Amazon Prime VideoがようやくApple TVにやってきた

6カ月前Tim Cookは、Amazon Prime Videoが今年中にはApple TVにやってくると言った。そして今、待ちに待ったアプリがようやくApple TVで使えるようになった。iOSバージョンもアップデートでiPhone Xに対応した。

このtvOSバージョンのネイティブアプリはApple TV第3世代以降で動作する。アプリが見えていないときは、Apple TVでAmazon Prime Videoを検索すれば出てくるはずだ。

このアプリが出てきたことは、Apple TVがAmazonに戻ってくるかもしれない兆候でもある。以前Amazon CEO Jeff Bezosは、Primeサービスに対応していないストリーミングデバイスは販売しないと言った。

「このデバイスにはわれわれのプレーヤー、Prime Videoプレーヤーが載ってほしいし、相応のビジネス条件で実現できることを願っている」とCode Conference 2016でBezosは言った。「もしできなければ、われわれの顧客にはそのデバイスを販売しない。なぜなら、客はPrime Videoを見られると思って買うので、あとで失望するからだ。そして返品する」。

Amazon Prime Videoアプリは、長年Apple TVに欠けていたストリーミングサービスで、Netflix、Huluなどはすでに搭載されている。

あとはAppleがあのひどいApple TVリモコンさえを直しくれれば。

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年末年始休暇にはAlexaとFurbyを合体させる神をも恐れぬDIYプロジェクトに挑戦しよう

時間の終わり(End Times, 世界の終末)が近づけば、きっとその大きな兆候があるだろう。これまでの死者が全員起き上がって世界中を歩きまわる、と言われている。空から大きな火が降(ふ)ってきて悪人も善人も差別なく焼きつくす。そして、FurbyがAlexaの声で話す。Turtle of the Universeが口から自分の子を吐き出して、人類の普遍的優越意識に裁きの鉄槌を下す。

少なくとも、これらのうちの一つが現実になった。この巧妙なDIYプロジェクト*は、Raspberry Pi Zero Wを昔のFurbyに組み込んで小さなモンスターを訓練し、ペーパータオルを発送しました、などと喋れるようにする。〔*: 関連日本語記事

このプロジェクトが使うのは1998年製の初代のFurbyで、そのボケてるCPUを現代のシングルボードコンピュータとアンプとマイクロフォンでリプレースする。Raspberry PiをFurbyの顔の表情に接続し、そしてFurbyの赤外線センサーとエミッターにも接続する計画があるが、今回はそこまではやってない。

このFurbyは、Alexa Voice Servicesにより、Amazon Echoと完全に同じことができる。天気予報も聞けるし、電灯も消してくれる。

構想に数か月を要したこのプロジェクトも、すべての正しいパーツを組み立てるだけなら数時間でできる。作者のZach Levineは、すごく難しいプロジェクトだった、と言っている。

彼はこう語る: “たぶん、これまででいちばん長くかかったプロジェクトだね。やったりやらなかったりで、一年は経っている。やり直しも多かったし、何匹ものFurbyと苦戦した。とにかく、相手は小さいからね、実装が難しい。Raspberry Pi Zeroを使うことは前から決めていたけど、Raspberry Pi Zero W(wireless)は、最初のころまだなかった。それなのにこのプロジェクトは、Wi-Fiが必須なんだ。運良く、プロジェクトの途中でWが出たから、ものすごく楽になった。でも、ほかに難しい部分はたくさんあったけどね”。

あなたが、雹(ひょう)の嵐の中で暗黒神に、命だけは助けてくださいとお願いしたり、Tokyoは今何時ですか、と尋ねたいときには、この奇妙で神秘的な電子のキメラ(A…とF…の合体)があなたを護ってくれるだろう。あるいは、あなたに最後の審判を下すだろう。

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Google Homeがマルチタスキングを学習した、二つの仕事を同時にできる

Googleのスマートスピーカーが今週すこしおりこうになり、マルチタスクができるようになった。これからの彼(彼女)は、二つの仕事を同時にできる。Googleからの発表はなくて、CNETが最初に気づいた。もちろん本誌も、そのことを現物で確認した。

GoogleはHome製品に力を入れているはずだから、なにも発表がないのは意外だ。でもこれは、本来愚直なデバイスの、便利な進化だ。数か月前のPixel 2の発表イベントでは、一つのコマンドに複数のアクションを結びつけて複数の場面を作る、Routinesという機能を予告した(SiriやAlexaにはすでにある)が、それとこれとは違う。

今回のマルチタスク機能では、あらゆるものをアプリからロードしなくても、単純に二つの仕事を頼むだけでよい。マルチといっても、今のところ二つだけだ。三つも四つも仕事を頼むと、彼(彼女)は混乱するかもしれない。二つの場合も、一つのセンテンスの中に二つのコマンドを入れたらいけない。別々のコマンドでないと、彼(彼女)は理解できない。いろいろ制約はあっても、Routinesのように事前設定が要らないから、とても便利な機能だ。

今はまだAlexaに相当差をつけられているが、スキルの機能で追いつこうとするGoogleの努力は悪くない。来月はHomeの高級機バージョンHome Maxが、発売される予定だ。

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アナリスト曰く、Appleはブラックフライデーの週末にiPhone Xを600万台売った

Appleは正確な数字を公表していないが、Rosenblatt Securitiesのアナリスト、Jun Zhangの計算によると、Appleは先週末だけでiPhone Xを600万台売ったらしい。StreetInsiderが報じた

こういう大きな数字をみても、AppleにとってiPhone Xがどの程度の成功なのかを把握することは容易ではない。先の四半期、AppleはiPhoneを3930万台売った。これは全iPhone機種を合わせた数字だ。つまりAppleは、4日間当たり175万台程度のiPhoneを売ったことになる。

というわけで今回の週末はAppleにとって、ほかのiPhone機種を勘定に入れなくてもすごい週末だったことになる。感謝祭の週末4日間に、Appleは1秒当たり17台以上のiPhone Xを売った。

Rosenblattは、現在Appleが1週間に300万台製造しているとも書いている。しかも、ほんの数週間のうちにこれが週400万台に増えるかもしれない。全体でみると、AppleはiPhone Xを発売以来1500万台販売している。

Zhangによると、多くの人が価格の高い256 GBモデルを買っている。現在Appleは、iPhone Xの256 GBモデルを64 GBモデルの約2倍売っている。
これでAppleは次の決算報告書の平均販売価格を大幅に改善できそうだ。おそらく同社は、12月に終わる現四半期で3000万台、次の四半期で4000万台のiPhone Xを販売することになるだろう。どうやら高級iPhoneというアイデアは悪くなかったようだ。

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iPhoneのjailbreakサイトが次々と閉鎖。ユーザーの関心薄れる

今から数年前、iPhoneのjailbreak[脱獄]が大流行した。ハッカー対Appleのいたちごっこは大いなる楽しみで、脱獄者たちのためのオープンソースサービス —— 中でも代替App StoreのCydia —— は驚くべき機能とカスタマイズ能力をiPhoneにもたらせた。なかにはjailbreakされたiPhoneだけにアプリを提供して、Appleの塀に囲まれた庭園をあざ笑うデベロッパーもいた。

今はしかし、Jailbreakコミュニティーはすっかりさびれ消えかかっている。主要な2つのリポジトリー(アプリ倉庫)が閉鎖し、アクティブなjailbrakerがアプリをインストールできるものはほとんどなくなってしまった。

最初に閉鎖したのはModMyiで、レポジトリーを維持する経済的意味がなくなった、と発表した。

ModMyに続きMobile Nations(ModMyの親会社)とSaurikITについての議論も終了し、そこにはCydiaをはじめとするリポジトリーの抱える問題にとって残念だが明確なた結論があった。ModMyは、膨大なサーバー費用をリポジトリーが生み出す収益では賄いきれず、経済的利益だけでなく非営利として維持することもできなくなっていた。

次に、MaCitiが先週閉鎖された。jailbreak人気の「デススパイラル」の結末だった。

iOSの最新バージョンはJailbreakされていない。また、jaibreakされた端末はセキュリティーに問題があり、不正なアクセスを受ける可能性があることから、多くのユーザーが利用する可能性は低い。一番人気のサービスであるJailBreakMeさえもアイドリング状態だ。それでも、真の熱狂者たちは諦めていない。

「世間では『jailbreakは死んだ』とかどうやって死んでいくのかとか言われているが、このsubredditの議論は今も毎日活発だということをみんなに伝えたい」とAaronp613がRedditに書いている。「今は誰にとっても少々厳しい時期だとわかっているが、それはこの瞬間にあるものに集中する必要がある、という意味だ」

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この「代用スマホ」は、スワイプやスクロールをしたい衝動を巧みに満足させる

スマートフォンが中毒性のある機器であることに議論の余地はない。それはスマホが無尽蔵な情報を指先に送り続けるからだけではない。スマートフォンを手に持って触れること自体が喜びと結びつけられている —— 実際にスマホを使いたくないときでさえ、そうしていたいと思うほどだ。そこで登場するのが、Klemens Schillingerの “Substitute Phones”[代用スマホ]だ。

この端末(と呼んでよいのなら)は、重くて無表情な高品質プラスチックの塊で、埋め込まれた小さな石の玉の列に指を走らせると様々なジェスチャーが模倣できる。玉はその場で回転して(スワイプと)似たようなスムーズな感覚を与えると同時に(たぶん)ちょっとした指のマッサージにもなる。

スワイプ、スクロール、ズーム、いずれの強迫症状についても、それぞれにあったモデルが用意されている。

「この物体は、人口装具の一種と位置づける人もいるが、最終的には動きに帰着する」とSchillingerの説明書には書かれている。「この癒し効果はスマートフォン中毒患者が離脱症状に立ち向かう助けになる。物体による治療のアプローチだ。」

SchillingerはDezeenのインタビューで、これを思いついたきっかけについて、自分を含め誰もがスマート端末を見る頻度が高すぎる(しかもたいした理由もなく)からだけではなく、作家のウンベルト・エーコがパイプたばこをやめるために、ただの棒で代用したこともヒントになっている。

「同じものだがニコチンは入っていない。物理的な模倣だけだ。これを思い出したので、物理的に模倣するだけで通信機能のない携帯電話を作ろうと思った」と語った。

Substitute Phoneは、Schillingerが取り組んでいる人間とデバイスの関係に関わる製品の第2弾だ。第1弾は、オフラインランプで、スマートフォンサイズの物体を引き出しにしまってあるときだけ点灯する。どちらの作品も今年行われたウィーン・デザインウィークのために作られた。

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YouTubeがAmazon Echo Showに復帰、VimeoとDailymotionも視聴可能に

‘画面つきのEcho’、Amazon Echo Showがデビューしたときは、画面があってビデオを見れてインターネットに接続するデバイスとしては当然ながら、YouTubeアプリも含まれていた。しかしEcho ShowのYouTubeプレーヤーには、YouTubeの規約に違反しているところがあったため、Googleが早速抗議して取り下げさせた。

しかし今日(米国時間11/21)の Voicebotの記事によると、YouTubeがEcho Showに戻ってきた。それは前とはかなり変わって、Webやタブレットなどの上で見るおなじみのYouTubeとほぼ同じだ。つまりEcho ShowのYouTubeアプリは、YouTubeの利用に関してGoogleとYouTubeが定めている要求を受け入れたのだ。

Echo Show上の最初のYouTubeは、あくまでも音声コマンドを重視していたと思うが、今度のはみんながすでによく知ってるYouTubeだ。ちょっと、複雑な心境だね。でもなにしろ、YouTubeが戻ってきたことは良い。Echo ShowはYouTubeのために生まれたようなものだから。キッチンのカウンターに置いて、煮物が煮えるのを待ちながら、YouTubeビデオを見て暇つぶしするんだよ、みんな。

でも今度のAmazon Echo Showは、VimeoやDailymotionのビデオも見られる。Amazonのスポークスパーソンは、こう言ってる:

Vimeo, YouTube, それにDailymotionなど、これまでよりも多くのビデオをEcho Showでお客様にご提供できることは、わたくしどもの喜びであります。これからは、さらに多くのビデオソースをご提供してまいります。

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Amazon、新型Echoの「(RED)」バージョンを期間限定で発売

新しいEchoは、前機種よりもルックスがよい。その理由は主として布地のカバーリングにある。このたび新しい選択肢が増える。「PRODUCT(RED)」特別限定モデルだ。その名にふさわしく布地のアウターは赤で、購入価格(他のEchoと同じく99.99ドル)の中から10ドルが、Global Fundを通じて(RED)のAIDS撲滅キャンペーンに贈られる。

(RED)ブランドの消費者向けガジェットでAIDS撲滅を支援する企業はAmazonが初めてではない。Appleはこの同じキャンペーン向けに様々なデバイスやアクセサリーを作ってきた。それでもAmazonのEchoは人気が出そうだ。ずっとそばに置いておきたくなるユニークなデザインは、グレイや別のグレイや特濃グレイや木目調以外のカラーを強く望む人たちにアピールしそうだ。

(RED) Echoは12月6日に発売予定で、上にも書いたように価格は他のモデルと変わらない。ただし、第2世代Echoを3台注文すると50ドルのディスカウントが受けられる”ECHO3PACK” プロモーションは、(RED)バージョンには適用されないようだ。

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ハードウェアの設計にセキュリティの欠陥を見つけるTortuga Logicが$2Mを調達

システムのセキュリティをチップのレベルで担保することを目指すTortuga Logicが、Eclipse Venturesから200万ドルのシード資金を獲得した。パロアルトに本社を置く同社は、その資金で、コンピューターのハードウェアに人知れず潜む脆弱性を見つける製品を作りたい、と志向している。

ファウンダーのDr. Jason Oberg, Dr. Jonathan Valamehr, UC San Diego教授Ryan Kastner, UC Santa Barbara教授Tim Sherwoodらは全員、システムのセキュリティに関して数十年の経験があり、その知見の商用化(企業化)にあたってはNational Science Foundationから助成金が出ている。

“ソフトウェアによるセキュリティ製品やセキュリティ企業は世界中にたくさんあるが、自動運転車の登場やモバイルデバイスの複雑性の増大、それに、とくに軍用製品におけるサプライチェーンの信頼性の問題などにより、セキュリティ技術の大きな欠陥が拡大しつつある。その大きな欠陥とは、具体的にはハードウェアだ”、とObergは語る。

ソフトウェアによるセキュリティは、高価なDSLRカメラ上のダストセンサーみたいなものだ。しかし同社のシステムは、ハードウェア本体の上の欠陥を感知し、ハードウェアのセキュリティホールをさまざまなソフトウェアが悪用することを防ぐ。

“ハードウェアの脆弱性はこれまでまんまと悪用されて、現代のコンピューターシステムを完全に骨抜きにしてきた”、とObergは語る。“すでに発売され、場合によっては悪用されたこともあるセキュリティの脆弱性を修復しようとすると、とんでもない費用がかかる。ソフトウェアと違ってハードウェアはパッチができないから、リコールのような高価なソリューションしかない場合が多い”。

同社は、そんなセキュリティを“後知恵”(あとぢえ)と見なし、危険性の高いセキュリティホールにあらかじめ(設計段階で)パッチを当てることにより、システムのセキュリティを大幅にアップできる、と主張する。

そのために同社が売っているのが、“半導体の設計のあらゆる部分にセキュリティの脆弱性を見つけるための一連のハードウェア設計ツール”で、すでに航空宇宙や国防の分野に顧客がいる。

“一般的なセキュリティ企業に対する弊社の差別化要因は、弊社はソフトウェアではなく、システムの内部で使われているチップにフォーカスすることだ”、とObergは述べる。“大企業が一時的な社内チームを作って、ハードウェアのセキュリティの問題解決に当たらせると、ほとんど何もかも手作業になるだろう。それに対して弊社は、技術と知識の蓄積を活かして脆弱性発見の過程を自動化できる”。

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AppleがiOS 11.1.2をリリース、iPhone Xの寒さ対策を迅速に完了

AppleがiOS 11.1.2の提供を開始した。数週間で二度目のマイナーアップデートだ。今度のアップデートの目的はただ一つ、iPhone Xを温かい場所から急に寒い場所に移動すると、タッチ入力が一時的に無反応になる、という問題への対処だ。たとえば冬のカナダに住んでる人が、急に家の外へ出たような場合。

ほかにもこのアップデートは、iPhone Xで撮ったLive Photosやビデオで像が歪む、という問題にも対処しているらしい。アップデートは、Settingsアプリから今すぐにでもできる。

iPhone Xでタッチが無反応という報告を寄せたユーザーたちは、外気温が華氏50度(摂氏10度)以下だった場合、と言っている。一部のタッチが不感症になるから、連続タイピングなどが困難になる。またアプリを開いたり、何かのインタフェイス成分をタップしたときも、症状は出る。

iPhone XのOLEDディスプレイは、タッチ入力システムの完全な新規設計が必要だった。それに関して、温度の変動に対する試験もやるべきだったのではないか、との声もある。原因が何であれ、Appleが約束したとおり、問題はソフトウェアの簡単な手直しだけで素早く解決した。アップデートが完了したら、そのことをご自分で確認してみよう。

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Appleの新CMは、iPadがパソコンに取って代わるところを見せる


AppleはiPad Proの新しいCMを公開した。少女とローズゴールドのiPad Proが登場しiOS 11が動いている。Appleの主張は実に明快だ —— iPadは未来のパソコンである。若者が「パソコン」の意味を知らない時代が来るとまでAppleは考えている。

Twitterに幾度も流れてくる小ネタがある。フロッピーディスクを見つけた若者が「保存アイコン」だと言う。Appleは同じアイデアをこの広告で使っている。ママが娘にパソコンで何をしているのかと尋ねると、娘は「パソコンって?」と答える。

主人公は決してデスクの前に座らない。いつも動いていて、いつもiPadを使っている。そこは庭であったり、バスの中であったり、コーヒーショップや木のてっぺんであったりする。

少女はFaceTimeを使いスクリーンショットにApple Pencilで何かを書き込む。写真を探してFaceTimeをしながらiMessageに写真をドラッグ&ドロップする。これはiOS 11に新しく入ったマルチタスク機能の良い使用例だ。

Wordにテキストを打ち込み、写真を撮り、絵を描き、写真に手書きメモをつけて、コミック本を読む。AppleがiPadでも何かを作れることに気づいてほしいと考えているのは明らかだ。

iPadはメディアを消費するだけの道具ではない。Appleは道具だけを売っているのではない。この会社は新しい自発的なライフスタイルを売ろうとしている。

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iOS 11.2でワイヤレス充電が速くなる。7.5W Qiに対応

iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xはいずれもワイヤレス充電に対応し、Qi規格を採用している。これは新しいiPhoneが世の中にある何百という充電器を利用できることを意味している。しかし今のiPhoneのQiによる充電は5Wというワイヤレス充電の最低速に制限されている。現在AppleはiOS 11.2を準備中だ。このアップデートで7.5W充電に対応するらしい、とMacRumorsは 指摘する

充電するたびにプラグを差し込むのがいやな人にとってワイヤレス充電は実にありがたい。しかし画期的な機能というわけではなく、充電器はコンセントに差し込む必要がある。しかも充電器に載せなくてはいけないから、厳密にはワイヤレスではない。

それでも、端末を持つたびにケーブルが邪魔になって困るという人は、デスクや枕元にワイヤレス充電器が欲しいかもしれない。新型iPhoneが発表になったとき、Appleは5Wによる充電のみ当面対応すると言っていた。

Appleは現在iOS 11.2をベータテスターとテスト中で、このアップデートがワイヤレス充電の速度制限を解除するという。5Wのワイヤレス充電というのは、だいたいiPhoneについてくる充電アクセサリーを使うのと似たような速さだ。

MacRumorsがiOS 11.2で7.5W充電器と5W充電器をテストしたところ、アップデート後7.5W充電器は43%速くなった。

これは心強い結果で、現在のワイヤレス充電よりも便利になる。現在Appleは直営ストアでMophieとBelkinの充電器を売っている。いずれも7.5W充電に対応している。Amazonには10Wや15Wに対応している充電器もある。今のところ使い道はないが、来年のiPhoneでワイヤレス充電が改善されるかもしれない。

そしてケーブルの好きな人は、10/12WのiPad用充電器がiPhoneに今すぐ使えることをお忘れなく。別途購入する必要はあるが、その違いは大きい

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Apple、iPhoneの背面カメラにもTrueDepth機能を採用か

Appleは、iPhone Xのノッチ(切欠き)部分に山ほどのセンサーを詰め込んだ。TrueDepthカメラシステムは、Face IDからAR Kitを使った顔追跡まで 数多くの機能の基盤を提供している。さらにはセルフィー撮影時のポートレイトモードも可能にした。Bloombergの最新記事によると、Appleは3Dセンサーを使って背面カメラも強化しようとしている。

Bloombergは、Appleが背面センサーに全く同じ技術は使わないだろうと言っている。現在iPhone Xは、何千個ものレーザーのドットからなる格子を照射して、顔に映ったドットの歪みを調べている。

噂されている3Dセンサーは、照射したレーザードットが反射して戻ってくるまでの時間を測定する。現在Appleは2基のカメラを使って対象との距離を認識している。

しかしこの新システムの方がはるかに正確だ。iPhoneは周囲の状況を理解してユーザー周辺の大まかな3Dマップを作ることができる。これはARKitをはじめとする拡張現実(AR)機能にとって非常に有益だ。

Appleは拡張現実に本腰を入れ始めている ?? Bloombergは同社がARヘッドセットを手がけていることも報じている

GoogleのProject Tangoが思い出される。結局離陸することはなくGoogleはARCoreに方向転換した。しかしProject Tangoの背景にあった考え方はAppleの次期スマートフォンにも生かされているのかもしれない。センサーやチップは安くて小さいので薄型のフラグシップ機に問題なく内蔵できる。

Bloombergによるとこの新しい3Dセンサーは来年のiPhoneには間に合わないらしい。出荷は2019年になりそうだ。

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Nintendoの来年のSwitchの増産計画は3000万台にまで膨れ上がったか

10月初めの噂では、Nintendoはクリスマス年末商戦の圧倒的な需要に応えるために、人気絶好調のSwitchの生産量を倍以上にすると言われた。そして同社は来年に関してはさらに増産に励み、3000万台を目指すらしい。

直接の情報筋の話を載せているWall Street Journalの記事によると、Nintendoはすでにパートナー企業と増産計画を共有している。言われている量は2500から3000万台だが、ホリデーシーズンの結果によってはさらに計画量を増やすかもしれない。

10月の噂の時点では、2018年3月までに1000万台という目標だったが、その月の終わりのNintendoの売上予測では、同じ時期の台数が1400万台とアップし、さらにその後1700万になった。それなら、初年度の売上が、あの不運なWii Uの全生涯の売上の上を行くことになる。

新しいZeldaMarioがあるのだから、この人気もうなずける。同社はゲームのクオリティのスタンダードを上げ、大量のインディーのデベロッパーを惹きつけ、そしてAAAの上質なポートまで用意しているのだ。

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Essential Phoneが360度ライブビデオを簡単にFacebookへストリーミングできるようになった

Essential Phoneとその360度カメラのオーナーは、カメラソフトのアップデートにより、今撮っている360度ビデオを、ライブでブロードキャストできることになった。そのほかのソフトウェアは不要で、なにしろEssential Phone本体に360度カメラを取り付けるだけで、撮影中の動画を送信できるようになる。

前と同じく、カメラを取り付けるとカメラアプリが360度モードで起動し、”Liv”ボタンをタップするとユーザーのFacebookアカウントにログインして、動画はそのアカウントへポストされる。そして二度目からは、画面を左へスワイプするだけで、360度ライブ動画のFacebookアカウントへの投稿が始まる。

さらに、Facebookの共有オプション“Only me, Friends, Friends of Friend, Public”(自分だけ、友だち、友だちの友だち、一般公開)のどれかを指定して、ブロードキャストの範囲を選べる。最初に、これから送る動画の説明文を送信することもできる。今後の動画送信には、Facebookの認証過程は要らない。

Essentialは、360度カメラの将来性にすごく自信を持っているようだ。本体への独特な接続方式をはじめ、360度カメラが最初から標準アクセサリになっていることについてチームに聞いたら、360度カメラの大衆化で先行することによって、今後のスマートフォン市場で優位に立ちたい、ということだ。今回のソフトウェアのアップデートで、360度ビデオを撮るだけでなく、それをライブでストリーミングすることも容易になった。はたして、消費者の反応はどうだろうか。

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Nintendo、初のSwitch用ビデオストリーミングアプリはHulu

今日(米国時間11/10)Nintendoは、同社のゲームコンソール、Switch専用eショップの新商品リストを公開した。リストによると北米地区ではHuluをダウンロードできるようになる。Huluアプリは他のアプリとともにト、通常東海岸時刻深夜0時に行われるeショップのコンテンツ更新後に公開される。

Huluの登場によって、Nintendoは初めてのSwitch用ビデオストリーミングアプリを送り出すことになるが、今年始めに同機を発表したとき、Netflixをはじめとする各種サービスがいずれ利用可能になると同社は言っていた。あらゆる面で魅力的なSwitchに、一つ足りないものがあるとすればストリーミングメディアだった。Switchは非常にすぐれたポータブルメディアプレーヤーなので、旅先の大画面でコンテンツを見るというのも素晴らしい使い方だ。

リストにはHuluとともに、11月9日のアップデートで公開される比較的目立たないゲームタイトルがいくつか載っている。ダウンロードは無料で、ご推察の通りHuluサービスを初めて使う人のために無料トライアルも用意されている。その後は他のプラットフォーム同様有料購読が必要になる。

願わくばこれがNetflixをはじめ他のサービスもこのゲーム機にやってくるという意味であってほしい。Netflixの番組や映画をダウンロードしてオフライン視聴する機能は、すでにAndroidとiOSのアプリで提供されているので、Switchでもできるようになればいっそう素晴らしい旅の供になるだろう。

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ダ大の研究者たちがアルミフォイルがWi-Fiルーターの出力を強化/制御できることを発見

ダートマス大学の研究者たちが、3Dプリントで作った形状をアルミフォイルで包んだものが、ワイヤレスの圏域を拡大しWi-Fiのセキュリティを増強することを見つけた。Eurekalertに載ったこのプロジェクトは、Wi-Fiのルーターのアンテナの上やまわりに反射板を置き、ビームを作ってレンジを増し、またその電波が通ってもよい空間を指定できる。

ダートマスの助教授Xia Zhouはこう述べている: “わずか35ドルの投資と、カバー範囲(カバレッジ)の指定により、手作りのワイヤレス反射板が何千ドルもするアンテナよりも、すごいはたらきをする”。

彼らのペーパーの中でZhouと彼の仲間たちはさまざまな形の指向性アンテナをテストし、またソーダ飲料の空き缶をルーターの背後に置いて電波の方向をターゲットに向ける、といった思いつき的なことも試みている。何度かの試行ののち彼らは、いくつかの部屋でWi-Fiの感度を高める形状にたどり着いた。そして次に彼らはその、Wi-Fiのカバー範囲とセキュリティを良くする形状を正確に3DプリントするWiPrintというプログラムを作った。次にすることは、その形状をアルミフォイルで包むだけだ。

チームは、その反射板(リフレクター)が正確な形のビームを作り、Wi-Fiがよく届く空間と、そうでない空間を作り出すことを見つけた。それによって、セキュリティとカバレッジを増すことができる。たとえば、ビームが窓から外へは出て行かないが、近くの部屋では強い、というふうにもできる。

そのソフトウェアはまだリリースされていないが、やっぱりきみのおじいちゃんは正しかったね。アルミフォイルとアンテナは相性が良いのだよ。

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Apple iPad、2018年中にホームボタンを外してFace ID採用か

AppleはiPadのホームボタンを取りやめベゼルをスリム化しFace IDによる顔認証技術を導入するデザイン変更を進めているらしい。新デザインのiPadは来年には登場するとBloombergは言っている。

アップグレードされたタブレットはiPadのハイエンド機としておそらくiPad Proの一機種になるだろう。OLED画面をはじめiPhone Xに搭載された機能の一部は継承しない。サイズは10.5インチのiPad Proと同じくらいとみられ(12.9インチバージョンの情報はない)発売は来年後半の見込み。
iPadのホームボタンを取り除くことで同じ物理的サイズで画面を大きくできる。すでにAppleは、9.7インチモデルに代わる10.5インチ版でベゼルを細くして画面を大きくしているが、端末前面の「あご」部分を減らすことでさらに画面拡大を進められる。

新iPad用にOLED画面を量産することは技術的にも価格的にも大きなハードルとなるため、iPhone XからiPadへは受け継がれないと記事は書いている。しかしBloombergの情報源によると、顔認証によるロック解除はiPadデビューを飾りそうで、ほかにも内部スペックの改善や新しいApple Pencilなどが予想されている。

上部ベゼルを大部分除去する「ノッチ」デザインについて記事は言及していない。iPadがビデオ鑑賞など横位置で使われることが多いという事情を考えるとあまり意味はないかもしれない。

もちろんAppleがiPhone Xで培った技術を他の製品に拡大することはわかっていたが、もし本当に次期iPadで採用されるとすれば、Appleはずいぶん早くiPhone Xのイノベーションを活用することになる。

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Apple、純正MacBook用スリーブを発売

Appleは数十年にわたりガジェットを作っている。そして世界有数の消費者向けエレクトロニクスメーカーとして、そのガジェットを保護するためのケースやカバーを数多く作ってきた。中でもiPhoneとiPadのアクセサリーは良く知られている。しかし、AppleはMacBookのスリーブを作ることはなかった。今日までは。

iPhone Xを予約するために今日Appleのウェブサイトに行った人はたくさんいるだろうが、12インチMacBook用のスリーブが発売されたことには気づかなかったかもしれない。

149ドルの値札を見れば、このノートパソコン用スリーブがたしかに「designed by Apple in California」であると安心できるだろう。それだけで足りなければ、ケースにもAppleロゴがついている。

カラーはサドルブラウンとミッドナイトブルーで、「高品質のヨーロピアンレザーで作られています。内側には柔らかなマイクロファイバーの裏地を採用しました」とAppleのウェブサイトには書かれている。

そうそう、スリーブにはMacBookがおニューの皮コートを着たまま充電できる小さな切り込みもついている。

Apple初のMacBook用スリーブはここで見ることができる。

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Google Assistantは子どもとゲームをしたりお話をしてくれる子守役のアシスタントだ

Amazon EchoやGoogle Homeのようなパーソナルアシスタントといつまでも遊んでいたい、と願うのは人気アニメSouth Parkの中の子どもたちだけではない。今やほとんどの子どもが、AlexaやSiri、Google Assistantなどに何かをやらせる方法を知っているし、少なくともMoanaサントラの再生ぐらいはできる。そして今度はGoogle Assistantが公式に、子どもたちの遊び友達になりたがっている。

Googleの今日(米国時間10/24)の発表によると、同社は家族ユーザー向けに50あまりのゲームや遊びをGoogle Homeとスマホ上のGoogle Assistantに導入する。親はFamily Linkを使って、13歳未満の子にもそれらのゲームを自分で遊べるようにできる。

ゲームって、どんなゲーム? そう、椅子取りゲームとか、雑学クイズゲーム、フリーズなど。それにMickey Mouse Adventureとか、お話をしてくれるサービスもある。宿題を手伝ってくれるツールもある。

今月初めのハードウェアイベントでGoogleが下のビデオを見せたときは、まるっきりディストピアふうだった。本誌のライターDarrell Etheringtonは、こうコメントした: “未来のディストピアでは、Google Homeがへんてこなオーペアや家庭教師になったりするんだね”。

しかし今日の発表では、子どもと親が一緒に遊ぶことを強調している。それでもなお、へんてこりんだ、とぼくは思うが、Google Assistantのマーケティングとしては賢明、という意見もある。へんてこと感じたのは、ぼくだけかな。

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