AmazonのAlexa Blueprintsで作った自作スキルを家族や友人と共有できる

【抄訳】
この春Amazonは、コードを書けない人でもAlexaのスキルを作れるサービス“Alexa Blueprints”を導入した。今日(米国時間6/13)からはそのスキルを、テキストメッセージやメール、WhatsAppのようなメッセージングアプリ、FacebookやTwitterやPinterestのようなソーシャルメディアでほかの人と共有できるようになる。

友だちや家族が使うスキルは、Amazonが提供しているテンプレートをご自分のコンテンツで満たすだけで作れる。コード(プログラム)を書く必要はない。Amazonは、共有機能はたとえば勉強グループ(や研究グループ)がフラッシュカード的なスキルを作ったり、誕生日を家族で共有するために利用できる、と言っている。後者の場合は、スキルが誕生日プレゼントになるかもしれない。

Blueprintsは今のところ、家でAlexaと遊ぶための楽しい方法だ。たとえば、“いちばんすてきなお母さんは誰のお母さん?”という質問に答えさせたり(もちろん、私の、だ)、家族の好きなジョーク集を作ったり、雑学クイズを作ったりできる。

でも、スキルを自作するユーザーはそんなに多くない。それは、Alexaのユーザーにとって必須ではなく、ちょっとした遊びだから。

スキルを作るのは、簡単だ。Amazonがテンプレートを提供していて、そこにはすでに見本が書かれているが、それを自分のニーズに応じて書き換えればよい。

そして、自分が作ったスキルのリストを見るとき、“Access”のところのステータスを”just me”(自分だけ)から”shared”(共有)に変えれば、そのスキルは共有される。共有をやめたいときは、”revoke”(取り消し)を指定する。

共有によってそのスキルのリンクが作られるから、そのリンクをメールなどで送れる。もらった人がリンクをクリックすると、Alexa Blueprintsのサイトへ行って自分のためにそのスキルを有効にできる。

Blueprintsのスキルは個人利用が前提だから、それをAlexa Skill Storeで一般公開することはできない。でもBlueprintsのサイトでAlexaオーナーのコミュニティを作れるし、また、ほかの人たちのコラボレーションを誘ってもよい。

たとえば、ある特定のテレビ番組の大ファンたちが集まって、その番組の超難度の雑学クイズをコラボで作ると楽しいだろう。近親者や親戚なども含めた大家族の中で、あなたが唯一のテクノロジー通なら、そんなみんなのためのスキル集を作って共有してもよい。

Alexa Blueprintsのサイトは、ここだ 。〔いろんな作例が載っている。〕

【後略】

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Apple、警察当局お気に入りのiPhone解読方法を封鎖すると表明

新しいバージョンのiOSは警察機関がロックされたiPhoneの解読に利用してる問題の抜け穴を封鎖する。iOS次期バージョン(おそらくiOS 12)でAppleは、USB Restricted Modeと呼ばれる機能を導入し、ロック済iPhoneのUSBポートを経由したアクセスを制限する。

この機能は以前iOS 11.3 betaに登場し、iOS 12 betaへと受け継がれた。このほどAppleはこのセキュリティーパッチがiOSの正式リリースに適用されることを認めた。USB Restricted Modeでは、iPhoneのLightningポートはiPhoneがロックされてから1時間後にロックされる。このモードは標準の状態であり、1時間が経過するとポート経由では充電しかできなくなる。

「われわれはあらゆるApple製品のセキュリティー保護を強化し続けることで、顧客をハッカーや個人情報盗難などから保護するよう努めている」とAppleがメールによる声明でTechCrunchに語った。

「われわれは警察当局に最大の敬意をもっており、セキュリティー改善は彼らが職務を全うする努力を妨げるためではない」

この変更によって、GrayShiftやCellebriteらの作ったiPhone侵入装置は無効化されるはずだ。その種のデバイス、特に最新のiPhoneアンロックすると宣伝しているGrayShiftのGrayKeyはUSBポートを利用して通常許される以上の回数パスワードを試して侵入している。そのプロセスはiPhoneのパスワードの長さによって 2時間から3日以上かかる

連邦機関——FBI、DEA、国務省、シークレットサービス、および最低5つの州——はすでにGrayKeyデバイスを入手済みあるいは入手手続き中である。

FBIのサードパーティーによるiPhone解読のソリューションは、2016年のサンバーナーディーノ大量射殺事件後に起きた当局とAppleの対立で話題の焦点になった。当時AppleはIBMに対してセキュリティー脆弱性の詳細を知らせるよう迫ったが、FBIは手の内を隠し続けた

AppleがGrayKeyや同等のデバイスを無効化すれば、同社の安全で名高いiPhoneを解読しようとする人たちは新たな作戦が必要になる。おそらく今やガラクタとなった1万5000ドルから3万ドルのハッカーおもちゃをどうするかも。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google Mapsを超える高性能低料金の地図APIを提供するMapfitが$5.5Mを調達

あなたがデベロッパーで、アプリケーションに方向や位置に関する機能を加えたくて、Google Maps Platformを使うことにすると、コストが急激に高くなる。今日(米国時間6/12)550万ドルの資金調達を発表したMapfitは、デベロッパーの利用料金でGoogleに挑戦することを、約束している。同社が提供するジオコーディングサービスと、ベクターグラフィクスによる地図は、Google Mapsと変わらぬ正確さを誇り、ときにはGoogleより優れている。〔OpenStreetMapなどもベクターベースの地図を提供。〕

中でもとくにMapfitは、95%のアドレスに関しては、建物の正しい入口が分かり、ドアツードアのナビゲーションもできる。またMapfitによると、同社のベクターベースの地図は、ほかのサービスに比べてマップタイルが95%小さい。同社のサービスはそんな従来的なタイルも提供し、また3Dのビルディング(下図)や公共交通機関の情報もサポートする。

同社は2015年に創業され、データソースは商業的なものやオープンなものを含め、さまざまなものを利用している。同社はそれらのデータを独自に処理し、検証し、独自のアルゴリズムでアドレスと整列し、また歩行者入口、車両入口などの情報も加える。

Mapfitの利用は、その試用など、非商用プロジェクトなら無料だ。有料プランの料金は月額49ドルの“成長プラン”が、25万ビュー、15万のジオコードリクエスト、そして15万の方向リクエストをサポートする。モバイルのSDKやWebのユーザーの数に制限はない。これらを超えたリクエストは1000リクエストごとに50セント、月額1499ドルのエンタープライズプランでは、ビュー数が500万だ。〔料金表ページ

今度の資金は、起業家と投資家たちから成るグループが出資者だ。そのメンバーは、Cavalry Ventures, Weihua Yan(Diapers.com, Quidsi), Roderick Thompson(ePlanet Capital, Baidu, Skype), Auren Hoffman(SafeGraph, LiveRamp), Daniel Waterhouse(Balderton), Jeroen Seghers(Sourcepoint), Matias de Tezanos(Hoteles.com, PeopleFund), そしてJoost de Valk(Yoast)である。

参考サイト

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スーパーマリオパーティは複数のSwitchをつないで画面を拡大する

Nintendo Switchにスーパーマリオパーティがやってくる。そしてこの新しいパーティーゲームとともに、Switchハードウェアをマルチプレイで使うための興味深い仕組みが登場するらしい。

2台以上のSwitchをつないでプレイ画面を拡大できるらしい。プレイ中には、画面から画面へとシームレスにアクションを続けられるようだ。端末同士の位置関係はユーザーが指定できる。

マリオパーティは長年Nintendoの代表作としてシステムのからくりを極限まで使ってきた。Switchではたさまざまな種類のパーティーゲームでコントローラーのクールな機能が使われるだろう。

これはSwitchのコントローラーシステムの理想的な利用法と言える。マリオカート8では小さな画面とコントローラーを使ってテーブル上で多くの楽しみを提供したが、今度は複数のSwitch端末をつなぎ、使えるかぎりのコントローラーを使ってプレイヤーの自由を拡大する。

これらの機能が実際どれだけ使われるかは半信半疑だが、新しい仕掛けがゲームプレイにどうマッチするかは10月5日になればわかる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、思い出を懐かしむ “Memories”ページ を公開

本日(米国時間6/11)Facebookは、家族や友達と過ごした日々を思い出すための専用ページ、Memoriesを公開した。このページは実質的にFacebookの馴染みのある機能「過去のこの日」の拡張コレクション版だ。ほかに友達とシェアした思い出もある。

Memoriesにあるコンテンツは新しいものではないが、専用セクションが作られたことでいつでも簡単に見に行けるようになった。

“Friends Made on this Day”には、過去の同じ日に友達になった人のリストが表示される。”friendversaries”(友達記念日)を祝うスペシャルビデオやコラージュもある。

“Memories You May Have Missed” という頻繁にログインしない人にシェアを進めるコーナーもある。”Recapps of Memories” では季節や月ごとに思い出をまとめた短編ビデオやメッセージを見ることができる。

Facebookは一年前にこの思い出再現機能を初めて提供した。オーガニックなシェアが減少していたため、パーソナルなシェアを推奨する試みだった。

同社はほかにも近況アップデートのカラー背景や、コメント内のGIF対応など、投稿やコメントを増やすためにさまざまな施策を打ってきた。

ほかにもティーン向けメッセージアプリのtbhを買収し、ソーシャル質問 “Did You Know” もスタートした。

しかし最近は、以前ほどFacebookで個人コンテンツをシェアすることがなくなった。Facebook以外にも発表の場があるからだ。

今や人々はSnapchatやInstagram(幸運なことにFacebookはここも所有している)、さらにはこれもFacebookがWhatsAppとMessengerで大きなシェアを誇るプライベートなメッセージチャンネルでも情報をシェアしている。

Memoriesは、Facebookが推進するtime-well-spent[有意義な時間]とも密接につながっている。サイトの滞在時間を犠牲にしてでも、Facebookとの質の高い関係を維持する取り組みだ。

Memoriesには見たいコンテンツを調整する機能もある。思い出によっては必ずしも再会したくないものもあるからだ。

「思い出は極めて個人的なものだと理解している——必ずしもポジティブでないことも。われわれはフィードバックに耳を傾け、人々が正しく制御し、簡単にアクセスできるようにデザインしていく」とFacebookのプロダクトマネージャー、Oren Hodが発表で語った。「これらのコンテンツは各自の個人的体験の一部であることを留意して取り組んでいる。これまでに情報を共有してきた人たちに感謝している」

Memoriesは、デスクトップ画面のニュースフィードの左側か、モバイルアプリ右下の「その他」タブ、通知やニュースフィード内のメッセージなどから利用できる。 Facebook.com/memoriesでも見ることができる。

【日本語版中:いつもの通り、ユーザーによっては利用できるまでに時間がかかることがある】

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Ford、自動運転車によるオンデマンド・デリバリーサービスをテスト中

Fordは、スタートアップのPostmatesと組んで、無人オンデマンド・デリバリーサービスのバイロットテストをフロリダ州マイアミおよびマイアミビーチで行う。パイロットプログラムにはCoyo Tacoをを始めとする70社が参加する。

Fordは、複数のロッカーう搭載した車両もテスト中で、これは一回の配達ルートで2箇所以上の顧客に届けるためだ。Postmatesは食料から金物まで何でも扱うためロッカーのサイズも様々だ。

目的は、企業や消費者が自動運転デリバリー車にどう反応するかを見るためだ。店舗側は、アクセスコードをもらって商品を格納する。一方顧客側は、注文した商品が引取可能になったらテキストメッセージでアクセスコードを受け取る。

「自動運転車とのやりとりをできるだけ簡単にすることが目標」とFordはブログに書いた。「Postmatesとの共同作業によって、地域企業がリーチを広げ、顧客にシームレスな体験を提供するための効率の良い配達を実現するために、さまざまな方法をテストしているところだ」。

これは、以前ミシガン州アンアーバーとフロリダ州マイアミで行っていたFordとDominosの提携と似ている。しかし違うのは、複数のロッカーを備えた車両デザインと、タッチスクリーン、音声の両方を使った操作方法だ。各ロッカーにはカップホルダーが2つ設置されていて、飲み物の配達にも対応している。

Fordはこうした専用自動運転車を2021年に正式提供しようとしている。Dominosとのパイロットテストでは、「顧客は到着とともに自動運転車の外側に設置されたスピーカーから流れるピザの取り出し方の説明がよかったと言っている」と、FordのEVP兼国際マーケット担当プレジデントが12月にMediumへの投稿に書いた

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Kindle Unlimited史上最大の悪用ユーザーが追放された

Kindle UnlimitedのベストセラーやSF/ロマンス/アドベンチャー作品から何階層も離れたこのKindle Direct Publishingマーケットの最暗部には、詐欺師が毎日数百ドルを稼ぐために作られたまったくのゴミ作品が存在している。自らをChance Carterと呼ぶ一人のユーザーは、KDPシステム最大の悪用ユーザーであり、中身のまったくない本を繰り返しアップロードしては1冊あたり15ドル以上を懐に入れている。

Digital Readerによると、Carterは他の本をもとに長編書籍を作っている。数百ページにわたる最初にページに、最終ページに行けば無料プレゼントがもらえる旨書かれている。KDPは著者に対してダウンロードおよび読まれたページ数に応じて支払い、読むスピードは調べておらず、到達した最大ページ番号だけしか見ていない。このためChanceの「読者」たちは1回読むと直ちに約20ドルを彼だか彼女だかに送っていた。

このキセル本詐欺は、Kindle Unlimitedにアップロードする本の中に山ほどの余分なページを詰め込み、読者をだまして本の最終ページまでジャンプさせるしくみだ。

Kindleプラットフォームの欠陥、中でも読者が読んでいる場所はわかっても実際何ページ読んだかはわからないという点をついて、詐欺師はユーザーを最後のページにジャンプさせることで本を「読んだ」ことにさせて支払いを受けることができる。

実際この手のKDP詐欺は極めて異例だ。Amazonは詐欺師がKDP「プール」——KDP作家たちに配られるべき数百万ドルの口座——から現金を引き出すのを防ぐ取り組みを続けてきたが、本件はあまりにも長期に渡りかつ巧妙だったため、これらの本をストアから削除するのに時間がかかったのも驚きではない。ちなみに、この最終ページジャンプ詐欺は新しいKindleでは使えないが、アップデートしていないKindleでは今も通用するため、未だに詐欺師を儲けさせている。

Carterは、本を最後までめくればティファニーのジュエリーを無料プレゼントすると言っていた。もちろんこれはKDPの規約違反である。

Carterとその本は追放されたが、同じような詐欺師は今でもいる。これ自身は犯罪ではないが、Kindle電子書籍を汚染し、市場にゴミコンテンツをもたらすものだ。ほとんどの人はこの人を小ばかにしたトリックにかかることはないだろうが、ひっかかる人もいるので、読者にとっては危険であり詐欺師にとっては朗報だ。

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マイクロソフト、Xboxのゲーム会社4社を一挙に買収

Microsoft のゲームに関する発表が続いている。Xbox E3プレスカンファレンスで発表した一連のゲーム会社買収は、同社オリジナルゲームコンテンツの強化を目的としている。

日曜日(米国時間6/10)、Xbox責任者のPhil Spencerは、Ninja Theory、Playground Games、Undead Labs、およびCompulsion Gamesの各社を買収したことを発表した。4社の加入は、Microsoftの自社ゲーム開発を大きく推進するものだ。同社は特にゲームダウンロードのサブスクリプションサービスであるXbox Game Passの強化をはかっている。

2010年創業のPlayground Gamesは、レーシングゲームのForzaなどを開発する長年のXboxパートナーだ。今回の発表とともに、最新タイトルのForza Horizon 4を発表した。

Ninja TheoryはHellbladeを、Undead LabsはState of Decayシリーズをそれぞれ開発しており、Compulsion Gamesは現在開発中の新タイトル、We Happy Fewを年内に発売する予定だ。

新たに加わった各社はMicrosfot Studiosブランドあるいは以前Crystal Dynamicsの前代表、Darrell Gallagher率いる新ベンチャー、The Initiativeの傘下に入る。Microsoft Studiosには、Haloを開発した343 Industriesや、Microsoftが2014年に25億ドルで買収したMinecraftの開発グループなどがすでに所属している。

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製薬企業のサプライチェーンからにせ薬を撃退するTraceLinkがさらに$60Mを調達

このお天気の良い金曜日(米国時間6/8)の午後、SECが処理したばかりのTraceLinkは、薬を調べて偽薬(にせぐすり)をの処方を根絶やしにしようと努力しているSaaSだ。同社はこのほど、シリーズDで6000万ドルを調達した。

SECのファイルによると、参加した投資家は18社で、そこにはたぶんGoldman Sachsもいる…同社の成長資金部門は約18か月前にTraceLinkのシリーズC 5150万ドルをリードしている。この9歳になるスタートアップの初期の投資家には、ほかにFirstMark Capital, Volition Capital, F-Prime Capitalらがいた。

本誌TechCrunchのライターJordan Crookがそのときに書いているが、TraceLinkは製薬企業のサプライチェーンを、各国のコンプライアンス要件に応じて調べる。これはとくにアメリカでは、2013年のDrug Supply Chain Security Act(薬剤サプライチェーン安全法)によって重要性を増している。この消費者保護法は、消費者を偽薬や盗品薬、汚損薬などから守ることがそのねらいだ。

この法律が施行されたときには、業界は今後10年以内に最小単位レベルのトレーサビリティを確立することが、義務化された。その期限が5年後に迫っている。

さらにTraceLinkにとって追い風になっているのは、麻薬だ。その拡大は90年代の後半以降とくに激しく、薬剤のサプライチェーンにおいてそれに対する脆弱性を摘出すべし、という圧力がますます強くなっている。

同社が今、上場に備えて四半期ごとの売上や顧客数の伸びを報告するようになったのも、不思議ではない。まさに、2週間前の同社の“成長ハイライト”によれば、同社の2018Q1の売上は前年同期比で69%も伸びたのだ。

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Airbnbが日本の旅館業法の改正で予約をキャンセルされたユーザーのため$10Mのファンドを設立

Airbnbは、シリコンバレーで生まれた共有経済ブームの口火を切った企業のひとつで、その旅行者向けサービスプラットホームは現在の評価額が300億ドルに達する。それは、人びとがプライベートな家を宿泊などのために予約できるサービスだが、国によっては厳しい規制にぶつかることもある。

Airbnbは日本で、法律の改正でホストに免許を義務付けることになったため、大量の予約をキャンセルしなければならなくなった。期日までに免許を取得できなかったホストも、かなりいたからだ。

その影響を受けた旅客やホストの数は不明だし、ホストが免許を取得するとその数も変わっていくが、Airbnbは法の改正により追ん出された旅客への返金に備えて1000万ドルのファンドを立ち上げた。一部の推計によると、予約の80%が法改正の影響を受けた、という。

Airbnbの説明では、予約のキャンセルとそこから生じた結果は、日本の旅館業法の昨年の改定によるものだ。それによると、プライベートな家を1年に180日以上旅客の宿泊用に供する者は登録を要し、サービスの表示等にあたっては登録番号を併記しなければならない。旅行に関する主管局である観光庁は、その期日を6月15日までとし、6月1日までに免許を得なかった者は6月15日までの予約をキャンセルしなければならない、とした。Airbnbは、旅客が対応を取るために要する時間も考慮して、日限に幅を持たせた:

“日本におけるゲストの到着予定が6月15日から19日までで、ホストが免許を有しない場合、その予約はキャンセルされる。今後、政府が方針を変えないかぎり、日本で掲載されているいかなる予約も、ホストがゲスト到着の10日前までに免許を取得しなかった場合、われわれはそれを自動的にキャンセルし、全額を返金する”。

Airbnbによると、その1000万ドルのファンドは、キャンセルによって旅先の日本で生じた付加的支出(予期せざる支出)もカバーする。免許をめぐる状況により6月15日以降の予約をキャンセルされた者は、“予約額の少なくとも100%の”返金をクーポンで受け取り、将来のAirbnbの旅でそれを使用できる。またそのほかに彼らは、Airbnbで利用できる100ドルのクーポンを受け取る。

Airbnbの代替ホストは見つからなかったが予定の旅を続けたい者には、日本の旅行代理店JTBが紹介される。

このニュースの影響を受けた者に、Airbnbは次に何をすべきかを一歩々々記したインストラクションを提供する。それらはここで見つかる。

Airbnbが規制に躓いて転んだのは、これが初めてではない。アムステルダムでは規制当局が、民家を宿泊に提供してもよい日数をこれまでの年60泊から、2019年以降その半分の30泊にしようとしている。ベルリンバルセロナも、独自の規制でこのプラットホームの成長を制限しようとしている。

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ソフトウェア定義WANの最適ルーティングを自動的に行う新技術を提供するModeがステルスを脱し$24Mを調達

今日(米国時間6/7)、GVとNEAからの総額2400万ドルの資金調達を発表してステルス状態を脱したサンフランシスコのModeは、彼ら独自のソフトウェア定義コアネットワーク(software-defined core network, SD-CORE)と呼ばれる新しいやり方で、ソフトウェア定義ワイド・エリア・ネットワーク(SD-WAN)を構築する。彼らによると、それによってこれらのネットワークの運用費用が従来方式に比べ大幅に削減される。

同社のビジョンは、CEOのPaul Dawesによると、プライベートネットワークを従来の方法に比べてきわめて迅速に、そして相当な低料金で立ち上げることだ。

“MPLSのような、従来のハードウェアによるプライベートネットワークは、信頼性を保証するが伸縮性がなく、管理が困難で、費用も高い。ModeのCoreはSD-WANを強化するために作られ、ルーティングの効率に関する弊社の画期的な技術を利用して、MPLSのようなパフォーマンスと信頼性の高いネットワークを、柔軟性と伸縮性とクラウドサービスのお手頃なお値段で提供する”、とDawesは声明で述べている。

同社によると、そのネットワーク技術を有利に利用できるユースケースとしては、対話的ストリーミングやマルチプレーヤーゲーム、リアルタイム機械学習、リモートのコマンドとコントロールなどが挙げられる。

同社は、コーネル大学の二人の研究者Kevin TangとNithin Michaelの画期的な研究をベースに創業された。彼らは、これまで不可能とされていた、ネットワークのトラフィックを数学的に表す方法を見つけた。“Michaelは、パケット交換ネットワークの動作を数学的に記述する方法を初めて考えついた”、とDawesは説明する。

そしてそれによって、ネットワークの各ノードの上のトラフィックを自動的にルーティングする方法を、ソフトウェアで定義できるようになった。“パケットのルーティングの仕方を人間がいちいち介入していじる必要がなくなった”、と彼は述べる。そしてそれができるようになると、従来の複雑で高価なソリューションも不要になる。

それは、ネットワーキングの理論家たちの注意を集めただけでなく、投資家たちもそこに大きなビジネス機会を見出した。“ネットワーキングの問題に詳しい数社のVCがやってきて、その技術の製品化を勧めた”、と彼は語る。NEAが830万ドルのシリーズAのリード投資家になり、米国科学財団(NSF)の助成金も下りた。最近では1600万ドルのシリーズBを調達し、計2430万ドルの調達総額になった。

通信企業ではない彼らはMode Coreを作ってEricsson UDNなどおよそ100社とパートナーし、同社のネットワーキングパワーを提供した。いわば同社のプロダクトは、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)のためのクラウドサービスのようなもので、ユーザー企業は同社の高度なネットワーキング技術に、プライベートなWANよりもむしろ企業のインターネット利用のような低料金でアクセスできる。

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Facebook、うっとうしい「○○さんがMessengerを利用し始めました」通知を削減へ

BuzzFeedのKatie Notopoulosは昨日(米国時間6/7)の記事で、”‘You Are Now Connected On Messenger’ Is The Worst Thing On Facebook” 、と正しく指摘した。FacebookかMessengerで誰かと友達になったときや、古い友達がMessengerを使い始めたとき、この種のうっとうしい通知が送られてくる。誰かが本当にあなたとチャットしたがっていると思うようにだまそうとした結果、本物のメッセージを見逃しかねない。

幸い、Facebookはすでにこの恥知らずなグロースハックに罪悪感があるようだ。同社がTime Well Spent(有意義な時間)を強く推進するなか、なぜこんな通知を送るのか理由を尋ねたところ、彼らははすでに規模縮小のプロセスに入っていると答えた。

Facebookの広報担当者はTechCrunchに以下の声明を伝えた:

友達がMessengerを使い始めたときに通知が送られてくることを多くの人たちが喜んでいます。しかし、この通知をいっそう価値あるものにするべく機械学習を導入し、通知をもらうのを喜んでいない人には送る量を減らす作業を開始しました。フィードバックはどんなものでも歓迎なので、私たちの製品をよくするために今後も送り続けてくださるよお願いいたします。

つまり基本的には、あのチャットを始めようといううるさい警告をあなたが決して開いていないことにMessengerが気づけば、送ってくる回数を減らそうということだ。

数年前同社は全ユーザーにFacebookチャットからMessengerに移行することを強要した。しかし一部のユーザーは最近ようやくあきらめてアプリをインストールしている。そうやってMessengerを使い始めたユーザーについてのアラートは一切送るべきでないと私は考える。同じように、友達申請を承認すれば、その人とはMessengerでもつながっていることはわかるので、通知で教えてくれる必要はない。

しかしとりあえず今のところ、あのアラートが嫌いな人は決して開かないこと。そうすればこれ以上欲しがっていないことがFacebookに伝わる。

Facebookはこの種のうっとうしいグロースハッキングを片っ端からやっている。友達がストーリーにあなたを追加したことや、「明日近所で行われるイベントにXさんとYさんほか86人の友達が興味をもっている」ことの通知から、サイトに行かなくなったときに送られてくるさまざまなメールまで。われわれユーザーは、漠然と愚痴をこぼしているよりも、こうした押しつけがましく気を取らせる行為を具体的に指摘して、IT巨人に恥ずかしい思いをさせることで、ユーザーの注目を尊重する方向に早く動かすことができるだろう。

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iOS 12ではSiriがSpotifyなど他社音楽アプリをサポートできる、デベロッパーのやる気次第で

Appleが、いやそのSiriアプリが、サードパーティの音楽ストリーミングサービスとついに仲良しになった。

Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスのユーザーは、iOS 12でSiriに導入されたShortcuts機能により、Siriに命じて音楽を再生できる。

WWDCのデベロッパーセッションでAppleは、SiriのShortcutsを利用してサードパーティアプリからオーディオやビデオのメディアを呼び出すデベロッパーのための機能、“Play Media”インテントを詳しく説明した。そのコントロールはApple Musicほどシームレスではないが、とにかくiPhoneやHomePod上のSiriに命じて、Spotifyなどのサービス上でプレイリストやアーチストを指定できる。前には、できなかったことだ。

・関連記事: AppleのSiriはShortcutsツールでユーザーが簡単にコマンドを作れるようになった

ただし重要なのは、これがあくまでもデベロッパーのツールであることだ。すなわち、SpotifyなどのiOS 12対応のアプリがこのSiri対応機能を実装していなければならない。言い換えると、ユーザー自身がいくらSiriを困らせてもだめ、ということ。

そのサービスを呼び出すショートカットが作られていないと、Siriにアーチストや曲をリクエストしても無駄だ。たしかにこれは完全な機能ではないが、でも、まだ、始まったばかりだ。

デベロッパーはiOS 12のベータで、この機能の動作や使い方を経験している。でもSpotifyによる公式のサポートは、これからの話だ。

この機能を正しく実装するとアプリはバックグラウンドで動くから、iPhoneを服のポケットに入れたままで自動的に曲の再生をスタートできる。そしてSiriに、プレイバックを命ずることもできる。

“Play Media”インテントはHomePodの完全なサポートを誇っているが、でもHomePod上のSiriに直接頼めるようになるためには、iPhone上でShortcutsアプリのセットアップが必要だ。これまでのHomePodは、SiriにApple Musicの曲をリクエストできるだけだった。

先週ぼくが書いた記事では、Spotifyとの互換性の実現を主張したが、これからはSiriのShortcutsを使えば、iPhoneやHomePodからプレイリストを呼び出せるなど、不完全ながらSpotifyなどそのほかの音楽ストリーミングサービスとの平和共存が実現するのだ。

・関連記事: Apple needs to play nice with Spotify(未訳)

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

iOS 12ではSiriがSpotifyなど他社音楽アプリをサポートできる、デベロッパーのやる気次第で

Appleが、いやそのSiriアプリが、サードパーティの音楽ストリーミングサービスとついに仲良しになった。

Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスのユーザーは、iOS 12でSiriに導入されたShortcuts機能により、Siriに命じて音楽を再生できる。

WWDCのデベロッパーセッションでAppleは、SiriのShortcutsを利用してサードパーティアプリからオーディオやビデオのメディアを呼び出すデベロッパーのための機能、“Play Media”インテントを詳しく説明した。そのコントロールはApple Musicほどシームレスではないが、とにかくiPhoneやHomePod上のSiriに命じて、Spotifyなどのサービス上でプレイリストやアーチストを指定できる。前には、できなかったことだ。

・関連記事: AppleのSiriはShortcutsツールでユーザーが簡単にコマンドを作れるようになった

ただし重要なのは、これがあくまでもデベロッパーのツールであることだ。すなわち、SpotifyなどのiOS 12対応のアプリがこのSiri対応機能を実装していなければならない。言い換えると、ユーザー自身がいくらSiriを困らせてもだめ、ということ。

そのサービスを呼び出すショートカットが作られていないと、Siriにアーチストや曲をリクエストしても無駄だ。たしかにこれは完全な機能ではないが、でも、まだ、始まったばかりだ。

デベロッパーはiOS 12のベータで、この機能の動作や使い方を経験している。でもSpotifyによる公式のサポートは、これからの話だ。

この機能を正しく実装するとアプリはバックグラウンドで動くから、iPhoneを服のポケットに入れたままで自動的に曲の再生をスタートできる。そしてSiriに、プレイバックを命ずることもできる。

“Play Media”インテントはHomePodの完全なサポートを誇っているが、でもHomePod上のSiriに直接頼めるようになるためには、iPhone上でShortcutsアプリのセットアップが必要だ。これまでのHomePodは、SiriにApple Musicの曲をリクエストできるだけだった。

先週ぼくが書いた記事では、Spotifyとの互換性の実現を主張したが、これからはSiriのShortcutsを使えば、iPhoneやHomePodからプレイリストを呼び出せるなど、不完全ながらSpotifyなどそのほかの音楽ストリーミングサービスとの平和共存が実現するのだ。

・関連記事: Apple needs to play nice with Spotify(未訳)

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AWS Lambdaのサーバーレスのコードをライブ(実動時)でデバッグできるRookoutのデバッグツール

AWS Lambdaのようなサーバーレスコンピューティングサービスの良いところは、サーバーそのものを抽象化してしまうことだ。それによってデベロッパーは、下層にあるインフラストラクチャのことを気にせずにアプリケーションを作れるが、しかしいくつかの問題も生じている。静的なサーバーが目の前になければ、プログラムをどうやって実動状態でデバッグするのか? イスラエルのRookoutは、その最新のリリースでこの問題を解決した。

同社はこれを、サーバーレスのコードに“ブレークポイント”をマークすることによって実現した。それによりRookoutは、サーバーレスのコードに関するデベロッパーが定義した情報を集めることができ、アプリケーションがサーバーレスの環境で実際に動いているときでも、問題を調べることができる。

こういう‘トレース’と呼ばれる機能は、従来のアプリケーションのデバッグでよく使われるが、サーバーレスのアプリケーションではかなり難しい。それは、アプリケーションがその上で動いている恒久的なマシンがそこにないからだ、とRookoutのCEO Or Weisは語る。

Rookoutのサーバーレスデバッガー。画面下部の情報がAWS Lambdaの上で動くデバッグコードのインサイトをデベロッパーに与える。写真提供: Rookout

“すなわちサーバーレスでは、ソフトウェアが新しい環境ではどう動くかを予測するのがきわめて難しい。そもそも、ソフトウェアが実際にどこで動いているのかわからないし、だからプロダクションの段階でどう動くかも、ほとんど予測できない”、とWeisは述べる。

彼によると、これまでの唯一の方法は、コード中にログライン(ログ出力行)とSDKの呼び出しをたくさん書くことだったが、そうするとそれらの管理がまた難作業になるので、Rookoutとしては最初からそれは避けたかった。むしろ同社は、コード中で起きていることが分かる/見られるためのインタフェイスを提供することによって、デベロッパーがサーバーレスの環境で動いているライブのコードを、従来のアプリケーションのデバッグと同じやり方でデバッグできるようにした。

そのインタフェイスから得られる情報は、既存のアプリケーションパフォーマンス管理ツール(New Relicなど)や、Splunkのようなログ管理ツール、PageDutyのようなアラートツールなどと共有できる。あるいはそれらの情報から直接、コードの問題を発見してフィックスすることが、できる場合もある。

サーバーレスコンピューティングはサーバーがないという意味ではないが、アプリケーションを動かす専用のサーバーはない。ベンダーが提供するのはサーバーではなく、アプリケーションが発するイベントトリガーに対応する、必要なだけのサーバーリソースだ。イベントが起きるとそのコードが動き、それに対し顧客は課金される。サーバー本体を割り当ててその上でアプリケーションを動かし(動かさなくても!)料金を払う、という従来の開発方式とは、極端に対照的だ。サーバーレスでもコードを動かすのはサーバーだが、それはベンダーのものなのでユーザーは課金されない。ユーザー(デベロッパー)が課金されるのは、起きたイベントに対して実際にコードを動かしたぶんだけだ。

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Rookout Lambdaデバッガーのデモビデオ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

AWS Lambdaのサーバーレスのコードをライブ(実動時)でデバッグできるRookoutのデバッグツール

AWS Lambdaのようなサーバーレスコンピューティングサービスの良いところは、サーバーそのものを抽象化してしまうことだ。それによってデベロッパーは、下層にあるインフラストラクチャのことを気にせずにアプリケーションを作れるが、しかしいくつかの問題も生じている。静的なサーバーが目の前になければ、プログラムをどうやって実動状態でデバッグするのか? イスラエルのRookoutは、その最新のリリースでこの問題を解決した。

同社はこれを、サーバーレスのコードに“ブレークポイント”をマークすることによって実現した。それによりRookoutは、サーバーレスのコードに関するデベロッパーが定義した情報を集めることができ、アプリケーションがサーバーレスの環境で実際に動いているときでも、問題を調べることができる。

こういう‘トレース’と呼ばれる機能は、従来のアプリケーションのデバッグでよく使われるが、サーバーレスのアプリケーションではかなり難しい。それは、アプリケーションがその上で動いている恒久的なマシンがそこにないからだ、とRookoutのCEO Or Weisは語る。

Rookoutのサーバーレスデバッガー。画面下部の情報がAWS Lambdaの上で動くデバッグコードのインサイトをデベロッパーに与える。写真提供: Rookout

“すなわちサーバーレスでは、ソフトウェアが新しい環境ではどう動くかを予測するのがきわめて難しい。そもそも、ソフトウェアが実際にどこで動いているのかわからないし、だからプロダクションの段階でどう動くかも、ほとんど予測できない”、とWeisは述べる。

彼によると、これまでの唯一の方法は、コード中にログライン(ログ出力行)とSDKの呼び出しをたくさん書くことだったが、そうするとそれらの管理がまた難作業になるので、Rookoutとしては最初からそれは避けたかった。むしろ同社は、コード中で起きていることが分かる/見られるためのインタフェイスを提供することによって、デベロッパーがサーバーレスの環境で動いているライブのコードを、従来のアプリケーションのデバッグと同じやり方でデバッグできるようにした。

そのインタフェイスから得られる情報は、既存のアプリケーションパフォーマンス管理ツール(New Relicなど)や、Splunkのようなログ管理ツール、PageDutyのようなアラートツールなどと共有できる。あるいはそれらの情報から直接、コードの問題を発見してフィックスすることが、できる場合もある。

サーバーレスコンピューティングはサーバーがないという意味ではないが、アプリケーションを動かす専用のサーバーはない。ベンダーが提供するのはサーバーではなく、アプリケーションが発するイベントトリガーに対応する、必要なだけのサーバーリソースだ。イベントが起きるとそのコードが動き、それに対し顧客は課金される。サーバー本体を割り当ててその上でアプリケーションを動かし(動かさなくても!)料金を払う、という従来の開発方式とは、極端に対照的だ。サーバーレスでもコードを動かすのはサーバーだが、それはベンダーのものなのでユーザーは課金されない。ユーザー(デベロッパー)が課金されるのは、起きたイベントに対して実際にコードを動かしたぶんだけだ。

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Rookout Lambdaデバッガーのデモビデオ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Facebook、中国通信機器大手Huaweiにデータを提供。米国政府がセキュリティーを懸念

最近明らかになったFacebookの端末機メーカーへのデータ提供に関する懸念はさらに悪い方に向かっている。先週末発覚したこの問題で、Facebookは中国メーカーのHuawei、Lenovo、Oppo、およびTCLと関係があったことが確認されたとNew York Timesが報じた。
米国政府はHuaweiに関する国家機密の問題を以前から懸念していたことから、Facebookの中国企業との関係は議会の怒りを買っている。

「Huaweiの問題は今に始まったことではない。2012年から公になっており、下院情報特別委員会のよく読まれている報告書にはHuaweiなどの機器メーカーと中国共産党との密接な関係が記載されている」とMark Warner上院議員は語った。Warner議員は情報特別委員会の副委員長を務めている。

「Facebookが中国のHuawei、TCLらの機器メーカーにFacebookのAPIをアクセスする特権を与えたことは深刻な問題であり、同サービスのユーザーに関する情報がどうやって中国サーバーに送られていないようにしているかを詳しく聞きたい。

情報特別委員会は その報告書の中で、「Huaweiは捜査に全面協力することなく、中国政府や中国共産党との関係を説明することを拒否しているが、米国法に違反している信頼に足る証拠はある。そしてHuaweiの歴史は、中国軍とのつながりがあったことを示している。

同日、上院商業委員会はこうしたメーカーとの関係についてのより大きな問題についてFacebookに問う書簡を送り、共有したデータは悪用されていないとするFacebookの主張に疑問を呈した。New York TimesTimesによると、これらの関係は「少なくとも2010年」に遡る——Facebookのモバイル戦略にとって比較的暗黒の時代だ。ZTEが同様の契約をFacebookと交わしたことはないようだ。

Facebookはこれらの関係をプライバシースキャンダルとして扱うことに異議を唱え、このレベルデバイス統合には厳格な制約を課していることを強調した。

FacebookはNew York Timesに、提携は数年間続けてきたが、Huaweiとの関係は今週一杯で終わりにすると語った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Facebook、中国通信機器大手Huaweiにデータを提供。米国政府がセキュリティーを懸念

最近明らかになったFacebookの端末機メーカーへのデータ提供に関する懸念はさらに悪い方に向かっている。先週末発覚したこの問題で、Facebookは中国メーカーのHuawei、Lenovo、Oppo、およびTCLと関係があったことが確認されたとNew York Timesが報じた。
米国政府はHuaweiに関する国家機密の問題を以前から懸念していたことから、Facebookの中国企業との関係は議会の怒りを買っている。

「Huaweiの問題は今に始まったことではない。2012年から公になっており、下院情報特別委員会のよく読まれている報告書にはHuaweiなどの機器メーカーと中国共産党との密接な関係が記載されている」とMark Warner上院議員は語った。Warner議員は情報特別委員会の副委員長を務めている。

「Facebookが中国のHuawei、TCLらの機器メーカーにFacebookのAPIをアクセスする特権を与えたことは深刻な問題であり、同サービスのユーザーに関する情報がどうやって中国サーバーに送られていないようにしているかを詳しく聞きたい。

情報特別委員会は その報告書の中で、「Huaweiは捜査に全面協力することなく、中国政府や中国共産党との関係を説明することを拒否しているが、米国法に違反している信頼に足る証拠はある。そしてHuaweiの歴史は、中国軍とのつながりがあったことを示している。

同日、上院商業委員会はこうしたメーカーとの関係についてのより大きな問題についてFacebookに問う書簡を送り、共有したデータは悪用されていないとするFacebookの主張に疑問を呈した。New York TimesTimesによると、これらの関係は「少なくとも2010年」に遡る——Facebookのモバイル戦略にとって比較的暗黒の時代だ。ZTEが同様の契約をFacebookと交わしたことはないようだ。

Facebookはこれらの関係をプライバシースキャンダルとして扱うことに異議を唱え、このレベルデバイス統合には厳格な制約を課していることを強調した。

FacebookはNew York Timesに、提携は数年間続けてきたが、Huaweiとの関係は今週一杯で終わりにすると語った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Intelが28コアのシングルソケットチップを今年の終わりごろローンチする

Intelは日に日に強さを増すAMDやQualcommからのプレッシャーを痛感しているし、Apple が独自のチップを開発してMacのIntelプロセッサーをリプレースするという報道が事実なら、競争はさらに激化するだろう。先週、Computexの前のEngadgetのインタビューで、IntelのクライアントコンピューティングのヘッドGregory Bryantは、Intelは昨年の真打ち18コア36スレッドのi9-7980XEよりももっとすごい、強力なチップを発表するだろう、と述べた。

今日(米国時間6/4)台湾の台北で行われたComputexにおけるIntelのキーノートは、今後のローンチのプレビューに終始したが、Bryantによれば、今年の後半にはシングルソケットのプロセッサーで、なんと28コア5GHzというものを発表するそうだ。至近の競合機種としてはAMDのThreadripperが思い浮かぶが、こちらは16コア32スレッドだ。

Bryantは、そのデビューは今年の第四四半期と言ったが、価格は公表しなかった。i9-7980XEは今1999ドルだから、それより高いことは確実だろう。

Intelは、新たな限定版チップi7-8086Kをリリースした。こちらは5.0GHzでこのチップとしては記録更新だが、ご先祖x86プロセッサーを記念する製品で、その最初の8086基は早いもの勝ちの無料で提供される。

Coreプロセッサーの第八世代(i10)、ニックネームWhiskey Lakeの計画も、発表された。Intelの14ナノメートル技術を使用し、軽量ラップトップ向けに設計され、バッテリーやファンのスペースを横取りしないそうだ。もうひとつのAmber Lakeチップシリーズも14ナノメートルで、超薄型ラップトップやタブレット用、という。

そのほかの発表は、Optane SSDのアップデート機905P、こちらはより小さいM.2のデザインで最大1.5TBを提供する。

チップ以外ではIntelは今、Sprintとデバイスを共同開発中だそうだ。そのハードウェアパートナーはAcer, ASUS, Dell, HP , Lenovo, Microsoftで5Gのネットワークに対応。ローンチは来年だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

フィラデルフィア・イーグルスのためにプレイするならホワイトハウスを仮想ツアーするこのアプリ

ホワイトハウスとその周辺を仮想ツアーできるAndroidとiOSのアプリがある。CuseumとWhite House Historical Associationが共同開発したそのアプリで、三つのツアーを体験できる。オーバルオフィスやリンカーンベッドルーム、プレスオフィスなどの各部屋を、MAGAハットをかぶるプレッシャーもなく訪問できる。

White House Historical Associationがメラニア・トランプとクレジットされている声明文をリリースした:

“White House Historical Associationの前向きなお考えにより、より多くのアメリカ人にPeople’s Houseを訪問できる機会を提供されたことを、とても嬉しく思います。White House Historical AssociationとAmazon Web ServicesとCuseumのみなさまに、このアプリの設計におけるクリエイティブで革新的なコラボレーションを感謝いたします。実際に、または仮想的に来訪されるみなさまに、この新しい機能はどなたにも、すばらしい邸宅の多くの歴史的な居室、居住区やイーストウィング、そしてウェストウィングをお見せできます。”

Cuseumは前から、こんなアプリが得意だ。同社ははSFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)や, MF Houston, ICA Bostonなど100を超えるパートナーのために、このような仮想ツアーアプリを開発している。

ホワイトハウスのアプリには、新しい機能がある。ユーザーが自撮り写真を撮ると、歴代のどの大統領またはファーストレディーと似ているか、アプリが判断する。比較するのは、White House Collectionにある大統領らの肖像画だ。ただし、手のサイズまでは比べてくれないようだ。

〔訳注: 国家斉唱のとき一部の選手が抗議のため起立しなかったフィラデルフィア・イーグルスは今年のスーパーボウルで優勝したがトランプは彼ら“非国民たち”のホワイトハウス表敬訪問を断った。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa