによる広告なしでのゲームプレイし放題サービスを提供することになる。

米国時間3月25日の朝、イベントにて発表されたApple Arcadeでは、月額料金を支払うことでハードウェアの枠を超えたゲーム体験をもたらす。AppleでCEOを務めるティム・クック氏は「ゲームをより良いものにしたい」と語った。

サービスでは100以上の新作、あるいは独占タイトルが登場し、今後も新作タイトルが追加される。さらにAppleはディベロッパーとも直接提携し、タイトルの開発を助けるようだ。初期パートナーとしてはディズニーやコナミ、レゴの名前が挙げられている。

その他の注目点としては、すべてのゲームがオフラインでプレイできることだ。これは、米Googleが発表したストリーミングゲームサービス「Stadia」とは大きく異なる。また先述のように、ゲーム内に広告は登場しない。

Apple Arcadeへは、Apple Storeアプリの下側のタブからアクセスできる。サービスの提供時期は秋からで、150地域にてローンチ予定。ただし、価格についての発表はなかった。

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(文/塚本直樹 Twitter

次にゲームのストリーミングサービスを立ち上げる大企業はウォルマートか?

今年のGDC(Game Developers Conference)は、GoogleがStadiaでスポットライトを独占した。具体的な情報が欠けてるぶんを、派手な前宣伝で補ったような形だ。でもゲームのストリーミングサービスをねらっているのは、Googleだけではない。US Gamerの記事によると、Walmart(ウォルマート)もレースに参加しているらしい。

このリテイラーは最近の数年間、ハイテク分野への進出を画策していた。世間の注目を浴びるような買収を繰り返し、その中にはAmazonに対抗するJet.comもあった。店頭在庫をチェックするロボットを、50ぐらいの店舗でテストしてきた。そして最近CTOのJeremy King氏が辞めたことは、次の大きな事業の到来を予感させた。

上述の記事では「GDCでWalmartがデベロッパーやパブリッシャーたちと会っている」と報じている。しかし話がどこまで進んでいるのかはわからないし、このリーク情報に関与した連中は当然ながら匿名希望だ。同社に、サービスを試みるためのバックエンドのインフラストラクチャがあることは間違いない。すでに国内の大量の顧客情報があるから、彼らに大量のビデオゲームを売り込むこともできる。

しかし1月には、ビデオストリーミングサービスのプランを捨てたと報じられているから、GDCにおける会談も具体性はまだないのかもしれない。

画像クレジット: SAUL LOEB/AFP

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Google Stadiaを実機プレイ、多少の遅延が起きるが優秀なプラットフォーム

Googleの新しいゲーム・ストリーミングのプラットフォームであるStadiaだが、発表会場でレイテンシー、価格、サポート予定のデバイスなどについてうるさくスタッフに質問した後、新しいゲームコントローラを実際にテストしてみることができた。短時間だが大画面テレビでプレイしたのはクラウド版のDoom 2016だった。

最初のトライはさんざんだった。フレームレートが極端に遅くなり、まるでPowerPointのスライドの早送りみたいになった。4K映像が表示されたかと思うと何が映っているかわからないほどぼやけた。最長で0.5秒くらいのレイテンシーが感じられた。このありさまにGoogleの社員は不安げに顔を見合わせていたが、やがて私のコントローラをひったくって再起動をかけた。

再起動後は状況は大きく改善された。しかしひと言で要約するなら、ストリーミングゲームには「何が起きるか予想がつかない」不安定さが残っている。Googleの名誉のために付け加えておくと、Stadiaの実機テストは強力なネットワークが張り巡らされたマウンテンビューの本社キャンパスではなく、発表会場のホテルのWi-Fiで行われた。これは現実の使用条件にずっと近いはずだ。

StadiaはGoogleのクラウドゲームストリーミングサービスだ。テクノロジーの詳細についてはまだ不明な点が多々あるが、基本的な方向性ははっきりしている。ハイレベルの専用機ゲームをオンラインに移行させることだ。Chromeブラウザからアクセスできれば強力なゲーム用GPUを持たないスマートフォンなどのデバイスでハイレベルのゲームがプレイできるようになる。

最初のトライでつまづいたものの、その後Stadia体験は全体としてポジティブなものだった。Doom 2016の画像は鮮明な4Kで、プラットフォームを特に意識せずゲームに集中できた。新しいプラットフォームが導入された場合、「意識しないですむ」というのは大成功を意味する。

カジュアル・ゲームにはStadiaは素晴らしいプラットフォームになると思う。。ただし高度なマルチプレイヤーゲームを楽しむ筋金入りユーザーには最適ではないかもしれない。理論上は、YouTubeのフィードから直接にスポーツ系ゲームを起動できる。しかしこういう使い方には向いていない。インプットから画面上にその効果が出されるまでのレイテンシーがそれなりにあるからだ。しかし(私も含めて)多数のユーザーにとってStadiaの能力は十分だ。なんといってもこのレベルのユーザーがゲーム市場の大部分を占めるのだから、Stadiaは十分に価値があるテクノロジーだ。

Google Stadia担当のバイスプレジデントであるPhil Harrison氏は、レイテンシーがどれほどの範囲になるか正確な数字を挙げることは控えたが、「人間が何かを知覚してから反応するまでの時間よりも短い」と述べた。Googleのスタッフによれば、この時間は(個人差はあるものの)70ミリ秒から130ミリ秒程度だという。つまりStadiaのレイテンシーはネットワーク接続が最良であれば70ミリ秒未満ということになるのだろう。

レイテンシーはネットワークの状態だけでなく、ユーザーとデータセンターとの物理的な距離によっても変化する。つまり固定した数字はあまり意味がない。テスト時点で私はサンフランシスコにおり、およそ80キロ離れたサンノゼのデータセンターにアクセスできた。Googleは「Stadiaがサポートされている国のユーザーであっても、僻地に居住しているような場合、サービスの開始時点で必ずサインアップできるとは限らない」と認めたが、その理由がここで述べたような事情だ。

その他の興味ある点。

  • Googleはサポートされるデバイスについて「後日正確な情報を発表する」と述べたが、iOSデバイスをサポートするのかという質問に対して「スタート時点ではPixelデバイスに焦点を当てていく」と強調した。.
  • 別のプラットフォームで購入ずみのタイトルであってもStadiaではプレイできないようだ。当然だが、Stadiaのゲームはこのプラットフォーム上で改めて購入する必要がある。
  • ユーザーはYouTubeのストリームからゲームにアクセスすることができるが、すべてのコンテンツをまとめたハブとなるサイトも用意され、URLでゲームにアクセスすることもできる。
  • コントローラ(トップの写真)はよく出来ている。デザインはソニーのDualShockとよく似ている

Stadiaについては今年の夏のGoogle I/Oでさらに詳しい点が判明するはずだ。私の最初の実機テストではサービスがGoogleの主張どおりに作動し、専用機クラスのゲーム体験を与えることができると確認できた。そこで現在、最大の疑問は価格だ。ハードコアなゲーマーしか手が届かない価格になるのか、カジュアル・ゲーマーにも手頃な価格になるかがこのプラットフォームの性格を決める。ビジネスとしての成否もおそらくはこの価格設定にかかっているだろう

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(翻訳:Umihiko Namekawa、滑川海彦@Facebook

Googleのクラウドゲームサービス「Stadia」へのアクセス方法

Googleはゲーム機を発売するわけではない。その代わりに同社は、Stadiaというサービスを立ち上げる。ゲームはサーバーの上で動き、ユーザーは自分のデバイスにそのビデオをストリーミングする。Stadiaにアクセスするために新しいハードウェアを買う必要はないが、ただし、いきなりどんなデバイスからでもStadiaを使えるわけでもない。

ゲームデベロッパーカンファレンス(Game Developers Conference)の開会直後に、GoogleのCEOサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏はこう言った。「Googleでは、ChromeブラウザーやのChromebook、Chromecast、Pixelなどのデバイスで、20億の人びとがゲームをすぐに見つけられる。ほかのブラウザーやプラットホームをサポートする計画もある」。

おわかりのように、ラップトップやデスクトップコンピューターでこのサービスにアクセスするためには、Chromeブラウザーがメインのインタフェイスになる。コントローラーはユーザーの既存のコントローラーを使える、と言っているから、PlayStation 4やXbox One、Nintendo Switchをお持ちの方はそのコントローラーで大丈夫だろう。Googleにも、独自のコントローラーがある。

テレビにChromecastをつけてる人は、それがStadiaマシンになる。Bluetoothをサポートしているのはいちばん新しいChromecastだけだから、手持ちのコントローラーを使うにはそれが必要かもしれない。GoogleのコントローラーはWi-Fiを使うから、古いバージョンのChromecastでもいいはずだ。

さてモバイルだが、Googleは最初からどんなAndroidデバイスでもこのサービスを使えるようには、していないらしい。最初はピチャイのスピーチ(上記)で具体的に名前が挙がったPixelのスマートフォンとタブレットだけだ。いずれは、すべてのAndroidデバイスでStadiaをプレイできるようになる、と思うけどね。そうしない理由も、思い当たらないし。

しかしなぜか、アップルのデバイスの名前はまったく出てこなかった。だからiPhoneやiPadをお持ちの方は、待たされるのだろう。アップルではサードパーティのデベロッパーがデジタルコンテンツを売るには必ずApp Store経由だから、これがGoogleにとって問題になるかもしれない。

Stadiaはまだ、一般公開されていない。それは、今年の後半だ。よく分からないことが山ほどあったが、カンファレンスではすべての答えは得られなかった。Googleにとってはまったく新しい業態を構築していくわけだから、ビジネスモデルも流通の形も、これから徐々にかたまっていく、としか言えない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Googleストリーミングゲーム用コントローラーに秘密、あ、あのコマンドが

Googleのストリーミングゲームサービス「Stadia」はさまざまなプラットフォームで動作するが、一方で専用のコントローラーも用意された。もちろん、通常のキーボードやマウス、そしてサード製コントローラーも利用できる。

コントローラーの見た目は凡庸だが、レイテンシを低減するため接続にはWi-Fiが利用される。なお技術的な詳細については、今後の情報公開が待たれる。

その他の興味深い点としては、YouTubeや他のプレーヤーとゲーム体験をシェアできるキャプチャボタンが用意されている。さらにGoogle Assistantボタンでは、一般的な用途だけでなくボイスコマンドにてゲーム内で特別な機能を利用することも可能だ。

そして本体背面には、懐かしのコナミコマンドが。

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(文/塚本直樹 Twitter

Googleがストリーミングゲームサービス「Stadia」発表 ダウンロード不要でどこでもプレイ

GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)にて、GoogleでCEOを務めるSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は、ストリーミングゲームサービス「Stadia」を発表した。同サービスは年内にローンチされる予定だ。

Stadiaは高価なゲーミングPCやGPUを必要とせず、Chromeブラウザが動作しインターネットに接続できるデバイスであれさえすれば利用できる。具体的にはデスクトップPC、ラップトップ、TV、タブレット、スマートフォンで利用可能だ。サービスはクロスプラットフォームで動作する。

Googleは以昨秋よりストリーミングゲームのパイロットプログラム「Project Stream」を実施しており、ブラウザにて「Assassins Creed Odyssey」が1080p/60fpsにてプレイできた。

Stadiaは当初は4K/60fps HDRかつサラウンドサウンドで提供される。そして将来的には、8K/120fpsでも動作する予定だ。しかし、プレイ時のレイテンシやサービスの内容については、ローンチを待つ必要がある。

さらに、Stadiaの専用コントローラーも披露された。なお、自分のサード製コントローラーやキーボード、マウスを使うこともできる。

GoogleはAMDと提携し、Stadia用のハイエンドGPUをデザインした。Googleによれば、これは10.7テラフロップスの性能を発揮し、Xbox One XやPS4 Proを上回るという。

Googleはゲーム業界やデスクトップ分野にて強力なプレーヤーではないが、YouTube Gamingと強力なデータセンターのインフラを所有している。そしてStadiaでは、ダウンロードせずとも直接YouTubeから「Play Now」をクリックすることで、ゲームがプレイできる。Googleによれば、このプロセスは5秒程度しかかからないという。

現時点ではStadiaのリリース時期や価格は発表されておらず、サービスの全貌は見えてこない。しかし、開発者会議「Google I/O」ではその詳細が公開される予定だ。

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(文/塚本直樹 Twitter

アサシンクリードをChrome上でプレイできるGoogleストリーミングゲーム環境

Googleがサンフランシスコで行われているゲームデベロッパーカンファレンス(Game Developers Conference)でプレスイベントを行った。その開始時間は、太平洋時間3月19日の午前10時、東部時間午後1時、ロンドン午後5時、パリ午後6時、日本では3月20日午前2時だ。

ゲーム企業の多くがサーバーとインフラストラクチャのニーズをGoogle Cloud Platformに依存しているが、今日のカンファレンスは違う。

Googleはこれまで半年あまり「Project Stream」というものを開発してきた。その最初の技術テストでは、WebブラウザーChromeの中で「Assassin’s Creed Odyssey」(アサシンクリードオデッセイ)をプレイできる(日本語サイト)。ゲームはユーザーの近くのデータセンターで動き、ユーザーはそのビデオストリームをブラウザーで見ながら自分のコンピューターでキャラクターと対話する。

Googleは、クラウドゲーミングサービスを本当に自社で立ち上げるらしい。そのサービスをどうやって売るのか、最初に揃っているゲームは何々か、楽しみだね。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ゲーム仲間を簡単に見つけて、上手さも可視化する「e-mode」開発中のクロスシェアがシード資金調達

写真左より、クロスシェアCEOの荒木稜介氏と、同COOの佐野奨太氏

e-Sportsプレイヤー向けのWebサービス「e-mode」を開発するクロスシェアは3月19日、NOWとインキュベイトファンドからシード資金を調達したと発表した。調達額は非公開。

同社が開発するe-modeは、e-Sportsの大会などで採択されるゲームタイトルをプレイする人々が一緒にプレイする仲間を見つけるためのサービスだ。まだ開発中のサービスということもあり、詳細は不明だが、Twitterへの「フレンド募集」と書かれた投稿を利用したり、そのプレイヤーの強さを可視化するという機能が利用できるサービスだという。

クロスシェア代表取締役の荒木稜介氏は、サービス開発の背景について「日本のe-Sports業界が盛り上がるためには、そのタイトルをプレイする一般ゲーマーが、一緒に競い合える仲間を簡単に見つけられる環境を作る必要がある。そうすれば、おのずとプロシーンのレベルも高まる」と話す。

そのため、e-modeではプロ選手/上位ランカーや有名ストリーマーだけでなく、人口の多くを占めるライトゲーマーが気軽に使えるサービスを目指すという。同サービスは2019年4月頃にリリース予定だ。

同社の設立は2018年11月。同社のCEOを務める荒木稜介氏と同COOの佐野奨太氏は共に10代後半の学生起業家だ。

フォートナイトを非力なマシンでも楽しめるクラウドゲーミングサービス「Vectordash」

PCゲームのプレイには、強力なGPUパワーが必要だ。これは専用マシンにとっては問題ないが、普段使うPCにとっては荷が重い。しかしVectordashのサービスなら、MacBook Airのような非力なマシンでもリッチなゲーム体験が可能になる。

月額28ドル(約3100円)で提供されるこのサービスは、クラウド上のマシンでレンダリングを担当するため、ラップトップでも利用可能だ。FortniteをあらゆるPCでプレイできるようにするのがこのサービスの目標だが、単純にSteamにログインして自分が所有するタイトルをプレイすることもできる。

クラウドゲーミングサービスと聞くとコストが高くつきそうだが、Vectordashはクラウド経由でGPUパワーを提供するユーザーに報酬を支払うことで、この問題を解決している。同社によれば、GPUの提供者には月額60〜105ドル(約6700〜1万2000円)が支払われるという。Vectordashは暗号通貨の発掘用に用意されたGPUパワーを当てにしており、マイニング報酬に対抗しうる限りビジネスが成立することになる。

外部のGPUパワーに頼るというアイディアは、規模拡大を考えた時にコストが問題となりそうなものだ。しかし、Macのような軽量ラップトップでリッチなゲームが楽しめるのなら、多くのユーザーが月額28ドルを支払うだろうと、Vectordashは考えてる。

この技術は、地理学的な距離に大きく影響される。他のストリーミングサービスとは異なり、キーボードやマウス入力のホストマシンへの送信にかかるレイテンシが、致命的となるからだ。20〜30ms以内にフィードバックを得られなければ、ユーザーはゲームがプレイできないと感じるだろうと、創業者のSharif Shameem氏はTechCrunchに伝えている。

 

そのためVectordashは、ユーザーがホストマシンから約300マイル(約480キロ)以内に収まるように、ターゲットを限定している。まずサンフランシスコのベイ・エリアからサービスを提供し、最初はアメリカの東西海岸にビジネスを集中させる予定だ。最高設定では4K/60fpsでのゲームプレイが可能だが、ネットワーク環境によっては1080pに設定を落とすこともできる。

Vectordashのアーリーアクセスにはこちらのページからサインアプができる。

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(文/塚本直樹 Twitter

バトルロワイヤルゲーム「Apex Legends」はバトルパス導入の準備を進めている

今年2月にリリースされたバトルロワイヤルゲーム「Apex Legends」は快進撃を続けており、5000万人ものゲーマーを魅了した。また、EAが著名プレーヤー「Ninja」にゲームのストリームのために100万ドルを支払ったという報道も、話題となった。

そして開発元のRespawnは、一般的にはスキンやカモフラージュ、その他の外装アイテムをレベルアップさせたり入手できる「バトルパス」を用意しているようだ。さらに、「Octane」という魅力的なシステムも用意している。

噂によれば、Octaneはバトルパスのキャラクターだ。詳細は不明だが、データ解析やリーク画像によれば、Octaneはスティムショットのようなアビリティで、体力を消費して移動速度を向上させたり、ダメージを受けていなければ体力が自動回復する、というものだ。

さらに注目すべきは、アビリティ「Launch Pad」だ。これはチーム全体(もしかしたら敵プレーヤーも)が空中をバウンド移動できる、というものだ。なお興味深いことに、ゲーム内には複数の似たような「ジャンプパッド」が出現している。これらは固定式だが、きちんと動作している。これがただのマップの改修なのか、あるいはOctaneのアビリティのテストなのかは、まだわからない。

Apex Legendsはキャラクターによってスキルや武器、ギアが異なるヒーローシステムを採用しているため、バトルパスにて新たなヒーローキャラクターを導入することができる。これは、ゲーム内での性能に影響しないただのコスメティックであるFortniteのスーツとは異なる点だ。

バトルパスによる新キャラクターやアビリティ、スキルの提供は、購読者を勝利に導き、プレーヤー間に差をつけるかもしれない。そして、ゲームのさらなる成長をもたらすだろうが、そのバランス取りは難しいものとなるだろう。

初期の深刻なサーバートラブルや、今でもトッププレーヤーを悩ませるラグの問題はあるものの、Respawnはうまくゲームの運営を続けているようだ。バトルパスの導入が完成度向上のために延期されたという報道もあるが、今は公式発表を待つことにしよう。

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(文/塚本直樹 Twitter