Googleマップの「パーソナル化されたおすすめ」がiOSにもやってくる

Googleマップのパーソナル化を進めたバージョンがiOSにやってくる。同社は今年のGoogle I/Oデベロッパーカンファレンスで、Googleマップユーザーが近くで何が起きているかを知り、地域店舗のイベントやセールの最新情報、観光地、レストランなどのパーソナル化されたおすすめを受け取るための新機能を披露した。このうちパーソナル化されたおすすめは、6月に提供されたAndroid版最新バージョンの”For You”[おすすめ]タブに追加された。

本日からこの機能がさらに広範囲に提供される。

Googleによると、”For You”タブはAndroid版では130カ国以上、iOS版でも40カ国以上に提供される。

このタブを開くと、最近できた店やユーザーが行ってみたいレストランからお気に入りの店のメニュー項目、Googleが考えるユーザー好みの店などがポップアップ表示される。これはユーザーのGoogleマップの利用状況から推論した好みや感覚、検索、フォローした店の種類などに基づいている。“For You”タブは旅行計画にも役立ち、出発前にお薦めの場所を教えてくれるとGoogleは言っている。

よりよいおすすめを受けるために、Googleマップで地元のお気に入りの店や、よく行く近所の場所をフォローすることで、将来のおすすめをパーソナル化することができる。

この機能はGoogleマップがFacebookに挑戦するための大改造の一環として、店舗がセールやイベントの最新情報を伝える場所になることを目指している。店舗は広告を通じて新規見込み顧客をターゲットすることでユーザーの「おすすめ」に載ることもできる。。

去る10月、Googleマップは店舗を追跡する “Follow” ボタンを提供し、先月には事業主向けの新アプリ “Google My Business”を公開して、Google上の企業プロフィールに載せるコンテンツの制作、公開を容易にした。

こうして様々なサービス——コンテンツ配信ツールやユーザーがそのコンテンツをフォローする機能——を提供することによって、Googleはそこで得られたヒントを元にパーソナル化されたお薦めができるようになる。

“For You”[おすすめ]タブは今日から新たな地域およびiOSで展開されるとGoogleは言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Fitにホーム画面化など新機能追加――呼吸エクササイズはWear OSオンリー

健康づくりのためのAndroidアプリ、Google Fitのアクティビティ・トラッキング機能が強化された。今日(米国時間1210)のマイナー・アップデートは日常使っているユーザーには大いに意味がある。

新機能のいくつかは、FitのウィジェットをAndroidスマートフォンのホーム画面に設定できるといった基本的なものだが、トラッキング機能の追加やアクティビティアクティビティ・ログの項目拡大などは重要な新機能だ。呼吸エクササイズが可能になったがこれは当面Wear OSだけの機能になる。

Google Fitアプリは今年に入って大きくリニューアルされた。このときGoogleは「強めの運動」に点数を与えるHeart Pointsを導入した、これによって単に運動の持続時間だけでなく強度も記録できるようになった。

こうしたデータはもちろんマニュアルで記録することも可能だが、デバイスを身に着けているかぎり自動的に記録できる。またユーザーはHeart Pointsの得点目標に自分で調整を加えることもできる。

今回導入されたもう一つの機能は「強めの運動:」とは逆の呼吸エクササイズだ。 これはユーザーが心身を落ち着かせたいときに行う運動だ。理由ははっきりしないが、Googleはこの機能をまずWear OSに導入した。もしWear OSウォッチを持っていない場合は、別の方法で自分を落ち着かせる方法を考える必要がある。

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滑川海彦@Facebook Google+

「キャリアメール」まだ4割のスマホユーザーが使用──MMD調査

eng-logo-2015かつては主要な連絡手段だった「キャリアメール」。スマホの普及後はLINEなどのメッセージアプリに押され、存在感が薄くなった印象も受けます。一方、MMD研究所の調査によると、スマホユーザーの約4割は、未だにキャリアメールを使い続けていることが明らかになりました。

MMD研究所はスマホユーザー2718人を対象に『メールやメッセージを1日にどれくらい送信するか』のアンケートを実施。その結果、全体の42.5%のユーザーは1日に1回以上、キャリアメールでメッセージを送信していることが明らかになりました。

●最も利用されているのはLINE

また「LINE」「SMS」「キャリアメール」のうち、最も利用されているのは「LINE」で、84.8%のスマホユーザーは、1日に1回以上LINEでメッセージを送信しているとのこと。

▲メッセージの種類別、スマホでメッセージを送信する回数のグラフ

なおSNSの利用割合もキャリアメール並となっていますが、今年5月には3キャリア共通のメッセージアプリ「+メッセージ」がリリースされており、その普及によって今後は利用割合の向上が見込めるかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

O2とソフトバンクで起きた通信障害の原因はこれだ

先日 Ericssonの通信機器の不具合によって停止した英国のO2、日本のSoftBankを始めとする通信キャリアーは、その殆どが翌日には正常に戻ったようだ。原因は通信機器のソフトウェア認証が失効したためだと言われている。

Ericssonは認証の失効が問題の根本原因であることをプレスリリースで認めているが、なぜそれがシステム停止を招いたのか不思議に思う人もいるかもしれない。おそらくフェイルセーフシステムが原因だろうと、米国の認証機関Sectigo(前Comodo CA)のシニアフェローTim Callanは言う。Callanはこの業界で15年の経験を持つ。

彼によると、本件の具体的情報はわかっていないが、執行した証明書を見つけたときにシステムをシャットダウンするのは業界に共通するベストプラクティスだという。「問題のEricssonのシステムについての具体的情報は持っていないが、一般に、アプリケーションが運用を続けるためには有効な認証が設定されている必要がある。これは、ネットワークに悪意のあるソフトウェアが侵入することによる攻撃に対する保護である」とCallanはTechCrunchに語った。

実際Callanによると、2009年のHeartland Paymentsで起きた侵入事件はその種の問題に直接起因していた。「2009年のHeartland Payment Systemsの事件は、当該システムがそうした要件を満たして〈いなかった〉ためだ。同様の脆弱性を避けるために認証を用いることは現在の一般的慣行だ」とCallanは説明した。

Ericssonは問題の原因について詳細を明らかにしていない。「Ericssonはこの技術的問題の全責任を負う。問題は特定され解決している。完全な分析を終えた後、Ericssonはこのような事故が再び起きないよう対策を講じる」

今回の事故で、英国のO2および日本の SoftBankでは利用者数千万人が影響を受けた。Softbankは自社のウェブ・サイトで謝罪のプレスリリースを発表した。「お客さまには、多大なるご迷惑とご不便をお掛けしましたことを深くおわび申し上げます。弊社では今回このような事象が発生したことを重く受け止め、再発防止策の徹底を図り、サービスの安定的な運用に向けて全力で取り組んでいきます。」

O2も、サービス復旧後に謝罪のツイートを発信した。

[弊社の4Gネットワークは本日午前に復旧した。弊社の技術チームは引き続きサービスの状況を監視するとともに、何が起きたのかを理解するための徹底調査を開始した。多大なご不便をおかけしたことをお詫びいたします」

画像クレジット:Jose Luis Pelaez Inc / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Huaweiの孟晩舟CFO、逮捕容疑は詐欺――アメリカで有罪なら実刑30年の可能性

カナダのバンクーバーで12月1日に逮捕されたHuawei(華為)の孟晩舟(Meng Wanzhou)CFOに対する保釈審理が今日(米国時間12/7)開かれた。検察側はここでいくつか新しい主張を行った。

孟はHuaweiのファウンダー、 任正非(Ren Zhengfei)の娘だが、保釈審理をその場で取材したジャーナリストのツイートによれば、30年の実刑を言い渡される可能性がある。 アメリカ司法省は孟がHuaweiの秘密の子会社SkyComにアメリカの制裁措置に違反するイランとの取引を実行させた疑いを持っている。このとき、制裁を免れるためにアメリカの金融機関に虚偽の事実を告げたという。

アメリカ当局とHuaweiとの関係はオバマ政権の2016年当時から緊張を加え始め、近年の対中貿易戦争によって一層高まっていた。アメリカは以前からHuaweiと中国政府の極めて密接な関係を国家安全保障に対する脅威と見ていた。国家経済会議のラリー・クドロー委員長は今日のCNBCの番組に出演し、アメリカはHuaweiに対して以前から警告を繰り返していたと述べた。

対イラン経済制裁に関連してわれわれは(Huaweiに)いくども警告してきた … アメリカはイランに経済制裁を課している。イランはわれわれわの政策に反した行動を行っている。アメリカが制裁を課するのは当然だ。…ただしこの(逮捕)がトランプ大統領が決定した90日間の(対中制裁の)延期に影響を及ぼすとは思わない。

カナダ司法省は今日の審理で「カナダから逃亡するおそれがある」として保釈に反対した。孟CFOの弁護士は「彼女は裁判所の命令に違反して父親の顔に泥を塗るようなことはしない」と述べたとAPは報じている。

孟のアメリカへの引き渡しを認めるかどうかの審理は数週間から数ヶ月かかる可能性がある。アメリカ司法省はカナダの裁判所に対し60日以内に正式な引き渡しを申し立てる行う必要がある。

TechCrunch 孟の逮捕後、 TechCrunchの取材に対し、Huaweiは「当社はMs. Meng.がなんらかの違法行為に関与しているとは考えていない」と回答している。

CNBCによれば、中国政府外交部(外務省)は孟容疑者の釈放を強く要求しており、広報担当官は「関係者の本来的な人権を有効に保護するためのさらなる措置」が早急に必要だと述べた。

Huaweiは中国の深セン(Shenzhen)に本拠を置く世界最大のテレコム機器メーカーであり、スマートフォン・メーとしても2位だ。

Huaweiにコメントを求めているがまだ回答を得ていない。

画像:Bloomberg / Contributor

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滑川海彦@Facebook Google+

携帯電話の全世界的サービス停止を起こしたのはEricssonの機器のソフトウェアだった

今朝(米国時間12/6)のFinancial Timesの報道によると、Ericssonの通信機器のソフトウェアの問題で、世界中にサービス停止が起きている。その中にはイギリスの携帯電話企業O2や、日本のSoftBankも含まれる。

Ericssonは、プレスリリースで非を認めた。被害が生じた企業のモバイルネットワークで使われているEricssonの機器の一部のソフトウェアに、欠陥があったようだ。Ericssonは、複数の国で被害があったことを示唆したが、次のような言い方で影響を最小化しようとした: “限られた数の顧客へのネットワーク障害”。FTの記事は、限られた数どころか世界中で数百万のモバイル顧客が被害に遭った、と報じている。

いずれにせよ同社は、最初の分析では、被害が生じた機器の、証明の期限が切れているソフトウェアに問題の原因がある、と言っている。Ericssonの社長でCEOのBörje Ekholmによると、現在早急のサービス回復に努めているが、現時点で使える携帯電話を持っていない人びとに対しては処置が遅れる、という。

Ekholmは声明でこう言っている: “問題を起こした欠陥ソフトウェアは不使用にされた。私共は弊社の顧客だけでなく、彼らの顧客にも謝罪する。今は、被害が最小に抑えられ、サービスの回復ができるかぎり早くなるよう、懸命の努力をしている”。

同社のプレスリリースは、サービスの回復に終日努めている、とあるが、O2のサービス供給停止マップを見ると、ロンドン圏域とイギリス全体でまだ問題がある。

同じくAT&TVerizonのサービス停止ページは、アメリカでも問題が続いていることを示している。しかしEricssonの説では、機器のソフトウェアに問題があったのはアメリカ以外の国々なので、アメリカは無関係だそうだ。

(なお、Verizonは本誌のオーナー企業だ。)

参考記事

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

FB版QVC? Facebookがライブビデオ・ショッピングをテスト中

自分だけにホームショッピング・ネットワークを作りたい人へ。Facebookは、売り手がライブビデオを使って商品の説明やデモを見せられる機能をテストしている。消費者は買いたい商品のスクリーンショットを撮ってMessengerで送れば売り手もチャットを通じて支払いを請求する。

Facebookは、新しいショッピング機能がタイの限られたFacebookページでテストされていることを認めた。同国はショッピング機能の実験場所として使われてきた。新機能を最初に見つけたのはソーシャルメディアと評判の推進者Jeff Higginsで、後にMatt NavarraSocial Media Todayが再シェアした。そして今Facebookがテストの存在を正式に認め、追加情報を提供した。

同社によると、タイのユーザーコミュニティーからのフィードバックで、商品の使い方や着こなしの説明にライブビデオを使うことで静止画像よりも深く商品を理解してもらえるようになったという反応があった。また、ライブの対話性のおかげで顧客はすぐに商品について質問して詳しい答えを得ることができる。Facebookは以前にもタイでMarketplaceを利用した家のレンタルのような新しい体験をテストしたことがあり、同国の人々はFacebookグループをピアツーピアショッピングに利用できることをいち早く証明した。「タイは当社のサービスでもっとも盛んなマーケットプレイス・コミュニティーだ」とFacebookのマーケットプレイス担当マネージャーMayank Yadavは言った。

現在テスト中のライブショッピングでは、Facebookページからファンに対して「商品を披露して客とつながる」ためにライブ放送していることを伝える通知を送ることができる。売り手は予約と支払いをMessenger経由で行うことができる。Facebookはすぐに新たな提携を結んだり機能を拡張する計画はないと言った。テストに参加できない売り手には、ウェイティングリストへの参加を呼びかけている。Facebookはテスト参加者と密に協力してフィードバックを得てライブビデオショッピング体験を改善していくと言っており、結果が良ければ広く展開していく予定であると思われる。

FacebookはMessengerを通じた売買の手数料は取らないが、新機能が同社の売上に貢献する可能性はある。ニュースフィードの広告スペースが枯渇し、ストーリーが最大のメディア形式になり、ユーザー成長が足踏み状態になる中、Facebookはニュースフィード広告以外の収益源を模索している。ユーザーをビデオに惹きつけられれば、Facebookは実入りの良いビデオ広告を多く流せる。Facebookアプリで売り買いすることにユーザーを慣れさせることができれば、企業のコンバージョン率は良くなり、もっと宣伝費を使うようになる。さらにFacebookは、ライブ中継をする会社に対して、商品の広告に新しいマーケットプレイス広告ユニットを使うよう説得することもできる。そしてFacebookは、インターネット中のユースケースを活用し、長時間のビデオ視聴でも求人応募でもショッピングでも、サイトの滞在時間を伸ばすことで広告視聴回数を増やすことができる。

最近Facebookは、CraigslistやEtsyやeBayに目を向け始めている。これらのコマースプラットフォームはビデオなどの新しいテクノロジーに乗り遅れ、Facebookの実名ポリシーやソーシャルグラフが生み出す信用もない。数年前、オンラインでものを売ることは商品説明をタイプし、せいぜい写真をアップロードするくらいのことを意味していた。あなただけのインフォマーシャルで主役を演じるようになる日は近い。

[追伸:Facebookのショッピングネットワークは、同社の新しい卓上スマートディスプレイ、Portalでも問題なく使える]。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

QualcommがSnapdragon 855と新しいアンダーディスプレイ指紋センサーを発表

今週Qualcommは、マウイで今年のSnapdragon Summitを開催して、プレスやアナリストたちももてなしている。残念ながら行けなかったわれわれにも、Qualcommは2週間前にそのニュースのプレビューをくれている。その三日間を同社は、5Gへのフォーカスで幕開けすることに決め、また新製品Snapdragon 855モバイルプラットホームのプレビューもあった。そのほか同社は、ディスプレイの裏に実装する超音波利用の指紋判読センサーの発表も行った。

おたくのご近所に5Gのタワーが出現するのはまだ先の話だと思うが、その話題は数年前から過熱しているから、そろそろ5Gが現実になる、と言っても過言ではないだろう。AT&TとVerizonは今週マウイで5Gのネットワークをデモしている。Qualcommによるとそのイベントは、“5Gのお披露目パーティー”だそうだ。今後数か月間はたくさんの参入企業が、これと同じ言葉を使うだろうね。

短期的にそれよりおもしろいと思われるのは、同社が同じく今日(米国時間12/3)発表した新たなフラグシップ、855モバイルプラットホームだ。記者やアナリストたちに詳細は提供されなかったが、同社は855が“世界初のマルチギガビット5Gをサポートする商用のモバイルプラットホームだ”、と強調した。

また855は新しいマルチコアAIエンジンも目玉で、前のモバイルプラットホームに比べ3倍のAIパフォーマンスを提供、さらにまた、コンピュータービジョン専用シリコンにより、高性能なコンピューテーショナルフォトグラフィー(GoogleのNight Light的なもの)やビデオキャプチャーがサポートされる。

この新しいプラットホームはゲーム用に最適化されている、と同社は言う。そのプロダクト名
は“Snapdragon Elite Gaming,”だが、詳細は不明。さらにARの追究も継続し、Qualcommはそれを“extended reality”という独自のブランドで呼んでいる。

でも今回いちばんおもしろいのは、ニュースの最後に登場した脇役かもしれない。すなわち指紋センサーが今やスタンダードになり、中級機のスマートフォンにも載る。その新しい3D Sonic SensorsでQualcommは、ディスプレイの裏に鎮座する高性能超音波指紋ソリューションを約束する。ある意味でこれは、Qualcommの既存のディスプレイ直下型センサーの新しいブランド名だが、新しい技術もある。そこで今回の売りは、指紋スキャナーが、汚れたディスプレイや、ユーザーが画面保護膜を使っていても、十分に機能するという点だ。目の前に迫っているMobile World Congressには、この新しい指紋スキャナーを搭載した新しいフラグシップスマートフォンが、かなりの数、登場するのかもしれない。

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iOSの最新アップデートでFaceTime通話時のカメラ切り替えが前のようにワンタップで可能に

iOS 12になってからAppleは、FaceTimeしてるとき前カメと裏カメを切り替えるボタンを隠してしまった。前はワンクリックで済んだことが、突然メニューの中へ押し込まれて、ユーザーが通話時に5,6回は使うもの、ではないものにされてしまった。

この変更が嫌いな人に、良いニュース。Appleはそれをアンドゥーしたのだ。

今日(米国時間12/5)リリースされたiOS 12.1.1では、切り替えボタンがメインの通話画面に戻ってきた。なにしろ、あの変更によって、誰かが必ず、“ちょっと待って。どうやって画面を変えるの? どうなってんだい? あのボタンはどこへ行ったの?”、と言うようになった。だから元に戻ったことによって、おかしな通話はなくなるね。

さらにこのバージョンでは、1対1のFaceTime通話をしてるとき、Live Photoを撮れるようになった。ただし両者がこの機能をonにしてるとき。チャットしてる途中にLive Photoなんか撮りたくないって? そんな人は、FaceTimeの設定でそれを無効にできるんだ。

この二つ以外でも、今度のバージョンでは既存の機能が磨かれている。パッチノートから引用すると: Wi-Fiで通話しているときでもリアルタイムテキストができる; デュアルSIMが新たに追加したキャリアでもサポートされる; iPadのNewsアプリでサイドバーを隠せる; その他のバグフィクスとパフォーマンスアップ。

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Duet Display 2はハードウェアアクセラレーションを使って効率アップ

Duet DisplayはiPadをMacのセカンドモニターにするアプリだ。このほど大幅に効率を高めるメジャーアップデートを行った——CPU使用量が減り、本物の外部ディスプレーとして認識されるようになった。

Duet Displayを過去数年間使ってきた人は、改善ではなく改悪となる変化を経験しているかもしれない。ある時AppleがmacOSを改訂してDuet Displayの方法を使えなくしたからだ。

Duet Displayは代替手段としてAirPlayを使うしかなかった。その結果アプリの機能は限られ、上下に黒いバーの入る16:9画面がいくつか使えるだけになった。

しかしそれは過去の話で、Duet DisplayはGPUアクラレーションを活用する方法を発見した。これは、あなたのiPadがmacOS設定にディスプレーとして現れることを意味している。消費電力も小さくなるはずだ。私の経験では通常の外部モニターにずっと近くなった。移動が多く大画面を必要とする人には優れた解決策だ。

Luna Displayはハードウェアドングルを使って同じことをしてきた。Duet Displayはこのアップデートでライバルに追いつこうとしている。

バージョン2.0へのアップデートは無料。iPadとMacの両方に最新バージョンをダウンロードすること。新規ユーザーはDuet Displayを10ドルで購入できる。年間20ドルまたは25ドルの追加料金を払うと、ワイヤレス接続やApple Pencilサポートなどの追加機能が利用できる。

アップデート:Duet DisplayがLuna Displayについてこう言っている:

[誤解のないように言うが、追いついたのではない。うちの方が速いしすべてソフトウェアで価格はほぼ10分の1。つまりLunaは時代遅れだ。]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Huawei CFO、カナダで逮捕、米国送還へ

世界最大の通信機器メーカー第2位のスマートフォンメーカーHuaweiの最高財務責任者Meng Wanzhouが、米国の対イラン貿易制裁違反の疑いでカナダのバンクーバーで逮捕された。The Globe and Mailが最初に報じた。

現在本誌はこのニュースを確認するためにHuaweiと接触している。

The Globe and Mailによると、同社の副会長であるMengは12月1日に逮捕され、既に保釈聴聞会が金曜日に設定されている。MengはHuaweiファウンダーRen Zhengfei の娘で1993年にHuaweiに入社した。

2016年以来米国当局とHuaweiの緊張は高く、米中貿易戦争の過熱とともに悪化している。今年8月、ドナルド・トランプ大統領は国家安全保障を理由にHuaweiおよび同社のライバル中国企業ZTEの製品およびサービスの政府機関での利用を禁止する法案に署名した。また米国議会は、カナダのジャスティン・トルドー首相に宛てた最近の書簡で、カナダが5G計画からHuaweiを排除するよう 働きかけた

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple、iPhone XRの純正クリアケース発売開始――これできれいなカラバリを自慢できる

iPhone XRはカラフルな製品だ。ホワイトとブラック以外にブルー、イェロー、レッド、コーラルと6色から選べる。せっかくのカラーバリエーションなのに、平凡な不透明なケースを買ってしまったらバカというものだろう。保護機能は果たすものの、フレッシュなボデイーカラーが見えなくなってしまう。

というわけでAppleは純正のクリアケースの販売を開始している。さすがAppleで要するにスマートフォン用ケースに過ぎないのだが、キャッチコピーはなにかスペシャルなプロダクトだと思わせる。「(XRの)魅力的なデザインを楽しみたいなら、薄くて、軽くて、持ちやすいこのケースがおすすめ」だそうだ。

ボタンやカメラの位置にぴったりフィットするだけでなく、ケースの内外に傷に強いコーティングがされているという。iPhoneをケースに入れたままi充電器の上に置くだけでワイヤレス充電をするのも便利そうだ。

Appleの位置付けではiPhone XRはiPhone XS Maxの下位モデルだが、ケースの価格は39ドル〔日本では税別で4500円〕だ。下位モデルといってもiPhone XRの市販価格は749ドルからと絶対的にはそう安くはない。ちなみに、iPhone XSは999ドルから、iPhone XS Max,は1099ドルからとなっている。.

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滑川海彦@Facebook Google+

Verizonと並びAT&TもSamsungの5G機を来年前半にリリース、もうひとつ別の5G機も

Samsungは昨日(米国時間12/3)、来年の前半に5Gの携帯を市場に投入すると発表し、キャリアとしてVerizonの名を挙げていた。しかし今朝はAT&Tが慌(あわ)ただしく、まだ名前のないそのスマートフォンを2019年の前半に提供開始する、と声明した

翌日版となったそのプレスリリースでAT&Tは、Verizonと同じく、ハンドセットに関する情報よりも、二社が関与したことに関する自画自賛を強調している。AT&Tは5Gの、“まだ誰も見たことのないような技術”を訴え、“顧客には最良のテクノロジーとイノベーションを提供する”と誓っている。

同社はまた、Samsungの無名機は同社が最初に計画していた5Gデバイスではない、と急いで加筆している。その名前は同社が10月に発表したモバイルのホットスポットの名前でもあるらしい。そのリリースの日程は発表されていないが、それもまた2019年の前半と見るのが、妥当なところだろう。

昨日も書いたように、OnePlusやMotorolaも来年の同じ時期に5Gハンドセットをリリースする、とすでに約束している。一方AppleのiPhoneが5Gに対応するのは、2020年だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

5G対応iPhoneは2020年までは見送り?アップルとクアルコムの不仲も一因とのうわさ

eng-logo-2015アップルは少なくとも2020年までは、次世代移動通信「5G」対応iPhoneの発売を延期するとの噂が報じられています。

米メディアBloombergの匿名情報筋によると、アップルはこれ以前のモバイル通信3Gや4Gと同じく、5Gネットワークへの参入も遅らせるとのこと。すでに米国の通信大手ベライゾンが5G対応のサムスン製スマートフォンを2019年前半に発売すると発表していますが、今回の報道が正しければアップルは1年遅れとなります。

アップルが新世代の通信規格への対応を遅らせるのは「いつものこと」と言えます。たとえばアメリカでLTEがサービス開始されたのは2010年後半でしたが、LTEに対応したiPhone 5が登場したのは2012年9月のこと。Bloombergは「導入初期には電波がカバーされる範囲に問題があると正確に予測していたからだ」といった分析をしています。

しかし、5Gは以前の世代よりもはるかに高速化しているため「4Gから5Gへの飛躍」は新型スマートフォンの主要なセールスポイントになるほど重要との見方もあります。さらにはIoTに対応する超多接続性など、モバイルコンピューティングの新境地が開かれる可能性も指摘されています。

その一方でアップルの競合他社は、2019年内に5G対応スマホを投入すると噂されています。冒頭で紹介したサムスンのほか、中国のOppoファーウェイもそろそろ具体的な動きを起こす気配があります。

遅れをとるリスクがありながら、なぜアップルは5G対応を1年遅らせるのでしょうか。Bloombergはひとつの要因として、2020年に5G版iPhoneをリリースすれば、スーパーサイクル(iPhoneの買い替え特需)を引き起こせるという予測を示しています。iPhoneが高価になり、アップグレード周期が全体的に遅くなっていることを考えれば、今から2年後の5G採用はiPhone XやiPhone XSユーザーに買い替えの動機を与えるうえでちょうどいいというわけです。

別の見方としては、5G対応チップのリーダーと言えるクアルコムとアップルの不仲が関係するかもしれないと指摘しています。iPhoneのための莫大な量の5Gモデムチップを確保するために、和解を拒否して法廷で争うライバルから調達するわけにはいかないということでしょう。ただ、片方の手で握手をしながらもう片方で殴り合うのはある意味アップルの伝統芸かもしれません

IT分野の調査・助言を行う企業ガートナーのアナリストMark Hung氏は「アップルはいつも携帯電話の技術で遅れを取っている」「過去には影響はなかったが、5Gははるかに市場に普及しやすいだろう。2020年を過ぎると、その影響が出てくると思う」と語っています。

さらにIT調査会社のIDCによると、世界的なスマートフォン市場は4四半期連続で減少しているなか、iPhoneはアップルの収益の約60%を占めているとのこと。「今後のアップルはハードよりサービス」との声もありますが、音楽、動画ストリーミング、クラウドストレージの基礎となるiPhoneは依然として重要なはず。他社の5G攻勢に対して、アップルがどのような対策を取るか見守りたいところです。

Engadget 日本版からの転載。

Apple MusicがAndoidタブレットでもネイティブ対応

Apple MusicをAndroidタブレットに載せることは、おそらくAppleにとって最優先課題ではなかったのだろうが、Android携帯のサポートを開始してから3年、大画面にも愛が注がれる。

このアップデートを最初に見つけたのは9to5macで、現在はGoogle Groupベータテスターにのみ提供されているが、2.7アップデートが公開されれば広く行き渡るはずだ。タブレット向けの新デザインでは、大画面を活かしたナビゲーションに改訂されている。

Appleは今年9月の主要アップデートでAndroid Autoに対応した。同社がGoogle製品のネイティブサポートを進めるにつれ、Google Homeにはいつ対応するのかが気になってくる。 つい先日同社はAmazon EchoにApple Musicがやってくることを発表しており、Musicサービスを提供するプラットフォームに関して広く受け入れているる様子がうかがわれる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、「Facebookで費やした時間」ダッシュボードを提供

発表から15週間後、Facebookは “Your Time on Facebook” (Facebookで費やした時間)を世界に向けて公開する。Facebookアプリを何分使ったかを数えるツールだ。自分のソーシャルネットワーク時間を管理するために作られたもので、ユーザーは過去一週間毎日どれだけ使ったか平均時間はどれだけだったかをダッシュボードで見ることができる。

一日の上限を設定してそれに達したときにリマインダーを受け取ることもできるほか、通知、ニュースフィード、友達申請の設定へのショートカットもある。後の2つのショートカットは新らしいが、それ以外の機能はプレビューで見たものと同じだ。

6月にFacebookがこの機能を開発していることを最初に報じたのがTechCrunchだった。

iOSとAndroidが最新OSに同様の機能を搭載し、InstagramにもYour Activityタブが追加されたことで、デジタル健康機能はスマートフォンユーザーに普及してきた。問題は、こうした機能を設定メニューの奥深く埋めておくだけで本当に人々に健康的生活を推進できるのかだ。

FacebookとInstagramの機能は特に強制力が弱い。利用を減らすためのオプションはなく、警告の通知を消させるだけだ。 iOS 12のスクリーンタイムは、少なくとも週間レポートをデフォルトで表示する。 Androidのデジタル健康ダッシュボードははるかに強力で、一日の上限に達するとアプリアイコンをグレイ表示にして設定でアプリをアンロックするまで使うことができない。Facebookがもっと強い制約を課す必要はないが、少なくともユーザーが実際に端末を置いてリアル世界に目をやるよう説得するツールは提供すべきだろう。

FacebookのダッシュボードはInstagramと連携していない。Instagramの方がユーザーの同サービスでの活動についてより総合的感覚を伝えようとしている。さらに言えば、ダッシュボードからはデスクトップやタブレットなどの2台めのモバイル機器の時間もわからない。

しかしYou Time on Facebook最大の問題は、あらゆる時間を同等に扱っていることだ。それはソーシャルネットワーク上のデジタル健康についてFacebook自身が提唱してきたことや、CEO Mark Zuckerbergの健康的行動と不健康な行動に関するコメントとも一致していない。Zuckerbergは2018年Q1の決算会見で、「われわれが実施した健康調査によると…人と対話して人間関係を構築するためにインターネットを使うことは、長期的な健康や幸福、つながっていると感じることによる寂しさの緩和など、健康によいと思われるあらゆる事象と相関している。一方、受動的にコンテンツを消費するだけでは必ずしもポジティブな効果を得られない」と言っていた。

しかし、Facebookの受動的利用と能動的利用をダッシュボードから区別することはできない。ニュースフィードを読みストーリーを見てプロフィール写真を眺めていた時間と、投稿やコメントやメッセージを書いていた時間を比べる方法はない。そうした分類があれば、ユーザーは無駄に費やした時間がわかり、どうすれば健康的利用ができるかをずっと判断しやすくなるだろう。いずれFacebookがダッシュボードをもっと精緻化して、利用時間だけでなく、有益に使われた時間を見られるようにすることを願いたい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook Messenger、「一緒にビデオを見る」機能を開発中

“Netflix and chill”[Netflix見ながらいちゃいちゃ]のリモート版? Facebook Messengerはビデオの同時ビューイング機能を内部テスト中だ。ユーザーが気に入った仲間たちと同じビデオを見る機能で、グループチャットしながら語り合ったりジョークを言い合ったりできる。”Watch Videos Together”[一緒にビデオ見よう]と呼ばれる新機能は、ユーザーのMessenger利用時間を増やすとともに、一人でビデオを見る受け身のゾンビビューイングよりも有意義でポジティブな体験の共有を可能にする。Facebookは Watch Partyというグループ視聴機能もテストしていたが、ニュースフィードやグループ、イベントなどよりもメッセージングを通じて行うアプローチの方が自然かもしれない。

この機能をMessengerのコードベースで最初に見つけたのはデッドライン管理アプリTimeboundのファウンダーAnanay Aroraと、TechCrunchの常連タレコミ屋としてモバイル調査をしているJane Manchun Wongのふたりだ。Aroraが見つけたコードには、Messengerで「タップして今すぐ一緒に見る」あるいは「同じビデオについて同じ時間にチャットする」ことができたり、チャットスレッドのメンバーが共同ビューイングが始まった通知を受けることなどが記述されている。「このチャットの全員がビデオをコントロールできて、誰が見ているかを見ることができる」とコードに書かれている。

Facebook広報担当者はTechCrunchに、これは「内部テスト」けであり現在これ以上公表できることはないと語った。しかし、過去にMessengerのコードで発見された Instagramと連絡先を同期などの機能は最終的に正式公開されている。

FacebookにはWatch Partyがあるが、チャット機能に取り込んだ方がよく使われるかもしれない

共同ビューイングで気になる疑問は、みんなで見るためのビデオをどこで見つけるかだ。Facebookで見つけたビデオのURLを打ち込むか、Messenger向けにシェアするか。新しいビデオ検索機能がメッセージ作成かディスカバータグに入るかもしれない。あるいは、もしFacebookがチャットベースの共同視聴に本気で取り組みたいなら、ビデオパートナー、理想的にはYouTubeと提携することも考えられる。

ビデオの共同視聴はMessengerにとって新たな収入源になるかもしれない。予告編などのスポンサー付きビデオをおすすめすることも考えられる。あるいは、ビデオの合間にビデオ広告を挟むだけかもしれない。最近FacebookはMessengerやInstagramなどの子会社に対して収益化のプレッシャーを強めている。ユーザー成長が停滞し、ニュースフィードの広告スペースが限界に達していることから広告売上が鈍化しているためだ。

過去にはYouTubeのUptime(その後中止)やFacebookの初代プレジデントSean ParkerのAirtime(結局公開されず)などのアプリが共同視聴を流行らせようと試みては失敗している。問題は、友達との同期体験のスケジュール調整が難しいことにある。同時ビデオ視聴をMessengerに直接組み込むことによって、Facebookはこれをリンク共有と同じくらいシームレスにできるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Googleマイビジネス・アプリがリニューアル――Facebookページのライバルを目指す

Googleマイビジネスにオーナーが新しい顧客を獲得することを助ける新しい機能が追加された。今日(米国時間11/14)、GoogleはマイビジネスのiOSとAndroidアプリのリニューアルを公開し始めた。新しいツールではビジネス・オーナーがレビューだけでなく、ビジネスのフォロワーやメッセージなどの顧客情報を閲覧できる。また ビジネスの内容についてGoogle上で公開するためのプロフィールを簡単に作成できるようになった。

これは最近Googleマップのアップデートでフォロー・ボタンが追加され、マップのユーザーが関心あるビジネスをフォローできるようになったことを受けたものだ。フォローするとそのビジネスについての最新情報を受取ることができ、プロモーションやイベントに参加できる。GoogleマイビジネスはFacebookページのライバルとなることを目指しているようだ。

新しいGoogleマイビジネス・アプリには「カスタマー」タブが設けられ、顧客および見込み顧客に関する情報をここから管理できる。上で紹介したとおり、フォロワーのリストなどを見ることができる。ビジネスのオーナーはレビューを読むだけでなくアプリ内からメッセージに返信もできる。

Photocentric posting experience - Scale

逆にGoogleマップ、あるいはGoogle検索を使ってビジネスを発見した場合、マイビジネスにMessageボタンが表示されるので、クリックしてオーナーにコンタクトすることができる。これまでも返信自体はこれまでもできたが、オーナーはモバイル・デバイスのメッセージ機能を使う必要があった。今回のアップデートでGoogleマイビジネス・アプリ内から着信メッセージに返信できるようになった。またメッセージ機能自体もアメリカ、カナダ、ブラジル、インドに限定されていたが、今週中に世界の主要な国々で利用できるようになる。

またアプリには投稿(Posts)ボタンも新設された。ビジネス・オーナーはこのボタンをクリックすることでプロフィールのアップデートを簡単にGoogleにアップロードできるようになった。新しいプロダクト、バーゲン、イベントなどの情報を顧客に伝えたいときに便利だ。

もちろん多くのビジネスはこうした情報をFacebookページ、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディアを使って発表していたはずだ。今回のアップデートでビジネスはGoogleマイビジネスにも同様の情報をアップロードできるようになり、Google検索やGoogleマップから来るいっそう広い範囲の顧客、見込み顧客にリーチできるようになった。

GoogleではGoogleマイビジネスのアップデートはiOS版、Android版ともに今日からスタートするとしている。

〔日本版〕モバイルアプリのマイビジネスに表示されるビジネスのフォローは日本でもすでに可能。ビジネス・オーナーはこちらからマイビジネスの利用を開始できる。

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滑川海彦@Facebook Google+

Facebook、Messengerに「送信取消」機能を追加。しくみはこうだ

FacebookはCEO Mark Zuckerbergが送ったメッセージを密かに削除した、とTechCrunchが7ヶ月前に報じた。そして今、一般のFacebook Messengerユーザーも初めてunsend[送信取消]の能力を得て、送ったメッセージを相手の受信箱から消去できるようになる。送信取消できるのは配信後10分以内に限られるため、間違いを訂正したり誤って送ってしまったものを削除することはできるが、過去の履歴を操作することはできない。”Remove for Everyone” [全員から削除]という正式名称のこのボタンは、メッセージが取り消されたことを示す「墓石」マークも残す。また、この機能を使って証拠を消すいたずらを防ぐために、Facebookは取り消されたメッセージを短期間保管しておき、通報があった際にはポリシー違反がないかどうか確認できるようにする。

この取消機能は、ポーランド、ボリビア、コロンビア、およびリトアニアで本日(米国時間11/14)iOSとAndroidのMessengerアプリで公開される。Facebook広報担当者によると、出来るだけ早く世界中で配布する計画だが、App Storeのホリデー対応アップデートの影響を受けるかもしれない。その他の削除機能も開発中で、メッセージまたはスレッド全体について事前に有効期限を設定する機能が入る可能性もある。

「利点は、ユーザーは自分自身でコントロールしたがること…そして間違えたときに訂正できること。この機能を使いたくなる正当な場面はたくさんある」とFacebookのMessenger責任者Stan Chudnovskyが本誌の独占インタビューで言った。しかし一方では、「新たないじめの場をわれわれが作ってはならない。悪質なメッセージを送り、相手が通報したときにはメッセージがなくなっていて何も対処できない、という事態が起きないよう万全を期す必要がある」

Zuckerbergはやった。もうすぐあなたも

FacebookがTechCrunchに送信取消機能の開発について最初に語ったのは、4月に私がMark ZuckerbergのFacebookメッセージが送信先の受信箱から静かに消えたことを6人の情報源が語ったと報じた後だった。従業員以外の情報提供者で墓石マークがなかった人もいた。われわれはこれをユーザーとの信頼関係に反するものであり、会社の権力の乱用だと考えた。一般ユーザーにはメッセージを取り消す手段がないからだ

Facebook retracted Zuckerberg’s messages from recipients’ inboxes

Facebookは、これを幹部のプライバシーおよび会社機密を保護するためであったと主張し、「Sony Pictureのメールが2014年にハックされて以来、当社幹部のコミュニケーションを保護するための変更をいくつか実施した。その中にはMarkのMessengerメッセージの保存期間の制限もあった」と私に話した。しかしFacebookは、Zuckerbergの2004年の古いショートメッセージがリークしたときのような恥ずかしい状況を避けたい思惑もあったに違いない。ある困ったメッセージではZuckerbergが友達に宛てて「ハーバードの誰の情報でも欲しかったら…言ってくれ…4000以上のメールと写真とアドレスとsnsを持っているから」と送り。えっ、なぜそんなものがあるの? とその友達が返信すると、「みんなが送ってきただけさ…何故かわからないけど…「僕を信じているうだろう」…バカだね」とZuckerbergは返信した。

Facebookは私に、すでに全員向けUnsendボタンを開発中であり、それが公開されるまで幹部のメッセージを取り消すことはないと話した。Chudnovskyは「もっと早くこれを公開していればよかった」とニュースが出た時私に言った。しかしその後6ヶ月間何の進展もFacebookからのコメントもなく、口を開いたのは情報提供者のJane Mancun WongがFacebookは取消機能のプロトタイプを作っていると指摘したとTechCrunchが報じてからだった。そして今から一週間前、Facebook MessengerのApp Storeリリースノートに、10分間のUnsendボタンが近く公開されると誤って記載された。

ではなぜ7ヶ月もかかったのか。Instagramではどんなに古いメッセージもユーザーが削除できるようにしているのに。「時間がかかった理由はサーバー側の問題でこれがずっと難しい。メッセージはすべてサーバーに保存されていて、メッセージングシステムの核となる輸送レイヤーに関わっている」とChudnovskyは説明した。「システムの構造上非常に難しかったが、われわれは常に整合性の問題を懸念していた」。そして今Facebookは技術的課題を克服し、取り消されたメッセージが確実に受信者から削除されることを確信した。

「『メッセージは誰の所有か?』が問題になる。メッセージが受信者のMessengerアプリに届くまで、それは送信者のものだ。しかし、実際に届いたあとは、おそらく両方が所有者だろう」とChudnovskyがもったいぶって話した。

Facebook Messengerの “Remove for Everyone” ボタンのしくみ

Facebookこの機能を、あらゆる種類のメッセージ——テキスト、グループチャット、写真、ビデオ、リンク等々——を送信後10以内に削除できるようにすることに決めた。自分の側の会話からはどのメッセージを削除することも可能だが、相手の受信箱から削除できるのは自分が送ったメッセージだけだ。送られてきたもの相手の送信箱から消すことはできない、と同機能の広報マネージャーのKat Chuiが私に言った。そしてFacebookは、削除後の短期間メッセージの複製を保管しておき、嫌がらせの通報があったときに間違いなく確認できるようにする。

送信取消機能を使うには、送信したメッセージをタップ&ホールドし、”Remove” を選択する。次に”Remove for Everyone”または “Remove for you”のどちらかを選ぶ。後者は現在の「削除」に代わるもので、相手の受信箱のメッセージはそのままだ。前者を選ぶと次の警告文が表示される、「このメッセージを全チャットメンバーから永久に削除します。相手にはあなたがメッセージを削除したことがわかり通報することもできます」。削除を承認すると、「[送信者の名前]がメッセージを削除した」ことを示す1行テキスト(墓石と呼ばれている)がスレッドのそのメッセージのあった位置に表示される。削除されたメッセージの悪質行為などについて通報するには、送信者の名前をタップし、”Something’s Worng” までスクロールしたあと、嫌がらせやなりすましなど適切なカテゴリーを選ぶ。

なぜ時間制限は10分なのか? 「まず現在の削除機能を調べた。その結果、ユーザーが間違えたりいけないものを送ってしまったためにメッセージを削除するのは1分以内だった。これを10分に伸ばすことにしたが、それ以上伸ばす必要はないと考えた」とChudnovskyは説明した。

Facebookのセキュリティーチームが、幹部のメッセージ削除を再開するつもりかどうかはわからない、と彼は言った。しかし、Facebookが今回公開を始めたUnsendボタンはZuckerbergのメッセージに用いたものと「同じものではない」ことを強調した。もしFacebookがユーザーを本当に尊重するなら、幹部から送られた古いメッセージを削除するとき、少なくとも墓石を挿入すべきだ。

Messengerではほかの送信取消機能も作っている。暗号化メッセージングアプリSignalのスレットごとに有効日付をカスタマイズできる機能にヒントを得たChudnovskyは、「もし仮に、全メッセージを6ヶ月後に削除したければ、それも可能だ。これは、スレッドレベルで設定できる」と私に話した。ただしFacebookはまだ詳細を検討している段階だ。ほかに、Facebookが暗号化Secretメッセージ機能のメッセージ単位の有効期限を、その他のチャットに拡張することも考えられる。

「これは、一見単純な作業に見えるかもしれない。実際、サーバーが初期段階からそのように作られていれば非常に簡単だった」とChudnovskyは言った。「しかし、ひとたび13億人が使う規模になってしまうと、ひとつのモデルから別のモデルに変えることは遥かに複雑で、哲学的かつ技術的な問題になる」。願わくは、将来Facebookが幹部のコミュニケーションを操作する超法規的手段を——少なくとも一般大衆に同じ能力を与えた場合の結末を認識するまでは——与えないことを期待したい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleのProject FiでVPNサービスがアップデートしセルネットワークにも拡張

GoogleのワイヤレスサービスProject Fiが今日(米国時間11/13)、メジャーアップデートにより、オプションとして常時稼働のVPNと、Wi-Fiとセル接続をスマートに切り替える方法を導入した。

FiにはすでにデフォルトでVPNサービスがあり、サポートしているほぼ200万のWi-Fiホットスポットに接続するユーザーを保護していた。今回Googleは、それをセル接続にも拡張した。“その強化されたネットワークを有効にすると、モバイルとWi-Fiのすべてのトラフィックが暗号化されて、どのネットワーク上にいても弊社の仮想プライベートネットワーク(VPN)から安全に送信される。あなたのオンラインアクティビティを他の誰も見ることができないという、安心感が得られる”、と今日の発表声明は述べている。

Googleによると、そのVPNはユーザーのすべてのトラフィックをGoogle自身からも遮蔽するし、それはユーザーのアカウントや電話番号とも無関係である。

上でGoogleが‘強化されたネットワーク’と呼んでいるものの一部がこのVPNであり、そして今日の発表の第二の部分は、Wi-Fiとモバイルネットワークの迅速な切り替えだ。これを有効にすると—そして二つの機能は共に現在ベータで、Android Piが動いているFi互換のスマートフォンでしか使えないが—Wi-Fiの接続が弱くなるとそのギャップをセルのデータ通信で填める。同社によると、これによりユーザーの時間が最大40%節約される。

これらの新しい機能がFiユーザー全員に展開されるのは、今週の終わりからだ。それらはデフォルトではoffだから、Project FiアプリのFi Network Toolsでonにしてから使用する。なお、VPNを利用するとデータの使用量が約10%増える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa