Dropbox、パスワード再設定を求める―対象は2012年半ば以降変更していないユーザー

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Dropboxは今日(米国時間8/25)の午後、2012年半ば以降一度もパスワードを変更していないユーザーにパスワードの変更を求める。

2012年6月にLinkedInがハッカーに侵入され、その際盗まれたみられる1億1700万のアカウントのパスワードが今年5月にネットにアップされた。この事態を受けて2012年半ばという時期が決定されたとみられる。最近、過去の大規模なハッキングで盗難にあったパスワードや個人情報がネット上で発見される例が続いている(また今年5月にはMySpaceが大規模にハックされた)。

こうしたデータはいずれもかなり古いものだが、パスワードを変更しないまま長期間放置しているユーザーが多い。また複数のサービスでのパスワードの使い回しも広く行われている。

情報源によれば、Dropboxのインテリジェンス部門は暗号化されないパスワード多数を含むファイルを発見したという。このファイルにはLinkedInのハッキングに関連するとみられるパスワードが含まれていた。「この問題への対処は密かに進められてきた思われるが、ここに来て公の問題となった」と情報源は語った。Dropboxは2012年のLinkedInのハッキングが明らかになった時点で、漏洩したとみられるユーザー名、パスワードを利用して一部へのアカウントにアクセスが試みられたことをブログに掲載している。

これまでのところDropboxではアカウントへの不正なアクセスが成功した例はないと述べている。2012年の事件の際、漏洩によって得られたと見られるアカウント名を含むファイルを用いた攻撃がDropbox社員のアカウントに向けられたことがあった。このアカウント名ファイルの存在に関連してDropboxはユーザーに対し、既存パスワードの変更を求めた。

大規模なパスワードの再設定にはそれなりのデメリットも伴うものの、保管しているデータを保護し、さらなるハッキングを防止するためにはやむを得ない効果的な措置であると考えられている。【略】

また今回のDropboxの決定は、ユーザーに2段階認証を利用する よう呼びかけるよい機会だ。2段階認証はログインンの際に手間が増えるという欠点がある。しかしアカウントのセキュリティーを守る上では最良の手法の一つだ。利用している複数のサービスのセキュリティーが一挙に破られないようする自衛策としては、2段階認証を有効にすることとパスワードの使い回しを止めることが有効だろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Googleの検索結果ページで「ソリティア」や「三目並べ」がプレイ可能に

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ソリティアでちょっとした時間つぶしをしたくなることは、多くの人にあることだろう。そんなとき、これからはアプリケーションなしにソリティアをプレイすることができるようになる。Googleが検索ページおよびGoogleアプリケーションに、シンプルなゲームをいくつか埋め込んでしまったのだ。まず導入されたのは、ソリティアおよび三目並べ(tic-tac-toe)だ。デスクトップからでも検索アプリケーションからでも利用できる。

やってみようと思った人は、単純に検索するだけで準備完了だ。

たとえばソリティアの場合、検索ボックスに「solitaire」と入れて検索するだけで良い。検索結果ページに、カード形式でゲームが表示されるのだ。ゲームレベルも何段階か用意されていて、表示されている「ゲームを再開」をタップしてすぐにゲームを始めることができる。サウンドのオンオフやアンドゥの機能も用意されている。

(訳注:訳者の環境ではデスクトップ版では動作したものの、モバイル版で動作しませんでした。tic-tac-toeの方はモバイルでも確認できました)。

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「tic-tac-toe」ないし「tic tac toe」と検索すれば三目並べを遊ぶことができる。レベルは低中高の三段階で、「友だちと対戦」という機能もある。「X」か「O」を選んでゲーム開始だ。勝敗数も画面に表示されるようになっている。

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ゲーム自体はメジャーなもので、とくに新しい仕掛けがあるというわけでもない。ただ、検索のためのGoogleアプリケーションが、検索ツールだけでなく、さまざまな機能を果たすようになるかもしれないというのが面白い。GoogleはこれまでにもGoogle Doodleをゲーム化して提供するようなこともあった。「オリンピック版」は多くの人が楽しんだようだし、また演奏できるモーグ・シンセサイザーが登場したこともあった。しかしGoogle Doodle版では、提供機関がごく短い間だけとなる。人々が面白いDoodleに出会うのは偶然に頼るような意味もあった。検索結果として常にゲームを提供するというのは、また新しい流れと言うことができるだろう。

検索エンジンにゲームを埋め込むというのは、Googleに触れる時間を長くしたいというGoogleの作戦だ。Siriなども性能をあげて情報検索ツールとして活用できたりする中で、Googleアプリケーションの魅力を高めようとしているわけだ。Siriのみならず、さまざまなアシスタントアプリケーションなどが登場してくる中、自社の広告ビジネスの成長のためにも、さまざまな仕組みを考えていく必要があるのだ。検索結果にゲームを表示するというのはなかなか楽しいアイデアだ。ただ、その背後にあるGoogleの狙いなども、一応意識しておくと良いのかもしれない。

ところで、今回導入されたのはゲームだけではないようだ。たとえば「what sound does a pig make?」や「flip a coin」を検索した場合にも面白い結果が得られるようになっている。

(訳注:「what sound does a pig make?」は「豚の鳴き声」と日本語で検索しても同様の結果を得ることができました)。

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(翻訳:Maeda, H

Web上のビデオエディターWeVideoがFlash依存から完全なHTML5化に改装…可能だが技術をぎりぎりまで酷使

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ブラウザー上のビデオエディターWeVideoが、Flashの使用をやめてHTML5に切り替えた。

HTML5 vs. Flashという話題は、タイムマシンで2010年に戻ったような錯覚を与えるが、でもFlashはまだ生きながらえている。たとえばGoogle Chromeは、未だにその脱Flash努力を完了していない

WeVideoの新しいエディターは先週ひそかにローンチしたが、CEOのKrishna Menonによると、高度な、そして応答性の良いビデオエディターをHTML5で実装するのは、かなり大変だった。MenonとUXデザイナーのDiana Madrigalが、その苦労の過程を実際のデモで説明してくれた。そして最終的にはエディット行為と結果の再生がともに、気になる遅れもなく、可能になったのだ。

Menonは曰く、“ユーザーが再生ボタンを押すと、楽屋裏ではHTML5の3つか4つの成分がリアルタイムで混じり合うことによって、30fpsの動画を表示する。HTML5をレンダリングするブラウザーの能力を、限界ぎりぎりまで酷使しているね”。

WeVideoによると、現在のユーザー数は1400万、iOSとAndroidのアプリもあるけれども、どんなデバイスでも、このビデオエディターをいちばん使いやすいのはブラウザーの上だね、ということだ。

この新しいエディターはユーザーインタフェイスも改良され、スタンダードなビデオトラックではタイムラインのデザインが変わった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

SNS横断でフォロワーの属性も絞り込めるインフルエンサーのキャスティング基盤「iCON Suite」

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YouTube、Instagramなどのソーシャルプラットフォームで多くのファンを獲得し、大きな影響力を持つようになった「インフルエンサー」。YouTubeに投稿した動画の広告収入で生計を立てるYouTuberや、Instagramでリクエストに応じて商品を紹介することで収入を得るInstagrammerという名前も良く聞くようになってきたが、彼らは従来のメディアとは違うチャネルで顧客との有効な接点を見つけたい企業にとっても重要な存在となりつつある。

2015年1月にYouTubeクリエイターと広告主をマッチングさせるサービス「iCON CAST(アイコンキャスト)」を提供したTHECOO(ザクー)は8月25日、動画メディアを展開するC Channelの子会社でインフルエンサーマーケティング企業のYellow Agencyと業務提携。ソーシャルプラットフォーム横断でインフルエンサーを検索、キャスティングする「iCON Suite(アイコンスイート)」を開始した。

iCON SuiteはYouTubeに加え、InstagramやTwitter、Snapchatといったソーシャルプラットフォームに横串で対応。インフルエンサーの影響力やファンの属性(デモグラフィック情報)を機械学習と自然言語解析を用いることで分析可能にした。これにより、クライアントのニーズも高まるInstagramについても、従来利用してきたYouTube APIでは取得できなかった情報を提供。感覚ではなくデータに基づいたインフルエンサーのキャスティングを実現する。

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iCON Suiteでは、インフルエンサーをファッション・コスメ・ペット・ゲームなどのカテゴリと、ファンの性別・年代、ファン(フォロワー)数から絞り込むことが可能だ。サービス開始時は、全インフルエンサーの検索ができ、キャスティングはYellow Agency所属のインフルエンサーのみに対応する。

「iCON CAST提供から1年半、YouTuberと企業とのマッチングでは日本最大のサービスとすることができた。Google出身者の多いTHECOOでは、AdWordsの営業時代も含めて、クライアントがいかに効果を求めるものなのか、データの力がどれだけ大切かということにかけては、ノウハウがかなり蓄積されている。」とTHECOO代表の平良真人氏は語る。「iCON Suiteでは、対象をYouTubeから他のプラットフォームに広げても、実際に使っていただける企業・インフルエンサーの数で日本最大を目指したい」(平良氏)

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THECOOでは、iCON Suiteの利用企業を2016年内に100社以上、インフルエンサーではInstagramユーザーのうち5000人の利用を目標としている。また、アジアをはじめとした海外への展開も年内に予定。その際には、各国で主に使われている、日本とは異なるソーシャルプラットフォームにも対応していくという。

平良氏は「ソーシャルプラットフォーム上で、自分のアカウントできちんとファンとのコミュニケーションを取れる人をインフルエンサーと定義している」とした上で、日本ではゲームやファッション・コスメ、あるいは“やってみた”動画などに人気が偏るインフルエンサーのカテゴリについて、こう話す。「発展途上だが今後に期待できる。中国やタイでは、インフルエンサーがクルマやゴルフ、スポーツなど、自分の好きなことを突き詰めた結果、カテゴリとして成立するテーマが増えた。その結果、自動車業界やラグジュアリブランドなどにも、クライアントが増えている。誰でもインフルエンサーになれる時代だ」(平良氏)

左からC Channel代表取締役社長の森川亮氏、Yellow Agency代表取締役社長の平本誠二郎氏、THECOO代表取締役CEOの平良真人氏

左からC Channel代表取締役社長の森川亮氏、Yellow Agency代表取締役社長の平本誠二郎氏、THECOO代表取締役CEOの平良真人氏

元NSAエンジニアが率いる暗号化サービスのVirtruが2900万ドルを調達

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時折ある企業がある市場でそれ以外にないというタイミングで事業を展開することがある。政府のスパイ活動や、データ漏洩、ハッキングや個人情報の盗難などオンライン上での脅威が次々と明らかになったことをうけ、今では4000以上もの顧客を抱えるメール・ファイル暗号化サービスのVirtruが、米国時間8月22日にシリーズAで2900万ドルを調達したと発表した。

Bessemer Venture Partnersがリードインベスターとなった今回のラウンドには、New Enterprise Associates(NEA)やSoros Fund Management(億万長者のジョージ・ソロスをトップとする投資会社。彼はさらに、透明性が高く寛容な民主主義を推し進める人権主義団体Open Society Foundationsの理事も務めている)のほか、Haystack Partners、Quadrant Capital Advisors、Blue Delta Capitalらが参加した。

投資ラウンド以外にも、Sonatypeの現CEOかつSourcefireの元CEO Wayne JacksonがVirtruの取締役に就任することが発表された。彼は今後、BVPのパートナーでありVeriSign、Good Technology、Defense.netといったサイバーセキュリティ企業を共同設立してきたDavid Cowanや、Authentic8のCEOであり過去にメールセキュリティ企業Postiniを設立したScott Petryらと取締役を務めることとなる。

Virtruを2014年に設立したAckerly兄弟(John AckerlyとWill Ackerly)は、どちらも公共セクターでテクノロジーに関わる仕事をしていた。具体的には、WillはNSA(アメリカ国家安全保障局)でクラウドセキュリティエンジニアとして勤務しており、Johnはプライベート・エクイティ・ファンドに参加する前にホワイトハウスに対してデジタルプライバシーを含む、テクノロジー関連の問題のアドバイザーを務めていた。

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ふたりは当初、日常的に使われているアプリケーションのセキュリティやプライバシー保護機能を向上させるというアイディアを持っており、一般ユーザーが簡単に実装できるような方法を模索していた。彼らにとってのデビュー作となる製品は、Gmailなどの人気メールサービスに対応したChromeとFirexfox用の拡張機能だった。これによってユーザーは、メールのエンドツーエンド暗号化のほか、メールを受け手の受信箱から一定期間の後に自動削除することや、送信したメールを転送できなくすることができたのだ。

その後Virtruは、自社の暗号化やアクセス制限、データ損失防止(DLP)といった技術をGmail、Google Drive、Yahoo、Outlook(2010、2013、2016に対応)などのサービスへ組み込んでいった。さらに同社はスタンドアローンのメールアプリをGoogle PlayとiTunes App Store上で配布している。今回調達した資金は、Microsoft Office 365のようなクラウドプラットフォームへのサービス拡充のほか、ソフトウェアディベロッパーが自分たちのアプリにVirtruを組み込めるようSDKやAPIの開発に利用される予定だ。

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Virtuの「サービスとしての暗号化」アーキテクチャは、Willが開発したオープンソーステクノロジーであるTrusted Data Format(TDF)上に成り立っており、ユーザーはTDFでコンテンツオブジェクトを包み込むことで、アクセス権を持つ人にだけファイルの中身を公開することができる。さらにユーザーは自分で暗号キーを管理することができ、ファイルが開封・共有された後でも受け手のアクセス権を無効化することができる。

今年に入ってから同社は新機能を導入し、メールやファイル内の暗号化されたコンテンツの秘匿検索や、ハードウェアベースの暗号鍵などがサービスに追加されたほか、SDKの配布もスタートした。

Virtruのテクノロジーが評価されている理由は、セキュリティの度合いではなく(John自身、オンラインコミュニケーションにおいてもっとセキュリティを高める方法があると以前認めていた)その使いやすさと価格にある。Virtruは誰でも使い方を理解できるくらいシンプルで、かつ様々なプラットフォームに対応している。さらに個人利用の場合は無料で、プロ・商用についても良心的な価格設定(月額5ドル)がされている。

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そもそもの製品アイディアは、一般ユーザーのために情報セキュリティを簡素化するというものであったが、現在Virtruは個人に加えて多くの企業に利用されている。企業はVirtruを使って簡単にGmail、Google Drive、Google Appsなどのセキュリティや暗号化機能を向上させることができるほか、知的財産の保護やCJIS、CFPB、HIPAAなどの規制対応にもVirtruを利用している。また、現在Virtruは、メディア、エンターテイメント、政府、医療、金融、製造などの業界にサービスを売り込んでいる。

スタートアップの資金調達に影響を与える引き締めが行われている中での今回のラウンドは、特に今年のはじめに投資資金が「枯渇する」と言われていた競争の激しいサイバーセキュリティ業界での出来事だったため注目に値する。BVPのCowanは当時、同業界に参入してくるスタートアップの多くが、既に市場に出ている技術を真似ているか、ハッカーが既に回避方法を知っている製品を販売していると語っていた。結果としてスタートアップ各社は資金調達に時間がかかり、支出を抑えるかイグジットを模索せざるを得なかったのだ。しかし、Virtruはしばらくの間そのような問題に悩まされなくて良さそうだ。

「銀行や病院、学校、雇用主そして政府に個人情報を渡した途端、私たちのプライバシー保護は彼らの情報セキュリティ頼みになってしまいます。Virtruのメール・ファイル暗号化サービスの成功は、ビジネスシーンでのプライバシー保護に新たな基準が生まれようとしていることを表しているのです」とCowanは声明の中で述べていた。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

2017年型Audi A4の運転支援システムを試してみた

Audi A4の2017年モデルは最新の運転支援システム一式を装備し、Volvo、Honda、Fordらに続き、半自律型安全機能を提供する。

アダプティブ・クルーズコントロールと車線維持システムを有効にする方法は少々わかりにくい。方向指示器の下にあるレバーを使って両機能を制御する。それでもひとたび機能がオンになると、ほとんどの重要な情報がフルカラーのヘッドアップディスプレイ(HUD)に表示される。HUDには速度が表示されるのが普通だが、A4ではそれに加えて、制限速度(およびスクールゾーン内かどうか)、車線維持ガイドライン、アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)、および交通渋滞情報も表示する ― アクセルを強く踏みすぎていることを警告する小さな靴のマークも。

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ACCは制限速度に設定すると最適に働き、センサーが時速0マイルまで加速と減速を受け持つ。渋滞になるとグリーンの小さな車アイコンがいくつか表示され、アクセルをしばらく踏むとACCが再始動する。車間距離はACC制御用の小さなレバーで調整できる。

A4の車線維持システムは、私が試した他の車と同じく、ほぼ問題なく作動する。車線内で少々左右にぶれることがあるので、果たして人は私がほろ酔いだと思うのか、単に運転がヘタだと思うのかいつも気になっている。A4は、システムが完璧に働いていないことをすばやく認識することが可能で、その時はハンドル操作を行う必要があることをチャイムとテキストでドライバーに知らせる。

詳しくは上のビデオをご覧あれ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

DJIが4kジンバル・カメラをアップグレード―ズームレンズ、タイムラプスを追加

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今日(米国時間8/26)、DJIは人気のカメラOsmoをアップグレードした。新機種Osmo Plusと呼ばれ、オリジナルのOsmoにズーム、モーション・タイムラプスなどの新機能が付け加えられている。またカメラのスタビライズ・システムも改良された。

オリジナルのOsmoも販売が続けられる。OsmoとOsmo Plusは手持ち用ハンドルに取り付け可能な3軸ジンバルによるカメラ安定化システムを採用している。ジンバルの効果によって歩きながら、あるいは自動車や自転車に取り付けても安定した動画が撮影できる。

Osmo Plusにズームレンズが採用されたのは朗報だ。私自身、オリジナルのOsmoを持っている。優れた製品だがズームレンズがないためiPhoneのカメラとの差別化が十分でないように感じていた。Osmo Plusは7倍ズームが可能だ。これは3.5倍の光学ズームと2倍のロスレス・デジタル・ズームを組み合わせて実現している(1080p撮影時)。

DJIによれば、このシステムは最近発表されたInspire 1ドローン搭載のZenmuse Z3にごく近いが互換性はないという。

Osmo Plusの小売価格は本体499ドル、手持ち用ハンドルをバンドルすると649ドルとなる。

〔日本版〕DJI JAPANのサイトではOsmo+の紹介が掲載されているが、まだ購入可能になっていない。オリジナルのOsmoは販売中。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

自動運転技術の普及に伴う新たな自動車保険のかたち

Long exposure photograph captured with a front-mounted camera. Streaking reflections in the car's surface and streaking city-background.

【編集部注】執筆者のKevin Wangは、世界最大級のテクノロジーイノベーションプラットフォームPlug and Play Tech Centerの保険テック下部組織であるPlug and Play Insuranceに所属している。Plug and Play Insuranceは、業界トップの保険イノベーションプラットフォームで、Munich Re、USAA、State Farm、SOMPO Digital Lab、Farmers、Nationwide、Deloitte、Travelers、Aviva、AIGといった世界的な保険機関とのパートナシップによって最近誕生した。Kevin自身は、Case Western Reserve Universityでファイナンスを学び、製造や流通、戦略コンサルティングの世界で経験を積んだシリアルアントレプレナー(連続起業家)。

モビリティ業界での技術革新によって、より安全に、より早く、そしてより便利に移動ができるようになった。様々な調査からもその功績が見て取れる。Insurance Information Instituteによれば、過去三年間で自動車関連の死亡事故は33%減少し、9つのモデルに関して100万台単位で見たときの1台あたりの死亡者数は0だった。さらに、UberやLyftといった配車アプリの登場がモビリティサービスの裾野を広げ、今では60ヶ国以上で一日あたり合計100万回以上も利用されている

このようなポジティブな面が存在する一方、イノベーションには犠牲が伴う。今年の5月7日、あるドライバーがTeslaのオートパイロット機能を利用中に命を落としたのだ。彼の車は後方から迫ってくる白いトラックと空の景色を識別できず、トラックに衝突してしまった。この事故で自動運転技術に関する論調や世論が変わってくるかもしれない。また、この事件が、自動車の未来と現在が実際どのくらい離れているかや、社会が今後そのような未来を完全に受け入れるのかどうかということを見直すきっかけとなった。

そもそも自動運転車は事故の減少に繋がると考えられている。昨年アメリカでは3万5000件の交通死亡事故が報告されており、これはアメリカの人口の0.01%にあたる。この数字は大したことがないように映るが、全て人間が原因で起きた事故であり、ソースコードに人の命がかかったアルゴリズムによるものではない。ここから、プログラマーや彼らの書いたコードに与えられることになる、自動運転車を購入した消費者の生死を決める力に関する問題が浮上してくる。そして究極的には、自動運転車関連の事故や命に関わる事象が起きた際に誰がその責任を負うのだろうか?

その次の重要なステップが、自動運転技術の拡散といかに安全にその技術を私たちが住む社会のフレームワークに埋め込んでいくかという課題の解決だ。これらの問題を念頭におきながら、企業や政府関連組織が自動運転車の普及を目指したステップを踏もうとしている。Googleは自動運転技術のテストを進めており、彼らの自動運転車隊はこれまでに150万マイルの路上走行テストを行ってきた。

2014年にアメリカ合衆国運輸省は、自動車の衝突に繋がることの多いヒューマンエラーを防ぐべく、自動車同士が「会話」できるよう自動車間の通信テクノロジーの利用を認可した。そして今年の3月、General MotorsはCruise Automationと呼ばれるスタートアップを10億ドルで買収した。当時同社は既に、Cadillac CT6のラインに高速道路での走行に特化したスマートクルーズ制御システムを導入しようとしていた。ここから自動運転車の技術・制度的インフラは既に成熟しようとしているのがわかる。

自動運転技術が人間のドライバーを完全に代替することはないかもしれないが、事故の減少には貢献する可能性が高い。

しかし、未だに自動運転技術が実際に広く普及するかどうかを決定づける課題の多くが未解決のまま残されている。消費者の受容がそのひとつだ。必ずしも全ての消費者が自動運転車を必要としているかどうかはわからない。そもそもアメリカ人は車好きで、Experian Automotiveの調査によれば平均で2.28台の車が各家庭に存在する。もしも自動運転車が本当に普及していくとすれば、エンドユーザーはそのうち車の所有権と移動を分けて考えなければならず、このコンセプトはElon Muskのマスタープランでも強調されている。

Deloitteによれば、モビリティ業界の未来には4つのステージが存在する。漸進的な変化、カーシェアリング、ドライバーレス革命そして自動運転技術の普及の4つだ。現在私たちが進んでいる道はドライバーレス革命のステージに向けられたものだと考えられ、そのステージに到達する頃には消費者の中に未だ車を所有している人もいるかもしれないが、その車には自動運転を可能にする技術が備わっていることになる。4ステージ全てが同時期に存在する可能性もあるが、全人口の各セグメントが平等に全てのステージに到達するとも限らない。また、ドライバーレス革命に向けてGMのCadillacに備えられる予定の新たな自動運転技術のように、今私たちのいる地点から漸進的な変化が起きるかもしれない。

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そして自動運転技術の普及ステージに到達する頃には自動車保険にとてつもなく大きな変化が起きることになるだろう。まず、事故の件数が減ることで保険金請求の数が減り、それが保険会社の払い出し額の減少に繋がる。Insurance Institute for Highway Safetyのエグゼクティブヴァイスプレジデント兼チーフリサーチオフィサーのDavid Zubyは、「前面衝突防止テクノロジーを備えた自動車の場合、対物賠償保険の請求頻度が7〜15%低いことが分かっています」と語っている。つまり、テクノロジーの力で事故の件数が減るだけでなく、保険会社の払い出し額も減るというWin-Winな状況が生まれるのだ。

さらに保険会社は自動運転車が広く普及する前に新しく革新的な商品を生み出す必要が出てくるだろう。ドライバーレス革命のステージにおいて、衝突防止テクノロジーは保険料の低減に関して大きな役割を担うことが予想されるが、保険会社はそれに合わせて新たな商品の開発を行わなければならない。カーシェアリングステージでは、保険会社がUberやLyftのような企業に対してギャップ保険やライドシェアリングポリシーを販売することができた。ドライバーが車にお客をのせる際の保険を必要としていたのだ。

しかし新たなポリシー下では保険料が増加することになる。Geicoを例にとると、シカゴに住む男性ドライバー向けの個人保険の料金は1140ドルである一方、同じ人がライドシェアリング用の保険に加入するとその金額は3743ドルに増加する。自動運転車用のポリシーにも同じような値上げ戦略が適用される可能性があるのだ。

Tesla車の事故によって、大衆が自動運転車を完全に受け入れる道が遠のいただけでなく、社会が自動運転技術の普及ステージに到達せずに自動運転が拡張機能として導入されるだけになるかもしれない。また、ドライバーは自動運転車を利用していても事故の責任を問われることになる可能性が高い。つまり自動車保険のニーズが無くなることはないだろう。結局のところ、自動運転技術が人間のドライバーを完全に代替することはないかもしれないが、事故の減少には貢献する可能性が高いのだ。

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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Garminが高級スマートウォッチを発表―Fenix Chronosは高機能でエレガント

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GPSハードウェアのパイオニア、GarminからFenix Chronosが発表された。驚くほどエレガントにデザインされた高機能スマートウォッチだ。

Vivoactve始め同社のエクササイズ用GPSスマートウォッチが持つ機能はすべて含まれている。ケースは豪華で美しくデザインされ一流時計店の売り場にあっても違和感がない。実際、これは市場初の高級スマートウォッチだ。取締役会からジム、寝室までどんな場所で身につけても見劣りしないだろう。

たしかにそれ相当の価格ではある。チタン製ボディーのモデルの正札は1499.99ドルだ。われわれが普段使っているようなスマートウォッチよりはるかに高価だ。しかしGarminは十分に考えたうえでこのモデルを発表したと思う。

まだ十分にテストしていないが、短時間触れただけでも印象は強かった。アウトドア派には高度計、気圧計、コンパスが用意されている。また道に迷ったときに戻るべきスタート地点の方向を示してくれる。スマートフォンと接続して天気予報や必要な通知を受け取ることができる。またさまざまなスポーツもサポートされてり、ランニングの機能だけでも以下のようなものがある。

垂直振動率— 走る際の垂直のジャンプとストライドとの比率
接地とバランス—ランニング・フォームのチェックのために足の着地、左右のバランスを表示
リズム— 1分あたりの歩数
ストライド— 現在のペースを表示

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これに心拍数や酸素摂取量の推計も表示されるのだからヘルス・ウォッチを代替するには十分以上の機能だ。

私は以前から高価なスマートウォッチというのは矛盾だと思っていた。しかしGarminのこの製品は例外といっていい。Garminはとびきり優れたスポーツ・ウォッチをデザインする方法を知っている。それは驚かないが、その高機能が軽量、エレガントで実用性も高いケースに収められている。高級腕時計メーカーがAndroid Wearのまわりをうろうろしてる中で、Garminは違う道を選んだ。「われわれはローエンドのスマートウォッチでは勝とうとは思っていない。自分たちが熟知している場所で製品を開発する―ヘルス・ウォッチだ。われわれはこの場所で勝つ」とGarminは述べている。

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Garminの新製品にこれほど興奮したのは初めてだ。スキューバダイビングの装備を脱ぎ捨てて白いタキシード姿になるときにこの時計を腕に着けているというジェームズ・ボンド映画風のシーンを想像してしまう。正直、市販されるのが待ちきれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、360度映像を駆使して国立公園をバーチャル体験できる機能を公開

世界中のあちこちを旅して回るのは、お金がかかることであるには違いない。ただ、そうした制約をテクノロジーが取り去りつつあるのもまた事実だ。VRや360度ビデオが一般的となり、仮想空間がますます現実的に感じられるようになりつつある。実際にその場に行かずとも、そこにいるかのような感覚を得ることができるようになってきているのだ。GoogleもVRやVRの世界でさまざまな仕掛けを行なってきている。そしてこの度、新たにアメリカの国立公園を居ながらにして楽しめる仕組みをリリースした。

GoogleのArts & Cultureに、The Hidden Worlds of the National Parksが加わったのだ。ちょうどアメリカ合衆国国立公園局(National Park Service)の100周年を迎えたタイミングでもある。

このThe Hidden Worlds of the National Parksでは、アメリカ国内でも外れのほうにある国立公園について、360度画像ツアーを楽しむことができるようにしたものだ。有名なヨセミテやグランドキャニオンなどは、あえて対象から外した格好だ。ほとんどの人があまり訪れた経験を持たない(すなわちほとんどの人が見たことのない)国立公園をフィーチャーしたものなのだ。

具体的にはアラスカ州にあるキーナイ・フィヨルド国立公園(Kenai Fjords)、ハワイ火山国立公園(Hawaiian Volcanoes)、ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園(Carlsbad Caverns)、ユタ州のブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon)、およびフロリダ州のドライ・トートゥガス国立公園(Dry Tortugas)などを取り上げている。ちなみにドライ・トートゥガス国立公園はNew York Timesでも取り上げられていた。あまり知られていない国立公園の代表としてとりあげたものだった。

今回紹介しているThe Hidden Worlds of the National Parksでは、それぞれの地区の森林警備隊員が案内してくれる体裁をとっている。ハワイにある活火山の上を飛んでみたり、ドライ・トートゥガス国立公園ではサンゴ礁の海をシュノーケリングすることができる。あるいはアラスカのフィヨルドの中でカヤックを楽しむメニューも用意されている。

このバーチャルツアーは、iOS版およびAndroid版のGoogle Arts & Cultureアプリケーション、そしてGoogle Expeditionsアプリケーションにて体験することができる。

Google ExpeditionsはAndroid版が提供されており、教師がガイド役を務めるバーチャル社会見学を実現するためのツールだ。世界中の200以上の場所を訪問し、360度画像および3D画像によって、さまざまなものごとを体感することができるようになっており、Google Cardboardを使ってVRを楽しむこともできるようになっている。

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(翻訳:Maeda, H

Leap MotionがVR操作を簡単にするInteraction Engineを公開

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VR(仮想現実)が本領を発揮するのは、操作法を学習する必要がなく、ただ対象をそのまま動かすことができるときだ。

Leap Motionは、本日開発者に対して、手で巧みに操作を行うことができるVR環境の構築を簡単にしてくれる、Interaction Engine(対話エンジン)のアーリーベータ版を公開した。そのブログ記事では 、同社は公開したエンジンのことを「ユニティゲームエンジンと実世界の手の物理の間に存在する層」と呼んでいる。

同社はすでに2月の段階でInteraction Engineの初期版を披露していた。この時見せたのは更新されたOrionトラッキングプラットフォームを使った「ブロックデモ」である。新しい開発者ツールは現在、彼らが提供するUnity Core Assets内の1モジュールとして利用可能である 。

Leap Motionは急速にVRハンドトラッキング技術の業界標準になり、彼らが実装を進める機能進化は、競合相手をバックミラーの彼方へと引き離しつつある。

このアーリーアクセスベータ版であるInteraction Engineは、Orionをユニークにしている本当の実体へのアクセスを開発者に可能にする。ハンドトラッキングにおいて、手の位置に関わらず指の関節を見つける能力の改善が素晴らしいだけではなく、開発チームはユーザーがゲーム内のオブジェクトをつかんだり目の前から投げとばしたりする際の操作を、明快でフラストレーションのはるかに少ないものとした。

Leapは、ヘッドセットに直接自分のセンサーを統合するために、ヘッドセットメーカーとの協力を始めている。現在Oculus RiftやHTC Viveのヘッドセットのオーナーは、Leap Motionセンサーをヘッドセットに接続して、短いデモをいくつか試すことができるものの、現在はまだ開発キットの段階であるため、本当にできることは限られている。

仮想現実の中であなたの手を使えるということは、単に格好いいだけではない。正確なハンドトラッキング技術は、邪魔な入力デバイスを1つ省いて、ユーザーのVR体験を直感的にナビゲートする手助けをするのだ。

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(翻訳:Sako)

認証サービスのAuth0が$15Mを調達してパスワード悪用検出機能を新たに提供

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“Identity-as-a-service”(アイデンティティサービス)Auth0(“auth zero”と発音する)が、シリーズBで1500万ドルを調達した。

CEOのJon Gelseyによると、今は多くのWebサイトやモバイルアプリのデベロッパーが、さまざまなログインシステムを使っており、それが頭痛のタネになることもある。そしてセキュリティのリスクにもなる。そこで同社は、そういうデベロッパーたちを助けて、彼らがアイデンティティと認証を管理できるようにする。それがFacebookやTwitterのソーシャルログインの場合も、そしてエンタープライズの認証システムの場合も、どれにも対応する。

彼曰く、“結局うちがやりたいのは、インターネットを安全にすることだ。アイデンティティのすばらしくておそろしいところは、それがきわめて複雑で、多様で、厄介な例外/特殊状況にまみれていることだ”。

Auth0の調達総額は、これで2400万ドルになる。今回のラウンドをリードしたのはTrinity Venturesで、前の投資家Bessemer Venture Partners, K9 Ventures, およびSilicon Valley Bankが参加した。

Auth0の取締役会に加わったTrinityのKaran Mehandruは言う: “Marc Andreessenのソフトウェアが世界を食べているを信ずるなら…当然私は信じているが…、認証がそんな世界のリンチピン(輪止めピン)(下図)であることも分かるだろう”。

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Mehandruによると、競合他社の多くが、ソーシャルログインとか二要素認証など、特定の蛸壺のみを扱っているが、Auth0のやり方はきわめて非対称的であり、エレガントなソリューションだ。それはデベロッパーと交わる単一のプラットホームであり、彼ら自身が問題を自覚する前から、解を提供している。

同社によると、今、登録ユーザーは75000社/人いる。新しい顧客は、Dow Jones, CenturyLink, Telkomselなどだ。Mehandruが賞賛するのは、Auth0のプロダクトが大企業のニーズに対しても、小企業が相手でも、まったく同じであることだ。

Gelseyによると、Auth0の顧客はシンプルな認証システムから始めてもよい。そして徐々に高度なセキュリティ機能を加えていけばよい、と。

そういったセキュリティ機能の中で比較的新しいのが、盗まれた/悪用されたパスワードの検出だ。ユーザー企業は、顧客のパスワードが別のWebサイト上で悪用されたと分かれば、その顧客に通知できる。Gelseyの説明では、ひとつのパスワードを複数のサイトで使いまわしているユーザーが多いから、この悪用検出機能により、デベロッパーのリスクを減らすことができる。

[訳注: この通知はAuth0の出力ではないかもしれない.]
pw

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

スタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo」、白熱した昨年のセッションをおさらい

超早割チケットの販売終了まで1週間を切った、スタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo 2016」。11月17〜18日に東京・渋谷ヒカリエで開催するこのイベント、これまでにも概要はお伝えしているが、実際昨年はどのようなセッションが盛り上がったかご紹介したい。

50億円を捨ててスタートアップした男・マネックス松本氏

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この数年、TechCrunch Tokyoでは国内、海外の企業家それぞれ1人ずつが基調講演を行っている。2015年、海外の企業家としてはコミュニケーションロボットを手がける米JiboのCEO、Steve Chambers氏が登壇した。国内の企業家として登壇したのは、こちらでご紹介するマネックス証券の松本大氏だ。

マネックス証券は1999年の設立。ゴールドマン・サックス(GS)のゼネラルパートナーであった松本大氏が、ソニーとの共同出資で立ち上げたネット証券だ。当時の松本氏はGSの上場に伴い、10億円とも50億円とも言われる報酬を得られる予定だったそうだが、それを蹴っての起業だった。松本氏はこの創業ストーリーに加えて、起業の際の市場やタイミングの重要性、起業を支援してくれたソニー代表取締役の出井伸之氏との関係、起業家へのメッセージなどを語った。

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起業初期は海外進出よりも開発を——99designs・Llewellyn氏

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デザインに特化したクラウドソーシングを手がける豪メルボルン発のスタートアップ・99designs。リクルートからの出資を受けて日本進出したばかりだった同社からは、CEOであるPatrick Llewellyn氏が登壇。デザイナー、フリーランスを取り巻く環境や、成長のためのマーケット拡大といったテーマでスピーチを行った。

早くにオーストラリアから米国に進出したという自身の経験からも、海外市場の重要性訴える99designsだ。開発初期段階での海外進出については慎重であるべきだと説く。そしていざ海外に進出する際、現地の市場で信用を得るためにどのようにローカライズを行うべきかというノウハウに触れた。

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ピュアなCtoCサービスがヒット、メルカリ・山田氏

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米国App Storeのトップ3位にもランクインしたと話題のメルカリも、昨年のTechCrunch Tokyoに登壇してくれた。代表取締役の山田進太郎氏は、創業期の楽天で経験を積んだ後にウノウを設立。同社は米Zyngaに買収されたが日本での事業を撤退。その後1年の充電期間を経てメルカリを立ち上げた。

当時から急成長を続けるメルカリだが、山田氏はその理由について「ピュアなCtoCサービスであるから」と説明する。それはどういう意味か。またこのほかにも面倒なやり取りを「仕組み化」することなどでユーザーが付いてきているという、成長のポイントについても語ってくれた。

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クロスボーダーM&Aを実現したエウレカ・赤坂氏

代表取締役CEOの赤坂優氏

2015年にあったスタートアップのイグジットで、もっとも話題を集めたのが米IACグループの傘下となったエウレカだ。マッチングサービス「pairs」、カップル向けアプリ「Couples」を手がける同社。共同創業者で代表取締役(現在は退任)の赤坂優氏は、pairsが競合サービスの8倍の頻度でマッチングが行われるまでのサービスに成長していると語ってくれた。

エウレカを買収したIACグループは、matchやTinderをはじめとしたマッチングサービスを世界で展開する企業。赤坂氏はクロスボーダーでの買収という選択肢を選んだ理由や、実際に買収されてからの状況などについても語った。

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今年も注目セッション、企画が盛りだくさん

2016年の登壇者については9月以降に発表していく予定だ。今年も気鋭の起業家、投資家らが登壇する予定なほか、メインイベントとなる創業3年未満、サービスローンチ1年未満限定のプレゼンコンテストである「スタートアップバトル」、スタートアップのCTOが集う「CTO Night」などさまざまな展示なども予定している。気になる人は急いでチケットを購入して欲しい。定価の約半額となる超早割チケットの販売は今月いっぱいとなっている。

Geniusが従来の注記注釈のほかにQ&Aを常設、歌詞についてアーチストに質問できるぞ!

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Geniusは、ドキュメント〔曲の歌詞など〕にユーザーが自由に注記を書けるサービスだ。ここが今日、Q+Aと名付けたQ&Aサービスを立ち上げた。

初期のGeniusはRap Geniusという名前で、もっぱらラップの歌詞の宝庫だった〔ラップの歌詞を知りたい人のためのサービス〕。でもそのときからすでに、ユーザーは、各歌詞に対して情報や意見を書けた。しかしその後は、あらゆる種類のドキュメントを扱うようになった。一般公開されているスピーチの内容や、詩など、さまざまなドキュメントが対象になった。移行に際しては、成長痛もあったけれど。

これからのGeniusユーザーは、求める情報が同サイト上になくても、諦める必要はない。Q+Aはデスクトップではページの右側、モバイルでは歌詞の下にある。

Q+Aは、あらゆるジャンルのドキュメントで使える。歌詞だけでなく、スピーチでも、何かの声明文でも。

しかも、Geniusのアカウントがない人でもQできる。答が得られたら通知が来るから、メールアドレスは提供する必要がある。

Q+Aの内容も、これまでの注記と同じく、永久に存在する。ただし内容の変化や他の注記等との層状化(関連付け)はありえる。

Q+Aの重要なねらいのひとつが、アーチストをファンなどとの会話に参加させることにある。同社によると、Q+Aは、このサイト上でアーチストとファンが対話するための常設的部位になる、ということだ。

アーチスト自身が、このサイト上で自分の歌詞に注記を提供している場合も多い。その主な例は、Lin-Manuel Miranda, Selena Gomez, Sia, The Chainsmokers, Lil Wayne, Eminem, Blake Sheltonなどだ。〔そして、Metricも!〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ハーバードのOctobotは、ソフトな材料だけで作られた初の自律型ロボット

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長年にわたり、ロボット工学は金属やプラスチックに代わるソフトな材料に目を向けてきた ― 全身ソフトなロボットまで作った。しかし、ハーバード大学が作ったこのOctabotは、硬い部品を使っていないだけでなく、初めての完全自律型だ。

Robert WoodとJennifer Lewisのふたりは、Wyss Institute for Biologically Inspired Engineering[ワイズ研究所]の所属で、今日Nature誌で発表した論文でOctobotについて書いた。この創作物が俊敏さで賞を取ることはないだろうが、一般にはコンピューターがロボットの動きを制御することで自律性を実現していることを考えると、これは実に画期的である。

「バッテリーや電子制御等の固い部品を、同等の柔いシステムで置き換えて組み立てることは、常に挑戦だった」とハーバード大学のニュースリリースでWoodが言った。「この研究は、全身が柔軟で単純なロボットの主要部品を簡単に製造できることを示すものであり、こうした部品はさらに複雑な設計の基礎となるだろう」

ロボットの大部分は3Dプリントで作られ、その後電源と動作を制御する経路が組み込まれる。動きは空気圧によるもので、ロボットの燃料である過酸化水素から発生した酸素を用いる。酸素が液体を手足に向けて押し出し膨らませる ― 仮にこれだけだとしても十分感心する。

しかしここで重要なのは、巧みに設計されたマイクロ流体ネットワークが自らにフィードバックを与え、1本の足が膨らみ終ると押し出すのをやめ、あらかじめ決められた順番で次の足を膨らましていくしくみだ。人や周囲から電源や指示を与える必要はない。

なお、このマイクロ流体ネットワークは、同じくWyss Institue所属の化学者で共同執筆者でもあるGeorge Whitesidesの業績に基づいている。

たしかにこれは、どの自律ロボットと比べても著しく単純だが、唯一初めてであることは間違いない。ソフトなロボット材料は多くの分野で期待されており、中でも人間の周囲 ― あるいは内部 ― を動き回る必要のあるロボットにとっては特に重要だ。。

チームはオクトパスデザインをさらに追求する計画だ ― 「骨なし」構造の威力と万能さを踏まえれば論理的な判断だろう。次期バージョンのOctobotは、泳いだり周囲の物体とやりとりしたりするようになる、と研究者らはほのめかした。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

VCのCRVがTrump反対キャンペーンを開始、移民の国で移民を締め出す矛盾を突く

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アメリカの大統領選挙が急速に近づきつつある。そして今回は、誰を支援するかを明言しないことが常であったVC業界においても、ツイート記者たちへの談話ブログなどで、支持する候補とその理由を公表する者が、ますます多くなっている。初期段階のスタートアップを対象とするベンチャー企業CRV(元Charles River Ventures)は、それをさらに一歩進めて、共和党候補Donald Trumpの“反移民声明”に対する同社の拒絶の姿勢を明らかにするための、穏やかで短いブログ記事“F*ck Trump”をポストした。

なぜそこまでするのか、CRVのゼネラルパートナーGeorge Zacharyに今朝(米国時間8/24)インタビューしてみた。

TC: 世論調査では民主党候補のHillary ClintonがTrumpを大きくリードしている。なぜ今さら、こんな声明を発表するのか?

GZ: 世論調査の結果は彼を変えない。この問題(移民問題)はとても重要だ、とわれわれは感じている。数週間前のオフサイトで、Trump対策を話し合い、選挙について議論した。集まった者の誰もが、Trumpに立腹しており、とくに彼が移民について言っていることに怒っていた。あなた(Connie Loizos)の祖父母はギリシア人だし、私の父もギリシア出身だ。この国を創ったのは移民たちだ。今、そのことを声を大にして言うべきだ。

TC: 彼の言うことはころころ変わりますね。

GZ: これからも変わるだろう。しかしわれわれは一貫した姿勢を持つべきであり、この国に来てこの国を創った人たちのために言葉を発するべきだ。うちが投資したスタートアップの半分はファウンダーが移民だ。うちは今パートナーが9人いるが、彼らは7つの国からの移民たちだ。

TC: この前、クリーヴランドへ行ったんですけど、あそこはベイエリアと違ってTrumpの支持者が多いですね。企業の経営者として、敵を作るのは損ではありませんか?

GZ: 今の主な問題は、それではないし、気にもならない。元々難民の国であるこの国にやってくる移民を脅すことは、たいへんおそろしいことだ。それは結果的に、新しい経済や産業を作り出す能力を遮断することにつながる。Trumpが何を言おうと彼の自由だが、いやしくも大統領候補が彼のようなことを言うのは、前代未聞だ。

TC: あなたが今回記事をポストしたMediumは、エリートのためのメディアだと思われていますが、移民のファウンダーたちをもっと積極的にヘルプするために、ほかに何かしていますか?

GZ: ビザの費用など、移民たちの渡航費用を出してあげる事業がある。始まったばかりだから、まだ対象者は一人だが、ここからもっと、手を広げていきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ロボットも猫のような頬髭(ほおひげ)があれば精密な方向感知や匂いの発生源発見ができる

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鼠(ねずみ)などの頬髭(ほおひげ)のある動物は、人間にない感覚を利用する。彼らは迷路を走り抜けたり、人間の顔をなめてそこにバーベキューソースがないことを確認できるだけでなく、科学者たちの発見によれば、一部の動物は、垂れるように生えている頬髭使って風の方向を知ることができる。それは、未来の、方向を感知するロボットに応用できるかもしれない。

ノースウェスタン大学のMcCormick工科大学院の学生たちは、鼠たちが自分の頬髭を使って空気の流れの源(みなもと)を突き止めることを見つけた。それは一見、常識のようだが、これまではそれを証明する方法がなかった。

この発見に導いた実験で、共同研究者のYan YuとMatthew Graffは、直径6フィートの円卓の周縁に、5つのファンを等間隔で半円状に置いた。各回の試行でひとつのファンをランダムに選び、卓の反対側にある“出発ドア”に向けて風を送った。ドアから出たラットは、風を送っているファンを目指して歩き、そのファンの前にある穴に落ちなければならない。各ファンの前の穴から卓下部に導くトンネルがあり、その先に、正しいファンを選んだごほうびがある。卓上部のカメラが、ラットたちの成績を記録した。

 

実験に参加したラットの一部は、頬髭を苦痛を与えずに切られていた。彼らの成績は、ほかのラットに比べて20%劣った。ラットたちは風の方向を判断するために、あらゆる感覚を利用した…毛に当たる風の感触や小さな鼻に感じる風の向きなど。しかし、もっとも役に立ったのが頬髭であることは、明らかだった。

研究論文を書いたChris Breseeによると、“ラットは明らかに複数の手がかりを利用している。しかし彼らがいちばん重視しているのは頬髭であり、野生の鼠が自然を探究するときも頬髭で風を感知するのだろう”、という。

チームは今、ロボットに人工的な“気流センサー”を付けることを研究している。その可撓性のシステムは、風で振動する。その人口頬髭の下にはレセプターがあって、センサーのデータを位置データに翻訳する。未来のロボットはこんなセンサーを使って自分の位置を知り、自分のスピードや、風の上流/下流方向を感知できるだろう。

教授のMitra Hartmannはこう語る: “気流の構造を推定できる能力はとくに、匂いの発生源を特定するために重要だ。匂いの元を検出できれば、爆発物や、有害化学物質や、生物学的物質の発見に利用できる”。

一部の馬鹿どもにとっても、便利かもしれないな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Dyson、アプリ対応羽根なし空気清浄機/扇風機にヒーターを追加

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最近のDysonは、ちょっとした新製品ラッシュだ ― ヘアドライヤー、ロボット掃除機をはじめ、そのポートフォリオは実に多様だ。しかしこの最新製品は新しい領域ではなく、既存の製品ラインのいくつかを単一のデバイスに融合したものだ。

その名が示すように、Pure Hot+Cool Linkには様々な機能が詰まっている。600ドルのタワー型デバイスは、実質的には今年デビューしたDysonの羽根なし扇風機/空気清浄機、Pure Cool Linkのデラックス版だ。これまでと同じくHEPAフィルターを通じて空気中のアレルゲンと汚染物質を99.97%除去することを約束し、Dyson Linkアプリ経由で部屋を自動的に涼しくすることができる。

このたびそこにヒーターが加わった。これもアプリまたはリモコンから制御可能で、設定した温度になるまで暖房運転する。新製品は9月18日から米国で販売開始され、価格はPure Cool Linkタワーより100ドル高い。

via CNET

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テックビューロが企業通貨やトークン発行支援の新サービス「Zaica」を開始

独自のブロックチェーン技術「mijin」とビットコイン取引所「Zaif」を提供するFintechスタートアップのテックビューロは今日、企業通貨やトークンの発行を企業向けに支援するサービス「Zaica」(ザイカ)を始めたと発表した。利用企業はブロックチェーン上で仮想通貨やトークンを発行し、これを企業通貨として使ったり、ポイントやチケットなどとして扱うことができる。トークンに価値を持たせるのではなく、1度しか使えない「投票券」として利用したり、所有権が流通する電子トレーディングカードのプラットフォームとして利用する応用もあるという。

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トークンを発行するのはBitcoin、NEM、mijinの3種類のブロックチェーン上で可能だ。それぞれ「Counterpartyトークン」、NEMのブロックチェーン上に実装された「MOSAICアセット」などが実際のトークンとなる。前の2つはパブリックなブロックチェーン上でトランザクションを行うため少額のコストがかかるが、mijinを利用したプライベートなブロックチェーンを構成する場合には送金時(送信時)の手数料をゼロにできるという。

テックビューロ創業者の朝山貴生CEOによれば、ブロックチェーンの特性はZaicaにも当てはまり、「発行数を限定できる」、「改ざんを防止できる」、「資産の無断移動を防止できる」、「なりすましを防止できる」、「透明性を確保できる」といった利点があるという。

Zaica導入事例として、フィスコが株主に配布するフィスココインを、オウケイウェイヴがQ&Aサイトでユーザーに還元するトークンを発行する予定であるほか、EストアーもECサイト上でトークンによるユーザー還元機能を提供することなどが決まっており、今後順次トークンを提供していくという。インフォテリア、アララ、SJI、カレンシーポートなどがZaicaのインテグレーション・パートナーとなっている。

発行母体となる企業の実装次第だが、Zaicaで発行するトークンは、単に企業側から利用者に提供するだけなく、利用者間や別企業への送信が可能で、トークンの市場流通も実現できる。単一企業で閉じたものであれば会員ポイントのような話だが、流通可能となると、これは電子マネーと重なる領域。実際、TechCrunch Japanの取材に対して朝山CEOはSuicaや楽天Edyのような大規模な電子マネーであってもブロックチェーンが使えない理由はないと話している。

テックビューロは2014年6月創業で、2015年春に独立系VCの日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)から約1億円の第三者割り当て増資を実施しているほか、2015年5月にはアララ、インフォテリア、オウケイウェイヴ、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、広島ベンチャーキャピタル、フィスコ、マネーパートナーズグループ、SJIなどからシリーズAとして、7.2億円の資金調達をクローズしている。

ポケモンGOはライバルのアプリ内購入も加速―DoCoMo Digitalの調査が意外な結果

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ポケモンGOの大ヒットでいちばん利益を得ているのはNianticや任天堂であるのは間違いない。 しかしこの成功はモバイル・ゲームの世界においてライバルを犠牲にしているわけではないことが明らかになった。モバイル・コマースのDOCOMO Digitalが発表した新しいレポートによれば、 ヨーロッパのGoogle Playストアにおけるトップ4ゲームは、ポケモンGOのデビュー以來、売上合計を10%も伸ばしている。

Nianticはもちろん稼ぎ頭だ。しかしポケモンの発表後、ライバルの売上には若干の低下があったものの、すぐにポケモン以前の状態に戻った。その後はさらに躍進して、ポケモンのローンチ前の売上を上回るようになっている。

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ソース: DOCOMO Digital MNOパートナーズ、ヨーロッパ

DOCOMO Digitalが調査したライバルには、King,(Candy Crushのメーカー)、Supercell、Peak Games、 Googleが含まれる。モバイル・ゲーム全体としてデベロッパーには追い風となっていることが分かる。特筆すべき点は、ポケモンGOのようなゲームはユーザーにモバイル・ゲーム全般での消費をさらに促すような効果を持つことだ。つまりユーザーがモバイルデバイスでポケボールを買い始めれば、デジタル・グッズの購入に対するハードルは低くなる。

DOCOMO Digitalのレポートによれば、他のヒットゲームの場合は同様の効果が見られないのは面白いことだ。Candy Crush SagaやClash Royaleはなるほど大ヒットしたが、それで売上が急上昇したのは当のゲームメーカーだけで、ライバルのアプリ内支出には変化がなかった。DOCOMO DigitalはポケモンGOの特異な効果をヒットのレベルが桁違いだったことに求めている。キャリヤ課金に対するユーザーの心理的抵抗がはっきり下がるほど多数のユーザーがポケモンGOをプレイし始めたという説明だ。ユーザーがポケモンGOでキャリヤ課金にドアを開けば、自然他のアプリでもこの課金方法を利用するようになるというわけだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+