Gmailの送信メール取り消し機能がAndroidにもやってきた

デスクトップに登場してから4か月後の今日(米国時間8/21)、Gmailで仕事や人間関係や自尊心を損なわずにすむ機能、送信メールの自己破壊機能がAndroidにもやってきた。それを見つけたのはAndroid Policeだが、Androidバージョン8.2のアップデートの一環として実装されたようだ。

仕組みは、デスクトップ版と同じだ。メッセージを送ると、小さなプログレスバーが画面の下に出て、右側に“UNDO”という言葉がある。

それ以降、あなたが人生の選択を考え直せる時間は約7秒だ。それを過ぎると、あなたは映画のモンタージュシーンのような、日に日に恐ろしさを増すバタフライ効果に何週間も何か月も苦しめられ、最後には道ばたで泥酔して死ぬことになる。

すべては、あの、愚かなメールのせいだ。あなたは、そうならずにすむかな、はたして。

UNDOをクリックしてB案を選ぼう。そうすると、そのメールの本文は下書きとして残る。あなたの未来は明るく、そして広い。そんなに難しくなかったでしょう? メールを絶対送るな、とは言ってない。それは単なるアホだ。次からは、言葉をもっと慎重に選ぼう、ということだ。ぼくの霊も、今後、あなたのことをずっと見張ってるだろう。それを、気にした方がよい。

この機能は今すでに有効だが、Gmailアプリの中からGmailの本人アドレスで出したメールに限るようだ。

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Google、架空のチーズケーキのCMで効果を検証――これが6つのポイントだ

Googleのスキップ不可の動画広告チームはCMの効果を判定する説得力ある方法を実験した。GoogleはDoctor Forkという架空のチーズケーキのブランドを作り、ストック素材から33種類のCM動画を作成してYouTubeで表示し、2000万インプレッションを得た。

Unskippable Labsのクリエーティブ・ディレクター、Ben Jonesによると、CM業界で伝統的に「こうすべきだ」といわれてながら実際にテストされていない格言のようなものが多数あるという。たとえば「ものを食べている最中の人物をカメラ目線で撮ってはいけない」などがそれだという。

クリエーター全員がこれを金科玉条として絶対にCMでやらないなら、口をもぐもぐさせながらカメラを見るようなCMが本当に不可なのか実験されていないことになる。架空のケーキのブランドCMでJonesは「われわれのチームはまったく異なるアプローチで間違ったことでも自由にやってみた。「私が本物の広告では普段やらないようなことでもDoctor Forkは好きにやってしまう。架空のブランド広告なら間違っても構わないわけだ」と述べた。

Nestleとブリガム・ヤング大学でマーケティングを教えている准教授、Ryan Elderとの強力でこの実験が行われた。Doctor ForkのCMは2つの広い分野における疑問を解決しようとする試みだった。その一つは 感覚的刺激の効果(これはElder博士が専門に研究している分野)、もう一つは人間の存在の効果(つまり飲食物のCMにおける人間の露出量の適正値)を知ろうというものだ。

Googleは以下のように実験の結果を要約している。

1. 没入的かつ複数種類の感覚刺激は単一種類の感覚刺激より記憶されやすい
食べ物CMはlオーディオ、ビデオ、テキストなど可能なすべての手段を活用すべし。

2. ビジュアル情報とテキスト(音声、字幕双方)をずらした方が記憶、好感度ともにアップすさせる
ビデオ部分と音声、テキスト部分を別々に再生すべし。

3. 行動指示は記憶、好感度ともにアップさせる
食べ物広告では行動を促すことは効果がある

4. 食べ物は画面いっぱいに表示する
食べ物を売るにはスーパークローズアップは効果があり、想起率も高い。

5. 「食べてにっこり」だけがおいしさを表現する方法ではない
食べ物と人間の関係には無数のバリエーションがある。紋切り型にとらわれず自由な表現を試みるべし。

6. 一人称視点(POV)動画に対しては、若い世代の方が年長の世代より好意的反応を示す

Elder博士は「広告では大学における研究が現実に応用される例は少ないし、あってもたいていは遅すぎて大きなインパクトを生んでいない。逆にアカミズム関係者は理論的な面を重視して現実的な結果を考えない傾向があり、研究のインパクトを減少させている。今回のGoogleとの共同作業ではアカデミックな研究が実際の環境でテストされ、ただちに企業によって現実のビジネスに応用されたユニークな例だった」と書いている。【略】

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滑川海彦@Facebook Google+

Google、データセンターの空調管理をAIに一任

データセンターの中は暑くてうるさい——そしてサーバーをオーバーヒートから守ることは運用コストの大きな部分を占めている。業界の大物、Facebook、Microsoft、Googleらがさまざまな方法で冷却コストの節減を目指しているのも当然だ。Facebookは可能な限り外部の空気を冷やす。Microsoftは水中データセンターを実験中。そしてGoogleは、同社のAIモデルを使っていっそうの節約を目論んでいる。

数年前、Googleは傘下のDeepMindを通じて、データセンターに最適な冷却方法を運用者に提供するために、機械学習の利用を探ってきた。しかし、当時はまだシステムは推奨するだけで実施するかどうかは人間のオペレーターが判断していた。今後その人たちは、午後の昼寝時間を長くとれるようになる。モデルが十分に進歩した結果、AIを備えたシステムに冷却システムの制御を任せられるとチームが判断したからだ。もちろん、オペレーターは今も介入できるが、AIが中止の決定をくださない限り、システムは無人運転を続ける。

  1. DME_DCIQ_v09-01.max-2000x2000

  2. DME_DCIQ_v09-02.max-2000x2000

  3. DME_DCIQ_v09-03.max-2000x2000

  4. DME_DCIQ_v09-04.max-2000x2000


新しい冷却システムは現在複数のGoogleデータセンターに設置されている。5分毎に、システムがデータセンター内の数千個のセンサーから値を取得しその情報を元に最適な行動を選択する。もちろん、そこには様々な抑制と均衡が働いているので、Googleのデータセンターがこのために崩壊する可能性は低い。

多くの機械学習モデルと同じく、システムはデータを収集すればするほど賢くなる。現在、これまでのデータセンターのエネルギー利用と比べて平均30%のエネルギー節約を実現している。

ひとつ指摘しておくべきなのは、Googleはわずかな節約のためだけなく、これを自社の機械学習サービスの宣伝のひとつと考えていることだ。つまるところデータセンターでうまくいくなら、大きなオフィスビルディングにも適用できるはずだ。「長期的には、このテクノロジーをほかの環境にも適用し、より大規模な空調にも役立てる可能性があると考えている」、とDeepMind今日の発表文に書いている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google、独自のスマートディスプレーを年内に発売か

今年1月のCESで、GoogleはAmazonのEcho ShowおよびSpotに対抗する新たな製品カテゴリーを大々的に発表した。LG、LenovoおよびJBLの3社は、それぞれの画面付きスマートスピーカーを披露しようと舞台袖で待っていた。,

一方でGoogle自身の不在が目についた。Amazonと対抗する大仕事はサードパーティーのハードウェアメーカーに任せているように見受けられた。しかし、 Nikkei Asian Reviewの最新記事によると、Googleは画面内蔵のHomeデバイスを年内に発売する計画だという。

LenovoのSmart Display(初期の3機種の中でいちばん見栄えが良い)は先月末に発売された。一方Googleは自社の独自製品を作るためにハードウェアメーカーを積極的に口説きまわった。そしてI/Oカンファレンスでは、プロトタイピング用キットを参加者に配布までした。

この戦略には少々驚かされた。なぜならGoogleは自社ブランドのHome製品で成功を収めてきたからだ。最近のCanalysの報告書によると、全世界売上が対前年比449%増で、Amazonを優に上回っている。しかし、メーカーを先行させたことで、GoogleはサードパーティーによるGoogle Assistantの利用を、Home製品ライン拡大後も継続させるという信頼を得ることができる。

Pixel 3の発売を10月に控え、Googleは新たなHome製品のための理想的プラットフォームをホリデーシーズンに間に合うように手にいれた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

密かにユーザーの位置追跡を続けている件についてGoogleが説明文を更新

4日前(米国時間8/13)には、位置履歴追跡が無効にされてもユーザーの追跡を続けていると認めたGoogleが、Webサイトを更新して、位置に関する同社のポリシーを詳細に説明した。

その、Googleアカウントのヘルプページにはこうある: “この設定は、Google Location ServicesやFind My Deviceなど、そのほかの位置サービスに影響を与えない。また、検索やMapsなどのサービスで、あなたのアクティビティの一部として何らかの位置データが保存されることもありえる。Google AccountでLocation Historyを無効にすると、そのGoogle Accountに結びついているすべてのデバイスでそれは無効になる。”

この更新は、今週初めの記事で追跡問題を初めて報じたAssociated Pressが再び報じた。Googleは最初、同社自身の不正確な報告を否定したが、その後否定を取り消し、説明をより明確にした、と述べた。

同社は今週初めに、次のように述べた,

Location Historyは全面的にオプトインのGoogleプロダクトであり、ユーザーはいつでもそれを編集、削除、無効化等にできる。その記事が言っているように、ユーザーがこのプロダクトを無効にしたときには、Googleで検索をしたり、運転の方向を知るためにGoogleを使用したときなどには、Google体験を改良するために位置の利用を続ける、とユーザーに確実に知らせている。

Googleは追跡を続けることへの理解を求めるために、言葉遣いを改めた、と言っている。同社はAPにこう語っている: “Location Historyを説明する言葉に関し、弊社のプラットホーム全体やヘルプセンターとの整合性および明確性の実現に努めた”。

もちろん、ヘルプページの言葉を直すことは、追跡の継続という問題への対応とは無関係だ。しかもそれは、同社のユーザー位置追跡ポリシーを完全に明らかにしていない。しかも率直に言って、ヘルプページでその情報を見ようとするユーザーは、ほとんどいないだろう。消費者の信頼を維持するためには、問題に関する透明性がまだまだ必要だ。

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消費者のストレージはますますクラウドへ移行する――Google Oneとライバルを比較

われわれはDropbox、Googleドライブ、Microsoft OneDriveなどのクラウドの利用料金がどんどん安くなっていくのを目撃してきた。昨日(米国時間8/15)、アメリカでGoogle Oneが公開され、テラバイトの当たりの月額がなんと半額になった。消費者向けストレージのクラウド化というトレンドをなお一層明確なものにしたといえそうだ。

TechCrunchのFrederic Lardinoisが記事に書いたとおり、 2TBのストレージの月額が9.99ドルになった。 Google One以前のGoogleドライブでは1TBがこの金額だったからGoogle Oneに参加するとストレージ容量が一挙に2倍になる。正直、1TBでさえ巨大な容量だ。

ではクラウド・サービスのライバルを比べてみよう。それぞれ特色は少しずつ異なるが、ともあれストレージのコストを比較してみる。

Google Oneが2TBで月額9.99ドルとなったことで、Appleのクラウドと並んでコストパフォーマンスがライバルのトップに立った。Googleが追いつくまでAppleがユーザーに最安のプロダクトを提供していたと聞けば意外に思うユーザーも多いかもしれない。もちろんMicrosoft OneDriveの場合はOffice 365がバンドルされており、WordやPowerPointなどのOfficeアプリを自由に使えるというメリットがある。多くのユーザーにとってこれは単なるストレージの提供に比べて大きな価値があるだろう。

とはいえ、クラウドのストレージ料金だけに関して言えば、AppleとGoogleは1TBあたり5ドルだ。これは安い。これはクラウド・ストレージのコモディティ化が進んでいることを示すと同時に、クラウド・ストレージで利益を出すためには途方もないスケールが必要だということを意味している。

Deep Analysisのプリンシパル・アナリスト、Alan Pelz-Sharpeはこの分野を長年観察してきたエキスパートだが、コンシューマー向けクラウド・ストレージの料金は常にゼロに向かって下落していくと指摘している。Pelz-Sharpeは「マスのスケールがなければ利益を出すことができない。このジャンルの企業はMicrosoft、Amazon、Googleによって非常に厳しい立場に追いやられてきた。Google
Oneの登場はこのトレンドを一層明確にした」と述べた。

たとえばDropboxは5億人のユーザーがいると推定されている。これほどのスケールがあってそのうちの一部でも1TBあたり8.25ドルの有料プランに参加してくれるなら事業として成立するだろう。Dropboxは今年2月に株式上場の準備としてS-1書式を提出しているが、それによれば一般ユーザーからの収入は10億ドルあるとしている。現在、スタートアップが新たにクラウド・ストレージの分野に参入するのは、不可能とまでは言えなくても極めて困難だろう。それでもなおかつ既存の巨大プレイヤー同士は激しくコストダウン競争を繰り広げている。

Google Oneのスタートはコンシューマー・クラウド事業における料金引き下げ戦争の新たな一歩といえる。ある朝突然、料金は据え置きのままでストレージ容量が倍に増えるというのはこの動きが容赦なく進んでいることの何よりの証拠だ。

画像:Vladimir_Timofeev / Getty Images

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滑川海彦@Facebook Google+

Google検索に新しいスニペット追加――ユーザーは何クリックか節約できる

Googleは検索結果に表示される強調スニペットに新しい機能を加えた。これまで長年検索結果のトップに置かれてきたスニペットにはGoogleがユーザーの検索に関連が高いと判断したテキストや画像が表示されていた。スニペットの目的はクリックを節約させるところにある。今日(米国時間8/16)、 Googleはある種の検索結果に単一の記事だけでなく検索の下位区分を提案するパネルを追加した。

Googleのブログによれば、このパネルが表示される典型的な例はQuartz Vs. Granite(石英vs花崗岩)だ。この検索を行うと、通常の強調スニペットに加えて、コスト、利点、重量、耐久性といった検索の下位区分が表示される。この表示内容はGoogleのアルゴリズムが検索内容を認識した結果に基づいて自動的に選択されている。

パネルを表示させるためにvsキーワードは必要ない。例えば、ユーザーがemergency fundsと入力しても同様のパネルが表示される。

今のところ、私の場合、モバイル版の検索でのみこのパネルを表示できる。しかしGoogleはこの機能を数日かけて順次公開していくとしているので、読者が実際にこのパネルを目にするようになるには多少時間がかかるかもしれない。パネルを表示させようといろいろな例を試してみたが、Googleが挙げていた例以外はうまくいかなかった。この点もユーザーによって異なる可能性がある。

Googleによれば、今日の発表は検索結果をさらに意味あるものにしていく努力の一環だという。さる2月に Googleは検索内容が複数の解釈を許す場合、複数の記事を表示する強調スニペットをスタートさせている。

画像:Michele Tantussi/Getty Images / Getty Images

〔日本版〕訳者の環境(デスクトップ、Chrome)ではGoogleの設定で言語=英語、地域=アメリカ合衆国を選定してquartz vs. graniteを検索すると強調記事と「他にこういう検索がされている」という提案がスニペット表示される。本記事で示された下位区分の提案はまだ表示されなかった。

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滑川海彦@Facebook Google+

Google、政治広告の検索可能データベースを公開

透明性の向上と議会との約束を守る取り組みの一環として、Googleは政治広告のアーカイブを自らのプラットフォーム上で公開した。

Ad Libraryと名付けられたGoogleの新しいデータベースは、専用のウェブページで検索できる。誰でも検索や絞り込みが可能で、候補者名や広告主、費用、掲載期間日時、インプレッション数、広告タイプなどを見ることができる。最大予算や最大リーチ数の政治広告に興味のある人は、費用、イップレッション、日時でソーとすることもできる。Googleはこのデータに関するレポートも発行していて、州別の広告費を広告主、上位キーワード別に見ることができる。

同社は、最近の透明化への取り組みについて若干の説明を加えている:

今年当社は政治広告の透明性に関して重要な対策を講じた。新規広告主が米国内でGoogleに政治広告を出稿する場合の新たな条件を設定した —— 政府が発行したIDおよび、彼らが米国市民あるいは合法的永住者であることを証明する情報の提出を方に従って要求する。さらに、選挙広告には「費用負担元」を明記することも要求している。

検索機能は非常に便利だが、いくつか欠けている点もある。Googleのデータベースは米国内の候補者広告を収集しているが、”issue ad”と呼ばれる特定の政治的話題を周知させるための広範囲のキャンペーンや、州あるいは地方の広告は含まれていない。対象は米国内のみなので、海外の選挙広告も表示されない。Googleは、専門家と協力して広範囲の政治広告を収集するツールの開発を検討していると言ったが、具体的な日程は示さなかった。現在は、ツールで発見した広告は週ごとにまとめてライブラリーに追加されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ドライブも他のプロダクトも全てサポートするGoogle One一般公開――まずアメリカ、順次世界へ拡大

数ヶ月前にGoogleはGoogle Oneを発表した。Googleドライブの新しい有料サービスでは利用できるストレージが増えるだけでなく、サポートなどの他の面でも有利になる。この数週間、Googleは既存のドライブ・ユーザーの契約を徐々にGoogle Oneに切り替えていた。

そして今日(米国時間8/15)から、新規契約もGoogle Oneとなる(当面アメリカからスタートするが順次世界各国に拡大される)。

Google Oneの契約は月額1.99ドルで100GBからスタートし、2.99ドルで200GB、9.99ドルで2TBなどとなる。それ以上のストレージが必要ならGoogleは10TB、20TB、30TBなどのプランを用意している。こうした大容量契約は月99.99ドルから299.99ドルとなる。

新しいプランで有利な点のひとつは契約容量を最高5人までの家族メンバーと共有できる点だ。

ストレージ容量の増強が主なセールスポイントだが、Google Oneには他にも有利な点がある。中でも重要なのは24時間年中無休でライブでサポートが受けられる点だろう。Googleのエキスパートがチャットを受けてユーザーのどんな質問にも答えてくれる。サポートされる範囲はドライブに限られず、Googleのプロダクト全般だ。

もうひとつの特典はGoogleマップで検索したとき発見したホテルを割引レートで予約できることだ。最近 Googleは OneのメンバーにGoogle Playで利用できるクレジットを付与していた。今日Googleが発表したところでは、メンバーはGoogle StoreとGoogle Expressでも購入できるようになる。

なお、Google Oneはあくまで一般ユーザーを対象としたサービスだ。ビジネス・ユーザーはGoogleのG Suiteを利用してさらに各種のサービスや付加機能を利用することができる。

現在Google Oneが利用できるのはアメリカだが、すぐに各国に拡大されるという。

〔日本版〕このページに登録すれば日本で利用可能になり次第通知を受けることができる。なお既存のドライブの有料契約者は自動的にGoogle Oneにアップグレードされる。

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Googleの次期Pixel 3の噂が出揃ってきた

Note 9が正式発表になり全貌が明らかになった今、次の主要スマートフォンモデルを語るときだ。GoogleのPixel 3の噂はSamsungの発表前ほどには流れてきていない —— しかしまだ時間はある。GoogleのフラグシップAndroid端末の最新機種は、10月になるまで正式公開されないのだから。

それでも、先週の開封儀式の様子など、いくつか信頼できそうな情報が出てきているので、デバイスの内容はかなりよく見えてきている。

まず目につくのはかなり目立つトップノッチ(切り欠き)だ。Googleが今回ノッチを受け入れたことは驚きではない。Samsung以外の事実上全フラグシップ機でブームになっていることに加えて、GoogleはAndroid Pieをノッチフレンドリーにするという策にでた。

世間を二分するデザイン決定をGoogleが採用することは予想がついていた。それでも、今日のノッチ擁護の基準からみても、この切り欠きは大きい。Essentialが最初の端末で採用して以来、ノッチはどんどん大きくなっているように思える。

トレンドの追求といえば、GoogleはPixel 2でヘッドホンジャックを廃止した。1年前にはAppleの決定をあざ笑っていたのだが。外観から察するにGoogleは移行を容易にするべくUSB-Cヘッドホンを同梱してドングルを不要にしている(たたし、箱の中にはドングルも見える)。もちろん、充電しながら音楽を聴くためには何か方法を考える必要がある。

デザイン志向は同社のPixel Budsとよく似ていて、位置を安定させるためのループもある。これをヒモ付きPixel Budsと呼ぶのは行き過ぎだろうが、
ワイヤレスイヤホンの生ぬるい普及状態から同社がなんらかのヒントを得たようではある。

一方、Google Pixel XLは今回本当に大きくなりそうだ。新しい6.4インチのNote 9も、報じられている6.7インチディスプレイと比べればなんでもない。もちろんSamsungには、大型ディスプレイを比較的小さな筐体に収める長年にわたる製品デザインの強みがある。実際に端末を手にとって見るまで、実際にどう扱いにくいかは判断できない。

その他の詳細情報としては、Snapdragonの採用があげられる。今やフラグシップ機にとって必須要件といえる。XLは3430 mAhバッテリー搭載との噂もある。これは、画面サイズが大きくなったにもかかわらず、昨年のモデルからはダウングレードになる。

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スマートスピーカーの販売額は来年末までに50%アップする――NPDがアメリカ市場のデータを発表

2014年の後半にEchoをリリースしたときにはAmazon自身もこうなるとは予想していなかったかもしれない。 AIを利用したスピーカーは次世代家電に必須のプラットフォームを作ることになりそうだ。

スマートスピーカーはAIを消費者レベルに浸透させ、さまざまな製品がWiFiなどを経由して協調作動するコネクテッド・ホームの世界へのドアを大きく開いた。

消費動向調査の有力企業、NPDが発表したレポートによれば、スマートスピーカーの売れ行きにはまったくかげりが見えないという。 これらのデバイスの販売額は2016-2017年と2018-2019年を比較して50%の成長を示すと推定されている。スマートスピーカーのカテゴリーには来年末までに16億ドルの売上があるものと期待されている。

AmazonがベストセラーになったDot、スクリーン付のSpotやShowを追加するつれ、Echoシリーズはこの4年間に 急速に売れ行きを伸ばしてきた。一方、GoogleもHomeシリーズでぴったりAmazonの背後につけている。最近LG、Lenovo、JBLが発表したスマートディスプレイはGoogleのホームアシスタントが組み込まれている。

Appleもこの分野に参入し、HomePodを発表した。これによりプレミアム版のスマートスピーカーというジャンルも成立した。Googleもハイエンド製品、Home Maxで続いた。Samsungが近くリリースするGalaxy Home(三脚にHomePodを載せたように見える)もこのジャンルの製品だろう。

こうした大企業はすべてスマートスピーカーがスマートホーム製品の普及に道を開くことになるのを期待しているのは疑いない。NPDの調査によれば、アメリカの消費者の19%は1年以内になんらかのスマートホーム製品を購入する予定があるという。

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Chromebookが一般採用の増加を目指してWindows 10とデュアルブートになる?

Chrome OSはこれまでの数年間でずいぶん成長した。しかしまだ、多くの人が自分のデスクトップに載せたいと思うほどの、本格的なオペレーティングシステムではない。しかしある報道によると、Googleはこの状況をなんとかしたいらしい。そのためにまず、Windows 10とのデュアルブートを可能にする、というのだ。

XDA-Developersによると、Googleは今、Chromebookの旗艦機とも言えるPixelbookにMicrosoftのハードウェア証明を取らせるべく、積極的に努力している。その“alt OS mode”(代替OSモード)と呼ばれるプロジェクトはコードネームが“Campfire”で、そう遠くない未来にPixelbookに実装される、と言われている。その後は、もっとさまざまなChromebookがそれをサポートする。

どのデバイスが、Microsoftのかつては遍在的だったオペレーティングシステムをサポートするのか、それはまず、システムのスペックに依存する。MicrosoftはローエンドのシステムでもWindowsが動くよう努力してきたが、しかし今のうんと安いChromebookには、ChromeOSとWindows 10の両方を動かせるほどのストレージの余裕はない。ということは、選ばれるのはWindows 10Sか?

その点、Pixelbookはハイエンド機だから、Windows 10がそれに載るのは魅力的だ。Chromebookのハイエンド機でAndroidアプリも動く、とは言っても、まだソフトウェア的には十分ではない。最近、中国への旅でPixelbookを持参したが、優れたノートブックなのに、ソフトウェアの限界で幻滅を感じることがあった。

これらすべてのローンチは、次のPixel 3の発表イベントで行われる、という説がある。最近はリークの数も増えているから、何かでっかいことをGoogleは計画しているのかもしれない。

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フォートナイト・バトルロイヤルAndroid版がPlay Storeをスルー――Googleの損失は5000万ドル以上に

Epic Gamesの大ヒットゲーム、フォートナイト・バトルロイヤル(Fortnite Battle Royale)がAndroidにやって来た。しかしGoogle Playストアをバイパスするという異例のローンチとなった。このゲームはEpic Games自身のウェブサイトからインストールできる。しかし普通のアプリやゲームではこういう贅沢は不可能だろう。

Google PlayはあらゆるAndroid端末でデフォルトでインストールされているので、ソフトウェア・メーカーのビジネスにとってこれを無視するのは多大のリスクとなる。しかしEpic Gamesではフォートナイトの人気ならユーザーを特設ウェブサイトに呼び寄せることができると踏んだようだ。ある調査によれば、これはGoogleにとって今年だけで5000万ドルの手数料の損失になると見積もられている。

Android版の発表に先立ち、フォートナイトはiOSデバイスで1億8000万ドルを稼いでいる。当初、3月15日に発表されたときは「招待オンリー」のベータ版だったが、その後、App Storeのユーザー全員が利用できるようになった。

App Storeのアナリティクスを専門とする企業、Sensor Towerのデータによれば、 本体売上およびアプリ内課金の30%を徴収するプラットフォーム手数料のおかげでAppleはフォートナイトから5400万ドル以上の収益を上げている。

つまりAndroid版の場合、Epic Gamesはこれに相当する金額をGoogleに払わずにすむわけだ。

AppleのデバイスではアプリはすべてApp Storeからダウンロードしなければならないが、Googleのプラットフォームはもっとオープンだ。Androidデバイスでは設定を変えることでGoogle Playストア以外からのアプリもインストールできるようになる。しかしそのように設定することはウィールスその他のマルウェアに感染する可能性を高め、セキュリティー上のリスクを大きく増大させる。

セキュリティー専門家はEpic Gamesの新しい方針はユーザーにデフォールトのセキュリティー保護機能を解除させる危険な前例になると指摘している。同時にGoogle Play上にフォートナイトが存在しないことは、このゲームを探しているユーザーが騙されてマルウェアを含むファイルをダウンロードすることになる可能性もあるという。

Google自身もこの点に懸念を感じている。

Google Playではフォートナイトはダウンロードできないと注意している。 Googleが特定のゲームの不在を警告するのは今回が初めてだ。

ユーザーがGoogle PlayでFortniteあるいはFortnite Battle Royaleという検索語を入力すると、Google Playには存在しませんという警告が返ってくる(このときRoyaleのスペルがRoyalとなっていて語尾のeが抜けているのはEpic Gamesへの反感なのかただのタイポなのか微妙なところだ)。

いずれにせよこうしたメッセージを表示するのはGoogleとして異例だが、ユーザーがスカム・アプリによる被害を受けないようにする配慮なのだろう。

同時にこれはEpic Gamesへの圧力としても働きそうだ。どうやってPlay Store以外からアプリをインストールすればいいかわからないユーザー以外にも多くのAndroidユーザーはもっと簡単で(かつはるかに安全な)ダウンロードの方法を求めるはずだ。

またGoogleはこちらも人気のバトルロイヤル・ゲーム、PUBG(プレイヤー・アンノウウンズ・バトルグラウンド)のAndoroid版をFortniteの検索結果に載せてくる。ユーザーがこちらをインストールすればフォートナイトから時間も関心も奪ってしまうことになるだろう。

Epic Gamesだけの動きであればGoogle Playにとってさして大きな問題ではないが、他の大手ゲームスタジオがフォートナイトの例にならってPlay Storeにゲームを登録しなくなるのであればGoogleにとって厄介なことになるかもしれない。

Sensor Towerの報告によれば古いバージョンのAndroidの場合、Play Storeからのインストールはやや面倒になる可能性があるが、全体としてはそれほど大きな問題にはならないだろうという。

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ハリウッドにオープンソース団体ができてLinux Foundationと提携、アニメなどはほとんどオープンソース

今やオープンソースは至るところにあるので、あのアカデミー賞の主宰団体Academy of Motion Picture Arts and Sciencesが今日(米国時間8/10)、Linux Foundationとパートナーして、映画とメディア分野のデベロッパーのための、新しいオープンソースファウンデーションAcademy Software Foundationを発表したことも、意外ではないかもしれない。

創立メンバーには、強力なメディアおよびテクノロジー企業が顔を揃えている。それらは、Animal Logic, Blue Sky Studios, Cisco, DreamWorks, Epic Games, Google, Intel, SideFX, Walt Disney Studios, そしてWeta Digitalなどだ。

Linux FoundationのCEO Jim Zemlinはこう言っている: “オープンソースのソフトウェアは、デベロッパーやエンジニアが、映画やテレビやビデオゲームなどにおいて毎日のように、すばらしい効果やアニメーションを作ることを可能にしている。Academy Software Foundationは、このオープンソースデベロッパーのコミュニティが互いに協力し、映画や幅広いメディア産業の全域にわたって、次の大きなイノベーションの波を起こしていくための、拠点を提供する”。

Academy Software Foundationの綱領はこう述べている: “複数のプロジェクトにまたがる取り組みを調整する、神経系のようなフォーラムでありたい。ビルドとテストのための共通のインフラストラクチャを提供し、個人や組織に、オープンソースのエコシステムを前進させるための明確な参加の径路を提供したい”。

Academyの調査によると、業界の84%の企業がすでに、主にアニメーションや視覚効果のためにオープンソースのソフトウェアを使っている。また、メディア業界でオープンソースの開発の妨げになっているものは、複数の企業から成る開発チームがそれぞれ、孤立して閉鎖的になりがちなことだ、という。

Walt Disney Animation StudiosのCTO Nick Cannonはこう語る: “Academy Software Foundationが作られたことは、映画産業にとって重要でエキサイティングなステップだ。この団体は業界内のコラボレーションを増進することによって、われわれ全員の努力を共通の技術基盤の上にプールさせ、相互運用性の新しいスタンダードを産み育て、イノベーションのペースを大きくする”。

今やハリウッドでさえオープンソースとその協力的性質を前向きに受け入れようとしていることは、ソフトウェア開発の世界がここ数年間でいかに変わったかを表している。近年では、伝統的な大企業が、自分たちのソフトウェアインフラストラクチャを動かすために開発した技術が、実際には彼らの顧客に価値を届けていないことに、気づきつつある。ソフトウェア開発という分野では、お互いが企業として激しく競争していても、協力することに意義がある。その抗しがたい事実を、ハリウッドの伝統的な映画スタジオも認めざるを得なくなっている。

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FossilのAndroid Wearファッションウォッチが心拍計などフィットネス機能を充実

バッグや腕時計など、伝統的なファッション小物のメーカーであるFossilが、スマートウォッチという形でウェアラブルの世界に入ってきたことは、スタートアップとは別の意味で興味深い。同社のそのQウォッチシリーズの新製品Fossil Q Venture HRとFossil Q Explorist HRは、Fossilの初期のシンプルなウォッチにAndroid Wearの機能をたっぷり盛り込んでいる。いわばこれらは、フィットネスのファンのための、良くできた低価格のスマートウォッチだ。〔*: HR==heart rate==心拍数〕

最初のQウォッチはアナログの文字盤と歩数計をハイブリッドした巧妙な設計だった。しかしウェアラブルをやるようになると、同社はAndroid Wear路線を選んで低電力消費のタッチスクリーンウォッチをいくつか出した。しかし今回は新しいチップセットを採用して、大量の機能をうまくまとめることに成功した。VentureとExploristにはテザリング不要のGPS, NFC, 心拍計があり、電池寿命は24時間だ。高度計やジャイロセンサー(角速度センサー)もある。

これらの新型ウォッチは255ドルで、QualcommのSnapdragon Wear 2100チップを搭載している。それは、フィットネスウォッチ向けに最適化されているチップセットだ。

形とバンドは複数種類あり、文字盤は36種ある。それらの中にはフィットネス機能だけに専門化した文字盤もある。Google Payで支払決済もできるが、Apple Payはサポートしていない。コンテンツを保存して歩行やランニング時に見たり聴いたりできる。防水だから水泳の計時もできる。VentureとExploristはそれぞれ、40ミリと45ミリだ。ストラップは交換できる。スイス製の1万ドルの名品ではないが、ルックスも機能もとてもいい。

〔関連記事: ウェアラブルオペレーティングシステムAndroid Wearが‘Wear OS by Google’に改名

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GoogleのClassroomがデザインを一新、先生のための便利機能も

Googleが、教師と児童生徒のための学習管理システムClassroomを立ち上げたのは、もう何年も前だ。9月の新学年を控えた今日(米国時間8/7)Googleは、Classroomのデザインを一新し、ルックスをリフレッシュするとともに、教師のための新しい機能をいくつか導入した。

たとえば、新しくなった成績ツールは、Google DocsのファイルだけでなくOfficeやPDF、ビデオなどさまざまなファイルタイプを扱える。また、児童生徒は同じ間違いを繰り返すことが多いので、先生は“コメントバンク(銀行)”というものを作っておいて、よく使うフィードバックをすぐに送れるようにできる。Googleによると、これによって、(機械的な対応に時間と手間を取られないので)、児童生徒へのよく考えた対応ができるようになる。

先生のための新しいトレーニング教材サイトができたので、Classroomを使うための教材の発見選択にあまり時間を取られなくなる。

また、新たにできた“Classwork”というページでは、先生が宿題を、グループ、モジュール、ユニットといった単位でまとめることができる。これにより前のクラスでやったことを、新しい担当クラスで容易に再利用や部分的変更ができる。また通知などの音に邪魔されたくないクラスでは、それらをoffにできる。

Googleによると、今度からClassroomは、小テストを作るGoogle Form使えるようになり、児童生徒を小テストに集中させるためのロックドモードも使える。またデバイスを管理するためのChrome OSのアドミン機能の一部も、利用できる。

誰にとっても良いニュースとしては: Docsのマージンとインデントの扱いが改良され、MLA準拠の文書を作りやすくなった。MLAか…、アメリカの学校の先生は、たいへんだね。インデントの改良は、秋から発効する。

画像クレジット: TechCrunch

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Googleのデジタルホワイトボード「Jamboard」が日本上陸、本体価格は64万円

Googleのデジタルホワイトボード「Jamboard」がいよいよ本日(8月8日)、初めて日本に上陸した。これまでにもTechCrunch Japanでお伝えしているように、Google Jamboard2016年10月にお披露目され、米国では2017年5月に発売開始されている。米国の販売価格は5000ドルだったが、日本版の本体価格は64万円だ。

Jamboardの詳しい機能については発表時の記事で紹介しているので、そちらも参考にしていただきたい(その記事内で使用したJamboardの紹介動画も、もう一度掲載しておく)。でも、この記事で初めてJamboardのことを知った読者もいるだろうから、もう一度このデジタルホワイトボードの機能について簡単に紹介しておこう。

Jamboardは複数人でのブレインストーミングをより円滑にするために作られたデバイスだ。55インチのディスプレイ上に表示された真っ白なキャンバスの上に、手書きでアイデアを書き込んだり、スクリーンショットを挿入したり、Google Mapの地図を差し込んだりできる。また、編集内容はGoogleのクラウドサービスにアップロードされるので、チームメンバーへの共有もしやすい。僕は今だにやってるけど、ホワイトボードの写真をとってSlackで共有する行為とはこれでおさらばできる。

Jamboardが優れている点の1つが、機械学習による文字、図形、絵の自動認識技術だ。手書きで「おはようございます」と書けば、Jamboardがそれを自動的にデジタルな文字に変換してくれる。丸や四角といった図形も、手書きのものは自動的に変換され、オブジェクトとして自由に移動することも可能になる。僕がデモを見て一番驚いたのが、手で描いた“カメ“の絵を認識し、スタンプのようなオブジェクトに変換する機能だ(まあ、ブレストの現場でカメのスタンプが必要なのかは分からないけれど)。

Jamboardの類似デバイスとしてはMicrosoftの「Surface Hub」などが挙げられる。Google Cloudのストラテジック・アカウント・スペシャリストである武市憲司氏は、他社デバイスとの差別化要因として、Googleのクラウドサービスとの親和性、高いOCR技術、比較的安価な価格の3つをあげた。

冒頭でお伝えしたように、Jamboardの本体価格は64万円。そのほかに、Jamboardのソフトウェアライセンス費として年間7万7000円かかる。なお、Jamboardの利用にはG Suiteの契約が必須だ。カラーはカーマインレッドとグラファイトグレーの2種類。日本における販売パートナーはNTTドコモ、ソフトバンクなど計7社で、本日よりそれらのパートナーを通して購入することができる。

Android Pieよりはマシだったかもしれない名前を考えてみた

たとえば、仮定の話、あなたがモバイルオペレーティングシステムを作っていて、主要アップデートにはアルファベット順に甘いものの名前をつけようと、気まぐれに思ったとしよう。なんと楽しいアイデアだろうか。

たしかに、中にはほかの文字より難しいのもある。”K”と”O”はあきらかに難しいが、それでも、ちょっと頭をつかった共同ブランディングで解決できないことではない。あのKit-KatやOreoが大好きでない人などいるだろうか。しかし、ほかの文字は簡単だ。実際、候補が多すぎて悩ましい文字もある。”P”はその一例だ。この子音には夥しい数の選択肢がある。

そして、当然のように、Googleは可能な限り面白くない名前を選んだ。

その名も Pie。すばらしきAndroid Pieだ。モバイルOSというよりは、フィリップ・K・ディックの没になった原稿のようだ。もしこれがAndroid 3.14だったなら、まあいいかもしれないが、Pieはひどすぎて見過ごせない。ライセンス契約が最後までもつれて、できの悪いケーキに落ち着くほかなかったのかもしれない。

もちろん提案するには遅すぎるし、そもそもGoogleはわれわれに耳を傾けることもなかったが、遅ればせながら生焼けのパイに代わる候補をいくつか出してみよう。

Popsicle:どうやらこれが最有力だったらしい。事実、Googleは壁紙をチラ見せしたという。Popsicleなら、夏のOSリリースに最適なカラフルネームだった。もちろん、問題が2つある。第一に、信じられないかもしれないが、この名前は未だに商標登録されている。第二に、これは北米以外では共通理解とはいいがたい。この棒の刺さった冷たい食べ物はice popsともfreezer popsともice Lollies、ice blocks、icy poles、さらにはice dropsなどとも呼ばれていると、あの常に正しいWikipediaの編集者たちが言っている。

Pez:これももちろん商標なので、マーケティングの困難さを想像してほしい。

Pop Rocks:上に同じ。しかし、来年のイベントでGoogleが配るPop Rocksの袋のことを思うと十分価値がある。

Popcorn:OK、これは面白くないし、よくてボーダーライン上にあるお菓子だが、それでもPieよりは楽しい。

Pecan, Pumpkin Pie:ちょっとした頭韻。

Parfait[パフェ]:夏のさわやかなスイーツ。しかも、誰もがフランスを大好きだ。

Pop-Tart:Kelloggのホイルで包まれた砂糖をまぶした朝食用ペストリー。

Peppermint Patty:Yorkのおいしいチョコレート菓子で、Peanutsの名物助演キャラクター

Pudding:甘い、ゼラチン状のケーキ。

Poundcake:Pieよりましなケーキ。この意見を撤回するつもりはない。

Pancake:むしろ朝食の料理だが、クレープも入るか?

Phish Food: Ben & Jerryのアイスクリーム。地元出身の即興演奏で知られるロックバンド Phishを気に入っていた。

Pastry:シンプルでエレガント。Pieよりちょっとだけまし。

Peanut Brittle:いいだろう。Pieはこれよりはましかもしれない。このラウンドは君の勝ちだ、Google。

他にもPetit Fourがあったが、この一口サイズのフランス風ケーキは、実際Android 1.1のコードネームに使われていた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Google CloudがNvidiaのTesla P4推論アクセラレーターをサポート

今やクラウドプラットホームは、GPUのサポートなくして完全とは言えない。今日のハイパフォーマンスワークロードや機械学習のタスクは、それなくしてサポートできないからだ。それらは多くの場合、機械学習のモデルの構築に使われることが多いが、しかし今日(米国時間8/6)Googleは、Nvidia P4アクセラレーターのサポートをローンチし、既存のモデルをより高速に走らせることによる推論の性能アップにフォーカスしようとしている。

また、これらの機械学習のワークロードのほかに、Google Cloudのユーザーは、高速なグラフィクスカードを必要とするリモートディスプレイのアプリケーションを、GPUを使って動かすことができる。そのためにGPUは、リモートデスクトップにログインするユーザーのためにサーバーサイドのグラフィクスの応答性を高めるシステム、Nvidia Gridをサポートする。

P4には8GBのDDR5メモリがあり、最大で毎秒22テラの整数演算ができるから、ほとんど何でもできるカードだ。しかも買うと2200ドル以上はするから、時間制で借りる方が賢明だろう。

Google Cloud上でP4を使うと、標準料金では1時間60セント、プリエンプティブルでよければ21セントだ。Googleの料金としてはP100やV100 GPUより安いが、ただし両者はユースケースがまったく違う。

この新しいGPUは最初、us-central1(Iowa), us-east4(N. Virginia), Montreal(northamerica-northeast1), europe-west4(Netherlands)の各リージョンで提供され、徐々にそのほかのリージョンでも提供される予定だ。

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Google、Android Pieにデジタルウェルネス機能を追加へ。Appleを追う

Googleは、見捨てられた最新OSアップデート、Pie(本日公開)にデジタルウェルネス機能を追加したいと思っている。しかし、Appleはすでに最新アップデートのiOS 12に合わせてウェルネス機能の準備を進めている。

デジタルウェルネスとは、ユーザーがデジタル機器に費やした時間を追跡し、必要に応じて遮断するしくみだ。Googleは5月のI/Oカンファレンスで、新しいウェルネス機能がAndroid に導入されることを発表した。デジタルウェルネスのためのダッシュボードに加え、デバイス利用時間の追跡やアプリの使用制限時間を設定するアプリタイマー、ポップアップ通知を停止するDo Not Disturb機能、就寝時には常夜灯を付けてDo Not DisturbモードにするWind Downなどがある。
Appleもデジタルウェルネスに力を入れている。この分野の新機能は、今年の夏にWWDCカンファレンスで発表され、iOS 12アップデートには改善された “Do Not Disturb” 機能が追加された。iOS 12のベータ6は本日公開

>いくつか研究が、スマートフォンの利用中断や、中毒の抑止の重要性を示唆している。Googleはこの新機能でそれを実現しようとしている。しかし、この新しいデジタルウェルネス機能は 今日公開の 最新Pie アップデートにはまだついてこない。

一方Appleも独自の方法でiPhoneユーザーの利用時間を制限するしくみを提供している。Android同様の機能のほか、端末利用の週間レポートも見ることができる。Downtimeと呼ばれる機能を使うと、ユーザーが画面を見ない時間を設定できる(単に端末を置いただけだと通知を見て手に取りたくなってしまう)ほか、アプリの利用時間の制限や、不適切なコンテンツの表示をブロックすることができる。

今のところこの部門ではAppleがリードしているが、最終的にはあらゆるGoogleフォンで利用できるようになるだろう。Androidの新しいデジタルウェルネス機能を詳しく知りたい人は、今すぐ利用できるが、Google Pixelを持っていて、かつベータバージョンに登録している場合だけだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook