新型MacBook Air発表、RetinaディスプレイとTouch ID搭載で価格は1199ドルから

日本時間10月30日に開催中のAppleイベント「There’s more in the making.」で新型MacBook Airを発表された。新型MacBook Airは、2008年の初代MacBook Air発売から約10年ぶりにデザインを刷新。RetinaディスプレイとTouch IDを搭載した新しいMacBook Airの価格は1199米ドル〜と発表された。

旧型のMacBook Airはベゼル部分がアルミだったが、新型ではMacBook Proのような黒ベゼル、1枚ガラスのディスプレイに変更。ディスプレイのサイズは13.3インチだ。

新型のトラックパッドは旧型よりも20%大きくなった。軽いタップと深く押す操作の違いを判別するフォースタッチにも対応している。タッチバーは採用せず、物理的なファンクションキーが採用されている。Touch IDは今回バージョンで初採用となる。キーボードも“第3世代”となりシザー式のキーボードからバダフライ式のキーボードに変更。ここ数年間で販売されたMacBook、MacBook Proで採用されているキーボードと同じタイプのものだ。

僕は何かと便利だと感じるUSB-AとSDカードリーダーは廃止され、新型にはThunderbolt 3端子が2つ搭載されることになった。CPUは8世代インテルCore i5プロセッサ、最大ストレージ容量は1.5TB、最大16GBのRAMが搭載可能。バッテリーはWiFiをつないだ状態のWeb閲覧で最大12時間持続する。本体は旧型よりも10%薄くなり一番太いところで約1.54センチ、重さは約1.24キログラムと軽量だ。

米国では11月7日より販売開始。価格はCore i5プロセッサ、8GBのRAM、128GBストレージの構成で1199ドル(約13万5000円)からと発表されている。

新iPad Pro登場は確実か、Apple Special EventをTC&Engadgetが今夜実況生放送

【新型iPad発表!?】アップル新製品発表イベント実況生放送~Engadget日本版 & TechCrunch Japan

日本時間の10月30日23時、アップルは米国ニューヨーク・ブルックリンでスペシャルイベントを開催する。既報のとおり、Face IDを搭載したベゼルレスの新iPad Proシリーズが発表される確率が非常に高い。

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長らくアップデートがなかったiPad miniの新モデルやMacBook Airのアップデートがあるというウワサもある。サイトから抹消されている純正ワイヤレス充電パッド「AirPower」の登場も考えられる。

TechCrunch Japanでは、このスペシャルイベントに合わせてニコニコ生放送で実況中継することが決定した。スペシャルイベントの映像自体は放映できないが、現地取材しているEngadget日本版の矢崎編集長が撮影した写真や動画を披露しながら、アップルの狙いなどを解き明かしていく。

明日iOS 12.1がやってくる。グループFaceTimeとカメラの改善

どうやらAppleは、明日ブルックリンで行われるビッグイベントだけにニュースを残しているわけではなさそうだ。同社は最新バージョンのiOSを明日公開するとついさきほど発表した。iPadのお披露目にちょうど間に合うタイミングだ。

最大の目玉は、待望のグループFaceTimeで、AppleはWWDC以来たびたび話題にしていた。ビデオチャットアプリはこのアップデートによって最大32名が同時に参加できるようになる。

システムは話者を自動的に検出し、リストのトップに優先して並べる。それ以外の人が下がるのは他のチャットサービスと同じで、タップすればそのユーザーが前面に来る。グループFaceTimeは暗号化されていて、メッセージ(SMS/MMS)アプリから開始する。

最近報じたように、新バージョンのオペレーティングシステムではiPhone Xsの自撮りのソフトフォーカス化問題が修正される。Samsungなどのメーカーが提供するフィルターの効果に似ていたため「ビューティーゲート」とも呼ばれたが、Appleは意図した機能でないと明言した。

問題は手ブレ写真を起こすバグに起因していることを会社は発表した。その修正とともに、12.1では、ポートレートモードの被写界深度をリアルタイムで調節してバックグラウンドのボケを調整できるようになる。iPhone XsおよびXRにはデュアルSIM機能も追加される。

そしてもちろん、新しい絵文字が山ほど——全部で70種類——やってくる。赤毛、白髪、縮れ毛、禿頭なども加わる。新しい動物やスポーツ画像、食べ物関連もたくさんある。

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このアプリを使うとiPhone XRで撮ったペットの写真の背景をぼかすことができる

新しいiPhoneには優れた写真技術がいくつかあるが、でもカメラが一つしかないXRでは人以外の被写体をポートレートモードで撮れないなど、省かれている機能がいくつかある。でもついに、サードパーティのカメラアプリHalideによって、人工的なボケは作れるようになった。あなたの愛犬が眠っている顔や姿も、背景をぼかすと可愛さが一層際立つだろう。

これは、カメラが一つしかないことだけの問題ではない。でもぼくの前の記事を読んだ方はご存知と思うが、ハードウェアやチップやセンサーなど物理的な条件に依存している機能でも、ソフトウェアによって実現できる場合がある。何でも、ではないけど。

関連記事: コードが写真の未来を創る

iPhone XRの場合は、カメラが一つしかないから、十分な奥行きデータが得られない。だからピンぼけ効果はプログラムのコードで作りだすしかない。問題は、Appleの機械学習システムが、人の画像の高品質な奥行き情報を認識し作りだすよう、訓練されていることにある。犬や猫や植物やおもちゃのロボットの画像では、訓練されていないのだ。

でも、被写体が人間以外のとき、背景がきれいにボケてくれないのは、誰でもいやだろう。

そこで、Appleの気まぐれを無視しても平気なHalideのチームは、XRの“Focus Pixels”〔iPhone 6からの機能〕から深さデータを作り出し、それをもとに、不自然でないボケ効果を作った。メインの被写体と背景がはっきり分かれている画像なら、ペットでもロボットでもなんでもOKだ。人間の顔だけで訓練された機械学習、ではないのだから。

彼らの長くて詳しいブログ記事によると、それはまだ完全ではない。カメラからOSに送られてくる深さデータにアプリからアクセスできないので、プレビュー機能もない。でも、何もないよりましだし、Instagramで写真を見た人は、あなたがXRでなくXSを持ってると思うだろう。XRは、正しい選択だとぼくは思うけどね。

このアプリは、アップデート(1.11)の承認を待っている。もうすぐダウンロードできるだろう。まだHalideを持ってない人は、6ドルで買える。あなたのチンチラの写真の背景が、ベルベットのようになめらかになるんだから、6ドルは安いよ。

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iPhoneの赤外線奥行きセンサーで人間の感情を読み取るObservant

Observantは、iPhone X, XS, XRの、赤外線を利用する奥行き(z軸方向)センサーの、新しい使い方を見つけた: ユーザーの顔の表情を分析して、製品やコンテンツに対する反応を読むのだ。

ObservantはY Combinatorの本年冬季の‘生徒’だったが、3月のデモデーの時点でもステルスだった。作者は、バグを報告するBuglifeを作ったのと同じ企業で、CEO Dave Schukinによると、彼のチームがユーザーの反応を正しく知りたいためにObservantを作った。

本誌TechCrunchはWebカメラ視標追跡(eye tracking)を使う方法を過去にも取り上げてきたが、CTOのDaniel DeCovnickと共に同社を興したSchukinによると、それらの方法はObservantに比べて精度が低い。とくにそれらは、表情の細かいニュアンスを捉えることができず、また十分明るくないと使えない。

彼によると、赤外線を用いる奥行きセンサーは、照度が低いところでも顔を詳細に捉えることができる。またObservantは独自のディープラーニング技術により、顔のデータをリアルタイムで感情に翻訳できる。

Observantは、どんなiOSアプリからでも利用できるSDKと、そのバックエンドとしてのリアルタイムの感情分析ストリームと、アプリ内イベントに対応するユーザーの反応のスナップ・ショットを提供している。今は完全招待制だが、Schukinによると、すでに一部のリテールやeコマース、それにフォーカスグループテストでも利用されている。

Observant

自分のiPhoneがこっそり自分の表情を捉えている、と後で知ったら誰しも気分悪いので、Schukinは事前にユーザーに知らせることを強調する。“ユーザーはそれがどのように使われるか明確に知っている”のだそうだ。またすべての分析はユーザーのデバイス上で行われるので、顔の映像やバイオメトリクスデータなどがどこかへアップロードされることはない。

この技術には、もっといろんな用途がありうる、とSchukinは主張する。たとえば消費者へのリコメンデーションの質をアップしたり、チャットボットが“感情認識能力”を持ったり、居眠り運転を検出したり、などなどだ。

現在、特定のスマートフォンの特定の三機種でしか使えないことに関してSchukinは、赤外線による奥行きセンサーがあるのは、開発を始めた当時iPhone Xだけだった、と言う。そして、いずれはAppleのiPhoneとiPadの全機種に搭載されるだろうし、Androidにも載るだろう、と彼は考えている。

現時点でObservantの将来性を占うのは時期尚早だが、Schukinによると、わずか一機種だったのがすぐに三機種になったのだから、今後この技術が広まっていくことは確実だ、という。

画像クレジット: Observant

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極右ソーシャルネットワークGab、GoDaddyにドメイン登録を抹消されサービス停止

10月27日のピッツバーグ礼拝堂銃撃事件の容疑者がユダヤ人差別投稿に使っていた極右ソーシャルネットワークGabは、ドメインレジストラのGoDaddyから、24時間以内に新しいドメイン登録機関を探すよう警告を受けた後、サービスを停止した。GoDaddyの決定は、PayPal、Medium、Stripe、Joyentらが週末にかけてGabのアカウントを停止したことを受けたものだ。

Bowers容疑者はピッツバーグのシナゴーグTree of Life銃撃事件に関連する11名の殺人容疑および複数の憎悪犯罪で告発され、死刑宣告される可能性がある。名誉毀損防止組合はこの事件を、米国ユダヤ人社会に対する史上最悪の事件だとしている。

Bowersは自分のGab プロフィールに「ユダヤ人はサタンの子供たち」と書き、ユダヤ人差別投稿やその他のヘイトスピーチを繰り返した。銃撃のわずか前にBowersは、「HIAS[ユダヤ人難民支援団体]はわれわれの国民を殺す侵略者を連れて来たがっている。同胞が虐殺されるのを黙認することはできない。世間がどう言おうとも俺はやる」と 書いていた疑いがある

GoDaddy広報はメールによる声明で、Gabはドメイン登録機関の暴力的コンテンツに関する規約に反したため退去を命じられたと語った。

「Gab.comに対して、当社の利用規約に違反したため24時間以内に他の登録機関を見つけるよう警告した。週末に受け取った複数の苦情に基づいてGoDaddyが調査したところ、暴力を宣伝、促進する多数のコンテンツを同サイト上で発見した」

現在Gabは「攻撃を受けている。アプリストア、ホスティングサービス、および複数の支払い処理サービスがシステム的に無効化されている」旨を主張するメッセージを表示している。

Gabがオンラインサービスプロバイダーの規約に抵触したのはこれが初めてではない。昨年Gabはコンテンツ違反でApple App StoreとGoogle Playから削除された。今年8月Microsoftは、2件のユダヤ人差別投稿を削除しなければAzure ウェブサービスから排除すると警告した(投稿は削除されMicrosoftはGabへのサービスを継続した)。

Joyentにサービスを停止されたGabは自身のTwitterアカウントを通じて「数週間閉鎖する可能性が高い」と言ったが、その後「近いうちに復活する」とツイートした。

GoDaddyは昨年にも、バージニア州シャーロットビルで右翼団体の “Unite the Right”集会に抗議中殺害されたヘザー・ヘイヤー氏に関するわいせつな記事を掲載したとして、2017年8月に白人至上主義サイトDaily Stormerへのドメインサービス提供を停止した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AppleのiPadイベントに期待できること

わくわく?がっかり?iPad?少なくとも最後の1つは間違いない。招待状が発送され、噂の波が怒涛のように押し寄せている。米国時間10月30日火曜日に、Appleはハードウェアシーズンを1つの最終イベントで締めくくる。今回は、9月の大規模なiPhoneイベントでは触れられなかった多くのポイントが取り上げられることになるだろう。

これまでと同じように、同社はニュースを厳重に封じ込めようとしているが、私たちは多くの手がかりを入手している。まず第一に、この「特別イベント」が、ブルックリン音楽院のハワード・ギルマン・オペラハウスで開催されるということが挙げられる。それはクールな空間だ。私はJeff Mangumがそこで開催した沢山のショーを観たことがある。まあ騒ぐほどのことではないが。

また同社は数十(ひょっとすると数百?)におよぶ、カスタマイズされたイベントデザインを作り出し、そのカスタマイズされた招待状を、リストに載るそれぞれの人間に送り出している。すごいぞApple!君たちは本当にテックブロガーを特別な気持ちにする手段を知っているね。しかし、それを貫くテーマとして謳われているのは”There’s More in the Making.”(創造にはより多くのものがある)という言葉だ。それが意味することは、同社が今一度、その視線をクリエイティブなプロたちに向けるということだ。

それは、これまで私たちが耳にしている、iPad Proと沢山の新しいMacBookの発表が行われるという噂に、確かに合致している。さて、簡単なものから検討してみよう。

新しいiPad Proが登場することはほぼ確実だ。このデバイスは、いくつかの重要な設計変更を始めとして、かなり徹底した改造が行われることが期待されている。その中でも最大のニュースは、最新のiPhoneからのヒントを取り入れて、全ての辺のベゼルを大幅に狭くしてしまうということだ(もっとも手を置くための場所は残される)。

これは、一部にはホームボタンのを取り除いたおかげだ、噂ではデバイスをアンロックするのにFace IDが使われるようになるという。内部的には、iPhone XSでデビューした新しいA12チップが使われる予定だ。おそらくはApple Pencilも更新されるかも?

今年初めに開催されたシカゴでの教育イベントでエントリーレベルのiPadが一新されたが、Appleに関する人間水晶玉(預言者)と呼ばれるMing-Chi KuoによるiPad Mini 5の噂も流されている。

Kuoはまた、長らく待ち望まれていたAirPowerの登場も予測している。iPhone/Watch/AirPodを3つ同時に充電できるこのAppleのパッドは、昨年のWWDCで発表されて以来行方不明になったままだ。これが遂に今年の末に(あるいは来年の初めに)新しいAirPodと共に出荷されると言われている。とりわけ、人気のBluetoothイヤフォンのアップデートは、ワイヤレス充電と外部にカラーインジケータを備えた新しいケースを、当然利用するものになるだろう。

そして、Macに関する話題もある。噂によれば、30日には最大4種類のコンピューターがステージに登場するという。ここではまず、Mac MiniとiMacが先頭を切る。そしてこれもまた長く待ち望まれていたMacBook Airの刷新が噂されている。Retinaディスプレイを搭載し、標準MacBookよりも安い価格で販売される予定だ。

またついでに、Mac Proのアップデートに関してはどうだろう?最後にその話題を耳にしたときには、それは来年登場するという話だった。だとしたら、それをこのクリエイティブプロに焦点を当てたイベントの、”one more thing”(「最後にもう一つ」。Appleのイベントではよく最後に行われるサプライズ)にする可能性は高い。イベントは東部時間10月30日火曜日、午前10時(日本時間2018年10月30日午後11時)に始まる。

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(翻訳:sako)

オフィスビルを大改造したApple渋谷がオープン、京都に続き秘密の部屋もあり

アップルは10月26日、東京・渋谷にあるApple渋谷の営業を再開した。昨年11月に改装のために閉店して以来、11カ月ぶり。国内では既存店舗を改装した初のリニューアルオープンとなる。

Apple渋谷がある渋谷区神南は、商業地として都内でも屈指の一等地。その場所で長期に渡って店舗を閉店・改装するというのは一般の小売店ではなかなか考えられない。改装に11カ月の期間をかけるのも異例だ。

しかし、過去にApple渋谷を訪れた人なら改装に時間がかかった理由がすぐにわかるはず。Apple渋谷が入居しているABC-MART公園通りビルは、地上8階建ての鉄筋コンクリートのオフィスビル。

この3階部分までが跡形もなく大改造されているのだ。旧店舗はApple銀座のように2階部分と3階部分の一面が看板になっていて、アップルのロゴマークが掲げられていたが、新店舗ではこれを取り外して巨大なガラスの壁を設置。それを囲むように配置された石材は、そのまま店内の壁に連なっている。

Apple表参道やApple銀座などに比べて床面積が狭いが、道路に面する壁面がガラスになったことで非常に開放的な雰囲気の店舗に生まれ変わった。なお、2階部分に掲げられたリンゴマークのオブジェは裏側から触れられるようになっている。

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以前は2階までだった店舗が改装後には3階までに広がったことで、らせん階段も3階まで伸びた。ちなみに3階は以前、iTunes株式会社が入っていたこともあるフロアだ。3階では無料の学習講座「Today at Apple」のセッションが毎日開かれる予定だという。

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一般客が行き来できるのは3階までだが、エレベーターを使うと、さらに上階の4階にたどり着けるようになっている。ここには法人向けの商談スペースである「BOARDROOM」が設置されている。国内ではApple京都に続いて2店舗となる特別な空間だ。

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Apple新宿、Apple京都に続き、今年3店舗目となったApple渋谷。iPhone XRの発売日でもあるオープン初日となる10月26日には、先着順で記念のTシャツとピンバッジが配られる予定だ。

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2018年にアップルが予告していた店舗はこれですべて営業開始。アップルからは今後の店舗展開について明らかになっていないが、来年には噂されている福岡天神店の移転のほか、オープン以来デザインが変わっていない銀座店や心斎橋店の改装されるかもしれない。

Apple 渋谷がリニューアル!10/26のオープンに先駆け店内の様子をレポート

eng-logo-2015改装のため2017年に閉店したApple 渋谷が帰ってきます。以前と変わらない、渋谷公園通り沿いのあの場所で、10月26日(金)午前8時にリニューアルオープンします。

ちなみに2018年はApple ストアのオープンが相次いでいます。4月のApple 新宿、8月のApple 京都に続き、Apple 渋谷で3店舗目。

関連記事:
Apple新宿が4月7日(土)にオープン。新宿マルイ本館の1階、都内4店舗目
アップル京都店は8月25日朝10時オープン。京都生まれゲーム特集も

そんなApple 渋谷のリニューアルオープンに先駆け、10月24日にプレス向け内覧会が開催されましたので、ここでひと足お先に店内の様子をお届けします。

というわけで、リニューアルオープンまでもう間もなく。せっかくなのでiPhone XRの実機はApple 渋谷へ見に行ってみますかね。

Engadget 日本版からの転載。

iPhone XSの自撮りソフトフォーカスはバグ、次期iOSアップデートで修正

先月インターネットでは、AppleがiPhone XSとXS Maxで自撮り写真を美化しているという報告が飛び交った。写真はまるでエフェクトがかかったように見え、ライバル機種が提供する「ビューティー」フィルターのようだった。Appleは意図的に写真を修正しているとの指摘を否定したが、時すでに遅く「ビューティーゲート」という予想通りの名前をつけられた。

実際それは妄想ではなかった。画像はソフト化されておりそれはソフトウェアバグのためだった、と同社は説明した。しかしThe Vergeによると、Appleは次のiOS 12.1アップデートで問題を修正するようだ。その後AppleはTechCrunchに、現行ベータ版でも対応済みであることを確認した。

要するにこういうことだ。遅いシャッタースピードでHDRプロセスがデフォルトになっていた。それに、前面カメラにOIS(光学手ぶれ補正)がないことが相まって、ぼんやりとかすんだ写真が生まれた。つまり、カメラはあなたを美しくしていたのではなく、少々ぼやけさせただけだった。

人は現状に満足しなければならないときもある。

アップデートのベータ版はすでに公開されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

新iPad ProはOLEDと液晶モデルがあり?新液晶「Liquid Retina」の商標申請から推測

eng-logo-2015今月26日に発売を控えるiPhone XRのIPS液晶パネルに冠せられた、新ブランドの「Liquid Retina」。このブランド名につき、アップルがアメリカと中国(香港)にて商標を申請していることが明らかとなりました。

この申請そのものに不思議はありませんが、注目すべきは商標の対象とされている製品カテゴリです。香港当局に提出された書類には「タブレット」などが含まれており、アップルの今後の新製品との関連が推測される内容となっています。

アップルの特許情報に詳しいPatently Appleによると、アップルがアメリカで提出した書類ではコンピュータや携帯情報端末、メディアプレイヤー、インターネットにアクセスできる個人向けデジタルアシスタントやスマートフォンなどが商標の対象とされているとのこと。

その一方で、香港での申請書類にはありとあらゆる製品カテゴリが網羅されており、書ききれないほど長大なリストとなっています。

そうした莫大なリストの中で、ひときわ目を引くのが「コンピュータ;コンピュータのハードウェア;携帯コンピュータ; タブレットコンピュータ」の箇所でしょう。10月30日のスペシャルイベントでの発表が噂される新型iPad Proの中に、OLEDではなくLiquid Retinaディスプレイを採用するモデルがあると示唆しているのかもしれません。

ほか、スマートウォッチやスマートグラス、VRディスプレイやARディスプレイといった製品カテゴリの申請も興味深いところです。アップルがARやVRデバイスを研究開発していることは半ば公然の事実と考えられており、関連する企業の買収「rOS」採用のARヘッドセットの発売予定など、噂はたびたび報じられてきました。

商標登録には「他人に登録されては困る」という防衛的な意味合いもあり、必ずしも製品化と結びつくわけではありませんが、膨大なリストの中には木を隠すには森とばかりに「アップルの本命」が潜んでいるのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

PlayStation Vueがアメリカの有料テレビとしては初めてAppleのTVアプリを統合

【抄訳】
SonyのテレビライブストリーミングサービスPlayStation Vueが今週、アメリカの有料テレビとしては初めて、Appleのテレビアプリと統合する、と発表した。これまでAppleのTVアプリのコンテンツは、無料や有料のオンデマンドストリーミングアプリからのものだった。つまり、Hulu, Prime Video, HBO NOW, PBS Kids, The CWなどなどと、認証とログインを要するABC, AMC, USA, SYFY, Showtime Anytime,などなどその他大勢だ。

PlayStation Vueの統合により、Sonyの有料テレビサービスの会員はAppleのTVアプリの中でVueの全国的なオンデマンドコンテンツのすべてにアクセスできる。全国や地方のスポーツネットワークも含めて、ライブのスポーツもサポートされる、と同社は言っている。

Sonyの説明によると、ユーザーはTVアプリの中でPS Vueのカタログを検索および閲覧でき、またTVアプリの“Watch Now”や“Up Next”機能を使って番組やムービーやスポーツを指定できる。見たいコンテンツがあったら、そのストリームをPS Vueのアプリの中で開ける。

この統合は、PS Vueだけでなくほかのストリーミングサービスにも契約している人に意味がある。なぜならTVアプリは、いろんなサービスのコンテンツやリコメンデーションを一箇所に集めてくれるからだ。それは、iPhoneやiPadのようなiOSデバイスとApple TVで使える。

PS Vueはいくつかの有料テレビサービスのひとつで、YouTube TV, Hulu with Live TV, Sling TV, AT&TのDirecTV Now, WatchTVなどと競合する。しかしこれまでは、会員数があまり伸びなかった。トップのSling TVやDirecTVが会員数200万前後のところ、PS Vueは50万強、といったところだ。ネーミングに失敗して、PlayStationのオーナーしか見られない、と誤解されているのかもしれない。

AppleのTVアプリとの統合は、言うまでもなく、会員数のジリ貧対策だ。Appleは近く、独自のオリジナルコンテンツを立ち上げる。Apple TVアプリのユーザーが増え、それがPS Vueの認知度アップにも貢献するだろう。

アメリカでTVアプリと統合するのはPS Vueが初めてだが、たとえばフランスではかなり前から、Canal+ “myCanal”とMolotovがこのような統合を提供している。

 

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アップル、「声」によりユーザー認証する特許を取得。将来のiPhoneやiPadに採用される可能性?

eng-logo-2015デバイス自体が「誰の声」なのかを聞き分けてユーザー認証する技術の特許をアップルが取得したと明らかになりました。

米国特許商標庁(USPTO)の発表によると、2016年にアップルが申請した「音声認証を使用したデバイスアクセス」が、今月16日に承認されたとのこと。歴代のiPhoneやiPadには「顔」や「指紋」といった生体認証システムが採用されてきましたが、将来的には「声」が加わる可能性がありそうです。

本特許では、まず音声入力装置との複数回のやり取りから、ユーザーの「声紋」を登録するとされています。Touch IDでは指紋、Face IDでは顔を何回かシステムに認識させて登録しますが、それに近い手続きがあるのかもしれません。

生体認証に声紋を使うメリットは、特定のパスワードを必要とせず、普通の音声から話しかけているユーザーを特定することが理論的には可能という点です。つまり他人に聞こえるような公共の場で、秘密にすべきパスワードを話さなくてもロック解除ができるということ。

さらに声紋認証はロック解除だけでなく、Siriのような音声アシスタント機能での「個人データへのアクセス制限」についても有効とされています。本来のユーザーの声だと認証された場合のみにアクセスを許し、他の人が話しかけたときは個人データに関係ない、一般的な受け答えのみをしてくれるわけです。

特許では声による認証が失敗した場合も想定されており、他の生体認証やパスコードなどの認証を求める例が図解されています。

アップルは毎週、多くの特許を出願しており、承認されたとしても製品化されるとは限りません。とはいえ、今年8月にもアップルが「音声によりユーザーを識別し、誰が話しているかによってタスクを実行できる」という特許を出願していたことが報じられており、最近とみに「声」への関心が高まっていることが窺えます。

すでに声に反応するスマートスピーカーは人々の良きパートナーとなりつつありますが、スマートフォンにおいても、「顔」より暗い場所で認識しやすく、手元にデバイスがなくても距離を超えて届く「声」が、今後はより注目を集めていくのかもしれません。

Engadget 日本版からの転載。

Apple、10月30日にまた大型イベント開催――新iPad Proのお披露目か?

そろそろ今年のハードウェア発表のシーズンも終わりだが、Appleが10月30日にブルックリンで大型のイベントを開催する。新しいiPhoneが発表されたイベントから1月半後になるわけだが、前回のイベントにスケジュールが合わなかったデバイスがお披露目されることになりそうだ。可能性が高いのは新しいiPadだろう。Mac製品のテクノロジーが紹介される可能性もある。

今回の招待状には “There’s more in the making”(もっといろいろ準備中)とある。開催時期から考えてもぴったりだが、これは有名な「最後にもう一つ…」のバリエーションだろう。Appleが最近クリーティブのプロ向けのプロダクトにまた力を入れるようになったことと関係があるかもしれない。iPad Proの新バージョンが登場するのは間違いなさそうだが、運がよければ来年初頭にリリースされるはずのMac Proに加えられる新しいテクノロジーを垣間見ることができるかもしれない。

プロ向けプロダクトの発表に加えて、今年のクリスマス商戦にぎりぎりのタイミングに間に合わせることができた新しいデバイスが登場するかもしれない。なにはともあれ、われわれはジングルベル持参で現地取材する予定だ。

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滑川海彦@Facebook Google+

企業に健康食を配達するOh My Greenがシード資金として$20Mを調達、全米展開を目指す

Oh My Greenは、Initialized Capital, Powerplant Ventures, Backed VC, ZhenFund, Talis Capital, そしてStanford StartX Fundらによる最初の本格的な投資ラウンドで2000万ドルを調達し、アメリカ中のオフィスに健康的な食べ物を届けようとしている。

このコンシエルジュ的なサービスはアクセラレーターY Combinationを2016年に終了して、サンフランシスコやロサンゼルス、シアトル、シカゴ、オースチン、デンバー、ボストン、ニューヨーク、そしてナッシュビルの企業に、正しい栄養学に基づくおやつや食事を提供している。同社はオフィスのおやつ戸棚の在庫を満たし(テクノロジー企業にとっておやつは必須である)、イベントのケータリングをやり、(企業の)カフェを管理し、(企業の)健康事業(ダイエットなど)を手伝う。同社の目標は、企業の健康的な食生活のためのワンストップショップ(なんでもできる)になることだ。

同社は2014年にサンフランシスコでMichael Heinrichが創業した。今週初めに彼と交わした会話によると、彼は本誌TechCrunchのおやつ戸棚を認めないらしい。なにしろ、一年前のスキットルズ(フルーツキャンディー)やエムアンドエムズ(チョコ)やフルーツバイザフット(グミ)があるんだからね。

彼は語る: “自分の人生で、もっと意味のあることをしたかったんだ。難しい仕事をいろいろしてきたし、そこで出会った人びとや問題も楽しかったけど、でも日常手に入れられる食べ物を見ると、加工しすぎや砂糖の使い過ぎのものがとても多い”。

“シュガークラッシュ(sugar crash, 糖質の摂り過ぎ→禁断症状による低血糖症)で仕事の生産性がガタ落ちになったとき、文句を言わずに自分で違いを作りだすべき、と気づいたんだ”。

Oh My Greenは機械学習を利用して顧客たちに個人化された推奨おやつや推奨食事を提供している。企業顧客は今約200社で、その中にはLyft, Apple, Y Combinatorなどもいる。今回の投資は全米展開に注ぎこみ、いずれは海外進出を目指す。

関連記事: The Lobbyは求職者のためにウォール街(一流金融業界)のウォール(壁)を壊す

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Apple StoreでSkydioの自律飛行ドローンを買えるしApple Watchからコントロールもできる

これからはほんの数タップで、Skydioの1999ドルの自律飛行ドローンをApple Watchからコントロールできる。まるで自分がSFの主人公になったように、高価な自律飛行ドローンを、小さな腕時計型のコンピューターで操縦できる。

このとってもクールな自動飛行ドローンR1は、アメリカのApple Storesでも買えるようになる。これからは、Webサイトに注文しなくてもお店でドローンを買えるようになるのだ。これまでAppleで買えたドローンは、ドローン最大手のDJIのものがほとんどだったが、その中でSkydioは、エリートのような位置づけになる。

ところで、現実に話を戻すと、しかしそもそも、一体何のためにApple Watchからドローンをコントロールしなければならないのだ? 確かに、適切な質問だ。Apple Watchはサードパーティアプリが山のようにあったが、最近ではデベロッパーもAppleも、このデバイスは、何かを積極的にするよりもむしろ、受動的な用途に向いてることに気づき始めた。

SkydioはR1を、GoProのユーザーのような人たちが使う、と位置づけている。とってもユニークな映像を、ドローンが自動操縦で撮ってくれるのだ。でもスマートフォンの上でSkydioのアプリを使うと、今やってるアクションをちょっとやめて、何よりもまずスマホの画面を確認する、という作業が入る。でもApple Watchならもっと撮りやすい、と言える用途がいくつかあるだろう。たとえば、自転車に乗ってる自分をドローンで撮りたい、というときは、スマホの画面という面倒なもののない、ウォッチからのコントロールがずっと楽だ。狭いところで、ローキーな映像を撮りたいときも、ウォッチならコントロールしやすい。

このWatchアプリは単純明快なUIで、ドローンのコントロール項目がたくさんある。スキルのリストがあり、Lead, Follow, Orbitなどのタッピングのモードもある。もっとおもしろいのは、写っている人を指定して、その人を追えることだ。Watchからのコントロールは意外なほど良好で、このデバイスに本来ある強力な機能か、と錯覚してしまう。

Skydioのユーザーにとっては、Watchでコントロールのオプションが増えたことになる。操縦のメカニズムとして理想的、とは言えないけど、とにかくもっと楽にR1を操縦したいと思ったら、このオプションを使いたいだろう。

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Zimmer BiometとAppleがApple WatchとiPhoneを使った膝と腰の人工関節置換手術のための臨床研究を開始

Appleは、最新型Apple Watchの利便性を訴えるものとして健康を大きな柱に据えているが、本日(米時間10月16日)、その新たな道筋が形となって現れるというニュースが報じられた。人工関節置換手術の治療材料やシステムの開発で世界をリードするZimmer Biometは、人工膝関節および人工股関節の置換手術を受ける人々に焦点を当てた臨床研究を、Appleと共同で行うと発表した。

この試みは三段階に分かれており、最初の2年間で最大1万人の患者が参加することが予測されると、Zimmer Biometの遠隔医療副社長Ted Spoonerはインタビューで語っている。

彼によると、患者のケアは次の3つの側面によってカバーされる。Apple WatchとiPhoneのセンサーを使い、患者の術前と術後の状態をモニターする。患者自身による術前と術後のケアの質を向上させるための教育と情報を提供する。医師、介護士、患者との間に連絡チャンネルを開設し、質問や答えを交換できるようにする。これらはすべて、Zimmer Biometのmymobilityアプリで行われる。

このプロジェクトに参加する医療施設は以下のとおりだ。
University of Utah Health(ユタヘルス大学)、Rush University Medical Center(ラッシュ大学医療センター)、University of Pennsylvania Health System(ペンシルベニア・ヘルスシステム大学)、Emory University Orthopaedics & Spine Hospital/Emory Healthcare(エモニー大学整形および脊椎病院/エモニー・ヘルスケア)、Hoag Orthopedic Institute in Southern California(ホーグ整形病院サザンカリフォルニア)、Massachusetts General Hospital(マサチューセッツ総合病院)およびBrigham and Women’s Hospital(ブリガム・アンド・ウイメンズ病院)が設立した非営利団体Partners HealthCare(パートナーズ・ヘルスケア)のメンバーであるNewton-Wellesley Hospital(ニュートン・ウェルスレイ病院)、Centura Health(センチュラ・ヘルス)所属のPorter Adventist Hospital – Colorado Joint Replacement(ポーター再臨派病院コロラド人工関節置換部)、Legacy Meridian Park Medical Center(レガシー・メリディアン・パーク医療センター)所属のROC Orthopedics(ROC整形病院)、OrthoArizona(オーソアリゾナ)、Midwest Center for Joint Replacement(人工関節置換中西部センター)、Hartzband Center for Hip & Knee Replacement(人工股関節膝関節置換ハーツバンドセンター)、New Mexico Orthopaedic Associates(ニューメキシコ整形連盟)、Michigan Institute for Advanced Surgery(ミシガン高度外科病院)所属のThe DeClaire LaMacchia Orthopaedic Institute(デクレア・ラマッキア整形病院)、
Joint Implant Surgeons(関節移植外科)、Orthopedic and Fracture Clinic(整形および骨折クリニック)、Panorama Orthopedic and Spine Center(パノラマ整形および脊椎センター)。

Spoonerによるとこの研究は(現在はアメリカ国内に限られている)、Zimmer BiometとAppleが2年間におよぶ水面下での共同作業が実を結んだものだ。その目的は、Zimmer Biometが求める遠隔医療アプリの実効性を測る知る数値の収集だけではない。Appleの側には、スマートウォッチとスマートフォンを中心に構築される医療サービスに医療業界が期待していることを出資者たちに理解させるという狙いもある。現在、世界中で行われている人工膝関節置換手術の4回に1回を占めるZimmer Biometは、その中心的な存在だ。同社は、股関節、肩関節、足、歯でも同様に堅固な市場を確保している。

Appleがこの研究の重点をどこに置いているかは、この立ち上げにコメントを寄せた人たちの言葉でわかる。

「顧客に力を与えるには、自分の健康と活動の情報を利用して自分自身の健康管理を改善する手段を与えることだと、私たちは信じています」と、Appleの最高執行責任者Jeff Williamsは声明の中で述べている。「人工膝関節と人工股関節の置換手術を行った患者が、自分自身のデータを使い、また医師と直接共有することで、自分のケアと回復に参加できるようになることを、私たちはとても嬉しく思っています。これは、従来の面接による診察という方法では実現できなかったことです。このソリューションは、消費者と主治医を、手術の前も後も、継続してつないでゆきます」

股関節と膝の人工関節置換手術はもっとも一般的な手術で、
アメリカでは毎年に100万回も行われている。Deloitteによれば、人口の増加と長寿化、さらに若いころにフィトネスのための激しい運動で体を酷使した人たちも多く加わり、2035年にはその数は350万回に増えるという。

遠隔医療サービスを人工関節手術を主に受けている高齢者に売るのは、難しそうだと考えるかも知れない。しかしSpoonerは逆だと言う。

「現在、スマートフォンをもっとも早く導入する年代層は、55歳から64歳だとわかりました」と彼は話す。彼らは、そのひとつ下の年代に比べて、スマートフォンやその他の接続機器を3倍の早さで購入しているという。もろん、高齢者が使い始めたのが遅かったというのも理由のひとつかも知れない。とは言え、その数字に関して、「他の年代グループの複合年間成長率が2パーセント以下であることを考えると、本当にびっくりです」と彼は言っている。同様にスマートウォッチについても、高齢者のユーザー数が高い伸びを示している。「若い人たちよりも、高齢者ほどその恩恵を多く受けることになります。年を取ると健康に敏感になるので、このプロジェクトには最適の時期だと私たちは考えました」

Zimmer BiometとAppleが解決を目指す課題の中心には、患者が積極的に治療に関われるようにすることがある。計画どおりに行かない何かが起きた場合、それを特定して対処できるようにしなければならない。システムには大きなダッシュボードと分析機能を備え、診察日の間に患者がどのような行動をとっているかを、医師や介護士が評価できるようにする。

患者は、手術までの間に何度も知らせを受ける。手術が受けられる健康状態を保つために、活発に動くよう指導されるのだ。医師は、患者の体の動き、脈拍数、そしてとくに、1日のうちに立つなどの基本的な動作をどれぐらい行っているかなどをモニターして、患者が指導に従っているかを確認できる。同じことは、術後も続けられる。その間、たとえば傷口がどう見えるかといった不安を覚えた場合、患者は医療チームに相談することも可能だ。ただしそれは、患者のモニターや教育といった第一義的な目的からは外れる使い方だとSpoonerは言う。

Zimmer BiometがAppleと一層緊密に協力し合うようになったのは、医療系企業が(他の多くの業界もそうだが)デジタルサービスの進歩によってもたらされたイノベーションに飛び込む必要性を感じたからだ。そうしなければ、医療の未来を一切捨て去ることになる。Spoonerは、とくに今回の挑戦のために設立したスタートアップRespondWellを通してZimmer Biometに出会ったという。

「この市場は、患者の継続的な利用、そして自分の状態をより詳しく知り、介護士とうまくやってゆけるようにするための有効な生体データを探す場所でした」と彼は言う。彼のスタートアップはMicrosoft Connctを使っていた。「しかしそのとき、Zimmer BiometがAppleと事前交渉を行っていたのです。私たちは、彼らと共通するアイデアを持ってクパチーノに向かいました。そこから今回のコラボが始まりました」

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(翻訳:金井哲夫)

歩行者用マップのナビデータ取得?LiDAR入りリュック背負ったアップル社員が街を闊歩

eng-logo-2015米サンフランシスコの路上で、カメラやVelodyne製LiDARらしき物体が突き出たリュックを背負って闊歩するアップル従業員らしき人物の姿がキャッチされました。この人物の明確な目的は不明ですが、リュックにはApple Mapsの文字が記されていることからMacRumorsは歩行者視点での地形やルートデータの収集を行っていると推測しています。

全方位カメラを背負って歩く人の姿を見て思い出すのは、Googleストリートビュー用写真を撮影するためのカメラ要員。最初は海外で、後に日本国内でも時折見かけるようになりました。この背負って歩くスタイルを活用することで、Googleストリートビューは、寺社仏閣の参道や車の立ち入れない細い道、建造物の内部などにまで提供範囲を大きく広げました。

アップルは、iOS 12 から自社製マップデータへの改修を順次開始しており、まず手始めに自動車でサンフランシスコ周辺のデータを作成して、データの更新を行っています。今回のリュックタイプの機材によるデータ取得は、おそらくは歩行者ルート表示のためと思われます。

ここでよく考えてみると、Googleマップの場合はストリートビューのデータ作成のために全方向カメラを使っていました。しかし、このアップルの作業員はLiDARを背負っています。

LiDARで取得した3Dの空間データをどう使うのかを想像してみると、もしかすると歩行者向けにAR表示される3Dマップを作ろうとしているのかも。もしそうだとしたら、たとえば非常に入り組んだ構造でダンジョンとも言われる東京や大阪の地下街なども、iOSの地図アプリで3表示され非常にわかりやすくナビゲートできるようになるかもしれません。

ただし、このリュックの機材で取得したデータがマップアプリに反映されるタイミングガいつ頃になるのかはまだわかりません。またいずれ日本でこうした機材を使用した地図データ取得が行われるのかもまだわかりません。iPhoneユーザーとしては、早くそのデータが地図アプリに反映されたところを確認してみたいものです。

Engadget 日本版からの転載。

Apple App Store、Q3売上がGoogle Playを93%上回る

AppleのApp StoreとGoogle Playの売上はこれまでも常に開きがあった。しかし2018年第3四半期、それが大きく広がった——おそらくこれまでで最大だ。Sensor Towerの最新レポートによると、同四半期にApple StoreはGoogle Playより93%多い売上を記録した。これは少なくとも2014年以降では最大の差だ(Sensor TowerがGoogle Playのデータを追跡し始めたのが2014年だった)。

同社によると、2018年Q3に生み出されたモバイルアプリ売上182億ドルのうち、約66%がAppleのApp Storeによるものだった。同社の四半期売上は120億ドルで前年同期の97億ドルから23.3%増えた。

一方同四半期のGoogle Playの売上は62億ドルで、一年前の51億ドルから21.5%伸ばした。

Sensor Towerの両ストアを合わせたトップセールスアプリのランキングを見ると、依然として定期購読が売上増に貢献している。Netflixは非ゲームアプリのトップセールスを3期連続で達成し、両プラットフォーム合わせて推定2.437億ドルを稼いだ。TinderとTencent Videoがそれぞれ2位と3位を守った。

モバイルゲームの利用も売上成長を後押ししており、同四半期の売上は前年比14.9%の138億ドルだった。これは同期の両プラットフォーム全アプリ売上の76%を占め、85億ドルがApp Storeから53億ドルがGoogle Playによる。

しかしながら、アプリのダウンロード数では、Google Playが依然リードしている。これは新興国市場で低価格Android端末が急速に普及したことが理由だとレポートは書いている。両ストア合わせたアプリのインストール数は271億件で2017年Q3の244億件から10.9%アップだった。

最多ダウンロード数アプリのランキングもQ3に大きく動いた。Bytedanceのショートビデオアプリ、TikTokがMusical.lyを吸収したためだ。統合の結果TikTokは、対前期比15%増、対前年比440%増で世界第4位のアプリとなった。

これで同アプリはQ3のアプリダウンロード数でInstagram(第5位)とSnapchat(第10位)の両方を上回り、Bytedanceはソーシャルアプリ市場でより重要なプレーヤーになるための地盤を築いた。

Sensor Towerのレポート全文はここで読むことができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ワイヤレスでポータブルなiPadディスプレイアダプターLunaが80ドルで発売

Luna Displayで、世界が変わった人も多い。ぼくも、この赤い小さなドングルを試してみて、そう感じた。このデバイスの機能はDuetに似ているが、ケーブルを使わないし、追随性も良い。

昨年Kickstarterに登場したLunaが、80ドルで発売された(クラウドファンディングのときより20ドル高い)。決して安くはないし、iPadを持っていてMac用のポータブルな外付けディスプレイが必要な人以外は、用のないものだ。

でも、どっちも持ってる人にとっては、これによって出張などのときの仕事のやり方が、大きく変わるだろう。ぼくは、あちこち出かけることが多いし、オフィスでは大きな外付けモニターが必需品だ。つまりぼくは、「よく旅をする」と「外付けモニタが必要」の両方に該当するから、Lunaには相当期待している。

自分の家では、このシステムはすばらしい。アダプターをUSB-CかMini DisplayPortに挿入し、MacとiPadを同じネットワークにつなぐ。これで外付けモニターが完成する。

でも、VerizonのWi-Fiに依存している本誌ニューヨーク本社は、ちょっと難物だ。Lunaのアプリも、“Wi-Fiは難しい場合がある”、と言っている。ぼくの場合は手作業で、iPadのカメラでMacBookのQRコードを撮った。

何度かトライして、やっと使えるようになった。フェイルセーフのためのバックアップは、有線でやった。理想的なやり方ではないけど、とりあえず間に合う。

使える状態になると、相当よろしい! ウィンドウのドラッグなども、完璧にできる。

問題も多少ある。Darrelが彼のレビューで言っていた、何かを動かすときの描画性能は、今でもあまり良くない。ヘンな現象は、ほかにもある。FacebookのDMのポップアップウィンドウはおかしいし、混雑したメニューバーも再現性が悪い。

ぼくにとって重要な、RSSフィードやブラウザー、Slackなどにとって、これらは大問題ではない。そして、外付け画面でタッチが使えることは、Macでタッチが使えることにほぼ等しい。

Luna Displayは今では誰でも買える。iPadを一時的にWacomのお絵かきタブレットのように使える、同社のAstroPadとの併用もできる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa